JP2014198007A - トウモロコシ収穫機 - Google Patents

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Abstract

【課題】エンジンに対するトウモロコシ植物体の接触を回避し易いものでありながら、エンジンに対する点検等の作業を行ない易いトウモロコシ収穫機を提供する。【解決手段】走行車体の横一端部における前走行装置1と後走行装置2との間に配備されたエンジン4aを備えている。エンジン4aの車体横外側方を覆うカバー状態とエンジン4aの車体横外側方を開放したカバー解除状態とに切換え自在なサイドカバー31を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、左右一対の前走行装置及び左右一対の後走行装置を有した走行車体と、前記走行車体の前部に連結され、圃場からトウモロコシを収穫する収穫装置とを備えたトウモロコシ収穫機に関する。
従来、特許文献1に示されるように、左右一対の前走行装置としての前車輪、左右一対の後走行装置としての後車輪、収穫装置及びエンジンを備えたトウモロコシ収穫機があった。
中国実用新案公告第201369937号明細書
前走行装置及び後走行装置を有した走行車体及び走行車体の前部に連結された収穫装置を備えたトウモロコシ収穫機にあっては、エンジンを装備される。しかし、走行車体の横側に植立するトウモロコシ植物体に走行車体側に傾斜や倒伏するものがあるとか、圃場から走行車体に跳ね上がる土塊や茎稈屑があっても、エンジンに触れることを回避し易いように、エンジンを走行車体の内側の奥深い箇所に装備する構成を採用された場合、エンジン及び伝動ベルトなどのエンジン付属部品を点検や交換するなど、エンジンに対する作業を行ない難い。すなわち、走行車体の外部からエンジン及び付属部品に手が届き難い。
本発明の目的は、エンジンに対する茎稈などの接触を回避し易いものでありながら、エンジンに対する作業を行ない易いトウモロコシ収穫機を提供することにある。
本発明によるトウモロコシ収穫機は、
左右一対の前走行装置及び左右一対の後走行装置を有した走行車体と、
前記走行車体の前部に連結され、圃場からトウモロコシを収穫する収穫装置と、
前記走行車体の横一端部における前記前走行装置と前記後走行装置との間に配備されたエンジンと、
前記エンジンの車体横外側方を覆うカバー状態と前記エンジンの車体横外側方を開放したカバー解除状態とに切換え自在なサイドカバーと、
を備えたことを特徴とする。
本構成によると、サイドカバーをカバー解除状態にすれば、エンジンの車体横外側方が前走行装置と後走行装置の間で開放されることにより、また、エンジンが走行車体の横一端部に位置していることにより、エンジンの車体横外側近くに作業スペースを確保し易い。エンジンの車体横外側近くに作業スペースを確保し易いことにより、エンジンに対して走行車体横外側から手が届き易い。
このように、エンジンの走行車体横外側近くに作業スペースを確保し易いようにエンジンが走行車体の横一端部に位置しているが、サイドカバーをカバー状態にすれば、エンジンの車体横外側方がサイドカバーによって覆われるから、走行車体側に倒伏や傾斜するトウモロコシ植物体、あるいは跳ね上がった茎稈屑や土塊などがエンジンに触れ難いように、エンジンをサイドカバーによってガードすることができる。
従って、本発明によると、トウモロコシ植物体や茎稈屑などのエンジンに対する接触や衝突をサイドカバーによって回避し易いものでありながら、エンジンに対する点検などの作業を行なうのに、エンジンの近くに作業スペースを確保し易いと共にエンジンに手が届き易くて楽にかつ能率よく作業できる。
本発明において、前記エンジンが前記走行車体の前部に設けた運転部と前記走行車体の後部に設けたトウモロコシ回収タンクとの間に位置し、前記サイドカバーの走行車体前後方向長さを、前記サイドカバーの前端が前記エンジンと前記運転部との間に位置し、前記サイドカバーの後端が前記エンジンと前記トウモロコシ回収タンクとの間に位置する走行車体前後方向長さに設定すると好適である。
本構成によると、カバー状態のサイドカバーがエンジンから走行車体前方側及び走行車体後方側に突出する状態でエンジンの走行車体横外側方に位置するから、トウモロコシ植物体や茎稈屑などがエンジンに真横から入り込むことを防止できるのみならず、サイドカバーの前側及び後側からエンジンに廻り込むことも回避し易い。
従って、本発明によると、トウモロコシ植物体や茎稈屑などのエンジンに対する接触や衝突をより精度よく防止できる。
本発明において、前記トウモロコシ回収タンクを、走行車体前後向きの揺動軸芯まわりに揺動自在に支持され、トウモロコシ出入口が走行車体横外向きになった排出姿勢と、前記トウモロコシ出入口が走行車体上方向きになった貯留姿勢とに切り換わるように構成すると好適である。
本構成によると、サイドカバーをカバー状態にしたままでも、サイドカバーの後方にトウモロコシ回収タンクの移動経路を確保できて、トウモロコシ回収タンクを排出姿勢に切り換えることができる。
従って、本発明によると、トウモロコシ回収タンクに貯留されたトウモロコシを排出する作業を行なうのに、サイドカバーをカバー解除状態に切り換える手間が不要で迅速に作業できる。
本発明において、前記エンジン及び前記サイドカバーの上方に、エンジン冷却用のラジエータ及び回転ファンと、前記ラジエータの車体横外側に配備された防塵カバーとを備えると好適である。
本構成によると、回転ファンによる送風作用により、エンジン冷却風を走行車体の外部から防塵カバーを介して吸引してラジエータに供給するものであるが、ラジエータ、回転ファン及び防塵カバーがエンジンよりも高い配置高さに位置するから、ラジエータ、回転ファン及び防塵カバーを圃場からの塵埃が舞い上がり難い配置高さに位置させて、塵埃の吸引を発生し難くできる。
従って、本発明によると、防塵カバー及びラジエータの塵埃による目詰まりが発生し難くて良好なエンジン冷却を長期にわたって行わせられる。
本発明において、前記防塵カバーが前記カバー状態のサイドカバーの上端よりも上方に位置すると好適である。
本構成によると、防塵カバーを開けてラジエータの吸気面側を開放する際、カバー状態にあるサイドカバーによる障害を受けずに防塵カバーを開けることができる。
従って、本発明によると、ラジエータの吸気面側を開放してラジエータに対する点検などの作業を行なうのに、サイドカバーをカバー状態にしたままにして能率よく作業できる。
本発明において、前記サイドカバーが前記カバー状態と前記カバー解除状態とに揺動軸芯まわりに切換え自在に支持されると好適である。
本構成によると、サイドカバーの荷重を揺動支点に支持させながらサイドカバーをカバー状態とカバー解除状態とに切り換え操作できる。
従って、本発明によると、サイドカバーをカバー状態とカバー解除状態とに切り換えるのに、サイドカバーの荷重を揺動支点に支持させて楽にできる。
本発明において、前記揺動軸芯が走行車体上下向きに設定されると好適である。
本構成によると、サイドカバーを走行車体前後方向に揺動させてカバー状態とカバー解除状態に切り換えるものだから、サイドカバーの配置高さを一定に維持しながら、サイドカバーをカバー状態とカバー解除状態に切り換えることができる。
従って、本発明によると、サイドカバーをカバー状態とカバー解除状態に切り換えるのに、サイドカバーの配置高さを一定に維持しながらサイドカバーを揺動操作できて、操作し易い。
本発明において、前記揺動軸芯が走行車体前後向きに設定されると好適である。
本構成によると、サイドカバーを走行車体上下方向に揺動させてカバー状態とカバー解除状態に切り換えるものだから、サイドカバーの重量を下降操作力に利用してサイドカバーを下降揺動させることができる。
従って、本発明によると、サイドカバーを下降揺動させるのに、サイドカバーの重量を下降操作力に利用して楽にできる。
本発明において、前記揺動軸芯が前記カバー状態のサイドカバーの上端側に位置すると好適である。
本構成によると、サイドカバーを走行車体上下方向に揺動させてカバー状態とカバー解除状態に切り換えるものだから、サイドカバーの重量を下降操作力に利用してサイドカバーを下降揺動させることができる。また、サイドカバーのほぼ全体を上昇揺動させてカバー解除状態に切り換えることができ、サイドカバーのほぼ全体を上方に退避させてエンジンの走行車体横外側方を上下方向に広い範囲にわたって開放することができる。
従って、本発明によると、サイドカバーを下降揺動させるのに、サイドカバーの重量を下降操作力に利用して楽にできるのみならず、エンジンに対する作業を行なうのに、エンジンの走行車体横外側方を上下方向に広い範囲にわたって開放して楽に作業できる。
本発明において、前記サイドカバーの前記カバー解除状態での取付姿勢を水平又はほぼ水平の取付姿勢に設定すると好適である。
本構成によると、サイドカバーをカバー解除状態に切り換えてエンジンの走行車体横外側を開放しても、サイドカバーが水平又はほぼ水平の取付姿勢になっていることにより、エンジンの上方スペースを、走行車体横外側がサイドカバーによって覆われず、開放されたままにできる。
従って、本発明によると、例えば、エンジンの上方にラジエータなどエンジン付属装置を備えてある場合、サイドカバーをカバー解除状態に切り換えてエンジンに対する作業を行なう際、エンジン付属装置の走行車体横外側も開放されていてエンジン付属装置に対する作業なども併せて行い易いなど有利である。
本発明において、前記エンジンの上方にエンジン冷却用のラジエータを備え、前記サイドカバーを、前記走行車体に装備されて前記ラジエータを支持するラジエータ支持フレームに支持すると好適である。
本構成によると、サイドカバーを揺動自在に支持する支持機能をラジエータ支持フレームに備えさせた簡単な支持構造で、サイドカバーをカバー状態とカバー解除状態とに揺動切換え自在にできる。
従って、本発明によると、サイドカバーをカバー状態とカバー解除状態とに揺動によって楽に切り換えることができるものを、簡単な支持構造で済ませて安価に得ることができる。
本発明において、前記サイドカバーを揺動自在に支持するヒンジが前記サイドカバーと前記ラジエータ支持フレームとに連結されると好適である。
本構成によると、サイドカバーを揺動自在に支持する支持機能を作業台支持フレームに備えさせた簡単な支持構造で、かつヒンジをサイドカバーと作業台支持フレームとに連結したコンパクトな支持構造で、サイドカバーをカバー状態とカバー解除状態とに揺動切換え自在にできる。
従って、本発明によると、サイドカバーをカバー状態とカバー解除状態とに揺動によって楽に切り換えることができるものを、簡単かつコンパクトな支持構造で済ませて安価にかつコンパクトに得ることができる。
本発明において、前記サイドカバーを前記カバー解除状態に突張り支持によって固定するロック状態と、前記サイドカバーに対する突張り支持を解除したロック解除状態とに切換え自在な突張り手段を備えると好適である。
本構成によると、サイドカバーをカバー解除状態に切り換えた際、サイドカバーをカバー解除状態に支持する手間を掛けなくても、ロック状態に切り換えた突張り手段によってサイドカバーをカバー解除状態に保持することができる。
従って、本発明によると、エンジンに対する作業を行なうのに、サイドカバーをカバー解除状態に保持するための特別な手間や道具を掛けるとか準備する必要がなくて楽に作業できる。
本発明において、前記突張り手段が前記エンジンに対して走行車体前後方向に位置ずれした状態で配備さると好適である。
本構成によると、突張り手段が走行車体横方向視でエンジンに対して重ならず、エンジンや付属装置の点検や交換をエンジンの走行車体横外側方から行う際の障害になり難い。
従って、本発明によると、エンジンや付属装置に対する作業を行なう際、サイドカバーを突張り手段によってカバー解除状態に維持できながら、突張り手段が作業の障害になり難くて作業し易い。
本発明において、前記エンジンの上方にエンジン冷却用のラジエータを備え、前記突張り手段を、前記走行車体に装備されて前記ラジエータを支持するラジエータ支柱に支持すると好適である。
本構成によると、突張り手段を支持する支持機能をラジエータ支柱に備えせた簡単な支持構造で突張り手段を装備できる。
従って、本発明によると、カバー解除状態に切り換えたサイドカバーを特別な手間や道具を必要とせずにカバー解除状態に保持できるものを、突張り手段を簡単な支持構造によって装備して安価に得ることができる。
本発明において、前記突張り手段が屈伸リンクであると好適である。
本構成によると、突張り手段を屈折リンクによって構造簡単かつ軽量に構成できる。
従って、本発明によると、カバー解除状態に切り換えたサイドカバーを特別な手間や道具を必要とせずにカバー解除状態に保持できるものを、突張り手段の面から構造簡単かつ軽量に得ることができる。
本発明において、前記サイドカバーを前記カバー状態に固定するロック具を備えると好適である。
本構成によると、サイドカバーをカバー状態にロック具によって固定して、サイドカバーのガタ付きや不用意なカバー状態からの切り換わりを防止できる。
従って、本発明によると、サイドカバーがガタ付けや不用意な切り換わりによって変形や破損することを防止できる。
本発明において、前記サイドカバーを前記カバー解除状態に突張り支持によって固定する伸展状態と、前記サイドカバーの突っ張り支持を解除した屈曲状態とに切換え自在な屈伸リンクを備え、前記ロック具を、前記サイドカバー及びロック具支持部に対して装着されることによって前記サイドカバーをカバー状態に固定するように構成し、かつ前記サイドカバー及び前記ロック具支持部から取り外して前記屈伸リンクに装着されることによって前記屈伸リンクを前記伸展状態に固定するように構成すると好適である。
本構成によると、屈伸リンクを伸展状態に固定するリンク固定機能、及びサイドカバーをカバー状態に固定するカバー固定機能を同一のロック具に備えさせた簡単な固定手段で、屈伸リンクを伸展状態に固定でき、サイドカバーをカバー状態に固定できる。
また、屈伸リンクを伸展状態に固定する際、サイドカバーをカバー解除状態に切り換えていて、ロック具をサイドカバーから屈伸リンクに付け替え、サイドカバーをカバー状態に固定する際、屈伸リンクが屈曲状態にあって、ロック具を屈伸リンクからサイドカバーに付け替えるものだから、ロック具を不使用状態にすることがないものである。
従って、本発明によると、屈伸リンクを伸展状態に固定してサイドカバーをカバー解除状態に保持することも、サイドカバーをカバー状態に固定してサイドカバーのガタ付きなどを防止することもできるものを、ロック具を共用した簡単な固定手段によって有利に得られる。
本発明において、前記サイドカバーの走行車体前方側の端部の形状を、走行車体後方側ほど走行車体横外側に位置する傾斜形状にすると好適である。
本構成によると、走行車体横側に植立するトウモロコシ植物体が走行車体側に傾斜や倒伏することがあっても、サイドカバーの端部の傾斜形状によって走行車体横外側に押し出させることができる。
従って、本発明によると、トウモロコシ植物体を走行車体横外側に押し出する機能をサイドカバーに備えさせた簡単な手段で、トウモロコシ植物体の走行車体側への巻き込みやサイドカバーによる切断を回避し易い。
トウモロコシ収穫機の全体を示す右側面図である。 トウモロコシ収穫機の全体を示す平面図である。 トウモロコシ収穫機の全体を示す左側面図である。 トウモロコシ回収タンクを示す後面図である。 原動部を示す側面図である。 原動部を示す正面図である。 エンジン及びラジエータの支持構造であって、分解状態の支持構造を示す斜視図である。 カバー解除状態のサイドカバーを示す縦断正面図である。 カバー状態のサイドカバーを示す縦断正面図である。 屈伸リンクの突張り支持作用を示す説明図である。 別の実施構造を備えたサイドカバーを示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施例に係るトウモロコシ収穫機の全体を示す右側面図である。図2は、本発明の実施例に係るトウモロコシ収穫機の全体を示す平面図である。図3は、本発明の実施例に係るトウモロコシ収穫機の全体を示す左側面図である。図1,2,3に示すように、本発明の実施例に係るトウモロコシ収穫機は、左右一対の前走行装置としての前車輪1,1、左右一対の後走行装置としての操向操作自在な後車輪2,2を有し、左右の前車輪1,1が原動部4に設けたエンジン4aからの駆動力によって駆動されて自走するよう構成した走行車体と、走行車体の前部に連結され、昇降シリンダ5によってデバイダ11の先端側が圃場面近くに下降した下降作業状態と、デバイダ11の先端側が圃場面から高く上昇した上昇非作業状態とに昇降操作される収穫装置6と、走行車体の後部に設けた収穫物回収タンク7と、収穫装置6の後部と収穫物回収タンク7の上方とにわたって設けた搬送装置8と、走行車体の前後輪間の部位に昇降操作自在に支持された残稈処理装置9とを備えている。
走行車体は、走行車体の前部に設けた運転部3を備え、運転部3に搭乗して運転するように乗用型に構成してある。運転部3には、運転キャビン3aを備えてある。搬送装置8は、運転キャビン3aの下方を通るように配備してある。搬送装置8の搬送終端部には、搬送装置8から回収タンク7に供給されるトウモロコシに選別風を供給するファン装置8a、搬送装置8によって搬送されるトウモロコシに混入した茎稈や葉を除去する除去装置8bを設けてある。
トウモロコシ収穫機は、収穫装置6を下降作業状態にして走行車体を走行させることにより、収穫装置6によってトウモロコシ植物体のうちのトウモロコシ(種子が棒状に連なって房になっている部位)を収穫し、収穫装置6からのトウモロコシを搬送装置8によって走行車体後方側に搬送し、搬送装置8からのトウモロコシをトウモロコシ回収タンク7に回収して貯留していく。トウモロコシ収穫機は、収穫装置6がトウモロコシを収穫する際に圃場に植立状態で残した茎稈を残稈処理装置9によって細断して圃場に放出していく。
収穫装置6について説明する。
図2に示すように、収穫装置6は、3列の収穫経路12と、収穫経路12の後側に駆動回動自在に設けられ、各収穫経路12からのトウモロコシを搬送デッキ13に沿わせて走行車体横方向に搬送して搬送装置8の前方に寄せ集める回転オーガ14と、回転オーガ14の左右の螺旋搬送板14a,14aの間の部位に一体回転自在に設けられ、トウモロコシを搬送装置8の入口に掻き込む掻込羽根15とを備えている。各収穫経路12の両横側に、駆動回動自在な無端回動収穫チェーン16、及び無端回動収穫チェーン16の下方に走行車体前後向きの軸芯まわりに駆動回動自在に配備した収穫ロール16aを備えてある。各収穫経路12に備えてある無端回動収穫チェーン16及び収穫ロール16aは、デバイダ11から送り込まれたトウモロコシ植物体を後方に移送しながら、トウモロコシ植物体のうちのトウモロコシを茎稈から引き離して収穫する。
トウモロコシ回収タンク7について説明する。
以下、トウモロコシ回収タンク7を回収タンク7と略称する。回収タンク7には、上端部における横一端側の前後側に設けた取付部材21を備えてある。前後一対の取付部材21,21は、回収タンク7の前後側に振り分け配置して車体フレームFに立設された前後一対のタンク支柱22,22に一本の支軸23を介して回転自在に支持されており、回収タンク7は、支軸23の軸芯で成り、回収タンク7の上端部の横外側に位置する走行車体前後向きの揺動軸芯Pまわりに揺動自在に支持されている。
図4に実施で示すように、回収タンク7は、回収タンク7の前後側に設けられた昇降シリンダ24によって、底側が車体フレームFに対して下降する側に揺動操作されることによって貯留姿勢になる。回収タンク7は、貯留姿勢になると、回収タンク7の上端部に設けてあるトウモロコシ出入口7aが走行車体上方向きになってトウモロコシ出入口7aに搬送装置8からのトウモロコシが落下し、収穫装置6によって収穫されたトウモロコシを回収して貯留する。
図4に二点鎖線で示すように、回収タンク7は、昇降シリンダ24によって、底側が車体フレームFに対して上昇する側に揺動操作されることによって排出姿勢になる。回収タンク7は、排出姿勢になると、トウモロコシ出入口7aが走行車体左横外向きになり、貯留していたトウモロコシをトウモロコシ出入口7aから走行車体の左横外側に自然落下によって排出する
前後のタンク支柱22は、車体フレームFの横端部から立設されている。前後のタンク支柱22は、上端側が車体フレームFよりも車体左横外側に張り出た傾斜姿勢になっている。各タンク支柱22の上端部と、車体フレームFのうちタンク支柱22が連結している部位よりも走行車体横内側に位置する部位とにわたり、補強用のタンク支柱25が連結されている。前のタンク支柱22と後のタンク支柱22とは、回収タンク7の走行車体横外側に位置する一対の補強杆26,26によって連結されている。一対の補強杆26,26のうちの一方の補強杆26は、前のタンク支柱22の上端部と後のタンク支柱22の下端部とに連結され、他方の補強杆26は、前のタンク支柱22の下端部と後のタンク支柱22の上端部とに連結されている。
原動部4について説明する。
図1,2,5,6に示すように、原動部4には、走行車体の右横一端部における前車輪1と後車輪2との間の部位に設けたエンジン4a、エンジン4aの上方に設けたエンジン冷却用のラジエータ30、エンジン4aの車体横外側方を覆うサイドカバー31を備えてある。
エンジン4aは、車体フレームFが備える前後一対のエンジン支持フレーム35,35に出力軸4bとしてのクランク軸(図6参照)が走行車体横向きになる搭載姿勢で支持されている。前後一対のエンジン支持フレーム35,35は、車体フレームFを構成する左右一対の走行車体前後向きのメインフレーム20,20のうちの左のメインフレーム20から走行車体左横外側方に延出されている。各エンジン支持フレーム35には、左右一対のエンジンマウント36を備えてある。各エンジンマウント36は、エンジン4aの連結部4cをクッションゴム37を介して支持するよう構成してある。
エンジン4aの上方に、ラジエータ30を設ける他、ラジエータ30の走行車体横外側に配置した防塵カバー32、ラジエータ30の走行車体横内側に配置したファンシュラウド33及び回転ファン34を設け、エンジン4aの冷却を行うように構成してある。
すなわち、回転ファン34は、エンジン4aの出力軸4bから伝動ベルト39a。伝動プーリ39b、プーリ支軸39c、伝動プーリ39d及び伝動ベルト39eを介して伝達される駆動力によって回転駆動されて送風作用する。回転ファン34の送風作用により、エンジン冷却風を走行車体横外側から防塵カバー32が備える除塵部32aを介して防塵カバー32の内側に吸引してラジエータ30に走行車体横内側向きに供給する。従って、防塵カバー32からのエンジン冷却風がラジエータ30の熱交換部を走行車体横外側から走行車体横内側に通過し、ラジエータ30がエンジン4aの冷却によって温度上昇したエンジン冷却水からエンジン冷却風に放熱する。防塵カバー32の除塵部32aは、網状の除塵具によって構成してあり、塵埃をエンジン冷却風からろ過することによって除去する。
エンジン4aの吸気マニホールド4dに吸気管28aを介して接続されたエアクリーナ27を、エンジン4aの上方にラジエータ30より走行車体前方側に配置して設けてある。エアクリーナ27の吸気口27aからプレ吸気管28bを走行車体上方向きに延出し、プレ吸気管28bの延出端部にプレエアクリーナ29を接続してある。
ラジエータ30及び防塵カバー32の支持構造について説明する。
図5,6,7に示すように、前後一対のエンジン支持フレーム35,35のうちの前のエンジン支持フレーム35の延出端部から走行車体上方向きに立設した前のラジエータ支柱40と、後のエンジン支持フレーム35よりも走行車体後方側で左のメインフレーム20から延出された走行車体横向きの基部フレーム41と、基部フレーム41の走行車体横方向での2箇所から各別に走行車体上方向きに立設した左右一対の後のラジエータ支柱42,42と、左右一対の後のラジエータ支柱42,42の上端部にわたって連結された走行車体横向きの横向き連結フレーム43と、この横向き連結フレーム43と前のラジエータ支柱40とにわたって連結された走行車体前後向きの前後向き連結フレーム44とを備えて、ラジエータ支持フレーム45を構成してある。前のラジエータ支柱40は、前のエンジン支持フレーム35の延出端部にエンジン支持フレーム35から前方に突出する状態で備えさせた支持部35aから突設してある。
ラジエータ30は、下端が横向き連結フレーム43及び前後向き連結フレーム44の上端と同じ又はほぼ同じ配置高さに位置する配置で横向き連結フレーム43及び前側のラジエータ支柱40に連結されている。
防塵カバー32は、後述するカバー状態のサイドカバー31の上端31Uよりも走行車体上方側に位置する状態でラジエータ支持フレーム45に支持されている。具体的には、防塵カバー32は、前後向き連結フレーム44と横向き連結フレーム43とにわたって連結されている。前側のラジエータ支柱40に上端側から走行車体前方向きに突設した支持体46を備え、この支持体46にエアクリーナ27を支持させてある。
サイドカバー31について説明する。
サイドカバー31は、運転キャビン3aの後方近くの箇所と回収タンク7の前方近くの箇所とにわたって位置する走行車体前後方向長さLを備えて構成してある。つまり、サイドカバー31の走行車体前後方向長さLは、サイドカバー31の前端31Fがエンジン4aと運転部3との間に位置し、サイドカバー31の後端31Rがエンジン4aと回収タンク7との間に位置する走行車体前後方向長さに設定してある。さらに、サイドカバー31の走行車体前後方向長さLは、ラジエータ支持フレーム45の走行車体前後方向長さよりも長い走行車体前後方向長さに設定してある。サイドカバー31の前端31Fの形状を走行車体上下方向に沿った鉛直線形状にしてある。サイドカバー31の前端31Fから下端31Dに至る端縁31aの形状を、サイドカバー内側に凹入した湾曲縁形状にしてある。サイドカバー31の後端31Rの形状を走行車体上下方向に沿った鉛直線形状にしてある。サイドカバー31の上端31Uの形状を走行車体前後方向に沿った直線形状にしてある。
サイドカバー31の走行車体前方側の端部であって、前端31Fを備える端部31cにおける表面側の形状を、走行車体後方側ほど走行車体横外側に位置する傾斜形状になるよう面取り形状にしてある。
従って、走行車体横外側に位置する植立状態のトウモロコシ植物体に走行車体側に傾斜や倒伏するものがあっても、走行車体前方側の端部31cの傾斜形状によって走行車体横外側に押し出し操作され、傾斜や倒伏したトウモロコシ植物体が走行車体内側に巻き込まれることやサイドカバー31によって切断されることを防止できる。
サイドカバー31は、上端部に設けた前後一対のヒンジ50,50を介してラジエータ支持フレーム45に支持させてある。従って、サイドカバー31は、前後一対のヒンジ50,50によって設定される揺動軸芯であって、サイドカバー31の上端側に位置する走行車体前後向きの揺動軸芯Xまわりに上下揺動操作することができ、上下揺動操作することにより、エンジン4aに対するカバー状態とカバー解除状態とに切り換わるようになっている。
図8は、カバー解除状態のサイドカバー31を示す縦断正面図である。図8に示すように、サイドカバー31を揺動軸芯Xまわりに上昇揺動操作し、サイドカバー31の車体前後方向での中間部に連結してある屈伸リンク51が伸展状態になると、サイドカバー31がカバー解除状態になる。サイドカバー31は、カバー解除状態になると、エンジン4aの走行車体横外側を開放し、エンジン4a、及び伝動ベルト39aなどのエンジン4aの付属部品に対する走行車体横外側からの点検や交換作業を容易にする。サイドカバー31は、カバー解除状態になると、水平又はほぼ水平の取付姿勢になる。
図9は、カバー状態のサイドカバー31を示す後面図である。図9に示すように、サイドカバー31を揺動軸芯Xまわりに下降揺動操作し、屈伸リンク51が収縮してサイドカバー31の下端部がエンジン支持フレーム35及び基部フレーム41の走行車体横外側にエンジン支持フレーム35及び基部フレーム41の延出端部に沿って位置すると、サイドカバー31がカバー状態になる。サイドカバー31は、カバー状態になると、エンジン4aの車体横外側方を覆い、走行車体横外側方に位置する植立状態のトウモロコシ植物体、残稈処理装置9による細断処理などに起因して圃場から跳ね上がった茎稈屑などがエンジン4aに触れるとか衝突することを防止する。
前後のヒンジ50は、サイドカバー31とラジエータ支持フレーム45とにわたって連結してある。図7,8,9に示すように、前のヒンジ50は、サイドカバー31の上端部の裏面側に固定されたカバー側ヒンジ体50aと、ラジエータ支持フレーム45のうちの前のラジエータ支柱40及び前後向き連結フレーム44に固定された支持フレーム側ヒンジ体50bと、カバー側ヒンジ体50aとフレーム側ヒンジ体50bとにわたって装着され、カバー側ヒンジ体50aをフレーム側ヒンジ体50bに対して揺動軸芯Xまわりに回動自在に連結しているヒンジピン50cとを備えて構成してある。後のヒンジ50は、サイドカバー31の上端部の裏面側に固定されたカバー側ヒンジ体50aと、ラジエータ支持フレーム45のうちの後側のラジエータ支柱42に固定された支持フレーム側ヒンジ体50bと、カバー側ヒンジ体50aとフレーム側ヒンジ体50bとにわたって装着され、カバー側ヒンジ体50aをフレーム側ヒンジ体50bに対して揺動軸芯Xまわりに回動自在に連結しているヒンジピン50cとを備えて構成してある。カバー側ヒンジ体50aは、サイドカバー31の上端部の裏面側にサイドカバー31の前後方向に沿わせて設けた補強材31eに連結してある。
屈伸リンク51は、サイドカバー31の裏面側に一端側が連結ピン52を介して回動自在に連結されたカバー側リンク51aと、ラジエータ支持フレーム45のうちの後のラジエータ支柱42に一端側が連結ピン53を介して回動自在に連結された車体側リンクとしての支柱側リンク51bと、カバー側リンク51a及び支柱側リンク51bの他端側どうしを相対回動自在に連結する連結ピン54とを備えて構成してある。カバー側リンク51aは、サイドカバー31の内面側に設けられた前後一対のサイドカバー上下向きの補強材31d,31dのうちの後の補強材31dに連結されている。
屈伸リンク51は、走行車体側面視においてエンジン4aに対して走行車体後方側に位置ずれした箇所に位置する状態で配備してある。従って、屈伸リンク51は、エンジン4aに対する作業を走行車体横外方から行う際の障害にならない。
図8に示すように、屈伸リンク51は、サイドカバー31の上昇揺動に伴い、サイドカバー31による引き操作によって伸展作動する。カバー側リンク51aと支柱側リンク51bとは、サイドカバー31がカバー解除状態に切り換わると、連結ピン54の軸芯が連結ピン52及び連結ピン53の軸芯を通る直線Sよりも下方に位置したデッドポイント越えの伸展状態になる。図10に示すように、屈伸リンク51は、デッドポイント越えの伸展状態になると、カバー側リンク51a及び支柱側リンク51bの他端部51dどうしの当接により、サイドカバー31の重量に抗して伸展状態を維持してサイドカバー31をカバー解除状態に突張り支持するように構成してある。
サイドカバー31をカバー解除状態から下降揺動させるのに、連結ピン54の軸芯が連結ピン52及び連結ピン53の軸芯を通る直線Sよりも上方に位置するように屈伸リンク51を曲げ操作しながら、サイドカバー31の下降揺動操作を開始すれば、この後、図9に示すように、屈伸リンク51は、下降揺動するサイドカバー31による押圧操作によって屈折作動してサイドカバー31に対する突張り支持を解除し、サイドカバー31のカバー状態への下降揺動を可能にするよう構成してある。
従って、屈伸リンク51は、サイドカバー31をカバー解除状態に突張り支持するロック状態と、サイドカバー31に対する突張り支持を解除したロック解除状態とに切換え自在な突張り手段を構成している。屈伸リンク51は、サイドカバー31がカバー解除状態に切り換わると、ロック状態に自ずと切り換わり、サイドカバー31をカバー解除状態に突張り支持する。
サイドカバー31の下部にロック孔56を設け、後側の左右一対のラジエータ支柱42,42のうちの後のラジエータ支柱42にロック具支持部57を設けてある。ロック具支持部57には、サイドカバー31のロック孔56に装着されたノブ付ボルト58を螺合させて、ノブ付ボルト58によってサイドカバー31をロック具支持部57に締め付け固定させる雌ネジ孔57aを設けてある。
従って、サイドカバー31をカバー状態に切り換えた際、サイドカバー31とロック具支持部57とにわたって脱着自在なノブ付ボルト58を装着することにより、サイドカバー31をノブ付ボルト58によってカバー状態に固定できる。従って、ノブ付ボルト58は、サイドカバー31をカバー状態に固定するロック具を構成している。
図10に示すように、屈伸リンク51のカバー側リンク51a及び支柱側リンク51bに、ノブ付ボルト58の脱着が可能なロック孔59を設けてある。カバー側リンク51a及び支柱側リンク51bのロック孔59にわたってノブ付ボルト58を装着し、カバー側リンク51a又は支柱側リンク51bとノブ付ボルト58との螺合によってノブ付ボルト58の離脱を防止することにより、カバー側リンク51aと支柱側リンク51bとが屈伸リンク51を伸展状態にする係合状態にノブ付ボルト58によって連結されるように構成してある。
従って、屈伸リンク51が伸展状態に切り換わった際、サイドカバー31及びロック具支持部57から取り外したノブ付ボルト58をカバー側リンク51a及び支柱側リンク51bに装着することにより、屈伸リンク51をノブ付ボルト58によって伸展状態に固定できる。
〔別実施形態〕
図11は、別の実施構造を備えたサイドカバー31を示す斜視図である。図11に示すように、別の実施構造を備えたサイドカバー31は、後端部に設けた上下一対のヒンジ50を介して支柱60に支持されている。従って、サイドカバー31は、サイドカバー31の走行車体後方側の端部に配備した走行車体上下向きの揺動軸芯Yまわりに走行車体前後方向に揺動操作することによってカバー状態とカバー解除状態とに切り換えられるように支持されている。
〔別実施例〕
(1)上記した実施例では、前車輪1を前走行装置として採用し、後車輪2を後走行装置として採用した例を示したが、前車輪1及び後車輪2に替えて、クローラ走行装置を前走行装置及び後走行装置として採用して実施してもよい。
(2)上記した実施例では、エンジン4a及びサイドカバー31を走行車体の右側の横端部に配備した例を示したが、左側の横端部に配備して実施してもよい。
(3)上記した実施例では、トウモロコシ回収タンク7を排出姿勢に切り換えた状態において、トウモロコシ出入口7aが走行車体左横外向きになるよう構成した例を示したが、トウモロコシ回収タンク7を排出姿勢に切り換えた状態において、トウモロコシ出入口7aが走行車体右横外向きになるよう構成して実施してもよい。
(4)上記した実施例では、サイドカバー31をカバー状態とカバー解除状態とに揺動自在に支持されるよう構成した例を示したが、サイドカバー31が脱着自在に支持される支持構成を採用し、サイドカバー31を取り外しによってカバー解除状態に切り換え、装着によってカバー状態に切り換えるように構成して実施してもよい。
(5)上記した実施例では、突張り手段51がエンジン4aに対して走行車体後方側に位置ずれする状態で配備した例を示したが、エンジン4aに対して走行車体前方側に位置ずれする状態で配備して実施してもよい。
(6)上記した実施例では、屈伸リンク51によって突張り手段を構成した例を示したが、サイドカバー31と車体側とにわたって脱着自在な突張り棒、あるいは、車体側に揺動自在に支持され、車体側とは反対側の端部をサイドカバー31に係脱操作するよう構成した突張り棒によって突張り手段を構成して実施してもよい。
(7)上記した実施例では、サイドカバー31がラジエータ支持フレーム45に支持されるよう構成した例を示したが、サイドカバー31の支持専用に走行車体に設けた部材に支持されるよう構成して実施してもよい。
(8)上記した実施例では、ノブ付ボルト58をロック具として採用した例を示したが、ロックピンなど各種のロック手段を採用して実施してもよい。
本発明は、トウモロコシ植物体のうち、茎稈を圃場に残してトウモロコシを収穫する収穫装置6、及びトウモロコシを回収して貯留するタンク7を備えるトウモロコシ収穫機の他、トウモロコシ植物体を刈り取る収穫装置、収穫装置からのトウモロコシを脱穀処理する脱穀装置を備えるトウモロコシ収穫機にも利用可能である。
1 前走行装置
2 後走行装置
3 運転部
4a エンジン
6 収穫装置
7 トウモロコシ回収タンク
7a トウモロコシ出入口
30 ラジエータ
31 サイドカバー
31c 端部
31F 前端
31R 後端
31U 上端
32 防塵カバー
34 回転ファン
42 ラジエータ支柱
45 ラジエータ支持フレーム
50 ヒンジ
51 突張り手段(屈伸リンク)
57 ロック具支持部
58 ロック具
P,X,Y 揺動軸芯

Claims (19)

  1. 左右一対の前走行装置及び左右一対の後走行装置を有した走行車体と、
    前記走行車体の前部に連結され、圃場からトウモロコシを収穫する収穫装置と、
    前記走行車体の横一端部における前記前走行装置と前記後走行装置との間に配備されたエンジンと、
    前記エンジンの車体横外側方を覆うカバー状態と前記エンジンの車体横外側方を開放したカバー解除状態とに切換え自在なサイドカバーと、
    を備えたトウモロコシ収穫機。
  2. 前記エンジンが前記走行車体の前部に設けた運転部と前記走行車体の後部に設けたトウモロコシ回収タンクとの間に位置し、
    前記サイドカバーの走行車体前後方向長さを、前記サイドカバーの前端が前記エンジンと前記運転部との間に位置し、前記サイドカバーの後端が前記エンジンと前記トウモロコシ回収タンクとの間に位置する走行車体前後方向長さに設定してある請求項1に記載のトウモロコシ収穫機。
  3. 前記トウモロコシ回収タンクを、走行車体前後向きの揺動軸芯まわりに揺動自在に支持され、トウモロコシ出入口が走行車体横外向きになった排出姿勢と、前記トウモロコシ出入口が走行車体上方向きになった貯留姿勢とに切り換わるように構成してある請求項2に記載のトウモロコシ収穫機。
  4. 前記エンジン及び前記サイドカバーの上方に、エンジン冷却用のラジエータ及び回転ファンと、前記ラジエータの車体横外側に配備された防塵カバーとを備えている請求項1〜3のいずれか一項に記載のトウモロコシ収穫機。
  5. 前記防塵カバーが前記カバー状態のサイドカバーの上端よりも上方に位置している請求項4に記載のトウモロコシ収穫機。
  6. 前記サイドカバーが前記カバー状態と前記カバー解除状態とに揺動軸芯まわりに切換え自在に支持されている請求項1〜5のいずれか一項に記載のトウモロコシ収穫機。
  7. 前記揺動軸芯が走行車体上下向きに設定されている請求項6に記載のトウモロコシ収穫機。
  8. 前記揺動軸芯が走行車体前後向きに設定されている請求項6に記載のトウモロコシ収穫機。
  9. 前記揺動軸芯が前記カバー状態のサイドカバーの上端側に位置している請求項8に記載のトウモロコシ収穫機。
  10. 前記サイドカバーの前記カバー解除状態での取付姿勢を水平又はほぼ水平の取付姿勢に設定してある請求項9に記載のトウモロコシ収穫機。
  11. 前記エンジンの上方にエンジン冷却用のラジエータを備え、
    前記サイドカバーを、前記走行車体に装備されて前記ラジエータを支持するラジエータ支持フレームに支持してある請求項1〜10のいずれか一項に記載のトウモロコシ収穫機。
  12. 前記サイドカバーを揺動自在に支持するヒンジが前記サイドカバーと前記ラジエータ支持フレームとに連結されている請求項11に記載のトウモロコシ収穫機。
  13. 前記サイドカバーを前記カバー解除状態に突張り支持によって固定するロック状態と、前記サイドカバーに対する突張り支持を解除したロック解除状態とに切換え自在な突張り手段を備えてある請求項1〜12のいずれか一項に記載のトウモロコシ収穫機。
  14. 前記突張り手段が前記エンジンに対して走行車体前後方向に位置ずれした状態で配備されている請求項13に記載のトウモロコシ収穫機。
  15. 前記エンジンの上方にエンジン冷却用のラジエータを備え、
    前記突張り手段を、前記走行車体に装備されて前記ラジエータを支持するラジエータ支柱に支持してある請求項13又は14に記載のトウモロコシ収穫機。
  16. 前記突張り手段が屈伸リンクである請求項13〜15のいずれか一項に記載のトウモロコシ収穫機。
  17. 前記サイドカバーを前記カバー状態に固定するロック具を備えてある請求項1〜16のいずれか一項に記載のトウモロコシ収穫機。
  18. 前記サイドカバーを前記カバー解除状態に突張り支持によって固定する伸展状態と、前記サイドカバーの突っ張り支持を解除した屈曲状態とに切換え自在な屈伸リンクを備え、
    前記ロック具を、前記サイドカバー及びロック具支持部に対して装着されることによって前記サイドカバーをカバー状態に固定するように構成し、かつ前記サイドカバー及び前記ロック具支持部から取り外して前記屈伸リンクに装着されることによって前記屈伸リンクを前記伸展状態に固定するように構成してある請求項17に記載のトウモロコシ収穫機。
  19. 前記サイドカバーの走行車体前方側の端部の形状を、走行車体後方側ほど走行車体横外側に位置する傾斜形状にしてある請求項1〜18のいずれか一項に記載のトウモロコシ収穫機。
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