JP2014194181A - 内燃機関の吸気装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】4サイクルエンジンおいて、吸気系の吸気圧を正確に測定できる内燃機関の吸気装置を提供する。
【解決手段】燃焼室に連通する吸気ポート13INを開閉する吸気バルブと、吸気ポート13INに接続する吸気管部材10と、吸気管部材10の上流側端部に接続し、吸気量を調整するスロットル弁を備えるスロットルボディ11と、吸気管部材10に燃料を噴射する燃料噴射装置20と、吸気管部材10内に設けられ、吸気管部材10内における吸気の流れに応じて離間又は当接して開閉するリード55を備えるリードバルブ56と、を備える4サイクルエンジンの吸気装置において、吸気管部材10内におけるリードバルブ56の下流側で、かつ吸気バルブの上流側の位置で、吸気圧を検出する吸気圧センサ25を取り付ける。
【選択図】図4
【解決手段】燃焼室に連通する吸気ポート13INを開閉する吸気バルブと、吸気ポート13INに接続する吸気管部材10と、吸気管部材10の上流側端部に接続し、吸気量を調整するスロットル弁を備えるスロットルボディ11と、吸気管部材10に燃料を噴射する燃料噴射装置20と、吸気管部材10内に設けられ、吸気管部材10内における吸気の流れに応じて離間又は当接して開閉するリード55を備えるリードバルブ56と、を備える4サイクルエンジンの吸気装置において、吸気管部材10内におけるリードバルブ56の下流側で、かつ吸気バルブの上流側の位置で、吸気圧を検出する吸気圧センサ25を取り付ける。
【選択図】図4
Description
本発明は、4サイクルエンジンに用いられる内燃機関の吸気装置に関し、詳しくは、吸気系にリードバルブを備える4サイクルエンジンに用いられる内燃機関の吸気装置に関する。
4サイクルエンジンの吸気系においてリードバルブを設ける車両は従来から知られている(例えば、特許文献1参照)。
上記のように吸気系にリードバルブを設ける車両では、リードバルブの故障を吸気系内の圧力変化から判定することが可能であり、このような判定は精度良く行われることが求められる。また、上記のように吸気系にリードバルブを設ける車両では、吸気慣性効果で入った空気をせき止めるリードバルブにより過給効果が生じるため、特にFIシステムを用いる場合には、正確なA/F(空燃比)を設定するために、正確な吸入空気圧(吸気圧)を測定可能であることが望まれる。
本発明は係る実情に鑑みてなされたものであり、吸気系にリードバルブを備える4サイクルエンジンの吸気装置であって、吸気系の吸気圧を正確に測定できる内燃機関の吸気装置を提供することを目的とする。
上記課題の解決手段として、請求項1に記載の発明は、燃焼室(13R)に連通する吸気ポート(13IN)を開閉する吸気バルブ(15IN)と、前記吸気ポート(13IN)に接続する吸気管部材(10)と、前記吸気管部材(10)の上流側端部に接続し、吸気量を調整するスロットル弁(14)を備えるスロットルボディ(11)と、前記吸気管部材(10)に燃料を噴射する燃料噴射装置(20)と、前記吸気管部材(10)内に設けられ、該吸気管部材(10)内における吸気の流れに応じて離間又は当接して開閉するリード(55)を備えるリードバルブ(56)と、を備え、4サイクルエンジン(2)に用いられる内燃機関の吸気装置において、前記吸気管部材(10)内における前記リードバルブ(56)の下流側で、かつ前記吸気バルブ(15IN)の上流側の位置で、吸気圧を検出する吸気圧センサ(25)を取り付けることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、クランク軸のクランク角を検出するクランク角センサ(26)と、前記クランク角センサ(26)からの検出値、及び前記吸気圧センサ(25)からの検出値を入力される制御装置(30)と、をさらに備え、前記制御装置(30)は、吸気下死点後に前記リードバルブ(56)が正常に作動する際の吸気系内の吸気圧である故障判定圧を記憶しており、前記クランク角センサ(26)からの検出値及び前記吸気圧センサ(25)からの検出値に基づき、吸気下死点後の前記吸気圧センサ(25)からの検出値から演算される吸気圧が、前記故障判定圧よりも大きいときに、前記リードバルブ(56)が故障であると判定することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、前記吸気管部材(10)は、上流側に位置するインシュレータ(10A)と、下流側に位置するインレットパイプ(10B)と、で構成され、前記インレットパイプ(10B)に前記燃料噴射装置(20)が取り付けられ、前記吸気圧センサ(25)は、前記吸気管部材(10)を貫通して設けられ、前記吸気管部材(10)内に位置する端部を、前記リード(55)の当接部の下流側直後で、かつ前記燃料噴射装置(20)の燃料噴射領域よりも上流側の位置に配置することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、前記インレットパイプ(10B)は、前記リードバルブ(56)を収納する断面四角形状で下流側に向けて断面積を漸減させるリードバルブ収納部(50)と、該リードバルブ収納部(50)の下流側端部と略同一の断面積で、又は、該リードバルブ収納部(50)の下流側端部から断面積を漸減させて延びる吸気通路部(51)と、を有し、前記吸気圧センサ(25)は、前記吸気通路部(51)を貫通して設けられることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、前記リードバルブ収納部(50)は、前記スロットルボディ(11)から該リードバルブ収納部(50)までの吸気流路の中央を通って延びる吸気軸線(C1)を軸に傾斜し、その上面(50U)が水平面に対して傾斜して延びるように配置されており、前記燃料噴射装置(20)は、前記リードバルブ収納部(50)の上面(50U)が下がっている側に、燃料ホースとのジョイント部(20B)が向くように配置され、前記リードバルブ収納部(50)において、その上面(50U)が上がっている側に位置する前記吸気通路部(51)の側面(51L)に、前記吸気圧センサ(25)が貫通して設けられ、前記吸気圧センサ(25)の前記吸気管部材(10)内に位置する端部が、斜め下方に向くことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、前記インレットパイプ(10B)の下流側端部に、該下流側端部の外周部から外側に張り出すフランジ部(53)が形成され、前記フランジ部(53)は、前記下流側端部の開口を挟んで対向するように一対形成され、それぞれに締め付け穴(53A)が形成され、これら締め付け穴(53A)に挿通させた締結部材により、前記吸気ポート(13IN)に締結され、一対の前記フランジ部(53)は、前記リードバルブ収納部(50)の傾斜にあわせて並んで位置し、一対の前記フランジ部(53)のうちの一方が他方よりも上方に位置し、該上方に位置する前記フランジ部(53)よりも下方に、前記吸気圧センサ(25)が配置されることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、前記制御装置(30)は、前記リードバルブ(56)の故障の判定を、内燃機関の所定の運転状態のときに行うことを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、前記制御装置(30)は、前記リードバルブ(56)の故障の判定を、内燃機関の所定の運転状態のときに行うことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、リードバルブと吸気バルブとで密封される空間で吸気圧を吸気圧センサで検出することで、吸気圧を精度良く正確に検出することができる。これにより、正確にA/F(空燃比)を設定することが可能となる。
また、請求項2のように、リードバルブの故障を判定する際には、リードバルブの故障を精度良く検出することができる。
また、請求項2のように、リードバルブの故障を判定する際には、リードバルブの故障を精度良く検出することができる。
請求項3に記載の発明によれば、吸気圧センサが、リードの当接部の下流側直後の吸気圧を、吸気管部材内に位置する端部から検出可能となり、確実に精度良く吸気圧を検出でき、また、吸気管部材内に位置する端部に燃料がかからないようにすることができる。
請求項4に記載の発明によれば、リードの当接部近傍に、吸気圧センサの吸気管部材内に位置する端部を配置し易くなる。また、吸気圧センサにおける吸気通路部の外部に位置する部位を、インレットパイプにおいて上流側に比べて窪んだ下流側に位置させて、外力から保護するようにすることができる。
請求項5に記載の発明によれば、燃料噴射装置の燃料ホースとのジョイント部をコンパクトに配置でき、また、吸気圧センサの吸気管部材内に位置する端部から液体が入っても、当該端部が斜め下方に向くことで排出されて、検出精度を維持させ易くすることができる。
請求項6に記載の発明によれば、インレットパイプの着脱時に、吸気圧センサと締結部材が干渉し難くなり、着脱作業の作業性を向上できる。
請求項7に記載の発明によれば、情報量を抑えて故障判定を簡単に行うことができる。
請求項7に記載の発明によれば、情報量を抑えて故障判定を簡単に行うことができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。なお、以下の説明に用いる図面において、矢印FRは車両の前方を、矢印UPは車両の上方を、矢印LHは車両の左方をそれぞれ示している。
図1には本実施形態に係る内燃機関の吸気装置を備える鞍乗型車両である自動二輪車1のエンジン2周りの右側面図が示されている。エンジン2は空冷単気筒の4サイクルエンジンであり、その前後、及び下方に位置する車体フレーム3に囲われるようにして車体フレーム3に支持されている。エンジン2は、クランク軸及び変速機を一体に収容したクランクケース4と、クランクケース4の上部前側から上方に向けて立設されたシリンダ部5と、を備えている。
シリンダ部5は、クランクケース4の上部前側から上方に起立するシリンダ本体6と、シリンダ本体6の上部に取り付けられたシリンダヘッド7と、シリンダヘッド7の上部を覆うヘッドカバー8と、を備えている。シリンダヘッド7の前部には排気管9が接続され、シリンダヘッド7の後部には、自動二輪車1の吸気系を構成する吸気管部材10が接続されている。
図2を参照し、自動二輪車1の吸気系は、上記吸気管部材10と、スロットルボディ11と、コネクティングチューブ12と、図示省略するエアクリーナと、で構成されている。なお、本発明でいう内燃機関の吸気装置は、上記吸気系を含むものを意味している。本実施形態において吸気管部材10は、吸気の流れ方向で上流側に位置するインシュレータ10Aと、下流側に位置するインレットパイプ10Bと、から構成されている。
インシュレータ10Aの上流側端部は、スロットルボディ11に接続され、インレットパイプ10Bの下流側端部は、シリンダヘッド7に形成される吸気ポート13IN(図3参照)に接続されている。吸気系では、エアクリーナからシリンダヘッド7に向けて、コネクティングチューブ12、スロットルボディ11、インシュレータ10A、及びインレットパイプ10Bが、この順番で、前後方向に沿って略真直ぐに延びるように接続されている。また、インレットパイプ10Bの上面には、燃料噴射装置20が設けられ、この車両の吸気系では、FIシステムを採用している。
図3は、自動二輪車1における車両用エンジン制御システムの概略構成を示している。
図2及び図3を参照し、スロットルボディ11内には、バタフライ式のスロットル弁14が配置されている。スロットル弁14は、スロットルケーブル16を介して図示省略するスロットルグリップに機械的に連係され、スロットルグリップの操作量に応じて吸気量を調整する。なお、スロットルグリップとスロットル弁14とが電気的に連係されるバイワイヤ式を用いても構わない。
図2及び図3を参照し、スロットルボディ11内には、バタフライ式のスロットル弁14が配置されている。スロットル弁14は、スロットルケーブル16を介して図示省略するスロットルグリップに機械的に連係され、スロットルグリップの操作量に応じて吸気量を調整する。なお、スロットルグリップとスロットル弁14とが電気的に連係されるバイワイヤ式を用いても構わない。
スロットル弁14の回動軸端には、スロットル弁14の開度を計測するスロットル開度センサ(Thセンサ)24が設けられている。また、本実施形態では、インレットパイプ10Bに、吸気系内の吸気圧を計測する吸気圧センサ(Pbセンサ)25が設けられている。また、符号26はクランクケース4に設けられてクランク軸の回転角度を計測するクランク角センサ(Neセンサ)を示し、符号27は排気管9に設けられる酸素センサを示している。
上記各センサの検出信号(検出値)は、エンジン2の運転を統括制御する制御装置(以下、ECU)30に入力され、ECU30は、各センサの検出信号に基づき、燃料噴射装置20の燃料噴射量(燃料噴射時間)や、点火プラグ21の点火タイミング等を制御する。なお、ECU30は、所望のA/F(空燃比)で燃焼室13R内に燃料を供給するために、吸気圧センサ25で検出した吸気圧等に基づき燃料噴射装置20の燃料噴射量を制御する。
また、図3において符合13EXは、排気ポートを示し、排気ポート13EX及び上記吸気ポート13INは、シリンダヘッド7内部に形成された燃焼室13Rに連通している。符合15INは、吸気ポート13INを開閉する吸気バルブを示し、符号15EXは排気ポート13EXを開閉する排気バルブを示している。
吸気バルブ15IN及び排気バルブ15EXは、図示省略する動弁装置により、所定のタイミングで吸気ポート及び排気ポートを開閉する。また、符合Pはシリンダ本体6に形成されたシリンダボアに摺動可能に嵌合されたピストンを示している。
図2及び図4〜図6を用いて、吸気系の構成について詳述する。
図2において、符合17は、スロットルボディ11の外部でスロットル弁14の回動軸端に固定されたケーブル連結プレートを示しており、スロットルケーブル16はケーブル連結プレート17に連結して、スロットルグリップの操作に応じてケーブル連結プレート17を回動させることで、スロットル弁14を回動させる。
図2において、符合17は、スロットルボディ11の外部でスロットル弁14の回動軸端に固定されたケーブル連結プレートを示しており、スロットルケーブル16はケーブル連結プレート17に連結して、スロットルグリップの操作に応じてケーブル連結プレート17を回動させることで、スロットル弁14を回動させる。
また、図4に示すように、スロットルボディ11の下流側端部には、インシュレータ10Aの上流側端部の内周側に嵌合される連結筒部11Aが形成され、スロットルボディ11は、連結筒部11Aをインシュレータ10Aの上流側端部の内周側に嵌合し、インシュレータ10Aの上流側端部の外周部がクランプ40によって締め付けられることで、インシュレータ10Aと接続している。
図2、図4及び図5を参照し、インレットパイプ10Bは、断面四角形状で下流側に向けて断面積を漸減させるリードバルブ収納部50と、リードバルブ収納部50の下流側端部と連通して、このリードバルブ収納部50の下流側端部から断面積をやや漸減させてシリンダヘッド7側へ延びる吸気通路部51と、リードバルブ収納部50の上流側端部の外周部から外側に張り出す矩形状の上流側フランジ部52と、吸気通路部51の下流側端部の外周部から左右外側に張り出す左右一対の下流側フランジ部53と、を一体に有している。
そして、図4を参照し、リードバルブ収納部50内には、吸気系内における吸気の流れに応じて離間又は当接して開閉する上下で一対のリード55を備えるリードバルブ56が収納され、インレットパイプ10Bは、リードバルブ56を収容するとともに、リードバルブ56を介してインシュレータ10Aに連結している。
すなわち、リードバルブ56は、リードバルブ収納部50の上流側フランジ部52と略同一の大きさの矩形状に形成され、上流側フランジ部52に締結固定される連結板部57と、連結板部57の中央部に形成された吸気連通穴58の周縁部から上流側に立ち上がり、インシュレータ10Aの下流側端部の内周側に嵌合する嵌合筒部59と、吸気連通穴58の周縁部の上側及び下側から下流側に立ち上がる上下一対の保持板部60と、上下の保持板部60にそれぞれ固定される上下のリード55と、を備えている。
そしてリードバルブ56は、嵌合筒部59をインシュレータ10Aの下流側端部の内周側に嵌合し、インシュレータ10Aの下流側端部の外周部がクランプ41によって締め付けられることで、インシュレータ10Aと接続している。また、上下の保持板部60は、左右方向に長手方向を沿わせた矩形状に形成されており、上の保持板部60の上面は前方(下流側)に延びるに従って下方に延びる傾斜状に形成され、下の保持板部60の下面は前方(下流側)に延びるに従って上方に延びる傾斜状に形成されている。
そして、上下のリード55は矩形状に形成され、上のリード55は、上方側の保持板部60の上面に固定されて前方(下流側)に延びるに従って下方に延びており、下のリード55は、保持板部60の下面に固定されて前方(下流側)に延びるに従って下方に延びている。
上下のリード55はそれぞれの前端部55Aを当接させる状態で、保持板部60に固定されており、吸気系内において上流側から下流側に吸気が流れることで、前端部55Aを上下方向に離間させて開状態となり、吸気系内において下流側から上流側に吸気が流れようとする場合に、前端部55Aを当接させて閉状態となる。
基本的に、リードバルブ56は、吸気バルブ15INが開状態で、ピストンPが吸気上死点から下がり始める際に、燃焼室13R側がエアクリーナ側よりも負圧になり、吸気系内で上流側から下流側に吸気が流れることで、前端部55Aを上下方向に離間させて開状態となる。
また、リードバルブ56は、ピストンPが下死点から上昇し、吸気系内において下流側から上流側に吸気が流れようとする場合に、前端部55Aを当接させて閉状態となる。
また、基本的にリードバルブ56は、吸気圧が上流側と下流側とで一定であるときには、閉状態となる。
また、リードバルブ56は、ピストンPが下死点から上昇し、吸気系内において下流側から上流側に吸気が流れようとする場合に、前端部55Aを当接させて閉状態となる。
また、基本的にリードバルブ56は、吸気圧が上流側と下流側とで一定であるときには、閉状態となる。
一方で、図5を参照し、左右一対の下流側フランジ部53は、インレットパイプ10B(吸気通路部51)の下流側端部の開口を挟んで対向するように一対形成され、それぞれに締め付け穴53Aが形成され、これら締め付け穴53Aに挿通させた締結部材により、吸気ポート13INに締結される。
また、本実施形態では、上記した吸気圧センサ25が、インレットパイプ10Bの吸気通路部51に貫通して設けられている。本実施形態において、図5に示すように吸気圧センサ25は、吸気通路部51を貫通して吸気系内と外部とを連通させる連通筒部25Aと、吸気系の外部に配置され連通筒部25Aの端部に接続するセンサ本体25Bと、で構成されている。なお、センサ本体25Bは、便宜上二点鎖線で示している。
吸気圧センサ25は、センサ本体25B内に備えた感圧素子等により、連通筒部25Aを通して吸気系内の圧力変動を感知する。ここで、本実施形態では、連通筒部25Aの吸気系内に位置する端部が、リードバルブ56の下流側で、かつ吸気バルブ15INの上流側の位置に配置されて、当該位置で吸気圧を検出するようになっている。
詳しくは、吸気圧センサ25は、連通筒部25Aの吸気系内に位置する端部を、リード55の当接部(前端部55A)の下流側中心部直後で、かつ図4においてFで示す燃料噴射装置20の燃料噴射領域よりも上流側の位置に配置するように、吸気通路部51に設けられている。
また、図4及び図5において、符号C1は、スロットルボディ11、インシュレータ10A及びインレットパイプ10Bまでの吸気流路の中央(中心)を通って延びる吸気軸線を示しており、吸気軸線C1は前後方向に沿って略水平に延びている。ここで、図5及び図6を参照し、本実施形態では、インレットパイプ10Bは、リードバルブ収納部50が、吸気軸線C1を軸(軸中心)に傾斜し、リードバルブ収納部50の上面50Uが水平面に対して傾斜して延びるように配置されている。ここで、図中L1は、リードバルブ収納部50の傾斜方向を示す直線を示している。
また、図2及び図4を参照し、上記した燃料噴射装置20は、吸気通路部51の上面から膨出して形成されるとともに、吸気通路部51の内部と外部とを連通させる連通穴51Aを有する台座部51Bに固定されている。燃料噴射装置20は、一端部に燃料噴射穴を有する円柱状の噴射装置本体20Aと、噴射装置本体20Aの他端部の外周部から外側に延びるように接続され、燃料ホース(図示略)に接続して噴射装置本体20Aに燃料を供給する管状体であるジョイント部20B(図2参照)と、を有している。なお、図4においては、噴射装置本体20Aの燃料噴射穴側のみを、便宜上、断面で示している。
燃料噴射装置20は、噴射装置本体20Aが台座部51Bから後斜め上方に延び、かつジョイント部20Bがリードバルブ収納部50の上面50Uの上方に位置するように、台座部51Bに固定されている。そして、燃料噴射装置20は、リードバルブ収納部50の上面50Uが下がっている側に、ジョイント部20Bが向くように配置されている。すなわち、燃料噴射装置20は、リードバルブ収納部50の上面50Uの傾斜にあわせてジョイント部20Bが左側から右下方に延びるように、台座部51Bに固定されている。
また、上記した吸気圧センサ25は、リードバルブ収納部50において、その上面50Uが上がっている側に位置する吸気通路部51の側面である左側面51L(図5参照)に、その連通筒部25Aを貫通させている。そして、図5において破線で示すように、連通筒部25Aは、その吸気系内に位置する端部が斜め下方に向くようになっている。また、ここで、吸気圧センサ25の連通筒部25A及びセンサ本体25Bは、少なくとも一部が後方からリードバルブ収納部50の外壁及び上流側フランジ部52に覆われる。
また、上記したインレットパイプ10Bの左右一対の下流側フランジ部53は、左の下流側フランジ部53が、右の下流側フランジ部53よりも上方に位置し、左右の下流側フランジ部53は、リードバルブ収納部50の傾斜にあわせて並んでいる(角度は異なるが、水平方向に対してリードバルブ収納部50が傾いた側と同じ側に傾く傾斜方向に並んでいる)。
そして、図5を参照し、吸気圧センサ25は、右の下流側フランジ部53よりも上方に位置する左の下流側フランジ部53よりも下方に配置されている。さらに詳しくは、吸気圧センサ25は、左の下流側フランジ部53に形成された締め付け穴53Aと、該締め付け穴53Aの軸方向で重ならない位置に配置されている。
そして、図5を参照し、吸気圧センサ25は、右の下流側フランジ部53よりも上方に位置する左の下流側フランジ部53よりも下方に配置されている。さらに詳しくは、吸気圧センサ25は、左の下流側フランジ部53に形成された締め付け穴53Aと、該締め付け穴53Aの軸方向で重ならない位置に配置されている。
次に、図7を参照し、本実施形態に係る自動二輪車1のECU30の機能構成について説明する。本実施形態におけるECU30は、燃料噴射量を制御する燃料噴射制御部36、及び点火タイミングを制御する点火制御部37等の他に、吸気圧センサ25の検出値等に基づいてリードバルブ56の故障を判定するリードバルブ故障判定部38を有している。
リードバルブ故障判定部38は、クランク角センサ26からの検出値から吸気下死点後の所定のクランク角を検出した際に、この吸気下死点後の所定のクランク角のときの吸気圧センサ25からの検出値から演算される吸気圧が、所定のクランク角に対応する故障判定圧よりも大きいときに、リードバルブ56が故障であると判定する。リードバルブ故障判定部38は、リードバルブ56が故障であると判定した場合に、警告部39に故障である旨を通知する。警告部39は、例えばインストルメントパネル上で点灯して故障を告知する表示手段等である。
故障判定圧は、リードバルブ56が正常に作動する際に、吸気圧センサ25からの検出値から演算される吸気圧であり、予めリードバルブ故障判定部38に記憶されている。
図8には、縦軸を吸気圧、横軸をクランク角として得られる、所定の運転状態(本実施形態ではアイドル運転状態)における吸気圧の波形W1が示され、この波形W1の値から故障判定圧が定められる。
波形W1においては、エンジン2の作動行程における吸気行程のクランク角が吸気上死点(T.D.C)となるときに、吸気圧が最大値(最大吸気圧T1)となり、吸気上死点からピストンPが下降し、クランク角が吸気下死点(B.D.C)となるときの近傍に、吸気圧が最小値(最小吸気圧B1)となる。
ここで、吸気上死点から吸気下死点にかけては、吸気系内の下流側が負圧となり、これに対して上流側が正圧となることで、上流側から下流側に吸気が流れリードバルブ56が開状態となる。また、吸気上死点から吸気下死点にかけては、吸気バルブ15INは開状態となっている。
ここで、吸気上死点から吸気下死点にかけては、吸気系内の下流側が負圧となり、これに対して上流側が正圧となることで、上流側から下流側に吸気が流れリードバルブ56が開状態となる。また、吸気上死点から吸気下死点にかけては、吸気バルブ15INは開状態となっている。
そして、吸気行程後の圧縮行程の途中まで吸気バルブ15INは開いており、吸気行程終了直後にピストンPが上昇することで、リードバルブ56は閉状態になり、吸気圧は、区間xにおいて最小吸気圧B1から急峻に上昇するが、圧縮行程の途中で吸気バルブ15INが閉じたとき(s1)以降は、ピストンPの上昇の影響を受けなくなり、膨張行程及び排気行程の途中まで緩やかに上昇する。
そして、エンジン2では、排気行程の終了間際に吸気バルブ15INが開状態となるように構成されており、この吸気バルブ15INが開くとき(s2)に、燃焼ガスの吹き返しによりリードバルブ56が閉状態となり、吸気圧が急激に増加し、再び最大吸気圧T1となる。
ここで、図8において、破線で示す波形W2は、リードバルブ56が故障し閉状態不能となる故障の場合の吸気圧の波形を示している。波形W2では、吸気行程終了直後にピストンPが上昇しても、リードバルブ56が閉状態にならず、吸気圧が、吸気下死点における最小吸気圧B1から急峻に上昇し続けている。このように、リードバルブ56が適正に作動する場合と作動しない場合とで、吸気下死点後から吸気上死点までの吸気圧に大きな差分が生じ、この例では、排気下死点(B.D.C)で差分が特に顕著に表れる。
リードバルブ故障判定部38は、クランク角センサ26からの検出値からエンジン2の運転時のクランク角を検出し、このときの吸気圧を求め、吸気下死点後から吸気上死点までの吸気圧が、波形W1に基づき定められた故障判定圧よりも大きい場合に、リードバルブ56が故障であると判定する。
より具体的に、本実施形態では、クランク角が排気下死点(B.D.C)であるときの吸気圧を求め、この実測の吸気圧を、排気下死点に対応する故障判定圧(T3)と比較して大きい、詳しくは両者の差分が所定値以上であるときに、リードバルブ56が故障である判定するようにしている。
なお、本実施形態では、リードバルブ故障判定部38は、故障の判定を、アイドル運転状態のときに行う。この場合、判定に用いる情報を必要最低限に抑えることができ、故障判定を簡単に行うことができる。なお、アイドル運転状態以外の運転状態で故障の判定処理を行なってもよいし、複数の運転状態で故障の判定処理を行ってもよい。
より具体的に、本実施形態では、クランク角が排気下死点(B.D.C)であるときの吸気圧を求め、この実測の吸気圧を、排気下死点に対応する故障判定圧(T3)と比較して大きい、詳しくは両者の差分が所定値以上であるときに、リードバルブ56が故障である判定するようにしている。
なお、本実施形態では、リードバルブ故障判定部38は、故障の判定を、アイドル運転状態のときに行う。この場合、判定に用いる情報を必要最低限に抑えることができ、故障判定を簡単に行うことができる。なお、アイドル運転状態以外の運転状態で故障の判定処理を行なってもよいし、複数の運転状態で故障の判定処理を行ってもよい。
図9は、リードバルブ故障判定部38が行うリードバルブ故障判定処理の一例を説明するフローチャートを示している。なお、このリードバルブ故障判定処理は微小時間毎に繰り返し実行される。
当該判定処理では、まず、自動二輪車1のメインスイッチがオンになり、ECU30に電力が供給されると、当該処理がスタートし、ステップS1でリードバルブ故障判定部38は、エンジン2が運転状態にあるか否かを判定する。
ステップS1でYES(エンジン2が運転状態にある)と判定した場合には、本実施形態では、ステップS2でリードバルブ故障判定部38が、クランク角が排気下死点である否かを判定する。
そして、ステップS2においてクランク角が排気下死点でない場合にはステップS1に戻り、クランク角が排気下死点である場合にはステップS3に処理が進む。
ステップS1でYES(エンジン2が運転状態にある)と判定した場合には、本実施形態では、ステップS2でリードバルブ故障判定部38が、クランク角が排気下死点である否かを判定する。
そして、ステップS2においてクランク角が排気下死点でない場合にはステップS1に戻り、クランク角が排気下死点である場合にはステップS3に処理が進む。
次いでステップS3では、リードバルブ故障判定部38は、排気下死点における吸気圧を吸気圧センサ25からの検出値に基づき演算し、排気下死点に対応する故障判定圧と比較し、所定値以上、実測の吸気圧が大きいか否か判定する。
そして、ステップS3において吸気圧が故障判定圧よりも所定値以上大きい場合は、処理がステップS4に進み、そうでない場合は、ステップS1に処理が戻る。
そして、ステップS3において吸気圧が故障判定圧よりも所定値以上大きい場合は、処理がステップS4に進み、そうでない場合は、ステップS1に処理が戻る。
そして、ステップS4でリードバルブ故障判定部38は、インストルメントパネル等に設けた警告部39を作動させ、その後、ステップS1に戻って上記一連の処理を繰り返す。
以上のように上記実施形態は、4サイクルのエンジン2に用いられる吸気装置において、吸気管部材10内におけるリードバルブ56の下流側で、かつ吸気バルブ15INの上流側の位置で、吸気圧を検出する吸気圧センサ25を取り付けるものである。この構成では、リードバルブ56と吸気バルブ15INとで密封される空間で吸気圧を吸気圧センサ25で検出することで、吸気圧を精度良く正確に検出することができる。そして、正確にA/F(空燃比)を設定することが可能となる。
また、本実施形態は、クランク角センサ26からの検出値、及び吸気圧センサ25からの検出値を入力されるECU30と、をさらに備える。そして、ECU30は、リードバルブ56が正常に作動する際の吸気系内の吸気圧である故障判定圧を記憶しており、クランク角センサ26からの検出値及び吸気圧センサ25からの検出値に基づき、吸気下死点後の吸気圧センサ25からの検出値から演算される吸気圧が、故障判定圧よりも大きいときに、リードバルブ56が故障であると判定するように構成されている。この構成では、このようにリードバルブ56の故障を判定する際にも、吸気圧が正確に検出できるため、リードバルブ56の故障を精度良く検出することができる。
また、本実施形態は、クランク角センサ26からの検出値、及び吸気圧センサ25からの検出値を入力されるECU30と、をさらに備える。そして、ECU30は、リードバルブ56が正常に作動する際の吸気系内の吸気圧である故障判定圧を記憶しており、クランク角センサ26からの検出値及び吸気圧センサ25からの検出値に基づき、吸気下死点後の吸気圧センサ25からの検出値から演算される吸気圧が、故障判定圧よりも大きいときに、リードバルブ56が故障であると判定するように構成されている。この構成では、このようにリードバルブ56の故障を判定する際にも、吸気圧が正確に検出できるため、リードバルブ56の故障を精度良く検出することができる。
また、本実施形態では、吸気管部材10が、上流側に位置するインシュレータ10Aと、下流側に位置するインレットパイプ10Bと、で構成され、インレットパイプ10Bに燃料噴射装置20が取り付けられ、吸気圧センサ25は、吸気管部材10を貫通して設けられ、吸気管部材10内に位置する端部を、リード55の当接部である前端部55Aの下流側直後で、かつ燃料噴射装置20の燃料噴射領域Fよりも上流側の位置に配置する。
このような構成により、吸気圧センサ25が、リード55の当接部である前端部55Aの下流側直後の吸気圧を、吸気管部材10内に位置する端部(連通筒部25Aの端部)から検出可能となり、確実に精度良く吸気圧を検出でき、また、吸気管部材10内に位置する端部に燃料がかからないようにすることができる。
また、本実施形態では、インレットパイプ10Bが、リードバルブ56を収納する断面四角形状で下流側に向けて断面積を漸減させるリードバルブ収納部50と、リードバルブ収納部50の下流側端部から断面積を漸減させて延びる吸気通路部51と、を有し、吸気圧センサ25が、吸気通路部51を貫通して設けられる。
このような構成により、リード55の当接部近傍に、吸気圧センサ25の吸気管部材10内に位置する端部(連通筒部25Aの端部)を配置し易くなる。また、吸気圧センサ25における吸気通路部51の外部に位置する部位を、インレットパイプ10Bにおいて上流側に比べて窪んだ下流側に位置させて、外力から保護するようにすることができる。
また、本実施形態では、リードバルブ収納部50が、スロットルボディ11からリードバルブ収納部50までの吸気流路の中央を通って延びる吸気軸線C1を軸に傾斜し、その上面50Uが水平面に対して傾斜して延びるように配置されており、燃料噴射装置20は、リードバルブ収納部50の上面50Uが下がっている側に、燃料ホースとのジョイント部20Bが向くように配置され、リードバルブ収納部50において、その上面50Uが上がっている側に位置する吸気通路部51の左側面51Lに、吸気圧センサ25(連通筒部25A)が貫通して設けられ、吸気圧センサ25の吸気管部材10内に位置する端部(連通筒部25Aの端部)が、斜め下方に向くようになっている。
このような構成では、燃料噴射装置20の燃料ホースとのジョイント部20Bをコンパクトに配置でき、また、吸気圧センサ25の吸気管部材10内に位置する端部(連通筒部25Aの端部)から液体が入っても、当該端部が斜め下方に向くことで排出されて、検出精度を維持させ易くすることができる。
また、本実施形態では、インレットパイプ10Bの下流側端部に、この下流側端部の外周部から外側に張り出す下流側フランジ部53が形成され、下流側フランジ部53は、インレットパイプ10Bの下流側端部の開口を挟んで対向するように一対形成され、それぞれに締め付け穴53Aが形成されている。そして、これら締め付け穴53Aに挿通させた締結部材により、インレットパイプ10Bが吸気ポート13INに締結される。そして、一対の下流側フランジ部53は、リードバルブ収納部50の傾斜にあわせて並んで位置し、上方に位置する下流側フランジ部53よりも下方に吸気圧センサ25が配置される。
このような構成では、インレットパイプ10Bの着脱時に、吸気圧センサ25と締結部材が干渉し難くなり、着脱作業の作業性を向上できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記実施形態では、本発明の適用の一例として自動二輪車1の内燃機関を説明したが、車両は、自動二輪車に限らず、三輪車や四輪車であってもよい。また、エンジンは単気筒エンジンに限らず、多気筒エンジンであってもよい。
また、上記実施形態では、吸気管部材10が、インシュレータ10Aとインレットパイプ10Bとで構成されると説明したが、一本の管部材であってもよい。
また、燃料噴射装置20に代えてキャブレータを用いてもよい。また、リードバルブ56の構造も、上下一対のリード55を備えるものに限定されるものではない。
また、燃料噴射装置20に代えてキャブレータを用いてもよい。また、リードバルブ56の構造も、上下一対のリード55を備えるものに限定されるものではない。
また、上記実施形態では、吸気圧センサ25が、連通筒部25Aと、センサ本体25Bとで構成されると説明したが、連通筒部25Aのように、吸気管部材を貫通する部材の吸気系内に位置する端部に、感圧素子等を設け、吸気管部材の外部に位置する端部には、制御装置に接続するケーブルを設けるもの等であってもよい。なお、上記実施形態では、センサ本体25Bに接続するケーブルを省略したが、実際には、ケーブルがセンサ本体25BとECU30との間で延びる。
また、上記実施形態では、インレットパイプ10Bにおいて、吸気通路部51がリードバルブ収納部50の下流側端部から断面積を漸減させて延びると説明したが、吸気通路部51は、リードバルブ収納部50の下流側端部の断面積と略同一の断面積で延びるものであってもよい。また、リードバルブ収納部50は、上記実施形態のような形状に限定されるものではない。
また、上記実施形態では、リードバルブ故障判定部38が、排気下死点における吸気圧を、故障判定圧と比較する例を説明したが、この例に限定されるものではない。例えば、排気下死点から吸気上死点の間であれば、膨張行程の上死点等で吸気圧を検出し、このときの吸気圧を故障判定圧と比較して、故障を判定してもよい。
1 自動二輪車
2 エンジン(4サイクルエンジン)
10 吸気管部材
10A インシュレータ
10B インレットパイプ
13IN 吸気ポート
13R 燃焼室
14 スロットル弁
15IN 吸気バルブ
20 燃料噴射装置
20B ジョイント部
25 吸気圧センサ
26 クランク角センサ
30 制御装置(ECU)
50 リードバルブ収納部
50U 上面
51 吸気通路部
51L 左側面(側面)
53 下流側フランジ部(フランジ部)
53A 締め付け穴
55 リード
56 リードバルブ
C1 吸気軸線
2 エンジン(4サイクルエンジン)
10 吸気管部材
10A インシュレータ
10B インレットパイプ
13IN 吸気ポート
13R 燃焼室
14 スロットル弁
15IN 吸気バルブ
20 燃料噴射装置
20B ジョイント部
25 吸気圧センサ
26 クランク角センサ
30 制御装置(ECU)
50 リードバルブ収納部
50U 上面
51 吸気通路部
51L 左側面(側面)
53 下流側フランジ部(フランジ部)
53A 締め付け穴
55 リード
56 リードバルブ
C1 吸気軸線
Claims (7)
- 燃焼室(13R)に連通する吸気ポート(13IN)を開閉する吸気バルブ(15IN)と、
前記吸気ポート(13IN)に接続する吸気管部材(10)と、
前記吸気管部材(10)の上流側端部に接続し、吸気量を調整するスロットル弁(14)を備えるスロットルボディ(11)と、
前記吸気管部材(10)に燃料を噴射する燃料噴射装置(20)と、
前記吸気管部材(10)内に設けられ、該吸気管部材(10)内における吸気の流れに応じて離間又は当接して開閉するリード(55)を備えるリードバルブ(56)と、を備え、
4サイクルエンジン(2)に用いられる内燃機関の吸気装置おいて、
前記吸気管部材(10)内における前記リードバルブ(56)の下流側で、かつ前記吸気バルブ(15IN)の上流側の位置で、吸気圧を検出する吸気圧センサ(25)を取り付けることを特徴とする内燃機関の吸気装置。 - クランク軸のクランク角を検出するクランク角センサ(26)と、
前記クランク角センサ(26)からの検出値、及び前記吸気圧センサ(25)からの検出値を入力される制御装置(30)と、をさらに備え、
前記制御装置(30)は、
吸気下死点後に前記リードバルブ(56)が正常に作動する際の吸気系内の吸気圧である故障判定圧を記憶しており、
前記クランク角センサ(26)からの検出値及び前記吸気圧センサ(25)からの検出値に基づき、吸気下死点後の前記吸気圧センサ(25)からの検出値から演算される吸気圧が、前記故障判定圧よりも大きいときに、前記リードバルブ(56)が故障であると判定することを特徴とする請求項1に内燃機関の吸気装置。 - 前記吸気管部材(10)は、上流側に位置するインシュレータ(10A)と、下流側に位置するインレットパイプ(10B)と、で構成され、
前記インレットパイプ(10B)に前記燃料噴射装置(20)が取り付けられ、
前記吸気圧センサ(25)は、前記吸気管部材(10)を貫通して設けられ、前記吸気管部材(10)内に位置する端部を、前記リード(55)の当接部の下流側直後で、かつ前記燃料噴射装置(20)の燃料噴射領域よりも上流側の位置に配置することを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関の吸気装置。 - 前記インレットパイプ(10B)は、前記リードバルブ(56)を収納する断面四角形状で下流側に向けて断面積を漸減させるリードバルブ収納部(50)と、該リードバルブ収納部(50)の下流側端部と略同一の断面積で、又は、該リードバルブ収納部(50)の下流側端部から断面積を漸減させて延びる吸気通路部(51)と、を有し、
前記吸気圧センサ(25)は、前記吸気通路部(51)を貫通して設けられることを特徴とする請求項3に記載の内燃機関の吸気装置。 - 前記リードバルブ収納部(50)は、前記スロットルボディ(11)から該リードバルブ収納部(50)までの吸気流路の中央を通って延びる吸気軸線(C1)を軸に傾斜し、その上面(50U)が水平面に対して傾斜して延びるように配置されており、
前記燃料噴射装置(20)は、前記リードバルブ収納部(50)の上面(50U)が下がっている側に、燃料ホースとのジョイント部(20B)が向くように配置され、
前記リードバルブ収納部(50)において、その上面(50U)が上がっている側に位置する前記吸気通路部(51)の側面(51L)に、前記吸気圧センサ(25)が貫通して設けられ、
前記吸気圧センサ(25)の前記吸気管部材(10)内に位置する端部が、斜め下方に向くことを特徴とする請求項4に記載の内燃機関の吸気装置。 - 前記インレットパイプ(10B)の下流側端部に、該下流側端部の外周部から外側に張り出すフランジ部(53)が形成され、
前記フランジ部(53)は、前記下流側端部の開口を挟んで対向するように一対形成され、それぞれに締め付け穴(53A)が形成され、これら締め付け穴(53A)に挿通させた締結部材により、前記吸気ポート(13IN)に締結され、
一対の前記フランジ部(53)は、前記リードバルブ収納部(50)の傾斜にあわせて並んで位置し、一対の前記フランジ部(53)のうちの一方が他方よりも上方に位置し、該上方に位置する前記フランジ部(53)よりも下方に、前記吸気圧センサ(25)が配置されることを特徴とする請求項5に記載の内燃機関の吸気装置。 - 前記制御装置(30)は、前記リードバルブ(56)の故障の判定を、内燃機関の所定の運転状態のときに行うことを特徴とする請求項2に記載の内燃機関の吸気装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013070831A JP2014194181A (ja) | 2013-03-29 | 2013-03-29 | 内燃機関の吸気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013070831A JP2014194181A (ja) | 2013-03-29 | 2013-03-29 | 内燃機関の吸気装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014194181A true JP2014194181A (ja) | 2014-10-09 |
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ID=51839573
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2013070831A Pending JP2014194181A (ja) | 2013-03-29 | 2013-03-29 | 内燃機関の吸気装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2014194181A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019206955A (ja) * | 2018-05-30 | 2019-12-05 | 本田技研工業株式会社 | 鞍乗型車両の吸気構造 |
-
2013
- 2013-03-29 JP JP2013070831A patent/JP2014194181A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2019206955A (ja) * | 2018-05-30 | 2019-12-05 | 本田技研工業株式会社 | 鞍乗型車両の吸気構造 |
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