JP2014193054A - モータアクチュエータ - Google Patents

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崇 三宮
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Abstract

【課題】ギヤが回転して軸線方向に振動することによる異音の発生を抑制しつつコスト上昇を抑えたモータアクチュエータを提供する。
【解決手段】モータの出力軸に固定されたウォーム30と噛合されるウォームホイール26の下端面26aに対向する台座17の表面17aに溝部31a,31bが形成され、その溝部31a,31bには、グリースが充填されている。ウォームホイール26は、回転すると軸部14の軸線方向に振動しようとするが、グリースがウォームホイール26と台座17との間に引きつけ力を発生させ、軸線方向の振動を抑制するようにしている。台座17に溝部31a,31bを凹設するだけなので、金型のコスト増加を抑えることができる。
【選択図】図3

Description

本発明はモータアクチュエータに関し、特にモータおよび少なくとも1段の減速ギヤを備えてモータの出力を最終段のギヤの出力軸より取り出すようにしたモータアクチュエータに関する。
自動車用空調装置においては、空気流路の開閉または切り換えを行ったり温風と冷風との混合割合を調整したりするドアの制御駆動にモータアクチュエータが使用されている。このような用途のモータアクチュエータは、一般に、モータ、減速ギヤ群を備え、上下のケースに収容されている。減速ギヤ群は、複数段のギヤを備え、最終段のギヤには、自動車用空調装置のドアを駆動する出力軸が設けられている。各段のギヤは、上下のケースによって形成された空間に回転中心の軸線方向に所定のクリアランスを以て回動自在に軸支されている。
各段のギヤは、その回転中心の軸線方向に所定のクリアランスを有しているので、回転すると回転中心の軸線方向に動いてしまう。これにより、軸線方向の移動を規制している部分にギヤが衝突して異音を発生することがある。
このような異音の発生に対し、ギヤの軸部をウェーブワッシャのような押圧手段で軸線方向に押圧したり(たとえば、特許文献1参照)、ギヤの端面に押圧部を一体に形成してギヤを軸線方向に押圧したり(たとえば、特許文献2参照)することが知られている。また、成型材料を吟味し、高精度な金型を使用し、ギヤおよびケースの部品精度を高めてギヤの軸線方向のクリアランスを小さくすることでも、異音の発生を低く抑えることが可能である。
特開平9−308188号公報 特開2004−159475号公報
しかし、押圧手段による異音対策は、部品点数の増加で製造コストが高く、ギヤと押圧部との一体成型による対策では、複雑な形状の金型のために初期コストが高く、部品精度による対策では、成型材料および金型のコストが高くなるという問題点があった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、ギヤが回転して軸線方向に振動することによる異音の発生を抑制しつつコスト上昇を抑えたモータアクチュエータを提供することを目的とする。
本発明では上記の課題を解決するために、モータと複数のギヤからなる減速部とを備えたモータアクチュエータにおいて、前記減速部の少なくとも1つのギヤの端面または前記ギヤが回転中心の軸線方向に移動するのを規制する規制部材の前記端面に対向する表面にグリース溜り部を備えていることを特徴とするモータアクチュエータが提供される。
このようなモータアクチュエータによれば、グリース溜り部にグリースを充填することにより、ギヤが回転することによりその回転中心の軸線方向にギヤが振動するのをグリースの粘着性が抑制する。
上記構成のモータアクチュエータは、ギヤまたはギヤが軸線方向に移動されるのを規制している規制部材が対向する面にグリース溜り部を設けるだけなので、金型のコスト上昇を低く抑えつつギヤが振動することによる異音の発生を抑制できるという利点がある。
第1の実施の形態に係るモータアクチュエータの内部構成例を示す平面図である。 内部の構成要素を除いた下ケースを示す平面図である。 上ケースを装着した状態の図1のA−A矢視断面図である。 ウォームホイールの装着状態を示す拡大断面図である。 第2の実施の形態に係るモータアクチュエータのウォームホイールの装着状態を示す拡大断面図である。 第3の実施の形態に係るモータアクチュエータのウォームホイールの装着状態を示す拡大断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は第1の実施の形態に係るモータアクチュエータの内部構成例を示す平面図、図2は内部の構成要素を除いた下ケースを示す平面図、図3は上ケースを装着した状態の図1のA−A矢視断面図、図4はウォームホイールの装着状態を示す拡大断面図である。
第1の実施の形態に係るモータアクチュエータは、図3に示したように、下ケース11と上ケース12とを有している。下ケース11は、図2に示したように、内表面側にモータ位置決め部材13a,13bと、ギヤを回動自在に保持する軸部14,15と、最終段のギヤを回動自在に保持する軸受16とを備えている。軸部14,15は、それぞれギヤが回転中心の軸線方向に移動するのを規制する規制部材として機能する台座17,18の上に立設されている。これらの軸部14,15は、また、図3に示したように、下ケース11と上ケース12とを組み立てたときには、それらの先端が上ケース12に形成された保持部19,20に嵌合されて固定される。なお、保持部19,20は、ギヤが回転中心の軸線方向に移動するのを規制する規制部材としても機能する。下ケース11は、また、その外周部に、モータアクチュエータを所定位置に取り付けるときに使用される取付部21,22,23と、コネクタハウジング24とを備えている。
モータアクチュエータは、図1に示したように、図2の状態の下ケース11にモータ25と、減速部をなすウォームホイール26、出力ギヤ28および中間ギヤ27とをこの順に装着し、さらに上ケース12を被せることによって組み立てられる。
モータ25は、その出力軸29にウォーム30が圧入などにより固定されており、ウォームホイール26を軸部14に外嵌することにより、ウォーム30とウォームホイール26の外周部に形成された歯とが噛合され、ウォームギヤを構成する。
出力ギヤ28を軸受16に装着した後、中間ギヤ27を軸部15に外嵌すると、中間ギヤ27の外周部に形成された歯とウォームホイール26のピニオンとが噛合され、中間ギヤ27のピニオンが出力ギヤ28の外周部に形成された歯と噛合される。
以上の構成を有するモータアクチュエータにおいて、モータ25が回転すると、その回転力は、ウォーム30からウォームホイール26に伝達され、ウォームホイール26から中間ギヤ27を介して出力ギヤ28に伝達される。これにより、モータ25の回転速度が減速され、減速比に応じたトルクを出力ギヤ28の出力軸より得ることができるようになる。
ここで、第1の実施の形態に係るモータアクチュエータにおいては、図2および図4に示したように、ウォームホイール26の下端面26aを摺動自在に支持する台座17にグリース溜り部31を備え、その中にグリースが充填されている。
グリース溜り部31は、この実施の形態では、ウォームホイール26の下端面26aに対向する台座17の上側の表面17aにおいて軸部14と同心円をなす2条の溝部31a,31bによって構成されている。なお、この台座17の表面17aに対向するウォームホイール26の下端面26aは、平坦に形成されており、溝部31a,31bの開口部に蓋をするような形にしている。
グリース溜り部31にグリースが充填されていることにより、グリースがウォームホイール26と台座17との摺動面の間に潤滑膜が形成されて摺動摩擦抵抗を低く保つだけでなく、そのグリースの膜がウォームホイール26および台座17を相互に粘着する。すなわち、粘性の高いグリースの粘着性がウォームホイール26を台座17へ吸着させるように作用し、ウォームホイール26の軸線方向の振動をほぼなくすことができ、異音の発生が抑制される。
この台座17に溝部31a,31bを設けることは、下ケース11の金型に同心円のリブを設けるだけでよく、しかも、精度が要求される部位ではないので、金型のコストを大幅に高くするものではない。
なお、この実施の形態では、グリース溜り部31を2条の溝部31a,31bによって構成したが、1または3条以上の溝部で構成することができ、しかも、溝部31a,31bは、必ずしも円形である必要はない。たとえば、溝部31a,31bは、楕円、三角、らせんなどの形状にすることができる。また、溝部31a,31bは、円周方向に連続してリング状に凹設されているが、必ずしも連続している必要はない。さらに、グリース溜り部31は、回転数が高くて軸線方向の振動が起きやすいウォームホイール26を支持している台座17に設けられているが、中間ギヤ27の保持部20、出力ギヤ28の軸受16にも設けることができる。また、台座17にグリース溜り部31の溝部31a,31bを有する下ケース11および溝部31a,31bに蓋をしているウォームホイール26は、グリースに対して耐油性を有する樹脂材料によって形成されている。
図5は第2の実施の形態に係るモータアクチュエータのウォームホイールの装着状態を示す拡大断面図である。
第2の実施の形態に係るモータアクチュエータは、グリース溜り部31を、第1の実施の形態に係るモータアクチュエータがウォームホイール26を支持する台座17に設けているのに対し、台座17に対向するウォームホイール26の下端面26aに設けている。この実施の形態においても、グリース溜り部31は、2条の溝部31a,31bによって構成しており、溝部31a,31bには、それぞれグリースが充填されている。ここで、台座17は、ウォームホイール26の下端面26aに対向する摺動面が溝部31a,31bの蓋として機能している。また、第2の実施の形態に係るモータアクチュエータは、溝部31a,31bの形成場所を除き、第1の実施の形態に係るモータアクチュエータとほぼ同じ構成にしている。
この第2の実施の形態に係るモータアクチュエータにおいても、第1の実施の形態に係るモータアクチュエータと同様に、ウォームホイール26と台座17との間に介在された粘性の高いグリースがウォームホイール26と台座17とを互いに粘着させている。これにより、ウォームホイール26は、その軸線方向の振動がほぼなくなるので、異音の発生を抑制することができる。
図6は第3の実施の形態に係るモータアクチュエータのウォームホイールの装着状態を示す拡大断面図である。
第3の実施の形態に係るモータアクチュエータは、ウォームホイール26を支持する台座17にグリース溜り部31を設け、グリース溜り部31の溝部31a,31bに部分的に嵌り込むリブ32をウォームホイール26の下端面26aに設けている。この実施の形態においても、グリース溜り部31は、2条の同心円の溝部31a,31bによって構成しており、溝部31a,31bには、それぞれグリースが充填されている。また、第3の実施の形態に係るモータアクチュエータは、ウォームホイール26の下端面26aにリブ32が設けられている以外、第1の実施の形態に係るモータアクチュエータとほぼ同じ構成を有している。
この第3の実施の形態においても、第1の実施の形態に係るモータアクチュエータと同様に、ウォームホイール26と台座17との間に介在された粘性の高いグリースがウォームホイール26と台座17との間に引きつけ力を発生させ、互いに粘着させている。しかも、ウォームホイール26および台座17は、グリースとの接触面積が第1および第2の実施の形態に係るモータアクチュエータの場合よりも大きいので、粘着性がより増している。これにより、ウォームホイール26は、その軸線方向の振動がほぼなくなり、異音の発生を抑制することができる。
11 下ケース
12 上ケース
13a,13b モータ位置決め部材
14,15 軸部
16 軸受
17,18 台座(規制部材)
17a 表面
19,20 保持部(規制部材)
21,22,23 取付部
24 コネクタハウジング
25 モータ
26 ウォームホイール
26a 下端面
27 中間ギヤ
28 出力ギヤ
29 出力軸
30 ウォーム
31 グリース溜り部
31a,31b 溝部
32 リブ

Claims (5)

  1. モータと複数のギヤからなる減速部とを備えたモータアクチュエータにおいて、
    前記減速部の少なくとも1つのギヤの端面または前記ギヤが回転中心の軸線方向に移動するのを規制する規制部材の前記端面に対向する表面にグリース溜り部を備えていることを特徴とするモータアクチュエータ。
  2. 前記グリース溜り部は、前記ギヤの前記端面または前記規制部材の前記表面に凹設されたリング状の溝部であることを特徴とする請求項1記載のモータアクチュエータ。
  3. 前記グリース溜り部は、前記ギヤの前記端面または前記規制部材の前記表面に凹設された複数の同心円の溝部であることを特徴とする請求項1記載のモータアクチュエータ。
  4. 前記グリース溜り部に対向する前記規制部材の前記表面または前記ギヤの前記端面に前記グリース溜り部に部分的に遊嵌されるリング状のリブを備えていることを特徴とする請求項2または3記載のモータアクチュエータ。
  5. 前記グリース溜り部は、前記モータの出力軸に装着されたウォームと噛合されるウォームホイールまたは前記ウォームホイールの軸線方向の移動を規制する前記規制部材に設けられていることを特徴とする請求項1記載のモータアクチュエータ。
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