JP2014213770A - ハイブリッド自動車の制御装置および減速度制御方法 - Google Patents

ハイブリッド自動車の制御装置および減速度制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電動機の回生トルクを減速トルクとして利用する際に、運転者が要求する減速トルクを得ること。
【解決手段】本発明は、走行用の動力源としてエンジン2と電動機3とを有し、電動機3の回生トルクを減速トルクとして利用するハイブリッド自動車1の制御装置5である。この制御装置5は、アクセルペダル13が開放状態に操作される際に、アクセルペダル13の開放速度に応じて減速トルクとして利用する回生トルクの強さを制御する構成とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、ハイブリッド自動車の制御装置および減速度制御方法に関する。
走行用の動力源としてエンジンと電動機とを有するハイブリッド自動車では、エンジンのみによる走行を実施するエンジン走行モード、電動機のみによる走行を実施する電動機走行モード、またはエンジンと電動機とが協働する走行を実施する協働走行モードのいずれかの走行モードで走行することができる。
このようなハイブリッド自動車では、運転者がアクセルペダルを開放したときに、可能であれば電動機の回生トルクによって減速トルクを発生するように制御することが好ましい。これにより、ハイブリッド自動車では、電動機の回生発電によるエネルギの回収効率を向上させることができる(たとえば特許文献1参照)。
特開2007−223421号公報
従来のハイブリッド自動車では、運転者がアクセルペダルを開放したときに減速トルクとして利用する回生トルクの強さは、たとえば、エンジンブレーキ相当などとして一意に設定される。
このように、アクセルペダルの開放時の回生トルクの強さが一意に設定されていると、たとえば、運転者が要求する減速トルクよりも回生トルクが小さいと感ずるときには、運転者はブレーキペダルを踏むことになる。これによれば回生電力の損失が生じる。一方、運転者が要求する減速トルクよりも回生トルクが大きいと感ずるときには、運転者は、再度、アクセルペダルを踏んで加速することになる。これによれば燃料消費量が増える。
本発明は、このような背景の下に行われたものであって、電動機の回生トルクを減速トルクとして利用する際に、運転者が要求する減速トルクを得ることができるハイブリッド自動車の制御装置および減速度制御方法を提供することを目的とする。
本発明の第一の観点は、ハイブリッド自動車の制御装置としての観点である。本発明は、走行用の動力源としてエンジンと電動機とを有し、電動機の回生トルクを減速トルクとして利用するハイブリッド自動車の制御装置において、アクセルペダルが開放状態に操作される際に、アクセルペダルの開放速度に応じて減速トルクとして利用する回生トルクの強さを制御する制御手段を有するものである。
たとえば、本発明のハイブリッド自動車の制御装置の制御手段は、アクセルペダルの開放速度に応じた目標減速度の設定と、目標減速度を達成するための減速トルクの目標値の設定と、を行う減速トルク目標値設定手段と、減速トルクの目標値を電動機が発生する回生トルクにより達成するように制御する減速トルク制御手段と、を有する。
このときに、本発明のハイブリッド自動車の制御装置の減速トルク制御手段は、減速トルクの目標値に相当する回生トルクを電動機が発生可能か否かを判定し、発生可能な場合には、電動機が発生する回生トルクを減速トルクの目標値に合わせるように制御し、発生不可能な場合には、電動機の回生トルクに加えて他の減速トルク発生手段の減速トルクにより減速トルクの目標値に相当する減速トルクを発生するように制御することができる。
さらに、本発明のハイブリッド自動車の制御装置の減速トルク目標値設定手段は、アクセルペダルが開放状態での減速中に、アクセルペダルの踏み込み操作があるときには、既に設定されている目標減速度をいったん破棄すると共に、アクセルペダルの踏み込み操作により要求されたトルクが所定の値以下であるときには、アクセルペダルが踏み込み状態から開放状態に遷移するときに適用する目標減速度の設定ルールとは異なる設定ルールにより新たな目標減速度を破棄した目標減速度より小さい値に再設定することができる。
本発明の第二の観点は、ハイブリッド自動車の減速度制御方法としての観点である。本発明は、走行用の動力源としてエンジンと電動機とを有し、電動機の回生トルクを減速トルクとして利用するハイブリッド自動車の制御装置が実行する減速度制御方法において、アクセルペダルが開放状態に操作される際に、アクセルペダルの開放速度に応じて減速トルクとして利用する回生トルクの強さを制御する制御ステップを有するものである。
たとえば、本発明のハイブリッド自動車の減速度制御方法の制御ステップの処理は、アクセルペダルの開放速度に応じた目標減速度を設定する目標減速度設定ステップと、目標減速度を達成するための減速トルクの目標値を設定する減速トルク目標値設定ステップと、減速トルクの目標値を電動機が発生する回生トルクにより達成するように制御する減速トルク制御ステップと、を有する。
このときに、本発明のハイブリッド自動車の減速度制御方法の減速トルク制御ステップの処理は、減速トルクの目標値に相当する回生トルクを電動機が発生可能か否かを判定するステップと、発生可能な場合には、電動機が発生する回生トルクを減速トルクの目標値に合わせるように制御するステップと、発生不可能な場合には、電動機の回生トルクに加えて他の減速トルク発生手段の減速トルクにより減速トルクの目標値に相当する減速トルクを発生するように制御するステップと、を有することができる。
さらに、本発明のハイブリッド自動車の減速度制御方法の目標減速度設定ステップの処理は、アクセルペダルが開放状態での減速中に、アクセルペダルの踏み込み操作があるときには、既に設定されている目標減速度をいったん破棄するステップと、アクセルペダルの踏み込み操作により要求されたトルクが所定の値以下であるときには、アクセルペダルが踏み込み状態から開放状態に遷移するときに適用する目標減速度の設定ルールとは異なる設定ルールにより新たな目標減速度を破棄した目標減速度より小さい値に再設定するステップと、を有することができる。
本発明によれば、電動機の回生トルクを減速トルクとして利用する際に、運転者が要求する減速トルクを得ることができる。
本発明の実施の形態に係るハイブリッド自動車の構成を示す図である。 図1の制御装置の内部構成を示す図である。 図2の目標減速度設定部および減速トルク制御部が減速トルクの制御を実施するトルクの領域を説明するためのガバナマップを示す図である。 図2の目標減速度設定部の動作を示すフローチャートである。 目標減速度の設定ルールを示す図であり、アクセル開度の変化率と設定される目標減速度との関係を示す図である。 従来例のアクセル開度の変化率と設定される目標減速度との関係を示す図である。 図2の減速トルク制御部の動作を示すフローチャートである。 図5に示す目標減速度の設定ルールとは異なる目標減速度の設定ルールを説明するための図である。 図8の目標減速度の設定ルールに基づく目標減速度設定部の動作を示すフローチャートである。
本発明の実施の形態に係るハイブリッド自動車1は、図1に示すように、走行用の動力源としてエンジン2と電動機3とを有し、電動機3の回生トルクを減速トルクとして利用する。エンジン2と電動機3との間には、クラッチ4が介挿される。クラッチ4は、制御装置5の制御によって動作し、エンジン2の回転軸と電動機3の回転軸とを接続または切り離す。また、図1でクラッチ4は、模式的に、向かい合う二枚のクラッチ板の形状を図示したが、クラッチ4は、クラッチ板の駆動機構を有し、制御装置5は、この駆動機構を制御する。
クラッチ4が切り離されると、エンジン2の回転軸と電動機3の回転軸とは切り離される。このときに、ハイブリッド自動車1は、電動機3のみを走行用の動力源として使用する電動機走行モードを実施することができる。また、クラッチ4が切り離されると、ハイブリッド自動車1の減速時には、電動機3は、エンジン2のフリクションの影響を受けることなく効率の良い回生発電を実施することができる。
一方、クラッチ4が接続されると、エンジン2の回転軸と電動機3の回転軸とは接続される。このときに、ハイブリッド自動車1は、エンジン2のみを走行用の動力源として使用するエンジン走行モードを実施することができる。また、クラッチ4が接続されると、エンジン2と電動機3とが協働して走行する協働走行モードを実施することができる。また、クラッチ4が接続されると、ハイブリッド自動車1は、エンジン2の出力によって電動機3を回転させることで、電動機3を発電機として運転することができる。また、クラッチ4が接続されると、ハイブリッド自動車1の減速中に、エンジン2のエンジンブレーキを減速トルクとして利用することができる。また、クラッチ4が接続されると、ハイブリッド自動車1の減速中に、エンジン2のエンジンブレーキと電動機3の回生トルクとを減速トルクとして利用することができる。
電動機3は、インバータ7を介してバッテリ8に接続される。インバータ7は、電動機3が動力源として動作する際には、バッテリ8の直流電力を交流電力に変換して電動機3に供給する。一方、インバータ7は、電動機3が発電機として動作する際には、電動機3が発電した交流電力(すなわち回生電力)を直流電力に変換してバッテリ8に充電する。
インバータ7は、制御装置5の制御により、電動機3へのバッテリ8からの供給電力を調整する。これによれば、制御装置5は、インバータ7を制御することによって、間接的に電動機3の回転速度および加速トルクを制御することができる。同様に、インバータ7は、制御装置5の制御により、電動機3からバッテリ8へ供給される充電電力を調整する。これによれば、制御装置5は、電動機3が回生発電中に、インバータ7を制御することによって、間接的に電動機3の回生トルクを制御することができる。
電動機3の出力軸の後段には、トランスミッション6とリターダ10とが設けられる。トランスミッション6は、変速機構であり、ハイブリッド自動車1がマニュアル仕様であれば、ギア段数は運転者が指示するが、ハイブリッド自動車1がオートマチック仕様であれば、ギア段数は制御装置5が制御する。トランスミッション6の出力軸には、リターダ10を介してプロペラシャフト9が接続される。
リターダ10は、補助ブレーキのひとつであり、たとえばプロペラシャフト9と共に回転する永久磁石と、この永久磁石の磁力線が通る固定された金属製のドラムとを有する。これによりリターダ10は、プロペラシャフト9と共に回転する永久磁石により金属ドラムが渦電流を発生して発熱し、プロペラシャフト9の回転エネルギを熱エネルギに変換して消費させることができる。
また、リターダ10は、一般的に、車両の運転者が手動により操作するものであるが、ハイブリッド自動車1では、運転者の手動による操作の他に、制御装置5によって、自動的に操作することができる。
これは、エンジン2のエンジンブレーキについても同様である。すなわち、エンジンブレーキは、一般的に、エンジン走行モード時または協働走行モード時などのクラッチ4が接続された状態で、運転者がアクセルペダル13を開放することによって、減速トルクを発生させる。これに対し、ハイブリッド自動車1では、クラッチ4が切り離されている電動機走行モード時であっても自動的に制御装置5がクラッチ4を接続してエンジン2と電動機3とを接続することにより、エンジンブレーキの減速トルクを発生させることができる。
プロペラシャフト9の回転は、ディファレンシャルギア11を介して駆動輪12に伝達される。
制御装置5は、エンジン2、クラッチ4、トランスミッション6、インバータ7、バッテリ8、およびリターダ10を制御する。また、制御装置5には、アクセルペダル13の操作情報等がアクセルペダル13のストロークセンサ14から伝達される。なお、実際には、エンジン2、クラッチ4、トランスミッション6、インバータ7、バッテリ8、およびリターダ10の各部には、それぞれECU(Electric Control Unit)が制御機能として設けられているが、これらのECUは互いに連系しているので、ここでは、これらのECUをひとつにまとめて制御装置5として説明する。
制御装置5は、アクセルペダル13が開放方向に操作される際に、アクセルペダル13の開放速度に応じて減速トルクとして利用する電動機3の回生トルクの強さを制御する。このような制御を実現するために、制御装置5は、図2に示すように、アクセルペダル13の開放速度に応じた目標減速度の設定と、目標減速度を達成するための減速トルクの目標値の設定と、を行う減速トルク目標値設定部20を有する。なお、減速トルク目標値設定部20は、ハイブリッド自動車1がエンジンブレーキ相当の減速トルク以下の減速トルク時には、アクセル開度情報および電動機回転速度情報に基づき、後述するガバナマップ(図3)を参照して減速トルクの目標値を出力することができる。さらに、制御装置5は、減速トルク目標値設定部20が設定した減速トルクの目標値を電動機3が発生する回生トルクにより達成するように制御する減速トルク制御部21を有する。
減速トルク制御部21は、インバータ7を制御することにより、電動機3の回生トルクを制御する他に、エンジン2、クラッチ4、およびリターダ10を制御し、エンジンブレーキにより発生する減速トルクと、リターダ10が発生する減速トルクとを制御することができる。また、減速トルク制御部21は、現在のバッテリ8の充電状態(SOC:State of Charge)の情報と、電動機3、インバータ7、およびバッテリ8の温度の情報とを取得することにより、現在の環境における電動機3の発生し得る回生トルクを計算する機能を有する。
たとえば、現在のバッテリ8のSOCが既に満充電状態、または、バッテリ8のSOCは、未だ充電可能な状態であるが、バッテリ8の温度が上限の温度であれば、電動機3は、現在の環境で回生発電を行うことができない。この場合、「電動機3が現在の環境で発生し得る回生トルク」はゼロになる。あるいは、現在の電動機3の内部(コイル等)の温度が上限に近い温度、または、インバータ7の内部(デバイス等)の温度が上限に近い温度であれば、電動機3はあまり大きな回生電力を発電することはできないので、電動機3の発生する回生トルクは小さく制限される。このように、電動機3自体または電動機3を取り巻く様々な現在の環境の要因によって、電動機3が発生し得る回生トルクは変化する。したがって、減速トルク制御部21は、バッテリ8のSOCおよび温度、電動機3の温度、またはインバータ7の温度などの情報を取得することにより、電動機3が現在の環境で発生し得る回生トルクを計算する機能を有する。
図2に示す減速トルク目標値設定部20および減速トルク制御部21によって、制御される減速トルクについて図3のガバナマップを参照しながら説明する。図3のガバナマップは、縦軸にトルクをとり、横軸に電動機3の回転速度をとる。図3の横軸よりも上方のトルクは、加速トルクであり、横軸よりも下方のトルクは、減速トルクである。図3において、縦軸は、下方に向かうほど減速トルクが大きくなる。図3の横軸よりも上方には、機関最大トルクtr1を示す曲線が図示されている。機関最大トルクとは、エンジン2と電動機3とが協働して出力し得る最大トルクである。また、図3の右下がりの複数の破線は、アクセルの開度を示すものである。破線で囲まれた数値はアクセルの開度であり10%〜80%の範囲を示している。すなわち、図3の右下がりの複数の破線のうちで、最も左側に位置する破線はアクセル開度が10%を示す破線である。以降は、左側から順番に、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%を示す破線である。
図3には、アクセル開度が40%から20%まで小さくなった場合のガバナマップの読み方が例示してある。これによれば、電動機3の回転速度(横軸)が一定であるときに、アクセル開度が40%であるときには、横軸よりも上方の加速側にあったトルクが、アクセル開度が20%になると、横軸よりも下方の減速側のトルクになることを示している。すなわち、運転者がアクセルペダル13を踏み込んだ状態から開放する方向に操作することで、運転者の要求するトルクは、加速側のトルクから減速側のトルクに変化することを示している。
また、図3の横軸よりも下方の右下がりの実線の曲線は、エンジンブレーキ相当の減速トルクtr2を示す曲線である。また、図3の横軸よりも下方の右上がりの一点鎖線の曲線は、電動機3の性能(仕様)によって定まる回生トルクの最大値tr3を示す曲線である。そして、エンジンブレーキ相当の減速トルクtr2を示す曲線よりも下方の領域D(すなわち、エンジンブレーキ相当の減速トルクtr2を超える減速トルクの領域)は、減速トルク目標値設定部20および減速トルク制御部21によって、アクセルペダル13の開放速度に応じた減速トルクの制御が実施される領域である。
なお、エンジンブレーキ相当の減速トルクtr2を示す曲線よりも上方の減速トルク(すなわち、エンジンブレーキ相当の減速トルク以下の減速トルク)については、従来より、アクセル開度に応じた減速トルクの制御が実施されている。たとえば、減速トルク目標値設定部20は、図3のガバナマップを不図示のメモリに記憶しており、不図示のアクセル開度センサ等から伝達される現在のアクセル開度情報と電動機回転速度情報とを取得してハイブリッド自動車1が現在発生すべき減速トルクの目標値を、ガバナマップを参照して求める。このようにして求めた減速トルクの目標値は、減速トルク目標値設定部20から減速トルク制御部21に指示される。減速トルク制御部21は、減速トルク目標値設定部20から指示された減速トルクの目標値に追随するように減速トルクの制御を実施する。すなわち、エンジンブレーキ相当の減速トルクtr2以下の減速トルクについては、従来より、減速トルク目標値設定部20および減速トルク制御部21によって、図3に示すガバナマップどおりの減速トルクが発生するように制御される。
一方、従来は、エンジンブレーキ相当の減速トルクtr2を示す曲線よりも下方の減速トルク(すなわち、エンジンブレーキ相当の減速トルクを超える減速トルク)については、ハイブリッド自動車1の減速トルクがエンジンブレーキ相当の減速トルクtr2を超えると、一定の値に設定されるように制御されるが、減速トルク目標値設定部20および減速トルク制御部21による新規の制御では、アクセルペダル13の開放速度に応じて様々な値に設定されるように制御される。
ここで、減速トルク目標値設定部20の動作を図4のフローチャートを参照しながら説明する。図4のフローにおける「START」の条件は、ハイブリッド自動車1のキースイッチ(不図示)がON状態であり、ハイブリッド自動車1が走行中であるという条件である。図4のフローにおいて、「START」の条件が満たされると、フローは、ステップS1に進む。なお、図4のフローにおいて、「START」から「END」までの処理は、1周期分の処理であり、1周期分の処理が終了(「END」)したときに、「START」の条件が満たされていれば、フローは、再び実行される。
ステップS1において、減速トルク目標値設定部20は、アクセル開度情報に基づいて、エンジン2のアクセル開度が「要求トルクゼロとなるアクセル開度」以下か否かを判定する。ステップS1において、アクセル開度が「要求トルクゼロとなるアクセル開度」以下であると判定されると、フローは、ステップS2に進む。一方、ステップS1において、アクセル開度が「要求トルクゼロとなるアクセル開度」よりも大きなアクセル開度であると判定されると、フローは、ステップS1を繰り返す。
なお、「要求トルクゼロとなるアクセル開度」とは、ハイブリッド自動車1が加速も減速もしないアクセル開度である。この「要求トルクゼロとなるアクセル開度」を、図3を参照しながら説明すると、図3の横軸におけるある値の電動機回転速度に着目したときに、この着目した電動機回転速度の値をとる横軸と交差するところにあるアクセル開度(右下がりの破線で表す)がこの電動機回転速度において、「要求トルクゼロとなるアクセル開度」になる。図3によれば、電動機回転速度が高いと、比較的大きなアクセル開度で要求トルクゼロとなり、電動機回転速度が低いと、比較的小さなアクセル開度で要求トルクゼロとなることがわかる。
ステップS2において、減速トルク目標値設定部20は、ハイブリッド自動車1の減速トルクがエンジンブレーキ相当の減速トルク(図3のtr2)を超えたか否かを判定する。ステップS2において、ハイブリッド自動車1の減速トルクがエンジンブレーキ相当の減速トルクtr2を超えたと判定されると、フローは、ステップS3に進む。一方、ステップS2において、ハイブリッド自動車1の減速トルクがエンジンブレーキ相当の減速トルクtr2以下であると判定されると、フローは、ステップS5に進む。
なお、上述したように、エンジンブレーキ相当の減速トルクtr2以下の減速トルクについては、減速トルク目標値設定部20および減速トルク制御部21によって、図3に示すガバナマップどおりの減速トルクが発生するように制御されるので、ハイブリッド自動車1の減速トルクの値は、図3に示すガバナマップを減速トルク目標値設定部20が参照することで求めることができる。
ステップS3において、減速トルク目標値設定部20は、アクセルペダル13の開放速度に応じて予め定められている目標減速度を設定する。たとえば、アクセルペダル13の開放速度と目標減速度との対応関係を記録したテーブルを減速トルク目標値設定部20が記憶しており、減速トルク目標値設定部20にアクセルペダル13の開放速度の情報が入力されると、減速トルク目標値設定部20がこのテーブルを参照し、アクセルペダル13の開放速度に対応する目標減速度を読み出して設定する。ステップS3において、目標減速度が設定されると、フローは、ステップS4に進む。
ステップS4において、減速トルク目標値設定部20は、目標減速度を達成するための減速トルクの目標値を設定する。ステップS4において、減速トルクの目標値が設定されると、フローは、1周期分の処理を終了する(END)。
このとき、目標減速度を達成するための減速トルクの目標値を求める方法については、周知のどのような方法を用いてもよい。たとえば、ハイブリッド自動車1の重量を車体自重と積載貨物の重量とから求め、重量と減速度とトルクとの関係式(物理学の分野において周知)を用いれば、上述の減速トルクの目標値を求めることができる。さらに、ハイブリッド自動車1が走行中の路面の勾配の情報を勾配センサなどから求め、登り勾配か、または下り勾配かの別、および勾配の大きさによって、上述の減速トルクの目標値を補正する。なお、積載貨物の重量が予め判明していない場合には、車軸に取り付けられた軸重計などを用いて計測するようにしてもよい。
なお、ステップS3において、アクセルペダル13の開放速度の情報を必要とするが、減速トルク目標値設定部20は、ハイブリッド自動車1のキースイッチがON状態であるときに、常時、アクセルペダル13の操作の状況をストロークセンサ14からのアクセルペダル13のストロークの変化の情報に基づいて監視している。これにより、減速トルク目標値設定部20は、ストロークセンサ14から取得したアクセルペダル13のストロークの変化の情報に基づき、アクセルペダル13の開放速度を計算する。すなわち、減速トルク目標値設定部20は、アクセルペダル13の開放操作によるアクセルペダル13のストロークの変化量に基づいて、アクセルペダル13の開放速度を計算する。たとえば、アクセルペダル13のストロークの変化量を、アクセルペダル13のストロークの変化に要した時間で割ることにより、アクセルペダル13の開放速度を計算することができる。この計算は、アクセルペダル13のストロークの変化の開始時点から終了時点までの間で行ってもよいし、あるいは、所定の単位時間毎に順次区切って行ってもよく、どのようにしてもよい。
ステップS5において、減速トルク目標値設定部20は、従来から行われているように、アクセル開度に応じた減速トルクの目標値を設定する。ステップS5において、アクセル開度に応じた減速トルクの目標値の設定が行われると、1周期分の処理を終了する(END)。
このようにして、減速トルク目標値設定部20は、エンジン2のアクセル開度が「要求トルクゼロとなるアクセル開度」以下であると共に、ハイブリッド自動車1の減速トルクがエンジンブレーキ相当の減速トルクtr2を超えると、アクセルペダル13の開放速度に応じて目標減速度を設定し、さらに、設定した目標減速度を達成するための減速トルクの目標値を設定する。
ここで、図5を参照しながら目標減速度の設定について、さらに詳細に説明する。図5の上段の図は、縦軸にアクセル開度をとり、横軸に時間をとる。図5の下段の図は、縦軸に目標減速度をとり、横軸に時間をとる。
図5の上段の図の一点鎖線と破線とはそれぞれアクセルペダル13の操作によるアクセル開度の変化の状態を示している。一点鎖線で示したアクセル開度の変化率はA1である。また、破線で示したアクセル開度の変化率はA2である。アクセルペダル13の開放速度が速いほど、アクセル開度の変化率は、減少する方向(すなわち、マイナス方向)への変化率がより大きくなる。変化率A1,A2の大小関係は、ここでは、|A1|<|A2|の関係である。なお、図5の上段の図では、説明を分かり易くするために、アクセル開度の変化を直線的(すなわち変化率一定)に図示している。実際には、アクセルペダル13の操作にムラがある場合、アクセル開度の変化もムラが生じ、直線的な変化ではないが、アクセルペダル13の開放の開始から終了までのアクセルペダル13のストロークの変化量とアクセルペダル13のストロークの変化に要した時間とが分かれば、アクセルペダル13の開放速度は計算することができる。
アクセルペダル13が開放側に操作されてアクセル開度が「要求トルクゼロとなるアクセル開度」に達すると、ハイブリッド自動車1は、従来どおり、アクセル開度に応じた減速トルクの制御を開始する。図5の上段の図の例では、「要求トルクゼロとなるアクセル開度」からアクセル開度はさらに漸減し、やがてアクセル開度は0%となる。アクセル開度が0%のときは、エンジン2がアイドリングしている状態になっている。
図5の下段の図の一点鎖線は、図5の上段の図の一点鎖線で示したアクセル開度の変化の状態に対応するように設定された目標減速度の変化を示す。また、図5の下段の図の破線は、図5の上段の図の破線で示したアクセル開度の変化の状態に対応するように設定された目標減速度の変化を示す。図5の下段の図の点P1は、ハイブリッド自動車1の減速トルクが図3に示すエンジンブレーキ相当の減速トルクtr2に達した時点を示す点である。同じく、図5の下段の図の点P2は、ハイブリッド自動車1の減速トルクが図3に示すエンジンブレーキ相当の減速トルクtr2に達した時点を示す点である。このように、アクセル開度が「要求トルクゼロとなるアクセル開度」に達して開始されたアクセル開度に応じた減速トルクの制御は、図5の下段の図の点P1,P2までは、従来どおりの制御が適用される。
ここで、ハイブリッド自動車1の減速トルクがエンジンブレーキ相当の減速トルクtr2を超えると、アクセルペダル13の開放速度に応じた目標減速度の設定と、この目標減速度を達成するための減速トルクの目標値の設定の制御が開始される。
すなわち、図5の下段の図の目標減速度を表す一点鎖線は、点P1を超えると、概ね変化率B1で変化しつつ最終的には目標減速度T1に到達する。同じく、図5の下段の図の目標減速度を表す破線は、点P2を超えると、概ね変化率B2で変化しつつ最終的には目標減速度T2に到達する。最も下にある目標減速度T3は、たとえば、電動機3の性能によって定まる目標減速度の最大値である。なお、実際には、トランスミッション6のギア段数毎に、目標減速度T1,T2,T3は異なる値が設定されるが、ここでは説明を分かり易くするために、ギア段数は一定として説明する。
このようにして、減速トルク目標値設定部20は、アクセルペダル13の開放速度(すなわち変化率(A1,A2)に応じて最終的な目標減速度(T1,T2)をそれぞれ個別に設定する。このときに、|A1|<|A2|であり|B1|<|B2|という大小関係に対し、|T1|<|T2|という大小関係を有する。なお、図5の例では、2つのアクセルペダル13の開放速度(A1,A2)に対して2つの目標減速度(T1,T2)を設定する例を示したが、無段階に変化するアクセルペダル13の開放速度に対して無段階に変化する目標減速度を設定することができる。
比較例として、図6に、従来の目標減速度の設定方法を示す。図6の上段の図は、縦軸にアクセル開度をとり、横軸に時間をとる。図6の下段の図は、縦軸に目標減速度をとり、横軸に時間をとる。
図6の上段の図と図5の上段の図とは同じである。図6の下段の図の一点鎖線および破線は、図6の上段の図の一点鎖線および破線で示したアクセル開度の変化の状態に対応するように設定された目標減速度の変化を示す。図6の下段の図の点P3,P4は、図5の下段の図の点P1,P2と同じ状態を示すものである。その後、図6の下段の図の点P3,P4よりも大きな目標減速度の設定の制御については、従来は、一点鎖線および破線のいずれも同じように、概ね変化率B3で変化しつつ最終的には目標減速度T4に設定される。なお、目標減速度T4は、たとえば、トランスミッション6のギア段数毎に、設定された最大の目標減速度である。このように、従来は、アクセル開度の変化率A1,A2が|A1|<|A2|という大小関係であっても最終的に設定される目標減速度T4は一定である。
以上説明したように、減速トルク目標値設定部20は、アクセルペダル13の開放速度に応じて目標とする減速度を設定すると共に、目標とする減速度を達成するための減速トルクの目標値を設定するので、電動機3の回生トルクを減速トルクとして利用する際に、運転者が要求する減速トルクを得ることができる。したがって、運転者が要求する減速トルクよりも回生トルクが小さいと感ずるときに、運転者がブレーキペダルを踏むことによる回生電力の損失、および運転者が要求する減速トルクよりも回生トルクが大きいと感ずるときに、運転者が、再度、アクセルペダルを踏んで加速することによる燃料消費量の増加を無くすことができる。
次に、減速トルク制御部21の動作を図7のフローチャートを参照しながら説明する。減速トルク制御部21は、減速トルク目標値設定部20が設定した減速トルクの目標値を電動機3の回生トルクにより達成するように制御する。図7のフローチャートにおける「START」の条件は、減速トルク目標値設定部20が減速トルクの目標値を設定したという条件である。図7のフローにおいて、「START」の条件が満たされると、フローは、ステップS10に進む。なお、図7のフローにおいて、「START」から「END」までの処理は、1周期分の処理であり、1周期分の処理が終了(「END」)したときに、「START」の条件が満たされていれば、フローは、再び実行される。
ステップS10において、減速トルク制御部21は、減速トルクの目標値に相当する回生トルクを電動機3が発生可能か否かを判定する。ステップS10において、減速トルクの目標値に相当する回生トルクを電動機3が発生可能と判定されると、フローは、ステップS11に進む。一方、ステップS10において、減速トルクの目標値に相当する回生トルクを電動機3が発生不可能と判定されると、フローは、ステップS12に進む。
なお、上述の「減速トルクの目標値に相当する回生トルクを電動機3が発生不可能」である状況は、たとえば、電動機3の現在の回転速度に応じて電動機3が発生し得る回生トルクの最大値(図3のtr3)および現在のバッテリ8のSOCなどを考慮した電動機3が発生し得る現在の回生トルクの最大値よりも現在の減速トルクの目標値がさらに大きい状況である。
ステップS11において、減速トルク制御部21は、電動機3が発生する回生トルクを減速トルクの目標値に合わせるように制御する。ステップS11において、電動機13が発生する回生トルクが減速トルクの目標値に合わせるように制御されると、フローは、1周期分の処理を終了する(END)。
ステップS12において、減速トルク制御部21は、減速トルクの目標値に相当する減速トルクを現在の環境において電動機3が発生し得る回生トルクとエンジンブレーキの減速トルクとを合わせた減速トルクで発生可能か否かを判定する。ステップS12において、減速トルクの目標値に相当する減速トルクを現在の環境において電動機3が発生し得る回生トルクとエンジンブレーキの減速トルクとを合わせた減速トルクで発生可能と判定されると、フローは、ステップS13に進む。一方、ステップS12において、減速トルクの目標値に相当する減速トルクを電動機3が発生し得る回生トルクとエンジンブレーキの減速トルクとを合わせた減速トルクで発生不可能と判定されると、フローは、ステップS14に進む。
ステップS13において、減速トルク制御部21は、電動機3が発生する回生トルクとエンジンブレーキの減速トルクとを合わせた減速トルクが減速トルクの目標値と同じ値になるように制御する。すなわち、減速トルク制御部21は、ハイブリッド自動車1が電動機走行モードであり、クラッチ4が切り離されている状態からクラッチ4を接続状態に制御する。これにより、電動機3の回生トルクとエンジン2のエンジンブレーキとが共に減速トルクとして作用するようになる。ステップS13において、電動機13が発生する回生トルクとエンジンブレーキの減速トルクとを合わせた減速トルクが減速トルクの目標値と同じ値になるように制御されると、フローは、1周期分の処理を終了する(END)。
ステップS14において、減速トルク制御部21は、電動機3が発生する回生トルクとエンジンブレーキおよびリターダ10の減速トルクとを合わせた減速トルクが減速トルクの目標値と同じ値になるように制御する。すなわち、減速トルク制御部21は、ハイブリッド自動車1が電動機走行モードであり、クラッチ4が切り離されている状態からクラッチ4を接続状態に制御する。さらに、減速トルク制御部21は、リターダ10を制御して減速トルクを発生させる。これにより、電動機3の回生トルクとエンジン2のエンジンブレーキとリターダ10の減速トルクとを合わせた減速トルクが1つの減速トルクとして作用するようになる。
なお、リターダ10が減速トルクを複数の段階で調整可能である構成の場合には、可能ならばリターダ10の減速トルクは最小とし、回生トルクの配分がより多くなるように制御する。ステップS14において、電動機13が発生する回生トルクとエンジンブレーキおよびリターダ10の減速トルクとを合わせた減速トルクが減速トルクの目標値と同じ値になるように制御されると、フローは、1周期分の処理を終了する(END)。
以上説明したように、減速トルク目標値設定部20が設定した減速トルクの目標値を電動機3が発生する回生トルクにより達成するように制御する減速トルク制御部21によれば、電動機3の回生トルクにより減速トルクの目標値を達成することを優先し、達成が困難な場合に限り、エンジンブレーキまたはリターダ10などの他の減速トルク発生手段の減速トルクを利用するように制御する。これにより、運転者が要求する減速度を満足しつつ電動機3の回生発電を効率的に行い、ハイブリッド自動車1におけるエネルギの回収効率を向上させることができる。
なお、既に説明したように、従来の制御は、ハイブリッド自動車1の減速トルクがエンジンブレーキ相当の減速トルクtr2を超えると、予め決められた1つの目標減速度に収束する。これに対し、減速トルク目標値設定部20は、ハイブリッド自動車1の減速トルクがエンジンブレーキ相当の減速トルクtr2を超えると、アクセルペダル13の開放速度に応じて様々な目標減速度を設定する。したがって、従来の制御と比べると、様々な目標減速度が設定されるため、どのような目標減速度に設定された場合でもその目標減速度を達成するための減速トルクを発生可能とするために、上述した減速トルク制御部21の制御は有用になる。
さらに、減速トルク目標値設定部20は、アクセルペダル13が開放状態での減速中に、アクセルペダル13の踏み込み操作があるときには、既に設定されている目標減速度をいったん破棄する。その上で、減速トルク目標値設定部20は、アクセルペダル13の踏み込み操作により要求されたトルクが所定の値以下であるときには、アクセルペダル13が踏み込み状態から開放状態に遷移するときに適用する目標減速度の設定ルールとは異なる設定ルールにより新たな目標減速度を破棄した目標減速度より小さい値に再設定する。
上述の「異なる設定ルール」について、図8を参照しながら説明する。図8は、縦軸に目標減速度をとり、横軸にアクセルペダル13のストロークの変化率(すなわち変化の速度)をとる。なお、「アクセルペダル13が踏み込み状態から開放状態に遷移するときに適用する目標減速度の設定ルール」とは、図5を参照しながら説明した設定ルールである。図8の縦軸よりも左側の折れ線は、図5の下段に示す図における、たとえば破線で示す折れ線を左右逆方向に見たものに相当する。すなわち、図8の縦軸よりも左側は、図5を参照しながら説明した設定ルールに相当する。これに対し、図8の縦軸よりも右側は、上述の「異なる設定ルール」に相当する。
図8によれば、図8の横軸に示すアクセルペダル13のストロークの変化率がマイナス方向(すなわち開放方向:縦軸よりも左側の領域)の変化率である場合、図5を参照しながら説明した設定ルールが適用される。一方、図8の横軸に示すアクセルペダル31のストロークの変化率がプラス方向(すなわち踏み込み方向:縦軸よりも右側の領域)の変化率である場合、「異なる設定ルール」が適用される。なお、「異なる設定ルール」では、アクセルペダル13のストロークに基づき判定する要求トルクが所定の値よりも大きいときには、減速度の制御は行わない。ここで、「所定の値」とは、たとえば、エンジンブレーキ相当の減速トルクと均衡する大きさの加速トルクである。また、図8に示すように、アクセルペダル13のストロークの変化率がP5よりも大きい場合には、目標減速度はゼロになり、実質的に、減速度の制御は行わない。
「異なる設定ルール」は、図5を参照しながら説明した設定ルールに比べると、より小さい目標減速度を設定するようなルールである。すなわち、図8の目標減速度T5は、図5を参照しながら説明した設定ルールにおける最小の目標減速度であるのに対し、その目標減速度T5よりもさらに小さい目標減速度T6は、「異なる設定ルール」における最大の目標減速度である。これによれば、アクセルペダル13が開放状態における減速中に、運転者がアクセルペダル13を踏み込むのは、減速度が大きいと感じたためであるので、目標減速度をより小さく再設定することにより、運転者の要求する減速度を達成するように制御することができる。
図8を参照しながら説明した「異なる設定ルール」を設定する際の減速トルク目標値設定部20の動作を図9のフローチャートを参照しながら説明する。図9のフローにおける「START」の条件は、アクセルペダル13が開放状態であり、図4のフローチャートの処理が実行され、既に、図5を参照しながら説明した設定ルールによって、減速トルクの目標値が設定されているという条件である。図9のフローにおいて、「START」の条件が満たされると、フローは、ステップS20に進む。なお、図9のフローにおいて、「START」から「END」までの処理は、1周期分の処理であり、1周期分の処理が終了(「END」)したときに、「START」の条件が満たされていれば、フローは、再び実行される。
ステップS20において、減速トルク目標値設定部20は、図4のフローチャートの処理が実行され、既に開放状態にあるアクセルペダル13のストロークを監視する。ステップS20において、開放状態にあるアクセルペダル13のストロークの監視が行われると、フローは、ステップS21へ進む。
ステップS21において、減速トルク目標値設定部20は、ステップS20において監視しているアクセルペダル13のストロークの情報に基づき、アクセルペダル13の踏み込みの有無を判定する。ステップS21において、アクセルペダル13の踏み込みが有ると判定されると、フローは、ステップS22に進む。一方、ステップS21において、アクセルペダル13の踏み込みは無いと判定されると、フローは、ステップS20に戻る。
ステップS22において、減速トルク目標値設定部20は、既設の目標減速度を破棄する。ステップS22において、既設の目標減速度が破棄されると、フローは、ステップS23に進む。
ステップS23において、減速トルク目標値設定部20は、アクセルペダル13の踏み込み操作により要求されたトルク(すなわち要求トルク)は所定値以下か否かを判定する。ステップS23において、要求トルクは所定値以下であると判定されると、フローは、ステップS24に進む。一方、ステップS23において、要求トルクは所定値を超えていると判定されると、フローは、ステップS26に進む。
ステップS24において、減速トルク目標値設定部20は、「異なる設定ルール」で新たな目標減速度を設定する。ステップS24において、「異なる設定ルール」で新たな目標減速度が設定されると、フローは、ステップS25に進む。
ステップS25において、減速トルク目標値設定部20は、ステップS24で設定した新たな目標減速度を達成するための減速トルクの目標値を設定する。ステップS25において、ステップS24で設定した新たな目標減速度を達成するための減速トルクの目標値が設定されると、フローは、1周期分の処理を終了する(END)。
ステップS26において、減速トルク目標値設定部20は、減速度の制御を終了する。すなわち、減速トルク目標値設定部20は、減速トルクの目標値を設定しない。減速トルク目標値設定部20が減速トルクの目標値を設定しないと、減速トルク制御部21も減速トルクの制御が出来ないので、ハイブリッド自動車1における減速度の制御はいったん終了する。ステップS26において、減速度の制御が終了されると、フローは、1周期分の処理を終了する(END)。
このように、アクセルペダル13が開放状態であるときに、アクセルペダル13の踏み込み操作が行われた場合、その踏み込み量が比較的小さく、要求トルクが所定の値以下であるときには、直ちに減速度の制御を終了するのではなく、これまでよりも小さい新たな目標減速度を再設定して減速度の制御を続行する。これによれば、アクセルペダル13が開放状態から少しだけ踏み込まれた場合には、エンジン2への燃料噴射は行わずに、引き続き電動機3の回生発電が行われるので、燃費とエネルギ回収効率の双方にとって好ましい走行状態を維持することができる。
また、制御装置5は、情報処理装置が予めインストールされている所定のプログラムを実行することによって実現することができる。このような情報処理装置は、たとえば、メモリ、CPU(Central Processing Unit)、入出力ポートなどを有する。情報処理装置のCPUは、メモリなどから所定のプログラムとして制御プログラムを読み込んで実行する。これにより、情報処理装置には、制御装置5の機能が実現される。なお、CPUの代わりにASIC(Application Specific Integrated Circuit)、マイクロプロセッサ(マイクロコンピュータ)、DSP(Digital Signal Processor)などを用いてもよい。
また、上述の所定のプログラムは、制御装置5の出荷前に、情報処理装置のメモリなどに記憶されたものであっても、制御装置5の出荷後に、情報処理装置のメモリなどに記憶されたものであってもよい。また、プログラムの一部が、制御装置5の出荷後に、情報処理装置のメモリなどに記憶されたものであってもよい。制御装置5の出荷後に、情報処理装置のメモリなどに記憶されるプログラムは、例えば、CD−ROMなどのコンピュータ読取可能な記録媒体に記憶されているものをインストールしたものであっても、インターネットなどの伝送媒体を介してダウンロードしたものをインストールしたものであってもよい。
また、上述の所定のプログラムは、情報処理装置によって直接実行可能なものだけでなく、ハードディスクなどにインストールすることによって実行可能となるものも含む。また、圧縮されたり、暗号化されたりしたものも含む。
このように、情報処理装置とプログラムによって制御装置5を実現することにより、大量生産や仕様変更(または設計変更)に対して柔軟に対応可能となる。
なお、情報処理装置が実行するプログラムは、本明細書で説明する順序に沿って時系列に処理が行われるプログラムであってもよいし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであってもよい。
(その他の実施の形態)
上述した実施の形態は、その要旨を逸脱しない限り、様々に変更することができる。たとえば、回生トルク以外の減速トルクを発生する手段として、エンジンブレーキやリターダ10の他に、排気ブレーキやエンジンリターダなど、制御装置5によって減速トルクの制御が可能な構成であれば、その他の様々な補助ブレーキを用いることができる。あるいは、リターダ10を有さないハイブリッド自動車1であっても回生トルク以外の減速トルクを発生する手段としてエンジンブレーキのみで上述した制御を実施することができる。この場合、図7のフローチャートにおけるステップS12とステップS14の処理は無くなり、ステップS10で「No」の場合には、ステップS13のフローに進む。
また、上述の実施の形態では、電動機3の回生トルクだけで目標減速度を達成するための減速トルクが得られない場合には、可能な限り回生トルクを最大に利用し、他の減速トルク発生手段は、その不足分を補うように説明したが、トルクの分配比率をこれに限定するものではない。たとえば、バッテリ8のSOCがもうすぐ満充電状態になるが、今は未だ充電が可能であるという場合は、回生トルクの分配比率を小さくすることができる。たとえば、このような場合には、回生トルクと他の減速トルク発生手段が発生する減速トルクとを半分ずつ分配する、あるいは、回生トルクは減速トルク全体の三分の一にするなど、分配比率は、様々に変更してもよい。
また、上述の実施の形態では、1つの制御装置5を説明したが、制御装置5は、エンジン2、クラッチ4、トランスミッション6、インバータ7、バッテリ8、およびリターダ10などの個々に設けられるECUによって実現してもよい。この場合、各ECUは、互いに連系して動作する。または、制御装置5の一部の機能を取り出してECUとし、これを制御装置5の下位装置として所定の位置に配置してもよい。
また、上述の実施の形態では、アクセルペダル13の開放速度の情報を取得するために、ストロークセンサ14の情報を用いたが、アクセルペダル13の開放速度の情報が取得できれば、どのような方法を用いてもよい。たとえば、アクセルペダル13の動きを画像として捉える小型のカメラ装置を運転室に配置し、このカメラ装置が撮像する画像を解析することで、アクセルペダル13の開放速度の情報を取得してもよい。
1…ハイブリッド自動車、2…エンジン、3…電動機、4…クラッチ、5…制御装置、6…トランスミッション、7…インバータ、8…バッテリ、10…リターダ(他の減速トルク発生手段のひとつ)、13…アクセルペダル、20…減速トルク目標値設定部(制御手段、減速トルク目標値設定手段)、21…減速トルク制御部(制御手段、減速トルク制御手段)

Claims (8)

  1. 走行用の動力源としてエンジンと電動機とを有し、前記電動機の回生トルクを減速トルクとして利用するハイブリッド自動車の制御装置において、
    アクセルペダルが開放状態に操作される際に、前記アクセルペダルの開放速度に応じて減速トルクとして利用する回生トルクの強さを制御する制御手段を有する、
    ことを特徴とする制御装置。
  2. 請求項1記載の制御装置において、
    前記制御手段は、
    アクセルペダルの開放速度に応じた目標減速度の設定と、前記目標減速度を達成するための減速トルクの目標値の設定と、を行う減速トルク目標値設定手段と、
    前記減速トルクの目標値を前記電動機が発生する回生トルクにより達成するように制御する減速トルク制御手段と、
    を有することを特徴とする制御装置。
  3. 請求項2記載の制御装置において、
    前記減速トルク制御手段は、前記減速トルクの目標値に相当する回生トルクを前記電動機が発生可能か否かを判定し、発生可能な場合には、前記電動機が発生する回生トルクを前記減速トルクの目標値に合わせるように制御し、発生不可能な場合には、前記電動機の回生トルクに加えて他の減速トルク発生手段の減速トルクにより前記減速トルクの目標値に相当する減速トルクを発生するように制御する、
    ことを特徴とする制御装置。
  4. 請求項2または3記載の制御装置において、
    前記減速トルク目標値設定手段は、前記アクセルペダルが開放状態での減速中に、前記アクセルペダルの踏み込み操作があるときには、既に設定されている目標減速度をいったん破棄すると共に、前記アクセルペダルの踏み込み操作により要求されたトルクが所定の値以下であるときには、前記アクセルペダルが踏み込み状態から開放状態に遷移するときに適用する目標減速度の設定ルールとは異なる設定ルールにより新たな目標減速度を破棄した目標減速度より小さい値に再設定する、
    ことを特徴とする制御装置。
  5. 走行用の動力源としてエンジンと電動機とを有し、前記電動機の回生トルクを減速トルクとして利用するハイブリッド自動車の制御装置が実行する減速度制御方法において、
    アクセルペダルが開放状態に操作される際に、前記アクセルペダルの開放速度に応じて減速トルクとして利用する回生トルクの強さを制御する制御ステップを有する、
    ことを特徴とする減速度制御方法。
  6. 請求項5記載の減速度制御方法において、
    前記制御ステップの処理は、
    アクセルペダルの開放速度に応じた目標減速度を設定する目標減速度設定ステップと、
    前記目標減速度を達成するための減速トルクの目標値を設定する減速トルク目標値設定ステップと、
    前記減速トルクの目標値を前記電動機が発生する回生トルクにより達成するように制御する減速トルク制御ステップと、
    を有する、
    ことを特徴とする減速度制御方法。
  7. 請求項6記載の減速度制御方法において、
    前記減速トルク制御ステップの処理は、
    前記減速トルクの目標値に相当する回生トルクを前記電動機が発生可能か否かを判定するステップと、
    発生可能な場合には、前記電動機が発生する回生トルクを前記減速トルクの目標値に合わせるように制御するステップと、
    発生不可能な場合には、前記電動機の回生トルクに加えて他の減速トルク発生手段の減速トルクにより前記減速トルクの目標値に相当する減速トルクを発生するように制御するステップと、
    を有する、
    ことを特徴とする減速度制御方法。
  8. 請求項6または7記載の減速度制御方法において、
    前記目標減速度設定ステップの処理は、
    前記アクセルペダルが開放状態での減速中に、前記アクセルペダルの踏み込み操作があるときには、既に設定されている目標減速度をいったん破棄するステップと、
    前記アクセルペダルの踏み込み操作により要求されたトルクが所定の値以下であるときには、前記アクセルペダルが踏み込み状態から開放状態に遷移するときに適用する目標減速度の設定ルールとは異なる設定ルールにより新たな目標減速度を破棄した目標減速度より小さい値に再設定するステップと、
    を有する、
    ことを特徴とする減速度制御方法。
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