JP2014197755A - ドハティ型増幅器 - Google Patents

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Abstract

【課題】広帯域に高効率な周波数特性を得ることが可能なドハティ増幅器を提供する。【解決手段】実施形態によれば、ドハティ型増幅器は、入力信号が供給されているときは常時動作し、当該入力信号を増幅するメインアンプ2と、入力信号が所定のレベルより大きいときに動作し、当該入力信号を増幅するピークアンプ3と、メインアンプの出力とピークアンプの出力とを合成して出力するための負荷部5と、メインアンプ2と負荷部5との間に接続され、入力信号の1/4波長に対応する1/4波長伝送線路4とを備えるドハティ型増幅器を対象とし、ピークアンプ3と負荷部5との間に接続される、入力信号の1/2波長に対応する1/2波長伝送線路6を備える。【選択図】 図7

Description

本発明の実施形態は、マイクロ波通信等に用いられるドハティ型増幅器の改良に関する。
携帯電話機等に使用される増幅器においては、平均電力とピーク電力との差が大きなCDMA(Code Division Multiple Access)、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplex)等の高周波信号を効率的に増幅するために、増幅器の平均出力電力より、増幅器の飽和レベルを高くする(バックオフをとる)必要がある。しかし、飽和レベルからバックオフをとって使用すると、増幅器の効率が低下する。この効率低下を防止するために、ドハティ型増幅器が適用される。
ドハティ型増幅器は、AB級またはB級動作のメインアンプと、C級動作のピークアンプとを備える。出力電力の低い領域ではメインアンプのみが動作し、出力レベルが飽和領域に近づくとメインアンプとピークアンプとが動作するようになっており、広範囲の出力レベルで高い効率を得られるという利点がある。
WO2008/35396
A Dual-Band Parallel Doherty Power Amplifier for Wireless Applications (IEEE TRANSACTIONS ON MICROWAVE THEORY AND TECHNIQUES, VOL.60, No.10, OCTOBER 2012) A Methodology for Realizing High Efficiency Class-J in a Linear and Broadband PA (IEEE TRANSACTIONS ON MICROWAVE THEORY AND TECHNIQUES, VOL.57, No.12, DECEMBER 2009)
ところで、ドハティ型増幅器では、広帯域に高効率な周波数特性を得ることができず、改良する手段が検討されている。
本発明の目的は、広帯域に高効率な周波数特性を得ることが可能なドハティ型増幅器を提供することにある。
実施形態によれば、ドハティ型増幅器は、入力信号が供給されているときは常時動作し、当該入力信号を増幅するメインアンプと、入力信号が所定のレベルより大きいときに動作し、当該入力信号を増幅するピークアンプと、メインアンプの出力とピークアンプの出力とを合成して出力するための負荷部と、メインアンプと負荷部との間に接続され、入力信号の1/4波長に対応する1/4波長伝送線路とを備えるドハティ型増幅器を対象とし、ピークアンプと負荷部との間に接続される、入力信号の1/2波長に対応する1/2波長伝送線路を備える。
第1の実施形態に係わるドハティ型増幅器の概略構成図。 第1の実施形態において、メインアンプ及びピークアンプに入力される信号の振幅特性を示す図。 第1の比較例として、一般的なドハティ型増幅器の等価回路を示す回路図。 第1の比較例において、6dB以上バックオフをとった動作点におけるメインアンプから出力負荷までの周波数特性図。 第2の比較例となるドハティアンプの等価回路を示す回路図。 第2の比較例において、6dB以上バックオフをとった動作点におけるメインアンプから出力負荷までの周波数特性図。 本第1の実施形態におけるドハティ型増幅器の等価回路を示す回路図。 本第1の実施形態において、6dBバックオフ時の、メインアンプから出力負荷までの周波数特性図。 上記第2の比較例において、メインアンプからみた負荷部のインピーダンスを示す周波数特性図。 本第1の実施形態において、メインアンプからみた負荷部のインピーダンスを示す周波数特性図。 第2の実施形態に係わるドハティ型増幅器の等価回路を示す回路図。 本第2の実施形態において、メインアンプからみた負荷部のインピーダンスを示す周波数特性図。 第3の実施形態に係わるドハティ型増幅器の等価回路を示す回路図。 本第3の実施形態において、メインアンプからみた負荷部のインピーダンスを示す周波数特性図。
以下、実施の形態について、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係わるドハティ型増幅器(以下、ドハティアンプと称する)の概略構成図である。
図1において、入力信号をハイブリッド回路1で2系統に分配し、一方をメインアンプ2に供給し、他方をピークアンプ3に供給する。メインアンプ2は入力信号を所定の信号レベルまで電力増幅する。ピークアンプ3も上記メインアンプ2と同様に、入力信号を所定の信号レベルまで電力増幅する。
メインアンプ2の出力は、入力信号の1/4波長に対応する1/4波長線路4及び負荷部5を介して取り出される。ピークアンプ3の出力は、メインアンプ2の出力と合成され、負荷部5を介して取り出される。
図1において、各アンプのバイアスを調節してメインアンプ2の動作点をAB級またはB級に設定し、ピークアンプ3の動作点をC級に設定する。ピークアンプ3はC級で動作するので、メインアンプ2の出力レベルが小さく、線形動作していればピークアンプ3のドレイン電流は流れないが、メインアンプ2が飽和を開始すると、ピークアンプ3から増幅信号が出力され始める。
図2は、平均電力とピーク電力の比が6dBの信号を例に示している。この場合、ピークアンプ3のバイアス電圧は、例えば図2に示すようなピーク電力レベルよりも6dB低い値でオンとなるようなゲートバイアスに設定されている。これにより、出力電力が低い領域(例えば、図2中の平均電力以下)ではピークアンプ3がOFFとなり、出力電力が飽和領域に近づくと、ピークアンプ3のドレイン電流はメインアンプ2と同じ大きさまで立ち上がる。
次に、上記構成における動作について説明する。
まず、本第1の実施形態の動作を説明するに先立ち、一般的なドハティアンプの周波数特性について説明する。
(第1の比較例の説明)
図3は、第1の比較例として、一般的なドハティアンプの等価回路図である。
ここでは、メインアンプ2、ピークアンプ3は電流源であり、メインアンプ2の出力と負荷部5との間に中心周波数で入力信号の1/4波長となる1/4波長線路4を実装している。図3では、一般的な回路として、メインアンプ2、ピークアンプ3は50Ω負荷の時に最大出力電力を供給することができるとしている。
ドハティアンプの負荷部5の負荷抵抗(RL)は25Ωとしているので、6dBバックオフ点においては、中心周波数では、50Ωの1/4波長線路4によって、50Ω×50Ω÷25Ω=100Ωとなり、メインアンプ2は電圧的に飽和し、高効率に動作することができる。
しかしながら、1/4波長線路4は周波数特性を有しているので、動作周波数が設計の中心周波数からずれると、特性は劣化する。図4には、6dB以上バックオフをとった動作点において、メインアンプ2から出力負荷までのS21を図示している。ここで、メインアンプ2の出力は100Ω系で、負荷部5は25Ωとしている。1/4波長線路4の中心周波数は1000MHzとしている。中心周波数からずれるにしたがい、S21は低下する。
なお、図3の一般的なドハティアンプは、メインアンプ2、ピークアンプ3が理想的な電流源であれば、ピークアンプ3の動作時には、周波数特性を有しない。この理由としては、1/4波長線路4の出力からみたインピーダンス(図3のZT)はピークアンプ3から流れこむ電流によって、負荷抵抗(RL)×2=50Ωとなり、6dBバックオフ点以下ではインピーダンス変換線路として動作していた50Ωの1/4波長線路4が、負荷抵抗と整合がとれるためである。
(第2の比較例の説明)
次に、広帯域なドハティアンプの例として、「A Dual-Band Parallel Doherty Power Amplifier for Wireless Applications IEEE TRANSACTIONS ON MICROWAVE THEORY AND TECHNIQUES, VOL. 60, NO. 10, OCTOBER 2012」に記載されている回路について説明する。
図5は、第2の比較例となるドハティアンプの等価回路を示す回路図である。
第1の比較例におけるドハティアンプは、6dBバックオフ時には、メインアンプ2の出力の1/4波長線路4がインピーダンス変換器として動作しているため周波数特性が狭帯域であるが、ピーク動作時には、1/4波長線路4は負荷抵抗RLと整合がとれるため、広帯域特性となる。図5の回路は、ドハティアンプがメインアンプ2のみ動作する6dBバックオフ以下の動作時と、ドハティアンプが飽和し、メインアンプ2と、ピークアンプ3との両方が動作する時も、1/4波長線路4がインピーダンス変換器として動作するが、インピーダンスの変換比が上記第1の比較例の回路よりも低くなる。第1の比較例の回路では、6dBバックオフ時に負荷抵抗25Ωを100Ωに変換するのに対し、第2の比較例の回路では50Ωの負荷抵抗RLを100Ωに変換する。このため、ピーク動作時の帯域特性は第1の比較例より劣るが、6dBバックオフ時の特性は第1の比較例の回路より改善され、トータルのドハティアンプの動作は第1の比較例より改善される。
また、第2の比較例では、ピークアンプ3と負荷部5との間に、インピーダンスが異なる1/4波長線路8−1、8−2を接続している。1/4波長線路8−1のインピーダンスは、負荷抵抗RLを100Ωに変換するために、「70.7Ω」に設定される。1/4波長線路8−2のインピーダンスは、バックオフ時に、出力の合成点から、ピークアンプ3側のインピーダンスをオープンとするために必要で、インピーダンスはピークアンプ3の負荷インピーダンスと同様「50Ω」に設定される。
図6は、6dBバックオフ時の、メインアンプ2から負荷部5までの周波数特性S21を図示している。ここで、メインアンプ2の出力は100Ω系で、負荷部5は50Ωとしている。1/4波長線路4の中心周波数は1000MHzとしている。第1の比較例より、広帯特性となっているのがわかる。
(第1の実施形態の動作説明)
そこで、本第1の実施形態では、上記第2の比較例より更なる広帯域特性の改善を図るようにしている。
図7は、本第1の実施形態におけるドハティアンプの等価回路を示す図である。図7において、上記図1と同一部分には同一符号を付して説明する。
すなわち、ピークアンプ3と負荷部5の負荷抵抗の間に1/2波長線路6を実装している。この1/2波長線路6は、ドハティアンプが6dBバックオフ動作時に、メインアンプ2の出力の1/4波長線路4の周波数特性を補正する働きを有する。
図8は、6dBバックオフ時の、メインアンプ2から出力負荷までの周波数特性S21を図示している。ここで、前回と同様、メインアンプ2の出力は100Ω系であるが、負荷部5の負荷抵抗RLは25Ω系である。メインアンプ2の出力の1/4波長線路4とピークアンプ3の出力の1/2波長線路6の中心周波数は1000MHzとしている。
図8の特性は、第1の比較例の周波数特性(図4に図示)よりも広帯域であるが、第2の比較例の周波数特性(図6に図示)と比較すると、ほぼ同等である。
ところで、本第1の実施形態の構成を上記第2の比較例の構成と比較すると下記の利点がある。
(1)図9は、上記第2の比較例において、メインアンプ2からみた負荷部5のインピーダンスを示す。図10は、本第1の実施形態において、メインアンプ2からみた負荷部5のインピーダンスを示す。本第1の実施形態の回路は、上記第2の比較例の回路と比較して、651.2MHzから1349MHzの間でメインアンプ2からみた負荷部5のインピーダンスの実部(図9及び図10中の□で示す)の変化が少ないことがわかる。なお、第2の比較例では、1000MHz付近ではメインアンプ2からみた負荷部5のインピーダンスの実部(図9及び図10中の□で示す)の変化が少ないが、900MHzより低い帯域、1100MHzより高い帯域となると、メインアンプ2からみた負荷部5のインピーダンスの実部の変化が大きくなる。
例えば文献「A Methodology for Realizing High Efficiency Class-J in a Linear and Broadband PA IEEE TRANSACTIONS ON MICROWAVE THEORY AND TECHNIQUES, VOL. 57, NO. 12, DECEMBER 2009」に記載されているように、負荷部5の高調波のインピーダンスを調整することにより、波形をクリッピングさせることなく、リニアな動作とすれば、インピーダンスの実部を一定とすることにより、効率、出力電力を最大値とすることができる。このため、本第1の実施形態は、第2の比較例に比べ、6dBバックオフ時の効率の特性を広帯域化できる可能性があると考えられる。
(2)第2の比較例の回路は、ピーク動作時において、前述したように、周波数特性を有する。しかしながら、本第1の実施形態は、メインアンプ2、ピークアンプ3が理想的な電流源であれば、ピーク動作時には周波数特性を有しない。ピーク動作時においては、メインアンプ2の出力の1/4波長線路4からみたインピーダンスZTは、ピークアンプ3側から流れ込む電流によって、負荷抵抗(RL)×2=50Ωとなり、1/4波長線路4は負荷部5の負荷抵抗RLと整合がとれる。同様にピークアンプ3の出力の1/2波長線路6からみたインピーダンスZT‘はメインアンプ2側から流れ込む電流によって、負荷抵抗(RL)×2=50Ωとなり、1/2波長線路6は負荷部5の負荷抵抗RLと整合がとれるからである。
以上のように上記第1の実施形態によれば、ピークアンプ3と負荷部5との間に、1/2波長線路6を接続することで、6dBバックオフ動作時に、メインアンプ2側の1/4波長線路4の周波数特性を補正するようにしているので、6dBバックオフ時に、メインアンプ2から見た負荷部5のインピーダンス実部の周波数特性を広帯域(650MHzから1349MHz)に渡って平坦にすることができる。
また、上記第1の実施形態において、1/2波長線路6のインピーダンスを、負荷部5の負荷抵抗RLの2倍のインピーダンスに設定しているので、ピークアンプ3の動作時において、ピークアンプ3の出力側の1/2波長線路6から見た負荷部5のインピーダンスは、メインアンプ2側から流れ込む電流によって、負荷抵抗×2となり、1/2波長線路6は負荷部5と整合がとれ、これによりピーク動作時に周波数特性を有することなく、6dBバックオフ時に、メインアンプ2から見た負荷部5のインピーダンス実部の周波数特性を広帯域に渡って平坦にすることができる。また、高調波のインピーダンスを調整することにより、波形をクリッピングさせることなく、リニアな動作とすれば、実部が一定となり、効率、出力電力を最大値とすることができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態では、上記第1の実施形態をより一般化して説明する。
図11は、第2の実施形態に係わるドハティアンプの接続図を示す。
ここでは、前回と同様に、ドハティアンプの中心周波数は1000MHz、ドハティアンプがバックオフ動作時、メインアンプ2からみた負荷部5の負荷インピーダンスRLは100Ω、ドハティアンプがピーク動作時のメインアンプ2、ピークアンプ3からみたインピーダンスRLを50Ωとする。
ピークアンプ3の出力側に接続された1/4波長(λ0)線路23のインピーダンスZ0は50Ωとなる。
また、ピークアンプ3が動作を開始した後、中心周波数において、メインアンプ2の電流が変化してもメインアンプ2の電圧が一定となるように、Zm^2=Z0×RL×2としている。
図12は、RLをパラメータに、バックオフ時(メインアンプ2のみ動作している時)のメインアンプ2からみた負荷部5のインピーダンスを示す。また、RLの値とZm、Z0の関係を以下の表1に示す。
Figure 2014197755
図12において、RL=50Ω時は、上記第2の比較例(図5)に相当する。RL=25Ω時は、上記第1の実施形態(図7)に相当する。インピーダンスRLは25Ωに限らず、例えばインピーダンスRLを20Ωとしてもよい。インピーダンスRLを20Ωの場合でも、上記第2の比較例となるRL=50Ωよりインピーダンスの実部はフラットとなる。
以上のように上記第2の実施形態によれば、負荷部5の負荷抵抗RLが「25Ω」である上記第1の実施形態だけでなく、RLが「25Ω」に近い「20Ω」であっても同様な効果を得ることができる。
(第3の実施形態)
上記各実施形態では、負荷抵抗RLを「25Ω」または「20Ω」としてきた。通常の回路のインタフェースは「50Ω」であるので、「25Ω」を「50Ω」に変換する必要がある。この1つの方法は、例えばテーパ状の広帯域インピーダンス変換器を使用することであるが、従来のドハティアンプで使用している1/4波長線路を使用したインピーダンス変換器を使用してもよい。以下に、その説明を行う。
図13は、第3の実施形態として、上記第2の実施形態(図11)の出力回路に1/4波長線路31を追加して出力インピーダンスを「50Ω」に変換した回路である。
ここでも、前回と同様に、ドハティアンプの中心周波数は1000MHz、ドハティアンプがバックオフ動作時、メインアンプ2からみた負荷インピーダンスは「100Ω」、ドハティアンプがピーク動作時のメインアンプ2、ピークアンプ3からみたインピーダンスを「50Ω」とする。
ピークアンプ3の出力側に接続された1/4波長線路23のインピーダンスZ0は「50Ω」となる。また、ピークアンプ3が動作を開始した後、中心周波数において、メインアンプ2の電流が変化してもメインアンプ2の電圧が一定となるように、Zm^2=2×Z0×Za^2/RLとしている。
図14は、出力合成点から出力側をみたインピーダンス(Zb)をパラメータに、バックオフ時(メインアンプ2のみ動作している時)のメインアンプ2からみた負荷部5のインピーダンスを示す。また、RL、Zb,Z0の値とZm、Zaの関係を以下の表2に示す。
Figure 2014197755
図14において、Zb=50Ω時は、上記第2の比較例(図5)に相当する。Zb=25Ω時は、上記第1の実施形態(図7)の回路の出力に1/4波長線路31を追加した回路に相当する。上記第1の実施形態(図7)の回路の出力に1/4波長線路31を追加して出力インピーダンスを50Ωにしても、依然、上記第2の比較例(図5)よりバックオフ時のメインアンプ2からみた負荷部5のインピーダンスの実部は広帯域である。
以上のように上記第3の実施形態によれば、1/4波長線路21及び1/4波長線路22と、負荷部5との間に、入力信号の1/4波長に対応する1/4波長線路31を接続しても、バックオフ時のメインアンプ2からみた負荷部5のインピーダンスの周波数特性を広帯域で平坦にすることができる。
(その他の実施形態)
上記各実施形態の効果を確認するために、特性例はブロック図における伝送線路のインピーダンスに数値を代入して計算し、説明してきたが、数値に限定するものではない。
なお、この発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
2…メインアンプ、3…ピークアンプ、4…1/4波長線路、5…負荷部、6…1/2波長線路、21,22,23,31…1/4波長線路。

Claims (5)

  1. 入力信号が供給されているときは常時動作し、当該入力信号を増幅するメインアンプと、前記入力信号が所定のレベルより大きいときに動作し、当該入力信号を増幅するピークアンプと、前記メインアンプの出力と前記ピークアンプの出力とを合成して出力するための負荷部と、前記メインアンプと前記負荷部との間に接続され、前記入力信号の1/4波長に対応する1/4波長伝送線路とを備えるドハティ型増幅器であって、
    前記ピークアンプと前記負荷部との間に接続される、前記入力信号の1/2波長に対応する1/2波長伝送線路を備えることを特徴とするドハティ型増幅器。
  2. 前記1/2波長伝送線路は、前記負荷部のインピーダンスの2倍のインピーダンスを有することを特徴とする請求項1記載のドハティ型増幅器。
  3. さらに、前記1/4波長伝送線路及び前記1/2波長伝送線路と、前記負荷部との間に接続される、前記入力信号の1/4波長に対応する1/4波長伝送線路を備えることを特徴とする請求項1記載のドハティ型増幅器。
  4. 入力信号が供給されているときは常時動作し、当該入力信号を増幅するメインアンプと、前記入力信号が所定のレベルより大きいときに動作し、当該入力信号を増幅するピークアンプと、前記メインアンプの出力と前記ピークアンプの出力とを合成して出力するための負荷部と、前記メインアンプと前記負荷部との間に接続され、前記入力信号の1/4波長に対応する第1の1/4波長伝送線路と、前記メインアンプと前記負荷部との間に接続され、互いにインピーダンスが異なる第2の1/4波長伝送線路及び第3の1/4波長伝送線路とを備えるドハティ型増幅器であって、
    前記メインアンプから見た前記負荷部のインピーダンスの周波数特性を広帯域で平坦にするべく前記負荷部のインピーダンスを変更することを特徴とするドハティ型増幅器。
  5. 入力信号が供給されているときは常時動作し、当該入力信号を増幅するメインアンプと、前記入力信号が所定のレベルより大きいときに動作し、当該入力信号を増幅するピークアンプと、前記メインアンプの出力と前記ピークアンプの出力とを合成して出力するための負荷部と、前記メインアンプと前記負荷部との間に接続され、前記入力信号の1/4波長に対応する第1の1/4波長伝送線路と、前記メインアンプと前記負荷部との間に接続され、互いにインピーダンスが異なる第2の1/4波長伝送線路及び第3の1/4波長伝送線路とを備えるドハティ型増幅器であって、
    前記第1の1/4波長伝送線路及び前記第3の1/4波長伝送線路と、前記負荷部との間に接続される、前記入力信号の1/4波長に対応する第4の1/4波長伝送線路を備えることを特徴とする請求項4記載のドハティ型増幅器。
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