JP2014215971A - 保険商品提示サーバ、保険商品提示方法及び保険商品提示プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】保険加入希望者が希望する保険商品を探すにあたり、労力の軽減を図ることができる保険商品提示サーバ、保険商品提示方法及び保険商品提示プログラムを提供する。【解決手段】保険商品提示サーバは、ユーザ情報をユーザ情報記憶部に記憶させるユーザ情報格納部と、端末からのアクセスを認証する認証部と、抽出希望情報に合致した保険商品識別情報を端末に提示する提示部と、抽出された保険商品の申込手続を行う保険会社管理サーバがネットワークを介して申込手続を行う際の申込入力画面に、当該申込入力画面の入力項目としてユーザ情報を利用することを要求するインタフェイスを設ける連携構築部と、インタフェイスへのアクセスがあった場合には、認証部によって正規ユーザと認証された一のユーザのユーザ属性情報を対応する入力項目に入力することにより申込手続を支援するユーザ情報提供部とを備える。【選択図】図2
Description
本発明は、保険商品提示サーバ、保険商品提示方法及び保険商品提示プログラムに関する。
生命保険や医療保険などの保険商品への加入を考える保険加入希望者は、各保険会社のパンフレット及びインターネットサイトなどを閲覧することにより、自己の希望する保険商品を探している。保険加入希望者にとって、この行為は労力を要するものとなっている。このような状況のもと、近年、保険商品を紹介するインターネットサイトが多く構築されている。例えば、年齢及び性別などの個人情報を入力することにより、条件に合致した保険商品と保険金見積もり金額とを提示するインターネットサイト(以下、「紹介サイト」とも称す。)も存在する(例えば、特許文献1)。また、保険加入希望者は、紹介サイトにより提示された保険会社が提供する申込みサイトにアクセスし、新たに個人情報などを入力することにより保険加入の申し込みができる(例えば、非特許文献1参照)。
"Hoken Mall"、〔online〕、サリー・ジョイス・ジャパン、〔2013年4月17日検索〕、インターネット<URL:http://www.hokenmall.jp/>
しかしながら、紹介サイトにより提示された保険商品の加入申し込みをする際には、新たに個人情報を入力する必要がある。このことは、保険加入希望者にとって大変な手間であり、保険への加入意欲を減退させてしまう原因となっている。
そこで、本発明の目的は、保険加入希望者がネットワークを介して保険商品の加入手続きをするに際し、労力の軽減を図ることができる保険商品提示サーバ、保険商品提示方法及び保険商品提示プログラムを提供することにある。
本発明の一側面に係る保険商品提示サーバは、ネットワークを介してアクセス可能に構成されたクライアント端末に対して保険商品を提示する保険商品提示サーバにおいて、クライアント端末からネットワークを介して、ユーザを識別するユーザ識別情報及びユーザの属性であるユーザ属性情報を取得するユーザ情報取得部と、ユーザ情報取得部により取得されたユーザ識別情報に対し、ユーザ属性情報と関連付けたユーザ情報をユーザ情報記憶部に記憶させるユーザ情報格納部と、クライアント端末から送信されてくる一のユーザ識別情報及び一のユーザ認証情報に基づいて、クライアント端末からのアクセスが正規ユーザからのアクセスか否かを判定する認証部と、クライアント端末から、保険商品の抽出条件としての抽出希望情報を受信すると、保険商品を識別する保険商品識別情報に対し、保険商品の内容を示す商品内容情報が関連付けられている保険商品情報が記憶された保険商品情報記憶部から抽出希望情報に合致する保険商品識別情報を抽出し、抽出した保険商品識別情報を、ネットワークを介してクライアント端末に提示する提示部と、提示部において抽出された保険商品識別情報によって識別される保険商品の申込手続を行う保険会社管理サーバが提供する申込入力画面に、ユーザ情報記憶部に記憶されたユーザ属性情報の利用を要求するインタフェイスを設ける連携構築部と、インタフェイスへのアクセスがあった場合には、認証部によって正規ユーザと認証された一のユーザに関連付けられたユーザ属性情報をユーザ情報記憶部に記憶されたユーザ情報から読み出し、読み出したユーザ属性情報を、申込入力画面の対応する入力項目に転送して入力するユーザ情報提供部と、を備える。
本発明の一側面に係る保険提示方法は、ネットワークを介してアクセス可能に構成されたクライアント端末に対して保険商品を提示する保険商品提示方法において、クライアント端末からネットワークを介して、ユーザを識別するユーザ識別情報及びユーザの属性であるユーザ属性情報を取得するユーザ情報取得ステップと、ユーザ情報取得ステップにより取得されたユーザ識別情報に対し、ユーザ属性情報と関連付けたユーザ情報をユーザ情報記憶部に記憶させるユーザ情報格納ステップと、クライアント端末から送信されてくる一のユーザ識別情報及び一のユーザ認証情報に基づいて、クライアント端末からのアクセスが正規ユーザからのアクセスか否かを判定する認証ステップと、クライアント端末から、保険商品の抽出条件としての抽出希望情報を受信すると、保険商品を識別する保険商品識別情報に対し、保険商品の内容を示す商品内容情報が関連付けられている保険商品情報が記憶された保険商品情報記憶部から抽出希望情報に合致する保険商品識別情報を抽出し、抽出した保険商品識別情報を、ネットワークを介してクライアント端末に提示する提示ステップと、提示ステップにおいて抽出された保険商品識別情報によって識別される保険商品の申込手続を行う保険会社管理サーバが提供する申込入力画面に、ユーザ情報記憶部に記憶されたユーザ属性情報の利用を要求するインタフェイスを設ける連携構築ステップと、インタフェイスへのアクセスがあった場合には、認証ステップによって正規ユーザと認証された一のユーザに関連付けられたユーザ属性情報をユーザ情報記憶部に記憶されたユーザ情報から読み出し、読み出したユーザ属性情報を、申込入力画面の対応する入力項目に転送して入力するユーザ情報提供ステップと、を含む。
本発明の一側面に係る保険商品提示プログラムは、ネットワークを介してアクセス可能に構成されたクライアント端末に対して保険商品を提示する保険商品提示サーバに、クライアント端末からネットワークを介して、ユーザを識別するユーザ識別情報及びユーザの属性であるユーザ属性情報を取得するユーザ情報取得機能と、ユーザ情報取得機能により取得されたユーザ識別情報に対し、ユーザ属性情報と関連付けたユーザ情報をユーザ情報記憶部に記憶させるユーザ情報格納機能と、クライアント端末から送信されてくる一のユーザ識別情報及び一のユーザ認証情報に基づいて、クライアント端末からのアクセスが正規ユーザからのアクセスか否かを判定する認証機能と、クライアント端末から、保険商品の抽出条件としての抽出希望情報を受信すると、保険商品を識別する保険商品識別情報に対し、保険商品の内容を示す商品内容情報が関連付けられている保険商品情報が記憶された保険商品情報記憶部から抽出希望情報に合致する保険商品識別情報を抽出し、抽出した保険商品識別情報を、ネットワークを介してクライアント端末に提示する提示機能と、提示機能において抽出された保険商品識別情報によって識別される保険商品の申込手続を行う保険会社管理サーバが提供する申込入力画面に、ユーザ情報記憶部に記憶されたユーザ属性情報の利用を要求するインタフェイスを設ける連携構築機能と、インタフェイスへのアクセスがあった場合には、認証機能によって正規ユーザと認証された一のユーザに関連付けられたユーザ属性情報をユーザ情報記憶部に記憶されたユーザ情報から読み出し、読み出したユーザ属性情報を、申込入力画面の対応する入力項目に転送して入力するユーザ情報提供機能と、を実現させる。
このような保険商品提示サーバ及び保険商品提示方法によれば、連携構築部によって設けられたインタフェイスを介することにより、申込入力画面の入力項目には、ユーザ情報記憶部に記憶されたユーザ情報から対応する情報が入力される。これにより、保険商品の提示を受けるために入力したユーザ属性情報を、提示された保険商品の申込手続をする際に再度入力する手間を省くことができる。この結果、保険加入希望者がネットワークを介して保険商品の加入手続きをするに際し、労力の軽減を図ることができる。
また、一実施形態において、インタフェイスが、提示部によって抽出された保険商品識別情報によって識別される保険商品の申込手続処理を行う保険会社管理サーバに関する情報がクッキー情報として記憶されたクライアント端末からアクセスされたときに表示されるように設定されてもよい。
このような保険商品提示サーバによれば、保険商品提示サーバによって提示された保険商品を申し込むために保険会社管理サーバにアクセスした場合、上記のような申込入力画面における入力項目の入力を支援するためのインタフェイスを確実に表示させることができる。また、一度、保険商品提示サーバから提示を受けた保険商品については、あとからその保険商品の申込入力画面にアクセスした場合であっても、上記のインタフェイスが表示される。
また、一実施形態において、申込入力画面の入力項目として入力が想定される内容を階層化した構造化データとして記憶する構造化データ記憶部を更に備え、ユーザ情報提供部は、ユーザ情報記憶部から読み出したユーザ属性情報を申込入力画面の対応する入力項目に転送して入力するに際し、構造化データを参照し、申込入力画面が入力項目として入力を求めている内容に相当する階層の内容に変換して入力してもよい。
ここで、保険商品の加入申し込みにおいて保険加入希望者に入力を求める入力項目のレベルは、各保険会社によってばらつきがある場合がある。また、保険商品提示サーバがユーザ情報として管理するユーザ属性情報のレベルと、保険会社管理サーバが提供する申込入力画面における入力項目のレベルとでは異なる場合がある。例えば、保険商品提示サーバでは、ユーザ情報としてがんを発症したことがあるという情報を記憶する一方、保険会社管理サーバが提供する申込入力画面では、三大疾病に発症したことがあるかという情報の入力を求めているような場合である。
上記のような保険商品提示サーバによれば、ユーザ情報として記憶されている情報のレベルと、入力項目として求められている情報のレベルとが異なっていても、構造化データとして記憶されている階層関係(親子関係)に基づいて、入力項目として求められているレベルにあった内容に変換することが可能となる。
本発明によれば、保険加入希望者がネットワークを介して保険商品の加入手続きをするに際し、労力の軽減を図ることができる。
以下、図面を参照して一実施形態について説明する。図面の説明において、同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、一実施形態に係る保険商品提示システム1の構成を示すブロック図である。図1に示すように、保険商品提示システム1は、保険商品提示サーバ10と、クライアント端末30(30a,30b,…)と、保険会社管理サーバ70(70a,70b,…)とを備えており、ネットワーク3を介して互いにアクセス可能に構成されている。ネットワークの例には、インターネット回線、専用回線、VPN(Virtual Private Network)回線などが含まれる。また、有線であってもよいし、無線であってもよい。
まず、保険商品提示サーバ10について説明する。図2は、保険商品提示サーバ10の構成を示すブロック図である。保険商品提示サーバ10は、クライアント端末30からの要求に応じて保険商品を提示すると共に、保険会社管理サーバ70からの要求に応じてユーザ情報記憶部13aに記憶されたユーザ情報を提供するサーバ装置である。保険商品提示サーバ10は、ユーザ情報取得部11と、ユーザ情報格納部13と、ユーザ情報記憶部13aと、保険商品情報記憶部15と、提示部17と、連携構築部21と、認証部23と、ユーザ情報提供部25とを有している。
図3は、保険商品提示サーバ10のハードウェア構成図である。保険商品提示サーバ10は、物理的には、図3に示すように、CPU(Central Processing Unit)41、RAM(Random AccessMemory)及びROM(Read Only Memory)などの主記憶部42、ハードディスク、フラッシュメモリなどに例示される補助記憶部43、キーボード及びマウスなどの入力部44、表示画面などの出力部45などを含むコンピュータシステムとして構成されている。
後段にて詳述するユーザ情報取得部11と、ユーザ情報格納部13と、提示部17と、連携構築部21と、認証部23と、ユーザ情報提供部25とにおける各機能は、図3に示すCPU41、主記憶部42などのハードウェア上に所定のコンピュータソフトウェアを読み込ませることにより、CPU41の制御のもと実行される。再び、図2を参照し、保険商品提示サーバ10について詳細に説明する。
ユーザ情報取得部11は、クライアント端末30からネットワーク3を介して、ユーザを識別するユーザ識別情報としてのユーザ名と、ユーザを認証するユーザ認証情報としてのパスワードと、ユーザの属性としての性別及び年齢と、ユーザの住所情報と、健康状態に関する情報としてのがん、急性心筋梗塞、及び脳卒中のそれぞれについて発症の有無に関する情報と、を取得する。ユーザ識別情報としてのユーザ名、ユーザの属性としての性別及び年齢と、ユーザを認証するユーザ認証情報としてのパスワードと、健康状態に関する情報としてのがん、急性心筋梗塞、及び脳卒中のそれぞれについて発症の有無に関する情報は一例であり、例えば、ユーザ名としてはユーザID、健康状態に関する情報としては過去の病歴などがその他の例として挙げられる。ユーザ情報取得部11は、上記に挙げた項目に代えてユーザに関するその他情報を取得してもよいし、また、上記に挙げた項目に加えてユーザに関するその他情報を取得してもよい。
ユーザ情報格納部13は、ユーザ情報取得部11により取得された、ユーザ名と、パスワードと、ユーザの属性である性別及び年齢と、ユーザの住所情報と、がん、急性心筋梗塞、及び脳卒中のそれぞれについて発症の有無に関する情報と、をユーザ情報T1としてユーザ情報記憶部13aに記憶させる。
ユーザ情報記憶部13aは、ユーザ情報取得部11により取得された、ユーザ名と、パスワードと、ユーザの属性である性別及び年齢と、ユーザの住所情報と、がん、急性心筋梗塞、及び脳卒中のそれぞれについて発症の有無に関する情報と、をユーザ情報T1として記憶する。
図4は、ユーザ情報記憶部13aが記憶するユーザ情報T1のテーブル構成を示す図である。ユーザ情報記憶部13aは、ユーザ名に対して、パスワードと、ユーザの属性である性別及び年齢と、ユーザの住所情報と、がん、急性心筋梗塞、及び脳卒中のそれぞれについて発症の有無に関する情報とを関連付けて記憶する。図4に示すユーザ情報T1において、性別欄の「1」は男性を示すコードであり、「2」は女性を示すコードである。また、健康状態に関する情報において、「0」は発症無を示すコードであり、「1」は発症有を示すコードである。
図4に示すユーザ情報記憶部13aが記憶するユーザ情報T1のテーブル構成は一例である。例えば、ユーザ情報記憶部13aは、ユーザ名に対してパスワードが関連付けられたテーブル、ユーザ名に対してユーザの属性である性別及び年齢が関連付けられたテーブル、ユーザ名に対してユーザの住所情報が関連付けられたテーブル、ユーザ名に対してがん、急性心筋梗塞、及び脳卒中のそれぞれについて発症の有無に関する情報が関連付けられたテーブルをそれぞれ記憶してもよい。ユーザ情報記憶部13aは、上記に挙げた項目に代えてユーザに関するその他情報を記憶してもよいし、また、上記に挙げた項目に加えてユーザに関するその他情報を記憶してもよい。
保険商品情報記憶部15は、保険商品を識別する保険商品識別情報としての保険商品名、保険会社名、保険種類、保険期間、保障内容、保険加入希望者の属性条件ごとの保険商品金額、健康状態に関する情報ごとの引受可否を示す可否判定情報などを示す商品内容情報を保険商品情報T3として記憶する。保険の種類の例には、医療保険及び生命保険などの情報が含まれる。保険期間の例には、終身及び定期などの情報が含まれる。
図5は、保険商品情報記憶部15が記憶する保険商品情報T3のテーブル構成を示す図である。保険商品情報記憶部15は、保険商品名に対して、保険会社名と、保険の種類と、保険期間と、保障内容と、保険加入希望者の属性条件ごとの保険商品金額と、健康状態に関する情報ごとの引受可否を示す可否判定情報とを関連付けて記憶する。図5に示す保険商品情報T3において、引受可否判定情報欄の「1」は引受可能を示すコードであり、「0」は引受不可能を示すコードである。
図5に示す保険商品情報記憶部15が記憶する保険商品情報T3のテーブル構成についても、ユーザ情報記憶部13aと同様に一例である。したがって、保険商品名に対して保険会社名と、保険の種類と、保険期間と、保障内容と、保険商品金額と、引受可否判定情報とが関連付けられればよい。また、保険商品情報記憶部15は、上記に挙げた項目に代えて保険商品に関するその他情報を記憶してもよいし、また、上記に挙げた項目に加えて保険商品に関するその他情報を記憶してもよい。
提示部17は、クライアント端末30から、保険商品の抽出条件としての抽出希望情報を受信すると、保険商品情報記憶部15に記憶された保険商品情報T3を検索して抽出希望情報に合致する保険商品識別情報を抽出し、抽出した保険商品識別情報を、ネットワーク3を介してクライアント端末30に提示する。
例えば、提示部17が、クライアント端末30から抽出希望情報として「保険期間が終身であるという情報」を受信すると、保険商品情報T3の中から保険期間が終身の保険商品名(図5では商品A,B,D)の保険商品を抽出する。そして、提示部17は、保険商品情報T3において、抽出された保険商品に関連付けられた情報を、ネットワーク3を介してクライアント端末30に提示する。本実施形態の提示部17は、保険商品名及び保険会社名及び保障内容を、ネットワーク3を介してクライアント端末30に提示する。
連携構築部21は、提示部17によって抽出された保険商品識別情報によって識別される保険商品の申込手続処理を行う保険会社管理サーバ70に対し、ネットワーク3を介して保険商品の申込手続を行う際の申込入力画面61(図13参照)に、ユーザ情報記憶部13aに記憶されたユーザ情報を利用するためのインタフェイスを設ける。ここでいうインタフェイスは、ボタン及びリンクなどの手段により、保険商品提示サーバ10に対して命令を送信する部分をいう。例えば、連携構築部21は、保険会社管理サーバ70が提供する、図13に示す申込入力画面61の一部に連携ボタン61aを配置させる。具体的には、連携構築部21は、保険会社管理サーバ70に対し、例えばHTML内で連携ボタン61aに該当する画像の表示を要求する。
認証部23は、クライアント端末30から送信されてくる一のユーザ名及び一のパスワードに基づいて、クライアント端末30からのアクセスが正規ユーザからのアクセスか否かを判定する。本実施形態では、認証部23は、連携構築部21の要求に応じて設けられたインタフェイスを介して保険会社管理サーバ70からのアクセスがあった場合には、クライアント端末30に対してユーザ名及びパスワードの入力を求める。そして、認証部23は、当該求めに応じてクライアント端末30から送信されてくる一のユーザ名及び一のパスワードとユーザ情報記憶部13aに記憶されたユーザ情報T1とに基づいて、クライアント端末30からのアクセスが正規ユーザからのアクセスか否かを判定する。
一のユーザ名及び一のパスワードの組合せがユーザ情報記憶部13aに記憶されている場合には、認証部23は、正規ユーザからのアクセスであると判定する。この場合、認証部23は、このクライアント端末30からのアクセスを、一のユーザ名によって識別されるユーザからのアクセスと認定し、保険商品提示サーバ10へのログインを許可する。
ユーザ情報提供部25は、連携構築部21によって設けられたインタフェイス(連携ボタン61a)を介して保険会社管理サーバ70からアクセスがあった場合には、認証部23に正規ユーザからのアクセスであるか否かを問い合わせる。正規ユーザからのアクセスであることが確認されると、ユーザ情報提供部25は、申込入力画面61の入力項目61bとして入力すべき情報を、正規ユーザと認証された一のユーザに関連付けられたユーザ属性情報をユーザ情報記憶部13aに記憶されたユーザ情報T1から読み出し、読み出したユーザ属性情報を入力項目61bに転送(図14参照)する。
次に、クライアント端末30について説明する。図6は、クライアント端末30の構成を示すブロック図である。クライアント端末30(30a,30b,…)は、保険商品提示サーバ10に対して保険商品の提示を求めると共に、保険会社管理サーバ70に対して保険商品の申込を行う端末装置である。クライアント端末30の例には、据え置き型の端末、携帯端末、タブレット端末、及びPDA(Personal Digital Assistant)などが含まれる。クライアント端末30は、ユーザ情報受付部31と、抽出希望情報受付部33と、抽出結果出力部35と、加入申込受付部37と、認証情報受付部39とを有している。
図3は、クライアント端末30のハードウェア構成図である。クライアント端末30は、物理的には、図3に示すように、CPU(Central Processing Unit)41、RAM(Random AccessMemory)及びROM(Read Only Memory)などの主記憶部42、ハードディスク、フラッシュメモリなどに例示される補助記憶部43、キーボード及びマウスなどの入力部44、表示画面などの出力部45などを含むコンピュータシステムとして構成されている。
後段にて詳述するユーザ情報受付部31と、抽出希望情報受付部33と、抽出結果出力部35と、加入申込受付部37と、認証情報受付部39とにおける各機能は、保険商品提示サーバ10又は後段に詳述する保険会社管理サーバ70から命令を受けると、図3に示すCPU41、主記憶部42などのハードウェア上に所定のコンピュータソフトウェアを読み込ませることにより、CPU41の制御のもと実行される。再び、図6を参照し、クライアント端末30について詳細に説明する。
ユーザ情報受付部31は、ユーザの登録及びユーザ情報の変更を受け付ける。ユーザ情報受付部31は、ユーザを識別するユーザ識別情報としてのユーザ名と、ユーザを認証するユーザ認証情報としてのパスワードと、ユーザの住所情報と、ユーザの属性としての性別及び生年月日(年齢)との入力を受け付け、受け付けた情報を保険商品提示サーバ10に送信する。ユーザ情報受付部31は、例えば、クライアント端末30が有する表示モニタに、図7に示すようなユーザ情報入力画面51を表示させることにより、ユーザからの入力受付を可能とする。
ユーザ情報受付部31は、ユーザの健康状態に関する情報としての、がん、急性心筋梗塞、及び脳卒中のそれぞれについて発症の有無に関する情報を更に受け付け、受け付けた情報を保険商品提示サーバ10に送信する。ユーザ情報受付部31は、例えば、クライアント端末30が有する表示モニタに、図8に示すような健康状態に関するアンケート入力画面53を表示させることにより、ユーザからの入力受付を可能とする。図8に示す健康状態に関するアンケート入力画面53は、がん、急性心筋梗塞、及び脳卒中の文字のある左側に配置された対応するチェックボックスに入力することにより、健康状態に関するアンケートに答えることができる。
抽出希望情報受付部33は、保険商品の抽出条件としての抽出希望情報の入力を受け付けて、受け付けた情報を保険商品提示サーバ10に送信する。抽出希望情報受付部33は、例えば、クライアント端末30が有する表示モニタに、図9に示すような抽出条件入力画面55を表示させることにより、ユーザからの入力受付を可能とする。
抽出結果出力部35は、保険商品提示サーバ10から提示された保険商品名、保険会社名、保険商品金額、及び保障内容に関する情報を取得し、抽出情報として出力する。抽出結果出力部35は、ネットワーク3を介して送信されてくる保険商品名、保険会社名、保険商品金額、及び保障内容に関する情報を、例えば、クライアント端末30が有する表示モニタに、図10に示すような抽出結果画面57を表示させることにより、ユーザへの保険商品の提示を可能とする。
加入申込受付部37は、抽出結果画面57として表示された保険商品に対する申込を受け付ける。加入申込受付部37は、例えば、クライアント端末30が有する表示モニタに、図10に示すような抽出結果画面57に申込ボタン57aを表示させることにより、ユーザからの保険商品の申し込みを受け付けることを可能とする。申込ボタン57aは、対応する保険商品の保険会社管理サーバ70が提供する申込入力画面61(図13参照)にリンクされている。
認証情報受付部39は、ユーザ名及びパスワードの入力を受け付けて、受け付けた情報を保険商品提示サーバ10に送信する。認証情報受付部39は、例えば、クライアント端末30が有する表示モニタに、図11に示すようなユーザ認証画面59を表示させることにより、ユーザからの入力受付を可能とする。ユーザ認証画面59は、いわゆるポップアップ画面として表示してもよい。
次に、保険会社管理サーバ70について説明する。図12は、保険会社管理サーバ70の構成を示すブロック図である。保険会社管理サーバ70は、ネットワーク3を介して保険商品の申込手続処理を行うサーバ装置であり、保険商品を販売する保険会社ごとに設けられている。保険会社管理サーバ70は、申込入力受付部71と、ユーザ情報被提供部75とを有している。
図3は、保険会社管理サーバ70のハードウェア構成図である。保険会社管理サーバ70は、物理的には、図3に示すように、CPU(Central Processing Unit)41、RAM(Random AccessMemory)及びROM(Read Only Memory)などの主記憶部42、ハードディスク、フラッシュメモリなどに例示される補助記憶部43、キーボード及びマウスなどの入力部44、表示画面などの出力部45などを含むコンピュータシステムとして構成されている。
後段にて詳述する申込入力受付部71と、ユーザ情報被提供部75とにおける各機能は、図3に示すCPU41、主記憶部42などのハードウェア上に所定のコンピュータソフトウェアを読み込ませることにより、CPU41の制御のもと実行される。再び、図12を参照し、保険会社管理サーバ70について詳細に説明する。
申込入力受付部71は、保険商品の申し込みに際し必要な事項の入力を、ネットワーク3を介して受け付ける。申込入力受付部71は、例えば、氏名(漢字)、氏名(カナ)、性別、生年月日、及び住所などの情報の入力を受け付ける。申込入力受付部71は、例えば、クライアント端末30が有する表示モニタに、図13に示すような申込入力画面61を表示させることにより、ユーザからの入力受付を可能とする。
申込入力受付部71は、申込入力画面61において、保険商品提示サーバ10が管理するユーザ情報記憶部13aに記憶されたユーザ情報T1を利用するためのインタフェイスとして連携ボタン61aが設けられている。申込入力画面61の連携ボタン61aは、連携構築部21からの要求に基づいて動的に形成され配置される。他のインタフェイスの例には、文字情報のリンク表示などがある。
ユーザ情報被提供部75は、連携ボタン61aがクリックされたことにより保険商品提示サーバ10から転送されてきたユーザ属性情報を受信し、受信したユーザ属性情報を、図14に示すように、申込入力画面61の対応する入力項目61bに表示させる。
保険会社管理サーバ70は、申込入力画面61の対応する入力項目61bに表示後、申込完了ボタンなどがクリックされたことを確認すると、入力項目61bとして表示された情報を、顧客情報管理部77に記憶する。保険会社管理サーバ70は、顧客情報管理部77に記憶された内容に基づいて、その後の保険商品の加入申込に関する手続処理を進める。
次に、上記保険商品提示システム1において、クライアント端末30から保険商品の提示を求められた保険商品提示サーバ10がクライアント端末30に保険商品を提示する際の動作と、保険会社管理サーバ70からユーザ情報の提供を求められた保険商品提示サーバ10が保険会社管理サーバ70にユーザ情報を提供する際の動作について、主に図15を用いて説明する。図15は、保険商品提示システム1における保険商品提示処理及びユーザ情報提供処理を示したフローチャートである。
まず、保険商品の提示を受けたいと希望するユーザA(例えば、図4に示す属性を有するユーザA)は、クライアント端末30からユーザ名、パスワード、ユーザの住所情報、性別及び生年月日、及び健康状態に関する情報を入力する。具体的には、ユーザは、クライアント端末30の表示画面に表示される図7に示すようなユーザ情報入力画面51から、上記情報の入力を行う。ユーザ情報受付部31は、ユーザ情報入力画面51において受け付けた上記情報を、ネットワーク3を介して保険商品提示サーバ10に送信する(ステップS1)。
保険商品提示サーバ10は、クライアント端末30から送信されてくるユーザ名、パスワード、ユーザの住所情報、性別及び生年月日、及び健康状態に関する情報をユーザ情報として登録する。具体的には、ユーザ情報取得部11が、ネットワーク3を介して送信されてくる上記情報を取得し、ユーザ情報記憶部13aにユーザ情報として記憶させる。
次に、保険商品の提示を受けたいと希望するユーザAは、クライアント端末30から抽出希望情報を入力する。例えば、ユーザAは、クライアント端末30の表示画面に表示される図9に示すような抽出条件入力画面55から、上述した情報の入力を行う。抽出希望情報受付部33は、抽出条件入力画面55において受け付けた情報を、ネットワーク3を介して保険商品提示サーバ10に送信する(ステップS2)。
保険商品提示サーバ10は、クライアント端末30から送信されてくる抽出希望情報に基づいて保険商品を抽出する。具体的には、提示部17は、ネットワーク3を介して送信されてくる抽出希望情報を受信すると、保険商品情報記憶部15に記憶された保険商品情報T3の中から抽出希望情報に合致する保険商品名を抽出する。保険商品提示サーバ10は、抽出した保険商品に関する情報をクライアント端末30に送信する(ステップS3)。
次に、クライアント端末30は、保険商品提示サーバ10から送信されてくる保険商品名、保険会社名、保険商品金額、及び保障内容に関する情報を取得し、抽出情報として出力する。例えば、抽出結果出力部35が、保険商品提示サーバ10から送信されてくる保険商品名、保険会社名、保険商品金額、及び保障内容に関する情報を取得し、図10に示すような抽出結果画面57を表示することにより、ユーザAに抽出情報を提示する。
ステップS3と同時に、保険商品提示サーバ10は、保険会社管理サーバ70に対し、保険会社管理サーバ70がネットワーク3を介して保険商品の申込手続を行う際の申込入力画面61に、ユーザ情報記憶部13aに記憶されたユーザ情報T1を利用するためのインタフェイスを設けることを要求する(ステップS4)。
例えば、連携構築部21は、図10に示すような保険商品の抽出結果として表示された保険商品を管理する、図13に示すような保険会社管理サーバ70の申込入力画面61に、ユーザ情報の提供を依頼するための連携ボタン(インタフェイス)61aを設けることを要求する。申込入力画面61の連携ボタン61aは、連携構築部21からの要求に基づいて動的に形成され配置される。
次に、保険商品提示サーバ10により提示を受けた保険商品に加入をしたいと希望するユーザAは、例えば、図10に示す抽出結果画面57に表示された申込ボタン57aをクリックする。申込ボタン57aがクリック(入力)されたことを検知したクライアント端末30は、その旨の情報を保険商品提示サーバ10へ送信する(ステップS5)。
次に、クライアント端末30から保険商品への申込ボタンがクリックされた旨の情報を受信した保険商品提示サーバ10は、クライアント端末30に対して、申込みを希望する保険会社が管理するウェブサイトへ移動することをユーザに報知するための表示を行わせる(ステップS6)。この表示は、例えば、図16に示すような報知画面63を表示することにより報知することができ、保険会社が管理するウェブサイトへ移動することを許可するボタン(「サイトに移動」ボタン)63aと、許可しないボタン(「移動しない」ボタン)63bが表示される。
ここで、図16に示す「サイトに移動」ボタン63aがクリックされると、図10のネット申し込みボタン63aにリンクされた保険会社管理サーバ70が提供する申込入力画面61にサイトが移動する(ステップS7)。保険会社管理サーバ70は、図13に示すような、連携ボタン61aが表示された申込入力画面61をクライアント端末30に表示させる(ステップS8)。
ここで、保険商品提示サーバ10が、申込入力画面61における連携ボタン61aがクリックされたことを検知すると(ステップS9)、保険商品提示サーバ10は、クライアント端末30に対して、保険商品提示サーバ10が管理するユーザ情報を保険会社管理サーバ70に提供することを示す確認画面を表示する(ステップS10)。このとき、図17に示すように、保険商品提示サーバ10のユーザ情報記憶部13aが記憶する情報の種類ごとに、提供の可否を確認するような確認画面65を表示してもよい。情報の種類の例には、例えば、基本情報、健康状態に関する情報、及び職業に関する情報などが含まれる。基本情報の例には、氏名、生年月日、住所、電話番号などの情報が含まれる。
次に、保険商品提示サーバ10に記憶されたユーザ情報を、申込入力画面61の入力項目61bの入力に使用したいと希望するユーザAは、クライアント端末30からユーザ名及びパスワードを入力する。具体的には、ユーザAは、クライアント端末30の表示画面に表示される図11に示すようなユーザ情報入力画面51から、ユーザ名及びパスワードの入力を行う。認証情報受付部39は、ユーザ認証画面59において受け付けたユーザ名及びパスワードを、ネットワーク3を介して保険商品提示サーバ10に送信する(ステップS11)。
保険商品提示サーバ10は、クライアント端末30から送信されてくるユーザ名及びパスワードに基づいて、保険商品提示サーバ10へのログインの可否を判断する。具体的には、認証部23は、ネットワーク3を介して送信されてくるユーザ名及びパスワードの組合せが、ユーザ情報記憶部13aに記憶されているか否かを判定する。ここで、ユーザ名及びパスワードの組み合わせがユーザ情報記憶部13aに記憶されていることを確認すると、認証部23は、クライアント端末30からのアクセスが正規ユーザからのアクセスであると判定する。
保険商品提示サーバ10は、クライアント端末30からのアクセスが正規ユーザからのアクセスであると判定すると、申込入力画面61の入力項目61bとして入力すべき情報を、正規ユーザと認証された一のユーザ名に関連付けられたユーザ属性情報をユーザ情報記憶部13aに記憶されたユーザ情報T1から読み出し、読み出したユーザ属性情報を入力項目61bに転送する(ステップS12)。
保険会社管理サーバ70は、図14に示すように、入力項目61bに保険商品提示サーバ10から転送された情報が転送された申込入力画面61をクライアント端末30に表示させる(ステップS13)。ユーザAは、例えば、申込入力画面61に表示された申込ボタンなどをクリックすることにより、その後の保険商品の加入申込に関する手続処理を進める(ステップS14)。
なお、クライアント端末30を認証した保険商品提示サーバ10から保険会社管理サーバ70へのユーザ情報の提供は、例えば、OAuth2.0で策定されるプロトコルを用いて実現することができる。
上記実施形態の保険商品提示サーバ10及び保険商品提示方法によれば、連携構築部21によって設けられた図13に示すようなインタフェイス(連携ボタン61a)がクリックされることにより、図14に示すように申込入力画面61の入力項目61bには、ユーザ情報記憶部13aに記憶されたユーザ情報から対応する情報が入力される。これにより、保険商品の提示を受けるために入力したユーザ属性情報を、提示された保険商品の申込手続をする際に再度入力する手間を省くことができる。この結果、保険加入希望者がネットワークを介して保険商品の加入手続きをするに際し、労力の軽減を図ることができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
上記実施形態の保険商品提示サーバ10では、ユーザ情報記憶部13a及び保険商品情報記憶部15を有している例を挙げて説明したが本発明はこれに限定されるものではない。例えば、ユーザ情報記憶部13a及び保険商品情報記憶部15は、データセンターなど、保険商品提示サーバ10の外部に設けられていてもよい。
上記実施形態の保険商品提示サーバ10では、ユーザ情報取得部11がパスワードを取得し、ユーザ情報格納部13がこのパスワードをユーザ情報記憶部13aに記憶させる例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、ユーザ名及びパスワードは、ユーザ情報記憶部13aに予め記憶されていてもよい。また、ユーザ名及びパスワードは、保険商品提示サーバ10の外部の記憶手段に記憶されていてもよい。この場合、認証部23は、上記外部の記憶手段にアクセスすることにより認証処理を実施する。
また、上記実施形態の保険商品提示サーバ10におけるユーザ情報提供処理では、保険会社管理サーバ70が提供する申込入力画面61においてユーザ情報の提供を求めるための連携ボタン61aがクリックされたタイミングで、ログイン認証を実施する例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、保険商品提示サーバ10は、保険商品の提示を行う前のタイミングで、ログイン認証を実施してもよい。この場合、保険商品提示サーバ10は、申込入力画面61においてユーザ情報の提供を求めるための連携ボタン61aがクリックされたとしても、ログイン認証を実施しなくてもよい。そして、保険商品提示サーバ10は、既にログイン認証されているユーザに関連付けられているユーザ属性情報を保険会社管理サーバ70に送信してもよい。
また、保険商品提示サーバに対して保険商品の提示を求める前にログイン認証が行われた場合には、ログイン認証されているユーザに関連付けられたユーザ属性情報に基づいて保険商品の提示を求めることが可能となる。すなわち、ユーザ情報記憶部13aに記憶されているユーザ属性情報を保険商品提示サーバ10に送信されるので、クライアント端末30からユーザ属性情報を入力する必要がなくなる。この結果、保険加入希望者が所望の保険商品を探すにあたり、労力の軽減を図ることができる。
また、上記実施形態の保険商品提示サーバ10において、インタフェイスとしての連携ボタン61aが、提示部17によって抽出された保険商品識別情報によって識別される保険商品の申込手続処理を行う保険会社管理サーバ70に関する情報がクッキー情報として記憶されたクライアント端末30からアクセスされたときに表示されるように設定されてもよい。
このような保険商品提示サーバ10によれば、保険商品提示サーバ10によって提示された保険商品を申し込むために保険会社管理サーバ10にアクセスした場合、上記のような申込入力画面61における入力項目61bの入力を支援するための連携ボタン61aを確実に表示させることができる。また、一度、保険商品提示サーバ10から提示を受けた保険商品については、あとからその保険商品を管理する保険会社管理サーバ70が提供する申込入力画面61にアクセスした場合であっても、上記の連携ボタン61aが表示される。これにより、ユーザは、確実に申込入力画面61における入力項目61bの入力の支援を受ける機会が与えられる。また、保険商品提示サーバ10は、保険会社管理サーバ70に対して、保険商品提示サーバ10により紹介されたクライアント端末30からのアクセスであることを通知することができる。
また、図18に示すように、上記実施形態の保険商品提示サーバ10は、申込入力画面61の入力項目61bとして入力が想定される内容を階層化した構造化データT5として記憶する構造化データ記憶部27を更に備えてもよい。また、保険商品提示サーバ10は、保険商品提示サーバ10の外部に配置された構造化データ記憶部27とアクセス可能に構成されてもよい。更に、ユーザ情報提供部25は、ユーザ情報記憶部13aから読み出したユーザ属性情報を申込入力画面61の対応する入力項目61bに転送して入力するに際し、構造化データ記憶部27に記憶された構造化データT5を参照し、申込入力画面61が入力項目として入力を求めている内容に相当する階層の内容に変換して入力してもよい。
例えば、図4に示すように、ユーザ情報記憶部13aには、健康状態に関する情報として、がん、急性心筋梗塞、及び脳卒中のそれぞれの発症の有無に関する情報を有している。ここで、例えば、保険会社管理サーバ70が提供する申込入力画面61では、三大疾病に発症したか否かを入力項目として求めているとする。この場合、ユーザ情報提供部25は、ユーザ情報記憶部13aから読み出したユーザ属性情報(例えば、ユーザCについて、がんに発症したことがあるという内容)を申込入力画面61の対応する入力項目61bに転送して入力するに際し、構造化データ記憶部27に記憶された構造化データT5を参照し、申込入力画面61が入力項目として入力を求めている内容に相当する階層、すなわち、三大疾病に発症したことがあるという内容に変換して入力する。
上記構造化データを利用した情報の変換は、健康状態に関する情報だけでなく、例えば、「25歳」という年齢に関する情報を「20代」という年齢に関する情報に変換したりすることも可能となる。
また、保険商品提示サーバ10に対し保険商品の提示を求める前にログイン認証を行った場合、ユーザ情報記憶部13aに記憶されたユーザの健康状態に関する情報に基づいて、保険商品の引受可否の判定が可能となる。引受可否の判定は、保険商品情報記憶部15に記憶された可否判定情報と、ユーザ情報記憶部13aに記憶されたユーザの健康状態とを読み出して行われるが、両者において上記で説明したような情報のレベル(一方ががんに発症したという情報、他方が三大疾病に発病したという情報)が異なることがある。このような場合であっても、構造化データ記憶部27に記憶された構造化データT5を用いることにより、同じ情報レベルでの比較ができるようになり引受可否の判定が可能となる。
上記実施形態では、ユーザが保険商品の提示を受ける前にユーザ情報を登録する例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。ユーザがユーザ情報の登録をするタイミング、言い換えれば、保険商品提示サーバ10がクライアント端末30にユーザ情報の登録を求めるタイミングは、例えば、図15に示す、クライアント端末30が保険商品提示サーバ10から保険商品の提示を受けた(ステップS3)後であってもよい。
保険商品提示サーバ10が有するユーザ情報取得部11と、ユーザ情報格納部13と、提示部17と、連携構築部21と、認証部23と、ユーザ情報提供部25とによって実施される保険商品提示方法は、コンピュータに実行させるプログラムとしても実現可能である。
1…保険商品提示システム、3…ネットワーク、10…保険商品提示サーバ、11…ユーザ情報取得部、13…ユーザ情報格納部、13a…ユーザ情報記憶部、15…保険商品情報記憶部、17…提示部、21…連携構築部、23…認証部、25…ユーザ情報提供部、27…構造化データ記憶部、30…クライアント端末、31…ユーザ情報受付部、33…抽出希望情報受付部、35…抽出結果出力部、37…申込受付部、39…認証情報受付部、41…CPU、42…主記憶部、43…補助記憶部、44…入力部、45…出力部、51…ユーザ情報入力画面、53…アンケート入力画面、55…抽出条件入力画面、57…抽出結果画面、57a…申込ボタン、59…ユーザ認証画面、61…申込入力画面、61a…連携ボタン、61b…入力項目、63…報知画面、65…確認画面、70…保険会社管理サーバ、71…申込入力受付部、75…ユーザ情報被提供部、77…顧客情報管理部。
Claims (5)
- ネットワークを介してアクセス可能に構成されたクライアント端末に対して保険商品を提示する保険商品提示サーバにおいて、
前記クライアント端末から前記ネットワークを介して、ユーザを識別するユーザ識別情報及び前記ユーザの属性であるユーザ属性情報を取得するユーザ情報取得部と、
前記ユーザ情報取得部により取得された前記ユーザ識別情報に対し、前記ユーザ属性情報と関連付けたユーザ情報をユーザ情報記憶部に記憶させるユーザ情報格納部と、
前記クライアント端末から送信されてくる一のユーザ識別情報及び一のユーザ認証情報に基づいて、前記クライアント端末からのアクセスが正規ユーザからのアクセスか否かを判定する認証部と、
前記クライアント端末から、前記保険商品の抽出条件としての抽出希望情報を受信すると、前記保険商品を識別する保険商品識別情報に対し、前記保険商品の内容を示す商品内容情報が関連付けられている保険商品情報が記憶された保険商品情報記憶部から前記抽出希望情報に合致する前記保険商品識別情報を抽出し、抽出した前記保険商品識別情報を、前記ネットワークを介して前記クライアント端末に提示する提示部と、
前記提示部において抽出された前記保険商品識別情報によって識別される前記保険商品の申込手続を行う保険会社管理サーバが提供する申込入力画面に、前記ユーザ情報記憶部に記憶された前記ユーザ属性情報の利用を要求するインタフェイスを設ける連携構築部と、
前記インタフェイスへのアクセスがあった場合には、前記認証部によって正規ユーザと認証された前記一のユーザに関連付けられた前記ユーザ属性情報を前記ユーザ情報記憶部に記憶された前記ユーザ情報から読み出し、読み出した前記ユーザ属性情報を、前記申込入力画面の対応する入力項目に転送して入力するユーザ情報提供部と、
を備える、保険商品提示サーバ。 - 前記インタフェイスが、前記提示部によって抽出された前記保険商品識別情報によって識別される前記保険商品の申込手続処理を行う保険会社管理サーバに関する情報がクッキー情報として記憶された前記クライアント端末からアクセスされたときに表示されるように設定されている、
請求項1に記載の保険商品提示サーバ。 - 前記申込入力画面の前記入力項目として入力が想定される内容を階層化した構造化データとして記憶する構造化データ記憶部を更に備え、
前記ユーザ情報提供部は、前記ユーザ情報記憶部から読み出した前記ユーザ属性情報を前記申込入力画面の対応する入力項目に転送して入力するに際し、前記構造化データを参照し、前記申込入力画面が入力項目として入力を求めている内容に相当する階層の内容に変換して入力する、
請求項1又は2に記載の保険商品提示サーバ。 - ネットワークを介してアクセス可能に構成されたクライアント端末に対して保険商品を提示する保険商品提示方法において、
前記クライアント端末から前記ネットワークを介して、ユーザを識別するユーザ識別情報及び前記ユーザの属性であるユーザ属性情報を取得するユーザ情報取得ステップと、
前記ユーザ情報取得ステップにより取得された前記ユーザ識別情報に対し、前記ユーザ属性情報と関連付けたユーザ情報をユーザ情報記憶部に記憶させるユーザ情報格納ステップと、
前記クライアント端末から送信されてくる一のユーザ識別情報及び一のユーザ認証情報に基づいて、前記クライアント端末からのアクセスが正規ユーザからのアクセスか否かを判定する認証ステップと、
前記クライアント端末から、前記保険商品の抽出条件としての抽出希望情報を受信すると、前記保険商品を識別する保険商品識別情報に対し、前記保険商品の内容を示す商品内容情報が関連付けられている保険商品情報が記憶された保険商品情報記憶部から前記抽出希望情報に合致する前記保険商品識別情報を抽出し、抽出した前記保険商品識別情報を、前記ネットワークを介して前記クライアント端末に提示する提示ステップと、
前記提示ステップにおいて抽出された前記保険商品識別情報によって識別される前記保険商品の申込手続を行う保険会社管理サーバが提供する申込入力画面に、前記ユーザ情報記憶部に記憶された前記ユーザ属性情報の利用を要求するインタフェイスを設ける連携構築ステップと、
前記インタフェイスへのアクセスがあった場合には、前記認証ステップによって正規ユーザと認証された前記一のユーザに関連付けられた前記ユーザ属性情報を前記ユーザ情報記憶部に記憶された前記ユーザ情報から読み出し、読み出した前記ユーザ属性情報を、前記申込入力画面の対応する入力項目に転送して入力するユーザ情報提供ステップと、
を含む、保険商品提示方法。 - ネットワークを介してアクセス可能に構成されたクライアント端末に対して保険商品を提示する保険商品提示サーバに、
前記クライアント端末から前記ネットワークを介して、ユーザを識別するユーザ識別情報及び前記ユーザの属性であるユーザ属性情報を取得するユーザ情報取得機能と、
前記ユーザ情報取得機能により取得された前記ユーザ識別情報に対し、前記ユーザ属性情報と関連付けたユーザ情報をユーザ情報記憶部に記憶させるユーザ情報格納機能と、
前記クライアント端末から送信されてくる一のユーザ識別情報及び一のユーザ認証情報に基づいて、前記クライアント端末からのアクセスが正規ユーザからのアクセスか否かを判定する認証機能と、
前記クライアント端末から、前記保険商品の抽出条件としての抽出希望情報を受信すると、前記保険商品を識別する保険商品識別情報に対し、前記保険商品の内容を示す商品内容情報が関連付けられている保険商品情報が記憶された保険商品情報記憶部から前記抽出希望情報に合致する前記保険商品識別情報を抽出し、抽出した前記保険商品識別情報を、前記ネットワークを介して前記クライアント端末に提示する提示機能と、
前記提示機能において抽出された前記保険商品識別情報によって識別される前記保険商品の申込手続を行う保険会社管理サーバが提供する申込入力画面に、前記ユーザ情報記憶部に記憶された前記ユーザ属性情報の利用を要求するインタフェイスを設ける連携構築機能と、
前記インタフェイスへのアクセスがあった場合には、前記認証機能によって正規ユーザと認証された前記一のユーザに関連付けられた前記ユーザ属性情報を前記ユーザ情報記憶部に記憶された前記ユーザ情報から読み出し、読み出した前記ユーザ属性情報を、前記申込入力画面の対応する入力項目に転送して入力するユーザ情報提供機能と、
を実現させる、保険商品提示プログラム。
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