JP2014209111A - 経路探索装置および経路探索システム - Google Patents
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Abstract
Description
A.第1実施形態:
A−1.情報処理システムの構成:
A−2.待ち合わせ場所経由経路探索処理:
A−3.許容経路探索処理:
A−4.最適経路探索処理:
A−5.類似経路設定処理:
A−6.待ち合わせ候補場所抽出処理:
A−7.待ち合わせ場所決定処理:
A−8.第1実施形態の変形例:
B.第2実施形態:
C.第3実施形態:
D.第4実施形態:
E.変形例:
A−1.情報処理システムの構成:
図1は、本発明の第1実施形態における経路探索システム10の概略構成を示す説明図である。本実施形態の経路探索システム10は、サーバ100と携帯端末装置としての携帯電話機200とを備えている。図1には、携帯電話機200を1台のみ示しているが、経路探索システム10には、複数の携帯電話機200および携帯ゲーム機、PND(Personal Navigation Device)、PDA(Personal Digital Assistant)といった様々な携帯端末装置が含まれ得る。
経路探索部120は、待ち合わせ場所と出発地点から到着地点までの候補経路を含む経路情報を通信部102を介して携帯電話機200に送信する。
図2は、待ち合わせ場所経由経路探索処理の流れを示す説明図である。図2に示す処理は、複数の携帯電話機200の利用者のそれぞれの出発地点から、利用者が合流する待ち合わせ場所を経由して、到着地点までの経路である待ち合わせ場所経由経路を探索する処理である。本実施形態では、2人の利用者における待ち合わせ場所を経由する経路を探索する態様について説明するが、待ち合わせ場所経由経路の探索処理では、3人以上の利用者における待ち合わせ場所を経由する経路を探索することも可能である。
図3は、許容経路探索処理の流れを示す説明図である。許容経路探索処理では、初めに、最適経路探索部123は、出発地点SAおよび出発地点SBのそれぞれから到着地点GLまでの最適経路を探索する(ステップS21)。最適経路とは、出発地点と到着地点GLとを最短時間で移動できる経路である。最適経路探索処理の詳細については後述する。次に、類似経路設定部124は、探索された最適経路に基づいて類似経路を設定する(ステップS22)。類似経路とは、到着したい到着時刻までに出発地点から到着地点へと移動できる経路である。類似経路設定処理については後述する。なお、出発時刻と到着時刻との差から最適経路を移動するのに必要な時間を差し引いた時間は許容タイムとして設定される。次に、許容経路探索部121は、出発条件ATに基づいて探索された最適経路および設定された類似経路を第1の許容経路として設定する共に、出発条件BTに基づいて探索された最適経路および設定された類似経路を第2の許容経路として設定する(ステップS23)。なお、出発条件ATに基づいて探索された最適経路および設定された類似経路のそれぞれは、請求項における第1の最適経路および第1の類似経路に相当し、出発条件BTに基づいて探索された最適経路および設定された類似経路のそれぞれは、請求項における第2の最適経路および第2の類似経路に相当する。また、出発条件ATにおける許容タイムは第1の許容タイムに相当し、出発条件BTにおける許容タイムは第2の許容タイムに相当する。
最適経路探索処理では、出発地点のそれぞれから到着地点GLまでの最適経路を探索する。本実施形態では、利用者Aの探索対象である出発地点SAから特定のノードまでの経路の内、許容経路探索部121の最適経路探索部123が最小コスト経路および非最小コスト経路を探索すると共に、出発地点SAから到着地点GLまでの経路を探索する。なお、情報記憶部110は、最小コスト経路および非最小コスト経路を記憶する。
次に、類似経路設定部124は、探索された最適経路に基づいて類似経路を設定する(図3のステップS22)。図7は、最適経路から類似経路を設定する処理の流れを示す説明図である。図7に示す類似経路設定処理では、初めに、類似経路設定部124は、最適経路に含まれるノードである各最適ノードにおいて、順番に確定ラベルと負けラベルとの差(以下、「経路別コスト差」とも呼ぶ)が許容タイム以下である非最小コスト経路があるか否かを判定する(ステップS42)。なお、利用者Aは、出発地点SAを11時48分に出発して、到着地点GLに13時までに到着したいので、72分の間に出発地点SAから到着地点GLへと移動する必要があり、最適経路のコスト累計値67との差から設定される許容タイムは5分である。ステップS42の処理において、経路別コスト差が許容タイム以下である非最小コスト経路を有する最適ノードがないと判定された場合(ステップS42:NO)、類似経路設定部124は、類似経路がないと決定して、類似経路設定処理を終了する。ある最適ノードにおいて、経路別コスト差が許容タイム以下である非最小コスト経路があると判定された場合(ステップS42:YES)、類似経路設定部124は、当該最適ノードにおける類似経路を設定する。
次に、候補経路抽出部127が設定された許容経路から共通ノードを抽出する処理について説明する(図2のステップS13)。図10は、出発地点SAおよび出発地点SBのそれぞれから到着地点GLまでの最適経路および類似経路を示す説明図である。図10(a)には、利用者Aが出発地点SAから到着地点GLまでに通過可能な最適経路および類似経路が示されている。図10(a)に示すように、最適経路は、矢印MA0で示される経路であり、許容タイム5分以内で算出された類似経路は、図10(a)に示す矢印MA1から矢印MA3で示される経路である。矢印MA0に対する矢印MA1、矢印MA2、矢印MA3の加算コストは、それぞれ1、2、3である。
候補経路抽出部127は、待ち合わせ候補場所抽出処理で求めた共通ノードにおける確定ラベルのコスト差に基づいて、共通ノードから1箇所を待ち合わせ場所として決定する(図2のステップS14)。なお、本実施形態では共通ノードから1箇所を待ち合わせ場所として決定する処理は候補経路抽出部127が行ったが、利用者A又は利用者Bが決定しても良い。
上記実施形態では、共通ノードの内、利用者Aと利用者Bとの確定ラベルの差が最も小さくなるノードを待ち合わせ場所として決定したが、共通ノードから待ち合わせ場所を決定する方法については、例えば、以下の第1の変形例から第3の変形例に示すように、種々変形可能である。
第1の変形例では、ノードまたはリンクに関連付けられた目印に基づいて待ち合わせ場所を決定する。図12は、ノード情報およびリンク情報に関連付けられた目印の一例を示す説明図である。図13は、POI情報DB116に記憶されている目印のそれぞれのデータ構造を示す説明図である。図12には、ノードN23に関連付けられた目印POI1と、ノードN11に関連付けられた目印POI2と、ノードN22に関連付けられた目印POI3と、ノードN32に関連付けられた目印POI4と、が示されている。目印としては、特徴のある建物、看板、公園等があり、また、特定のノードから見える富士山のような遠くの景色等がある。図13に示すように、POI情報DB116には、各目印の名称と、緯度および経度と、目印が関連付けられたノードまたはリンクと、関連付けられたノードまたはリンクから目印が見える方角と、関連付けられたノードまたはリンクから各目印までの距離と、が記憶されている。例えば、目印POI1は、ノードN23に関連付けられ、ノードN23から北西の方向に視認され、ノードN23から10メートルの距離にある目印である。
第2の変形例では、利用者の属性を考慮して待ち合わせ場所を決定する。図14は、共通ノードにおける確定ラベルの差の一例を示す説明図である。この変形例では、利用者Bを優先し、利用者Bの時間的負担が最小となる場所を待ち合わせ場所として決定する。ただし、一方の利用者の負担が必ずしも最小になる必要はなく、ある程度抑制された経路探索によって待ち合わせ場所が決定されてもよい。今回の例では、許容経路探索部121は、利用者Bの待ち合わせ場所経由経路を出発地点SBから到着地点GLまでの最適経路に設定することができる。なぜなら、利用者Aの許容経路が利用者Bの最適経路の一部を包含するからである。図14(a)には、利用者Bが最適経路を通過した場合の最適ノードにおける確定ラベルが示されている。候補経路抽出部127は、最適ノードに含まれるいずれかのノードを待ち合わせ場所として決定する。言い換えると、利用者Bは最適ノードを待ち合わせ場所にできるので、許容タイムを必要としない。したがって、経路探索部120は、出発条件BTにおける利用者Bの許容タイムである37分を利用者Bが出発地点SBを出発する出発時刻に加え、新たな出発時刻である12時25分を利用者Bの出発時刻として設定し直す。こうすることで、利用者Bは、許容タイムの分だけ遅い時刻に出発地点SBを出発できる。なお、第2の変形例では、利用者Aおよび利用者Bの2人の経路探索を例に挙げたが、3人以上の経路探索であってもよい。例えば、3人の経路探索が行なわれる場合に、特定の2人については、第2の変形例のように利用者Aと利用者Bとの関係が成立する。
図15は、ノードにおける確定ラベルおよび負けラベルの一例を示す説明図である。この変形例では、利用者Aと利用者Bとができるだけ早く合流できる場所を待ち合わせ場所として決定する。そのために、候補経路抽出部127は、待ち合わせ候補場所として共通ノードを抽出し、利用者Aおよび利用者Bの2つの出発地点を、仮の出発地点および仮の到着地点として設定し、当該2地点を結ぶ経路の内、利用者Aの確定ラベルと利用者Bの確定ラベルとの差が最も小さいノード、かつ、共通ノードを待ち合わせ場所として決定する。図15(a)は、候補経路抽出部127が、出発地点SBを到着地点として置き換えて、類似経路を設定する際の二次許容タイムを5分に設定したときの確定ラベルおよび負けラベルが示されている。できるだけ早く合流できる場所を見つけるため、二次許容タイムには小さい値を設定する。最適経路探索部123は、出発地点SAから出発地点SBへの最適経路を探索し、類似経路設定部124は、二次許容タイムに基づいて出発地点SAから出発地点SBへの類似経路を設定する。また、図15(b)は、候補経路抽出部127が、出発地点SAを到着地点として置き換えて、類似経路を設定する際の二次許容タイムを5分に設定したときの確定ラベルおよび負けラベルが示されている。最適経路探索部123は、出発地点SBから出発地点SAへの最適経路を探索し、類似経路設定部124は、二次許容タイムに基づいて出発地点SBから出発地点SAへの類似経路を設定する。なお、二次許容タイムが許容タイムよりも大きい値だと、利用者Aと利用者Bが合流した後に、到着したい時刻までに到着地点GLに到着できない恐れがある。そのため、二次許容タイムは、出発地点SAから到着地点GLまでの経路探索時の許容タイムおよび出発地点SBから到着地点GLまでの経路探索時の許容タイム以下に設定される。
第2実施形態では、携帯電話機200Aおよび携帯電話機200Bへの入力設定に基づいて、経路探索部120は、出発条件ATとして、さらに利用者Aの移動手段である徒歩を特定すると共に、出発条件BTとして、さらに利用者Bの移動手段である自転車を特定する。第1実施形態と異なり、利用者Aと利用者Bとの移動手段が異なり、利用者Bの移動手段が自転車であるため、出発条件BTの候補経路における各リンクのリンクコストは、移動手段が徒歩である場合と比較して小さい値となる。ノード別経路情報DB115は、各リンクの距離情報を記憶している。経路探索部120は、設定された利用者の移動手段、移動速度に基づき、ノード別経路情報DB115に記憶された各リンクの距離情報からリンクコストを算出して、経路探索を行なう。
第2実施形態の変形例は、移動手段の異なる利用者が待ち合わせ場所で合流した後、待ち合わせ場所から到着地点GLまでの経路において、リンクコストだけではなく移動可能なリンクも変化する例である。図17は、移動手段が異なる利用者が待ち合わせ場所で合流する前の移動可能なリンクの一例を示す説明図である。図17(a)は出発地点SAを出発地点とする移動手段が自転車の利用者Aの許容経路、図17(b)は出発地点SBを出発地点とする移動手段が徒歩である利用者Bの許容経路を示している。ここで、図17(a)のリンクL9に通行規制があることに着目してほしい。リンクL9には自転車に対する通行規制があるため、移動手段が自転車である利用者Aは、リンクL9を通行できない。このとき、ノードN32を待ち合わせ場所として決定すると、両者が合流した後の許容経路は図18のような変化をする。図18は、移動手段が異なる利用者が待ち合わせ場所で合流した後の移動可能なリンクの一例を示す説明図である。図18(a)では、情報が更新される前の利用者Bに基づく許容経路が示され、図18(b)では、情報が更新された後の利用者Aおよび利用者Bに基づく許容経路が示されている。このように、利用者Bの携帯電話機200では、利用者AとノードN32で合流するまでは、図18(a)に示すように、リンクL9が許容経路として表示されているが、ノードN32で利用者Aと合流すると、情報が更新されて、図18(b)に示すように、リンクL9およびリンクL9に関連する経路が許容経路として表示されなくなる。この変形例では、許容経路における通行可能なリンクが複数の利用者の移動手段に基づいて設定されるので、利用者の利便性が向上する。上記の実施形態では、利用者Aの移動手段を徒歩、利用者Bの移動手段を自転車として、リンクコストが大きい方を説明したが、次のような形態でも良い。利用者Aの移動手段を車、利用者Bの移動手段を徒歩としてとして、待ち合わせ場所から到着地点GLまでの経路は、リンクコストが小さい方、つまり移動手段が車である利用者Aの候補経路(待ち合わせ場所からGLまでは、利用者Bは利用者Aの移動手段である車に同乗する)から選択する。
図19は、複数の利用者が待ち合わせる場合のノードとリンクとの一例を示す説明図である。図19に示すように、第3実施形態では、出発地点SAから到着地点GLへと向かう利用者Aと、出発地点SBから到着地点GLへと向かう利用者Bと、出発地点SCから到着地点GLへと向かう利用者Cと、における待ち合わせ場所が決定される。利用者Aおよび利用者Bの移動手段は徒歩であり、利用者Cの移動手段は自転車である。なお、移動手段が徒歩である場合の各リンクのリンクコストおよび自転車である場合の各リンクのリンクコストのそれぞれは、図4および図16に示すリンクコストと同じである。なお、出発地点SCは、請求項における第3の出発地点に相当し、出発地点SCを出発する出発時刻は、請求項における第3の出発時刻に相当する。また、出発地点SCと出発地点SCの出発時刻と利用者Cの移動手段とは、請求項における第3の出発条件に相当する。
第4実施形態では、利用者Aと利用者Bとの出発地点が同一の出発地点SAであり、利用者Aの到着地点が上記実施形態と同じ到着地点GLであり、利用者Bの到着地点が利用者Aとは異なる到着地点GL2である。すなわち、第4実施形態では、同一の出発地点SAから出発した利用者Aと利用者Bとが異なる到着地点GLと到着地点GL2とに向かう場合の経路が探索される。
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
上記実施形態では、許容経路は、最適経路と、最適経路と許容タイムに基づいて設定される類似経路と、で構成される態様としたが、探索される許容経路については、種々変形可能である。例えば、到着時刻と出発時刻との差の時間のみに基づいて出発地点から到着地点GLまでの許容経路が探索されてもよい。このサーバ100では、上記実施形態の許容経路の探索と比較して、余分に時間がかかるものの、より多くの許容経路を探索できる場合があり、利用者の自由度が向上する場合がある。
また、上記実施形態では、利用者が携帯電話機200の操作部206を操作することにより、到着地点GLを設定したが、到着地点GLおよび各種設定の入力手段はこれに限られず、種々変形可能である。例えば、携帯電話機200が利用者の音声入力を受け付ける音声入力部を備えており、音声によって到着地点GLの設定等、各種設定が行なわれてもよい。
上記実施形態では、特に、類似経路および準類似経路を設定する順序について説明しなかったが、類似経路および準類似経路の設定順序を工夫することで、効率的に類似経路および準類似経路を設定することができる。例えば、上記第1実施形態における図8に示す類似経路設定において、類似経路設定部124は、経路別コスト差がノードN13よりも小さいノードN31における類似経路を設定した後に、ノードN13における類似経路を設定してもよい。また、図9に示す準類似経路設定において、類似経路設定部124は、経路加算コストがノードN22よりも小さいノードN23における準類似経路を設定した後に、ノードN22における準類似経路を設定してもよい。この変形例では、経路別コスト差および経路加算コスト差が小さい経路が優先的に設定されるため、各出発地点から到着地点GLまでの経路のうち、コスト累計値の小さい類似経路および準類似経路を効率的に設定することができる。
上記実施形態では、複数の利用者における出発地点または到着地点のいずれかが同じであったが、複数の利用者の出発地点と到着地点とを含む出発条件の設定については、必ずしもこれに限らず、種々変形可能である。例えば、複数の利用者における出発地点および到着地点や出発時刻および到着時刻が異なっていてもよい。出発地点や到着地点が異なっていても、候補経路抽出部127は、共通ノードを通過する少なくとも1つの許容経路から推奨経路を設定すればよい。また、出発時刻や到着時刻が異なっていても、経路探索部120は、許容タイムに出発時刻を加味することで、推奨経路を設定してもよい。
100…サーバ
102…通信部
110…情報記憶部
114…地図情報DB
115…ノード別経路情報DB
116…POI情報DB
118…記憶装置
120…経路探索部
121…許容経路探索部
123…最適経路探索部
124…類似経路設定部
127…候補経路抽出部
200…携帯電話機
201…GPS受信機
202…表示パネル
203…音声出力部
205…無線通信回路
206…操作部
210…主制御部
211…CPU
220…通話制御部
POI1,POI2,POI3,POI4…目印
SA,SB,SC…出発地点
GL,GL2…到着地点
BS…基地局
AT,BT…出発条件
MA0、MA1,MA2,MA3,MB0,MB1,MB2,MB00,MB01,MB02,MB03…矢印
Claims (19)
- ネットワーク上における任意の2つの地点を結ぶ経路を探索する経路探索装置であって、
経路を構成するノードおよびリンクを特定するデータと、各リンクが通過される際に必要とされる時間に関連付けられたリンクコストを特定するデータと、を記憶する経路情報記憶部と、
第1の出発地点と前記第1の出発地点を出発する第1の出発時刻とを特定する第1の出発条件と、第2の出発地点と前記第2の出発地点を出発する第2の出発時刻とを特定する第2の出発条件と、到着地点と前記到着地点に到着する到着時刻とを特定する到着条件と、を取得する条件取得部と、
前記第1の出発地点から前記到着地点までの経路の内、各リンクのリンクコストの累計値が前記到着時刻から前記第1の出発時刻までの時間の差に基づいて算出される値である第1の許容タイム以下である少なくとも1つの経路を第1の許容経路として探索すると共に、前記第2の出発地点から前記到着地点までの経路の内、各リンクのリンクコストの累計値が前記到着時刻から前記第2の出発時刻までの時間の差に基づいて算出される値である第2の許容タイム以下である少なくとも1つの経路を第2の許容経路として探索する許容経路探索部と、
前記第1の許容経路と前記第2の許容経路とが重複する部分である重複部分の内の特定の重複部分を含む前記第1の許容経路を前記第1の出発条件における前記到着地点までの第1の候補経路として抽出すると共に、前記特定の重複部分を含む前記第2の許容経路を前記第2の出発条件における前記到着地点までの第2の候補経路として抽出する候補経路抽出部と、を備える、経路探索装置。 - 請求項1に記載の経路探索装置であって、
前記許容経路探索部は、前記第1および第2の出発地点のそれぞれから特定のノードまでを結ぶ複数の経路の内、各リンクのリンクコストの累計値が最小となる最小コスト経路とそれ以外の非最小コスト経路とを探索し、前記特定のノードが前記到着地点である場合の前記最小コスト経路を前記第1および第2の出発条件のそれぞれにおける第1および第2の最適経路として設定する最適経路探索部を有し、
前記経路情報記憶部は、前記第1および第2の出発地点のそれぞれから前記到着地点までの経路に含まれる複数の特定のノードのそれぞれについて、前記第1および第2の出発地点のそれぞれから前記特定のノードまでを結ぶ複数の経路の内、前記最小コスト経路および前記非最小コスト経路のリンクコストの累計値を記憶するノード別経路記憶部を有し、
前記許容経路探索部は、前記第1の最適経路に含まれる複数の前記特定のノードを順に第1の最適ノードとして選択し、前記第1の最適ノードにおける前記最小コスト経路と前記非最小コスト経路とのリンクコストの累計値の差が前記第1の許容タイム以下である前記非最小コスト経路を選択し、選択された前記非最小コスト経路と、前記第1の最適ノードから前記到着地点までの経路が前記第1の最適経路と同じ経路と、を組み合わせた経路を第1の類似経路として設定すると共に、前記第2の最適経路に含まれる複数の前記特定のノードを順に第2の最適ノードとして選択し、前記第2の最適ノードにおける前記最小コスト経路と前記非最小コスト経路とのリンクコストの累計値の差が前記第2の許容タイム以下である前記非最小コスト経路を選択し、選択された前記非最小コスト経路と、前記第2の最適ノードから前記到着地点までの経路が前記第2の最適経路と同じ経路と、を組み合わせた経路を第2の類似経路として設定する類似経路設定部を有し、
前記第1の許容経路は、前記第1の最適経路および前記第1の類似経路であり、
前記第2の許容経路は、前記第2の最適経路および前記第2の類似経路である、経路探索装置。 - 請求項2に記載の経路探索装置であって、
前記類似経路設定部は、
前記第1の最適経路に含まれないと共に前記第1の類似経路に含まれる前記特定のノードを順に第1の準最適ノードとして選択し、前記第1の準最適ノードにおける前記最小コスト経路と前記非最小コスト経路とのリンクコストの累計値の差が前記第1の許容タイムから前記第1の最適経路と前記第1の準最適ノードを含む前記第1の類似経路とのリンクコストの累計値の差を差し引いた値以下である前記非最小コスト経路を選択し、選択された前記非最小コスト経路と、前記第1の準最適ノードから前記到着地点までの経路が前記第1の類似経路と同じ経路と、を組み合わせた経路を第1の準類似経路として設定し、さらに前記第1の準類似経路を前記第1の類似経路として設定した後に、設定された前記第1の類似経路に含まれる前記第1の準最適ノードにおける前記最小コスト経路と前記非最小コスト経路とのリンクコストの累計値の差が前記第1の許容タイムから前記第1の最適経路と前記第1の準最適ノードを含む前記第1の類似経路とのリンクコストの累計値の差を差し引いた値以下である前記非最小コスト経路がなくなるまで選択すると共に、
前記第2の最適経路に含まれないと共に前記第2の類似経路に含まれる前記特定のノードを順に第2の準最適ノードとして選択し、前記第2の準最適ノードにおける前記最小コスト経路と前記非最小コスト経路とのリンクコストの累計値の差が前記第2の許容タイムから前記第2の最適経路と前記第2の準最適ノードを含む前記第2の類似経路とのリンクコストの累計値の差を差し引いた値以下である前記非最小コスト経路を選択し、選択された前記非最小コスト経路と、前記第2の準最適ノードから前記到着地点までの経路が前記第2の類似経路と同じ経路と、を組み合わせた経路を第2の準類似経路として設定し、さらに前記第2の準類似経路を前記第2の類似経路として設定した後に、設定された前記第2の類似経路に含まれる前記第2の準最適ノードにおける前記最小コスト経路と前記非最小コスト経路とのリンクコストの累計値の差が前記第2の許容タイムから前記第2の最適経路と前記第2の準最適ノードを含む前記第2の類似経路とのリンクコストの累計値の差を差し引いた値以下である前記非最小コスト経路がなくなるまで選択する、経路探索装置。 - 請求項2または請求項3に記載の経路探索装置であって、
前記条件取得部は、前記第1の出発条件と前記第2の出発条件との内の一方を選択し、
前記候補経路抽出部は、前記第1の出発条件が選択された場合には、前記第1の候補経路の内のリンクコストの累計値が最も小さい経路に含まれるノードを待ち合わせ場所として決定し、前記第2の出発条件が選択された場合には、前記第2の候補経路の内のリンクコストの累計値が最も小さい経路に含まれるノードを待ち合わせ場所として決定する、経路探索装置。 - 請求項2から請求項4までのいずれか一項に記載の経路探索装置であって、
前記候補経路抽出部は、前記第1および第2の許容タイム以下である二次許容タイムを設定すると共に、前記第2の出発地点を前記到着地点へと置き換え、
前記最適経路探索部は、前記第2の出発地点を前記到着地点へと置き換えた後に、前記第1の最適経路を探索し、
前記類似経路設定部は、前記第1の許容タイムの代わりに前記二次許容タイムを用いて、探索された前記第1の最適経路に基づいて前記第1の類似経路を設定し、
前記候補経路抽出部は、探索された第1の最適経路および前記第1の類似経路に含まれる部分と、前記特定の重複部分と、が重複する部分における任意の位置を待ち合わせ場所として決定し、前記第1および第2の候補経路のそれぞれが前記待ち合わせ場所を経由するような経路を抽出する、経路探索装置。 - 請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の経路探索装置であって、
前記候補経路抽出部は、前記特定の重複部分における任意のノードまたはリンクにおける任意の位置を待ち合わせ場所として決定し、
前記経路探索装置は、さらに、
前記第1の候補経路において前記待ち合わせ場所に到着する第1の待ち合わせ時刻と、前記第2の候補経路において前記待ち合わせ場所に到着する第2の待ち合わせ時刻と、を推定する時刻推定部を備え、
前記候補経路抽出部は、前記待ち合わせ場所として、前記第1の待ち合わせ時刻と前記第2の待ち合わせ時刻とにおける時間の差が最小となる任意の位置を抽出する、経路探索装置。 - 請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の経路探索装置であって、
前記第1の出発条件は、経路を移動する手段である第1の移動手段を特定し、
前記第2の出発条件は、経路を移動する手段である第2の移動手段を特定し、
前記許容経路探索部は、前記第1の移動手段に基づいて前記経路情報記憶部に記憶された各リンクのリンクコストを選択した後に、選択されたリンクコストに基づいて前記第1の許容経路を探索すると共に、前記第2の移動手段に基づいて前記経路情報記憶部に記憶された各リンクのリンクコストを選択した後に、選択されたリンクコストに基づいて前記第2の許容経路を探索する、経路探索装置。 - 請求項7に記載の経路探索装置であって、
前記候補経路抽出部は、前記特定の重複部分における任意の位置を待ち合わせ場所として決定し、
前記許容経路探索部は、前記待ち合わせ場所が決定された後に、前記第1および前記第2の候補経路のそれぞれにおける前記待ち合わせ場所から前記到着地点までの経路のリンクコストの累計値を、前記第1および第2の移動手段のそれぞれに選択されたリンクコストの内のいずれか一方のリンクコストを各リンクについて選択して算出する、経路探索装置。 - 請求項1から請求項8までのいずれか一項に記載の経路探索装置であって、さらに、
任意のノードとリンクにおける任意の位置との少なくとも一方に関連付けられた目印を特定する目印情報を記憶する目印情報記憶部を備え、
前記候補経路抽出部は、前記重複部分であると共に、前記目印に関連付けられた任意のノードまたはリンクにおける任意の位置を待ち合わせ場所として決定し、
前記第1および第2の候補経路は、前記待ち合わせ場所を経由する経路である、経路探索装置。 - ネットワーク上における任意の2つの地点を結ぶ経路を探索する経路探索装置であって、
経路を構成するノードおよびリンクを特定するデータと、各リンクが通過される際に必要とされる時間に関連付けられたリンクコストを特定するデータと、を記憶する経路情報記憶部と、
第3の出発地点と前記第3の出発地点とを出発する第3の出発時刻とを特定する第3の出発条件と、第4の出発地点と前記第4の出発地点とを出発する第4の出発時刻とを特定する第4の出発条件と、第1の到着地点と前記第1の到着地点に到着する第1の到着時刻を特定する第1の到着条件と、第2の到着地点と前記第2の到着地点に到着する第2の到着時刻を特定する第2の到着条件と、を取得する条件取得部と、
前記第3の出発地点から前記第1の到着地点までの経路の内、各リンクのリンクコストの累計値が前記第1の到着時刻から前記第3の出発時刻までの時間の差に基づいて算出される値である第3の許容タイム以下である少なくとも1つの経路を第3の許容経路として探索すると共に、前記第4の出発地点から前記第2の到着地点までの経路の内、各リンクのリンクコストの累計値が前記第2の到着時刻から前記第4の出発時刻までの時間の差に基づいて算出される値である第4の許容タイム以下である少なくとも1つの経路を第4の許容経路として探索する許容経路探索部と、
前記第3の許容経路と前記第4の許容経路とが重複する部分である重複部分の内の特定の重複部分を含む前記第3の許容経路を前記第3の出発条件と前記第1の到着条件との第1の条件組み合わせにおける前記第1の到着地点までの第3の候補経路として抽出すると共に、前記特定の重複部分を含む前記第4の許容経路を前記第4の出発条件と前記第2の到着条件との第2の条件組み合わせにおける前記第2の到着地点までの第4の候補経路として抽出する候補経路抽出部と、を備え、
前記第3の出発地点および前記第1の到着地点との組み合わせと、前記第4の出発地点と前記第2の到着地点との組み合わせと、は異なる、経路探索装置。 - 請求項10に記載の経路探索装置であって、
前記第3の出発地点と前記第4の出発地点とは、同じであり、
前記許容経路探索部は、前記第3の出発地点から特定のノードまでを結ぶ複数の経路の内、各リンクのリンクコストの累計値が最小となる最小コスト経路とそれ以外の非最小コスト経路とを探索し、前記特定のノードが前記第1の到着地点である場合の前記最小コスト経路を前記第1の条件組み合わせにおける第3の最適経路として設定し、前記特定のノードが前記第2の到着地点である場合の前記最小コスト経路を前記第2の条件組み合わせにおける第4の最適経路として設定する最適経路探索部を有し、
前記経路情報記憶部は、前記第3の出発地点から前記第1および第2の到着地点までの経路に含まれる複数の特定のノードのそれぞれについて、前記第3の出発地点から前記特定のノードまでを結ぶ複数の経路の内、前記最小コスト経路および前記非最小コスト経路のリンクコストの累計値を記憶するノード別経路記憶部を有し、
前記許容経路探索部は、前記第3の最適経路に含まれる複数の前記特定のノードを順に第3の最適ノードとして選択し、前記第3の最適ノードにおける前記最小コスト経路と前記非最小コスト経路とのリンクコストの累計値の差が前記第3の許容タイム以下である前記非最小コスト経路を選択し、選択された前記非最小コスト経路と、前記第3の最適ノードから前記第1の到着地点までの経路が前記第3の最適経路と同じ経路と、を組み合わせた経路を第3の類似経路として設定すると共に、前記第4の最適経路に含まれる複数の前記特定のノードを順に第4の最適ノードとして選択し、前記第4の最適ノードにおける前記最小コスト経路と前記非最小コスト経路とのリンクコストの累計値の差が前記第4の許容タイム以下である前記非最小コスト経路を選択し、選択された前記非最小コスト経路と、前記第4の最適ノードから前記第2の到着地点までの経路が前記第4の最適経路と同じ経路と、を組み合わせた経路を第4の類似経路として設定する類似経路設定部を有し、
前記第3の許容経路は、前記第3の最適経路および前記第3の類似経路であり、
前記第4の許容経路は、前記第4の最適経路および前記第4の類似経路である、経路探索装置。 - 請求項11に記載の経路探索装置であって、
前記類似経路設定部は、
前記第3の最適経路に含まれないと共に前記第3の類似経路に含まれる前記特定のノードを順に第3の準最適ノードとして選択し、前記第3の準最適ノードにおける前記最小コスト経路と前記非最小コスト経路とのリンクコストの累計値の差が前記第3の許容タイムから前記第3の最適経路と前記第3の準最適ノードを含む前記第3の類似経路とのリンクコストの累計値の差を差し引いた値以下である前記非最小コスト経路を選択し、選択された前記非最小コスト経路と、前記第3の準最適ノードから前記第1の到着地点までの経路が前記第3の類似経路と同じ経路と、を組み合わせた経路を第3の準類似経路として設定し、さらに前記第3の準類似経路を前記第3の類似経路として設定した後に、設定された前記第3の類似経路に含まれる前記第3の準最適ノードにおける前記最小コスト経路と前記非最小コスト経路とのリンクコストの累計値の差が前記第3の許容タイムから前記第3の最適経路と前記第3の準最適ノードを含む前記第3の類似経路とのリンクコストの累計値の差を差し引いた値以下である前記非最小コスト経路がなくなるまで選択すると共に、
前記第4の最適経路に含まれないと共に前記第4の類似経路に含まれる前記特定のノードを順に第4の準最適ノードとして選択し、前記第4の準最適ノードにおける前記最小コスト経路と前記非最小コスト経路とのリンクコストの累計値の差が前記第4の許容タイムから前記第4の最適経路と前記第4の準最適ノードを含む前記第4の類似経路とのリンクコストの累計値の差を差し引いた値以下である前記非最小コスト経路を選択し、選択された前記非最小コスト経路と、前記第4の準最適ノードから前記第2の到着地点までの経路が前記第4の類似経路と同じ経路と、を組み合わせた経路を第4の準類似経路として設定し、さらに前記第4の準類似経路を前記第4の類似経路として設定した後に、設定された前記第4の類似経路に含まれる前記第4の準最適ノードにおける前記最小コスト経路と前記非最小コスト経路とのリンクコストの累計値の差が前記第4の許容タイムから前記第4の最適経路と前記第4の準最適ノードを含む前記第4の類似経路とのリンクコストの累計値の差を差し引いた値以下である前記非最小コスト経路がなくなるまで選択する、経路探索装置。 - 請求項11または請求項12に記載の経路探索装置であって、
前記条件取得部は、前記第1の条件組み合わせと前記第2の条件組み合わせとの内の一方を選択し、
前記候補経路抽出部は、前記第1の条件組み合わせが選択された場合には、前記第3の候補経路の内のリンクコストの累計値が最も小さい経路に含まれるノードを解散場所として決定し、前記第2の条件組み合わせが選択された場合には、前記第4の候補経路の内のリンクコストの累計値が最も小さい経路に含まれるノードを解散場所として決定する、経路探索装置。 - 請求項11または請求項12に記載の経路探索装置であって、
前記候補経路抽出部は、前記特定の重複部分におけるいずれかの位置を解散場所として決定し、前記第3および第4の候補経路のそれぞれが前記解散場所を経由するような経路を抽出する、経路探索装置。 - 請求項10から請求項14までのいずれか一項に記載の経路探索装置であって、
前記第1の条件組み合わせは、経路を移動する手段である第3の移動手段を特定し、
前記第2の条件組み合わせは、経路を移動する手段である第4の移動手段を特定し、
前記許容経路探索部は、前記第3の移動手段に基づいて前記経路情報記憶部に記憶された各リンクのリンクコストを選択した後に、選択されたリンクコストに基づいて前記第3の許容経路を探索すると共に、前記第4の移動手段に基づいて前記経路情報記憶部に記憶された各リンクのリンクコストを選択した後に、選択されたリンクコストに基づいて前記第4の許容経路を探索する、経路探索装置。 - 請求項15に記載の経路探索装置であって、
前記候補経路抽出部は、前記特定の重複部分における任意の位置を解散場所として決定し、
前記許容経路探索部は、前記第3の出発地点と前記第4の出発地点とが同じである場合に、前記解散場所が決定された後に、前記第3および前記第4の候補経路のそれぞれにおける前記第3の出発地点から前記解散場所までの経路のリンクコストの累計値を、前記第3および第4の移動手段のそれぞれに選択されたリンクコストの内のいずれか一方のリンクコストを各リンクについて選択して算出する、経路探索装置。 - 請求項10から請求項16までのいずれか一項に記載の経路探索装置であって、さらに、
任意のノードとリンクにおける任意の位置との少なくとも一方に関連付けられた目印を特定する目印情報を記憶する目印情報記憶部を備え、
前記候補経路抽出部は、前記重複部分であると共に、前記目印に関連付けられた任意のノードまたはリンクにおける任意の位置を解散場所として決定し、
前記第3および第4の候補経路は、前記解散場所を経由する経路である、経路探索装置。 - ネットワーク上における任意の2つの地点を結ぶ経路を探索する経路探索システムであって、
経路を構成するノードおよびリンクを特定するデータと、各リンクが通過される際に必要とされる時間に関連付けられたリンクコストを特定するデータと、を記憶する経路情報記憶部と、
第1の出発地点と前記第1の出発地点を出発する第1の出発時刻とを特定する第1の出発条件と、前記第1の出発地点と第2の出発地点と前記第2の出発地点を出発する第2の出発時刻とを特定する第2の出発条件と、到着地点と前記到着地点に到着する到着時刻とを特定する到着条件と、を特定する条件取得部と、
前記第1の出発地点から前記到着地点までの経路の内、各リンクのリンクコストの累計値が前記到着時刻から前記第1の出発時刻までの時間の差に基づいて算出される値である第1の許容タイム以下である少なくとも1つの経路を第1の許容経路として探索すると共に、前記第2の出発地点から前記到着地点までの経路の内、各リンクのリンクコストの累計値が前記到着時刻から前記第2の出発時刻までの時間の差に基づいて算出される値である第2の許容タイム以下である少なくとも1つの経路を第2の許容経路として探索する許容経路探索部と、
前記第1の許容経路と前記第2の許容経路とが重複する部分である重複部分の内の特定の重複部分を含む前記第1の許容経路を前記第1の出発条件における前記到着地点までの第1の候補経路として抽出すると共に、前記特定の重複部分を含む前記第2の許容経路を前記第2の出発条件における前記到着地点までの第2の候補経路として抽出する候補経路抽出部と、を備える、経路探索システム。 - ネットワーク上における任意の2つの地点を結ぶ経路を探索する経路探索システムであって、
経路を構成するノードおよびリンクを特定するデータと、各リンクが通過される際に必要とされる時間に関連付けられたリンクコストを特定するデータと、を記憶する経路情報記憶部と、
第3の出発地点と前記第3の出発地点とを出発する第3の出発時刻とを特定する第3の出発条件と、第4の出発地点と前記第4の出発地点とを出発する第4の出発時刻とを特定する第4の出発条件と、第1の到着地点と前記第1の到着地点に到着する第1の到着時刻を特定する第1の到着条件と、第2の到着地点と前記第2の到着地点に到着する第2の到着時刻を特定する第2の到着条件と、を特定する条件取得部と、
前記第3の出発地点から前記第1の到着地点までの経路の内、各リンクのリンクコストの累計値が前記第1の到着時刻から前記第3の出発時刻までの時間の差に基づいて算出される値である第3の許容タイム以下である少なくとも1つの経路を第3の許容経路として探索すると共に、前記第4の出発地点から前記第2の到着地点までの経路の内、各リンクのリンクコストの累計値が前記第2の到着時刻から前記第4の出発時刻までの時間の差に基づいて算出される値である第4の許容タイム以下である少なくとも1つの経路を第4の許容経路として探索する許容経路探索部と、
前記第3の許容経路と前記第4の許容経路とが重複する部分である重複部分の内の特定の重複部分を含む前記第3の許容経路を前記第3の出発条件と前記第1の到着条件との第1の条件組み合わせにおける前記第1の到着地点までの第3の候補経路として抽出すると共に、前記特定の重複部分を含む前記第4の許容経路を前記第4の出発条件と前記第2の到着条件との第2の条件組み合わせにおける前記第2の到着地点までの第4の候補経路として抽出する候補経路抽出部と、を備え、
前記第3の出発地点および前記第1の到着地点との組み合わせと、前記第4の出発地点と前記第2の到着地点との組み合わせと、は異なる、経路探索システム。
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