JP2014215840A - 画像処理回路、画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents

画像処理回路、画像処理装置及び画像処理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2014215840A
JP2014215840A JP2013093070A JP2013093070A JP2014215840A JP 2014215840 A JP2014215840 A JP 2014215840A JP 2013093070 A JP2013093070 A JP 2013093070A JP 2013093070 A JP2013093070 A JP 2013093070A JP 2014215840 A JP2014215840 A JP 2014215840A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
edge
pixel value
block
pixel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013093070A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6175878B2 (ja
Inventor
壮太郎 栗林
Sotaro Kuribayashi
壮太郎 栗林
大田 恭士
Takashi Ota
恭士 大田
一木 篤史
Atsushi Ichiki
篤史 一木
今城 主税
Chikara Imashiro
主税 今城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2013093070A priority Critical patent/JP6175878B2/ja
Publication of JP2014215840A publication Critical patent/JP2014215840A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6175878B2 publication Critical patent/JP6175878B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T1/00General purpose image data processing

Abstract

【課題】少ない演算量で高精度の距離画像を生成すること。【解決手段】画像処理装置は、メモリ130と、メモリ130に接続されたプロセッサ120とを有する。プロセッサ120は、異なる2点から撮像された2画像に基づいて、異なる2点からの視差量を画素値として有する距離画像であって複数の画素からなるブロックごとに同一の画素値を有する距離画像を生成する。また、プロセッサ120は、異なる2点から撮像された2画像の少なくとも一方に基づいて、エッジの位置を示すエッジ画像を生成する。そして、プロセッサ120は、距離画像のブロックのうち、エッジ画像によって示されるエッジを含むブロックの画素値を当該ブロックに隣接する隣接ブロックの画素値を用いて補正する。【選択図】図1

Description

本発明は、画像処理回路、画像処理装置及び画像処理方法に関する。
従来、画像処理装置においては、例えば画像の中央付近に写っている被写体に比して周囲の背景をぼやけさせるフィルタリングが行われることがある。すなわち、撮影済みの画像に対して事後的にフィルタリングを施すことにより、あたかも中央の被写体のみに焦点を合わせて撮影されたかのような画像を得ることが可能となっている。
このようなフィルタリングには、異なる2点から撮像された2画像に基づいて生成される距離画像を用いるのが一般的である。距離画像とは、撮像対象物に関する2箇所のカメラの視差量を画像化したものであり、距離画像の各画素には、輝度値の代わりに視差量が画素値として格納されている。一般に、カメラから近い位置にある撮像対象物については視差量が大きくなり、カメラから遠い位置にある撮像対象物については視差量が小さくなるため、距離画像によれば、カメラと撮像対象物の間の距離を画像として表現することができる。
距離画像を生成する際には、ステレオマッチング処理が行われることがある。ステレオマッチング処理とは、異なる2点から撮像された2画像間で互いに対応する対応領域を検出し、検出された対応領域の画像上の位置座標の差から視差量を求め、視差量を用いて奥行などを推定する手法である。このようなステレオマッチング処理としては、例えばグラフカット法、DP(Dynamic Programming)法及びブロックマッチング法などの様々な手法が提案されている。
ブロックマッチング法は、一方の画像の一部の領域をテンプレートとし、他方の画像においてテンプレートを移動させながらマッチング処理を行い、テンプレートとの相関が最も高い領域を探索して対応領域を得る方法である。すなわち、ブロックマッチング法では、一方の画像の複数画素を含む領域を順次テンプレートとし、テンプレートに類似した領域を他方の画像から探索することにより、2画像間の対応領域が検出される。
特開2001−184497号公報 特表2005−535015号公報 特開2001−346037号公報
しかしながら、ステレオマッチング処理を用いた距離画像生成には、少ない演算量で高精度の距離画像を生成することが困難であるという問題がある。すなわち、上述したグラフカット法やDP法は、演算が複雑であり、ハードウェア化することが困難であるため、これらの手法を用いたステレオマッチング処理を実現するのは容易でない。
一方、ブロックマッチング法においては、テンプレートを1画素ずつ移動させてマッチングすると、テンプレートとの相関が高い領域を正確に検出することができる反面、相関を算出するための演算量が増大し、計算内容が複雑化する。また、テンプレートを複数の画素ずつ移動させてマッチングすると、演算量を削減することは可能であるが、テンプレートとの相関が最も高い領域を検出することができる確証がなく、マッチングの精度が低下することがある。
このように、ステレオマッチング処理においては、演算量の削減とマッチング精度の向上とを両立することが困難であるため、ステレオマッチング処理を用いて少ない演算量で高精度の距離画像を生成することは困難である。
開示の技術は、かかる点に鑑みてなされたものであって、少ない演算量で高精度の距離画像を生成することができる画像処理回路、画像処理装置及び画像処理方法を提供することを目的とする。
本願が開示する画像処理回路は、1つの態様において、異なる2点から撮像された2画像に基づいて、前記異なる2点からの視差量を画素値として有する距離画像であって複数の画素からなるブロックごとに同一の画素値を有する距離画像を生成する距離画像生成部と、前記異なる2点から撮像された2画像の少なくとも一方に基づいて、エッジの位置を示すエッジ画像を生成するエッジ画像生成部と、前記距離画像のブロックのうち、前記エッジ画像によって示されるエッジを含むブロックの画素値を当該ブロックに隣接する隣接ブロックの画素値を用いて補正する補正部とを有する。
本願が開示する画像処理回路、画像処理装置及び画像処理方法の1つの態様によれば、少ない演算量で高精度の距離画像を生成することができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態1に係る画像処理装置の構成を示すブロック図である。 図2は、実施の形態1に係るプロセッサの機能を示すブロック図である。 図3は、実施の形態1に係る画像処理装置の動作を示すフロー図である。 図4は、実施の形態1に係る距離画像生成処理を示すフロー図である。 図5は、実施の形態1に係る画像補正処理を示すフロー図である。 図6は、実施の形態1に係る画像補正処理の具体例を示す図である。 図7は、実施の形態2に係るプロセッサの機能を示すブロック図である。 図8は、実施の形態2に係るエッジ選択処理を示すフロー図である。 図9は、実施の形態2に係るエッジ選択処理の具体例を示す図である。
以下、本願が開示する画像処理回路、画像処理装置及び画像処理方法の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、この実施の形態により本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1に係る画像処理装置100の構成を示すブロック図である。図1に示す画像処理装置100は、左カメラ110L、右カメラ110R、プロセッサ120、メモリ130及びディスプレイ140を有する。
左カメラ110L及び右カメラ110Rは、それぞれ撮像素子を備え、同時に同一の方向に向かって撮像する。ここでは、便宜上、2つのカメラを左カメラ110L及び右カメラ110Rとしたが、これらのカメラは、要するに異なる位置に備えられた2つのカメラである。また、左カメラ110Lによって撮像されて得られた画像を以下では「左画像」といい、右カメラ110Rによって撮像されて得られた画像を以下では「右画像」という。
左カメラ110L及び右カメラ110Rは、互いに異なる位置に配置されているため、同時に同一の方向に向かって撮像した場合でも、左画像と右画像とでは同じ被写体の座標位置が異なっている。この座標位置の違いは、被写体に関する2つのカメラの視差量に対応しており、カメラから近い被写体ほど視差量が大きいため、画像上での座標位置の違いも大きい。
プロセッサ120は、プログラムを実行し、画像処理装置100全体を制御する。具体的には、プロセッサ120は、左カメラ110L及び右カメラ110Rから左画像及び右画像を取得し、距離画像を生成する。そして、プロセッサ120は、生成された距離画像を用いて、例えば着色やフィルタリングなどの所定の表示処理を実行し、得られた表示画像をディスプレイ140に表示させる。また、プロセッサ120は、距離画像を生成する際、画像からエッジを抽出することにより得られるエッジ画像を用いて距離画像の補正を行う。これらのプロセッサ120の機能については、後に詳述する。なお、プロセッサ120は、例えばCPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA(Field Programmable Gate Array)又は画像処理回路などによって実現されても良い。
メモリ130は、例えばRAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)を備え、プロセッサ120が実行するプログラム自体やプログラム実行時に使用されるデータなどを記憶する。
ディスプレイ140は、例えば液晶素子を備え、プロセッサ120から出力される表示画像を表示する。
図2は、実施の形態1に係るプロセッサ120の機能を示すブロック図である。図2に示すプロセッサ120は、撮像制御部121、距離画像生成部122、エッジ検出部123、画像補正部124及び表示制御部125を有する。
撮像制御部121は、左カメラ110L及び右カメラ110Rを制御し、それぞれ左画像及び右画像を取得させる。すなわち、撮像制御部121は、左カメラ110L及び右カメラ110Rに同時に撮像を実行させる。そして、撮像制御部121は、得られた左画像及び右画像を左カメラ110L及び右カメラ110Rから取得する。
距離画像生成部122は、撮像制御部121によって取得された左画像及び右画像を用いて距離画像を生成する。すなわち、距離画像生成部122は、左画像の複数の画素を含む領域をテンプレートとし、右画像においてテンプレートを移動させながら、それぞれのマッチング位置において相関演算を行う。このとき、距離画像生成部122は、テンプレートを1画素ずつ移動させてマッチング位置を設定するのではなく、例えばテンプレート幅の画素数ずつテンプレートを移動させてマッチング位置を設定する。換言すれば、距離画像生成部122は、複数の画素の間隔を空けてマッチング位置を設定する。このため、右画像内に設定されるマッチング位置の数が少なくなり、距離画像生成部122が相関を算出するための演算量は少なくて済む。
距離画像生成部122は、1つのテンプレートについてすべてのマッチング位置に関する相関を算出すると、このテンプレートとの相関が最大となるマッチング位置(以下「最大相関位置」という)を決定する。こうして決定された右画像の最大相関位置は、左画像のテンプレートに対応する領域の位置である。そこで、距離画像生成部122は、左画像におけるテンプレートの位置座標と右画像における最大相関位置の位置座標との差から視差量を求める。そして、距離画像生成部122は、左画像のテンプレート内の画素に視差量を画素値として格納する。
さらに、距離画像生成部122は、左画像内で順次別のテンプレートを設定し、同様のマッチングを繰り返すことにより、左画像内のすべてのテンプレートについて視差量を求める。このような過程を経て、距離画像生成部122は、左画像を基準とし、画素値として視差量を有する距離画像を生成する。また、距離画像生成部122は、右画像内にテンプレートを設定して上記と同様の処理を行うことにより、右画像を基準とした距離画像を生成する。
エッジ検出部123は、撮像制御部121によって取得された左画像及び右画像を用いてエッジ画像を生成する。すなわち、エッジ検出部123は、例えばソーベルフィルタなどを用いて、左画像を基にしたエッジ画像と右画像を基にしたエッジ画像とを生成する。エッジ画像においては、例えば画像中の異なる被写体の境界にある輪郭線に相当する画素の画素値が大きくなっている。
画像補正部124は、エッジ検出部123によって生成されたエッジ画像を用いて、距離画像生成部122によって生成された距離画像を補正する。このとき、画像補正部124は、左画像を基準とした距離画像を補正する場合には、左画像から生成されたエッジ画像を用い、右画像を基準とした距離画像を補正する場合には、右画像から生成されたエッジ画像を用いる。
具体的には、画像補正部124は、距離画像内のブロックであってマッチング時に使用されたテンプレートに相当する各ブロックについて、エッジ画像を参照することにより、ブロック内にエッジが含まれるか否かを判定する。そして、画像補正部124は、エッジが含まれるブロックについて、エッジよりも左側の画素には左隣のブロック内の画素の画素値をコピーする。同様に、画像補正部124は、エッジが含まれるブロックについて、エッジから右側の画素には右隣のブロック内の画素の画素値をコピーする。このようにして、画像補正部124は、エッジが含まれるブロックにおいて、エッジよりも隣接ブロック側の画素の画素値を隣接ブロックの画素の画素値に置き換える。この結果、画像補正部124は、画像中の輪郭線が明瞭になるように補正された距離画像を得る。
表示制御部125は、画像補正部124によって補正された距離画像を用いて、例えば着色やフィルタリングなどの所定の表示処理を実行し、得られた表示画像をディスプレイ140へ出力する。
次いで、上記のように構成された画像処理装置100の動作について、図3に示すフロー図を参照しながら説明する。
撮像制御部121によって左カメラ110L及び右カメラ110Rが制御され、同時に同方向に向かって撮像された左画像及び右画像が撮像制御部121によって取得される。取得された左画像及び右画像は、距離画像生成部122及びエッジ検出部123へ出力され、距離画像生成部122によって、マッチングが行われることにより距離画像が生成される(ステップS101)。このとき、マッチングは、テンプレートを1画素ずつ移動させながら行われるのではなく、テンプレートを複数の画素ずつ移動させながら行われる。このため、生成される距離画像は粗い画像となるものの、距離画像生成時の演算量は少なくて済む。なお、距離画像生成部122による距離画像生成処理については、後に図4に示すフロー図を参照しながら詳述する。
一方、エッジ検出部123によって、例えばソーベルフィルタが用いられることにより、左画像及び右画像それぞれに対応するエッジ画像が生成される(ステップS102)。エッジ画像の生成は、比較的容易な処理であり、実行される演算の量も多くない。このため、エッジ画像の生成による演算量の増大は無視できる程度に小さい。なお、距離画像の生成とエッジ画像の生成とは、並行して実行されても良く、一方の画像の生成が他方の画像の生成より先に実行されても良い。
生成された距離画像及びエッジ画像は、画像補正部124へ出力され、画像補正部124によって、エッジ画像を用いた距離画像の補正が行われる(ステップS103)。具体的には、画像補正部124によって、距離画像内のブロックにおいて、エッジよりも隣接ブロック側の画素に隣接ブロックの画素の画素値がコピーされ、距離画像中の輪郭線を明瞭にする補正が行われる。この結果、距離画像生成部122によって生成された粗い距離画像から、輪郭線の位置が正確な距離画像が得られる。すなわち、距離画像生成時の演算量を削減しても、高精度な距離画像を得ることができる。
また、通常、左カメラ110L及び右カメラ110Rから被写体までの距離は、画像中の輪郭線の位置を境界にして大きく変化するはずである。このため、距離画像において、エッジを含むブロックの画素値は、カメラからの距離が異なる複数の被写体までの距離を反映した視差量となっており、個々の被写体に関する正確な視差量ではない。そこで、エッジよりも隣接ブロック側の画素には、エッジを含まない隣接ブロック内の画素の画素値をコピーすることで、エッジを含むブロック内の画素の画素値を正確な視差量に変換することができる。なお、画像補正部124による画像補正処理については、後に図5に示すフロー図を参照しながら詳述する。
補正された距離画像は、表示制御部125へ出力され、表示制御部125によって、例えば着色やフィルタリングなどの所定の表示処理が実行され、得られた表示画像がディスプレイ140に表示される(ステップS104)。
次に、距離画像生成部122による距離画像生成処理について、図4に示すフロー図を参照しながら説明する。なお、以下においては、左画像にテンプレートを設定して左画像を基準とした距離画像を生成する場合の距離画像生成処理について説明するが、右画像を基準とした距離画像を生成する場合も同様の処理を実行すれば良い。
まず、左画像内の複数の画素を含む領域がテンプレートに設定される(ステップS201)。テンプレートは、例えば左画像を分割して得られる複数の矩形領域のそれぞれに対応し、ここでは、例えば左画像の左上端に形成される矩形領域がテンプレートに設定される。なお、テンプレートは、隣接するテンプレート同士が重複するように設定されても良いが、互いに重複しない複数の矩形領域をそれぞれテンプレートとすることにより、テンプレートの数を最小限にすることができる。結果として、右画像とのマッチング処理の回数を最小限に抑制し、演算量を削減することができる。
テンプレートが設定されると、テンプレートとの相関が算出される右側画像内のマッチング位置が設定される(ステップS202)。マッチング位置は、例えば右画像の左上端から右下端へ向かって順次設定されるが、ここでは、例えば右画像の左上端にマッチング位置が設定される。
マッチング位置が設定されると、テンプレートとマッチング位置におけるテンプレートと同サイズの領域との間で相関が算出される(ステップS203)。すなわち、ここでは、左画像と右画像の間で左上端における矩形領域内にある画素の輝度値の相関が算出される。算出された相関は、例えばメモリ130に一時的に記憶される。
そして、右画像全体について、テンプレートとの相関算出が終了したか否かが判断され(ステップS204)、終了していない場合には(ステップS204No)、右画像において次のマッチング位置が設定される(ステップS202)。すなわち、マッチング位置は、右画像の左上端から右下端へ向かって順次設定されるため、右下端のマッチング位置までのすべてのマッチング位置についてテンプレートとの相関算出が終了したか否かが判断される。ここでは、左上端のマッチング位置についてテンプレートとの相関算出が終了したのみであるため、ステップS202において次のマッチング位置が設定される。
ここで、次のマッチング位置は、現在のマッチング位置から複数画素の間隔を空けて設定される。すなわち、右画像におけるマッチング位置は、1画像ずつ移動して設定されるのではなく、複数画素ずつ移動して設定される。具体的には、例えば、現在のマッチング位置からテンプレート幅の画素数だけ右方向に移動した位置が次のマッチング位置となる。このように、次のマッチング位置が現在のマッチング位置から複数画素の間隔を空けて設定されるため、右画像内のマッチング位置の数を削減することができ、相関算出のための演算量を削減することができる。
このように、右画像において複数画素の間隔を空けてマッチング位置が順次設定されると、それぞれのマッチング位置においてテンプレートとの相関が算出され、算出された相関がメモリ130に記憶される。そして、右画像全体について、テンプレートとの相関算出が終了すると(ステップS204Yes)、メモリ130に記憶された相関が最大となるマッチング位置(最大相関位置)が決定される(ステップS205)。最大相関位置は、左画像において設定されたテンプレートとの相関が最も高い右画像内の領域の位置を示しているため、左画像のテンプレートに対応する右画像内の対応領域を示しているといえる。
そして、左画像のテンプレートと右画像内の対応領域との画像上における位置座標の差分から視差量が求められ、求められた視差量がテンプレート内の画素の画素値として格納される。これにより、左画像の左上端に設定されたテンプレートに関してのマッチングが終了し、左画像内のすべてのテンプレートについてマッチングが終了したか否かが判断される(ステップS206)。ここでは、左上端のテンプレートについてマッチングが終了したのみであるため、すべてのテンプレートについてのマッチングは終了しておらず(
ステップS206No)、ステップS201において次のテンプレートが設定される。次のテンプレートは、例えば現在のテンプレートに隣接するテンプレートなどとすることができる。したがって、ここでは、現在のテンプレートが左画像の左上端に位置しているため、例えば、このテンプレートの右隣の矩形領域が次のテンプレートとなる。
このように、左画像の各テンプレートについて、右画像内のすべてのマッチング位置における相関が算出されて最大相関位置が決定され、テンプレートと最大相関位置の位置座標の差分から視差量が求められる。そして、求められた視差量が各テンプレート内の画素の画素値として格納される。この結果、テンプレートに対応するブロックごとに同一の視差量を画素値として有する画素からなる距離画像が生成される。生成された距離画像には、孤立点の除去や平滑化などの所定の処理が施され(ステップS207)、これらの処理後の距離画像が距離画像生成部122から画像補正部124へ出力される。
次に、画像補正部124による画像補正処理について、図5に示すフロー図を参照しながら説明する。なお、以下においては、左画像を基準とした距離画像を補正する場合の画像補正処理について説明するが、右画像を基準とした距離画像を補正する場合も同様の処理を実行すれば良い。
画像補正部124による画像補正処理は、距離画像生成処理において用いられたテンプレートに対応するブロック単位で実行される。すなわち、距離画像において、同一の画素値を有する複数の画素からなるブロックごとに、エッジ画像を用いた補正が行われる。具体的には、まず、距離画像内の1つのブロックが補正対象の対象ブロックに設定される(ステップS301)。対象ブロックは、例えば距離画像の左上端のブロックから順に設定されれば良い。
対象ブロックが設定されると、エッジ検出部123によって生成されたエッジ画像が参照され、対象ブロック内にエッジが含まれるか否かが判定される(ステップS302)。すなわち、左画像を基準とした距離画像を補正する場合には、左画像から生成されたエッジ画像が参照され、エッジ画像内の対象ブロックに対応する領域にエッジに対応する画素が含まれるか否かが判定される。
この判定の結果、対象ブロック内にエッジが含まれなければ(ステップS302No)、次の対象ブロックが設定される(ステップS301)。すなわち、例えば現在の対象ブロックの右隣のブロックが次の対象ブロックに設定される。このようにして距離画像の左上端から対象ブロックが順次設定され、対象ブロック内にエッジが含まれると判定されると(ステップS302Yes)、対象ブロック内の画素の画素値が置き換えられる。
具体的には、対象ブロック内のエッジに対応する画素よりも左側のすべての画素に、対象ブロックの左側に隣接する隣接ブロック内の画素の画素値がコピーされる。同様に、対象ブロック内のエッジに対応する画素から右側のすべての画素に、対象ブロックの右側に隣接する隣接ブロック内の画素の画素値がコピーされる(ステップS303)。この結果、すべての画素の画素値が同一であった対象ブロックにおいて、エッジに対応する画素を境界として画素値が異なることになる。したがって、画像中の正確な輪郭線の位置を示すエッジ画像のエッジが距離画像においても明瞭になる。換言すれば、距離画像において正確な位置に輪郭線が表れることとなり、距離画像の精度が向上する。また、エッジを含まない隣接ブロックの画素値をコピーすることにより、単一の被写体に関する視差量を対象ブロックの画素値とすることができ、距離画像の精度が向上する。
ここまでの処理により、エッジが含まれる対象ブロックに関しての補正が終了し、距離画像内のすべてのブロックが対象ブロックとなったか否かが判断される(ステップS304)。この判断の結果、まだ対象ブロックとなっていないブロックが残っていれば(ステップS304No)、ステップS301において次の対象ブロックが設定される。また、すべてのブロックが対象ブロックとなり、距離画像全体についての補正が終了していれば(ステップS304Yes)、画像補正処理が終了する。
ここで、距離画像のブロック内の画素値のコピーについて、図6を参照してより具体的に説明する。図6において、補正前の距離画像150のブロック151内の画素は画素値aを有し、ブロック152内の画素は画素値bを有している。また、距離画像150に対応するエッジ画像160においては、エッジ161が検出されている。エッジ161は、エッジ画像160の左から3列目に位置しているため、距離画像150のブロック151内に含まれることになる。
この状況で上述した隣接ブロックの画素値のコピーを実行すると、補正後の距離画像170においては、ブロック171内のエッジ173から右側の画素の画素値がブロック172内の画素の画素値bに等しくなっている。すなわち、補正前はすべての画素が画素値aを有していたブロック151が、補正後はエッジよりも左側の画素が画素値aを有しエッジから右側の画素が画素値bを有するブロック171に変更されている。これは、補正前は、ブロック151とブロック152の境界が輪郭線となっていたのに対し、補正後は、エッジ画像160におけるエッジ161が距離画像においても輪郭線となったことを意味する。このように、ブロック単位で輪郭線が表れる粗い距離画像に対して、本実施の形態に係るエッジ画像を用いた画像補正処理を施すことにより、正確な位置に輪郭線が表れた高精度の距離画像を得ることができる。
なお、図6においては、ブロック151の左側に隣接する隣接ブロックを省略したため、補正後もエッジ173より左側の画素が画素値aを有することとなっている。しかしながら、ブロック151の左側に隣接ブロックがある場合は、補正後において、エッジ173より左側の画素の画素値が、左側の隣接ブロック内の画素の画素値に等しくなる。
以上のように、本実施の形態によれば、左画像及び右画像を用いて、複数画素の間隔を空けてマッチング位置を移動させつつテンプレートとの相関を算出することにより、粗い距離画像を生成するとともに、エッジ画像を生成する。そして、テンプレートに対応する距離画像のブロックのうちエッジを含むブロックについては、エッジから隣接ブロック側の画素の画素値を隣接ブロックの画素値に置き換える。このため、距離画像生成時の相関演算量を削減することができるとともに、正確な位置に輪郭線が表れた高精度の距離画像を得ることができる。つまり、少ない演算量で高精度の距離画像を生成することができる。
(実施の形態2)
上記実施の形態1においては、エッジを含む距離画像のブロック内のエッジから隣接ブロック側の画素の画素値を隣接ブロックの画素値に置き換える画像補正処理を行うこととした。しかしながら、例えば画像にノイズなどが発生している場合には、1つのブロックの同一行にエッジを示す画素(以下「エッジ画素」という)が複数含まれ、適切な画像補正処理が行われないことがある。そこで、実施の形態2では、1つのブロックの同一行にエッジ画素が複数含まれる場合でも、適切な1つのエッジ画素を選択した上で画像補正処理が行われる。
本実施の形態に係る画像処理装置の構成は、実施の形態1の画像処理装置(図1)と同様であるため、その説明を省略する。本実施の形態においては、プロセッサ120の機能が実施の形態1とは異なっている。
図7は、実施の形態2に係るプロセッサ120の機能を示すブロック図である。図7において、図2と同じ部分には同じ符号を付し、その説明を省略する。図7に示すプロセッサ120では、図2に示すプロセッサ120に単一エッジ選択部201が追加されている。
単一エッジ選択部201は、エッジ画像において、各ブロックの行ごとに1つのエッジ画素を選択する。すなわち、距離画像生成部122が距離画像生成時に使用するテンプレートに対応するブロック内には、同一行に複数のエッジ画素が存在する可能性があるが、単一エッジ選択部201は、ブロック内の各行から1つのエッジ画素を選択する。
具体的には、単一エッジ選択部201は、エッジ画像のブロック内において、上下に隣接する行のエッジ画素のうち互いのユークリッド距離が小さいエッジ画素同士を順に結合していき、複数のエッジ画素を含むエッジ候補を決定する。ここで、ブロック内の同一行に複数のエッジ画素が存在する場合には、1ブロックについて複数のエッジ候補が決定される。そして、単一エッジ選択部201は、複数のエッジ候補のうち、画素値の総和が最も大きいエッジ候補をエッジと判定し、このエッジに含まれるエッジ画素を最終的なエッジ画素とする。
次いで、単一エッジ選択部201によるエッジ選択処理について、図8に示すフロー図を参照しながら説明する。以下のエッジ選択処理は、エッジ画像に設定されるブロックであって、距離画像生成部122が使用するテンプレートに対応するブロックごとに実行される。
まず、エッジ画像のブロックから画素値が閾値以上のエッジ画素が抽出される(ステップS401)。エッジ画像においては、エッジに相当する画素の画素値が大きくなっているため、閾値以上の画素値を有する画素を抽出することにより、エッジに相当するエッジ画素が抽出される。この段階では、同一行から複数のエッジ画素が抽出される可能性がある。
そして、上下の行のエッジ画素を結合してエッジ候補を決定するために、エッジ画素の結合を開始する開始行が決定される(ステップS402)。開始行の決定は、ブロック内の複数の行のうち、エッジ画素が最も少ない行を選択することによって行われる。開始行が決定されると、開始行に含まれるエッジ画素のいずれか1つが結合の起点となる起点画素に設定される(ステップS403)。
そして、起点画素と上下に隣接する行の起点画素近傍にあるエッジ画素との画素値の比較が行われ、起点画素近傍のエッジ画素のうち起点画素との画素値の差分が最小の画素が抽出される(ステップS404)。すなわち、例えば開始行の起点画素と比較して、開始行の上方向に隣接する行からエッジ画素が抽出される場合には、起点画素の画素値と起点画素からのユークリッド距離が小さい左上、真上及び右上の3近傍画素のうちのエッジ画素の画素値との差分が求められる。そして、求められた差分が最も小さくなるエッジ画素が開始行の上方向に隣接する行から抽出される。なお、上下に隣接するいずれの行においても起点画素の3近傍画素にエッジ画素が含まれない場合には、いずれの画素も抽出されず、この起点画素に関してのエッジ選択処理は終了する。
このようにして起点画素の3近傍画素にエッジ画素が含まれる場合は、いずれか1つのエッジ画素が抽出され、すべての行からエッジ画素の抽出が終了したか否かが判断される(ステップS405)。この判断の結果、まだエッジ画素の抽出が行われていない行がある場合には(ステップS405No)、直近に抽出されたエッジ画素が新たに起点画素に設定され(ステップS403)、さらに隣接する行からエッジ画素の抽出が行われる(ステップS404)。
このように、起点画素の上下に隣接する行の3近傍画素にエッジ画素が含まれる場合は1つのエッジ画素を抽出し、抽出されたエッジ画素を新たな起点画素に設定して隣接する行のエッジ画素を抽出する処理が繰り返される。この結果、すべての行からエッジ画素の抽出が終了した場合には(ステップS405Yes)、開始行に設定された起点画素を含み上下方向に結合する一連のエッジ画素からなるエッジ候補が得られる。
そして、開始行のすべてのエッジ画素を起点画素として同様の処理を繰り返すことにより、開始行のエッジ画素ごとにエッジ候補が得られる。そこで、各エッジ候補の画素値の総和が比較され、画素値の総和が最も大きいエッジ候補がエッジと判断される。これにより、エッジと判断されたエッジ候補に含まれる各行のエッジ画素が最終的なエッジ画素となる。各エッジ候補は、一行に1つのエッジ画素を含むため、どのエッジ候補がエッジと判断されても、最終的なエッジ画素は一行に1つしか含まれない。したがって、単一エッジ選択部201は、一行に1つのエッジ画素を含むエッジ画像を生成し、画像補正部124へ出力することができる。この結果、画像補正部124は、各行から適切な1つのエッジ画素が選択されたエッジ画像を用いて、正しく画像補正処理を行うことができる。
ここで、エッジ選択処理の具体例について、図9を参照しながら説明する。図9は、エッジ検出部123によって生成されたエッジ画像から単一エッジ選択部201が最終的なエッジを選択する処理を説明する図である。
図9に示すエッジ画像の各画素のうち、画素値が200以上の画素はエッジ画素である。図9においては、エッジ画素の画素値に下線を引いて示している。すなわち、例えば行#1においては、左から4番目の画素(画素値256)及び左から6番目の画素(画素値200)の2つがエッジ画素である。同様に、例えば行#2においては、左から3番目の画素(画素値200)がエッジ画素である。
このようなエッジ画像において、まずエッジ画素が最も少ない行が開始行に決定される。すなわち、図9においては、エッジ画素を1つしか含まない行#2が開始行に決定される。また、開始行のエッジ画素が起点画素に設定されるため、行#2の左から3番目の画素(画素値200)が起点画素に設定される。
起点画素が設定されると、隣接する行の3近傍画素からエッジ画素が抽出されるが、例えば行#1については、起点画素の3近傍画素のうち左から4番目の画素(画素値256)のみがエッジ画素である。このため、行#1からは左から4番目の画素(画素値256)が抽出される。同様に、行#3からは左から4番目の画素(画素値225)が抽出される。
そして、行#3からエッジ画素が抽出されると、このエッジ画素が新たに起点画素となり、行#4からエッジ画素が抽出される。行#4においては、起点画素の3近傍画素のうち左から4番目の画素(画素値230)と左から5番目の画素(画素値200)とがエッジ画素である。これら2つのエッジ画素のうち、起点画素である行#3の左から4番目の画素(画素値225)との画素値の差分が最も小さいのは、行#4の左から4番目の画素(画素値230)である。このため、行#4からは左から4番目の画素(画素値230)が抽出される。
以下同様に、行#4から抽出されたエッジ画素が起点画素となり、行#5からエッジ画素が抽出される。行#5からは、行#4の左から4番目の画素(画素値230)との画素値の差分が最も小さい左から4番目の画素(画素値256)が抽出される。そして、行#6からは、行#5の左から4番目の画素(画素値256)との画素値の差分が最も小さい左から5番目の画素(画素値230)が抽出される。また、行#7及び行#8からは、それぞれ左から5番目の画素(画素値240)と左から6番目の画素(画素値220)とが抽出される。
これにより、図9において白黒反転して示すエッジ画素を含むエッジ候補が決定される。図9に示すエッジ画像においては、開始行である行#2にエッジ画素が1つしかないことから、このエッジ候補がエッジであると判断され、白黒反転して示すエッジ画素が最終的なエッジ画素となる。これらの最終的なエッジ画素は、各行に1つずつしか含まれておらず、画像補正部124は、正しく画像補正処理を行うことができる。
以上のように、本実施の形態によれば、ブロック内の互いに隣接する行から結合可能なエッジ画素を順次選択してエッジ候補とし、画素値の総和が最も大きいエッジ候補をエッジと判断し、エッジに含まれるエッジ画素を最終的なエッジ画素とする。このため、エッジ画像の1つのブロックの同一行にエッジ画素が複数含まれる場合でも、正しく画像補正処理を行うことができる。
なお、上記各実施の形態においては、プロセッサ120を用いて左画像及び右画像から距離画像を生成するものとした。このような距離画像の生成に用いられるプロセッサは、汎用のプロセッサのみではなく、例えば動画像の符号化において用いられる画像処理専用回路などを含む。この画像処理専用回路は、動画像の画像符号化においてマクロブロック単位で動きベクトルを探索する処理などを実行する回路である。動画像の連続する2フレームの間で動きベクトルを探索する処理を、上記各実施の形態の左画像及び右画像に適用することにより、既存の回路を用いて距離画像を効率的に生成することができる。
また、例えばYCbCr方式の4:2:2フォーマットや4:2:0フォーマットの画像に対して、上記各実施の形態の画像処理を適用する場合には、輝度Yの画像と色差Cb、Crいずれか一方の画像とに対して画像処理を適用しても良い。こうすることにより、色差Cb、Crの双方の画像に対して画像処理を適用する場合と比べて、高精度な距離画像を生成する際の演算量をさらに削減することができる。
上記各実施の形態に係る画像処理装置100は、例えばスマートフォンなどの携帯端末装置や汎用サーバなどの情報処理装置に実装することが可能である。また、上記各実施の形態に係る画像処理装置100は、必ずしも左カメラ110L及び右カメラ110Rを備える必要はなく、別体のカメラによって撮像された2画像を取得した上で、上記各実施の形態と同様の画像処理を行っても良い。
さらに、上記各実施の形態において説明した画像処理装置100の動作をコンピュータが実行可能なプログラムとして記述することも可能である。この場合、このプログラムをコンピュータが読み取り可能な記録媒体に格納し、コンピュータに導入することも可能である。コンピュータが読み取り可能な記録媒体としては、例えばCD−ROM、DVDディスク、USBメモリなどの可搬型記録媒体や、例えばフラッシュメモリなどの半導体メモリが挙げられる。
110L 左カメラ
110R 右カメラ
120 プロセッサ
121 撮像制御部
122 距離画像生成部
123 エッジ検出部
124 画像補正部
125 表示制御部
130 メモリ
140 ディスプレイ
201 単一エッジ選択部

Claims (7)

  1. 異なる2点から撮像された2画像に基づいて、前記異なる2点からの視差量を画素値として有する距離画像であって複数の画素からなるブロックごとに同一の画素値を有する距離画像を生成する距離画像生成部と、
    前記異なる2点から撮像された2画像の少なくとも一方に基づいて、エッジの位置を示すエッジ画像を生成するエッジ画像生成部と、
    前記距離画像のブロックのうち、前記エッジ画像によって示されるエッジを含むブロックの画素値を当該ブロックに隣接する隣接ブロックの画素値を用いて補正する補正部と
    を有することを特徴とする画像処理回路。
  2. 前記補正部は、
    前記エッジを含むブロックの画素のうち、前記エッジよりも前記隣接ブロック側の画素の画素値を当該隣接ブロックの画素値に置き換えることを特徴とする請求項1記載の画像処理回路。
  3. 前記距離画像のブロックに対応する前記エッジ画像のブロックにおいて、同一の行又は列にエッジであることを示すエッジ画素が複数含まれる場合に、互いに隣接する行又は列のエッジ画素間のユークリッド距離と各エッジ画素の画素値とに基づいて、同一の行又は列から1つのエッジ画素を選択する選択部
    をさらに有することを特徴とする請求項1又は2記載の画像処理回路。
  4. 前記距離画像生成部は、
    前記異なる2点から撮像された2画像のうち一方の画像の一部の領域をテンプレートに設定し、他方の画像に複数の画素の間隔を空けて設定される複数のマッチング位置において前記テンプレートとのマッチングを行う処理を含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像処理回路。
  5. メモリと、
    前記メモリに接続されたプロセッサとを有し、
    前記プロセッサは、
    異なる2点から撮像された2画像に基づいて、前記異なる2点からの視差量を画素値として有する距離画像であって複数の画素からなるブロックごとに同一の画素値を有する距離画像を生成し、
    前記異なる2点から撮像された2画像の少なくとも一方に基づいて、エッジの位置を示すエッジ画像を生成し、
    前記距離画像のブロックのうち、前記エッジ画像によって示されるエッジを含むブロックの画素値を当該ブロックに隣接する隣接ブロックの画素値を用いて補正する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  6. 異なる2点から撮像された2画像に基づいて、前記異なる2点からの視差量を画素値として有する距離画像であって複数の画素からなるブロックごとに同一の画素値を有する距離画像を生成し、
    前記異なる2点から撮像された2画像の少なくとも一方に基づいて、エッジの位置を示すエッジ画像を生成し、
    前記距離画像のブロックのうち、前記エッジ画像によって示されるエッジを含むブロックの画素値を当該ブロックに隣接する隣接ブロックの画素値を用いて補正する
    ことを特徴とする画像処理方法。
  7. コンピュータに、
    異なる2点から撮像された2画像に基づいて、前記異なる2点からの視差量を画素値として有する距離画像であって複数の画素からなるブロックごとに同一の画素値を有する距離画像を生成し、
    前記異なる2点から撮像された2画像の少なくとも一方に基づいて、エッジの位置を示すエッジ画像を生成し、
    前記距離画像のブロックのうち、前記エッジ画像によって示されるエッジを含むブロックの画素値を当該ブロックに隣接する隣接ブロックの画素値を用いて補正する
    処理を実行させることを特徴とする画像処理プログラム。
JP2013093070A 2013-04-25 2013-04-25 画像処理回路、画像処理装置及び画像処理方法 Expired - Fee Related JP6175878B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013093070A JP6175878B2 (ja) 2013-04-25 2013-04-25 画像処理回路、画像処理装置及び画像処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013093070A JP6175878B2 (ja) 2013-04-25 2013-04-25 画像処理回路、画像処理装置及び画像処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014215840A true JP2014215840A (ja) 2014-11-17
JP6175878B2 JP6175878B2 (ja) 2017-08-09

Family

ID=51941539

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013093070A Expired - Fee Related JP6175878B2 (ja) 2013-04-25 2013-04-25 画像処理回路、画像処理装置及び画像処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6175878B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017022565A (ja) * 2015-07-10 2017-01-26 キヤノン株式会社 画像処理装置及びその制御方法、並びにプログラム
KR101712435B1 (ko) * 2015-09-10 2017-03-07 (주)이더블유비엠 윤곽선 깊이정보 확장장치
WO2020209040A1 (ja) * 2019-04-10 2020-10-15 ソニー株式会社 画像処理装置、及び画像処理方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000121319A (ja) * 1998-10-15 2000-04-28 Sony Corp 画像処理装置および画像処理方法、並びに提供媒体
JP2001043496A (ja) * 1999-07-30 2001-02-16 Fuji Heavy Ind Ltd フェールセーフ機能を有する車外監視装置
JP2010226694A (ja) * 2009-02-24 2010-10-07 Ricoh Co Ltd 画像処理装置及び画像処理方法
JP2011039690A (ja) * 2009-08-07 2011-02-24 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 画像処理方法、画像処理装置及びひび割れ検知システム

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000121319A (ja) * 1998-10-15 2000-04-28 Sony Corp 画像処理装置および画像処理方法、並びに提供媒体
JP2001043496A (ja) * 1999-07-30 2001-02-16 Fuji Heavy Ind Ltd フェールセーフ機能を有する車外監視装置
JP2010226694A (ja) * 2009-02-24 2010-10-07 Ricoh Co Ltd 画像処理装置及び画像処理方法
JP2011039690A (ja) * 2009-08-07 2011-02-24 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 画像処理方法、画像処理装置及びひび割れ検知システム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017022565A (ja) * 2015-07-10 2017-01-26 キヤノン株式会社 画像処理装置及びその制御方法、並びにプログラム
KR101712435B1 (ko) * 2015-09-10 2017-03-07 (주)이더블유비엠 윤곽선 깊이정보 확장장치
WO2020209040A1 (ja) * 2019-04-10 2020-10-15 ソニー株式会社 画像処理装置、及び画像処理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6175878B2 (ja) 2017-08-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6115781B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP5980294B2 (ja) データ処理装置、撮像装置、およびデータ処理方法
US9508153B2 (en) Distance measurement apparatus, imaging apparatus, distance measurement method, and program
US9727984B2 (en) Electronic device and method for processing an image
JP2015197745A (ja) 画像処理装置、撮像装置、画像処理方法及びプログラム
JP6619565B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム
JP2019004305A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム
JP2017083427A5 (ja)
JP6175878B2 (ja) 画像処理回路、画像処理装置及び画像処理方法
JP7117872B2 (ja) 画像処理装置、撮像装置、画像処理方法、及びプログラム
JP6395429B2 (ja) 画像処理装置、その制御方法及び記憶媒体
US20170178351A1 (en) Method for determining missing values in a depth map, corresponding device, computer program product and non-transitory computer-readable carrier medium
US10212412B2 (en) Method of increasing photographing speed of photographing device
JP2017054431A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム
JP2016032265A (ja) 画像処理装置
CN110288543B (zh) 一种深度图像保边处理方法和装置
CN111383183B (zh) 图像边缘增强方法、装置以及计算机存储介质
JP2018148513A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム
JP5887974B2 (ja) 類似画像領域探索装置、類似画像領域探索方法、及び類似画像領域探索プログラム
JP2008147915A (ja) 画像の色を補正する画像処理装置、および画像処理プログラム
JP2015207841A5 (ja)
WO2017090705A1 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体
US9454801B2 (en) Image processing apparatus, method for processing image, and program
US10839540B2 (en) Apparatus and method for generating intermediate view image
JP2018072941A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、プログラム、記憶媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160113

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161122

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170123

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170613

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170626

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6175878

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees