JP2014200507A - 液状化粧料塗布体 - Google Patents
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Abstract
Description
軸部と、該軸部の先端において配置される塗布部とから構成され、
該軸部は、一端に円周の一部を軸方向に沿って延長する延設部を、他端に筒状に形成した径大部を、進退機構を内装したキャップ内に固持し、
該進退機構は、操作部と、該操作部の動作に応じてキャップ内を軸部長手方向に進退自在となる可動部材とからなるものであり、
該塗布部は、可撓性を有するとともに、その一端を可動軸と一体にするものとした上で、
該塗布部の他端と、軸部の一端に形成される延設部の先端とを一体にするとともに、塗布部の一端に一体となる可動軸をキャップに内装される進退機構の可動部材に連結するものである。
その結果、キャップ内を前進する可動軸の先端には塗布部が形成されているとともに、該塗布部は軸部の延設部と一体となっているので、可動軸の前進に応じた押勢によって塗布部はその可撓性により直線状から湾曲状にすることができるものとなる。
従って、液状化粧料塗布体を取り出す際は、塗布部が直線状であるので液状化粧料の再付着はなく、しかも取り出し後は、使用者の嗜好、用途の他、塗布する液状化粧料に応じて最適な形状の塗布部とすることによって液状化粧料を正確に塗布することができるものである。
ここで、可動軸は、軸部内部に穿設する貫通孔内を通して進退機構の可動部材と連結するものとしても良く、また軸部と一体となるものとした上で、進退機構の可動部材と連結するものとしても良いものである。
その結果、後退する可動軸の先端と一体となり、湾曲状となっている塗布部に対する押勢が解消されるので、可動軸の後退によって、その後退量に応じて塗布部はその可撓性によって湾曲状から直線状となるものである。
従って、液状化粧料塗布体を収納する際には、塗布部が直線状であるので、簡易かつ確実に収納することができるものとなる。
上記軸部と、他端に可動軸を一体に形成する塗布部とを一体に成形してなるものである。
上記可動軸において、軸部より露出し塗布部に屈曲部を形成するものとし、
また、第1の特徴又は第2の特徴を踏まえて、第4の特徴として、
上記塗布部及び該軸部の延設部において、各々の互いに対応する位置において塗布部及び軸部の延設部に屈曲部を形成するものである。
なお、軸部より露出し塗布部に形成される屈曲部、又は塗布部及び該軸部の延設部において、各々の互いに対応する位置において塗布部及び軸部の延設部に形成される屈曲部は、可動軸による押勢の有無に応じて塗布部や軸部の延設部を屈曲又は伸長させるものであるので、屈曲部自体は塗布部又は軸部の延設部において表裏面のいずれにおいて形成するものであっても良いものである。
まず液状化粧料3を塗布するにあたり、キャップ7と塗布容器本体2との螺合を解くとともにキャップ7を引張して離脱させるものである。そのため、キャップ7に固持される本願発明の実施例1である液状化粧料塗布体9の軸部10及び塗布部14はシゴキ5を通過して簡易かつ確実に、しかも迅速に外部に取り出すことができるものとなる。
その結果、軸部10の貫通孔13内を前進する可動軸16の先端には塗布部14が一体に成形されているとともに、該塗布部14は軸部10の延設部12と一体成形されているので、可動軸16の前進に応じた押勢によって塗布部14はその可撓性により直線状から湾曲状に変形させることができるものとなる。
従って、使用者の嗜好、用途の他、塗布する液状化粧料3に応じて最適な塗布部14の形状となるので、液状化粧料3を正確に塗布することができるものである。
その結果、軸部10の貫通孔13内を後退する可動軸16の先端と一体となって、湾曲状となっている塗布部14に対する押勢が解消されるので、可動軸16の後退に応じて塗布部14はその可撓性によって湾曲状から直線状とすることができるものとなる。
従って、容易に軸部10と、該軸部10の先端において保持される塗布部14とを簡易かつ確実に、しかも迅速に塗布容器本体2内に収納することができるものである。
すなわち、まず本願発明の実施例2である液状化粧料塗布体9aは、塗布部14aの他端と軸部10aの延設部12aとが一体に成形されておらず、該塗布部14aの他端に形成された突起部14a’を軸部10aの延設部12aに形成された受け部12a’に対して嵌合保持させて一体とする点で、塗布部14の他端と軸部10の延設部12先端とを一体成形する本願発明の実施例1である液状化粧料塗布体9とは相違するものである。
そして、本願発明の実施例2である液状化粧料塗布体9aは、軸部10aの延設部12aにおいて断面四角形状の歯を複数並設して別の塗布部12a”を形成している点で、軸部10の延設部12においては塗布部を形成していない本願発明の実施例1である液状化粧料塗布体9とは相違するものである。
さらに、本願発明の実施例2である液状化粧料塗布体9aは、その塗布部14aが複数の線状突起14a”を並列して形成されている点で、塗布部14は複数の櫛歯14’を並列して形成されている本願発明の実施例1である液状化粧料塗布体9とは相違するものである。ここで、本願発明の実施例2である液状化粧料塗布体9aの塗布部14aが複数の線状突起14a”を並列して形成しているので、睫毛などの間に確実に入り込み、睫毛などを梳かしながら液状化粧料を万遍なく塗布することができるものである。
すなわち、まず、本願発明の実施例3である液状化粧料塗布体9bは、その進退機構17bにおける可動軸16bがその一部でクランク状となっている点で、進退機構17における可動軸16が直線状である本願発明の実施例1である液状化粧料塗布体9とは相違するものである。従って、本願発明の実施例3である液状化粧料塗布体9bにおける延設部12bに塗布部12b’を形成する軸部10bと、塗布部14bを形成する可動軸16bとの配置が、本願発明の実施例1である液状化粧料塗布体9における延設部12を有する軸部10と可動軸16との配置とは逆になっているものである。
そして、本願発明の実施例3である液状化粧料塗布体9bは、可動軸16bと一体成形される塗布部14bの根元付近及び軸部10bの延設部12bに対応する可動軸16bにおいて屈曲自在の屈曲部である薄肉部15b’及び切り込み部15bを形成してなる点で、塗布部14の背面側にのみ切り込み部15を形成してなる本願発明の実施例1である液状化粧料塗布体9とは相違するものである。
さらに、本願発明の実施例3である液状化粧料塗布体9bは、軸部10bの延設部12bにおいて櫛歯を複数並設してなる別の塗布部12b’を形成している点で、軸部10の延設部12においては塗布部を形成していない本願発明の実施例1である液状化粧料塗布体9とは相違するものである。
すなわち、まず本願発明の実施例4である液状化粧料塗布体9cは、その進退機構17cが実施例1である液状化粧料塗布体9の進退機構17とは相違するものである。ここで、本願発明の実施例4である液状化粧料塗布体9cにおける進退機構17cは、キャップ7の周方向に回転自在となる回転ボタン18c、外周面の突起部19c’が該回転ボタン18cの凹陥部18c’と一体に係合するとともに、外周面の雄ネジ部19c”が後述の内キャップ20の雌ネジ部20”と螺合するものであって、軸部10cの径大部11c内で進退自在に保持されるスライダー19c、及びキャップ7c内に回転不能に固持され、頂面に内周面に雌ネジ部20”を形成する貫通孔20’を穿設してなる内キャップ20からなるものである。そのため、進退機構をなす回転ボタン18cを回転させることで、キャップ7c内で回転不能に固持される内キャップ20の雌ネジ部20”と螺合する雄ネジ部19c”を外周面に螺設するスライダー19cは、その回転方向に応じて回転しながら、内キャップ20の貫通孔20’を通して前進又は後退を行うものとなり、該スライダー19cの前進後退に応じて、可動軸16cは軸部10c内の貫通孔13c内を前進又は後退するものとなる。
また、回転ボタン18cの内周面には、回転角度が0°、45°及び90°の位置に係止突起18c”が形成されており、該係止突起18c”に対してキャップ7cの外周に突設される突起7c”が各々係合して固定されるものとなる。
そして、本願発明の実施例4である液状化粧料塗布体9cは、可動軸16cと一体に成形される塗布部14cの背面側及び軸部10cの延設部12cにおいて屈曲自在となる屈曲部である薄肉部15c及び切り込み部12c’を互いに対応する位置に形成している点で、可動軸16と一体に成形される塗布部14の背面側にのみ屈曲自在の屈曲部である切り込み部15を形成してなる本願発明の実施例1である液状化粧料塗布体9とは相違するものである。
すなわち、まず本願発明の実施例5である液状化粧料塗布体9dは、可動軸16dと一体に成形され、その背面側に切り込み部15dを有する塗布部14dが屈曲自在の屈曲部である薄肉部15d’を挟んで第一塗布部14d’と第二塗布部14d”とに二分割されており、しかも軸部10dの延設部12dにおいて該塗布部14dの薄肉部15d’に対応する位置に切り込み部12d’を形成している点で、該塗布部14が単一であって、その背面側にのみ屈曲自在となる屈曲部である切り込み部15が形成されている本願発明の実施例1である液状化粧料塗布体9とは相違するものである。
そして、本願発明の実施例5である液状化粧料塗布体9dは、薄肉部15d’によって分割されている第一塗布部14d’の先端部分が軸部10dの延設部12dと一体となっている点で、塗布部14の先端が軸部10の延設部12と一体に成形されている本願発明の実施例1である液状化粧料塗布体9とは相違するものである。
さらに、本願発明の実施例5である液状化粧料塗布体9dは、軸部10dの延設部12dと塗布部4dとがその背面において、薄肉部15d’近傍の一部において僅かに軸部長手方向にスライド可能となる係合部21を介して一体となっている点で、軸部10の延設部12と塗布部とがその背面において一体となっていない本願発明の実施例1である液状化粧料塗布体9とは相違するものである。
さらに、進退機構17dをなすボタン18dを前進させることによって、二分割されている塗布部14dの第一塗布部14d’は軸部10dの延設部12dに対してスライドできずに軸部10dの延設部12dと一体に係止されているので、第一塗布部14d’はその可撓性によって直線状から湾曲状に変形するものとなる〔同図(ハ)参照〕。
その結果、使用者の嗜好、用途の他、塗布する液状化粧料(図示せず)に応じて最適な塗布部の形状、すなわち直線状及び湾曲状となるので、その塗布部14d’、14d”を選択することにより液状化粧料(図示せず)をより正確に塗布することができるものである。
すなわち、まず、本願発明の実施例6である液状化粧料塗布体9eは、進退機構17eの一部、すなわちボタン18cがキャップ7e内ではあるが軸部10eの径大部11eに内装されず、スライダー19eの一部しか径大部11eに内装されていない点で、進退機構17のすべてがキャップ7に内の軸部10の径大部11に内装されている本願発明の実施例1である液状化粧料塗布体9とは相違するものである。
そして、本願発明の実施例6である液状化粧料塗布体9eでは、断面略半円形状の軸部10eに対して断面略半円形状の可動軸16eが、該軸部10eの凸条縁10e’と該可動軸16eの凹条縁16e’とが摺動自在に遊嵌して一体である点で、軸部10の貫通孔13内を可動軸16が通じて一体になっている本願発明の実施例1である液状化粧料塗布体9とは相違するものである。
さらに、本願発明の実施例6である液状化粧料塗布体9eは、可動軸16eと一体に成形される塗布部14eが屈曲自在となる屈曲部である切り込み部15e’を挟んで第一塗布部14e’と第二塗布部14e”とに二分割されており、しかも軸部10eの延設部12eにおいて該塗布部14eの切り込み部15e’に対応する位置に切り込み部12e’を形成している点で、該塗布部14が単一であって、その背面側にのみ屈曲自在の屈曲部である切り込み部15が形成されている本願発明の実施例1である液状化粧料塗布体9とは相違するものである。
また、本願発明の実施例6である液状化粧料塗布体9eは、塗布部14eのうち、第一塗布部14e’が櫛歯14’を複数並設して櫛状とし、第二塗布部14e”がスクリューブラシをインサート成形している点で、塗布部14全体が櫛歯14’を複数並設して櫛状としている本願発明の実施例1である液状化粧料塗布体9とは相違するものである。
その結果、使用者の嗜好、用途の他、塗布する液状化粧料に応じて最適な塗布部14eの形状となるので、その第一塗布部14e’又は第二塗布部14e”を適宜選択することにより液状化粧料をより正確に塗布することができるものである。
2 塗布容器本体
3 液状化粧料
4 開口部
5 シゴキ
6 雄ネジ部
7、7a、7b、7c、7d、7e キャップ
7’、7a’、7b’、7d’、7e’ 案内溝
7c” 突起
8 雌ネジ部
9、9a、9b、9c、9d、9e 液状化粧料塗布体
10、10a、10b、10c、10d、10e 軸部
10e’ 凸条縁
11、11c、11e 径大部
12、12a、12b、12c、12d、12e 延設部
12a’ 受け部
12a” 塗布部
12b’ 塗布部
12c’、12d’、12e’ 切り込み部
13、13a、13b、13c、13d 貫通孔
14、14a、14b、14c、14d、14e 塗布部
14’ 櫛歯
14a’ 突起部
14a” 線状突起
14d’、14e’ 第一塗布部
14d”、14e” 第二塗布部
15、15a、15b、15d 切り込み部
15c 薄肉部
15b’、15d’ 薄肉部
15e’ 切り込み部
16、16a、16b、16c、16d、16e 可動軸
16e’ 凹条縁
17、17a、17b、17c、17d、17e 進退機構
18、18a、18b、18d、18e ボタン
18c 回転ボタン
18c’ 凹陥部
18c” 係止突起
18’ 基部
19、19c、19e スライダー
19c’ 突起部
19c” 雄ネジ部
19e’ Oパッキン
20 内キャップ
20’ 貫通孔
20” 雌ネジ部
21 係合部
Claims (4)
- 軸部と、該軸部の先端において配置される塗布部とから構成され、
該軸部は、一端に円周の一部を軸方向に沿って延長する延設部を、他端に筒状に形成した径大部を、進退機構を内装したキャップ内に固持し、
該進退機構は、操作部と、該操作部の動作に応じてキャップ内を軸部長手方向に進退自在となる可動部材とからなるものであり、
該塗布部は、可撓性を有するとともに、その一端を可動軸と一体にするものとした上で、
該塗布部の他端と、軸部の一端に形成される延設部の先端とを一体にするとともに、塗布部の一端に一体となる可動軸をキャップに内装される進退機構の可動部材に連結する
ことを特徴とする液状化粧料塗布体。 - 上記軸部と、他端に可動軸を一体に形成する塗布部とを一体に成形してなる
ことを特徴とする請求項1記載の液状化粧料塗布体。 - 上記可動軸において、軸部より露出し塗布部に屈曲部を形成する
ことを特徴とする請求項1又は2記載の液状化粧料塗布体。 - 上記塗布部及び該軸部の延設部において、各々の互いに対応する位置において塗布部及び軸部の延設部に屈曲部を形成する
ことを特徴とする請求項1又は2記載の液状化粧料塗布体。
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- 2013-04-05 JP JP2013079593A patent/JP2014200507A/ja active Pending
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