JP2014204296A - 信号増幅装置及び信号供給制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】スピーカを破損する可能性がある信号増幅装置の出力信号の直流オフセット電圧値の異常を検出し、迅速に、信号出力動作を停止させる。【解決手段】閾値超検出部140Aが、増幅部110から出力された差動信号の一方側及び他方側の電圧値のそれぞれが、直流オフセット電圧に関する所定の許容範囲外にあることを検出する。また、基準値交差検出部150Aが、当該差動信号の一方側及び他方側の電圧値のそれぞれが、基準値を経由して変化したことを検出する。そして、供給制御部160Aが、当該差動信号の一方側及び他方側の電圧値のいずれかが、当該許容範囲外であることが検出された後、所定の判定時間以上にわたって基準値を経由して変化しなかった場合に、スイッチ部1201,1202におけるスイッチ素子を開放状態とさせ、当該差動信号がスピーカ220に供給されなくする。【選択図】 図1

Description

本発明は、信号増幅装置、信号供給制御方法及び信号供給制御プログラム、並びに、当該信号供給制御プログラムが記録された記録媒体に関する。
従来から、スピーカからの音出力に際して、入力信号をパワー増幅して、増幅された出力信号をスピーカに供給する信号増幅装置が用いられている。例えば、車両に搭載される音響装置は、BTL(Balanced Transformer Less)増幅方式を採用した信号増幅装置を備え、電源電圧の中点電圧を基準電圧とする差動信号の形態で出力信号をスピーカへ供給する構成が、一般的となっている。
こうした信号増幅装置の出力信号における直流成分の電圧値(直流(DC)オフセット電圧値)が許容範囲を超えると、スピーカが損傷してしまう。かかるスピーカの損傷という事態を回避するために、信号増幅装置の出力信号の直流オフセット電圧値を検出し、信号増幅装置の信号出力動作を制御することが一般的に行われている。
こうした信号増幅装置の信号出力動作の制御に関する技術として、入力信号が無信号状態(ミュート状態)のときの出力信号の電圧値を検出することにより、直流オフセット電圧値を検出し、検出された直流オフセット電圧値が許容範囲を超えた場合には、信号増幅装置の信号出力動作を停止させる技術がある(特許文献1参照:以下、「従来例」という)。この従来例の技術では、入力信号の無信号状態を生成するために、当該入力信号を出力する電子ボリュームを制御して、当該入力信号の無信号状態化を実現するようにしている。
特開2000−174571号公報
上述した従来例の技術では、信号増幅装置の前段の電子ボリュームを制御して、信号増幅装置への入力信号の無信号状態化を実現するようになっている。しかしながら、例えば、楽曲音の再生中に当該無信号状態化を実行すると、楽曲音が途切れることになり、聴取者に違和感を与えることになってしまう。
そこで、入力信号を監視し、無信号状態となったことを確認したうえで、信号増幅装置の出力信号の直流オフセット電圧値を検出することが考えられる。しかし、この場合には、長時間にわたって当該直流オフセット電圧値を検出できない事態が発生すると、スピーカの損傷を深刻なものとしてしまいかねない。
そこで、通常の音出力動作を確保しつつ、スピーカを破損する可能性がある信号増幅装置の出力信号の直流オフセット電圧値の異常を検出し、迅速に、信号増幅装置の信号出力動作を停止させることができる技術が望まれている。かかる要請に応えることが、本発明が解決すべき課題の一つとして挙げられる。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、スピーカを破損する可能性がある出力信号の直流オフセット電圧値の異常を検出し、迅速に、信号出力動作を停止させることができる信号増幅装置及び信号供給制御方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、入力信号を増幅して、増幅された出力信号をスピーカに供給する信号増幅装置であって、前記出力信号の電圧値が所定閾値を超えたことを検出する第1検出部と;前記出力信号の電圧値が、基準値を経由して変化したことを検出する第2検出部と;前記第1検出部による検出結果及び前記第2検出部による検出結果に基づいて、前記スピーカへの前記出力信号の供給を制御する制御部と;を備えることを特徴とする信号増幅装置である。
請求項6に記載の発明は、入力信号を増幅して、増幅された出力信号をスピーカに供給する信号増幅装置において使用される信号供給制御方法であって、前記出力信号の電圧値が所定閾値を超えたことを検出する第1検出工程と;前記出力信号電圧値が、基準値を経由して変化したことを検出する第2検出工程と;前記第1検出工程における検出結果及び前記第2検出工程における検出結果に基づいて、前記スピーカへの前記出力信号の供給を制御する制御工程と;を備えることを特徴とする信号供給制御方法である。
請求項7に記載の発明は、入力信号を増幅して、増幅された出力信号をスピーカに供給する信号増幅装置が有するコンピュータに、請求項6に記載の信号供給制御方法を実行させる、ことを特徴とする信号供給制御プログラムである。
請求項8に記載の発明は、入力信号を増幅して、増幅された出力信号をスピーカに供給する信号増幅装置が有するコンピュータにより読み取り可能に、請求項7に記載の信号供給制御プログラムが記録されている、ことを特徴とする記録媒体である。
本発明の第1実施形態の信号増幅装置の構成を概略的に示すブロック図である。 正常直流オフセット及び無信号状態の場合における図1の装置内の信号及び内部フラグの変化例を説明するためのタイミングチャートである。 異常直流オフセット及び無信号状態の場合における図1の装置内の信号及び内部フラグの変化例を説明するためのタイミングチャートである。 正常直流オフセット及び小信号入力の場合における図1の装置内の信号及び内部フラグの変化例を説明するためのタイミングチャートである。 異常直流オフセット及び小信入力号の場合における図1の装置内の信号及び内部フラグの変化例を説明するためのタイミングチャートである。 正常直流オフセット及び大信号入力の場合における図1の装置内の信号及び内部フラグの変化例を説明するためのタイミングチャートである。 異常直流オフセット及び大信号入力の場合における図1の装置内の信号及び内部フラグの変化例を説明するためのタイミングチャートである(その1)。 異常直流オフセット及び大信号入力の場合における図1の装置内の信号及び内部フラグの変化例を説明するためのタイミングチャートである(その2)。 図1の供給制御部による供給制御処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2実施形態の信号増幅装置の構成を概略的に示すブロック図である。 図10の装置内の信号及び内部フラグの変化例を説明するためのタイミングチャートである。 図10の供給制御部による供給制御処理を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を、添付図面を参照して説明する。なお、以下の説明及び図面においては、同一又は同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
[第1実施形態]
まず、本発明の第1実施形態を、図1〜図9を参照して説明する。
<構成>
図1には、第1実施形態に係る信号増幅装置100Aの概略的な構成がブロック図にて示されている。この図1に示されるように、信号増幅装置100Aは、信号源210から送られた信号(以下、「入力信号」)IPSを受ける。そして、信号増幅装置100Aは、入力信号IPSをパワー増幅し、増幅結果を、差動信号である出力信号として、スピーカ220へ供給する。
第1実施形態では、信号増幅装置100AはBTL方式を採用している。このため、出力信号の一方側の電圧値は、理想的には、信号増幅装置100Aに供給される電源電圧値VDDの(1/2)の基準値VST(=VDD/2)を対称中心として、出力信号の他方側の電圧値と対称な値となるようになっている。
なお、信号源210としては、例えば、音響装置における音量調整された音響信号、音声放送受信装置における音量調整された音声信号等が挙げられる。
図1に示されるように、信号増幅装置100Aは、増幅部110と、スイッチ部1201,1202と、電圧検出部130Aとを備えている。また、信号増幅装置100Aは、閾値超検出部140Aと、基準値交差検出部150Aと、供給制御部160Aとを備えている。
上記の増幅部110は、信号源210から送られた入力信号IPSを受ける。そして、増幅部110は、入力信号IPSをパワー増幅し、差動信号を生成する。この差動信号の一方側がスイッチ部1201及び電圧検出部130Aへ送られるともに、他方側がスイッチ部1202及び電圧検出部130Aへ送られる。
上記のスイッチ部1201は、開閉型のスイッチ素子を備えて構成されている。このスイッチ部1201は、一方側端子で増幅部110から送られた差動信号の一方側を受ける。また、スイッチ部1201の他方側端子が、配線部材を介してスピーカ220と接続されている。そして、スイッチ部1201は、供給制御部160Aから送られた供給制御指定OSCに従って、スイッチ素子の開閉を行う。
スイッチ部1201では、供給制御指定OSCが「ON」である場合には、スイッチ素子を閉塞状態にする。この結果、差動信号の一方側が、スピーカ220へ供給される。
また、スイッチ部1201では、供給制御指定OSCが「OFF」である場合には、スイッチ素子を開放状態とする。この結果、差動信号の一方側が、スピーカ220へ供給されなくなる。
上記のスイッチ部1202は、開閉型のスイッチ素子を備えて構成されている。このスイッチ部1202は、一方側端子で増幅部110から送られた差動信号の他方側を受ける。また、スイッチ部1202の他方側端子が、配線部材を介してスピーカ220と接続されている。そして、スイッチ部1202は、供給制御部160Aから送られた供給制御指定OSCに従って、スイッチ素子の開閉を行う。
スイッチ部1202では、供給制御指定OSCが「ON」である場合には、スイッチ素子を閉塞状態にする。この結果、差動信号の他方側が、スピーカ220へ供給される。
また、スイッチ部1202では、供給制御指定OSCが「OFF」である場合には、スイッチ素子を開放状態とする。この結果、差動信号の他方側が、スピーカ220へ供給されなくなる。
以上のように、供給制御部160Aが、供給制御指定OSCを「ON」に設定したり、「OFF」に設定したりすることにより、差動信号をスピーカ220へ供給するか否かを制御できるようになっている。
上記の電圧検出部130Aは、増幅部110から送られた差動信号の一方側及び他方側を受ける。そして、電圧検出部130Aは、差動信号の一方側の電圧値を検出する。この検出結果が、検出電圧値VD1として、閾値超検出部140A及び基準値交差検出部150Aへ送られる。
また、電圧検出部130Aは、差動信号の他方側の電圧値を検出する。この検出結果が、検出電圧値VD2として、閾値超検出部140A及び基準値交差検出部150Aへ送られる。
上記の閾値超検出部140Aは、電圧検出部130Aから送られた検出電圧値VD1,VD2を受ける。そして、閾値超検出部140Aは、検出電圧値VD1が所定閾値を超え、直流オフセット電圧の許容範囲外となっているか否かを検出する。すなわち、閾値超検出部140Aは、第1検出部としての機能を果たすようになっている。
ここで、「許容範囲」は、所定の上限閾値VTHを上限値とし、所定の下限閾値VTL(=VST−VTH)を下限値とする範囲となっている。なお、上限閾値VTH及び下限閾値VTLは、差電圧値(VTH−VTL)の差動信号が継続してスピーカ220に供給されてもスピーカ220を破損させないとの観点、及び、差電圧値(VTH−VTL)を極力大きくするとの観点から、スピーカ220の仕様等に基づいて予め定められる。
閾値超検出部140Aは、検出電圧値VD1が許容範囲外となっている場合には、「ON」に設定された閾値超検出結果OT1を供給制御部160Aへ送る。一方、検出電圧値VD1が許容範囲外とはなっていない場合には、「OFF」に設定された閾値超検出結果OT1を供給制御部160Aへ送る。
また、閾値超検出部140Aは、検出電圧値VD2が所定閾値(所定の上限閾値VTH、又は、所定の下限閾値VTL)を超え、直流オフセット電圧の許容範囲外となっているか否かを検出する。そして、閾値超検出部140Aは、検出電圧値VD2が許容範囲外となっている場合には、「ON」に設定された閾値超検出結果OT2を供給制御部160Aへ送る。一方、検出電圧値VD2が許容範囲外とはなっていない場合には、「OFF」に設定された閾値超検出結果OT2を供給制御部160Aへ送る。
こうして閾値超検出部140Aから供給制御部160Aへ送られる閾値超検出結果OT1,OT2は、入力信号IPSが無信号状態であるか、有信号状態であるかにかかわらず得られるものとなっている。
上記の基準値交差検出部150Aは、電圧検出部130Aから送られた検出電圧値VD1,VD2を受ける。そして、基準値交差検出部150Aは、検出電圧値VD1が基準値VSTを経由して変化したことを検出する。すなわち、基準値交差検出部150Aは、第2検出部としての機能を果たすようになっている。
検出電圧値VD1が基準値VSTを経由する変化をしたことを検出すると、基準値交差検出部150Aは、交差通知CR1を一時的に「ON」として、供給制御部160Aへ送る。また、基準値交差検出部150Aは、検出電圧値VD2が基準値VSTを経由して変化したことを検出する。検出電圧値VD2が基準値VSTを経由する変化をしたことを検出すると、基準値交差検出部150Aは、交差通知CR2を一時的に「ON」として、供給制御部160Aへ送る。
こうして、基準値交差検出部150Aから供給制御部160Aへ送られる交差通知CR1,CR2は、入力信号IPSが無信号状態であるか、有信号状態であるかにかかわらず生成できるものとなっている。
なお、以下の説明においては、交差通知CRj(j=1,2)が一時的に「ON」となることを、単に「交差通知CRj」ともいう。
上記の供給制御部160Aは、監視タイマを備えて構成されている。この供給制御部160Aは、閾値超検出部140Aから送られた閾値超検出結果OT1,OT2、及び、基準値交差検出部150Aから送られた交差通知CR1,CR2を受ける。そして、供給制御部160Aは、閾値超検出結果OT1,OT2、及び、交差通知CR1,CR2に基づいて、供給制御指定OSCを生成し、生成された供給制御指定OSCをスイッチ部1201,1202へ送る。すなわち、供給制御部160Aは、制御部としての機能を果たすようになっている。
かかる供給制御指定OSCの生成に際して、供給制御部160Aは、内部フラグFL1が「OFF」である場合に閾値超検出結果OT1が「ON」となると、内部フラグFL1を「ON」とする。また、供給制御部160Aは、内部フラグFL1が「ON」である場合に交差通知CR1を受けると、内部フラグFL1を「OFF」とする。そして、供給制御部160Aは、内部フラグFL1が「ON」である状態が、所定の判定時間以上にわたって継続すると、供給制御指定OSCを「OFF」に設定し、供給制御指定OSCをスイッチ部1201,1202へ送る。
一方、供給制御部160Aは、内部フラグFL2が「OFF」である場合に閾値超検出結果OT2が「ON」となると、内部フラグFL2を「ON」とする。また、供給制御部160Aは、内部フラグFL2が「ON」である場合に交差通知CR2を受けると、内部フラグFL2を「OFF」とする。そして、供給制御部160Aは、内部フラグFL2が「ON」である状態が、所定の判定時間以上にわたって継続すると、供給制御指定OSCを「OFF」に設定し、供給制御指定OSCをスイッチ部1201,1202へ送る。
なお、「所定の判定時間」は、スピーカを破損させないとの観点から、スピーカ220の仕様、実験、経験等により予め定められる。
すなわち、供給制御部160Aは、閾値超検出結果OT1及び交差通知CR1の変化に応じて、内部フラグFL1の値を更新するとともに、閾値超検出結果OT2及び交差通知CR2の変化に応じて、内部フラグFL2の値を更新する。そして、供給制御部160Aは、内部フラグFL1又は内部フラグFL2が「ON」となっている状態が所定の判定時間以上にわたって継続すると、供給制御指定OSCを「OFF」とし、増幅部110により生成された差動信号がスピーカ220に供給されなくする。
以上のようにして各構成要素が機能する信号増幅装置100Aにおける検出電圧値VDjの変化態様に応じた、閾値超検出結果OTj、交差通知CRj及び内部フラグFLjの変化の様子の例が、図2〜図8に示されている。なお、図2〜図8には、増幅部110から出力される差動信号の片側の検出電圧値の変化態様に応じた、閾値超検出結果、交差通知及び内部フラグ(すなわち、添字「j」の値が「1」又は「2」)の変化の様子の例が、示されている。
図2〜図8では、検出電圧値VDjが取り得る最大値が、「VMAX」として示されている。なお、第1実施形態においては、最大値VMAXは、上述した電源電圧値VDDとほぼ同一の値となっている。
図2には、増幅部110が、直流オフセット電圧の観点から正常であり、かつ、入力信号IPSが無信号状態にある場合の例が示されている。この場合には、検出電圧値VDjが、継続して許容範囲内にあり、かつ、基準値VSTを経由して変化することがない。このため、閾値超検出結果OTjが「OFF」、内部フラグFLjが「OFF」、かつ、交差通知CRjが発行されない状態が継続する。
図3には、増幅部110が、直流オフセット電圧の観点から異常であり、かつ、入力信号IPSが無信号状態にある場合の例が示されている。この場合には、検出電圧値VDjが、継続して許容範囲外にあり、かつ、基準値VSTを経由して変化することのない。このため、閾値超検出結果OTjが「ON」、内部フラグFLjが「ON」、かつ、交差通知CRjが発行されない状態が継続する。
図4には、増幅部110が、直流オフセット電圧の観点から正常であり、かつ、入力信号IPSが小信号状態にある場合の例が示されている。この場合には、検出電圧値VDjが、継続して許容範囲内にあり、かつ、ときおり基準値VSTを経由して変化する。このため、閾値超検出結果OTjが「OFF」、かつ、内部フラグFLjが「OFF」の状態が継続するとともに、交差通知CRjがときおり発行される。
図5には、増幅部110が、直流オフセット電圧の観点から異常であり、かつ、入力信号IPSが小信号状態にある場合の例が示されている。この場合には、検出電圧値VDjが、ときおり許容範囲内となるが、基準値VSTを経由して変化することがない。このため、閾値超検出結果OTjが「ON」、内部フラグFLjが「ON」の状態が長期間にわたって継続するとともに、交差通知CRjが発行されない状態が継続する。
図6には、増幅部110が、直流オフセット電圧の観点から正常であり、かつ、入力信号IPSが大信号状態にある場合の例が示されている。この場合には、検出電圧値VDjが、許容範囲内にある期間と許容範囲内にある期間とが繰り返されるとともに、基準値VSTを経由する変化が比較的短期間のうちに発生する。このため、閾値超検出結果OTjが「ON」と「OFF」とを頻繁に繰り返すが、交差通知CRjが比較的短期間のうちに発行されるので、内部フラグFLjが「ON」の状態が長期間にわたって継続することはない。
図7には、増幅部110が、直流オフセット電圧の観点から比較的軽度の異常であり、かつ、入力信号IPSが大信号状態にある場合の例が示されている。この場合には、図6の場合と同様に、検出電圧値VDjが、許容範囲内にある期間と許容範囲外にある期間とが繰り返されるとともに、基準値VSTを経由する変化が比較的短期間のうちに発生する。このため、閾値超検出結果OTjが「ON」と「OFF」とを頻繁に繰り返すが、交差通知CRjが比較的短期間のうちに発行されるので、内部フラグFLjが「ON」の状態が長期間にわたって継続することはない。
図8には、増幅部110が、直流オフセット電圧の観点からの異常が進行し、検出電圧値VDjが、基準値VSTを経由して変化することがなくなってしまった場合の例が示されている。この場合には、検出電圧値VDjが、許容範囲内にある期間と許容範囲外にある期間とが発生するとともに、基準値VSTを経由する変化が発生しない。このため、閾値超検出結果OTjが「ON」と「OFF」とを頻繁に繰り返す一方で、交差通知CRjが発行されないので、内部フラグFLjが「ON」の状態が長期間にわたって継続する。
増幅部110が直流オフセット電圧の観点から正常である図2,4,6に示されるような場合には、供給制御部160Aは、供給制御指定OSCを「ON」とし、増幅部110により生成された差動信号がスピーカ220に供給されるようにする。また、増幅部110が直流オフセット電圧の観点から異常であって、図3,5,8に示されるような場合には、供給制御部160Aは、供給制御指定OSCを「OFF」とし、増幅部110により生成された差動信号がスピーカ220に供給されないようにする。
なお、増幅部110が直流オフセット電圧の観点から異常ではあるが、図7に示されるような場合には、供給制御部160Aは、供給制御指定OSCを「OFF」とし、増幅部110により生成された差動信号がスピーカ220に供給されないようにすることはできない。しかしながら、図7に示されるような状況では、スピーカ220を流れる電流は交流状態になっているので、スピーカ220が破損されることはない。また、図7に示されるような状況は永続するものではなく、いずれは、図3、図5又は図8に示されるような状況に移る。こうした遷移が発生した時点で、供給制御部160Aは、供給制御指定OSCを「OFF」とし、増幅部110により生成された差動信号がスピーカ220に供給されないようにする。
<動作>
次に、上記のように構成された信号増幅装置100Aの動作について、供給制御部160Aによる差動信号(出力信号)の供給制御処理に主に着目して説明する。
なお、増幅部110、電圧検出部130Aは、既に動作を開始しており、検出電圧値VD1,VD2は、閾値超検出部140A及び基準値交差検出部150Aへ逐次送られているものとする。また、閾値超検出部140A及び基準値交差検出部150Aは、既に動作を開始しており、閾値超検出結果OT1,OT2、及び、交差通知CR1,CR2が、供給制御部160Aへ逐次送られているものとする。
また、当初においては、供給制御部160Aは、供給制御指定OSCを「ON」としているものとする。すなわち、当初においては、スイッチ部1201,1202におけるスイッチ素子が閉塞状態となり、増幅部110により生成された差動信号がスピーカ220に供給されているものする。
なお、供給制御部160Aは、閾値超検出結果OT1及び交差通知CR1の変化に対応した処理と、閾値超検出結果OT2及び交差通知CR2の変化に対応した処理とを並行して実行するが、これらの処理は同様の処理となっている。そこで、以下においては、一方の処理を、閾値超検出結果OTj(j=1又2)及び交差通知CRjの変化に応じた対応した処理として説明する。
供給制御処理に際しては、図9に示されるように、まず、ステップS11において、供給制御部160Aが、内部フラグFLjを「OFF」とするとともに、監視タイマをクリアする。引き続き、ステップS12において、供給制御部160Aが、閾値超検出結果OTjが「ON」となったか否かを判定する。ステップS12における判定の結果が否定的であった場合(ステップS12:N)には、ステップS12の処理が繰り返される。
閾値超検出結果OTjが「ON」となり、ステップS12における判定の結果が肯定的となると(ステップS12:N)、処理はステップS13へ進む。このステップS13では、供給制御部160Aが、内部フラグFLjを「ON」とするとともに、監視タイマをスタートさせる。
次に、ステップS14において、供給制御部160Aが、交差通知CRjを受けたか否かを判定する。ステップS14における判定の結果が否定的であった場合(ステップS14:N)には、処理はステップS15へ進む。
ステップS15では、供給制御部160Aが、ステップS13において監視タイマをスタートさせてから所定の判定時間が経過したか否かを判定する。ステップS15における判定の結果が否定的であった場合(ステップS15:N)には、処理はステップS14へ戻る。この後、ステップS14又はステップS15における判定の結果が肯定的となるまで、ステップS14,S15の処理が繰り返される。
監視タイマをスタートさせてから、所定の判定時間が経過する前に交差通知CRjを受け、ステップS14における判定の結果が肯定的となると(ステップS14:Y)、処理はステップS11へ戻る。この後、ステップS15における判定の結果が肯定的となるまで、ステップS11〜S15の処理が繰り返される。
監視タイマをスタートさせてから、交差通知CRjを受けることなく、所定の判定時間が経過し、ステップS15における判定の結果が肯定的となると(ステップS15:Y)、処理はステップS16へ進む。このステップS16では、供給制御部160Aが、供給制御指定OSCを「OFF」とし、スイッチ部1201,1202へ送る。この結果、スイッチ部1201,1202におけるスイッチ素子が開放状態となり、増幅部110により生成された差動信号がスピーカ220に供給されなくする。
ステップS16の処理が終了すると、供給制御部160Aが、直流オフセット電圧に異常があることを、発光素子等により利用者に提示する。そして、供給制御部160Aによる供給制御処理が終了する。
以上説明したように、第1実施形態では、閾値超検出部140Aが、増幅部110から出力された差動信号の一方側及び他方側の電圧値のそれぞれが、直流オフセット電圧に関する所定閾値を超え、所定の許容範囲外にあることを検出する。また、基準値交差検出部150Aが、当該差動信号の一方側及び他方側の電圧値のそれぞれが、基準値を経由して変化したことを検出する。こうした閾値超検出部140A及び基準値交差検出部150Aによる検出は、入力信号IPSが無信号状態であるか、有信号状態であるかにかかわらず、有効に行うことができる。
そして、供給制御部160Aが、当該差動信号の一方側及び他方側の電圧値のいずれかが、当該許容範囲外であることが検出された後、所定の判定時間以上にわたって基準値を経由して変化しなかった場合に、スイッチ部1201,1202におけるスイッチ素子を開放状態とさせ、当該差動信号がスピーカ220に供給されなくする。
したがって、第1実施形態によれば、スピーカへ供給される差動信号の一方側及び他方側のそれぞれについて、スピーカの破損の原因となり得る直流オフセット電圧の異常を検出し、迅速に、信号増幅装置としての信号出力動作を停止させることができる。
[第2実施形態]
まず、本発明の第2実施形態を、図10〜12を主に参照して説明する。
<構成>
図10には、第2実施形態に係る信号増幅装置100Bの概略的な構成がブロック図にて示されている。この図10に示されるように、信号増幅装置100Bは、上述した信号増幅装置100Aと同様に、信号源210から送られた入力信号IPSを受け、差動信号である出力信号をスピーカ220へ供給する。
図10に示されるように、信号増幅装置100Bは、上述した信号増幅装置100Aと比べて、電圧検出部130A、閾値超検出部140A、基準値交差検出部150A及び供給制御部160Aに代えて、差電圧検出部130B、閾値超検出部140B、基準値交差検出部150B及び供給制御部160Bを備える点が異なっている。以下、この相違点に主に着目して説明する。
上記の差電圧検出部130Bは、増幅部110から送られた差動信号の一方側及び他方側を受ける。そして、差電圧検出部130Bは、差動信号の一方側の電圧値と他方側の電圧値との差である差電圧を検出する。この検出結果が、検出差電圧値VSDとして、閾値超検出部140B及び基準値交差検出部150Bへ送られる。
上記の閾値超検出部140Bは、差電圧検出部130Bから送られた検出差電圧値VSDを受ける。そして、閾値超検出部140Bは、検出差電圧値VSDが所定閾値を超え、直流オフセット電圧の許容範囲外となっているか否かを検出する。
ここで、「許容範囲」は、所定の上限閾値VSHを上限値とし、所定の下限閾値VSL(=−VSH)を下限値とする範囲となっている。なお、上限閾値VSH及び下限閾値VSLは、継続してスピーカ220に供給されてもスピーカ220を破損させないとの観点、及び、上限閾値VSHを極力大きくするとの観点から、スピーカ220の仕様等に基づいて予め定められる。すなわち、上限閾値VSHとしては、上述した上限閾値VTHと下限閾値VTLとの差電圧値(VTH−VTL)に相当する値が採用される。
閾値超検出部140Bは、検出差電圧値VSDが許容範囲外となっている場合には、「ON」に設定された閾値超検出結果OTSを供給制御部160Bへ送る。一方、検出電圧差値VSDが許容範囲外とはなっていない場合には、「OFF」に設定された閾値超検出結果OTSを供給制御部160Bへ送る。
こうして閾値超検出部140Bから供給制御部160Bへ送られる閾値超検出結果OTSは、入力信号IPSが無信号状態であるか、有信号状態であるかにかかわらず得られるものとなっている。
上記の基準値交差検出部150Bは、差電圧検出部130Bから送られた検出差電圧値VSDを受ける。そして、基準値交差検出部150Bは、検出差電圧値VSDが基準値VSS(=0[V]))経由して変化したことを検出する。検出差電圧値VSDが0[V]を経由する変化をしたことを検出すると、基準値交差検出部150Bは、交差通知CRSを一時的に「ON」として、供給制御部160Bへ送る。
こうして、基準値交差検出部150Bから供給制御部160Bへ送られる交差通知CRSは、入力信号IPSが無信号状態であるか、有信号状態であるかにかかわらず生成できるものとなっている。
なお、以下の説明においては、交差通知CRSが一時的に「ON」となることを、単に「交差通知CRS」ともいう。
上記の供給制御部160Bは、上述した供給制御部160Aと同様に、監視タイマを備えて構成されている。この供給制御部160Bは、閾値超検出部140Bから送られた閾値超検出結果OTS、及び、基準値交差検出部150Bから送られた交差通知CRSを受ける。そして、供給制御部160Bは、閾値超検出結果OTS及び交差通知CRSに基づいて、供給制御指定OSCを生成し、生成された供給制御指定OSCをスイッチ部1201,1202へ送る。
かかる供給制御指定OSCの生成に際して、供給制御部160Bは、内部フラグFLGが「OFF」である場合に閾値超検出結果OTSが「ON」となると、内部フラグFLGを「ON」とする。また、供給制御部160Bは、内部フラグFLGが「ON」である場合に交差通知CRSを受けると、内部フラグFLGを「OFF」とする。そして、供給制御部160Bは、内部フラグFLGが「ON」である状態が、所定の判定時間以上にわたって継続すると、供給制御指定OSCを「OFF」に設定し、供給制御指定OSCをスイッチ部1201,1202へ送る。
すなわち、供給制御部160Bは、閾値超検出結果OTS及び交差通知CRSの変化に応じて、内部フラグFLGの値を更新する。そして、供給制御部160Bは、内部フラグFLGが「ON」となっている状態が所定の判定時間以上にわたって継続すると、供給制御指定OSCを「OFF」とし、増幅部110により生成された差動信号がスピーカ220に供給されなくする。
なお、図11には、上記の信号増幅装置100Bにおける検出差電圧値VSDの変化態様に応じた、閾値超検出結果OTS、交差通知CRS及び内部フラグFLSの変化の様子の例が、上述した図6に対応する場合を代表的に示されている。なお、上述した図2〜図5、図7及び図8に相当する場合については、図11と図6との相違点が異なるのみなので、図示を省略する。
図11では、検出差電圧値VSDが取り得る最大値が、「VMAX(>0)」として示されるとともに、検出差電圧値VSDが取り得る最小値が、「VMIN」として示される。なお、第2実施形態においては、最大値VMAXは、上述した電源電圧値VDDのほぼ2倍の値となっている。また、最小値VMINの絶対値は、最大値VMAXと一致している。
<動作>
次に、上記のように構成された信号増幅装置100Bの動作について、供給制御部160Bによる差動信号(出力信号)の供給制御処理に主に着目して説明する。
供給制御処理に際して、信号増幅装置100Bは、図12に示されるように、上述した図9に示したステップS11〜S16における処理と同様の処理が、ステップS21〜S26において実行する。
以上説明したように、第2実施形態では、閾値超検出部140Bが、増幅部110から出力された差動信号の一方側の電圧値と他方側の電圧値との差電圧が、所定閾値を超え、直流オフセット電圧に関する所定の許容範囲外にあることを検出する。また、基準値交差検出部150Bは、当該差電圧が基準値(=0[V])を経由して変化したことを検出する。こうした閾値超検出部140B及び基準値交差検出部150Bによる検出は、入力信号IPSが無信号状態であるか、有信号状態であるかにかかわらず、有効に行うことができる。
そして、供給制御部160Bが、当該差電圧が、当該許容範囲外であることが検出された後、所定の判定時間以上にわたって基準値を経由して変化しなかった場合に、スイッチ部1201,1202におけるスイッチ素子を開放状態とさせ、当該差動信号がスピーカ220に供給されなくする。
したがって、第2実施形態によれば、スピーカへ供給される差動信号の一方側の電圧値と他方側の電圧値との差電圧について、スピーカの破損の原因となり得る直流オフセット電圧の異常を検出し、迅速に、信号増幅装置としての信号出力動作を停止させることができる。
[実施形態の変形]
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。
例えば、上記の第1実施形態では、出力信号である差動信号の両側のそれぞれについて、スピーカの破損の原因となり得る直流オフセット電圧の異常を検出するようにした。これに対し、差動信号の一方側が、差動信号の他方側に基づいて生成されるような場合には、差動信号の一方側のみについて、スピーカの破損の原因となり得る直流オフセット電圧の異常を検出するようにしてもよい。
また、家庭用音響装置のように、出力信号が単一信号である場合には、当該単一信号について、第1実施形態における差動信号の片側で行ったスピーカの破損の原因となり得る直流オフセット電圧の異常を検出するようにしてもよい。
また、上記の第2実施形態では、出力信号である差動信号の一方側の電圧値と他方側の電圧値との差電圧について、スピーカの破損の原因となり得る直流オフセット電圧の異常を検出するようにした。これに対し、当該差電圧に対する直流オフセット電圧の異常を検出とともに、差動信号の片側についても、直流オフセット電圧の異常を検出するようにしてもよい。この場合には、スピーカの破損の原因とはならない増幅部の異常を併せて検出することができる。
なお、上記の第1及び第2実施形態における供給制御部を、中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)等を備えた演算手段としてのコンピュータとして構成し、予め用意されたプログラムを当該コンピュータで実行することにより、供給制御部における処理の一部又は全部を実行するようにしてもよい。このプログラムはハードディスク、CD−ROM、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、当該コンピュータによって記録媒体からロードされて実行される。また、このプログラムは、CD−ROM、DVD等の可搬型記録媒体に記録された形態で取得されるようにしてもよいし、インターネットなどのネットワークを介した配信の形態で取得されるようにしてもよい。
100A,100B … 信号増幅装置
140A,140B … 閾値超検出部(第1検出部)
150A,150B … 基準値交差検出部(第2検出部)
160A,160B … 供給制御部(制御部)

Claims (8)

  1. 入力信号を増幅して、増幅された出力信号をスピーカに供給する信号増幅装置であって、
    前記出力信号の電圧値が所定閾値を超えたことを検出する第1検出部と;
    前記出力信号の電圧値が、基準値を経由して変化したことを検出する第2検出部と;
    前記第1検出部による検出結果及び前記第2検出部による検出結果に基づいて、前記スピーカへの前記出力信号の供給を制御する制御部と;
    を備えることを特徴とする信号増幅装置。
  2. 前記第1検出部によって前記出力信号の電圧値が前記所定閾値を超えたことが検出された後、前記第2検出部による検出がなされない状態が、予め定められた判定時間にわたって継続した場合に、前記制御部は、前記出力信号の供給を停止させる制御を行う、ことを特徴とする請求項1に記載の信号増幅装置。
  3. 前記出力信号は、差動信号であり、
    前記出力信号の電圧値は、前記差動信号の少なくとも一方側の電圧値である、
    ことを特徴とする請求項2に記載の信号増幅装置。
  4. 前記出力信号の電圧値は、前記差動信号の両方側の電圧値であり、
    前記制御部は、前記差動信号の少なくとも一方側の電圧値について、前記第1検出部によって前記所定閾値を超えたことが検出された後、前記第2検出部による検出がなされない状態が前記判定時間にわたって継続した場合に、前記制御部は、前記出力信号の供給を停止させる制御を行う、
    ことを特徴とする請求項3に記載の信号増幅装置。
  5. 前記出力信号は、差動信号であり、
    前記出力信号の電圧値は、前記差動信号間の電圧値であり、
    前記基準値は0Vである、
    ことを特徴とする請求項2に記載の信号増幅装置。
  6. 入力信号を増幅して、増幅された出力信号をスピーカに供給する信号増幅装置において使用される信号供給制御方法であって、
    前記出力信号の電圧値が所定閾値を超えたことを検出する第1検出工程と;
    前記出力信号電圧値が、基準値を経由して変化したことを検出する第2検出工程と;
    前記第1検出工程における検出結果及び前記第2検出工程における検出結果に基づいて、前記スピーカへの前記出力信号の供給を制御する制御工程と;
    を備えることを特徴とする信号供給制御方法。
  7. 入力信号を増幅して、増幅された出力信号をスピーカに供給する信号増幅装置が有するコンピュータに、請求項6に記載の信号供給制御方法を実行させる、ことを特徴とする信号供給制御プログラム。
  8. 入力信号を増幅して、増幅された出力信号をスピーカに供給する信号増幅装置が有するコンピュータにより読み取り可能に、請求項7に記載の信号供給制御プログラムが記録されている、ことを特徴とする記録媒体。
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