JP2014202521A - 三次元測定システム - Google Patents

三次元測定システム Download PDF

Info

Publication number
JP2014202521A
JP2014202521A JP2013076888A JP2013076888A JP2014202521A JP 2014202521 A JP2014202521 A JP 2014202521A JP 2013076888 A JP2013076888 A JP 2013076888A JP 2013076888 A JP2013076888 A JP 2013076888A JP 2014202521 A JP2014202521 A JP 2014202521A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light source
measurement
point light
line sensor
probe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013076888A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6097624B2 (ja
Inventor
大典 長友
Daisuke Nagatomo
大典 長友
正治 辻井
Masaharu Tsujii
正治 辻井
武史 川端
Takeshi Kawabata
武史 川端
赤木 敬治
Takaharu Akagi
敬治 赤木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitutoyo Corp
Mitsutoyo Kiko Co Ltd
Original Assignee
Mitutoyo Corp
Mitsutoyo Kiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitutoyo Corp, Mitsutoyo Kiko Co Ltd filed Critical Mitutoyo Corp
Priority to JP2013076888A priority Critical patent/JP6097624B2/ja
Publication of JP2014202521A publication Critical patent/JP2014202521A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6097624B2 publication Critical patent/JP6097624B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)

Abstract

【課題】測定精度の向上およびスループットの向上が可能な三次元測定システムを提供。
【解決手段】ラインセンサ25A〜25Cの集光領域内において、ラインセンサに対して相対位置不変に配置された空気揺らぎ算出用点光源50と、この光源からの光に基づいてラインセンサで検出された輝度分布信号の輝度重心位置を記憶した記憶部53とを備える。プローブ演算部32は、ワーク測定時において、空気揺らぎ算出用点光源からの光に基づいてラインセンサで検出された輝度分布信号の輝度重心位置と記憶部に記憶された輝度重心位置との差分を空気揺らぎ量として算出し、測定用光源(LED1〜9)からの光に基づいてラインセンサで検出された輝度分布信号の輝度重心位置に対して、空気揺らぎ量をシフトさせて補正輝度重心位置を算出し、この補正輝度重心位置から測定用点光源の座標を演算する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ワークの位置や形状を光学的に測定するための三次元測定システムに関する。詳しくは、任意の位置に移動可能な測定用点光源と、この測定用点光源からの光を受光し、該測定用点光源の位置を検出する位置検出装置とを備えた三次元測定システムに関する。
従来、スポット光を被測定物(ワーク)に照射し、その照射位置からの反射光、あるいは、任意の位置に移動可能な測定用点光源からの光を受光し、スポット光の照射位置や測定用点光源の位置に関する情報を求める三次元測定システムが知られている。
例えば、特許文献1では、スポット光を被測定物に照射し、その照射位置からの反射光をX軸上の異なる領域に収束する第1及び第2の光学系と、これらの光学系によってX軸上の異なる領域に収束された反射光を受光しX軸上における輝度分布を表す検出信号を出力する第1及び第2のラインセンサと、スポット光の反射光をY軸上に収束する光学系と、この光学系によってY軸上に収束された反射光を受光し、Y軸上における輝度分布を表す検出信号を出力する第3のラインセンサと、各ラインセンサからの検出信号に基づいて、検出対象におけるスポット光の照射位置に関する情報を求める演算処理部とを備えた三次元測定システムが提案されている。
このような測定システムによれば、X軸,Y軸,Z軸といった三次元駆動軸を持たなくても、ワークに対してスポット光を照射するだけで、スポット光が照射された照射位置に関する情報を光学的に正確に検出できる。そのため、巨大構造物の測定や危険領域における測定などに利用されている。
特開2005−233759号公報
ところが、実際には、スポット光や点光源とラインセンサ間の空気の揺らぎにより、ラインセンサが取得する輝度分布は時々刻々と揺らいでいる。そのため、スポット光や点光源の座標値もばらついてしまい、測定精度の低下を招く。
また、ばらつきの影響を排除するために平均値を算出することも可能であるが、ばらつきを十分排除した結果を得るためには、輝度分布の取得を複数回行う必要があるため、スループットの低下を招く。
本発明の目的は、従来の課題を解決し、測定精度の向上およびスループットの向上が可能な三次元測定システムを提供することにある。
本発明の三次元測定システムは、任意の位置に移動可能な測定用点光源と、前記測定用点光源からの光を受光し、該測定用点光源の位置を検出する位置検出装置とを備え、前記位置検出装置は、互いに離間して配置され前記測定用点光源からの光を第1軸上に集光する一対の第1光学系と、この各第1光学系によって前記第1軸上に集光された光を受光し第1軸上における輝度分布を表す第1輝度分布信号を出力する一対の第1ラインセンサと、前記測定用点光源からの光を前記第1軸とは直交する第2軸上に集光する第2光学系と、この第2光学系によって前記第2軸上に集光された光を受光し第2軸上における輝度分布を表す第2輝度分布信号を出力する第2ラインセンサ、前記第1輝度分布信号および第2輝度分布信号に基づいて前記測定用点光源の座標を演算する位置演算部を含んで構成された三次元測定システムにおいて、前記第1ラインセンサおよび第2ラインセンサの集光領域内において、前記第1ラインセンサおよび第2ラインセンサに対して相対位置不変に配置された空気揺らぎ算出用点光源と、ワーク測定前において、前記空気揺らぎ算出用点光源からの光に基づいて前記第1ラインセンサおよび第2ラインセンサで検出された輝度分布信号の輝度重心位置を記憶した記憶部とを備え、前記位置演算部は、ワーク測定時において、前記空気揺らぎ算出用点光源からの光に基づいて前記第1ラインセンサおよび第2ラインセンサで検出された輝度分布信号の輝度重心位置と前記記憶部に記憶された輝度重心位置との差分を空気揺らぎ量として算出し、前記測定用光源からの光に基づいて前記第1ラインセンサおよび第2ラインセンサで検出された輝度分布信号の輝度重心位置に対して、前記空気揺らぎ量をシフトさせて補正輝度重心位置を算出し、この補正輝度重心位置から三角測量法を用いて前記測定用点光源の座標を演算する、ことを特徴とする。
このような構成によれば、まず、ワーク測定時において、揺らぎ算出用点光源からの光に基づいて第1ラインセンサおよび第2ラインセンサで検出された第1輝度分布信号および第2輝度分布信号の輝度重心位置と、記憶部に記憶された輝度重心位置との差分が空気揺らぎ量として算出される。
続いて、測定用光源からの光に基づいて第1ラインセンサおよび第2ラインセンサで検出された第1輝度分布信号および第2輝度分布信号の輝度重心位置に対して、空気揺らぎ量をシフトさせて第1補正輝度重心位置および第2補正輝度重心位置が算出される。
こののち、これら第1補正輝度重心位置および第2補正輝度重心位置から三角測量法を用いて測定用点光源の座標が演算されるから、空気の揺らぎによる影響を排除して、測定用点光源の位置を高精度に測定することができる。従って、測定精度の向上が期待できる。また、ばらつきの影響を排除するために平均値を算出する必要のないので、スループットの向上が可能である。
本発明の三次元測定システムにおいて、前記測定用点光源は、任意の位置に移動可能なプローブに取り付けられ、前記プローブは、前記測定用点光源が取り付けられたプローブ本体と、このプローブ本体に一体的に設けられ先端にワークと接触する接触子を有するスタイラスとを含んで構成され、前記プローブの測定用点光源に対する接触子の位置情報と、前記位置演算部によって演算された測定用点光源の座標とから、三次元測定システムに対する接触子の位置情報を演算する測定点演算部を備える、ことが好ましい。
このような構成によれば、測定用点光源が、先端に接触子を有するプローブに取り付けられているから、プローブの接触子をワークの測定部位に接触させれば、接触子が接触したワークの測定部位を正確に測定することができる。
本発明の三次元測定システムにおいて、前記測定用点光源は、任意の位置に移動可能なプローブに取り付けられ、前記プローブは、前記測定用点光源が取り付けられたプローブ本体と、このプローブ本体に設けられ光を照射するとともに光の照射位置を検出可能な非接触位置検出器とを含んで構成され、前記非接触位置検出器によって検出された光の照射位置と、前記位置演算部によって演算された測定用点光源の座標とから、三次元測定システムに対する光の照射位置情報を演算する測定点演算部を備える、ことが好ましい。
このような構成によれば、測定用点光源が、非接触位置検出器を内蔵したプローブに取り付けられているから、プローブをワークに接触させることなく、非接触位置検出器からの光をワークの測定部位に向けて照射すれば、光が照射されたワークの測定部位を正確に測定することができる。
本発明の第1実施形態の全体構成を示す図。 同上実施形態のブロック図。 同上実施形態において、プローブを示す斜視図。 同上実施形態において、検出部の構成を示す斜視図。 同上実施形態において、撮像部と空気揺らぎ算出用点光源の関係を示す図。 同上実施形態において、空気揺らぎ算出用点光源で検出された輝度分布信号を示す図。 同上実施形態において、空気揺らぎ量の算出を示す図。 同上実施形態において、補正輝度重心位置の算出を示す図。 同上実施形態において、非接触式のプローブを示す図。 本発明の第2実施形態の全体構成を示す図。 本発明の第3実施形態において、シリンドリカルレンズとラインセンサの組込構成を示す図。 同上第3実施形態において、固定板、ラインセンサ、押さえ板を示す図。 同上第3実施形態において、付勢手段として板ばねを用いた図。 同上第3実施形態において、付勢手段として送りねじを用いた図。 同上第3実施形態において、付勢手段として偏芯ねじを用いた図。 撮像素子の姿勢変化による輝度分布信号の変化を示す図。 本発明の第4実施形態において用いられる校正用基板を示す図。 本発明の第4実施形態において、輝度分布信号を示す図。
<第1実施形態>
図1および図2に示すように、本実施形態の三次元測定システムは、プローブ10と、撮像部20と、プローブ10および撮像部20を制御するとともに、撮像部20からの検出信号を基にプローブ10の位置およびプローブ10の接触子17の位置を演算する演算制御装置30と、表示装置40とを備える。ここで、撮像部20および演算制御装置30によって位置検出装置が構成されている。
プローブ10は、図3に詳細を示すように、測定者が手でもって任意の位置へ移動できる大きさのプローブ本体11と、このプローブ本体11に一体的に設けられたスタイラス16とを含んで構成されている。
プローブ本体11は、測定者が両手で掴めるように、一端が結合され、他端が次第に離れるように弓状に湾曲したのち再び結合した2本のアーム12,13を有する形状に形成されている。また、プローブ本体11の正面において、アーム12,13の一端結合部14と、アーム12,13の他端結合部15を挟んだ両側部とには、測定用光源としての3個のLED(発光ダイオード)1〜3,4〜6,7〜9がそれぞれ配置されている。つまり、プローブ本体11には、合計9個のLED1〜9が配置されている。これらのLED1〜9は、演算制御装置30からのパルス信号に同期して予め設定された順番で点灯されるように構成されている。
スタイラス16は、プローブ本体11のアーム12,13の他端結合部15から一端結合部14とは反対側に突出して設けられ、先端に球状の接触子17を有する。従って、プローブ本体11に対してLED1〜9と接触子17とが所定の位置関係で配置されているため、LED1〜9の座標を求めることにより、これらの座標から接触子17の座標を求めることができる。
撮像部20は、三脚21と、この三脚21によって略水平に支持された横長箱状のケース22と、このケース22の正面3箇所、つまり、左右および中央に配置された3つの検出部23A,23B,23Cと、ケース22内に配置されたフレームグラバ26および制御基板27とから構成されている。
検出部23A〜23Cは、図4に示すように、集光領域28から入射した光を1軸上に集光させるシリンドリカルレンズ24A〜24Cと、このシリンドリカルレンズ24A〜24Cによって集光された光を受光し、1軸上における輝度分布を表す輝度分布信号を出力するラインセンサ25A〜25Cとから構成されている。ラインセンサ25A〜25Cは、例えば、CCD(charge coupled device)を一列に配列した構成である。
ここで、検出部23A,23Cにおいて、ラインセンサ25A,25Cは、集光領域28のX軸(第1軸)と直交するY軸(第2軸)に対して直交し、かつ、X軸に対して僅か内向きに傾斜して配置されている。シリンドリカルレンズ24A,24Cは、ラインセンサ25A,25Cの略中央位置でラインセンサ25A,25Cに対して直交して(Y軸と平行に)配置されている。つまり、検出部23A,23Bの向きが中央の検出部23Bに僅か向くように内向きに傾斜して配置されている。従って、集光領域28から入射した光は、ラインセンサ25A,25CによってX軸上の輝度分布として検出される。また、検出部23Bにおいて、ラインセンサ25Bは、集光領域28のY軸と平行に配置されている。シリンドリカルレンズ24Bは、ラインセンサ25Bの略中央位置でラインセンサ25Bに対して直交して(X軸と平行に)配置されている。従って、集光領域28から入射した光は、ラインセンサ25BによってY軸上の輝度分布として検出される。
制御基板27は、演算制御装置30からのパルス信号に同期して、フレームグラバ26を介して各検出部23A〜23Cのラインセンサ25A〜25Cの画像を取り込み、輝度分布信号として演算制御装置30へ送る。
演算制御装置30は、タイミング制御部31と、撮像部20からの信号を処理してプローブ10の位置を演算するプローブ演算部32と、ワークの測定点を演算する測定点演算部33とを含んで構成されている。
タイミング制御部31は、プローブ10のLED1〜9を順番に点灯させるパルス信号を常時発信すると同時に、これに同期して、撮像部20に対してもラインセンサ25A〜25Cの輝度分布信号の取り込みを制御するパルス信号を常時発信する。
プローブ演算部32は、撮像部20からの輝度分布信号を取り込んだのち、この輝度分布信号の輝度重心位置を求め、この輝度重心位置からプローブ10の位置を演算する。つまり、各LED1〜9の座標を演算する。
測定点演算部33は、プローブ演算部32によって演算されたプローブ10の位置(LED1〜9の座標)と、プローブ10のLED1〜9に対する接触子17の位置とから、三次元測定システムにおける接触子17の座標を算出する。
以上の構成において、本実施形態では、図5に示すように、空気の揺らぎを算出するために、検出部23A〜23C(ラインセンサ25A〜25C)の集光領域28内において、これらのラインセンサ25A〜25Cに対して空気揺らぎ算出用点光源50が相対位置不変に配置されている。具体的には、撮像部20のケース22に対して支持部材51を介して空気揺らぎ算出用点光源50が固定されている。空気揺らぎ算出用点光源50としては、LEDで構成されている。
また、ワーク測定前において、予め、揺らぎ算出用点光源50からの光に基づいて各検出部23A〜23Cで検出された輝度分布信号の輝度重心位置を記憶した記憶部53がプローブ演算部32の内部に設けられている(図2参照)。
<ワーク測定前の準備作業>
記憶部53に、空気揺らぎ算出用点光源50からの光に基づいて各検出部23A〜23Cで検出された輝度分布信号の輝度重心位置を記憶させる。
これには、ワーク測定前において、空気揺らぎ算出用点光源50を点灯させる。すると、これに同期して、撮像部20の各検出部23A〜23Cにおいて、空気揺らぎ算出用点光源50からの光に基づいて、輝度分布信号が検出されたのち、プローブ演算部32に送られる。プローブ演算部32では、輝度分布信号から輝度重心位置を算出し、これを記憶部53に記憶させる。
例えば、図6に示す輝度分布信号が各検出部23A〜23Cにおいて検出されてプローブ演算部32に送られると、プローブ演算部32では、これら輝度分布信号の輝度重心位置Ga1,Ga2,Ga3を算出し、これを記憶部53に記憶させる。
なお、これを、本測定前に複数回測定し、平均値化すれば、ばらつきの影響を低減できる。
<ワーク測定作業>
ワーク測定作業において、まず、空気の揺らぎ量を算出するために、次の処理を行う。
(a)空気揺らぎ算出用点光源50を点灯させる。すると、これに同期して撮像部20の各検出部23A〜23Cにおいて、空気揺らぎ算出用点光源50からの光に基づいて、輝度分布信号が検出されたのち、プローブ演算部32に送られる。プローブ演算部32では、輝度分布信号から輝度重心位置を算出する。例えば、図7に示す輝度分布信号が各検出部23A〜23Cにおいて検出されると、プローブ演算部32では、これら輝度分布信号の輝度重心位置Gb1,Gb2,Gb3を算出し、この輝度重心位置Gb1,Gb2,Gb3と記憶部53に記憶された輝度重心位置Ga1,Ga2,Ga3との差分を空気揺らぎ量Gs1,Gs2,Gs3として算出する。
つまり、空気揺らぎ量Gs1,Gs2,Gs3を次式から算出する。
Gs1=Gb1−Ga1
Gs2=Gb2−Ga2
Gs3=Gb3−Ga3
(b)ワーク測定作業を行う。これには、プローブ10の接触子17をワークの測定部位に接触させた状態において、プローブ10に設けられた図示省略の測定スイッチを押す。すると、その信号をトリガとして、タイミング制御部31から発信されているパルス信号に同期して、プローブ10に設けられたLED1〜9が順番に点灯していくとともに、各LED1〜9からの光が各検出部23A〜23Cにおいて検出される。つまり、撮像部20の各検出部23A〜23Cにおいて、LED1〜9からの光に基づいて、輝度分布信号が検出されたのち、プローブ演算部32に送られる。プローブ演算部32では、輝度分布信号から輝度重心位置を算出する。
例えば、図8に示す輝度分布信号が各検出部23A〜23Cにおいて検出され、プローブ演算部32に送られると、プローブ演算部32では、これら輝度分布信号の輝度重心位置G1,G2,G3を算出する。そして、算出した輝度重心位置G1,G2,G3に対して、空気揺らぎ量Gs1,Gs2,Gs3をシフトさせて補正輝度重心位置G1',G2',G3'を算出する。つまり、補正輝度重心位置G1',G2',G3'を次式から算出する。
G1'=G1−Gs1
G2'=G2−Gs2
G3'=G3−Gs3
そして、これら補正輝度重心位置G1',G2',G3'から三角測量法を用いて、各LED1〜9の座標をそれぞれ演算する。ちなみに、各LED1〜9の座標を求めるには、特開2005−233759号公報(特許文献1)に開示された公知の方法によって求めることができる。
(c)次に、測定点演算部33において、補正輝度重心位置G1',G2',G3'から三角測量法を用いて演算した各LED1〜9の座標と、接触子17との関係から、接触子17の座標を求め、これを表示装置40に表示させる。これにより、プローブ10の接触子17が接触したワークの測定部位の座標を求めることができる。
<実施形態の効果>
本実施形態によれば、ワーク測定時において、空気揺らぎ算出用点光源50からの光に基づいて各検出部23A〜23Cで検出された輝度分布信号の輝度重心位置Gb1,Gb2,Gb3と、記憶部53に記憶された輝度重心位置Ga1,Ga2,Ga3との差分が空気揺らぎ量Gs1,Gs2,Gs3として算出される。
続いて、測定用光源であるLED1〜9からの光に基づいて、各検出部23A〜23Cで検出された輝度分布信号の輝度重心位置G1,G2,G3に対して、空気揺らぎ量Gs1,Gs2,Gs3をシフトさせて補正輝度重心位置G1',G2',G3'が算出される。
こののち、これら補正輝度重心位置G1',G2',G3'からLED1〜9の座標が演算されるから、空気の揺らぎによる影響を排除して、測定用点光源であるLED1〜9の座標を高精度に測定することができる。従って、測定精度の向上が期待できる。また、ばらつきの影響を排除するため、平均値を算出する必要のないので、スループットの向上が可能である。
なお、第1実施形態では、接触子17を先端に有する接触式のプローブ10を例に説明したが、これに限らず、非接触式のプローブであってもよい。
例えば、図9に示すように、プローブ本体11に、光をワークに向けて射出する発光器18Aと、ワークからの反射光を受光する受光器18Bと、この受光器18Bにおいて光を受光した位置からプローブ本体11に対するワークの位置情報を演算する演算器(図示省略)とを備えた非接触測定器18を内蔵させた構成のプローブ10を用いてもよい。
この場合、測定点演算部33は、プローブ演算部32によって求められたプローブ10の位置と、非接触測定器18によって求められた測定点の位置とから、三次元測定システムに対する非接触測定器18の光照射位置の座標を求める。
なお、非接触式のプローブでは、ワークに接触させる必要がないため、より複雑な形状をもつワークを測定することが可能となるが、そのためにプローブの様々な姿勢を検出できるように、より多くのLED、例えば、40個のLED1,2,3…が搭載されている。ただ、プローブの姿勢を検出するためには、必ずしも全てのLEDが検出できなくてもよく、少なくとも3個のLEDが検出できればプローブの姿勢を求めることができる。
<第2実施形態>
第1実施形態において説明したプローブ10は、測定者が手で持って測定を行う。測定中は、複数のLED1〜9が順次点灯し、これに同期して、検出部23A〜23CがLED1〜9を撮像して、プローブ10の位置を算出する構成である。
従って、プローブ10の位置を正確に算出するには、複数のLED1〜9が点灯している間、プローブ10を固定するのが望ましい。しかし、プローブ10は測定者が手で持って測定を行うため、プローブ10の姿勢を安定させることが難しく、その結果、測定精度の低下を招くという課題が残る。
第2実施形態では、このような課題を解消し、測定中の手振れによる精度低下を防止できるようにした三次元測定システムを提供することにある。
そのため、図10に示すように、プローブ10内に、加速度センサ60を組み込む。また、プローブ演算部32において、測定中(つまり、タイミング制御部31からパルス信号が送信されている間)、加速度センサ60からの信号を取り込み、その信号からプローブ10の振動が予め設定した一定以上の振動か否かを判定し、プローブ10の振動が予め設定した一定以上の振動であると判定された場合に、自動的に再測定を実行するように構成されている。
このような構成にすれば、測定中において、プローブ10の振動が予め設定した一定以上の振動か否かが判定され、プローブ10の振動が予め設定した一定以上の振動であると判定されると、自動的に再測定が実行されるから、手振れによる精度低下を防止できる。
<第3実施形態>
第1実施形態において、撮像部20のケース22は、三脚21によって略水平に支持された姿勢であったが、ケース22の姿勢を変化させた場合、例えば、ケース22を垂直あるいは斜めに支持した場合、シリンドリカルレンズ24A〜24Cとラインセンサ25A〜25Cとの位置関係が変化し、その結果、測定誤差が生じるといった課題が生まれる。
第3実施形態では、このような課題を解消し、撮像部20の姿勢変更に伴う測定誤差を低減できるようにした三次元測定システムを提供することにある。
そのため、シリンドリカルレンズ24A〜24Cとラインセンサ25A〜25Cとは、図11に示すように組み込まれている。図11において、信号処理基板70には、固定板71が重ね合わされ、かつ、ねじ72によって信号処理基板70に固定されている。固定板71の中央には矩形状の収納孔71Aが形成され、この収納孔71A内にラインセンサ25(25A〜25C)が嵌め込まれ、その上から押さえ板73およびシリンドリカルレンズ24(24A〜24C)を内部に収納したレンズ境筒74が順に重ね合わされ、この状態でねじ75によって固定板71に固定されている。
従って、ラインセンサ25(25A〜25C)は、固定板71の収納孔71A内に嵌め込まれた状態で、かつ、押さえ板73によって押さえ付けられた状態で組み込まれているため、撮像部20のケース22の姿勢変化があっても、位置ずれが発生し難く、測定誤差の低減が図れている。
また、押さえ板73のラインセンサ25(25A〜25C)と接する面には、図12に示すように、ゴムシート73Aが貼着されているため、ラインセンサ25(25A〜25C)のガラス面に傷がつかないような構造になっている。
更に、ラインセンサ25(25A〜25C)の位置ずれをより確実に防ぐ構造として、図13、図14、図15に示す構造を採用することができる。
図13に示す構造は、ラインセンサ25(25A〜25C)を固定板71の収納孔71Aの一方向へ付勢する板ばね76を収納した例、図14に示す構造は、ラインセンサ25(25A〜25C)を固定板71の収納孔71Aの一方向へ付勢する送りねじ77を固定板71に螺合した例、図15に示す構造は、ラインセンサ25(25A〜25C)を固定板71の収納孔71Aの一方向へ付勢する偏芯ねじ78を設けた例である。
また、図13〜図15に示す例において、ラインセンサ25(25A〜25C)が固定板71の収納孔71Aの一方向へ付勢された状態において、ラインセンサ25(25A〜25C)と固定板71の収納孔71Aとの接合面を接着剤79で固定する構造を採用すれば、位置ずれをより確実に防げる。
<第4実施形態>
第3実施形態では、撮像部20のケース22の姿勢変化に対して、シリンドリカルレンズ24(24A〜24C)とラインセンサ25(25A〜25C)とが位置ずれを起こさないように、構造的に工夫した例である。
これに対し、撮像部20のケース22を横にした姿勢と縦にした姿勢において、ラインセンサ25(25A〜25C)によって検出される輝度分布信号が、図16に示すようになったとすると、第4実施形態では、これを自動的に調整する例である。
第4実施形態では、図17に示すように、ガラスなどの基板に2本の基準線81A,81Bをエッチングなどで形成した校正用基板80を用意し、この校正用基板80をシリンドリカルレンズ24(24A〜24C)とラインセンサ25(25A〜25C)との間に位置決めして挿入する。すると、キャリブレーション時などにおいて、測定用点光源からの光をラインセンサ25(25A〜25C)が検出したときの輝度分布信号は、図18に示すように表れる。つまり、輝度分布信号に2つの基準線81A,81Bが重なって表れる。
従って、2つの基準線81A,81Bが、ラインセンサ25(25A〜25C)の同じピクセル値(基準ピクセル値)にくるように、ラインセンサ25(25A〜25C)を位置調整することにより、位置ずれを自動調整することができる。具体的には、2つの基準線81A,81Bと基準ピクセル値とのずれ量を算出し、このずれ量だけラインセンサ25(25A〜25C)を圧電素子などの駆動素子を用いて移動させることにより実現することができる。
<変形例>
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は、本発明に含まれる。
前記各実施形態において、プローブ10に測定用光源として9個のLED1〜9を配置したが、必ずしも複数でなくてもよく、少なくとも1個あればよい。例えば、プローブ10にLED1〜9を設けることなく、測定用光源をワークの測定位置に移動させて測定するようにすれば、測定用光源としては1個でもよい。
検出部23A〜23Cの構成としては、シリンドリカルレンズ24A〜24Cとラインセンサ25A〜25Cとから構成したが、集光領域28からの光を1軸方向へ集光できる光学素子であれば、シリンドリカルレンズでなくてもよい。
前記実施形態では、空気揺らぎ算出用点光源50を、撮像部20のケース22に対して支持部材51を介して固定したが、撮像部20のケース22に対して空気揺らぎ算出用点光源50が相対位置不変であれば、物理的に固定されていなくてもよい。
本発明は、巨大構造物の測定や危険領域における測定などに利用できる。
1〜9…LED(測定用点光源)、
10…プローブ、
11…プローブ本体、
16…スタイラス、
17…接触子、
18…非接触測定器、
18A…発光器、
18B…受光器、
20…撮像部、
23A,23B,23C…検出部、
24A,24C…シリンドリカルレンズ(第1光学系)、
24B…シリンドリカルレンズ(第2光学系)、
25A,25C…ラインセンサ(第1ラインセンサ)、
25B…ラインセンサ(第2ラインセンサ)、
30…演算制御装置、
32…プローブ演算部(位置演算部)、
33…測定点演算部、
50…空気揺らぎ算出用点光源、
53…記憶部。

Claims (3)

  1. 任意の位置に移動可能な測定用点光源と、前記測定用点光源からの光を受光し、該測定用点光源の位置を検出する位置検出装置とを備え、
    前記位置検出装置は、互いに離間して配置され前記測定用点光源からの光を第1軸上に集光する一対の第1光学系と、この各第1光学系によって前記第1軸上に集光された光を受光し第1軸上における輝度分布を表す第1輝度分布信号を出力する一対の第1ラインセンサと、前記測定用点光源からの光を前記第1軸とは直交する第2軸上に集光する第2光学系と、この第2光学系によって前記第2軸上に集光された光を受光し第2軸上における輝度分布を表す第2輝度分布信号を出力する第2ラインセンサ、前記第1輝度分布信号および第2輝度分布信号に基づいて前記測定用点光源の座標を演算する位置演算部を含んで構成された三次元測定システムにおいて、
    前記第1ラインセンサおよび第2ラインセンサの集光領域内において、前記第1ラインセンサおよび第2ラインセンサに対して相対位置不変に配置された空気揺らぎ算出用点光源と、
    ワーク測定前において、前記空気揺らぎ算出用点光源からの光に基づいて前記第1ラインセンサおよび第2ラインセンサで検出された輝度分布信号の輝度重心位置を記憶した記憶部とを備え、
    前記位置演算部は、
    ワーク測定時において、前記空気揺らぎ算出用点光源からの光に基づいて前記第1ラインセンサおよび第2ラインセンサで検出された輝度分布信号の輝度重心位置と前記記憶部に記憶された輝度重心位置との差分を空気揺らぎ量として算出し、
    前記測定用光源からの光に基づいて前記第1ラインセンサおよび第2ラインセンサで検出された輝度分布信号の輝度重心位置に対して、前記空気揺らぎ量をシフトさせて補正輝度重心位置を算出し、
    この補正輝度重心位置から三角測量法を用いて前記測定用点光源の座標を演算する、
    ことを特徴とする三次元測定システム。
  2. 請求項1に記載の三次元測定システムにおいて、
    前記測定用点光源は、任意の位置に移動可能なプローブに取り付けられ、
    前記プローブは、前記測定用点光源が取り付けられたプローブ本体と、このプローブ本体に一体的に設けられ先端にワークと接触する接触子を有するスタイラスとを含んで構成され、
    前記プローブの測定用点光源に対する接触子の位置情報と、前記位置演算部によって演算された測定用点光源の座標とから、三次元測定システムに対する接触子の位置情報を演算する測定点演算部を備える、
    ことを特徴とする三次元測定システム。
  3. 請求項1に記載の三次元測定システムにおいて、
    前記測定用点光源は、任意の位置に移動可能なプローブに取り付けられ、
    前記プローブは、前記測定用点光源が取り付けられたプローブ本体と、このプローブ本体に設けられ光を照射するとともに光の照射位置を検出可能な非接触位置検出器とを含んで構成され、
    前記非接触位置検出器によって検出された光の照射位置と、前記位置演算部によって演算された測定用点光源の座標とから、三次元測定システムに対する光の照射位置情報を演算する測定点演算部を備える、
    ことを特徴とする三次元測定システム。
JP2013076888A 2013-04-02 2013-04-02 三次元測定システム Active JP6097624B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013076888A JP6097624B2 (ja) 2013-04-02 2013-04-02 三次元測定システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013076888A JP6097624B2 (ja) 2013-04-02 2013-04-02 三次元測定システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014202521A true JP2014202521A (ja) 2014-10-27
JP6097624B2 JP6097624B2 (ja) 2017-03-15

Family

ID=52353093

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013076888A Active JP6097624B2 (ja) 2013-04-02 2013-04-02 三次元測定システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6097624B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016138771A (ja) * 2015-01-26 2016-08-04 国立大学法人山口大学 一次元輝度分布検知装置
JP2019144021A (ja) * 2018-02-16 2019-08-29 横河電機株式会社 分光分析装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06147830A (ja) * 1992-11-11 1994-05-27 Mitsubishi Electric Corp 3次元位置測定装置及び3次元位置測定結果補正方法
JP2005233759A (ja) * 2004-02-19 2005-09-02 National Maritime Research Institute 3次元計測システム
JP2007322407A (ja) * 2006-06-01 2007-12-13 Beru Techno:Kk 背景を基準とする画像処理による変位、位置、姿勢計測方法
JP2009534658A (ja) * 2006-04-20 2009-09-24 ファロ テクノロジーズ インコーポレーテッド カメラ利用6自由度標的計測装置及び標的追尾装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06147830A (ja) * 1992-11-11 1994-05-27 Mitsubishi Electric Corp 3次元位置測定装置及び3次元位置測定結果補正方法
JP2005233759A (ja) * 2004-02-19 2005-09-02 National Maritime Research Institute 3次元計測システム
JP2009534658A (ja) * 2006-04-20 2009-09-24 ファロ テクノロジーズ インコーポレーテッド カメラ利用6自由度標的計測装置及び標的追尾装置
JP2007322407A (ja) * 2006-06-01 2007-12-13 Beru Techno:Kk 背景を基準とする画像処理による変位、位置、姿勢計測方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016138771A (ja) * 2015-01-26 2016-08-04 国立大学法人山口大学 一次元輝度分布検知装置
JP2019144021A (ja) * 2018-02-16 2019-08-29 横河電機株式会社 分光分析装置
JP7077651B2 (ja) 2018-02-16 2022-05-31 横河電機株式会社 分光分析装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6097624B2 (ja) 2017-03-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4644540B2 (ja) 撮像装置
KR102288574B1 (ko) 깊이 정보 결정을 위한 다중 이미터 조명
US10290154B1 (en) Stereo-based calibration apparatus
CN105352436B (zh) 激光跟踪器、测量远程点的坐标的方法和坐标测量系统
US9329683B2 (en) Method for detecting point of gaze and device for detecting point of gaze
EP2831624B1 (en) Coordinate measurement system and method
US20180321383A1 (en) Triangulation scanner having flat geometry and projecting uncoded spots
US9557159B2 (en) Optical coordinate measuring device
JP2014514563A5 (ja)
KR101640935B1 (ko) 3차원 형상 측정장치
JP2015169491A (ja) 変位検出装置および変位検出方法
JP2020187097A (ja) 三次元座標測定装置
US9903712B2 (en) System and method for calibrating reference system for vehicle measurement
JP6097624B2 (ja) 三次元測定システム
CN109470201B (zh) 用于运行手持式激光测距仪的方法和手持式激光测距仪
JP6093625B2 (ja) 三次元測定システム
JP6227395B2 (ja) 三次元測定システム、三次元測定方法、被測定体、および、位置検出装置
JP2007033315A (ja) 3次元物体測量装置および測量写真解析装置
JP6097123B2 (ja) 三次元測定システム
CN111678451B (zh) 运载体的变形测量方法、装置以及存储介质
KR20120069357A (ko) 3차원 카메라 모듈 측정 장치, 3차원 카메라 모듈 보정 장치 및 보정 방법
EP1340998A1 (en) Apparatus and method for identifying the orientation of an object
JPH05113312A (ja) 三次元変位計
EP2786579B1 (en) Method and device for calibrating a projection device
JP2012008366A (ja) カメラシステム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160311

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170118

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170214

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170220

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6097624

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250