JP2014203814A - 端子接続構造とこれを備える端子台、及び端子接続方法 - Google Patents
端子接続構造とこれを備える端子台、及び端子接続方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014203814A JP2014203814A JP2013082106A JP2013082106A JP2014203814A JP 2014203814 A JP2014203814 A JP 2014203814A JP 2013082106 A JP2013082106 A JP 2013082106A JP 2013082106 A JP2013082106 A JP 2013082106A JP 2014203814 A JP2014203814 A JP 2014203814A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- terminal
- screw
- connection structure
- opening width
- fixed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
- Connections Arranged To Contact A Plurality Of Conductors (AREA)
- Connections By Means Of Piercing Elements, Nuts, Or Screws (AREA)
Abstract
【解決手段】端子接続構造10は、ねじ12を締め付けることで、座金14と端子座16とにより、端子を挟着して固定する構造であり、端子座16に2つの突起部20が設けられている。突起部20は、Y型端子80を固定する際に、Y型端子80の両腕部82を、開口幅が小さくなるように変形させる位置に設けられている。このため、ねじ12を締めてY型端子80を固定すると、突起部20により両腕部82が変形され、Y型端子80の開口幅がねじ12の軸径Dよりも小さくなる。これにより、Y型端子80の固定後にねじ12が緩むような場合でも、Y型端子80の抜け落ちを防止できる。従って、汎用のY型端子80を用いながらも、作業性を低下させることなく端子接続の信頼性の向上が可能となる。
【選択図】図1
Description
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、汎用の端子を用いながら、作業性を低下させることなく端子接続の信頼性を向上することにある。
以下の発明の態様は、本発明の構成を例示するものであり、本発明の多様な構成の理解を容易にするために、項別けして説明するものである。各項は、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、発明を実施するための最良の形態を参酌しつつ、各項の構成要素の一部を置換し、削除し、又は、更に他の構成要素を付加したものについても、本願発明の技術的範囲に含まれ得るものである。
本項に記載の端子接続構造は、端子座に設けられる突起部が、固定用のねじの軸心よりも端子先端側であり、かつ、Y型端子の腕部の開口幅方向外側の底面に接触する位置に設けられているものである。このため、Y型端子の腕部は、上述したような位置に突起部が接触しながら、ねじにより座金を介して端子座に圧接されることで、突起部との接触位置を支点として、腕部の開口幅方向外側が上方向に、開口幅方向内側が下方向になるようにして傾きながら、先端が開口幅方向内側に向かうように変形される。このように、Y型端子の固定時にねじを締め付けるために加えられる力を、腕部の先端が開口幅方向内側に向かって変形されるような力に効率よく転換させて、Y型端子の開口幅を小さくするものである。
本項に記載の端子接続構造は、端子座に設けられる突起部が、Y型端子の腕部の先端の、開口幅方向外側の底面に接触する位置に設けられているものである。このため、Y型端子の腕部は、上述したような位置に突起部が接触しながら、ねじにより座金を介して端子座に圧接されることで、突起部との接触位置を支点として、腕部の開口幅方向外側の隅角部が上方向になるように傾きながら、先端が開口幅方向内側に向かうように変形される。このように、Y型端子の固定時にねじを締め付けるために加えられる力を、腕部の先端が開口幅方向内側に向かって変形されるような力に効率よく転換させることで、Y型端子の開口幅が小さくなるように腕部を変形させるものである。
本項に記載の端子接続構造は、端子座に設けられる突起部が、固定用のねじの軸径に対応した大きさの丸型端子を固定する際に、丸型端子に接触しない位置に設けられているものである。これにより、丸型端子の固定に用いられる場合であっても、突起部により丸型端子が変形されることを回避し、丸型端子の接続の安定性を維持するものである。
本項に記載の端子接続構造は、端子の固定時に、突起部が設けられた端子座と共に端子を挟着する座金に、突起部から逃げるように切欠きが設けられていることで、突起部への座金の干渉を回避し、端子座と座金とで安定して端子を固定するものである。更に、突起部の形状や位置、固定する端子の肉厚等を考慮して、適切な大きさや形状の切欠きを設けることとすれば、Y型端子の固定時に、切欠きが設けられた位置において、座金と突起部とにより、開口幅を小さくするような腕部の変形が促されることとなる。
本項に記載の端子台は、電線の端部に取り付けられた端子を電気的に接続するための端子部が、上記(1)から(5)項のいずれか1項記載の端子接続構造を備えることで、上記(1)から(5)項と同等の作用を奏すると共に、端子と端子部間の電気的な接続を安定させるものである。
本項に記載の端子台は、1列或いは複数列に並べられて配置された複数の端子部を有しており、同列に配置された端子部間の各々に壁が設けられているものである。これにより、隣接する端子部に接続された端子同士の接触等を防ぎ、電気的な異常の発生を防止する。更に、端子部の各々において、列の延在方向両側に壁が設けられる構造となるため、端子が端子部に配置される際に両側の壁にガイドされ、適切な位置に配置される。これにより、Y型端子の固定時に、端子座に設けられた突起部とY型端子の腕部とが、意図した位置で正確に接触することとなるため、開口幅が小さくなるように、より確実に腕部を変形させるものとなる。
本項に記載の端子接続方法は、上記(1)項に記載の端子接続構造を用いて実行するものであり、上記(1)項と同等の作用を奏するものである。しかも、Y型端子の腕部は、ねじを用いた端子接続方法の定常作業である、ねじの締め付け作業に伴って変形されるため、従来の端子接続方法から作業工数を増やすことなく、端子接続の信頼性を向上させるものである。
図1は、本発明の実施の形態に係る端子接続構造10を概略的に示している。図示のように、端子接続構造10は、ねじ12を捩じ込むことで圧接される座金14と端子座16との間で、図6に示したY型端子80等の汎用の端子を挟着して固定する構造である。詳しくは、座金14には、ねじ12の軸径Dに対応した大きさの挿通孔14aが設けられており、この挿通孔14aにねじ12の軸が、図1(a)中z軸方向上側から挿通される。又、端子座16には、ねじ12の軸径Dに対応した大きさの挿通孔16aが設けられており、更に、端子座16の座金14側と反対側の面(図中z軸方向下側の面)には、ねじ12と螺合するナット(図示省略)が、そのねじ穴と挿通孔16aとが連通する位置に固定されている。このため、座金14に挿通されたねじ12の軸は、更に図中z軸方向上側から端子座16の挿通孔16aに挿通されて、端子座16に固定されたナットに螺合されることとなる。なお、図1の例では、図1(b)から分かるように、端子座16と座金14とが、固定位置に配置されたY型端子80と、略同じ図中左右方向(x軸方向)の長さを有している。又、端子座16は、その図中上側の端部の位置と、固定位置に配置されたY型端子80の図中上側の先端の位置とが略等しくなるような、図中上下方向(y軸方向)の長さを有している。
一方、座金14には、端子座16と共に端子を挟着する際に、端子座16に設けられた2つの突起部20の夫々から逃げるように、図1(b)における上側の両隅角部の夫々に切欠き14bが形成されている。
図4(a)〜(c)は、図1に示した例と同様に、端子座16の線分Lよりも図中y軸方向左上側のx軸方向左右両端の位置に、2つの突起部20を設けた例を示している。そして、各突起部20は、図4(a)の例では立方体形状、図4(b)の例では長尺方向を図中y軸方向とした直方体形状、図4(c)の例では、直角部を端子座のy軸方向左右端部の位置とした直角三角柱形状をなしている。これらの突起部20は、Y型端子80を固定する際に、Y型端子80の腕部82夫々の、線分Lよりも図中y軸方向左上側の開口幅方向外側(x軸方向右側の腕部82に対しては右側、x軸方向左側の腕部82に対しては左側)の底面に接触する。これにより、Y型端子80は、図2(b)に示すように、両腕部82が傾きながら変形され、ねじ12の軸径Dよりも小さい開口幅w’となる。
更に、図1、図3に示すように、本発明の実施の形態に係る端子接続構造10は、丸型端子70やY型端子80等の端子の固定時に、突起部20が設けられた端子座16と共に端子を挟着する座金14に、突起部20から逃げるように切欠き14bが設けられているものである。これにより、突起部20への座金14の干渉を回避することができ、端子座16と座金14とで安定して端子を固定することができる。更に、突起部20の形状や位置、固定する端子の肉厚等を考慮して、適切な大きさや形状の切欠き14bを設けることとすれば、Y型端子80の固定時に、切欠き14bが設けられた位置において、座金14と突起部20とにより、Y型端子80の開口幅を小さくするような腕部82の変形を促すことが可能となる。
Claims (8)
- ねじの軸に挿通された座金と前記ねじの螺合先に配置された端子座とで端子を挟着して固定する端子接続構造において、
前記端子座には、前記ねじの軸径に対応した開口幅のY型端子を固定する際に、該Y型端子の少なくとも片側の腕部を前記開口幅が小さくなるように変形させる位置に突起部が設けられていることを特徴とする端子接続構造。 - 前記突起部は、前記ねじの軸心よりも端子先端側の、前記腕部の前記開口幅方向外側の底面に接触する位置に設けられていることを特徴とする請求項1記載の端子接続構造。
- 前記突起部は、前記腕部の先端の、前記開口幅方向外側の底面に接触する位置に設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の端子接続構造。
- 前記突起部は、前記ねじの軸径に対応した大きさの丸型端子を固定する際に、該丸型端子に接触しない位置に設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の端子接続構造。
- 前記座金には、端子の固定時に前記突起部から逃げるように切欠きが設けられていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の端子接続構造。
- 電線の端部に取り付けられた端子を電気的に接続するための端子部を有する端子台であって、
前記端子部は、請求項1から5のいずれか1項記載の端子接続構造を備えることを特徴とする端子台。 - 複数の前記端子部を有し、該複数の端子部が少なくとも1列に並べられて配置され、同列に配置された端子部間の各々に壁が設けられていることを特徴とする請求項6記載の端子台。
- ねじの軸に挿通された座金と前記ねじの螺合先に配置された端子座とで端子を挟着して固定する端子接続方法において、
前記ねじの軸径に対応した開口幅のY型端子を固定する際の、前記ねじの捩じ込みの進行に伴い、前記端子座に設けた突起部により、前記Y型端子の少なくとも片側の腕部を前記開口幅が小さくなるように変形させることを特徴とする端子接続方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013082106A JP2014203814A (ja) | 2013-04-10 | 2013-04-10 | 端子接続構造とこれを備える端子台、及び端子接続方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013082106A JP2014203814A (ja) | 2013-04-10 | 2013-04-10 | 端子接続構造とこれを備える端子台、及び端子接続方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014203814A true JP2014203814A (ja) | 2014-10-27 |
Family
ID=52354039
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013082106A Pending JP2014203814A (ja) | 2013-04-10 | 2013-04-10 | 端子接続構造とこれを備える端子台、及び端子接続方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014203814A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2017006587A1 (ja) * | 2015-07-03 | 2018-04-19 | 富士電機株式会社 | 端子接続構造およびこの構造を備えるサーバ用電源システム |
JP2020173100A (ja) * | 2019-04-08 | 2020-10-22 | 大崎電気工業株式会社 | 電力量計 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4946280U (ja) * | 1972-07-27 | 1974-04-23 | ||
JPS5231876U (ja) * | 1975-08-29 | 1977-03-05 | ||
JPS54136690A (en) * | 1978-04-15 | 1979-10-23 | Kazumitsu Tamaoki | Screwed terminal |
-
2013
- 2013-04-10 JP JP2013082106A patent/JP2014203814A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4946280U (ja) * | 1972-07-27 | 1974-04-23 | ||
JPS5231876U (ja) * | 1975-08-29 | 1977-03-05 | ||
JPS54136690A (en) * | 1978-04-15 | 1979-10-23 | Kazumitsu Tamaoki | Screwed terminal |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2017006587A1 (ja) * | 2015-07-03 | 2018-04-19 | 富士電機株式会社 | 端子接続構造およびこの構造を備えるサーバ用電源システム |
JP2020173100A (ja) * | 2019-04-08 | 2020-10-22 | 大崎電気工業株式会社 | 電力量計 |
JP7269779B2 (ja) | 2019-04-08 | 2023-05-09 | 大崎電気工業株式会社 | 電力量計 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5624180B2 (ja) | コネクタ | |
TWI550962B (zh) | 連接器 | |
KR101738337B1 (ko) | 커넥터 | |
US9583869B2 (en) | Connector and electrical connection device | |
JP6138560B2 (ja) | 電子部品の組付構造及び電気接続箱 | |
KR101625293B1 (ko) | 전기 커넥터 | |
JP2012109039A (ja) | 端子接続構造 | |
JP6055173B2 (ja) | 雌端子 | |
JP6565800B2 (ja) | 検査用治具 | |
JP2010049843A (ja) | 端子金具 | |
JP2014203814A (ja) | 端子接続構造とこれを備える端子台、及び端子接続方法 | |
JP6555028B2 (ja) | ケーブル圧着端子実装体 | |
US10044141B2 (en) | Connector and electrical connection device | |
KR20130032583A (ko) | 리셉터클 터미널 | |
JP5881891B2 (ja) | 電子部品の組付構造及び電気接続箱 | |
JP5923660B2 (ja) | 電子部品の組付構造及び電気接続箱 | |
JP2020161472A (ja) | 接触子ユニット、これを構成するソケットの集合体、及び接触子ユニットを備えた多極コネクタ | |
JP6167642B2 (ja) | リード線端子装置 | |
JP2020035947A (ja) | はんだ付け部品 | |
JP2012234735A (ja) | 電子部品 | |
CN109638530B (zh) | 电连接器 | |
JP6099826B1 (ja) | 電気機器 | |
JP2013214438A (ja) | コネクタ及び電気接続装置 | |
JP7188099B2 (ja) | 照明器具 | |
WO2020085317A1 (ja) | プリント基板と端子台の接続構造、端子台、及び、空調機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160129 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160914 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160928 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20161128 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20161206 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20170329 |