JP2014194357A - 作業機のデータ管理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】作業機において電源を長時間外したとしても、作業機側で求めた計時時間と実際の時刻(実時間)との対応づけを簡単に行うことができるようにする。
【解決手段】データ入力部25は、電源から計時部20への電力供給停止前に計時部20が計時した第1の計時時間が入力されると共に、電力供給停止後であって電力供給再開後の計時部20が計時した第2の計時時間が入力されるようになっており、電力供給停止前の第1の計時時間と時刻算出部28が算出した時刻とに基づいて、電力供給停止後に入力された第2の計時時間の補正を行う停電補正部30を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、トラクタ、コンバイン、田植機等の農業機械やバックホーの建設機械等におけるデータデータ管理装置に関する。
従来より、トラクタなどの農業機械に時計機能を設け、その時計機能によって、農業機械の部品等の管理が行われている。時計による時刻の算出は、農業機械を制御する制御装置や表示を行う表示装置によって計算を行い、農業機械を使用するオペレータ等が制御装置や表示装置で計算された時刻を見ることができるようになっている。例えば、特許文献1では、CPU等で構成された運転制御装置に時刻を算出する時計算出部を設けている。
特開2002−340480号公報
特許文献1の運転制御装置は、農業機械に搭載したバッテリー等の電源によって動作するようになっている。そのため、例えば、農業機械をメンテナンスするために長時間に亘ってバッテリーを取り外した場合には、運転制御装置に算出された時刻がリセットされたり、時刻が実際の時間と大きく異なってしまうことがある。そのため、特許文献1では、バッテリーを外す度に、時刻の合わせ直しを行う必要があり、時刻によって部品を管理するシステムにも関わらず、非常に使いづらいものとなっていた。
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、作業機において電源を長時間外したとしても、作業機側で求めた計時時間と実際の時刻(実時間)との対応づけを簡単に行うことができる作業機のデータ管理装置を提供することを目的としたものである。
この技術的課題を解決するための本発明の技術的手段は、以下に示す点を特徴とする。
請求項1に係る発明では、作業機の電源により作動して計時する計時部が求めた作業機の計時時間が入力されるデータ入力部と、時刻を算出する時刻算出部とを備え、前記データ入力部は、前記電源から計時部への電力供給停止前に前記計時部が計時した第1の計時時間が入力されると共に、電力供給停止後であって電力供給再開後の前記計時部が計時した第2の計時時間が入力されるようになっており、前記電力供給停止前の第1の計時時間と前記時刻算出部が算出した時刻とに基づいて、前記電力供給停止後に入力された第2の計時時間の補正を行う停電補正部を備えていることを特徴とする。
請求項2に係る発明では、前記データ入力部は、前記作業機が作動したときの作動データが前記計時時間と共に入力されるようになっており、前記電力供給停止前のデータ入力部に入力された作動データと、前記第1の計時時間と前記時刻算出部が算出した時刻とを対応付ける対応付け部を備え、前記停電補正部は、前記対応付け部で対応付けられた第1の計時時間と前記時刻とに基づいて、第2の計時時間を補正すると共に、電力供給停止後に入力された作動データと前記第2の計時時間と時刻とを対応付けることを特徴とする。
請求項3に係る発明では、前記停電補正部は、電力停止前の第1の計時時間と時刻とにより時刻に対する計時時間の増加傾向を求め、求めた前記増加傾向、時刻に基づいて、前記電力供給停止後の第2の計時時間を補正することを特徴とする。
本発明によれば、以下の効果を奏する。
請求項1に係る発明によれば、作業機の電源(バッテリー)が取り外された場合であっても簡単に計時時間と実際の時刻(実時間)との対応づけを行うことができる。
請求項2に係る発明によれば、作業機側で計時した計時時間と作業機側で取得した作動データと、時刻(実時間)とを対応させることができるため、いつ(実時間)、作業機がどのように動作したかを把握することができる。
請求項3に係る発明によれば、計時時間と時刻との対応付けの精度を向上させることができる。
データ管理を示したものである。 データ収集装置が計時時間と作動データとを記憶した一例を示す図である。 計時時間と実時間との関係を示す図である。 データ管理装置が計時時間と作動データとを記憶した一例を示す図である。 トラクタの全体側面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、作業機及びデータ管理装置を示している。
データ管理装置1は、作業機の様々なデータを管理するものであり、例えば、作業機が作動したときの作動データとして、作業機の作動する作動部(エンジン、ミッション、アタッチメント等)、作動部が正常に動作しているかどうかの状態(警告、修理、メンテナンスなど)を管理する。作業機は、トラクタ、コンバイン、田植機等の農業機械、或いは、バックホーなどの建設機械である。
以下、農業機械2の1つであるトラクタを例にとり説明する。
図5に示すように、トラクタ2は、前後に車輪を有する走行車両(走行車体)10に、エンジン11、変速装置12等が搭載されて構成されている。この走行車両10の後部には、3点リンク機構13などが昇降可能に設けられている。この3点リンク機構13には、耕耘装置、肥料散布装置、農薬散布装置、播種散布装置、収穫装置などの作業装置14が着脱自在となっている。
図1に示すように、トラクタ2には、当該トラクタ2の様々な制御を行う制御装置5と、トラクタに関する様々な作動データを収集するデータ収集装置3とが搭載されている。
制御装置5は、例えば、エンジン11を制御したり、操作具の操作に基づいて3点リンク機構13などの昇降を制御したり、変速装置の変速制御、作業装置14の動作を制御するものであり、これらの制御によってトラクタ2は作動するようになっている。なお、制御装置5の制御は、上述したものに限定されない。
データ収集装置3は、作動データを収集して記憶するものである。このデータ収集装置3は、単独で構成される場合もあるが、例えば、制御装置5内に一体的に組み込まれたり、或いは、トラクタ1の運転席の周囲に設置される表示装置に一体的に組み込まれる。この実施形態では、制御装置5に一体的に組み込まれているとして説明を進める。
データ収集装置3は、タイマ等により時間を算出(計時)する計時部20を備えている。計時部20が計時した時間のことを「計時時間」という。計時部20は、データ収集装置3をトラクタに組み込んで当該データ収集装置3が作動状態となってからの経過時間を計時時間として計時するものである。計時部20による計時開始は限定されないが、例えば、バッテリーによる通電開始後、初期設定の終了後、トラクタの購入後などに、計時部20による計時を開始するようにすればよい。
この計時部20は、トラクタ2に搭載された電源(例えば、バッテリー)により作動し、電源が供給されている間は、常に、一定の間隔で計時時間をカウントアップする。
このようなデータ収集装置3は、トラクタ1が作動したときに、制御装置5に入力された作動データを収集し、収集した作動データを計時部20が算出した計時時間とを対応付けて記憶する。図2に示すように、データ収集装置3は、作動データとして、計時時間が499.10(hr:時間)〜510.07(hr)の間に、車速(0km/h,0km/h,2.5km/h・・・1.64km/h)、エンジン回転数(776rpm,780rpm・・・792rpm)、肥料散布量(0.01kg,0.01kg,・・・0.41kg)などの作動データを取得する。作動データを取得すると、データ記憶部21は、作動データと取得時の計時時間と作動データとを対応付けて記憶する。
また、データ収集装置3は、収集した作動データや計時時間をデータ管理装置1に出力するデータ出力部22を備えている。データ出力部22は、有線、或いは、無線によって外部に作動データや計時時間等のデータを出力するもので、例えば、有線である場合には、LANやRS232C等の通信ケーブルを接続する通信ケーブル接続部、或いは、様々な記録メディア(USBメモリー、SDカード)を接続する記録媒体接続部で構成されている。また、無線である場合には、データ出力部22は、WiFi(登録商標)、Bluetoooth(登録商標)、ZigBee(登録商標)等の無線通信を行う無線通信部で構成されている。データ収集装置3のデータ出力部22によって、作動データや計時時間のデータをデータ管理装置1に送ることができる。
次に、データ管理装置1について詳しく説明する。
データ管理装置1は、データ収集装置3の計時部20が計時した計時時間や作動データを入力するデータ入力部25を備えている。
データ入力部25は、有線、或いは、無線によってデータ出力部22から出力された作動データや計時時間等のデータを入力するもので、データ出力部22と同様に、通信ケーブル接続部、記録媒体接続部、無線通信部のいずれかで構成されている。このデータ入力部25によって、トラクタ1からの様々なデータを取得することができる。
図2に示すように、ポイントP1にてデータ出力部22とデータ入力部25とを有線又は無線にて接続したとすると、データ出力部22は、接続ポイントP1から過去に遡って、既にデータ記憶部21に記憶されている既存取得区間Aの計時時間及び作動データをデータ入力部25に出力する。なお、過去に遡る計時時間の長さ(既存取得区間Aの長さ)は、データ収集装置3に予め設定されていてもよいし、データ管理装置1が過去に遡って取得する計時時間及び作動データを、通信時にデータ収集装置3に対して指定できるようにしてもよい。
また、データ収集装置3(データ出力部22)は、過去の計時時間及び作動データ(既存取得区間Aの計時時間及び作動データ)をデータ管理装置1に送信するだけでなく、アクセスP1以降であって、データ収集装置3がデータ管理装置1との接続中時に作動データを逐次取得している場合には、データ管理装置1に送信する。例えば、図2のポイントP1以降、データ収集装置3が作動データを取得すると、取得した作動データと共に計時部20が計時した計時時間をデータ管理装置1に送信する。
これにより、図2の作動データ及び計時時間を、データ管理装置1が受信すると、図2と同様のデータが、当該データ管理装置1のデータ記憶部26に記憶される。データ記憶部26に記憶された作動データ及び計時時間を見ることによって、計時時間がどの値のときに、トラクタがどのような動作を行ったかを把握することができる。
さて、トラクタ2の長期保管やメンテナンスを行うためにバッテリーが長い間取り外される場合がある。この場合、計時部20への電力供給が停止されるため、当該計時部20は作動が停止する。
図3は、計時部20で計時した計時時間の増加傾向を示したものである。
例えば、図3に示すように、ポイントP2でバッテリーを外し、ポイントP3で再びバッテリーを装着したとすると、計時部20で計時した計時時間は、ポイントP2〜P3の間は増加せずに一定のままとなり、ポイントP3で電力供給再開後は、再び増加する。このような場合、本来であれば図3の点線のように、実時間(実際に経過した時間)と共に計時時間が増加しなければならないのにも関わらず、ポイントP2で計時部20が停止してしまうため、ポイントP2以降、特に、バッテリーを再装着したポイントP3以降の計時時間は実時間とは異なる。したがって、上述したように、バッテリーを外して電力供給を停止した場合は、バッテリーの取り外し時間を考慮して計時時間の合わせ直しを行う必要がある。このようなことを考慮し、本発明のデータ管理装置1では、バッテリーを取り外した後にデータ収集装置3(データ出力部22)から送られてきた計時時間と実時間との対応関係を補正することとしている。
以下、電力供給停止後の計時時間と実時間との対応関係を補正について説明する。
バッテリーの取り外し(電力供給停止)を検知するため、トラクタ(データ収集装置3)は、電力の供給停止を検知する停止検出部31を備えている。この停止検出部31は、バッテリーからの電力供給状態を監視して電力供給状態の変化からバッテリーの取り外しを検知するものである。なお、例えば、データ収集装置に格納されたプログラム(ソフトウェア)等によって電力再供給による再起動を検知することによりバッテリーの取り外しを検知してもよい。
停止検出部31によってバッテリーの取り外しが検出されると、データ収集装置3は、電源の供給が停止したことを示す停止フラグを保持する。電力供給停止後であって電力供給再開後に、データ収集装置3とデータ管理装置1とが接続されると、当該データ収集装置3は、データ管理装置1に電力供給停止のフラグや電力供給停止時の計時時間を送信する。データ管理装置1は、停止フラグと電力供給停止時の計時時間を記憶する。
図1に示すように、電力供給停止後の計時時間と実時間との対応関係の補正は、データ管理装置1に備えられた時刻を算出する時刻算出部28と、対応付け部29と、停電補正部30とにより行う。時刻算出部28、対応付け部29及び停電補正部30は、データ管理装置1に格納されたプログラム等により構成されている。
時刻算出部28は、例えば、測位衛星(Global Positioning System、Positioning systemなど)から正確な時刻(実時間)を受信して、現在の時刻を補正しながら算出するものであっても、例えば、NTPサーバなどのサーバから時刻を受信して時刻を補正しながら算出するものであってもよい。なお、本発明において、時刻とは、「時」、「分」、「秒」だけでなく、「年」、「月」、「日」を含むものとしてもよい。
対応付け部29は、データ収集装置3(データ出力部22)から取得した計時時間と、時刻算出部28で算出した時刻との対応付けを行う。具体的には、データ収集装置3とデータ管理装置1とが接続中に、当該データ収集装置3が作動データを収集すると、データ出力部22は、取得した作動データとその作動データを収集したときの計時時間をデータ管理装置1に送信する。そして、データ管理装置1に作動データ及び計時時間が入力されると、対応付け部29は、作動データ及び計時時間と、時刻算出部28で算出した時刻との対応付けを行う。
例えば、図2に示すように、アクセスP1以降に、トラクタ1が作動して作動データが出力されたとすると、図4に示すように、対応付け部29は、アクセスP1以降にデータ収集装置3から出力された作動データ及び計時時間に対して時刻を追加し、作動データ及び計時時間と時刻との対応付けを行う。対応付け部29によって対応付けられた作動データ、計時時間、時刻は、データ管理装置1のデータ記憶部26に記憶される。
停電補正部30は、時刻算出部28が算出した時刻と、この時刻に正しく対応付けられた計時時間とに基づいて、電力供給停止後の計時時間(第2の計時時間)と時刻(実時間)との対応付けを補正する。
なお、説明の便宜上、電力供給停止前後の計時時間を区別するため、電力供給停止前の計時時間を第1の計時時間(第1計時時間)、電力供給停止後であって電力供給再開後の計時時間を第2の計時時間(第2計時時間)とする。
具体的には、停電補正部30は、電力供給停止後の計時時間を補正するにあたって、まず初めに、対応付け部29によって予め対応付けられた複数の計時時間及び時刻のうち、電力供給停止前の複数の第1計時時間及び時刻をデータ記憶部26から読み出す。なお、電力供給停止前であるか否かは、停止フラグの有無や停止フラグの取得した時間により判断する。
例えば、図3に示すように、電力供給停止前であって、ポイントP4〜P5の区間において、データ収集装置3とデータ管理装置1との通信時に作動データが検出されることによって作動データと計時時間と時刻との対応付けが対応付け部29により行われている場合、停電補正部30は、ポイントP4〜P5に対応するデータ(第1計時時間及び時刻)を、データ記憶部26から読み出す。
そして、停電補正部30は、読み出したポイントP4〜P5にある複数の第1計時時間及び時刻とを用いて、時刻(実時間)に対する計時時間の増加傾向(単位実時間当たりの計時時間の増加量)を例えば、最小二乗法等により求める。なお、図3の例では、ポイントP4〜P5までの1つの区間での第1計時時間及び時刻を用いて、時刻に対する計時時間の増加傾向を求めているが、対応付け部29で対応付けがなされた第1計時時間及び時刻であれば、複数の区間のデータを用いてもよい。
計時時間の増加傾向の計算が終わると、次に、停電補正部30は、電力供給停止後であって電力供給再開後の計時時間(第2計時時間)に対応する時刻をデータ記憶部26から読み出し、その時刻と、時刻に対する計時時間の増加傾向とに基づいて、第2計時時間を補正する。
例えば、電力供給停止後のポイントP6で、データ収集装置3とデータ管理装置1とが接続されたとする。このポイントP6であってデータ収集装置3とデータ管理装置1との接続中に、当該データ収集装置3が取得した作業データを、データ管理装置1が取得としたとすると、当該第1作業データを取得したときの時刻算出部28が算出した時刻(後時刻)を、停電補正部30は保持する。
一方、停電補正部30は、電力供給停止前に対応付け部29によって対応付けられた時刻のうち、電力供給停止前であって比較的新しい時刻(前時刻)とこの前時刻に対応付けられた計時時間(前計時時間)とをデータ記憶部26から読み出す。なお、この前計時時間は、電力供給停止前の複数の第1計時時間の1つである。
そして、停電補正部30は、前時刻と後時刻との差と、単位実時間当たりの計時時間の増加量とから、前時刻を検出したときから後時刻に至るまでの計時時間の増加量を求める[(前時刻−後時刻)/単位実時間当たりの計時時間の増加量]。このように求めた計時時間の増加量に、前計時時間を加算し、その値を、第2計時時間とする。
例えば、ポイントP6での時刻(後時刻)が「12月19日、12時00分」、電力供給停止前であって対応付け部29によって対応付けられた最新の計時時間(前計時時間)が「600hr」、その時の実時間(前時刻)が「12月9日、12時00分」、単位実時間当たりの計時時間の増加傾向として「実時間が1時間増加する毎に、計時時間が0.4時間増加する」とすると、ポイントP6で補正された計時時間は「696hr」となるため、この時間を第2計時時間とする。
停電補正部30は、電力供給再開したポイントP3の以降に得られた計時時間(第2計時時間)に対して繰り返し、第2計時時間の補正を行い、データ記憶部26の第2計時時間を更新する。
以上まとめると、停電補正部30は、電力供給停止後であって電力供給再開後にデータ収集装置3とデータ管理装置1とが接続されてその接続中に当該データ収集装置3が取得した作業データを、当該データ管理装置1が取得した時点の後時刻と、電力供給停止前であって対応付け部29によって対応付けられた計時時間(第1計時時間、即ち、前計時時間))と、その時の実時間(前時刻)と、計時時間の増加傾向に基づいて第2計時時間を補正する。
さて、停電補正部30は、補正後の第2計時時間と、時刻算出部28が算出した時刻とを対応付けを行う処理を行ってもよい。
この場合、停電補正部30は、電力供給停止後にデータ管理装置1に入力された第2計時時間(補正前の第2計時時間)のうち、時刻(実時間)と正しく対応付けられた補正前の第2計時時間と、その第2計時時間に対応した実時間をデータ記憶部26などから抽出する。
図3の場合、例えば、停電補正部30は、電力供給停止後においてデータ収集装置3とデータ管理装置1とを接続したポイントP6での後時刻(「12月19日、12時00分」)と、この後時刻に対応する補正前の第2計時時間(例えば、680hr)とを、抽出する。ここで、停電補正部30は、補正前の第2計時時間(680hr)を、補正後の第2計時時間(696hr)に置き換え、補正後の第2計時時間と後時刻とが対応しているとする。
そのうえで、停電補正部30は、後時刻と、補正後の第2計時時間と、計時時間の増加傾向[単位計時時間当たりの実時間(時刻)の増加量]とを用いて、補正後の第2計時時間と、時刻との対応付けを行う。例えば、図3に示すように、後時刻が「12月19日、12時00分」であり、補正後の第2計時時間が「696hr」であり、「計時時間が1時間増加する毎の時刻の増加が0.05日(1.2時間)」であるとする。この場合、停電補正部30は、補正後の第2計時時間が「691hr」に対応する時刻は、「12月19日、6時00分」と計算する。このように、停電補正部30は、補正後の第2計時時間に対応する時刻を推定(計算)していき、計算後の時刻と、補正後の第2計時時間と、この第2計時時間に対応する作動データとを対応付ける。
以上、本発明によれば、データ管理装置1は、停電補正部30を備えているため、トラクタ2のバッテリーを長期間取り外した後に再びバッテリーを装着し、トラクタ側の計時部20で計時した計時時間が実時間とズレた場合であっても、データ管理装置1側で補正ができ、作動データと計時時間とを対応させることができる。
また、停電補正部30によって、補正後の計時時間に時刻を対応させているため、電力供給停止後であっても、作動データによって、トラクタがどのような動作をしたか把握することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。作業機のデータ管理装置を、バックホーの建設機械から取得した作動データを管理するものに適用してもよい。
データ管理装置1は、農業機械や建設機械から送信された様々なデータを管理するものであればどのようなものであってもよく、例えば、スマートフォン、タブレット、パーソナルコンピュータ、サーバであっても、その他の装置であってもよい。
また、上述した実施形態では、計時部20は、カウンタ等によってトラクタを使用開始からの継続(経過)した時間を計算し、その計算した値を計時時間として計算していたが、時計など時刻を計算するものであってもよい。このように構成した場合、計時部20が計算した時刻と、データ管理装置1で正確に得ることができる時刻(実時間)とのズレを補正することができる。
1 作業機のデータ管理装置
2 農業機械(トラクタ)
3 データ収集装置
4 データ管理装置
5 制御装置
10 走行車両
11 エンジン
12 変速装置
13 3点リンク機構
14 作業装置
20 計時部
22 データ出力部
25 データ入力部
26 データ記憶部
28 時刻算出部
29 対応付け部
30 停電補正部
31 停止検出部

Claims (3)

  1. 作業機の電源により作動して計時する計時部が求めた作業機の計時時間が入力されるデータ入力部と、時刻を算出する時刻算出部とを備え、
    前記データ入力部は、前記電源から計時部への電力供給停止前に前記計時部が計時した第1の計時時間が入力されると共に、電力供給停止後であって電力供給再開後の前記計時部が計時した第2の計時時間が入力されるようになっており、
    前記電力供給停止前の第1の計時時間と前記時刻算出部が算出した時刻とに基づいて、前記電力供給停止後に入力された第2の計時時間の補正を行う停電補正部を備えていることを特徴とする作業機のデータ管理装置。
  2. 前記データ入力部は、前記作業機が作動したときの作動データが前記計時時間と共に入力されるようになっており、
    前記電力供給停止前のデータ入力部に入力された作動データと、前記第1の計時時間と前記時刻算出部が算出した時刻とを対応付ける対応付け部を備え、
    前記停電補正部は、前記対応付け部で対応付けられた第1の計時時間と前記時刻とに基づいて、第2の計時時間を補正すると共に、電力供給停止後に入力された作動データと前記第2の計時時間と時刻とを対応付けることを特徴とする請求項1に記載の作業機のデータ管理装置。
  3. 前記停電補正部は、電力停止前の第1の計時時間と時刻とにより時刻に対する計時時間の増加傾向を求め、求めた前記増加傾向、時刻に基づいて、前記電力供給停止後の第2の計時時間を補正することを特徴とする請求項1又は2に記載の作業機のデータ管理装置。
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