JP2014193093A - 電源回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】DC/DCコンバータのスイッチング動作に起因するスプリアスの発生を簡便な手法で低減することが可能な高周波回路用の電源回路を提供する。
【解決手段】高周波回路内の電子機器に電力を供給する電源回路において、DC/DCコンバータ2は、信号発生部1からのスイッチング周波数信号により、スイッチング素子をオン/オフするスイッチング動作を実行し、電圧調節された直流電力を供給する。反転電流生成部(疑似負荷部5)は、DC/DCコンバータ2の接地点を流れる電流に含まれる周波数成分とは位相が反転した周波数成分を含むグランド電流を生成し、これらDC/DCコンバータ2及び反転電流生成部5は、共通の接地点を介して接地されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、高周波回路に直流電力を供給する技術に関する。
水晶発振器や周波数シンセサイザ等の高周波回路内の機器に直流電力を供給する電源回路には、DC/DCコンバータを備えるものがある。DC/DCコンバータは、直流電源に接続されたスイッチング素子をオン/オフするスイッチング動作のデューティ比に基づいて所望の電圧の直流電力を出力する回路である。
スイッチング素子は、制御用の信号発生部から供給されるスイッチング周波数信号(以下、スイッチング信号という)によってスイッチング動作が制御され、オンの状態とオフの状態の時間の比によってデューティ比が決定される。
発明者は、DC/DCコンバータを備える電源回路を利用して、高周波回路内部の電子機器への電力供給を行うと、スイッチング信号の周波数をfSWとしたとき、高周波回路から出力される周波数信号の周波数fに対して、f±fSWのスプリアスが発生する場合があることを見出した。このようなスプリアスの存在は、当該高周波回路を利用する機器(例えば、周波シンセサイザを備えた無線通信機器)の性能を低下させる要因となる。
ここで特許文献1には、スイッチング電源システムにおいて、出力電圧を生成するためのパルス生成スイッチのオン/オフ動作により、高周波の電圧波形が形成されるスイッチングノードの近傍に信号配線等を配置すると、スイッチングノード-信号配線間に寄生容量が発生し、ノイズ発生の一因となることが記載されている。そこで、引用文献1に記載のスイッチング電源システムにおいては、前記パルス生成スイッチに隣接してノイズキャンセル用スイッチを配置し、このパルス生成スイッチと同じタイミングで、且つ、パルス生成スイッチとは相反する方向に電圧が変化するように、ノイズキャンセル用スイッチのオン/オフ動作を行う技術が記載されている。これにより、各スイッチのノード間で発生する電界が打ち消され、ノイズの発生を抑えることができる。
特開2010−283972号公報:段落0002の4〜段落0003の7行目、0013の2〜13行目、図1
しかしながら、引用文献1に記載のスイッチング電源システムは、各スイッチのノードにて発生する電界が互いに打ち消し合う作用を得られるように、これらのノードを十分に近傍の位置に配置する必要がある。この結果、スイッチング電源システムの配線を設計する際の制約が大きくなる。
本発明はこのような事情の下になされたものであり、その目的は、DC/DCコンバータのスイッチング動作に起因するスプリアスの発生を簡便な手法で低減することが可能な高周波回路用の電源回路を提供することにある。
本発明に係る電源回路は、高周波回路内の電子機器に電力を供給する電源回路において、
スイッチング素子をオン/オフするスイッチング動作のデューティ比に応じて電圧が調節された直流電力を出力すると共に、接地点を介して接地されたDC/DCコンバータと、
前記スイッチング素子にスイッチング動作を実行させるためのスイッチング周波数信号を出力する信号発生部と、
前記DC/DCコンバータの接地点を流れる電流に含まれる周波数成分とは位相が反転した周波数成分を含むグランド電流が出力される反転電流生成部と、を備え、
前記反転電流生成部は、前記DC/DCコンバータと共通の接地点を介して接地されていることを特徴とする。
上述の電源回路は、下記の特徴を備えていてもよい。
(a)前記反転電流生成部は、キャパシタと、インダクタとが設けられた疑似負荷部を備えたこと。また、前記疑似負荷部は、前記DC/DCコンバータの接地点に替えて、当該DC/DCコンバータを介して電力が供給される高周波回路内の電子機器と共通の接地点を介して接地されていること。さらに、前記信号発生部から出力されるスイッチング周波数信号に基づいて、前記疑似負荷部に供給される電力をオン/オフするスイッチング回路部を備えたこと。
(b)前記DC/DCコンバータを第1のDC/DCコンバータとしたとき、前記信号発生部から出力されたスイッチング周波数信号を取得し、当該スイッチング周波数信号とは位相が反転した反転信号を出力する位相反転部を備え、前記反転電流生成部は、前記位相反転部から出力された反転信号に基づいてスイッチング素子のオン/オフが行われ、スイッチング動作のデューティ比に基づいて電圧が調節された直流電力を出力すると共に、前記グランド電流を出力する第2のDC/DCコンバータを備えたこと。
(c)(b)において、前記第1のDC/DCコンバータから前記接地点に流れるグランド電流を第1のグランド電流、前記第2のDC/DCコンバータから前記接地点に流れるグランド電流を第2のグランド電流とすると、第2のグランド電流が第1のグランド電流よりも大きいとき、これらの第1、第2のグランド電流間で相殺された残余の前記反転信号の周波数成分を相殺するために、前記信号発生部から出力されたスイッチング周波数信号が入力され、当該スイッチング周波数信号に基づいて生成した第3のグランド電流が出力される、キャパシタと、インダクタとが設けられた疑似負荷部を備えたこと。または、第1のグランド電流が第2のグランド電流よりも大きいとき、これらの第1、第2のグランド電流間で相殺された残余の前記スイッチング周波数信号の周波数成分を相殺するために、前記位相反転部から出力された反転信号が入力され、当該反転信号に基づいて生成した第3のグランド電流が出力される、キャパシタと、インダクタとが設けられた疑似負荷部を備えたこと。
本発明によれば、電源回路は、DC/DCコンバータから接地点に流れる電流に含まれる周波数成分とは位相が反転した周波数成分を含むグランド電流を出力する反転電流生成部を備え、この反転電流生成部がDC/DCコンバータと共通の接地点を介して接地されている。これにより、接地された配線内を流れる電流に含まれるスイッチング周波数信号の周波数成分が相殺されるので、当該周波数成分が高周波回路に与える影響を抑制することができる。
第1の実施の形態に係る電源回路のブロック図である。 前記第1の実施の形態に係る疑似負荷の構成例である。 第2の実施の形態に係る電源回路のブロック図である。 前記第2の実施の形態に係る疑似負荷の構成例である。 第3の実施の形態に係る電源回路のブロック図である。 前記第3の実施の形態に係る電源回路の第1の変形例を示すブロック図である。 前記第3の実施の形態に係る電源回路の第2の変形例を示すブロック図である。
本発明の実施の形態に係る電源回路の構成について、図1を参照しながら説明する。電源回路は、DC/DCコンバータ2と、このDC/DCコンバータ2にスイッチング信号を出力する信号発生部1と、DC/DCコンバータ2から出力された直流電力の電圧調節を行う三端子レギュレータ3と、を備えている。
信号発生部1からは、例えば100kHz〜2MHzの範囲内の周波数fSWを持つ矩形波がスイッチング信号としてDC/DCコンバータ2に出力される。DC/DCコンバータ2は、トランジスタ等からなるスイッチング素子22を備え、スイッチング信号に基づいてオン/オフ動作を実行する。これにより、直流電源21から供給された電力をパルス的に出力し、その電圧を平滑化することにより、スイッチング信号のデューティ比に応じた電圧の直流電力を得る。
DC/DCコンバータ2の一例として、図2には、チョッパ方式の降圧コンバータを示してある。同図中、23はダイオード、24はチョークコイル、25はコンデンサである。なお、本発明を適用可能なDC/DCコンバータ2は図2に示した例に限定されるものではなく、チョッパ方式の昇圧コンバータでもよいし、絶縁型のコンバータであってもよい。
DC/DCコンバータ2から出力された定圧の直流電力(例えば5.5V)は、三端子レギュレータ3にて電力の一部を熱に変換して電圧調節(例えば5V)された後、高周波回路6内の電子機器に供給される。高周波回路6は、水晶発振器や周波数シンセサイザ等として構成され、例えば数MHz以上の周波数fを持つ周波数信号を出力することができる。三端子レギュレータ3を介してDC/DCコンバータ2から供給される直流電力は、高周波回路6内のVCO(Voltage-Controlled Oscillator)や増幅器、PLL(Phase Locked Loop)回路等の電子機器にて消費される。
ここで、上述の信号発生部1、DC/DCコンバータ2、三端子レギュレータ3を備える従来の電源回路を用いて高周波回路6に電力を供給し、高周波回路6を作動させたところ、出力周波数f±fSWの位置に、スプリアスが発生する現象がみられた。そこで、この原因を追及した結果、DC/DCコンバータ2の接地配線を流れるグランド電流に前記スイッチング信号に起因する周波数成分が含まれ、この周波数成分の影響により、接地配線が高周波回路6側の接地配線と容量結合する等してスプリアスを生じていることが分かった。
そこで、本例の電源回路においてはDC/DCコンバータ2から接地配線へと流れるグランド電流に含まれる周波数成分とは位相が反転したグランド電流を接地配線に流すことにより、当該周波数成分の影響を低減している。
この機能を得るための構成として、図1、図2に示すように本例の電源回路は、DC/DCコンバータ2にて電圧調節が行われる直流電源21と接地点aとの間に、DC/DCコンバータ2と並列に疑似負荷部5が接続されている。図2に示すように、本例の疑似負荷部5は、負荷抵抗51に対し、インダクタ52及びキャパシタ53の直列回路を並列に接続した構成となっている。疑似負荷部5中、周波数特性を持たない負荷抵抗51は、疑似負荷部5から出力されるグランド電流に含まれるすべての周波数成分に対して一律のインピーダンスを持つ。
一方、インダクタ52は周波数特性を持ち、高周波となる程インピーダンスが大きくなる。例えば前記スイッチング信号の周波数成分fSWが高周波回路6のスプリアスの要因となる一方、当該周波数の高調波成分に対応するスプリアスは問題となるほど大きくない場合がある。このような場合には、これら高調波成分に対するインピーダンスが大きくなるようにインダクタ52のインダクタを調節することにより、これら高調波成分に対応する電流の損失を抑えることができる。またキャパシタ53も同様に、前記周波数成分fSWに特化した相殺を行うためにキャパシタンスが調節される。
さらに本例の電源回路においては、疑似負荷部5に供給される電力をオン/オフするスイッチング回路8が設けられている。スイッチング回路8は、トランジスタ等からなるスイッチング素子81を備え、信号発生部1からのスイッチング信号に対応してオン/オフ動作を実行し、電源を用いて増幅した電力を疑似負荷部5に供給する。なお、信号発生部1から供給されるスイッチング信号の電力が十分に大きい場合には、スイッチング回路8を設けることは必須ではない(図3、図6、図7の例において同じ)。また、図1、図3等の電源回路全体のブロック図では、スイッチング回路8の記載は省略してある。
上述の構成においては、DC/DCコンバータ2のスイッチング素子22がオンになると、チョークコイル24に電力がチャージされ、DC/DCコンバータ2側の出力及びグランド電流は低下する。一方、このとき、疑似負荷部5側のスイッチング回路8もオンとなり、DC/DCコンバータ2と共通の直流電源21から疑似負荷部5へと電力が供給される。次いで、DC/DCコンバータ2のスイッチング素子22がオフになると、チョークコイル24から電力が放電され、DC/DCコンバータ2側の出力及びグランド電流は増大する。このとき、疑似負荷部5側では、スイッチング回路8がオフとなり疑似負荷部5への電力供給が停止される。
以上の動作をまとめると、DC/DCコンバータ2の接地配線側には、信号発生部1から供給されるスイッチング信号とは位相が反転した周波数成分を含むグランド電流が流れることになる。一方、疑似負荷部5の出力側は前記スイッチング信号と位相が一致した周波数成分を含むグランド電流が流れる。
この結果、疑似負荷部5には、周波数がfSWであって、DC/DCコンバータ2側からのグランド電流とは位相が反転した周波数成分を含むグランド電流が流れる。このため、疑似負荷部5の出力をDC/DCコンバータ2の接地点(図2のa点)へ接続すると、DC/DCコンバータ2側から接地配線に流れ込むグランド電流に含まれるスイッチング信号の周波数成分を相殺することができる。この観点において、疑似負荷部5は、DC/DCコンバータ2のグランド電流に含まれる前記周波数成分が高周波回路6に与える影響を低減するための反転電流生成部に相当する。また本発明において、DC/DCコンバータ2側から流れ込むグランド電流とは周波数成分の位相が反転したグランド電流を反転電流とも呼ぶ。
本実施の形態に係る電源回路によれば、以下の効果がある。DC/DCコンバータ2と疑似負荷部5とを共通の接地点に接続することにより、接地配線内を流れるグランド電流のスイッチング信号の周波数成分を相殺することができる。これにより、前記周波数成分による高周波回路側の接地配線との容量結合等の形成を抑制し、スプリアスの発生を抑えることができる。
また、後述のようにDC/DCコンバータ2のグランド電流は、後段側の高周波回路6のグランド電流に比較して電流値が大きいことから、DC/DCコンバータ2側から発生する周波数成分を相殺するために、疑似負荷部5側から供給すべきグランド電流の量の把握が容易となる。
ここで図1、図2に示す例のように、DC/DCコンバータ2の接地配線と共通の接地点に疑似負荷部5を接続する場合、DC/DCコンバータ2からのグランド電流が比較的大きくなったとき、疑似負荷部5から供給する反転電流も大きくなってしまい、消費電力が増加することがある。
この点を解決するため、図3に示した電源回路は、高周波回路6側の電子機器の接地配線と、疑似負荷部5とを共通の接地点にて接地した構成となっている。
発明者は、DC/DCコンバータ2のグラウンド電流に含まれるスイッチング信号の周波数成分が、容量結合の形成等によりスプリアスとして高周波回路6に与える影響は、−30〜−70dB程度の大きさであることを把握している。従って、高周波回路6側にてDC/DCコンバータ2のグランド電流の影響を相殺するには、DC/DCコンバータ2側の10−3〜10−7程度の電流の周波数成分を相殺すればよい。
そこで、図3に示す実施の形態においては、高周波回路6内の電子機器の接地配線と共通の接地点に対して疑似負荷部5を接続することにより、当該接地配線がDC/DCコンバータ2のグランド電流から受ける影響を相殺している。これにより、DC/DCコンバータ2のグランド電流を直接、相殺する場合に比べて、疑似負荷部5での電力消費を低減しつつ、スイッチング信号に起因する周波数成分の影響を抑えることができる。
疑似負荷部5と共通の接地点に接続される高周波回路6内の電子機器は、特定の種類に限定されるものではない。VCOや増幅器、PLL等、スプリアスを抑制するうえで効果的な電子機器を適宜、選択することができる。
例えば図4は、トランジスタ611を用いたエミッタ接地型の増幅回路部61の接地点に、スイッチング回路8を介して疑似負荷部5を接続した例を示している。疑似負荷部5と共通の接地点としては、高周波回路6を低インピーダンスに保つために基準グラウンドに接続されるコンデンサ612(図中のb点)や、エミッタ接地部であり、増幅回路部61の電流が最も流れるエミッタ抵抗613、エミッタコンデンサ614(図中のc点)等を選択するとよい。なお図4には、b点に疑似負荷部5を接続した例を示してある。
また、これらのコンデンサ612、614、抵抗613は、一点アースとして共通の接地点に接続され、互いに近接した位置に配置されることがある。そこでこの共通の接地点に疑似負荷部5を接続すれば、これらの素子に対するDC/DCコンバータ2側のグランド電流の影響をまとめて相殺することもできる。
次いで図5は、例えば2つのDC/DCコンバータ2、7を用いる電源回路において、その一方のDC/DCコンバータを反転電流生成部として利用した例を示している。高周波回路6には複数種類の電圧の直流電力を利用するものがあり、三端子レギュレータ3における電力損失を低減する目的で電子回路中に複数のDC/DCコンバータ2、7を設けることがある。
例えば図5に示した電源回路においては、第1のDC/DCコンバータ2は、5.5Vの直流電力を出力し、三端子レギュレータ3aにて電圧が5Vに調節される一方、第2のDC/DCコンバータ7は3.8Vの直流電力を出力し、三端子レギュレータ3bにて電圧が3.3Vに調節されて、各々高周波回路6に供給される構成となっている。
さらに本例では、一方側の第2のDC/DCコンバータ7のオン/オフ動作を実行させるためのスイッチング信号として、信号発生部1から出力されたスイッチング信号を位相反転回路4にて反転させた反転信号を用いている。これにより、第1のDC/DCコンバータ2のグランド電流(第1のグランド電流)と第2のDC/DCコンバータ7のグランド電流(第2のグランド電流)とは、周波数がfSWであって互いに位相が反転した周波数成分を含むことになる。そこでこれら第1、第2のDC/DCコンバータ2、7を共通の接地点を介して接地することにより、第1、第2のグランド電流に含まれる前記周波数成分を相殺し、高周波回路6への影響を抑制することができる。
さらにまた、第1のグランド電流が第2のグランド電流よりも大きい場合には、図6に示すように信号発生部1からのスイッチング信号が入力される疑似負荷部5を設け、当該疑似負荷部5をこれらのDC/DCコンバータ2、7と共通の接地点に接続してもよい。これとは反対に、第2のグランド電流が第1のグランド電流よりも大きい場合には、図7に示すように反転信号が入力される疑似負荷部5を設けて前記共通の接地点に接続してもよい。
図6、図7に示す例の場合には、周波数がfSWであって、DC/DCコンバータ2、7間で相殺しきれなかった残余の周波数成分を、疑似負荷部5にて生成したグランド電流(第3のグランド電流)にて相殺できるように、負荷抵抗51のインピーダンスやインダクタ52のリアクタンス等が調節される。
以上に説明した各実施の形態において、疑似負荷部5の構成は図2、図4に示した例(負荷抵抗51に対し、インダクタ52とキャパシタ53との直列回路を並列に接続した構造)に限定されない。例えば、負荷抵抗51、インダクタ52、キャパシタ53の直列回路により疑似負荷部5を構成してもよいし、インダクタ52、キャパシタ53の並列回路や直列回路のみ、または負荷抵抗51のみにより疑似負荷部5を構成してもよい。
1 信号発生部
2 DC/DCコンバータ、第1のDC/DCコンバータ
21 直流電源
22 スイッチング素子
4 位相反転回路
5 疑似負荷部
51 負荷抵抗
52 インダクタ
53 キャパシタ
6 高周波回路
7 第2のDC/DCコンバータ
8 スイッチング回路

Claims (7)

  1. 高周波回路内の電子機器に電力を供給する電源回路において、
    スイッチング素子をオン/オフするスイッチング動作のデューティ比に応じて電圧が調節された直流電力を出力すると共に、接地点を介して接地されたDC/DCコンバータと、
    前記スイッチング素子にスイッチング動作を実行させるためのスイッチング周波数信号を出力する信号発生部と、
    前記DC/DCコンバータの接地点を流れる電流に含まれる周波数成分とは位相が反転した周波数成分を含むグランド電流が出力される反転電流生成部と、を備え、
    前記反転電流生成部は、前記DC/DCコンバータと共通の接地点を介して接地されていることを特徴とする電源回路。
  2. 前記反転電流生成部は、キャパシタと、インダクタとが設けられた疑似負荷部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の電源回路。
  3. 前記疑似負荷部は、前記DC/DCコンバータの接地点に替えて、当該DC/DCコンバータを介して電力が供給される高周波回路内の電子機器と共通の接地点を介して接地されていることを特徴とする請求項2に記載の電源回路。
  4. 前記信号発生部から出力されるスイッチング周波数信号に基づいて、前記疑似負荷部に供給される電力をオン/オフするスイッチング回路部を備えたことを特徴とする請求項2または3に記載の電源回路。
  5. 前記DC/DCコンバータを第1のDC/DCコンバータとしたとき、
    前記信号発生部から出力されたスイッチング周波数信号を取得し、当該スイッチング周波数信号とは位相が反転した反転信号を出力する位相反転部を備え、
    前記反転電流生成部は、前記位相反転部から出力された反転信号に基づいてスイッチング素子のオン/オフが行われ、スイッチング動作のデューティ比に基づいて電圧が調節された直流電力を出力すると共に、前記グランド電流を出力する第2のDC/DCコンバータを備えたことを特徴とする請求項1に記載の電源回路。
  6. 前記第1のDC/DCコンバータから前記接地点に流れるグランド電流を第1のグランド電流、前記第2のDC/DCコンバータから前記接地点に流れるグランド電流を第2のグランド電流とすると、第2のグランド電流が第1のグランド電流よりも大きいとき、これらの第1、第2のグランド電流間で相殺された残余の前記反転信号の周波数成分を相殺するために、前記信号発生部から出力されたスイッチング周波数信号が入力され、当該スイッチング周波数信号に基づいて生成した第3のグランド電流が出力される、キャパシタと、インダクタとが設けられた疑似負荷部を備えたことを特徴とする請求項5に記載の電源回路。
  7. 前記第1のDC/DCコンバータから前記接地点に流れるグランド電流を第1のグランド電流、前記第2のDC/DCコンバータから前記接地点に流れるグランド電流を第2のグランド電流とすると、第1のグランド電流が第2のグランド電流よりも大きいとき、これらの第1、第2のグランド電流間で相殺された残余の前記スイッチング周波数信号の周波数成分を相殺するために、前記位相反転部から出力された反転信号が入力され、当該反転信号に基づいて生成した第3のグランド電流が出力される、キャパシタと、インダクタとが設けられた疑似負荷部を備えたことを特徴とする請求項5に記載の電源回路。
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