JP2014199156A - 換気システム用エアフィルタユニット - Google Patents

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洋二郎 宮地
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Abstract

【課題】粉塵(PM2.5)及び排気ガス等の人体に有害なガスを効率よく除去し、居住空間の快適性を維持することができる換気システム用エアフィルタユニットを提供する。
【解決手段】換気システム用エアフィルタユニットは、室外から室内への吸気を24時間継続して行う換気システムに取り付けられる。このエアフィルタユニットは、前記換気システムの吸気ファンによって室外から取り込まれた空気に含まれるガス成分を吸着除去するガス除去フィルタと、前記ガス除去フィルタで除去された空気中の粉塵を除去する低圧力損失、高捕集効率の粉塵除去フィルタと、を有する。空気中のガス成分及び粉塵の除去された空気を室内側に流す。
【選択図】 図2

Description

本発明は、室外から室内への吸気を24時間継続して行う換気システムに用いられるエアフィルタユニットに関する。
従来より、住宅家屋等の居住空間には、空気を24時間換気して居住空間の快適性を高める換気システムが設けられている。この換気システムでは、家屋の空気取り込み口から順に、虫除け用の網目の粗いネットフィルタと、花粉等を除去する不織布フィルタと、換気ファンとが家屋に設けられ、各部屋に配管を通して、空気が室内へ24時間継続して供給される。さらに、換気システムの中央集中方式では、各部屋の空気を排気するために部屋に設けられた排気口から配管を通して換気ファンにより空気を吸引し、家屋に設けられた排気口から空気を家屋外部に排出する。このような換気システムは、24時間継続して作動することが義務付けられている。
上記換気システムの一例として、ユーザーの生活シーンに合致した動作を行う24時間換気システムが知られている(特許文献1)。
特開2007−101077号公報
近年、花粉症を引き起こす花粉の他に、黄砂を引き起こす砂塵、あるいは、粒子径が2.5μm以下の微小粒子状物質であるPM2.5等により、人体の健康に悪影響を与える大気中の粉塵問題の関心が高まっている。この粉塵問題とともに、従来から存在するNOxガスやSOxガスのような人体に有害な排気ガスの問題も依然として関心が高い。
しかし、上述の24時間換気システムは、室外から室内に24時間給気するため、上述した粉塵や排気ガスを居住空間に取り込む問題がある。
そこで、本発明は、従来の問題を解決するために、上述の粉塵の他に排気ガス等の人体に有害なガスを効率よく除去し、居住空間の快適性を維持することができる換気システム用エアフィルタユニットを提供することを目的とする。
本発明の一態様は、室外から室内への吸気を24時間継続して行う換気システムに用いるエアフィルタユニットである。当該エアフィルタユニットは、
前記換気システムの吸気ファンによって室外から取り込まれた空気に含まれるガス成分を吸着除去するガス除去フィルタと、
前記ガス除去フィルタで除去された空気中の粉塵を除去する粉塵除去フィルタと、を有し、
空気中のガス成分及び粉塵の除去された空気を室内側に流す。
前記ガス除去フィルタは、ハニカム構造を有し、前記ハニカム構造を構成する複数の筒状の孔が前記粉塵除去フィルタの配置方向に延び、前記筒状の孔を空気流路とする、ことが好ましい。例えば、前記孔の内表面には、粉末若しくは粒状の活性炭が付されている。
また、前記粉塵除去フィルタの圧力損失は風量1.2m3/分において8Pa以下であり、前記粉塵除去フィルタの捕集効率は、粒径0.3〜0.5μmの粒子において90%以上である、ことが好ましい。
前記ガス除去フィルタは、風量1.2m3/分における圧力損失は2Pa以下である、ことが好ましい。
上述の換気システム用エアフィルタユニットによれば、粉塵の他に排気ガス等の人体に有害なガスを効率よく除去し、居住空間の快適性を維持することができる。
本実施形態の24時間換気システムを説明する概略構成図である。 図1に示す24時間換気システムに用いる換気ユニットの構成を説明する図である。 本実施形態に用いるガス除去フィルタの外観斜視図である。 本実施形態に用いる粉塵除去フィルタの外観斜視図である。
以下、本発明の換気システム用エアフィルタユニットについて詳細に説明する。
(換気システム)
本実施形態の換気システム用エアフィルタユニットは、一戸立て家屋に用いられる24時間換気システムに用いられる。また、24時間換気システムは、マンションやアパート等にも用いられる。図1は、24時間換気システム1を説明する概略構成図である。24時間換気システム1は、換気ユニット2と、吸気口4と、給気口5,6と、多数の配管と、を備える。
換気ユニット2は、家屋の外壁に設けられた空気取り込み口7から空気を取り込み、空気を清浄して各居住空間8,9に空気を供給するとともに、各居住空間8,9内の空気を吸気して家屋の外壁に設けられた排気口10から屋外に排気する機能を有する。
給気口5,6は、居住空間8,9に設けられ、清浄した空気を室内に供給する。
換気ユニット2の下側には吸気口4が設けられている。吸気口4は、家屋の廊下11の天井に設けられ、居住空間8,9から仕切り壁の隙間を通して廊下11に流れた空気を吸気する。
空気取り込み口7と換気ユニット2との間、換気ユニット2と給気口5,6のそれぞれとの間、排気口10と換気ユニット2との間には、配管が設けられている。配管は、図1では線で示されている。換気ユニット2には、後述するように給気ファン及び排気ファンが設けられ、24時間継続して作動するように構成されている。すなわち、24時間換気システム1は、24時間継続して作動する。
(換気ユニット)
図2は、換気ユニット2の構成を説明する図である。換気ユニット2は、換気本体部12とフィルタユニット14と、を有する。フィルタユニット14は、本発明の室外から室内への吸気を24時間継続して行う換気システムに取り付けられるエアフィルタユニットに対応する。フィルタユニット14は、空気中のガス成分及び粉塵を除去する。本実施形態のフィルタユニット14は、換気本体部12と別に取り付け自在に構成されている。勿論、フィルタユニット14は、換気ユニット12と一体的に設けられてもよい。
換気本体部12は、筐体12a,12bを含む。屋外から取り込む空気には硫酸塩エアロゾルが含まれるPM2.5が含まれるため、筐体12aは耐腐蝕性の材料(ガルバリウム鋼板、ステンレス、アルミニウム)が好適に用いられる。筐体12aは、家屋の外壁に設けられた空気取り込み口7と配管を介して接続されている。筐体12aは、更に、配管を通してフィルタユニット14に接続されている。筐体12aの内部空間には、室外から室内に空気を取り込む吸気ファン12cとネットフィルタ12dと、不織布フィルタ12eとが設けられている。
筐体12bは、家屋の外壁に設けられた排気口10と配管を介して接続されている。筐体12bは、居住空間8の天井に設けられた吸気口4に接続されている。筐体12bの内部空間には、室内から室外に空気を排気する排気ファン12fが設けられている。
ネットフィルタ12dは、吸気ファン12cにより取り込まれる空気の流れ方向において、吸気ファン12cの上流側に設けられている。ネットフィルタ12dと吸気ファン12cとの間には、不織布フィルタ12eが設けられている。ネットフィルタ12及び不織布フィルタ12eは、大きな異物(虫や大きな塵)を除去する。例えば、ネットフィルタ12dはナイロン繊維からなる濾材が用いられ、例えば16メッシュが用いられる。不織布フィルタ12eは、ポリエステル繊維からなる濾材である。
排気ファン12fは、居住空間8,9内の空気を吸い込んで、屋外に排気する。
(フィルタユニット)
フィルタユニット14は、筐体14aと、ガス除去フィルタ14bと、粉塵除去フィルタ14cと、を有する。フィルタユニット14には、給気ファンは設けられていない。フィルタユニット14は、換気本体部12から延びる配管に、フィルタユニット14から延びる管状の接続部14gを接続することにより、24時間換気システム1に容易に取り付けることができる。
屋外から取り込まれる空気中の粉塵は、硫酸塩エアロゾルを含むPM2.5を含むため、筐体14aには耐腐蝕性の材料が好適に用いられる。ガス除去フィルタ14bと粉塵除去フィルタ14cは、筐体14aの内部空間を2つに分離するように空間断面全体に設けられている。筐体14aには、図示されない開閉自在な扉を有し、この扉を通して、ガス除去フィルタ14bと粉塵除去フィルタ14cが交換可能になっている。
粉塵除去フィルタ14cは、吸気ファン12cによって室外から室内に取り込まれた空気のガス成分を吸着除去する。粉塵除去フィルタ14cは、ガス除去フィルタ14cで除去された空気に含まれる粉塵を除去する。
ガス除去フィルタ14bは、ハニカム構造を有する。このハニカム構造を構成する複数の筒状の孔が空気流路となっている。すなわち、ハニカム構造を構成する複数の筒状の孔が粉塵除去フィルタ14cの配置方向に沿って延び、この筒状の孔が空気流路となっている。図3は、ガス除去フィルタ14bの外観斜視図である。
ガス除去フィルタ14bは、平面状の濾材を波状に加工した加工濾材と、平面状のままの濾材とを交互に重ねて図3に示すように、ガス除去フィルタ14bの濾材と同様の材料で構成された枠体14d内に収納したものである。このようなハニカム構造では、波形状の濾材と平面形状の濾材で囲まれる孔が例えば80個、すなわち80セル形成される。本実施形態では、ガス除去フィルタ14bに60〜100セル形成されることが、ガス成分の吸着を効率よく行い、かつ、圧力損失を増大させない点で好ましい。
ガス除去フィルタ14bの圧力損失は、風量1.2m3/分において2Pa以下であることが、24時間換気システム1において、給気する空気の風量を低下させない点で、あるいは給気ファン12bの駆動モータの消費電力の増大を抑える点で好ましい。圧力損失は、ガス吸着の効果を低下させない範囲内で、0に近づくほど好ましい。さらに、ガス除去フィルタ14bのガス吸着特性は、酸性ガス(NOx,SOx)に対し60〜80%の吸着散率であることが好ましい。
このような圧力損失の特性とガス吸着の特性を満足するために、例えば、濾材は、活性炭の微粒子をまぜて抄紙することにより得られた粉体抄紙が用いられる。具体的には、活性炭の微粒子を配合した水分散液を調製し、この水分散液に助剤を添加して所定サイズの凝集体を生成する。この凝集体を均一に分散させて粉体抄紙を得る。これにより、セルをつくる孔の内側表面には、粉末若しくは粒状の活性炭が付されている。
本実施形態では、ハニカム構造のガス除去フィルタ14bを用いたが、ハニカム構造に限定されない。例えば、後述する粉塵除去フィルタ14cのように、平面状の濾材を山折り、谷折りをしてジグザグ状にプリーツ加工したプリーツ構造を用いることもできる。しかし、ガス除去フィルタ14bの圧力損失を抑え、空気の風量を多くする点でハニカム構造を用いることが好ましい。また、ハニカム構造を用いることにより、微粒子等が付着し、ガス除去フィルタ14bの吸着層を塞ぐことを抑制することができる。
図4は、粉塵除去フィルタ14cの外観斜視図である。
粉塵除去フィルタ14cは、平面状の濾材を山折り、谷折りをしてジグザグ状にプリーツ加工したものを、ホットメルトリボンを用いて形状を固定したフィルタ本体14eを枠体14fに固定したものである。フィルタ本体14eは、枠体14fと例えば接着剤によって固定される。
粉塵除去フィルタ14cの濾材は、例えば、ポリプロピレン繊維にコロナ放電をかけることにより構成された帯電不織布が用いられる。その際、放電量を増やすことにより、帯電量を増やした濾材が使用される。濾材の目付けは、例えば90〜110g/m2である。粉塵除去フィルタ14cの圧力損失は、風量が1.2m3/分であるとき、8Pa以下であることが好ましい。これにより、24時間換気システム1において、給気する空気の流量を低下させない。あるいは給気ファン12bの駆動モータの消費電力の増大を抑えることができる。粉塵除去フィルタ14cの捕集効率は、粒径0.3〜0.5μmの粒子において捕集効率は90%以上であることが、PM2.5の微小粒子状物質を除去する点で好ましい。より好ましくは、粒径0.3〜0.5μmの粒子において捕集効率は95%以上である。従来より、クリーンルームに用いるHEPAフィルタ(High Efficiency Particulate Air Filter)では、PM2.5の微小粒子状物質の捕集効率は高いものの、圧力損失が大きく、給気する空気の流量を低下させ、あるいは給気ファン12bの駆動モータの消費電力が増大するので、24時間換気システム1には低圧力損失、高捕集効率のフィルタを用いることが好ましい。
本実施形態では、空気の流れの上流側にガス除去フィルタ14bが設けられ、ガス除去フィルタ14bの下流側に粉塵除去フィルタ14cが設けられる。このような配置にするのは、ガス除去フィルタ14bを粉塵除去フィルタ14cの下流側に設けた場合、ガス除去フィルタ14bの濾材に用いる活性炭等の微粒子がガス除去フィルタ14bから離脱して給気口5,6から居住空間8,9に微粒子として混入する虞がある。また、室外からの化学物質(NOx,SOx,VOC(Volatile Organic Compounds))や水分によって、帯電したガス除去フィルタ14b上の帯電量を低化させる。これにより、ガス除去フィルタ14bの捕集効率は低下する。このため、ガス除去フィルタ14bの下流側に粉塵除去フィルタ14cが設けられる。また、空気の流れの上流側にガス除去フィルタ14bが設けられ、粉塵除去フィルタ14cが隣接して設けられることにより、粉塵除去フィルタ14cの空気流れの上流側の表面に吸着されたPM2.5の微小粒子状物質が発するガス成分をガス除去フィルタ14bが吸着することができる。この点でも、空気の流れの上流側にガス除去フィルタ14bが設けられ、ガス除去フィルタ14bの下流側に粉塵除去フィルタ14cが設けられることが好ましい。
本実施形態において、ガス除去フィルタ14bは、ハニカム構造を有し、ハニカム構造を構成する複数の筒状の孔を空気流路とすることにより、ガス除去フィルタ14bのガス成分の除去に関する寿命を長くすることができる他、微粒子等が付着し、ガス除去フィルタ14bの吸着層を塞ぐことを抑制することができる。
本実施形態のガス除去フィルタ14bの特性について、風量1.2m3/分における圧力損失を2Pa以下とすることにより、給気する空気の流量を低下させず、あるいは給気ファン12bの駆動モータの消費電力の増大を抑えることができる。
本実施形態の粉塵除去フィルタ14cの捕集効率を、粒径0.3〜0.5μmの粒子において90%以上とすることにより、PM2.5等の微小粒子状物質を除去することができる。
[実験例]
図2に示す換気ユニット2に、フィルタユニット14のガス除去フィルタ14b及び粉塵除去フィルタ14cを種々の仕様のフィルタに取り替えて24時間換気システム1における性能評価を行った。
粉塵についてはパーティクルカウンタを用いてフィルタユニット14の下流側で粉塵量を計測し、ガス濃度については、テトラーバッグを使い捕集した空気を検知管にて測定することによりフィルタユニット14の下流側でガス濃度を計測した。さらに、フィルタユニットに用いた粉塵除去フィルタの寿命については、フィルタユニットを20000時間使用したときの粉塵の捕集効率の低下から算出した。さらに、居住空間8,9の換気回数を、給気口5,6から供給される空気の風量を居住空間8,9の容積で除算して算出した。換気回数の値が大きいほど、換気が良好に行われること意味する。
下記表1には、フィルタユニットの仕様を示す。ガス除去フィルタにおける圧力損失は、風量1.2m3/分における値である。
粉塵除去フィルタにおけるフィルタ種として、フィルタA及びフィルタBを用いた。表1における「捕集効率」は、粒径0.3〜0.5μmの微粒子の捕集効率である。フィルタAは、いわゆる高性能フィルタ(粒径0.3μmの微粒子の捕集効率が80〜99.96%)であり、フィルタBは、いわゆるHEPA(High Efficiency Particulate Air )フィルタ(粒径0.3μmの微粒子の捕集効率が99.97%以上)である。
また、ガス除去フィルタ及び粉塵除去フィルタの寸法は、いずれも、縦H=265mm、幅W=365mm、奥行きD=60mmとした。このときの濾材面積は、粉塵除去フィルタのフィルタA及びフィルタBでは2.2m2であり、ガス除去フィルタのハニカム構造では0.8m2であり、プリーツ構造では1.0m2であった。
従来例は、フィルタユニットを一切用いない例である。すなわち、従来例では、換気本体部12から直接居住空間8,9に空気を供給した。
実施例1、2は、図2に示すように、換気ユニット2に、空気の流れ方向に沿って上流側からガス除去フィルタ14b及び粉塵除去フィルタ14cの順番に設けたフィルタユニット14を採用した例である。実施例1,2では、ガス除去フィルタの構造のみが異なる。実施例1はハニカム構造であり、実施例2は、実施例1と同じ濾材を用いたプリーツ構造である。それ以外は同じである。
比較例1は、実施例1の粉塵除去フィルタに用いたフィルタAに代えてフィルタBを用いた例である。それ以外は実施例1と同じである。フィルタA及びフィルタBの仕様は表1に示す。
比較例2は、実施例1と同じガス除去フィルタ14b及び粉塵除去フィルタ14cを用いたが、空気の流れ方向に沿って上流側から粉塵除去フィルタ14c及びガス除去フィルタ14bの順番に設けた。すなわち、ガス除去フィルタ14b及び粉塵除去フィルタ14cの順番が、実施例1と逆になっている。
表1では、性能評価結果を性能毎に設定した評価基準に合わせて、良好、可、不可の3段階で評価した。総合評価では、性能評価に1つでも不可があると「不可」と評価し、すべて良好である場合のみ「良好」と評価し、それ以外は「可」と評価した。表1中の「捕集効率の低下」における「良好」とは、捕集効率の低下が小さいことを意味し、「不可」とは、捕集効率の低下が著しく、24時間換気システム1に用いることができないことを意味する。
これより、実施例1,2の総合評価が、従来例及び比較例1,2の総合評価に対して優れており、本実施形態のフィルタユニット14が有効であることが確認できた。
Figure 2014199156
以上、本発明の換気システム用エアフィルタユニットについて詳細に説明したが、本発明は上記実施形態及び実施例に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更をしてもよいのはもちろんである。
1 24時間換気システム
2 換気ユニット
4 吸気口
5,6 給気口
7 空気取り込み口
8,9 居住空間
10 排気口
11 廊下
12 換気本体部
12a,12b 筐体
12c 吸気ファン
12d ネットフィルタ
12e 不織布フィルタ
12f 排気ファン
14 フィルタユニット
14a 筐体
14b ガス除去フィルタ
14c 粉塵除去フィルタ
14d,14f 枠体
14e フィルタ本体
14g 接続部

Claims (4)

  1. 室外から室内への吸気を24時間継続して行う換気システムに用いるエアフィルタユニットであって、
    前記換気システムの吸気ファンによって室外から取り込まれた空気に含まれるガス成分を吸着除去するガス除去フィルタと、
    前記ガス除去フィルタでガス成分が除去された空気中の粉塵を除去する粉塵除去フィルタと、を有し、
    空気中のガス成分及び粉塵の除去された空気を室内側に流す、ことを特徴とする換気システム用エアフィルタユニット。
  2. 前記ガス除去フィルタは、ハニカム構造を有し、前記ハニカム構造を構成する複数の筒状の孔が前記粉塵除去フィルタの配置方向に延び、前記筒状の孔を空気流路とする、請求項1に記載の換気システム用エアフィルタユニット。
  3. 前記粉塵除去フィルタの圧力損失は風量1.2m3/分において8Pa以下であり、
    前記粉塵除去フィルタの捕集効率は、粒径0.3〜0.5μmの粒子において90%以上である、請求項1または2に記載の換気システム用エアフィルタユニット。
  4. 前記ガス除去フィルタは、風量1.2m3/分における圧力損失は2Pa以下である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の換気システム用エアフィルタユニット。
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