JP2014211551A - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】用紙に形成した画像の反射濃度及び光沢度がともに目標の範囲内となるよう調整する。【解決手段】画像形成装置1が備える定着部80の用紙搬送方向の上流側に配置されたトナー付着量センサ111により、定着部80による定着前の用紙Sに付着したトナー像のトナー量を検出する。次に、定着部80の用紙搬送方向の下流側に配置された反射濃度センサ112により、定着後の用紙Sのトナー画像の反射濃度を検出する。次に、判定部により、トナー付着量センサ111の検出値及び反射濃度センサ112の検出値に基づき、用紙Sに付着したトナー像のトナー量及び反射濃度が目標の範囲内か否かを判定する。そして、制御部により、判定部の判定結果に基づいて、画像形成条件としての用紙Sに付着させるトナー像のトナー量と定着温度の目標値を設定する。【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置及び画像形成方法に関し、特に、電子写真方式の画像形成装置及び画像形成方法に関する。
電子写真方式の画像形成装置では、静電気を用いて画像の形成を行う特性上、画像形成装置の使用環境における温度、湿度等の環境条件の変動や、感光体や現像剤等の経時的な劣化、即ち耐久性の変化によって安定した画像の形成を行うことができない場合がある。
これを防止するために、環境条件の情報や耐久性の情報、さらには、画像調整用パターン画像の情報を検出して、画像を形成する条件(以下、「画像形成条件」と記述する)にフィードバックすることにより、画像の安定化を図る制御(以下、「画像安定化制御」と記述する)が行われている。
例えば、定着装置による定着前の用紙上のテストパターンの色(反射濃度)を検知するセンサと、定着後の用紙上の当該テストパターンの色を検知するセンサを用いて、定着ユニットの劣化レベルを判定することが行われている(例えば、特許文献1の図6を参照)。
また、定着後の用紙上のトナー画像を測色し、測定した色(反射濃度)の色空間座標に基づいて、用紙上のトナー付着量が最適となるように画像形成条件を設定するか、もしくは定着条件を制御することが行われている(例えば、特許文献2の図7を参照)。
特開2011−59308号公報 特開2010−164891号公報
ところで、用紙のトナー付着量(以下、「紙上トナー付着量」とも記す)と反射濃度との関係は、必ずしも一定にならない。なぜならば、反射濃度は、トナー色材の内部反射成分と、定着によって生じる表面反射成分が合わさった特性値だからである。よって、画像形成装置で紙上トナー付着量を制御して紙上トナー付着量を適正値(目標値)に合わせたとしても、定着時に発生する定着温度などの変動により、用紙に形成された画像の反射濃度は適正(目標の範囲内)にならない。
一方、反射濃度が適正になったとしても、紙上トナー付着量及び定着温度が適正であるかどうかの判定ができない。そのため、過度にトナーを消費したり、光沢が強くなって画像品質を悪くしたりするという問題がある。図9Aは光沢度、図9Bは反射濃度についての説明図である。図9Aに示すように、光沢度は、用紙へ入射した光の正反射光を検出して算出される。また、図9Bに示すように、反射濃度は、用紙へ入射した光の乱反射光を検出して算出される。乱反射光は、正反射光が強くなると弱くなる傾向があり、正反射光が弱くなると強くなる傾向がある。
上記の状況から、高品質な画像を形成するためには、用紙に形成した画像の反射濃度及び光沢度がともに目標の範囲内となるよう調整する手法が望まれていた。
本発明の一側面では、画像形成装置が備える定着部の用紙搬送方向の上流側に配置されたトナー付着量センサにより、定着部による定着前の用紙に付着したトナー像のトナー量を検出する。
次に、定着部の用紙搬送方向の下流側に配置された反射濃度センサにより、定着後の用紙のトナー画像の反射濃度を検出する。
次に、判定部により、トナー付着量センサの検出値及び反射濃度センサの検出値に基づき、用紙に付着したトナー像のトナー量及び反射濃度が目標の範囲内であるか否かを判定する。
そして、制御部により、判定部の判定結果に基づいて、画像形成条件としての用紙に付着させるトナー像のトナー量と上記定着部の定着温度の目標値を設定する。
上記構成において、判定部により検出された用紙に付着したトナー像のトナー量が目標の範囲内ではないと判断された場合には、制御部は、用紙に付着させるトナー像のトナー量の目標値を変更する。また、判定部により反射濃度が目標の範囲内ではないと判断された場合には、制御部は、定着温度の目標値を変更する。また、判定部により用紙に付着したトナー像のトナー量及び反射濃度が目標の範囲内ではないと判断された場合には、制御部は、用紙に付着させるトナー像のトナー量及び定着温度の目標値を変更する。
上記構成によれば、定着前の用紙に付着したトナー像のトナー量と定着後の用紙の反射濃度に基づいて、用紙に付着したトナー像のトナー量及び反射濃度が目標の範囲内であるか否かが判定される。そして、判定結果に基づいて画像形成条件としての用紙に付着させるトナー像のトナー量と定着温度の目標値が設定される。用紙に付着させるトナー像のトナー量の目標値を適切に設定し、かつ反射濃度が目標の範囲内となるように定着温度を制御することで、光沢度も目標の範囲内に合わせられる。
本発明によれば、用紙に形成した画像の反射濃度及び光沢度がともに目標の範囲内となるよう調整することができる。
本発明の一実施の形態に係る画像形成装置を示す全体構成図である。 本発明の一実施の形態に係るトナー付着量センサ及び反射濃度センサの配置の説明図である。 本発明の一実施の形態に係る画像形成装置の各部のハードウェア構成を示すブロック図である。 紙上トナー付着量と反射濃度の特性の一例を示すグラフである。 紙上トナー付着量と光沢度の特性の一例を示すグラフである。 紙上トナー付着量と光沢度の関係の一例を示すグラフである。 本発明の一実施の形態に係る画像調整処理を示したフローチャートである。 紙上トナー付着量の検出値と反射濃度の検出値を組み合わせた判定テーブルである。 図9Aは光沢度、図9Bは反射濃度についての説明図である。
以下、本発明の一実施の形態に係る画像形成装置について、図1〜図8を参照して説明する。なお、各図において共通の部材には、同一の符号を付している。
[画像形成装置の構成例]
まず、本発明の一実施の形態に係る画像形成装置の概要について、図1及び図2を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る画像形成装置を示す全体構成図である。図2は、本発明の一実施の形態に係るトナー付着量センサ及び反射濃度センサの配置を示した平面図である。
図1に示すように、画像形成装置1は、電子写真方式により用紙に画像を形成するものであり、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)及びブラック(Bk)の4色のトナーを重ね合わせるタンデム形式のカラー画像形成装置である。この画像形成装置1は、原稿搬送部10と、用紙収納部20と、画像読取部30と、画像形成部40と、中間転写ベルト50と、2次転写部60と、定着部80とを有する。
原稿搬送部10は、原稿Gがセットされる原稿給紙台11と、複数のローラ12と、搬送ドラム13と、搬送ガイド14と、原稿排出ローラ15と、原稿排出トレイ16とを有している。原稿給紙台11にセットされた原稿Gは、複数のローラ12及び搬送ドラム13によって、画像読取部30の読取位置に1枚ずつ搬送される。搬送ガイド14及び原稿排出ローラ15は、複数のローラ12及び搬送ドラム13により搬送された原稿Gを原稿排出トレイ16に排出する。
画像読取部30は、原稿搬送部10により搬送された原稿G又は原稿台31に載置された原稿の画像を読み取って、画像データを生成する。具体的には、原稿Gの画像がランプLによって照射される。原稿Gからの反射光は、第1ミラーユニット32、第2ミラーユニット33、レンズユニット34の順に導かれて、撮像素子35の受光面に結像する。撮像素子35は、入射した光を光電変換して所定の画像信号を出力する。出力された画像信号は、A/D変換されることにより画像データとして作成される。
また、画像読取部30は、画像読取制御部36を有している。画像読取制御部36は、A/D変換によって作成された画像データに、シェーディング補正やディザ処理、圧縮等の処理を施して、制御部100のRAM103(図3参照)に格納する。なお、画像データは、画像読取部30から出力されるデータに限定されず、画像形成装置1に接続されたパーソナルコンピュータや他の画像形成装置などの外部装置から受信したものであってもよい。
用紙収納部20は、装置本体の下部に配置されており、用紙のサイズや種類に応じて複数設けられている。この用紙は、給紙部21により給紙されて搬送部23に送られ、搬送部23によって転写位置を有する2次転写部60に搬送される。また、用紙収納部20の近傍には、手差部22が設けられている。この手差部22からは、用紙収納部20に収納されていないサイズの用紙やタグを有するタグ紙、OHPシート等の特殊紙が転写位置へ送られる。図1においては、給紙部21により給紙される用紙にSの符号を付している。
画像読取部30と用紙収納部20との間には、画像形成部40と、中間転写ベルト50が配置されている。画像形成部40は、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の各色のトナー画像を形成するために、4つの画像形成ユニット40Y,40M,40C,40Kを有する。
第1の画像形成ユニット40Yは、イエローのトナー画像を形成し、第2の画像形成ユニット40Mは、マゼンダのトナー画像を形成する。また、第3の画像形成ユニット40Cは、シアンのトナー画像を形成し、第4の画像形成ユニット40Kは、ブラックのトナー画像を形成する。これら4つの画像形成ユニット40Y,40M,40C,40Kは、それぞれ同一の構成を有しているため、ここでは第1の画像形成ユニット40Yについて説明する。
第1の画像形成ユニット40Yは、ドラム状の感光体41と、感光体41の周囲に配置された帯電部42と、露光部43と、現像部44と、クリーニング部45を有している。感光体41は、不図示の駆動モータによって回転する。帯電部42は、感光体41に電荷を与え感光体41の表面を一様に帯電する。露光部43は、原稿Gから読み取られた画像データ又は外部装置から送信された画像データに基づいて、感光体41の表面に対して露光操作を行うことにより感光体41上に静電潜像を形成する。
現像部44は、例えばトナーとキャリアからなる2成分現像剤を用いて、感光体41に形成された静電潜像にイエローのトナーを付着させる。これにより、感光体41の表面は、イエローのトナー画像(トナー像)が形成される。
なお、第2の画像形成ユニット40Mの現像部44は、感光体41にマゼンタのトナーを付着させ、第3の画像形成ユニット40Cの現像部44は、感光体41にシアンのトナーを付着させる。そして、第4の画像形成ユニット40Kの現像部44は、感光体41にブラックのトナーを付着させる。
感光体41上に形成されたトナー画像は、像担持体の一例である中間転写ベルト50に転写される。中間転写ベルト50は、無端状に形成されており、複数のローラに掛け渡されている。この中間転写ベルト50は、不図示の駆動モータで感光体41の回転(移動)方向とは逆方向に回転駆動する。
クリーニング部45は、トナー画像が中間転写ベルト50に転写された後に、感光体41の表面に残留しているトナーを除去する。
中間転写ベルト50における各画像形成ユニット40Y,40M,40C,40Kの感光体41と対向する位置には、1次転写部51が設けられている。この1次転写部51は、中間転写ベルト50にトナーと反対の極性の電圧を印加させることで、感光体41上に形成されたトナー画像を中間転写ベルト50に1次転写する。
そして、中間転写ベルト50が回転駆動することで、中間転写ベルト50の表面には、4つの画像形成ユニット40Y,40M,40C,40Kで形成されたトナー画像が順次転写される。これにより、中間転写ベルト50上には、イエロー、マゼンダ、シアン及びブラックのトナー画像が重なり合いカラーのトナー画像が形成される。
また、中間転写ベルト50には、ベルトクリーニング装置53が対向している。このベルトクリーニング装置53は、用紙へのトナー画像の転写を終えた中間転写ベルト50の表面を清掃する。
中間転写ベルト50の近傍で、かつ搬送部23の用紙搬送方向下流には、2次転写部60が配置されている。2次転写部60は、用紙を中間転写ベルト50に接触させて、中間転写ベルト50の外周面上に形成されたトナー画像を用紙に2次転写する。2次転写部60は、2次転写ローラ61を有している。2次転写ローラ61は、中間転写ベルト50を挟んで対向ローラ52に圧接されている。2次転写ローラ61と中間転写ベルト50が接触する部分は、2次転写ニップ部62となる。この2次転写ニップ部62が、中間転写ベルト50の外周面上に形成されたトナー画像を用紙Sに転写する転写位置である。
2次転写部60における用紙の排出側には、定着部80が設けられている。この定着部80は、用紙を加圧及び加熱して、転写されたトナー画像を用紙に定着させる。定着部80は、例えば、一対の定着部材である定着上ローラ81及び定着下ローラ82で構成されている。定着上ローラ81及び定着下ローラ82は、互いに圧接した状態で配置されており、定着上ローラ81と定着下ローラ82とが接する位置には、圧接部として定着ニップ部が形成される。
定着上ローラ81の内部には、加熱部が設けられている。この加熱部からの輻射熱により定着上ローラ81の外周部にあるローラ部が温められる。そして、定着上ローラ81のローラ部の熱が用紙へ伝達されることにより、用紙上のトナー画像が熱定着される。
用紙は、2次転写部60によりトナー画像が転写された面(定着対象面)が定着上ローラ81と向き合うように搬送され、定着ニップ部を通過する。したがって、定着ニップ部を通過する用紙には、定着上ローラ81と定着下ローラ82とによる加圧と、定着上ローラ81のローラ部の熱による加熱が行われる。
定着部80の用紙搬送方向下流には、切換ゲート24が配置されている。切換ゲート24は、定着部80を通過した用紙の搬送路を切り換える。すなわち、切換ゲート24は、片面画像形成における画像形成面を上方に向けて排紙するフェースアップ排紙を行う場合に、用紙を直進させる。これにより、用紙は、一対の排紙ローラ25によって排紙される。また、切換ゲート24は、片面画像形成における画像形成面を下方に向けて排紙するフェースダウン排紙及び両面画像形成を行う場合に、用紙を下方に案内する。
フェースダウン排紙を行う場合は、切換ゲート24によって用紙を下方に案内した後に、用紙反転搬送部26によって表裏を反転して上方に搬送する。これにより、表裏が反転されて画像形成面が下方に向いた用紙は、一対の排紙ローラ25によって排紙される。
両面画像形成を行う場合は、切換ゲート24によって用紙を下方に案内した後に、用紙反転搬送部26によって表裏を反転し、再給紙路27により再び転写位置へ送られる。
一対の排紙ローラ25の下流側に、用紙を折ったり、用紙に対してステープル処理等を行ったりする後処理装置を配置してもよい。
本実施の形態では、図1及び図2に示すように、2次転写ニップ部62の下流側であって定着部80の用紙搬送方向の上流側に、トナー付着量センサ111が配置されている。トナー付着量センサ111は、定着部80に搬送される前の用紙Sに付着したトナー量(紙上トナー付着量)を検出する。
トナー付着量センサ111には、例えば発光部材と受光部材が対向配置された透過型のフォトセンサ、出射した光の物体による反射光を検出する反射型のフォトセンサなどを用いることができる。あるいは、発光部材と複数の光電変換素子を用紙幅方向の一部又は全域にわたって直線状に配列したラインセンサ、あるいは光電変換素子をマトリクス状に配置したイメージセンサが使用される。ラインセンサ及びイメージセンサとしては、CCD型のイメージセンサやCMOS型(MOS型を含む)のイメージセンサを利用できる。
また、定着部80の用紙搬送方向の下流側には、反射濃度センサ112が配置されている。反射濃度センサ112は、定着部80で定着処理が行われた用紙Sに定着されたトナーの反射濃度を検出する。
反射濃度センサ112は、複数の光電変換素子を用紙幅方向の全域にわたって直線状に配列したラインセンサ、又は光電変換素子をマトリクス状に配置したイメージセンサを使用する。反射濃度センサ112の検出情報には、トナー濃度や色の情報が含まれており、それらの情報から定着状態を推定することができる。
[画像形成装置の制御系の構成]
次に、画像形成装置1の制御系について、図3を参照して説明する。
図3は、画像形成装置1の制御系を示すブロック図である。
図3に示すように、画像形成装置1は、制御部100を備えている。制御部100は、システムバス107を介して、通信部108、画像読取部30、画像処理部106、画像形成部40、給紙部21、2次転写部60、定着部80に接続されている。さらに、制御部100は、システムバス107を介して、HDD104、操作表示部105、トナー付着量センサ111、反射濃度センサ112、温度センサ113、湿度センサ114に接続されている。
制御部100は、例えばCPU(中央演算処理装置)101と、CPU101が実行するプログラム等を記憶するためのROM(Read Only Memory)102と、CPU101の作業領域として使用されるRAM(Random Access Memory)103とを有している。なお、ROM102(記憶部の一例)としては、例えば、通常電気的に消去可能なプログラマブルROMを用いる。制御部100は、トナー付着量センサ111及び反射濃度センサ112から出力される検出値が適切であるか否かの判定を行う判定部の一例である。また制御部100は、各ブロックの制御すなわち装置全体の制御を行う。
HDD104は、画像読取部30で読み取って得た原稿画像の画像データを記憶したり、出力済みの画像データ等を記憶したりする。操作表示部105は、液晶表示装置(LCD)又は有機ELD(Electro Luminescence Display)等のディスプレイからなるタッチパネルである。この操作表示部105は、ユーザに対する指示メニューや取得した画像データに関する情報等を表示する。さらに、操作表示部105は、複数のキーを備え、ユーザのキー操作による各種の指示、文字、数字などのデータの入力を受け付けて、入力信号を制御部100に出力する。
画像読取部30によって生成された画像データや、画像形成装置1に接続された外部装置の一例であるPC(パーソナルコンピュータ)120から送信される画像データは、画像処理部106に送られ、画像処理される。画像処理部106は、受信した画像データに対してアナログ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮等の処理を行う。
通信部108は、外部の情報処理装置であるPC120から送信されるジョブ情報を、通信回線を介して受け取る。そして、受け取ったジョブ情報を、システムバス107を介して制御部100に送る。
制御部100は、ジョブ情報に基づいて、画像形成部40、給紙部21、2次転写部60及び定着部80の駆動を制御する。
トナー付着量センサ111は、制御部100の制御の下、発光部材を予め設定された基準発光設定値で点灯し、トナー像を定着する前の用紙からの反射光を受光して検出値として出力する。制御部100は、トナー付着量センサ111の検出値とトナー付着量とを対応付けるトナー付着量特性情報に基づいて、定着前の用紙のトナー像(トナー画像)のトナー付着量を算出する。そして、制御部100は、算出したトナー付着量を、後述する判定手段(判定テーブル、変換式など)に適用し、画像形成部40において用紙Sに付着させるトナー像(トナー画像)のトナー量を制御する。トナー付着量特性情報及び判定手段に係るデータについては、予めROM102又はHDD104に保存しておく。
トナー付着量の制御因子としては、例えば、現像部44内のトナー濃度、現像バイアス、露光部43による感光体41への露光光量、帯電部42による感光体41への帯電電圧、画像データの内容などが挙げられる。ROM102にトナー付着量とその制御因子とを対応付けるテーブルを保持し、制御部100は、そのテーブルを参照して画像形成条件としてのトナー付着量の制御を行う。
反射濃度センサ112は、制御部100の制御の下、発光部材を予め設定された基準発光設定値で点灯し、トナー像を定着した後の用紙からの反射光を受光して検出値として出力する。制御部100は、反射濃度センサ112の検出値と反射濃度とを対応づける反射濃度特性情報に基づいて、定着後の用紙のトナー画像の反射濃度を算出する。そして、制御部100は、算出した反射濃度を、後述する判定手段(判定テーブル、変換式など)に適用し、定着部80の定着温度を制御する。反射濃度特性情報及び判定手段に係るデータについては、予めROM102又はHDD104に保存しておく。
温度センサ113は、画像形成装置1内に設けられており、画像形成装置1内の温度を検出する。この温度センサ113は、例えばトナー付着量センサ111又は反射濃度センサ112の近傍に設けられている。
湿度センサ114は、画像形成装置1内に設けられており、画像形成装置1内の湿度を検出する。この湿度センサ114は、例えばトナー付着量センサ111又は反射濃度センサ112の近傍に設けられている。温度センサ113及び湿度センサ114は、画像形成装置1内の環境を検知する環境センサの一例である。
なお、本実施の形態では、外部装置としてパーソナルコンピュータを適用した例を説明したが、これに限定されるものではなく、外部装置としては、例えばファクシミリ装置等その他各種の装置を適用することができる。
[反射濃度と光沢度の関係]
ここで、図4〜図5を用いて反射濃度と光沢度の関係について説明する。
図4は、紙上トナー付着量と反射濃度の特性の一例を示すグラフである。図中、横軸に紙上トナー付着量(g/m)、縦軸に反射濃度を示している。図中“□”は定着温度190℃、“○”は定着温度180℃、“△”は定着温度170℃、“◇”は定着温度160℃の条件である。また図中の直線は、プロット点に対する最小二乗法による回帰直線である。
図中矢印で対比するように、トナー付着量センサ111で検出される紙上トナー付着量が同じであっても、定着温度が高いほど検出される反射濃度が高くなる。このため、反射濃度が同じであっても、紙上トナー付着量が少なく定着温度が高いのか、または紙上トナー付着量が多くて定着温度が低いのかどうかが区別できない。
以下は、図4(及び図5)に示すグラフの破線丸部のプロット点のデータである。
紙上トナー付着量:5.5(g/m2)、定着温度:190℃、反射濃度:1.95(光沢度:80)
紙上トナー付着量:6.5(g/m2)、定着温度:170℃、反射濃度:1.95(光沢度:70)
図5は、紙上トナー付着量と光沢度の特性の一例を示すグラフである。図中、横軸に紙上トナー付着量(g/m)、縦軸に光沢度を示している。図中、図4の記号と同じ記号のプロット点は、同じ定着温度を示している。また図中の直線は、プロット点に対する最小二乗法による回帰直線である。
図中矢印で対比するように、トナー付着量センサ111で検出される紙上トナー付着量が少なくても定着温度が高ければ光沢度が高くなり、紙上トナー付着量が多くても定着温度が低ければ光沢度が低くなる。したがって、反射濃度センサ112で検出される反射濃度だけを適正(目標の範囲内)となるように制御しても、光沢度は適正(目標の範囲内)にならない。ここで、反射濃度又は光沢度が目標の範囲内にあるとは、反射濃度又は光沢度が予め設定したしきい値から所定範囲内にある状態をいう。
図6は、紙上トナー付着量と光沢度の関係の一例を示すグラフである。
図中、横軸に光沢度、縦軸に反射濃度を示している。図中、図4の記号と同じ記号のプロット点は、同じ定着温度である。また図中の直線は、同一の紙上トナー付着量下で測定したデータのプロット点に対する回帰直線である。本例では、直線121は紙上トナー濃度7.0g/mの回帰直線、直線122は同5.9g/m、直線123は同5.5g/m、直線124は同4.7g/mを表している。
図6に示すように、同一の紙上トナー付着量のもとでは、光沢度が高くなると正反射光が多くなるので、乱反射光が少なくなり反射濃度が高くなるため、反射濃度と光沢度は一定の関係となる。よって、用紙に付着させるトナー像のトナー量の目標値を適切に設定し、かつ反射濃度が目標の範囲内となるように定着温度を制御すれば、光沢度も目標の範囲内に合わせることができる。
[画像形成装置の動作]
以下、画像形成装置1の動作を説明する。
図7は、画像形成装置1による画像調整処理を示したフローチャートである。
まず、画像形成装置1(図1参照)の制御部100は、操作表示部105から入力される操作信号又は通信部108を介してPC120から送信されるジョブ情報に基づき、画像形成に係る画像調整ジョブの開始を検知する。制御部100は、画像調整ジョブ開始を検知すると、例えば給紙部21を動作させて用紙収納部20から選択された用紙Sを供給して通紙を開始する。以下の処理では、画像調整の例として、用紙のデフォルト(初期設定)の反射濃度及び光沢度の画像が得られるように画像調整を行う例を説明する。
給紙開始後、制御部100は、画像形成部40を制御して、ROM102に格納された初期設定の目標値に基づいて用紙Sに付着させるトナー像のトナー量の制御を行う(ステップS1)。このトナー付着量の制御と並行して、ROM102に格納された初期設定の目標値に基づいて定着部80における定着温度の制御を行う(ステップS2)。その後、制御部100は、用紙Sに画像調整用パターン画像を形成する(ステップS3)。
制御部100は、トナー付着量センサ111により画像調整用パターン画像が形成された定着前の用紙Sの紙上トナー付着量を検出する(ステップS4)。また、制御部100は、反射濃度センサ112により画像調整用パターン画像が形成された定着後の用紙Sの反射濃度を検出する(ステップS5)。
制御部100は、こうして得られたトナー付着量センサ111の検出値に基づいて定着前の紙上トナー付着量が適正かどうかを判定する。また、制御部100は、反射濃度センサ112の検出値に基づいて反射濃度が適正かどうかを判定する(ステップS6)。すなわち、制御部100は、検出された紙上トナー付着量及び反射濃度が目標の範囲内にあるか否かを判定する。
制御部100は、ステップS6の判定結果から紙上トナー付着量及び反射濃度のいずれが適正(目標の範囲内)でないかを判断する(ステップS7)。
ステップS7の判定処理において、制御部100は紙上トナー付着量が適正でないと判断した場合、用紙に付着させるトナー像のトナー量の目標値を変えて紙上トナー付着量を制御する(ステップS8)。
また、ステップS7の判定処理において、制御部100は反射濃度(すなわち定着温度)が適正でないと判断した場合、定着温度の目標値を変えて定着温度を制御する(ステップS9)。
また、ステップS7の判定処理において、制御部100は紙上トナー付着量と反射濃度(すなわち定着温度)とが適正でないと判断した場合、用紙に付着させるトナー像のトナー量と定着温度の目標値を変えて用紙に付着させるトナー像のトナー量と定着温度を制御する(ステップS10,S11)。
制御部100は、ステップS8,S9,S11の処理が終了したら画像調整処理を終了する。その後、制御部100は、用紙に付着させるトナー像のトナー量の目標値を変更した場合には、上述の画像調整処理を再度実施する。用紙に付着させるトナー像のトナー量の目標値を変更しない場合には、制御部100は、定着温度の目標値のみを変えて再度の画像調整処理を行わない。そして、制御部100は、変更後の用紙に付着させるトナー像のトナー量及び/又は定着温度の目標値に基づいて用紙に画像を形成し、再度画像調整処理を実施する。制御部100は、変更後の目標値に基づいてトナー付着量センサ111の検出値及び反射濃度センサ112の検出値を取得し、用紙の反射濃度及び光沢度がともに適正な範囲内(すなわち目標の範囲内)になるように調整するとより望ましい。
[変更後の用紙に付着させるトナー像のトナー量及び反射濃度の目標値]
制御部100は、ステップS8,S10において、変更前の用紙に付着させるトナー像のトナー量の目標値から、どの程度付着させるトナー像のトナー量の目標値を変更したらよいかを、所定の判定手段(判定基準情報)を用いて決定する。同様に、ステップS9,S11において、変更前の定着温度の目標値からどの程度定着温度の目標値を変更したらよいかを、所定の判定手段(判定基準情報)を用いて決定する。判定手段としては、紙上トナー付着量の検出値と反射濃度の検出値からなる判定テーブルや、変換式などを適用することができる。
図8は、紙上トナー付着量の検出値と反射濃度の検出値を組み合わせた判定テーブルである。縦方向はトナー付着量センサ111での検出値に対応し、横方向は反射濃度センサ112での検出値に対応する。判定テーブルの上から下にかけて紙上トナー付着量の検出値が大きく、判定テーブルの右から左にかけて反射濃度の検出値が大きくなっている。判定テーブルにおける安定化目標値とは、用紙に付着させるトナー像のトナー量の目標値のことである。紙上トナー付着量及び反射濃度の検出値が、判定テーブルのどの升目に該当するかに応じて、用紙に付着させるトナー像のトナー量及び定着温度の目標値を決定する。
例えば判定テーブルにおいて、斜線を付した中央部の枡目は、紙上トナー付着量及び反射濃度ともに予め設定した目標の範囲内の検出値である。紙上トナー付着量及び反射濃度の検出値がともに目標の範囲内であるとは、紙上トナー付着量及び反射濃度が予め設定したしきい値から所定範囲内にある状態をいう。この場合には、安定化目標値及び定着温度ともに適正(目標の範囲内)であり、用紙の反射濃度及び光沢度も目標の範囲内である。よって、制御部100は、用紙に付着させるトナー像のトナー量及び定着温度の目標値を変更しない。
また、判定テーブルにおいて、左上の枡目131は、紙上トナー付着量及び反射濃度の検出値がともに小さい。この場合、制御部100は、安定化目標値であるトナー付着量の目標値を3段階引き上げる。定着温度については、反射濃度の検出値は小さいが紙上トナー付着量の検出値も小さいため、目標値は1段階引き下げる。なお、用紙に付着させるトナー像のトナー量及び定着温度それぞれについて、1段階でどのくらい引き上げるのか又は引き下げるかを予め設定しておき、設定情報をROM102に保存しておく。
また、判定テーブルにおいて、右上の枡目132は、紙上トナー付着量の検出値が小さく、反射濃度の検出値が大きい。この場合、制御部100は、安定化目標値である用紙に付着させるトナー像のトナー量の目標値を3段階引き上げる。定着温度については、紙上トナー付着量の検出値が小さいにもかかわらず反射濃度の検出値は大きいため、目標値は5段階引き下げる。
また、判定テーブルにおいて、右下の枡目133は、紙上トナー付着量及び反射濃度の検出値がともに大きい。この場合、制御部100は、安定化目標値である用紙に付着させるトナー像のトナー量の目標値を3段階引き下げる。定着温度については、定着温度の検出値は大きいものの紙上トナー付着量の検出値も大きいため、目標値を1段階引き上げる。
また、判定テーブルにおいて、左下の枡目134は、紙上トナー付着量の検出値が大きく、反射濃度の検出値が小さい。この場合、制御部100は、安定化目標値である用紙に付着させるトナー像のトナー量の目標値を3段階引き下げる。定着温度については、紙上トナー付着量の検出値が大きいにもかかわらず反射濃度の検出値が小さいため、目標値を5段階引き上げる。
図8に示すとおり、本実施の形態では、用紙に付着させるトナー像のトナー量の目標値はトナー付着量センサ111の検出値に応じて設定する。つまり、トナー付着量センサ111の検出値が小さければ用紙に付着させるトナー像のトナー量の目標値をより大きい値にし、トナー付着量センサ111の検出値が大きければトナー付着量の目標値をより小さい値に設定する。
一方、定着温度の目標値も反射濃度センサ112の検出値に応じて設定する。ただし、定着温度の目標値には、紙上トナー付着量の検出値が反映される。つまり、反射濃度センサ112の検出値が大きい場合には、トナー付着量センサ111の検出値が小さければ定着温度の目標値を大きく増加させ、トナー付着量センサ111の検出値が大きければ定着温度の目標値は現状の目標値に近い値とする。また、反射濃度センサ112の検出値が小さい場合には、トナー付着量センサ111の検出値が小さければ定着温度の目標値は現状の目標値に近い値とし、トナー付着量センサ111の検出値が大きければ定着温度の目標値を大きく増加させる。
トナー付着量センサ111の検出値が適正(判定テーブルの中央段の升目)である場合には、反射濃度センサ112の検出値が小さければ反射濃度の目標値をより大きい値にし、反射濃度センサ112の検出値が大きければ反射濃度の目標値をより小さい値に設定する。
このように、制御部100は、判定テーブルを利用することにより、紙上トナー付着量及び反射濃度の検出値に基づいて変更後の用紙に付着させるトナー像のトナー量及び定着温度の目標値を決定することができる。
さらに、本実施の形態では、判定手段として変換式を用いることができる。例えば、以下に変換式を示すように、紙上トナー付着量の検出値及び反射濃度の検出値を変換式に入力することにより、変更後の目標値を現状の目標値から何段階(何ステップ)増減させた目標値に変更すればよいかが求められる。
<変換式>
安定化目標値ステップ=F(紙上トナー付着量の検出値 , 反射濃度の検出値)
定着温度ステップ=G(紙上トナー付着量の検出値 , 反射濃度の検出値)
ただし、F( x , y )とG( x , y )は、2変数からなる式
x=紙上トナー付着量の検出値、y=反射濃度の検出値
以上のように構成される本実施の形態によれば、定着部80の用紙搬送方向の下流側に配置された反射濃度センサ112に加えて、定着部80の用紙搬送方向の上流側にトナー付着量センサ111を設ける。そして、反射濃度センサ112によるトナー像定着後の用紙の反射濃度の検出値と、トナー付着量センサ111によるトナー像定着前の用紙のトナー付着量を検出する。図6に示したように、用紙に付着させるトナー像のトナー量の目標値を適切に設定し、かつ反射濃度が目標の範囲内となるように定着温度を制御すれば、光沢度も目標の範囲内に合わせることができる。よって、制御部100は、これらの検出値に基づいて用紙に付着させるトナー像のトナー量及び/又は定着温度の目標値を適宜変更する。それゆえ、画像形成装置1では、用紙の反射濃度も光沢度も目標の範囲内に収まるように調整された画像を得ることができる。
本実施の形態では、制御部100は、トナー付着量センサ111の検出値が小さいほど、用紙に付着させるトナー像のトナー量の目標値をより大きな値に変更する調整を行う。
一方、定着温度の目標値については、トナー付着量センサ111の検出値のレベルに応じて、定着温度の目標値を変更する。すなわち、制御部100は、反射濃度センサ112の検出値が大きいときは、定着温度の目標値を、反射濃度センサ112の検出値が小さいときの定着温度の目標値よりも相対的に小さな値に設定する。
以上、本発明者によってなされた発明を適用した実施の形態について説明した。しかしながら、上記実施の形態による発明の開示の一部をなす論述及び図面により本発明は限定されることはなく、特許請求の範囲に記載した発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。
例えば、上述した実施の形態では、デフォルト(初期設定)の反射濃度及び光沢度の画像が得られるように画像調整を行う例を説明したが、操作表示部105等により指示された反射濃度及び光沢度の画像が得られるように画像調整を行ってもよい。
また、画像形成においては、紙種に応じて最適な画像が得られるよう画像形成条件を変更することが行われている。紙種としては、例えば用紙サイズ、坪量、用紙厚などが挙げられる。そこで、制御部100は、トナー付着量センサ111及び反射濃度センサ112の検出値に基づいて、紙種に応じた用紙に付着させるトナー像のトナー量と定着温度の目標値を基準に、用紙に付着させるトナー像のトナー量及び定着温度の目標値を設定するようにしてもよい。制御部100は、予め紙種に応じて用紙に付着させるトナー像のトナー量と定着温度の目標値を設定しておく。これにより、紙種ごとに、用紙の反射濃度と光沢度が目標の範囲内に調整された画像が得られる。
また、制御部100は、トナー付着量センサ111及び反射濃度センサ112の検出値に基づいて、用紙の表面と裏面に応じた用紙に付着させるトナー像のトナー量と定着温度の目標値を基準に、用紙に付着させるトナー像のトナー量及び定着温度の目標値を設定するようにしてもよい。制御部100は、予め用紙の表面と裏面ごとに用紙に付着させるトナー像のトナー量と定着温度の目標値を設定しておく。これにより、用紙の表面と裏面ごとに、用紙の反射濃度と光沢度が目標の範囲内に調整された画像が得られる。
用紙の凹凸の情報は、反射濃度センサ112の検出値に反映されるため、制御部100は、反射濃度センサ112の検出値から用紙の凹凸度を検出することができる。そこで、制御部100は、トナー付着量センサ111及び反射濃度センサ112の検出値に基づいて、用紙の凹凸度に応じた用紙に付着させるトナー像のトナー量と定着温度の目標値を基準に、用紙に付着させるトナー像のトナー量及び定着温度の目標値を設定するようにしてもよい。制御部100は、予め用紙の凹凸度に応じて用紙に付着させるトナー像のトナー量と定着温度の目標値を設定しておく。これにより、用紙の凹凸度に応じて、用紙の反射濃度と光沢度が目標の範囲内に調整された画像が得られる。
また、制御部100は、トナー付着量センサ111及び反射濃度センサ112の検出値に基づいて、環境に応じた用紙に付着させるトナー像のトナー量と定着温度の目標値を基準に、用紙に付着させるトナー像のトナー量及び定着温度の目標値を設定するようにしてもよい。制御部100は、予め環境に応じた用紙に付着させるトナー像のトナー量と定着温度の目標値を設定しておく。環境を検知する手段として、例えば温度センサ113や湿度センサ114(図3参照)を用いる。これにより、例えば画像形成装置1内の温度や湿度に応じて、用紙の反射濃度と光沢度が目標の範囲内に調整された画像が得られる。
また、トナー付着量センサ111の検出値から用紙の含水率を検出することが可能である。そこで、制御部100は、トナー付着量センサ111及び反射濃度センサ112の検出値に基づいて、用紙の含水率に応じた用紙に付着させるトナー像のトナー量と定着温度の目標値を基準に、用紙に付着させるトナー像のトナー量及び定着温度の目標値を設定するようにしてもよい。制御部100は、予め用紙の含水率に応じた用紙に付着させるトナー像のトナー量と定着温度の目標値を設定しておく。これにより、用紙の含水率に応じて、用紙の反射濃度と光沢度が目標の範囲内に調整された画像が得られる。
上述した実施の形態では、本発明を中間転写ベルト50を備える画像形成装置1に適用した例を説明したが、例えば、像担持体として感光体を備え、該感光体から用紙にトナー画像を転写する画像形成装置にも適用可能である。
1…画像形成装置、 40…画像形成部、 50…中間転写ベルト、 60…2次転写部、 80…定着部、 100…制御部、 102…ROM、 103…RAM、 111…トナー付着量センサ、 110…反射濃度センサ、 S…用紙

Claims (8)

  1. 画像形成条件に基づいて用紙に付着させるトナー像を形成する画像形成部と、
    前記トナー像を用紙に定着する定着部と、
    前記定着部の用紙搬送方向の上流側に配置された、定着前の前記用紙に付着した前記トナー像のトナー量を検出するトナー付着量センサと、
    前記定着部の用紙搬送方向の下流側に配置された、定着後の前記用紙のトナー画像の反射濃度を検出する反射濃度センサと、
    前記トナー付着量センサの検出値及び前記反射濃度センサの検出値に基づき、前記用紙に付着したトナー像のトナー量及び前記反射濃度が目標の範囲内であるか否かを判定する判定部と、
    前記判定部の判定結果に基づいて、前記画像形成条件としての前記用紙に付着させるトナー像のトナー量と前記定着部の定着温度の目標値を設定する制御部と、を備える
    画像形成装置。
  2. 前記判定部により検出された前記用紙に付着したトナー像のトナー量が目標の範囲内ではないと判断された場合には、前記制御部は、前記用紙に付着させるトナー像のトナー量の目標値を変更し、
    前記判定部により前記反射濃度が目標の範囲内ではないと判断された場合には、前記制御部は、前記定着温度の目標値を変更し、
    前記判定部により前記用紙に付着したトナー像のトナー量及び前記反射濃度が目標の範囲内ではないと判断された場合には、前記制御部は、前記用紙に付着させるトナー像のトナー量の目標値を変更する
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、紙種に応じて、前記用紙に付着させるトナー像のトナー量と前記定着温度の目標値を設定する
    請求項1又は2のいずれかに記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、前記用紙の表面と裏面ごとに、前記用紙に付着させるトナー像のトナー量と前記定着温度の目標値を設定する
    請求項1又は2のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記反射濃度センサを用いて前記用紙の凹凸度を検出し、前記制御部は、前記用紙の凹凸の検出結果に応じて、前記用紙に付着させるトナー像のトナー量と前記定着温度の目標値を設定する
    請求項1又は2のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 画像形成装置内の環境を測定する環境センサをさらに備え、
    前記制御部は、前記環境センサの検出値に基づいて、前記用紙に付着させるトナー像のトナー量と前記定着温度の目標値を設定する
    請求項1又は2のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、前記トナー付着量センサの検出値に基づいて前記用紙の含水率を算出し、該用紙の含水率に応じて、前記用紙に付着させるトナー像のトナー量と前記定着温度の目標値を設定する
    請求項1又は2のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 画像形成条件に基づいて用紙に付着させるトナー像を形成する画像形成部を備えた画像形成装置の画像形成方法において、
    定着部の用紙搬送方向の上流側に配置されたトナー付着量センサにより、前記定着部による定着前の前記用紙に付着した前記トナー像のトナー量を検出する処理と、
    前記定着部の用紙搬送方向の下流側に配置された反射濃度センサにより、定着後の前記用紙のトナー画像の反射濃度を検出する処理と、
    判定部により、前記トナー付着量センサの検出値及び前記反射濃度センサの検出値に基づき、前記用紙に付着したトナー像のトナー量及び前記反射濃度が目標の範囲内であるか否かを判定する処理と、
    制御部により、前記判定部の判定結果に基づいて、前記画像形成条件としての前記用紙に付着させるトナー像のトナー量と前記定着部の定着温度の目標値を設定する処理を行う
    画像形成方法。
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