JP2014203814A - 端子接続構造とこれを備える端子台、及び端子接続方法 - Google Patents

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輝久 宮澤
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Abstract

【課題】汎用の端子を用いながら、作業性を低下させることなく端子接続の信頼性を向上する。
【解決手段】端子接続構造10は、ねじ12を締め付けることで、座金14と端子座16とにより、端子を挟着して固定する構造であり、端子座16に2つの突起部20が設けられている。突起部20は、Y型端子80を固定する際に、Y型端子80の両腕部82を、開口幅が小さくなるように変形させる位置に設けられている。このため、ねじ12を締めてY型端子80を固定すると、突起部20により両腕部82が変形され、Y型端子80の開口幅がねじ12の軸径Dよりも小さくなる。これにより、Y型端子80の固定後にねじ12が緩むような場合でも、Y型端子80の抜け落ちを防止できる。従って、汎用のY型端子80を用いながらも、作業性を低下させることなく端子接続の信頼性の向上が可能となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、端子接続構造、この端子接続構造を備える端子台、及び、端子接続方法に関するものである。
従来から、絶縁材により被覆された電線を、端子台等の接続先に電気的に接続する際に、例えば、電線の絶縁材を剥いた先端に圧着や半田付け等により端子を取り付け、この端子をねじ止めにより接続先に固定する構造が用いられている。このような接続構造では、主に、図6(a)に示すような丸型端子70や、図6(b)に示すようなY型端子80が用いられている。丸型端子70は、環状の円板部72と略円筒状の圧着部74とを有する構成であり、丸型端子70を電線の接続に用いる場合には、接続先の固定用ねじを、このねじの軸径に対応した直径dの挿通孔76に挿通して固定する構造であるため、端子がねじから抜け落ち難く、接続後の安定性に優れている。しかしながら、丸型端子70は、接続先への固定時や接続先からの取り外し時に、固定用のねじを完全に取り外す必要があるため、作業性が低い。
一方、Y型端子80は、平坦な2つの腕部82と略円筒状の圧着部84とを有する構成であり、Y型端子80を電線の接続に用いる場合には、接続先の固定用ねじを、このねじの軸径に対応した開口幅wの開口部86に挿通して固定する構造であるため、固定用のねじを少し緩めるだけで、接続先への固定や接続先からの取り外しが行える。しかしながら、Y型端子80は、振動等により固定用のねじの締め付けが緩むと、端子が抜け落ちてしまう虞があるため、接続後の安定性や信頼性に考慮する必要がある。このような課題に対し、電線に取り付ける端子に特殊な形状の端子を用いることで、端子接続の作業性と信頼性との両立を図る発明が提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。
特開昭54−136690号公報 特開平8−45588号公報
しかしながら、上述した発明では、端子が特殊な形状であるため、端子を固定位置に配置する際に注意を要する等の、従来とは別の要因により作業性が低下する虞がある。更に、図6に示したような、汎用性の高いY型端子80等を利用することができなくなるため、コストの上昇や入手性の悪化が懸念される。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、汎用の端子を用いながら、作業性を低下させることなく端子接続の信頼性を向上することにある。
(発明の態様)
以下の発明の態様は、本発明の構成を例示するものであり、本発明の多様な構成の理解を容易にするために、項別けして説明するものである。各項は、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、発明を実施するための最良の形態を参酌しつつ、各項の構成要素の一部を置換し、削除し、又は、更に他の構成要素を付加したものについても、本願発明の技術的範囲に含まれ得るものである。
(1)ねじの軸に挿通された座金と前記ねじの螺合先に配置された端子座とで端子を挟着して固定する端子接続構造において、前記端子座には、前記ねじの軸径に対応した開口幅のY型端子を固定する際に、該Y型端子の少なくとも片側の腕部を前記開口幅が小さくなるように変形させる位置に突起部が設けられている端子接続構造(請求項1)。
本項に記載の端子接続構造は、固定用のねじを締め付けることで、ねじの軸に挿通された座金と、ねじの螺合先に配置された端子座とにより、両者の間に配置される端子を挟着して固定する構造である。例えば、端子座には、端子と接する面と反対側の面にナットが固定されており、端子の固定時に、座金及び端子座と、それらの間に配置される端子とを介して、ねじがナットに螺合される。そして、端子座には、上述した例におけるナットが固定された面とは反対側の面、すなわち、端子固定の際に端子の底面と接する面に、突起部が設けられている。突起部は、固定用のねじの軸径に対応した開口幅を有するY型端子を、本端子接続構造により固定する際に、Y型端子の少なくとも片側の腕部を、Y型端子の開口幅が小さくなるように変形させる位置に設けられている。すなわち、Y型端子は、本端子接続構造により固定される際に、ねじの軸径に対応した距離だけ離れていた2つの腕部の先端間の距離が、ねじの捩じ込みの進行に伴い徐々に小さくなるように、片側或いは両側の腕部が端子の底面に接触する突起部により変形される。
従って、本端子接続構造によりY型端子が固定されると、Y型端子の2つの腕部の、先端間の距離である開口幅が、固定用のねじの軸径よりも小さくなるため、Y型端子を固定した後にねじの締め付けが緩むような場合であっても、Y型端子の抜け落ちが防止される。更に、Y型端子の腕部を端子座に設けた突起部により変形させる構造であるため、固定する端子には特殊な形状が不要であり、汎用のY型端子が用いられる。このため、本項に記載の端子接続構造は、端子の特殊な形状に起因する作業性の低下を招くことなく、Y型端子を用いた場合の優れた作業性を維持したまま、端子接続の信頼性を向上するものとなる。
(2)上記(1)項において、前記突起部は、前記ねじの軸心よりも端子先端側の、前記腕部の前記開口幅方向外側の底面に接触する位置に設けられている端子接続構造(請求項2)。
本項に記載の端子接続構造は、端子座に設けられる突起部が、固定用のねじの軸心よりも端子先端側であり、かつ、Y型端子の腕部の開口幅方向外側の底面に接触する位置に設けられているものである。このため、Y型端子の腕部は、上述したような位置に突起部が接触しながら、ねじにより座金を介して端子座に圧接されることで、突起部との接触位置を支点として、腕部の開口幅方向外側が上方向に、開口幅方向内側が下方向になるようにして傾きながら、先端が開口幅方向内側に向かうように変形される。このように、Y型端子の固定時にねじを締め付けるために加えられる力を、腕部の先端が開口幅方向内側に向かって変形されるような力に効率よく転換させて、Y型端子の開口幅を小さくするものである。
(3)上記(1)(2)項において、前記突起部は、前記腕部の先端の、前記開口幅方向外側の底面に接触する位置に設けられている端子接続構造(請求項3)。
本項に記載の端子接続構造は、端子座に設けられる突起部が、Y型端子の腕部の先端の、開口幅方向外側の底面に接触する位置に設けられているものである。このため、Y型端子の腕部は、上述したような位置に突起部が接触しながら、ねじにより座金を介して端子座に圧接されることで、突起部との接触位置を支点として、腕部の開口幅方向外側の隅角部が上方向になるように傾きながら、先端が開口幅方向内側に向かうように変形される。このように、Y型端子の固定時にねじを締め付けるために加えられる力を、腕部の先端が開口幅方向内側に向かって変形されるような力に効率よく転換させることで、Y型端子の開口幅が小さくなるように腕部を変形させるものである。
(4)上記(1)から(3)項において、前記突起部は、前記ねじの軸径に対応した大きさの丸型端子を固定する際に、該丸型端子に接触しない位置に設けられている端子接続構造(請求項4)。
本項に記載の端子接続構造は、端子座に設けられる突起部が、固定用のねじの軸径に対応した大きさの丸型端子を固定する際に、丸型端子に接触しない位置に設けられているものである。これにより、丸型端子の固定に用いられる場合であっても、突起部により丸型端子が変形されることを回避し、丸型端子の接続の安定性を維持するものである。
(5)上記(1)から(4)項において、前記座金には、端子の固定時に前記突起部から逃げるように切欠きが設けられている端子接続構造(請求項5)。
本項に記載の端子接続構造は、端子の固定時に、突起部が設けられた端子座と共に端子を挟着する座金に、突起部から逃げるように切欠きが設けられていることで、突起部への座金の干渉を回避し、端子座と座金とで安定して端子を固定するものである。更に、突起部の形状や位置、固定する端子の肉厚等を考慮して、適切な大きさや形状の切欠きを設けることとすれば、Y型端子の固定時に、切欠きが設けられた位置において、座金と突起部とにより、開口幅を小さくするような腕部の変形が促されることとなる。
(6)電線の端部に取り付けられた端子を電気的に接続するための端子部を有する端子台であって、前記端子部は、上記(1)から(5)項のいずれか1項記載の端子接続構造を備える端子台(請求項6)。
本項に記載の端子台は、電線の端部に取り付けられた端子を電気的に接続するための端子部が、上記(1)から(5)項のいずれか1項記載の端子接続構造を備えることで、上記(1)から(5)項と同等の作用を奏すると共に、端子と端子部間の電気的な接続を安定させるものである。
(7)上記(6)項において、複数の前記端子部を有し、該複数の端子部が少なくとも1列に並べられて配置され、同列に配置された端子部間の各々に壁が設けられている端子台(請求項7)。
本項に記載の端子台は、1列或いは複数列に並べられて配置された複数の端子部を有しており、同列に配置された端子部間の各々に壁が設けられているものである。これにより、隣接する端子部に接続された端子同士の接触等を防ぎ、電気的な異常の発生を防止する。更に、端子部の各々において、列の延在方向両側に壁が設けられる構造となるため、端子が端子部に配置される際に両側の壁にガイドされ、適切な位置に配置される。これにより、Y型端子の固定時に、端子座に設けられた突起部とY型端子の腕部とが、意図した位置で正確に接触することとなるため、開口幅が小さくなるように、より確実に腕部を変形させるものとなる。
(8)ねじの軸に挿通された座金と前記ねじの螺合先に配置された端子座とで端子を挟着して固定する端子接続方法において、前記ねじの軸径に対応した開口幅のY型端子を固定する際の、前記ねじの捩じ込みの進行に伴い、前記端子座に設けた突起部により、前記Y型端子の少なくとも片側の腕部を前記開口幅が小さくなるように変形させることを特徴とする端子接続方法(請求項8)。
本項に記載の端子接続方法は、上記(1)項に記載の端子接続構造を用いて実行するものであり、上記(1)項と同等の作用を奏するものである。しかも、Y型端子の腕部は、ねじを用いた端子接続方法の定常作業である、ねじの締め付け作業に伴って変形されるため、従来の端子接続方法から作業工数を増やすことなく、端子接続の信頼性を向上させるものである。
本発明はこのように構成したので、汎用の端子を用いながら、作業性を低下させることなく端子接続の信頼性を向上することが可能となる。
本発明の実施の形態に係る端子接続構造を概略的に示す、(a)は分解斜視図、(b)は(a)の状態における平面図、(c)は端子接続時の斜視図である。 本発明の実施の形態に係る端子接続構造への接続前後のY型端子の形状を示しており、(a)は接続前の状態、(b)は接続後の状態を示している。 本発明の実施の形態に係る端子接続構造により丸型端子を接続する場合のイメージを示しており、(a)は図1に示した形状の突起部を有する端子接続構造の場合、(b)は(a)と異なる形状の突起部を有する端子接続構造の場合を示している。 本発明の実施の形態に係る端子接続構造の端子座に設ける突起部の例を示しており、(a)、(b)、(c)は端子座の両側に突起部を設けた場合、(d)、(e)は端子座の隅角部に突起部を設けた場合、(f)は端子座の片側のみに突起部を設けた場合を、夫々異なる形状の突起部で示している。 本発明の実施の形態に係る端子台を概略的に示す、(a)は全体の斜視図、(b)はねじが緩められた状態の端子部の拡大斜視図、(c)は端子が接続された状態の端子部の拡大斜視図を示している。 一般的に用いられる端子の概略図であり、(a)は丸型端子、(b)はY型端子を示している。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。ここで、従来技術と同一部分、若しくは相当する部分については同一符号で示し、詳しい説明を省略する。
図1は、本発明の実施の形態に係る端子接続構造10を概略的に示している。図示のように、端子接続構造10は、ねじ12を捩じ込むことで圧接される座金14と端子座16との間で、図6に示したY型端子80等の汎用の端子を挟着して固定する構造である。詳しくは、座金14には、ねじ12の軸径Dに対応した大きさの挿通孔14aが設けられており、この挿通孔14aにねじ12の軸が、図1(a)中z軸方向上側から挿通される。又、端子座16には、ねじ12の軸径Dに対応した大きさの挿通孔16aが設けられており、更に、端子座16の座金14側と反対側の面(図中z軸方向下側の面)には、ねじ12と螺合するナット(図示省略)が、そのねじ穴と挿通孔16aとが連通する位置に固定されている。このため、座金14に挿通されたねじ12の軸は、更に図中z軸方向上側から端子座16の挿通孔16aに挿通されて、端子座16に固定されたナットに螺合されることとなる。なお、図1の例では、図1(b)から分かるように、端子座16と座金14とが、固定位置に配置されたY型端子80と、略同じ図中左右方向(x軸方向)の長さを有している。又、端子座16は、その図中上側の端部の位置と、固定位置に配置されたY型端子80の図中上側の先端の位置とが略等しくなるような、図中上下方向(y軸方向)の長さを有している。
又、端子座16には、座金14側の面(図1(a)中z軸方向上側の面)に突起部20が設けられている。図1の例では、半球と円柱とを合わせた形状をなす2つの突起部20が、端子座16の、図1(a)における線分Lよりもy軸方向左上側のx軸方向左右両端の位置に、夫々設けられている。なお、線分Lは、ねじ12の軸心Cと直交し、x軸方向と平行な(仮相)線分である。このため、図1(b)で確認できるように、突起部20は、図6(b)に示したY型端子80を固定する際に、Y型端子80の腕部82の底面に接触する位置に設けられている。なお、図3(a)に示すように、突起部20は、図6(a)に示した丸型端子70を固定する際には、丸型端子70に接触しない位置に設けられている。
一方、座金14には、端子座16と共に端子を挟着する際に、端子座16に設けられた2つの突起部20の夫々から逃げるように、図1(b)における上側の両隅角部の夫々に切欠き14bが形成されている。
上述したような端子接続構造10により、図6(b)に示したY型端子80を固定するために、ねじ12を端子座16に固定されているナットに捩じ込むと、Y型端子80は、腕部82の底面に突起部20が接触した状態で、座金14により端子座16に圧接される。この際、2つの突起部20は、図1(b)から分かるように、Y型端子80の腕部82夫々の、線分Lよりも図中上側の開口幅方向外側(図中右側の腕部82に対しては右側、図中左側の腕部82に対しては左側)の底面に接触する。このため、図2に示すように、Y型端子80は、ねじ12の捩じ込みの進行に伴い、図2(a)に示す状態から、図2(b)に示す状態へと変形される。すなわち、Y型端子80の図中右側の腕部82は、図中右側の部位が紙面手前方向に、図中左側の部位が紙面奥方向になるようにして傾きながら変形される。又、Y型端子80の図中左側の腕部82は、図中左側の部位が紙面手前方向に、図中右側の部位が紙面奥方向になるようにして傾きながら変形される。この結果、Y型端子80は、両腕部82の先端間の開口幅wが小さくなり、ねじ12の軸径D(図1(a)参照)よりも小さい開口幅w’となる。そして、Y型端子80は、このように変形した状態で、図1(c)に示すように、端子接続構造10により固定される。
次に、図4には、本発明の実施の形態に係る端子接続構造10の、端子座16に設ける突起部20の様々な形態を示している。なお、図4の例では図1と同様に、端子座16が、固定位置に配置されたY型端子80と略同じ図中x軸方向の長さを有しており、又、端子座16の図中y軸方向左上側の端部の位置と、固定位置に配置されたY型端子80の図中y軸方向左上側の先端の位置とが略等しくなるような、図中y軸方向の長さを有している。
図4(a)〜(c)は、図1に示した例と同様に、端子座16の線分Lよりも図中y軸方向左上側のx軸方向左右両端の位置に、2つの突起部20を設けた例を示している。そして、各突起部20は、図4(a)の例では立方体形状、図4(b)の例では長尺方向を図中y軸方向とした直方体形状、図4(c)の例では、直角部を端子座のy軸方向左右端部の位置とした直角三角柱形状をなしている。これらの突起部20は、Y型端子80を固定する際に、Y型端子80の腕部82夫々の、線分Lよりも図中y軸方向左上側の開口幅方向外側(x軸方向右側の腕部82に対しては右側、x軸方向左側の腕部82に対しては左側)の底面に接触する。これにより、Y型端子80は、図2(b)に示すように、両腕部82が傾きながら変形され、ねじ12の軸径Dよりも小さい開口幅w’となる。
又、図4(d)、(e)は、端子座16の図中y軸方向左上側の両隅角部に、2つの突起部20を設けた例を示している。そして、各突起部20は、図4(d)の例では図1の例と同様に、半球と円柱とを合わせた形状、図4(e)の例では図中y軸方向左上側を底面とした四角錐形状をなしている。これらの突起部20は、Y型端子80を固定する際に、Y型端子80の腕部82夫々の、先端の開口幅方向外側(x軸方向右側の腕部82に対しては右側、x軸方向左側の腕部82に対しては左側)の底面に接触する。これにより、Y型端子80は、両腕部82が先端の開口幅方向外側をz軸方向上側にするようにして傾きながら変形され、ねじ12の軸径Dよりも小さい開口幅となる。
又、図4(f)は、端子座16の線分Lよりも図中y軸方向左上側のx軸方向左端の位置に、円柱形状の1つの突起部20を設けた例を示している。この突起部20は、Y型端子80を固定する際に、Y型端子80のx軸方向左側の腕部82の、線分Lよりも図中y軸方向左上側の開口幅方向外側(x軸方向左側)の底面に接触する。これにより、Y型端子80は、x軸方向左側の腕部82が、x軸方向左側の部位がz軸方向上側に、x軸方向右側の部位がz軸方向下側になるようにして傾きながら変形され、ねじ12の軸径Dよりも小さい開口幅となる。
このように、本発明の実施の形態に係る端子接続構造10は、端子座16に設けられる突起部20の位置や形状が特に限定されるものではなく、Y型端子80を固定する際に、突起部20の面や辺、角等が腕部82の底面と接触し、図2に示したように開口幅を小さくするように、両側或いは片側の腕部82を変形させるものであればよい。なお、突起部20を何れの位置や形状に設ける場合であっても、図3に示すように、丸型端子70を固定する際に突起部20に接触しないことが望ましく、又、座金14には、突起部20から逃げるように切欠き14bが形成されていることが望ましい。
続いて、図5には、本発明の実施の形態に係る端子台30を示している。図5(a)に示すように、端子台30は、電線の端部に取り付けられた端子を電気的に接続するための端子部32を複数有しており、図5(a)の例では、各列に10個ずつ2列に配置された20個の端子部32を有している。図5(a)において、符号32Aで示している端子部は、ねじが少し捩じ込まれた状態の端子部、符号32Bで示している端子部は、端子を固定した状態の端子部であり、各々、図5(b)、(c)に拡大図を示している。又、符号32Cで示している端子部は、ねじが捩じ込まれていない状態の端子部である。なお、本発明の実施の形態に係る端子台30は、図5に示した形態に限定されるものではなく、例えば、13個の端子部32が1列に配置されていてもよく、各列に10個の端子部32が3列にわたって配置されていてもよい。或いは、端子部32を1個のみ有する形態であってもよい。
端子台30には、各列に配置された隣接する端子部32間の各々に、隣接する端子部32間での接触を防止するために、非導電材料で形成された壁34が設けられている。又、端子台30には、例えばその背面に、端子部32の数と同じ数のピンを有する中継コネクタ(図示省略)が設けられており、端子台30の内部領域で、各コネクタピンと各端子部32とが、夫々一対一で接続されている。
端子台30の各端子部32は、図5(b)で確認できるように、図1に示したような端子接続構造を備えている。すなわち、端子部32は、ねじ12を捩じ込むことで圧接される座金14と端子座16との間で、端子を挟着して固定する構造を有している。そして、端子座16には、2つの突起部20が設けられており、座金14には、端子座16に設けられた突起部20から逃げるように、切欠き14bが形成されている。このため、端子部32にY型端子80を固定すると、Y型端子80は、腕部82の各々の底面に突起部20が接触しながら圧接され、図2(b)に示したように、両腕部82が傾きながら変形されて、開口幅が小さくなる。これにより、Y型端子80は、図5(c)に示すように、開口幅がねじ12の軸径Dよりも小さくなった状態で端子部32に固定される。
なお、図5の例では、端子部32に、z軸方向下側の端子台30の内部領域と連通する溝36が、y軸方向左上側の壁面に形成されている。そして、座金14は、y軸方向左上側の端部がL字状に折れ曲がっており、端子部32に形成された溝36を介して、L字状に折れ曲がった先の座金14の端部が、端子台30の内部領域に配置された付勢機構(図示省略)により、z軸方向上側に付勢されている。このため、端子部32は、図5(a)(b)に符号32Aで示す端子部のように、ねじ12が完全に捩じ込まれていなくとも、座金14のz軸方向上側の面がねじ12の座面に接触した状態が維持され、座金14と端子座16との間に、Y型端子80を配置するための隙間が確保される。又、端子部32は、図5(a)に符号32Cで示す端子部のように、ねじ12が捩じ込まれていない状態では、溝36のz軸方向最上部まで座金14が付勢されて、ねじ12の軸先端が端子座16から離れた状態が維持される。これにより、ねじ12の軸先端と端子座16との間に、丸型端子70を配置するための隙間が確保される。
さて、上記構成をなす本発明の実施の形態によれば、次のような作用効果を得ることが可能である。すなわち、本発明の実施の形態に係る端子接続構造10は、図1に示すように、固定用のねじ12を締め付けることで、ねじ12の軸に挿通された座金14と、ねじ12の螺合先に配置された端子座16とにより、両者の間に配置される端子を挟着して固定する構造である。図1では、端子接続構造10にY型端子80を固定する場合を例にして示している。例えば、端子座16には、Y型端子80と接する面と反対側の面(図中z軸方向下側の面)にナットが固定されており、Y型端子80の固定時に、座金14及び端子座16と、それらの間に配置されるY型端子80とを介して、ねじ12がナットに螺合される。
そして、端子座16には、ナットが固定された面とは反対側の面、すなわち、Y型端子80を固定する際にY型端子80の底面と接する面(図中z軸方向上側の面)に、図1の例では、2つの突起部20が設けられている。突起部20は、固定用のねじ12の軸径Dに対応した開口幅wを有するY型端子80(図2(a)参照)を、端子接続構造10により固定する際に、Y型端子80の両側の腕部82を、Y型端子80の開口幅wが小さくなるように変形させる位置に設けられている。すなわち、Y型端子80は、端子接続構造10により固定される際に、ねじ12の軸径Dに対応した距離だけ離れていた2つの腕部82の先端間の距離wが、ねじ12の捩じ込みの進行に伴い徐々に小さくなるように、両側の腕部82が底面に接触する突起部20により変形される。なお、本発明の実施の形態に係る端子接続構造10は、図4(f)に示すように、端子座16に突起部20が1つだけ設けられていてもよく、この場合には、Y型端子80の片側の腕部82を、Y型端子80の開口幅wが小さくなるように変形させる位置に設けられている。
従って、端子接続構造10によりY型端子80が固定されると、Y型端子80の2つの腕部82の、先端間の距離である開口幅wが、固定用のねじ12の軸径Dよりも小さい開口幅w’(図2(b)参照)となるため、Y型端子80を固定した後にねじ12の締め付けが緩むような場合であっても、Y型端子80の抜け落ちを防止することができる。更に、Y型端子80の腕部82を、端子座16に設けた突起部20により変形させる構造であるため、固定する端子には特殊な形状が不要であり、図6(b)に示したような汎用のY型端子80を用いることができる。このため、本発明の実施の形態に係る端子接続構造10は、端子の特殊な形状に起因する作業性の低下を招くことなく、Y型端子80を用いた場合の優れた作業性を維持したまま、端子接続の信頼性を向上することが可能となる。しかも、Y型端子80の腕部82は、ねじ12を用いた端子接続構造において端子を固定する際の定常作業である、ねじ12の締め付け作業に伴って変形されるため、従来の端子接続構造を用いた接続方法から作業工数を増やすことなく、端子接続の信頼性を向上させることができる。
又、図1及び図4(a)〜(c)に示す、本発明の実施の形態に係る端子接続構造10は、端子座16に設けられる突起部20が、固定用のねじ12の軸心Cよりも端子先端側(線分Lよりもy軸方向左上側)であり、かつ、Y型端子80の腕部82の開口幅方向外側(y軸方向右側の腕部82の場合は右側、y軸方向左側の腕部82の場合は左側)の底面に接触する位置に設けられているものである。このため、Y型端子80の腕部82は、上述したような位置に突起部20が接触しながら、ねじ12により座金14を介して端子座16に圧接されることで、突起部20との接触位置を支点として、図2(b)に示すように、腕部82の開口幅方向外側が上方向(紙面手前方向)に、開口幅方向内側が下方向(紙面奥方向)になるようにして傾きながら、先端が開口幅方向内側に向かうように変形される。このように、Y型端子80の固定時にねじ12を締め付けるために加えられる力を、腕部82の先端が開口幅方向内側に向かって変形されるような力に効率よく転換させることができ、これにより、Y型端子80の開口幅を小さくするものである。
又、本発明の実施の形態に係る端子接続構造10は、図4(d)、(e)に示すように、端子座16に設けられる突起部20が、Y型端子80の腕部82の先端の、開口幅方向外側の底面に接触する位置に設けられていてもよい。この場合には、Y型端子80の腕部82は、上述したような位置に突起部20が接触しながら、ねじ12により座金14を介して端子座16に圧接されることで、突起部20との接触位置を支点として、腕部82の開口幅方向外側の隅角部(y軸方向右側の腕部82の場合は右先端隅角部、y軸方向左側の腕部82の場合は左先端隅角部)がz軸上方向になるように傾きながら、先端が開口幅方向内側に向かうように変形される。このため、図1に示した例と同様に、Y型端子80の固定時にねじ12を締め付けるために加えられる力を、腕部82の先端が開口幅方向内側に向かって変形されるような力に効率よく転換させることができ、これにより、Y型端子80の開口幅が小さくなるように腕部82を変形させるものである。
又、本発明の実施の形態に係る端子接続構造10は、図3に示すように、端子座16に設けられる突起部20が、図6(a)に示したような汎用の丸型端子70を固定する際に、丸型端子70に接触しない位置に設けられているものである。これにより、丸型端子70の固定に用いられる場合であっても、突起部20により丸型端子70が変形されることを回避でき、丸型端子70の接続の安定性を維持することができる。
更に、図1、図3に示すように、本発明の実施の形態に係る端子接続構造10は、丸型端子70やY型端子80等の端子の固定時に、突起部20が設けられた端子座16と共に端子を挟着する座金14に、突起部20から逃げるように切欠き14bが設けられているものである。これにより、突起部20への座金14の干渉を回避することができ、端子座16と座金14とで安定して端子を固定することができる。更に、突起部20の形状や位置、固定する端子の肉厚等を考慮して、適切な大きさや形状の切欠き14bを設けることとすれば、Y型端子80の固定時に、切欠き14bが設けられた位置において、座金14と突起部20とにより、Y型端子80の開口幅を小さくするような腕部82の変形を促すことが可能となる。
一方、本発明の実施の形態に係る端子台30は、図5に示すように、電線の端部に取り付けられたY型端子80等の端子を電気的に接続するための端子部32の各々が、上述したような本発明の実施の形態に係る端子接続構造を備えることで、本発明の実施の形態に係る端子接続構造と同等の作用効果を奏すると共に、端子と端子部32間の電気的な接続を安定させることができるものである。そして、端子台30は、図5の例では、2列に並べられて配置された20個の端子部32を有しており、同列に配置された端子部32間の各々に壁34が設けられている。これにより、隣接する端子部32に接続された端子同士の接触等を防ぐことができ、電気的な異常の発生を防止することが可能となる。更に、端子部32の各々において、列の延在方向(x軸方向)両側に壁34が設けられる構造となるため、Y型端子80等が端子部32に配置される際に両側の壁34にガイドされ、適切な位置に配置することができる。これにより、Y型端子80の固定時に、端子座16に設けられた突起部20とY型端子80の腕部82とを、意図した位置で正確に接触させることが可能となるため、Y型端子80の開口幅が小さくなるように、より確実に腕部82を変形させることができる。
10:端子接続構造、12:ねじ、14:座金、14b:切欠き、16:端子座、20:突起部、30:端子台、32:端子部、34:壁、70:丸型端子、80:Y型端子、82:腕部、w、w’:開口幅、C:ねじの軸心、D:ねじの軸径

Claims (8)

  1. ねじの軸に挿通された座金と前記ねじの螺合先に配置された端子座とで端子を挟着して固定する端子接続構造において、
    前記端子座には、前記ねじの軸径に対応した開口幅のY型端子を固定する際に、該Y型端子の少なくとも片側の腕部を前記開口幅が小さくなるように変形させる位置に突起部が設けられていることを特徴とする端子接続構造。
  2. 前記突起部は、前記ねじの軸心よりも端子先端側の、前記腕部の前記開口幅方向外側の底面に接触する位置に設けられていることを特徴とする請求項1記載の端子接続構造。
  3. 前記突起部は、前記腕部の先端の、前記開口幅方向外側の底面に接触する位置に設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の端子接続構造。
  4. 前記突起部は、前記ねじの軸径に対応した大きさの丸型端子を固定する際に、該丸型端子に接触しない位置に設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の端子接続構造。
  5. 前記座金には、端子の固定時に前記突起部から逃げるように切欠きが設けられていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の端子接続構造。
  6. 電線の端部に取り付けられた端子を電気的に接続するための端子部を有する端子台であって、
    前記端子部は、請求項1から5のいずれか1項記載の端子接続構造を備えることを特徴とする端子台。
  7. 複数の前記端子部を有し、該複数の端子部が少なくとも1列に並べられて配置され、同列に配置された端子部間の各々に壁が設けられていることを特徴とする請求項6記載の端子台。
  8. ねじの軸に挿通された座金と前記ねじの螺合先に配置された端子座とで端子を挟着して固定する端子接続方法において、
    前記ねじの軸径に対応した開口幅のY型端子を固定する際の、前記ねじの捩じ込みの進行に伴い、前記端子座に設けた突起部により、前記Y型端子の少なくとも片側の腕部を前記開口幅が小さくなるように変形させることを特徴とする端子接続方法。
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