JP2014211840A - 汚染物運搬車両、監視ゲートシステム及び汚染物広域監視システム - Google Patents

汚染物運搬車両、監視ゲートシステム及び汚染物広域監視システム Download PDF

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国明 時本
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崇 後藤
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Abstract

【課題】汚染物の不法投棄や、テロ等の犯罪への汚染物の利用という不法行為の防止に寄与する汚染物運搬車両、監視ゲートシステムおよび汚染物広域監視システムを提供する。【解決手段】荷重データおよび圧力データが増減するときに、汚染物の不法持ち込みまたは不法持ち出しがなされたとする汚染物運搬車両とした。また、この汚染物運搬車両について汚染物の放射線レベルおよび車重の変化が定められた範囲内にある場合にのみ、ゲートを開いて汚染物運搬車両を通過させる監視ゲートシステムとした。また、汚染物運搬車両が内蔵するセンサや複数の監視ゲートシステムにより汚染物運搬車両の監視を行わせる汚染物広域監視システムとした。【選択図】図2

Description

本発明は、放射性物質が付着した瓦礫等の汚染物を運搬する汚染物運搬車両、この汚染物運搬車両の通過時の監視を行う監視ゲートシステム、および、これら汚染物運搬車両および監視ゲートシステムを用いて汚染物の広域での監視を行う汚染物広域監視システムに関する。
仮に原子力発電所など放射性物質取扱施設が地震・津波・火災により倒壊するような事象が発生した場合、倒壊により発生した瓦礫等が放射性物質で汚染されることが懸念される。このように汚染された放射性物質取扱施設(以下、単に汚染施設という。)では放射性物質が付着した瓦礫・建材・瓦・機械・車・樹木・岩など(以下、総称して汚染物という。)が発生することになる。このような汚染施設で発生した汚染物の汚染レベルは、汚染施設から10km以上離れた遠方での汚染レベルと比べても、非常に高いことが予想される。
このような汚染物を処理するため、高い放射能濃度で汚染している汚染物の処理を専門に行う高濃度汚染物処理施設や、低い放射能濃度で汚染している汚染物の処理を専門に行う低濃度汚染物処理施設が設置されることが予想される。これら施設の設置は受け入れ自治体との兼ね合いから、汚染施設の近隣に建設できない場合もあり、例えば、汚染施設から少し離れた場所に高濃度汚染物処理施設が設置され、汚染施設から遠方に離れた場所に低濃度汚染物処理施設が設置されるなど、各種の設置形態が予想される。
さて、上記した汚染物について、汚染施設や汚染物処理施設以外の外部へ汚染物の持ち出しをできないようにし、汚染物が拡散しないように配慮する必要がある。そして、上記のように汚染施設から外部の汚染物処理施設へ汚染物を移動させるためには車両等が必要になり、この車両等による運搬時でも汚染物の適正な管理が重要になってくる。適正な管理をしていない場合には、高濃度汚染された汚染物が、心無い業者により不法に投棄されたり、また、不法に持ち出されてテロ等の犯罪に用いられることが懸念される。
しかしながら、汚染施設から外部の汚染物処理施設へ車両等を用いて運搬する際に、汚染物についてどのように管理するかについては具体的な方法が存在していなかった。人手による監視には限界があり、機械を利用した監視を行うことで効率的かつ確実な管理を行う体制を築く必要がある。具体的には、汚染物を運搬する車両用の監視ゲートシステムを設置し、汚染物を積載した車両の挙動を監視することが想定されている。
例えば、図8の汚染施設を中心とする管理区域、および、管理区域と幹線道路との境界で設置される監視ポイントを説明する説明図に示すように、A点が汚染施設であるとする。このA点を中心として汚染濃度が高レベルである高レベル汚染管理区域aが設定される。さらに高レベル汚染管理区域aを囲んで汚染濃度が中レベルである中レベル汚染管理区域bが、また、中レベル汚染管理区域を囲んで汚染濃度が低レベルである低レベル汚染管理区域cがそれぞれ設定される。
そして、低濃度汚染物処理施設は、例えば、中レベル汚染管理区域内にB点に建設されたとする。
この場合、汚染物の運搬車両は、各汚染管理区域を横断する幹線道路を通過することとなる。幹線道路は、大型瓦礫などの汚染物を積載する大型トラック等が通過できる幅広の道路である。この幹線道路と各管理区域の境界とが交差する箇所を監視ポイントとして監視ゲートシステムを設置し、特に運搬車両の管理区域外への退出を監視する。
この監視ゲートシステムの従来例として、例えば高速道路で用いられる一般的なETCゲートシステム(Electronic Toll Collection System)を採用することが考えられる。このETCゲートシステムについて図を参照しつつ以下に説明する。このようなETCゲートシステムは例えば非特許文献1(富士時報 Vol.83 No.2 2010)に開示されているものである。
図9は、従来技術のETCゲートシステムのシステム構成図である。ETCゲートシステム500は、一例として、第1車両検知器501、第2車両検知器502、第3車両検知器503、ETC車両表示板504、第1アンテナ505、第2アンテナ506、路側表示器507、インターフォン508、発進制御器509、バー510、監視カメラ511、通信領域512、通行券発行装置513を備えるシステムである。また車両600は通信可能な車載器601を搭載しているものとする。
このETCゲートシステム500を通過する車両600は、まず入り口の第1車両検知器501で検知される。次に、通信領域512で第1アンテナ505と、車両600の車載器との間で通信処理を行う。その次に、第2車両検知器502でレーン内に進入したことを検知し、第1車両検知器501で測定した車軸数などの情報と、車載器601からの通信情報との整合が得られると、発進制御器509のバー510が開き、車両600はETCゲートシステム500を通過することができる。また,通過する際にも通信領域512に車両が進入したことを第3車両検知器503で検知して第2アンテナ506から車両600の車載器601にどのインターチェンジから入ったかを記録する。
このようなETCゲートシステム500を、図8で示すように、管理区域の境界との幹線道路とが交差する箇所である監視ポイントに多数配置して車両600がETCゲートシステム500を必ず通過するようにして、車両600が幹線道路を通過しているか否かについて管理することができる。
富士時報 Vol.83 No.2 2010,March、125P〜127P、「第2 世代ETC 用車両検知器「FVS-2」」、執筆者(長島淳、田ノ下勝、古田裕次)
上記のようなETCゲートシステム500では、登録された車両の通過を管理することは可能である。しかしながら、ETCゲートシステム500では、車両に搭載された汚染物の管理についてまでは考慮されていなかった。そのため、汚染管理区域外へ汚染物を持ち出すことが可能である。心無い業者による汚染物の不法投棄や、テロ等の犯罪への汚染物の利用のおそれが依然解消されないものであった。
このような問題を解決するため、本発明の目的は、積載されている汚染物の状態を検知するようにして、汚染物の監視を行う汚染物運搬車両を提供することにある。また、このような汚染物運搬車両の状態を検知するようにして、汚染物の監視を行う監視ゲートシステムを提供することにある。また、これら汚染物運搬車両および監視ゲートシステムを用いて汚染物が拡散しないように広範囲で監視する汚染物広域監視システムを提供することにある。総じて、汚染物の不法投棄や、テロ等の犯罪への汚染物の利用という不法行為の防止に寄与する汚染物運搬車両、監視ゲートシステムおよび汚染物広域監視システムを提供することにある。
そこで上記の課題を解決するため、請求項1に係る発明は、
汚染物の重量に基づいて荷重データを出力する荷重センサと、
タイヤの圧力に基づいて圧力データを出力するTPMSと、
GPS機能により位置データを取得する移動体通信端末と、
荷重センサ、TPMSおよび移動体通信端末が接続されて荷重データ、圧力データおよび位置データを取得するようになされ、荷重データおよび圧力データが増減するときに、汚染物の不法持ち込みまたは不法持ち出しがなされたとする判定データを生成する機能、および、荷重データ、圧力データ、判定データに加えて位置データと予め登録された車両IDデータとを付加して生成した通知データを遠隔地にあるシステム管理装置へ送信するように移動体通信端末を制御する機能を有するデータ管理装置と、
データ管理装置に接続され、通知データを出力する車載無線機と、
を備えることを特徴とする汚染物運搬車両とした。
また、請求項2に係る発明は、
請求項1に記載の汚染物運搬車両に対して監視を行う監視ゲートシステムであって、
汚染物運搬車両に搭載された車載無線機と無線通信を行い、汚染物運搬車両から通知データを取得する無線機と、
汚染物運搬車両が通過する道路下に埋設され、通過する汚染物運搬車両の車重データを生成する車重センサと、
汚染物運搬車両が通過する道路の横側に配置され、通過する汚染物運搬車両に積載された汚染物の放射線データを生成する放射線汚染検知器と、
汚染物運搬車両が通過する道路の横側に配置され、通過する汚染物運搬車両の車軸情報から車種データを生成する車両検知器と、
車両のナンバープレートの画像データを取得するカメラ装置と、
開閉動作を行うゲートと、
無線機、車重センサ、放射線汚染検知器、車両検知器、カメラ装置およびゲートと通信するゲート管理装置と、
を備え、
このゲート管理装置は、車両のナンバープレートの画像データに基づいてナンバーデータを生成し、
車両検知器からの車種データ、無線機からの通知データのうちの車両IDデータ、および、ナンバーデータに基づいて予め登録された汚染物運搬車両であるか否かを判定し、
放射線汚染検知器からの放射線データが基準を満たすか否かを判定し、
車重センサからの車重データが基準を満たすか否かを判定し、
予め登録された汚染物運搬車両であって基準を満たす放射線レベルおよび重さであると判断した場合にのみ、ゲートを開いて汚染物運搬車両を通過させることを特徴とする監視ゲートシステムとした。
また、請求項3に係る発明は、
請求項2に記載の監視ゲートシステムにおいて、
前記車両検知器は、
光を発光する機能を有し、車道の一方の側にあって上下方向に並べて配置される複数の発光器と、
光を受光する機能を有し、車道の他方の側にあって複数の発光器と車道を挟んで対向する位置にそれぞれ配置される複数の受光器と、
通過する汚染物運搬車両により遮光される受光器の数及び位置により車種を判別する中央処理部と、
を備えることを特徴とする監視ゲートシステムとした。
また、請求項4に係る発明は、
請求項1に記載された汚染物運搬車両の移動体通信端末と、請求項2または請求項3に記載された複数の監視ゲートシステムと、移動体通信回線を介してこの汚染物運搬車両の移動体通信端末に接続されるとともにインターネット回線を介してこれら複数の監視ゲートシステムに接続されるシステム管理装置と、を備え、汚染物運搬車両を監視するシステムであって、
システム管理装置は、
汚染施設にいる汚染物運搬車両の通知データから汚染物の荷重データおよびタイヤの圧力データを基準データとして登録し、
移動中の汚染物運搬車両の移動体通信端末から取得した通知データのうちの汚染物の荷重データおよびタイヤの圧力データと、基準データの荷重データおよび圧力データと、を比較して汚染物運搬車両の汚染物の荷重およびタイヤの圧力の変化が基準を満たすか否かを判定し、基準を満たすと判断した場合に、汚染物運搬車両は正常に運行されていると判定し、基準を満たさないと判断した場合に、汚染物運搬車両が通過しないように監視ゲートシステムのゲートを閉じる制御を行うことを特徴とする汚染物広域監視システムとした。
また、請求項5に係る発明は、
請求項1に記載された汚染物運搬車両の移動体通信端末と、請求項2または請求項3に記載された複数の監視ゲートシステムと、移動体通信回線を介してこの汚染物運搬車両の移動体通信端末に接続されるとともにインターネット回線を介してこれら複数の監視ゲートシステムに接続されるシステム管理装置と、を備え、汚染物運搬車両を監視するシステムであって、
システム管理装置は、
汚染施設にいる汚染物運搬車両が移動する経路の位置データを基準データとして登録し、
移動中の汚染物運搬車両の移動体通信端末から取得した通知データのうちの位置データと、基準データの位置データと、を比較して汚染物運搬車両の経路に相違があるか否かを判定し、相違がないと判断した場合に、汚染物運搬車両は正常に運行されていると判定し、相違があると判断した場合に、汚染物運搬車両が通過しないように監視ゲートシステムのゲートを閉じる制御を行うことを特徴とする汚染物広域監視システムとした。
また、請求項6に係る発明は、
請求項1に記載された汚染物運搬車両の移動体通信端末と、請求項2または請求項3に記載された複数の監視ゲートシステムと、移動体通信回線を介してこの汚染物運搬車両の移動体通信端末に接続されるとともにインターネット回線を介してこれら複数の監視ゲートシステムに接続されるシステム管理装置と、を備え、汚染物運搬車両を監視するシステムであって、
システム管理装置は、
汚染施設に敷設されている監視ゲートシステムが送信した通知データのうちの車種データ、車両IDデータ、ナンバーデータ、放射線データおよび車重データを基準データとして他の監視ゲートシステムのゲート管理装置に登録させ、
他の監視ゲートシステムのゲート管理装置は、
車両検知器からの車種データ、無線機からの車両IDデータ、ナンバーデータと、基準データの車種データ、車両IDデータ、ナンバーデータと、を比較して登録された汚染物運搬車両であるか否かを判定し、
放射線汚染検知器からの放射線データと、基準データの放射線データと、を比較して汚染物運搬車両に積載した汚染物の放射線レベルの変化が基準を満たすか否かを判定し、
車重センサからの車重データと、基準データの車重データと、を比較して汚染物運搬車両の車重の変化が基準を満たすか否かを判定し、
登録された汚染物運搬車両であって放射線レベルおよび重さの変化が基準を満たすと判断した場合に、汚染物運搬車両は正常に運行されていると判定し、基準を満たさないと判断した場合に、汚染物運搬車両が通過しないように監視ゲートシステムのゲートを閉じる制御を行うことを特徴とする汚染物広域監視システムとした。
本発明によれば、積載されている汚染物の状態を検知するようにして、汚染物の監視を行う汚染物運搬車両を提供することができる。また、このような汚染物運搬車両の状態を検知するようにして、汚染物の監視を行う監視ゲートシステムを提供することができる。また、これら汚染物運搬車両および監視ゲートシステムを用いて汚染物が拡散しないように広範囲で監視する汚染物広域監視システムを提供することができる。総じて、汚染物の不法投棄や、テロ等の犯罪への汚染物の利用という不法行為の防止に寄与する汚染物運搬車両、監視ゲートシステムおよび汚染物広域監視システムを提供することができる。
本発明の実施の形態の汚染物運搬車両の説明図である。 本発明の実施の形態の監視ゲートシステムの斜視外観図である。 本発明の実施の形態の監視ゲートシステムの平面図である。 本発明の実施の形態の監視ゲートシステムのブロック構成図である。 車両検出器のブロック構成図である。 本発明の実施の形態の監視ゲートシステムの制御フローチャートである。 本発明の実施の形態の汚染物広域監視システムのシステム構成図である。 汚染施設を中心とする管理区域、および、管理区域と幹線道路との境界で設置される監視ポイントを説明する説明図である。 従来技術のETCゲートシステムのシステム構成図である。
続いて、本発明の汚染物運搬車両、監視ゲートシステム及び汚染物広域監視システムについて以下に説明する。なお、前提として本発明の汚染物運搬車両、監視ゲートシステム及び汚染物広域監視システムは、高濃度汚染されている汚染施設や低、中、高レベル汚染管理区域等で使用されるものであり、このような区域では汚染物運搬車両10や警察車両等を除き無許可の一般車両は通過禁止に設定されるというものである。本形態でも汚染物運搬車両10のみが用いられるものとして説明する。
まず汚染物運搬車両10について説明する。汚染物運搬車両10は通常は図1で示すようなタイヤ11、荷台12という標準装備を有するトラックであり、さらに荷重センサ13、タイヤ圧力センサ14、移動体通信端末15、車載無線機16、データ管理装置17を備える。
荷重センサ13は、荷台12の積載面のほぼ全面に設置されており、汚染物の重量を計測する。荷重センサ13は、荷重データを生成して出力する。
タイヤ圧力センサ14は、例えば、TPMS(Tire Pressure Monitoring System)であり、タイヤの圧力変化に起因して変化する物理量に基づき、汚染物の荷重の変化を検知する。タイヤ圧力センサ14は、圧力データを生成して出力する。
間接式TPMSではタイヤ内部の空気圧が低下すると外径が小さくなる為、結果的に回転数も変わる(増加する)事を利用して、空気圧の低下を検知する。回転数の検出はABSで利用されているセンサを利用する。タイヤ圧力センサ14は実際には回転計の回転数から圧力を算出して圧力データとする。この為ソフトウェアの変更でTPMSを構築できるため安価に出来る。
直接式TPMSではタイヤやホイール内部にセンサ(送信機)を取り付け、タイヤの空気圧や温度を検知し、車体側の受信機へ電波で情報を送信し、空気圧が基準から逸脱する場合は警報を発する。この圧力を圧力データとする。
これら両TPMSは、汚染物運搬車両10に搭載される汚染物の増減がタイヤ内圧の変化へと変換されるため、汚染物の重量変化の検知に用いることができる。
移動体通信端末15は、GPS機能を利用して現在位置である位置データを取得する。また、後述するが、遠隔地にあるシステム管理装置60と移動体通信回線70(図7参照)を介して、データ通信を行うことができる。このデータ通信は一定周期で行われ、システム管理装置60は、車両および積載物の情報を含む通知データを定期的に取得する。
車載無線機16は、後述するが監視ゲートシステム20の無線機21(図2参照)と通信してデータ通信を行うことができる。
データ管理装置17には、荷重センサ13、タイヤ圧力センサ14、移動体通信端末15、車載無線機16が通信可能に接続されている。
データ管理装置17は、荷重センサ13から送られる荷重データ、タイヤ圧力センサ14から送られる圧力データ、移動体通信端末15から送られる位置データを受信後に登録する。データ管理装置17は、予め車両IDデータが登録されている。車両IDデータは、車両の所有者、車種、車重(積載物がない状態)、搭載情報などを含む。
そして、データ管理装置16は、荷重データや圧力データが小さくなったときに重量やタイヤ圧力が小さくなったことから汚染物の重量が小さくなって不法持ち出しがなされたと判定し、荷重データや圧力データが大きくなったときに重量やタイヤ圧力が大きくなったことから汚染物の重量が大きくなって不法持ち込みがなされたと判定し、変化が無ければ正常であると判定する。このようにデータ管理装置16は、正常・異常を表す判定データを生成する。
データ管理装置16はこれら荷重データ、圧力データ、判定データに加えて位置データと車両IDデータとを付加した通知データを生成し、移動体通信端末15を介して、遠隔地の管理センターにあるシステム管理装置60へ送信する。これにより直ちに異常が検知される。なお、この通知データは、車載無線機16から監視ゲートシステム20の無線機21へ送信することもできる。汚染物運搬車両10はこのようなものである。
続いて、監視ゲートシステム20について説明する。この監視ゲートシステム20は、特に大型である汚染物運搬車両10のみを通過させるものである。この監視ゲートシステム20は、進入する車両が通過を許可された正規の汚染物運搬車両10であるか否か、汚染物運搬車両10が積載する汚染物の重さに変化がないか、または、汚染物運搬車両10が積載する汚染物から発せられる放射線の量に変化がないか、を検査するというものである。
続いて監視ゲートシステム20について図2の斜視外観図、図3の平面図、図4のブロック図を用いて説明する。監視ゲートシステム20は、図2,図3で示すように、無線機21、車重センサ22、放射線汚染検知器23、車両検知器24,25、カメラ装置26、ゲート27を備え、図4で示すように何れもゲート管理装置28に接続される。
無線機21は、図2,図3で示すように、汚染物運搬車両10に搭載された車載無線機16と無線通信を行い、汚染物運搬車両10の車載無線機16から通知データを受信する機能を有する。通知データは、先に説明したように、荷重データ、圧力データ、判定データ、車両IDデータ、位置データを含む。無線機21は、図4で示すように、この通知データをコンピュータであるゲート管理装置28にネットワークを介して送信する。
車重センサ22は、図2,図3で示すように、汚染物運搬車両10が通過する道路下に埋設され、通過する汚染物運搬車両10の車重データを生成する。車重センサ22は、図4で示すように、車重データをゲート管理装置28へネットワークを介して送信する。
なお、この車重センサ22は、汚染物運搬車両10のタイヤ11が接して移動するときに接触点が移動することが検知される。そこで、車重センサ22は、車重の接触点の単位時間あたりの移動距離データをゲート管理装置28に出力し、ゲート管理装置28が汚染物運搬車両10の移動速度を算出する。後述する放射線汚染検知器23による放射線検出では時速5km/h以下で汚染物運搬車両10を移動させる必要があり、例えば、図示しない表示部にこの移動速度の表示をしたり、スピーカ等で移動速度を通知すれば、運転手が規定速度を超えないように運転することが期待され、検出精度を向上させることができる。
放射線汚染検知器23は、図2,図3で示すように、汚染物運搬車両10が通過する道路の両横側に配置され、汚染物運搬車両10に積載された汚染物の放射線データを生成する。汚染物運搬車両10の前から後ろまで検出するため、放射線汚染検知器23を入り口側に設置することで、監視ゲートシステム20の全長を短縮することができる。放射線汚染検知器23は、図4で示すように、放射線データをゲート管理装置28へネットワークを介して送信する。
なお、汚染施設の敷地にいる汚染物運搬車両10に放射性物質が付着したまま退出すると、放射性物質が汚染施設の敷地外の広域に拡散するおそれがある。そこで、汚染施設に設置された監視ゲートシステム20は、汚染施設から退出する汚染物運搬車両10に対しては、車両に付着した放射性物質の汚染が基準内であるかも検査できるようにしており、放射性物質の拡散を防止する役割も兼ねている。もちろん監視ポイントに設置された監視ゲートシステム20でも同様に車両に対する放射性物質の汚染が基準内であるかを検査するようにしても良い。
車両検知器24,25は、図2,図3で示すように、汚染物運搬車両10が通過する道路の両横側に配置され、汚染物運搬車両10の車軸情報から車種データを生成する。車両検知器24,25は、図4で示すように、車種データをゲート管理装置28へネットワークを介して送信する。
車両検知器24,25は、光センサや踏板マット(車軸が踏板を通過すると検知する装置)により、進入する汚染物運搬車両10の通過の検知と車軸などを決定する情報の生成とを行い、車種データを生成してからゲート管理装置28に送信する装置である。車両検知器24,25は、詳しくは図5で示すように、発光側の車両検知器24と,受光側の車両検知器25と、を備える。
発光側の車両検知器24は、詳しくは発光器24a,24b,24cを備える。発光器24a,24b,24cは、光を発光する機能を有し、車道の一方の側にあって上下方向に並べて配置される。
受光側の車両検知器25は、詳しくは受光器25a,25b,25c、電源部25d、HMI部25e、インターフェース部25f、中央処理部25gを備える。受光器25a,25b,25cは、それぞれ発光器24a,24b,24cから発光された赤外光を受光する機能を有している。受光器25a,25b,25cは、車道の他方の側にあって複数の発光器24a,24b,24cと車道を挟んで対向する位置にそれぞれ配置される。なお、本形態では一例として3組の発光器、受光器としているが、より多数組配置することで詳細な車軸情報を取得できる。発光器、受光器の組数は適宜選択される。
電源部25dは各部に電力を供給する。
HMI(Human Machine Interface)部25eは、人間が機械の操作を行ったり、機械が現在の状態や結果を人間に知らせるための入出力部であり、入力用のスイッチや出力用の液晶画面などである。
インターフェース部25fは、発光器24a,24b,24c、受光器25a,25b,25c、車重センサ22、中央処理部25g、ゲート管理装置28と接続されている。
中央処理部25gは、受光器25a,25b,25c、電源部25e、HMI部25e、インターフェース部25fと接続されている。この中央処理部25gは、HMI部25eに加え、インターフェース部25fを介して、発光器24a,24b,24c、受光器25a,25b,25c、車重センサ22、ゲート管理装置28と通信できるようになされており、各種制御を行い、データを取得し、演算により新たなデータを生成して出力する。
続いて車両検知器25による車両検知処理について説明する。
汚染物運搬車両10が進入し、踏板マットを介して車重センサ22が踏まれて車両検知処理が開始される。中央処理部25gは、踏板マットを介して車重センサ22が踏まれた順番からタイヤの数を判定する。また、汚染物運搬車両10が発光器24a,24b,24cと受光器25a,25b,25cとの間を通過すると、中央処理部25gは、遮光された受光器の位置及び個数から車両の軸数、車種などを判断し車種データを生成する。そして、インターフェース部25fを介してゲート管理装置28へ車種データを送信する。車両検知処理はこのようになされる。
図2,図3に戻るが、カメラ装置26は、車両のナンバープレートを撮像して画像データを取得する機能、および、運転手を撮像して画像データを取得する機能を有するものであり、図4で示すように、これらの画像データをゲート管理装置28へネットワークを介して送信する。なお、ゲート管理装置28では、ナンバープレートの画像データを用いて画像処理のあと文字認識処理を実施することにより、車両のナンバーデータを生成する。また、運転手の画像データを画像認識処理し、登録されている運転手か否かを判断するようにしても良い。
ゲート27は、ゲート管理装置28により制御されるものであり、汚染物運搬車両10を通過させて良い場合にゲートが開けられる。
ゲート管理装置28は、PC等のコンピュータであり、通知データ、車重データ、放射線データ、車種データ、ナンバーデータ、に基づいて汚染物運搬車両10を通過させて良いか否かを後述するフローチャートにより判定し、通過させて良い場合にゲート27を開けるように制御する。
続いてゲート管理装置28によるモニタリング動作や制御について説明する。この制御は汚染施設に敷設された監視ゲートシステム20と、幹線道路の監視ポイントに設置された監視ゲートシステム20と、では僅かであるが相違がある。両者について説明する。まずは、汚染施設に敷設された監視ゲートシステム20の制御について図6の制御フローチャートに基づいて説明する。
まず、汚染物運搬車両10が進入口(図3では下から上へ向かう矢印a方向)を通過して監視ゲートシステム20に進入する。まず、無線機21は、汚染物運搬車両10に搭載された車載無線機16と無線通信を行い、汚染物運搬車両10からの通知データを受信し、通知データをネットワークを介してゲート管理装置28へ送信する。ゲート管理装置28は、通知データを取得し、記憶部に登録する(ステップS1)。
車重センサ22は、汚染物運搬車両10の車重を計測して車重データを取得し、車重データをネットワークを介してゲート管理装置28へ送信する。ゲート管理装置28は、車重データを取得し、記憶部に登録する(ステップS2)。
放射線汚染検知器23は、車両に積載された汚染物の放射線レベルを検知し、放射線データをネットワークを介してゲート管理装置28へ送信する。ゲート管理装置28は放射線データを取得し、記憶部に登録する(ステップS3)。
車両検知器25は、車軸情報から車種データを生成し、この車種データをネットワークを介してゲート管理装置28へ送信する。ゲート管理装置28は車種データを取得し、記憶部に登録する(ステップS4)。
カメラ装置26は、カメラによって汚染物運搬車両10のナンバープレートを撮像し、画像データをネットワークを介してゲート管理装置28へ送信する。ゲート管理装置28は画像データを取得し、画像データからナンバーデータを生成し、このナンバーデータを記憶部に登録する(ステップS5)。また、カメラ装置26は、カメラによって運転手の画像データを取得し、画像データをネットワークを介してゲート管理装置28へ送信する。ゲート管理装置28はこの画像データを取得し、記憶部に登録する。
次に、ゲート管理装置28は、登録された汚染物運搬車両10であるか否かについて判定を行う(ステップS6)。詳しくは無線機21からの通知データに含まれる車両IDデータ(車両の名称、車両情報、車両の所有者、車種、車重(積載物がない状態)、搭載情報などを含むデータ)が予め登録されている車両IDデータと一致するか、車両検知器25が汚染物運搬車両10の外観から判定した車種データが予め登録されている車種データと一致するか、また、カメラ装置26で取得した画像データから生成したナンバーデータと予め登録されているナンバーデータと一致するか否かについて判定する。汚染物運搬車両10ごとに車両IDデータ、車種データ、ナンバーデータが関連づけて登録されており、このとき、これらの情報が登録されていないものであったり、車両IDデータ、車種データ、ナンバーデータの何れかが一致しない場合(ステップS6でNo)、不審な車両として警報を発し、ゲートがロックされる(ステップS9)。このように監視ゲートシステム20では汚染物運搬車両10が予め登録されたものと一致しなければゲートを開けないようにしているため、管理外の不審な車両を摘発できる。
次に、ゲート管理装置28は、汚染物運搬車両10や汚染物の重量が基準を満たすか否かについて判定を行う(ステップS7)。詳しくは、車重センサ22で取得した車重データが、規定の積載可能な量として予め登録されている車重データの範囲内であるか否かについて判定する。そして範囲を超えるような場合(ステップS7でNo)、規定の積載量を超える汚染物を持ち出そうとしているものとして警報を発し、ゲートがロックされる(ステップS10)。このように汚染施設の監視ゲートシステム20では積載量を超える場合にはゲートを開けないようにしているため、例えば汚染物を減らして積み直すなどして事故の発生を防止する。
次に、ゲート管理装置28は、汚染物運搬車両10や汚染物の放射線レベルが基準を満たすか否かについて判定を行う(ステップS8)。詳しくは、放射線汚染検知器23より得られた放射線データから汚染物運搬車両10や汚染物から発する放射線が上限を超えないという基準を満たすか否かについて判定する。そして基準を満たさない(つまり上限を超える)場合(ステップS8でNo)、上限を超えるものとして警報を発し、ゲートがロックされる(ステップS11)。このように上限を超えるような場合にはゲートを開けないようにしているため、例えば汚染物の積載量を減らすなどして放射線レベルを減らし、法令の遵守に寄与する。
なお、汚染レベルが大きいと判定された場合、その汚染物運搬車両10は、図3に示すように、監視ゲートシステム20に隣接する除染施設40にて汚染物運搬車両10や汚染物が除染され、再度監視ゲートシステム20にて汚染レベルを検知するものである。そして、全ての基準を満たして監視ゲートシステム20を通過した場合、ゲート管理装置28は、通過した汚染物運搬車両10についての車両IDデータ、車種データ、ナンバーデータ、計測により得られた車重データ、計測により得られた放射線データを、監視ポイントおよび汚染物処理施設にある他の監視ゲートシステム20へ送信する。例えば、図7で示すインターネット回線50、システム管理装置60を経由して送られる。汚染施設に敷設された監視ゲートシステム20の制御はこのようなものである。
続いて幹線道路の監視ポイントや汚染物処理施設に設置された監視ゲートシステム20のゲート管理装置28によるモニタリング動作や制御について図6の制御フローチャートに基づいて説明する。先に説明したように、汚染物運搬車両10が汚染施設で監視ゲートシステム20を通過することで各種データが取得されており、監視ポイントや汚染物処理施設の監視ゲートシステムでは判定基準となる各種データは、汚染施設に敷設された監視ゲートシステム20から送信されたデータを用いている。これにより汚染施設を出発した汚染物運搬車両10の汚染物に変化がないかを確認している。なお、ステップS1〜ステップS5については先の説明と重複するものであり先と同じであるものとして説明を簡略にする。
監視ポイントの監視ゲートシステム20で汚染物運搬車両10が進入口(図3では下から上へ向かう矢印a方向)に進入する。ゲート管理装置28は、無線機21を通じて通知データを取得し(ステップS1)、車重センサ22を通じて車重データを取得し(ステップS2)、放射線汚染検知器23を通じて放射線データを取得し(ステップS3)、車両検知器25を通じて車種データを取得し(ステップS4)、カメラ装置26からの画像データを用いてナンバーデータを生成し、また、運転手の画像データを取得する。
次に、ゲート管理装置28は、登録された汚染物運搬車両10であるか否かについて判定を行う(ステップS6)。詳しくは無線機21からの通知データに含まれる車両IDデータ(車両の名称、車両情報、車両の所有者、車種、車重(積載物がない状態)、搭載情報などを含むデータ)が、汚染施設で取得され登録された車両IDデータと一致するか、車両検知器25が汚染物運搬車両10の外観から判定した車種データが、汚染施設で取得され登録された車種データと一致するか、また、カメラ装置26で取得した画像データから生成したナンバーデータと、汚染施設で取得され登録されたナンバーデータと一致するか否かについて判定する。汚染物運搬車両10ごとに車両IDデータ、車種データ、ナンバーデータが関連づけて登録されており、このとき、これらの情報が登録されていないものであったり、車両IDデータ、車種データ、ナンバーデータの何れかが一致しない場合(ステップS6でNo)、不審な車両として警報を発し、ゲートがロックされる(ステップS9)。このように監視ゲートシステム20では汚染物運搬車両10が予め登録されたものと一致しなければゲートを開けないようにしているため、管理外の不審な車両を摘発できる。
次に、ゲート管理装置28は、汚染物運搬車両10や汚染物の重量が、汚染施設で取得され登録された重量と同じか否かについて判定を行う(ステップS7)。詳しくは、無線機より得られた通知データのうちの判定データから汚染物の重さが正常か(つまり大幅な変化がないか)異常か(つまり大幅に変化があったか)を判定し、また、車重センサ22で取得した車重データと汚染施設で取得され登録された車重データと一致するか否かについて判定する。そして一致しない場合(ステップS7でNo)、積載物が変化するような汚染物の不法持ち込みや不法持ち出しがなされた不審な車両として警報を発し、ゲートがロックされる(ステップS10)。このように監視ゲートシステム20では現在の車重データと、予め登録された車重データ(汚染施設を出るときに計測した車重データ)とに変化がでる場合にはゲートを開けないようにしているため、例えば監視員がドライバーに質問するなどして、管理を強化できる。
次に、ゲート管理装置28は、汚染物運搬車両10や汚染物の放射能が、汚染施設で取得され登録された放射線レベルと同じか否かについて判定を行う(ステップS8)。詳しくは、放射線汚染検知器23より得られた放射線データから汚染物運搬車両10や汚染物から発する放射線が、汚染施設で取得され登録された放射線データと一致するか否かについて判定する。そして一致しない場合(ステップS8でNo)、放射線が変化するような汚染物の不法持ち込みや不法持ち出しがなされた不審な車両として警報を発し、ゲートがロックされる(ステップS11)。このように監視ゲートシステム20では現在の放射線データと、汚染施設で取得され登録された放射線データ(汚染施設を出るときに計測した放射線データ)とに変化がある場合にはゲートを開けないようにしているため、例えば監視員がドライバーに質問するなどして、管理を強化できる。
なお、汚染レベルが大きいと判定された場合、その汚染物運搬車両10は、図4に示すように、監視ゲートシステム20に隣接する除染施設40にて汚染物運搬車両10や汚染物が除染され、再度監視ゲートシステム20にて汚染レベルを検知するものである。幹線道路の監視ポイントや汚染物処理施設に敷設された監視ゲートシステム20の制御はこのようなものである。
このような本形態の監視ゲートシステム20では、汚染物運搬車両10の通過を管理することができる。
続いて本発明の汚染物広域監視システムについて図7を参照しつつ説明する。汚染物広域監視システム30は、複数の汚染物運搬車両10の移動体通信端末15、複数の監視ゲートシステム20、インターネット回線50、システム管理装置60、移動体通信回線70を備え、GPS衛星80を利用するシステムとなっている。
これは、先に図1を用いて説明した汚染物運搬車両10の移動体通信端末15とシステム管理装置60とが移動体通信回線70を介して通信し、また、図2〜図5を用いて説明した監視ゲートシステム20とシステム管理装置60とがインターネット回線50を介して通信し、システム管理装置60が各種の監視を行うというものである。システム管理装置60は、汚染物運搬車両10の移動の監視を行う。監視内容は各種あり、以下それぞれ説明する。
(1)重さによる汚染物運搬車両10への汚染物の不法持ち込みまたは汚染物運搬車両10からの汚染物の不法持ち出しの監視
ここで、特定の一台の汚染物運搬車両10に着目して説明する。システム管理装置60は、汚染施設にいるある汚染物運搬車両10の移動体通信端末15から通知された通知データのうち汚染物の荷重データおよびタイヤの圧力データを基準データとして登録する。
システム管理装置60は、移動中の当該汚染物運搬車両10の移動体通信端末15から取得した通知データのうちの汚染物の荷重データおよびタイヤの圧力データと、登録した基準データの荷重データおよび圧力データと、を比較して汚染物運搬車両10の汚染物の荷重およびタイヤの圧力の変化が基準を満たすか否かを判定し、基準を満たす(つまりほとんど変化がなく誤差の程度である)と判断した場合に、汚染物運搬車両は正常に運行されていると判定し、基準を満たさないと判断した場合に、不法持ち込み(汚染物運搬車両10の荷重データおよびタイヤの圧力データが増加)や不法持ち出し(汚染物運搬車両10の荷重データおよびタイヤの圧力データが減少)があったと判定し、最寄りの監視ゲートシステム20のゲート管理装置28へ通信し、この監視ゲートシステム20では汚染物運搬車両10が通過しないように監視ゲートシステム20のゲート27を閉じたままとする制御を行う。このような管理を複数台の汚染物運搬車両10に対してそれぞれ行う。
(2)汚染物運搬車両10の通過経路の追跡
ここで、特定の一台の汚染物運搬車両10に着目して説明する。システム管理装置60は、予め所定の通過経路が登録されている位置データと、汚染物運搬車両10の移動体通信端末から取得した位置データと、により汚染物運搬車両10の通過経路を追跡し、経路に不審な点がないかを判定する。
システム管理装置60は、汚染施設にいる汚染物運搬車両10が移動する予定経路の位置データを基準データとして登録している。
そして、汚染物運搬車両10が移動しているとき、システム管理装置60は、移動中の汚染物運搬車両10の移動体通信端末15から取得した通知データのうちの位置データと、基準データの位置データと、を比較して汚染物運搬車両10の経路に相違があるか否かを判定し、相違がない(正しい経路である)と判断した場合に、汚染物運搬車両10は正常に運行されていると判定し、相違がある(所定の通過経路ではない通過経路である)と判断した場合に、汚染物運搬車両10が通過しないように監視ゲートシステム20のゲート27を閉じる制御を行う。
このようなシステムでは、例えば、管理区域外の山中で放射性物質を含む瓦礫などの汚染物を不法に投棄した場合、停車情報と、荷台に搭載された荷重センサの変化によって廃棄物の不法投棄の場所の追跡特定が可能となる。このような管理を複数台の汚染物運搬車両10に対してそれぞれ行う。
(3)放射線レベルおよび重さによる汚染物運搬車両10への汚染物の不法持ち込みまたは汚染物運搬車両10からの汚染物の不法持ち出しの監視
ここで、特定の一台の汚染物運搬車両10に着目して説明する。システム管理装置60は、汚染施設に敷設されている監視ゲートシステム20が送信した通知データのうちの車種データ、車両IDデータ、ナンバーデータ、放射線データおよび車重データを基準データとして他の監視ポイントおよび汚染物処理施設の監視ゲートシステムのゲート管理装置28に登録させる。
他の監視ゲートシステム20のゲート管理装置28は、車両検知器25からの車種データ、無線機21からの車両IDデータ、ナンバーデータと、基準データの車種データ、車両IDデータ、ナンバーデータと、を比較して登録された汚染物運搬車両10であるか否かを判定する。
続いてゲート管理装置28は、放射線汚染検知器23からの放射線データと、基準データの放射線データと、を比較して汚染物運搬車両10に積載した汚染物の放射線レベルの変化が基準を満たすか否かを判定する。
続いてゲート管理装置28は、車重センサからの車重データと、基準データの車重データと、を比較して汚染物運搬車両の車重の変化が基準を満たすか否かを判定する。
続いてゲート管理装置28は、登録された汚染物運搬車両10であって放射線レベルおよび重さの変化が基準を満たすと判断した場合に、汚染物運搬車両10は正常に運行されていると判定し、基準を満たさないと判断した場合に、汚染物運搬車両10が通過しないように監視ゲートシステム20のゲート27を閉じる制御を行う。なお、これら一連の制御は、先に図7のフローを用いて説明した監視ゲートシステム20の監視処理と同じである。
このようなシステムでは、例えば、管理区域外の山中で放射性物質を含む瓦礫などの汚染物を不法に投棄した場合、監視ゲートシステム20で放射線レベルおよび重さによる変化を検知し、その結果として汚染物の不法投棄がなされたことが検知可能となる。このような管理を複数台の汚染物運搬車両10に対してそれぞれ行う。
なお、汚染物広域監視システム30では、上記の(1),(2),(3)を単独で行う監視に加え、(1),(2)をともに行う監視、(2),(3)をともに行う監視、(1),(3)をともに行う監視、または、(1),(2),(3)をともに行う監視の何れかであっても良い。これら監視形態は適宜選択される。
以上本発明の汚染物運搬車両、監視ゲートシステム及び汚染物広域監視システムについて説明した。これら発明では以下のような利点を有する。
本発明の汚染物運搬車両は、汚染物の状態、すなわち汚染物の重さや放射線の変化を検知して汚染物の監視を行うため、例えば、運搬途中における道路上での汚染物の不法持ち込みや不法持ち出しを監視できるようになり、監視能力を高めている。
また、本発明の監視ゲートシステムは、このような汚染物運搬車両や汚染物の状態を検知して問題がない汚染物運搬車両のみ通過できるようにしたため、管理外の車両の通過はもちろんのこと不法持ち込みや不法持ち出しを行いにくくしている。また、監視ゲートシステムでは複数の事項を迅速に検査しており、問題がない汚染物運搬車両は比較的速く通過させることができ、多数の汚染物運搬車両に対応させることもできる。
また、本発明の汚染物広域監視システムは、これら汚染物運搬車両の道路上の監視と、監視ゲートシステムによる汚染物運搬車両の監視ポイントおよび汚染物処理場での監視と、を連動させて広範囲な監視を実現し、放射性物質が含まれる瓦礫など汚染物の拡散を防ぎ、放射性物質を含む汚染物の不法投棄の防止や、テロなどの犯罪防止に寄与することができる。
本発明の汚染物運搬車両、監視ゲートシステム及び汚染物広域監視システムは、特に放射線を発する汚染物の移動時の監視に好適である。また、重大な汚染等が解消した平常時でも適用可能である。
10:汚染物運搬車両
11:タイヤ
12:荷台
13:荷重センサ
14:タイヤ圧力センサ
15:移動体通信端末
16:車載無線装置
17:データ管理装置
20:監視ゲートシステム
21:無線機
22:車重センサ
23:放射線汚染検知器
24:車両検知器
24a,24b,24c:発光器
25:車両検知器
25a,25b,25c:受光器
25d:電源部
25e:HMI部
25f:インターフェース部
25g:中央処理部
26:カメラ装置
27:ゲート
28:ゲート管理装置
30:汚染物広域監視システム
40:除染施設
50:インターネット回線
60:システム管理装置
70:移動体通信回線
80:GPS衛星

Claims (6)

  1. 汚染物の重量に基づいて荷重データを出力する荷重センサと、
    タイヤの圧力に基づいて圧力データを出力するTPMSと、
    GPS機能により位置データを取得する移動体通信端末と、
    荷重センサ、TPMSおよび移動体通信端末が接続されて荷重データ、圧力データおよび位置データを取得するようになされ、荷重データおよび圧力データが増減するときに、汚染物の不法持ち込みまたは不法持ち出しがなされたとする判定データを生成する機能、および、荷重データ、圧力データ、判定データに加えて位置データと予め登録された車両IDデータとを付加して生成した通知データを遠隔地にあるシステム管理装置へ送信するように移動体通信端末を制御する機能を有するデータ管理装置と、
    データ管理装置に接続され、通知データを出力する車載無線機と、
    を備えることを特徴とする汚染物運搬車両。
  2. 請求項1に記載の汚染物運搬車両に対して監視を行う監視ゲートシステムであって、
    汚染物運搬車両に搭載された車載無線機と無線通信を行い、汚染物運搬車両から通知データを取得する無線機と、
    汚染物運搬車両が通過する道路下に埋設され、通過する汚染物運搬車両の車重データを生成する車重センサと、
    汚染物運搬車両が通過する道路の横側に配置され、通過する汚染物運搬車両に積載された汚染物の放射線データを生成する放射線汚染検知器と、
    汚染物運搬車両が通過する道路の横側に配置され、通過する汚染物運搬車両の車軸情報から車種データを生成する車両検知器と、
    車両のナンバープレートの画像データを取得するカメラ装置と、
    開閉動作を行うゲートと、
    無線機、車重センサ、放射線汚染検知器、車両検知器、カメラ装置およびゲートと通信するゲート管理装置と、
    を備え、
    このゲート管理装置は、車両のナンバープレートの画像データに基づいてナンバーデータを生成し、
    車両検知器からの車種データ、無線機からの通知データのうちの車両IDデータ、および、ナンバーデータに基づいて予め登録された汚染物運搬車両であるか否かを判定し、
    放射線汚染検知器からの放射線データが基準を満たすか否かを判定し、
    車重センサからの車重データが基準を満たすか否かを判定し、
    予め登録された汚染物運搬車両であって基準を満たす放射線レベルおよび重さであると判断した場合にのみ、ゲートを開いて汚染物運搬車両を通過させることを特徴とする監視ゲートシステム。
  3. 請求項2に記載の監視ゲートシステムにおいて、
    前記車両検知器は、
    光を発光する機能を有し、車道の一方の側にあって上下方向に並べて配置される複数の発光器と、
    光を受光する機能を有し、車道の他方の側にあって複数の発光器と車道を挟んで対向する位置にそれぞれ配置される複数の受光器と、
    通過する汚染物運搬車両により遮光される受光器の数及び位置により車種を判別する中央処理部と、
    を備えることを特徴とする監視ゲートシステム。
  4. 請求項1に記載された汚染物運搬車両の移動体通信端末と、請求項2または請求項3に記載された複数の監視ゲートシステムと、移動体通信回線を介してこの汚染物運搬車両の移動体通信端末に接続されるとともにインターネット回線を介してこれら複数の監視ゲートシステムに接続されるシステム管理装置と、を備え、汚染物運搬車両を監視するシステムであって、
    システム管理装置は、
    汚染施設にいる汚染物運搬車両の通知データから汚染物の荷重データおよびタイヤの圧力データを基準データとして登録し、
    移動中の汚染物運搬車両の移動体通信端末から取得した通知データのうちの汚染物の荷重データおよびタイヤの圧力データと、基準データの荷重データおよび圧力データと、を比較して汚染物運搬車両の汚染物の荷重およびタイヤの圧力の変化が基準を満たすか否かを判定し、基準を満たすと判断した場合に、汚染物運搬車両は正常に運行されていると判定し、基準を満たさないと判断した場合に、汚染物運搬車両が通過しないように監視ゲートシステムのゲートを閉じる制御を行うことを特徴とする汚染物広域監視システム。
  5. 請求項1に記載された汚染物運搬車両の移動体通信端末と、請求項2または請求項3に記載された複数の監視ゲートシステムと、移動体通信回線を介してこの汚染物運搬車両の移動体通信端末に接続されるとともにインターネット回線を介してこれら複数の監視ゲートシステムに接続されるシステム管理装置と、を備え、汚染物運搬車両を監視するシステムであって、
    システム管理装置は、
    汚染施設にいる汚染物運搬車両が移動する経路の位置データを基準データとして登録し、
    移動中の汚染物運搬車両の移動体通信端末から取得した通知データのうちの位置データと、基準データの位置データと、を比較して汚染物運搬車両の経路に相違があるか否かを判定し、相違がないと判断した場合に、汚染物運搬車両は正常に運行されていると判定し、相違があると判断した場合に、汚染物運搬車両が通過しないように監視ゲートシステムのゲートを閉じる制御を行うことを特徴とする汚染物広域監視システム。
  6. 請求項1に記載された汚染物運搬車両の移動体通信端末と、請求項2または請求項3に記載された複数の監視ゲートシステムと、移動体通信回線を介してこの汚染物運搬車両の移動体通信端末に接続されるとともにインターネット回線を介してこれら複数の監視ゲートシステムに接続されるシステム管理装置と、を備え、汚染物運搬車両を監視するシステムであって、
    システム管理装置は、
    汚染施設に敷設されている監視ゲートシステムが送信した通知データのうちの車種データ、車両IDデータ、ナンバーデータ、放射線データおよび車重データを基準データとして他の監視ゲートシステムのゲート管理装置に登録させ、
    他の監視ゲートシステムのゲート管理装置は、
    車両検知器からの車種データ、無線機からの車両IDデータ、ナンバーデータと、基準データの車種データ、車両IDデータ、ナンバーデータと、を比較して登録された汚染物運搬車両であるか否かを判定し、
    放射線汚染検知器からの放射線データと、基準データの放射線データと、を比較して汚染物運搬車両に積載した汚染物の放射線レベルの変化が基準を満たすか否かを判定し、
    車重センサからの車重データと、基準データの車重データと、を比較して汚染物運搬車両の車重の変化が基準を満たすか否かを判定し、
    登録された汚染物運搬車両であって放射線レベルおよび重さの変化が基準を満たすと判断した場合に、汚染物運搬車両は正常に運行されていると判定し、基準を満たさないと判断した場合に、汚染物運搬車両が通過しないように監視ゲートシステムのゲートを閉じる制御を行うことを特徴とする汚染物広域監視システム。
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