JP2014214973A - ガス燃焼装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ガス燃焼装置において、電磁開閉弁を閉弁状態から開弁状態へ切替える際の騒音の発生を防止しつつ、燃焼運転開始指示からバーナが点火されるまでの時間が長くなることを抑制する。【解決手段】ガス暖房機Aは、燃料ガスをガスバーナ4へ導くガス供給管6に配設されて印加電圧に応じて該ガス供給管6を開閉する電磁開閉弁24,25と、ガスバーナ4に臨んで設けられて、駆動時に火花放電を生じる点火器19と、ユーザによる燃焼運転開始指示を受けたときに、電磁開閉弁24,25の印加電圧を、電磁開閉弁24,25が閉弁状態となる閉弁レベルから電磁開閉弁24,25が開弁状態となる開弁レベルまで漸増させる印加電圧漸増処理を開始し、該開始後に点火器19を駆動してガスバーナ4に点火する制御部34とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、ガス暖房機等のガス燃焼装置に関する。
ガス暖房機等のガス燃焼装置は、燃料ガスをバーナへ導く燃料ガス通路に配設されて印加電圧に応じて該燃料ガス通路を開閉する電磁開閉弁を備える。該電磁開閉弁は、ユーザによる燃焼運転の開始及び停止の指示に応じて燃料ガス通路を開閉するとともに、燃焼運転中に停電その他の異常が検知されたときに、燃料ガス通路を遮断する安全弁としての役割も有している。
従来のガス燃焼装置は、燃焼運転開始時に、燃焼運転に支障が生じる異常がないかを確認し、異常が無いことが確認されれば、点火器を駆動した状態で、電磁開閉弁を閉弁状態から開弁状態へ切替えて燃料ガス通路を開くことにより、バーナに点火するようにしている。
また、電磁開閉弁の開閉時の衝撃を緩和するために、特許文献1の電磁開閉弁のように、印加電圧を漸増させることにより、弁体が緩慢に移動するようにしたものが知られている。
実開平1−115086号公報
ガス燃焼装置に備えられる電磁開閉弁では、閉弁状態から開弁状態へ切替える場合に、弁体がストッパに当接する際に生じる音(騒音)を小さくすることが望まれる。そこで、従来のガス燃焼装置に特許文献1の印加電圧を漸増させる処理を適用して、弁体をストッパに緩やかに当接させることにより、当接する際に生じる音を低減するが考えられる。しかし、この場合には、電磁開閉弁への電圧の印加を開始してから、印加電圧が漸増して、電磁開閉弁が開弁状態になるまで所要時間が、印加電圧を漸増することなく、一気に開弁状態のレベルの電圧まで増大させる場合よりも長くなる。したがって、燃焼運転開始指示からバーナが点火されるまでの時間が長くなり、好ましくない。
本発明の目的は、電磁開閉弁を閉弁状態から開弁状態へ切替える際の騒音を防止しつつ、燃焼運転開始指示からバーナが点火されるまでの時間が長くなることを抑制したガス燃焼装置を提供することである。
本発明は上記目的を達成するためになされたものであり、本発明のガス燃焼装置は、バーナと、燃料ガスを前記バーナへ導く燃料ガス通路と、該燃料ガス通路に配設されて印加電圧に応じて該燃料ガス通路を開閉する電磁開閉弁と、バーナに臨んで設けられて、駆動時に火花放電を生じる点火器と、ユーザによる燃焼運転開始指示を受けたときに、前記電磁開閉弁の印加電圧を、前記電磁開閉弁が閉弁状態となる閉弁レベルから前記電磁開閉弁が開弁状態となる開弁レベルまで漸増させる印加電圧漸増処理を開始し、該開始後に点火器を駆動してバーナに点火する制御部とを備えることを特徴とする。
かかる本発明によれば、電磁開閉弁の閉弁状態から開弁状態への切替は、印加電圧漸増処理により行われるので、電磁開閉弁は、徐々に閉弁状態から開弁状態へ切替えられ、これにより、切替時に電磁開閉弁の弁体がストッパに当接する際に生じる騒音を防止することができる。また、印加電圧漸増処理が点火器の駆動開始前に開始されることにより、電磁開閉弁の印加電圧が点火器の駆動開始後に開弁レベルに達する時刻が早まり、ひいては、ユーザによる燃焼運転開始指示からバーナが点火されるまでの時間が長くなることを抑制することができる。
また、前記制御部は、前記印加電圧漸増処理において前記点火器の駆動開始時までは前記電磁開閉弁が閉弁状態に保持されるレベル範囲内で前記電磁開閉弁の印加電圧を漸増することが好ましい。
この構成によれば、点火器の駆動開始後に電磁開閉弁が開弁状態に達する時刻を早めるために、印加電圧漸増処理を点火器の駆動開始前に開始したときも、点火器の駆動前のバーナへのガスの放出を防止することができる。
また、前記制御部は、ユーザによる燃焼運転開始指示を受けて前記印加電圧漸増処理を開始したときに、前記電磁開閉弁の印加電圧が前記開弁レベルまで上昇する前に、所定の異常有無確認処理を開始し、異常を確認したときは、前記電磁開閉弁の印加電圧を前記閉弁レベルに戻すことが好ましい。
この構成によれば、点火器の駆動開始後に電磁開閉弁が開弁状態に達する時刻を早めるために、印加電圧漸増処理の開始時刻を早めたときも、電磁開閉弁が開弁状態に達する前に、所定の異常有無確認処理を開始するので、もし異常有無確認処理において異常が確認されれば、電磁開閉弁の印加電圧が開弁レベルに達する前に閉弁レベルに戻される。したがって、ガス燃焼装置に異常が生じている状態でバーナの燃焼が開始されることを回避することができる。
本発明の実施形態に係るガス暖房機の全体構成図。 ガス暖房機の制御ブロック図。 燃焼運転開始ルーチンのフローチャート。 燃焼運転開始ルーチンにおけるタイミングチャート。
図1を参照して、ガス暖房機Aは、室内に設置される本体ケース1内に、ダクト2、送風ファン3、ガスバーナ4、給気ダクト5、ガス供給管6、及び制御ユニット7を備えている。
ダクト2は、温風の送風路を構成するものであり、室内空気sを取り込むための吸気口8が本体ケース1の背面に開口し、本体ケース1の前面下部において温風の吹出口9が開口している。吸気口8には、塵や埃等がダクト2内に流入するのを防ぐためにエアフィルタ10が着脱自在に取付けられている。吹出口9には、その開口度合いを調節する可動式ルーバ11が取付けられ、この可動式ルーバ11を駆動するためのギヤドモータ12が設けられている。
送風ファン3は、通電電流に比例して回転数が変化するファンモータ14と、ダクト2内に吹出口9に臨んで配置され、ファンモータ14により回転駆動される回転羽根15とを有し、回転羽根15の回転により吸気口8からダクト2内に室内空気sを吸引する。そして、吸引した室内空気sをダクト2内に組み込まれたガスバーナ4の燃焼排気hと混合し、それを温風mとして吹出口9から室内に送出する。この送風ファン3には、ファンモータ14の回転数を検出するホール素子等により構成される回転速度センサ16が設けられ、回転速度センサ16は、ファンモータ14の回転数に応じた信号を制御ユニット7に出力する。
ダクト2内に組み込まれたガスバーナ4は、その燃焼胴17内に燃焼プレート18を配している。イグナイタ19−1と点火電極19−2とは点火器19(図2)を構成する。イグナイタ19−1は、制御ユニット7により駆動され、駆動時では高電圧を間欠的に発生する。点火電極19−2は、燃焼プレート18(狭義の「バーナ」に相当する)に臨むように配置され、イグナイタ19−1の駆動時にイグナイタ19−1から間欠的に供給される高電圧によって間欠的に火花放電して、燃焼プレート18からの燃焼用空気と燃料ガスとの混合気に点火する。
ガスバーナ4の燃焼排気hは燃焼胴17からダクト2内に排出される。また、燃焼プレート18の下流側には燃焼炎の有無を検知するための熱電対20が配置される。熱電対20は、ガスバーナ4の燃焼炎に晒されたときに、燃焼炎の温度に応じた熱起電力を発生し、その熱起電力を制御ユニット7に出力する。
給気ダクト5は、室内空気(燃焼用空気)sと燃料ガスとをガスバーナ4に供給するための通路であり、ガスバーナ4の燃焼胴17内に連通しかつダクト2と共に本体ケース1内に組み込まれ、本体ケース1の背面で開口した室内空気sの吸気口21を有している。そして、給気ダクト5のガスバーナ4側の箇所には、ガス供給管6の先端に取付けられたノズル22が設けられている。給気ダクト5には、送風ファン3の回転作動により吸気口21から室内空気sが吸引され、吸引された室内空気sがガス供給管6のノズル22から噴出される燃料ガスと混合されて、その混合気がガスバーナ4に供給される。なお、吸気口21は、ダクト2の吸気口8と共にエアフィルタ10により覆われている。
また、給気ダクト5の内部の吸気口21付近の箇所には、この吸気口21に臨んでサーミスタにより構成された温度センサ13が取付けられている。この温度センサ13は、ガス暖房機Aの暖房運転中、常時定期的に検出した室温Trを示す信号を制御ユニット7に出力する。
ガス供給管6には、その上流側より、電磁開閉弁24,25及び比例制御弁26が順に配設されている。電磁開閉弁24,25は、制御ユニット7からの印加電圧により開閉制御されるものであり、印加電圧が0Vになって通電が停止されると閉弁状態となって燃料ガスの通過を遮断する。比例制御弁26は、制御ユニット7からの通電電流の大きさに伴って開度が増大する弁であり、ガスバーナ4への燃料ガスの供給量を調整する。
操作パネル27は本体ケース1の外面部に設けられている。操作パネル27には、運転スイッチ28(図2)やその他の各種スイッチ(図示せず)、及び表示部(図示せず)が配設されている。運転スイッチ28は、使用者のオン・オフ操作によりガス暖房機Aの図示しない主電源のオン・オフを示す信号を制御ユニット7に出力する。なお、運転スイッチ28を含む操作パネル27のスイッチの周囲には発光部が設けられており、これらのスイッチのオン・オフ操作に応じて発光部がそれぞれ点灯及び消灯し、使用者がオン・オフの設定状態を確認することができる。
図2を参照して、ガス暖房機Aにおいて燃焼運転開始ルーチンに関連する制御ブロックについて説明する。
制御ユニット7は、図示しないCPU、メモリ、各種インターフェース回路等により構成された電子回路ユニットであり、制御部34を含む。制御部34は、制御ユニット7がメモリに保持されたガス暖房機Aの制御用プログラムを実行することによって実現する機能である。後述の図3の燃焼運転開始ルーチンは、ガス暖房機Aの制御用プログラムに含まれているものである。
制御部34には、回転速度センサ16、熱電対20及び運転スイッチ28の検知信号等が入力される。制御部34は、ファンモータ14、点火器19、電磁開閉弁24,25、及び比例制御弁26に駆動信号又は制御信号を出力する。
図3及び図4を参照して、燃焼運転開始ルーチンについて説明する。図3は燃焼運転開始ルーチンのフローチャートであり、図4は燃焼運転開始ルーチンにおけるタイミングチャートである。
図4において、電磁開閉弁24,25の印加電圧以外は、“1(高レベル)”はオン又は実行中を意味し、“0(低レベル)”はオフ又は非実行中を意味する。運転スイッチ28は、ユーザが押下している期間だけ、オンになる。ユーザは、ガス暖房機Aに対し燃焼運転開始を指示するときも燃焼運転終了を指示するときも運転スイッチ28を押下して、オンにする。ユーザからの指示は、燃焼運転開始指示と燃焼運転終了指示とが交互に繰り返されるので、制御部34は、運転スイッチ28がオンになるごとに、燃焼運転開始指示と燃焼運転終了指示とを交互に繰り返すことにより運転者からの指示を区別する。
燃焼運転開始ルーチンは制御部34により実施される。制御部34は、ユーザによる運転スイッチ28のオン操作(図4:時刻t1)をトリガにして燃焼運転開始ルーチンを開始する。
STEP1〜STEP10は、燃焼運転開始ルーチン専用の処理である。STEP15〜STEP17は、ガス暖房機Aの運転中、燃焼運転開始ルーチンを含む各種ルーチンにおいて共通に実施される処理である。制御部34は、STEP1〜STEP10を順次実行しつつ、STEP15〜STEP17をマルチタスク形式又は割込み形式で実行する。
制御部34がSTEP15〜STEP17を割込み形式で実行する場合には、制御部34は、STEP1〜STEP10の順次実行中に、一定時間の経過ごとに生じる時間割込み信号をトリガにして、STEP15の実行を開始する。制御部34は、STEP16で異常を検出していないと判断したときは、STEP16で一旦処理を終了して、次の時間割込み信号を待つ。また、制御部34は、STEP16で異常を検出したと判断したときは、処理をSTEP17へ進ませる。制御部34は、STEP1〜STEP10より、STEP15〜STEP17を優先処理する。
STEP1(図4:時刻t1)では、制御部34は、燃焼運転開始ルーチンの開始と同時に、電磁開閉弁24,25の駆動回路のチェックを開始する。図4に示されるように、電磁開閉弁24,25の駆動回路のチェックは、時刻t1において開始されると、時刻t1以降、すなわちガス暖房機Aの運転中は継続的に行われる処理となっている。電磁開閉弁24,25の駆動回路のチェックの実質的な処理は、複数のルーチンに対して共通に実施するSTEP15,16において実施される。
制御部34が電磁開閉弁24,25の駆動回路のチェックに関連してSTEP15において実施する具体的内容は、電磁開閉弁24,25の駆動回路が故障していないかの検査であり、例えば、電磁開閉弁24,25の駆動回路の所定の複数の端子について、それらの端子電圧が、オープン電圧になっていたり、ショート電圧になっていたりする異常を検出することである。オープン電圧は、駆動回路に断線が生じている時に生じる。また、ショート電圧は、例えば異物が駆動回路上の隣接関係の配線間に付着している時に生じる。
制御部34は、STEP16において異常を検出しないと、次の割込み信号発生時にSTEP15を再実行し、STEP16において異常を検出したときは、処理をSTEP17に進める。STEP17については、STEP10の説明後に説明する。
STEP2(図4:時刻t2−t3)では、制御部34は、熱電対20の初期チェックを行い、STEP3では、熱電対20の初期チェックの結果、熱電対20に異常がないと判断すると、処理をSTEP4へ進め、熱電対20に異常があると判断すると、処理をSTEP17へ進める。熱電対20の初期チェックは、例えば熱電対20の信号線に短絡が生じていないかを診断するものである。熱電対20の信号線に短絡が生じていると、火炎がガスバーナ4に生成されていないにもかかわらず、制御部34における熱電対20からの入力端子は、アース電圧以外の電圧になって、誤検知の原因になる。
STEP4(図4:時刻t3)では、制御部34は、回転速度センサ16の出力に基づいて送風ファン3の回転速度のチェックを開始する。図4に示されるように、送風ファン3の回転速度のチェックも、電磁開閉弁24,25の駆動回路のチェックと同様に、一旦開始されると、ガス暖房機Aの運転開始時のみならず、ガス暖房機Aの運転中は継続するようになっている。したがって、送風ファン3の回転速度の実質的なチェックは、電磁開閉弁24,25の駆動回路の実質的なチェックと同様に、STEP15,16で行われる。制御部34が送風ファン3の回転速度のチェックに関連してSTEP15において実施する具体的内容は、例えば、送風ファン3の回転速度が、ファンモータ14の駆動開始後、所定時間経過後も所定の閾値以上にならなかったり、送風ファン3の回転速度が設定範囲外となったりしたことを、ファン回転速度の異常として検出することである。
STEP5(図4:時刻t4)では、制御部34は、電磁開閉弁24,25の開弁処理を開始する。この開弁処理は、図4の時刻t4−t8間における電磁開閉弁24,25の印加電圧漸増処理により行われる。
図4を参照して、電磁開閉弁24,25の印加電圧漸増処理を具体的に説明する。このガス暖房機Aでは、電磁開閉弁24,25の印加電圧の範囲は、0V〜12Vに設定されている。印加電圧漸増処理では、電磁開閉弁24,25の印加電圧は、印加電圧が下限レベル(閉弁レベル)の0Vから上限レベル(開弁レベル)の12Vへ向かって、所定の増大速度(=12V/(t8−t4))で漸増される。なお、例えば、t8−t4≒1秒に設定される。また、電磁開閉弁24,25の印加電圧と電磁開閉弁24,25の通電電流とは比例関係にある。
電磁開閉弁24,25は、周知の構造であり、弁体と、ソレノイドと、ばねとを含む。すなわち、ソレノイド(コイル)は、印加電圧に比例した開弁力で弁体を開弁方向へ付勢し、ばねは、縮小寸法に比例した閉弁力で弁体を閉弁方向へ付勢する。制御部34は、弁体を閉弁位置に保持するときは、印加電圧=0Vにして、弁体をばねの付勢力で弁座に密着させる。制御部34は、弁体を開弁位置に保持するときは、印加電圧=12Vにして、弁体をソレノイドによる開弁力でばねによる閉弁力に抗して弁座から離す。
図4において、Va,Vb,Vcは、それぞれ時刻t5,t6,t7における電磁開閉弁24,25の印加電圧と定義している。0V<Va<Vb<Vc<12Vの関係がある。詳しくは、印加電圧漸増処理において、Vbは、弁体が、電磁開閉弁24,25の開度0%に対応する位置から電磁開閉弁24,25の開度100%に対応する位置の方へ変位開始する時刻t6における印加電圧であり、Vcは、弁体が、電磁開閉弁24,25の開度100%に対応する位置に到達して、変位終了する時刻t7における印加電圧である。
0≦印加電圧≦Vbの範囲では、ソレノイドによる開弁力<ばねによる閉弁力であり、弁体は弁座に就座して、電磁開閉弁24,25は閉弁状態(=開度0%)にある。Vb<印加電圧<Vcの範囲では、印加電圧が上昇するに連れて、弁体は、ソレノイドによる開弁力に応じて弁座から離れ、ソレノイドによる開弁力とばねによる閉弁力とが釣り合った位置まで変位し、電磁開閉弁24,25は、弁体の位置に応じた中間の開度(0%<開度<100%)になる。Vc≦印加電圧≦12Vの範囲では、ソレノイドによる開弁力>ばねによる閉弁力であり、弁体は、ストッパに当接して、電磁開閉弁24,25は開弁状態(開度100%)にある。
電磁開閉弁24,25の開弁処理では、印加電圧が0Vから12V(特にVbからVc)へ漸増する印加電圧漸増処理が行われる結果、電磁開閉弁24,25の弁体は、閉弁位置から開弁位置へ緩やかに変位し、弁体の開弁位置を規定するストッパに緩やかに当接し、当接音(騒音)が抑制される。
図3に戻って、STEP6(図4:時刻t5)では、制御部34は、点火器19のイグナイタ19−1を駆動する。これにより、点火電極19−2は、イグナイタ19−1から電流を瞬間的にかつ一定時間間隔で供給され、火花を繰り返し発生する。制御部34は、図4の時刻t5において、印加電圧がVbより低いVaとなるように、印加電圧の開始時刻としての時刻t4又は点火器19の駆動開始時刻としての時刻t5を調整する。時刻t6までは、電磁開閉弁24,25はなお閉弁状態にあり、ガス供給管6は閉止されており、ガスバーナ4におけるガス放出が防止される。
電磁開閉弁24,25の開度は、時刻t6以降、0%(全閉)から100%(全開)の方へ徐々に増大して、時刻t7において、開度=100%になる。ガスバーナ4におけるガスの点火は、時刻t6以降の時刻(通常は電磁開閉弁24,25の全開時刻としての時刻t7以降の時刻)になる。ガスバーナ4におけるガスの点火は、点火よりも前にガスバーナ4から放出された燃料ガスの全体に行われるので、点火前にガスバーナ4へ供給された燃料ガスが未燃状態で残存することは防止される。
電磁開閉弁24,25の印加電圧は、時刻t7以降も上昇して、時刻t8において12Vに達し、それ以降は12Vを維持する。電磁開閉弁24,25の開度は、印加電圧≧Vcであれば、100%であるので、電磁開閉弁24,25は、時刻t7以降、全開状態に保持される。
STEP7では、制御部34は、熱電対20からの入力に基づいてガスバーナ4への点火が完了したか否かを判定する。ガスバーナ4への点火が完了すると、火炎が生成され、該火炎の火力により熱電対20の出力電圧が閾値以上になる。制御部34は、STEP7において点火が完了したと判断すると、処理をSTEP8に進め、点火が未完了であると判断すると、処理をSTEP9へ進める。
STEP8(図4:時刻t9)では、制御部34は点火器19の駆動を停止する。制御部34は、この後、燃焼運転開始ルーチンを終了する。
STEP9では、制御部34は、点火器19の駆動開始(図4:時刻t5)から所定時間が経過したか否かを判断し、経過していれば、処理をSTEP10へ進め、経過していなければ、処理をSTEP7へ戻す。所定時間が経過しても、ガスバーナ4が点火されていないときは、異常等が生じていると考えられる。そこで、STEP10では、制御部34は、点火器19の駆動を停止し、処理をSTEP17へ進める。
STEP17では、制御部34は、電磁開閉弁24,25の印加電圧を閉弁レベルの0Vに戻す。これにより、ガス供給管6は閉止され、ガス供給管6からガスバーナ4へのガスの供給は停止する。
ガス暖房機Aの異常が運転中に検出されることなく、運転者が運転スイッチ28をオフに操作することによりガス暖房機Aの運転を停止する通常の運転停止では、制御部34は、電磁開閉弁24,25に対し、印加電圧漸増処理とは反対の印加電圧漸減処理を行って、電磁開閉弁24,25を開弁状態から閉弁状態へ戻す。
印加電圧漸減処理は、印加電圧漸増処理とは反対に、電磁開閉弁24,25の印加電圧を上限レベル(開弁レベル)の12Vから下限レベル(閉弁レベル)の0Vへ向かって、所定の減少速度で漸減する。この結果、電磁開閉弁24,25の弁体は、開弁位置から閉弁位置へ緩やかに変位し、弁座に緩やかに当接し、当接音(騒音)が抑制される。
一方、STEP17のように、異常が検出されてガス暖房機Aの運転を緊急に停止する場合には、制御部34は、印加電圧漸減処理を実施することなく、電磁開閉弁24,25の印加電圧を開弁レベルの12Vから閉弁レベルの0Vへ一気に下げて、電磁開閉弁24,25が開弁状態から閉弁状態に直ちに切替わるようにする。
以上、本発明の実施形態について説明した。ガス暖房機Aはガス燃焼装置の一例である。燃料ガスをバーナへ導く燃料ガス通路に設けられた電磁開閉弁を備えたガス燃焼装置であれば、ガス給湯器等の他の種類のガス燃焼装置に対しても、本発明の適用が可能である。
本発明の実施形態において、図4の電磁開閉弁24,25の印加電圧の0V〜12Vのうち、0V〜Vaの範囲内の電圧レベルは、印加電圧漸増処理の開始時において、電磁開閉弁24,25が閉弁状態となる閉弁レベルの一例であり、Vc〜12Vの範囲内の電圧レベルは、印加電圧漸増処理の終了時において、電磁開閉弁24,25が開弁状態となる開弁レベルの一例である。0V〜Vaは、点火器の駆動開始時(図4の時刻t5)までは電磁開閉弁24,25が閉弁状態に保持されるレベル範囲内の一例である。
制御部34が運転スイッチ28のオン操作の信号を受けたときは、ユーザによる燃焼運転開始指示を受けたときの一例である。電磁開閉弁24,25の駆動回路のチェック、送風ファン3の回転速度のチェック、又は熱電対20の初期チェックは、所定の異常有無確認処理の一例である。
実施形態では、電磁開閉弁24,25の駆動回路のチェック及び送風ファン3の回転速度のチェックを含む複数の異常有無確認処理を実施して、複数の異常有無確認処理のうち、いずれか1つの異常有無確認処理において異常が確認されれば、STEP17において電磁開閉弁24,25の印加電圧を閉弁レベルに戻している。しかしながら、他の実施形態として、異常が確認されたときに、電磁開閉弁の印加電圧を閉弁レベルに戻す対象とする異常有無確認処理を、複数の異常有無確認処理のうち特定の1つ又は特定の複数の異常有無確認処理のみに限定して、特定の異常有無確認処理以外の異常有無確認処理については、異常が確認されても、印加電圧漸増処理を継続して、他の異常対応処理を行うようにすることもできる。
実施形態のガス暖房機Aは、電磁開閉弁24,25の2つを装備するが、本発明が適用されるガス燃焼装置は電磁開閉弁を1つのみ装備するものであってもよい。
A・・・ガス暖房機(ガス燃焼装置)、4・・・ガスバーナ(バーナ)、6・・・ガス供給管(燃料ガス通路)、19・・・点火器、24,25・・・電磁開閉弁、28・・・運転スイッチ、34・・・制御部。

Claims (3)

  1. バーナと、
    燃料ガスを前記バーナへ導く燃料ガス通路と、
    該燃料ガス通路に配設されて印加電圧に応じて該燃料ガス通路を開閉する電磁開閉弁と、
    バーナに臨んで設けられて、駆動時に火花放電を生じる点火器と、
    ユーザによる燃焼運転開始指示を受けたときに、前記電磁開閉弁の印加電圧を、前記電磁開閉弁が閉弁状態となる閉弁レベルから前記電磁開閉弁が開弁状態となる開弁レベルまで漸増させる印加電圧漸増処理を開始し、該開始後に点火器を駆動してバーナに点火する制御部とを備えることを特徴とするガス燃焼装置。
  2. 請求項1記載のガス燃焼装置において、
    前記制御部は、前記印加電圧漸増処理において前記点火器の駆動開始時までは前記電磁開閉弁が閉弁状態に保持されるレベル範囲内で前記電磁開閉弁の印加電圧を漸増することを特徴とするガス燃焼装置。
  3. 請求項1又は2記載のガス燃焼装置において、
    前記制御部は、ユーザによる燃焼運転開始指示を受けて前記印加電圧漸増処理を開始したときに、前記電磁開閉弁の印加電圧が前記開弁レベルまで上昇する前に、所定の異常有無確認処理を開始し、異常を確認したときは、前記電磁開閉弁の印加電圧を前記閉弁レベルに戻すことを特徴とするガス燃焼装置。
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