JP2014191840A - ライブラリ装置およびライブラリ再生方法およびライブラリシステム - Google Patents

ライブラリ装置およびライブラリ再生方法およびライブラリシステム Download PDF

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Abstract

【課題】複数の再生命令を同時に受信するライブラリ装置において、優先順位の低い再生命令に対して、再生までの相応の待ち時間が発生せず、再生環境によってもタイムアウトエラーとして処理されない手段を提供する。
【解決手段】複数のディスクに記録されているデータの先頭を含む一部のデータを各々保持するキャッシュメモリを用意し、前記ディスクの再生が可能となるまでは、複数の再生命令に対して再生速度を各々算出し、前記算出した再生速度で前記キャッシュメモリからの再生を行い、前記ディスクの再生が可能となったら、前記キャッシュメモリの再生から前記ディスクの再生に切り替える。
【選択図】図1

Description

本発明はライブラリ装置に係り、特に複数の情報記録媒体を具備したライブラリ装置における情報再生方法に関する。
本技術分野の背景技術として特許文献1がある。特許文献1には、「光ディスク媒体に対して記録再生可能な光ディスク装置は、機能が遅延中と判定された場合には、キャッシュからのデータの転送速度を低減し、これにより、リード/ライトコマンドがOSのタイムアウトに至ることから防止する」と記載されている。
特開2007−164915号公報
前記特許文献1では光ディスク装置のような1つの記録再生装置が1つのリードコマンド(以下、再生命令と表記)を受信して、1つの情報記録媒体を再生する際に懸念されるOSのタイムアウトエラーの回避を目的としている。
前記特許文献1を例えばテープライブラリ装置などの、情報記録媒体の搬送機構を具備し、複数の再生命令を同時に受信するライブラリ装置に適用した場合、再生命令が指定する情報記録媒体の搬送完了までは再生を行えないため、前記再生が行えない再生命令に対して前記ライブラリ装置は機能遅延中と判定する。他にも前記特許文献1を例えばMAID(Massive Array of Idle Disks)機能を備えるライブラリ装置に適用した場合、パワーオフ時に複数の再生命令を受信すると、パワーオンに切替えた後に再生が可能な状態に移行するまではライブラリ装置は前記複数の再生命令は機能遅延中と判定する。そして、前記機能遅延中と判定された再生命令のキャッシュからの転送速度は一様に低下する。
このように、前記ライブラリ装置が複数の再生命令を同時に受信した場合には、受信した再生命令の内優先度の最も低い再生命令の機能遅延中と判定される時間(以下、待ち時間と表記)は、受信した再生命令の数に比例して増大し、前記待ち時間の間は前記一様に低下させた速度でキャッシュからデータ再生を続けなければならないため、OSのタイムアウトエラー発生の確率は高くなる。また複数の再生命令をライブラリ装置が受信した場合の、前記受信した全ての再生命令に対するOSのタイムアウトエラーを回避するためには、キャッシュメモリの容量を膨大に具備する必要がある。
そこで、本発明は、複数の再生命令を同時に受信した場合においても、キャッシュメモリの容量を抑制した上で、OSのタイムアウトを回避するライブラリ装置を提供する。
上述の課題を解決するため、本発明では一例として特許請求の範囲に記載の構成を用いる。
本発明によれば、複数の再生命令を同時に受信した場合においても、キャッシュメモリの容量を抑制した上で、OSのタイムアウトを回避するライブラリ装置を提供することができる。
上記以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
実施例1におけるライブラリ装置のブロック図 実施例1と実施例2における再生処理のフローチャート 実施例1におけるアクセス時間算出方法の説明図 キャッシュメモリのデータ再生速度の算出方法とデータ再生方法の説明図 キャッシュメモリが保持するデータと光ディスクへの再生切り替え方法の第一の例 実施例1における受信した再生命令の優先順位の設定方法の説明図 キャッシュメモリが保持するデータと光ディスクへの再生切り替え方法の第二の例 実施例2におけるライブラリ装置のシステムブロック図 実施例2におけるホストサーバ 実施例2におけるライブラリ装置 実施例2における受信した再生命令の優先順位の設定方法の説明図 実施例3におけるライブラリ装置のシステムブロック図 実施例3における再生処理のフローチャート
以下、実施例について図面を用いて説明する。
実施例1のライブラリ装置の構成ならびに動作を、図面を参照しながら詳述する。
図1は実施例1におけるライブラリ装置のブロック図である。以下、本実施例では情報記録媒体に光ディスクを、前記情報記録媒体の記録再生ドライブに光ドライブを用いるライブラリ装置として説明する。実施例1で説明する光ディスクはCD(Compact Disc)や、DVD(Digital Versatile Disc)や、BD(Blu−ray Disc)や、ホログラム媒体など、いずれの光ディスクを用いても良い。また本発明を適用可能な情報記録媒体や記録再生ドライブは光ディスクに限られるものではなく、例えば、テープ媒体と前記テープ媒体用の記録再生ドライブなどに適用しても構わない。
本実施例のライブラリ装置10は、データアクセスコントロール部11と、チェンジャー機構12と、光ディスク40を複数収納するラック13と、ホストインターフェース14と、ドライブインターフェース15と、キャッシュメモリ16と、搬送制御部17と、命令格納用メモリ18と、命令格納用メモリ19と、複数の光ドライブ30とで構成される。
ここで、図1における細線矢印は制御信号、太線矢印はディスクの搬送を示す。
ライブラリ装置10は、ホストインターフェース14を介してホストコンピュータ20と接続され、記録や再生(以下、記録再生と表記)といった各種の命令と記録再生するデータを送受信する。
ラック13は複数のスロットを備えており、各スロットには1枚ずつ光ディスク40を収納することができる。
チェンジャー機構12は搬送制御部17から受信する搬送制御信号に従って、ラック13から所定の光ディスク40を取り出し、所定の光ドライブ30まで搬送する。あるいは逆に、所定の光ドライブ30からイジェクトされた光ディスク40を、ラック13の所定のスロットに搬送して収納する。
光ドライブ30はチェンジャー機構12によって搬送される光ディスク30をロードする。また光ディスク30は、光ディスク40への記録または再生が可能な状態になったら、ドライブインターフェース15を介してデータアクセスコントロール部11へ、現在の光ドライブ30の状態を示すドライブステート信号を送信する。また光ドライブ30は、ドライブインターフェース15を介してデータアクセスコントロール部11から受信する光ディスク再生命令に従って、光ディスク40に記録されている所望のデータを再生し、ドライブインターフェース15を介してデータアクセスコントロール部11に前記再生したデータを送信する。
搬送制御部17はデータアクセスコントロール部11から受信する状態問合せ信号を受信し、現在チェンジャー機構12がディスク搬送実行中であるか、否かを示すチャンジャーステート信号をデータアクセスコントロール部11に送信する。また搬送制御部17は、データアクセスコントロール部11から受信するディスク搬送命令を受信し、前記受信した搬送命令に従って搬送制御信号をチェンジャー機構12に送信する。そして搬送制御部17は、所望の光ディスク40の搬送が完了したら、搬送完了信号をデータコントロール部11に送信する。
キャッシュメモリ16は複数の光ディスク40に記録されているデータの先頭を含む一部のデータを各々保持する。
命令格納用メモリ18は、前記ディスク搬送命令を保持する。
命令格納用メモリ19は、前記光ディスク再生命令を保持する。
本実施例では前記ディスク搬送命令と前記光ディスク再生命令を保存するメモリとして、命令格納用メモリ18と命令格納用メモリ19とでそれぞれ用意したが、同一メモリ内で前記ディスク搬送命令と前記光ディスク再生命令を保存しても良い。
データアクセスコントロール部11は、ホストインターフェース14を介して受信する複数の再生命令に各々優先順位を設定する。そしてデータアクセスコントロール部11は、前記再生命令をディスク搬送命令と光ディスク再生命令に分けて、命令格納用メモリ18と命令格納用メモリ19に、前記設定した優先順位に従って各々保存する。そしてデータアクセスコントロール部11は、命令格納用メモリ18と命令格納用メモリ19に保存される全ての実行待ち中のディスク搬送命令と光ディスク再生命令を用いて、光ディスク40の再生が可能となる時間であるアクセス時間を算出する。そして、データアクセスコントロール部11は、前記アクセス時間を用いてキャッシュメモリ16からデータを再生する再生速度を算出し、前記算出した再生速度でキャッシュメモリ16からデータ再生を実行する。そしてデータアクセスコントロール部11は命令格納用メモリ18に保存される優先順位の高いディスク搬送命令から順に所望の光ディスク40のディスク搬送を開始し、前記搬送が完了したディスク搬送命令を命令格納用メモリ18から消去する。また、データアクセスコントロール部11は光ドライブ40から前記ドライブステート信号を受信したら、キャッシュメモリ16の再生を停止し、前記停止した続きのデータを光ドライブ40から再生するために、該当する命令格納用メモリ19に保存される光ディスク再生命令を光ドライブ30に送信する。
そしてデータアクセスコントロール部11は、光ドライブ30から受信する再生データをホストインターフェース40を介してホストコンピュータ20に送信する。またデータアクセスコントロール部11は前記光ディスク再生命令が指定するデータの再生が完了したら、前記再生が完了した光ディスク再生命令を命令格納用メモリ19から消去する。これにより、ライブラリ装置10は、ホストコンピュータ20がタイムアウトエラーを引き起こすことなく、データを送信することが可能となる。
前記受信した再生命令の優先順位の設定方法と、前記アクセス時間の算出方法と、前記キャッシュメモリ16の再生速度算出方法と、前記キャッシュメモリ16が保持するデータと、前記キャッシュメモリ16から光ディスク40へ再生を切り替える手法とを含むライブラリ装置10の詳細な動作については後述する。
実施例1のライブラリ装置10の再生動作について説明する。図2は実施例1におけるライブラリ装置10の再生動作処理のフローチャートである。
100において、データアクセスコントロール部11は、ホストインターフェース14を介して、ホストコンピュータ20から再生命令を受信し、命令格納用メモリ18と命令格納用メモリ19に既に保存されている全てのディスク搬送命令と光ディスク再生命令を確認する。
101において、データアクセスコントロール部11は、命令格納用メモリ18と命令格納用メモリ19に保存されている全ての命令を考慮して、前記再生命令に優先順位を設定する。そしてデータアクセスコントロール部11は、前記再生命令をディスク搬送命令と光ディスク再生命令に分けて、前記優先順位に従って命令格納用メモリ18と命令格納用メモリ19に各々保存する。この優先順位の詳細な設定方法については後述する。
102において、データアクセスコントロール部11は、命令格納用メモリ18に保存されている全てのディスク搬送命令と光ディスク40のロード時間から、光ディスク40のデータ再生が可能になる時間であるアクセス時間を算出する。このアクセス時間の詳細な算出方法については後述する。
103において、データアクセスコントロール部11は、前記アクセス時間と、キャッシュメモリ16が保持する前記一部のデータの容量と、を用いて、キャッシュメモリ16の再生速度を計算し、前記算出した再生速度を用いてキャッシュメモリ16からの再生を実行する。そしてデータアクセスコントロール部11は、ホストインターフェース14を介して、ホストコンピュータ20に前記再生したデータを送信する。この再生速度の詳細な計算方法については後述する。
114において、データアクセスコントロール部11は、前記100の処理で受信した再生命令から分けたディスク搬送命令の優先順位が、命令格納用メモリ18に保持される命令の中で最も高い優先順位であるかを判断し、前記ディスク搬送命令の優先順位が最も高ければ104の処理を実行し、前記ディスク搬送命令の優先順位が最も高くなければ、前記ディスク搬送命令の優先順位が最も高くなるまで待つ。
104において、データアクセスコントロール部11は、搬送制御部17に状態問合せ信号を送信する。搬送制御部17は前記状態問合せ信号を受信すると、前記チェンジャーステート信号をデータアクセスコントロール部11に送信する。データアクセスコントロール部11は、前記チェンジャーステート信号から、チェンジャー機構12が光ディスク40の搬送を実行しているかを判断し、光ディスク40の搬送を実行していなければ106の処理を実行し、光ディスク40の搬送を実行していれば、105の処理を実行する。
105において、データアクセスコントロール部11は、搬送制御部17から搬送完了信号を受信するまで待ち、搬送制御部17から搬送完了信号を受信すれば、106の処理を実行する。
106において、データアクセスコントロール部11は、命令格納用メモリ18に保持したディスク搬送命令の内、最も優先順位の高いディスク搬送命令を搬送制御部17に送信する。
107において、搬送制御部17は前記ディスク搬送命令が指定する光ディスク40の搬送を実行するよう搬送制御信号をチェンジャー機構12に送信し、前記指定の光ディスク40の搬送を実行する。
108において、データアクセスコントロール部11は、前記搬送完了信号を受信するまで待ち、前記搬送完了信号を受信したら、109の処理を実行する。
109において、データアクセスコントロール部11は、命令格納用メモリ18に保持されるディスク搬送命令の内、前記搬送を完了した光ディスク40の搬送を命令するディスク搬送命令を消去し、命令格納用メモリ18に保持される他の全てのディスク搬送命令の優先順位を1つずつ上げる。
110において、データアクセスコントロール部11は、前記ドライブステート信号を受信するまで待つ。そしてデータアクセスコントロール部11は、前記ドライブステート信号を受信したら111の処理を実行する。
111において、データアクセスコントロール部11は、前記100の処理で受信した再生命令が指定するデータの再生をキャッシュメモリ16から光ディスク40に切り替えるために、キャッシュメモリ16からの再生を停止し、ドライブインターフェース15を介して光ドライブ30に光ディスク再生命令を送信する。光ドライブ30は前記光ディスク再生命令に従って、光ディスク40からデータを再生し、前記再生したデータをデータアクセスコントロール部11に送信する。データアクセスコントロール部11は光ドライブ30から受信するデータをホストインターフェース14を介してホストコンピュータ20に送信する。このキャッシュメモリ16から光ディスク40への詳細な再生の切り替え方法については後述する。
112において、データアクセスコントロール部11は、光ディスク40からの再生が完了したかを判断し、前記光ディスク40の再生が完了したら113の処理を実行し、前記光ディスク40の再生が完了していなかったら、完了するまで再生処理を実行する。
113において、データアクセスコントロール部11は、102の処理で再生が完了した光ディスク40の光ディスク再生命令を命令格納用メモリ19から消去し、再生処理は終了する。
<処理101:受信した再生命令の優先順位の設定方法>
前記図2の101の処理において、データアクセスコントロール部11がホストインターフェース14を介して受信する再生命令の優先順位の設定方法について図6を用いて詳細に説明する。
図6は、既に命令格納用メモリ18にはディスク搬送命令n−1(602)、ディスク搬送命令n−2(603)、ディスク搬送命令n−3(604)乃至ディスク搬送命令n−m(605)が保持され、命令格納用メモリ19には光ディスク再生命令n−1(607)、光ディスク再生命令n−2(608)、光ディスク再生命令n−3(609)乃至光ディスク再生命令n−m(610)が図に示す優先順位に従って各々保持されている状態を示す。
前記状態の下で、受信した再生命令n(600)の優先順位の設定方法を例に挙げて、優先順位の設定方法を説明する。例えば、優先順位はデータアクセスコントロール部11が再生命令を受信した順番に設定される方法がある。この場合、データアクセスコントロール部11は、再生命令n(600)を受信すると、前記受信した再生命令n(600)をディスク搬送命令n(601)と光ディスク再生命令n(606)に分け、既に命令格納用メモリ18と命令格納用メモリ19に保存される命令の中で最も優先度の低い命令として、命令格納用メモリ18と命令格納用メモリ19に各々保存する。
しかし、優先順位の設定方法はこれに限らず、例えば特定の再生命令nについては、ホストPC20が前記優先順位を設定した上で、再生命令nをライブラリ装置10に送信し、前記優先順位に従って、データアクセスコントロール部11はディスク搬送命令と光ディスク再生命令を命令格納用メモリ18と命令格納用メモリ19に各々保存しても良い。また例えば、既に命令格納用メモリ18と命令格納用メモリ19に保存される602乃至610の全ての命令と受信した再生命令nにおいて、再生データ容量の小さい順に、もしくは大きい順に、優先順位を設定しても良い。また例えば、受信した再生命令nの時間と再生データ容量の両者を考慮して優先順位を設定しても良い。また例えば、既に命令格納用メモリ18と命令格納用メモリ19に保存される602乃至610の全ての命令と受信した再生命令nにおいて、ディスク搬送にかかる時間が少ない順に優先順位を設定しても良く、その優先順位の設定方法は限定されない。また前記再生命令nを受信した時に、既に命令格納用メモリ18と命令格納用メモリ19に保持されているディスク搬送命令と、光ディスク再生命令の数は限定されず、つまり前記再生命令nを受信した時に、命令格納用メモリ18と命令格納用メモリ19にディスク搬送命令と光ディスク再生命令は保持されていなくても良い。
<処理102:アクセス時間の算出方法>
図2の102の処理でデータアクセスコントロール部11が算出するアクセス時間の算出方法について図3を用いて詳細に説明する。
図3は、横軸は時間を示し、データアクセスコントロール部11が301の時刻に再生命令1を、302の時刻に再生命令2を、303の時刻に再生命令3を、304の時刻に再生命令4を、ホストインターフェース14を介して各々受信していることを示す。
ここで優先順位の設定方法はデータアクセスコントロール部11が再生命令を受信した順番とする。そのため各再生命令の優先順位は再生命令1、再生命令2、再生命令3、再生命令4の順番に高く設定される。しかし前記記載の通り、本発明の優先順位設定方法はこれに限定されない。またここでは、チェンジャー機構12が同時に搬送可能な光ディスク40は1枚とする。チェンジャー機構12が同時に搬送可能な枚数を1枚に限定することはライブラリ装置10の小型化と、搬送制御部17の制御簡易化に有効である。しかし本発明のチェンジャー機構12が同時に搬送可能な光ディスク40の枚数は限定されない。またここでは、301の時刻においてライブラリ装置10に具備される全ての光ディスク40はラック13に格納されている状態にあり、チェンジャー機構12は光ディスク40を搬送していない状態にあり、命令格納用メモリ18乃至19に命令は保存されていない状態にあるものとする。
前記再生命令のアクセス時間は、前記再生命令が再生を指定する光ディスク40を光ドライブ30まで搬送する搬送時間と、前記搬送された光ディスク40を光ドライブ30が再生可能な状態になるようロードするロード時間から構成される。
301の時刻において、データアクセスコントロール部11がホストインターフェース14を介して再生命令1を受信すると、データアクセスコントロール部11は、命令格納用メモリ18と命令格納用メモリ19にディスク搬送用命令と光ディスク再生命令が各々ないことを確認し、前記再生命令1の優先順位を最も高く設定する。そしてデータアクセスコントロール部11は、前記再生命令1をディスク搬送用命令1と光ディスク再生命令1に分けてディスク搬送命令保持用の命令格納用メモリ18と光ディスク再生命令保持用の命令格納用メモリ19に各々保存する。そしてデータアクセスコントロール部11は、命令格納用メモリ18に保存される全てのディスク搬送命令を確認する。301の時刻において命令格納用メモリ18にはディスク搬送命令1しか保存されていないため、ディスク搬送命令1が指定する光ディスク40の搬送は301の時刻に略等しい時間に開始される。そのため再生命令1のアクセス時間は搬送時間1とロード時間1を加算した時間T20となる。
302の時刻において、データアクセスコントロール部11がホストインターフェース14を介して再生命令2を受信すると、データアクセスコントロール部11は、ディスク搬送命令保持用の命令格納用メモリ18と光ディスク再生命令保持用の命令格納用メモリ19にディスク搬送命令1と光ディスク再生命令1があることを確認する。そしてデータアクセスコントロール部11は、再生命令2の優先順位を前記再生命令1の次に高い優先順位に設定して、前記再生命令2をディスク搬送用命令2と光ディスク再生命令2に分ける。そしてデータアクセスコントロール部11は、前記ディスク搬送用命令2と前記光ディスク再生命令2を、命令格納用メモリ18と命令格納用メモリ19に各々保存し、命令格納用メモリ18に保存される全てのディスク搬送命令を確認する。302の時刻において、命令格納用メモリ18にはディスク搬送命令2の他にディスク搬送命令1が保存されているため、ディスク搬送命令2が指定する光ディスク40の搬送は、ディスク搬送命令1が指定する光ディスク40の搬送終了時刻T10に開始される。そのため再生命令2のアクセス時間は前記時刻T10からディスク搬送命令2が指定する光ディスク40の搬送時間2とロード時間2を加算した時間T21となる。
同様にして再生命令3のアクセス時間は時間T22、再生命令4のアクセス時間は時間T23となる。
ところで、前記搬送時間は、チェンジャー機構12の待機位置からラック13に保存される光ディスク40までの移動時間と、ラック13から光ドライブ30までの移動時間から構成される。そのため、光ディスク40の搬送時間はチェンジャー機構12の待機位置と光ディスク40の格納場所によって異なる。そのため搬送時間1乃至4はチェンジャー機構12の待機位置と再生命令が指定する光ディスク40の格納場所に応じて、搬送時間1乃至4は最短の搬送時間を各々算出しても良いし、ライブラリ装置10において搬送時間が最も長い光ディスク40の搬送時間を搬送時間1乃至4に適用しても良い。
また、全ての光ドライブ30に光ディスク40が装着されている時に再生命令を受信した場合は、光ドライブ30から光ディスク40をイジェクトし、ラック13に搬送する必要がある。その場合の搬送時間は、チェンジャー機構12の待機位置から光ドライブ30までの移動時間と、光ドライブ30から前記イジェクトした光ディスク40を格納するラック13までの移動時間と、前記イジェクトした光ディスク40を格納したラック13から前記受信した再生命令が指定する光ディスク40を保存するラック13までの移動時間と、ラック13から光ドライブ30までの移動時間から構成される。この場合も光ディスク40の搬送時間はチェンジャー機構12の待機位置と光ディスク40の格納場所によって異なるため、前記同様の手法で搬送時間の算出を行う。
また、前記全ての光ドライブ30に光ディスク40が装着されており、且つ全ての光ドライブ30が光ディスク40を再生している場合は、前記ディスク搬送時間に光ドライブ30の再生終了までの時間を加算する必要がある。その場合、光ディスク40の再生終了までの時間は、ライブラリ装置10に具備される光ドライブ30の内、前記再生終了までの時間が最も短い時間としても良いし、前記光ディスク再生命令を受信した時間が最も古い光ドライブ30の再生終了までの時間としても良く、光ディスク40の再生終了までの時間の設定方法は限定されない。
<処理103:キャッシュメモリ16のデータ再生速度の算出方法とデータ再生方法 >
前記図2の103の処理において、データアクセスコントロール部11が算出するキャッシュメモリ16のデータ再生速度の算出方法とデータ再生方法について図4を用いて詳細に説明する。
図4は、横軸は時間、縦軸はキャッシュメモリ16からデータを再生した総容量を示す。
キャッシュメモリ16が各々保持する前記一部のデータにおいて、個々のデータはブロック1乃至nから構成される。前記ブロックは誤り訂正可能なデータサイズとする。また1ブロックのデータ転送時間をΔtb[s]とする。前記Δtb[s]はキャッシュメモリ16特有の値であり、データアクセスコントロール部11は前記Δtb[s]の値を予め保持する。
キャッシュメモリ16のデータ再生は、前記ブロックの再生を連続して行わず、各ブロックの再生の間にΔtw[s]間再生を停止するウェイト1乃至nを入れて、データ再生と停止を繰り返す間欠動作を実行することで実行される。前記ウェイトのΔtw[s]を変化させることで、キャッシュメモリ16のデータ再生速度は変化される。そのため再生速度の計算は前記停止時間Δtwを計算することになり、前記アクセス時間とキャッシュメモリ16に保存されている個々のデータのサイズから前記ウェイト1乃至nの停止時間Δtw[s]を算出する。前記停止時間Δtwの算出には(数式1)を用いる。

(停止時間Δtw)
=((アクセス時間)−(1ブロックデータの転送時間Δtb)×n))/n
(数式1)

前記(数式1)において停止時間Δtwが0以下となる時は、停止時間Δtwは0とする。前記停止時間Δtwが負の値を示す時は、前記間欠動作をすることなくキャッシュメモリ16の再生を行ったとしても、キャッシュメモリ16が保持する前記一部のデータについて、全てのデータをキャッシュメモリ16から再生する前に光ディスク40の再生は可能となる状態を示しており、その場合は、キャッシュメモリ16に保持される全てのデータを再生してから、光ディスク40の再生に切り替えても良いし、光ディスク40の再生が可能となった時に、キャッシュからの再生を停止して、光ディスク40の再生を行っても良い。また前記停止時間Δtwの値が、ホストコンピュータ20が設定するタイムアウト値よりも大きいと、ホストコンピュータ20はライブラリ装置10の再生をタイムアウトエラーとして処理する。そのため、複数の再生命令を略等しい時間に受信して、一部の再生命令のアクセス時間が大きく算出される場合においても前記タイムアウトエラーを回避するようにキャッシュメモリ16に保持されるデータ量は決定される。前記キャッシュメモリ16に保持されるデータ容量は、例えばホストコンピュータ20が設定するタイムアウト値は7.5[s]として、またライブラリ装置10に搭載される光ドライブ30の数と同じ数の再生命令を同時に受信しても、ホストコンピュータ20へのデータ再生がタイムアウトエラーとならないように、決定される。しかし本発明において、キャッシュメモリ16に保持される前記各データ容量はこれに限定されない。また停止時間Δtwの算出方法について(数式1)を用いると記載したが、停止時間Δtwの算出方法に(数式1)を用いず、ホストコンピュータ20に設定されていると想定されるタイムアウト値を停止時間Δtwに設定して、前記キャッシュメモリ16の再生速度を一様にしても良い。
<処理111:キャッシュメモリ16が保持するデータと光ディスク40への再生切り替え方法 >
キャッシュメモリ16が保持する前記一部のデータと、図2の111の処理でデータアクセスコントロール部11がキャッシュメモリ16から光ディスク40へ再生を切り替える方法について図5と図7を用いて詳細に説明する。
図5はデータアクセスコントロール部11がキャッシュメモリ16から光ディスク40へ再生を切り替える第1の方法を示す。
図5はラック13に保持されるM枚の光ディスク40と、各光ディスク40に記録されているデータと、キャッシュメモリ16が保持する前記一部のデータと、キャッシュメモリ16から光ディスク40へ再生を切り替える際の、光ディスク40の再生開始位置400を示す。
キャッシュメモリ16が保持する光ディスク40に記録されているデータの先頭を含む一部のデータとは、例えば各光ディスク40に記録されているD1[バイト]のデータの内、先頭のF1[バイト]であり、キャッシュメモリ16から光ディスク40への再生の切り替え方法は、キャッシュメモリ16からF1[バイト]再生した続きの再生開始位置400から光ディスク40を再生する方法がある。しかし、本発明のキャッシュメモリ16が保持するデータと、キャッシュメモリ16から光ディスク40への再生切り替え方法は、これに限定されない。
キャッシュメモリ16が保持するデータと、キャッシュメモリ16から光ディスク40への第2の再生切り替え方法について図7を用いて説明する。
図7はラック13に保持されるM枚の光ディスク40の内の1枚の光ディスクと、前記光ディスク40に記録されているファイル1乃至Mと、前記キャッシュメモリ16が保持する前記一部のデータと、キャッシュメモリ16から光ディスク40へ再生を切り替えた際の再生開始位置400とを示す。
前記キャッシュメモリ16が保持する前記一部のデータとは、例えば各光ディスク40に記録されているデータのファイルの先頭F2[バイト]であり、キャッシュメモリ16から光ディスク40への再生の切り替え方法は、キャッシュメモリ16からF2[バイト]再生した続きの再生開始位置400から光ディスク40を再生する方法がある。
ここで、図5と図7に示すキャッシュメモリ16に保持されるデータは、ライブラリ装置10が光ドライブ30を用いて光ディスク40に記録を行う際に、予め定めたサイズの前記先頭データをキャッシュメモリ16に記録しても良いし、記録する光ディスク40が保管されるラック13の場所に応じて、サイズを変更して前記先頭データをキャッシュメモリ16に記録しても良く、その記録方法は限定されない。
このようにライブラリ装置10は、光ディスク40に記録されているデータの先頭を含む一部のデータをキャッシュメモリ16に各々保持して、ホストコンピュータからの再生命令受信時間から光ディスク40の再生が可能となるまでの時間であるアクセス時間を算出する。そしてライブラリ装置10は、前記アクセス時間からキャッシュメモリ16からの再生速度を算出し、前記算出した再生速度に従ってホストコンピュータ20からの再生命令受信時間から光ディスクの再生が可能となるまでの時間はキャッシュメモリ16からの再生を実施する。そして、光ディスク40の再生が可能となった時点でキャッシュメモリ16から光ディスク40へデータの再生を切り替えることで、ライブラリ装置10は、複数の再生命令を同時に受信した場合にもおいても、キャッシュメモリ16の容量を抑制させた上で、ホストコンピュータ20のタイムアウトエラーを回避することができる。
実施例2では本発明を、実施例1記載のライブラリ装置10を情報記録再生装置として、少なくとも1台の情報記録再生装置から構成されるライブラリ装置と前記ライブラリ装置を制御するホストサーバから構成されるライブラリシステムに適用した場合の実施例について説明する。
実施例2のライブラリシステムの構成ならびに動作を、図面を参照しながら詳述する。
以下、実施例1と相違する点についてのみ説明し、前記の図と同一の機能を有する部品には同一の符号を付して、その繰り返しの説明は省略する。図8は実施例2におけるライブラリシステム800のブロック図である。
本実施例のライブラリシステム800は、ホストサーバ1003とライブラリ装置1000から構成される。
ホストサーバ1003はライブラリ装置1000の動作全般を制御する機能を備えており、バス1002を介して所定のホストコンピュータ20から受信する命令に従ってライブラリ装置1000内部に具備される所定の情報記録再生装置1006にデータを記録再生する。
図9はホストサーバ1003の構成図である。
ホストサーバ1003はデータアクセスコントロール部11と、キャッシュメモリ16と、命令格納用メモリ18と、命令格納用メモリ19と、インターフェース100304と、インターフェース100305とで構成される。
データアクセスコントロール部11はインターフェース100305を介してホストコンピュータ20から再生命令を受信する。データアクセスコントロール部11は、前記再生命令に優先順位を設定した上で、実施例1同様の手法でディスク搬送命令と光ディスク再生命令をライブラリ装置1000にインターフェース100304を介して送信する。また、ライブラリ装置1000から100304を介して再生データを受信し、インターフェース100305を介してホストコンピュータ20に送信する。実施例2における詳細な優先順位の設定方法については後述する。
図10は実施例2における情報記録再生装置1006の構成図である。本実施例における情報記録再生装置1006が実施例1記載のライブラリ装置10と相違する点は、キャッシュメモリ16と、命令格納用メモリ18と、命令格納用メモリ19とを具備しない点と、データアクセスコントロール部11に代わり装置制御部50が具備された点である。
装置制御部50は、データアクセスコントロール部11からホストインターフェース14を介して受信するディスク搬送命令と光ディスク再生命令を、搬送制御部17とドライブインターフェース15を介して光ドライブ30に各々送信する。また装置制御部50は、前記搬送完了信号と、前記ドライブステート信号と光ディスク40の再生データを前記データアクセスコントロール部11にホストインターフェース14を介して送信する。
<処理101:実施例2における受信した再生命令の優先順位の設定方法>
実施例2における再生命令の優先順位の設定方法について図11を用いて詳細に説明する。
実施例2のアーカイブシステム1000では複数の情報記録再生装置1006を有していることから、前記再生命令の優先順位は情報記録再生装置1006毎に独立して設定可能である。これは、チェンジャー機構12が情報記録再生装置1006毎に具備されているため、互いに異なる情報記録再生装置1006に具備される光ディスク40は独立して搬送可能であるためである。これにより、情報記録再生装置1内に具備される光ディスク40の再生を要求する再生命令n(600)は、同じく情報記録再生装置1内に具備される光ディスク40の再生を要求する601乃至605のディスク搬送命令と、607乃至610の光ディスク再生命令を用いて、前記実施例1と同様の手法で優先順位は決定される。同様にまた、情報記録再生装置N内に具備される光ディスク40の再生を要求する再生命令o(700)は、同じく情報記録再生装置N内に具備される光ディスク40の再生を要求する701乃至705のディスク搬送命令と、707乃至710の光ディスク再生命令を用いて、前記実施例1と同様の手法で優先順位は決定される。
このように少なくとも1台の実施例1記載のライブラリ装置10を情報記録再生装置1006として相互に接続して構成されるライブラリシステム800において、情報記録再生装置1006を制御するホストサーバ1003にキャッシュメモリ16と、命令格納用メモリ18と、命令格納用メモリ19と、が具備されることで、各情報記録再生装置1006にはキャッシュメモリ16と、命令格納用メモリ18と、命令格納用メモリ19と、を持つことが不要となる。そしてライブラリシステム800は、複数の再生命令を同時に受信した場合にもおいても、キャッシュメモリ16の容量を抑制させた上で、ホストコンピュータ20のタイムアウトエラーを回避することが可能となり、また情報記録再生装置1006に具備される全光ディスク40の再生処理をホストサーバが一元管理することが可能となる。
実施例3では本発明を、実施例2における情報記録再生装置1006を、チェンジャー機構12が具備されない、データの記録再生が可能なディスクと、前記ディスクを記録再生可能なドライブが一体となった、例えばハードディスクドライブのような情報記録再生装置として構成されるライブラリシステムに適用した場合の実施例について説明する。
実施例2のライブラリシステムの構成ならびに動作を、図面を参照しながら詳述する。
以下、実施例1乃至2と相違する点についてのみ説明し、前記の図と同一の機能を有する部品には同一の符号を付して、その繰り返しの説明は省略する。図12は実施例3におけるライブラリシステム900のブロック図である。
本実施例におけるライブラリシステム900が実施例2記載のライブラリシステム800と相違する点は、情報記録再生装置1206はチェンジャー機構を具備せず、データの記録再生が可能なディスクと、前記ディスクを記録再生可能なドライブが一体となった、例えばハードディスクドライブのような装置で構成される点である。
実施例3のライブラリシステム900の再生動作について説明する。図13は実施例3におけるライブラリシステム900の再生動作処理のフローチャートである。
本実施例におけるライブラリシステム900の再生動作が、実施例1乃至2記載のライブラリシステム900の再生処理と相違する点は、104乃至109の処理が削除され、103の処理を完了したら110の処理を実行する点にある。これは前記記載の通り、ライブラリシステム900は前記ディスクと前記ドライブが一体となった装置で構成されることから、チェンジャー機構を不要とし、前記ディスクの搬送も不要になったためである。
このように、情報記録再生装置1206を前記ディスクと前記ドライブが一体となった構成とすることで、前記ディスクの搬送を不要とするため、ライブラリシステム900は、前記アクセス時間を短縮することが可能となり、より容量を抑制したキャッシュメモリ16でホストコンピュータ20のタイムアウトエラーを回避することができる。
10・・・ライブラリ装置
11・・・データアクセスコントロール部
12・・・チェンジャー機構
13・・・ラック
14・・・ホストインターフェース
15・・・ドライブインターフェース
16・・・キャッシュメモリ
17・・・搬送制御部
18・・・命令格納用メモリ
19・・・命令格納用メモリ
20・・・ホストコンピュータ
30・・・光ドライブ
40・・・光ディスク
50・・・装置制御部
800・・・ライブラリシステム
900・・・ライブラリシステム
1000・・・ライブラリ装置
1002・・・バス
1003・・・ホストサーバ
1004・・・インターフェース
1005・・・バス
1006・・・情報記録再生装置
1200・・・ライブラリ装置
1206・・・情報記録再生装置
100304・・・インターフェース
100305・・・インターフェース

Claims (17)

  1. 複数の情報記録媒体に対して情報を記録再生するライブラリ装置であって、
    情報記録媒体に情報の記録および再生可能な情報記録再生ドライブと、
    少なくとも前記情報記録媒体に記録されているデータの先頭を含む一部のデータを各々保持するキャッシュと、
    前記複数の情報記録媒体が保管されている格納部と、
    前記複数の情報記録媒体を再生する再生命令を受信し、前記情報記録再生ドライブで再生したデータと、前記キャッシュから再生したデータを送信可能なホストインターフェース部と、
    前記インターフェース部で受信した複数の再生命令に各々優先順位を設定可能なデータアクセスコントロール部と、を備え、
    前記データアクセスコントロール部は、
    前記複数の再生命令を受信すると、
    前記優先順位に従って、情報記録再生ドライブが前記再生命令の対象である情報記録媒体の再生準備をするように制御し、
    前記優先順位と、前記再生準備に要する時間と、前記キャッシュに保持されている前記一部のデータの容量から、前記データ再生速度を各々算出し、
    前記再生準備が完了するまでは前記算出したデータ再生速度で前記キャッシュから前記一部のデータを再生してインターフェース部から送信し、
    前記再生準備が完了したら、前記キャッシュから再生したデータの続きから、前記情報記録媒体の再生データをインターフェース部から送信するように制御する
    ことを特徴とするライブラリ装置。
  2. 請求項1記載のライブラリ装置であって、
    前記キャッシュが保持するデータの一部とは、少なくとも前記情報記録媒体に記録されるデータの先頭または、前記情報記録媒体に記録されるファイルの先頭とすることを特徴とするライブラリ装置。
  3. 請求項1記載のライブラリ装置であって、
    前記情報記録媒体を前記格納機構と前記情報記録再生ドライブに搬送可能なチェンジャー機構を有し、前記再生準備に要する時間とは、前記格納機構から前記情報記録再生ドライブに前記チェンジャー機構を用いて情報記録媒体を搬送する時間と、
    前記情報記録再生ドライブが前記情報記録媒体をローディングして、再生可能となるまでの時間を加算した時間であることを特徴とするライブラリ装置。
  4. 請求項1記載のライブラリ装置であって、
    前記キャッシュに保持されるデータ容量は情報記録再生ドライブの数に従って設定されることを特徴とするライブラリ装置
  5. 請求項1記載のライブラリ装置であって、
    前記データアクセスコントロール部が算出する前記データ再生速度は予め定めた値とすることを特徴とするライブラリ装置。
  6. 請求項1記載のライブラリ装置であって、
    前記優先順位は、前記再生命令を受信した順番とすることを特徴とするライブラリ装置。
  7. 請求項1記載のライブラリ装置であって、
    前記優先順位は、前記再生命令の内再生データ容量の小さい順番とすることを特徴とするライブラリ装置。
  8. 請求項1記載のライブラリ装置であって、
    前記優先順位は、前記再生命令と共に受信し、前記受信した優先順位に従って設定することを特徴とするライブラリ装置。
  9. 請求項1記載のライブラリ装置であって、
    前記再生速度は前記再生命令が指定する前記情報記録媒体の保管場所に従って、各々算出されることを特徴とするライブラリ装置。
  10. 複数の情報記録媒体に情報の記録および再生が可能なライブラリ再生方法であって、
    前記情報記録媒体に情報の記録および再生可能な第1の記録再生手段と、
    前記複数の情報記録媒体に記録されているデータの先頭を含む一部のデータを各々保持するキャッシュからデータの再生が可能な第2の再生手段と、を有し、
    複数の再生命令を受信すると、受信した複数の再生命令に各々優先順位を設定する第1のステップと、
    前記第1のステップで設定した優先順位に従って、前記再生命令の対象である情報記録媒体の再生準備をする第2のステップと、
    前記第1のステップで設定した優先順位と、前記第2のステップが完了するまでの時間と、前記キャッシュに保持されている前記一部のデータの容量からデータ再生速度を各々算出し、前記第2のステップが完了するまでは前記算出したデータ再生速度で前記第2の記録再生手段を用いてデータの再生を行う第3のステップと、
    前記第2のステップが完了したら、前記第2の記録再生手段で再生したデータの続きのデータから、前記第1の記録再生手段から前記情報記録媒体の再生を開始する第4のステップと、
    を有することを特徴とするライブラリ再生方法。
  11. 請求項10記載のライブラリ再生方法であって、
    前記キャッシュが保持するデータの一部とは、少なくとも前記情報記録媒体に記録されるデータの先頭または前記情報記録媒体に記録されるファイルの先頭とすることを特徴とするライブラリ再生方法。
  12. 請求項10記載のライブラリ再生方法であって、
    前記キャッシュに保持されるデータ容量は前記第1の記録再生手段の数に従って設定されることを特徴とするライブラリ再生方法
  13. 請求項10記載のライブラリ再生方法であって、
    前記データ再生速度は予め定めた値とすることを特徴とするライブラリ再生方法。
  14. 請求項10記載のライブラリ再生方法であって、
    前記優先順位は、前記再生命令を受信した順番とすることを特徴とするライブラリ再生方法。
  15. 請求項10記載のライブラリ再生方法であって、
    前記優先順位は、前記再生命令の内再生データ容量の小さい順番とすることを特徴とするライブラリ再生方法。
  16. 請求項10記載のライブラリ再生方法であって、
    前記優先順位は、前記再生命令と共に受信し、前記受信した優先順位に従って設定することを特徴とするライブラリ再生方法。
  17. 情報記録再生装置と、サーバからなるライブラリシステムであって、
    前記情報記録再生装置は、情報記録媒体に情報の記録および再生可能な情報記録再生ドライブと、前記複数の情報記録媒体が保管されている格納機構と、を有し、
    前記サーバは、複数の情報記録再生装置と接続可能であり、
    前記複数の情報記録媒体に記録されているデータの先頭を含む一部のデータを各々保持するキャッシュと、
    前記複数の情報記録媒体を再生する再生命令を受信し、前記情報記録再生ドライブで再生したデータと、前記キャッシュから再生したデータを送信可能なインターフェース部と、
    前記情報記録ドライブの記録および再生制御が可能であり、
    前記インターフェース部で受信した複数の再生命令に各々優先順位を設定し、
    データ再生速度を算出可能なデータアクセスコントロール部と、を有し、
    前記データアクセスコントロール部は、
    前記複数の再生命令を受信すると、
    前記優先順位に従って、情報記録再生ドライブが前記再生命令の対象である情報記録媒体の再生準備をするように制御し、
    前記優先順位と、前記再生準備に要する時間と、前記キャッシュに保持されている前記一部のデータの容量から、前記データ再生速度を各々算出し、前記再生準備が完了するまでは前記算出したデータ再生速度で前記キャッシュから前記一部のデータを再生してインターフェース部から送信し、
    前記再生準備が完了したら、前記キャッシュから再生したデータの続きのデータから、前記情報記録媒体の再生を開始してインターフェース部から送信ように制御する
    ことを特徴とするライブラリシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110334246A (zh) * 2019-07-08 2019-10-15 北京字节跳动网络技术有限公司 一种数据请求处理方法、装置、终端设备及存储介质

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