JP2014208959A - 内装壁の出隅形成用木質下地材とその製造法 - Google Patents

内装壁の出隅形成用木質下地材とその製造法 Download PDF

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Abstract

【課題】意匠性と耐久強度に富む内装壁の出隅形成用木質下地材を提供する。
【解決手段】一定な帯幅(W)の針葉樹合板(P)とその表面に接着されたライナー紙(10)とから成り、上記合板(P)の長手方向に沿って延在する折曲げ溝(20)を、その合板(P)の裏側から表側のライナー紙(10)を残す深さのほぼ直角なV字形に切り欠くと共に、上記合板(P)をその折曲げ溝(20)が閉合密着する角張った状態に折り曲げ固定した。
【選択図】図2

Description

本発明は建物における内装壁の出隅形成用木質下地材と、その製造法に関する。
従来、建物のクロス仕上げになる内装壁の出隅を形成する方法としては、図27(イ)(ロ)のような石膏ボード(1)又は合板(2)から成る一対の下地ボード(B1)(B1)(B2)(B2)を用意し、その先端部同士をほぼ直角に突き合わせた交叉状態のもとで、図外の壁面へ釘などにより固定していた。
そして、その角部の強度を確保したり、両下地ボード(B1)(B1)(B2)(B2)の表面同士を均一に揃えたりする場合には、その石膏ボード(1)から成る下地ボード(B1)(B1)同士の角部へ、図27(ハ)のような合板の補強材(3)を介挿設置したり、その角部へ図27(ニ)のような網状ガラス繊維のコーナーテープ(4)を外部から当てがって、図外のパテを刷り込んだり、他方合板(2)から成る下地ボード(B2)(B2)同士の角部へ、図27(ホ)のような無垢の柱状補強材(5)を介挿設置したりしている通例である。
特開2011─226245号公報
ところが、図27(イ)〜(ホ)のように形成された内装壁の出隅(角部)は、少なくとも一対(2ピース)の下地ボード(B1)(B1)(B2)(B2)を使用しているため、補強材(3)(5)やコーナーテープ(4)を追加しなければ、耐久強度を確保することができない。
そして、その施工法としても、図27(イ)のそれでは下地ボード(B1)(B1)同士の突き合わせ部を、現場において面取りすると共に、パテ補修する必要がある。他方、図27(ロ)の施工法ではその下地ボード(B2)(B2)同士の突き合わせ部を面取りする必要はないが、パテ補修する作業やヤニ止めのシーラーを塗布する作業は必要であり、その煩らわしいことに変りはない。
又、図27(ハ)の施工法ではその石膏ボード(1)の下地ボード(B1)(B1)と、合板の角部補強材(3)との突き合わせ部を面取りすると共に、パテ補修やヤニ止めシーラーの塗布などを行う必要があり、図27(ニ)の施工法でもパテ補修は不可欠となる。パテ補修やヤニ止めシーラーの塗布は現場での湿式作業として、その作業負担が大きいにも拘らず、角部(出隅)を美形に仕上げることが困難であり、バラツキを生じやすい。
更に、図27(ホ)の施工法でも合板(2)の下地ボード(B2)(B2)と、角部補強材(5)との突き合わせ部は、パテ補修とヤニ止めシーラーの塗布を行わなければならず、その現場での作業上多大の労力と時間を要する。
しかも、下地ボード(B2)(B2)が合板(2)から成るものでは、その互いに別個な合板であるため、施工後の使用中において、例えばエヤコンの温度変化を受け、その変形する度合いの相違に基き、その壁面全体に貼られたクロスの割れてしまうおそれがある。
要するに、上記現場での煩らわしく、しかも仕上がり状態の不均一になりやすい施工作業を省略できる既製品の出隅形成用木質下地材は未だなく、著しい不便を余儀なくされている現状である。
本発明はこのような課題の改良を目的としており、その目的を達成するために、請求項1では内装壁の出隅形成用木質下地材(製品)として、一定な帯幅の針葉樹合板とその表面に接着されたライナー紙とから成り、上記合板の長手方向に沿って延在する折曲げ溝を、その合板の裏側から表側のライナー紙を残す深さのほぼ直角なV字形に切り欠くと共に、
上記合板をその折曲げ溝が閉合密着する等辺山形又は不等辺山形に折り曲げ固定したことを特徴とする。
請求項2では等辺山形又は不等辺山形の左右両端に、ほぼ対称な斜めの面取り部を列設したことを特徴とする。
請求項3では等辺山形又は不等辺山形の角部に、その合板の裏側からほぼ直角なV字形の柱逃し凹溝を切り欠いたことを特徴とする。
請求項4では等辺山形又は不等辺山形の角部に一定幅の面取り部を造形するため、ほぼ直角なV字形折曲げ溝の溝底部をその面取り部の一定幅と同じ開口幅の倒立M字形に切り欠いて、
針葉樹合板における表単板の厚みと同等以下の高さ寸法を備えた倒立V字形の面取り保形リブを、上記折曲げ溝の溝底部へライナー紙の裏打ち状態に残存させたことを特徴とする。
請求項5では等辺山形又は不等辺山形の角部に一定幅の面取り部を造形するため、ほぼ直角なV字形折曲げ溝の溝底部をその面取り部の一定幅と同じ開口幅の擬似倒立M字形に切り欠いて、
針葉樹合板における表単板の厚みと同等以下の高さ寸法を備えた倒立W字形の面取り保形リブを、上記折曲げ溝の溝底部へライナー紙の裏打ち状態に残存させたことを特徴とする。
他方、請求項6では上記出隅形成用木質下地材の製造法として、表面にライナー紙が接着された一定な帯幅の針葉樹合板を用意して、その合板の左右両端にほぼ対称な斜めの面取り部を切削加工する一方、
同じく合板の長手方向に沿って折曲げ溝を、その合板の裏側から表側の上記ライナー紙を残す深さのほぼ直角なV字形に切削加工すると共に、そのV字形折曲げ溝の内部に接着剤を充填して、
上記合板をその折曲げ溝が閉合密着する等辺山形又は不等辺山形に折り曲げ立体化することを特徴とする。
請求項7では表面にライナー紙が接着された一定な帯幅の針葉樹合板を用意して、その合板の左右両端にほぼ対称な斜めの面取り部を切削加工する一方、
同じく合板の長手方向に沿って一定な深さと開口幅の柱逃し凹溝を、その合板の裏側から切削加工し、
その後、上記柱逃し凹溝の開口幅をほぼ二等分する長手中心線上に沿って、その柱逃し凹溝の開口幅よりも狭い一定な開口幅の折曲げ溝を、同じく合板の裏側から表側のライナー紙まで到達しない深さのほぼ直角なV字形に切削加工すると共に、そのV字形折曲げ溝の内部に接着剤を充填して、
最後に、上記合板をその折曲げ溝が閉合密着する等辺山形又は不等辺山形に折り曲げ立体化して、その角部の裏側に閉合密着しないほぼ直角なV字形の柱逃し凹溝を形成することを特徴とする。
請求項8では合板の折曲げ溝をほぼ直角なV字形に一旦切削加工した後、その折曲げ溝の溝底部を合板の裏側から一定な開口幅の倒立M字形に切削加工することにより、ライナー紙の裏打ち状態に残る倒立V字形の面取り保形リブを列設して、
上記合板をその折曲げ溝が閉合密着するように折り曲げ立体化した最後に、その等辺山形又は不等辺山形の角部に上記開口幅と同じ一定幅の面取り部を形成することを特徴とする。
請求項9では合板の折曲げ溝をほぼ直角なV字形に一旦切削加工した後、その折曲げ溝の溝底部を合板の裏側から一定な開口幅の擬似倒立M字形に切削加工することにより、ライナー紙の裏打ち状態に残る倒立W字形の面取り保形リブを列設して、
上記合板をその折曲げ溝が閉合密着するように折り曲げ立体化した最後に、その等辺山形又は不等辺山形の角部に上記開口幅と同じ一定幅の面取り部を形成することを特徴とする。
請求項10では合板の折曲げ溝をほぼ左右対称な一対として平行に切削加工すると共に、その両V字形折曲げ溝の内部に接着剤を充填して、
上記合板をその両折曲げ溝が閉合密着する全体的なU字形に折り曲げ立体化した後、
その合板の長手中心線上に沿って表側から倒立V字形の面取り部を切削加工すると一挙同時に、左右対称な一対の等辺山形又は不等辺山形に分割加工することを特徴とする。
請求項11では合板の長手中心線上に沿って表側から倒立V字形の面取り部と、その後に裏側から左右対称な一対の折曲げ溝とを切削加工すると共に、その両V字形折曲げ溝の内部に接着剤を充填して、
上記合板をその両折曲げ溝が閉合密着する全体的なU字形に折り曲げ立体化した後、
その合板の長手中心線上に沿って切断加工することにより、左右対称な一対の等辺山形又は不等辺山形に分割することを特徴とする。
請求項12では合板の柱逃し凹溝と折曲げ溝とをほぼ左右対称な一対づつとして、その合板の裏側から順次切削加工すると共に、その両V字形折曲げ溝の内部には接着剤を充填して、
上記合板をその両折曲げ溝だけが閉合密着する全体的なU字形に折り曲げ立体化した後、
その合板の長手中心線上に沿って表側から倒立V字形の面取り部を切削加工すると一挙同時に、左右対称な一対の等辺山形又は不等辺山形に分割加工することを特徴とする。
更に、請求項13では針葉樹合板の表面へライナー紙を接着する前の予備工程として、その合板の表面を平滑化する切削・研磨と、目止め塗料の塗装並びにその目止め塗膜に対するライナー紙貼り付け用接着剤の塗布とを順次行うことを特徴とする。
請求項1の上記構成によれば、その建物における内装壁の出隅形成用木質下地材は等辺山形又は不等辺山形(L字形)に折り曲げ立体化された1ピースの製品であるため、これを内装壁の出隅に設置使用するだけで、常に意匠性と耐久強度に富む出隅を安定良く得られるのであり、図27に基いて説示した従来の煩らわしい現場作業を行う必要がない。
その場合、請求項2の構成を採用するならば、その等辺山形又は不等辺山形(L字形)をなす木質下地材自身の左右両端に、予じめ斜めの面取り部が列設されているため、現場での面取り作業を行う必要がなく、施工性の向上と仕上がり状態の安定性に役立つ。
請求項3の構成を採用するならば、木質下地材を取り付ける対象である柱の角部(出隅)に、たとえアットランダムな凹凸変化などが存在していても、その変化(不陸)を木質下地材における対応的な角部(入隅)の柱逃し凹溝によって、言わば自づと吸収することができ、柱に対する木質下地材の安定・確固な取付状態を常に得られる効果がある。
特に、請求項4や請求項5の構成を採用するならば、上記等辺山形又は不等辺山形(L字形)の木質下地材の角部に造形された面取り部を、その一定幅(面取り幅)が狭かったり又は広かったりしても、常にライナー紙の裏打ち状態に残存する倒立V字形(1つ山形)や倒立W字形(2つ山形)の面取り保形リブによって補強することができ、上記意匠性と耐久強度がますます向上する。
他方、請求項6の製造法によれば、請求項1や請求項2に記載の出隅形成用木質下地材を短時間での効率良く量産することができ、品質の安定した製品を得られる効果がある。
請求項7の製造法を採用するならば、その対応する請求項3に記載の木質下地材を効率良く製造することができ、量産効果の達成に役立つ。
又、請求項8や請求項9の製造法を採用するならば、その対応的な請求項4や請求項5に記載の木質下地材を、適当な一定幅(面取り幅)の面取り部が形成された製品として、容易に量産できる効果がある。
更に、請求項10や請求項11の製造法を採用するならば、請求項1に記載の木質下地材を一挙同時に2個取りすることができ、その量産効果がますます向上する。
請求項12の製造法を採用するならば、請求項3に記載の木質下地材を一挙同時に2個取りできるのであり、その量産効果がやはり著しく向上する。
何れにしても、請求項13の製造法を採用するならば、入手しやすく安価な針葉樹合板を使いつつも、上記意匠性と耐久強度に富む木質下地材を得られるのでり、実用性に優れる。
本発明の第1実施形態に係る木質下地材を示す斜面図である。 (イ)は図1の平面図であり、(ロ)はそれに対応する不等辺山形の木質下地材の平面図である。 (イ)は図2のA部分を抽出して示す拡大断面図であり、(ロ)はその変形実施形態を示す拡大断面図である。 上記第1実施形態の木質下地材を製造するための予備工程を示す説明図である。 上記木質下地材の製造工程を示す説明図である。 図5(V)のA部分を抽出して示す拡大断面図である。 本発明の第2実施形態に係る木質下地材の製造工程を示す図5に対応する説明図である。 図7(VI)のA部分を抽出して示す拡大断面図である。 図7(VI)から折り曲げ立体化した木質下地材の平面図である。 本発明の第3実施形態に係る木質下地材の製造工程を示す図5に対応する説明図である。 図10(V)のA部分を抽出して示す拡大断面図である。 図10(V)から折り曲げ立体化した木質下地材の平面図である。 本発明の第4実施形態に係る木質下地材の製造工程を示す図5に対応する説明図である。 図13(V)のA部分を抽出して示す拡大断面図である。 図13(V)から折り曲げ立体化した木質下地材の平面図である。 第1実施形態に係る木質下地材の2個取り製造工程を示す図5に対応する説明図である。 図16(VI)から分割された木質下地材の平面図である。 図16と別異の2個取り製造工程を示す説明図である。 図18(VI)から分割された木質下地材の平面図である。 第2実施形態に係る木質下地材の2個取り製造工程を示す図7に対応する説明図である。 図20(VII)から分割された木質下地材の平面図である。 第1実施形態に係る木質下地材の施工例を示す斜面図である。 図22の平面図である。 図23と別異のクロス用下地材(石膏ボード)を使った施工例の平面図である。 第2実施形態に係る木質下地材の施工例を示す平面図である。 図22と別異のクロス用下地材(針葉樹合板)を使った施工例の斜面図である。 内装壁の出隅を形成する従来の各種施工例を示す説明図である。
以下、図面に基いて本発明の具体的構成を詳述すると、図1〜3はその第1実施形態に係る内装壁の出隅形成用木質下地材(G1)を示している。この木質下地材(G1)は木質基板になる適当な一定帯幅(W)(例えば約200mm)の針葉樹合板(P)と、その表面の全体に貼り付けられたライナー紙(10)とから成り、ほぼ直角に折り曲げ固定された等辺山形又は不等辺山形(L字形)の製品である。
上記木質基板の針葉樹合板(P)として、図例ではトドマツやカラマツ、スギ、その他の針葉樹単板(11)(12a)(12b)(13a)(13b)から作成された5プライ(厚みが約9.5mmや約12.5mm)のものを示している。その表裏両単板(13a)(13b)と芯単板(11)の繊維方向が合板(P)の長手方向に沿って延在しているに比し、両添え芯単板(12a)(12b)の繊維方向は合板(P)の幅方向に沿って延在している。
その場合、針葉樹合板(P)を形作る単板(11)(12a)(12b)(13a)(13b)の厚みに制約はなく、図3(イ)のような例えば約2.0mmの悉く同じ厚みを備えた5プライの単板(11)(12a)(12b)(13a)(13b)から、厚み(T)が約9.5mmの針葉樹合板(P)に仕上げても良く、又図3(ロ)に示すような例えば約2.0mmの厚みを有する表裏両単板(13a)(13b)と、約3.17mmの厚みを有する芯単板(11)並びにその添え芯単板(12a)(12b)とから、厚み(T)が約12.5mmの針葉樹合板(P)に仕上げても良い。
針葉樹は比較的安価で、安定良く入手できる利点がある反面、割れや抜け節などの欠点が多く存在し、上記出隅形成用木質下地材(G1)を得るための針葉樹合板(P)として使用するに当り、ヤニの染み出すおそれや表面平滑性に劣ることが、内装壁のクロス仕上げ状態に悪影響を及ぼし、意匠性を阻害するような場合には、予備となる図4(I)〜(IV)の工程順序に従って表面処理することが好ましい。
即ち、上記針葉樹合板(P)の表面(表単板)(13a)に存在する各種の欠点(14)を、先ずパテ剤の人為的又は機械的な充填によって、図4(I)のように目止め処理(パテ補修)しておく。
次いで、針葉樹合板(P)の表面(表単板)(13a)を上方から表面切削機(図示省略)により、目標とする深さだけ切削加工すると共に、その表面切削機を兼用するか又は別な研磨機(図示省略)を用いて、表面研磨も行うことにより、高精度に平滑化する。
それから図4(II)のように、上記針葉樹合板(P)の表面(表単板)(13a)へ上方からナチュラルリバースロールコーター(図示省略)を用いて、目止め塗料を塗装し、乾燥させた後、その目止め塗膜(15)のサンディング処理を行い、ますます平滑化する。その目止め塗料としては酢酸ビニルエマルジョンを初め、アクリルウレタン樹脂系やその他の水性樹脂系又はUV硬化樹脂系の塗料などを広く用いることができる。
そして、このような表面平滑に確保された上記針葉樹合板(P)の目止め塗膜(15)へ、内装壁のクロス貼り付け面となるライナー紙(10)をラミネートするため、引き続きナチュラルロールコーター(図示省略)を用いて、図4(III)のように上方から接着剤(16)を塗布する。その接着剤(16)としては、変性エチレン酢酸ビニルエマルジョンや水性ビニルウレタン、PURホットメルト接着剤などを好適に用いることができる。
それから図4(IV)のように、上記針葉樹合板(P)の表面(表単板)(13a)へ接着剤(16)を介して、一定厚み(例えば約0.2mm)のライナー紙(10)を貼り付け一体化すれば良い。ライナー紙(10)はクロス用接着剤との相性が良く、強度もあるため、クロス仕上げになる内装壁の出隅形成用としてふさわしい。
尚、針葉樹合板(P)の表面(表単板)(13a)が切削・研磨作用を受けて、高精度な平滑性を保つことができておれば、上記目止め塗料の塗装を省略して、その表面(表単板)(13a)へ接着剤(16)を塗布するだけにとどめてもさつしかえない。
何れにしても、上記のようなライナー紙(10)が表面(表単板)(13a)にラミネートされた針葉樹合板(P)を準備して、これからクロス仕上げになる内装壁の出隅形成用木質下地材(G1)を製造するに当っては、図5(I)〜(IV)の工程順序による切削加工を行って、最終的に図5(V)の展開状態から図1や図2(イ)(ロ)のような等辺山形又は不等辺山形(L字形)の製品へ、折り曲げ立体化すれば良い。
即ち、図4(IV)のようにライナー紙(10)が貼り付けられている一定帯幅(W)の針葉樹合板(P)を、その裏面(裏単板)(13b)が上向く反転状態として、その左右両端を好ましくは表単板(13a)とライナー紙(10)との合計厚み相当分だけ、約45度の斜めに切削加工することにより、図5(I)のような針葉樹合板(P)の長手方向に沿って平行に延在する一定幅(面取り幅)(W1)(例えばC3の斜辺が約4.2mm)のほぼ対称な面取り部(17)(17)を列設する。
次いで、上記針葉樹合板(P)の裏側から平カッター(18)により、その長手方向に沿って、好ましくは上記一定帯幅(W)をほぼ二等分する長手中心線上に沿って、図5(II) のような一定の開口幅(S1)と深さ(D1)を有する1条の1次凹溝(捨て凹溝)(19)を切削加工する。
この1次凹溝(19)は、後工程のV字形折曲げ溝(20)を切削する先端部のフラットなVカッター(21)に対して、過大な抵抗(負荷)が加わることを予防するためのものである。従って、その開口幅(S1)が後述する折曲げ溝(20)の開口幅(S2)よりも狭く、その切り欠き深さ(D1)が同じく折曲げ溝(20)の切り欠き深さ(D2)よりも浅いならば、上記1次凹溝(19)の開口形状や大きさなどは自由に選定することができる。
上記1次凹溝(19)の切削後、同じく針葉樹合板(P)の裏側から先端部のフラットなVカッター(21)により、やはり長手方向に沿って、好ましくはその一定帯幅(W)をほぼ二等分する長手中心線上に沿って、図5(III)のような表側のライナー紙(10)までは到達しない一定の深さ(D2)と開口幅(S2)並びに開度(θ)を備えたV字形の折曲げ溝(20)を切削加工する。
その折曲げ溝(20)の切り欠き深さ(D2)は針葉樹合板(P)の上記厚み(T)よりも若干浅く、図例の5プライから成る針葉樹合板(P)の場合、例えば約8.3mm(合板の厚みが約9.5mmの場合)や約11.3mm(合板の厚みが約12.5mmの場合)である。又、その折曲げ溝(20)のV字形をなす一定開度(θ)はほぼ直角、好ましくは約92度に設定されている。同じく折曲げ溝(20)の開口幅(S2)は上記1次凹溝(19)の開口幅(S1)よりも著しく広大であり、その結果前工程での1次凹溝(19)は後工程でのV字形折曲げ溝(20)によって、消失されてしまうことになる。
上記第1実施形態に係る出隅形成用の木質下地材(G1)では、その角部(出隅)に一定幅(面取り幅)(W2)(例えばC1.5の斜辺が約2.1mm)の面取り部(22)を確保するため、図5(III)のようなV字形の折曲げ溝(20)を切削加工した後、その折曲げ溝(20)のフラットな溝底部を左右対称なレ字形の2枚組合せカッター(23)(23)により、針葉樹合板(P)の裏側から図5(IV)や図6のような面取り部(22)の一定幅(W2)と対応する開口幅(S3)の倒立M字形として、1つ山形(倒立V字形)の面取り保形リブ(24)がライナー紙(10)の裏打ち状態に残る特殊形状に切削加工している。
しかも、その1つ山形(倒立V字形)をなす面取り保形リブ(24)の高さ(H)は、図5(V)のA部を拡大して示す図6から明白なように、上記針葉樹合板(P)における表単板(13a)の厚み(t)(先に例示した約2.0mm)と同等か、又はその厚み(t)よりも低い寸法(例えば約0.77mm)に関係設定されており、これによって針葉樹合板(P)の軟らかく塑性変形(圧縮)しやすいこととも相俟って、引き続く後工程での折り曲げ作用を円滑化しつつも、その角部(出隅)を隙間のない密着状態に保ち、形崩れしない耐久強度に富む面取り部(22)を得られるようになっている。
そして、上記針葉樹合板(P)における折曲げ溝(20)内の溝底部まで、図5(V)に示唆する如く接着剤(25)を充分に塗布又は充填し、最後にその針葉樹合板(P)を図5(V)の展開状態から折曲げ溝(20)が閉合密着するように折り曲げ立体化するのである。その接着剤(25)としてはホットメルト系接着剤を用いることが好ましい。
そうすれば、その折り曲げ状態のプレス作用並びに上記接着剤(25)とも相俟って、図1〜3のような等辺山形又は不等辺山形(L字形)に固定維持された1ピースの製品−内装壁の出隅形成用木質下地材(G1)を得られることになる。
その木質下地材(G1)の角部(出隅)は一定幅(W2)(先に例示した約2.1mm)の面取り部(22)として延在しているため、ライナー紙(10)の目切れ現象を生じるおそれはなく、又その面取り部(22)は1つ山形(倒立V字形)の面取り保形リブ(24)によって裏打ちされた補強状態にあるため、形崩れするおそれもない。延いては、クロス貼りされた内装壁の優れた外観状態(意匠性)を得られるのである。
上記出隅形成用木質下地材(G1)の施工例については追って説明するが、内装壁の出隅に立設されている柱(M)の角部(稜線)が直線でなく、欠けや丸味、形崩れなどの不陸になっていたり、その柱(M)自身が若干傾斜していたりすると、上記木質下地材(G1)の角部(入隅)をその柱(M)の角部(出隅)へ、正しく適応した安定・確固な取付状態に維持することが困難である。
図7〜9は本発明の第2実施形態として、このような問題の対策案になる好適な木質下地材(G2)を示している。この第2実施形態の木質下地材(G2)では、等辺山形又は不等辺山形(L字形)をなす角部の裏側に、閉合密着しないほぼ直角なV字形の柱逃し凹溝(8)が切り欠き列設されており、これによって上記柱(M)の不均整な角部(出隅)を吸収でき、その柱(M)に対する木質下地材(G2)の安定・確固な取付状態を得られるようになっている。
このような第2実施形態の木質下地材(G2)を製造する方法としては、上記第1実施形態の図5(I)と同じ図7(I)の面取り部(17)(17)を切削加工後、図7(II) の工程において上記針葉樹合板(P)の裏側から、次工程の平カッター(18)よりもかなり広幅な平カッター(9)により、その合板(P)の長手方向に沿って、望ましくは上記一定帯幅(W)をほぼ二等分する長手中心線上に沿って、一定の開口幅(S4)(例えば約35mm)と深さ(D3)(例えば約1.5mm)を有する1条の柱逃し凹溝(8)を切削加工する。
その柱逃し凹溝(8)の開口幅(S4)は上記第1実施形態の図5(II)と同じ図7(III)の後工程において切削加工される1次凹溝(捨て凹溝)(19)の開口幅(S1)や、引き続く図5(III)と同じ図7(IV) の後工程において切削加工される折曲げ溝(20)の開口幅(S2)よりも広く設定する。
又、同じく柱逃し凹溝(8)の切り欠き深さ(D3)は図7(VI)のA部を拡大して示す図8から明白なように、深くとも上記針葉樹合板(P)における裏単板(13b)の厚み(t)(先に例示した約2.0mm)と同等の寸法であれば足り、好ましくは先に例示した約1.5mmである。
そして、その後は上記第1実施形態の図5(II)(III)(IV)と同じ図7(III)(IV)(V)の工程順序に従って、平カッター(18)による1次凹溝(捨て凹溝)(19)の切削加工と、先端部のフラットなVカッター(21)による折曲げ溝(20)の切削加工とを順次に行えば良い。
その場合、木質下地材(G2)が等辺山形又は不等辺山形の何れであっても、上記1次凹溝(19)の切削加工と折曲げ溝(20)の切削加工とは、その前工程において切削加工されている上記柱逃し凹溝(8)の開口幅(S4)をほぼ二等分する長手中心線上に沿って行われる。
最後に、上記第1実施形態の図5(V)と同じ図7(VI)のような展開状態から、V字形の折曲げ溝(20)が閉合密着するように折り曲げ立体化すれば、やはり折り曲げ状態のプレス作用並びに接着剤(25)とも相俟って、図9のような等辺山形又は不等辺山形(L字形)の木質下地材(G2)を得られる。
その折曲げ溝(20)の閉合密着する状態に折り曲げ固定するも、上記柱逃し凹溝(8)は等辺山形又は不等辺山形をなす角部の裏面(裏単板)(13b)に切り欠き列設されており、木質下地材(G2)の出隅とほぼ平行な入隅に介在しているため、図7(VI)の展開状態から図9のようなほぼ直角のV字形に折れ曲がるだけであり、上記折曲げ溝(20)のように閉合密着することはない。
尚、上記第2実施形態の木質下地材(G2)におけるその他の構成と製造法は、第1実施形態のそれと実質的に同一であるため、その図7〜9に図1〜6との同一符号を記入するにとどめて、その詳細な説明を省略する。
次に、図10〜12は先の図1〜6と対応する本発明の第3実施形態を示しており、この木質下地材(G3)では角部(出隅)に上記第1実施形態よりも広い一定幅(W2)(例えばC3の斜辺が約4.2mm)の面取り部(22)を形成するため、図5(I)〜(III)と同じ図10(I)〜(III)の工程順序を経た後、図10(IV) の工程においてV字形折曲げ溝(20)のフラットな溝底部を、左右対称なレ字形の両サイドカッター(26)(26)とV字形のセンターカッター(27)との3枚組合せカッターにより、やはり針葉樹合板(P)の裏側から上記面取り部(22)の一定幅(W2)と対応する開口幅(S3)の擬似倒立M字形として、2つ山形(倒立W字形)の面取り保形リブ(24)がライナー紙(10)の裏打ち状態に残る特殊形状に切削加工している。
その2つ山形(倒立W字形)をなす面取り保形リブ(24)の高さ(H)は、図10(V)のA部を拡大して示す図11から明白なように、これも上記第1実施形態に係る木質下地材(G1)の倒立V字形面取り保形リブ(24)と同じく、上記針葉樹合板(P)における表単板(13a)の厚み(t)と同等以下の低い寸法(例えば約1.45mm)に設定されており、図10(V)の展開状態から図12のような等辺山形又は不等辺山形(L字形)に折り曲げ立体化した時、そのプレス作用並びに接着剤(25)とも相俟って、木質下地材(G3)の角部(出隅)を隙間のない密着状態に保ち、形崩れしない耐久強度に富む面取り部(22)を得られるようになっている。
その木質下地材(G3)の角部(出隅)は一定幅(W2)(先に例示した約4.2mm)の面取り部(22)として延在しているため、やはりライナー紙(10)の目切れ現象を生じるおそれはなく、しかもその面取り部(22)は2つ山形(倒立W字形)の面取り保形リブ(24)によって裏打ち補強された状態にあるため、形崩れするおそれもない。やはり意匠性に優れたクロス仕上げ状態の内装壁を得られるのである。
このような第3実施形態に係る木質下地材(G3)におけるその他の構成と製造法は、上記第1実施形態のそれと実質的に同一であるため、その図10〜12に図1〜6との同一符号を記入するにとどめて、その詳細な説明を省略する。図7〜9に基き説示した第2実施形態に係る木質下地材(G2)の構成とその製造法は、第3実施形態の木質下地材(G3)でも採用することができる。
更に、図13〜15は先の同じく図1〜6と対応する本発明の第4実施形態を示しているが、この木質下地材(G4)では等辺山形又は不等辺山形(L字形)の角部(出隅)がほぼ90度の角張った状態にあり、上記第1〜3実施形態のような面取り部(22)を具備していない。
つまり、その第4実施形態に係る木質下地材(G4)の製造法では、上記第1実施形態の図5(I)〜(III)と同じ図13(I)〜(III)の工程順序を経由した後、図13(IV)の工程においてV字形折曲げ溝(20)のフラットな溝底部を、先端が鋭利な文字通りのVカッター(28)によって、針葉樹合板(P)の裏側から表側のライナー紙(10)を残す深さだけ切削加工して、ほぼ直角な開度(θ)(好ましくは先に例示した約92度)の折曲げ溝(20)を造形している。
尚、第4実施形態の木質下地材(G4)におけるその他の構成と製造法は、上記第1実施形態のそれと実質的に同一であるため、その図13〜15に図1〜6との同一符号を記入するにとどめて、その詳細な説明を省略する。図7〜9に基き説示した第2実施形態に係る木質下地材(G2)の構成とその製造法は、第4実施形態の木質下地材(G4)でも採用することができる。
本発明の上記第1〜4実施形態では木質下地材(G1)(G2)(G3)(G4)とその1個の製造法を各々説示したが、その何れも言わば2個取りの製造法を採用することができる。
この点、図16は上記第1実施形態に係る木質下地材(G1)の2個取り製造工程を示しており、その製造に当っては図5に示した工程順序に準じて、2個取り上必要な一定帯幅(W)(例えば約400mm)を有し、しかも表面全体にライナー紙(10)が貼り付けられている針葉樹合板(P)の左右両端を、先ず約45度の斜めに切削加工して、図16(I)のような針葉樹合板(P)の長手方向に沿って平行に延在する一定幅(面取り幅)(W1)(例えばC3の斜辺が約4.2mm)のほぼ対称な面取り部(17)(17)を列設する。
次いで、上記針葉樹合板(P)の裏側から一対の平カッター(18)(18)により、その長手方向に沿って図16(II)のような一定の開口幅(S1)と深さ(D1)を有する左右対称の1次凹溝(捨て凹溝)(19)(19)を平行に切削加工する。
その1次凹溝(19)(19)の切削加工後、同じく針葉樹合板(P)の裏側から先端部がフラットな一対のVカッター(21)(21)により、やはり長手方向に沿って図16(III)のような表側のライナー紙(10)までは到達しない一定の深さ(D2)と開口幅(S2)並びに開度(θ)を備えた左右対称なほぼV字形の折曲げ溝(20)(20)を平行に切削加工する。
その場合、折曲げ溝(20)(20)の切り欠き深さ(D2)は針葉樹合板(P)の厚み(T)よりも若干浅く、又そのV字形の一定開度(θ)はほぼ直角、好ましくは約92度に設定されている。更に、折曲げ溝(20)(20)の開口幅(S2)は上記1次凹溝(19)(19)の開口幅(S1)よりも著しく広大であり、その結果前工程での1次凹溝(19)(19)が後工程での折曲げ溝(20)(20)によって、消失されてしまうことになっている。
上記折曲げ溝(20)(20)の切削加工後、その両折曲げ溝(20)(20)の溝底部を針葉樹合板(P)の裏側から、図16(IV)のような面取り部(22)(22)の一定幅(W2)と対応する開口幅(S3)の倒立M字形に切削加工する。その切削加工は図6に記載された2枚組合せカッター(23)(23)の一対を使用して、一挙同時に行う。又、上記折曲げ溝(20)(20)の溝底部は各々倒立M字形の切削加工により、図6と同様な1つ山形(倒立V字形)の面取り保形リブ(24)(24)がライナー紙(10)の裏打ち状態に残る結果となって、形崩れしない耐久強度に富む面取り部(22)(22)を得られる。
そして、上記針葉樹合板(P)における両折曲げ溝(20)(20)内の溝底部まで、図16(V)のように接着剤(25)(25)を充分に塗布又は充填した後、未だ展開状態にある針葉樹合板(P)をその左右対称な一対の折曲げ溝(20)(20)が何れも閉合密着するように、一挙同時に又は順次に裏側へ曲げ起すのである。
そうすれば、その折り曲げ状態のプレス作用並びに上記接着剤(好ましくはホットメルト系接着剤)(25)(25)とも相俟って、図16(VI)のような全体のU字形に立体化するため、最後に切断用センターカッター(29)と左右対称な面取り用の両サイドカッター(30)(30)との3枚組合せカッターを使って、上記針葉樹合板(P)のライナー紙(10)が貼り付けられている表側から、その合板(P)の一定帯幅(W)を二等分する長手中心線(上記U字形の左右対称な長手中心線)(O−O)上に沿って分割加工するのである。
その際、左右対称な面取り用の両サイドカッター(30)(30)は全体的な倒立V字形の組立状態をなし、上記長手中心線(O−O)上をほぼ直角の倒立V字形に切削加工することにより、図5に示した左右両端の面取り部(17)(17)と同じ一定幅(面取り幅)(W1)の面取り部(17)(17)を一挙同時に形成することとなる。
又、このような両サイドカッター(30)(30)による面取り部(17)(17)の切削加工と一挙同時に、切断用のセンターカッター(29)が上記長手中心線(O−O)上を分割する状態に切断して、図17に示す左右対称な等辺山形又は不等辺山形(L字形)の木質下地材(G1)を2個取りすることができ、その量産効果の向上に役立つ。
次に、図18(I)〜(VI)と図19は上記図16(I)〜(VI)と図17に代る木質下地材(G1)の別な2個取り製造法を示しており、これでは図16(I)〜(VI)の製造工程と異なって、その2個取り上必要な一定帯幅(W)を有する針葉樹合板(P)のライナー紙(10)が貼り付けられている表側から、左右両端の切削加工による面取り部(17)(17)の列設のみならず、その一定帯幅(W)を二等分する長手中心線(O−O)上にも図18(I)のようなほぼ直角の倒立V字形面取り部(31)を図外のVカッターによって切削加工している。
その後は図16(II) 〜(VI)と同じ図18(II) 〜(VI)の工程順序に従って、平カッター(18)(18)による1次凹溝(捨て凹溝)(19)(19)の切削加工や先端部のフラットなVカッター(21)(21)による折曲げ溝(20)(20)の切削加工、その2枚組合せカッター(23)(23)による溝底部の特殊な倒立M字形の切削加工、折曲げ溝(20)(20)に対する接着剤(25)(25)の塗布又は充填、その折曲げ溝(20)(20)が閉合密着する全体的なU字形への折り曲げ立体化を行う。
そして、その図18(VI)のようなU字形の針葉樹合板(P)を左右対称に二等分する長手中心線(O−O)上を、最後に切断用センターカッター(32)により切断加工して、図17と同じ図19のような左右対称の等辺山形又は不等辺山形(L字形)となる木質下地材(G1)を、一挙同時に2個取りするのである。
その場合、上記U字形に折り曲げ立体化された針葉樹合板(P)を、その長手中心線(O−O)上に沿って切断すれば、ここに予じめ切削加工されていた倒立V字形の面取り部(31)も、図19のような左右対称の斜め約45度に分割される結果となり、図17と同じ一定幅(面取り幅)(W1)の面取り部(17)(17)を一挙同時に形成することができる。
更に、図20(I)〜(VII)と図21は図7〜9の上記第2実施形態に係る木質下地材(G2)の2個取り製造法を示しており、これでは図7や図16の製造工程に準じて、やはり2個取り上必要な一定帯幅(W)を有し、しかも表面全体にライナー紙(10)が貼り付けられている針葉樹合板(P)を用いて、図20(I)〜(VII)の工程順序から明白なように、その裏側から広幅な平カッター(9)(9)による左右対称な柱逃し凹溝(8)(8)の切削加工や別な平カッター(18)(18)による1次凹溝(捨て凹溝)(19)(19)の切削加工、先端部のフラットなVカッター(21)(21)による折曲げ溝(20)(20)の切削加工、その2枚組合せカッター(23)(23)による溝底部の特殊な倒立M字形の切削加工、上記折曲げ溝(20)(20)に対する接着剤(25)(25)の塗布又は充填、その折曲げ溝(20)(20)だけが閉合密着することになる全体的なU字形への折り曲げ立体化を行う。
そして、図20(V11)のようなU字形の針葉樹合板(P)を左右対称に二等分する長手中心線(O−O)上を、図16(VI)と同じ切断用センターカッター(29)並びに面取り用の両サイドカッター(30)(30)から成る3枚組合せカッターによって、その合板(P)の表側から分断して、図21のような左右対称の等辺山形又は不等辺山形(L字形)となる木質下地材(G2)を一挙同時に2個取りするのである。
その際、図17や図19と対応する図21の製品から看取できるように、各木質下地材(G2)の左右両端には一定幅(面取り幅)(W1)の面取り部(17)(17)が一挙同時に形成されることとなる。
尚、図21に示す柱逃し凹溝(8)(8)を備えた上記第2実施形態の木質下地材(G2)は、図20(I)〜(VII)の製造法のみならず、これに代る図18(I)〜(VI) の製造法を準用して、2 個取りすることも可能である。
又、図10〜12に示した第3実施形態の木質下地材(G3)や図13〜15に示した第4実施形態の木質下地材(G4)についても、図16(I)〜(VI)と図17の製造法又は図18(I)〜(VI)と図19の製造法を準用することによって、2個取りすることができる。
図22〜24は本発明の第1実施形態に係る出隅形成用木質下地材(G1)の施工例を示しているが、その現場施工に当っては作業者が建物の内装壁となる石膏ボード(35)(35)同士のほぼ直角に交叉する出隅(角部)へ、その現場合わせの適当な長さにカットした木質下地材(G1)を、垂立状態に設置して、その左右両端を隣接する石膏ボード(35)(35)の先端と突き合わすことにより、必要な広さの壁面(クロス貼り付け面)を形成する。
その場合、木質下地材(G1)はその左右両端に一定幅(W1)の面取り部(17)(17)を具備した製品であるため、これと隣接する石膏ボード(35)(35)の先端が所謂スクエアエッジとして、面取り部を具備していない場合には、作業者が施工現場においてその石膏ボード(35)(35)の先端に図22、23のような面取り部(36)(36)を加工形成する。
他方、木質下地材(G1)と隣接する石膏ボード(35)(35)の先端が所謂ベベルエッジとして、図23のような面取り部(36)(36)を具備している場合には、これをそのまま使用すれば良い。(37)(37)はその石膏ボード(35)(35)の表面に接着されたライナー紙であり、クロスの貼り付け面になる。
そして、何れにしても上記石膏ボード(35)(35)の先端に形成されている面取り部(36)(36)と、木質下地材(G1)の左右両端に具備されている面取り部(17)(17)とを、図22〜24のように正しく整列する状態に対応位置させて、その継ぎ目部(38)(38)をパテ補修により平滑化し、最後にその平滑な表面全体へ図外のクロスを貼り付ければ、クロス仕上げの内装壁を得られることになる。
又、図25は上記第2実施形態に係る出隅形成用木質下地材(G2)の施工例を示しており、その木質下地材(G2)の角部(入隅)にはほぼ直角なV字形の柱逃し凹溝(8)が切り欠き列設されているため、ここを柱(M)の角部(出隅)へフイットする状態に取り付けることにより、その柱(M)の角部(稜線)にアットランダムな凹凸変化などがあっても、その変化(不均整)を言わば吸収した安定・確固な取付状態を得られることになる。
ライナー紙(37)(37))が接着された石膏ボード(35)(35)をクロス用下地材として、内装壁の施工例を説明したが、図22と対応する図26の別な施工例から明白なように、上記内装壁の出隅形成用木質下地材(G1)を、そのライナー紙(10)と着色カラーなどの同じライナー紙(37)(37))が接着された同じ厚み(T)の針葉樹合板(P)(P)から成るクロス用下地材と組み合わせ使用することにより、クロス仕上げとなる内装壁の施工を行うことが好ましい。そうすれば、クロス貼りされた内装壁の意匠性が著しく向上する。
尚、図22〜26に基いて、木質下地材(G1)(G2)の垂立状態に設置された(垂直の出隅を形成した)施工例を説明したが、天井と交叉する出隅(角部)などへ、水平の設置状態に施工されることもある。又、上記施工例は第1、2実施形態の木質下地材(G1)(G2)のみならず、第3、4実施形態の木質下地材(G3)(G4)についてもそのまま適用することができる。
要するに、本発明の木質下地材(G1)(G2)(G3)(G4)は等辺山形又は不等辺山形(L字形)に折り曲げ立体化された1ピースの製品であり、特に等辺山形として折り曲げ立体化された製品であるならば、これによる内装壁の出隅形成上、その方向性の区別や制約なく設置使用することができることになり、著しく便利である。
又、その木質下地材(G1)〜(G4)を使用することによって、図27に基き説示した施工現場での煩らわしい出隅形成作業が不要となり、誰が作業しても、常に均等な仕上がり状態の出隅を得られる効果がある。
殊更、上記第1〜3実施形態の木質下地材(G1)(G2)(G3)では、その角部(出隅)がV字形折曲げ溝(20)の溝底部に残存する針葉樹合板(P)の倒立V字形や倒立W字形をなす面取り保形リブ(24)によって、裏打ち補強された一定幅(W2)の面取り部(22)になっているため、内装壁の意匠性と耐久強度に優れた出隅を形成することができ、その内装壁のクロスが割れるおそれはない。
(8)・柱逃し凹溝
(9)(18)・平カッター
(10)(37)・ライナー紙
(11)(12a)(12b)(13a)(13b)・針葉樹単板
(14)・欠点(パテ剤)
(15)・目止め塗膜
(16)(25)・接着剤
(17)(22)(31)・面取り部
(19)・1次凹溝(捨て凹溝)
(20)・折曲げ溝
(21)(28)・Vカッター
(23)・2枚組合せカッター
(24)・面取り保形リブ
(26)・サイドカッター
(27)・センターカッター
(29)(32)・切断用センターカッター
(30)・面取り用両サイドカッター
(G1)(G2)(G3)(G4)・木質下地材
(M)・柱
(P)・針葉樹合板
(W)・合板の帯幅
(W1)(W2)・面取り幅
(S1)(S2)(S3)・開口幅
(D1)(D2)・切欠き深さ
(H)・面取り保形リブの高さ
(T)・合板の厚み
(t)・表単板の厚み
(θ)・開度
(O−O)・長手中心線

Claims (13)

  1. 一定な帯幅の針葉樹合板とその表面に接着されたライナー紙とから成り、上記合板の長手方向に沿って延在する折曲げ溝を、その合板の裏側から表側のライナー紙を残す深さのほぼ直角なV字形に切り欠くと共に、
    上記合板をその折曲げ溝が閉合密着する等辺山形又は不等辺山形に折り曲げ固定したことを特徴とする内装壁の出隅形成用木質下地材。
  2. 等辺山形又は不等辺山形の左右両端に、ほぼ対称な斜めの面取り部を列設したことを特徴とする請求項1記載の内装壁の出隅形成用木質下地材。
  3. 等辺山形又は不等辺山形の角部に、その合板の裏側からほぼ直角なV字形の柱逃し凹溝を切り欠いたことを特徴とする請求項1記載の内装壁の出隅形成用木質下地材。
  4. 等辺山形又は不等辺山形の角部に一定幅の面取り部を造形するため、ほぼ直角なV字形折曲げ溝の溝底部をその面取り部の一定幅と同じ開口幅の倒立M字形に切り欠いて、
    針葉樹合板における表単板の厚みと同等以下の高さ寸法を備えた倒立V字形の面取り保形リブを、上記折曲げ溝の溝底部へライナー紙の裏打ち状態に残存させたことを特徴とする請求項1記載の内装壁の出隅形成用木質下地材。
  5. 等辺山形又は不等辺山形の角部に一定幅の面取り部を造形するため、ほぼ直角なV字形折曲げ溝の溝底部をその面取り部の一定幅と同じ開口幅の擬似倒立M字形に切り欠いて、
    針葉樹合板における表単板の厚みと同等以下の高さ寸法を備えた倒立W字形の面取り保形リブを、上記折曲げ溝の溝底部へライナー紙の裏打ち状態に残存させたことを特徴とする請求項1記載の内装壁の出隅形成用木質下地材。
  6. 表面にライナー紙が接着された一定な帯幅の針葉樹合板を用意して、その合板の左右両端にほぼ対称な斜めの面取り部を切削加工する一方、
    同じく合板の長手方向に沿って折曲げ溝を、その合板の裏側から表側の上記ライナー紙を残す深さのほぼ直角なV字形に切削加工すると共に、そのV字形折曲げ溝の内部に接着剤を充填して、
    上記合板をその折曲げ溝が閉合密着する等辺山形又は不等辺山形に折り曲げ立体化することを特徴とする内装壁における出隅形成用木質下地材の製造法。
  7. 表面にライナー紙が接着された一定な帯幅の針葉樹合板を用意して、その合板の左右両端にほぼ対称な斜めの面取り部を切削加工する一方、
    同じく合板の長手方向に沿って一定な深さと開口幅の柱逃し凹溝を、その合板の裏側から切削加工し、
    その後、上記柱逃し凹溝の開口幅をほぼ二等分する長手中心線上に沿って、その柱逃し凹溝の開口幅よりも狭い一定な開口幅の折曲げ溝を、同じく合板の裏側から表側のライナー紙まで到達しない深さのほぼ直角なV字形に切削加工すると共に、そのV字形折曲げ溝の内部に接着剤を充填して、
    最後に、上記合板をその折曲げ溝が閉合密着する等辺山形又は不等辺山形に折り曲げ立体化して、その角部の裏側に閉合密着しないほぼ直角なV字形の柱逃し凹溝を形成することを特徴とする内装壁における出隅形成用木質下地材の製造法。
  8. 合板の折曲げ溝をほぼ直角なV字形に一旦切削加工した後、その折曲げ溝の溝底部を合板の裏側から一定な開口幅の倒立M字形に切削加工することにより、ライナー紙の裏打ち状態に残る倒立V字形の面取り保形リブを列設して、
    上記合板をその折曲げ溝が閉合密着するように折り曲げ立体化した最後に、その等辺山形又は不等辺山形の角部に上記開口幅と同じ一定幅の面取り部を形成することを特徴とする請求項6又は7記載の内装壁における出隅形成用木質下地材の製造法。
  9. 合板の折曲げ溝をほぼ直角なV字形に一旦切削加工した後、その折曲げ溝の溝底部を合板の裏側から一定な開口幅の擬似倒立M字形に切削加工することにより、ライナー紙の裏打ち状態に残る倒立W字形の面取り保形リブを列設して、
    上記合板をその折曲げ溝が閉合密着するように折り曲げ立体化した最後に、その等辺山形又は不等辺山形の角部に上記開口幅と同じ一定幅の面取り部を形成することを特徴とする請求項6又は7記載の内装壁における出隅形成用木質下地材の製造法。
  10. 合板の折曲げ溝をほぼ左右対称な一対として平行に切削加工すると共に、その両V字形折曲げ溝の内部に接着剤を充填して、
    上記合板をその両折曲げ溝が閉合密着する全体的なU字形に折り曲げ立体化した後、
    その合板の長手中心線上に沿って表側から倒立V字形の面取り部を切削加工すると一挙同時に、左右対称な一対の等辺山形又は不等辺山形に分割加工することを特徴とする請求項6記載の内装壁における出隅形成用木質下地材の製造法。
  11. 合板の長手中心線上に沿って表側から倒立V字形の面取り部と、その後に裏側から左右対称な一対の折曲げ溝とを切削加工すると共に、その両V字形折曲げ溝の内部に接着剤を充填して、
    上記合板をその両折曲げ溝が閉合密着する全体的なU字形に折り曲げ立体化した後、
    その合板の長手中心線上に沿って切断加工することにより、左右対称な一対の等辺山形又は不等辺山形に分割することを特徴とする請求項6記載の内装壁における出隅形成用木質下地材の製造法。
  12. 合板の柱逃し凹溝と折曲げ溝とをほぼ左右対称な一対づつとして、その合板の裏側から順次切削加工すると共に、その両V字形折曲げ溝の内部には接着剤を充填して、
    上記合板をその両折曲げ溝だけが閉合密着する全体的なU字形に折り曲げ立体化した後、
    その合板の長手中心線上に沿って表側から倒立V字形の面取り部を切削加工すると一挙同時に、左右対称な一対の等辺山形又は不等辺山形に分割加工することを特徴とする請求項7記載の内装壁における出隅形成用木質下地材の製造法。
  13. 針葉樹合板の表面へライナー紙を接着する前の予備工程として、その合板の表面を平滑化する切削・研磨と、目止め塗料の塗装並びにその目止め塗膜に対するライナー紙貼り付け用接着剤の塗布とを順次行うことを特徴とする請求項6、7、8、9、10、11又は12記載の内装壁における出隅形成用木質下地材の製造法。
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