JP2014201470A - 肥料 - Google Patents

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Mikio Sugimoto
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Abstract

【課題】植物動物の育成効果と土壌微生物、水中微生物の育成に有効な鉄分を供給する肥料の提供する。
【解決手段】肥料養分となる成分を含み液体を吸着担持可能な基材にキレート鉄を含有する液体を吸収担持させてなることを特徴とする肥料。前記基材として、植物焼却灰、多孔質な植物炭、珪藻土の粉粒、ミネラルを含み吸水能を有する鉱物系の粉粒が挙げられる。
【選択図】なし

Description

本発明は、肥料に関する。
従来の肥料として、シリカゲル等を主成分とする肥料基材に、鉄や鉄イオン等の金属を
付加したものが知られている。
特開2004-143005号
しかしながら、化学肥料として従来は、錯体状態でなく鉄の複合化合物の塩類の形で
あったため、植物には有効であっても、微生物には吸収され難い状態のままであるた
め、土を耕す役目の土壌微生物が減少し、土が硬化してしまう現象が起こっている。こ
のため、トラクター等の機械的動力を用いて土を耕す耕耘機の刃が摩耗する量だけ田畑
に鉄分供給をすることになり、その結果、鉄の供給はあるが、化学肥料の成分と鉄分が
化学結合し、水中や土壌中の微生物に吸収され難くなってしまうという問題がある。
本発明の解決しようとする課題は、動物、植物の育成効果と土壌微生物、水中微生物の
育成に有効な肥料を提供することにある。
上記課題を解決するため請求項1記載の肥料は、
肥料養分となる成分を含み液体を吸着担持可能な基材にキレート鉄を含有する液体を吸
収担持させてなることを特徴とする。
また、請求項2記載の肥料は、請求項1に記載の肥料において、
前記基材が植物焼却灰であることを特徴とする。
また、請求項3記載の肥料は、請求項1に記載の肥料において、
前記基材が多孔質な植物炭であることを特徴とする。
また、請求項4記載の肥料は、請求項1に記載の肥料において、
前記基材が珪藻土の粉粒であることを特徴とする。
また、請求項5記載の肥料は、請求項1に記載の肥料において、
前記基材がミネラルを含み吸水能を有する鉱物系の粉粒であることを特徴とする。
また、請求項6記載の肥料は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の肥料において、
前記肥料に接合固形化材を混合し固めて粒状ペレットに造粒してなることを特徴とす
る。
本発明の肥料では、上述のように、肥料養分となる成分を含み液体を吸着担持可能な基
材にキレート鉄その他のキレート化合物を含む液体を吸収担持させ、肥料成分とキレー
ト鉄およびその他のキレート化合物が分離した構成であるため、肥料とキレート鉄(二
価 鉄成分)を共に動植物に効率よく吸収させることができる。
また、キレート鉄は水溶性であるため、動植物に効率よく吸収させることができる。
また、植物灰、植物炭、珪藻土は各種のミネラルを含有し、吸水保持力を有している。
以下にこの発明の実施例を説明する。
この実施例1の肥料は、 肥料となる各種のミネラル成分を含む海藻草、水棲プランクトン類、草木、植物由来で食品系絞り粕等を焼却して得られる植物灰(基材)に、キレート鉄を含む液体を吸収担持させたものである。
次に、キレート鉄を含む液の製造方法は種々あるが、この実施例1では、以下の方法を
用いる。先ず、植物由来の物質草木が悠久の歳月をかけて堆積と腐植を繰り返し有機腐
植物質をつくることは衆知の事であり、この有機腐植物質を創る森林の腐葉土には大地
および水圏の全ての生き物動植物に有効有益な腐植酸と肥料養分となる多種多様な科学
物質を生み出している。中でも森林の腐葉腐植土や腐植土鉱物が生み出す有機腐植酸の
フルボ酸およびフミン酸などは特によく知られている。フルボ酸は鉄イオンその他の物
質と結合し錯体をつくるキレート物質であり、フミン酸は酸化鉱物などを嫌気で還元の
雰囲気で溶かしイオン化させる物質である。ここでの天然キレート鉄は総称して腐植酸
鉄と呼ばれている。この有機腐植酸を大量に含む腐葉腐植土および腐植土鉱物と大地よ
り自然湧出あるいは汲み上げ出る鉄イオンその他のミネラルが豊富な天然源泉水(地下
水)を出来る限り大気に触れさせない未酸化のままの状態で十分に接触撹拌してキレー
ト鉄を含むその他のキレート化合物をつくる事が出来る。人工の地下坑道より湧出する
水なども使用できる。
次に、この腐植酸鉄であるキレート鉄を含む水溶液中に、ミネラル豊富な植物灰を入
れ、灰にキレート鉄を吸わせて担持させる。だが、そのままの液状で使用放流、散布も
できる。
以上のようにして製造された肥料は、その状態(粉粒)で使用する他に、接合固形化
材、例えば、粘土系粉末、デンプン系粉末、石灰系粉末などを混合し固め、あるいは、
圧力をかけて粒状ペレットに造粒した状態で使用する。接合固形化材にそのまま含浸さ
せてもよい。
次に、この実施例1の作用・効果を説明する。
即ち、この実施例1の肥料では、上述のように、肥料となる成分である各種の植物由来
ミネラルを含み液体を吸着吸収担持可能な基材である植物灰に腐植酸鉄(キレート鉄)
の液体を吸収担持させ、肥料成分とキレート鉄(鉄成分)が分離した構成であるため、
肥料とキレート鉄(鉄成分)を共に動植物に効率よく吸収させることができる。
また、キレート鉄は水溶性であるため、動植物に効率よく吸収させることができる。
また、この肥料は酸性とアルカリ性で中和傾化されているため、肥料として田畑等の土
壌の他にも、家畜家キンなどの動物の餌に添加することもでき、また、水圏域に散布し
て水中の動植物へのミネラル養分、施肥効果剤として用いるなど、多目的用途に用いる
ことができる。
次に、他の実施例について説明する。この他の実施例の説明にあたっては、前記実施例
1と同様の構成部分についてはその説明を省略し、相違点についてのみ説明する。
この実施例2の肥料は、基材として果実および草木等の多孔質な植物炭、例えば、木
炭、竹炭、バガス炭、モミ殻炭、ヤシ殻炭その他炭など、を用いるようにしたものであ
る。
草木には各種の植物性ミネラルを有するため、上記実施例1と同様の効果が得られる。
この実施例3の肥料は、基材として珪藻土の粉粒を用いるようにしたものである。
珪藻土には各種のミネラルを有するため、上記実施例1と同様の効果が得られる。
この実施例4の肥料は、基材としてミネラルを含み吸水能を有する、ゼオライト粉粒、
パーライト粉粒、バーミキュライト、黒ボク土および鹿沼土やボラ土などの鉱物系質の
粉粒を用いるようにしたものである。
従って、上記実施例1と同様の効果が得られる。
以上本実施例を説明してきたが、本発明は上述の実施例に限られるものではなく、本発
明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
例えば、この実施例では、キレート剤としての有機腐植酸を含む腐葉腐植土と鉄および
その他のミネラルが豊富な地下よりの天然自然湧水(地下水)を溶液として用いたが、
その他公知のキレート剤材料としてカルボキシル基(COOH)を持つフルボ酸、クエ
ン酸、コハク酸、EDTA、有機腐植酸などキレート剤全般を目標に応じて選択し用い
ることもできる。
また、実施例の肥料に、珪藻土粉末やゼオライト粉末を加えて増量し、吸水性吸着剤を
付加したもの中に結合剤、バインダーを加えて混練造粒するようにしてもよい。
また、実施例の肥料に、植物灰の草木灰に不足している肥料成分を添加するようにして
もよい。
また、実施例の肥料に、クエン酸その他の成分を含む植物果実・柑橘類や発酵カス・酒
類の絞りカス等を加えたり、ダムや湖沼の底に体積している有機腐植物質のヘドロを加
え、これを肥料成分とするようにしてもよい。
また、有機腐植物質を多量に含む水中で鉄微粉および鉄イオンを生成したり、鉄と炭素
の密着結合体の鉄イオン溶出材を存置させ、有機腐植物質のつくる錯体物質と結合させ
てキレート鉄をつくり、含有するようにしてもよい。使用済の固まった鉄粉と炭素粉そ
の他混合の使い切りカイロを鉄と炭素の密着結合体の代用品として利用してもよい。
また、実施例の肥料に、鳥や家畜の糞尿排出物と混合し、堆肥熟成させたり、水棲プラ
ンクトンの抽出カスや魚類カスあるいは、樹皮バーク堆肥と混合して、これを土壌へ施
耕したり、ミネラルも含む粘土粉末など結合材を加えて造粒し、散布施耕するようにし
てもよい。
また、その折、鉄イオン溶出材のFe/C密着体も併せて混合し、微生物の鉄イオン必
須ミネラルFe2+を供給することで、微生物が活性化し、熟成を助けたり、鉄の複合化
合物をつくり、悪臭予防や放臭低減効果を生む。
腐葉腐植土の中に砂状の磁鉄鉱(砂鉄)や鉄粉を添加し混合しておけば鉄イオンの生成
およびキレート鉄の産生が向上する。

Claims (6)

  1. 肥料養分となる成分を含み液体を吸着担持可能な基材にキレート鉄を含有する液体を
    吸収担持させてなることを特徴とする肥料。
  2. 請求項1記載の肥料において、
    前記基材が植物焼却灰であることを特徴とする肥料。
  3. 請求項1に記載の肥料において、
    前記基材が多孔質な植物炭であることを特徴とする肥料。
  4. 請求項1に記載の肥料において、
    前記基材が珪藻土の粉粒であることを特徴とする肥料。
  5. 請求項1に記載の肥料において、
    前記基材がミネラルを含み吸水能を有する鉱物系の粉粒であることを特徴とする肥料。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の肥料において、
    前記肥料に接合固形化材を混合し固めて粒状ペレットに造粒してなることを特徴とする
    肥料。
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