JP2014209515A - エッチング方法 - Google Patents

エッチング方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2014209515A
JP2014209515A JP2013085942A JP2013085942A JP2014209515A JP 2014209515 A JP2014209515 A JP 2014209515A JP 2013085942 A JP2013085942 A JP 2013085942A JP 2013085942 A JP2013085942 A JP 2013085942A JP 2014209515 A JP2014209515 A JP 2014209515A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
region
gas
plasma
slot
processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013085942A
Other languages
English (en)
Inventor
弘憲 松岡
Hironori Matsuoka
弘憲 松岡
浩人 大竹
Hiroto Otake
浩人 大竹
幸佑 狩生
Kosuke Kariu
幸佑 狩生
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electron Ltd filed Critical Tokyo Electron Ltd
Priority to JP2013085942A priority Critical patent/JP2014209515A/ja
Priority to TW103113757A priority patent/TWI597777B/zh
Priority to KR1020140044848A priority patent/KR102183566B1/ko
Priority to US14/254,149 priority patent/US9105585B2/en
Publication of JP2014209515A publication Critical patent/JP2014209515A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/02Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
    • H01L21/04Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having potential barriers, e.g. a PN junction, depletion layer or carrier concentration layer
    • H01L21/18Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having potential barriers, e.g. a PN junction, depletion layer or carrier concentration layer the devices having semiconductor bodies comprising elements of Group IV of the Periodic Table or AIIIBV compounds with or without impurities, e.g. doping materials
    • H01L21/30Treatment of semiconductor bodies using processes or apparatus not provided for in groups H01L21/20 - H01L21/26
    • H01L21/31Treatment of semiconductor bodies using processes or apparatus not provided for in groups H01L21/20 - H01L21/26 to form insulating layers thereon, e.g. for masking or by using photolithographic techniques; After treatment of these layers; Selection of materials for these layers
    • H01L21/3105After-treatment
    • H01L21/311Etching the insulating layers by chemical or physical means
    • H01L21/31105Etching inorganic layers
    • H01L21/31111Etching inorganic layers by chemical means
    • H01L21/31116Etching inorganic layers by chemical means by dry-etching
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/02Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
    • H01L21/04Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having potential barriers, e.g. a PN junction, depletion layer or carrier concentration layer
    • H01L21/18Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having potential barriers, e.g. a PN junction, depletion layer or carrier concentration layer the devices having semiconductor bodies comprising elements of Group IV of the Periodic Table or AIIIBV compounds with or without impurities, e.g. doping materials
    • H01L21/30Treatment of semiconductor bodies using processes or apparatus not provided for in groups H01L21/20 - H01L21/26
    • H01L21/31Treatment of semiconductor bodies using processes or apparatus not provided for in groups H01L21/20 - H01L21/26 to form insulating layers thereon, e.g. for masking or by using photolithographic techniques; After treatment of these layers; Selection of materials for these layers
    • H01L21/3105After-treatment
    • H01L21/311Etching the insulating layers by chemical or physical means
    • H01L21/31105Etching inorganic layers
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2237/00Discharge tubes exposing object to beam, e.g. for analysis treatment, etching, imaging
    • H01J2237/32Processing objects by plasma generation
    • H01J2237/33Processing objects by plasma generation characterised by the type of processing
    • H01J2237/334Etching
    • H01J2237/3343Problems associated with etching
    • H01J2237/3346Selectivity

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Drying Of Semiconductors (AREA)

Abstract

【課題】シリコンから構成された領域に対する酸化シリコンから構成された領域のエッチングの選択性を向上する方法を提供する。【解決手段】被処理体のシリコンから構成された第1の領域に対して該被処理体の酸化シリコンから構成された第2の領域を選択的にエッチングする方法が提供される。(a)フルオロカーボン及びフルオロハイドロカーボンを含む第1の処理ガスのプラズマをマイクロ波を用いて生成して、該第1の処理ガスのプラズマによって前記被処理体を処理する工程(ST1)と、(b)被処理体を処理する工程の後、フルオロカーボンを含む第2の処理ガスのプラズマをマイクロ波を用いて生成して、該第2の処理ガスのプラズマによって被処理体を更に処理する工程(ST2)と、を含む。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、エッチング方法に関するものであり、より詳細には、被処理体のシリコンから構成された第1の領域に対して該被処理体の酸化シリコンから構成された第2の領域を選択的にエッチングする方法に関するものである。
半導体デバイスの製造においては、異なる半導体材料から構成された複数の領域のうち一部の領域を選択的にエッチングする処理が行われる。例えば、被処理体のシリコンから構成された第1の領域に対して該被処理体の酸化シリコンから構成された第2の領域を選択的にエッチングすることが行われる。このようなエッチング方法は、例えば、特開2010−98220号公報(特許文献1)に記載されている。
具体的に、特許文献1には、Cといったフルオロカーボン及びOを含む処理ガスのプラズマにより、シリコン製の領域に対して酸化シリコン製の領域を選択的にエッチングする方法が記載されている。また、同文献には、Oに代えてSFを用いることが記載されている。
特許文献1に記載されたエッチング方法では、処理ガスのフルオロカーボンから生成されるCF系の堆積物により、シリコン製の領域を保護しつつ、フルオロカーボンに基づく活性種によって酸化シリコン製の領域をエッチングしている。具体的には、フルオロカーボンの活性種(以下、「CF活性種」という)が被処理体上に堆積し、CF活性種のうちイオンのスパッタリング効果によって酸化シリコンがエッチングされる。より詳細には、酸化シリコンに含まれる酸素とフルオロカーボンのイオンに含まれる炭素とが結合し、酸化シリコンから酸素が離脱する。また、フルオロカーボンのイオンから炭素が離脱することによって生成されるフッ素が、酸素が離脱することで生成されたシリコンと結合する。これによって、酸化シリコンがエッチングされる。
特開2010−98220号公報
上述した従来のエッチング方法では、酸化シリコンから構成された領域のエッチング時に、シリコンから構成された領域もエッチングされ得る。したがって、シリコンから構成された領域のエッチングを抑制し、且つ、シリコンから構成された領域に対する酸化シリコンから構成された領域のエッチングの選択性を向上することが可能な技術が要請されている。
一側面においては、被処理体のシリコンから構成された第1の領域に対して該被処理体の酸化シリコンから構成された第2の領域を選択的にエッチングする方法が提供される。本願発明者は、従来のエッチング方法では、酸化シリコンから構成された領域のエッジングの開始からある期間(以下、「初期期間」という)においては、シリコンから構成された領域上へのフルオロカーボンの堆積速度が低く、シリコンから構成された領域がエッチングされることを見出した。一側面に係る方法は、かかる知見に基づくものである。
上記一側面に係る方法は、(a)フルオロカーボン及びフルオロハイドロカーボンを含む第1の処理ガスのプラズマをマイクロ波を用いて生成して、該第1の処理ガスのプラズマによって被処理体を処理する工程と、(b)被処理体を処理する工程の後、フルオロカーボンを含む第2の処理ガスのプラズマをマイクロ波を用いて生成して、該第2の処理ガスのプラズマによって被処理体を更に処理する工程と、を含む。
この方法では、初期期間の処理、即ち、工程(a)において、フルオロカーボンの活性種(以下、「CF活性種」という)が生成される。また、工程(a)においては、フルオロハイドロカーボン中の水素が、CF活性種のフッ素と結合する。これによって、フッ素原子に比して炭素原子の量が多い活性種が生成される。かかる活性種の堆積速度は高く、その結果、シリコン製の第1の領域を保護する膜を初期期間において形成することが可能となる。次いで、工程(b)において、フルオロカーボンを含む第2の処理ガスのプラズマにより被処理体を処理する。この方法によれば、初期期間において被処理体上に保護膜を形成することができるので、第1の領域のエッチングを抑制しつつ、第1の領域に対する第2の領域のエッチングの選択性を高めることが可能となる。
なお、第2の処理ガスは、フルオロハイドロカーボンガスを含まないか、或いは、第1の処理ガスに含まれるフルオロハイドロカーボンの量よりも少量のフルオロハイドロカーボンガスを含み得る。一形態においては、フルオロハイドロカーボンは、CHF及び/又はCHを含み得る。
また、一形態においては、第1の領域はフィン型電界効果トランジスタのフィン領域であり、第2の領域はフィン領域の周囲に設けられ得る。この形態では、フィン領域の周囲に埋め込まれた酸化シリコンをエッチングして、フィン領域の頭部を露出させることが可能となる。
ここで、容量結合型のプラズマ処理装置のプラズマ源といったマイクロ波とは異なるプラズマ源では、フルオロカーボンの解離が過剰となり、CF活性種の被処理体上への堆積量が過剰となる。したがって、第2の領域上のCF活性種に基づく膜を突き抜けるようにイオンを第2の領域上に引き込むことが必要となる。そのためには、被処理体にイオンを引き込むためのバイアス電力を大きくする必要がある。しかしながら、フルオロカーボンを含む処理ガスの流量及びバイアス電力を大きくすると、特にフィン領域の側壁底部の周囲に酸化シリコンが多く残される現象が発生し得る。一方、マイクロ波をプラズマ源として用いれば、容量結合型のプラズマ処理装置で生成されるプラズマよりも、被処理体上での電子温度を低くすることが可能となる。また、マイクロ波によれば、フルオロカーボンの過剰な解離を抑制することができる。その結果、フィン領域の側壁底部の周囲に残される酸化シリコンの量を抑制しつつ、高選択のエッチングが可能となる。
以上説明したように、本発明の一側面及び幾つかの形態によれば、シリコンから構成された第1の領域のエッチングを抑制し、且つ、第1の領域に対する酸化シリコンから構成された第2の領域のエッチングの選択性を向上することが可能となる。
一実施形態に係るエッチング方法を示す流れ図である。 図1に示す方法が適用され得る被処理体を示す断面図である。 工程ST1を説明するための図である。 工程ST2を説明するための図である。 方法MT1のエッチング後の被処理体の断面と、容量結合型のプラズマ処理装置によってエッチングを行った場合の被処理体の断面とを模式的に示す図である。 一実施形態に係るプラズマ処理装置を概略的に示す断面図である。 スロット板の一例を示す平面図である。 誘電体窓の一例を示す平面図である。 図8のIX−IX線に沿ってとった断面図である。 図8に示す誘電体窓上に図7に示すスロット板を設けた状態を示す平面図である。 第1の流量制御ユニット群、第1のガスソース群、第2の流量制御ユニット群、及び、第2のガスソース群を含むガス供給系を示す図である。 実験例1の評価結果を示す図である。 実験例2の評価結果を示す図である。 実験例3の評価結果を示す図である。 実験例4の評価について説明するための図である。
以下、図面を参照して種々の実施形態について詳細に説明する。なお、各図面において同一又は相当の部分に対しては同一の符号を附すこととする。
図1は、一実施形態に係るエッチング方法を示す流れ図である。図1に示す方法MT1は、被処理体のシリコンから構成された第1の領域に対して該被処理体の酸化シリコンから構成された第2の領域を選択的にエッチングする方法であり、工程ST1及び工程ST2を含む。図1に示す方法は、シリコンから構成された第1の領域と酸化シリコンから構成された第2の領域を含む被処理体であれば任意の被処理体に適用可能である。例えば、図1に示す方法は、図2に示す被処理体に適用可能である。
図2に示す被処理体(以下、「ウエハ」という)Wは、基板領域Sb、第1の領域R1、及び第2の領域R2を含んでいる。基板領域Sbは、例えば、シリコンから構成されている。図2に示すウエハWでは、複数の第1の領域R1が基板領域Sb上に設けられている。複数の第1の領域R1は、多結晶シリコンから構成され得る。これら第1の領域R1は、略直方体形状を有しており、基板領域Sbの一主面上に配列されている。この第1の領域R1は、フィン型電界効果トランジスタのフィン領域として用いられ得るものである。第2の領域R2は、酸化シリコン(SiO)から構成され得る。図2に示すウエハWでは、第2の領域R2は、隣り合う第1の領域R1の間に埋め込まれている。以下、このウエハWに対する処理を例にとって、図1に示す方法MT1について具体的に説明する。
方法MT1では、まず、工程ST1が行われる。工程ST1では、フルオロカーボン及びフルオロハイドロカーボンを含む第1の処理ガスのプラズマが、マイクロ波を用いて生成される。工程ST1では、第1の処理ガスのプラズマによって、ウエハWが処理される。一実施形態では、フルオロカーボンは、Cであり、フルオロハイドロカーボンはCHFである。フルオロカーボンは、炭素及びフッ素からなるものであれば、任意の比率で炭素とフッ素を含んでいてもよい。また、フルオロハイドロカーボンは、CHであってもよく、CHF及びCHの双方であってもよい。第1の処理ガスは、フルオロカーボン及びフルオロハイドロカーボンに加えて、Ar及び/又はHeといった希ガス、及び、Oガスといった酸素ガスを含んでいてもよい。
図3は、工程ST1を説明するための図である。図3に示すように、工程ST1では、第1の処理ガス中のフルオロカーボンの解離によって活性種(以下、「C活性種」という)が生成され、また、フルオロハイドロカーボンが解離して水素の活性種が生成される。図中、「C」はC活性種を示しており、「H」は、フルオロハイドロカーボンの解離によって生成された水素の活性種を示している。
水素の活性種は、C活性種中のフッ素と結合して、当該C活性種のフッ素原子に対する炭素原子の量を増加させる。これにより生成される活性種(以下、「Cy−n活性種」という)は、図中Cy−nとして示されており、C活性種に比して炭素を多く含む。かかるCy−n活性種は比較的多くの炭素を含むので堆積速度が高く、初期期間、即ち、方法MT1のエッチング開示からのある短い期間においても、ウエハW上に堆積する。これにより、方法MT1では、初期期間においてウエハWの表面に保護膜PFが形成される。
また、工程ST1では、C活性種及び/又はCy−n活性種のうちイオンがウエハWに引き込まれることによって、第2の領域R2がエッチングされる。具体的には、イオン中の炭素と第2の領域R2の酸化シリコン中の酸素とが結合して、CO化合物が排出される。また、酸素が離脱することによって残された第2の領域R2中のシリコンが、イオン中のフッ素と結合する。これによって生成されるSiFやSiFが排出される。これによって、第2の領域R2がエッチングされる。
再び図1を参照すると、次いで、方法MT1では、工程ST2が行われる。工程ST2では、フルオロカーボンを含む第2の処理ガスのプラズマが、マイクロ波を用いて生成される。一実施形態では、フルオロカーボンは、Cである。フルオロカーボンは、炭素及びフッ素からなるものであれば、任意の比率で炭素とフッ素を含んでいてもよい。第2の処理ガスは、フルオロカーボンに加えて、Ar及び/又はHeといった希ガス、及び、Oガスといった酸素ガスを含んでいてもよい。この第2の処理ガスは、フルオロハイドロカーボンを含んでいない。或いは、第2の処理ガスは、第1の処理ガスに含まれるフルオロハイドロカーボンの量よりも少ない量のフルオロハイドロカーボンを含んでいてもよい。
図4は、工程ST2を説明するための図である。工程ST2においては、第2の処理ガス中のフルオロカーボンの解離によってC活性種が生成され、当該活性種がウエハW上に堆積する。これによって、保護膜PFが形成される。また、工程ST1と同様に、第2の領域R2がエッチングされる。具体的には、C活性種のうちイオンがウエハWに引き込まれることによって、第2の領域R2がエッチングされる。より詳細には、イオン中の炭素と第2の領域R2の酸化シリコン中の酸素とが結合して、CO化合物が排出される。また、酸素が離脱することによって残された第2の領域R2中のシリコンが、イオン中のフッ素と結合する。これによって生成されるSiFやSiFが排出されることにより、第2の領域R2がエッチングされる。
なお、工程ST2においては、フルオロハイドロカーボンが供給されなくても、或いは供給されるフルオロハイドロカーボンの量が少量であっても、ウエハW上へのフルオロカーボンの堆積速度は十分に得られる。また、工程ST2においては、第1の領域R1に対する第2の領域R2のエッチングの選択性が得られる。
かかる方法MT1によれば、初期期間においても、ウエハW上に保護膜PFを形成することができるので、シリコン製の第1の領域R1のエッチングを抑制することができる。その結果、第1の領域R1に対する第2の領域R2のエッチングの選択性が向上される。特に、図2に示した第1の領域R1であるフィン領域の頭部の肩部は、エッチングされ易い傾向がある。肩部がエッチングされ傾斜した斜面が形成されると、イオンのスパッタ効果による斜面のエッチング効率が高いので、フィン領域がより削れやすくなる。しかしながら、方法MT1によれば、初期期間において保護膜PFを形成することができるので、フィン領域を残してその周囲の酸化シリコンをエッチングすることが可能となる。
また、方法MT1では、プラズマの生成のためのプラズマ源として、マイクロ波が用いられている。容量結合型のプラズマ処理装置におけるプラズマ源といったマイクロ波とは異なるプラズマ源では、フルオロカーボンの解離が過剰となり、CF活性種に基づく堆積物のウエハW上への堆積量が過剰となる。したがって、第2の領域R2上の保護膜PFを突き抜けるようにイオンを第2の領域R2上に引き込むことが必要となる。そのためには、ウエハWにイオンを引き込むためのバイアス電力を大きくする必要がある。しかしながら、フルオロカーボンを含む処理ガスの流量及びバイアス電力を大きくすると、特にフィン領域R1の側壁底部の周囲に酸化シリコンが多く残される現象が発生し得る。具体的には、図5の(b)に示すように、フィン領域R1の側壁に沿って酸化シリコンが残され、特に、図中、参照符号TLで示すように、フィン領域R1の側壁底部の周囲において残される酸化シリコンの量が多くなる。
一方、方法MT1では、マイクロ波をプラズマ源として用いているので、容量結合型のプラズマ処理装置で生成されるプラズマよりも、被処理体上での電子温度を低くすることが可能となる。また、マイクロ波によれば、フルオロカーボンの過剰な解離を抑制することができる。その結果、図5の(a)に示すように、フィン領域R1の側壁底部の周囲に残される酸化シリコンの量を抑制することが可能となる。
以下、方法MT1の実施に用いることができるプラズマ処理装置の一例について説明する。図6は、一実施形態に係るプラズマ処理装置を概略的に示す断面図である。
図6に示すプラズマ処理装置10は、処理容器12を備えている。処理容器12は、ウエハWを収容するための処理空間Sを画成している。処理容器12は、側壁12a、底部12b、及び、天部12cを含み得る。
側壁12aは、軸線Zが延びる方向(以下、「軸線Z方向」という)に延在する略円筒形状を有している。側壁12aの内径は、例えば、540mmである。底部12bは、側壁12aの下端側に設けられている。側壁12aの上端部は開口している。側壁12aの上端部開口は、誘電体窓18によって閉じられている。誘電体窓18は、側壁12aの上端部と天部12cとの間に狭持されている。この誘電体窓18と側壁12aの上端部との間には封止部材SL1が介在していてもよい。封止部材SL1は、例えばOリングであり、処理容器12の密閉に寄与する。
プラズマ処理装置10は、載置台20を更に備えている。載置台20は、処理容器12内且つ誘電体窓18の下方に設けられている。この載置台20は、プレート22、及び、静電チャック24を含んでいる。
プレート22は、略円盤状の金属製の部材であり、例えば、アルミニウムから構成されている。プレート22は、筒状の支持部SP1によって支持されている。支持部SP1は、底部12bから垂直上方に延びている。プレート22は、高周波電極を兼ねている。プレート22は、マッチングユニットMU及び給電棒PFRを介して、高周波バイアス電力を発生する高周波電源RFGに電気的に接続されている。高周波電源RFGは、ウエハWに引き込むイオンのエネルギーを制御するのに適した一定の周波数、例えば、13.65MHzの高周波バイアス電力を出力する。マッチングユニットMUは、高周波電源RFG側のインピーダンスと、主に電極、プラズマ、処理容器12といった負荷側のインピーダンスとの間で整合をとるための整合器を収容している。この整合器の中に自己バイアス生成用のブロッキングコンデンサが含まれている。
プレート22の上面には、静電チャック24が設けられている。静電チャック24は、ベースプレート24a及びチャック部24bを含んでいる。ベースプレート24aは、略円盤状の金属製の部材であり、例えば、アルミニウムから構成されている。ベースプレート24aは、プレート22上に設けられている。ベースプレート24aの上面にはチャック部24bが設けられている。チャック部24bの上面は、ウエハWを載置するための載置領域MRとなる。チャック部24bは、ウエハWを静電吸着力で保持する。チャック部24bは、誘電体膜の間に挟まれた電極膜を含んでいる。チャック部24bの電極膜には、直流電源DSCがスイッチSW及び被覆線CLを介して電気的に接続されている。チャック部24bは、直流電源DSCから印加される直流電圧により発生するクーロン力によって、その上面にウエハWを吸着保持することができる。このチャック部24bの径方向外側には、ウエハWのエッジを環状に囲むフォーカスリングFRが設けられている。
ベースプレート24aの内部には、周方向に延びる環状の冷媒室24gが設けられている。この冷媒室24gには、チラーユニットから配管PP1,PP3を介して所定の温度の冷媒、例えば、冷却水が循環供給される。チャック部24b上のウエハWの処理温度は、冷媒の温度によって制御され得る。さらに、伝熱ガス供給部からの伝熱ガス、例えば、Heガスが供給管PP2を介してチャック部24bの上面とウエハWの裏面との間に供給される。
載置台20の周囲には、環状の排気路VLが設けられている。排気路VLの軸線Z方向における中間には、複数の貫通孔が形成された環状のバッフル板26が設けられている。排気路VLは、排気口28hを提供する排気管28に接続している。排気管28は、処理容器12の底部12bに取り付けられている。排気管28には、排気装置30が接続されている。排気装置30は、圧力調整器、及びターボ分子ポンプなどの真空ポンプを有している。この排気装置30により、処理容器12内の処理空間Sを所望の真空度まで減圧することができる。また、排気装置30を動作させることにより、載置台20の外周から排気路VLを介してガスを排気することができる。
また、プラズマ処理装置10は、温度制御機構として、ヒータHT、HS、HC、及び、HEを更に備え得る。ヒータHTは、天部12c内に設けられており、アンテナ14を囲むように、環状に延在している。また、ヒータHSは、側壁12a内に設けられており、環状に延在している。ヒータHCは、ベースプレート24a内に設けられている。ヒータHCは、ベースプレート24a内において、上述した載置領域MRの中央部分の下方、即ち軸線Zに交差する領域に設けられている。また、ヒータHEは、ベースプレート24a内に設けられており、ヒータHCを囲むように環状に延在している。ヒータHEは、上述した載置領域MRの外縁部分の下方に設けられている。
また、プラズマ処理装置10は、アンテナ14、同軸導波管16、誘電体窓18、マイクロ波発生器32、チューナ34、導波管36、及び、モード変換器38を更に備え得る。マイクロ波発生器32は、例えば2.45GHzの周波数のマイクロ波を発生する。マイクロ波発生器32は、チューナ34、導波管36、及びモード変換器38を介して、同軸導波管16の上部に接続されている。同軸導波管16は、その中心軸線である軸線Zに沿って延在している。一実施形態においては、載置台20の載置領域MRの中心は、軸線Z上に位置している。
同軸導波管16は、外側導体16a及び内側導体16bを含んでいる。外側導体16aは、軸線Z中心に延在する円筒形状を有している。外側導体16aの下端は、導電性の表面を有する冷却ジャケット40の上部に電気的に接続され得る。内側導体16bは、外側導体16aの内側において、当該外側導体16aと同軸に設けられている。内側導体16bは、軸線Z中心に延在する円筒形状を有している。内側導体16bの下端は、アンテナ14のスロット板44に接続している。
一実施形態においては、アンテナ14は、ラジアルラインスロットアンテナである。このアンテナ14は、天部12cに形成された開口内に配置されており、誘電体窓18の上面の上に設けられている。アンテナ14は、誘電体板42及びスロット板44を含んでいる。誘電体板42は、マイクロ波の波長を短縮させるものであり、略円盤形状を有している。誘電体板42は、例えば、石英又はアルミナから構成される。誘電体板42は、スロット板44と冷却ジャケット40の下面の間に狭持されている。アンテナ14は、したがって、誘電体板42、スロット板44、及び、冷却ジャケット40の下面によって構成され得る。
図7は、スロット板の一例を示す平面図である。スロット板44は、薄板状であって、円盤状である。スロット板44の板厚方向の両面は、それぞれ平らである。円形のスロット板44の中心CSは、軸線Z上に位置している。スロット板44には、複数のスロット対44pが設けられている。複数のスロット対44pの各々は、板厚方向に貫通する二つのスロット孔44a,44bを含んでいる。スロット孔44a,44bそれぞれの平面形状は、長孔形状である。各スロット対44pにおいて、スロット孔44aの長軸が延びる方向と、スロット孔44bの長軸が延びる方向は、互いに交差又は直交している。
図7に示す例では、複数のスロット対44pは、軸線Zを中心とする仮想円VCの内側に設けられた内側スロット対群ISPと仮想円VCの外側に設けられた外側スロット対群OSPとに大別されている。内側スロット対群ISPは、複数のスロット対44pを含んでいる。図7に示す例では、内側スロット対群ISPは、七つのスロット対44pを含んでいる。内側スロット対群ISPの複数のスロット対44pは、中心CSに対して周方向に等間隔に配列されている。内側スロット対群ISPに含まれる複数のスロット孔44aは、当該スロット孔44aの重心がスロット板44の中心CSから半径r1の円上に位置するよう、等間隔に配列されている。また、内側スロット対群ISPに含まれる複数のスロット孔44bは、当該スロット孔44bの重心がスロット板44の中心CSから半径r2の円上に位置するよう、等間隔に配列されている。ここで、半径r2は、半径r1より大きい。
外側スロット対群OSPは、複数のスロット対44pを含んでいる。図7に示す例では、外側スロット対群OSPは、28個のスロット対44pを含んでいる。外側スロット対群OSPの複数のスロット対44pは、中心CSに対して周方向に等間隔に配列されている。外側スロット対群OSPに含まれる複数のスロット孔44aは、当該スロット孔44aの重心がスロット板44の中心CSから半径r3の円上に位置するよう、等間隔に配列されている。また、外側スロット対群OSPに含まれる複数のスロット孔44bは、当該スロット孔44bの重心がスロット板44の中心CSから半径r4の円上に位置するよう、等間隔に配列されている。ここで、半径r3は、半径r2よりも大きく、半径r4は、半径Rrよりも大きい。
また、内側スロット対群ISP及び外側スロット対群OSPのスロット孔44aの各々は、中心CSとその重心とを結ぶ線分に対して、その長軸が同一の角度を有するように、形成されている。また、内側スロット対群ISP及び外側スロット対群OSPのスロット孔44bの各々は、中心CSとその重心とを結ぶ線分に対して、その長軸が同一の角度を有するように、形成されている。
図8は、誘電体窓の一例を示す平面図であり、当該誘電体窓を処理空間S側から見た状態を示している。図9は、図8のIX−IX線に沿ってとった断面図である。誘電体窓18は、略円盤形状を有し、石英又はアルミナといった誘電体から構成されている。誘電体窓18の上面18u上には、スロット板44が設けられている。
誘電体窓18の中央には、貫通孔18hが形成されている。貫通孔18hの上側部分は、後述する中央導入部50のインジェクタ50bが収容される空間18sとなり、下側部分は、後述する中央導入部50の中央導入口18iとなる。なお、誘電体窓18の中心軸線は、軸線Zと一致している。
誘電体窓の上面18uと反対側の面、即ち下面18bは、処理空間Sに接しており、プラズマを生成する側の面となる。この下面18bは、種々の形状を画成している。具体的に、下面18bは、中央導入口18iを囲む中央領域において、平坦面180を有している。この平坦面180は、軸線Zに直交する平坦な面である。下面18bは、平坦面180の径方向外側領域において、環状に連なり誘電体窓18の板厚方向内方側に向かってテーパー状に凹む環状の第1凹部181を画成している。
第1凹部181は、内側テーパー面181a、底面181b、及び、外側テーパー面181cによって画成されている。底面181bは、平坦面180よりも上面18u側に設けられており、平坦面180と平行に環状に延在している。内側テーパー面181aは、平坦面180と底面181bとの間において環状に延在しており、平坦面180に対して傾斜している。外側テーパー面181cは、底面181bと下面18bの周縁部との間において環状に延在しており、底面181bに対して傾斜している。なお、下面18bの周縁領域は、側壁12aに接する面となる。
また、下面18bは、平坦面180から板厚方向内方側に向かって凹む複数の第2凹部182を画成している。複数の第2凹部182の個数は、図8及び図9に示す例では、7個である。これら複数の第2凹部182は、周方向に沿って等間隔に形成されている。また、複数の第2凹部182は、軸線Zに直交する面において円形の平面形状を有している。具体的には、第2凹部182を画成する内側面182aは、軸線Z方向に延在する円筒面である。また、第2凹部182を画成する底面182bは、平坦面180よりも上面18u側に設けられており、平坦面180と平行な円形の面である。
図10は、図8に示す誘電体窓上に図7に示すスロット板を設けた状態を示す平面図であり、誘電体窓18を下側から見た状態を示している。図10に示すように、平面視において、即ち、軸線Z方向に見ると、外側スロット対群OSPの複数のスロット孔44a及び複数のスロット孔44b、並びに内側スロット対群ISPの複数のスロット孔44bは、第1凹部181に重なっている。具体的には、平面視において、外側スロット対群OSPの複数のスロット孔44bは、一部において外側テーパー面181cに重なっており、一部において底面181bに重なっている。また、平面視において、外側スロット対群OSPの複数のスロット孔44aは、底面181bに重なっている。また、平面視において、内側スロット対群ISPの複数のスロット孔44bは、一部において内側テーパー面181aに重なっており、一部において底面181bに重なっている。
また、平面視において、即ち、軸線Z方向に見ると、内側スロット対群ISPの複数のスロット孔44aは、第2凹部182に重なっている。具体的には、平面視において、複数の第2凹部182の底面の重心(中心)それぞれが、内側スロット対群ISPの複数のスロット孔44a内に位置するように、構成されている。
図6を再び参照する。プラズマ処理装置10では、マイクロ波発生器32により発生されたマイクロ波が、同軸導波管16を通って、誘電体板42に伝播され、スロット板44のスロット孔44a及び44bから誘電体窓18に与えられる。
誘電体窓18では、上述したように第1凹部181を画成する部分の板厚、及び、第2凹部182を画成する部分の板厚は、他の部分よりも薄くなっている。したがって、誘電体窓18では、第1凹部181を画成する部分、及び、第2凹部182を画成する部分において、マイクロ波の透過性が高められている。また、軸線Z方向に見た場合に、外側スロット対群OSPのスロット孔44a及び44b、並びに、内側スロット対群ISPのスロット孔44bは、第1凹部181に重なっており、内側スロット対群ISPのスロット孔44aは、第2凹部182に重なっている。したがって、第1凹部181及び第2凹部182にマイクロ波の電界が集中して、当該第1凹部181及び第2凹部182にマイクロ波のエネルギーが集中する。その結果、第1凹部181及び第2凹部182において、プラズマを安定して発生させることが可能となり、誘電体窓18の直下において径方向及び周方向に分布したプラズマを安定して発生させることが可能となる。
また、プラズマ処理装置10は、中央導入部50及び周辺導入部52を備えている。中央導入部50は、導管50a、インジェクタ50b、及び中央導入口18iを含んでいる。導管50aは、同軸導波管16の内側導体16bの内孔に通されている。また、導管50aの端部は、誘電体窓18が軸線Zに沿って画成する空間18s(図9参照)内まで延在している。この空間18s内且つ導管50aの端部の下方には、インジェクタ50bが収容されている。インジェクタ50bには、軸線Z方向に延びる複数の貫通孔が設けられている。また、誘電体窓18は、中央導入口18iを画成している。中央導入口18iは、空間18sの下方に連続し、且つ軸線Zに沿って延びている。かかる構成の中央導入部50は、導管50aを介してインジェクタ50bにガスを供給し、インジェクタ50bから中央導入口18iを介してガスを噴射する。このように、中央導入部50は、軸線Zに沿って誘電体窓18の直下にガスを噴射する。即ち、中央導入部50は、電子温度が高いプラズマ生成領域にガスを導入する。
周辺導入部52は、複数の周辺導入口52iを含んでいる。複数の周辺導入口52iは、主としてウエハWのエッジ領域にガスを供給する。複数の周辺導入口52iは、ウエハWのエッジ領域、又は、載置領域MRの縁部に向けて開口している。複数の周辺導入口52iは、中央導入口18iよりも下方、且つ、載置台20の上方において周方向に沿って配列されている。即ち、複数の周辺導入口52iは、誘電体窓の直下よりも電子温度の低い領域(プラズマ拡散領域)において軸線Zを中心として環状に配列されている。この周辺導入部52は、電子温度の低い領域からウエハWに向けてガスを供給する。したがって、周辺導入部52から処理空間Sに導入されるガスの解離度は、中央導入部50から処理空間Sに供給されるガスの解離度よりも抑制される。
中央導入部50には、第1の流量制御ユニット群FCG1を介して第1のガスソース群GSG1が接続されている。また、周辺導入部52には、第2の流量制御ユニット群FCG2を介して第2のガスソース群GSG2が接続されている。図11は、第1の流量制御ユニット群、第1のガスソース群、第2の流量制御ユニット群、及び、第2のガスソース群を含むガス供給系を示す図である。図11に示すように、第1のガスソース群GSG1は、複数の第1のガスソースGS11〜GS15を含んでいる。第1のガスソースGS11〜GS15はそれぞれ、Arガスのソース、Heガスのソース、Cガスのソース、CHFガスのソース、Oガスのソースである。第1のガスソース群GSG1は、これらガスとは異なるガスのソースを更に含んでいてもよい。
第1の流量制御ユニット群FCG1は、複数の第1の流量制御ユニットFC11〜FC15を含んでいる。複数の第1の流量制御ユニットFC11〜FC15の各々は、例えば、二つのバルブと、当該二つのバルブ間に設けられた流量制御器を含んでいる。流量制御器は、例えば、マスフローコントローラである。複数の第1のガスソースGS11〜GS15はそれぞれ、複数の第1の流量制御ユニットFC11〜FC15を介して、共通ガスラインGL1に接続されている。この共通ガスラインGL1は、中央導入部50に接続されている。
第2のガスソース群GSG2は、複数の第1のガスソースGS21〜GS25を含んでいる。第2のガスソースGS21〜GS25はそれぞれ、Arガスのソース、Heガスのソース、Cガスのソース、CHFガスのソース、Oガスのソースである。第2のガスソース群GSG2は、これらガスとは異なるガスのソースを更に含んでいてもよい。
第2の流量制御ユニット群FCG2は、複数の第2の流量制御ユニットFC21〜FC25を含んでいる。複数の第2の流量制御ユニットFC21〜FC25の各々は、例えば、二つのバルブと、当該二つのバルブ間に設けられた流量制御器を含んでいる。流量制御器は、例えば、マスフローコントローラである。複数の第2のガスソースGS21〜GS25はそれぞれ、複数の第2の流量制御ユニットFC21〜FC25を介して、共通ガスラインGL2に接続されている。この共通ガスラインGL2は、周辺導入部52に接続されている。
このように、プラズマ処理装置10では、複数の第1のガスソース及び複数の第1の流量制御ユニットが中央導入部50専用に設けられており、これら複数の第1のガスソース及び複数の第1の流量制御ユニットとは独立した複数の第2のガスソース及び複数の第2の流量制御ユニットが周辺導入部52専用に設けられている。したがって、中央導入部50から処理空間Sに導入されるガスの種類、中央導入部50から処理空間Sに導入される一以上のガスの流量を独立して制御することができ、また、周辺導入部52から処理空間Sに導入されるガスの種類、周辺導入部52から処理空間Sに導入される一以上のガスの流量を独立して制御することができる。
一実施形態においては、プラズマ処理装置10は、図6に示すように、制御部Cntを更に備え得る。制御部Cntは、プログラム可能なコンピュータ装置といった制御器であり得る。制御部Cntは、レシピに基づくプログラムに従ってプラズマ処理装置10の各部を制御し得る。例えば、制御部Cntは、複数の第1の流量制御ユニットFC11〜FC15に制御信号を送出して、中央導入部50に供給するガス種及びガスの流量を調整することができる。また、制御部Cntは、複数の第2の流量制御ユニットFC21〜FC25に制御信号を送出して、周辺導入部52に供給するガス種及びガスの流量を調整することができる。また、制御部Cntは、マイクロ波のパワー、RFバイアスのパワー及びON/OFF、並びに、処理容器12内の圧力を制御するよう、マイクロ波発生器32、高周波電源RFG、排気装置30に制御信号を供給し得る。さらに、制御部Cntは、ヒータHT、HS、HC、及びHEの温度を調整するために、これらヒータに接続されたヒータ電源に制御信号を送出し得る。
一実施形態においては、周辺導入部52は、環状の管52pを更に含む。この管52pには、複数の周辺導入口52iが形成されている。環状の管52pは、例えば、石英から構成され得る。図6に示すように、環状の管52pは、一実施形態においては、側壁12aの内壁面に沿って設けられている。換言すると、環状の管52pは、誘電体窓18の下面と載置領域MR、即ちウエハWとを結ぶ経路上には配置されていない。したがって、環状の管52pは、プラズマの拡散を阻害しない。また、環状の管52pが側壁12aの内壁面に沿って設けられているので、当該環状の管52pのプラズマによる消耗が抑制され、当該環状の管52pの交換頻度を減少させることが可能となる。さらに、環状の管52pは、ヒータによる温度制御が可能な側壁12aに沿って設けられているので、周辺導入部52から処理空間Sに導入されるガスの温度の安定性を向上させることが可能となる。
また、一実施形態においては、複数の周辺導入口52iは、ウエハWのエッジ領域に向けて開口している。即ち、複数の周辺導入口52iは、ウエハWのエッジ領域に向けてガスを噴射するよう、軸線Zに直交する平面に対して傾斜している。このように周辺導入口52iが、ウエハWのエッジ領域に向けて傾斜するように開口しているので、当該周辺導入口52iから噴射されたガスの活性種は、ウエハWのエッジ領域に直接的に向かう。これにより、ガスの活性種をウエハWのエッジに失活させずに供給することが可能となる。その結果、ウエハWの径方向における各領域の処理速度のばらつきを低減することが可能となる。
以下、プラズマ処理装置10を用いて方法MT1の評価のために行った実験例について説明する。なお、本発明はこれらの実験例に限定されるものではない。
(実験例1)
実験例1では、基板上に一様に設けられた酸化シリコン(SiO)膜を有する被処理体を、プラズマ処理装置10において、5秒間、10秒間、15秒間の異なる処理時間で処理した。また、基板上に一様に設けられた多結晶シリコン(Poly−Si)膜を有する被処理体を、プラズマ処理装置10において、5秒間、10秒間、15秒間の異なる処理時間で処理した。実験例1における他の処理条件は以下の通りである。
(実験例1の処理条件)
処理容器12内の圧力:40mT(5.33Pa)
マイクロ波:2.45GHz、1500W
高周波バイアス電力:13.65MHz、350W
処理ガス
Arガス流量:600sccm
Heガス流量:600sccm
ガス流量:20sccm
O2ガス流量:3sccm
ウエハ温度:50℃
そして、実験例1では、0〜5秒、5〜10秒、10〜30秒の期間のそれぞれについて酸化シリコン膜のエッチングレートを算出し、0〜5秒、5〜10秒、10〜30秒の期間のそれぞれについて多結晶シリコン膜のエッチングレートを算出した。また、算出した酸化シリコン膜のエッチングレート及び多結晶シリコン膜のエッチングレートに基づいて、多結晶シリコン膜のエッチングレートに対する酸化シリコン膜のエッチングレートの比、即ち、エッチング選択比を、0〜5秒、5〜10秒、10〜30秒の期間のそれぞれについて算出した。その結果を、図12に示す。図12の(a)には、0〜5秒、5〜10秒、10〜30秒の期間のそれぞれにおける酸化シリコン(SiO)膜のエッチングレート、0〜5秒、5〜10秒、10〜30秒の期間のそれぞれにおける多結晶シリコン膜のエッチングレートが示されている。また、図12の(b)には、0〜5秒、5〜10秒、10〜30秒の期間のそれぞれにおけるエッチング選択比が示されている。
図12の(a)に示すように、0〜5秒の期間においては、多結晶シリコン膜のエッチングレートと酸化シリコン膜のエッチングレートとの差異は少なく、5秒以降に、多結晶シリコン膜のエッチングレートに対して酸化シリコン膜のエッチングレートが大きくなっていた。したがって、図12の(b)に示すように、多結晶シリコン膜に対する酸化シリコン層のエッチング選択比は、0〜5秒の期間においては小さく、5秒以降に大きくなることが確認された。
(実験例2)
実験例2では、平坦な表面を有する基板をプラズマ処理装置10において5秒間、10秒間、15秒間の異なる処理時間で処理した。実験例2の処理条件は以下に示す通りである。
(実験例2の処理条件)
処理容器12内の圧力:40mT(5.33Pa)
マイクロ波:2.45GHz、1500W
高周波バイアス電力:13.65MHz、0W
処理ガス
Arガス流量:600sccm
Heガス流量:600sccm
ガス流量:20sccm、又は30sccm
O2ガス流量:3sccm
ウエハ温度:50℃
そして、基板上に堆積した膜の厚みに基づいて、0〜5秒、5〜10秒、10〜30秒の期間のそれぞれにおけるフルオロカーボンに基づく活性種の堆積速度を算出した。その結果を、図13に示す。図13に示すように、0〜5秒の期間においては、Cガスの流量が20sccm(図中、「C/O=20/3[sccm]」で示す)の場合、Cガスの流量が30sccm(図中、「C/O=30/3[sccm]」で示す)の場合の双方共に、堆積速度は略0であった。また、5秒以降に堆積速度が有意な値をもつことが確認された。このことから、フルオロカーボンガスのみを用いたプラズマ処理の初期期間においては、フルオロカーボンの活性種に基づく保護膜が形成されず、したがって、保護すべきシリコン製の領域が初期期間においてエッチングされることが確認された。
(実験例3)
実験例3では、平坦な表面を有する基板をプラズマ処理装置10において5秒間、10秒間、15秒間の異なる処理時間で処理した。実験例3の処理条件は以下に示す通りである。
(実験例3の処理条件)
処理容器12内の圧力:40mT(5.33Pa)
マイクロ波:2.45GHz、1500W
高周波バイアス電力:13.65MHz、0W
処理ガス
Arガス流量:600sccm
Heガス流量:600sccm
ガス流量:20sccm
CHFガス流量:45sccm
O2ガス流量:35sccm
ウエハ温度:50℃
そして、基板上に堆積した膜の厚みに基づいて、0〜5秒、5〜10秒、10〜30秒の期間のそれぞれにおける膜の堆積速度を算出した。その結果を、図14に示す。図14のグラフから明らかなように、Cガスに加えてCHFガスを処理ガスに含めることにより、0〜5秒の期間、即ち初期期間においても、有意な値をもった堆積速度が得られることが確認された。即ち、Cガスに加えてCHFガスを処理ガスに含めることにより、プラズマ処理の初期期間においても、被処理体上に保護膜を形成することができ、シリコン製の領域のエッチングを抑制することができることが確認された。
(実験例4及び比較実験例1)
実験例4では、図2に示した第1の領域(フィン領域)R1及び第2の領域R2を有するウエハを処理対象として、プラズマ処理装置10を用いて方法MT1を実施した。また、比較実験例1においては、実験例4と同様のウエハを処理対象として、プラズマ処理装置10を用いて工程ST2のみを実施した。以下に、実験例4の処理条件、及び、比較実験例1の処理条件を示す。
(実験例4の処理条件)
(工程ST1)
処理容器12内の圧力:40mT(5.333Pa)
マイクロ波:2.45GHz、1500W
高周波バイアス電力:13.65MHz、350W
処理ガス
Arガス流量:400sccm
Heガス流量:900sccm
ガス流量:20sccm
CHFガス流量:25sccm
O2ガス流量:10sccm
ウエハ温度:50℃
処理時間:2秒
(工程ST2)
処理容器12内の圧力:40mT(5.333Pa)
マイクロ波:2.45GHz、1500W
高周波バイアス電力:13.65MHz、350W
処理ガス
Arガス流量:400sccm
Heガス流量:900sccm
ガス流量:20sccm
CHFガス流量:0sccm
O2ガス流量:3sccm
ウエハ温度:50℃
処理時間:28秒
(比較実験例1の工程ST2の処理条件)
処理容器12内の圧力:40mT(5.333Pa)
マイクロ波:2.45GHz、1500W
高周波バイアス電力:13.65MHz、350W
処理ガス
Arガス流量:400sccm
Heガス流量:900sccm
ガス流量:20sccm
CHFガス流量:0sccm
O2ガス流量:3sccm
ウエハ温度:50℃
処理時間:30秒
そして、実験例4及び比較実験例1それぞれについて、処理前の第1の領域R1の高さHI(図15の(a)を参照)と処理後の第1の領域R1の高さHP(図15の(b)を参照)の差から第1の領域R1の高さの減少量を求めた。また、実験例4及び比較実験例1それぞれについて、処理後の第2の領域R2の表面と第1の領域R2の上端面との高さの差FH(図15の(b)を参照)を求めた。その結果、実験例4では、第1の領域R1の高さの減少量が1.6nmであり、第2の領域R2の表面と第1の領域R2の上端面との高さの差FHは42.5nmであった。一方、比較実験例1では、第1の領域R1の高さの減少量が10.7nmであり、第2の領域R2の表面と第1の領域R2の上端面との高さの差FHは39.4nmであった。このように、実験例4では、第1の領域R1のエッチングが抑制され、且つ、第1の領域R1に対して第2の領域R2が選択的にエッチングされていた。このことから、方法MT1によれば、シリコン製の第1の領域のエッチングを抑制しつつ、酸化シリコン製の第2の領域を選択的にエッチングすることができることが確認された。
10…プラズマ処理装置、12…処理容器、14…アンテナ、18…誘電体窓、20…載置台、30…排気装置、32…マイクロ波発生器、42…誘電体板、44…スロット板、50…中央導入部、52…周辺導入部、MT1…方法、W…被処理体(ウエハ)、R1…第1の領域(フィン領域)、R2…第2の領域。
外側スロット対群OSPは、複数のスロット対44pを含んでいる。図7に示す例では、外側スロット対群OSPは、28個のスロット対44pを含んでいる。外側スロット対群OSPの複数のスロット対44pは、中心CSに対して周方向に等間隔に配列されている。外側スロット対群OSPに含まれる複数のスロット孔44aは、当該スロット孔44aの重心がスロット板44の中心CSから半径r3の円上に位置するよう、等間隔に配列されている。また、外側スロット対群OSPに含まれる複数のスロット孔44bは、当該スロット孔44bの重心がスロット板44の中心CSから半径r4の円上に位置するよう、等間隔に配列されている。ここで、半径r3は、半径r2よりも大きく、半径r4は、半径r3よりも大きい。
第2のガスソース群GSG2は、複数の第のガスソースGS21〜GS25を含んでいる。第2のガスソースGS21〜GS25はそれぞれ、Arガスのソース、Heガスのソース、Cガスのソース、CHFガスのソース、Oガスのソースである。第2のガスソース群GSG2は、これらガスとは異なるガスのソースを更に含んでいてもよい。
そして、実験例4及び比較実験例1それぞれについて、処理前の第1の領域R1の高さHI(図15の(a)を参照)と処理後の第1の領域R1の高さHP(図15の(b)を参照)の差から第1の領域R1の高さの減少量を求めた。また、実験例4及び比較実験例1それぞれについて、処理後の第2の領域R2の表面と第1の領域Rの上端面との高さの差FH(図15の(b)を参照)を求めた。その結果、実験例4では、第1の領域R1の高さの減少量が1.6nmであり、第2の領域R2の表面と第1の領域Rの上端面との高さの差FHは42.5nmであった。一方、比較実験例1では、第1の領域R1の高さの減少量が10.7nmであり、第2の領域R2の表面と第1の領域Rの上端面との高さの差FHは39.4nmであった。このように、実験例4では、第1の領域R1のエッチングが抑制され、且つ、第1の領域R1に対して第2の領域R2が選択的にエッチングされていた。このことから、方法MT1によれば、シリコン製の第1の領域のエッチングを抑制しつつ、酸化シリコン製の第2の領域を選択的にエッチングすることができることが確認された。

Claims (4)

  1. 被処理体のシリコンから構成された第1の領域に対して該被処理体の酸化シリコンから構成された第2の領域を選択的にエッチングする方法であって、
    フルオロカーボン及びフルオロハイドロカーボンを含む第1の処理ガスのプラズマをマイクロ波を用いて生成して、該第1の処理ガスのプラズマによって前記被処理体を処理する工程と、
    前記被処理体を処理する工程の後、フルオロカーボンを含む第2の処理ガスのプラズマをマイクロ波を用いて生成して、該第2の処理ガスのプラズマによって前記被処理体を更に処理する工程と、
    を含む方法。
  2. 前記第2の処理ガスは、フルオロハイドロカーボンを含まない、請求項1に記載の方法。
  3. 前記フルオロハイドロカーボンは、CHF及び/又はCHを含む、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記第1の領域は、フィン型電界効果トランジスタのフィン領域であり、前記第2の領域は前記フィン領域の周囲に設けられている、請求項1〜3の何れか一項に記載の方法。
JP2013085942A 2013-04-16 2013-04-16 エッチング方法 Pending JP2014209515A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013085942A JP2014209515A (ja) 2013-04-16 2013-04-16 エッチング方法
TW103113757A TWI597777B (zh) 2013-04-16 2014-04-15 蝕刻方法
KR1020140044848A KR102183566B1 (ko) 2013-04-16 2014-04-15 에칭 방법
US14/254,149 US9105585B2 (en) 2013-04-16 2014-04-16 Etching method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013085942A JP2014209515A (ja) 2013-04-16 2013-04-16 エッチング方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014209515A true JP2014209515A (ja) 2014-11-06

Family

ID=51687085

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013085942A Pending JP2014209515A (ja) 2013-04-16 2013-04-16 エッチング方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US9105585B2 (ja)
JP (1) JP2014209515A (ja)
KR (1) KR102183566B1 (ja)
TW (1) TWI597777B (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016134428A (ja) * 2015-01-16 2016-07-25 東京エレクトロン株式会社 エッチング方法
JP2019186501A (ja) * 2018-04-17 2019-10-24 東京エレクトロン株式会社 エッチングする方法及びプラズマ処理装置

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016136606A (ja) * 2015-01-16 2016-07-28 東京エレクトロン株式会社 エッチング方法
KR102437295B1 (ko) 2015-11-09 2022-08-30 삼성전자주식회사 반도체 소자의 제조 방법
KR20210136143A (ko) 2019-04-05 2021-11-16 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 고도로 선택적인 실리콘 산화물/실리콘 질화물 에칭을 위한 에칭 가스 성분과 패시베이션 가스 성분의 독립적 제어

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3634494A (en) * 1969-04-23 1972-01-11 American Cyanamid Co Catalytic process for manufacture of unsaturated acids and esters
KR100434032B1 (ko) * 1996-12-30 2004-09-07 주식회사 하이닉스반도체 반도체장치의미세콘택홀형성방법
US6337285B1 (en) * 2000-03-21 2002-01-08 Micron Technology, Inc. Self-aligned contact (SAC) etch with dual-chemistry process
US6830977B1 (en) * 2000-08-31 2004-12-14 Micron Technology, Inc. Methods of forming an isolation trench in a semiconductor, methods of forming an isolation trench in a surface of a silicon wafer, methods of forming an isolation trench-isolated transistor, trench-isolated transistor, trench isolation structures formed in a semiconductor, memory cells and drams
US6649531B2 (en) * 2001-11-26 2003-11-18 International Business Machines Corporation Process for forming a damascene structure
US6780782B1 (en) * 2003-02-04 2004-08-24 Taiwan Semiconductor Manufacturing Company, Ltd. Bi-level resist structure and fabrication method for contact holes on semiconductor substrates
JP2006073846A (ja) * 2004-09-03 2006-03-16 Yamaha Corp 絶縁ゲート型電界効果トランジスタの製法
US7678648B2 (en) * 2006-07-14 2010-03-16 Micron Technology, Inc. Subresolution silicon features and methods for forming the same
WO2009093760A1 (ja) * 2008-01-24 2009-07-30 Tokyo Electron Limited シリコン酸化膜の形成方法、記憶媒体、および、プラズマ処理装置
JP5530088B2 (ja) 2008-10-20 2014-06-25 東京エレクトロン株式会社 プラズマエッチング方法及びプラズマエッチング装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016134428A (ja) * 2015-01-16 2016-07-25 東京エレクトロン株式会社 エッチング方法
JP2019186501A (ja) * 2018-04-17 2019-10-24 東京エレクトロン株式会社 エッチングする方法及びプラズマ処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
US9105585B2 (en) 2015-08-11
KR20140124334A (ko) 2014-10-24
TW201501199A (zh) 2015-01-01
KR102183566B1 (ko) 2020-11-26
TWI597777B (zh) 2017-09-01
US20140308817A1 (en) 2014-10-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI606517B (zh) 蝕刻方法
JP6723659B2 (ja) プラズマ処理方法及びプラズマ処理装置
JP6086862B2 (ja) 酸化シリコンから構成された領域を選択的に除去する方法及びプラズマ処理装置
US10553442B2 (en) Etching method
KR102183566B1 (ko) 에칭 방법
TWI650812B (zh) 蝕刻矽層之方法、以及電漿處理裝置
KR102185192B1 (ko) 플라즈마 에칭 방법
KR102661835B1 (ko) 플라즈마 에칭 방법 및 플라즈마 에칭 장치
KR102332886B1 (ko) 반도체 디바이스를 제조하는 방법
KR102271689B1 (ko) 플라즈마 처리 방법
EP3016134A1 (en) Method of etching organic film
JP2014192333A (ja) ハードマスクを形成する方法