JP2014201998A - 畳の寸法割付け装置 - Google Patents
畳の寸法割付け装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014201998A JP2014201998A JP2013080294A JP2013080294A JP2014201998A JP 2014201998 A JP2014201998 A JP 2014201998A JP 2013080294 A JP2013080294 A JP 2013080294A JP 2013080294 A JP2013080294 A JP 2013080294A JP 2014201998 A JP2014201998 A JP 2014201998A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tatami
- length
- data
- tatami mat
- deviation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000005259 measurement Methods 0.000 claims abstract description 117
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims abstract description 27
- 238000000034 method Methods 0.000 description 29
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 description 28
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 9
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 3
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 3
- 238000004513 sizing Methods 0.000 description 2
- PCTMTFRHKVHKIS-BMFZQQSSSA-N (1s,3r,4e,6e,8e,10e,12e,14e,16e,18s,19r,20r,21s,25r,27r,30r,31r,33s,35r,37s,38r)-3-[(2r,3s,4s,5s,6r)-4-amino-3,5-dihydroxy-6-methyloxan-2-yl]oxy-19,25,27,30,31,33,35,37-octahydroxy-18,20,21-trimethyl-23-oxo-22,39-dioxabicyclo[33.3.1]nonatriaconta-4,6,8,10 Chemical compound C1C=C2C[C@@H](OS(O)(=O)=O)CC[C@]2(C)[C@@H]2[C@@H]1[C@@H]1CC[C@H]([C@H](C)CCCC(C)C)[C@@]1(C)CC2.O[C@H]1[C@@H](N)[C@H](O)[C@@H](C)O[C@H]1O[C@H]1/C=C/C=C/C=C/C=C/C=C/C=C/C=C/[C@H](C)[C@@H](O)[C@@H](C)[C@H](C)OC(=O)C[C@H](O)C[C@H](O)CC[C@@H](O)[C@H](O)C[C@H](O)C[C@](O)(C[C@H](O)[C@H]2C(O)=O)O[C@H]2C1 PCTMTFRHKVHKIS-BMFZQQSSSA-N 0.000 description 1
- 101100311277 Arabidopsis thaliana STP10 gene Proteins 0.000 description 1
- 101100311278 Arabidopsis thaliana STP11 gene Proteins 0.000 description 1
- 101100495597 Orientia tsutsugamushi groES gene Proteins 0.000 description 1
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 238000000691 measurement method Methods 0.000 description 1
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 1
- 239000000523 sample Substances 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
- Floor Finish (AREA)
Abstract
Description
前記特許文献1で測長される長さやくせ値も当然寸分厘単位のものである。しかし、近年、畳職人が減少し、一方ホームセンターなどで素人が畳を作ることが増加してきており、これらの人にとっては寸分厘単位は使いずらいものである。
図10は八畳の和室を寸法測定器で採寸する状態を示す。寸法測定器は当社で開発した特許第2684139号(特許文献1)記載の寸法測定器を使う。
例えば、図11に示すように、点線で示す畳の上前(AD)、下前(BC)、左かまち(AB)、右かまち(CD)よりなる長方形ABCDの畳床を基準とし、上前以外の3辺が敷居に接する場合には、敷居に対応する各点Aa、Ba、Ca、Daの長さ方向の偏差Xa、Xb、Xc、Xdをそれぞれ測定し、さらに、下前の一端B、中央E、他端Cにおける幅方向の偏差Yb、Ye、Ycをそれぞれ測定し、実線Aa、Ba、Ea、Ca、Daで示す畳床が設計される。なお、左右のかまちが他の畳に接する場合には、偏差Xa、XbおよびXc、Xdは、0に設定される。前記の方法で測定された偏差がくせ値である。
また、従来から用いられる厘単位とミリ単位を併用し、割付け誤差が少なく両単位間で相互に変換することができる畳の割付け装置を提供することを目的とする。
前記測長単位の厘単位とミリ単位を相互に変換する単位変換手段を有することを特徴とする。
J=c(Hm+Hn)/t (ただしHm、HnはY軸上の長さ成分、tは垂線が縦断する畳の枚数、cは定数)により求めたJの小数点以下を切り捨て、整数部分Kを求め、K/cで基準割付けデータを求めることを特徴とする。
L=c×MH×10/33の式により換算値MHをmm換算(10/33)して、係数でc倍した値をLを整数Kと小数点Δに分けて、
L=K+Δ
整数Kを係数cで割り、ミリ単位の絶対値Wmmを求めることを特徴とする。
を有する構成としたので、基準割付けデータに基づいて、順次部屋に敷かれる畳の縦方向と横方向の割付けデータを自動的に、かつ畳間の誤差が少なく設定することができる。
図1〜図4について詳細に説明する。
図1は、畳の各測定点の座標を、直角4方向に光線を照射する当社の開発した寸法測定器の中心からの距離(絶対値)として、ミリの単位で表したもので、図中の○印は寸法を測る起点を示し、数値は起点から矢印の先端までの長さをmm単位で表示している。
例えば。1757.5は3の起点から1の矢印の先端までの長さ、878.5は14の起点から1の矢印の先端までの長さを示す。
部屋の寸法の測定は前記特許第2684139号の段落[0018]〜[0022]で記載するように、部屋の測定点までの長さと角度から極座標で求めたデータを直交座標系に変換して部屋の寸法データが演算される。
図の左上の■のところの座標0.0と0.0で表す位置が原点(寸法基準(測定点1))である。原点0.0から直角に右へ点線(上辺仮想直線と称す)を引き、上辺仮想直線上に延長した線をX軸とし、原点0.0から直角に下へ点線(左辺仮想直線と称す)を引き、左辺仮想直線上に延長した線をY軸とする。上辺に記した数字は、X座標とY座標(X座標,Y座標)上の数値を表示している。底辺、左辺、右辺も同様である。
また、例えば底辺の測定点8でY座標の2637.5は、0.0(測定点1)から垂直方向において2637.5mmの距離にあることを示し、測定点9も同様である。
図4(a)で、Hは図2に示す各測定点1〜14で寸法を測定した値である。
寸法データHは、各測定点において測定点1を原点としたXY座標上の測定寸法を求めることにより測定される。
図4(c)は割付けデータの実寸値である。
図4(d)に示す偏差データSは測定点1を原点とし、上辺ではX軸からのY軸方向の距離を偏差とし、下辺ではX軸から敷く畳の短辺の基準長さ×枚数(部屋の畳数により変動する)を基準寸法とし、基準寸法との差を偏差とし、左辺ではY軸からのX軸方向の距離を偏差とし、右辺ではY軸から敷く畳の短辺の基準長さ×枚数を基準寸法とし、基準寸法との差を偏差とする。
畳の短辺の寸法は、測定基準点を通る線分のY軸方向の長さで求める手順について説明する。6畳の部屋の場合は、測定基準点は図4(a)においては△の位置となる。均等割りにおいては、畳(1)(3)(4)の3枚の畳の短辺方向の寸法が同じになるようにそれぞれの畳の寸法を割付けする。このように割付けする場合、部屋の寸法データHmとHnを使用せずに、それぞれの偏差をSmとSnとし、この偏差データから均等割りを行うという手法が取られている。部屋の寸法データで均等割りした割付けデータは、基準寸法に偏差の大小を加算したデータになっている。
Wnの偏差=(Sm+Sn)/t・・・[1]
この際、計算に使用するSmとSnは畳の基準寸法に対する偏差(クセ)でWnの小数点第1位は切り捨てられる。Wnの偏差=K。
W3の偏差=(0+10)/3
=3.333
小数点以下を切り捨て
≒3
となる。これは例えば短辺の基準寸法が2尺9寸の五八の畳の場合に、W3は2尺9寸3厘となる。基準寸法に対する偏差で表している。
W6の偏差=(S3+S10−W3の偏差)/2=(0+10-3)/2
= 3.5
となる。小数点以下を切り捨て
≒ 3
となる。W6は基準寸法(2900)に偏差3厘を足すと2尺9寸3厘となる。
下側の畳(4)の短辺の長さW7は、下前から垂らした垂線と底辺までの線分を上記で求めたW3とW6で引いて求められる。
W7の偏差=(0+10)−(3+3)
= 4
となる。
W3=(0+2639.0)/3
=879.666となる。小数点以下を切り捨て
≒879.0
となる。W3は879.0mmである。
W3を求めた後は、上から下へ割付けデータを順番に計算すると、下前から垂らした垂線と底辺までの線分を上記で求めたW3で引いて、畳の枚数2で割ると、真ん中の畳(3)の短辺の長さW6は
W6=(0+2639.0-879.0)/2
= 880.0
となる。W6は880.0mmである。
下側の畳(4)の短辺の長さW7は、下前から垂らした垂線と底辺までの線分を上記で求めたW3とW6で引いて求められる。
W7=(0+2639.0)−(879.0+880.0)
= 880.0
となる。畳3枚の巾を比べると、W3とW7では1.0mmの差ができて均等にならない。
Wi=Si-Sj+Wj・・・[2]
となる。
基準寸法を含んだ偏差値であっても、偏差値だけでも、計算結果は同じであるため、式[2]を用いて、W1、W2、W4、W5を計算する。
W1の偏差 =S1のY偏差-S3+W3の偏差= 0-0+3 =3
W2の偏差=S2 -S3+W3の偏差= -5-0+3=-2
W4の偏差=S4 -S3+W3の偏差= 5-0+3 =8
W5の偏差=S5のY偏差-S3+W3の偏差= 0-0+3 =3
となる。
W8の偏差=S11-S10+W7の偏差= 10-10+4 =4
W9の偏差=S9 -S10+W7の偏差= 5-10+4=-1
となる。
Wti=Wi+Wj・・・[3]と表すことができる。
Wt8の偏差=3+4=7となる。
また、測定点9で畳(6)の長辺と畳(3)と畳(4)の短辺の偏差の和は、同じであるので、
Wt9の偏差=W6の偏差+W9の偏差=3-1=2となる。
Wt7の偏差 =S12のY偏差-S11+Wt8の偏差=15-10+7=12
Wt10の偏差= S8のY偏差-S9+Wt9の偏差= 5- 5+2= 2
となる。
Wtnの偏差=(Sm+Sn)/s・・・[4]
この際計算に使用するSmとSnは畳の基準寸法に対する偏差(クセ)のみで計算されている。
Wtnの小数点第1位を切り捨てる、Wtnの偏差=K
W10の偏差=(5+15)/4
=5.0
小数点以下を切り捨て
≒5
となる。これは例えば基準寸法が五八の畳である場合では、W10は2尺9寸5厘の長さで、短辺の基準寸法である2尺9寸に対する大小の偏差で表している。
W13の偏差=(S6+S14−W10の偏差)/2=(5+15-5)/3
= 5.0
となる。
W13は基準寸法に偏差5厘を足すと2尺9寸5厘となる。畳(3)の長辺の長さWt5は、測定基準線を水平方向に通過する線分を上記で求めたW10とW13で引いて求められる。 Wt5の偏差=(5+15)−(5+5)
= 10
となる。
Wt5は基準寸法(5800)に偏差10厘を足すと5尺8寸1分となる。畳3枚はW10、W13、Wt5で2尺9寸5厘、2尺9寸5厘、5尺8寸1分(半分にすると2尺9寸5厘)となり、均等になっている。
Wt2の偏差=(5+15)/2=10
Wt1 =S1 -S14+Wt2の偏差 = 0-5+10 =5
W11 =S13 -S14+W10の偏差 =10-5+10 =15
W12 =S12のY偏差-S14+W10の偏差 = 10-5+10 =15
ミリ単位で畳を均等に割り付けする場合も、前記厘単位の均等割りの方法と同一計算方法で計算される。その場合に小数点第1位以下の端数処理をどのタイミングで行うかが、均等に畳の巾を決定するための重要な要件となる。
上記の1)〜3)のようにcの任意の定数cを使用する理由は、ある小数1/cの倍数で割付けデータを切り捨てする場合、先にある小数の逆数cで掛け算すると、割付けデータの小数点以下は、値が1つ繰り上がり、c倍した値で、小数点第1位以下を切り捨て、1/cで割ると、結果的に割付けデータを1/cで切り捨てた値と同じになる。
J=2(0+2639.0)/3=1759.332とする。
Jを整数と小数に分けてJ=1759+0.332とする。
W3は2倍にした数字の逆数の1/2で割り、
W3=1759/2
=879.5となる。
J=2(0+2639.0-879.5)/2=1759.5でJを求め、Jを整数と小数に分けてJ=1759+0.5、W6の整数部分を2倍した任意の定数c=2で割り、W6=1759/2 =879.5となる。もちろんCの値は別の数値としてもかまわない。
下側の畳(4)の短辺の長さW7は、下前から垂らした垂線と底辺までの線分の長さを上記で求めたW3とW6で引いて求められ、
W7=(0+2639.0)−(879.5+879.5)
= 880.0となる。
W7は880.0mmである。
畳3枚の巾はW3、W6、W7で879.5mm、879.5mm、880.0mmとなり0.5mmの差で、略均等になっている。
上辺の部屋の寸法データの違いにより割付けデータを求める計算は、部屋の寸法データHiと同じ上辺の部屋の寸法データHjの差に割付けデータWjを加算した式で表し、
Wi=Hi-Hj+Wj・・・[6]
となる。
W1 =H1のY座標-H3+W3= 0-0+879.5=879.5
W2 =H2 -H3+W3=-1.5-0+879.5=878.0
W4 =H4 -H3+W3= 1.5-0+879.5=881.0
W5 =H5のY座標-H3+W3= 0-0+879.5=879.5
となる。
上記、W8、W9は底辺側に位置して、W7が求まれば、W8、W9は、W7と各測定点の部屋の寸法データを比較し、前記式[6]を用いて計算する。
W8 =H11-H10+W7= 2639.0-2639.0+879.5=879.5
W9 =H9 -H10+W7=2637.5-2639.0+879.5=878.0
となる。
畳(6)の長辺と畳(3)と畳(4)の短辺の部屋の寸法データの和は、同じであるので、
Wt9=W6+W9=879.5+878.0=1757.5となる。
Wt7 =H12のY座標-H11+Wt8=2640.5-2639.0+1759.0=1760.5
Wt10 = H8のY座標-H9+Wt9 =2637.5-2637.5+1757.5=1757.5
となる。
次に、部屋に敷かれる畳の横方向の各辺の長さを求める。
上記2)は、Jを小数点第1位以下で切り捨てた整数Kと小数点Δを用いて表すと、
J=K+Δとなる。
J=2(1.5+3519.5)/4=1760.5とする。
Jを整数と小数に分けてJ=1760+0.5とする。
W10は2倍にした数字の整数部分を2倍した任意の定数c=2で割り、
W10=1760/2 =880.0となる。
W10を求めた後は、W13、Wt5の順番で計算していく。畳(6)の短辺の長さW13は、測定基準線を水平方向に通過する線分を上記で求めたW10で引いて、畳の枚数3で割り、任意の定数で2倍して、
J=2(1.5+3519.5-880.0)/3=1760.666
Jを整数と小数に分けてJ=1760+0.666とする。
W13は数字の整数部分を2倍した任意の定数c=2で割り、
W13=1760/2 =880.0となる。
もちろんCの値は別の数値としてもかまわない。
畳(3)の長辺の長さWt5は、測定基準線を水平方向に通過する線分を上記で求めたW10とW13で引いて求められる。
Wt5=(1.5+3519.5)−(880.0+880.0)=1761.0となる。
Wt5は1761.0mmである。
畳3枚はW10、W13、Wt5で880.0mm、880.0mm、1761.0mm(半分にすると880.5mm)となり0.5mmの差で、均等になっている。
Wt2=(1.5+3519.5)/2=1760.5
Wt1 =H1 -H14+Wt2 = 0-1.5+1760.5 =1759.0
W11=H13 -H14+W10 =3.0-1.5+880.0 =881.5
W12 =H12のY座標-H14+W10 = 3.0-1.5+880.0 =881.5
となる。
一厘は、0.303・・・ミリであり、ミリ単位と厘単位は整数倍の関係ではないので、電子計算機で一旦、ミリ/厘、換算をしたあと、もとの単位に戻すと誤差が生ずることになり(10÷33=0.303に×3.3をしても1に戻すことはできない)、そしてこれを繰り返すと誤差は増えていく。
1は基準、2は1との偏差、3はWt2、4はWt1、5はW3、6はW2、7はW1を示している。
右の表は、厘単位からミリ単位に変換する場合で、従来の尺貫法で表した厘単位の偏差値をWrとし、偏差値から絶対値への換算値の換算値をMHとし、ミリ単位で表した絶対値をWmmとする。その下の○で示した図は変換する方向を示している。
ミリ単位(Wmm)→厘単位(Wr)に変換する場合の方向をAとする。
SQ1〜SQ3の方法で変換を行う。
<SQ1>絶対値に厘換算(33/10)した値を換算値をMzとする。
Mz=Wmm×33/10
<SQ2>換算値Mzを小数点第1位で切り上げた値をNとする。
2.でミリ単位にする場合の計算では、
<SP3>で切り捨てをしている。
SP4のミリ単位のWmmは、SP1の厘単位のMHより値は小さい。
厘単位にする場合の計算では、切り上げることで、SQ2の厘単位のNの値とSP1 の厘単位の値を同じになる。
<SQ3>切り上げた値Nから基準寸法を引いて、偏差値Wrを求める。
Wr=N−基準寸法
<SQ1>
絶対値1760.5に厘換算して、Mz=1760.5×33/10=5809.65となる。
<SQ2>
換算値Mzを小数点第1位で切り上げ、Nを5810とする。
SQ2のNの値とSP1のMHの値は同じである。
<SQ3>
偏差値Wrは、基準寸法5800を引いてWr=5810-5800=10となる。
10厘は基準寸法より10厘大きいことを示している。
厘単位(Wr)→ミリ単位(Wmm)に変換する場合の方向をBとする。
SP1〜SP4の方法で変換を行う。
<SP1>偏差値Wrに基準寸法を足した値を換算値としてMHとする。
MH=Wrの偏差+基準寸法
<SP2>換算値MHをmm換算(10/33)して、係数でC倍した値をLとする。
L=C×MH×10/33
<SP3>Lを整数Kと小数点Δに分けて表す。
L=K+Δ
<SP4>整数Kを係数Cで割り、ミリ単位の絶対値Wmmを求める。
Wmm=K/C
<SP1>
偏差値10に基準寸法5800を足し、MH=10.00+5800.00=5810.00となる。
<SP2>
換算値をMHをmm換算して、係数でC倍する。
0.5mm単位なので、Cを2とする。
L=2×5810.00×10/33=3521.21
<SP3>
Lを整数Kと小数点Δに分け、L=3521+0.21とすると、Kは3521となる。
<SP4>
絶対値Wmmは、Kを2で割り、Wmm=3521/2=1760.5、絶対値は1760.5mmとなる。
部屋の寸法測定器とのインターフェイスは、前記特許文献1に記載した寸取器あるいは当社が既に出願した特願2012−176625号明細書に記載された寸法測定器で、各測定点の長さデータ、角度データ、敷居の高さデータ、極座標に変換した部屋の寸法データ、畳み基準データ、部屋のくせデータ、部屋の現場情報を有線または無線通信、シリアル又はパラレル通信でIT機器と送受信する。
部屋の寸法測定により、厘単位の場合、各測定点における偏差が求められ、ミリ単位の場合、各測定点における座標上の長さ成分が求められる。
J=c(Hm+Hn)/t
の式を使って、そこに敷き込む畳の枚数(6畳の場合3枚)で割った畳の長さを計算し、Jの小数点以下を切り捨て、整数部分Kを求めK/cの計算をすることでW3を求める。次にW6、W7を順次求める。
上辺に接する畳(1)の左框の長さW1を求め、
上辺に接する畳(1)の間中の長さW2を求め、
上辺に接する畳(2)の間中の長さW4を求め、
上辺に接する畳(2)の右框の長さW5を求め、
次に前記式を用いて
底辺に接する畳(4)の左框の長さW8を求め、
底辺に接する畳(4)右框の長さW9を求め、
左辺に接する畳(5)の上前の長さWt8を求め、
右辺に接する畳(6)の上前の長さWt9を求め、
左辺に接する畳(5)の下前の長さを求め(Wt7)、
右辺に接する畳(6)の下前の長さを求め(Wt10)を算出する。
J=c(Hm+Hn)/s
の式を使って計算し、Jの小数点以下を切り捨て、整数部分Kを求め、K/cの計算をすることでW10を求める。
W10が求まればW13、Wt5、Wt6を順次算出する。
左辺に接する畳(1)の上前の長さWt2を求め、
左辺に接する畳(1)の下前の長さWt1を求め、
左辺に接する畳(5)の間中の長さW11を求め、
左辺に接する畳(5)の右框の長さW12を求め、
右辺に接する畳(2)の上前の長さWt4を求め、
右辺に接する畳(2)の下前の長さWt3を求め、
右辺に接する畳(6)の間中の長さW14を求め、
右辺に接する畳(6)左框の長さW15を求める。
<SQ1>絶対値に厘換算(33/10)した値を換算値をMzとする。
Mz=Wmm×33/10
<SQ2>換算値Mzを小数点第1位で切り上げた値をNとする。
<SQ3>切り上げた値Nから基準寸法を引いて、偏差値Wrを求める。
Wr=N−基準寸法
<SP1>偏差値Wrに基準寸法を足した値を換算値MHとする。
MH=Wrの偏差+基準寸法
<SP2>換算値をMHをmm換算(10/33)して、係数でC倍した値をLとする 。
L=C×MH×10/33
<SP3>Lを整数Kと小数点Δに分けて表す。
L=K+Δ
<SP4>整数Kを係数Cで割り、ミリ単位の絶対値Wmmを求める。
Wmm=K/C
STP11で、結果を出力する。
上記実施例1として説明したのは、畳(1)と畳(2)の下前側がほぼ直線上となっているものであるが、例えば図6に示すように畳(1)と畳(2)の下前側において段差がある部屋などが存在する。このような場合は、その段差が発生している測定点(図6においては測定点3)において、左の図に示すようにH3aとH3bというように1つの測定点で2つのデータを持たせるようにしておき、それぞれ別々に前記と同様の方法により測定を行うことによってデータを持たせて畳の割付けを行うことができる。図6に示した以外の個所においても、また、1個所ではなく複数の個所に段差が付いていることがあるので、畳と畳が接する測定点は、畳の畳数にかかわらず1つの測定点に2つのデータを持たせるようにしておいてもよい。
Claims (6)
- 部屋の寸法データを測定する寸法測定器により測定された寸法データと、
予め定められている、部屋の形状に適した畳の敷き込みパターンを用いて畳の割付けを行う畳の割付け装置であって、部屋の中の任意の点を測定基準点と定め、測定基準点で直交するXY座標上の2つの線分の長さによって部屋形状と各測定点におけるXY座標上の長さを求める畳数決定手段と、
Y軸方向の垂線の長さから縦方向の基準割付けデータを求める基準割付けデータ決定手段と、
前記基準割付けデータを基に部屋に敷かれる畳の縦方向の各長さ成分を順次求める縦方向幅決定手段と、
X軸方向の垂線の長さから横方向の基準割付けデータを求め、前記基準割付けデータを基に畳の横方向の各長さ成分を順次求める横方向幅決定手段と、
畳の縦横すべての幅を記憶する手段と、
前記データの測長単位を決定する手段と、
前記測長単位の厘単位とミリ単位を相互に変換する単位変換手段
を有することを特徴とする畳の寸法割付け装置。 - 前記基準割付けデータ決定手段は、
J=c(Hm+Hn)/t (ただしHm、HnはY軸上の長さ成分、tは垂線が縦断する畳の枚数、cは定数)により求めたJの小数点以下を切り捨て、整数部分Kを求め、K/cで基準割付けデータを求めることを特徴とする請求項1記載の畳の寸法割付け装置。 - 前記縦方向幅決定手段は、前記手段で求めた基準割付けデータWと敷居と接する上辺の各測定点における割付けデータを、Wi=Hm−Hn+W(ただしHm、Hnは隣合う測定点におけるY座標上の長さ成分)を用いて順次求め、次に、長辺の割付けデータのうち内側の割付けデータを隣接する短辺の割付けデータの和から求め、外側の割付けデータを内側の割付けデータを用い前記式から求めることで、部屋に敷かれる畳の縦方向の各長さ成分を求めることを特徴とする請求項1記載の畳の寸法割付け装置。
- 前記横方向幅決定手段は、部屋の側辺を等分した点からX軸方向に下ろした垂線が敷居と接する左辺の点Hmと右辺の点HnのX軸方向の長さ成分と垂線が縦断する畳の枚数tと任意の定数cを用いて、J=c(Hm+Hn)/tから割付けデータをc倍した値Jを求め、Jの小数点以下を切り捨て、整数部分Kを求め、K/cの計算をすることで前記垂線が縦断する左辺の畳の横方向の割付けデータWを求め、前記割付けデータを基に順次畳の横方向の各長さ成分を求めることを特徴とする請求項1記載の畳の寸法割付け装置。
- 前記単位変換手段は、ミリ単位から厘単位に変換する場合、厘換算(33/10)して換算値Mzを求め、Mz=Wmm×33/10から、換算値Mzを小数点第1位で切り上げた値Nから基準寸法を引いて、偏差Wrを求めることで厘単位に変換することを特徴とする請求項1記載の畳の寸法割付け装置。
- 前記単位変換手段は、厘単位からミリ単位に変換する場合、MH=Wrの偏差+基準寸法の式により偏差Wrに基準寸法を足した値から換算値MHを求め、
L=c×MH×10/33の式により換算値MHをmm換算(10/33)して、係数でc倍した値をLを整数Kと小数点Δに分けて、
L=K+Δ
整数Kを係数cで割り、ミリ単位の絶対値Wmmを求めることを特徴とする請求項1記載の畳の寸法割付け装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013080294A JP6156816B2 (ja) | 2013-04-08 | 2013-04-08 | 畳の寸法割付け装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013080294A JP6156816B2 (ja) | 2013-04-08 | 2013-04-08 | 畳の寸法割付け装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014201998A true JP2014201998A (ja) | 2014-10-27 |
JP6156816B2 JP6156816B2 (ja) | 2017-07-05 |
Family
ID=52352685
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013080294A Active JP6156816B2 (ja) | 2013-04-08 | 2013-04-08 | 畳の寸法割付け装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6156816B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019002864A (ja) * | 2017-06-19 | 2019-01-10 | 東海機器工業株式会社 | 畳敷設領域の測定方法、畳サイズの表示装置、及び畳サイズの表示プログラム |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62277511A (ja) * | 1986-05-26 | 1987-12-02 | Yasuaki Nakai | 平面測定装置 |
JPS62277510A (ja) * | 1986-05-26 | 1987-12-02 | Yasuaki Nakai | 畳寸法割出し装置 |
JPH06108622A (ja) * | 1992-10-01 | 1994-04-19 | Kyokuto Sanki Co Ltd | 畳のくせ取り装置 |
JPH0828007A (ja) * | 1994-07-14 | 1996-01-30 | Fukuyama Shokki Seisakusho:Kk | 畳製造機 |
JPH09294886A (ja) * | 1996-05-02 | 1997-11-18 | Kyokuto Sanki Co Ltd | 畳製造システム |
JP2004333399A (ja) * | 2003-05-09 | 2004-11-25 | Kyokuto Sanki Co Ltd | 部屋の寸法測定装置および方法 |
-
2013
- 2013-04-08 JP JP2013080294A patent/JP6156816B2/ja active Active
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62277511A (ja) * | 1986-05-26 | 1987-12-02 | Yasuaki Nakai | 平面測定装置 |
JPS62277510A (ja) * | 1986-05-26 | 1987-12-02 | Yasuaki Nakai | 畳寸法割出し装置 |
JPH06108622A (ja) * | 1992-10-01 | 1994-04-19 | Kyokuto Sanki Co Ltd | 畳のくせ取り装置 |
JPH0828007A (ja) * | 1994-07-14 | 1996-01-30 | Fukuyama Shokki Seisakusho:Kk | 畳製造機 |
JPH09294886A (ja) * | 1996-05-02 | 1997-11-18 | Kyokuto Sanki Co Ltd | 畳製造システム |
JP2004333399A (ja) * | 2003-05-09 | 2004-11-25 | Kyokuto Sanki Co Ltd | 部屋の寸法測定装置および方法 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019002864A (ja) * | 2017-06-19 | 2019-01-10 | 東海機器工業株式会社 | 畳敷設領域の測定方法、畳サイズの表示装置、及び畳サイズの表示プログラム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6156816B2 (ja) | 2017-07-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5580323B2 (ja) | 表示制御装置、表示制御方法およびタッチパッド入力システム | |
KR102337802B1 (ko) | 평면도 측정 방법 및 핀 높이 조정 방법 | |
CN103616972B (zh) | 触控屏控制方法及终端设备 | |
TWI463390B (zh) | 觸控顯示面板的定位方法 | |
CN107063060A (zh) | 一种确定表面平面度的方法及装置 | |
JP6156816B2 (ja) | 畳の寸法割付け装置 | |
CN109441077A (zh) | 贴砖方法及其贴砖系统、存储介质 | |
CA3106529A1 (en) | Laboratory liquid handler head check planarity guide | |
CN115122337A (zh) | 带有地轨的多轴机器人标定方法、系统、电子设备和可读存储介质 | |
CN114668415A (zh) | 一种遥操作超声扫描机器人位移测试方法、装置及设备 | |
CN203719599U (zh) | 用于测量间隙宽度的测量装置 | |
JP6560547B2 (ja) | 境界点抽出方法およびトータルステーションを用いた測定方法 | |
JP7043167B2 (ja) | マルチモード計測ユーザインターフェースデバイス | |
JP2017037519A (ja) | 床仕上げ材自動割付システム | |
CN103673962B (zh) | 轮廓线自动量测系统及方法 | |
JPWO2016038896A1 (ja) | 割付装置、プログラム | |
JP6417618B2 (ja) | 畳の框くせ取り装置 | |
JP6898787B2 (ja) | 畳サイズの表示装置、及び畳サイズの表示プログラム | |
JP2021082963A (ja) | チャンネル最適化支援装置、チャンネル最適化支援方法、アクセスポイント管理システム、及びプログラム | |
JP7292133B2 (ja) | 加工検査装置、加工検査システム、加工検査方法およびプログラム | |
JP2022186815A (ja) | ワーク配分管理方法、ワーク配分管理装置、及び測定システム | |
TWI543054B (zh) | 感測電極及感測電容量的估測方法與裝置 | |
Jakstas et al. | Investigation of dynamics-induced errors of long line scale calibration systems | |
TW201514794A (zh) | 觸控面板與顯示面板之掃描方法 | |
JP7190626B2 (ja) | 計測手段割り当て装置および計測手段割り当て方法並びにリソース配分決定方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160215 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20161019 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20161025 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20161219 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170502 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170530 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6156816 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |