JP2014194314A - 空気調和機 - Google Patents
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Abstract
【解決部】本発明の空気調和機は、熱交換器において熱交換して吹出口から吹き出すための気流を発生させるファンの下流に配置されたリアガイダの案内面おいて羽根の開口より上流側の位置に風除け部を設け、羽根の開口から羽根内部に空気が流入することを抑制している。
【選択図】図9
Description
空気の取入口と吹出口を有し、外観を構成する本体、
前記取入口から取り入れた空気を熱交換する熱交換器、
前記熱交換器において熱交換して前記吹出口から吹き出すための気流を発生させるファン、
前記ファンの下流に配置されて熱交換された空気の流れを前記吹出口へ案内する案内面を有するリアガイダ、
前記リアガイダの前記案内面の最下流端に回動動作を行う羽根回動軸を収納するよう設けられ、前記リアガイダに沿って流れてきた気流の方向を案内する羽根、及び
前記本体に配設され、前記羽根の前記羽根回動軸を保持する羽根保持部、
を備え、
前記羽根は、前記羽根保持部が前記羽根回動軸を回動可能に保持するための開口を有し、
前記リアガイダは、前記羽根の前記開口より上流側に位置する前記案内面に風除け部を有する。
前記目的を達成するために、本発明に係る空気調和機においては、
空気の取入口と吹出口を有し、外観を構成する本体、
前記取入口から取り入れた空気を熱交換する熱交換器、
前記熱交換器において熱交換して前記吹出口から吹き出すための気流を発生させるファン、
前記ファンの下流に配置されて熱交換された空気の流れを前記吹出口へ案内する案内面を有するリアガイダ、
前記リアガイダの前記案内面の最下流端に回動動作を行う羽根回動軸を収納するよう設けられ、前記リアガイダに沿って流れてきた気流の方向を案内する羽根、及び
前記本体に配設され、前記羽根の前記羽根回動軸を保持する羽根保持部、
を備え、
前記羽根は、前記羽根保持部が前記羽根回動軸を回動可能に保持するための開口を有し、
前記リアガイダは、前記羽根の前記開口より上流側に位置する前記案内面に風除け部を有する。このように構成された本発明に係る第1の態様の空気調和機は、冷房運転時において、風除け部によってリアガイダの案内面から流れてきた空気(冷気)が羽根の開口に流入することを抑制できる。その結果、羽根内部の内壁に冷気が当たることを抑制し、羽根の表面近傍での結露の発生を防止することができる。
前記本体は、前記羽根回動部に対向する部分に本体軸受部を有し、
前記羽根回動軸と前記羽根保持部は、異なる材料で形成され、
前記羽根回動部と前記本体軸受部は、異なる材料で形成されている。このように構成された本発明に係る第9の態様の空気調和機においては、羽根回動軸と羽根保持部との摩擦抵抗を減らすことができる。そのため、羽根回動軸の回動時において、羽根回動軸と羽根保持部との摩擦によって発生する音を低減することができる。また、上記のような材料を用いることにより、加工精度のばらつきにより、羽根回動部と本体軸受部が接触する場合においても摩擦によって発生する音を低減することができる。その結果、羽根回動部とリアガイダとの間の隙間を小さくすることが可能となり、隙間への空気の流入を抑制するシール性を向上させることができる。このように、羽根とリアガイダとの間の隙間への空気の流入を抑制することによって、冷房運転時における吹出口近傍の結露の発生を抑制することができる。
実施の形態1の空気調和機は、室内機と室外機が冷媒配管及び制御配線等により互いに接続された、所謂セパレート型の空気調和機である。室内機と室外機によりヒートポンプが構成されており、室外機にはコンプレッサが設けられている。実施の形態1の空気調和機における室内機は、室内の壁面に取り付ける壁掛け式室内機である。
図3から図5は、実施の形態1の空気調和機における空調運転時の上下風向変更羽根8の動作例を示しており、主流を形成する下羽根8aと上羽根8bとの回動動作を示す縦断面図である。下羽根8aは、下羽根8aを回動する下羽根回動部8abとリアガイダ7の案内面7aからの空気を所望の方向に案内する吹出面8aaを有する羽根部8adを備える。下羽根回動部8abは、下羽根回動軸8acを収納するよう構成されている。上下風向変更羽根8は、下羽根8aにおける下羽根回動軸8acの回動により、下羽根8aとともに上羽根8bが連動して回動する構成である。実施の形態1の空気調和機における上下風向変更羽根8は、リアガイダ7の最下流端7cの吹出口2cに設けられ、吹出口2cからの空気に対して高い整流効果を発揮するディフューザとしての機能を有すると共に、上下方向の風向を制御する機能を兼ね備えている。
図6は、実施の形態1の上下風向変更羽根8を示す斜視図である。図6は、冷房運転時の動作例を示している。図6に示すように、上下風向変更羽根8の保持機構が上下風向変更羽根8の下羽根8aの中央及び/又は両端に設けられている。例えば、下羽根8aの中央では、本体2に配設された、薄い板状の下羽根保持部14が下羽根8aの下羽根回動軸8acを回動可能に保持している。また、下羽根8aには、下羽根保持部14が下羽根回動軸8acを保持できるよう開口15が形成されている。
図7は、一般的な空気調和機における上下風向変更羽根108の構成を拡大して示す縦断面図である。図7に示す空気調和機は、冷房運転時の動作例、即ち上下風向変更羽根108における下羽根108aが最大風量形成状態より上向きに配置された動作例を示している。
次に、本発明に係る実施の形態2の空気調和機について図10を用いて説明する。図10は、実施の形態2の空気調和機における風除け部16bを拡大して示す部分斜視図である。実施の形態2の空気調和機において、前述の実施の形態1と実質的に同一の機能、動作を示す部分には同一番号を付与し、その説明は省略する。また、実施の形態2の空気調和機における基本動作は、実施の形態1の空気調和機における基本動作と同様であるので、実施の形態2の説明においては実施の形態1と異なる点である風除け部16bについて説明する。
例えば、実施の形態1および実施の形態2の空気調和機は、暖房と冷房を兼用する空気調和機であるが、冷房機の専用機であっても当然適用可能である。また、実施の形態1および実施の形態2においては室内機と室外機が別体のセパレート型であるが、圧縮機、凝縮機及び蒸発機等が一体となった一体型空気調和機に対しても適用可能な構成である。さらに、本発明においては、室内機として壁掛け式に特定されるものではなく、床置き式等においても、空気の吹出口における上下風向変更羽根を同様の技術的思想により変形して対応することが可能である。
2 本体
2a 前面開口部
2b 上面開口部
2c 吹出口
3 前面パネル
4 フィルタ
5 熱交換器
6 ファン
7 リアガイダ
7a 案内面
8 上下風向変更羽根
8a 下羽根(第1の羽根)
8b 上羽根(第2の羽根)
8c ガイドミニ羽根(第3の羽根)
8aa 吹出面
8ab 下羽根回動部
8ac 下羽根回動軸
8ad 羽根部
9 左右風向変更羽根
10 通風路
11 スタビライザ
12 隙間
13 本体軸受部
14 下羽根保持部
15 開口
16 風除け部
16a 風除け部
16b 風除け部
16aa 第1の風吹出面
16ba 第2の風吹出面
16bb 第3の風吹出面
16bc 頂点
16bd 頂点
16be 境界線
Claims (9)
- 空気の取入口と吹出口を有し、外観を構成する本体、
前記取入口から取り入れた空気を熱交換する熱交換器、
前記熱交換器において熱交換して前記吹出口から吹き出すための気流を発生させるファン、
前記ファンの下流に配置されて熱交換された空気の流れを前記吹出口へ案内する案内面を有するリアガイダ、
前記リアガイダの前記案内面の最下流端に回動動作を行う羽根回動軸を収納するよう設けられ、前記リアガイダに沿って流れてきた気流の方向を案内する羽根、及び
前記本体に配設され、前記羽根の前記羽根回動軸を保持する羽根保持部、
を備え、
前記羽根は、前記羽根保持部が前記羽根回動軸を回動可能に保持するための開口を有し、
前記リアガイダは、前記羽根の前記開口より上流側に位置する前記案内面に風除け部を有する空気調和機。 - 前記風除け部は、前記リアガイダの前記案内面に沿って流れる気流の方向より上向きの第1の風吹出面を有する請求項1に記載の空気調和機。
- 前記第1の風吹出面は、気流の方向に沿って切断された断面形状が曲線である請求項2に記載の空気調和機。
- 前記風除け部は、前記リアガイダの前記案内面に沿って流れる気流の方向より上向きの傾斜面であって、前記リアガイダの前記案内面に沿って流れる気流を、前記羽根保持部を中心に左右に吹き分ける第2の風吹出面と第3の風吹出面を有する請求項1に記載の空気調和機。
- 前記第2の風吹出面と前記第3の風吹出面は、曲面で形成された請求項4に記載の空気調和機。
- 前記第2の風吹出面と前記第3の風吹出面は隣接して設けられ、前記第2の風吹出面と前記第3の風吹出面との間に形成される境界線は前記リアガイダの前記案内面に沿って流れる気流の方向と平行となるよう形成される請求項4又は5に記載の空気調和機。
- 前記羽根保持部は、前記第2の風吹出面と前記第3の風吹出面との間に形成される前記境界線の下流に位置する請求項6に記載の空気調和機。
- 前記風除け部の全体幅は、前記羽根の前記開口の幅より大きい請求項1乃至7のいずれか一項に記載の空気調和機。
- 前記羽根は、前記羽根回動軸を収納する羽根回動部を有し、
前記本体は、前記羽根回動部に対向する部分に本体軸受部を有し、
前記羽根回動軸と前記羽根保持部は、異なる材料で形成され、
前記羽根回動部と前記本体軸受部は、異なる材料で形成された請求項1乃至8のいずれか一項に記載の空気調和機。
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JP2002213804A (ja) * | 2001-01-19 | 2002-07-31 | Fujitsu General Ltd | 空気調和機 |
JP2004219050A (ja) * | 2002-12-25 | 2004-08-05 | Sanyo Electric Co Ltd | 空気調和機 |
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- 2013-03-29 JP JP2013071095A patent/JP6094749B2/ja active Active
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