JP2014197493A - ケーブルおよびその製造方法 - Google Patents

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拓幸 姿
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Abstract

【課題】絶縁層の厚さが薄く均一な絶縁電線から構成されるケーブルを提供する。
【解決手段】導体上に絶縁層が形成されている絶縁電線を複数撚り合わせてなる撚り線と、撚り線を被覆するシースと、を備え、シースがシラン架橋樹脂組成物から形成されており、撚り線のうち隣接する絶縁電線の半径をそれぞれr、r、隣接する絶縁電線の中心間距離をRとしたとき、0.9×(r+r)≦R≦(r+r)の関係式を満たすケーブルである。
【選択図】図1

Description

本発明は、ケーブルおよびその製造方法に関する。
ケーブルとしては、例えば、キャブタイヤケーブルなどがある。キャブタイヤケーブルは、作業現場などにおいて、通電状態のまま移動させて使用される。このため、キャブタイヤケーブルには、電気絶縁特性とともに屈曲性などの機械的特性が要求される。
このようなケーブルは、導体上に絶縁層が形成された絶縁電線を複数撚り合わせた撚り線と、撚り線を被覆するシースと、を備える。シースは、ケーブルを保護するとともに、撚り合わされる複数の絶縁電線を一括してまとめる。シースは、架橋剤を含有する樹脂組成物を撚り線の外周に押出被覆し、樹脂組成物を架橋することによって形成される。架橋においては、高圧蒸気により、樹脂組成物を高温・高圧環境下で架橋させ、硬化させる(例えば、特許文献1を参照)。
特開2008−21456号公報
しかしながら、特許文献1に示すケーブルにおいては、シースが高温・高圧環境下で形成されているため、撚り合わされる複数の絶縁電線は、絶縁電線同士が接触する部分において絶縁層が潰れるといった問題があった。つまり、ケーブルにおいて、絶縁電線の絶縁層は部分的に潰れて厚さが薄くなり、厚さが不均一となるといった問題があった。これは、高温・高圧環境下で架橋してシースを形成する際、絶縁電線に外的な負荷がかかることによって、撚り合わされて接触する絶縁電線同士が互いに押し込まれるために生じる。絶縁層が潰れて厚さが不均一となると、潰れて厚さが薄くなった部分において、機械的特性や電気絶縁特性が低下するおそれがある。
絶縁層の潰れによる諸特性の低下を抑制するには、絶縁層の潰れを考慮し、絶縁層が厚い絶縁電線を用いてケーブルを製造する。つまり、絶縁層が潰れた場合であっても所定の特性を得られるように、絶縁層の潰れを見越して、絶縁層の厚い絶縁電線を用いることもできる。ただし、絶縁電線の絶縁層を厚くすると、撚り線の外径の増加とともにケーブルの外径が増加するため、ケーブルの細径化・軽量化が困難となる。
本発明は、上記課題に鑑みて成されたものであり、その目的は、絶縁層の厚さが薄く均一な絶縁電線から構成されるケーブルおよびその製造方法を提供することにある。
本発明の第1の態様によれば、
導体上に絶縁層が形成されている絶縁電線を複数撚り合わせてなる撚り線と、前記撚り線を被覆するシースと、を備え、前記シースがシラン架橋樹脂組成物から形成されており、前記撚り線のうち隣接する前記絶縁電線の半径をそれぞれr、r、隣接する前記絶縁電線の中心間距離をRとしたとき、0.9×(r+r)≦R≦(r+r)の関係式を満たすケーブルが提供される。
本発明の第2の態様によれば、
前記絶縁層の厚さが、前記導体の導体径の45%以上50%以下である、第1の態様のケーブルが提供される。
本発明の第3の態様によれば、
前記シラン架橋樹脂組成物は、塩化ビニル、クロロプレンゴム、ポリウレタンまたは塩素化ポリエチレンを含有する、第1または第2の態様のケーブルが提供される。
本発明の第4の態様によれば、
導体上に絶縁層が形成されている絶縁電線を複数撚り合わせて、撚り線を形成する工程と、前記撚り線の外周にシラン架橋樹脂組成物を押出被覆した後、前記シラン架橋樹脂組成物を常圧下でシラン架橋させることでシースを形成する工程と、を有し、前記撚り線のうち隣接する前記絶縁電線の半径をそれぞれr、r、隣接する前記絶縁電線の中心間距離をRとしたとき、0.9×(r+r)≦R≦(r+r)の関係式を満たすケーブルの製造方法が提供される。
本発明によれば、絶縁層の厚さが薄く均一な絶縁電線から構成されるケーブルが得られる。
本発明の一実施形態に係るケーブルの断面を示す図である。 撚り合わされて隣接する絶縁電線における絶縁層の厚さを説明するための図である。 従来のケーブルの断面を示す図である。
〈本発明の一実施形態〉
以下に、本発明の一実施形態に係るケーブルについて図面を用いて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るケーブルの断面を示す図である。図2は、撚り合わされて隣接する絶縁電線における絶縁層の厚さを説明するための図である。
(1)ケーブル
本実施形態のケーブル1は、導体11上に絶縁層12が形成されている絶縁電線10の2本(絶縁電線10a,10b)を撚り合わせてなる撚り線20と、撚り線20を被覆するシース30と、を備え、シース30がシラン架橋樹脂組成物から形成されている。そして、撚り線20のうち、隣接する絶縁電線10a,10bの半径をそれぞれr、r、隣接する絶縁電線10a,10bの中心間距離をRとしたとき、0.9×(r+r)≦R≦(r+r)の関係式を満たしている。なお、半径(r、r)とは、中心間距離Rの方向と直交する方向に沿った外径の2分の1の長さであり、絶縁電線の外径、絶縁層の厚さ、導体の外径は、JISC3005に準拠した方法により求められる。
撚り線20は、導体11上に絶縁層12が形成されている絶縁電線10a,10bの2本を撚り合わせて形成されている。
シース30は、撚り線20の外周に形成されており、撚り線20を被覆して保護している。本実施形態において、シース30は、シラン架橋樹脂組成物をシラン架橋させて形成される。具体的には、押出機により撚り線20の外周にシラン架橋樹脂組成物を押出被覆し、シラン架橋樹脂組成物を水分によりシラン架橋させることで、シース30は形成される。シラン架橋は水との反応により進行するため、シース30は常温・常圧環境下で架橋されて形成される。つまり、シラン架橋する場合、高圧蒸気で架橋する場合のように高温・高圧環境下で架橋させる必要がない。これにより、形成されるケーブル1では、シース30を形成する際に撚り線20に大きな負荷がかからないため、絶縁層12の潰れが抑制され、厚さの不均一さが抑制される。なお、上記常圧とは、特別に減圧も加圧もしないときの圧力であり、通常、大気圧に等しい圧力である。
ここで、撚り合わされて隣接する絶縁電線10a,10bにおける絶縁層12の厚さについて図2を用いて説明をする。図2に示すように、絶縁電線10a,10bの中心間距離は、それぞれの絶縁層12の潰れ量に対応して変動する。すなわち、中心間距離は絶縁層12の潰れにより変動し、その潰れ量が大きくなるほど、中心間距離は小さくなる。本実施形態においては、シラン架橋樹脂組成物を常圧環境下で架橋させることによりシース30が形成されており、撚り線20(撚り合わされる絶縁電線10a,10b)への外的な負荷が比較的小さい。このため、絶縁電線10a,10bのそれぞれの絶縁層12の潰れが抑制されており、絶縁電線10a,10bの中心間距離の変動も小さく抑制されている。絶縁電線10a,10bの中心間距離をR、絶縁電線10aの半径をr、絶縁電線10bの半径をrとすると、以下の関係式(1)を満たす。
0.9×(r+r)≦R≦(r+r)・・・(1)
上記式(1)において、R=(r+r)となる場合、絶縁層12が潰れることなく、絶縁電線10a,10bが撚り合わされていることを示す。一方、R=0.9×(r+r)となる場合、撚り合わされる絶縁電線10a,10bのそれぞれの絶縁層12は潰れていることになるが、その潰れは小さく抑制されていることを示す。すなわち、ケーブル1では、上記関係式(1)を満足することによって、絶縁層12が潰れたとしても、その潰れ量が小さいことを示す。
例えば、r、rが1.80mmである絶縁電線10a,10b(導体11の外径:1.80mm、絶縁層12の厚さ:0.90mm)を用いたケーブル1においては、中心間距離Rは、rとrの合計である3.60mmとなるところ、実際には3.40mmとなる。つまり、ケーブル1においては、関係式R≒0.94×(r+r)となる。このことから、ケーブル1においては、撚り合わされる絶縁電線10a,10bの中心間距離Rが0.2mm変動しており、それぞれの絶縁層12が潰れて、その厚さが0.1mm程度ずつ減少している。つまり、撚り合わされる絶縁電線10a,10bでは、絶縁層12が部分的に潰れており、潰れにより薄くなった部分の厚さが0.80mm程度となっている。ただし、ケーブル1においては、絶縁層12の潰れ量が小さく、絶縁層12の厚さが比較的均一であるため、潰れによる電気絶縁特性の低下が低く抑制されることになる。
これに対して、従来のケーブル100は、シース130が高圧蒸気により架橋されて形成されており、図3に示す構造を有する。図3に示すように、従来のケーブル100では、樹脂組成物が架橋されてシース130が形成される際、撚り合わされて隣接する絶縁電線110a,110bが互いに押し込まれた状態でシース130が形成されることによって、絶縁層112が潰れて大きく変形することとなる。この場合、絶縁層112の潰れ量が大きいため、絶縁電線110a,110bの中心間距離の変動も大きくなる。つまり、絶縁電線110a,110bの中心間距離R´は、絶縁電線110aの半径をr´、絶縁電線110bの半径をr´とすると、R´<0.9×(r´+r´)の関係式となる。
例えば、r´、r´が1.80mmである絶縁電線110a,110b(導体111の外径:1.80mm、絶縁層112の厚さ:0.90mm)を用いたケーブル100においては、中心間距離R´は、r´とr´の合計である3.60mmとなるところ、実際には3.14mmとなる。つまり、ケーブル100においては、関係式R´≒0.87×(r´+r´)となり、上記関係式(1)を満足しない。このことから、ケーブル100においては、撚り合わされる絶縁電線110a,110bの中心間距離R´が0.46mm変動しており、それぞれの絶縁層112が大きく潰れて、その厚さが0.23mm程度ずつ減少している。つまり、撚り合わされる絶縁電線110a,110bでは、絶縁層112が部分的に潰れており、潰れにより薄くなった部分の厚さが0.67mm程度となっている。この結果、ケーブル100においては、上述のケーブル1と比較して絶縁層11の潰れ量が大きく、厚さが不均一となるため、潰れによる電気絶縁特性の低下が大きく、十分な特性を得ることが困難となる。
このように、ケーブル1においては、シース30がシラン架橋樹脂組成物から形成されており、絶縁電線10における絶縁層12の潰れが抑制されて、その厚さの不均一さが抑制されている。また、ケーブル1においては、絶縁層12の潰れを考慮して絶縁層12の厚さを増加させる必要がないため、絶縁層12が薄い絶縁電線10を用いることができる。なお、本実施形態において、絶縁層12の潰れは、例えば、絶縁電線10を撚り合わせる際の負荷、またはシース30がシラン架橋する際の樹脂の収縮、にともなって生じる場合もある。しかし、こられによる潰れは微小であり、特性を大きく損ねない。
また、本実施形態において、シラン架橋樹脂組成物は、ベース樹脂と架橋剤であるシラン化合物とを含有する樹脂組成物、例えばベース樹脂にシラン化合物がグラフト化されている樹脂組成物を用いることができる。ベース樹脂としては、耐油性などの耐環境性に優れるものが好ましく、例えば塩化ビニル、クロロプレンゴム、ポリウレタン、塩素化ポリエチレンなどが挙げられる。シラン化合物としては、公知のものを用いることが可能である。
撚り線20を構成する絶縁電線10(10a,10b)としては、特に限定されない。絶縁電線10における導体11および絶縁層12は、以下のように構成されている。
導体11としては、低酸素銅や無酸素銅等からなる銅線、銅合金線の他、銀等の他の金属線等が用いられる。図1において、導体11の断面形状は円形状となっているが、本発明はこれに限定されない。また、導体11の導体径は特に限定されず、用途に応じて最適な数値が適宜選択される。導体径としては、例えば1.50mm以上1.80mm以下であることが好ましい。
絶縁層12としては、電気絶縁特性や機械的特性を付与できるような樹脂から形成されることが好ましい。このような樹脂としては、例えばEPゴムなどが挙げられる。また、絶縁層12の厚さは、特に限定されず、導体11の導体径により決定される。本実施形態においては、絶縁層12の厚さを薄くすることができるため、絶縁層12の厚さは、導体径の45%以上50%以下とすることができる。例えば、導体径が1.8mmの場合、絶縁層12の厚さを0.9mmとする。なお、従来においては、潰れを考慮するため、導体径の50%よりも大きく、55%以下が必要であり、薄くすることが困難であった。
(2)ケーブルの製造方法
次に、本実施形態のケーブル1の製造方法について説明をする。
まず、導体11の外周に絶縁層12が形成された絶縁電線10を2本準備する。本実施形態においては、後述するシース30の形成の際にシラン架橋するため、薄い絶縁層12を有する絶縁電線10を用いることができる。
続いて、2本の絶縁電線10(10a,10b)を撚り合わせ、撚り線20を形成する。
次に、撚り線20の外周にシラン架橋樹脂組成物を押し出して被覆する。そして、シラン架橋樹脂組成物が被覆された撚り線20を空気中に放置、または水中を通過させることにより、シラン架橋樹脂組成物を架橋させ、シース30を形成する。シース30の形成の際、常温・常圧環境下でシラン架橋を行うため、撚り線20における絶縁電線10a,10bは押し込まれることがない。これにより、絶縁層12の潰れが抑制され、その厚さの不均一さが抑制される。
〈本実施形態に係る効果〉
本実施形態によれば、以下に示す1つまたは複数の効果を奏する。
本実施形態によれば、ケーブル1は、導体11上に絶縁層12が形成されている絶縁電線10を2本撚り合わせてなる撚り線20と、撚り線20を被覆するシース30と、を備えており、シース30がシラン架橋樹脂組成物から形成されている。そして、撚り線20のうち隣接する絶縁電線10a,10bの半径をそれぞれr、r、隣接する絶縁電線10a,10bの中心間距離をRとしたとき、0.9×(r+r)≦R≦(r+r)の関係式を満たしている。シース30は常温・常圧でシラン架橋することにより形成されており、従来のように高圧蒸気を用いて架橋されていない。これにより、絶縁層12は潰れが抑制されており、隣接する絶縁電線10a,10bは、その中心間距離Rが所定の関係式を満たしている。すなわち、絶縁層12は、潰れが抑制されており、その厚さが均一となっている。
また、本実施形態によれば、絶縁層12の潰れが抑制されているため、ケーブル1を形成する際に、絶縁層12の潰れを考慮して、絶縁層12の厚さを増加させる必要がない。これにより、撚り線20を細径化して、ケーブル1の細径化とともに軽量化することができる。また、絶縁電線10を被接続部材へ接続する際、絶縁層12に潰れがないため、絶縁電線10の端末部分に設けられた絶縁層12を治具等を用いて剥ぎ取るときに、絶縁層12の全周のどの部分を支点として剥ぎ取り作業を行っても、絶縁層12に対してほぼ均一な力を付与することができる。これにより、絶縁層12の一部が剥ぎ取れずに残ってしまうことが発生しにくい。
〈その他の実施形態〉
以上、本発明の一実施形態について具体的に説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
上記実施形態においては、2本の絶縁電線を撚り合わせた撚り線から構成されるケーブルの場合について説明したが、本発明はこれに限定されない。撚り合わせる絶縁電線の本数は、3本以上でもよい。例えば、3本の絶縁電線(A〜C)を撚り合わせる場合、撚り合わされて隣接する絶縁電線のそれぞれにおいて、すなわち、絶縁電線AおよびB、絶縁電線BおよびC、絶縁電線CおよびAのそれぞれにおいて、絶縁電線の中心間距離が上記関係式を満たす。これと同様に、4本以上の絶縁電線を撚り合わせる場合においても上記関係式を満たす。
また、上記実施形態においては、1本の導体上に絶縁層が形成された絶縁電線を用いた場合について説明したが、本発明はこれに限定されない。絶縁電線としては、複数の導体を撚り合わせ、絶縁層で一括して被覆した絶縁電線を用いることもできる。
また、上記実施形態においては、常温・常圧環境下でシラン架橋を行い、シースを形成したが、本発明はこれに限定されない。シラン架橋においては、常温よりも高い温度で行うことも可能であり、例えば温度80℃程度の環境下で行うこともできる。この場合、シラン架橋の反応速度を向上させることができるため、ケーブルの製造を高速化することができる。
1 ケーブル
10(10a,10b) 絶縁電線
11 導体
12 絶縁層
20 撚り線
30 シース

Claims (4)

  1. 導体上に絶縁層が形成されている絶縁電線を複数撚り合わせてなる撚り線と、
    前記撚り線を被覆するシースと、を備え、
    前記シースがシラン架橋樹脂組成物から形成されており、
    前記撚り線のうち隣接する前記絶縁電線の半径をそれぞれr、r、隣接する前記絶縁電線の中心間距離をRとしたとき、0.9×(r+r)≦R≦(r+r)の関係式を満たす
    ことを特徴とするケーブル。
  2. 前記絶縁層の厚さが、前記導体の導体径の45%以上50%以下である
    ことを特徴とする請求項1に記載のケーブル。
  3. 前記シラン架橋樹脂組成物は、塩化ビニル、クロロプレンゴム、ポリウレタンまたは塩素化ポリエチレンを含有する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のケーブル。
  4. 導体上に絶縁層が形成されている絶縁電線を複数撚り合わせて、撚り線を形成する工程と、
    前記撚り線の外周にシラン架橋樹脂組成物を押出被覆した後、前記シラン架橋樹脂組成物を常圧下でシラン架橋させることでシースを形成する工程と、を有し、
    前記撚り線のうち隣接する前記絶縁電線の半径をそれぞれr、r、隣接する前記絶縁電線の中心間距離をRとしたとき、0.9×(r+r)≦R≦(r+r)の関係式を満たす
    ことを特徴とするケーブルの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0757559A (ja) * 1993-08-18 1995-03-03 Furukawa Electric Co Ltd:The 耐熱性被覆電線

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