JP2014194503A - ヘッドアップディスプレイ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】利便性の高いヘッドアップディスプレイ装置を提供すること
【解決手段】複数のレーザダイオードと、前記複数のレーザダイオードの温度を特定する温度特定部と、前記温度特定部により特定された各レーザダイオードの温度が各レーザダイオードの動作保証温度の範囲内であるか否かを判定する判定部と、前記判定部により温度が動作保証温度の範囲内であると判定されたレーザダイオードのうち少なくとも1以上のレーザダイオードを駆動するレーザダイオード制御部と、前記レーザダイオード制御部により駆動されたレーザダイオードの光を観察者に向けて反射して虚像を表示するコンバイナと、を備える
【選択図】図1

Description

本発明はヘッドアップディスプレイ(Head−Up Display)装置に関する。
従来より、自動車のフロントガラスに速度計、ナビゲーションガイド等の情報を表示するヘッドアップディスプレイ(以下、「ヘッドアップディスプレイ」を「HUD」とも称する。)装置が知られている。自動車の運転者はフロントガラスを介して外界像(景色)を見ながら、視線をほとんど動かすことなくフロントガラスに表示される各種情報(画像)を同時に見ることができる。
HUD装置は一般的に光源と光学系を備える。光源としてはレーザダイオード(以下、「レーザダイオード」を「LD」とも称する。)を用いたものが特許文献1に開示されている。HUD装置は、LDから出射されたレーザ光を光学系でフロントガラスに向けて走査して各種情報を表示するものである。
LDとしては赤色レーザ光を出射するLD(以下、「赤色レーザ光を出射するLD」を「RLD」とも称する。)、緑色レーザ光を出射するLD(以下、「青色レーザ光を出射するLD」を「GLD」とも称する。)、青色レーザ光を出射するLD(以下、「青色レーザダイオード」を「BLD」とも称する。)が使用されることがある。LDは出射光の色によって夫々動作保証温度が異なり、最高動作保証温度は一般的にRLDが最も低い。
言い換えればRLDの温度が最高動作保証温度以下であれば他のLDの温度も最高動作保証温度以下であることになる。そこで従来はRLDの温度を監視して、RLDの温度が最高動作保証温度を超えた場合には全てのLDの駆動を停止し、RLDの温度が最高動作保証温度以下となった場合に全てのLDの駆動を開始するという制御が行われていた。
特開平7−270711号公報
上述した最高動作保証温度に基づくLD駆動制御では、RLDの温度が最高動作保証温度以下とならない限り、全てのLDが駆動しないので、RLDの温度が最高動作保証温度以下となるまでユーザに対してはLDを光源とする画像が何ら表示されず、利便性が低かった。
本発明は、このような状況を鑑みてなされたものであり、利便性の高いHUD装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明のヘッドアップディスプレイ装置は、複数のレーザダイオードと、前記複数のレーザダイオードの温度を特定する温度特定部と、前記温度特定部により特定された各レーザダイオードの温度が各レーザダイオードの動作保証温度の範囲内であるか否かを判定する判定部と、前記判定部により温度が動作保証温度の範囲内であると判定されたレーザダイオードのうち少なくとも1以上のレーザダイオードを駆動するレーザダイオード制御部と、前記レーザダイオード制御部により駆動されたレーザダイオードの光を観察者に向けて反射して虚像を表示するコンバイナと、を備えることを特徴としている。
また、上記構成において、前記判定部により前記複数のレーザダイオードのうち、一部のレーザダイオードの温度が動作保証温度の範囲外であると判定された場合に、前記レーザダイオード制御部は温度が動作保証温度の範囲内であるレーザダイオードのうち少なくとも1以上のレーザダイオードを駆動することが望ましい。
また、上記構成において、前記レーザダイオード制御部は1以上のレーザダイオードを用いて虚像を表示する際に、表示する虚像に応じて駆動するレーザダイオードの発光輝度を制御することが望ましい。
また、上記構成において、前記レーザダイオード制御部は2以上のレーザダイオードを用いて虚像を表示する際に、表示する虚像に応じて駆動するレーザダイオードの組み合わせを制御することが望ましい。
また、上記構成において、前記レーザダイオード制御部は表示する虚像における強調表示部分情報に基づいて、強調表示部分の輝度が他の部分の輝度よりも高くなり、及び/又は、強調表示部分の色温度が他の部分の色温度よりも高くなるように1以上のレーザダイオードの駆動することが望ましい。
本発明によれば、温度特定部が複数のレーザダイオードに関して各レーザダイオードの温度を特定する。判定部は温度特定部により特定された各レーザダイオードの温度が各レーザダイオードの動作保証温度の範囲内であるか否かを判定する。そしてレーザダイオード制御部は判定部による判定結果に基づいて温度が動作保証温度の範囲内にあるレーザダイオードを駆動してコンバイナにより虚像を表示する。つまり、複数のレーザダイオードに関して個別に温度が動作保証温度の範囲内にあるか否かを判定して温度が動作保証温度の範囲内にあるレーザダイオードを駆動して虚像を表示するので、ユーザの利便性が高まる。
車両に搭載されたHUD装置の概略図である。 プロジェクタの構成を示すブロック図である。 第1実施形態のプロジェクタの制御部が実行する処理の一例を示すフローチャート フロントガラスに表示される虚像の一例を示す図 第2実施形態のプロジェクタの制御部が実行する処理の一例を示すフローチャート
以下に、本発明の実施形態について、図面を参照し、車両用のHUD装置を例に挙げて説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の実施形態に係るHUD装置の概略図である。本実施形態のHUD装置100は、車両8に搭載されている。なお、HUD装置100は、車両に限らず、他の乗り物(例えば航空機等)に搭載されてもよい。HUD装置100は、プロジェクタ1から走査レーザ光7(投射光)を車両8のフロントガラス81に向けて投射し、投影像をユーザの視野内に重ねて表示する表示装置である。なお、図1において、一点鎖線の矢印6は車両8の運転席に座っているユーザの視線を示している。
図1に示すように、フロントガラス81の内面には、たとえばハーフミラーなどの半透過性の反射材料を用いて形成されるコンバイナ82が貼り付けられている。このコンバイナ82にプロジェクタ1から走査レーザ光7が投射されることによって、コンバイナ82の所定領域に虚像が形成される。このために、車両の前方(すなわち視線6の方向)を見ているユーザは、車両8の前方の外界像と、プロジェクタ1から投射される虚像(投射画像)とを同時に視認することができる。
次に、プロジェクタ1の構成について説明する。図2は、プロジェクタの構成を示すブロック図である。図2に示すように、プロジェクタ1は、ハウジング10と、レーザダイオード11a〜11cと、光学系12と、サーミスタ13と、加熱冷却部14a〜14cと、を備えている。また、プロジェクタ1はさらに、本体筐体15と、LDドライバ16と、ミラーサーボ部17と、加熱冷却駆動部18と、電源19と、電源制御部20と、電流検出部21と、入出力I/F22と、操作部23と、記憶部24と、CPU25と、カメラ26と、を備えている。このほか、プロジェクタ1は、たとえばスピーカなどの音声出力部をさらに備えていてもよい。
ハウジング10は、各LD11a〜11cと、光学系12と、サーミスタ13と、加熱冷却部14a〜14cと、を搭載する気密性の筐体部である。また、ハウジング10には、光学系12から出射される走査レーザ光7を外部に出射するための窓部10aと、後述する熱伝導部材141a〜141cが配設される開口部(不図示)と、が形成されている。窓部10aは、たとえば、ガラス又は透光性の樹脂材料などを用いて形成されている。
LD11aはBLDである。LD11bはGLDである。LD11cはRLDである。BLD、GLD、RLDは一般的に夫々動作保証温度が異なる。動作保証温度の範囲は特に限られるものではないが、本実施形態では、BLDの動作保証温度が−10℃〜80℃、GLDの動作保証温度が0℃〜60℃、RLDの動作保証温度が−10℃〜50℃である場合を例として以下説明を行う。
光学系12は、コリメータレンズ121a〜121cと、ビームスプリッタ122a及び122bと、集光レンズ123と、MEMSミラー124と、を含んで構成されている。コリメータレンズ121a〜121cは、各LD11a〜11cから出射されるレーザ光を平行光に変換する光学素子である。また、ビームスプリッタ122a及び122bは、たとえばダイクロイックミラーであり、特定の波長の光を反射し、その他の波長の光を透過する光学素子である。
図2に示すように、LD11aから出射される青色レーザ光は、コリメータレンズ121aにより平行光に変換され、ビームスプリッタ122aで反射され、集光レンズ123に至る。また、LD11bから出射される緑色レーザ光は、コリメータレンズ121bにより平行光に変換され、ビームスプリッタ122bで反射される。反射された緑色レーザ光は、ビームスプリッタ122aを透過して、集光レンズ123に至る。また、LD11cから出射される赤色レーザ光は、コリメータレンズ121cにより平行光に変換され、ビームスプリッタ122a及び122bを透過して、集光レンズ123に至る。
集光レンズ123は、各LD11からコリメータレンズ121a〜121c及びビームスプリッタ122a、122bを経て入射する各レーザ光をMEMSミラー124の光反射面に収束させる光学素子である。MEMSミラー124は、集光レンズ123により収束されるレーザ光を反射する光学反射素子である。MEMSミラー124は、集光レンズ123により収束されるレーザ光を反射する光学反射素子である。MEMSミラー124は、2軸方向に駆動して各レーザ光の反射方向を変化させることにより、各レーザ光を走査レーザ光7として反射する。この走査レーザ光7は、ハウジング10の窓部10a及び後述する光出射口15aを通過してハウジング10及び本体筐体15の外部に出射され、フロントガラス81上のコンバイナ82に投射される。
サーミスタ13は、各LD11a〜11cの周囲の環境温度を計測するために、ハウジング10の内部に設けられる温度検出部である。すなわち、サーミスタ13が検出する温度により、後述する温度特定部256がLD11a〜11cの各温度を推定することができる。なお、図2では、1つのサーミスタ13を用いて各LD11a〜11cの温度を計測しているが、複数のサーミスタ13を用いて各LD11a〜11cの温度を個別に計測するようにしてもよい。
加熱冷却部14a〜14cは、サーミスタ13が検知する温度に応じて、各LD11a〜11cを加熱又は冷却する。加熱冷却部14a〜14cは、それぞれ、熱伝導部材141a〜141cと、ペルチェ素子142a〜142cと、ヒートシンク143a〜143cと、を含んで構成されている。熱伝導部材141a〜141cは、たとえばCu及びAuなどの金属材料、熱伝導率の高いセラミック材料などを用いて形成されており、各LD11a〜11c及び各ペルチェ素子142a〜142c間で熱を伝導する。たとえば、熱伝導部材141a〜141cは、各LD11a〜11cの冷却時においては各LD11a〜11cの熱を各ペルチェ素子142a〜142cに伝導する。また、熱伝導部材141a〜141cは、各LD11a〜11cの加熱時においては各ペルチェ素子142a〜142cの熱を各LD11a〜11cに伝導する。ペルチェ素子142a〜142cはペルチェ効果を利用した熱電素子である。ヒートシンク143a〜143cはペルチェ素子142a〜142cを冷却するための放熱部である。
各熱伝導部材141a〜141cは、ハウジング10に形成された各開口(不図示)内に設けられ、各開口を密閉している。各熱伝導部材141a〜141cは、ハウジング10の内部では各LD11a〜11cに熱的に接続されており、ハウジング10の外部では各ペルチェ素子142a〜142cの一方の面に熱的に接続されている。この一方の面は、ペルチェ素子142a〜142cが、熱伝導部材141a〜141cに伝導される熱の発熱、及び熱伝導部材141a〜141cから伝導される熱の吸熱を行うための面である。加熱冷却部14a〜14cがLD11a〜11cを加熱する際、ペルチェ素子142a〜142cは、一方の面(すなわち熱伝導部材141a〜141c側の面)では発熱し、他方の面(すなわちヒートシンク143a〜143c側の面)では吸熱する。一方、加熱冷却部14a〜14cがLD11a〜11cを冷却する際、ペルチェ素子142a〜142cは、一方の面では吸熱し、他方の面では発熱する。
また、ハウジング10の外部において、各ペルチェ素子142a〜142cの他方の面には、ヒートシンク143a〜143cが熱的に接続されている。各LD11a〜11c及び各熱伝導部材141a〜141c間、各熱伝導部材141a〜141c及び各ペルチェ素子142a〜142c間、各ペルチェ素子142a〜142c及び各ヒートシンク143a〜143c間はそれぞれ、たとえば高熱伝導性のグリスなどを用いて熱的に接続されている。
本体筐体15は、ハウジング10と、LDドライバ16と、ミラーサーボ部17と、加熱冷却駆動部18と、電源19と、電源制御部20と、電流検出部21と、入出力I/F22と、操作部23と、記憶部24と、CPU25と、を搭載している。また、本体筐体15には、光学系12からハウジング10の窓部10aを通過して出射される走査レーザ光7が出射される光出射口15aが形成されている。なお、この光出射口15aは開口であってもよいが、たとえばガラス又は透光性の樹脂材料などを用いて形成されることが望ましい。こうすれば、本体筐体15内部への塵埃及び水分(たとえば水滴、水気を含む空気)などの侵入を防止することができる。
LDドライバ16は、各LD11a〜11cの駆動制御を行うLD駆動部であり、青色LDドライバ(不図示)、緑色LDドライバ(不図示)、及び赤色LDドライバ(不図示)を含んで構成されている。青色LDドライバはLD11aの発光及び光出力などの駆動制御を行なう。緑色LDドライバはLD11bの発光及び光出力などの駆動制御を行なう。赤色LDドライバはLD11cの発光及び光出力などの駆動制御を行なう。
ミラーサーボ部17は、CPU25から入力される制御信号に基づいて、MEMSミラー124の駆動を制御する駆動制御部である。たとえば、ミラーサーボ部17は、CPU25からの水平同期信号に応じてMEMSミラー124を駆動し、MEMSミラー124によるレーザ光の反射方向を水平方向に偏向させる。また、ミラーサーボ部17は、CPU25からの垂直同期信号に応じてMEMSミラー124を駆動し、MEMSミラー124によるレーザ光の反射方向を垂直方向に偏向させる。
加熱冷却駆動部18は、ペルチェコントローラ181及び切替部182を含んで構成され、各加熱冷却部14a〜14cによる各LD11a〜11cの加熱動作及び冷却動作の制御を行う。ペルチェコントローラ181は、各ペルチェ素子142a〜142cの駆動制御を行う。また、切替部182は、ペルチェコントローラ181から伝送される制御信号に基づいて、各ペルチェ素子142a〜142cの各動作(加熱動作、冷却動作、及び動作停止など)を切り替えるスイッチング部である。この切替部182には、たとえばFET(Field Effect Transistor)などが用いられる。
電源19はたとえば車両8の蓄電池(不図示)などの電力源から電力の供給を受ける。電源制御部20は、電源19から供給される電力をプロジェクタ1の各構成部に応じた所定の電圧値及び電流値に変換し、変換された電力を各構成部に供給する。
電流検出部21は、CPU25の制御信号によって制御される各構成部に流れている電流をモニタしている。たとえば、電流検出部21は、ペルチェ素子142a〜142c及び電源19などに供給される電力の電流値をモニタし、それらの電流値の変化を検知する。
入出力I/F22は外部装置と有線通信又は無線通信するための通信インターフェースである。操作部23は、ユーザの操作入力を受け付ける入力ユニットである。
記憶部24は、不揮発性の記憶媒体であり、プロジェクタ1の各構成部(たとえばCPU25)により用いられるプログラム及び制御情報を格納している。このほか、記憶部24は、たとえばコンバイナ82に投影する映像情報なども格納している。なお、図2では、記憶部24は、CPU25とは別の構成部となっているが、この例に限定されず、CPU25に含まれていてもよい。
CPU25は、記憶部24に格納されたプログラム及び制御情報などを用いて、プロジェクタ1の各構成部を制御する制御部である。このCPU25は、映像処理部251と、LD制御部252と、加熱冷却制御部253と、異常判定部254と、保護動作部255と、温度特定部256と、判定部257と、を有している。
映像処理部251は、記憶部24に格納されたプログラム、入出力I/F22から入力される情報、及び記憶部24に格納された情報などに基づく映像情報を生成する。さらに、映像処理部251は、生成した映像情報を赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の3色の映像データに変換する。変換された3色の映像データはLD制御部252に出力される。
LD制御部252は、3色の映像データに基づく各LD11a〜11c毎の光制御信号を生成し、LDドライバ16に出力する。各光制御信号に基づいて各LD11a〜11cから出射される各レーザ光がMEMSミラー124の駆動によって2次元的に走査されることにより、映像情報に基づく映像がフロントガラス81上のコンバイナ82に投影される。また、LD制御部252はLD11a〜11cのうち1個又は2個のLDを駆動する際に、3色の映像データに基づいて駆動するLD毎の光制御信号を生成し、LDドライバ16に出力する。
加熱冷却制御部253は、各加熱冷却部14a〜14cの駆動制御を行わせるための制御信号を加熱冷却駆動部18に出力する。
異常判定部254は、サーミスタ13及び電流検出部21の検出結果に基づいて、加熱冷却部14a〜14cが誤動作をしているか否かを判定する。たとえば、異常判定部254は、サーミスタ13の検知温度が各LD11a〜11cを加熱すべき第1温度閾値(たとえば10℃)、又は各LD11a〜11cを冷却すべき第2温度閾値(たとえば60℃)に達すると、誤動作をしているか否かを判定する。また、この判定は、サーミスタ13が検知する温度の変化と、電流検出部21が検出する加熱冷却部14a〜14cの電流の変化(或いはペルチェ素子142a〜142cに印加される各電圧の電流成分)との相間に基づいて行われる。
たとえば、各LD11a〜11cが第1又は第2温度閾値に達する際、電流検出部21が検出する電流値は変化するが、サーミスタ13が検知する温度は変化しない場合、異常判定部254は誤動作であると判定する。一方、LD11a〜11cが第1又は第2温度閾値に達する際、電流検出部21は加熱動作(又は冷却動作)に対応する電流変化を検出し、且つ、サーミスタ13も温度上昇(又は温度低下)を検知する場合、異常判定部254は正常動作であると判定する。
保護動作部255は、異常判定部254により誤動作をしていると判定されると、各LD11a〜11cの保護動作を行う。保護動作としては、たとえば、各LD11a〜11cの光量の低下、各LD11a〜11cの発光停止、プロジェクタ1の投影アプリケーションのシャットダウン、プロジェクタ1の動作停止などを挙げることができる。
或いは、保護動作として、光源(LD11a〜11c)の温度異常などの警告を、投影面(すなわちフロントガラス81上のコンバイナ82)に表示したり、音声にて報知したりしてもよい。なお、この警告後には、上述のような保護動作をさらに行ってもよいし、警告以外の保護動作を行わずにそのまま動作を続行してもよい。
温度特定部256は各LD11a〜11cの温度を特定する。本実施形態でサーミスタ13は各LD11a〜11cの周囲の環境温度を計測しており、温度特定部256は環境温度と各LD11a〜11cの温度との対応関係に基づいて各LD11a〜11cの温度を特定する。なお、上述したように、複数のサーミスタ13を用いて各LD11a〜11cの温度を個別に計測する場合には各サーミスタ13の検出温度を取得して各LD11a〜11cの温度を特定する。
判定部257は各LED11a〜11cの温度が各LED11a〜11cの動作保証温度の範囲内であるか否かを判定する。各LED11a〜11cの温度は温度特定部256により特定され、上述したような各LED11a〜11cの動作保証温度に関する情報は予め判定部が有し、或いは、メモリ等に記憶されている。そして判定部は各LED11a〜11cについて温度と動作保証温度を比較して動作保証温度の範囲内であるか否かを判定する。
カメラ26はフロントガラス81の前方の外界像を撮影する撮像部である。カメラ26により撮像された映像はCPU26に入力され、映像処理部251は入力されたカメラ26の映像にも基づいて映像情報を生成する(詳細は後述)。
以上、本実施形態のHUD装置100について説明した。なお、上述の実施形態は例示であり、その各構成要素や各処理の組み合わせに色々な変形が可能であり、本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
たとえば、上述の実施形態では、映像処理部251、LD制御部252、加熱冷却制御部253、異常判定部254、保護動作部255、温度特定部256、及び判定部257は、CPU25の機能部として実現されているが、本発明の適用範囲はこの例に限定されない。これらのうちの少なくとも一部或いは全ては、物理的な構成部(たとえば電気回路)などにより実現されていてもよい。
以下、本実施形態のプロジェクタ1の制御部25が実行する処理について図3を参照して説明する。図3は本実施形態のプロジェクタ1の制御部25が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
ステップS01において制御部25の温度特定部256はサーミスタ13により検知された温度情報を取得する。
ステップS02において制御部25の温度特定部256はステップS01で取得した温度情報に基づいて、各LD11a〜11cの温度を特定する。上述したように本実施形態においてサーミスタ13が検知する温度は各LD11a〜11cの周囲の環境温度である。温度特定部256は、各LD11a〜11cの周囲の環境温度、各LD11a〜11cの発熱特性、各LD11a〜11cの放熱特性等を考慮して各LD11a〜11cの温度を特定する。
ステップS03において制御部25の判定部257はステップS02で特定した各LD11a〜11cの温度と、各LD11a〜11cの動作保証温度とを比較する。そしてステップS04において制御部25の判定部257はLED11a〜11cの中に温度が動作保証温度の範囲外であるLDがあるか否かを判定する。
LED11a〜11cの中に温度が動作保証温度の範囲外であるLDがあるとき(ステップS04のY)はステップS05に進み、制御部25のLD制御部252は温度が動作保証温度の範囲内であるLDのうち1個のLDの光制御信号を生成してLDドライバ16に当該LDを駆動させる。温度が動作保証温度の範囲内であるLDが1個であればそのLDの光制御信号を生成し、温度が動作保証温度の範囲内であるLDが2個である場合にはいずれか一方のLDの光制御信号を生成する。
温度が動作保証温度の範囲内であるLDが2個である場合にいずれのLDの光制御信号を生成するかは限られるものではないが、例えば温度と動作保証温度とに基づいて選択することとしてもよい。すなわち、温度は動作保証温度の範囲内であるが、温度が低い場合には、2個のLDのうち最低動作保証温度が高いLDを駆動することで最低動作保証温度が高いLDの温度を上昇させる。また、温度は動作保証温度の範囲内であるが、温度が高い場合には、2個のLDのうち最高動作保証温度が高いLDを駆動することで、最低動作保証温度が高いLDの温度が上昇しないようにする。
また、LD制御部252はユーザに表示する虚像に応じて駆動するLDの発光輝度を制御する。すなわち本実施形態においてLD制御部252は3色の映像データを単色の映像データとして単色のLDの光制御信号を生成して単色のLDのみを使用して虚像を表示することになる。3色のLDを使用すれば表示する虚像においてユーザが注目すべき部分とそれ以外の部分とを色分けすることでユーザに認識可能に表示できるが、単色のLDを使用する場合にユーザにはどの部分が注目すべき部分であるか判別しにくい。
そこで本実施形態ではユーザが注目すべき部分が高輝度となるように、また、それ以外の部分が低輝度となるようにLDの光制御信号を生成することで、輝度の差によりユーザに注目すべき部分を認識させることができる。
なお、虚像においてユーザが注目すべき部分は、虚像における強調表示部分情報に基づいて特定される。例えば予め虚像の中央領域が強調表示部分に設定されている場合に、LD制御部252は虚像の中央領域をユーザが注目すべき部分と特定してLDの光制御信号を生成する。強調表示部分としては特にこれに限られるものではなく、以下の他の例について説明する。
図4に示すように車両用のHUD装置において、道路R上に存在する歩行者Pや自転車Bに対して注意を促す警告マークWMをフロントガラスFGに虚像VIを表示することで運転者に知らせることが考えられる。また、併せて自動車の現在の速度を示す速度計SIや自動車の燃料の残量を示す燃料メータGMをフロントガラスFGに虚像VIを表示することで運転者に知らせることが考えられる。
このような場合に、予め警告マークWMが強調表示部分に設定されていれば、LD制御部252は警告マークをユーザが注目すべき部分(すなわち強調表示部分)と特定して、警告マークWMについて高輝度となるように、それ以外の部分(すなわち速度計SIや燃料メータGM)については低輝度となるようにLDの光制御信号を生成する。なお、歩行者Pや自転車Bの存在はカメラ26によって検知される。映像処理部251はカメラ26により前方に歩行者Pや自転車Bの存在が検知されたときに、歩行者Pや自転車Bに対する注意を促す警告マークWMを含む映像情報を生成する。
なお、図4では虚像VIの範囲を例示するため虚像の外枠を破線で示すが、実際の表示の際に虚像の範囲を示す外枠が表示されるものではない。図4において虚像VIとして表示されているのは警告マークWM、速度計GI、燃料メータGMであり、その他はフロントガラスFGを介して直接視認可能な外界像である。
また、温度が動作保証温度の範囲外であるLDが存在することをユーザに表示する警告表示を行うことが考えられる。予め警告表示が強調表示部分に設定されていれば、LD制御部252は警告表示を注目すべき部分と特定して、警告表示について高輝度となるように、それ以外の部分が低輝度となるようにLDの光制御信号を生成する。
LED11a〜11cの中に温度が動作保証温度の範囲外であるLDがないとき(ステップS04のN)はステップS06に進み3色の映像データに基づく各LD11a〜11c毎の光制御信号を生成する。
本実施形態によれば、温度特定部が複数のレーザダイオードに関して各レーザダイオードの温度を特定する。判定部は温度特定部により特定された各レーザダイオードの温度が各レーザダイオードの動作保証温度の範囲内であるか否かを判定する。そしてレーザダイオード駆動部は判定部による判定結果に基づいて温度が動作保証温度の範囲内にあるレーザダイオードを駆動してコンバイナにより虚像を表示する。つまり、複数のレーザダイオードに関して個別に温度が動作保証温度の範囲内にあるか否かを判定して温度が動作保証温度の範囲内にあるレーザダイオードを駆動して虚像を表示する。その際、ユーザが注目すべき部分とそれ以外の部分が輝度の差により表現されるので、注目すべき部分を容易に認識でき、ユーザの利便性が高まる。
また、複数のLDのうち一部のLDの温度が動作保証温度の範囲外であるときに温度が動作保証温度の範囲内である1個のLDを使用して虚像を表示するので、複数のLDを制御するのに比べて制御が容易である。
<第2実施形態>
上記第1実施形態では温度が動作保証温度の範囲外のLDが存在する場合に、温度が動作保証温度の範囲内であるLDのうち、1個のLDの光制御信号を生成することとしたが、本実施形態では温度が動作保証温度の範囲内である全てのLDの光制御信号を生成することとする。
具体的には温度が動作保証温度の範囲内であるLDが2個あるときに、第1実施形態ではいずれか一方のLDの光制御信号を生成するが、本実施形態では双方のLDの光制御信号を生成する。
以下、本実施形態のプロジェクタ1の制御部25が実行する処理について図5を参照して説明する。図5は本実施形態のプロジェクタ1の制御部25が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、図5のフローチャートのステップS11〜S14及びS16は夫々図3のフローチャートのステップS01〜S04及びS06と同様であるため説明を省略する。
ステップS15において制御部25のLD制御部252は温度が動作保証温度の範囲内である全てのLDの光制御信号を生成してLDドライバ16に当該LDを駆動させる。
その際、LD制御部252は第1実施形態に示したようにユーザに表示する虚像に応じて各LDの発光輝度を制御する。すなわち、本実施形態においてLD制御部252は3色の映像データを1色又は2色の映像データとして単色又は2色のLDの光制御信号を生成して単色又は2色のLDのみを使用して虚像を表示することになる。単色のLDのみを使用する場合は第1実施形態と同様であり、説明を省略する。
2色のLDを使用する場合、特に、各LDの温度が高い場合には、温度が動作保証温度の範囲外であるLDは最高動作保証温度の低いRLDである可能性が高い。上述したように3色のLDを使用すれば表示する虚像においてユーザが注目すべき部分とそれ以外の部分とを色分けすることでユーザに認識可能に表示できる。しかし、温度が動作保証温度の範囲内であるGLDとBLDの2色は似た色彩(共に寒色系)であり、両者を用いてユーザが注目すべき部分とそれ以外の部分とを色分けしてもユーザにはどの部分が注目すべき部分であるか判別しにくい可能性がある。
そこで本実施形態ではユーザが注目すべき部分が高輝度となるように、また、それ以外の部分が低輝度となるようにLDの光制御信号を生成することで、輝度の差によりユーザに注目すべき部分を認識させることができる。ユーザが注目すべき部分は特に限られるものではないことは第1実施形態で述べた通りである。
本実施形態によれば、温度特定部が複数のレーザダイオードに関して各レーザダイオードの温度を特定する。判定部は温度特定部により特定された各レーザダイオードの温度が各レーザダイオードの動作保証温度の範囲内であるか否かを判定する。そしてレーザダイオード駆動部は判定部による判定結果に基づいて温度が動作保証温度の範囲内にあるレーザダイオードを駆動してコンバイナにより虚像を表示する。つまり、複数のレーザダイオードに関して個別に温度が動作保証温度の範囲内にあるか否かを判定して温度が動作保証温度の範囲内にあるレーザダイオードを駆動して虚像を表示する。その際、ユーザが注目すべき部分とそれ以外の部分が輝度の差により表現されるので、注目すべき部分を容易に認識でき、ユーザの利便性が高まる。
また、複数のLDのうち一部のLDの温度が動作保証温度の範囲外であるときに温度が動作保証温度の範囲内であるLDが複数あれば、全てのLDを使用して虚像を表示するので、ユーザの視覚に訴える虚像を表示しやすくなる。
<第3実施形態>
上記第2実施形態において、温度が動作保証温度の範囲内であるLDが2個である場合にLD制御部252によって各LDの発光輝度を制御することで、ユーザが注目すべき部分とそれ以外の部分を判別しやすくすることとした。しかしながら温度が動作保証温度の範囲内であるLDがRLDを含む場合には暖色(警告色)と寒色により注目すべき部分とそれ以外の部分を色分けすることで判別しやすいと考えられる。
特に各LDの温度が低い場合には、温度が動作保証温度の範囲外であるLDは最低動作保証温度の高いBLDである可能性が高い。従ってこのような場合には注目すべき部分についてはRLDで表示するように、それ以外の部分についてはGLDで表示するようにLDの光制御信号を生成することで、色温度の差によりユーザに注目すべき部分を認識させることができる。ユーザが注目すべき部分は特に限られるものではないことは第1実施形態で述べた通りである。
なお、本実施形態の発光色による色分け制御は、第2実施形態による輝度の調整制御に代えて実行することとしてもよいし、第2実施形態による輝度の調整制御と共に実行することとしてもよい。発光色による色分け及び輝度調整を行うことで、ユーザに対してより明瞭にユーザに注目すべき部分を認識させることができる。
また、本実施形態では注目すべき部分とそれ以外の部分で夫々RLD、GLDを用いて虚像を表示することとしたが、各部分に関していずれか一方を用いて虚像を表示しなければならないものではない。例えば注目すべき部分についてはRLDとGLDを用いて虚像を表示し、それ以外の部分についてはGLDを用いて虚像を表示することとしてもよい。すなわち、LED制御部252は表示する虚像に応じて駆動するLDの組み合わせを制御する。
本実施形態によれば温度特定部が複数のレーザダイオードに関して各レーザダイオードの温度を特定する。判定部は温度特定部により特定された各レーザダイオードの温度が各レーザダイオードの動作保証温度の範囲内であるか否かを判定する。そしてレーザダイオード駆動部は判定部による判定結果に基づいて温度が動作保証温度の範囲内にあるレーザダイオードを駆動してコンバイナにより虚像を表示する。つまり、複数のレーザダイオードに関して個別に温度が動作保証温度の範囲内にあるか否かを判定して温度が動作保証温度の範囲内にあるレーザダイオードを駆動して虚像を表示する。その際、ユーザが注目すべき部分とそれ以外の部分が色温度の差により表現されるので、注目すべき部分を容易に認識でき、ユーザの利便性が高まる。
また、複数のLDのうち一部のLDの温度が動作保証温度の範囲外であるときに温度が動作保証温度の範囲内であるLDが複数あれば、全てのLDを使用して虚像を表示するので、ユーザの視覚に訴える虚像を表示しやすくなる。
<第4実施形態>
上記第1実施形態〜第3実施形態で判定部257はいずれも各LDの温度が動作保証温度の範囲内にあるか否かを判定しているが、これに限られるものではなく、各LDの温度が最高動作保証温度を超えていないか、又は、各LDの温度が最低保証温度未満でないかを判定するものであってもよい。
例えばプロジェクタ1が常に高温環境下に設置されるのであれば、LDの温度が最低保証温度を下回ることはないため、判定部257はLDの温度が最高動作保証温度を超えていないかを判定し、最高動作保証温度を超える温度のLDが存在する場合に各実施形態の処理を行うこととしてもよい。
また、プロジェクタ1が常に低温環境下に設置されるのであれば、LDの温度が最高保証温度を超えることはないため、判定部257はLDの温度が最低動作保証温度を下回っていないかを判定し、最低動作保証温度を下回る温度のLDが存在する場合に各実施形態の処理を行うこととしてもよい。
本実施形態によれば第1実施形態〜第3実施形態と同様の効果を奏する。
<補足>
上記各実施形態において判定部257がLDの温度と比較を行う各LDの判定用の動作保証温度の範囲は製品規格上の動作保証温度の範囲でなくてもよく、製品規格上の動作保証温度よりも余裕を持たせてもよい。すなわち製品規格上の最高動作保証温度よりも低い温度を判定用の最高動作保証温度とし、製品規格上の最低動作保証温度よりも高い温度を判定用の最低動作保証温度としてもよい。
また、上述した第3実施形態に記載したように、最高動作保証温度又は最低動作保証温度のいずれか一方を満たすか(最高動作保証温度を超えていないか又は最低動作保証温度を下回っていないか)を判定する場合には、判定用の動作保証温度の範囲を最高動作保証温度以下、又は、最低動作保証温度以上としてもよい。
100 ヘッドアップディスプレイ(HUD)装置
1 プロジェクタ
10 ハウジング
10a 窓部
11a、11b、11c レーザダイオード(LD)
12 光学系
121a、121b、121c コリメータレンズ
122a、122b ビームスプリッタ
123 集光レンズ
124 MEMSミラー
13 サーミスタ(温度検出部)
14a、14b、14c 加熱冷却部
141a、141b、141c 熱伝導部材
142a、142b、142c ペルチェ素子
143a、143b、143c ヒートシンク
15 本体筐体
15a 光出射口
16 LDドライバ
17 ミラーサーボ部
18 加熱冷却駆動部
181 ペルチェコントローラ
182 切替部
19 電源
20 電源制御部
21 電流検出部
22 入出力I/F
23 操作部
24 記憶部
25 CPU
26 カメラ
251 映像処理部
252 LD制御部
253 加熱冷却制御部
254 異常判定部
255 保護動作部
256 温度特定部
257 判定部
6 ユーザの視線
7 走査レーザ光
8 車両
81 フロントガラス
82 コンバイナ

Claims (5)

  1. 複数のレーザダイオードと、
    前記複数のレーザダイオードの温度を特定する温度特定部と、
    前記温度特定部により特定された各レーザダイオードの温度が各レーザダイオードの動作保証温度の範囲内であるか否かを判定する判定部と、
    前記判定部により温度が動作保証温度の範囲内であると判定されたレーザダイオードのうち少なくとも1以上のレーザダイオードを駆動するレーザダイオード制御部と、
    前記レーザダイオード制御部により駆動されたレーザダイオードの光を観察者に向けて反射して虚像を表示するコンバイナと、
    を備えるヘッドアップディスプレイ装置。
  2. 前記判定部により前記複数のレーザダイオードのうち、一部のレーザダイオードの温度が動作保証温度の範囲外であると判定された場合に、前記レーザダイオード制御部は温度が動作保証温度の範囲内であるレーザダイオードのうち少なくとも1以上のレーザダイオードを駆動する請求項1に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  3. 前記レーザダイオード制御部は1以上のレーザダイオードを用いて虚像を表示する際に、表示する虚像に応じて駆動するレーザダイオードの発光輝度を制御する請求項2に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  4. 前記レーザダイオード制御部は2以上のレーザダイオードを用いて虚像を表示する際に、表示する虚像に応じて駆動するレーザダイオードの組み合わせを制御する請求項2又は請求項3に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  5. 前記レーザダイオード制御部は表示する虚像における強調表示部分情報に基づいて、強調表示部分の輝度が他の部分の輝度よりも高くなり、及び/又は、強調表示部分の色温度が他の部分の色温度よりも高くなるように1以上のレーザダイオードの駆動する請請求項3又は求項4に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
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