JP2014202910A - アクチュエータ装置 - Google Patents

アクチュエータ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014202910A
JP2014202910A JP2013078700A JP2013078700A JP2014202910A JP 2014202910 A JP2014202910 A JP 2014202910A JP 2013078700 A JP2013078700 A JP 2013078700A JP 2013078700 A JP2013078700 A JP 2013078700A JP 2014202910 A JP2014202910 A JP 2014202910A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire
actuator device
elastic plate
side portion
energization
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013078700A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6155777B2 (ja
Inventor
後藤 雄一
Yuichi Goto
雄一 後藤
嗣治 上林
Tsuguji Kamibayashi
嗣治 上林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2013078700A priority Critical patent/JP6155777B2/ja
Publication of JP2014202910A publication Critical patent/JP2014202910A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6155777B2 publication Critical patent/JP6155777B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Lens Barrels (AREA)

Abstract

【課題】大型化を防ぎながら被駆動部の振動振幅を大きくすることが可能なアクチュエータ装置を提供する。【解決手段】固定端Aから屈曲点Cまで延びる短辺部13Aと、前記屈曲点Cで前記短辺部13Aから屈曲して自由端Bまで延びる長辺部13Bと、を有する弾性板13と、前記長辺部13Bにおける自由端B側の位置に連結されている被駆動部14と、前記弾性板13に渡されており、前記屈曲点Cと前記自由端Bとを結ぶ方向に沿って張られている、収縮可能なワイヤ12と、を備えるアクチュエータ装置11。【選択図】 図1

Description

本発明は、アクチュエータを用いて被駆動部を駆動させるアクチュエータ装置に関する。特には、形状記憶合金(SMA:Shape memory alloy)等からなる収縮可能なワイヤを備えるアクチュエータ装置に関する。
携帯電話などの電子機器に搭載されるバイブレータ等に利用されるアクチュエータ装置として、SMA等からなり収縮可能なワイヤを動力源とするものが知られている(例えば特許文献1〜3参照)。一般に、SMAからなるワイヤは、通電等によって発熱することで所定の長さから縮み、冷却されることで所定の長さに戻る性質を有している。このような収縮可能なワイヤを動力源とするアクチュエータ装置は、振動モータなどを動力源とする従来のアクチュエータ装置に比べて、小型であり、その上、高い応答性を有している。
ここで、特許文献1を参考にしたアクチュエータ装置の第1の従来例について説明する。図13は、第1の従来例に係るアクチュエータ装置1Pの斜視図である。
アクチュエータ装置1Pは、ワイヤ状の形状記憶合金2Pと、弾性部材3Pと、可動部4Pと、固定部5Pと、を備えている。弾性部材3Pは、アクチュエータ装置1Pの高さ方向に対して垂直な方向に延びる板ばねからなり、アクチュエータ装置1Pの高さ方向に可撓性を有している。可動部4Pは、アクチュエータ装置1Pの高さ方向に移動可能な状態で、弾性部材3Pを介して固定部5Pに連結されている。形状記憶合金2Pは、弾性部材3Pに対してある角度(例えば60°)をなすように可動部4Pと固定部5Pとの間に張り渡されている。形状記憶合金2Pと弾性部材3Pとは、被駆動部である可動部4Pをアクチュエータ装置1Pの高さ方向に沿って移動させるアクチュエータを構成している。
アクチュエータ装置1Pでは、形状記憶合金2Pが通電されることにより発熱して所定の長さから所定の収縮量だけ縮むと、可動部4Pが固定部5Pに近づくように移動する。その後、形状記憶合金2Pが冷却されて所定の長さに戻ると、可動部4Pが固定部5Pから離れるように移動して元の位置に戻る。
次に、特許文献2を参考にしたアクチュエータ装置の第2の従来例について説明する。図14(A)は、第2の従来例に係るアクチュエータ装置1Qの側面図である。図14(B)は、第2の従来例に係るアクチュエータ装置1Qの平面図である。
アクチュエータ装置1Qは、SMAワイヤ2Qと、レバー部材3Qと、レンズユニット4Qと、バイアスバネ6Qと、ベース部材5Qと、平行板バネ7Qと、支持脚8Qと、支持部9Qと、電極固定部10Qと、を備えている。SMAワイヤ2Qとレバー部材3Qとは、被駆動部であるレンズユニット4Qをアクチュエータ装置1Qの高さ方向に沿って移動させるアクチュエータを構成している。
具体的には、ベース部材5Qは、アクチュエータ装置1Qの高さ方向に対して垂直な主面を有する板状の部材である。支持脚8Qと電極固定部10Qとは、ベース部材5Qの主面に固定されている。レンズユニット4Qは、平行板バネ7Qを介してベース部材5Qに取り付けられており、アクチュエータ装置1Qの高さ方向に沿って移動可能である。支持部9Qは、レンズユニット4Qの対物側先端の外周縁部から突出している。バイアスバネ6Qは、レンズユニット4Qをベース部材5Q側に押し下げている。レバー部材3Qは、側面視してL字状であり、変位入力部31Qと、変位出力部32Qと、を有している。変位出力部32Qは、平面視して円弧状であり、アクチュエータ装置1Qの高さ方向に対して垂直な面内でレンズユニット4Qの外周に沿って延びている。変位入力部31Qは、変位出力部32Qの円弧中心部分に連結され、ベース部材5Q側に延びている。SMAワイヤ2Qは、変位入力部31Qに掛け渡された状態で、2つの電極固定部10Qに両端が固定されている。
レバー部材3Qは、側面視して変位入力部31Qと変位出力部32Qとが結合する部分を支点として、支持脚8Qの先端に揺動自在に取り付けられている。また、レバー部材3Qは、変位出力部32Qの側面に一対の支持部9Qが接触しており、変位入力部31Qの側面にSMAワイヤ2Qが接続されている。そのため、レバー部材3Qは、支持脚8Qとの接続点を支点とし、支持部9Qとの接続点を作用点とし、SMAワイヤ2Qとの接続点を力点とするテコとして機能する。
アクチュエータ装置1Qでは、SMAワイヤ2Qが通電されることにより発熱して所定の長さから所定の収縮量だけ縮む。すると、レバー部材3Qが反時計回りに揺動し、レンズユニット4Qをベース部材5Qから離れるように移動させる。その後、SMAワイヤ2Qが冷却されて所定の長さに戻ると、レバー部材3Qが時計回りに揺動し、レンズユニット4Qをベース部材5Qに近づくように移動させる。
次に、特許文献3を参考にしたアクチュエータ装置の第3の従来例について説明する。図15(A)は、第3の従来例に係るアクチュエータ装置1Rの断面図である。図15(B)は、第3の従来例に係るアクチュエータ装置1Rの斜視図である。
アクチュエータ装置1Rは、ワイヤ状のSMA部材2Rと、テコ機構3Rと、被駆動部材4Rと、与圧部材6Rと、ベース5Rと、軸受7Rと、摺動軸8Rと、突起9Rと、を備えている。SMA部材2Rとテコ機構3Rとは、被駆動部である被駆動部材4Rをアクチュエータ装置1Rの高さ方向に沿って移動させるアクチュエータを構成している。
被駆動部材4Rは、アクチュエータ装置1Rの高さ方向に対して垂直な受光面を有する光学素子からなる。ベース5Rは、被駆動部材4Rの受光面と概略平行な面を有している。摺動軸8Rは、被駆動部材4Rの受光面に対して垂直に延び、ベース5Rに固定されている。軸受7Rは、被駆動部材4Rの側面に固定されている円筒状の部材であり、内部に摺動軸8Rが挿入されている。軸受7Rと摺動軸8Rとは摺動可能となっている。これにより、被駆動部材4Rは、アクチュエータ装置1Rの高さ方向に可動となっている。また、与圧部材6Rは、ベース5Rとは反対側の方向に被駆動部材4Rを押し上げている。
テコ機構3Rは、ベース5Rから立設するI字状の部材であり、被駆動部材4Rの側面に対向している。SMA部材2Rは、ベース5Rとテコ機構3Rとの間に張り渡されている。突起9Rは、被駆動部材4Rの側面から突出しており、テコ機構3Rに対向している。テコ機構3Rは、ベース5Rに固定されている一端を支点として、ベース5Rに揺動自在に取り付けられている。そして、テコ機構3Rは、先端近傍の側面を作用点として突起9Rに接触しており、側面中央を力点としてSMA部材2Rに接続されている。
アクチュエータ装置1Rでは、SMA部材2Rが通電されることにより発熱して所定の長さから所定の収縮量だけ縮む。すると、テコ機構3Rが時計回りに揺動して、被駆動部材4Rをベース5Rに近づくように移動させる。一方、SMA部材2Rが冷却されて所定の長さに戻ると、テコ機構3Rが反時計回りに揺動して、被駆動部材4Rをベース5Rから離れるように移動させる。
特開2002−130114号公報 特開2012−227998号公報 特開2009−041545号公報
SMA等からなり収縮可能なワイヤを動力源とするアクチュエータ装置では、ワイヤを周期的に駆動することにより、被駆動部を振動させることが可能である。通常、被駆動部を振動させる場合に被駆動部の振動振幅を大きくするためには、ワイヤの収縮量に対する被駆動部の振動振幅の拡大率(以下、振動拡大率という。)を大きくするか、ワイヤの収縮量自体を大きくする必要がある。しかしながら、従来のアクチュエータ装置において、振動拡大率を大きくしたり、ワイヤの収縮量自体を大きくしたりするためには、アクチュエータ装置の大型化が避けられなかった。
例えば、第1の従来例で示したような、ワイヤが被駆動部に直接接続されるアクチュエータ装置であれば、被駆動部の振動振幅を大きくするには、ワイヤの全長を長くしてワイヤの収縮量を大きくする必要がある。その上、被駆動部を安定した姿勢で振動させるためには、被駆動部を挟んで対向するように2本のワイヤを配置する必要がある。これらのことが、被駆動部の振動振幅を大きくする際にアクチュエータ装置が大型化する要因となっていた。
また、第2の従来例で示したような、L字型のテコを用いるアクチュエータ装置では、被駆動部の振動振幅を大きくするには、テコにおける支点から力点までの距離と作用点までの距離との比を大きくして振動拡大率を大きくする必要がある。その上、L字型のテコを用いるアクチュエータ装置では、テコの支点(回転軸)に摩擦が生じ、ワイヤに生じる振動エネルギーの一部が消費されてワイヤの収縮量が小さくなってしまう。このため、被駆動部の振動振幅を大きくするには、ワイヤの全長を長くしてワイヤの収縮量を大きくする必要がある。さらには、L字型のテコを用いるアクチュエータ装置では、テコの位置を戻すためのバネ部材と、テコを揺動自在に支持するための支持部材とを配置するスペースが必要である。これらのことが、被駆動部の振動振幅を大きくする際にアクチュエータ装置が大型化する要因となっていた。
また、第3の従来例で示したような、I字型のテコを用いるアクチュエータ装置でも被駆動部の振動振幅を大きくするには、テコにおける支点から力点までの距離と作用点までの距離との比を大きくして振動拡大率を大きくする必要がある。その上、I字型のテコを用いるアクチュエータ装置では、テコと被駆動部との作用点に摩擦が生じるため、やはりワイヤに生じる振動エネルギーの一部が消費され、ワイヤの収縮量が小さくなってしまう。このため、被駆動部の振動振幅を大きくするには、ワイヤの全長を長くしてワイヤの収縮量を大きくする必要がある。これらのことが、被駆動部の振動振幅を大きくする際にアクチュエータ装置が大型化する要因となっていた。
なお、I字型のテコを用いるアクチュエータ装置の場合、テコの先端をアクチュエータ装置の高さ方向から大きく傾ければ、アクチュエータ装置の高さ方向の大型化を防ぐことが可能である。しかしながら、その場合には、テコとワイヤとがなす角度が小さくなってしまうので、テコとワイヤとの摩擦によるワイヤの摩耗がより発生しやすくなってワイヤの寿命が短くなってしまう。また、ワイヤをテコに対してはんだ接合する場合や、ワイヤをテコに掛け渡す場合には、テコとワイヤとがなす角度が小さくなると、テコにワイヤが接続される位置がずれやすくなる。すると、ワイヤに生じる振動エネルギーがテコを介して被駆動部に伝達され難くなるため、ワイヤの収縮量があまり大きくならず、被駆動部の振動振幅に製品毎のばらつきが生じてしまう。その上、テコの長辺に対してワイヤが斜め方向に張られていると、ワイヤをテコに対して接合する接合強度が弱くなることある。テコの長辺に対してワイヤが垂直方向に張られていれば、接合強度が弱くなりにくいが、その場合には、I字型のテコの先端を高さ方向から大きく傾けることができず、アクチュエータ装置が高さ方向に大型化してしまう。
そこで本発明の目的は、小型化することと、被駆動部の振動振幅を大きくすることが可能なアクチュエータ装置を提供することにある。
この発明に係るアクチュエータ装置は、弾性板と、被駆動部と、ワイヤと、を備えている。弾性板は、固定端から屈曲点まで延びる短辺部と、屈曲点で短辺部から屈曲して自由端まで延びる長辺部と、を有している。被駆動部は、長辺部における自由端側の位置に連結されている。ワイヤは、長さ方向に収縮可能であり、弾性板に渡されており、屈曲点と自由端とを結ぶ方向に沿って張られている。
この構成では、ワイヤを周期的に収縮させることにより、短辺部と長辺部とを屈曲振動させることができる。1次モードの屈曲振動では、弾性板の厚みの逆数に比例し、長さの2乗に比例する振動振幅が得られる。したがって、短辺部に生じる屈曲振動は、長辺部における屈曲振動に変換される際に、短辺部と長辺部との長さの比よりも大きく拡大される。これにより、被駆動部を大きな振動拡大率で振動させられる。また、ワイヤは弾性板の屈曲点と自由端とを結ぶ方向に沿って延びるために、弾性板を低背に構成してもワイヤの全長を短くする必要が無い。また、弾性板にワイヤ以外の部材との摩擦が生じることがなく振動エネルギーの劣化が少ない。このため、ワイヤにおいて大きな収縮量を実現できる。したがって、アクチュエータ装置を小型化しながら、被駆動部の振動振幅を大きくすることができる。
上記のアクチュエータ装置の弾性板においてワイヤが渡されている位置は、短辺部または長辺部における固定端と屈曲点と自由端とのうちの屈曲点により近い位置、即ち屈曲点の近傍であると好適である。
このように屈曲点の近傍にワイヤを渡せば、短辺部に高次モードの屈曲振動が励起することを抑制できる。したがって、弾性板の厚みを薄くしても、1次モードの屈曲振動を効率的に励起させることができ、弾性板の厚みを薄くしてさらに大きな振動拡大率を実現することが可能になる。
なお、弾性板にワイヤを渡す位置にバラツキが生じたり、駆動に伴う温度上昇などによってワイヤの収縮量に変動が生じたりすると、それらのバラツキや変動が拡大されて被駆動部の振動振幅においてもバラツキや変動が大きくなり、被駆動部が基板等に衝突する危険性が高まる。しかしながら、屈曲点の近傍にワイヤを渡しておけば、バラツキや変動の拡大を抑制でき、被駆動部の振動振幅をより安定させることができる。これにより、被駆動部の周囲のスペースを小さくしても、被駆動部の衝突を防ぐことが可能になり、アクチュエータ装置のさらなる小型化が可能になる。
上記のアクチュエータ装置において、ワイヤは、形状記憶合金からなり、両端間で弾性板に掛け渡されており、弾性板は、ワイヤが掛け渡される突起を備えていると好適である。
ワイヤを弾性板の幅全体ではなく突起に掛ける事で、ワイヤと弾性板との摩擦を低減することができ、ワイヤの収縮量が低下することやワイヤの破損を抑制できる。その上、アクチュエータ装置を大型化しなくても、突起によりワイヤが屈曲する角度を大きくすることができる。ワイヤが屈曲する角度が大きければ、弾性板における振動拡大率がより大きくなるので、アクチュエータ装置のさらなる小型化が可能になる。
上記のアクチュエータ装置において、ワイヤへの通電を制御する通電制御部を備え、通電制御部は、ワイヤへの通電周期を、弾性板における1次モードの屈曲振動の固有周期の整数倍に合わせると好適である。
これにより、弾性板を共振させて、弾性板に1次モードの屈曲振動を効率的に励起させることができる。その上、通電周期を固有周期の2倍以上にすれば、通電周期の間に被駆動部を複数回振動させることができ、ワイヤを十分に冷却させてワイヤの温度上昇と、温度上昇に伴ってワイヤの収縮量に変動が生じることを防ぐことができる。これにより、被駆動部の振動振幅をより安定させることができ、被駆動部の周囲のスペースを小さくしてアクチュエータ装置をさらに小型化することが可能になる。
上記のアクチュエータ装置において、突起は弾性板と一体の金属材料からなると好適である。
この発明によれば、弾性板に渡して屈曲点と自由端とを結ぶ方向に張ったワイヤを収縮させることによって、弾性板の短辺部および長辺部を屈曲振動させて振動拡大率を大きくすることができ、その上、ワイヤの収縮量自体も大きくすることができる。これにより、アクチュエータ装置を小型化しながら、被駆動部の振動振幅を大きくすることができる。
本発明の第1の実施形態に係るアクチュエータ装置の平面図および側面図である。 本発明の第1の実施形態に係るアクチュエータ装置の振動態様を示す模式図およびワイヤに印加される電圧と振動との時系列データを示すグラフである。 本発明の第2の実施形態に係るアクチュエータ装置の側面図、平面図、および振動態様を示す模式図である。 本発明の第3の実施形態に係るアクチュエータ装置の平面図および側面図である。 本発明の第4の実施形態に係るアクチュエータ装置の平面図および側面図である。 本発明の第5の実施形態に係るアクチュエータ装置の平面図および側面図である。 本発明の第6の実施形態に係るアクチュエータ装置の側面図である。 本発明の第7の実施形態に係るアクチュエータ装置の側面図である。 本発明の第8の実施形態に係るアクチュエータ装置の平面図および側面図である。 本発明の第9の実施形態に係るアクチュエータ装置の平面図および側面図である。 本発明の第10の実施形態に係るアクチュエータ装置の平面図および側面図である。 本発明の第11の実施形態に係るアクチュエータ装置においてワイヤに印加される電圧と震動との時系列データを示すグラフである。 第1の従来例に係るアクチュエータ装置の斜視図である。 第2の従来例に係るアクチュエータ装置の側面図および平面図である。 第3の従来例に係るアクチュエータ装置の断面図および斜視図である。
以下、本発明のアクチュエータ装置について、図1〜12を参照して説明する。以下、各図に示す基板の主面法線方向をアクチュエータ装置の高さ方向と定義し、各図の紙面左右方向をアクチュエータ装置の幅方向と定義し、各図の上記高さ方向および上記幅方向に直交する方向をアクチュエータ装置の前後方向と定義する。
まず、本発明の第1の実施形態について説明する。図1(A)は、本発明の第1の実施形態に係るアクチュエータ装置11を高さ方向から視た平面図である。図1(B)は、本発明の第1の実施形態に係るアクチュエータ装置11を前後方向から視た側面図である。
アクチュエータ装置11は、ワイヤ12と、弾性板13と、被駆動部14と、基板15と、2つの電極端子16と、通電制御部18と、を備えている。
基板15は、平面視してアクチュエータ装置11の幅方向を長手方向とする長方形である板状である。基板15は、アクチュエータ装置11の高さ方向に対して垂直な第1の主面15Aと第2の主面15Bとを備えている。第1の主面15Aと第2の主面15Bとは、互いに対向している。また、基板15は、第2の主面15Bに設けられている2つの外部端子15Cを備えている。基板15は、アクチュエータ装置11が搭載される電子機器の筐体の一部であってもよい。
弾性板13は、平面視してアクチュエータ装置11の幅方向を長手方向とする長方形状であり、側面視して概略L字状である。弾性板13の側面視した一端は、固定端Aとして第1の主面15Aに固定されている。弾性板13の側面視した他端は、自由端Bとして第1の主面15Aから離れて位置している。弾性板13の両端間すなわち固定端Aと自由端Bとの間は、屈曲点Cで屈曲して構成されている。
また、弾性板13は、短辺部13Aと、長辺部13Bと、突起13Cと、を備えている。短辺部13Aは、弾性板13を側面視して屈曲点Cから固定端Aまでの部分であり、基板15の第1の主面15Aに対して垂直にアクチュエータ装置11の高さ方向に延びている。長辺部13Bは、弾性板13を側面視して屈曲点Cから自由端Bまでの部分であり、第1の主面15Aと平行にアクチュエータ装置11の幅方向に延びている。長辺部13Bにおけるアクチュエータ装置11の幅方向の長さは、短辺部13Aにおけるアクチュエータ装置11の高さ方向の長さよりも長い。短辺部13Aと長辺部13Bとは、リン青銅などのバネ性の高い材料からなり、一体に設けられている。突起13Cは、長辺部13Bにおいて側面視して自由端Bと屈曲点Cとの間であって自由端Bよりも屈曲点Cに近い位置において、長辺部13Bからアクチュエータ装置11の高さ方向において基板15側とは反対側に突出するように設けられている。突起13Cは、短辺部13Aと長辺部13Bとは異なる材料からなり、例えば、樹脂や金属からなる。また、突起13Cは、側面を曲面として構成されている。そして、突起13Cは、ワイヤ12から作用する力を支えるために、弾性板13に設けられている開口部内に突起13Cの一部を配置した上で融着や溶接などの接合法で強固に接合されている。
被駆動部14は、長辺部13Bの第1の主面15Aと対向している面における、自由端Bと屈曲点Cとの間であって屈曲点Cよりも自由端Bに近い位置に取り付けられている。被駆動部14は、第1の主面15Aに対して間隔を空けて対向している。被駆動部14は、弾性板13の自由端Bにおける振動振幅を大きくするために、タングステンなど高比重の材料からなることが望ましい。また、被駆動部14と弾性板13との接合は、薄型化のために、レーザ溶接などの突起が生じ難い接合法が採用されることが望ましい。
ワイヤ12は、長さ方向に収縮可能で被駆動部14を駆動させる動力源となり、弾性板13とともにアクチュエータを構成する部材である。ワイヤ12の中央は突起13Cに掛け渡されており、両端はそれぞれ電極端子16に接続されている。このため、ワイヤ12は、平面視してV字状、かつ、側面視して長辺部13Bが延びる方向に沿って長辺部13Bと平行に張られている。ワイヤ12は、絶縁被覆された形状記憶合金の線材からなり、通電等によって発熱することで所定の長さから縮み、冷却されることで所定の長さに戻る性質を有している。
2つの電極端子16は、側面視してアクチュエータ装置11の高さ方向を長手方向とする柱状であり、第1の主面15Aに対して垂直に設けられている。2つの電極端子16は、平面視して自由端Bの近傍で弾性板13の両脇に配置されている。ここでは、各電極端子16におけるアクチュエータ装置11の高さ方向の一方の端部は、基板15に設けられている貫通孔に嵌め込まれており、基板15の第2の主面15Bに設けられた外部端子15Cに導通している。各電極端子16におけるアクチュエータ装置11の高さ方向の他方の端部は、突起13Cにおけるアクチュエータ装置11の高さ方向の端部と略同じ高さに位置しているとともに、頂面部分にワイヤ12の端部が、かしめや溶接等の接合法によって強固に接合されている。このため、2つの電極端子16は、ワイヤ12と電気的に接続されている。
通電制御部18は、外部端子15Cおよび電極端子16を介して、ワイヤ12の両端間に電気的に接続されている。通電制御部18は、ワイヤ12に通電することにより、ワイヤ12を発熱させ、ワイヤ12の温度および長さを制御し、弾性板13を撓ませる。
具体的には、通電制御部18がワイヤ12に通電することにより、ワイヤ12が発熱すると、ワイヤ12が長さ方向に収縮する。これにより、ワイヤ12が掛け渡されている突起13Cを介して屈曲点Cに自由端Bに向かう方向の力が作用し、屈曲点Cが自由端Bに向かうように短辺部13Aが撓む。すると、短辺部13Aの撓みに伴い、長辺部13Bが基板15側に近づくように揺動して撓む。
また、通電制御部18がワイヤ12への通電を停止することにより、ワイヤ12が冷却されると、ワイヤ12が所定の長さに戻る。これにより、ワイヤ12が掛け渡されている突起13Cを介して屈曲点Cに作用していた自由端Bに向かう方向の力が低減し、短辺部13Aの弾性によって短辺部13Aが自由端Bとは反対側に向かう方向に撓む。すると、短辺部13Aの撓みに伴い、長辺部13Bが基板15とは反対側に離れるように揺動して撓む。
したがって、通電制御部18がワイヤ12への通電と非通電とを特定の周期で繰り返すことにより、弾性板13の短辺部13Aと長辺部13Bとが屈曲振動することになる。
図2(A)は、通電制御部18からの出力電圧の時系列データと、弾性板13の自由端Bにおける変位の時系列データとの関係を示すグラフである。図2(B)は、弾性板13に生じる1次モード屈曲振動の振動態様を示す図である。
通電制御部18は、弾性板13の固有周期の半周期以下の十分に短いパルス幅のパルス波を出力する。パルス波を出力する時間隔(通電周期)は、弾性板13の固有周期の1倍以上の整数倍に合わせる。これにより、弾性板13が共振して短辺部13Aと長辺部13Bとに1次モードの屈曲振動が励起する。これらの屈曲振動は、弾性板13の厚みの逆数に比例し、かつ、各領域の長さの2乗に比例する大きさの振動振幅となる。このため、ワイヤ12の収縮により短辺部13Aに生じる1次モードの屈曲振動は、長辺部13Bにおける1次モードの屈曲振動に変換される際に短辺部13Aと長辺部13Bとの長さの比よりも大きく拡大される。これにより、弾性板13において大きな振動拡大率を実現できる。
また、ワイヤ12は弾性板13の屈曲点Cと自由端Bとを結ぶ方向に沿って延びるために、弾性板13を低背に構成してもワイヤ12の全長を短くする必要が無い。その上、ワイヤ12を弾性板13の幅全体ではなく突起13Cに掛ける事でワイヤ12と弾性板13との摩擦が小さく、また、弾性板13にはワイヤ12以外の部材との摩擦が生じることがない。したがって、弾性板13での振動エネルギーの劣化が少なく、ワイヤ12において大きな収縮量を実現できる。これらのことにより、被駆動部14の振動振幅を損なうこと無くアクチュエータ装置11を小型化できる。
また、図2(A)では、通電制御部18は、弾性板13の固有周期の3倍の通電周期(時間隔)でパルス波形を出力している。このように、通電制御部18が弾性板13の固有周期の2倍以上の整数倍の通電周期(時間隔)でパルス波形を出力すると、弾性板13が共振して屈曲振動し、通電周期の1周期の間に弾性板13が複数回振動することになる。すると、通電周期の間にワイヤ12を十分に冷却させることができ、これによりワイヤ12の温度上昇を防ぎ、ワイヤ12に収縮量の変動が生じることを防ぐことができる。仮に、温度上昇によってワイヤ12の収縮量に変動が生じると、その変動が弾性板13で拡大されて被駆動部14の振動振幅においても変動が大きくなり、被駆動部14が基板15に衝突する危険性が高まる。しかしながら、このアクチュエータ装置11においては、通電周期を長くしてワイヤ12の温度上昇を防ぐことができるので、ワイヤ12における縮小量の変動も、被駆動部14における振動振幅の変動も抑制できる。これにより、被駆動部14の周囲のスペースを小さくしても、被駆動部14の基板15との衝突を防ぐことが可能になり、アクチュエータ装置11のさらなる小型化が可能になる。
次に、本発明の第2の実施形態に係るアクチュエータ装置について説明する。
図3(A)は第2の実施形態に係るアクチュエータ装置21を高さ方向から視た平面図である。図3(B)は第2の実施形態に係るアクチュエータ装置11を前後方向から視た側面図である。なお、アクチュエータ装置21において、第1の実施形態に係るアクチュエータ装置11と同様な構成には同様の符号を付し、説明を省いている。
このアクチュエータ装置21は、ワイヤ22と、弾性板23と、電極端子26と、を備えている。弾性板23は、短辺部13Aと長辺部13Bとを備えているが、突起が設けられていない構成である。ワイヤ22は、弾性板23における短辺部13Aの固定端A近傍で、弾性板23の前後方向の全長に亘って掛け渡され、長辺部13Bと平行に張られている。電極端子26は、弾性板23におけるワイヤ22が掛け渡されている位置と同程度の高さまで基板15から延び、ワイヤ22の両端を固定している。
このような構成のアクチュエータ装置21でも、通電制御部18がワイヤ22への通電と通電中止とを特定の周期で繰り返すことにより、弾性板23が共振して短辺部13Aと長辺部13Bとに1次モードの屈曲振動が生じる。このため、ワイヤ22の収縮により短辺部13Aに生じる1次モードの屈曲振動を、長辺部13Bにおける1次モードの屈曲振動に変換される際に拡大することができる。これにより、弾性板23において大きな振動拡大率を実現できる。
また、ワイヤ22は弾性板23の屈曲点Cと自由端Bとを結ぶ方向に沿って延びるために、弾性板23を低背に構成してもワイヤ22の全長を短くする必要が無い。その上、弾性板23にはワイヤ22以外の部材との摩擦が生じることがなく、振動エネルギーの劣化が少ない。したがって、ワイヤ22において大きな収縮量を実現できる。これらのことにより、被駆動部14の振動振幅を損なうこと無くアクチュエータ装置21を小型化できる。
なお、第2の実施形態に係るアクチュエータ装置21は、弾性板23の厚みが薄く剛性が低い場合などに、弾性板23における1次モードの屈曲振動に、高次モードの屈曲振動が重畳することがある。
図3(C)は、弾性板23に励起する2次モードの屈曲振動の振動態様を示す模式図である。
アクチュエータ装置21に励起する2次モードの屈曲振動では、ワイヤ22の収縮に伴い屈曲点Cと固定端Aとの間に自由端Bに向かう方向の力が作用し、屈曲点Cと固定端Aとの間が自由端Bに向かう方向に撓み、屈曲点Cの向く方向が反時計回りに回転する。これに伴い、長辺部13Bは、図2(B)で示した1次モードの屈曲振動とは逆に、基板15とは反対側に離れるように揺動して撓む。
また、ワイヤ22が収縮状態から回復するのに伴い、屈曲点Cと固定端Aとの間に作用していた自由端Bに向かう方向の力が低減し、屈曲点Cと固定端Aとの間が自由端Bとは反対側に向かう方向に撓み、屈曲点Cの向く方向が時計回りに回転する。これに伴い、長辺部13Bは、1次モードの屈曲振動とは逆に、基板15側に近づくように揺動して撓む。
したがって、高次モードの屈曲振動が1次モードの屈曲振動に重畳すると、被駆動部14の振動振幅が低下したり不安定になったりすることがある。これに対して、第1の実施形態に係るアクチュエータ装置11においては、屈曲点Cの近傍に設けた突起13Cにワイヤ12が掛け渡されているので、短辺部13Aに1次モードの屈曲振動を効率良く励起することができ、高次モードの屈曲振動が励起することを抑制することができる。このため、第1の実施形態では、弾性板13の厚みを薄くして剛性を低くしても、1次モードの屈曲振動を効率的に励起させることができ、第2の実施形態に比べて、より大きな振動拡大率を実現することが可能である。
また、第2の実施形態に係るアクチュエータ装置21のように、弾性板13の固定端Aに近い位置にワイヤ22が架け渡されていると、弾性板13にワイヤ12を渡す位置にバラツキが生じたり、駆動に伴う温度上昇などによってワイヤ12の収縮量に変動が生じたりした場合に、それらのバラツキや変動が拡大されて被駆動部14に伝わり、被駆動部14の振動振幅が不安定化することがある。これに対して、第1の実施形態に係るアクチュエータ装置11では、弾性板13の屈曲点Cに近い位置にワイヤ22が架け渡されているため、被駆動部14の振動振幅がより安定したものになる。このため、第1の実施形態では、被駆動部14の周囲のスペースを小さくしても、被駆動部14の基板15との衝突を防ぐことができ、第2の実施形態に比べて、アクチュエータ装置11のさらなる小型化が可能である。
その上、第2の実施形態に係るアクチュエータ装置21のように、ワイヤ22が弾性板23に前後方向の全長に亘って掛け渡されていると、アクチュエータ装置21を前後方向に大型化しなくては、平面視した状態でのワイヤ22が屈曲する角度を大きくすることができない。これに対して、第1の実施形態に係るアクチュエータ装置11では、ワイヤ12が突起13Cに掛け渡されているので、アクチュエータ装置11を前後方向に大型化しなくても、平面視した状態でのワイヤ12が屈曲する角度を大きくすることができる。例えば、特開2009-122605号公報の段落0044に記載されているように、平面視した状態でのワイヤが屈曲する角度が大きいほど、ワイヤが短縮した場合に、屈曲点の変位が大きくなることが知られている。したがって、第1の実施形態では、第2の実施形態に比べて、弾性板13における振動拡大率を大きくでき、アクチュエータ装置11のさらなる小型化が可能である。
次に、本発明の第3の実施形態に係るアクチュエータ装置について説明する。
図4(A)は第3の実施形態に係るアクチュエータ装置31を高さ方向から視た平面図である。図4(B)は第3の実施形態に係るアクチュエータ装置31を前後方向から視た側面図である。なお、アクチュエータ装置31において、第1の実施形態に係るアクチュエータ装置11と同様な構成には同様の符号を付し、説明を省いている。
このアクチュエータ装置31は、ワイヤ32と、弾性板33と、を備えている。弾性板33は、短辺部13Aと長辺部13Bと突起33Cとを備えている。ここでは、突起33Cは、弾性板33の金属材料と一体に構成されており、弾性板33に開口を設けて開口に囲まれる舌状の部位を成形した後、その部位を弾性板33の屈曲点Cから短辺部13Aが延びる方向とは反対側に延ばし、先端を長辺部13Bが延びる方向とは反対方向にカールさせてフック状に形成している。ワイヤ32の中央は、突起33Cに掛け渡されている。ワイヤ32は、平面視してV字状、かつ、側面視して屈曲点Cと自由端Bとを結ぶ方向に沿って張られている。
このような構成のアクチュエータ装置31でも、通電制御部18がワイヤ32への通電と通電中止とを特定の周期で繰り返すことにより、弾性板33が共振して短辺部13Aと長辺部13Bとに1次モードの屈曲振動が生じる。このため、ワイヤ32の収縮により短辺部13Aに生じる1次モードの屈曲振動を、長辺部13Bにおける1次モードの屈曲振動に変換される際に拡大し、弾性板33において大きな振動拡大率を実現できる。
また、ワイヤ32は弾性板33の屈曲点Cと自由端Bとを結ぶ方向に沿って延びるために、弾性板33を低背に構成してもワイヤ32の全長を短くする必要が無い。その上、弾性板33にはワイヤ32以外の部材との摩擦が生じることがないので、振動エネルギーの劣化が少ない。このため、ワイヤ32において大きな収縮量を実現できる。これらのことにより、被駆動部14の振動振幅を損なうこと無くアクチュエータ装置31を小型化できる。
なお、第1の実施形態に係るアクチュエータ装置11は、突起13Cの側面が曲面で構成されているため、ワイヤ12と円滑に接触していたが、第3の実施形態に係るアクチュエータ装置31は、突起33Cの側面が平面で構成されているため、ワイヤ32との接触抵抗が大きい。したがって、第1の実施形態に係るアクチュエータ装置11のほうが、第3の実施形態に係るアクチュエータ装置31に比べて、弾性板とワイヤとの摩擦による振動エネルギーの劣化が少なく、ワイヤにおいてより大きな収縮量を実現できる。
ただし、第3の実施形態に係るアクチュエータ装置31は、突起33Cが弾性板33を構成する部材と一体に構成されているが、第1の実施形態に係るアクチュエータ装置11は、突起13Cが弾性板13を構成する部材とは別体に構成されている。したがって、第3の実施形態に係るアクチュエータ装置31のほうが、第1の実施形態に係るアクチュエータ装置11に比べて、突起の接合強度が強く、また部品点数も少ない。このような点では、第3の実施形態に係るアクチュエータ装置31のほうが、第1の実施形態に係るアクチュエータ装置11よりも優れている。
次に、本発明の第4の実施形態に係るアクチュエータ装置について説明する。
図5(A)は第4の実施形態に係るアクチュエータ装置41を高さ方向から視た平面図である。図5(B)は第4の実施形態に係るアクチュエータ装置41を前後方向から視た側面図である。なお、アクチュエータ装置41において、第1の実施形態に係るアクチュエータ装置11と同様な構成には同様の符号を付し、説明を省いている。
このアクチュエータ装置41は、ワイヤ42と、弾性板43と、を備えている。弾性板43は、短辺部13Aと長辺部13Bと突起43Cとを備えている。突起43Cは、弾性板43の金属材料と一体に構成されており、長辺部13Bの幅方向における屈曲点Cの近傍、かつ、長辺部13Bの前後方向における一方の縁部分から、基板15側とは反対の方向に延ばし、先端を長辺部13Bが延びる方向とは反対方向にカールさせてフック状に形成している。ワイヤ42は、突起43Cに掛け渡され、平面視してV字状、かつ、側面視して屈曲点Cと自由端Bとを結ぶ方向に沿って張られている。また、ワイヤ42の一方の端部は、長辺部13Bの縁部分に沿って張られており、ワイヤ42の他方の端部は、長辺部13Bに斜めに交差するように張られている。
このような構成のアクチュエータ装置41でも、通電制御部18がワイヤ42への通電と通電中止とを特定の周期で繰り返すことにより、弾性板43が共振して短辺部13Aと長辺部13Bとに1次モードの屈曲振動が生じる。このため、ワイヤ42の収縮により短辺部13Aに生じる1次モードの屈曲振動を、長辺部13Bにおける1次モードの屈曲振動に変換される際に拡大し、弾性板43において大きな振動拡大率を実現できる。
また、ワイヤ42は弾性板43の屈曲点Cと自由端Bとを結ぶ方向に沿って延びるために、弾性板43を低背に構成してもワイヤ42の全長を短くする必要が無い。その上、弾性板43にはワイヤ42以外の部材との摩擦が生じることがないので、振動エネルギーの劣化が少なく、ワイヤ42において大きな収縮量を実現できる。これらのことにより、被駆動部14の振動振幅を損なうこと無くアクチュエータ装置41を小型化できる。
その上、突起43Cが弾性板43の前後方向の中央からずらして配置されていることにより、突起43Cが弾性板43の前後方向の中央に配置されている場合よりも、弾性板43のバネ強度が高まる。
次に、本発明の第5の実施形態に係るアクチュエータ装置について説明する。
図6(A)は第5の実施形態に係るアクチュエータ装置51を高さ方向から視た平面図である。図6(B)は第5の実施形態に係るアクチュエータ装置51を前後方向から視た側面図である。なお、アクチュエータ装置51において、第1の実施形態に係るアクチュエータ装置11と同様な構成には同様の符号を付し、説明を省いている。
このアクチュエータ装置51は、ワイヤ52と、弾性板53と、を備えている。弾性板53は、短辺部13Aと長辺部13Bと突起53Cとを備えている。突起53Cは、弾性板53の金属材料と一体に構成されており、弾性板53に開口を設けて開口に囲まれる舌状の部位を成形した後、弾性板53を屈曲点Cから曲げて形成している。突起53Cは、長辺部13Bにおける屈曲点Cの近傍から、長辺部13Bが延びる方向とは反対側に延びている。ワイヤ52は、突起53Cの基板15側に掛け渡されて、突起53Cの基板15とは反対側に引き出され、側面視して屈曲点Cと自由端Bとを結ぶ方向に沿って、わずかに斜めに張られている。
このような構成のアクチュエータ装置51でも、通電制御部18がワイヤ52への通電と通電中止とを特定の周期で繰り返すことにより、弾性板53が共振して短辺部13Aと長辺部13Bとに1次モードの屈曲振動が生じる。このため、ワイヤ52の収縮により短辺部13Aに生じる1次モードの屈曲振動を、長辺部13Bにおける1次モードの屈曲振動に変換される際に拡大し、弾性板53において大きな振動拡大率を実現できる。
また、ワイヤ52は弾性板53の屈曲点Cと自由端Bとを結ぶ方向に沿って延びるために、弾性板53を低背に構成してもワイヤ52の全長を短くする必要が無い。その上、弾性板53にはワイヤ52以外の部材との摩擦が生じることがないので、振動エネルギーの劣化が少なく、ワイヤ52において大きな収縮量を実現できる。これらのことにより、被駆動部14の振動振幅を損なうこと無くアクチュエータ装置51を小型化できる。
次に、本発明の第6の実施形態に係るアクチュエータ装置について説明する。
図7(A)は第6の実施形態に係るアクチュエータ装置61を高さ方向から視た平面図である。図7(B)は第6の実施形態に係るアクチュエータ装置61を前後方向から視た側面図である。なお、アクチュエータ装置61において、第1の実施形態に係るアクチュエータ装置11と同様な構成には同様の符号を付し、説明を省いている。
このアクチュエータ装置61は、ワイヤ62と、弾性板63と、電極端子66と、を備えている。弾性板63は、短辺部13Aと長辺部13Bと突起63Cとを備えている。突起63Cは、弾性板63の金属材料と一体に構成されており、弾性板63に開口を設けて開口に囲まれる舌状の部位を成形した後、長辺部13Bから基板15側に先端を延ばし、先端を長辺部13Bが延びる方向とは反対方向にカールさせてフック状に形成している。ワイヤ62は、突起63Cに掛け渡され、屈曲点Cの近傍から、側面視して屈曲点Cと自由端Bとを結ぶ方向に沿って、斜めに張られている。電極端子66は、基板15からわずかに突出し、ワイヤ62の両端を固定している。
このような構成のアクチュエータ装置61でも、通電制御部18がワイヤ62への通電と通電中止とを特定の周期で繰り返すことにより、弾性板63が共振して短辺部13Aと長辺部13Bとに1次モードの屈曲振動が生じる。このため、ワイヤ62の収縮により短辺部13Aに生じる1次モードの屈曲振動を、長辺部13Bにおける1次モードの屈曲振動に変換される際に拡大し、弾性板63において大きな振動拡大率を実現できる。
また、ワイヤ62は弾性板63の屈曲点Cと自由端Bとを結ぶ方向に沿って延びるために、弾性板63を低背に構成してもワイヤ62の全長を短くする必要が無い。その上、弾性板63にはワイヤ62以外の部材との摩擦が生じることがないので、振動エネルギーの劣化が少なく、ワイヤ62において大きな収縮量を実現できる。これらのことにより、被駆動部14の振動振幅を損なうこと無くアクチュエータ装置61を小型化できる。
次に、本発明の第7の実施形態に係るアクチュエータ装置について説明する。
図8は、第7の実施形態に係るアクチュエータ装置71を前後方向から視た側面図である。なお、アクチュエータ装置71において、第1の実施形態に係るアクチュエータ装置11と同様な構成には同様の符号を付し、説明を省いている。
このアクチュエータ装置71は、ワイヤ72と、弾性板73と、電極端子76と、を備えている。弾性板73は、短辺部13Aと長辺部13Bと突起73Cとを備えている。突起73Cは、弾性板73の金属材料と一体に構成されており、弾性板73に開口を設けて開口に囲まれる舌状の部位を成形した後、短辺部13Aから長辺部13B側に先端を延ばし、先端を基板15側にカールさせてフック状に形成している。ワイヤ72は、突起73Cに掛け渡され、屈曲点Cの近傍から、側面視して屈曲点Cと自由端Bとを結ぶ方向に沿って、斜めに張られている。電極端子76は、基板15からわずかに突出し、ワイヤ72の両端を固定している。
このような構成のアクチュエータ装置71でも、通電制御部18がワイヤ72への通電と通電中止とを特定の周期で繰り返すことにより、弾性板73が共振して短辺部13Aと長辺部13Bとに1次モードの屈曲振動が生じる。このため、ワイヤ72の収縮により短辺部13Aに生じる1次モードの屈曲振動を、長辺部13Bにおける1次モードの屈曲振動に変換される際に拡大し、弾性板73において大きな振動拡大率を実現できる。
また、ワイヤ72は弾性板73の屈曲点Cと自由端Bとを結ぶ方向に沿って延びるために、弾性板73を低背に構成してもワイヤ72の全長を短くする必要が無い。その上、弾性板73にはワイヤ72以外の部材との摩擦が生じることがないので、振動エネルギーの劣化が少なく、ワイヤ72において大きな収縮量を実現できる。これらのことにより、被駆動部14の振動振幅を損なうこと無くアクチュエータ装置71を小型化できる。
次に、本発明の第8の実施形態に係るアクチュエータ装置について説明する。
図9(A)は第8の実施形態に係るアクチュエータ装置81を高さ方向から視た平面図である。図9(B)は第8の実施形態に係るアクチュエータ装置81を前後方向から視た側面図である。なお、アクチュエータ装置81において、第3の実施形態に係るアクチュエータ装置31と同様な構成には同様の符号を付し、説明を省いている。
このアクチュエータ装置81は、弾性板83を備えている。弾性板83は、短辺部13Aと長辺部13Bと突起13Cと補強部83Dとを備えている。補強部83Dは、短辺部13Aの固定端A近傍に設けられており、短辺部13Aの前後方向の両端を幅方向に折り返して形成されている。このような補強部83Dが設けられていることにより、短辺部13Aは固定端A近傍での剛性が高まる。短辺部13Aは固定端A近傍には応力が集中するために塑性変形が生じる危険性があるが、補強部83Dによって剛性が高められていると、塑性変形することを抑制できる。
このような構成のアクチュエータ装置81でも、通電制御部18がワイヤ32への通電と通電中止とを特定の周期で繰り返すことにより、弾性板83が共振して短辺部13Aと長辺部13Bとに1次モードの屈曲振動が生じる。このため、ワイヤ32の収縮により短辺部13Aに生じる1次モードの屈曲振動を、長辺部13Bにおける1次モードの屈曲振動に変換される際に拡大し、弾性板83において大きな振動拡大率を実現できる。
また、ワイヤ32は弾性板83の屈曲点Cと自由端Bとを結ぶ方向に沿って延びるために、弾性板83を低背に構成してもワイヤ32の全長を短くする必要が無い。その上、弾性板83にはワイヤ32以外の部材との摩擦が生じることがないので、振動エネルギーの劣化が少なく、ワイヤ32において大きな収縮量を実現できる。これらのことにより、被駆動部14の振動振幅を損なうこと無くアクチュエータ装置81を小型化できる。
次に、本発明の第9の実施形態に係るアクチュエータ装置について説明する。
図10は第9の実施形態に係るアクチュエータ装置91を前後方向から視た側面図である。なお、アクチュエータ装置91において、第1の実施形態に係るアクチュエータ装置11と同様な構成には同様の符号を付し、説明を省いている。
このアクチュエータ装置91は、基板95と放熱板97とを備えている。基板95は、第1の主面15Aの外周に沿って立ち上がる側壁部95Dを備えている。放熱板97は、放熱性の高い材料からなり、側壁部95Dの高さ方向に接合されて、基板95とともにキャビティを構成している。放熱板97は、キャビティ内部空間に突出する凸部97Aを備えている。凸部97Aは、ワイヤ12に弾性板13の屈曲点C近傍で接触しており、ワイヤ12からの放熱を促進させている。
このように放熱板97を設けることにより、ワイヤ12の冷却が早くなり、ワイヤ12に収縮量の変動が生じることを防ぐことができる。仮に、温度上昇によってワイヤ12の収縮量に変動が生じると、その変動が弾性板13で拡大されて被駆動部14の振動振幅においても変動が大きくなり、被駆動部14が基板95に衝突する危険性が高まる。しかしながら、このアクチュエータ装置91においては、放熱板97によりワイヤ12の温度上昇を防ぐことができるので、ワイヤ12における縮小量の変動も、被駆動部14における振動振幅の変動も抑制できる。これにより、被駆動部14の周囲のスペースを小さくしても、被駆動部14の基板95との衝突を防ぐことが可能になり、アクチュエータ装置91のさらなる小型化が可能になる。
次に、本発明の第10の実施形態に係るアクチュエータ装置について説明する。
図11は第10の実施形態に係るアクチュエータ装置101を前後方向から視た側面図である。なお、アクチュエータ装置101において、第1の実施形態に係るアクチュエータ装置11と同様な構成には同様の符号を付し、説明を省いている。
このアクチュエータ装置101は、基板105と電極端子106と放熱板107と天面電極107Cと、を備えている。基板105は、第1の主面15Aの外周に沿って立ち上がる側壁部105Dを備えている。放熱板107は、放熱性の高い材料からなり、側壁部105Dの高さ方向に接合されて、基板105とともにキャビティを構成している。電極端子106は、放熱板107からキャビティ内部空間に突出しており、ワイヤ12の両端を固定している。天面電極107Cは、放熱板107の天面に設けられており、通電制御部18が電気的に接続されているとともに、電極端子106が電気的に接続されている。放熱板107は、電極端子106を介してワイヤ12からの放熱を促進させている。
このように放熱板107を設けることにより、ワイヤ12が駆動に伴い温度上昇することを防ぎ、ワイヤ12に収縮量の変動が生じることを防ぐことができる。仮に、温度上昇によってワイヤ12の収縮量に変動が生じると、その変動が弾性板13で拡大されて被駆動部14の振動振幅においても変動が大きくなり、被駆動部14が基板105に衝突する危険性が高まる。しかしながら、このアクチュエータ装置101においては、放熱板107によりワイヤ12の温度上昇を防ぐことができるので、ワイヤ12における縮小量の変動も、被駆動部14における振動振幅の変動も抑制できる。これにより、被駆動部14の周囲のスペースを小さくしても、被駆動部14の基板105との衝突を防ぐことが可能になり、アクチュエータ装置101のさらなる小型化が可能になる。
次に、本発明の第11の実施形態に係るアクチュエータ装置について説明する。
図12(A)は、第11の実施形態に係るアクチュエータ装置における通電制御部からの出力電圧の時系列データと、弾性板の自由端Bにおける変位の時系列データとの関係を示すグラフである。図12(B)は、第11の実施形態に係るアクチュエータ装置におけるパルス波形の出力タイミングについて説明する模式図である。
この実施形態においては、第1の実施形態とは通電制御部からの出力電圧の波形が相違している。具体的には、通電制御部は、弾性板の固有周期の半周期以下の十分に短いパルス幅のパルス波形を、弾性板の固有周期の整数倍からずれた通電周期(時間隔)で出力する。このような場合、弾性板は共振しにくくなり、弾性板の振動振幅は最大振幅よりも低下することになる。しかしながら、少なくとも、弾性板が基板に近づこうとする固有周期の半周期にあたるタイミングで、パルス波形が出力されると、弾性板を振動させることができる。すなわち、通電制御部が連続して出力する2つのパルス波形の時間隔T2が、固有周期T1の半周期にあたる次式で表わされる範囲に収まれば、弾性板の共振が持続して被駆動部に振動が生じることになる。なお、次式において、nは1よりも大きい任意の整数である。
(n−1/4)T1≦T2≦(n+1/4)
このように、通電制御部は、弾性板の固有周期の半周期以下の十分に短いパルス幅のパルス波形を、弾性板の固有周期の整数倍からずれた通電周期(時間隔)で出力してもよい。
なお、通電制御部の出力電圧波形としては、パルス波の他、矩形波、三角波、台形波、SIN波などを採用することもできる。
A…固定端
B…自由端
C…屈曲点
11,21,31,41,51,61,71,81,91,101…アクチュエータ装置
12,22,32,42,52,62,72…ワイヤ
13,23,33,43,53,63,73,83…弾性板
13A…短辺部
13B…長辺部
13C,33C,43C,53C,63C,73C…突起
14…被駆動部
15,95,105…基板
15A…第1の主面
15B…第2の主面
15C…外部端子
16,26,66,76,106…電極端子
18…通電制御部
83D…補強部
95D…側壁部
97,107…放熱板
97A…凸部
105D…側壁部
107C…天面電極

Claims (7)

  1. 固定端から屈曲点まで延びる短辺部と、前記屈曲点で前記短辺部から屈曲して自由端まで延びる長辺部と、を有する弾性板と、
    前記長辺部における自由端側の位置に連結されている被駆動部と、
    前記弾性板に渡されており、前記屈曲点と前記自由端とを結ぶ方向に沿って張られている、収縮可能なワイヤと、
    を備えるアクチュエータ装置。
  2. 前記弾性板において前記ワイヤが渡されている位置は、前記短辺部または前記長辺部における前記固定端と前記屈曲点と前記自由端とのうちの前記屈曲点により近い位置である、
    請求項1に記載のアクチュエータ装置。
  3. 前記ワイヤは、形状記憶合金からなり、両端間で前記弾性板に掛け渡されており、
    前記弾性板は、前記ワイヤが掛け渡される突起を備える、
    請求項1または2に記載のアクチュエータ装置。
  4. 前記ワイヤへの通電を制御する通電制御部を備え、
    前記通電制御部は、前記ワイヤへの通電周期を、前記弾性板における1次モードの屈曲振動の固有周期の1倍以上の整数倍に合わせる、
    請求項3に記載のアクチュエータ装置。
  5. 前記ワイヤへの通電を制御する通電制御部を備え、
    前記通電制御部は、前記ワイヤへの通電周期を、前記弾性板における1次モードの屈曲振動の固有周期の2倍以上の整数倍に合わせる、
    請求項3に記載のアクチュエータ装置。
  6. 前記ワイヤへの通電を制御する通電制御部を備え、
    前記通電制御部は、前記ワイヤへの通電周期を次式の範囲内に合わせる、
    ただし、前記通電周期をT2とし、前記弾性板における1次モードの屈曲振動の固有周期をT1とし、1以上の整数をnとする、請求項3に記載のアクチュエータ装置。
    (n−1/4)T1≦T2≦(n+1/4)
  7. 前記突起は前記弾性板と一体の金属材料からなる、請求項1〜6のいずれかに記載のアクチュエータ装置。
JP2013078700A 2013-04-04 2013-04-04 アクチュエータ装置 Active JP6155777B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013078700A JP6155777B2 (ja) 2013-04-04 2013-04-04 アクチュエータ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013078700A JP6155777B2 (ja) 2013-04-04 2013-04-04 アクチュエータ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014202910A true JP2014202910A (ja) 2014-10-27
JP6155777B2 JP6155777B2 (ja) 2017-07-05

Family

ID=52353384

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013078700A Active JP6155777B2 (ja) 2013-04-04 2013-04-04 アクチュエータ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6155777B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109901346A (zh) * 2017-12-08 2019-06-18 宁波舜宇光电信息有限公司 光学组件、摄像模组和具有摄像模组的智能设备
CN109901275A (zh) * 2017-12-08 2019-06-18 宁波舜宇光电信息有限公司 在光学组件上缠绕sma线的方法
CN110261988A (zh) * 2019-06-01 2019-09-20 瑞声科技(新加坡)有限公司 自动对焦镜头组件及其自动对焦方法
WO2020233418A1 (zh) * 2019-05-22 2020-11-26 华为技术有限公司 弹片设计方法及弹片、sma组件、镜头模组和电子设备

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61229977A (ja) * 1985-04-03 1986-10-14 Tokieda Naomitsu 直線運動型アクチユエ−タ
JPS63183481U (ja) * 1987-05-20 1988-11-25
JPH08262364A (ja) * 1995-03-24 1996-10-11 Olympus Optical Co Ltd 形状記憶合金薄膜を用いた光偏向器
JP2002130114A (ja) * 2000-10-20 2002-05-09 Toshiba Corp アクチュエータ装置
JP2003286940A (ja) * 2002-03-27 2003-10-10 Minolta Co Ltd 流体輸送システム
JP2009037059A (ja) * 2007-08-02 2009-02-19 Konica Minolta Opto Inc 駆動機構、駆動装置およびレンズ駆動装置
JP2009122605A (ja) * 2007-11-19 2009-06-04 Konica Minolta Opto Inc 形状記憶合金を用いた駆動装置

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61229977A (ja) * 1985-04-03 1986-10-14 Tokieda Naomitsu 直線運動型アクチユエ−タ
US4806815A (en) * 1985-04-03 1989-02-21 Naomitsu Tokieda Linear motion actuator utilizing extended shape memory alloy member
JPS63183481U (ja) * 1987-05-20 1988-11-25
JPH08262364A (ja) * 1995-03-24 1996-10-11 Olympus Optical Co Ltd 形状記憶合金薄膜を用いた光偏向器
JP2002130114A (ja) * 2000-10-20 2002-05-09 Toshiba Corp アクチュエータ装置
JP2003286940A (ja) * 2002-03-27 2003-10-10 Minolta Co Ltd 流体輸送システム
JP2009037059A (ja) * 2007-08-02 2009-02-19 Konica Minolta Opto Inc 駆動機構、駆動装置およびレンズ駆動装置
JP2009122605A (ja) * 2007-11-19 2009-06-04 Konica Minolta Opto Inc 形状記憶合金を用いた駆動装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109901346A (zh) * 2017-12-08 2019-06-18 宁波舜宇光电信息有限公司 光学组件、摄像模组和具有摄像模组的智能设备
CN109901275A (zh) * 2017-12-08 2019-06-18 宁波舜宇光电信息有限公司 在光学组件上缠绕sma线的方法
CN109901275B (zh) * 2017-12-08 2021-05-18 宁波舜宇光电信息有限公司 在光学组件上缠绕sma线的方法
CN109901346B (zh) * 2017-12-08 2024-04-09 宁波舜宇光电信息有限公司 光学组件、摄像模组和具有摄像模组的智能设备
WO2020233418A1 (zh) * 2019-05-22 2020-11-26 华为技术有限公司 弹片设计方法及弹片、sma组件、镜头模组和电子设备
CN110261988A (zh) * 2019-06-01 2019-09-20 瑞声科技(新加坡)有限公司 自动对焦镜头组件及其自动对焦方法
CN110261988B (zh) * 2019-06-01 2022-01-11 瑞声光学解决方案私人有限公司 自动对焦镜头组件及其自动对焦方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6155777B2 (ja) 2017-07-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7129620B2 (en) Vibration wave linear motor and lens implement using vibration wave linear motor
JP6155777B2 (ja) アクチュエータ装置
US7405509B2 (en) Lever-arm displacement-increasing device
JPH11168246A (ja) 圧電アクチュエータ、赤外線センサおよび圧電光偏向器
US20130201539A1 (en) Actuator, optical scanner and image forming device
JP2008116668A (ja) アクチュエータ、光スキャナおよび画像形成装置
WO2018079251A1 (ja) リニア振動モータ
JP2008304553A (ja) アクチュエータ、光スキャナおよび画像形成装置
US9813596B2 (en) Vibration-type actuator, interchangeable lens, image pickup apparatus, and automatic stage
KR100949918B1 (ko) 리니어모터 및 리니어모터를 갖는 구동장치
WO2020045152A1 (ja) 光学反射素子
JP4023442B2 (ja) 光スキャナおよびそれを備えた画像形成装置
US9455394B2 (en) Displacement member, driving member, actuator, and driving device
JP6422248B2 (ja) 駆動装置及びそれを有するレンズ駆動装置
JP2008145839A (ja) 光スキャナ装置
US20140198260A1 (en) Electronic device having a projector function and a vibrating mirror element
US10924037B2 (en) Vibration motor that prevents resonance of contact member, and electronic apparatus
JP2007318997A (ja) 超音波アクチュエータ
JP2017195743A (ja) 振動型アクチュエータ、レンズ鏡筒及び撮像装置
JPH10243668A (ja) 振動アクチュエータ
JP6639244B2 (ja) 振動型アクチュエータ及び電子機器
JP6102629B2 (ja) アクチュエータ装置
JP2017127154A5 (ja)
JP6231361B2 (ja) 振動素子および光走査装置
US6611081B1 (en) Vibration actuator with two vibration modes

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160105

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160916

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160927

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161114

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170509

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170522

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6155777

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150