JP2014210563A - ヘッドアップ投影システム - Google Patents

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Abstract

【課題】便利で、簡便で、あらゆる車両への設置が簡単であり、製造及び設置の費用が低減されたヘッドアップ投影システムを提供する。
【解決手段】ヘッドアップ投影システム2は、搭載部材21とポータブルプロジェクタ25を含む。搭載部材21はレセプタクルを有し、搭載部材21は車両3の天井31に搭載される。ポータブルプロジェクタ25は、搭載部材21のレセプタクル内に着脱可能に収容され、ナビゲーション機能を有するモバイル通信及び演算装置と接続するように構成され、モバイル通信及び演算装置からのナビゲーション情報画像を車両内に表示させる。
【選択図】図2

Description

関連発明へのクロスリファレンス
本願は、2013年4月19日に出願され、「ヘッドアップ投影システム」と題した米国仮出願第61/813,834号の利益を受け、これに包含される内容の全てが参照することにより組み込まれる。
技術分野
本発明は、投影システムに関し、特にナビゲーション情報を表示するためのヘッドアップ投影システムに関する。
背景技術
近年、旅行者を所望の目的地へガイドするためのナビゲーションシステムが広く使用されている。一般的には、旅行者の位置情報を得るためにグローバル・ポジショニング・システム(GPS)トランシーバーとナビゲーション・データベースが採用されている。そして、旅行者の位置と所望の目的地とがナビゲーションシステムの中央演算処理装置により比較され、旅行者を所望の目的地へ案内するための経路示す視覚的・聴覚的指示がナビゲーションシステムのディスプレイ及びスピーカーを介して提供される。
車両内でのナビゲーションシステムの使用を促進するために、ヘッドアップディスプレイ(HUD)システムを採用し、運転者に対しナビゲーション情報を表示させることが可能である。ヘッドアップディスプレイシステムは、虚像が運転者の目の高さに映し出されるように、フロントガラスの特定の位置に虚像を投影する。ヘッドアップディスプレイシステムを用いることにより、運転者はナビゲーション情報を得るために道路から視線をそらせる必要が無くなる。従って、運転上の安全が向上される。
米国特許出願公開第20120191342A1号には、車両用ヘッドアップディスプレイと供に使用される情報ディスプレイシステムが開示されている。図1を参照すると、ヘッドアップディスプレイシステム1は、液晶パネル10及びこの液晶パネル10の後方に配置されたバックライトユニット12を含む。液晶パネル10は、運転席の前にある機器パネル10aの中に設置され、運転情報画像を表示可能になっている。バックライトユニット12は、液晶パネル10の後方表面に光を照射するための光源として使用される。ヘッドアップディスプレイシステム1はさらに、液晶パネル10の前方に配置された光学ユニット14及び特定の角度を有するように光学ユニット14の前方に設置された反射鏡16を含む。光学ユニット14は、液晶パネル10に現れる運転情報画像を拡大縮小するため、及び車両のフロントガラス18に向けて光学ユニットを通して投影される運転情報画像の焦点距離を調節するために使用される。このようにして、運転情報画像がフロントガラス18に表示される。
しかしながら、従来型のヘッドアップディスプレイシステムの光学装置は、運転席の前にある機器パネルの中に設置されている。運転者又はオペレータが自力でヘッドアップディスプレイシステムを車両内に設置するのは困難であり、また、車両内にヘッドアップディスプレイシステムを設置するための費用は比較的高額である。さらに、従来型の、車両内に設置されたヘッドアップディスプレイシステムは、車両が使用されている時にしか運転情報画像を表示することが出来ない。このため、車両が使用されていない場合には、ヘッドアップディスプレイシステムはスイッチが切られており、車両外において様々なプレゼンテーションを提供し、又は画像表示機能を提供するために車両から取り出すことが出来なかった。さらに、従来型のヘッドアップディスプレイシステムは、フロントガラスの特定の領域に直接光を投影するものであり、これに必要なコーティング剤は、通常フロントガラスの透過性を著しく低下させる。結果として、従来型のヘッドアップディスプレイシステムはフロントガラスのごく限られた領域での使用に限定される。
さらに、従来型のヘッドアップディスプレイシステムの画像の解像度は実用的な要求を満たさず、フロントガラスの特定の領域に投影された画像サイズの制御が難しく、画像サイズがフロントガラスの特定の領域より小さい場合もあり得る。そして、従来型のヘッドアップディスプレイシステムにより投影される運転情報画像は、フロントガラスの特定の領域にしか投影することが出来ず、従来型のヘッドアップディスプレイシステムは様々な運転者の目の位置に応じて運転情報画像を表示する高さを調節・変更することが出来ない。
従って、従来技術に見られる欠点を解消するために、ナビゲーション情報を表示するための改良されたヘッドアップディスプレイシステムの提供が必要とされている。
本発明は、便利で、簡便で、あらゆる車両への設置が簡単であり、製造及び設置の費用が低減されたヘッドアップ投影システムを提供する。
本発明は、さらに、取り外し可能なプロジェクタを有するヘッドアップ投影システムを提供する。プロジェクタは、搭載部材を介して車両の天井に搭載することが出来、ナビゲーション機能を有するモバイル通信及び演算装置に接続することが出来、よってモバイル通信及び演算装置からのナビゲーション情報がヘッドアップ投影システムを介して表示される。さらに、ヘッドアップ投影システムが使用されていない時には、プロジェクタを車両から取り外して車両外において様々なプレゼンテーション又は画像表示機能を提供することが出来る。
本発明はさらに、天井搭載型のヘッドアップ投影システム及びその搭載部材を提供する。天井搭載型のヘッドアップ投影システムは、従来型のヘッドアップディスプレイシステムとは異なる光路を有しており、ヘッドアップ投影システムの画像の解像度が改善され、画像サイズを適切に制御してヘッドアップ投影システムの光学スクリーンの大きさに適合させることが出来る。さらに、画像のゆがみに関する問題が解消される。加えて、天井に搭載されたヘッドアップ投影システム及び搭載部材は単純な構造を有しているため、運転者は、天井搭載型のヘッドアップ投影システムを車両内に自身で簡単に設置することが出来る。
本発明はまた、ナビゲーション情報を表示するための天井搭載型のヘッドアップ投影システムによるナビゲーションシステムを提供する。
本発明の一の側面によれば、ヘッドアップ投影システムは搭載部材及びポータブルプロジェクタを有する。搭載部材はレセプタクルを有し、搭載部材は車両の天井に搭載される。ポータブルプロジェクタは、搭載部材のレセプタクルに着脱可能に設置され、ナビゲーション機能を有するモバイル通信及び演算装置と接続するように構成され、よってモバイル通信及び演算装置からのナビゲーション情報画像が車両内で表示される。
本発明の別の側面によれば、ヘッドアップ投影システムは、搭載部材、ポータブルプロジェクタ、光学スクリーン、及び光学ユニットを有する。搭載部材はレセプタクルを有し、搭載部材は車両の天井に搭載される。ポータブルプロジェクタは、搭載部材のレセプタクルに着脱可能に設置される。光学ユニットは、ポータブルプロジェクタと光学スクリーンとの間の光路内に置かれ、ポータブルプロジェクタからの画像に基づいて中間像である実像を形成する。光学スクリーンは、中間像である実像を拡大した虚像を形成し、光学ユニットからの光を運転者の目に向けて反射させる。
上述の本発明の内容は、以下の詳細な説明及びこれに伴って示される図面を参照することにより当業者にとってより明確なものとなるであろう。
図1は、車両内でナビゲーション情報を表示するための従来型のヘッドアップディスプレイシステムの概略図である。
図2は、本発明の第一の好ましい実施形態に係る、車両内でナビゲーション情報を表示するためのヘッドアップ投影システムの概略図である。
図3Aは、図2に示されたヘッドアップ投影システムの構造の概略図であり、ポータブルプロジェクタが搭載部材から取り外された状態を示している。
図3Bは、図2に示されたヘッドアップ投影システムの構造の概略図であり、ポータブルプロジェクタが搭載部材に収容された状態を示している。
図4Aは、図4Bと供に、車両の天井の様々な位置に搭載され、固定された図3A及び図3Bのヘッドアップ投影システムの概略図である。 図4Bは、図4Aと共に、車両の天井の様々な位置に搭載され、固定された図3A及び図3Bのヘッドアップ投影システムの概略図である。
図5は、本発明の実施形態に係るナビゲーションシステムの概略図であり、ヘッドアップ投影システムのポータブルプロジェクタが、ナビゲーション機能を有するモバイル通信及び演算装置に接続された状態を示している。
図6は、説明された第一の態様によるポータブルプロジェクタを用いたヘッドアップ投影システムの光路を示す概略図である。
図7は、説明された第二の態様によるポータブルプロジェクタを用いたヘッドアップ投影システムの光路を示す概略図である。
図8は、説明された第三の態様によるポータブルプロジェクタを用いたヘッドアップ投影システムの光路を示す概略図である。
図9は、ヘッドアップ投影システムの構造の概略図であり、ポータブルプロジェクタが搭載部材に収容され、説明された締結装置を使用して搭載部材に固定された状態を示している。
図10は、本発明の第二の好ましい実施形態に係る、車両内でナビゲーション情報を表示するためのヘッドアップ投影システムの概略図である。
図11Aは、本発明の第二の好ましい実施形態に係るヘッドアップ投影システム用のポータブルプロジェクタを示す概略図である。 図11Bは、本発明の第二の好ましい実施形態に係るヘッドアップ投影システム用のポータブルプロジェクタを示す概略図である。
図12は、本発明の第三の好ましい実施形態に係る、車両内でナビゲーション情報を表示するためのヘッドアップ投影システムの概略図である。
図13は、図12に示されたヘッドアップ投影システムの構造の概略図であり、ポータブルプロジェクタが搭載部材から取り外された状態を示している。
図14Aは、図13に示されたヘッドアップ投影システムについて説明された第一の精密調整機構の概略図である。
図14Bは、図13に示されたヘッドアップ投影システムについて説明された第二の精密調整機構の概略図である。
図15は、図13に示されたヘッドアップ投影システムについて説明された粗調整機構の概略図である。
発明の詳細な説明
以下の実施形態を参照しながら本発明をより詳細に説明する。以下に示される本発明の好ましい実施形態に関する記載は、本発明の説明及び記述のためにのみ提示されるものであることに注意すべきである。本発明が、開示された詳細な形態によって網羅され、又は限定されることを意図するものではない。
図2、3A及び3Bを参照されたい。図2は、本発明の第一の好ましい実施形態に係る、車両内でナビゲーション情報を表示するためのヘッドアップ投影システムの概略図である。図3Aは、図2に示されたヘッドアップ投影システムの構造の概略図であり、ポータブルプロジェクタが搭載部材から取り外された状態を示している。図3Bは、図2に示されたヘッドアップ投影システムの構造の概略図であり、ポータブルプロジェクタが搭載部材のレセプタクルに収容された状態を示している。本発明に係るヘッドアップ投影システム2は、車両3(例:自動車等)の天井31の特定の位置に搭載し、固定することができる。例えば、ヘッドアップ投影システム2を、天井31において、日除け板が搭載されている場所に、日除け板を置き換えるように搭載し、固定させることができる。つまり、図4Aに示されるように、ヘッドアップ投影システム2を運転席の頭上に配置させることができる。あるいは、ヘッドアップ投影システム2を、天井31において、運転席と案内人の席(すなわち、助手席)との間に搭載し、固定させることもできる。つまり、ヘッドアップ投影システム2を、図4Bに示されるように、運転席の上方であるが、運転席とはずれが生じるように配置させることができる。天井31においてヘッドアップ投影システム2を搭載する位置は、実際の要求に応じて変更可能であることに注意すべきである。
本発明に係るヘッドアップ投影システム2は、搭載部材21、光学スクリーン23、ポータブルプロジェクタ25、及び光学ユニット29を含む。ポータブルプロジェクタ25は、手で保持するプロジェクタ、ポケットサイズのプロジェクタ、ミニプロジェクタ又はMEMsレーザーピコプロジェクタであってもよいが、これらに限定されない。搭載部材21は、車両3の天井31の特定の位置において着脱可能に搭載され、固定されている。搭載部材21は、ポータブルプロジェクタ25を受け入れ、又は収容するためのレセプタクル210を有している。ポータブルプロジェクタ25は、搭載部材21のレセプタクル210において着脱可能に収容され、少なくとも一つの締結装置26(例:ねじ、びょう、又は係合部品)を用いて搭載部材21内の特定の位置に固定させることができる。結果として、ポータブルプロジェクタ25を、容易に且つ速やかに搭載部材21に設置したりこれから取り外したりすることができる。本実施形態において、搭載部材21は支持板211、少なくとも二つの耳状要素212、少なくとも二枚の延長板213、フレーム214、及び二本のアーム215を有している。フレーム214は、支持板211の一方の表面216に配置され、支持板211を有するレセプタクル210を規定している。あるいは、フレーム214は、レセプタクル210を規定する4つの側壁を有している。レセプタクル210は、第一開口210a及び第二開口210bを有している。ポータブルプロジェクタ25は、第二開口210bから搭載部材21のレセプタクル210内に収容することができ、少なくとも一つの締結装置26(例:ねじ、びょう又は係合部品)を用いてフレーム214に固定することができる。
本実施形態において、搭載部材21の二つの耳状要素212のそれぞれが、支持板211の二つの相対する側端から外側へ、これに水平に延伸しており、これら二つの耳状要素212は互いに相対している。二つの耳状要素212の各々には、貫通孔又は貫通溝があり、固定要素(例:ねじ、びょう又は係合部品)がこれを貫通して車両3の天井31に固定されることによって搭載部材21が車両3の天井31の特定の位置に搭載され固定される。搭載部材21の二つの延長板213のそれぞれが、支持板211の二つの相対する側端から外側へ、支持板211の表面216に対して垂直に延伸しており、これら二つの延長板214は互いに相対している。二本のアーム215のそれぞれが、第一端及び第二端を有している。二本のアーム15の第一端は、二つの延長板213にそれぞれ枢動可能に係合されている。二本のアーム215の第二端は、光学スクリーン23の端にある二つの結合部材とそれぞれ係合され、光学スクリーン23が二本のアーム215により支持され且つ光学ユニット29又はポータブルプロジェクタ25と特定の距離又は一定の距離を持ってこれらと対面するようになっている。本実施形態において、二本のアーム215の第二端は光学スクリーン23の端にある二つの結合部材と枢動可能に係合されているため、光学スクリーン23は二つのアーム215において折りたたむことができる。いくつかの実施形態においては、搭載部材21はポータブルプロジェクタ25の可動範囲を搭載部材21のレセプタクル210内に収めるためのストッパ217を含んでいる。好ましくは、ストッパ217はフレーム214の内側表面に配置されている。
光学ユニット29は、ポータブルプロジェクタ25と光学スクリーン23との間の光路上に配置されている。本実施形態において、光学ユニット29は拡散器であり、フレーム214の第一開口210aに配置され、中間像である実像を形成する。つまり、ポータブルプロジェクタ25からの画像に対する中間像である実像が光学ユニット29により形成される。光学ユニット29は、ポータブルプロジェクタ25からの光を均一に広げ、これを通過する画像を拡大し且つ光学スクリーン23に向けて投影し、画像の焦点距離を調節するように構成されている。好ましくは、光学ユニット29はすりガラス拡散器であるが、これに限定されない。
光学スクリーン23は、半透明の反射器であり、中間像である実像を拡大した虚像を形成する。つまり、中間像である実像が拡大されて光学ユニット29から光学スクリーン23に投影される。このようにして光学スクリーン23によって中間像である実像を拡大した虚像が形成される。結果として、ポータブルプロジェクタ25は光学ユニット29を通して光学スクリーン23へ光を投影することが可能であり、光学スクリーン23により反射された光を運転者の目に向けることが可能であり、よってナビゲーション情報画像が運転者の目の高さにおいて運転者により視認される。本実施形態において、光学スクリーン23はプラスチック、ガラス、ポリカーボネート、アクリル又は他の透明な材料によって作ることが可能であり、光学スクリーン23は、部分反射材料によりコーティングされ、半透明の反射器となっている。光学スクリーン23は、凹凸の半透明反射器である。あるいは、光学スクリーン23は、ポータブルプロジェクタ25から投影された単色性の光を反射し、他の波長の光を通過させる塗膜を付与されていてもよい。光学スクリーン23は運転者の道路の視界との干渉を最小限に抑えながら画像を運転者へ向けて反射させるために提供されている。このようにして、運転者はヘッドアップ投影システム2により提供されるナビゲーション情報を得るときに道路から目を反らさずに済む。
図5は、本発明の実施形態に係るナビゲーションシステムの概略図であり、ヘッドアップ投影システム2のポータブルプロジェクタ25が、ナビゲーション機能を有するモバイル通信及び演算装置27に接続された状態を示している。図2、3A、3B及び5によれば、ポータブルプロジェクタ25は搭載部材21を介して車両3の天井31に搭載することができ、ナビゲーション機能を有するモバイル通信及び演算装置27に接続させることができる。これにより、モバイル通信及び演算装置27からのナビゲーション情報を、ヘッドアップ投影システム2を介して表示させることができる。さらに、ヘッドアップ投影システム2が使用されていない時は、ポータブルプロジェクタ25を搭載部材21から容易かつ速やかに取り外すことができ、車両3の外で様々なプレゼンテーションを提供し、又は画像表示機能を提供することができる。実施形態においては、モバイル通信及び演算装置27は車両のキャビネット内に配置されるスマートフォン、PDA、情報娯楽システム、演算機器又はGPSであってもよい。モバイル通信及び演算装置27は、ナビゲーションモジュールを含んでいるか、又はリモートサーバからナビゲーションAPPにアクセスしてもよく、モバイル通信及び演算装置27のCPUはナビゲーション機能を提供するためにナビゲーションモジュール又はナビゲーションAPPのプログラムを実行することができる。ポータブルプロジェクタ25は、筐体251及び複数の接続ポート252を含んでいる。実施形態においては、ポータブルプロジェクタ25はさらに電源ソケット253を含んでいる。ポータブルプロジェクタ25は、信号伝達線28を介してモバイル通信及び演算装置27に接続させることができ、これによりナビゲーション情報がモバイル通信及び演算装置27からポータブルプロジェクタ25に提供され、ナビゲーション情報画像が表示されることになる。ポータブルプロジェクタ25は、ポータブルプロジェクタ25を操作するための電気エネルギーを供給するために内蔵型の充電池(図示せず)を含んでいてもよい。あるいは、ポータブルプロジェクタ25の電源ソケット253は、電源ケーブル(図示せず)を介して車両3の電源に接続されていてもよい。これにより、ポータブルプロジェクタ25を操作するための電気エネルギーが供給される。
図6は、説明された第一の態様によるポータブルプロジェクタを用いたヘッドアップ投影システムの光路を示す概略図である。本実施形態においては、図3A、3Bおよび6に示されるように、ポータブルプロジェクタ25は、光源254、画像形成ユニット255、及び投影レンズ256を含んでいる。好ましくは、画像形成ユニット255はデジタルマイクロミラーデバイスモジュール(すなわち、DMDモジュール)である。光源254はレーザー光源、LED光源、レーザー光源とLED光源の組み合わせ、又はランプであってもよいが、これらに限定されない。光学ユニット29はポータブルプロジェクタ25の投影レンズ256と光学スクリーン23との間の光路内に置かれる。好ましくは、光学ユニット29は拡散器であり、フレーム214の第一開口210aに配置され、DMDモジュール255からの画像に対する中間像である実像を形成する。つまり、DMDモジュール255からの画像に対する中間像である実像が光学ユニット29により形成される。光学ユニット29からの中間像である実像は、拡大されて光学スクリーン23に投影され、よって中間像である実像を拡大した虚像が光学スクリーン23により形成される。光学ユニット29は、投影レンズ256からの光をポータブルプロジェクタ25に均一に届けるようにも構成されており、これを通過する画像を拡大し、光学スクリーン23への画像投影における焦点距離を調節する。光の一部が光学スクリーン23を直接通過し、光の他の部分は光学スクリーン23により反射されて運転者の目4へ、その目の高さにおいて視認できるように向けられる。つまり、運転者の目4は、その目の高さにおいて、光学スクリーン23により反射された光学ユニット29の中間像である実像を視認することができる。フレーム214の第一開口210aに配置されるか、又はポータブルプロジェクタ25の投影レンズ256と光学スクリーン23との間の光路上に選択的に配置される光学ユニット29を用いることにより、画像の解像度が向上され、光学スクリーン23条に投影される画像のサイズを光学スクリーン23の大きさに合うように適切に制御することができるようになる。いくつかの実施形態において、光学ユニット29は拡散器及び減光フィルタ(NDフィルタ)(図示せず)を含む。減光フィルタは、光の全ての波長又は色についてその強度を均等に減ずるように構成されている。
図7は、説明された第二の態様によるポータブルプロジェクタを用いたヘッドアップ投影システムの光路を示す概略図である。本実施形態において、ポータブルプロジェクタ25は光源257、光結合器258及びMEMsスキャナミラー259を含む。光源257はレーザー光源、LED光源、又はレーザー光源とLED光源の組み合わせであっても良い。光結合器258は光源257からの光を組み合わせるように構成されている。光学ユニット29はポータブルプロジェクタ25のMEMsスキャナミラー259と光学スクリーン23との間の光路上に配置されている。好ましくは、光学ユニット29は拡散器291と集光レンズ292を含んでいる。集光レンズ292の例には、平凸レンズが含まれるが、これに限定されない。光学ユニット29は、MEMsスキャナミラー259からの画像の中間像である実像を形成するため、ポータブルプロジェクタ25のMEMsスキャナミラー259の前に配置される。つまり、MEMsスキャナミラー259からの画像の中間像である実像が光学ユニット29により形成される。光学ユニット29は、ポータブルプロジェクタ25からの光を均一に拡散させるようにも構成されており、これを通過する画像を拡大し、光学スクリーン23への画像投影における焦点距離を調節する。光学ユニット29からの中間像である実像は、拡大されて光学スクリーン23に投影され、よって中間像である実像を拡大した虚像が光学スクリーン23により形成される。光の一部は光学スクリーン23を直接通過し、光の他の部分は光学スクリーン23により反射されて運転者の目へ、その目の高さで視認できるように向けられる。これにより、ナビゲーション情報画像が運転者の目の高さにおいて運転者に視認される。つまり、光学ユニット29上の中間像である実像を光学スクリーン23が反射し、これを運転者の目4が見ることとなる。フレーム214の第一開口210aの前に置かれるか、又はポータブルプロジェクタ25のMEMsスキャナーミラー259と光学スクリーン23との間の光路上に選択的に配置される光学ユニット29を用いることにより、画像の解像度が向上し、光学スクリーン23上に投影される画像サイズを光学スクリーン23の大きさに合うように良好に制御することが可能となる。いくつかの実施形態において、光学ユニット29はさらに減光フィルター(図示せず)を含んでいる。減光フィルタは、光の全ての波長又は色についてその強度を均等に減ずるように構成されている。
図8は、説明された第三の態様によるポータブルプロジェクタを用いたヘッドアップ投影システムの光路を示す概略図である。本実施形態において、ポータブルプロジェクタ25は、それ自身が光線を発することができ且つ光学ユニット29へ向けて投影する画像を形成することが可能な積層MEMs250を含んでいる。光学ユニット29はポータブルプロジェクタ25の積層MEMs250と光学スクリーン23との間の光路上に配置されている。好ましくは、光学ユニット29は拡散器291と集光レンズ292を含んでいる。集光レンズ292の例には平凸レンズが含まれるが、これに限定されない。光学ユニット29は、集積MEMs250からの画像の中間像である実像を形成するため、ポータブルプロジェクタ25の集積MEMs250の前に配置される。つまり、ポータブルプロジェクタ25の集積MEMs250からの画像の中間像である実像が光学ユニット29により形成される。光学ユニット29は、ポータブルプロジェクタ25からの光を均一に拡散させるようにも構成されており、これを通過する画像を拡大し、光学スクリーン23への画像投影における焦点距離を調節する。光学ユニット29からの中間像である実像は、拡大されて光学スクリーン23に投影され、よって中間像である実像を拡大した虚像が光学スクリーン23により形成される。光の一部は光学スクリーン23を直接通過し、光の他の部分は光学スクリーン23により反射されて運転者の目へ向けられる。これにより、ナビゲーション情報画像が運転者の目の高さにおいて運転者に視認される。つまり、光学ユニット29上の中間像である実像を光学スクリーン23が反射し、これを運転者の目4が見ることとなる。フレーム214の第一開口210aの前に置かれるか、又はポータブルプロジェクタ25の集積MEMs250と光学スクリーン23との間の光路上に選択的に配置される光学ユニット29を用いることにより、画像の解像度が向上し、光学スクリーン23上に投影される画像サイズを光学スクリーン23の大きさに合うように良好に制御することが可能となる。いくつかの実施形態において、光学ユニット29はさらに減光フィルター(図示せず)を含んでいる。減光フィルタは、光の全ての波長又は色についてその強度を均等に減ずるように構成されている。
図9は、ヘッドアップ投影システムの構造の概略図であり、ポータブルプロジェクタが搭載部材のレセプタクルに収容され、説明された固定装置を使用して搭載部材に固定された状態を示している。本実施形態において、ポータブルプロジェクタ25は、搭載部材21のレセプタクル210に着脱可能に収容されており、少なくとも一つの固定装置5を用いて搭載部材21内に固定して置くことができる。固定装置5は、支持板211の一側端に設けられた二つの軸スリーブに枢動可能に係合している二つの端部を有している(図示せず)。固定装置5は、ゴム輪55を有する屈曲部分54を有している。ポータブルプロジェクタ25が搭載部材21のレセプタクル210に収容されると、固定装置が第一の位置へ向けて回転されることにより固定装置5の屈曲部分54がゴム輪55を介してポータブルプロジェクタ25の筐体251に対して付勢することができる。このようにして、ポータブルプロジェクタ25を搭載部材21に固定することができる。ユーザーが搭載部材21からポータブルプロジェクタ25を取り外したい時には、工程装置5を第二の位置へ向けて回転させ、固定装置5のゴム輪55を有する屈曲部分54をポータブルプロジェクタ25の筐体251から離す。このようにして、ポータブルプロジェクタ25を搭載部材21から取り外すことができる。結果として、ポータブルプロジェクタ25の搭載部材21への収容及び搭載部材21からの取り外しを容易かつ迅速に行うことが可能となる。実際の要求に応じて、固定装置5の構造を変化させることが可能であることに注意すべきである。
図10は、本発明の第二の好ましい実施形態に係る、車両内でナビゲーション情報を表示するためのヘッドアップ投影システムの概略図である。本実施形態において、ヘッドアップ投影システム2は、搭載部材21、光学スクリーン23、ポータブルプロジェクタ25及び光学ユニット29も含んでいる。搭載部材21、光学スクリーン23、ポータブルプロジェクタ25及び光学ユニット29の構造及び機能は、図3A及び図3Bに示されたものと同様であり、ここにおいて重複して記載することはしない。本実施形態において、ポータブルプロジェクタ25には少なくとも二つの操作モードがあり、車両の外で様々なプレゼンテーション又は画像表示機能を提供するための通常表示モード(例えば、長距離投影モード)、及び車両内の運転者にナビゲーション情報画像を表示するヘッドアップ投影システムを使用するためのナビゲーション表示モード(例えば、短距離投影モード)がある。図11Aに示されるように、ポータブルプロジェクタ25は、ポータブルプロジェクタ25の操作モードをスイッチするために筐体の一側面に設けられたスイッチ25aをさらに含んでいる。搭載部材21は、フレーム214の内側面に設けられたアクティベータ218をさらに含んでおり、このアクティベータ218は、ポータブルプロジェクタ25が搭載部材21のレセプタクル210に収容された状態においてポータブルプロジェクタ25のスイッチ25aに対応するように配置されている。好ましくは、アクティベータ218はフレーム214の内側表面に配置された突起である。ポータブルプロジェクタ25が搭載部材21のレセプタクル210に収容された状態においては、アクティベータ218はポータブルプロジェクタ25のスイッチ25aと接触しているため、ポータブルプロジェクタ25の操作モードを自動でナビゲーション表示モードに切り替えることができる。ポータブルプロジェクタ25が搭載部材21のレセプタクル210から取り外された状態においては、アクティベータ218はポータブルプロジェクタ25のスイッチ25aと接触していないため、ポータブルプロジェクタ25の操作モードを自動で通常表示モードに切り替えることができる。あるいは、ポータブルプロジェクタ25の操作モードを手動で切り替えることも可能である。図11Bに示されるように、ポータブルプロジェクタ25は、手動によりポータブルプロジェクタ25の操作モードの切り替え及び調節をするための調節リング25bが筐体の一表面にさらに設けられている。いくつかの実施形態において、ポータブルプロジェクタ25は投影される画像の輝度を調節するための輝度調節装置(図示せず)をさらに含んでいる。
図12及び13を参照されたい。図12は、本発明の第三の好ましい実施形態に係る、車両内でナビゲーション情報を表示するためのヘッドアップ投影システムの概略図である。図13は、図12に示されたヘッドアップ投影システムの構造の概略図であり、ポータブルプロジェクタが搭載部材から取り外された状態を示している。本実施形態において、ヘッドアップ投影システム2は搭載部材21、光学スクリーン23、ポータブルプロジェクタ25、及び光学ユニット29を含んでいる。搭載部材21、光学スクリーン23、ポータブルプロジェクタ25及び光学ユニット29の構造及び機能は、図3A及び図3Bに示されたものと同様であり、ここにおいて重複して記載することはしない。本実施形態において、搭載部材21は、運転者の目の位置に対するヘッドアップ投影システム2の光学スクリーン23の位置を調節するための調整機構22をさらに含んでいる。調整機構22は精密調整機構221及び粗調整機構222を含んでいる。精密調整機構221は、運転者の目に対するヘッドアップ投影システム2の光学スクリーン23の位置を精密に調節し、ポータブルプロジェクタ25に対する光学スクリーン23の角度及び位置を精密に調節できるように構成されている。これによって、ポータブルプロジェクタ25からの光及び光学スクリーン23により反射された光が運転者の目へ向けて送られ、運転者により画像が視認され得るようになる。粗調整機構222は、運転者の目の位置に対してヘッドアップ投影システム2の光学スクリーン23の位置を粗く調節できるように構成されている。これによって、ポータブルプロジェクタ25からの光及び光学スクリーン23により反射された光が運転者の目へ向けて送られ、運転者により画像が視認され得るようになる。例えば、運転者が運転席の高さを調節したり、他の運転者が元々運転していた運転者に代わって運転するような場合、運転者は運転者の目の位置に対するヘッドアップ投影システムの光学スクリーン23の位置を粗調整機構222を用いて調節することが可能である。これによって、ポータブルプロジェクタ25からの光及び光学スクリーン23により反射された光が運転者の目へ向けて送られ、運転者により画像が視認され得るようになる。
図14Aは、図13に示されたヘッドアップ投影システムについて説明された第一の精密調整機構の概略図である。本実施形態において、図13及び14Aに示されるように、ヘッドアップ投影システム2の精密調整機構221は、延長板213、アーム215、第一調節ねじ2154を含んでいる。延長板213は、複数の貫通孔2131を含んでいる。アーム215の第一端は、回転シャフト2153により枢動可能に延長板213と係合している。アーム215は、延長板213の一つ以上の貫通孔2131に対応する貫通孔を有している。第一調節ねじ2154はアーム215の貫通孔及び延長板213上の対応する貫通孔2131を通り、これによりアーム215を延長板213に対して位置づける。結果として、ポータブルプロジェクタ25に対する光学スクリーン23の角度θ及び位置を精密に調節することができ、運転者の目に対するヘッドアップ投影システム2の光学スクリーン23の位置を精密に調節することができる。
図14Bは、図13に示されたヘッドアップ投影システムについて説明された第二の精密調整機構の概略図である。本実施形態において、図13及び14Bに示されるように、ヘッドアップ投影システム2の精密調整機構221は延長板213、アーム215、及び第一調節ネジ2154を有する。延長板213は、湾曲した溝2132を有している。アーム215の第一端は、回転シャフト2153により枢動可能に延長板213と係合している。アーム215は、延長板213の湾曲した溝2132に対応する貫通孔を有している。第一調節ねじ2154はアーム215の貫通孔及び延長板213上の湾曲した溝2132を通り、これによりアーム215を延長板213に対して位置づける。結果として、ポータブルプロジェクタ25に対する光学スクリーン23の角度θ及び位置を精密に調節することができ、運転者の目に対するヘッドアップ投影システム2の光学スクリーン23の位置を精密に調節することができる。実際の要求に応じて、精密調整機構の構造を変えられることに注意すべきである。
図15は、図13に示されたヘッドアップ投影システムについて説明された粗調整機構の概略図である。本実施形態において、図13及び15に示されるように、ヘッドアップ投影システム2の粗調整機構222は、支持板211、ベースプレート2111、ボール2223、第一調整ねじ2224、第二調整ねじ2225、及び第三調整ねじ2226を有する。本実施形態においては、図3A及び3Bに示されるような支持板211の二つの耳状要素212を省略することができる。搭載部材21の二つの耳状要素2222のそれぞれが、ベースプレート2221の二つの相対する側端から外側へ、これに水平に延伸しており、これら二つの耳状要素2222は互いに相対している。二つの耳状要素2222の各々には、貫通孔又は貫通溝があり、固定要素(例:ねじ、びょう又は係合部品)がこれを貫通して車両3の天井31に固定されることによって搭載部材21が車両3の天井31の特定の位置に搭載され固定される。ボール2223は支持板211とベースプレート2221との間に置かれ、且つこれらと接している。第一調整ねじ2224、第二調整ねじ2225及び第三調整ねじ2226のそれぞれが支持板211及びベースプレート2221を貫通し、支持板211とベースプレート2221との間の傾斜角度を調整している。結果として、運転者の目の位置に対するヘッドアップ投影システム2の光学スクリーン23の位置を粗く調整することができる。
前述の内容により、本発明は、便利で、簡便で、あらゆる車両への設置が簡単であり、製造及び設置の費用が低減されたヘッドアップ投影システムを提供する。さらに、ヘッドアップ投影システムは着脱可能なプロジェクタを有している。プロジェクタは、搭載部材を介して車両の天井に搭載することが出来、ナビゲーション機能を有するモバイル通信及び演算装置に接続することが出来、よってモバイル通信及び演算装置からのナビゲーション情報がヘッドアップ投影システムを介して表示される。さらに、ヘッドアップ投影システムが使用されていない時には、プロジェクタを車両から取り外して様々なプレゼンテーション又は画像表示機能を提供することが出来る。
本発明はさらに、天井搭載型ヘッドアップ投影システム及びその搭載部材を提供する。天井搭載型ヘッドアップ投影システムは、従来型のヘッドアップディスプレイシステムとは異なる光路を有しており、ヘッドアップ投影システムの画像の解像度が改善され、画像サイズを適切に制御してヘッドアップ投影システムの光学スクリーンの大きさに適合させることが出来る。さらに、画像のゆがみに関する問題が解消される。加えて、天井搭載型ヘッドアップ投影システム及び搭載部材は単純な構造を有しているため、運転者は、天井搭載型のヘッドアップ投影システムを車両内に自分で簡単に設置することが出来る。
本発明を、現在における最も実際的で好ましい実施形態にしたがって説明したが、本発明はここに開示された実施形態に限定されるべきでないことが理解されるべきである。他方、ここに伴われる請求項の精神及びこの範囲に含まれる様々な変更や類似の調整をもが含まれることが意図されている。なお、請求項はこのような変更や類似の構造の全てが含まれるようにその最大限に広い解釈がなされるものとする。

Claims (15)

  1. ヘッドアップ投影システムであって、
    レセプタクルを有し且つ車両の天井に搭載されている搭載部材と、
    前記搭載部材の前記レセプタクルに着脱可能に収容されているポータブルプロジェクタ、とを有し、
    前記ポータブルプロジェクタは、ナビゲーション機能を有するモバイル通信及び演算装置に接続するように構成され、前記車両内で前記モバイル通信及び演算装置からのナビゲーション情報画像を表示する、ヘッドアップ投影システム。
  2. 請求項1のヘッドアップ投影システムであって、
    前記ポータブルプロジェクタは、手で保持するプロジェクタ、ポケットプロジェクタ、ミニプロジェクタ又はMEMsレーザーピコプロジェクタであって、
    前記モバイル通信及び演算装置は、スマートフォン、PDA、情報娯楽システム、演算機器又はGPSである、ヘッドアップ投影システム。
  3. 請求項1のヘッドアップ投影システムであって、
    前記ポータブルプロジェクタが、信号伝達線を介して前記モバイル通信及び演算装置と接続されている、ヘッドアップ投影システム。
  4. 請求項1のヘッドアップ投影システムであって、
    前記ポータブルプロジェクタが、少なくとも一つの締結装置又は少なくとも一つの固定装置により前記搭載部材の前記レセプタクルの特定の位置に固定されている、ヘッドアップ投影システム。
  5. 請求項1のヘッドアップ投影システムであって、
    前記ポータブルプロジェクタが、通常表示モードとナビゲーション表示モードの少なくとも二つの操作モードを有し、
    前記ポータブルプロジェクタが、当該ポータブルプロジェクタの前記操作モードを切り替えるためのスイッチを有し、
    前記搭載部材が、前記ポータブルプロジェクタの前記スイッチに対応するアクティベータを有し、
    前記ポータブルプロジェクタが前記搭載部材の前記レセプタクルに収容されているときに、
    前記アクティベータは、前記ポータブルプロジェクタの前記スイッチと接触し、
    前記ポータブルプロジェクタの操作モードは、自動でナビゲーション表示モードに切り替えられる、ヘッドアップ投影システム。
  6. 請求項1のヘッドアップ投影システムであって、
    前記ポータブルプロジェクタが、通常表示モードとナビゲーション表示モードの少なくとも二つの操作モードを有し、
    前記ポータブルプロジェクタが、当該ポータブルプロジェクタの前記操作モードを切り替えるための調整リングを有している、ヘッドアップ投影システム。
  7. 請求項1のヘッドアップ投影システムであって、
    光学スクリーンと、
    前記ポータブルプロジェクタと前記光学スクリーンとの間の光路上に配置され且つ当該ポータブルプロジェクタからの画像の中間像である実像を形成するための光学ユニットをさらに有し、
    前記光学スクリーンは、中間像である実像を拡大した虚像を形成し且つ前記光学ユニットからの光を運転者の目へ向けるように構成されている、ヘッドアップ投影システム。
  8. 請求項7のヘッドアップ投影システムであって、
    前記光学ユニットは、拡散器を有し、
    前記光学スクリーンは、半透明反射器である、ヘッドアップ投影システム。
  9. 請求項8のヘッドアップ投影システムであって、
    前記光学スクリーンは、凸凹の半透明反射器である、ヘッドアップ投影システム。
  10. 請求項8のヘッドアップ投影システムであって、
    前記光学ユニットは、集光レンズをさらに有する、ヘッドアップ投影システム。
  11. 請求項7のヘッドアップ投影システムであって、
    前記搭載部材は、運転者の目に対する前記光学スクリーンの位置を調整するための調整機構を有する、ヘッドアップ投影システム。
  12. 請求項7のヘッドアップ投影システムであって、
    前記搭載部材は、
    支持板、
    前記支持板の二つの相対する側端から外側へ、当該支持板に水平に延伸する少なくとも二つの耳状要素、
    前記支持板の一方の表面に配置され且つ当該支持板を有する前記レセプタクルを規定するフレーム、
    前記支持板の二つの相対する側端から外側へ且つ前記支持板の表面に対して垂直に延伸する少なくとも二つの延長板、及び
    二本のアーム、を更に含み、ここで、
    前記少なくとも二つの耳状要素のそれぞれは貫通孔又は貫通溝を有し、固定装置が当該貫通孔又は貫通溝を貫通して前記車両の天井に固定され、
    前記レセプタクルは第一開口及び第二開口を有し、
    前記ポータブルプロジェクタは前記第二開口から前記搭載部材の前記レセプタクル内に収容され、
    前記二本のアームのそれぞれは、前記延長板に枢動可能に係合されている第一端と前記光学スクリーンに係合されている第二端とを有している、ヘッドアップ投影システム。
  13. 請求項12のヘッドアップ投影システムであって、
    前記光学ユニットは、前記フレームの第一開口に配置されている、ヘッドアップ投影システム。
  14. ヘッドアップ投影システムであって、
    レセプタクルを有し且つ車両の天井に着脱可能に搭載される搭載部材、
    前記搭載部材の前記レセプタクルに着脱可能に収容されるポータブルプロジェクタ、
    光学スクリーン、及び
    前記ポータブルプロジェクタと前記光学スクリーンとの間の光路上に置かれ且つ前記ポータブルプロジェクタからの画像の中間像である実像を形成する光学ユニット、を含み、
    前記光学スクリーンは、中間像である実像を拡大した虚像を形成し、前記光学ユニットからの光を運転者の目に向けて反射させるように構成されている、ヘッドアップ投影システム。
  15. 請求項14のヘッドアップ投影システムであって、
    前記ポータブルプロジェクタは、信号伝達線を介して前記モバイル通信及び演算装置と接続され且つ前記モバイル通信及び演算装置からのナビゲーション情報画像を車両内に表示させる、ヘッドアップ投影システム。
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