JP2014204878A - X線透視撮影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 防護前垂れを常に天板と近接配置することにより、被検者の検査や治療を好適に実行することが可能なX線透視撮影装置を提供する。
【解決手段】 第1移動リンク22は天板19の連結領域の側面に向けて付勢され、第2移動リンク23は天板19の胴部支持部17の側面に向けて付勢される。このため、防護前垂れ26は、天板19に最も近接した位置に配置される。従って、オペレータが天板19上の被検者に接近することができ、被検者の検査や治療を好適に実行することが可能となる。天板支持台11には、防護前垂れ26と当接して回転するガイドローラ13が配設されている。
【選択図】 図2

Description

この発明は、被検者を載置する天板と、この天板に付設された防護前垂れとを備えたX線透視撮影装置に関する。
X線透視を実行するX線透視撮影装置は、例えば、X線管と、このX線管から照射され被検者を通過したX線を検出するX線検出器と、X線管とX線検出器とを支持する略C字状のC型アームと、C型アームに支持されたX線管とX線検出器の間に配置され、被検者を載置する天板と、この天板を被検者の体軸方向と平行な方向に移動可能に支持する天板支持台とを備えている。そして、天板には、X線管から照射されたX線のオペレータへの照射を軽減することを目的として、鉛入りゴムシート等で構成される防護前垂れが付設されている。
特許文献1には、防護前垂れが誤って被検者とX線管との間に配置されたままでX線透視が行われることを防止するために、防護前垂れを巻き上げる巻き上げ機構を付設したX線透視撮影装置が開示されている。
特開2008−104491号公報
図7および図8は、従来のX線透視撮影装置における防護前垂れ26を、天板19および天板支持台11等とともに示す斜視図である。
被検者を載置するための天板19は、そこに載置する被検者の体軸方向を向く長尺平板状の形状を有し、被検者の頭部を支持する頭部支持部16と、被検者の胴部を支持する胴部支持部17と、被検者の脚部を支持する脚部支持部18とから構成される。これらの頭部支持部16、胴部支持部17および脚部支持部18の幅、すなわち、被検者の体軸と直交する方向の寸法は、X線検出器を可能な限り被検者に接近させて配置する目的から、被検者の頭部、胴部あるいは脚部の幅に近づけることが好ましい。
一方、この天板19は、天板支持台11により、被検者の体軸方向と平行な方向に往復移動可能に支持されている。このため、天板19の脚部支持部18については、その中央部分はX線透過領域として確保されているが、その両端部分の下面にはガイドレール等の天板19の移動機構が配設されている。このため、脚部支持部18の幅は、胴部支持部17の幅より大きくならざるを得ない。
このような条件から、脚部支持部18の被検者の体軸と直交する方向の寸法(脚部支持部18の幅)は胴部支持部17の寸法(胴部支持部17の幅)より大きくなっている。また、その幅について格別の制限を受けない頭部支持部16の被検者の体軸と直交する方向の寸法(頭部支持部16の幅)は胴部支持部17の寸法より小さくなっている。そして、天板支持台11は、被検者の体軸と直交する方向の寸法(天板支持台11の幅)が脚部支持部18の幅に相当する寸法となっている。
このような構成を有する天板19に対して防護前垂れ26を付設するときには、オペレータが被検者に接近しやすくするため、防護前垂れ26を、可能な限り天板19に接近して配置することが好ましい。このような要請から、防護前垂れ26は、リンク機構を構成するリンク部材により吊支される構造となっている。
すなわち、図7に示すように、防護前垂れ26は、天板19に付設された固定リンク21と、この固定リンク21に順次連結された第1移動リンク22および第2移動リンク23からなるリンク機構により吊支されている。固定リンク21と第1移動リンク22とは、連結部24により屈曲可能となっており、第1移動リンク22と第2移動リンク23とは、連結部25により屈曲可能となっている。防護前垂れ26をこのような構成を有するリンク機構により吊支することで、図7に示すように、防護前垂れ26を天板19に接近した位置に配置することが可能となる。
一方、図7に示す状態から天板19が天板支持台11方向に移動した場合においては、上述したように、天板19における脚部支持部18の幅と天板支持台11の幅とが同一の寸法を有することから、天板19の移動に伴って、防護前垂れ26が天板支持台11と当接して押圧され、これに伴って、固定リンク21、第1移動リンク22および第2移動リンク23が直線状に配置されることになる。そして、この状態から、再度、天板19が天板支持台11より頭部支持部16側に移動すると、図8に示すように、直線状に配置された固定リンク21、第1移動リンク22および第2移動リンク23に吊支される防護前垂れ26は、天板19から離隔した位置に配置されたままの状態となる。
このように、防護前垂れ26が天板19から離隔した位置に配置された場合においては、オペレータが天板19上の被検者に接近することができず、被検者の検査や治療を好適に実行できないという問題がある。このような問題は、特許文献1に記載されたような防護前垂れを巻き上げる巻き上げ機構を付設したX線透視撮影装置においても同様に生ずる問題である。
この発明は上記課題を解決するためになされたものであり、防護前垂れを常に天板と近接配置することにより、被検者の検査や治療を好適に実行することが可能なX線透視撮影装置を提供することを目的とする。
また、防護前垂れ26が天板支持台11と当接して押圧される場合には、防護前垂れ26における天板支持台11との当接部が損傷を受けるという問題が生ずる。この発明は、天板の移動に伴う防護前垂れの損傷を防止することが可能なX線透視撮影装置を提供することを第2の目的とする。
請求項1に記載の発明は、X線管と、前記X線管から照射され被検者を通過したX線を検出するX線検出器と、前記X線管と前記X線検出器の間に配置され前記被検者を載置する天板と、前記天板を前記被検者の体軸方向と平行な方向に移動可能に支持する天板支持台と、前記天板に連結された防護前垂れと、を備えたX線透視撮影装置において、前記天板は、前記被検者の胴部を支持する胴部支持部と、前記被検者の脚部を支持する前記被検者の体軸と直交する方向の寸法が前記胴部支持部の寸法より大きい脚部支持部とを有するとともに、前記天板支持台は、前記被検者の体軸と直交する方向の寸法が前記脚部支持部の寸法に相当する寸法を有し、前記天板における胴部支持部に固定された固定リンクと、この固定リンクに対して連結軸を介して屈曲可能に配設された移動リンクと、前記固定リンクと前記移動リンクの間に配設され、前記移動リンクを前記天板方向に向けて付勢する付勢部材とを有し、前記防護前垂れを吊支する前垂れ支持部を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記移動リンクは、前記固定リンクに対して屈曲可能に配設された第1移動リンクと、当該第1移動リンクに対して連結軸を介して屈曲可能に配設された第2移動リンクとから構成され、前記第1移動リンクと前記第2移動リンクとの間に配設され、前記第2移動リンクを前記天板方向に向けて付勢する付勢部材をさらに備える。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記天板は、前記胴部支持部と前記脚部支持部とを連結する連結領域を備え、前記第1移動リンクは前記連結領域の側面に向けて付勢され、前記第2移動リンクは前記胴部支持部の側面に向けて付勢される。
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の発明において、前記天板支持台に、前記天板の移動時に前記防護前垂れと当接して回転するガイドローラを配設した。
請求項1に記載の発明によれば、移動リンクを前記天板方向に向けて付勢する付勢部材の作用により、防護前垂れを常に天板と近接配置することができ、これにより、被検者の検査や治療を好適に実行することが可能となる。
請求項2および請求項3に記載の発明によれば、第1移動リンクと第2移動リンクとの作用により、防護前垂れを天板により近接させて配置することが可能となる。
請求項4に記載の発明によれば、ガイドローラの作用により防護前垂れを案内することで、防護前垂れが天板支持台と当接して損傷することを効果的に防止することが可能となる。
この発明に係るX線透視撮影装置の概要図である。 この発明に係るX線透視撮影装置における防護前垂れ26を、天板19および天板支持台11等とともに示す斜視図である。 防護前垂れ26を吊支するための前垂れ支持部を天板19とともに示す平面図である。 前垂れ支持部による防護前垂れ26の吊支状態を示す説明図である。 連結部24の概要図である。 天板支持台11に配設されたガイドローラ13付近の部分拡大図である。 従来のX線透視撮影装置における防護前垂れ26を、天板19および天板支持台11等とともに示す斜視図である。 従来のX線透視撮影装置における防護前垂れ26を、天板19および天板支持台11等とともに示す斜視図である。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、この発明に係るX線透視撮影装置の概要図である。なお、図1においては、後述する防護前垂れ26の図示を省略している。
このX線透視撮影装置は、X線管31と、このX線管31から照射されて天板19上に横たわった被検者を通過したX線を検出するX線検出器としてのフラットパネルディテクタ32と、これらのX線管31およびフラットパネルディテクタ32を支持するC型アーム33と、このC型アーム33をスライド可能に支持する支持部34と、この支持部34を旋回させる旋回部35と、この旋回部35を床面に対して立設した状態で支持する支持部36とを備える。
C型アーム33には、円弧状の案内部37が形成されており、支持部34は、この案内部37と係合することにより、C型アーム33をスライド可能に支持している。C型アーム33は、X線管31とフラットパネルディテクタ32とを、X線管31からフラットパネルディテクタ32に至るX線の軸線が、案内部37を形成する円弧の直径と一致する状態で支持している。また、旋回部35は、支持部34をC型アーム33等とともに、X線管31からフラットパネルディテクタ32に至るX線の軸線と直交する軸を中心に旋回させる。そして、X線管31から照射され、天板19上の被検者を通過したX線をフラットパネルディテクタ32で検出することにより、被検者に対するX線透視を実行する。この場合に、X線管31から照射されたX線のオペレータへの照射を軽減することを目的として、後述する防護前垂れ26が使用される。
図2は、この発明に係るX線透視撮影装置における防護前垂れ26を、天板19および天板支持台11等とともに示す斜視図である。また、図3は、防護前垂れ26を吊支するための前垂れ支持部を、天板19とともに示す平面図である。さらに、図4は、前垂れ支持部による防護前垂れ26の吊支状態を示す説明図である。なお、図7および図8に示す従来のX線透視撮影装置と同様の部材については、同一の符号を付している。
被検者を載置するための天板19は、図7および図8に示す従来のX線透視撮影装置と同様、被検者の頭部を支持する頭部支持部16と、被検者の胴部を支持する胴部支持部17と、被検者の脚部を支持する脚部支持部18とから構成される。脚部支持部18の被検者の体軸と直交する方向の寸法(脚部支持部18の幅)は胴部支持部17の寸法(胴部支持部17の幅)より大きくなっており、頭部支持部16の被検者の体軸と直交する方向の寸法(頭部支持部16の幅)は胴部支持部17の寸法より小さくなっている。そして、天板支持台11は、被検者の体軸と直交する方向の寸法(天板支持台11の幅)が脚部支持部18の幅に相当する寸法となっている。
この天板19は、天板支持台11により、そこに載置する被検者の体軸方法(図2および図3に示す矢印A方向または矢印B方向)に移動可能に支持されている。すなわち、天板19と天板支持台11との間には、ガイドレール等の案内機構が配設されており、天板支持台11を指示する基台12内にはモータ等の駆動機構が配設されている。これらの案内機構および駆動機構により、天板19はその上面に被検者を載置した状態で、オペレータの操作により、図2および図3に示す矢印A方向または矢印B方向に移動する。
防護前垂れ26は、図7および図8に示す従来のX線透視撮影装置と同様、固定リンク21および第1、第2移動リンク22、23より構成されるリンク機構である前垂れ支持部により吊支、すなわち、釣り下げられた状態で支持されている。図4に示すように、固定リンク21には係止部材27が引っ掛けられており、防護前垂れ26は、この係止部材27の下端部にネジ28により止着されている。また、防護前垂れ26は、同様の構成により、第1、第2移動リンク22、23に対しても止着されている。この防護前垂れ26は、鉛を含有した可撓性を有する樹脂から構成されており、この防護前垂れ26に対するX線の透過率は、極めて小さなものとなっている。
前垂れ支持部を構成する固定リンク21および第1、第2移動リンク22、23のうち、固定リンク21は、天板19における脚部支持部18の側面に固定されている。そして、第1移動リンク22は、連結部24により固定リンク21に対して屈曲可能に配設されており、第2移動リンク23は、連結部25により第1移動リンク22に対して屈曲可能に配設されている。
図5は、固定リンク21と第1移動リンク22とを連結する連結部24の概要図である。ここで、図5(a)は連結部24の縦断面図であり、図5(b)は連結部24の平面図である。
第1移動リンク22の端部には、凸部41が形成されており、この凸部41は固定リンク21の端部に形成された凹部内に侵入している。固定リンク21の端部には連結軸42が配設されており、第1移動リンク24の凸部41は、連結軸42に対して揺動可能となっている。このため、固定リンク21と第1移動リンク22とは、連結軸42を中心として、互いに屈曲可能となっている。固定リンク21と第1移動リンク22との間には、一対のねじりバネ43が配設されている。このねじりバネ43は、第1移動リンク22を、固定リンク21に対して、天板19方向(図3および図5(b)における時計回り方向)に向けて付勢する。
なお、第1移動リンク22と第2移動リンク23とを連結する連結部25も、この連結部24と同様の構成を有する。このため、第2移動リンク23は、第1移動リンク22に対して、天板19方向(図3および図5(b)における時計回り方向)に向けて付勢される。
図2および図3に示すように、天板19は、胴部支持部17と脚部支持部18とを連結する、その端面が被検者の体軸方向と交差する傾斜面となった連結領域を備える。図3に示すように、第1移動リンク22の長さは、この連結領域の両端の傾斜面の長さと同一となっている。このため、第1移動リンク22は天板19の連結領域の側面に向けて付勢され、第2移動リンク23は天板19の胴部支持部17の側面に向けて付勢されることになる。
図6は、天板支持台11に配設されたガイドローラ13付近の部分拡大図である。なお、この図においては、ガイドローラ13が第1移動リンク22と近接配置された状態を示している。
図2、図3および図6に示すように、平面視において矩形状を成す天板支持台11における天板19の胴部支持部17側で、かつ、防護前垂れ26側の頂部には、鉛直方向を向く軸を中心に回転するガイドローラ13が配設されている。このガイドローラ13は、天板19の移動時に、防護前垂れ26と当接して回転する。
以上のような構成を有するX線透視撮影装置においては、防護前垂れ26の作用により、X線管31から照射されたX線のオペレータへの照射を軽減することが可能となる。このとき、上述したように、第1移動リンク22は天板19の連結領域の側面に向けて付勢され、第2移動リンク23は天板19の胴部支持部17の側面に向けて付勢されることから、図2および図3に示すように、防護前垂れ26は、天板19に最も近接した位置に配置される。これにより、オペレータが天板19上の被検者に接近することができ、被検者の検査や治療を好適に実行することが可能となる。
天板19が、頭部支持部16側から脚部支持部18側に向かう方向(図2および図3に示す矢印B方向)に移動した場合には、胴部支持部17の幅は脚部支持部18の幅より小さく、また、天板支持台11の幅は脚部支持部18の幅に相当する寸法となっていることから、天板19の移動に伴って、防護前垂れ26がガイドローラ13と当接する。このガイドローラ13は、天板19の移動に伴って、防護前垂れ26と当接して回転する。このため、このガイドローラ13の作用により防護前垂れ26を案内することで、防護前垂れ26が天板支持台11と当接した状態で移動して損傷することを効果的に防止することが可能となる。
天板19が、頭部支持部16側から脚部支持部18側に向かう方向(図2および図3に示す矢印B方向)に移動ストロークの終端まで移動した状態においては、図8に示す状態と同様、天板19における脚部支持部18の幅と天板支持台11の幅とが同一の寸法を有することから、天板19の移動に伴って、第1移動リンク22および第2移動リンク23が天板支持台11と当接し、あるいは、防護前垂れ26がガイドローラ13と当接して押圧され、これに伴って、固定リンク21、第1移動リンク22および第2移動リンク23が直線状に配置されることになる。
一方、この状態から、再度、天板19が、脚部支持部18側から頭部支持部16側に向かう方向(図2および図3に示す矢印A方向)に移動した場合には、第1移動リンク22および第2移動リンク23が天板19に向けて付勢されていることから、図2および図3に示すように、第1移動リンク22は天板19の連結領域の側面に再度当接し、第2移動リンク23は天板19の胴部支持部17の側面に再度当接する。このため、この状態においても、オペレータが天板19上の被検者に接近することができ、被検者の検査や治療を好適に実行することが可能となる。
この天板19の移動時においても、ガイドローラ13は防護前垂れ26と当接して回転する。このため、このときにも、ガイドローラ13の作用により防護前垂れ26を案内することで、防護前垂れ26が天板支持台11と当接して損傷することを効果的に防止することが可能となる。
なお、上述した実施形態においては、胴部支持部17と脚部支持部18とを連結する連結領域の端面が、被検者の体軸方向と交差する方向を向く傾斜面となっている。しかしながら、胴部支持部17と脚部支持部18との間に連結領域を設けず、胴部支持部17の端面と脚部支持部18の端面が、被検者の体軸方向と直交する方向を向く端面により接続されていてもよい。この場合においては、第1移動リンク22は、被検者の体軸方向と直交する方向を向く端面に向けて付勢される。
また、上述した実施形態においては、移動リンクとして、第1移動リンク22および第2移動リンク23を使用しているが、単一の移動リンクを使用してもよい。この場合においては、移動リンクは天板19の端面とは完全には当接しないが、天板19に近接する方向に付勢されて天板19に近接することにより、オペレータが天板19上の被検者に接近することが可能となる。
11 天板支持台
12 基台
13 ガイドローラ
16 頭部支持部
17 胴部支持部
18 脚部支持部
19 天板
21 固定リンク
22 第1移動リンク
23 第2移動リンク
24 連結部
25 連結部
26 防護前垂れ
27 係止部材
31 X線管
32 フラットパネルディテクタ
33 C型アーム
35 旋回部
41 凸部
42 連結軸
43 ねじりバネ

Claims (4)

  1. X線管と、前記X線管から照射され被検者を通過したX線を検出するX線検出器と、前記X線管と前記X線検出器の間に配置され前記被検者を載置する天板と、前記天板を前記被検者の体軸方向と平行な方向に移動可能に支持する天板支持台と、前記天板に連結された防護前垂れと、を備えたX線透視撮影装置において、
    前記天板は、前記被検者の胴部を支持する胴部支持部と、前記被検者の脚部を支持する前記被検者の体軸と直交する方向の寸法が前記胴部支持部の寸法より大きい脚部支持部とを有するとともに、前記天板支持台は、前記被検者の体軸と直交する方向の寸法が前記脚部支持部の寸法に相当する寸法を有し、
    前記天板における胴部支持部に固定された固定リンクと、この固定リンクに対して連結軸を介して屈曲可能に配設された移動リンクと、前記固定リンクと前記移動リンクの間に配設され、前記移動リンクを前記天板方向に向けて付勢する付勢部材とを有し、前記防護前垂れを吊支する前垂れ支持部を備えたことを特徴とするX線透視撮影装置。
  2. 請求項1に記載のX線透視撮影装置において、
    前記移動リンクは、前記固定リンクに対して屈曲可能に配設された第1移動リンクと、当該第1移動リンクに対して連結軸を介して屈曲可能に配設された第2移動リンクとから構成され、
    前記第1移動リンクと前記第2移動リンクとの間に配設され、前記第2移動リンクを前記天板方向に向けて付勢する付勢部材をさらに備えるX線透視撮影装置。
  3. 請求項2に記載のX線透視撮影装置において、
    前記天板は、前記胴部支持部と前記脚部支持部とを連結する連結領域を備え、
    前記第1移動リンクは前記連結領域の側面に向けて付勢され、前記第2移動リンクは前記胴部支持部の側面に向けて付勢されるX線透視撮影装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載のX線透視撮影装置において、
    前記天板支持台に、前記天板の移動時に前記防護前垂れと当接して回転するガイドローラを配設したX線透視撮影装置。
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