JP2014196909A - 分光センサー及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】半導体プロセスにおいて製造でき、分光特性を向上可能な分光センサー及びその製造方法を提供すること。【解決手段】半導体基板に受光素子を形成する工程(a)と、半導体基板の上に角度制限フィルターを形成する工程(b)と、角度制限フィルターの上に分光フィルターを形成する工程(c)と、を含む。分光フィルターを形成する工程(c)は、第3の透光膜を形成する工程(c1)と、半導体基板に対する平面視で第3の透光膜と重なる位置に、第1の透光膜をリフトオフ法によって形成する工程(c2)と、半導体基板に対する平面視で第3の透光膜と重なり且つ第1の透光膜とずれた位置に、第2の透光膜をリフトオフ法によって形成する工程(c3)と、を含む。【選択図】図8

Description

本発明は、分光センサー及びその製造方法に関する。
医療や農業、環境等の分野では、対象物の診断や検査をするために分光センサーが用いられている。例えば、医療の分野では、へモグロビンの光吸収を利用して血中酸素飽和度を測定するパルスオキシメーターが用いられる。また、農業の分野では、糖分の光吸収を使用して果実の糖度を測定する糖度計が用いられる。
下記の特許文献1には、フォトセンサー部と、角度制限フィルターと、分光フィルターとを有する分光センサーが開示されている。上記角度制限フィルターは、フォトセンサー部の受光領域に対する入射光の入射角度を制限する。上記分光フィルターは、角度制限フィルターの上に設けられた傾斜構造体の上に、多層薄膜が形成されている。傾斜構造体はCMP法で形成されている。
特開2011−185634号公報
しかしながら、上述の分光センサーにおいては、傾斜構造体をCMP法によって正確な角度で形成することが容易でない場合があった。そのため、分光フィルターを形成することが容易でない場合があった。
本発明は、以上のような技術的課題に鑑みてなされたものである。本発明の幾つかの態様は、半導体プロセスにおいて製造でき、分光特性を向上可能な分光センサー及びその製造方法を提供することに関連している。
本発明の幾つかの態様において、分光センサーの製造方法は、半導体基板に受光素子を形成する工程(a)と、工程(a)の後に、半導体基板の上に角度制限フィルターを形成する工程(b)と、工程(b)の後に、角度制限フィルターの上に、第1の膜厚を有する第1の透光膜と、第1の膜厚と異なる第2の膜厚を有する第2の透光膜と、第3の膜厚を有する第3の透光膜と、を有する分光フィルターを形成する工程(c)と、を含み、工程(c)は、第3の透光膜を形成する工程(c1)と、工程(c1)の後に、半導体基板に対する平面視で第3の透光膜と重なる位置に、第1の透光膜をリフトオフ法によって形成する工程(c2)と、工程(c2)の後に、半導体基板に対する平面視で第3の透光膜と重なり且つ第1の透光膜とずれた位置に、第2の透光膜をリフトオフ法によって形成する工程(c3)と、を含む。
この態様によれば、リフトオフ法を用いることにより、半導体プロセス技術を用いて、正確な膜厚で分光フィルターに含まれる透光膜を製造することができ、分光特性を向上できる。また、第3の透光膜を形成する工程(c1)の後に、第3の透光膜と重なる位置に、第1の透光膜をリフトオフ法によって形成し(c2)、第3の透光膜と重なり且つ第1の透光膜とずれた位置に、第2の透光膜をリフトオフ法によって形成する(c3)ので、第3の透光膜をリフトオフしなくてもよい。従って、リフトオフされる透光膜の膜厚が薄くてよいので、レジストの厚みも薄くすることができる。
上述の態様において、工程(c3)は、前記半導体基板に対する平面視で第1の透光膜から離れた位置に、前記第2の透光膜を形成してもよい。
これによれば、第1の透光膜から離れた位置に第2の透光膜を形成するので、リフトオフ法を用いて第2の透光膜を形成するためのレジストと、第1の透光膜との位置合わせ精度に対する要求を緩和できる。
上述の態様において、工程(c3)は、前記半導体基板に対する平面視で第1の透光膜と一部重なる位置に、前記第2の透光膜を形成してもよい。
これによれば、第1の透光膜と一部重なる位置に第2の透光膜を形成するので、リフトオフ法を用いて第2の透光膜を形成するためのレジストと、第1の透光膜との位置合わせ精度に対する要求を緩和できる。
上述の態様において、工程(c2)は、第4の膜厚を有し、半導体基板に対する平面視で第1の透光膜と重なって位置する第4の透光膜を形成することを含み、工程(c3)は、第4の膜厚を有し、半導体基板に対する平面視で第2の透光膜と重なって位置する第5の透光膜を形成することを含むことが望ましい。
これによれば、第4の透光膜の形成を、第1の透光膜を形成するための工程と同一工程で行うことができ、及び第5の透光膜の形成を、第2の透光膜を形成するための工程と同一工程で行うことができる。従って、第1及び第2の透光膜を形成した後で、第4及び第5の透光膜を形成するために再度成膜装置にセットしなくてもよい。
本発明の他の態様において、分光センサーは、半導体基板に位置する受光素子と、半導体基板の上に位置し、遮光部と、半導体基板に対する平面視で遮光部を介して互いに隣接する第1の開口及び第2の開口と、を有する角度制限フィルターと、角度制限フィルターの上に位置する分光フィルターであって、第1の膜厚を有し、半導体基板に対する平面視で第1の開口と重なって位置する第1の透光膜と、第1の膜厚と異なる第2の膜厚を有し、半導体基板に対する平面視で第2の開口と重なって位置する第2の透光膜と、第1の透光膜と第1の開口との間の位置から第2の透光膜と第2の開口との間の位置にまでわたって位置し、第3の膜厚を有する第3の透光膜と、を有する分光フィルターと、を含み、第1の透光膜は、半導体基板に対する平面視で遮光部と重なる周縁部を有し、第2の透光膜は、半導体基板に対する平面視で第1の透光膜から離れて位置し、半導体基板に対する平面視で遮光部と重なる周縁部を有する。
この態様によれば、第1の透光膜から離れた位置に第2の透光膜が位置するので、第2の透光膜と第1の透光膜との位置合わせ精度に対する要求を緩和できる。
上述の態様において、第1の透光膜の周縁部の位置と、第1の開口の周縁部の位置との、半導体基板に対する平面視での距離が、角度制限フィルターを透過する光の半導体基板に対する最大の入射角の正接と分光フィルターの厚さとの積以上であることが望ましい。
これによれば、分光フィルターが、角度制限フィルターを通過できる制限角度の範囲内の多くの光を分光することができる。
本発明の他の態様において、分光センサーは、半導体基板に位置する受光素子と、半導体基板の上に位置し、遮光部と、半導体基板に対する平面視で遮光部を介して互いに隣接する第1の開口及び第2の開口と、を有する角度制限フィルターと、角度制限フィルターの上に位置する分光フィルターであって、第1の膜厚を有し、半導体基板に対する平面視で第1の開口と重なって位置する第1の透光膜と、第1の膜厚と異なる第2の膜厚を有し、半導体基板に対する平面視で第2の開口と重なって位置する第2の透光膜と、第1の透光膜と第1の開口との間の位置から第2の透光膜と第2の開口との間の位置にまでわたって位置し、第3の膜厚を有する第3の透光膜と、を有する分光フィルターと、を含み、第1の透光膜は、半導体基板に対する平面視で遮光部と重なる周縁部を有し、第2の透光膜は、半導体基板に対する平面視で第1の透光膜と一部重なって位置し、半導体基板に対する平面視で遮光部と重なる周縁部を有する。
この態様によれば、第1の透光膜と一部重なる位置に第2の透光膜が位置するので、第2の透光膜と、第1の透光膜との位置合わせ精度に対する要求を緩和できる。
第1の実施形態に係る分光センサーの一部を示す平面図。 図1のII−II線断面図。 第1の実施形態に係る分光センサーの製造方法を示す断面図。 第1の実施形態に係る分光センサーの製造方法を示す断面図。 第1の実施形態に係る分光センサーの製造方法を示す断面図。 第1の実施形態に係る分光センサーの製造方法を示す断面図。 第1の実施形態に係る分光センサーの製造方法を示す断面図。 第1の実施形態に係る分光センサーの製造方法を示す断面図。 第2の実施形態に係る分光センサーの一部を示す断面図。
以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、以下に説明する本実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また本実施形態で説明される構成のすべてが本発明の解決手段として必須であるとは限らない。また同一の構成要素には同一の参照符号を付して説明を省略する。
<1.第1の実施形態の構成>
図1は、本発明の第1の実施形態に係る分光センサーの一部を示す平面図である。図2は、図1のII−II線断面図である。
分光センサー1は、角度制限フィルター10と、分光フィルター20と、受光素子30とを具備している(図2参照)。図2においては、透明部分の断面を示すハッチングを省略している。
<1−1.受光素子>
受光素子30は、分光フィルター20及び角度制限フィルター10を通過した光を受光して光起電力に変換する素子である。受光素子30は、第1のフォトダイオード30iと、第2のフォトダイオード30jとを含んでいる。
受光素子30は、半導体基板3にイオン注入等によって形成された各種の半導体領域を含んでいる。半導体基板3は、例えば第2導電型のシリコン基板で構成されている。半導体基板3に形成された半導体領域としては、例えば、第1導電型の第1の半導体領域31と、第1の半導体領域31に形成された第2導電型の第2の半導体領域32i及び32jと、が含まれる。本実施形態においては、第1導電型は例えばN型に相当し、第2導電型は例えばP型に相当するものとするが、N型とP型とを逆にしてもよい。
半導体基板3には、受光素子30に所定の逆バイアス電圧を印加したり、受光素子30において発生した光起電力に基づく電流を検知し、当該電流の大きさに応じたアナログ信号を増幅してデジタル信号に変換したりする電子回路(図示せず)が形成されている。
第2の半導体領域32i及び32jは、それぞれ、図示しない第1の電極及び第2の電極に接続される。第1の半導体領域31は、図示しない第3の電極に接続される。第1の電極と第3の電極とにより、第1の半導体領域31と第2の半導体領域32iとの間で形成されたPN接合(第1のフォトダイオード30i)に逆バイアスの電圧を印加できるようになっている。第2の電極と第3の電極とにより、第1の半導体領域31と第2の半導体領域32jとの間で形成されたPN接合(第2のフォトダイオード30j)に逆バイアスの電圧を印加できるようになっている。
分光フィルター20及び角度制限フィルター10を通過してきた光が受光素子30で受光されると、第1の半導体領域31と第2の半導体領域32i又は32jとの間で形成されたPN接合において光起電力が発生することにより、電流が発生する。この電流を、第1の電極に接続された電子回路及び第2の電極に接続された電子回路によってそれぞれ検知することにより、受光素子30で受光した光を検知することができる。
<1−2.角度制限フィルター>
角度制限フィルター10は、半導体基板3の上に形成されている。本実施形態において、「上」とは、半導体基板3の厚み方向に沿って、半導体基板3から分光フィルター20へ向かう方向をいう。半導体基板3の上には、アルミニウム(Al)合金層17b〜17eが、それぞれ透光性を有する酸化シリコン膜11a〜11eを介して積層されている。なお、アルミニウム合金層17b〜17eの代わりに、銅(Cu)合金層が形成されても良い。
アルミニウム合金層17b〜17eの各々は、平面視で格子状に形成され、開口部18i及び18jを有している。本実施形態において、平面視とは、半導体基板3の主面に垂直な方向からみた状態をいう。第1のフォトダイオード30iの上には、開口部18iが位置し、第2のフォトダイオード30jの上には、開口部18jが位置している。アルミニウム合金層17b〜17eの開口部18i及び18jの各々には、タングステン(W)層14b〜14dが位置している。
タングステン層14b〜14dの各々は、複数の開口15を有している。アルミニウム合金層17b〜17eの開口部18iには、第1の開口15iを含む複数の開口15が位置している。アルミニウム合金層17b〜17eの開口部18jには、第2の開口15jを含む複数の開口15が位置している。タングステン層14b〜14dは、半導体基板3の上に、例えば格子状の所定パターンで複数層にわたって連続的に形成されている。これにより、タングステン層14b〜14dの各々に形成された開口15が互いに重なる。
タングステン層14b〜14dの開口15に相当する領域には、それぞれ、上述の透光性を有する酸化シリコン膜11b〜11dが位置している。タングステン層14b〜14dの各々に形成された開口15によって、タングステン層14b〜14dの積層方向に沿った光路が形成される。
第1の開口15iと第2の開口15jとは、遮光部kを介して隣接している。遮光部kは、アルミニウム合金層17b〜17eとタングステン層14b〜14dとによって構成されている。
なお、タングステン層14b〜14dの代わりに、受光素子30によって受光しようとする波長の光の反射率がアルミニウムの反射率より低く、受光素子30によって受光しようとする波長の光を実質的に透過しない物質、例えば銅、窒化チタン、チタンタングステン、チタン、タンタル、窒化タンタル、クロム、モリブデンの層が用いられても良い。
タングステン層14b〜14dの開口15によって形成された光路は、受光素子30に入射する光の入射角度を制限する。すなわち、光路内に入射した光が、光路の向きに対して傾いている場合には、光がタングステン層14b〜14dのいずれかに当たり、その光の一部はタングステン層14b〜14dのいずれかに吸収され、残りは反射される。光路を通過するまでの間に反射が繰り返されることによって反射光は弱くなるので、角度制限フィルター10を通過できる光は、実質的に、光路に対する傾きが所定の制限角度以下である光に制限される。本実施形態において、制限角度とは、角度制限フィルター10を透過する光の半導体基板3に対する最大の入射角をいう。
上述の態様においては、半導体基板3の上に、格子状の所定パターンで複数のタングステン層14b〜14dを形成することによって壁部が形成されるので、微細なパターンの形成が可能であり、小型の角度制限フィルター10の製造が可能となる。また、部材を接着材によって貼り合わせて分光センサーを構成する場合と比べて、製造プロセスを簡素化でき、接着材による透過光の減少も抑制できる。
本実施形態において、角度制限フィルター10は半導体基板3に対してほぼ垂直な方向の光路を有しているが、これに限らず、半導体基板3に対して傾斜した方向の光路を有していても良い。半導体基板3に対して傾斜した方向の光路を形成するためには、例えば、複数のタングステン層14b〜14dをそれぞれ面方向に所定量ずつずらして形成する。
<1−3.分光フィルター>
分光フィルター20は、第1の開口15iの上に位置する第1のフィルター部20iと、第2の開口15jの上に位置する第2のフィルター部20jとを含んでいる。第1のフィルター部20iと第2のフィルター部20jとは、酸化チタン膜23c、酸化シリコン膜23b及び酸化チタン膜23aを、共通に含んでいる。
第1のフィルター部20iは、高屈折率の酸化チタン膜と低屈折率の酸化シリコン膜とを含む複数の透光膜が交互に積層されて構成されている。すなわち、第1のフィルター部20iは、酸化チタン膜23c、酸化シリコン膜23b、酸化チタン膜23aの他に、酸化シリコン膜21、酸化チタン膜24a、酸化シリコン膜24b、酸化チタン膜24cを含む。酸化シリコン膜21は、第1の膜厚を有する第1の透光膜に相当する。酸化チタン膜24aは、第4の膜厚を有する第4の透光膜に相当する。
第2のフィルター部20jは、高屈折率の酸化チタン膜と低屈折率の酸化シリコン膜とを含む複数の透光膜が交互に積層されて構成されている。すなわち、第2のフィルター部20jは、酸化チタン膜23c、酸化シリコン膜23b、酸化チタン膜23aの他に、酸化シリコン膜22、酸化チタン膜25a、酸化シリコン膜25b、酸化チタン膜25cを含む。酸化シリコン膜22は、第2の膜厚を有する第2の透光膜に相当する。酸化チタン膜25aは、第1のフィルター部20iに含まれる酸化チタン膜24aの膜厚と同一の第4の膜厚を有する。酸化チタン膜25aは、第4の膜厚を有する第5の透光膜に相当する。
第1のフィルター部20i及び第2のフィルター部20jに共通に含まれる酸化チタン膜23aは、第3の膜厚を有する第3の透光膜に相当する。
酸化シリコン膜21の第1の膜厚と、酸化シリコン膜22の第2の膜厚とは、受光素子30によって受光しようとする光の波長に応じて定められる。分光フィルター20は、以下の原理により、分光フィルター20を透過する光の波長を制限する。
すなわち、分光フィルター20に入射した入射光は、酸化シリコン膜21又は22から酸化チタン膜23aに入射するときに、これらの透光膜の境界面において、一部は反射光となり、一部は透過光となる。そして、反射光の一部は、酸化チタン膜24a又は25aとの境界面において再度反射して、上述の透過光と合波する。このとき、反射光の光路長と一致する波長の光は、反射光と透過光の位相が一致して強めあい、反射光の光路長と一致しない波長の光は、反射光と透過光の位相が一致せずに弱めあう(干渉する)。
ここで、反射光の光路長は、分光フィルター20に対する入射光の入射角度によって決まる。そして、入射光の入射角度に応じて、特定の波長の光のみが分光フィルター20を透過し、所定の出射角度(例えば、分光フィルター20への入射角度と同じ角度)で分光フィルター20から出射する。
角度制限フィルター10は、所定の制限角度の範囲内で角度制限フィルター10に入射した光のみを通過させる。従って、分光フィルター20と角度制限フィルター10との両方を通過する光の波長は、第1のフィルター部20i又は第2のフィルター部20jを構成する透光膜の膜厚と、角度制限フィルター10が通過させる入射光の制限角度の範囲とによって決まる所定範囲の波長に制限される。
このように、分光フィルター20の第1のフィルター部20i及び第2のフィルター部20jが互いに異なる膜厚を有する酸化シリコン膜21及び酸化シリコン膜22を含むことにより、第1のフォトダイオード30i及び第2のフォトダイオード30jが互いに異なる波長の光を受光することができる。
また、互いに異なる膜厚を有する酸化シリコン膜21及び酸化シリコン膜22を含む第1のフィルター部20i及び第2のフィルター部20jの各々が、共通の酸化チタン膜23a、共通の酸化シリコン膜23b、共通の酸化チタン膜23c、共通の第4の膜厚を有する酸化チタン膜24a及び25a、共通の膜厚を有する酸化シリコン膜24b及び25b、及び、共通の膜厚を有する酸化チタン膜24c及び25cを含むことができる。これにより、第1のフィルター部20i及び第2のフィルター部20jの各々による透過波長の範囲を狭くすることができる。
第1のフィルター部20i及び第2のフィルター部20jの各々は、角度制限フィルター10を通過できる制限角度の範囲内の光のほぼすべてを分光するように、開口部18i又は18jの大きさよりも若干大きく形成されていることが望ましい。具体的には、第1のフィルター部20iの周縁部から第1の開口15iの周縁部までの平面視での距離Lが、以下の(式1)で与えられることが望ましい。
≧T・tanθ ・・・(式1)
ここで、Tは、第1のフィルター部20iの厚さであり、θは、角度制限フィルター10の制限角度である。
また、第2のフィルター部20jの周縁部から第2の開口15jの周縁部までの平面視での距離Lが、以下の(式2)で与えられることが望ましい。
≧T・tanθ ・・・(式2)
ここで、Tは、第2のフィルター部20jの厚さである。
これによれば、受光素子30が受光可能な光の光量を大きくすることができる。
さらに、上述の距離L及びLが、第1の開口15i及び第2の開口15jの位置と分光フィルター20の位置との製造上の位置合わせ余裕を加味した大きさであることが望ましい。
第1のフィルター部20iの厚さTよりも第2のフィルター部20jの厚さTが大きい場合には、第1のフィルター部20iの周縁部から第1の開口15iの周縁部までの平面視での距離Lよりも、第2のフィルター部20jの周縁部から第2の開口15jの周縁部までの平面視での距離Lが大きいことが望ましい。
<2.製造方法>
次に、本実施形態に係る分光センサー1の製造方法を説明する。
分光センサー1は、半導体基板3に受光素子30を形成し、次に、受光素子30の上に角度制限フィルター10を形成し、次に、角度制限フィルター10の上に分光フィルター20を形成することによって製造される。
<2−1.受光素子の形成>
最初に、半導体基板3に受光素子30を形成する。例えば、まず、P型の半導体基板3にイオン注入等を行うことによってN型の第1の半導体領域31を形成する。そして、第1の半導体領域31にさらにイオン注入等を行うことによって、P型の第2の半導体領域32i及び32jを形成する。この工程は、同一の半導体基板3に形成される半導体素子を含む電子回路(図示せず)の形成と同時に行うことができる。
<2−2.角度制限フィルターの形成>
次に、受光素子30の上に角度制限フィルター10を形成する。
(1)まず、受光素子30が形成された半導体基板3の上に酸化シリコン膜11aを形成する。
(2)次に、酸化シリコン膜11aの一部の上に、アルミニウム合金層17bを、電子回路のための配線用のアルミニウム合金層(図示せず)の形成と同時に形成する。
(3)次に、酸化シリコン膜11a及びアルミニウム合金層17bの上に、酸化シリコン膜11bを形成する。酸化シリコン膜11bは、電子回路のための配線用のアルミニウム合金層の上の絶縁膜(図示せず)の形成と同時に形成される。
(4)次に、酸化シリコン膜11bの一部をエッチングすることにより、酸化シリコン膜11bに溝を形成する。次に、酸化シリコン膜11bに形成された溝の中にタングステン層14bを埋め込む。このタングステン層14bは、電子回路に接続される多層配線用のアルミニウム合金層を互いに接続する導電プラグ(図示せず)の形成と同時に、形成される。
(5)次に、酸化シリコン膜11bの一部の上及びタングステン層14bの一部の上に、アルミニウム合金層17cを、電子回路のための配線用のアルミニウム合金層(図示せず)の形成と同時に形成する。
(6)次に、酸化シリコン膜11bの上、タングステン層14bの上及びアルミニウム合金層17cの上に、酸化シリコン膜11cを形成する。酸化シリコン膜11cは、電子回路のための配線用のアルミニウム合金層の上の絶縁膜(図示せず)の形成と同時に形成される。
上述の(4)〜(6)の工程を所定回数繰り返すことにより、角度制限フィルター10が形成される。
<2−3.分光フィルターの形成>
次に、角度制限フィルター10の上に分光フィルター20を形成する。
図3〜図8は、第1の実施形態に係る分光センサーの製造方法を示す断面図である。図3〜図8は、いずれも、図2で示された部分に相当する部分を示している。
まず、図3に示されるように、半導体基板3を成膜装置内にセットし、角度制限フィルター10の上に、酸化チタン膜23c、酸化シリコン膜23b、酸化チタン膜23aを、それぞれ所定の膜厚で成膜し、半導体基板3を成膜装置から取り出す。これらの膜厚は、成膜装置内における蒸着処理時間によって、高い正確さで制御することができる。次に、フォトレジストPR1を成膜し、露光及び現像することにより、フォトレジストPR1のうち第1の開口15iの上を開口させる。
次に、半導体基板3を成膜装置内にセットし、図4に示されるように、酸化チタン膜23aの上及びフォトレジストPR1の上に、酸化シリコン膜21、酸化チタン膜24a、酸化シリコン膜24b、酸化チタン膜24cを、それぞれ所定の膜厚で成膜する。これらの膜厚は、成膜装置内における蒸着処理時間によって、高い正確さで制御することができる。
次に、半導体基板3を成膜装置から取り出し、図5に示されるように、剥離液を使ってフォトレジストPR1を剥離する。これにより、フォトレジストPR1の上に形成されていた透光膜は除去され(リフトオフ)、酸化チタン膜23aの上に形成されていた透光膜が残り、第1のフィルター部20iが形成される。
次に、図6に示されるように、酸化チタン膜23aの上及び第1のフィルター部20iの上に、フォトレジストPR2を成膜し、露光及び現像することにより、フォトレジストPR2のうち第2の開口15jの上を開口させる。
次に、半導体基板3を成膜装置内にセットし、図7に示されるように、酸化チタン膜23aの上及びフォトレジストPR2の上に、酸化シリコン膜22、酸化チタン膜25a、酸化シリコン膜25b、酸化チタン膜25cを、それぞれ所定の膜厚で成膜する。これらの膜厚は、成膜装置内における蒸着処理時間によって、高い正確さで制御することができる。
次に、半導体基板3を成膜装置から取り出し、図8に示されるように、剥離液を使ってフォトレジストPR2を剥離する。これにより、フォトレジストPR2の上に形成されていた透光膜は除去され(リフトオフ)、酸化チタン膜23aの上に形成されていた透光膜が残り、第2のフィルター部20jが形成される。
以上の工程によって分光センサー1が製造される。
<2−4.実施形態の効果>
この製造方法によれば、リフトオフ法を用いることにより、半導体プロセス技術を用いて、正確な膜厚で第1のフィルター部20i及び第2のフィルター部20jのそれぞれに含まれる透光膜を製造することができる。また、リフトオフ法を用いているので、多層膜のエッチングをしなくても、第1の膜厚を有する酸化シリコン膜21を含む第1のフィルター部20iと、第2の膜厚を有する酸化シリコン膜22を含む第2のフィルター部20jとを作り分けることができる。
また、隣接する第1のフィルター部20iと第2のフィルター部20jとの間に間隔があいていても、第1のフィルター部20iの端縁及び第2のフィルター部20jの端縁が遮光部kの上に位置していれば、第1又は第2のフォトダイオード30i又は30jに外乱光が入射することを抑制できる。本実施形態においては、第1のフィルター部20iから離れた位置に第2のフィルター部20jを形成するので、第2のフィルター部20jを形成するためのフォトレジストPR2の開口の位置は第1のフィルター部20iと接した位置でなくてもよい。従って、フォトレジストPR2の開口と、第1のフィルター部20iとの位置合わせ精度を特別に高くする必要が軽減される。
また、第1のフィルター部20iに含まれる膜厚の薄い酸化シリコン膜21を先に形成しているので、その後に第2のフィルター部20jに含まれる膜厚の厚い酸化シリコン膜22をリフトオフ法によって形成する際に、第1のフィルター部20iと酸化チタン膜23aとの段差が比較的小さくて済み、酸化シリコン膜22を形成するときの位置精度の低下を抑制できる。
また、酸化チタン膜23c、酸化シリコン膜23b及び酸化チタン膜23aを形成する工程の後に、酸化シリコン膜21をリフトオフ法によって形成し、酸化シリコン膜22をリフトオフ法によって形成するので、酸化チタン膜23c、酸化シリコン膜23b及び酸化チタン膜23aをリフトオフしなくてもよい。従って、リフトオフされる透光膜の膜厚が薄くてよいので、フォトレジストPR1及びPR2の厚みも薄くすることができ、フォトレジストPR1及びPR2のパターニング精度が向上する。
また、酸化シリコン膜21をリフトオフするのと同一工程で、酸化チタン膜24a、酸化シリコン膜24b及び酸化チタン膜24cをリフトオフし、酸化シリコン膜22をリフトオフするのと同一工程で、酸化チタン膜25a、酸化シリコン膜25b及び酸化チタン膜25cをリフトオフしている。従って、酸化シリコン膜21及び22を形成した後で、酸化チタン膜24a、酸化シリコン膜24b、酸化チタン膜24c、酸化チタン膜25a、酸化シリコン膜25b及び酸化チタン膜25cを形成するために再度成膜装置にセットしなくてもよい。
<3.第2の実施形態>
図9は、本発明の第2の実施形態に係る分光センサーの一部を示す断面図である。図9は、図2で示された部分に相当する部分を示している。第2の実施形態に係る分光センサー1aは、第1のフィルター部20iに含まれる酸化シリコン膜21、酸化チタン膜24a、酸化シリコン膜24b、酸化チタン膜24cと、隣接する第2のフィルター部20jに含まれる酸化シリコン膜22、酸化チタン膜25a、酸化シリコン膜25b、酸化チタン膜25cとが、それぞれの一部において重なっている点で、第1の実施形態と異なる。
第2の実施形態においても、第1のフィルター部20iに含まれる膜厚の薄い酸化シリコン膜21を先に形成し、その後に第2のフィルター部20jに含まれる膜厚の厚い酸化シリコン膜22を形成する。従って、図9に示されるように、酸化シリコン膜21と酸化シリコン膜22とが重なる部分においては、酸化シリコン膜21の上に酸化シリコン膜22が位置する。従って、酸化シリコン膜22はその端部において湾曲しているが、酸化シリコン膜21が比較的薄いため、湾曲の程度は軽減されている。
他の点については、第1の実施形態と同様である。
<4.その他>
以上においては、第1のフィルター部20i及び第2のフィルター部20jを用いて2種類の波長を有する光を検出可能に構成された分光センサーについて説明したが、本発明はこれに限られず、例えばさらに第3のフィルター部が用いられて、3種類の波長を有する光を検出可能に構成されてもよい。
また、第1のフィルター部20i及び第2のフィルター部20jが平面視で市松模様となるように配置された場合について説明したが、他の配置がされてもよい。
なお、本発明において、特定のA(以下「A」という)の上(または下)に特定のB(以下「B」という)を形成する(Bが位置する)というとき、Aの上(または下)に直接Bを形成する(Bが位置する)場合に限定されない。Aの上(または下)に本発明の作用効果を阻害しない範囲で、他のものを介してBを形成する(Bが位置する)場合も含む。
1、1a…分光センサー、3…半導体基板、10…角度制限フィルター、11a〜11e…酸化シリコン膜、14b〜14d…タングステン層、15…開口、15i…第1の開口、15j…第2の開口、17b〜17e…アルミニウム合金層、18i…開口部、18j…開口部、20…分光フィルター、20i…第1のフィルター部、20j…第2のフィルター部、21…酸化シリコン膜、22…酸化シリコン膜、23a…酸化チタン膜、23b…酸化シリコン膜、23c…酸化チタン膜、24a…酸化チタン膜、24b…酸化シリコン膜、24c…酸化チタン膜、25a…酸化チタン膜、25b…酸化シリコン膜、25c…酸化チタン膜、30…受光素子、30i…第1のフォトダイオード、30j…第2のフォトダイオード、31…第1の半導体領域、32i…第2の半導体領域、32j…第2の半導体領域、PR1…フォトレジスト、PR2…フォトレジスト、k…遮光部。

Claims (7)

  1. 半導体基板に受光素子を形成する工程(a)と、
    前記工程(a)の後に、前記半導体基板の上に角度制限フィルターを形成する工程(b)と、
    前記工程(b)の後に、前記角度制限フィルターの上に、第1の膜厚を有する第1の透光膜と、前記第1の膜厚と異なる第2の膜厚を有する第2の透光膜と、第3の膜厚を有する第3の透光膜と、を有する分光フィルターを形成する工程(c)と、
    を含み、
    前記工程(c)は、
    前記第3の透光膜を形成する工程(c1)と、
    前記工程(c1)の後に、前記半導体基板に対する平面視で前記第3の透光膜と重なる位置に、前記第1の透光膜をリフトオフ法によって形成する工程(c2)と、
    前記工程(c2)の後に、前記半導体基板に対する平面視で前記第3の透光膜と重なり且つ前記第1の透光膜とずれた位置に、前記第2の透光膜をリフトオフ法によって形成する工程(c3)と、
    を含むことを特徴とする、分光センサーの製造方法。
  2. 前記工程(c3)は、
    前記半導体基板に対する平面視で前記第3の透光膜と重なり且つ前記第1の透光膜から離れた位置に、前記第2の透光膜をリフトオフ法によって形成することを特徴とする、請求項1記載の分光センサーの製造方法。
  3. 前記工程(c3)は、
    前記半導体基板に対する平面視で前記第3の透光膜と重なり且つ前記第1の透光膜と一部重なる位置に、前記第2の透光膜をリフトオフ法によって形成することを特徴とする、請求項1記載の分光センサーの製造方法。
  4. 前記工程(c2)は、第4の膜厚を有し、前記半導体基板に対する平面視で前記第1の透光膜と重なって位置する第4の透光膜を形成することを含み、
    前記工程(c3)は、前記第4の膜厚を有し、前記半導体基板に対する平面視で前記第2の透光膜と重なって位置する第5の透光膜を形成することを含むことを特徴とする、請求項1乃至請求項3のいずれか一項記載の分光センサーの製造方法。
  5. 半導体基板に位置する受光素子と、
    前記半導体基板の上に位置し、遮光部と、前記半導体基板に対する平面視で前記遮光部を介して互いに隣接する第1の開口及び第2の開口と、を有する角度制限フィルターと、
    前記角度制限フィルターの上に位置する分光フィルターであって、第1の膜厚を有し、前記半導体基板に対する平面視で前記第1の開口と重なって位置する第1の透光膜と、前記第1の膜厚と異なる第2の膜厚を有し、前記半導体基板に対する平面視で前記第2の開口と重なって位置する第2の透光膜と、前記第1の透光膜と前記第1の開口との間の位置から前記第2の透光膜と前記第2の開口との間の位置にまでわたって位置し、第3の膜厚を有する第3の透光膜と、を有する分光フィルターと、
    を含み、
    前記第1の透光膜は、前記半導体基板に対する平面視で前記遮光部と重なる周縁部を有し、
    前記第2の透光膜は、前記半導体基板に対する平面視で前記第1の透光膜から離れて位置し、前記半導体基板に対する平面視で前記遮光部と重なる周縁部を有することを特徴とする、分光センサー。
  6. 前記第1の透光膜の周縁部の位置と、前記第1の開口の周縁部の位置との、前記半導体基板に対する平面視での距離が、前記角度制限フィルターを透過する光の前記半導体基板に対する最大の入射角の正接と前記分光フィルターの厚さとの積以上であることを特徴とする、請求項5記載の分光センサー。
  7. 半導体基板に位置する受光素子と、
    前記半導体基板の上に位置し、遮光部と、前記半導体基板に対する平面視で前記遮光部を介して互いに隣接する第1の開口及び第2の開口と、を有する角度制限フィルターと、
    前記角度制限フィルターの上に位置する分光フィルターであって、第1の膜厚を有し、前記半導体基板に対する平面視で前記第1の開口と重なって位置する第1の透光膜と、前記第1の膜厚と異なる第2の膜厚を有し、前記半導体基板に対する平面視で前記第2の開口と重なって位置する第2の透光膜と、前記第1の透光膜と前記第1の開口との間の位置から前記第2の透光膜と前記第2の開口との間の位置にまでわたって位置し、第3の膜厚を有する第3の透光膜と、を有する分光フィルターと、
    を含み、
    前記第1の透光膜は、前記半導体基板に対する平面視で前記遮光部と重なる周縁部を有し、
    前記第2の透光膜は、前記半導体基板に対する平面視で前記第1の透光膜と一部重なって位置し、前記半導体基板に対する平面視で前記遮光部と重なる周縁部を有することを特徴とする、分光センサー。
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