JP2014201803A - ベルジャおよび真空処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ベルジャの構造的強度を向上する。
【解決手段】ベルジャ10は、チャンバ110内を陰圧にして処理対象物に対して所定の処理を行うための真空処理装置100のチャンバ110を構成する石英ガラス製のものである。ベルジャ10は、下端が開放した釣り鐘型の本体部11と、本体部11の下端に沿って形成されたフランジ部12と、本体部11の側面11aにおいてフランジ部12よりも上側の部位に形成され、本体部11の周方向に沿って延在する突条部13と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ベルジャおよび真空処理装置に関する。
チャンバの内部を陰圧にした状態で基板などの処理対象物に対して所定の処理を行うための真空処理装置として、ベルジャを有するタイプのものがある。ベルジャは、石英ガラス製の容器であり、下端部が開口している。処理対象物は、各種の基板などである。
ベルジャについては、特許文献1〜4に記載されている。これら文献に記載されているように、ベルジャの下端はフランジ形状となっていることが一般的である。なお、特許文献1には、ベルジャの下部の肉厚を下端のフランジに近づくにつれて徐々に肉厚とする構成が図示されている。
特開2008−258240号公報 特開2005−235936号公報 特開2002−164327号公報 特開2002−118098号公報
近年、処理対象物の大型化に伴い、大容量のベルジャに対するニーズがある。しかし、ベルジャは、石英ガラス製であるため、大型になるほど強度不足の懸念が高まる。
本発明は、上記の課題に鑑みなされたものであり、ベルジャの構造的強度を向上することが可能なベルジャ、および真空処理装置を提供する。
本発明は、チャンバ内を陰圧にして処理対象物に対して所定の処理を行うための真空処理装置の前記チャンバを構成する石英ガラス製のベルジャであって、
下端が開放した釣り鐘型の本体部と、
前記本体部の下端に沿って形成されたフランジ部と、
前記本体部の側面において前記フランジ部よりも上側の部位に形成され、前記本体部の周方向に沿って延在する突条部と、
を有するベルジャを提供する。
このベルジャによれば、本体部の側面においてフランジ部よりも上側の部位に形成され、本体部の周方向に沿って延在する突条部を有するので、当該ベルジャの構造的強度を向上することができる。
また、本発明は、チャンバ内を陰圧にして処理対象物に対して所定の処理を行うための真空処理装置であって、
前記チャンバは、
石英ガラス製で下端が開放したベルジャと、
前記ベルジャの開放端が気密状態で固定されて、前記ベルジャの開放端を閉塞する取付ベース部と、
を備え、
前記ベルジャは、
下端が開放した釣り鐘型の本体部と、
前記本体部の下端に沿って形成されたフランジ部と、
前記本体部の側面において前記フランジ部よりも上側の部位に形成され、前記本体部の周方向に沿って延在する突条部と、
を有する真空処理装置を提供する。
本発明によれば、ベルジャの構造的強度を向上することができる。
実施形態に係るベルジャの正面断面図である。 実施形態に係るベルジャの平面図である。 実施形態に係るベルジャの吊り上げ用治具を示す図であり、このうち(a)は平面図、(b)は締結具の平面図である。 実施形態に係るベルジャの本体部に吊り上げ用治具を取り付けた状態を示す正面断面図である。 実施形態に係るベルジャの吊り上げ作業を示す斜視図である。 実施形態に係る真空処理装置の正面断面図である。 ベルジャの作製方法の例を説明するための分解図(正面断面図)である。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。なお、すべての図面において、同様の構成要素には同一の符号を付し、適宜に説明を省略する。
図1は実施形態に係るベルジャ10の正面断面図、図2はベルジャ10の平面図である。
本実施形態に係るベルジャ10は、チャンバ110内を陰圧にして処理対象物に対して所定の処理を行うための真空処理装置100(図6)のチャンバ110を構成する石英ガラス製のベルジャ10である。このベルジャ10は、下端が開放した本体部11と、本体部11の下端に沿って形成されたフランジ部12と、本体部11の側面11aにおいてフランジ部12よりも上側の部位に形成され、本体部11の周方向に沿って延在する突条部13と、を有する。以下、詳細に説明する。
ベルジャ10は、下端が開放した釣り鐘型の容器である。すなわち、ベルジャ10の本体部11は、下端が開放した釣り鐘型に形成されている。本体部11の下端には、平坦なリング状のフランジ部12が設けられている。ベルジャ10の下端は、平面視円形の開放端10cとなっている。
突条部13は、本体部11の側面11aの周方向における全体または一部分に沿って延在している。図2に示すように、本実施形態の場合、突条部13は、本体部11の側面11aの全周に亘って延在している。図1に示すように、突条部13は、フランジ部12に対して平行に延在している。突条部13は、フランジ部12と同様に、平坦なリング状に形成されている。
図1に示すように、ベルジャ10において、突条部13と、フランジ部12と、本体部11における突条部13とフランジ部12との間の部分11bと、からなる部分(以下、下端部10a)の断面形状は、コ字状である。換言すれば、ベルジャ10の下端部10aには、内空断面が矩形状の溝10bが、側面11aの全周に亘って形成されている。溝10bは、ベルジャ10の外向きに開口している。
突条部13は、フランジ部12の近傍に配置されている。具体的には、例えば、フランジ部12と突条部13との対向間隔Dが、本体部11の側面11aからの突条部13の突出長L1の2倍以下であることが好ましい。
また、突条部13の突出長L1は、側面11aからのフランジ部12の突出長L2の0.5倍以上であることが好ましい。
一例として、ベルジャ10の上下寸法は約1.9m程度、直径は約1m程度である。
図3は吊り上げ用治具20を示す図であり、このうち(a)は平面図、(b)は締結具22の平面図である。図4はベルジャ10の本体部11に吊り上げ用治具20を取り付けた状態を示す正面断面図である。図5はベルジャ10の吊り上げ作業を示す斜視図である。
ベルジャ10は、図3(a)に示す吊り上げ用治具20を更に備えている。この吊り上げ用治具20は、リング状に形成されている。図4に示すように、吊り上げ用治具20は、フランジ部12と突条部13との間の隙間、すなわち溝10bに対して着脱可能に嵌め込まれる。図5に示すように、溝10bに吊り上げ用治具20が取り付けられた状態で吊り上げ用治具20を昇降させることによって、ベルジャ10の全体を昇降させることが可能となっている。
図3(a)に示すように、吊り上げ用治具20は、フランジ部12の周方向において複数(例えば4つ)の部分に分割された分割部分21と、隣り合う分割部分21どうしを相互に締結する(例えば4つの)締結具22と、を備えて構成されている。これら複数の分割部分21が溝10bに嵌め込まれた状態で、これら分割部分21が締結具22により互いに連結されることによって、吊り上げ用治具20がリング状に形成される(図4、図5)。
分割部分21は、それぞれ弧状に形成されている。分割部分21は、石英ガラスよりも硬度が低い樹脂などの材料により構成されている。分割部分21の材料としては、例えば、ナイロンが好ましい。分割部分21には、その周方向端面21aに開口する雌ネジ21bが形成されている。分割部分21の上下寸法(厚み)は、溝10bの上下寸法と同等に設定され、分割部分21の横幅は、溝10bの深さよりも十分に大きく(例えば、溝10bの深さの1.5倍以上に)設定されている(図4参照)。
締結具22は、例えば、スタッドボルトである。スタッドボルトとは、棒状に形成されたボルトであり、その両端には、螺旋の方向が互いに逆方向の雄ネジ22a、22bがそれぞれ形成されている。締結具22がスタッドボルトである場合、図3(a)に示すように、相互に締結される2つの分割部分21のうち一方の雌ネジ21bに締結具22の一方の雄ネジ22aを差し込み、相互に締結される2つの分割部分21のうち他方の雌ネジ21bに締結具22の他方の雄ネジ22bを差し込み、締結具22をその長手軸周りに一方向に回転させることにより、双方の雄ネジ22a、22bを2つの分割部分21の各々に対して螺入することができる。これにより、2つの分割部分21の互いに対向する周方向端面21aどうしの距離が縮小する。つまり、締結具22を締め付けることによって、リング状の吊り上げ用治具20を縮径させ、吊り上げ用治具20を溝10bに固定することができる。
吊り上げ用治具20を用いてベルジャ10を吊り上げる際には、分割部分21において溝10bから突出した部位に、例えば、アイボルトなどの固定具30を取り付ける。アイボルトは、リング状の頭部と、棒状の部位とを一体的に有するボルトであり、棒状の部位に雄ネジ31が形成されている。固定具30がアイボルトである場合、図4に示すように、固定具の雄ネジ31を各分割部分21の上面側から分割部分21に螺入することによって、固定具30を分割部分21に固定する。そして、固定具30の上部の固定穴32に対して、ナイロンスリングなどの吊り下げ部材40を連結する(図5)。更に、ナイロンベルトなどの固定部材50を、固定具30よりも上方において、吊り下げ部材40の外側からベルジャ10の本体部11の側面11aに巻き付けることによって、吊り下げ部材40を本体部11の側面11aに対して押し付けて固定する。そして、各吊り下げ部材40を係止部材60に係止し、この係止部材60を図示しない昇降装置によって昇降させることによって、ベルジャ10の昇降が可能である。よって、人手で昇降させることが困難なほど大型のベルジャ10も容易に昇降させることができる。
図6は実施形態に係る真空処理装置100の正面断面図である。
本実施形態に係る真空処理装置100は、チャンバ110内を陰圧にして処理対象物(例えば、基板200)に対して所定の処理を行うための装置である。チャンバ110は、石英ガラス製で下端が開放したベルジャ10と、ベルジャ10の開放端10cが気密状態で固定されて、ベルジャ10の開放端10cを閉塞する取付ベース部120と、を備えている。ベルジャ10の構成は、上述した通りである。
取付ベース部120は、例えば、マニホールド130と、下蓋140と、を備えている。
マニホールド130は、平面視リング状の枠体である。マニホールド130は、その内側領域から外側領域に向けて貫通した複数のガス流通路を有している。これらガス流通路には、少なくとも、チャンバ110内にガスを導入するためのガス導入口131と、チャンバ110からガスを排出するためのガス排出口132と、が含まれている。
下蓋140は、例えば、平板状(例えば円板状)に形成されている。下蓋140は、マニホールド130の下面に対して固定されている。下蓋140とマニホールド130との間には、Oリング180が介装されており、下蓋140とマニホールド130との間の気密が保たれるようになっている。
更に、真空処理装置100は、ベルジャ10をマニホールド130に固定するための固定板150を有している。ベルジャ10のフランジ部12をマニホールド130上に載置し、固定板150をフランジ部12上に配置し、固定板150をボルト等の止着具160によってマニホールド130に対して固定する。これにより、ベルジャ10がマニホールド130に対して固定される。なお、固定板150によりフランジ部12を強くクランプするとフランジ部12が破損するため、固定板150によるフランジ部12のクランプは軽い力で行う。
ここで、フランジ部12とマニホールド130の上面との間には、Oリング170が介装されている。チャンバ110内を真空引きすることにより、フランジ部12がOリング170を介してマニホールド130に対して押し付けられて、フランジ部12とマニホールド130との高気密が得られるようになっている。すなわち、マニホールド130に対して、ベルジャ10の開放端10cが気密状態で固定される。これにより、ガス流通路以外の部位においては外部から気密状態に保持されたチャンバ110が構築される。
チャンバ110内には、複数の基板200を収容したカセット190が配置され、これら基板200に対して所定の処理を施すことができるようになっている。カセット190は、複数段の棚を有し、各段の棚により基板200を支持できるようになっている。
基板200は、例えば、有機EL(Electro Luminescence)素子の基板である。例えば、基板200に有機層を塗布した後、この有機層を乾燥させる工程で、真空処理装置100が用いられる。すなわち、真空処理装置100は、例えば、真空乾燥装置(焼成炉)である。
なお、真空処理装置100は、その他の用途のものであっても良い。例えば、真空処理装置100は、半導体基板に付着した付着物をガスによって洗浄除去するために用いることもできる。或いは、真空処理装置100は、半導体基板上に各種の膜を成膜するために用いることもできる。
例えば、真空処理装置100の周囲には、図示しない加熱装置が配置されており、この加熱装置によって、チャンバ110内部を加熱(一例として、550℃以上600℃以下程度に加熱)できるようになっている。
マニホールド130のガス導入口131は、図示しないガス供給装置に接続され、ガス排出口132は、図示しない真空ポンプ及び排気装置に接続されている。
ガス供給装置から、ガス導入口131を介してチャンバ110内にガスを導入するとともに、ガス排出口132からチャンバ110内のガスを排気しながら、加熱装置によってチャンバ110内を加熱することによって、基板200に対して各種の処理を行うことができる。
次に、真空処理装置100を用いた基板処理の流れの一例を説明する。
初期状態では、マニホールド130が下蓋140から分離しているものとする。また、下蓋140の上面中央にはカセット190が載置されているものとする。次に、カセット190の複数の棚にそれぞれ基板200をセットする。
一方、ベルジャ10は、上記の吊り上げ用治具20を用いて吊り上げて、マニホールド130上に搭載しておく。その後、吊り上げ用治具20はベルジャ10から取り外しておく。
次に、下蓋140を図示しないベース昇降装置により上昇させて、マニホールド130の下端の開放端からカセット190をベルジャ10内に入り込ませる。
次に、真空ポンプによりチャンバ110内の空気を排気することにより、チャンバ110内を陰圧にするとともに、加熱装置によりチャンバ110を所定の温度に加熱する。これにより、基板200に対して所定の処理が施される。
基板200に対する処理が終了したら、加熱装置による加熱を終了してチャンバ110を冷却した後、チャンバ110内にガスを供給してチャンバ110内を常圧に戻す。次に、下蓋140、およびカセット190を下降させる(下蓋140をマニホールド130から分離させる)。次に、処理後の基板200をカセット190から取り出す。
次に、ベルジャ10の作製方法の一例を説明する。
図7はベルジャ10の作製方法の例を説明するための分解図(正面断面図)である。
大型の石英ガラス製品を一連のガラス成形工程で一括して作製するのは困難である。このため、ベルジャ10は、例えば、複数部分に分けて作製し、それら複数の部分を相互に溶接することによって作製する。例えば、図7に示すように、断面コ字状のリング形状の下端部10aは、それ以外の釣り鐘型の部分10dとは別個に作製する。その後、部分10dに対して下端部10aを溶接することによって、ベルジャ10を作製する。なお、部分10dについても、適宜、複数の部分(図示略)に分けて作製し、それらを互いに溶接することによって作製する。
以上のような実施形態によれば、ベルジャ10は、本体部11の側面11aにおいてフランジ部12よりも上側の部位に形成された突条部13を有し、突条部13は、本体部11の周方向に沿って延在している。よって、突条部13を有していない場合と比べて、ベルジャ10の構造的強度を向上することができる。
また、突条部13は、フランジ部12に対して平行に延在しているので、突条部13に吊り上げ用の部品(例えば、吊り上げ用治具20)を係止させて、ベルジャ10を容易に吊り上げることができる。よって、ベルジャ10が大型化しても、ベルジャ10を容易に取り扱うことができる。
また、突条部13は、本体部11の側面11aの全周に亘って延在しているので、ベルジャ10の構造的強度をより向上することができる。
また、ベルジャ10において、突条部13と、フランジ部12と、本体部11における突条部13とフランジ部12との間の部分11bと、からなる下端部10aの断面形状はコ字状であるので、突条部13とフランジ部12との間の溝10bに、吊り上げ用の部品(例えば、吊り上げ用治具20)を差し込んで、ベルジャ10を容易に吊り上げることができる。よって、ベルジャ10が大型化しても、ベルジャ10を容易に取り扱うことができる。
また、ベルジャ10は、下端が開放しているため、その下部ほど構造的な強度が不足しがちである。本実施形態では、フランジ部12と突条部13との対向間隔Dが、本体部11の側面11aからの突条部13の突出長L1の2倍以下である。すなわち、突条部13がベルジャ10の下端近傍に配置されている。このため、突条部13によって、ベルジャ10の下部を好適に補強することができる。
また、ベルジャ10は、フランジ部12と突条部13との間の隙間(例えば溝10b)に対して着脱可能に嵌め込まれるリング状の吊り上げ用治具20を更に備え、その隙間に吊り上げ用治具20が取り付けられた状態で吊り上げ用治具20を昇降させることによって、ベルジャ10の全体を昇降可能であるので、ベルジャ10に対して衝撃や過大な応力が加わってしまうことを抑制しつつ、ベルジャ10を昇降させることができる。
また、吊り上げ用治具20は、フランジ部12の周方向において複数の部分(分割部分21)に分割され、これら複数の部分がフランジ部12と突条部13との間の隙間(例えば溝10b)に嵌め込まれた状態で、これら複数の部分が互いに連結されて、吊り上げ用治具20がリング状に形成される。よって、ベルジャ10に対して過大な応力が加わることを抑制しつつ、吊り上げ用治具20をベルジャ10に対して取り付けることができる。
また、吊り上げ用治具20は、複数の部分を相互に締結する締結具22を備え、締結具22を締め付けることによって、リング状の吊り上げ用治具20が縮径されるので、吊り上げ用治具20を容易にベルジャ10に対してフィットさせることができる。
なお、上記においては、突条部13が本体部11の周方向に沿って直線状に延在している(突条部13が平板なリング状である)例を説明したが、ベルジャ10を補強するという観点では、突条部13は、曲線状(例えば波形など)に延在していても良い。
10 ベルジャ
10a 下端部
10b 溝
10c 開放端
10d 部分
11 本体部
11a 側面
11b 部分
12 フランジ部
13 突条部
20 吊り上げ用治具
21 分割部分
21a 周方向端面
21b 雌ネジ
22 締結具
22a 雄ネジ
22b 雄ネジ
30 固定具
31 雄ネジ
32 固定穴
40 吊り下げ部材
50 固定部材
60 係止部材
100 真空処理装置
110 チャンバ
120 取付ベース部
130 マニホールド
131 ガス導入口
132 ガス排出口
140 下蓋
150 固定板
160 止着具
170 Oリング
180 Oリング
190 カセット
200 基板
D 対向間隔
L1 突出長
L2 突出長

Claims (10)

  1. チャンバ内を陰圧にして処理対象物に対して所定の処理を行うための真空処理装置の前記チャンバを構成する石英ガラス製のベルジャであって、
    下端が開放した釣り鐘型の本体部と、
    前記本体部の下端に沿って形成されたフランジ部と、
    前記本体部の側面において前記フランジ部よりも上側の部位に形成され、前記本体部の周方向に沿って延在する突条部と、
    を有するベルジャ。
  2. 前記突条部は、前記フランジ部に対して平行に延在している請求項1に記載のベルジャ。
  3. 前記突条部は、前記本体部の側面の全周に亘って延在している請求項2に記載のベルジャ。
  4. 当該ベルジャにおいて、前記突条部と、前記フランジ部と、前記本体部における前記突条部と前記フランジ部との間の部分と、からなる部分の断面形状はコ字状である請求項2又は3に記載のベルジャ。
  5. 前記フランジ部と前記突条部との対向間隔が、前記本体部の側面からの前記突条部の突出長の2倍以下である請求項2乃至4の何れか一項に記載のベルジャ。
  6. 前記フランジ部と前記突条部との間の隙間に対して着脱可能に嵌め込まれるリング状の吊り上げ用治具を更に備え、
    前記フランジ部と前記突条部との間の隙間に前記吊り上げ用治具が取り付けられた状態で前記吊り上げ用治具を昇降させることによって、当該ベルジャの全体を昇降可能である請求項1乃至4の何れか一項に記載のベルジャ。
  7. 前記吊り上げ用治具は、前記フランジ部の周方向において複数の部分に分割され、
    これら複数の部分が前記フランジ部と前記突条部との間の隙間に嵌め込まれた状態で、これら複数の部分が互いに連結されて、前記吊り上げ用治具がリング状に形成される請求項6に記載のベルジャ。
  8. 前記吊り上げ用治具は、前記複数の部分を相互に締結する締結具を備え、
    前記締結具を締め付けることによって、リング状の前記吊り上げ用治具が縮径される請求項7に記載のベルジャ。
  9. チャンバ内を陰圧にして処理対象物に対して所定の処理を行うための真空処理装置であって、
    前記チャンバは、
    石英ガラス製で下端が開放したベルジャと、
    前記ベルジャの開放端が気密状態で固定されて、前記ベルジャの開放端を閉塞する取付ベース部と、
    を備え、
    前記ベルジャは、
    下端が開放した釣り鐘型の本体部と、
    前記本体部の下端に沿って形成されたフランジ部と、
    前記本体部の側面において前記フランジ部よりも上側の部位に形成され、前記本体部の周方向に沿って延在する突条部と、
    を有する真空処理装置。
  10. 前記取付ベース部は、
    前記チャンバにガスを導入するガス導入口と、前記チャンバからガスを排出するガス排出口と、を少なくとも有するマニホールドを含む請求項9に記載の真空処理装置。
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