JP2014213883A - ポンプ式噴霧容器の外気導入機構 - Google Patents

ポンプ式噴霧容器の外気導入機構 Download PDF

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Abstract

【課題】ポンプ式噴霧容器において外気導入孔を不要とする。
【解決手段】容器10の開口部の封止キャップ11にポンプ部12が設けられ、外気導入機構は容器10の開口部と前記封止キャップ11の外周部との間に設けられる。前記封止キャップ11は、前記ポンプ部12に備わる押しボタンの上下動に対応して上下に微動することができ、前記押しボタンが押下されたときに、前記封止キャップ11が下方に微動して封止キャップ11の下端周縁部のシール部11sと容器10の開口部との間が気密となり、前記押しボタンが上方に復動したときに、封止キャップ11が上方に微動して封止キャップ11のシール部11sと容器10の開口部との間に間隙が生じ、外気が容器10内部に流入する。
【選択図】図2

Description

本発明は、容器の内部に収容された各種の薬液等を容器に設備されたポンプにより噴口から外界に噴霧できるポンプ式噴霧容器に関し、とりわけ容器内に外気を導入する外気導入機構に関するものである。
従来この種のポンプ式噴霧容器においては、各種の薬液等の内容液が収容された容器の上端開口部にポンプ機構を備えたキャップ部が設備され、このキャップ部のポンプの作動により内容液が吸い上げられ且つ噴口から噴射され、ノズル部から内容液が外界に霧状に噴霧されるものである。
下記特許文献に記載のポンプは、容器の上部開口部に装着されたキャップのポンプ部の可動噴出部の上下動により容器内の液を吸い上げて、ノズルより噴出するとともに、可動噴出部を押し下げた状態で固定吸引部に係止可能に構成してなるポンプであって、容器を倒した場合の液の漏出の恐れがなく、また、容器胴部を強く圧搾した場合にも液の漏出の恐れがないポンプを提案するものである。
当該ポンプは、可動噴出部の最下降係止状態で、可動噴出部と固定吸引部とでシリンダ内上下を遮断するシール部を形成し、また、ステム外周に上下動可能に装着した閉塞筒部材が外気導入孔を閉塞し、可動噴出部が最上昇位置にある時及び可動噴出部が液噴出のための上下動時にはシール部が開放されるとともに、外気導入孔が開放される如く構成したものである。
特開2012−115748号公報
本発明においても、そのポンプ式噴霧容器の基本構成は従来のものと同様のものではあるが、容器の内容液を外界に噴霧し、その後外気を容器内に導入するに際して、特別な外気導入孔を設ける必要のないポンプ式噴霧容器を提供することをその課題としている。
即ち、外気導入孔が無くとも、排圧機構(外気導入機構)を提供し、機密性をも確保できるものを提供することをその課題としている。
これにより、その構成をより簡易なものとすることができ、製造の容易化又は組み付けの容易化、更には容器の小型化にも寄与することができるものとなる。
勿論、不使用時の容器内容液の漏洩や、容器が倒れた際の内容液の漏洩防止も可能なものでなければならない。
上記課題を解決するために、本発明の第1のものは、内部に薬液を収容した容器の開口部分にポンプ部を備えたポンプ式噴霧容器において、前記ポンプ部が容器の開口部の封止キャップに設けられ、外気導入機構が前記容器の開口部と前記封止キャップの外周部との間に設けられ、前記封止キャップは、前記ポンプ部に備わる押しボタンの上下動に対応して上下に微動することができ、前記押しボタンが押下されたときに、封止キャップが下方に微動して封止キャップの外周面と容器の開口部の内周面とが密着して気密となり、前記押しボタンが上方に復動したときに、封止キャップが上方に微動して封止キャップの外周部と容器の開口部との間に間隙が生じ、外気が容器内部に流入することを特徴とするポンプ式噴霧容器の外気導入機構である。
本発明の第2のものは、上記第1の発明において、前記封止キャップの下端周縁部にシール部を形成し、このシール部は、容器の内圧が外気よりも下回った際には、容器との気密性が解除され、容器の内圧が外気と同一又は外気よりも高くなった際には、機密性が維持されることを特徴とするポンプ式噴霧容器の外気導入機構である。
本発明の第3のものは、上記第1又は第2の発明において、前記封止キャップの外周部周方向に環状の環状凹部を設け、この環状凹部に適合する環状凸部を容器の開口部の内周面に設け、封止キャップが下方に微動した際には、容器開口部の環状凸部の上方部分が封止キャップの環状凹部の上方部分に密着して気密となり、封止キャップが上方に微動した際には、容器開口部の環状凸部の下方部分が封止キャップの環状凹部の下方部分と接合するが、この接合部分に上下方向の溝条部を容器開口部側又は封止キャップ側の何れか一方に設けたことを特徴とするポンプ式噴霧容器の外気導入機構である。
本発明の第4のものは、上記第1又は第2の発明において、前記封止キャップの外周部周方向に環状の環状凸部を設け、この環状凸部に適合する環状凹部を容器の開口部の内周面に設け、封止キャップが下方に微動した際には、封止キャップの環状凸部の下方部分が容器開口部の環状凹部の下方部分に密着して気密となり、封止キャップが上方に微動した際には、封止キャップの環状凸部の上方部分が容器開口部の環状凹部の上方部分と接合するが、この接合部分に上下方向の溝条部を容器開口部側又は封止キャップ側の何れか一方に設けたことを特徴とするポンプ式噴霧容器の外気導入機構である。
本発明の第5のものは、上記何れかの発明において、前記押しボタンの下に筒体形状の上部キャップを設け、この上部キャップが押しボタンの下から容器の上方部分を被覆し、押しボタンの上下往復動に伴って容器の上方部分の外周部で上下に往復摺動できることを特徴としたポンプ式噴霧容器の外気導入機構である。
本発明の第1のものにおいては、外気導入機構が容器の開口部と、ポンプが設けられた封止キャップの外周部との間に設けられており、押しボタンを押下するときには封止キャップと容器の開口部との間が気密となり、ポンプの押しボタンが上方に復動するときに、封止キャップと容器の開口部との間に僅かな間隙が生じ、外気が容器内部に流入するように構成したため、押しボタンの上下動の動作に伴って同時に、外気が遮断され且つ導入されることとなるのである。
従って、本発明の外気導入機構においては、従来のような外気導入孔とこれを封止又は開放する部材を設ける必要がなく、よりその構成を簡易なものとすることができ、製造容易及び組み付け容易、そしてポンプの構造の簡素化と小型化にも寄与できるのである。
更に詳説すると、ポンプが容器の開口部の封止キャップに設けられ、外気導入機構が前記容器の開口部と前記ポンプが設備された容器の封止キャップの外周部との間に設けられ、この封止キャップは、前記ポンプに備わる押しボタンの上下動に対応して上下に微動することができ、前記押しボタンが押下されたときに、封止キャップが下方に微動して封止キャップと容器の開口部との間が気密となり、前記押しボタンが上方に復動したときに、封止キャップが上方に微動して封止キャップの外周部と容器の開口部との間に間隙が生じ、外気が容器内部に流入するように構成したものである。
本発明の第2のものにおいては、上記第1の発明をより具体化したものであって、前記封止キャップの下端周縁部にシール部を形成し、このシール部は、容器の内圧が外気よりも下回った際には、容器との気密性が解除され、容器の内圧が外気と同等又は高くなった際には、機密性が維持されることを特徴とする。
これにより、ポンプの押しボタンが操作され、内容液が噴射されると、容器の内圧が低下し、その際には、前記シール部の機密性が解除されて外気が導入され、前記押しボタンの操作が完了して元の位置に復帰すると、容器内圧は外気と同等となり、前記シール部の機密性が保持されて封止が行われることとなり、容器内の内容液の漏洩も防止されることとなるのである。
本発明の第3のものにおいては、封止キャップの外周部に環状凹部が設けられ、これに適合する環状凸部が容器開口部の内周面に設けられ、封止キャップが下方に微動した際には、容器開口部の環状凸部の上方部分が封止キャップの環状凹部の上方部分に密着して気密となり、封止キャップが上方に微動した際には、容器開口部の環状凸部の下方部分が封止キャップの環状凹部の下方部分と接合するが、この接合部分に上下方向の溝条部を容器開口部側又は封止キャップ側の何れか一方に設けたことを特徴としており、これにより、封止キャップが上方に微動する際に、上記溝条部が設けられていることにより、外気の導入がより確実に確保されることとなる。
本発明の第4のものにおいては、上記第3の発明とは逆に、封止キャップに環状凸部を、容器開口部に環状凹部を設け、その他の構成は上記第3の発明と同じ構成である。
この第4の発明においても、その溝条部の存在により、封止キャップが上方に微動した際に、外気の導入がより確実なものとされる。
尚、この上下方向の溝条部は、これが無くとも、外気の導入は可能なものである。
というのも、封止キャップが下方に微動して気密となり、その後封止キャップが上方に微動する際に封止キャップと容器開口部との間には瞬間的に微小ではあるが間隙が生じるからである。
本発明の第5のものにおいては、押しボタンの下に上部キャップを設けたことにより、封止キャップに設けたポンプ部を被覆して内部に隠すことができ、そのデザインをスマートなものとすることができると共に、この上部キャップは、押しボタンの上下動に伴って本体部の上方部分の外周部を上下に往復摺動できるために、押しボタンの押下動作を適切に案内することができるものとなる。
本発明のポンプ式噴霧容器に係る一実施形態の全体を示しており、その(A)が中央縦断面図を示し、その(B)が斜視図を示している。 上記図1(A)の要部Sの拡大図である。 上記実施形態に係る封止キャップと容器開口部との接合部分の拡大説明図であり、その(A)が封止キャップ側に環状凹部が設けられたものを、その(B)が封止キャップに環状凸部を設けたものを示している。
以下、添付の図面と共に本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明のポンプ式噴霧容器の全体を示しており、その(A)が中央縦断面図を示し、その(B)が斜視図を示している。
図2は、上記図1(A)の要部Sの拡大図である。
本発明に係るポンプ式噴霧容器は、有底筒体形状を有する容器10と、この容器10の上方の開口部を封止する封止キャップ11と、この封止キャップ11の略中心部上下方向に配設されたポンプ部12と、ポンプ部12の上端部のステム13に冠着された押しボタン14を備えている。
押しボタン14の側面部には、噴口15が設けられ、この噴口15からステム13に至るまで流通路が形成されており、この噴口15から容器10の内容液が外部に噴霧される。
この実施形態では、前記押しボタン14の下方に、この押しボタン14と上下に連動するように上方キャップ16が設けられている。
この上方キャップ16は、押しボタン14を下方に押下すれば、同時に下方に可動し、押しボタン14が上方に復帰すると、それに伴って上方に可動する。
この上方キャップ16は、前記ポンプ部12の外周を被覆し、即ち、そのポンプ部12を外部から視認できないようにし、製品全体の外観をよりスマートなものとするために備えたものである。
更に、この上方キャップ16は、筒体形状の容器10の上方部分をも被覆し、前記外観の向上と共に、前記押しボタン14の押下動作を滑らかに案内する役目をも果たすものである。
次に、ポンプ部12の構成について以下説明するが、このポンプ部の構成は従来のポンプと同様のものである。
即ち、このポンプ部12は、シリンダー形態のアキュムレータ20を有し、その上方の開口部には前記ステム13が配置され、このステム13を上方に付勢する蓄圧スプリング23を内設するピストン24が配備され、ピストン24の下方に設けられたスプリング受け26とアキュムレーター20の下方段部20dとの間には復動スプリング27を設け、アキュムレーター20の下方開口部には、この開口部を封止又は開口する鋼球28が配設されている。
このアキュムレーター20の下端部には、チューブ29が接続し、容器10の内部の薬液を吸い上げることができる。
以上のポンプの構成に基づき、ポンプ部12の作動は以下の通りとなる。
押しボタン14が押下されると、ステム13が下方に押し下げられる。このとき下方キャップ16も同様に下方に押し下げられる。
ステム13が押下されると、蓄圧スプリング23が圧縮され、ピストン24も下方に押し下げられる。
ピストン24が押下すると、スプリング受け26が押し下げられ、復動スプリング27が圧縮され、下方の鋼球28は、アキュムレーター20の下方の開口部を封鎖し、アキュムレーター20内部に貯留していた薬液が圧縮された状態となる。
この圧縮された薬液は、このステム13の適宜位置に設けられている開口部(オリフィス)13qからステム13内の導通路13p内に流入して、噴口15から外部に噴霧される。
アキュムレーター20の内部の薬液が排出され、押しボタン14が上方位置に復帰すると、アキュムレーター20の内部の圧力が低下して、下端部に配置された鋼球28が上方に移動する。
鋼球28が上方に移動すると容器10内部の薬液がチューブ29からアキュムレーター20内に流れ込み、アキュムレーター20内の圧力が上昇する。
アキュムレーター20内の圧力が上昇すると、鋼球28がその開口部を封鎖して、アキュムレーター20内に薬液が貯留状態となる。
この際にステム13は上方位置に復帰しており、前記ステム13の開口部(オリフィス)13qも封鎖された状態となっているのである。
ここで、本発明の外気導入機構においては、上記ポンプ部12の作動に伴って、容器10内の薬液がアキュムレーター20内部に吸い上げられると、容器10の内部の圧力が低下することとなる。
容器10の内部の圧力が低下すると、容器10の上方開口部に嵌合する封止キャップ11も下方に引き寄せられる。
本発明においては、この封止キャップ11が下方に引き寄せられると同時に、つまり、封止キャップ11が下方に微動すると同時に、封止キャップ11の下端周縁部に設けられたこのシール部11sが内側方向に可動し、その結果図中矢印Dのように外気が容器10内部に流入する構成を採用している。
このように、外気が、容器10の開口部と封止キャップ11の外周部との間(隙間)から容器10内部に流入するのは、容器10の内部の内圧が低下することによるのである。
他方、容器10の内部に外気が流入し、その内圧が外界とほぼ同一となると、シール部11sは、上記の隙間を封鎖することができるのである。
このように、本発明においては、封止キャップ11を柔軟な合成樹脂製のものから形成し、この封止キャップ11の下端周縁部の全周にシール部11sを形成したことを特徴としており、その材質は、この実施形態では、ポリプロピレンを使用している。
図3は、上記実施形態に係る封止キャップと容器開口部との接合部分の拡大説明図であり、その(A)が封止キャップ側に環状凹部が設けられたものを、その(B)が封止キャップに環状凸部を設けたものを示している。
(A)図においては、封止キャップ11の外周の周方向の全体に環状凹部11hを設け、容器10の開口部の内周面には、前記環状凹部11hに適合する環状凸部10hを設けている。
これらの環状凹部11hと環状凸部10hとの相互の係合により、封止キャップ11と容器10の開口部との間が気密となり、又は、間隙が生じることとなる。
この部分が本発明の最重要部分である。
即ち、封止キャップ11が下方に微動すると、封止キャップ11の環状凹部11hの上方側の傾斜面11rと容器10の開口部の環状凸部10hの上方側の傾斜面10rとが接合し、密着して機密となる(図中符号Tの部分)。
他方、封止キャップ11が上方に微動する際には、封止キャップ11と容器10の開口部との間に間隙が生じ、外気が容器10内部に導入されるのである。
本実施形態においては、図には現われていないが、封止キャップ11が上方に微動すると、前記環状凹部11hの下方側の傾斜面11tと前記環状凸部10hの下方側の傾斜面10tとが接合するが、この接合部分Uの上下縦方向に溝条部を封止キャップ11側に設けている。
この溝条部の存在により、上記接合部分Uの気密が解除され、この接合部分Uが接合しても、外気は外界から容器内部に導入できるのである。
本発明においては、この溝条部が無くとも実施可能なのであるが、というのも、封止キャップ11が上方に微動する際に、封止キャップ11と容器10の開口部との間には間隙が瞬間的に生じるからであるが、より確実に外気を導入することができるようにするために、この溝条部を設けた。
尚、この溝条部は、容器10の開口部の内周面の上記接合部分Uに設けて実施することもできる。
また、本発明においては、封止キャップ11の下端周縁部にシール部11sを設けているために、容器10内部の内容液が外部に漏れ出す心配もないのである。
図3(B)においては、環状凹部を容器10の開口部内周面に設け、環状凸部を封止キャップ11の側に設け、上記(A)図のものと反対に設けたものである。
即ち、封止キャップ11の側に環状凸部11gを、容器10の側に環状凹部10gを設けたものである。
この実施形態の場合には、封止キャップ11が下方に微動すると、環状凸部11gの下方側の傾斜面11rが環状凹部10gの下方側の傾斜面10rとが接合して密着し、気密となる(図中符号Tの部分)。
他方、封止キャップ11が上方に微動する際には、封止キャップ11と容器10の開口部との間に間隙が生じ、外気が容器10内部に導入されるのである。
本実施形態においては、図には現われていないが、封止キャップ11が上方に微動すると、前記環状凹部10gの上方の傾斜面10tと前記環状凸部11gの上方の傾斜面11tとが接合するが、この接合部分Uの上下縦方向に溝条部を封止キャップ11側に設けている。
この溝条部の存在により、上記接合部分Uの気密が解除され、この接合部分Uが接合しても、外気は外界から容器内部に導入できるのである。
本発明においては、この溝条部が無くとも実施可能なのであるが、というのも、封止キャップ11が上方に微動する際に、封止キャップ11と容器10の開口部との間には瞬間的に間隙が生じるからであるが、より確実に外気を導入することができるようにするために、この溝条部を設けたのである。
上記溝条部の数は、1本でも複数本でもよい。
尚、この図3の実施形態においては、環状凹部と環状凸部との1組のものを例示したが、これらを2組以上設けることも自由である。
以上、実施形態について説明したが、本発明においては種々設計変更が可能である。
先ず上記実施形態において、上方キャップは無くてもよい。
ただ外観を向上させるために、或いは押しボタンのスムースな押下動作を補助するためには、これを設けることが好ましい。
本体部と封止キャップ、ポンプ部、及び押しボタン等のサイズや材質等も適宜選択して設計変更することができる。
以上、本発明は、容器の開口部内周部とこれを封止する封止キャップの外周部との構造により、簡易に外気を容器内に導入又は封止することのできるポンプ式噴霧容器の外気導入機構を提供することができたものである。
10 容器
10g 環状凹部(容器の)
10h 環状凸部(容器の)
10s、10t 傾斜面
11 封止キャップ
11g 環状凸部(封止キャップの)
11h 環状凹部(封止キャップの)
11s シール部
11r、11t 傾斜面
12 ポンプ部
13 ステム
13p 導通路
14 押しボタン
15 噴口
16 上方キャップ
20 アキュムレーター
23 蓄圧スプリング
24 ピストン
26 スプリング受け
27 復動スプリング
28 鋼球
29 チューブ
U 接合部分

Claims (5)

  1. 内部に薬液を収容した容器の開口部分にポンプ部を備えたポンプ式噴霧容器において、
    前記ポンプ部(12)が容器(10)の開口部の封止キャップ(11)に設けられ、
    外気導入機構が前記容器(10)の開口部と前記封止キャップ(11)の外周部との間に設けられ、
    前記封止キャップ(11)は、前記ポンプ部(12)に備わる押しボタン(14)の上下動に対応して上下に微動することができ、
    前記押しボタン(14)が押下されたときに、封止キャップ(11)が下方に微動して封止キャップ(11)の外周面と容器(10)の開口部の内周面とが密着して気密となり、
    前記押しボタン(14)が上方に復動したときに、封止キャップ(11)が上方に微動して封止キャップ(11)の外周部と容器(10)の開口部との間に間隙が生じ、外気が容器(10)内部に流入することを特徴とするポンプ式噴霧容器の外気導入機構。
  2. 前記封止キャップ(11)の下端周縁部にシール部(11s)を形成し、
    このシール部(11s)は、容器(10)の内圧が外気よりも下回った際には、容器(10)との気密性が解除され、容器(10)の内圧が外気と同一又は外気よりも高くなった際には、機密性が維持されることを特徴とする請求項1に記載のポンプ式噴霧容器の外気導入機構。
  3. 前記封止キャップ(11)の外周部周方向に環状の環状凹部(11h)を設け、この環状凹部(11h)に適合する環状凸部(10h)を容器(10)の開口部の内周面に設け、
    封止キャップ(11)が下方に微動した際には、容器(10)開口部の環状凸部(10h)の上方部分が封止キャップ(11)の環状凹部(11h)の上方部分に密着して気密となり、
    封止キャップ(11)が上方に微動した際には、容器(10)開口部の環状凸部(10h)の下方部分が封止キャップ(11)の環状凹部(11h)の下方部分と接合するが、この接合部分(U)に上下方向の溝条部を容器(10)開口部側又は封止キャップ(11)側の何れか一方に設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載のポンプ式噴霧容器の外気導入機構。
  4. 前記封止キャップ(11)の外周部周方向に環状の環状凸部(11g)を設け、この環状凸部(11g)に適合する環状凹部(10g)を容器(10)の開口部の内周面に設け、
    封止キャップ(11)が下方に微動した際には、封止キャップ(11)の環状凸部(11g)の下方部分が容器(10)開口部の環状凹部(10g)の下方部分に密着して気密となり、
    封止キャップ(11)が上方に微動した際には、封止キャップ(11)の環状凸部(11g)の上方部分が容器(10)開口部の環状凹部(10g)の上方部分と接合するが、この接合部分(U)に上下方向の溝条部を容器(10)開口部側又は封止キャップ(11)側の何れか一方に設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載のポンプ式噴霧容器の外気導入機構。
  5. 前記押しボタン(14)の下に筒体形状の上部キャップ(16)を設け、
    この上部キャップ(16)が押しボタン(14)の下から容器(10)の上方部分を被覆し、押しボタン(14)の上下往復動に伴って容器(10)の上方部分の外周部で上下に往復摺動できることを特徴とした請求項1乃至4の何れか1項に記載のポンプ式噴霧容器の外気導入機構。
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