JP2014197788A - 海底光ケーブルシステム、監視情報集約型海底機器、システム監視方法、及びその監視用プログラム - Google Patents

海底光ケーブルシステム、監視情報集約型海底機器、システム監視方法、及びその監視用プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2014197788A
JP2014197788A JP2013072882A JP2013072882A JP2014197788A JP 2014197788 A JP2014197788 A JP 2014197788A JP 2013072882 A JP2013072882 A JP 2013072882A JP 2013072882 A JP2013072882 A JP 2013072882A JP 2014197788 A JP2014197788 A JP 2014197788A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
submarine
monitoring data
optical cable
monitoring
base station
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013072882A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6160179B2 (ja
Inventor
聰 見上
Satoshi Kenjo
聰 見上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2013072882A priority Critical patent/JP6160179B2/ja
Publication of JP2014197788A publication Critical patent/JP2014197788A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6160179B2 publication Critical patent/JP6160179B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Monitoring And Testing Of Transmission In General (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)

Abstract

【課題】各海底機器の状態監視精度を維持しつつ、全体的な状態監視時間を短くできる海底ケーブルシステムを提供すること。
【解決手段】各海底機器22〜22を、2乃至(n/2)の範囲の複数グループG1,G2,……にグループ分けすると共に、各グループG1,G2,……に含まれる少なくとも一の海底機器を、同一グループ内の他の各海底機器の動作状態を状態監視データとして捕捉し集約する機能を備えた監視情報集約型海底機器により構成すると共に、
この各監視情報集約型海底機器が、前記各海底機器の動作状態にかかる前記状態監視データを収集した集約監視データSSとして前記基地局3に対して送信する監視情報送信機能22Gを備えていること。
【選択図】 図1

Description

本発明は、海底光ケーブルシステムに係り、特に、地上の基地局間を結んで海底に布設された海底光ケーブルの途中に設けられている複数の各海底機器に生じる異常状態の発生を監視するための海底光ケーブルシステム、監視情報集約型海底機器、システム監視方法、及びその監視用プログラムに関する。
従来、海底ケーブルシステムでは、地上の一方の陸地と他方の陸地に設けられた各基地局(海岸局装置)と、当該基地局相互間を結んで海底に布設された海底中継伝送路とにより構成されている。
この内、海底中継伝送路は、その基本的な構成して、光信号伝送用の光ファイバから成る海底光ケーブルと、この海底光ケーブル上にあって所定間隔をもって設置され光ファイバ中の光信号の信号レベルを補償する光増幅回路を内蔵した複数の海底中継装置とを備えている。
又、上記海底光ケーブルには、例えば3局以上の陸揚げ局を結ぶシステムにあってはその分岐点に、前述した海底中継装置の機能を備えた海中分岐装置が設置されている。
これら海底光ケーブル上にあって設置される各種の装置を、本明細書では海底機器として取り扱うものとする。
上記海底機器は、上記した光増幅回路の外に、当該光増幅回路の動作(即ち、海底機器の内部動作)を監視し,或いは障害を探索し,更には各部の動作を制御するための監視回路および電源回路が内蔵されている。この監視回路および電源回路は、それぞれ前述した各基地局に連通して装備されている。
又、各海底機器には、一方と他方の基地局相互間に光ファイバに沿って設置された配線を介して、必要な動作用電源が供給されている。
図9に、従来公知の海底光ケーブルシステム100の一部を示す。
この図9に示す海底光ケーブルシステム100は、一方の基地局101と、各基地相互間を結ぶ海底光ケーブル200と、この海底光ケーブル200上にあって所定間隔をもって設置された複数の上記海底機器(主に中継器)300,300,300,……,300と、この海底機器300に連結された他方の基地局102とを備えている。
そして、この各基地局101,102は、何れからも上記各海底機器300〜300の全体を対象として、監視指令としての光コマンドを近い方から順次送信してその光レスポンスを順次確認し、当該光レスポンスの応答がなければ、障害発生として記録するデータ処理機能を備えている。
具体的には、まず、基地局101は、各海底機器300〜300に対して監視信号SB1が発信する。各海底機器300〜300は、この監視信号SB1に対する応答信号SB11,SB12,SB13,……,SB1nを基地局101に向けて返す。そして、基地局101では、応答信号SB11〜SB1nを受信して所定に処理を行い、各海底機器300〜300の障害に有無を判定する、という内容のものである。
一方、上記各海底機器300〜300に対する障害発生を検出する関連技術として、従来より特許文献1,2が知られている。
この内、特許文献1は光増幅多段中継伝送路における障害点評価装置に関する技術内容が開示され、特に、海底ケーブルの一端および他端にそれぞれ設けられる基地局の少なくとも一方から、海底ケーブルに挿入された多数の中継器に対し、近い方から順番に1つずつ光コマンドを送信する。そして、その光レスポンスの有無を1つずつ確認していき、もし、その光レスポンスが返ってこなければ、そこで障害が発生しているものと推定するという、技術内容のものが開示されている。
また、特許文献2には光増幅中継器の監視方法が開示され、特に監視対象の個々の特性を考慮した動作監視を可能とし、これをもって信頼性向上を意図した内容のものが開示されている。
特開2006−270270号公報 特開2002−9701号公報
しかしながら、海底光ケーブルは、多くの場合、通信間隔が超長距離であり、図9に示すように複数の海底機器が直列に接続されており、従って、監視信号の伝搬距離も長くなることから、監視精度の向上に際しては、長時間の測定時間を必要とするという不都合があった。
又、上記特許文献1,2についても同様であり、障害に対する高速探索への改善は成されてはいるものの、何れも本質的な課題解決には至ってはいない。
〔発明の目的〕
本発明は、上記関連技術の有する不都合を改善し、監視精度の向上を図り且つ全体的な監視時間を短く設定することが可能な海底ケーブルシステム、監視情報集約型海底機器、システム監視方法、およびその監視用プログラムを提供することを、その目的とする。
上記目的を達成するため、本発明にかかる海底ケーブルシステムは、海底中継伝送路とその両端に接続された陸地側設置の海岸局装置(基地局)とを備え、
前記海底中継伝送路が、光ファイバを内蔵し一方と他方の基地局相互間を接続する海底光ケーブルと、この海底光ケーブルに所定間隔を隔てて装備され前記光ファイバ内を伝搬する光信号の信号レベル補償用の光増幅回路を内蔵した海底中継装置を含む複数の海底機器とを備えて成る海底光ケーブルシステムであって、
前記各海底機器を複数のグループにグループ分けすると共に、各グループに含まれる少なくとも一の海底機器を、同一グループ内の他の各海底機器の動作状態を状態監視データとして捕捉し集約する機能を備えた監視情報集約型海底機器により構成すると共に、
この各監視情報集約型海底機器が、前記各海底機器の動作状態にかかる前記状態監視データを収集した集約監視データとして前記基地局に対して送信する監視情報送信機能を備えている、という構成を採っている。
上記目的を達成するため、本発明にかかる監視情報集約型海底機器は、海底光ケーブルシステムの要部を成す海底光ケーブルに複数の他の海底機器と共に装備された監視情報集約型海底機器であって、
前記海底光ケーブルを介して前記海底光ケーブルシステムの基地局から送られてくる状態監視指令信号又は各他の海底機器から送られてくる状態監視データ信号を受信信号変換部(光電変換器)を介して受信する信号受信部と、
この受信された信号が前記基地局からの状態監視指令か否かを判定すると共に、状態監視指令であると判定された場合に直ちに稼働して予め装備され自機の動作状態を監視する状態監視部に対して動作指令を発信する信号判定部と、
前記状態監視部が稼働して取得した状態監視データを他の海底機器から送り込まれる他機監視データと共に集約監視データとして記憶する集約監視データ記憶部と、
この記憶された集約監視データを所定のタイミングで前記基地局へ送信する集約監視データ送信部とを備えている、という構成を採っている。
上記目的を達成するため、本発明にかかる海底光ケーブルシステム監視方法は、海底中継伝送路と、その両端に接続された陸地側設置の海岸局装置(基地局)とを備え、前記海底中継伝送路が、光ファイバを内蔵し一方と他方の基地局相互間を接続する海底光ケーブルと、この海底光ケーブルに所定間隔を隔てて装備され前記光ファイバ内を伝搬する光信号の信号レベル補償用の光増幅回路を内蔵した海底中継装置を含む複数の海底機器とを備えて成る海底光ケーブルシステムにあって、
予め複数にグループ分けされた各海底機器に対し、当該各海底機器の動作状態を監視する状態監視指令を前記基地局が発信し、
この基地局からの状態監視指令に基づいて稼働し前記各海底機器が自機の稼働状態を監視しその監視結果を状態監視データとして保持すると共に当該状態監視データを前記海底光ケーブルを介して出力し、
この出力された状態監視データを同一グループ内の予め特定された一の海底機器が前記海底光ケーブルを介して受信し当該受信した前記状態監視データが同一グループ内の他の海底機器からの状態監視データか否かを判定し同一グループ内の他機の状態監視データのみを取り込んで格納し、
前記一の海底機器に取り込まれた同一グループ内の他機の状態監視データを当該一の海底機器が自機の状態監視データと共に集約して集約監視データとして保持し、
この集約された同一グループ内の集約監視データを前記各グループの一の海底機器が所定のタイミングで別々に前記基地局へ送信する、という構成を採っている。
上記目的を達成するため、本発明にかかる海底光ケーブルシステム監視プログラムは、海底中継伝送路と、その両端に接続された陸地側設置の海岸局装置(基地局)とを備え、前記海底中継伝送路が、光ファイバを内蔵し一方と他方の基地局相互間を接続する海底光ケーブルと、この海底光ケーブルに所定間隔を隔てて装備され前記光ファイバ内を伝搬する光信号の信号レベル補償用の光増幅回路を内蔵した海底中継装置を含む複数の海底機器とを備えて成る海底光ケーブルシステムにあって、
前記基地局から発信される状態監視指令に基づいて稼働し予め複数にグループ分けされた各海底機器から自機の稼働状態を監視して成る状態監視データが出力された場合に機能し、当該各海底機器の状態監視データをグループ毎に分けて受信する監視データ受信処理機能、
この各海底機器から出力される状態監視データが同一グループ内の各海底機器からの状態監視データか否かを判定し、当該各状態監視データを同一グループ内の各海底機器の識別子に対応させて収集しグループ毎に保持する監視データ集約処理機能、
およびこの収集された同一グループ内の各海底機器の状態監視データを、グループ毎に所定のタイミングで海底光ケーブルを介して前記基地局へ送信する集約監視データ送信処理機能、とを備え、
これらの各処理機能を、予め前記海底機器の各グループ毎に設置したコンピュータに個別に実現させるようにする、という構成を採っている。
上記目的を達成するため、本発明にかかる海底光ケーブルシステム監視プログラムは、海底中継伝送路と、その両端に接続された陸地側設置の海岸局装置(基地局)とを備え、前記海底中継伝送路が、光ファイバを内蔵し一方と他方の基地局相互間を接続する海底光ケーブルと、この海底光ケーブルに所定間隔を隔てて装備され前記光ファイバ内を伝搬する光信号の信号レベル補償用の光増幅回路を内蔵した海底中継装置を含む複数の海底機器とを備えて成る海底光ケーブルシステムにあって、
前記一方の基地局に送られてくる各グループ毎の複数の集約監視データを、当該基地局側に前記各海底機器について予め設定された識別子に基づいて分析し整理統合する監視データ分析処理機能、
および前記各集約監視データに、対応する前記状態監視データの無い海底機器についてはこれを障害発生にかかる異常海底機器として特定し正常海底機器と共に予め装備した表示部に表示する集約監視データ表示処理機能、とを設け、
この各処理機能を、予め前記基地局に設置したコンピュータに実現させるようにする、という構成を採っている。
本発明は、上記のように構成したので、これによると、基地局からの状態監視指令により各海底機器は並行して自機の動作状態を監視し状態監視データを収集することから、全体的には状態監視データの収集が短時間内に迅速に行われることなり、収集された状態監視データは各グループの一の海底機器から並行動作で基地局に向けて送信されるので、基地局は、短時間に複数の海底機器全体の状態監視データを取得することができ、従って、状態監視データの収集を迅速に実行することができるという優れた海底光ケーブルシステム、監視情報集約型海底機器、システム監視方法、及びその監視用プログラムを提供することができる。
本発明にかかる海底光ケーブルシステムの第1実施形態を示す概略ブロック図である。 図1に開示したシステムの具体的な構成内容を一例を示すブロック図である。 図2に開示したシステムの一部を成す一の海底機器の監視データ処理にかかる構成内容を示すブロック図である。 図2に開示したシステムの一部を成す他の海底機器の監視データ処理にかかる構成内容を示すブロック図である。 図2に開示したシステムの一部を成す監視情報集約型海底機器の監視データ処理にかかる構成内容を示すブロック図である。 図1に開示したシステムの基本的な動作を示すフローチャートである。 本発明にかかる海底光ケーブルシステムの第2実施形態を示す概略ブロック図である。 本発明にかかる海底光ケーブルシステムの第3実施形態を示す概略ブロック図である。 関連技術における海底光ケーブルシステムの一例を示す概略ブロック図である。
<第1の実施形態>
以下、本発明にかかる海底光ケーブルシステムの第1実施形態を、図1乃至図5を参照して説明する。
最初に、本実施形態の基本的な内容について説明し、その後に、具体的な内容について説明する。
図1において、海底光ケーブルシステム1は、海底中継伝送路2と、その両端に接続された陸地側設置の海岸局装置(基地局)3,4とを備えている。
この内、海底中継伝送路2は、複数本の光ファイバを内蔵し一方と他方の基地局相互間を接続する海底光ケーブル21と、この海底光ケーブル21に所定間隔を隔てて装備され前記光ファイバ内を伝搬する光信号の信号レベルを補償する光増幅回路を内蔵した海底中継装置を要部とする複数(n個)の海底機器22,22,22,……,22とを備えて構成されている。又、上記複数の各海底機器22〜22は、後述するように、それぞれが自機およびその上流側伝送路の動作状態を監視すると共に、状態監視データとしてこれを保持し必要に応じて外部に送信する機能22gを備えている。
ここで、各海底機器22〜22は、本第1実施形態では、三個一組の複数のグループG1,G2,G3,……にグループ分けされている。同時に、各グループG1,G2,G3,……に含まれる少なくとも一の海底機器(図1では各中央に位置する海底機器)を監視情報集約型海底機器22,22,……,22(n−1) として位置づけている。
この監視情報集約型海底機器22,22,……,22(n−1) は、他の各海底機器22,22,……と同等の機能を有するほか、更に、各グループG1,G2,G3,……にあって、同一グループ内の各海底機器22,22,……から送り出される状態監視データ(監視データ)J,J,……を捕捉し集約監視データSSとして前記基地局3又は4に対して送信する監視情報送信機能22Gを備えている。
このため、これによると、各海底機器22〜22は、例えば基地局3からの状態監視指令を受信すると直ちに自機およびその上流側伝送路の動作状態の監視を実行し状態監視データを収集し保持することから、全体的には状態監視データの収集が短時間内に迅速に行われることなり、収集された状態監視データは、集約監視データSSとして各グループG1,G2,G3,……内の一の監視情報集約型海底機器22,22,……,22(n−1) に集約され且つ各グループG1,G2,G3,……毎に順次(ほぼ同時に)基地局3に向けて送信されるので、基地局3は、短時間に海底機器22〜22全体およびその上流側伝送路の状態監視データを取得することができ、前述した従来型の方式による関連技術の場合に比較して、例えば1/2以下の時間内に、状態監視データの収集を超迅速に実行することができるという利点がある。
以下、これを更に詳述する。
前述した海底光ケーブルシステム1の一方の基地局3は、本来の通信関連部門の外、図2に示す状態監視指令処理部門を備えている。
(基地局について)
この図2において、一方の基地局3は、各海底機器22〜22に対して動作状態の監視を指令する状態監視指令KSを生成し発信する状態監視指令発信部3Aと、この状態監視指令KSを前述した海底光ケーブル21に向けて送信し且つ当該海底光ケーブル21を介して送られてくる応答信号(前述した集約監視データ)SSを受信する信号送受信部3Bと、この信号送受信部3Bと前記海底光ケーブル21との間に設置された光電変換器としての信号変換器3Cとを備えている。
この信号変換器3Cは、上記状態監視指令KSを光信号に変換して海底光ケーブル21へ送り込む電−光変換機能と、海底光ケーブル21を介して前記各監視情報集約型海底機器22,22,……,22(n−1) から送られてくる応答信号(集約監視データ)SSを電気信号に変換して取り込む光−電変換機能とを備えている。
更に、この基地局3は、前記各監視情報集約型海底機器22,22,……,22(n−1) から送られてくる応答信号である集約監視データSSを分析し、各海底機器22〜22毎にその上流側伝送路を含む動作状態を分析する応答信号分析回路3Dと、この分析結果を各海底機器22〜22毎に対応させて上流側伝送路を含むその動作状態(正常が異常か)を外部に向けて表示する分析結果表示部3Eとを備えている。
このため、基地局3のオペレータは、海底機器22〜22およびその上流側伝送路の各動作状態を、前述した状態監視指令KSの発信後の僅かな時間経過後(例えば数分乃至10数分後)に、当該分析結果表示部3Eを介して迅速に得るこができる。
(各海底機器22〜22について)
本第1実施形態では、各海底機器22〜22は、三個一組でグループ分けされ、全体ではn/3個のグループG1,G2,G3,……に区分けされている場合が開示されている(図1,図2参照)。
ここで、前述した各海底機器22〜22は、前記基地局3からの状態監視指令KSに基づいて作動し自己の海底機器本体部分及びその上流側伝送路の動作状態(異常の有無)を探索して捕捉しこれを状態監視データJ〜Jとしてデータ記憶部22C(又は35)に記憶する状態監視部22J(又は33)を備えている。
この内、上記監視情報集約型海底機器22,22,……,22(n−1) を除く前記各海底機器22,22,……は、この保持された状態監視データJ,J,……を応答監視データとして前記監視情報集約型海底機器22,22,……,22(n−1) に向けて送信する応答監視データ送信機能22gを備えている。
この場合、前記各監視情報集約型海底機器22,22,……,22(n−1) は、同一グループ内の基地局3側に位置する海底機器22,22,……22(n−2) からの各状態監視データJ,J,……,J(n−2) については、これを、海底光ケーブル21の一方の光ファイバ21A(状態監視指令KSの送信側の光ファイバ)を介してそれぞれ捕捉し受信するように機能する。
又、この各監視情報集約型海底機器22,22,……,22(n−1) は、同一グループ内の前記他方の基地局4側に位置する海底機器22,22,……,22からの各状態監視データJ,J,……,Jを、海底光ケーブル21の他方の光ファイバ21B(応答信号/集約監視データSS用の返信側の光ファイバ)を介してそれぞれ判別して捕捉し受信するように機能する。
このため、それぞれの状態監視データは、比較的短い送信距離で且つ光通信の流れに沿って送られるので、迅速且つ円滑に、各監視情報集約型海底機器22,22,……,22(n−1) に集約されるようになっている。
(海底機器の構成例/その1)
次に、各グループG1〜Gn,にあって、監視情報集約型海底機器22,22,……,22(n−1) の上流側(前記一方の基地局3側)に位置する海底機器22,22,……22(n−2) について、その構成例を説明する。
まず、海底機器22は、図3に示すように、基地局3からの状態監視指令KSを一方の光ファイバ21Aを介して受信する監視指令受信回路22Aと、この受信された状態監視指令KSに付勢されて稼働し海底機器22の各構成部分及びその上流側伝送路の動作状態を監視する前述した状態監視部22Jと、この状態監視部22Jが取得した状態監視データJを記憶する監視データ記憶部22Cと、この記憶された状態監視データJを所定のタイミングで読み出す監視データ読出制御部22Dと、この読み出した状態監視データJを海底ケーブル21の前記一方の光ファイバ21Aを介して監視情報集約型海底機器22に向けて送信する信号変換送信部22Eとを備えている。
ここで、監視指令受信回路22Aは、状態監視指令KSを光電変換して受信する受信信号変換器22Aaと、この受信した状態監視指令KSを状態監視部22B及び監視データ読出制御部22Dに振り分ける状態監視指令受信部22Abとにより構成されている。
又、この監視指令受信部22Abと前記監視データ読出制御部22Dとの間に、信号遅延回路22Daが介装されている。この信号遅延回路22Daは、前述した状態監視部22Jが当該自機内の動作状態にかかるデータを収集するに必要な時間分だけ前記状態監視指令KSを遅延させて監視データ読出制御部22Dに送る機能を備えている。
これにより、監視データ読出制御部22Dは、状態監視部22Bが監視データを収集完了が想定される時間の経過後に当該状態監視指令KSに基づいて稼働し、監視データ記憶部22Cに格納された状態監視データを読み出すことができるように当該読み出し動作にかかる所定の動作タイミングが設定されるようになっている。
又、他のグループG2,……,Gnにあって、一方の基地局3側に位置する前述した他の海底機器22,……,22(n−2) も、その構成及びその機能は、上述した海底機器22と同一に構成され、同一に機能するようになっている。
(海底機器の構成例/その2)
続いて、各グループG1〜Gn,にあって、前記監視情報集約型海底機器22,22,……,22(n−1) の下流側(前記他方の基地局4側)に位置する海底機器22,22,……,22について、その構成例を説明する。
まず、海底機器22は、図4に示すように、前述した海底機器22(図3参照)と同等に機能する構成要素を備えている。
即ち、この海底機器22は、前述した海底機器22と同等に機能する監視指令受信回路22A及び状態監視部22Jを備え、この状態監視部22Jが取得した状態監視データJを記憶する監視データ記憶部22Cと、この記憶された状態監視データJを所定のタイミングで読み出す監視データ読出制御部22Dと、この読み出した状態監視データJを海底ケーブル21の前記他方の光ファイバ22Aを介して監視情報集約型海底機器22に向けて送信する信号変換送信部22Fとを備えている。
ここで、監視指令受信回路22Aは、状態監視指令KSを光電変換して受信する受信信号変換器22Aaと、この受信した状態監視指令KSを状態監視部22Jおよび監視データ読出制御部22Dに振り分ける監視指令入力部22Abとにより構成されている。
又、この監視指令入力部22Abと前記監視データ読出制御部22Dとの間には信号遅延回路22Daが介装されている。この信号遅延回路22Daは、前述した状態監視部22Jが当該自機内の動作状態にかかるデータを収集するに必要な時間分だけ前記状態監視指令KSを遅延させて監視データ読出制御部22Dに送り込む機能を備えている。
これにより、監視データ読出制御部22Dが、状態監視部22Jが監視データを収集した後に状態監視指令KSに付勢されて稼働し、監視データ記憶部22Cに格納された状態監視データを読み出すことができるように当該読み出し動作にかかる所定の動作タイミングが設定されている。
他方の基地局4側に位置する前述した他の海底機器22,……,22も、その構成及びその機能,動作は、上述した海底機器22と同一に構成され、同一の機能,動作を備えたものとなっている。
(監視情報集約型海底機器の構成例)
次に、各グループG1〜Gn,にあって、各海底機器の中央部に位置する監視情報集約型海底機器22,22,……,22(n−1) について、その構成例を説明する。
まず、監視情報集約型海底機器22は、図5に示すように、一方と他方の光ファイバを備えた海底光ケーブル21を介して送られてくる光信号を受信信号変換部(光電変換器)31を介して受信する信号受信部32と、この受信された受信信号が一方の基地局3から発信された各海底機器に対する状態監視指令KSか否かを判定すると共に状態監視指令KSであると判定した場合に直ちに稼働して予め装備された自機動作状態監視用の状態監視部33に対して動作指令を発信する信号判別部34とを備えている。
即ち、上記信号判別部34は、受信信号が状態監視指令KSか否かを判定する監視指令判定機能34Aと、状態監視指令KSに受信にタイミングで前記状態監視部33に対して動作指令を発信する動作指令発信機能34Bとを備えている。
更に、この監視情報集約型海底機器22は、前記状態監視部33が稼働して当該海底機器22内部の各構成要素の稼働状態を状態監視データJとして取得した場合に他の海底機器から送り込まれる他機監視データJ,Jと共に集約監視データSSとして記憶する集約監視データ記憶部35と、この記憶された集約監視データSSを所定のタイミングで読み出すと共にこの読み出した集約監視データSSを海底光ケーブル21(他方の光ファイバ21B)を介して前記一方の基地局3へ向けて送信する集約監視データ送信部36とを備えている。
ここで、上記集約監視データ送信部36は、集約監視データ記憶部35から所定のタイミングで集約監視データSSを読み出す集約監視データ読出制御部36Aと、この読み出した集約監視データSSを前記基地局3への送信用として電気−光変換して出力する信号変換送信部36Bとを備えて構成されている。
更に、前述した信号判別部34は、信号受信回路32で受信された前記受信信号が他機監視データJ,Jか否か判定する他機監視データ判定機能34Cを備えている。
そして、この受信された前記信号が他機監視データJ,Jであると判定された場合に稼働し当該他機監視データJ,Jを前記集約監視データ記憶部35に記憶制御する他機監視データ記憶制御部37が、前記信号判別部34に連結装備されている。
即ち、この他機監視データ記憶制御部37は、同一グループ内の他の海底機器の動作状態を状態監視データとして捕捉し集約する機能を備えている。
ここで、上記信号判別部34と集約監視データ読出制御部36Aとの間に、信号遅延回路38が介装されている。この信号遅延回路38は、前述した状態監視部33が当該自機内の前記状態監視データJを収集するに必要な時間および同時進行の前記他機監視データJ,Jが受信され共に集約監視データ記憶部35に格納されるに必要な時間分だけ前記状態監視指令KSを遅延させて、集約監視データ読出制御部36Aに送り込む機能を備えている。この状態監視指令KSの遅延送出時間は、一方では正常状態における他機監視データJ,Jの応答出力時間に相当する。
この信号遅延回路38により、集約監視データ読出制御部36Aが、状態監視データJおよび同時進行の他機監視データJ,Jが集約監視データ記憶部35に格納されるに十分な経過時間後に、状態監視指令KSに付勢されて稼働し、集約監視データを高精度に円滑に読み出すことができるように、当該読み出し動作にかかる所定の動作タイミングが設定されている。
即ち、上記十分な経過時間(応答出力時間)内に他機監視データJ,Jが入力されない場合には、当該他機監視データJ,Jに相当する海底機器22,22に異常が発生したものと推定することが前提となっている。この推定内容は、後述する基地局3の監視データ表示時に具体的に実行される。
このため、上記監視情報集約型海底機器22は、同一グループG1内の他の各海底機器22,22の状態監視データJ,Jと共に自機の状態監視データJを合わせた集約監視データSSを、海底光ケーブル21(他方の光ファイバ21B)を介して前記一方の基地局3へ一括して効率良く且つ迅速に送信することが可能となっている。
他の監視情報集約型海底機器22,……,22(n−1) についても、上述した監視情報集約型海底機器22と同一の構成要素を備えて構成され、上述した監視情報集約型海底機器22と同一に機能することができるようになっている。
(システムの動作)
次に、本第1実施形態における海底光ケーブルシステムのシステム監視時における基本形な動作を、図6を参照して説明する。
まず、陸地側設置の基地局(海岸局装置)3は、海底光ケーブル21を介して、予め複数にグループ分けされた各海底機器22〜22に対し、当該各海底機器22〜22の動作状態を監視する状態監視指令KSを発信する(図6:ステップS601/第1の工程)。
続いて、この基地局3からの状態監視指令KSに基づいて稼働し前記各海底機器22〜22が、それぞれ自機及びその上流側伝送路の動作状態を監視しその監視結果を状態監視データJ〜Jとして保持すると共に当該状態監視データJ〜Jを前記海底光ケーブルを介して個別に出力する(図6:ステップS602/第2の工程)。
次に、この出力された状態監視データJ,J,……,Jを同一グループG1,G2,……内の予め特定された一の海底機器22,22,……が前記海底光ケーブル21を介して受信する。そして、当該受信した前記状態監視データが同一グループ内の他の海底機器からの状態監視データか否かを判定し、同一グループ内の他機の状態監視データのみを取り込んで格納する(図6:ステップS603/第3の工程)。
次に、前記一の海底機器22,22,……に取り込まれた同一グループ内の他機の状態監視データを、当該一の海底機器22,22,……が自機の状態監視データと共に集約すると共に、集約監視データSSとして保持する(図6:ステップS604/第4の工程)。
そして、この集約された同一グループ内の集約監視データSSを前記各グループG1,G2,……の一の海底機器22,22,……が所定のタイミングで別々に前述した基地局3へ送信する(図6:ステップS605/第5の工程)。
ここで、上記基地局3への集約監視データSSの送信する上記第5の工程にあっては、前記状態監視データが受信されていない海底機器については、異常発生にかかる海底機器としてこれに対応する前記状態監視データが無い状態の集約監視データを、そのまま送信対象とする。
そして、前記一方の基地局3では、送られてくる各グループG1,G2,……毎の複数の集約監視データSSを、当該基地局3側にて前記各海底機器22〜22について予め設定された識別子に基づいて整理統合し、この前記各集約監視データSS内に、対応する前記状態監視データの無い海底機器についてはこれを障害発生にかかる異常海底機器として特定し表示する(図6:ステップS606/第6の工程)。
このため、これによると、各海底機器22〜22は、基地局3からの状態監視指令を受信すると、それぞれが並行に稼働して自機及びその上流側伝送路の動作状態の監視を実行し状態監視データを並行して収集し保持することから、全体的には状態監視データの収集が短時間内に且つ迅速に行われることなり、収集された状態監視データは集約監視データSSとして各グループG1,G2,G3,……内の一の監視情報集約型海底機器22,22,……,22(n−1) に集約され且つ各グループG1,G2,G3,……毎に順次(ほぼ同時に)基地局3に向けて送信されるので、基地局3は、短時間に海底機器22〜22全体の状態監視データを取得することができ、前述した従来型の方式による関連技術の場合に比較して、例えば1/2以下の超短時間内に、状態監視データの収集を超迅速に実行することができるという利点がある。
即ち、本第1実施形態にかかる海底光ケーブルシステム1は、上述したように構成され機能するので、これによると、基地局3側では、上述した各海底機器22〜22の異常状態の有無を円滑に且つ迅速に収集し確認することが可能となる。そして、上記システムの実行に際しては、各グループG1,G2,……が同時に並行して稼働することから、各海底機器22〜22を個別に順次チェックする従来例と比較して数分の1の所要時間で、異常状態の有無を超迅速に収集し確認することが可能となる。
尚、上記第1実施形態では、海底機器を3個ずつの複数のグループに区分けする場合を例示したが、海底機器の1グループ内の数については、これに限定するものでは無く、例えば10個ずつ、更には20個ずつに区分けして複数のグループを構成するようにしてもよい。
<第2実施形態>
次に、本発明にかかる海底光ケーブルシステムの第2実施形態を、図7を参照して説明する。ここで、前述した第1実施形態の場合と同一の構成部材については同一の符号を用いるものとする。
この第2実施形態において、海底光ケーブルシステム10は、前述した海底光ケーブル21と、この海底光ケーブル21上に不規則に区分けされて装備された複数の海底機器42〜42とを備えている。
即ち、この第2実施形態では、海底機器42〜42の区分けに際して、前述した第1実施形態が等価ブロック単位に均等に区分けしたのに対して、その数を一部不規則に区分けした点に特徴を有する。
即ち、図7に示すように、第1のグループG1にあっては、8個の海底機器42〜42を装備すると共に、図示はしてないが、第2のグループG2にあっては15個、次の第3のグループG3以降のグループはそれぞれ10個ずつに区分けされている。
ここで、図7の第1グループG1にあっては、海底機器42は、図5に開示した監視情報集約型海底機器42と同等の監視情報集約型海底機器で構成されている。又、一方の基地局3側に位置する海底機器42〜42は、それぞれが図3に開示した海底機器22と同等の海底機器で構成されている。更に、基地局3とは反対側に位置する海底機器42〜42は、それぞれ図4に開示した海底機器22と同等の海底機器で構成されている。他のグループG2等についても同様である。
その他の構成およびその動作は、前述した第1実施形態の場合と同一となっている。
このようにしても、前述した第1実施形態の場合と同等の作用効果を得ることができ、更に、複雑な構成を有する監視情報集約型海底機器の数を少なくすることができるので、設備費を更に低く設定することができるという利点がある。
<第3の実施形態>
次に、本発明にかかる海底光ケーブルシステムの第3実施形態を図8を参照して説明する。ここで、前述した第1実施形態と同一の構成部材については同一の符号を用いるものとする。
この第3実施形態においては、海底光ケーブルシステム12は、分岐構造の海底光ケーブル51と、この海底光ケーブル51上に装備された複数の海底機器52〜52とを備えている。
この内、分岐構造の海底光ケーブル51には、少なくとも2か所の分岐点50a,50bにて分岐光ケーブル51a,51bが連結装備されている。また、この各分岐点50a,50bには、後述するように、光中継器としての機能を備えた光ケーブル用分岐機53,53が、それぞれ設置されている。
この各光ケーブル用分岐機53,53には、前述した第1実施形態における監視情報集約型海底機器22と同等の状態監視機能および状態監視データの集約を実行するのに必要な各構成要素が内蔵されている。
又、上記分岐構造の海底光ケーブル51には、前述した第1実施形態における海底機器22〜22と同等の海底機器52〜52,52〜52,…… が装備されている。同時に、分岐光ケーブル51A,51Bにも、上述した海底光ケーブル51の場合と同様に、前述した海底機器52,52,52と同等に構成された複数の海底機器62,62,62,……、63,63,63,……、がそれぞれ設置されている。
ここで、分岐光ケーブル51Aに設置された複数の海底機器62,62,62,……は、図8に示すように、第1のグループG1の光ケーブル用分岐機53に接続されている。このため、海底機器62,62,62,……にて収集される状態監視データは、上記光ケーブル用分岐機53に集約されるようになっている。
同様に、上記分岐光ケーブル51Bに設置された複数の海底機器63,63,63,……は、図8に示すように、第2のグループG2の光ケーブル用分岐機53に接続されている。このため、海底機器63,63,63,……にて収集される状態監視データは、第2のグループG2の光ケーブル用分岐機53に集約されるようになっている。
ここで、図8の第1グループG1にあって、光ケーブル用分岐機53を基準として一方の基地局3側に位置する海底機器52〜52のそれぞれは、図3に開示した海底機器22と同等の海底機器で構成されている。又、基地局3とは反対側に位置する海底機器52〜52及び前述した分岐光ケーブル51A上の海底機器62,62,62,……については、それぞれが図4に開示した海底機器22と同等の海底機器で構成されている。
他のグループG2等についても同様である。
その他の具体的な構成およびその作用効果は、前述した第1実施形態の場合と同一となっている。
このようにしても、前述した第1実施形態の場合と同等の作用効果を得ることができ、更に、複雑な構成を有する監視情報集約型海底機器の数を少なくすることができるので、設備費を幾分低く設定することができるという利点がある。
<変形例>
次に、上記第1実施形態(図1)の変形例について説明する。
上記各実施形態において、各グループの内の一の海底機器である監視機能内蔵型の海底機器22が、基地局3の状態監視指令KSを受けた場合、同一グループ内の各海底機器に22,22に監視副信号発信し、当該各海底機器22,22からの応答信号を受信して解析する。さらに、監視機能内蔵型海底機器22は、同一グループ内の各海底機器に22,22における測定結果をまとめて、基地局3に測定結果信号をまとめて送信する。
このようにしても、一定の監視精度を保持するとともに、監視時間を短くすることが可能となる。この場合、同一グループ内の各海底機器に22,22発する監視副信号および応答信号の送信距離が短くなるので、一定の監視精度を保持するとともに、監視時間を短くできる。
上記各実施形態については、その新規な技術的内容の要点をまとめると、以下のようになる。尚、この技術的内容については、本発明をこれに限定するものではない。
〔付記1〕(グループ毎に監視データを送信)
海底中継伝送路とその両端に接続された陸地側設置の海岸局装置(基地局)とを備え、 前記海底中継伝送路が、光ファイバを内蔵し一方と他方の基地局相互間を接続する海底光ケーブルと、この海底光ケーブルに所定間隔を隔てて装備され前記光ファイバ内を伝搬する光信号の信号レベル補償用の光増幅回路を内蔵した海底中継装置を含む複数の海底機器とを備えて成る海底光ケーブルシステムであって、
前記各海底機器を複数のグループにグループ分けすると共に、各グループに含まれる少なくとも一の海底機器を、同一グループ内の他の各海底機器及びその上流側伝送路の動作状態を状態監視データとして捕捉し集約する機能を備えた監視情報集約型海底機器により構成すると共に、
この各監視情報集約型海底機器が、前記各海底機器及びその上流側伝送路の動作状態にかかる前記状態監視データを収集した集約監視データとして前記基地局に対して送信する監視情報送信機能を備えていることを特徴とした海底光ケーブルシステム。
〔付記2〕(監視データの集約)
付記1に記載の海底光ケーブルシステムにおいて、
前記監視情報集約型海底機器及び前記各海底機器は、
前記基地局からの状態監視指令に基づいて作動し自己の海底機器及びその上流側伝送路全体の異常の有無を捕捉しこれを状態監視データとして記憶部に記憶する状態監視部を備え、
前記監視情報集約型海底機器を除く前記各海底機器は、この保持された状態監視データを応答監視データとして同一グループ内の前記監視情報集約型海底機器に向けて送信する応答監視データ送信機能を備えていることを特徴とした海底光ケーブルシステム。
〔付記3〕(集約データ送信部)
付記2に記載の海底光ケーブルシステムにおいて、
前記監視情報集約型海底機器は、前記各海底機器から送られてくる応答監視データを自己の海底機器にかかる応答監視データと共に集約監視データとして記憶する集約監視データ記憶部を備えると共に、この記憶された集約監視データを前記基地局に送信する集約データ送信部とを備えていることを特徴とした海底光ケーブルシステム。
〔付記4〕(海底中継器がベース)
付記1乃至3の何れか一つに記載の海底光ケーブルシステムにおいて、
前記監視情報集約型海底機器及び前記各海底機器は、それぞれが海底光ケーブル内の光ファイバ中を伝搬する光信号の信号レベル補償用の光増幅回路を内蔵した海底中継器をベースとして構成されたものであることを特徴とした海底光ケーブルシステム。
〔付記5〕(等化ブロック単位に区分け)
付記1に記載の海底光ケーブルシステムにおいて、
前記海底機器の各グループは、それぞれが同一の数の海底機器による等化ブロック単位に区分けされていることを特徴とした海底ケーブルシステム。
〔付記6〕(ブランチ構造への適用)
付記1に記載の海底光ケーブルシステムにおいて、
前記監視情報集約型海底機器は、前記海底ケーブルがブランチ構造である場合には、ブランチ単位で設けられていることを特徴とした海底光ケーブルシステム。
〔付記7〕(分析結果の出力表示)
付記1乃至6の何れか一つに記載の海底光ケーブルシステムにおいて、
前記海岸局装置(基地局)は、
前記各海底機器に対する状態監視指令KSを生成する状態監視指令発信部と、この生成された状態監視指令を前記海底ケーブルを介して前記各海底機器に送信すると共に前記監視情報集約型海底機器から送られてくる応答信号である集約監視データを受信する信号送受信部と、
この受信された集約監視データを前記海底機器毎に分析し前記監視情報集約型海底機器を含む前記各海底機器毎に当該海底機器及びその上流側伝送路の動作状態が正常か否かを出力表示する分析結果出力表示部とを備えていることを特徴とした海底光ケーブルシステム。
〔付記8〕(監視情報集約型海底機器)
海底光ケーブルシステム1の要部を成す海底光ケーブルに複数の他の海底機器と共に装備された監視情報集約型海底機器であって、
前記海底光ケーブルを介して前記海底光ケーブルシステムの基地局から送られてくる状態監視指令信号又は他の海底機器から送られてくる状態監視データ信号を受信信号変換部(光電変換器)を介して受信する信号受信部と、
この受信された信号が前記基地局から発信された海底機器に対する状態監視指令か否かを判定すると共に、状態監視指令であると判定された場合に直ちに稼働して予め装備され自機の動作状態を監視する状態監視部に対して動作指令を発信する信号判別部と、
前記状態監視部が稼働して取得した状態監視データを他の海底機器から送り込まれる他機監視データと共に集約監視データとして記憶する集約監視データ記憶部と、
この記憶された集約監視データを所定のタイミングで前記基地局へ送信する集約監視データ送信部とを備えたことを特徴とした監視情報集約型海底機器。
〔付記9〕(他機監視データの記憶制御部)
付記8に記載の監視情報集約型海底機器において、
前記信号判別部は、受信された前記信号が他機監視データか否か判定する他機監視データ判定機能を備えると共に、
この受信された前記信号が他機監視データであると判定された場合に稼働し当該他機監視データを前記集約監視データ記憶部に記憶制御する他機監視データ記憶制御部を備えていることを特徴とした監視情報集約型海底機器。
〔付記10〕(方法の発明)
海底中継伝送路と、その両端に接続された陸地側設置の海岸局装置(基地局)とを備え、前記海底中継伝送路が、光ファイバを内蔵し一方と他方の基地局相互間を接続する海底光ケーブルと、この海底光ケーブルに所定間隔を隔てて装備され前記光ファイバ内を伝搬する光信号の信号レベル補償用の光増幅回路を内蔵した海底中継装置を含む複数の海底機器とを備えて構成されて成る海底光ケーブルシステムにあって、
予め複数にグループ分けされた各海底機器に対し、当該各海底機器及びその上流側伝送路の動作状態を監視する状態監視指令を前記基地局が発信し(第1の工程)、
この基地局からの状態監視指令に基づいて稼働し前記各海底機器が自機及びその上流側伝送路の稼働状態を監視しその監視結果を状態監視データとして保持すると共に当該状態監視データを前記海底光ケーブルを介して出力し(第2の工程)、
この出力された状態監視データを同一グループ内の予め特定された一の海底機器が前記海底光ケーブルを介して受信し当該受信した前記状態監視データが同一グループ内の他の海底機器からの状態監視データか否かを判別し同一グループ内の他機の状態監視データのみを取り込んで格納し(第3の工程)、
前記一の海底機器に取り込まれた同一グループ内の他機の状態監視データを当該一の海底機器が自機の状態監視データと共に収集して集約監視データとして保持し(第4の工程)、
この集約された同一グループ内の集約監視データを前記各グループの一の海底機器が別々に所定のタイミングで前記基地局へ送信する(第5の工程)ようにしたことを特徴とする海底光ケーブルシステム監視方法。
〔付記11〕(状態監視データが無い状態の集約監視データ)
付記10に記載の海底光ケーブルシステム監視方法において、
前記基地局への集約監視データの送信する工程にあっては、前記状態監視データが受信されていない海底機器については、異常発生にかかる海底機器としてこれに対応する前記状態監視データが無い状態の集約監視データを、そのまま送信対象とすることを特徴とした海底光ケーブルシステム監視方法。
〔付記12〕(異常海底機器の特定)
付記10又は11に記載の海底光ケーブルシステム監視方法において、
前記一方の基地局に送られてくる各グループ毎の複数の集約監視データを、当該基地局側に前記各海底機器について予め設定された識別子に基づいて整理統合し、この前記各集約監視データ内に対応する前記状態監視データの無い海底機器についてはこれを障害発生にかかる異常海底機器として特定し表示すること(第6の工程)を特徴とした海底光ケーブルシステム監視方法。
〔付記13〕(プログラム発明)
海底中継伝送路と、その両端に接続された陸地側設置の海岸局装置(基地局)とを備え、前記海底中継伝送路が、光ファイバを内蔵し一方と他方の基地局相互間を接続する海底光ケーブルと、この海底光ケーブルに所定間隔を隔てて装備され前記光ファイバ内を伝搬する光信号の信号レベル補償用の光増幅回路を内蔵した海底中継装置を含む複数の海底機器とを備えて構成されて成る海底光ケーブルシステムにあって、
前記基地局から発信される状態監視指令に基づいて稼働し予め複数にグループ分けされた各海底機器から自機及びその上流側伝送路の稼働状態を監視して成る状態監視データが出力された場合に機能し、当該各海底機器及びその上流側伝送路の状態監視データをグループ毎に分けて受信する監視データ受信処理機能、
この各海底機器から出力される状態監視データが同一グループ内の各海底機器からの状態監視データか否かを判定し、当該各状態監視データを同一グループ内の各海底機器の識別子に対応させて収集しグループ毎に保持する監視データ集約処理機能、
およびこの収集された同一グループ内の各海底機器の状態監視データを、グループ毎に所定のタイミングで海底光ケーブルを介して前記基地局へ送信する集約監視データ送信処理機能、とを設け、
これらの各処理機能を、予め前記海底機器の各グループ毎に設置したコンピュータに個別に実現させるようにしたことを特徴とする海底光ケーブルシステム監視プログラム。
〔付記14〕(状態監視データが無い状態)
付記I3に記載の海底光ケーブルシステム監視プログラムにおいて、
前記基地局へ送信する集約監視データ送信処理機能にあっては、
前記状態監視データが受信されていない海底機器については、異常発生にかかる海底機器としてこれに対応する前記状態監視データが無い状態の集約監視データを、そのまま送信処理の対象としてプログラム化することを特徴とした海底光ケーブルシステム監視プログラム。
〔付記15〕(異常海底機器の特定)
海底中継伝送路と、その両端に接続された陸地側設置の海岸局装置(基地局)とを備え、前記海底中継伝送路が、光ファイバを内蔵し一方と他方の基地局相互間を接続する海底光ケーブルと、この海底光ケーブルに所定間隔を隔てて装備され前記光ファイバ内を伝搬する光信号の信号レベル補償用の光増幅回路を内蔵した海底中継装置を含む複数の海底機器とを備えて構成されて成る海底光ケーブルシステムにあって、
前記一方の基地局に送られてくる各グループ毎の複数の集約監視データを、当該基地局側に前記各海底機器について予め設定された識別子に基づいて分析し整理統合する監視データ分析処理機能、
および前記各集約監視データに、対応する前記状態監視データの無い海底機器についてはこれを障害発生にかかる異常海底機器として特定し正常海底機器と共に予め装備した表示部に表示する集約監視データ表示処理機能、とを設け、
この各処理機能を、予め前記基地局に設置したコンピュータに実現させるようにしたことを特徴とする海底光ケーブルシステム監視プログラム。
本発明は、長距離通信,短距離通信を問わず、海底光ケーブル通信の全ての分野において有効に利用される。
1,10,12 海底光ケーブルシステム
2 海底中継伝送路(伝送路)
3,4 基地局(海岸局装置)
3A 状態監視指令発信部
3B 信号送受信部
3C 信号変換器
3D 応答信号分析回路
3E 分析結果出力表示部
21,41,41A,41B 海底光ケーブル
21A,21B 光ファイバー
22,22,22,…,22(n−2) 、42〜42,42,…、52〜52,52,…、62,62,62,…、62,62,62,…、 海底機器
22,22,22,…,22(n−1) 、42,4213,… 監視情報集約型海底機器
22G 監視情報送信機能
22g 応答監視データ送信機能
22J,33 状態監視部
32 信号受信部
34 信号判別部
34A 監視指令判定機能
34B 動作指令発信機能
34C 他機監視データ判定機能
35 集約監視データ記憶部
36 集約監視データ送信部
37 他機監視データ記憶制御部
53,53,…… 光ケーブル用分岐機
G1 第1グループ
G2 第2グループ
,J,J……応答監視データ(状態監視データ)
KS 状態監視指令
SS 集約監視データ

Claims (10)

  1. 海底中継伝送路とその両端に接続された陸地側設置の海岸局装置(基地局)とを備え、 前記海底中継伝送路が、光ファイバを内蔵し一方と他方の基地局相互間を接続する海底光ケーブルと、この海底光ケーブルに所定間隔を隔てて装備され前記光ファイバ内を伝搬する光信号の信号レベル補償用の光増幅回路を内蔵した海底中継装置を含む複数の海底機器とを備えて構成されて成る海底光ケーブルシステムであって、
    前記各海底機器を複数のグループにグループ分けすると共に、各グループに含まれる少なくとも一の海底機器を、同一グループ内の他の各海底機器の動作状態を状態監視データとして捕捉し集約する機能を備えた監視情報集約型海底機器により構成すると共に、
    この各監視情報集約型海底機器が、前記各海底機器の動作状態にかかる前記状態監視データを収集した集約監視データとして前記基地局に対して送信する監視情報送信機能を備えていることを特徴とした海底光ケーブルシステム。
  2. 請求項1に記載の海底光ケーブルシステムにおいて、
    前記監視情報集約型海底機器及び前記各海底機器は、
    前記基地局からの状態監視指令に基づいて作動し自己の海底機器全体の異常の有無を捕捉しこれを状態監視データとして記憶部に記憶する状態監視部を備え、
    前記監視情報集約型海底機器を除く前記各海底機器は、この保持された状態監視データを応答監視データとして前記監視情報集約型海底機器に向けて送信する応答監視データ送信機能を備えていることを特徴とした海底光ケーブルシステム。
  3. 請求項2に記載の海底光ケーブルシステムにおいて、
    前記監視情報集約型海底機器は、前記各海底機器から送られてくる応答監視データを自己の海底機器にかかる応答監視データと共に集約監視データとして記憶する集約データ記憶部を備えると共に、この記憶された集約監視データを前記基地局に送信する集約監視データ送信部とを備えていることを特徴とした海底光ケーブルシステム。
  4. 請求項1乃至3の何れか一つに記載の海底光ケーブルシステムにおいて、
    前記監視情報集約型海底機器及び前記各海底機器は、それぞれが海底光ケーブル内の光ファイバ中を伝搬する光信号の信号レベル補償用の光増幅回路を内蔵した海底中継器をベースとして構成されたものであることを特徴とした海底光ケーブルシステム。
  5. 請求項1乃至4の何れか一つに記載の海底光ケーブルシステムにおいて、
    前記海岸局装置(基地局)は、
    前記各海底機器に対する状態監視指令を生成する状態監視指令発信部と、この生成された状態監視指令を前記海底ケーブルを介して前記各海底機器に送信すると共に前記監視情報集約型海底機器から送られてくる応答信号である集約監視データを受信する信号送受信部と、
    この受信された集約監視データを前記海底機器毎に分析し前記監視情報集約型海底機器を含む前記各海底機器毎に当該海底機器の動作状態が正常か否かを出力表示する分析結果出力表示部とを備えていることを特徴とした海底光ケーブルシステム。
  6. 海底光ケーブルシステムの要部を成す海底光ケーブルに複数の他の海底機器と共に装備された監視情報集約型海底機器であって、
    前記海底光ケーブルを介して前記海底光ケーブルシステムの基地局から送られて来る状態監視指令信号を受信信号変換部を介して受信する信号受信部と、
    この受信された信号が前記基地局から発信された海底機器に対する状態監視指令か否かを判定すると共に、状態監視指令であると判定された場合に直ちに稼働して予め装備され自機の動作状態を監視する状態監視部に対して動作指令を発信する信号判別部と、
    前記状態監視部が稼働して取得した状態監視データを他の海底機器から送り込まれる他機監視データと共に集約監視データとして記憶する集約監視データ記憶部と、
    この記憶された集約監視データを所定のタイミングで前記基地局へ送信する集約監視データ送信部とを備えたことを特徴とした監視情報集約型海底機器。
  7. 海底中継伝送路と、その両端に接続された陸地側設置の海岸局装置(基地局)とを備え、前記海底中継伝送路が、光ファイバを内蔵し一方と他方の基地局相互間を接続する海底光ケーブルと、この海底光ケーブルに所定間隔を隔てて装備され前記光ファイバ内を伝搬する光信号の信号レベル補償用の光増幅回路を内蔵した海底中継装置を含む複数の海底機器とを備えて構成されて成る海底光ケーブルシステムにあって、
    予め複数にグループ分けされた各海底機器に対し、当該各海底機器の動作状態を監視する状態監視指令を前記基地局が発信し、
    この基地局からの状態監視指令に基づいて稼働し前記各海底機器が自機の稼働状態を監視しその監視結果を状態監視データとして保持すると共に当該状態監視データを前記海底光ケーブルを介して出力し、
    この出力された状態監視データを同一グループ内の予め特定された一の海底機器が前記海底光ケーブルを介して受信し当該受信した前記状態監視データが同一グループ内の他の海底機器からの状態監視データか否かを判定し同一グループ内の他機の状態監視データのみを取り込んで格納し、
    前記一の海底機器に取り込まれた同一グループ内の他機の状態監視データを当該一の海底機器が自機の状態監視データと共に集約し集約監視データとして保持し、
    この集約された同一グループ内の集約監視データを前記各グループの一の海底機器が別々に所定のタイミングで前記基地局へ送信するようにしたことを特徴とする海底光ケーブルシステム監視方法。
  8. 請求項7に記載の海底光ケーブルシステム監視方法において、
    前記基地局への集約監視データの送信する工程にあっては、前記状態監視データが受信されていない海底機器については、異常発生にかかる海底機器としてこれに対応する前記状態監視データが無い状態の集約監視データを、そのまま送信対象とすることを特徴とした海底光ケーブルシステム監視方法。
  9. 海底中継伝送路と、その両端に接続された陸地側設置の海岸局装置(基地局)とを備え、前記海底中継伝送路が、光ファイバを内蔵し一方と他方の基地局相互間を接続する海底光ケーブルと、この海底光ケーブルに所定間隔を隔てて装備され前記光ファイバ内を伝搬する光信号の信号レベル補償用の光増幅回路を内蔵した海底中継装置を含む複数の海底機器とを備えて構成されて成る海底光ケーブルシステムにあって、
    前記基地局から発信される状態監視指令に基づいて稼働し予め複数にグループ分けされた各海底機器から自機の稼働状態を監視して成る状態監視データが出力された場合に機能し、当該各海底機器の状態監視データをグループ毎に分けて受信する監視データ受信処理機能、
    この各海底機器から出力される状態監視データが同一グループ内の各海底機器からの状態監視データか否かを判定し、当該各状態監視データを同一グループ内の各海底機器の識別子に対応させて収集しグループ毎に保持する監視データ集約処理機能、
    およびこの収集された同一グループ内の各海底機器の状態監視データを、グループ毎に所定のタイミングで海底光ケーブルを介して前記基地局へ送信する集約監視データ送信処理機能、とを設け、
    これらの各処理機能を、予め前記海底機器の各グループ毎に設置したコンピュータに個別に実現させるようにしたことを特徴とする海底光ケーブルシステム監視プログラム。
  10. 海底中継伝送路と、その両端に接続された陸地側設置の海岸局装置(基地局)とを備え、前記海底中継伝送路が、光ファイバを内蔵し一方と他方の基地局相互間を接続する海底光ケーブルと、この海底光ケーブルに所定間隔を隔てて装備され前記光ファイバ内を伝搬する光信号の信号レベル補償用の光増幅回路を内蔵した海底中継装置を含む複数の海底機器とを備えて構成されて成る海底光ケーブルシステムにあって、
    前記一方の基地局に送られてくる各グループ毎の複数の集約監視データを、当該基地局側に前記各海底機器について予め設定された識別子に基づいて分析し整理統合する監視データ分析処理機能、
    および前記各集約監視データに、対応する前記状態監視データの無い海底機器についてはこれを障害発生にかかる異常海底機器として特定し正常海底機器と共に予め装備した表示部に表示する集約監視データ表示処理機能、とを設け、
    この各処理機能を、予め前記基地局に設置したコンピュータに実現させるようにしたことを特徴とする海底光ケーブルシステム監視プログラム。
JP2013072882A 2013-03-29 2013-03-29 海底光ケーブルシステム、監視情報集約型海底機器、システム監視方法、及びその監視用プログラム Active JP6160179B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013072882A JP6160179B2 (ja) 2013-03-29 2013-03-29 海底光ケーブルシステム、監視情報集約型海底機器、システム監視方法、及びその監視用プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013072882A JP6160179B2 (ja) 2013-03-29 2013-03-29 海底光ケーブルシステム、監視情報集約型海底機器、システム監視方法、及びその監視用プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014197788A true JP2014197788A (ja) 2014-10-16
JP6160179B2 JP6160179B2 (ja) 2017-07-12

Family

ID=52358310

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013072882A Active JP6160179B2 (ja) 2013-03-29 2013-03-29 海底光ケーブルシステム、監視情報集約型海底機器、システム監視方法、及びその監視用プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6160179B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021049099A1 (ja) * 2019-09-10 2021-03-18 日本電気株式会社 海底光通信システム、監視結果の伝達方法及び監視プログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体
WO2022138431A1 (ja) * 2020-12-21 2022-06-30 日本電気株式会社 送信装置、送信方法及び送信プログラムの記録媒体
CN117395542A (zh) * 2023-10-10 2024-01-12 江苏亨通海洋光网系统有限公司 一种用于海底观测网的高速率无中继远距离通信系统

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003032190A (ja) * 2001-07-11 2003-01-31 Mitsubishi Electric Corp 光中継システムおよび光増幅中継器制御方法
JP2005151452A (ja) * 2003-11-19 2005-06-09 Mitsubishi Electric Corp 光中継器
US20110058814A1 (en) * 2009-07-08 2011-03-10 Woods Hole Oceanographic Institution Fiber optic observatory link for medium bandwidth data communication

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003032190A (ja) * 2001-07-11 2003-01-31 Mitsubishi Electric Corp 光中継システムおよび光増幅中継器制御方法
JP2005151452A (ja) * 2003-11-19 2005-06-09 Mitsubishi Electric Corp 光中継器
US20110058814A1 (en) * 2009-07-08 2011-03-10 Woods Hole Oceanographic Institution Fiber optic observatory link for medium bandwidth data communication

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021049099A1 (ja) * 2019-09-10 2021-03-18 日本電気株式会社 海底光通信システム、監視結果の伝達方法及び監視プログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体
JPWO2021049099A1 (ja) * 2019-09-10 2021-03-18
JP7359214B2 (ja) 2019-09-10 2023-10-11 日本電気株式会社 海底光通信システム
US11843415B2 (en) 2019-09-10 2023-12-12 Nec Corporation Submarine optical communication system, method for transmitting monitoring result, and non-transitory computer readable medium storing monitoring program
WO2022138431A1 (ja) * 2020-12-21 2022-06-30 日本電気株式会社 送信装置、送信方法及び送信プログラムの記録媒体
JP7513119B2 (ja) 2020-12-21 2024-07-09 日本電気株式会社 送信装置及び送信方法
CN117395542A (zh) * 2023-10-10 2024-01-12 江苏亨通海洋光网系统有限公司 一种用于海底观测网的高速率无中继远距离通信系统
CN117395542B (zh) * 2023-10-10 2024-04-26 江苏亨通华海科技股份有限公司 一种用于海底观测网的高速率无中继远距离通信系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP6160179B2 (ja) 2017-07-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN103890557B (zh) 使用otdr测量的pon监管
US8483559B2 (en) System and method for monitoring a branched optical communication system
CN102308498B (zh) 长程传输系统的故障定位器
CN101809429B (zh) 在线路监控设备中使用差分环路增益进行故障标识的系统和方法
JP6610775B2 (ja) 光ファイバセンサ、及び光ファイバセンサシステム
JP5136240B2 (ja) 伝送路監視システム
CN105721048B (zh) 一种复合型光纤通信线路故障监测方法及系统
CN102594447B (zh) 波分复用系统的光信噪比监测装置及方法
US20060164628A1 (en) Device and method of optical fiber condition monitoring in optical networks
CN103620985B (zh) 使用otdr测量的pon监督
US8619246B2 (en) Optical node apparatus, method for checking connection in node apparatus and program thereof
JP6160179B2 (ja) 海底光ケーブルシステム、監視情報集約型海底機器、システム監視方法、及びその監視用プログラム
CN103947136A (zh) 使用故障注入到线路监测系统基线中的系统和方法
US20220149935A1 (en) Tunable dense wavelength division multiplexing (dwdm) optical time-domain reflectometer (otdr)-based optical fiber monitoring
EP4020847A1 (en) Extending das range in undersea cables using loopbacks
CN104913840A (zh) 一缆式光纤振动报警系统
CN110178320B (zh) 高分辨率线路监测方法和使用该方法的光通信系统
CN104184518B (zh) 光波分复用传输系统的监测装置与方法
JP5326667B2 (ja) 伝送路光ファイバ障害の評定方法及びその装置
JP6784290B2 (ja) 管理装置、特定方法とそのプログラム
CN104348540B (zh) 一种光纤线路自动监测保护系统
EP3138239B1 (en) Method and unit for handling deteriorating hardware
CN107888284A (zh) 一种光纤监测系统
US20150215687A1 (en) Wavelength multiplexer, and method and program for identifying failed portion
JP2005175599A (ja) Ponシステム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160204

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170221

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170421

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170516

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170529

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6160179

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150