JP2014206560A - 正帯電エレクトレット性微粒子及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】帯電性が均一で且つ電気泳動媒体中での分散性が良好な、優れた電気泳動性を示す正帯電エレクトレット性微粒子及びその製造方法を提供する。【解決手段】メラミン樹脂及びポリエチレン樹脂の少なくとも1種を含有する微粒子にガンマ線を照射することによってエレクトレット化する、正帯電エレクトレット性微粒子の製造方法、並びに当該製造方法により得られる正帯電エレクトレット性微粒子。【選択図】なし

Description

本発明は、フルカラーの電気泳動表示装置(いわゆる電子ペーパー)に用いる泳動粒子として有用な正帯電エレクトレット性微粒子及びその製造方法に関する。
近年、荷電粒子(エレクトレット性粒子)の電気泳動による電気泳動表示方法が、次世代表示装置の最適技術と考えられている。しかしながら、荷電粒子の形状、帯電電位(ζ電位)が小さく不安定なこと、泳動粒子の二次凝集や沈殿、前歴表示画像の消去や応答速度が不十分である等の多くの課題があり、研究開発が進められている。
特許文献1には、上記用途に用いる正帯電エレクトレット性粒子が開示されている。
特許文献1は、エレクトレット性着色泳動微粒子を用いたモノクロ・カラー反射・透光型電気泳動表示装置に関し、正帯電エレクトレット性微粒子について、「高分子微粒子原料モノマーに、正孔トラップ材料と、酸化亜鉛、酸化チタン等の酸化物系白色超微粉末を加え懸濁重合法、乳化重合法、分散重合法等により、0.1〜1μmの真球状超微粒子を作り、これに1〜15kGyのガンマ線を照射し、90〜110℃で十数分間加熱するか、90〜110℃で1〜15kGyのガンマ線を照射して、エレクトレット性正電荷を帯電した白色正荷電微粒子。」が開示されている(請求項13、[0048]段落等)。また、高分子微粒子原料モノマーとして、アクリル系、ポリエステル系、スチレン系、ポリカーボネート系等の樹脂が開示されており、正孔トラップ材料として、Siの酸化物(SiO)、アモルファス・シリコン酸化物(Si:H:O1−x)の超微粒子が開示されている(請求項14、[0048]段落等)。
しかしながら、従来の正帯電エレクトレット性粒子は、帯電性が均一でない場合があり、電気泳動性が不十分であるという課題がある。また、正帯電エレクトレット性微粒子どうしが電気泳動媒体中で凝集し易い場合にも電気泳動性が不十分になるという課題がある。従って、帯電性が均一で且つ電気泳動媒体中での分散性が良好な、優れた電気泳動性を示す正帯電エレクトレット性粒子の開発が望まれている。
特開2007−102148号公報
本発明は、帯電性が均一で且つ電気泳動媒体中での分散性が良好な、優れた電気泳動性を示す正帯電エレクトレット性微粒子及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明者は、上記目的を達成すべき鋭意研究を重ねた結果、特定成分を含有する微粒子にガンマ線を照射してエレクトレット化することにより得られる正帯電エレクトレット性微粒子によれば、上記目的を達成できることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、下記の正帯電エレクトレット性微粒子及びその製造方法に関する。
1.メラミン樹脂及びポリエチレン樹脂の少なくとも1種を含有し、ガンマ線照射によってエレクトレット化されていることを特徴とする正帯電エレクトレット性微粒子。
2.更にシリカを含有する、上記項1に記載の正帯電エレクトレット性微粒子。
3.コア部分とシェル部分を有するコアシェル型の正帯電エレクトレット性微粒子であって、前記コア部分がメラミン樹脂を含有し、前記シェル部分がメラミン樹脂及びシリカを含有する、上記項1又は2に記載の正帯電エレクトレット性微粒子。
4.着色されている、上記項1〜3のいずれかに記載の正帯電エレクトレット性微粒子。
5.前記正帯電エレクトレット性微粒子の平均粒子径が1000μm以下である、上記項1〜4のいずれかに記載の正帯電エレクトレット性微粒子。
6.メラミン樹脂及びポリエチレン樹脂の少なくとも1種を含有する微粒子にガンマ線を照射することによってエレクトレット化することを特徴とする正帯電エレクトレット性微粒子の製造方法。
7.前記微粒子は、更にシリカを含有する、上記項6に記載の製造方法。
8.前記微粒子は、コア部分とシェル部分を有するコアシェル型の微粒子であって、前記コア部分がメラミン樹脂を含有し、前記シェル部分がメラミン樹脂及びシリカを含有する、上記項6又は7に記載の製造方法。
9.前記微粒子は、着色されている、上記項6〜8のいずれかに記載の製造方法。
10.前記微粒子を電気泳動媒体に分散させた後に前記ガンマ線を照射する、上記項6〜9のいずれかに記載の製造方法。
以下、本発明の正帯電エレクトレット性微粒子及びその製造方法、並びに正帯電エレクトレット性微粒子を用いた電気泳動表示装置について説明する。
正帯電エレクトレット性微粒子及びその製造方法
本発明の正帯電エレクトレット性微粒子は、メラミン樹脂及びポリエチレン樹脂の少なくとも1種を含有し、ガンマ線照射によってエレクトレット化されている。
上記特徴を有する本発明の正帯電エレクトレット性微粒子は、メラミン樹脂及びポリエチレン樹脂がガンマ線照射によって電子を放出して正孔を発生させ易く、長期間に亘り正帯電を帯び易い。このような本発明の正帯電エレクトレット性微粒子は、微粒子の帯電性が均一で且つ電気泳動媒体中での分散性が良好な、優れた電気泳動性を示す正帯電エレクトレット性微粒子である。
本発明の正帯電エレクトレット性微粒子は、メラミン樹脂及びポリエチレン樹脂の少なくとも1種を含有する微粒子(以下、「原料微粒子」とも言う。)にガンマ線を照射することによって正電荷にエレクトレット化することにより得られる。
原料微粒子は、メラミン樹脂及びポリエチレン樹脂の少なくとも1種を含有する微粒子であれば限定されず、例えば、懸濁重合法、乳化重合法、分散重合法等の公知の重合法により得られるメラミン樹脂微粒子、ポリエチレン樹脂微粒子、これらの両方の樹脂成分を含有する微粒子等が挙げられる。また、ポリエチレン樹脂微粒子として、ポリエチレンワックスとして公知のポリエチレン樹脂微粒子又は当該ポリエチレン樹脂微粒子とPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)樹脂微粒子との混合物(PTFE変性ポリエチレンワックス微粒子)等を用いることもできる。なお、原料微粒子は、メラミン樹脂及びポリエチレン樹脂以外の樹脂成分を含有する場合もあるが、メラミン樹脂及びポリエチレン樹脂の含有量が80重量%以上であることが好ましい。
本発明では、上記ポリエチレンワックス微粒子としては、例えば、「商品名:CERAFLOUR928(粒径8μm)」、「商品名:CERAFLOUR950(粒径9μm)」、「商品名:CERAFLOUR988(粒径6μm)」、「商品名:CERAFLOUR990(粒径6μm)」、「商品名:CERAFLOUR991(粒径5μm)」、「商品名:CERAFLOUR995(粒径6μm)」、「商品名:CERAFLOUR996(粒径6μm)」、「商品名:CERAFLOUR997(粒径7μm)」、「商品名:CERAFLOUR998(粒径5μm)」(いずれもビックケミー・ジャパン株式会社(BYK)製)等が挙げられる。この中でも、特に「商品名:CERAFLOUR990(粒径6μm)」、「商品名:CERAFLOUR997(粒径7μm)」が好ましい。
更にこれらの原料微粒子には、正孔をトラップ(保持)して正帯電をより長期間に亘り保持させるためにシリカを添加することができる。
原料微粒子の平均粒子径としては、1000μm以下が好ましく、その中でも0.02〜1000μmが好ましい。また、シリカの平均粒子径は5〜70nm程度が好ましい。
本発明では、原料微粒子の中でも、シリカが粒子表面に偏在した球状複合硬化メラミン樹脂微粒子を用いることが好ましい。以下、この球状複合硬化メラミン樹脂微粒子について説明する。
球状複合硬化メラミン樹脂微粒子としては、その平均粒子径が0.5〜1000μm程度であって、その粒子表面に、平均粒子径が5〜70nm程度のシリカが偏在した複合微粒子であることが好ましい。本明細書では、粒子表面にシリカが偏在した部分をシェル部分と称し、その内部に存在するメラミン樹脂からなる中心部分をコア部分と称する。即ち、本発明の正帯電エレクトレット性微粒子は、コア部分とシェル部分を有し、コア部分がメラミン樹脂を含有し、シェル部分がメラミン樹脂及びシリカを含有するコアシェル型の正帯電エレクトレット性微粒子を包含する。なお、シェル部分は複合微粒子の粒子表面に存在するが、必ずしもシェル部分が粒子表面に露出している態様に限定されず、粒子表面近傍においてメラミン硬化樹脂に若干埋め込まれた態様でシェル部分が存在する場合も包含される。メラミン樹脂は他の樹脂と比べて比較的多くの窒素原子を含むことによりガンマ線照射によって電子を放出して正孔を発生させ易いために正帯電を帯び易く、しかも粒子表面に偏在するシリカが正孔をトラップして正帯電を長期間に亘り保持させ易い。
上記コアシェル型の原料微粒子は、例えば、下記工程(a)及び(b):
(a)水性媒体中、5〜70nmの平均粒子径を有するコロイダルシリカの懸濁下で、メラミン化合物とアルデヒド化合物を塩基性条件下で反応させて、水に可溶なメラミン樹脂の初期縮合物の水溶液を生成させる工程、及び
(b)(a)工程で得られた水溶液に酸触媒を加えて、球状複合硬化メラミン樹脂粒子を析出させる工程、を含む製造方法によって好適に製造することができる。
この製造方法は、例えば、特開2002-327036号公報に記載されており、本発明では、この製造方法により製造されるコアシェル型原料微粒子又はそれに相当する市販品を利用することができる。上記製造方法の概要は、下記の通りである。
上記メラミン化合物としては、メラミン;メラミンのアミノ基の水素をアルキル基、アルケニル基、フェニル基等で置換した置換メラミン化合物;メラミンのアミノ基の水素をヒドロキシアルキル基、ヒドロキシアルキル(オキサアルキル)n基、アミノアルキル基等で置換した置換メラミン化合物が利用できる。この中でも、メラミンが好ましい。
また、メラミン化合物と、メラミン化合物の一部を尿素、チオ尿素、エチレン尿素等の尿素類、ベンゾグアナミン、アセトグアナミン等のグアナミン類、フェノール、クレゾール、アルキルフェノール、レゾルシン、ハイドロキノン、ピロガロール等のフェノール類、アニリンなどで置き換えて、両者を混合物として使用することもできる。
上記アルデヒド化合物としては、ホルムアルデヒド、パラホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、ベンズアルデヒド、フルフラール等が挙げられるが、安価でメラミン化合物との反応性が良いホルムアルデヒド又はパラホルムアルデヒドが好ましい。アルデヒド化合物は、メラミン化合物1モルに対して有効アルデヒド基当たり1.1〜6.0モル、特に1.2〜4.0モルとなる量を使用することが好ましい。
上記コロイダルシリカは、5〜70nmの平均粒子径を有するものを用いる。
コロイダルシリカの平均粒子径は、窒素吸着法(BET法)により測定して得られる比表面積径である。平均粒子径(比表面積径)(Dnm)は、窒素吸着法で測定して、比表面積Sm/gから、D=2720/Sの式によって与えられる。コロイダルシリカのゾルとしては、水性シリカゾル及びオルガノシリカゾルがありどちらも適用可能であるが、メラミン樹脂の製造に水性媒体を用いるため、コロイダルシリカのゾルの分散安定性の面から水性シリカゾルを使用することが最も好ましい。コロイダルシリカのゾル中のシリカ濃度は5〜50重量%のものが一般に市販されており、入手容易な点から好ましい。
コロイダルシリカの添加量は、メラミン化合物100重量部に対して0.5〜100重量部程度が好ましく、1〜50重量部程度がより好ましい。
(a)工程において、メラミン化合物とアルデヒド化合物の反応は塩基性条件下で行われる。一般的なメラミン樹脂に使用される塩基性触媒を使用し、反応液のpHを7〜10に調整して反応を行うことが好ましい。塩基性触媒としては、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アンモニア水等が好適に使用できる。反応は、通常50〜80℃で行えばよく、その結果、分子量200〜700程度の水に可溶なメラミン樹脂の初期縮合物の水溶液が調製される。
(b)工程の硬化反応で使用する酸触媒としては特に制限はなく、塩酸、硫酸、硝酸、リン酸や、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、パラトルエンスルホン酸、アルキルベンゼンスルホン酸、スルファミン酸等のスルホン酸類、ギ酸、シュウ酸、安息香酸、フタル酸などの有機酸などが挙げられる。
(b)工程において、(a)工程で得られた初期縮合物の水溶液に酸触媒を加えて硬化反応を行うが、通常は酸触媒添加後、数分で硬化メラミン樹脂粒子が析出する。硬化反応は、反応液のpHを酸触媒により3〜7に調整し、70〜100℃程度で行えばよい。
上記工程(a)及び(b)を経て得られるコアシェル型の原料微粒子は、平均粒子径が0.5〜1000μmである。ここで球状複合硬化メラミン樹脂粒子の平均粒子径(μm)は、Mie理論に基づくレーザー回折・散乱法により測定して得られる50%体積径(メジアン径)である。また、シェル層の厚みは50nm以下であり、この厚さは、原料微粒子の断面を走査型電子顕微鏡(SEM)観察により特定することができる。
なお、上記シェル層の厚みは製造方法の工夫により調整することが可能であり、(a)工程で用いる水性媒体として、無機酸のアルカリ金属塩を溶解した水性媒体を用いることにより、シェル層の厚みを400nmまでの範囲で幅広く調整することができる。
この工夫は、例えば、特開2005-171033号公報に記載されており、無機酸のアルカリ金属塩としては、水溶性のものが使用できる。具体例として、塩酸、硫酸、硝酸、リン酸等のリチウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩が挙げられる。無機酸のアルカリ金属塩の添加量は、メラミン化合物100質量部に対して0.1〜20質量部存在させることが好ましい。0.1質量部未満ではシェル層の厚みの増加が十分に得られ難い。
上記製造方法により製造されるコアシェル型原料粒子は、平均粒子径が0.5〜1000μmであり、シェル層の厚みが400nm以下であり、シリカの平均粒子径が5〜70nmである。このコアシェル型原料粒子の市販品としては、例えば、日産化学工業株式会社製のシリカ含有メラミン樹脂微粒子「商品名:オプトビーズ500S(平均粒子径0.5μm);オプトビーズ2000S(平均粒子径2.0μm);オプトビーズ350M(平均粒子径3.5μm);オプトビーズ6500M(平均粒子径6.5μm);オプトビーズ10500M(平均粒子径10.5μm)」等が好適なものとして挙げられる。
なお、コアシェル型原料粒子は、上記(a)工程及び/又は(b)工程で、蛍光染料や水溶性染料を添加することによって着色されていてもよい。
蛍光染料としては、公知の蛍光染料や蛍光増白染料を使用できる。メラミン樹脂の製造に水性媒体を使用するため、水溶性の蛍光染料を使用することが好ましく、酸性染料でも塩基性染料でもどちらでも使用できる。また蛍光染料と蛍光を有さない通常の染料を組み合わせて使用することもできる。蛍光染料としては、キサンテン系、ベンゾキサンテン系、ベンゾチオキサンテン系、クマリン系、ペリレン系、ナフタルイミド系、アクリジン系、チオフラビン系、ジアミノスチルベン系、イミダゾール系、チアゾール系、オキサゾール系、ピラゾリン系などがあり、具体的には、ウラニン(C.I.45350)、ベーシックイエロー1(C.I.49005)、アクリジンイエロー(C.I.46025)、エオシンY(C.I.45380)、エオシンB(C.I.45400)、ローダミンB(C.I.45170)、ローダミン6G(C.I.45160)、ブリリアントブルーFCF(C.I.42090)、ブリリアントブルー6B(C.I.24410)、アシッドブルー92(C.I.13390)、ナフトールグリーンB(C.I.10020)、ブリリアントグリーン(C.I.42040)、アリザリングリーン(C.I.42100)等が挙げられる。
水溶性染料としては、公知の酸性染料や塩基性染料を使用できる。例えば、ベンゾキノン系、ナフトキノン系、アントラキノン系、アゾ系、フタロシアニン系、インジゴイド系、フェニルメタン系、ニトロ系、ニトロソ系、アジン系、キノリン系、メチン系などが挙げられ、具体的には、タートラジン(C.I.19140)、メタニルイエロー(C.I.13065)、ニューコクシン(C.I.16255)、ファストレッドS(C.I.15620)、アシッドブルー41(C.I.62130)、アシッドブルー45(C.I.63010)、インジゴカルミン(C.I.73015)、アルファズリンFG(C.I.42090)、アシッドグリーン3(C.I.42085)、アシッドグリーン5(C.I.42095)、ファストグリーンFCF(C.I.42053)、ナフトールブルーブラック(C.I.20470)等が挙げられる。
蛍光染料や水溶性染料の添加は、(a)工程でも(b)工程でもどちらでもよく、また(a)工程と(b)工程でそれぞれ分割して添加してもよい。(b)工程で加える場合は、コアシェル型の硬化メラミン樹脂粒子が析出した後に加えてもよいが、通常析出後30分以内に加えることが好ましい。コアシェル型の硬化メラミン樹脂粒子の析出後30分以上経過してから加えると、着色の程度が不十分になりやすい。
蛍光染料や水溶性染料の添加量は、メラミン化合物100質量部に対して0.01〜20質量部、特に0.05〜10質量部存在させることが好ましい。0.01質量部未満では着色の程度が不十分であり、20質量部を超えると(b)工程で塊状ゲル化を起こしやすくなり、安定的に着色されたコア−シェル型の球状複合硬化メラミン樹脂粒子を得ることが困難になる。
本発明のエレクトレット性微粒子は、上記原料微粒子にガンマ線を照射することによって正電荷にエレクトレット化することにより得られる。
原料微粒子に対するガンマ線の照射量は、所望の電気泳動特性が得られる限りにおいて限定的ではなく、原料微粒子の樹脂の種類及び加熱温度に応じて適宜調整する。ガンマ線は公知のガンマ線照射源を使用すればよく、大気中で照射してもよく、必要に応じて恒温槽又は電気泳動媒体中で照射してもよい。
本発明では、特に原料微粒子がメラミン樹脂を含有する場合には加熱しながらガンマ線を照射することが好ましく、例えば、100〜150℃程度に加熱することが好ましい。このように、加熱することにより正孔を生じさせ易くなる。他方、原料微粒子がポリエチレン樹脂を含有する場合には加熱する必要はなく、室温〜ポリエチレン樹脂の融点以下の温度でガンマ線を照射することによって容易に正孔を生じさせることができる。
上記電気泳動媒体としては限定されず、空気中をはじめ液体媒体を用いることもできる。液体媒体としては、例えば、エチレングリコール(EG)、プロピレングリコール(PG)、グリセリン、シリコーンオイル、フッ素系オイル、石油系オイル等が挙げられる。上記シリコーンオイルとしてはジメチルシリコーンオイル等が挙げられる。また、上記フッ素系オイルとしてはパーフルオロポリエーテルオイル等が挙げられる。
上記過程を経て、好適な実施態様においては平均粒子径が1000μm以下の均一性の高い正帯電エレクトレット微粒子が効率的に得られる。本発明の製造方法によれば、ほぼ全ての微粒子が一定以上の荷電粒子(正電荷)となり均一性の高い粒子径の正帯電エレクトレット微粒子が歩留まり良く簡便に得られる。
上記エレクトレット性微粒子は、電極板間に配置し、電極板間に外部電圧を印加することにより電気泳動を示す。このとき、電気泳動媒体は限定されず、空気中をはじめ液体媒体を用いることもできる。液体媒体としては、例えば、エチレングリコール(EG)、プロピレングリコール(PG)、グリセリン、シリコーンオイル、フッ素系オイル、石油系オイル等が挙げられる。上記シリコーンオイルとしてはジメチルシリコーンオイル等が挙げられる。特に、上記フッ素系オイルとしてはパーフルオロポリエーテルオイル等が挙げられる。これらの媒体の中でも、特にシリコーンオイルが好ましい。本発明では、エレクトレット性樹脂とともに高分子分散剤を含有するため、これらの媒体中で正帯電エレクトレット性微粒子は良好な分散性も発揮する。
電気泳動表示装置
正帯電エレクトレット性微粒子は、好ましくは着色されている。かかる着色された正帯電エレクトレット性微粒子を荷電粒子(正荷電粒子)として用いてカラー画像を表示する電気泳動表示装置としては、例えば、
荷電粒子を収容する少なくとも3層のセルを有し、マトリクス状に配置されて各画素を表示する複数の表示部と、
前記各セルの上面又は下面に設けられた第1の電極と、
前記各セルの側端部に設けられた第2の電極と、を備え、
前記荷電粒子は、前記各表示部において前記セル毎に異なる色に着色されている、電気泳動表示装置が好適である。
上記電気泳動表示装置は、画素毎に表示部が設置されており、各表示部は少なくとも3層のセルから構成されている。この各セルには異なる色に着色された荷電粒子が収容されているため、第1及び第2の電極に電圧を印加することによって1つの画素において各種の色を表示することが可能であり、画像範囲内に無駄な画素が存在することがなくカラー画像を表示することができる。なお、「セル毎に異なる色」とは、特に限定されるものではないが、カラーフィルターを用いることなく加法混色によりフルカラー表示を実現するためには、レッド(R)、グリーン(G)及びブルー(B)が好ましい。また、「セルの側端部」とは、セルの上面縁部、下面縁部、及び側面を意味している。
以下、図面を例示的に参照しながら具体的に説明する。
電気泳動表示装置1は、図1に示すように、複数の表示部2を備え、この表示部2は第1〜第3のセル5a〜5cを有しており、各セル内には第1の電極3及び第2の電極4が設けられている。
各表示部2は、画像を構成する画素毎に設けられており、図1に示すように、高さ方向に積層された第1〜第3のセル5a〜5cから構成されている。この第1〜第3のセル5a〜5cは、光を透過できるように、例えば、ガラスやポリエチレンテレフタラート等の透明性材料で形成されており、下面には第1の電極3及び第2の電極4を支持するための基盤7が設けられている。なお、第3のセル5cの下方には、表示部2を透過してきた光を反射させるための反射板や、画像の背景色となる白色板又は黒色板が設けられていてもよい。また、第1のセル5aの上面周縁部には、後述する第1〜第3の荷電粒子6a〜6cが第2の電極4に集積したときにこの第1〜第3の荷電粒子6a〜6cを遮蔽することができるよう、遮蔽手段を設けてもよい。
第1〜第3のセル5a〜5cの内部には、図1に示すように、後述する第1〜第3の荷電粒子6a〜6cを収集するための第1の電極3及び第2の電極4が設けられている。第2の電極4は、第1〜第3のセル5a〜5cそれぞれの内側面全周に亘って配置されている。第1の電極3は、第2の電極4の内側において、この第2の電極4と短絡しないように第1〜第3のセル5a〜5cの底面に配置されている。この第1の電極3は、例えば、板状やストライプ状、格子状、ドット状等、種々の形状とすることができる。第1の電極3及び第2の電極4としては、特に限定されるものではないが、例えば、銅や銀といった導電性のよい金属、透明な導電性樹脂、又はITO(酸化インジウムスズ)膜等を使用することができる。
また、図1に示すように、第1のセル5a内にはレッド(R)に着色された第1の荷電粒子6a、第2のセル5b内にはグリーン(G)に着色された第2の荷電粒子6b、第3のセル5c内にはブルー(B)に着色された第3の荷電粒子6cが収容されている。また、第1〜第3のセル5a〜5c内には、第1〜第3の荷電粒子6a〜6cを電気泳動させるための電気泳動媒体が充填されている。
次に、上記電気泳動表示装置1の作動について、図2及び図3を用いて説明する。なお、図2においては、第1〜第3のセル5a〜5cを総括的にセル5、第1〜第3の荷電粒子を総括的に荷電粒子6として示している。
上記電気泳動表示装置1により、ある画素にレッドを表示したい場合、レッド(R)に着色された第1の荷電粒子6aが収容されている第1のセル5a内において、第1の電極3が負極となるとともに第2の電極4が正極となるよう、第1の電極3及び第2の電極4に電圧を印加すると、第1の荷電粒子6aが、第1の電極3に引き寄せられ、第1のセル5aの底面に配置される(図2(a))。一方、第2及び第3のセル5a、5b内においては、第1の電極3が正極となるとともに第2の電極4が負極となるよう、第1の電極3及び第2の電極4に電圧を印加すると、第2及び第3の荷電粒子6b、6cが、第2の電極4に引き寄せられ、第2及び第3のセル5a、5bの内側面に配置される。(図2(b))この状態で表示部2を上方から確認すると、第1の荷電粒子6aの色(レッド)のみが視認され、第2の荷電粒子6bの色(グリーン)及び第3の荷電粒子6cの色(ブルー)は第2及び第3のセル5b、5c、第2の電極4又は遮蔽手段に隠れて視認することができないため、画素にはレッドが表示される(図3(a))。
また、ある画素にグリーンを表示したい場合、第2のセル5b内において第1の電極3を負極、第2の電極4を正極として、第2の荷電粒子6bを第2のセル5bの底面に移動させ(図2(a))、第1及び第3のセル5a、5c内においては、第1の電極3を正極、第2の電極4を負極として、第1及び第3の荷電粒子6a、6cを第1及び第3のセル5a、5cの内側面に移動させる(図2(b))。この状態で表示部2を上方から確認すると、第2の荷電粒子6bの色(グリーン)のみが視認され、第1の荷電粒子6aの色(レッド)及び第3の荷電粒子6cの色(ブルー)は第1及び第3のセル5a、5c、第2の電極4又は遮蔽手段に隠れて視認することができないため、画素にはグリーンが表示される(図3(b))。
同様に、ある画素にブルーを表示したい場合、第3のセル5c内において第1の電極3を負極、第2の電極4を正極として、第3の荷電粒子6cを第3のセル5cの底面に移動させ(図2(a))、第1及び第2のセル5a、5bにおいては、第1の電極3を正極、第2の電極4を負極として、第1及び第2の荷電粒子6a、6bを第1及び第2のセル5a、5bの内側面に移動させる(図2(b))。この状態で表示部2を上方から確認すると、第3の荷電粒子6cの色(ブルー)のみが視認され、第1の荷電粒子6aの色(レッド)及び第2の荷電粒子6bの色(グリーン)は第1及び第2のセル5a、5b、第2の電極4又は遮蔽手段に隠れて視認することができないため、画素にはブルーが表示される(図3(c))。
また、ある画素にホワイトを表示する場合、第1〜第3のセル5a〜5c内において、第1の電極3及び第2の電極4に印加する電圧の大きさを調整し、第1〜第3の荷電粒子6a〜6cを分散させる(図3(d))。この状態で表示部2を上方から確認すると、第1〜第3の荷電粒子6a〜6cの色が加法混合した状態で見えるため、画素の色はホワイトとなる。
以上のように、電気泳動表示装置1は、画素毎に対応した各表示部2が第1〜第3のセル5a〜5cを積層した構成となっており、この第1〜第3のセル5a〜5c内における第1〜第3の荷電粒子6a〜6cを移動させることにより、1つの画素で各種の色を表示することができる。このため、画像範囲内において、画像表示に寄与しない無駄な画素が存在することがなく、結果としてカラーフィルターを用いることなく、フルカラー画像を表示することができる。
本発明の正帯電エレクトレット性微粒子は、メラミン樹脂及びポリエチレン樹脂がガンマ線照射によって電子を放出して正孔を発生させ易く、長期間に亘り正帯電を帯び易い。このような本発明の正帯電エレクトレット性微粒子は、微粒子の帯電性が均一で且つ電気泳動媒体中での分散性が良好な、優れた電気泳動性を示す正帯電エレクトレット性微粒子である。
電気泳動表示装置(一例)の正面断面概略図である。 電気泳動表示装置(一例)における荷電粒子の動作を示す斜視図である。 電気泳動表示装置(一例)の動作を示す正面断面概略図である。 実施例及び比較例で用いた電気泳動試験装置の上面図及び側面断面図である。
以下に調製例及び試験例を示して本発明を具体的に説明する。但し本発明は調製例及び試験例に限定されない。
実施例1〜4及び比較例1〜11
下記表1に示す通りに原料微粒子(粉体状)を用意し、それぞれアルミシャーレに約1gずつ入れた。次いで、下記表1に示す通りに2〜40kGyの線量、室温〜150℃の温度でガンマ線を照射して複数の照射条件下でエレクトレット微粒子を調製した。
Figure 2014206560
試験例1(電気泳動試験)
表1に示す通りの実施例1〜4及び比較例1〜11の各照射条件下で得られた微粒子について、図4に示す電気泳動試験装置を用いて電気泳動試験を行った。具体的には、次の通りである。
株式会社倉元製作所製ITO成膜ガラス(縦300mm×横400mm×厚み0.7mm、7Ω/sq以下)を30mm×50mmにカットした。また、住友スリーエム株式会社製粘着両面テープ(Scotch超強力両面テープ、幅19mm×長さ4m×厚み1mm)を長さ20mmカットし、中心部をφ8mmくり貫いた。
カットした粘着両面テープを、ITO成膜ガラス面のやや左寄りに貼り付けた。
粘着両面テープの穴の部分にエレクトレット性微粒子を溢れない程度に充填した。
粘着両面テープの未接着面の剥離紙を剥がし、カットしたITO成膜ガラス面を未接着面に蓋をするように貼り付けた。このとき、ワニ口クリップで挟む所を残すために、図4の側面図に示すように上下のガラスの位置をずらして配置した。ITO成膜面どうしの間は粘着両面テープの厚み(1mm)がある。
シリコーンオイル(信越シリコーン社製)の入ったシリンジ(ニプロ株式会社製)を2枚のガラスの隙間の粘着両面テープに刺し、くり貫いた両面テープ内にシリコーンオイルを充填した。
ITO成膜ガラス上下の端をそれぞれワニ口クリップでつなぎ、外部電源(松定プレシジョン株式会社製高圧電源、HJPM-5R0.6)により電圧印加することにより、エレクトレット性微粒子の電気泳動性を調べた。
各エレクトレット性微粒子の電気泳動性の評価結果を表1に示す。
評価基準は次の通りである。
+:ほぼ全ての微粒子がマイナス電極側に泳動する。
±:プラス電極側に泳動する粒子とマイナス極側に泳動する粒子が存在する。
−:ほぼ全ての微粒子がプラス電極側に泳動する。
不動:泳動電圧の大小に関わらず、ほぼ全ての微粒子が泳動しない。
(考 察)
表1の電気泳動性の評価結果をまとめると下記表2の通りとなる。
メラミン樹脂及びポリエチレン樹脂の少なくとも1種を含有し、γ線照射によってエレクトレット化されている実施例1〜4の正帯電エレクトレット性微粒子は、γ線照射時の照射量及び温度並びに泳動電圧を調整することにより、「+」又は「±(+多い)」の電気泳動性を得ることができた。一方、比較例の1〜11の微粒子は、いずれの条件下でも、γ線照射後において「+」の電気泳動性を得ることはできなかった。
Figure 2014206560
1.電気泳動表示装置
2.表示部
3.第1の電極
4.第2の電極
5a〜5c.第1〜第3のセル
6a〜6c.第1〜第3の荷電粒子

Claims (10)

  1. メラミン樹脂及びポリエチレン樹脂の少なくとも1種を含有し、ガンマ線照射によってエレクトレット化されていることを特徴とする正帯電エレクトレット性微粒子。
  2. 更にシリカを含有する、請求項1に記載の正帯電エレクトレット性微粒子。
  3. コア部分とシェル部分を有するコアシェル型の正帯電エレクトレット性微粒子であって、前記コア部分がメラミン樹脂を含有し、前記シェル部分がメラミン樹脂及びシリカを含有する、請求項1又は2に記載の正帯電エレクトレット性微粒子。
  4. 着色されている、請求項1〜3のいずれかに記載の正帯電エレクトレット性微粒子。
  5. 前記正帯電エレクトレット性微粒子の平均粒子径が1000μm以下である、請求項1〜4のいずれかに記載の正帯電エレクトレット性微粒子。
  6. メラミン樹脂及びポリエチレン樹脂の少なくとも1種を含有する微粒子にガンマ線を照射することによってエレクトレット化することを特徴とする正帯電エレクトレット性微粒子の製造方法。
  7. 前記微粒子は、更にシリカを含有する、請求項6に記載の製造方法。
  8. 前記微粒子は、コア部分とシェル部分を有するコアシェル型の微粒子であって、前記コア部分がメラミン樹脂を含有し、前記シェル部分がメラミン樹脂及びシリカを含有する、請求項6又は7に記載の製造方法。
  9. 前記微粒子は、着色されている、請求項6〜8のいずれかに記載の製造方法。
  10. 前記微粒子を電気泳動媒体に分散させた後に前記ガンマ線を照射する、請求項6〜9のいずれかに記載の製造方法。
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JPS5357998A (en) * 1976-11-05 1978-05-25 Seiko Epson Corp Display body
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