JP2014206886A - 情報処理装置、取引管理システム、表示制御方法、及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、取引管理システム、表示制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】未精算取引の発生頻度を効果的に低減させること。
【解決手段】取引毎に対象商品の登録処理を実行し、登録処理の完了後に取引を識別する識別情報を情報媒体12に記録する登録装置11、情報媒体12から読み出した識別情報が示す取引の精算処理を実行する精算装置13を管理する管理サーバ装置14が提供される。管理サーバ装置14は、登録済みの対象商品を示す商品情報、登録処理の際に登録装置11に入力された顧客に関する情報、識別情報を受信する第1の通信部14aと、精算処理の実行時に精算装置13から送信される情報を受信する第2の通信部14bと、登録処理の完了後、精算処理が実行されずに第1の時間が経過した未精算取引の識別情報を含む表示情報を表示装置15に表示させる表示制御部14cとを備える。表示制御部14cは、未精算取引に対応する顧客に関する情報に基づいて表示情報の表示方法を変更する。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置、取引管理システム、表示制御方法、及びプログラムに関する。
購入商品の登録処理を店員が行い、その購入商品の精算処理を顧客が自ら行うタイプのPOS(Point Of Sale)システムがある。このPOSシステムを採用する店舗には、購入商品の情報を登録する複数の登録装置、及び登録済みの購入商品に対する精算を行うための複数の精算装置が設置される。商品を購入する顧客は、その商品を登録装置の場所まで持参して店員による商品の登録を受ける。登録が終わると、顧客は、登録済みの商品を精算する際に用いる会計券を受け取る。この会計券には、精算対象の取引を識別するバーコードなどの識別情報が記載されている。
会計券を受け取った顧客は、精算装置の場所へ出向き、その精算装置に対して会計券に記載の識別情報を読み込ませる。会計券を読み込んだ精算装置は、識別情報が示す精算対象の取引を認識し、その取引に係る購入商品の代金を顧客に提示する。顧客は、提示された代金を精算装置に投入して精算を完了させる。このように、上記のようなPOSシステムでは商品の精算を顧客自ら行うため、店員が精算を行うPOSシステムに比べて所謂レジ待ちの時間が短縮される。
但し、顧客が自ら精算するタイプのPOSシステムでは、会計券を受け取った顧客が精算装置で精算せずに店舗を離れる行為(以下、不正行為と称する。)への防止策が求められる。こうした不正行為への防止策に関し、会員カードから読み込んだ会員情報により顧客を識別し、未精算の取引がある場合には次回来店時に未精算分の代金を請求するPOSシステムが提案されている。さらに、未精算取引の存在を販売者側で迅速に把握できるように未精算取引の情報を店員が視認可能な表示装置に表示できるようにしたPOSシステムが提案されている。
特開2012−093858号公報
しかしながら、会員情報を利用して顧客を識別する上記のPOSシステムでは、会員カードを持たない顧客に対して次回来店時に未精算分の代金を請求することができない。また、未精算取引の情報を表示する上記のPOSシステムでは、未精算取引の情報を確認し、不正行為が疑われる顧客に店員が声を掛けるなどの行為を行うことになる。複数の会計券を受け取って一部の会計券について精算をたまたま忘れた場合など、意図的に不正行為を行ったわけではない顧客は、声を掛けられた際に不正行為者として疑われたと感じて販売者への心証を悪化させる可能性がある。その結果、来店する顧客の数が減るなどして商品の売り上げに悪影響が及ぶ可能性もある。
上記のPOSシステムはいずれも未精算取引の発生を前提としているため、未精算分の代金を事後的に徴収するために次回来店時に顧客へ代金請求したり、不正行為を疑って顧客に声を掛けたりすることとなる。しかし、未精算が生じないように予め顧客に注意喚起するだけでも未精算の発生を低減する効果が期待できる。さらに、注意喚起の仕方を工夫して顧客に与える不快感を低減できれば販売者への印象を悪化させる可能性が低くなり、商品の売り上げに悪影響が及ぶ可能性も小さくなる。さらに、顧客にとっても不快な印象を受ける機会が減ることで気分良く買い物を行うことができるようになる。こうした観点から未精算取引の発生を未然に防止できる有効な仕組みが求められている。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、未精算取引の発生頻度を効果的に低減させることが可能な、新規かつ改良された情報処理装置、取引管理システム、表示制御方法、及びプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、取引毎に対象商品の登録処理を実行し、登録処理の完了後に取引を識別する識別情報を情報媒体に記録する登録装置と、情報媒体から読み出した識別情報が示す取引の精算処理を実行する精算装置と、を管理する情報処理装置が提供される。当該情報処理装置は、登録済みの対象商品を示す商品情報と、登録処理の際に登録装置に入力された顧客に関する情報と、識別情報とを受信する第1の通信部と、精算処理の実行時に精算装置から送信される情報を受信する第2の通信部と、登録処理の完了後、精算処理が実行されずに第1の時間が経過した取引である未精算取引の識別情報を含む表示情報を表示装置に表示させる表示制御部と、を備え、表示制御部は、未精算取引に対応する顧客に関する情報に基づいて表示情報の表示方法を変更する。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、次のような登録装置、精算装置、及び管理サーバ装置を含む取引管理システムが提供される。当該登録装置は、取引毎に対象商品の登録処理を実行する登録処理部と、顧客に関する情報を入力するための入力部と、登録処理の完了後に取引を識別する識別情報を情報媒体に記録する媒体発行部と、登録済みの対象商品を示す商品情報と、登録処理の際に入力された顧客に関する情報と、識別情報とを管理サーバ装置へ送信する第1の通信部と、を有する。上記精算装置は、情報媒体から読み出した識別情報が示す取引の精算処理を実行する精算処理部と、精算処理の実行時に管理サーバ装置へ情報を送信する第2の通信部と、を有する。上記管理サーバ装置は、商品情報と、顧客に関する情報と、識別情報とを登録装置から受信する第1の通信部と、精算処理の実行時に精算装置から送信される情報を受信する第2の通信部と、登録処理の完了後、精算処理が実行されずに第1の時間が経過した取引である未精算取引の識別情報を含む表示情報を表示装置に表示させる表示制御部と、を有する。そして、上記表示制御部は、未精算取引に対応する顧客に関する情報に基づいて表示情報の表示方法を変更する。
また、上記課題を解決するために、本発明のさらに別の観点によれば、取引毎に対象商品の登録処理を実行し、登録処理の完了後に取引を識別する識別情報を情報媒体に記録する登録装置と、情報媒体から読み出した識別情報が示す取引の精算処理を実行する精算装置と、を管理する情報処理装置による表示制御方法が提供される。当該表示制御方法は、登録済みの対象商品を示す商品情報と、登録処理の際に登録装置に入力された顧客に関する情報と、識別情報とを受信する工程と、精算処理の実行時に精算装置から送信される情報を受信する工程と、登録処理の完了後、精算処理が実行されずに第1の時間が経過した取引である未精算取引の識別情報を含む表示情報を表示装置に表示させる工程と、を含む。また、表示させる工程では、情報処理装置が、未精算取引に対応する顧客に関する情報に基づいて表示情報の表示方法を変更する。
また、上記課題を解決するために、本発明のさらに別の観点によれば、取引毎に対象商品の登録処理を実行し、登録処理の完了後に取引を識別する識別情報を情報媒体に記録する登録装置と、情報媒体から読み出した識別情報が示す取引の精算処理を実行する精算装置と、を管理するコンピュータに次のような処理を実行させるプログラムが提供される。当該プログラムは、登録済みの対象商品を示す商品情報と、登録処理の際に登録装置に入力された顧客に関する情報と、識別情報とを受信する処理と、精算処理の実行時に精算装置から送信される情報を受信する処理と、登録処理の完了後、精算処理が実行されずに第1の時間が経過した取引である未精算取引の識別情報を含む表示情報を表示装置に表示させる処理と、をコンピュータに実行させる。また、表示させる処理では、コンピュータが、未精算取引に対応する顧客に関する情報に基づいて表示情報の表示方法を変更する処理を実行させる。
以上説明したように本発明によれば、未精算取引の発生頻度を効果的に低減させることが可能になる。
第1実施形態に係る取引管理システムの一例を示す図である。 第2実施形態に係る取引管理システムの一例を示す図である。 第2実施形態に係る登録装置のハードウェアの一例を示す図である。 第2実施形態に係る会計券の一例を示す図である。 第2実施形態に係る会員カード種別の一例を示す図である。 第2実施形態に係る登録装置に含まれる制御装置が有する機能の一例を示す図である。 第2実施形態に係る精算装置のハードウェアの一例を示す図である。 第2実施形態に係る精算装置に含まれる制御装置が有する機能の一例を示す図である。 第2実施形態に係る管理サーバ装置のハードウェアの一例を示す図である。 第2実施形態に係る管理サーバ装置が有する機能の一例を示す図である。 第2実施形態に係る管理サーバ装置が取引毎に管理する情報の一例を示す図である。 第2実施形態に係る未精算取引情報の表示方法について説明する第1の図である。 第2実施形態に係る未精算取引情報の表示方法について説明する第2の図である。 第2実施形態に係る登録装置が実行する処理の流れを示した図である。 第2実施形態に係る精算装置が実行する処理の流れを示した図である。 第2実施形態に係る管理サーバ装置が実行する処理の流れを示した第1の図である。 第2実施形態に係る管理サーバ装置が実行する処理の流れを示した第2の図である。 第2実施形態に係る管理サーバ装置が実行する処理の流れを示した第3の図である。 第2実施形態に係る管理サーバ装置が実行する処理の流れを示した第4の図である。 第2実施形態の一変形例に係る表示方法の変更方法を示した図である。 第3実施形態に係る管理サーバ装置が有する機能の一例を示す図である。 第3実施形態に係る管理サーバ装置が実行する処理の流れを示した図である。 第3実施形態に係る混雑状況の分析方法を示した図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明に係る実施形態について説明する。なお、本明細書及び図面において実質的に同一の機能を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する場合がある。
<1.第1実施形態>
まず、第1実施形態について説明する。
図1は、第1実施形態に係る取引管理システムの一例を示す図である。図1に示すように、第1実施形態に係る取引管理システム10は、複数の登録装置11−1、…、11−nと、複数の精算装置13−1、…、13−mと、管理サーバ装置14と、表示装置15とを含む。図1の例では、表示装置15が複数記載されているが、表示装置15は1台であってよい。なお、以下では説明の都合上、登録装置11−1、…、11−nを区別せずに登録装置11と表記する場合がある。同様に、精算装置13−1、…、13−mを区別せずに精算装置13と表記する場合がある。
(登録装置11)
登録装置11は、取引毎に対象商品の登録処理を実行し、登録処理の完了後に取引を識別する識別情報を情報媒体12に記録する機能を有する。この機能を実現するため、登録装置11は、登録処理部11aと、媒体発行部11bと、入力部11cと、通信部11dとを有する。
登録処理部11aは、登録対象の対象商品を登録する登録処理を実行する。例えば、登録処理部11aは、顧客が陳列棚から持参した商品を店員が登録する際に利用される。登録処理部11aにより登録された対象商品などの情報(以下、登録情報)は、取引毎に通信部11dに入力される。例えば、顧客が持参した全ての対象商品について登録の操作を終えた店員は、登録装置11に対して登録完了の操作を行う。この登録完了の操作が行われるまでに登録された対象商品の情報が、一取引に係る対象商品の情報として通信部11dに入力される。登録情報は、例えば、登録済み商品の商品コードや登録日時を含む。
登録処理部11aは、個々の取引を識別するための識別情報を生成する。例えば、登録処理部11aは、取引管理システム10の中で各取引を一意に識別可能な識別番号を発行する。登録処理部11aは、登録情報を通信部11dに入力する際、その登録情報に対応する取引の識別情報を併せて通信部11dに入力する。さらに、登録処理部11aは、その識別情報を媒体発行部11bに入力する。識別情報が入力された媒体発行部11bは、入力された識別情報を情報媒体12に記録する。情報媒体12としては、例えば、普通紙や感熱紙などの紙媒体や、MS(Magnetic Stripe)カードや、IC(Integrated Circuit)チップを搭載したICカードや携帯端末などの電子情報媒体が適用可能である。
媒体発行部11bは、識別情報の他に、該当取引について対象商品の登録が完了した時刻(例えば、登録完了の操作が行われた時刻など)などの情報を情報媒体12に記録してもよい。情報媒体12が紙媒体である場合、媒体発行部11bは、例えば、識別情報を1次元バーコード又は2次元バーコード(QRコード(登録商標))に変換して情報媒体12に記録する。さらに、媒体発行部11bは、識別情報を示す文字列を情報媒体12に記録してもよい。なお、情報媒体12への記録方法は、これらの例に限定されず、精算装置13において識別情報を読み取り可能な方法であればよい。
入力部11cは、登録処理の際に顧客に関する情報を入力するための入力手段である。例えば、入力部11cは、顧客が提示した会員カードの情報(以下、会員情報)を読み取るカードリーダや、顧客の肖像を撮影するカメラである。会員情報は、例えば、カード種別、個人情報の有無、カード発行日、ポイント数などの情報を含む。登録処理の際に入力部11cを介して入力された顧客に関する情報は、その登録処理に対応する識別情報に対応付けて通信部11dに入力される。
通信部11dには、登録処理部11aから登録情報及び識別情報が入力され、入力部11cから顧客に関する情報が入力される。通信部11dは、入力された登録情報、識別情報、及び顧客に関する情報を管理サーバ装置14に送信する。
(精算装置13)
精算装置13は、情報媒体12から読み出した識別情報が示す取引の精算処理を実行する機能を有する。この機能を実現するため、精算装置13は、読み出し部13aと、精算処理部13bと、通信部13cとを有する。
読み出し部13aは、情報媒体12に記録された識別情報を読み出す手段である。例えば、情報媒体12が紙媒体であり、識別情報がバーコードで記録されている場合、読み出し部13aは、バーコードリーダである。また、情報媒体12が電子情報媒体であり、識別情報が電子データとして記録されている場合、読み出し部13aは、電磁的方法により電子データを読み出すことが可能なMSカードリーダ(或いはリーダ/ライタ)、ICチップ(金属端子)の接点を通じて電子データを読み出すことが可能なICカードリーダ(或いはリーダ/ライタ)である。読み出し部13aが読み出した識別情報は、精算処理部13bに入力される。
識別情報が入力された精算処理部13bは、入力された識別情報が示す取引の精算処理を実行する。例えば、精算処理部13bは、通信部13cを介して識別情報を管理サーバ装置14に送信し、その識別情報に対応する登録済み対象商品の合計価格(以下、精算金額)を要求する。その要求に応じて管理サーバ装置14から精算金額の情報を受信した精算処理部13bは、情報媒体12を読み込ませた顧客に精算金額を提示して支払いを求める。その顧客が精算金額の支払い(例えば、金銭の投入、クレジットカードや電子通貨による支払い)を行った場合、精算処理部13bは、通信部13cを介して精算処理の完了を示す情報(以下、精算情報)を識別情報と共に送信する。
(管理サーバ装置14)
管理サーバ装置14は、複数の登録装置11−1、…、11−n、及び精算装置13−1、…、13−mを管理する機能を有する。管理サーバ装置14は、第1の通信部14aと、第2の通信部14bと、表示制御部14cとを有する。
第1の通信部14aは、登録済みの対象商品を示す商品情報と、登録処理の際に登録装置11に入力された顧客に関する情報と、識別情報とを受信する。第2の通信部14bは、精算処理の実行時に精算装置13から送信される情報を受信し、送信された情報に対応する情報を送信する。表示制御部14cは、登録処理の完了後、精算処理が実行されずに所定の時間が経過した取引である未精算取引の識別情報を含む表示情報を表示装置15に表示させる。
上記所定の時間は、例えば、顧客が登録装置11の設置場所から精算装置13の設置場所まで移動する際にかかる平均的な時間を基準として決定されたり、対象商品の登録を終えた顧客が店外へ出るまでの平均的な時間を基準として決定される。また、上記所定の時間は複数設定されてもよい。この場合、表示制御部14cは、時間の経過に応じて複数の表示装置15に対して段階的に表示情報を表示することができる。
また、表示制御部14cは、未精算取引に対応する顧客に関する情報に基づいて表示情報の表示方法を変更する。例えば、顧客に関する情報が得られている場合、表示制御部14cは、未精算取引であっても表示情報を表示装置15に表示しないようにする。また、顧客に関する情報に個人情報が含まれている場合も、表示制御部14cは、未精算取引であっても表示情報を表示装置15に表示しないようにする。
顧客に関する情報について所定の条件を満たす場合、その顧客は信頼できると判断することが可能である。例えば、顧客が会員であれば、その顧客が不正行為を行う可能性は低いと考えられるし、個人情報を含む会員カードを所持する会員であれば、より信頼性が高いと考えられる。また、こうした信頼性の高い顧客は、販売者にとっても大事な固定客であることが多い。そこで、こうした顧客に対しては表示情報の表示を控えることで、未精算取引の発生を効果的に低減しつつ、顧客の心証を悪化させないようにすることが可能になる。なお、顧客に関する情報の選択方法、及び所定の条件の設定方法については上記の例に限定されない。また、不正行為が発生しやすい状況においては、全ての顧客について表示情報を表示する仕組みに変形することも可能である。
以上説明したように、第1実施形態によれば、顧客に不快な印象を与える機会を抑制しつつ、未精算取引の発生頻度を効果的に低減させることが可能になる。
<2.第2実施形態(会員情報を利用した注意喚起の仕組み)>
次に、第2実施形態について説明する。第2実施形態は、会員情報を利用して、顧客が支払いを失念しないように注意喚起しつつ、故意に不正行為を行う者に対して警告する仕組みを提案するものである。さらに、第2実施形態は、不正行為を意図しない顧客に対してむやみに注意喚起を行うことで利用頻度の高い顧客が来店意欲を失ったり、店舗への印象を悪くしたりしないように、より巧妙に注意喚起する仕組みを提案するものである。
[2−1.取引管理システム100]
まず、図2を参照しながら、第2実施形態に係る取引管理システム100について説明する。図2は、第2実施形態に係る取引管理システムの一例を示す図である。なお、第2実施形態に係る技術を適用可能なシステムは図2の例に限定されない。
図2に示すように、取引管理システム100は、複数の登録装置101−1、…、101−n、複数の精算装置102−1、…、101−m、管理サーバ装置103、及び表示装置104を含む。なお、表示装置104は1台であってもよいし、複数台であってもよい。但し、以下では説明の都合上、複数台の表示装置104が取引管理システム100に含まれる場合を想定して説明を進める。また、登録装置101−1、…、101−nを単に登録装置101と表記する場合がある。同様に、精算装置102−1、…、101−mを単に精算装置102と表記する場合がある。
登録装置101は、購入商品を取引毎に登録するための装置である。登録装置101は必ず店員が操作する。店員は、顧客が持参した購入商品を登録装置101に認識させ、登録が完了した時点で登録装置101に対して登録完了の操作を行う。登録完了の操作が行われるまでに登録された購入商品が一取引に係る購入商品となる。登録完了の操作後、登録装置101は、取引を識別する識別番号の情報が記録された会計券を発行する。顧客は、この会計券を受け取り、精算装置102にて該当取引の精算を行う。なお、登録完了の操作後、登録装置101は、その識別番号の情報と共に登録商品の情報を管理サーバ装置103に送信する。
会計券を受け取った顧客は、精算装置102へと出向き、会計券を精算装置102に読み込ませた上で精算金額の支払いを行う。精算装置102は、購入商品の精算金額を顧客が支払うために用いる装置である。精算装置102は、会計券に記録された識別番号の情報を読み取り、その識別番号に対応する精算金額の情報を管理サーバ装置103から取得する。そして、精算装置102は、取得した精算金額の情報を顧客に提示して支払いを求める。顧客が提示された精算金額の支払いを行うと精算が完了する。精算が完了すると、精算装置102は、該当取引の精算完了を示す情報を識別番号と共に管理サーバ装置103へ送信する。
管理サーバ装置103は、登録装置101、及び精算装置102を管理する装置である。管理サーバ装置103は、登録装置101から該当取引の識別番号及び登録商品の情報を受信すると、その該当取引に係る精算金額を計算する。また、管理サーバ装置103は、登録装置101から該当取引の識別番号及び登録商品の情報を受信すると、その該当取引について経過時間の測定を開始する。精算装置102から該当取引について精算金額の情報を要求されると、管理サーバ装置103は、その該当取引について経過時間の測定を終了し、精算金額の情報を精算装置102に送信する。
該当取引について精算金額の情報を要求されず、経過時間が所定の閾値を超えた場合、管理サーバ装置103は、その該当取引の識別番号を表示装置104に表示させる。また、管理サーバ装置103は、経過時間に応じて識別番号などを表示する表示装置104を切り替える。さらに、管理サーバ装置103は、経過時間に応じて表示装置104に表示される表示内容を切り替えてもよい。但し、該当取引について顧客の会員情報などが得られている場合、管理サーバ装置103は、識別番号などの表示を控えたり、他の顧客とは異なる表示方法で識別番号などの表示を行う。
以上、取引管理システム100について説明した。
[2−2.登録装置101]
ここで、図3〜図6を参照しながら、登録装置101について、さらに説明する。
(ハードウェアの例)
まず、図3〜図5を参照しながら、登録装置101のハードウェアについて説明する。図3は、第2実施形態に係る登録装置のハードウェアの一例を示す図である。図4は、第2実施形態に係る会計券の一例を示す図である。図5は、第2実施形態に係る会員カード種別の一例を示す図である。
図3に示すように、登録装置101は、モニタ101a、タッチパネル101b、商品コードリーダ101c、プリンタ101d、カメラ101e、会員カードリーダ101f、及び制御装置101gを含む。なお、図3に示したハードウェアは一例であり、一部の要素を省略してもよいし、他の要素と置換してもよいし、或いは、他の要素を追加してもよい。こうした変形についても当然に第2実施形態の技術的範囲に含まれる。
モニタ101aは、テキストや画像などの情報を表示する表示装置の一例である。モニタ101aとして利用可能な表示装置には、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)、LCD(Liquid Crystal Display)、PDP(Plasma Display Panel)、又はELD(Electro-Luminescence Display)などがある。モニタ101aには、例えば、登録した商品の商品名や商品コード、取引を識別する識別番号、会員カードから読み取られた会員情報などが表示される。モニタ101aの表示は、主に制御装置101gにより制御される。
タッチパネル101bは、登録装置101を操作する店員などが情報を入力する場合や情報を選択する場合などに利用する入力装置の一例である。例えば、一取引における購入商品の登録が完了した場合、店員は、タッチパネル101bを操作して登録の完了操作(例えば、タッチパネル101b上に表示された小計キーの押下など)を行う。登録の完了操作に応じて、登録情報の送信や会計券105の発行などの処理が開始される。なお、モニタ101aとタッチパネル101bとは一体であってもよい。また、登録装置101には、タッチパネル101bに代えてボタンやテンキーなどが設けられていてもよい。
商品コードリーダ101cは、商品に付された商品コードを読み取る装置である。商品コードは、商品の種類を識別するための識別情報である。例えば、店員は、商品に添付されたバーコードやQRコードに商品コードリーダ101cを翳して、その商品の商品コードを読み取る。プリンタ101dは、会計券105を印刷する装置である。例えば、プリンタ101dは、図4の(A)又は(B)に示すような会計券105を印刷する。図4(A)に示した会計券105は、取引を識別する識別番号、その識別番号を表現したバーコード、及び会計券の発行日時を含む。図4(B)に示した会計券105は、取引を識別する識別番号、その識別番号を表現したQRコード、及び会計券の発行日時を含む。
カメラ101eは、画像を撮影する撮像装置である。カメラ101eは、登録する商品を持参した顧客の肖像画像を撮影できるようにレンズを顧客の方に向けて設置される。会員カードリーダ101fは、顧客が提示した会員カードの情報を読み取る装置である。例えば、会員カードリーダ101fは、図5に示すような所定種類の会員カードを読み取る。会員カードは、クレジット機能の有無、ポイント機能の有無、個人情報の有無などに応じて様々な種類がある。また、カード発行日やポイント数の情報を含む種類の会員カードもある。会員カードリーダ101fは、会員カードの種類を識別し、その会員カードの情報を読み取る。
制御装置101gは、登録装置101の各要素を制御する装置である。また、制御装置101gは、登録装置101の各要素から取得した情報を処理する装置である。制御装置101gは、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、通信インタフェースなどのハードウェアを有する。例えば、制御装置101gの機能は、後述する管理サーバ装置103のハードウェアの一部又は全部と同じ要素を用いて実現可能である。なお、制御装置101gの機能については後述する。
(変形例:IC(Integrated Circuit)チップを利用した会計券の発行)
ところで、図3に示した登録装置101のハードウェアは一例であり、一部の要素を省略或いは置換してもよいし、新たな要素を追加してもよい。例えば、図3の例では会計券105を印刷する仕組みを例示したが、取引を識別する識別番号を顧客のICカードや通信機器に転送し、そのICカードや通信機器で後述する精算処理が行えるようにする仕組みなどが変形例として考えられる。この場合、プリンタ101dに代えて、ICカードや通信機器との間で情報を送受信できるリーダ/ライタなどが登録装置101に設けられる。このような変形例についても第2実施形態の技術的範囲に含まれる。
(制御装置101gの機能)
ここで、図6を参照しながら、登録装置101に含まれる制御装置101gの機能について説明する。図6は、第2実施形態に係る登録装置に含まれる制御装置が有する機能の一例を示す図である。
図6に示すように、制御装置101gは、商品情報記録部111と、会員情報記録部112と、画像取得部113と、画像処理部114と、記憶部115と、表示制御部116と、会計券発行部117と、通信部118とを有する。商品情報記録部111、会員情報記録部112、画像取得部113、画像処理部114、表示制御部116、会計券発行部117の機能はCPUなどにより実現される。記憶部115はHDDなどに確保された記憶領域である。通信部118の機能は通信インタフェースなどにより実現される。
商品情報記録部111は、商品コードリーダ101cが読み取った商品コードを記憶部115に記録する。このとき、商品情報記録部111は、取引を識別する識別番号に対応付けて商品コードを記憶部115に記録する。なお、識別番号は、タッチパネル101bを用いて店員が登録開始の操作を行った場合に発行されてもよいし、一取引の最初の商品コードが商品コードリーダ101cにより読み出されたタイミングで発行されてもよい。以下では説明の都合上、タッチパネル101bを用いて店員が登録開始の操作を行った場合に識別番号が発行されるものとする。
会員情報記録部112は、会員カードリーダ101fが会員カードから読み取った情報(会員情報)を記憶部115に記録する。なお、会員情報記録部112は、登録完了の操作が行われるまでに会員カードの読み込み操作が行われなかった場合、読み込み操作がなかった旨を示す情報を会員情報として記憶部115に記録する。会員情報記録部112は、識別番号に対応付けて会員情報を記憶部115に記録する。なお、会員カードから読み取った情報以外にも、店員がタッチパネル101bを介して顧客に関する情報を入力した場合には、例えば、その情報が会員情報に含めて記憶部115に記録される。
画像取得部113は、カメラ101eに顧客の肖像画像を撮影させ、その画像データを取得する。例えば、画像取得部113は、タッチパネル101bを用いて登録開始又は登録完了の操作が行われたタイミングでカメラ101eにより顧客の肖像画像を撮影する。撮影した肖像画像の画像データは、画像処理部114に入力される。
画像処理部114は、画像データに所定の画像処理を施して記憶部115に記録する。所定の画像処理としては、例えば、顔画像のトリミング、サイズ調整、圧縮・符号化、情報の付加(例えば、識別番号を画像データに付加)などの処理がある。画像処理部114は、処理後の画像データを識別番号に対応付けて記憶部115に記録する。
表示制御部116は、識別番号及び商品コードをモニタ101aに表示させる。なお、商品コードと商品名など(商品名及び写真など)とを対応付けた情報が記憶部115に格納されている場合、表示制御部116は、商品情報記録部111から入力された商品コードに対応する商品名などをモニタ101aに表示させる。また、表示制御部116は、記憶部115に記録された肖像画像の画像データや会員情報をモニタ101aに表示させてもよい。さらに、表示制御部116は、タッチパネル101bを用いて登録完了の操作が行われた場合に該当取引の登録済み商品をモニタ101aに一覧表示させてもよい。
会計券発行部117は、タッチパネル101bを用いて登録完了の操作が行われると、該当取引の識別番号を記録した会計券105を発行する。例えば、会計券発行部117は、該当取引の識別番号をバーコードの画像に変換し、バーコードの画像、識別番号、登録完了の日時などの情報をプリンタ101dに印刷させる。
通信部118は、管理サーバ装置103との間で情報を送受信する。例えば、通信部118は、所定のタイミングで記憶部115に記録された識別番号、商品コード、会員情報、画像データ、登録完了の日時を示す情報を管理サーバ装置103へ送信する。所定のタイミングは、例えば、タッチパネル101bを用いて登録完了の操作が行われたタイミングや、会計券発行部117が会計券105を発行したタイミングなどである。
以上、登録装置101について説明した。
[2−3.精算装置102]
次に、図7及び図8を参照しながら、精算装置102について説明する。
(ハードウェアの例)
まず、図7を参照しながら、精算装置102のハードウェアについて説明する。図7は、第2実施形態に係る精算装置のハードウェアの一例を示す図である。
図7に示すように、精算装置102は、モニタ102a、硬貨出入金口102b、紙幣出入金口102c、会計券リーダ102d、カードリーダ102e、タッチパネル102f、制御装置102g、及び出入金制御装置102hを含む。なお、図7に示したハードウェアは一例であり、一部の要素を省略してもよいし、他の要素と置換してもよいし、或いは、他の要素を追加してもよい。こうした変形についても当然に第2実施形態の技術的範囲に含まれる。
モニタ102aは、テキストや画像などの情報を表示する表示装置の一例である。モニタ102aとしては、例えば、CRT、LCD、PDP、又はELDなどの表示装置が適用可能である。モニタ102aには、例えば、登録済み商品の商品名、各登録済み商品の商品価格、識別番号、精算金額(支払い対象額)などの情報が表示される。モニタ102aの表示は、主に制御装置102gにより制御される。
硬貨出入金口102bは、顧客が硬貨を入金する場合や、顧客へ返却する硬貨を出金する場合に利用する出入金口である。紙幣出入金口102cは、顧客が紙幣を入金する場合や、顧客へ返却する紙幣を出金する場合に利用する出入金口である。会計券リーダ102dは、会計券105に記録されたバーコードやQRコードを読み取る装置である。カードリーダ102eは、キャッシュカードやクレジットカードなどのカード情報を読み取る装置である。カードの種類毎に複数のカードリーダ102eが設けられていてもよい。
タッチパネル102fは、精算装置102を操作する顧客などが情報を入力する場合や情報を選択する場合などに利用する入力装置の一例である。例えば、クレジットカードで支払う顧客が暗証番号を入力する際や、支払い方法を選択する際などにタッチパネル102fが利用される。なお、モニタ102aとタッチパネル102fとは一体であってもよい。また、精算装置102には、タッチパネル102fと共にボタンやテンキーなどが設けられていてもよい。例えば、暗唱番号などの他人に見られたくない情報を入力するための入力キーが設けられていてもよい。
制御装置102gは、精算装置102の各要素を制御する装置である。また、制御装置102gは、精算装置102の各要素から取得した情報を処理する装置である。制御装置102gは、CPU、ROM、RAM、HDD、通信インタフェースなどのハードウェアを有する。例えば、制御装置102gの機能は、後述する管理サーバ装置103のハードウェアの一部又は全部の要素を用いて実現可能である。なお、制御装置102gの機能については後述する。
出入金制御装置102hは、硬貨出入金口102bに投入された硬貨の種類及び合計金額を検出し、その硬貨を種類毎に硬貨用の収納容器に格納する。硬貨の払い戻しがある場合、出入金制御装置102hは、硬貨用の収納容器から硬貨を取り出して硬貨出入金口102bに出金する。また、出入金制御装置102hは、紙幣出入金口102cに挿入された紙幣の種類及び合計金額を検出し、その紙幣を種類毎に紙幣用の収納容器に格納する。紙幣の払い戻しがある場合、出入金制御装置102hは、紙幣用の収納容器から紙幣を取り出して紙幣出入金口102cへ紙幣を出金する。
(制御装置102gの機能)
ここで、図8を参照しながら、精算装置102に含まれる制御装置102gの機能について説明する。図8は、第2実施形態に係る精算装置に含まれる制御装置が有する機能の一例を示す図である。
図8に示すように、制御装置102gは、通信部121と、精算金額取得部122と、表示制御部123と、精算処理部124とを有する。精算金額取得部122、表示制御部123、精算処理部124の機能はCPUなどにより実現される。通信部121の機能は通信インタフェースなどにより実現される。
通信部121は、管理サーバ装置103との間で情報を送受信する。例えば、通信部121は、識別番号や精算処理の完了通知などを管理サーバ装置103へ送信する。また、通信部121は、該当取引の精算金額などを管理サーバ装置103から受信する。精算金額取得部122は、会計券リーダ102dにより会計券105から識別番号が読み出された場合、通信部121により、その識別番号の情報を管理サーバ装置103へ送信して精算金額などの情報を要求し、該当取引の精算金額を取得する。
精算金額取得部122により取得された該当取引の精算金額を示す情報は、表示制御部123及び精算処理部124に入力される。該当取引の精算金額を示す情報が入力された表示制御部123は、該当取引の精算金額と共に、精算金額の支払いを顧客に要求するメッセージをモニタ102aに表示する。また、表示制御部123は、識別番号を表示して取引内容が正しいかを確認させる確認画面や支払い方法の選択画面などを表示する。
精算処理部124は、精算金額の支払いに関する処理を実行する。現金払いの場合、精算処理部124は、出入金制御装置102hを制御して入金額の確認や払戻金の出金などを実行する。また、支払金額に不足がある場合、精算処理部124は、表示制御部123を制御してモニタ102aに不足金額を表示させる。カード払いの場合、精算処理部124は、カードリーダ102eにより読み出されたカード情報を基にカード決済の処理を実行する。現金又はカードによる支払いが完了した場合、精算処理部124は、通信部121を介して精算処理の完了通知を識別番号と共に管理サーバ装置103へ送信する。
以上、精算装置102について説明した。
[2−4.管理サーバ装置103]
次に、図9〜図13を参照しながら、管理サーバ装置103について説明する。
(ハードウェアの例)
まず、図9を参照しながら、管理サーバ装置103のハードウェアについて説明する。図9は、第2実施形態に係る管理サーバ装置のハードウェアの一例を示す図である。
図9に示すように、このハードウェアは、CPU902と、ROM904と、RAM906と、ホストバス908と、ブリッジ910とを有する。さらに、このハードウェアは、外部バス912と、インタフェース914と、入力部916と、出力部918と、記憶部920と、ドライブ922と、接続ポート924と、通信部926とを有する。
CPU902は、例えば、演算処理装置又は制御装置として機能し、ROM904、RAM906、記憶部920、又はリムーバブル記録媒体928に記録された各種プログラムに基づいて各構成要素の動作全般又はその一部を制御する。ROM904は、CPU902に読み込まれるプログラムや演算に用いるデータなどを格納する記憶装置の一例である。RAM906には、例えば、CPU902に読み込まれるプログラムや、そのプログラムを実行する際に適宜変化する各種パラメータなどが一時的又は永続的に格納される。
これらの要素は、例えば、高速なデータ伝送が可能なホストバス908を介して相互に接続される。一方、ホストバス908は、例えば、ブリッジ910を介して比較的データ伝送速度が低速な外部バス912に接続される。入力部916としては、例えば、マウス、キーボード、タッチパネル、タッチパッド、ボタン、スイッチ、及びレバーなどが用いられる。さらに、入力部916としては、赤外線やその他の電波を利用して制御信号を送信することが可能なリモートコントローラが用いられてもよい。
出力部918としては、例えば、CRT、LCD、PDP、又はELDなどのディスプレイ装置が用いられる。また、出力部918として、スピーカやヘッドホンなどのオーディオ出力装置、プリンタ、携帯電話、又はファクシミリなどが用いられてもよい。つまり、出力部918は、情報を視覚的又は聴覚的に出力することが可能な装置である。
記憶部920は、各種のデータを格納するための装置である。記憶部920としては、例えば、HDDなどの磁気記憶デバイスが用いられる。また、記憶部920として、SSD(Solid State Drive)やRAMディスクなどの半導体記憶デバイス、光記憶デバイス、又は光磁気記憶デバイスなどが用いられてもよい。
ドライブ922は、着脱可能な記録媒体であるリムーバブル記録媒体928に記録された情報を読み出し、又はリムーバブル記録媒体928に情報を書き込む装置である。リムーバブル記録媒体928としては、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、又は半導体メモリなどが用いられる。また、リムーバブル記録媒体928として、非接触型ICチップを搭載したICカードや電子機器などが用いられてもよい。
接続ポート924は、例えば、USB(Universal Serial Bus)ポート、IEEE1394ポート、SCSI(Small Computer System Interface)、RS−232Cポート、又は光オーディオ端子など、外部接続機器930を接続するためのポートである。外部接続機器930としては、例えば、プリンタ、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、又はICレコーダなどが用いられる。
通信部926は、ネットワーク932に接続するための通信デバイスである。通信部926としては、例えば、有線又は無線LAN(Local Area Network)用の通信回路、WUSB(Wireless USB)用の通信回路、光通信用の通信回路やルータ、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)用の通信回路やルータ、携帯電話ネットワーク用の通信回路などが用いられる。通信部926に接続されるネットワーク932は、有線又は無線により接続されたネットワークであり、例えば、インターネット、LAN、放送網、衛星通信回線などを含む。
(機能)
次に、図10〜図13を参照しながら、管理サーバ装置103の機能について説明する。図10は、第2実施形態に係る管理サーバ装置が有する機能の一例を示す図である。図11は、第2実施形態に係る管理サーバ装置が取引毎に管理する情報の一例を示す図である。図12は、第2実施形態に係る未精算取引情報の表示方法について説明する第1の図である。図13は、第2実施形態に係る未精算取引情報の表示方法について説明する第2の図である。
図10に示すように、管理サーバ装置103は、登録情報受信部131と、会員情報受信部132と、精算金額計算部133と、精算情報送受信部134と、未精算状況管理部135と、商品分量計算部136と、画像データ受信部137とを有する。さらに、管理サーバ装置103は、記憶部138と、表示制御部139とを有する。
登録情報受信部131、会員情報受信部132、精算情報送受信部134、画像データ受信部137の機能は、通信部926の機能により実現可能である。精算金額計算部133、未精算状況管理部135、商品分量計算部136、表示制御部139の機能は、CPU902などにより実現可能である。記憶部138の機能は、RAM906、リムーバブル記録媒体928、又は記憶部920により実現可能である。
登録情報受信部131は、登録装置101から該当取引の識別番号を受信する。また、登録情報受信部131は、その識別番号が示す該当取引の登録済み商品を示す商品コードを含む登録情報を受信する。さらに、登録情報受信部131は、その識別番号が示す該当取引の登録完了時刻を示す時刻情報を受信する。登録情報受信部131は、登録装置101から受信した登録情報を精算金額計算部133、未精算状況管理部135、及び商品分量計算部136に入力する。また、登録情報受信部131は、登録装置101から受信した時刻情報を未精算状況管理部135に入力する。
会員情報受信部132は、登録装置101で会員カードの会員情報が読み取られ、会員情報が識別番号と共に管理サーバ装置103へと送信された場合に、その会員情報を受信する。会員情報受信部132は、登録装置101から受信した会員情報を精算金額計算部133に入力する。さらに、会員情報受信部132は、該当取引の識別番号に対応付けて会員情報を記憶部138に記録する。
精算金額計算部133は、登録情報及び会員情報に基づいて該当取引の精算金額を計算する。精算金額計算部133は、記憶部138に予め格納された商品コードと商品価格(一般価格、会員価格)とを対応付ける商品情報テーブルを参照して該当取引の各商品価格を抽出し、抽出した商品価格の合計金額を算出する。会員割引などが設定されている場合、精算金額計算部133は、会員情報に応じて適用される商品価格(一般価格、会員価格)を選択し、選択した商品価格で合計金額を算出する。精算金額計算部133が算出した合計金額は、精算金額として識別番号に対応付けて記憶部138に記録される。なお、このような精算金額の計算は登録装置101が行って、その計算結果が管理サーバ装置103へ送信されるようにしてもよい。
精算情報送受信部134は、精算装置102との間で情報を送受信する。例えば、精算情報送受信部134は、精算装置102から精算金額の要求通知と共に識別番号を受信する。この場合、精算情報送受信部134は、受信した識別番号を精算金額計算部133及び未精算状況管理部135に入力する。識別番号が入力された精算金額計算部133は、その識別番号に対応付けて記憶部138に記録した精算金額の情報を読み出して精算情報送受信部134に入力する。精算情報送受信部134は、精算金額計算部133から入力された精算金額の情報を精算装置102に送信する。
精算情報送受信部134は、識別番号と共に当該識別番号に対応する精算処理の完了通知(以下、精算完了通知)を受信する。この場合、精算情報送受信部134は、受信した精算完了通知を未精算状況管理部135に入力する。精算完了通知が入力された未精算状況管理部135は、その精算完了通知に対応する取引の識別番号に対応付けて精算済みを示す情報を記憶部138に記録する。なお、精算完了の日時が得られている場合、未精算状況管理部135は、精算済みを示す情報に精算完了の日時を付加して記憶部138に記録する。
ところで、未精算状況管理部135は、登録情報受信部131から登録完了時刻を示す時刻情報が入力されたタイミングで経過時間の計測を開始する。この経過時間は、該当取引の登録完了時点から経過した時間を示す。未精算状況管理部135は、経過時間と所定の閾値とを比較し、経過時間が所定の閾値を超えた場合に該当取引の識別番号を表示制御部139に入力する。所定の閾値は複数設定されていてもよい。この場合、未精算状況管理部135は、どの閾値を超えたかを示す情報と該当取引の識別番号とを表示制御部139に入力する。
未精算状況管理部135は、精算情報送受信部134から精算金額の要求通知と共に該当取引の識別番号が入力された場合(或いは、精算完了通知が入力された場合)、その識別番号に対応する経過時間の計測を終了する。一方、精算金額の要求通知が入力されないまま経過時間が最大の閾値を超えた場合、未精算状況管理部135は、経過時間の計測を終了すると共に、未精算を示す情報を該当取引の識別番号に対応付けて記憶部138に記録する。
商品分量計算部136は、登録情報受信部131から入力された登録情報に基づいて商品分量を計算する。例えば、商品分量計算部136は、記憶部138に予め格納された商品毎の重量や体積を示す情報と商品コードとを対応付ける分量情報テーブルを参照して該当取引の登録済み商品について総重量及び総体積を計算する。さらに、商品分量計算部136は、記憶部138に予め格納された総重量及び総体積と収納容器のサイズ(例えば、レジ袋の大きさ及び枚数)との関係を示す体積変換テーブルを参照して該当取引の登録済み商品について収納容器のサイズや数(以下、商品分量)を計算する。商品分量計算部136は、計算した商品分量の情報を識別番号に対応付けて記憶部138に記録する。
画像データ受信部137は、該当取引の識別番号と共に登録装置101で撮影された肖像画像の画像データを受信する。画像データ受信部137は、受信した画像データを識別番号に対応付けて記憶部138に記録する。なお、このような商品分量の計算は登録装置101が行って、その計算結果が管理サーバ装置103へ送信されるようにしてもよい。
記憶部138には、図11に示すように、識別番号に対応付けて、商品コード、価格、精算金額、商品分量、カード情報、登録日時(登録完了時刻に対応)、精算状況(精算済みか否か)、及び画像データが記録される。図11の例では、各商品コードに対応する価格の情報も識別番号に対応付けて記録されている。この例では、商品分量としてレジ袋のサイズ、数、及び総重量が記録されている。また、カード情報としてカード種別、個人情報の有無、カード発行日、及びポイント数が記録されている。さらに、精算状況として精算済みか否かを示す情報の他、精算済みの場合には精算時刻の情報が記録されている。
表示制御部139は、経過時間の長さに応じて表示装置104に表示させる識別番号などの表示方法を選択する。例えば、表示制御部139は、経過時間が第1の閾値を超えた場合、図12(A)に示すように表示装置104の画面上に識別番号を並べて表示する表示方法を選択する。さらに経過時間が長くなり、第2の閾値を超えた場合、表示制御部139は、図12(B)に示すように、識別番号の強調表示104a、画像データ104bの表示、商品分量の画像表示104c及び重量表示などを表示する表示方法を選択する。
また、表示制御部139は、経過時間の長さに応じて識別番号などを表示する表示装置104を選択する。例えば、表示制御部139は、図13に示すように、経過時間Tが閾値Th1を超えた場合に、精算装置102−1、102−2の付近にある表示装置104−1を選択する。また、経過時間Tが閾値Th2を超えた場合に、表示制御部139は、店舗の出入り口付近に位置する表示装置104−2を選択する。さらに、経過時間Tが閾値Th3を超えた場合に、表示制御部139は、店舗外にある駐車場付近に設置された表示装置104−3や警備員の携帯端末(表示装置104−4)を選択する。
そして、表示制御部139は、上記の選択結果に基づき、表示装置104に識別番号、画像、商品分量などの情報を表示させる。なお、表示制御部139は、表示に加えて識別番号を音声で読み上げる制御や、表示サイズを変更する制御などを行ってもよい。この場合、表示制御部139は、経過時間が長くなるにつれて警告の効果が大きくなるように表示方法や音声出力の方法(音声の有無や音量制御など)を制御する。
(変形例:経過時間の計測を登録装置101が行う仕組み)
図10の例では経過時間の計測を管理サーバ装置103が行うこととしたが、登録装置101が識別番号毎に経過時間を計測し、経過時間が所定の閾値を超えた場合に管理サーバ装置103へ経過時間の超過が通知される仕組みに変形することも可能である。この場合、登録装置101による通知は、登録情報受信部131を介して未精算状況管理部135に入力される。この通知が入力された未精算状況管理部135は、その通知内容を表示制御部139へと転送する。そして、表示制御部139は、転送された通知内容に応じて表示方法などを制御する。このような変形例についても第2実施形態の技術的範囲に含まれる。
以上、管理サーバ装置103について説明した。
[2−5.処理の流れ]
次に、登録装置101、精算装置102、管理サーバ装置103が実行する処理の流れについて説明する。
(登録装置101による処理)
まず、図14を参照しながら、登録装置101が実行する処理の流れについて説明する。図14は、第2実施形態に係る登録装置が実行する処理の流れを示した図である。
顧客が会員カードを提示し、店員が登録装置101に会員カードの情報を読み込ませた場合、登録装置101は、会員カードから会員情報を読み取る(S101)。また、登録装置101は、顧客の肖像画像を撮影して画像データを生成する(S102)。また、店員が登録装置101に購入商品の商品コードを読み込ませた場合、登録装置101は、購入商品の商品コードを読み取る(S103)。
登録装置101は、店員により登録完了の操作があるか否かを判定する(S104)。登録完了の操作がある場合、登録装置101は、処理をS105に進める。一方、登録完了の操作がない場合、登録装置101は、処理をS103に進める。S105に処理を進めた場合、登録装置101は、S101で読み込んだ会員情報、S102で生成した画像データ、及び、S103で読み取った商品コードを含む登録情報を識別番号と共に管理サーバ装置103へ送信する(S105)。さらに、登録装置101は、識別番号などの情報を記録した会計券105を発行する(S106)。
S106の処理を終えると、登録装置101は、一取引に係る登録処理を終了する。なお、S101及びS102の処理は、同時に実行してもよいし、順番を入れ替えてもよい。また、S101及びS102の処理をS104の処理とS105の処理との間で実行してもよい。さらに、S105及びS106の処理は、同時に実行してもよいし、順番を入れ替えてもよい。
(精算装置102による処理)
次に、図15を参照しながら、精算装置102が実行する処理の流れについて説明する。図15は、第2実施形態に係る精算装置が実行する処理の流れを示した図である。
顧客が会計券105を精算装置102に読み込ませた場合、精算装置102は、会計券105に記録された識別番号を読み取る(S111)。次いで、精算装置102は、読み取った識別番号の情報を管理サーバ装置103へ通知して該当取引の精算金額を要求する(S112)。この要求に応じて管理サーバ装置103から精算金額などの情報を取得した精算装置102は、精算金額の情報を顧客に提示して支払いを促す(S113)。
精算装置102は、顧客による支払いが完了したか否かを判定する(S114)。例えば、精算装置102は、精算金額の入金が完了した場合、或いは、クレジットカードや電子通貨による支払いが完了した場合、顧客による支払いが完了したと判定する。支払いが完了したと判定した場合、精算装置102は、処理をS115に進める。一方、支払いが完了していないと判定した場合、精算装置102は、処理をS113に戻す。
処理をS115に進めた精算装置102は、識別番号と共に精算完了通知を管理サーバ装置103へ送信する(S115)。S115の処理を終えると、精算装置102は、一取引に係る精算処理を終了する。
(管理サーバ装置103による処理)
次に、図16〜図19を参照しながら、管理サーバ装置103が実行する処理の流れについて説明する。図16は、第2実施形態に係る管理サーバ装置が実行する処理の流れを示した第1の図である。図17は、第2実施形態に係る管理サーバ装置が実行する処理の流れを示した第2の図である。図18は、第2実施形態に係る管理サーバ装置が実行する処理の流れを示した第3の図である。図19は、第2実施形態に係る管理サーバ装置が実行する処理の流れを示した第4の図である。なお、ここで説明する処理の流れは一例であり、処理の一部を適宜変更したり、一部の処理を省略する変形も可能である。
まず、図16を参照する。なお、ここでは、ある一取引に係る処理について考える。管理サーバ装置103は、登録情報受信部131、会員情報受信部132、及び画像データ受信部137の機能により、会員情報、登録情報、及び画像データなどの情報を識別番号と共に登録装置101から受信する(S121)。この情報を受信した管理サーバ装置103は、未精算状況管理部135の機能により、受信した識別番号が示す取引について経過時間Tの計測を開始する(S122)。
管理サーバ装置103は、精算金額計算部133の機能により、受信した識別番号が示す取引の精算金額を計算する(S123)。例えば、精算金額計算部133は、登録情報に含まれる商品コードに基づき、記憶部138に格納された商品情報テーブルを参照して該当する商品価格を抽出して、その合計金額を計算する。そして、精算金額計算部133は、計算した合計金額を精算金額として識別番号に対応付けて記憶部138に記録する。
管理サーバ装置103は、商品分量計算部136の機能により、受信した識別番号が示す取引の商品分量を計算する(S124)。例えば、商品分量計算部136は、登録情報に含まれる商品コードに基づき、記憶部138に格納された分量情報テーブルを参照して該当する商品の重量や体積を抽出して、その総重量及び総体積を計算する。さらに、商品分量計算部136は、記憶部138に格納された体積変換テーブルを参照し、計算した総重量及び総体積に対応する収納容器のサイズや数を計算する。
そして、商品分量計算部136は、計算した収納容器のサイズや数を商品分量として識別番号に対応付けて記憶部138に記録する。なお、収納容器の数が2以上の場合、商品分量計算部136は、最大サイズの収納容器を選択し、その選択結果を商品分量の情報に付加してもよい。なお、S122〜S124の処理は順序を入れ替えてもよい。
管理サーバ装置103は、未精算状況管理部135の機能により、会員情報が所定条件を満たすか否かを判定する(S125)。所定条件は、例えば、会員情報が有ること、会員情報に個人情報が含まれること、ポイント数が一定以上であること、会員期間(発行日からの経過日数)が一定以上であることなどである。会員情報が所定条件を満たす場合、管理サーバ装置103は、図19に記載のS144に処理を進める。一方、会員情報が所定条件を満たさない場合、管理サーバ装置103は、S126に処理を進める。
S126に処理を進めた場合、管理サーバ装置103は、未精算状況管理部135の機能により、精算金額が所定金額(例えば、300円など)よりも少ないか否かを判定する(S126)。精算金額が所定金額よりも少ない場合、管理サーバ装置103は、図19に記載のS144に処理を進める。一方、精算金額が所定金額よりも多い場合、管理サーバ装置103は、図17に記載のS127に処理を進める。
S127に処理を進めた場合、管理サーバ装置103は、未精算状況管理部135の機能により、精算金額の要求を精算装置102から受信したか否かを判定する(S127)。精算金額の要求を受信した場合、管理サーバ装置103は、図18に記載のS138に処理を進める。一方、精算金額の要求を受信していない場合、管理サーバ装置103は、S128に処理を進める。なお、精算金額の要求は、顧客が会計券105を精算装置102に読み込ませた場合に発生する。つまり、精算金額の要求を受信した場合には、精算処理が実行中であると判断できる。
S128に処理を進めた場合、管理サーバ装置103は、未精算状況管理部135の機能により、経過時間Tが閾値Th1よりも大きいか否かを判定する(S128)。経過時間Tが閾値Th1よりも大きい場合、管理サーバ装置103は、S129に処理を進める。このとき、未精算状況管理部135は、経過時間Tが閾値Th1を超えた旨を表示制御部139に通知する。一方、経過時間Tが閾値Th1よりも小さい場合、管理サーバ装置103は、S127の処理に戻る。
S129に処理を進めた場合、管理サーバ装置103は、表示制御部139の機能により、図13に示すように、識別番号などの情報をエリアBの表示装置104−1に表示させる(S129)。なお、表示装置104−1に表示される情報(表示情報)は、図12(A)に示したように識別番号だけを含むものでもよいし、図12(B)に示したように商品分量や画像などを含むものでもよい。
図13の例では、経過時間Tが閾値Th1を超えた場合に、精算装置102−1、102−2が配置されたエリアBに位置する表示装置104−1に表示情報が表示される。従って、この例では、顧客がエリアAにある登録装置101で商品の登録を行った後、精算装置102−1、102−2で精算を開始するまでにかかる時間を見積もり、その時間にマージンを加えた時間を閾値Th1に設定することが好ましい。例えば、登録完了から精算開始又は完了までにかかる時間の情報を蓄積し、その時間の統計値(平均値など)を計算することで登録から精算までにかかる時間を見積もることができる。
さて、S130に処理を進めた場合、管理サーバ装置103は、未精算状況管理部135の機能により、精算金額の要求を精算装置102から受信したか否かを判定する(S130)。精算金額の要求を受信した場合、管理サーバ装置103は、図18に記載のS138に処理を進める。一方、精算金額の要求を受信していない場合、管理サーバ装置103は、S131に処理を進める。
S131に処理を進めた場合、管理サーバ装置103は、未精算状況管理部135の機能により、経過時間Tが閾値Th2よりも大きいか否かを判定する(S131)。経過時間Tが閾値Th2よりも大きい場合、管理サーバ装置103は、S132に処理を進める。このとき、未精算状況管理部135は、経過時間Tが閾値Th2を超えた旨を表示制御部139に通知する。一方、経過時間Tが閾値Th2よりも小さい場合、管理サーバ装置103は、S130の処理に戻る。
S132に処理を進めた場合、管理サーバ装置103は、表示制御部139の機能により、図13に示すように、識別番号などの情報をエリアCの表示装置104−2に表示させる(S132)。なお、表示装置104−2に表示する情報(表示情報)は、図12(A)に示したように識別番号だけを含むものでもよいし、図12(B)に示したように商品分量や画像などを含むものでもよい。
図13の例では、経過時間Tが閾値Th2を超えた場合に、出入り口付近のエリアCに配置された表示装置104−2に表示情報が表示される。従って、この例では、顧客がエリアAにある登録装置101で商品の登録を行った後、出入り口に移動するまでにかかる時間を見積もり、その時間にマージンを加えた時間を閾値Th2に設定することが好ましい。この場合、顧客が精算装置102−1、102−2で精算を行わずに出入り口に移動するまでの時間であるから、予め登録装置101から出入り口までの距離を試験的に歩いた時間を計測し、その計測結果に基づいて閾値Th2を設定することが好ましい。
さて、S133に処理を進めた場合、管理サーバ装置103は、未精算状況管理部135の機能により、精算金額の要求を精算装置102から受信したか否かを判定する(S133)。精算金額の要求を受信した場合、管理サーバ装置103は、図18に記載のS138に処理を進める。一方、精算金額の要求を受信していない場合、管理サーバ装置103は、S134に処理を進める。
S134に処理を進めた場合、管理サーバ装置103は、未精算状況管理部135の機能により、経過時間Tが閾値Th3よりも大きいか否かを判定する(S134)。経過時間Tが閾値Th3よりも大きい場合、管理サーバ装置103は、S135に処理を進める。このとき、未精算状況管理部135は、経過時間Tが閾値Th3を超えた旨を表示制御部139に通知する。一方、経過時間Tが閾値Th3よりも小さい場合、管理サーバ装置103は、S133の処理に戻る。
S135に処理を進めた場合、管理サーバ装置103は、表示制御部139の機能により、図13に示すように、識別番号などの情報をエリアDの表示装置104−3、104−4に表示させる(S135)。なお、表示装置104−3に表示する情報(表示情報)は、図12(A)に示したように識別番号だけを含むものでもよいし、図12(B)に示したように商品分量や画像などを含むものでもよい。一方、表示装置104−4に表示する情報(表示情報)は、顧客を特定しやすいように、最大サイズの収納容器や顧客の肖像画像などを含むことが好ましい。
図13の例では、経過時間Tが閾値Th3を超えた場合に、駐車場付近に配置された表示装置104−3や、警備員が保持する携帯端末の表示装置104−4に表示情報が表示される。従って、この例では、顧客がエリアAにある登録装置101で商品の登録を行った後、駐車場に移動するまでにかかる時間を見積もり、その時間より短い時間(出入り口を出るまでの時間に所定のマージンを加えた時間)を閾値Th3に設定することが好ましい。この場合、顧客が自動車や徒歩で店舗から離れる前に表示装置104−3、104−4に表示情報が表示されるようにするため、出入り口を出るまでの時間を計測し、その計測結果に基づいて閾値Th3を設定することが好ましい。
S135の処理を終えると、管理サーバ装置103は、図18に記載のS136に処理を進める。S136に処理を進めた場合、管理サーバ装置103は、未精算状況管理部135の機能により、経過時間Tの計測を終了する(S136)。次いで、管理サーバ装置103は、さらに所定時間が経過した後に表示装置104−1、…、104−4に表示された表示情報を消去し、該当取引を未精算取引として処理する(S137)。この場合、未精算状況管理部135は、識別番号に対応付けて未精算である旨を示す情報を記憶部138に記録する。なお、所定時間は、例えば、顧客が表示装置104−3に表示された表示情報を見て精算装置102−1、102−2で精算を行うまでにかかる時間より長い時間に設定される。S137の処理を終えると、管理サーバ装置103は、一取引に係る処理を終了する。
さて、S138に処理を進めた場合、管理サーバ装置103は、精算情報送受信部134の機能により、記憶部138に格納された精算金額の情報を精算装置102に送信する(S138)。また、管理サーバ装置103は、未精算状況管理部135の機能により、経過時間Tの計測を終了し、計測した経過時間Tの情報を記憶部138に記録する(S139)。その後、管理サーバ装置103は、精算情報送受信部134の機能により、精算装置102から精算情報を受信する(S140)。
S141に処理を進めた管理サーバ装置103は、表示装置104−1、104−2に表示情報の表示があるか否かを判定する(S141)。表示情報の表示がある場合、管理サーバ装置103は、S142に処理を進める。一方、表示情報の表示がない場合、管理サーバ装置103は、S143に処理を進める。S142に処理を進めた管理サーバ装置103は、表示制御部139の機能により、全ての表示情報の表示を消去して(S142)、S143に処理を進める。
S143に処理を進めた管理サーバ装置103は、未精算状況管理部135の機能により、該当取引を精算済みの取引として処理する(S143)。この場合、未精算状況管理部135は、識別番号に対応付けて精算済みである旨を示す情報及び精算完了時刻を記憶部138に記録する。S143の処理を終えると、管理サーバ装置103は、一取引に係る処理を終了する。
さて、図19に記載のS144に処理を進めた場合、管理サーバ装置103は、未精算状況管理部135の機能により、精算金額の要求を精算装置102から受信したか否かを判定する(S144)。精算金額の要求を受信した場合、管理サーバ装置103は、図18に記載のS138に処理を進める。一方、精算金額の要求を受信していない場合、管理サーバ装置103は、S145に処理を進める。
S145に処理を進めた場合、管理サーバ装置103は、経過時間Tが所定時間を超えたか否かを判定する(S145)。S145で用いる所定時間は、閾値Th3と同様に、登録装置101で商品の登録を行った後、顧客が出入り口を出るまでにかかる時間に基づいて設定される。経過時間Tが所定時間を超えたと判定した場合、管理サーバ装置103は、S146に処理を進める。一方、経過時間Tが所定時間を超えていないと判定した場合、管理サーバ装置103は、S144に処理を戻す。
S146に処理を進めた場合、管理サーバ装置103は、未精算状況管理部135の機能により、経過時間Tの計測を終了し、該当取引を未精算取引として処理する(S146)。この場合、未精算状況管理部135は、識別番号に対応付けて未精算である旨を示す情報を記憶部138に記録する。S146の処理を終えると、管理サーバ装置103は、一取引に係る処理を終了する。
なお、取引毎に上記のような処理が実行される。そして、記憶部138には、図11に示すような情報が識別番号毎に記録されることになる。また、未精算取引として処理された後で顧客が精算を行った場合、管理サーバ装置103は、該当取引の識別番号に対応付けて記憶部138に記録した情報を更新する。この場合、管理サーバ装置103は、未精算状況管理部135の機能により、識別番号に対応付けて精算済みである旨を示す情報及び精算完了時刻を記憶部138に記録する。
以上、処理の流れについて説明した。
(変形例:会員情報に応じて表示方法を細かく変更する方法)
ところで、図16〜図19に示した処理の流れにおいては、会員情報が所定条件を満たした場合、一律に表示情報を表示装置104−1、…、104−4に表示しないこととしていた。しかし、所定条件をより細かく設定し、会員情報の内容に応じて表示方法(表示エリアや表示内容など)を切り替える仕組みに変形することも可能である。図20は、第2実施形態の一変形例に係る表示方法の変更方法を示した図である。
例えば、図20に示すように、会員情報の有無、クレジット機能の有無、個人情報の有無、ポイント数、会員期間の組み合わせに応じて表示方法を切り替える仕組みが考えられる。図20の例では、会員情報の入力がない場合(会員カードの提示がない場合など)、経過時間Tに応じて、エリアBに識別番号が表示され、エリアCに識別番号及び商品分量が表示され、エリアDに識別番号、商品分量、及び画像が表示される。なお、画像は、警備員の表示装置104−4にだけ表示されるようにしてもよい。
また、会員情報がある場合で、ポイント数が所定数(例えば1000ポイント)未満、かつ、会員期間が所定期間(例えば1年)未満の場合には、経過時間Tに応じて、エリアB及びエリアCに識別番号が表示され、エリアDには何も表示されない。また、会員情報がある場合で、ポイント数が所定数以上又は会員期間が所定期間以上の場合、経過時間Tに応じて、エリアBに識別番号が表示され、エリアC及びエリアDには何も表示されない。また、会員情報に個人情報が含まれる場合には、いずれのエリアにも表示情報が表示されない。さらに、会員情報の条件に応じて、エリアDのみに表示されるようにしたり、エリアC及びエリアDに表示されるようにしたりしてもよい。
図20に示した条件は一例であるが、この例のように会員情報に応じて細かく表示エリアや表示内容の組み合わせを変更することも可能である。このように、販売者が考える顧客への信頼度(或いは得意客の度合い)に基づいて巧妙に条件を設定することで、顧客が不快感を受ける機会を抑制しつつ、より効果的に不正行為を抑制する仕組みを構築することができる。図20の例を適用すれば、会員に対して表示情報の表示を極力控えることで得意客への不快感を減らしつつ、比較的信頼度の低い顧客に対しては顧客の移動に追従する形で情報を表示することで効果的な不正行為の抑制が期待できる。
以上、変形例について説明した。
以上説明したように、第2実施形態によれば、顧客に与える不快感を抑制しつつ、精算が未了であることを顧客に効果的に通知することが可能になる。その結果、未精算取引の発生頻度を効果的に低減させることが可能になる。
<第3実施形態(店内の状況に応じた注意喚起の仕組み)>
次に、第3実施形態について説明する。第3実施形態は、店内の状況に応じて表示情報の表示方法を変更する注意喚起の仕組みを提案するものである。なお、既に説明した第2実施形態と第3実施形態との主な違いは、識別番号などの表示情報を表示する際に店内の混雑状況などを考慮する点にある。そこで、第2実施形態と相違する部分(管理サーバ装置103の機能及び処理の流れ)を中心に説明する。
[3−1.管理サーバ装置103の機能]
まず、図21を参照しながら、第3実施形態に係る管理サーバ装置103の機能について説明する。図21は、第3実施形態に係る管理サーバ装置が有する機能の一例を示す図である。第2実施形態に係る管理サーバ装置103と実質的に同じ機能については同一の符号を付することにより詳細な説明を省略する。
図21に示すように、管理サーバ装置103は、登録情報受信部131と、会員情報受信部132と、精算金額計算部133と、精算情報送受信部134と、未精算状況管理部135と、商品分量計算部136と、画像データ受信部137とを有する。さらに、管理サーバ装置103は、記憶部138と、表示制御部139と、状況分析部201とを有する。つまり、当該管理サーバ装置103と第2実施形態に係る管理サーバ装置103との主な違いは、状況分析部201の機能にある。なお、状況分析部201の機能は、CPU902などにより実現可能である。
状況分析部201は、店内の混雑状況を分析する機能、未精算取引の割合を計算する機能、店内の混雑時間帯を管理する機能、及び店内にいる店員数を管理する機能を有する。なお、状況分析部201の機能は一部を省略することが可能である。以下、混雑状況を分析する機能及び未精算取引の割合を計算する機能について説明する。
(混雑状況を分析する機能について)
混雑状況を分析する機能について説明する。
記憶部138には、完了済み取引について登録完了から精算実行までにかかった経過時間(以下、取引時間)の情報が精算完了時刻の情報と共に格納されている。そこで、状況分析部201は、定期的に記憶部138から取引時間の情報を読み出し、読み出した取引時間の情報に基づいて店内の混雑状況を分析する。取引時間は、登録を終えてから顧客が精算を行うまでにかかる時間である。店内が混雑している場合には、登録装置101から精算装置102までの移動時間や精算装置102の利用待ち時間などが長くかかり、取引時間が長くなる。従って、取引時間を分析することによりリアルタイムに店内の混雑状況を検出することが可能になる。
状況分析部201は、所定のタイミングで分析を開始する。所定のタイミングは、例えば、一定時間間隔(例えば、30分間隔)であってもよいし、固定の時刻(例えば、開店時及び正午など)であってもよい。また、混雑時間帯には時間間隔を短くし、平常時間帯には時間間隔を長くする設定としてもよい。さらに、混雑時間帯の1時間前に設定するなどの設定方法も考えられる。分析を開始した状況分析部201は、精算完了時刻(又は登録日時)が所定時間前までの取引時間の情報を記憶部138から読み出す。そして、状況分析部201は、記憶部138から読み出した取引時間の統計値(例えば、平均値)を計算する。
状況分析部201は、計算した取引時間の統計値と、予め設定しておいた混雑判定用の判定値とを比較する。当該統計値が混雑判定用の判定値よりも大きい場合、状況分析部201は、店内が混雑していると判定し、その判定結果を記憶部138に記録する。さらに、状況分析部201は、経過時間Tの判定に用いる閾値(上記の閾値Th1〜Th3)を混雑度(統計値の大きさ)に応じて増加させるか、混雑時用に予め用意した閾値に設定する。一方、当該統計値が混雑判定用の閾値よりも小さい場合、状況分析部201は、店内が混雑していないと判定し、その判定結果を記憶部138に記録する。さらに、状況分析部201は、経過時間Tの判定に用いる閾値を通常時用の閾値に設定する。なお、経過時間Tの判定に用いる閾値の情報は記憶部138に記録される。
(未精算取引の割合を計算する機能について)
次に、未精算取引の割合を計算する機能について説明する。
記憶部138には、取引毎に精算済みであるか、未精算であるかを示す情報が記録されている。そこで、状況分析部201は、この情報に基づいて未精算取引の発生率を計算する。状況分析部201は、所定のタイミングで未精算取引の発生率を計算する。所定のタイミングは、例えば、一定時間間隔(例えば、1日間隔、半日間隔)であってもよいし、店員による操作に応じたタイミングであってもよい。計算を開始した状況分析部201は、記憶部138を参照し、登録日時が所定時間前までの全取引数及び未精算取引の数をカウントする。そして、状況分析部201は、カウント結果に基づいて全取引に占める未精算取引の割合を計算し、その割合を未精算取引の発生率として記憶部138に記録する。
(混雑状況、未精算取引の割合、混雑時間帯などに応じた表示制御)
上記のように、混雑状況は、例えば、経過時間Tの判定に用いる閾値の設定に利用される。さらに、混雑状況、未精算取引の割合、混雑時間帯、及び店員数は、識別番号などの表示方法を決定する際に利用される。
例えば、店内が混雑していると不正行為が発生するリスクが高まる。そのため、店内が混雑していると判断された場合や混雑時間帯においては、不正抑止効果を優先させ、会員情報などから判断される顧客の信頼度に依らず識別番号などを表示装置104に表示する。この表示方法の場合、信頼度の高い顧客に対しても識別番号などの表示が行われることになるが、店内が混雑した状況では、精算や商品の袋詰めなどの作業を急ぐことに注意が奪われやすく、識別番号などの表示により顧客が不快感を覚える可能性は低いと考えられる。その結果、このような表示方法にすることで、顧客に与える不快感を抑制しつつ、より効果的に不正行為を抑制することが可能になる。
また、未精算取引の割合が高い場合、何らかの事情で未精算取引が発生しやすい状況にあると考えられる。例えば、雨天の場合、傘などで手がふさがっているために、複数の会計券105を受け取った場合に一部を紛失してしまうことがある。このような事情を考慮すると、ある特定の状況において未精算取引の割合が高くなると考えられる。
そこで、未精算取引の割合が高い状況では、信頼度の高い顧客であっても未精算取引が発生する可能性があるため、会員情報に依らず識別番号などを表示装置104に表示する。この表示方法の場合、信頼度の高い顧客に対しても識別番号などの表示が行われることになるが、傘などの荷物が多い状況などでは顧客も全ての会計券105について精算が完了しているか不安な場合もあり、注意喚起により気分を害することは少ないと考えられる。その結果、このような表示方法にすることで、顧客に与える不快感を抑制しつつ、より効果的に不正行為を抑制することが可能になる。なお、店員数が少ない場合に、会員情報に依らず識別番号などを表示装置104に表示する方法を適用してもよい。
以上、管理サーバ装置103の機能について説明した。
[3−2.管理サーバ装置103による処理の流れ]
次に、図22を参照しながら、第3実施形態に係る管理サーバ装置103が実行する処理の流れについて説明する。図22は、第3実施形態に係る管理サーバ装置が実行する処理の流れを示した図である。なお、第2実施形態に係る管理サーバ装置103が実行する処理の流れと重複する部分については対応する記載箇所を指摘するに留め、詳細な説明を省略する。なお、ここでは、ある一取引に係る処理について考える。
図22に示すように、管理サーバ装置103は、登録情報受信部131、会員情報受信部132、及び画像データ受信部137の機能により、会員情報、登録情報、及び画像データなどの情報を識別番号と共に登録装置101から受信する(S201)。この情報を受信した管理サーバ装置103は、未精算状況管理部135の機能により、受信した識別番号が示す取引について経過時間Tの計測を開始する(S202)。
管理サーバ装置103は、精算金額計算部133の機能により、受信した識別番号が示す取引の精算金額を計算する(S203)。例えば、精算金額計算部133は、登録情報に含まれる商品コードに基づき、記憶部138に格納された商品情報テーブルを参照して該当する商品価格を抽出して、その合計金額を計算する。そして、精算金額計算部133は、計算した合計金額を精算金額として識別番号に対応付けて記憶部138に記録する。
管理サーバ装置103は、商品分量計算部136の機能により、受信した識別番号が示す取引の商品分量を計算する(S204)。例えば、商品分量計算部136は、登録情報に含まれる商品コードに基づき、記憶部138に格納された分量情報テーブルを参照して該当する商品の重量や体積を抽出して、その総重量及び総体積を計算する。さらに、商品分量計算部136は、記憶部138に格納された体積変換テーブルを参照し、計算した総重量及び総体積に対応する収納容器のサイズや数を計算する。
そして、商品分量計算部136は、計算した収納容器のサイズや数を商品分量として識別番号に対応付けて記憶部138に記録する。なお、収納容器の数が2以上の場合、商品分量計算部136は、最大サイズの収納容器を選択し、その選択結果を商品分量の情報に付加してもよい。なお、S202〜S204の処理は順序を入れ替えてもよい。
管理サーバ装置103は、未精算状況管理部135の機能により、店内が混雑しているか否かを判定する(S205)。例えば、未精算状況管理部135は、記憶部138に記録された混雑状況の分析結果を参照し、店内が混雑しているか否かを判定する。店内が混雑していると判定した場合、管理サーバ装置103は、図17に記載のS127(第2実施形態に係る処理の流れを参照)以降の処理を実行する。店内が混雑していないと判定した場合、管理サーバ装置103は、S206に処理を進める。
S206に処理を進めた管理サーバ装置103は、未精算状況管理部135の機能により、未精算取引の発生率が高いか否かを判定する(S206)。例えば、未精算状況管理部135は、記憶部138に記録された未精算取引の発生率と、予め用意しておいた発生率判定用の閾値とを比較する。未精算取引の発生率が当該閾値よりも大きい場合、未精算状況管理部135は、未精算取引の発生率が高いと判定する。一方、未精算取引の発生率が当該閾値よりも低い場合、未精算状況管理部135は、未精算取引の発生率が低いと判定する。未精算取引の発生率が高いと判定した場合、管理サーバ装置103は、図17に記載のS127(第2実施形態に係る処理の流れを参照)以降の処理を実行する。未精算取引の発生率が低いと判定した場合、管理サーバ装置103は、S207に処理を進める。
S207に処理を進めた管理サーバ装置103は、未精算状況管理部135の機能により、会員情報が所定条件を満たすか否かを判定する(S207)。所定条件は、例えば、会員情報が有ること、会員情報に個人情報が含まれること、ポイント数が一定以上であること、会員期間(発行日からの経過日数)が一定以上であることなどである。会員情報が所定条件を満たす場合、管理サーバ装置103は、図19に記載のS144(第2実施形態に係る処理の流れを参照)以降の処理を実行する。一方、会員情報が所定条件を満たさない場合、管理サーバ装置103は、S208に処理を進める。
S208に処理を進めた場合、管理サーバ装置103は、未精算状況管理部135の機能により、精算金額が所定金額(例えば、300円など)よりも少ないか否かを判定する(S208)。精算金額が所定金額よりも少ない場合、管理サーバ装置103は、図19に記載のS144(第2実施形態に係る処理の流れを参照)以降の処理を実行する。一方、精算金額が所定金額よりも多い場合、管理サーバ装置103は、図17に記載のS127(第2実施形態に係る処理の流れを参照)以降の処理を実行する。
以上、処理の流れについて説明した。なお、店内の混雑状況だけを考慮する変形や、未精算取引の発生率だけを考慮する変形も可能である。さらに、S205〜S208の処理を適宜省略することで、店内の混雑状況、未精算取引の発生率、会員情報、及び精算金額の条件を任意に組み合わせた条件を考慮した処理の流れに変形することも可能である。こうした変形例についても第3実施形態の技術的範囲に含まれる。
(混雑状況の分析方法)
ここで、図23を参照しながら、第3実施形態に係る混雑状況の分析方法について処理の流れを説明する。図23は、第3実施形態に係る混雑状況の分析方法を示した図である。なお、図23に示した処理は、管理サーバ装置103が有する機能のうち、状況分析部201により実行される。
図23に示すように、状況分析部201は、精算完了時刻(又は登録日時)が所定時間前までの取引時間の情報を記憶部138から取得する(S211)。次いで、状況分析部201は、記憶部138から取得した取引時間の統計値(例えば、平均値)を計算する(S212)。次いで、状況分析部201は、計算した取引時間の統計値が、予め設定しておいた混雑判定用の判定値よりも大きいか否かを判定する(S213)。統計値が判定値よりも大きい場合、状況分析部201は、S214に処理を進める。一方、統計値が判定値よりも小さい場合、状況分析部201は、S216に処理を進める。
なお、混雑判定用の判定値は、混雑時間帯の取引時間と、通常時間帯の取引時間とを有意に区別することが可能な判定値に設定される。例えば、一つの単純な方法としては、混雑時間帯の取引時間の中央値と、通常時間帯の取引時間の中央値との中間値を判定値に設定する方法が考えられる。また、一般的な統計的手法を用いて混雑時間帯の取引時間を判定する判定値を求める方法も考えられる。もちろん、経験則に基づいて店員などが予め判定値を設定してもよい。
さて、S214に処理を進めた場合、状況分析部201は、店内が混雑していると判定し、経過時間Tの判定に用いる閾値(上記の閾値Th1〜Th3)を混雑度(統計値の大きさ)に応じて増加させるか、混雑時用に予め用意した閾値に設定する(S214)。例えば、状況分析部201は、通常時間帯の取引時間の統計値に比べ、S212で計算した統計値が増加した割合(例えば、30%など)だけ閾値を増加させる。また、混雑時用の閾値は、混雑時間帯に観測された取引時間を基準に予め設定するか、或いは、経験則に基づいて店員が予め設定する。閾値を設定した状況分析部201は、混雑状況の判定結果及び設定した閾値を記憶部138に記録する(S215)。S215の処理を終えると、状況分析部201は、混雑状況の分析に係る処理を終了する。
一方、S216に処理を進めた場合、状況分析部201は、店内が混雑していないと判定し、経過時間Tの判定に用いる閾値(上記の閾値Th1〜Th3)を通常時間帯に用いる閾値に戻す(S216)。なお、通常時間帯に用いる閾値に設定されている場合には閾値の調整は行われない。そして、状況分析部201は、混雑状況の判定結果及び設定した閾値を記憶部138に記録する(S217)。S217の処理を終えると、状況分析部201は、混雑状況の分析に係る処理を終了する。
以上、混雑状況の分析方法について説明した。
以上説明したように、第3実施形態によれば、店内の混雑状況など、状況を考慮した注意喚起の方法が実施されるため、より効果的に未精算取引の発生率を低減させることが可能になる。また、混雑状況に応じて閾値を調整する方法によれば、混雑により精算が遅れたことを理由に識別番号などが表示されて顧客が不快な思いをする機会を減らすことが可能になる。その結果、顧客に与える不快感を抑制しつつ、未精算取引の発生頻度を効果的に低減させることができるようになる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、様々な変形例や修正例に想到し得ることは明らかであり、こうした変形例や修正例についても当然に本発明の技術的範囲に属することは言うまでもない。
上記説明においては、会員情報、精算金額、混雑状況などに応じて表示方法を切り替える仕組みを提案したが、購入商品の組み合わせや、発行した会計券105の枚数などを考慮して表示方法を切り替える方法も考えられる。
未精算取引の発生頻度が高い商品の組み合わせは、未精算取引に係る商品の組み合わせを記憶部138に記録しておき、その組み合わせに基づいて統計的手法により抽出することができる。未精算取引の発生頻度が高い商品の組み合わせを記憶部138に記録しておけば、例えば、その組み合わせを含む商品群が登録された場合に、その登録に係る取引については会員情報の条件などに依らず識別番号などを表示することが可能になる。同様に、同じ顧客(会員カードなどで認識可能)に対して発行した会計券105の枚数が多い場合に、その顧客に発行した会計券105に対応する識別番号などを会員情報の条件などに依らず表示する表示方法なども可能である。このような変形例についても上記実施形態の技術的範囲に属する。
10、100 取引管理システム
11、11−1、11−2、11−n、101 登録装置
11a 登録処理部
11b 媒体発行部
11c 入力部
11d、13c 通信部
12 情報媒体
13、13−1、13−2、13−n、102 精算装置
13a 読み出し部
13b 精算処理部
14、103 管理サーバ装置
14a 第1の通信部
14b 第2の通信部
14c、139 表示制御部
15、104 表示装置
101a、102a モニタ
101b タッチパネル
101c 商品コードリーダ
101d プリンタ
101e カメラ
101f 会員カードリーダ
101g、102g 制御装置
102b 硬貨出入金口
102c 紙幣出入金口
102d 会計券リーダ
102e カードリーダ
102f タッチパネル
102h 出入金制御装置
105 会計券
111 商品情報記録部
112 会員情報記録部
113 画像取得部
114 画像処理部
115 記憶部
116、123 表示制御部
117 会計券発行部
118、121 通信部
122 精算金額取得部
124 精算処理部
131 登録情報受信部
132 会員情報受信部
133 精算金額計算部
134 精算情報送受信部
135 未精算状況管理部
136 商品分量計算部
137 画像データ受信部
138 記憶部
201 状況分析部

Claims (11)

  1. 取引毎に対象商品の登録処理を実行し、登録処理の完了後に取引を識別する識別情報を情報媒体に記録する登録装置と、前記情報媒体から読み出した識別情報が示す取引の精算処理を実行する精算装置と、を管理する情報処理装置であって、
    登録済みの前記対象商品を示す商品情報と、前記登録処理の際に前記登録装置に入力された顧客に関する情報と、前記識別情報とを受信する第1の通信部と、
    前記精算処理の実行時に前記精算装置から送信される情報を受信する第2の通信部と、
    前記登録処理の完了後、前記精算処理が実行されずに第1の時間が経過した取引である未精算取引の前記識別情報を含む表示情報を表示装置に表示させる表示制御部と、
    を備え、
    前記表示制御部は、前記未精算取引に対応する前記顧客に関する情報に基づいて前記表示情報の表示方法を変更する
    情報処理装置。
  2. 前記表示制御部は、前記顧客に関する情報が前記対象商品の販売者と前記顧客との関係を示す場合に前記表示情報の一部又は全部を非表示とする
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記表示制御部は、前記顧客に関する情報が前記顧客の個人情報を含む場合に前記表示情報の一部又は全部を非表示とする
    請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記表示制御部は、前記顧客に関する情報が前記対象商品の販売者と前記顧客との関係を示す場合に当該関係の継続期間が所定期間より長い場合に前記表示情報の一部又は全部を非表示とする
    請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記表示制御部は、前記未精算取引の金額が所定の金額よりも少ない場合に前記表示情報の一部又は全部を非表示とする
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記表示制御部は、前記未精算取引の商品情報が示す対象商品の一部又は全部を組み合わせた商品パターンの中に所定のパターンが含まれる場合に、前記顧客に関する情報に依らず前記表示情報を表示させる
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記登録処理の完了から前記精算処理の実行までの時間に基づき、前記登録装置及び前記精算装置が設置される店舗内の混雑度を判定する混雑度判定部をさらに備え、
    前記表示制御部は、前記混雑度判定部により前記店舗内の混雑度が高いと判定された場合、前記顧客に関する情報に依らず前記表示情報を表示させる
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. 前記登録処理の完了後、前記精算処理の実行がないまま、前記第1の時間よりも長い第2の時間を経過した取引である未精算取引の数をカウントするカウンタをさらに備え、
    前記表示制御部は、過去の所定時間内に発生した前記未精算取引の数が所定の閾値を上回る場合、前記顧客に関する情報に依らず前記表示情報を表示させる
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  9. 取引毎に対象商品の登録処理を実行する登録処理部と、
    顧客に関する情報を入力するための入力部と、
    前記登録処理の完了後に取引を識別する識別情報を情報媒体に記録する媒体発行部と、
    登録済みの前記対象商品を示す商品情報と、前記登録処理の際に入力された前記顧客に関する情報と、前記識別情報とを管理サーバ装置へ送信する第1の通信部と、
    を有する、登録装置と、
    前記情報媒体から読み出した識別情報が示す取引の精算処理を実行する精算処理部と、
    前記精算処理の実行時に前記管理サーバ装置へ情報を送信する第2の通信部と、
    を有する、精算装置と、
    前記商品情報と、前記顧客に関する情報と、前記識別情報とを前記登録装置から受信する第1の通信部と、
    前記精算処理の実行時に前記精算装置から送信される情報を受信する第2の通信部と、
    前記登録処理の完了後、前記精算処理が実行されずに第1の時間が経過した取引である未精算取引の前記識別情報を含む表示情報を表示装置に表示させる表示制御部と、
    を有する、前記管理サーバ装置と、
    を含み、
    前記表示制御部は、前記未精算取引に対応する前記顧客に関する情報に基づいて前記表示情報の表示方法を変更する
    取引管理システム。
  10. 取引毎に対象商品の登録処理を実行し、登録処理の完了後に取引を識別する識別情報を情報媒体に記録する登録装置と、前記情報媒体から読み出した識別情報が示す取引の精算処理を実行する精算装置と、を管理する情報処理装置による表示制御方法であって、
    登録済みの前記対象商品を示す商品情報と、前記登録処理の際に前記登録装置に入力された顧客に関する情報と、前記識別情報とを受信する工程と、
    前記精算処理の実行時に前記精算装置から送信される情報を受信する工程と、
    前記登録処理の完了後、前記精算処理が実行されずに第1の時間が経過した取引である未精算取引の前記識別情報を含む表示情報を表示装置に表示させる工程と、
    を含み、
    前記表示させる工程では、前記未精算取引に対応する前記顧客に関する情報に基づいて前記表示情報の表示方法を変更する
    表示制御方法。
  11. 取引毎に対象商品の登録処理を実行し、登録処理の完了後に取引を識別する識別情報を情報媒体に記録する登録装置と、前記情報媒体から読み出した識別情報が示す取引の精算処理を実行する精算装置と、を管理するコンピュータに、
    登録済みの前記対象商品を示す商品情報と、前記登録処理の際に前記登録装置に入力された顧客に関する情報と、前記識別情報とを受信する処理と、
    前記精算処理の実行時に前記精算装置から送信される情報を受信する処理と、
    前記登録処理の完了後、前記精算処理が実行されずに第1の時間が経過した取引である未精算取引の前記識別情報を含む表示情報を表示装置に表示させる処理と、
    を実行させ、
    前記表示させる処理では、前記未精算取引に対応する前記顧客に関する情報に基づいて前記表示情報の表示方法を変更する処理を実行させる
    プログラム。
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