JP2014190122A - 電気錠装置、プログラム、電気錠装置の解錠方法および電気錠システム - Google Patents

電気錠装置、プログラム、電気錠装置の解錠方法および電気錠システム Download PDF

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Abstract

【課題】電気錠装置の解錠時の操作性を向上させる。
【解決手段】携帯端末のCPUが、アプリケーションプログラムに従って、ユーザに解錠のための暗証番号を入力させ、入力された暗証番号の認証処理を行う。認証に成功した場合に携帯端末のCPU、認証成功フラグをセットし、認証情報を無線通信により電気錠装置に送信する。一方、電気錠装置のコントローラは、携帯端末より認証情報を取得すると、この認証情報をもとに施解錠機構を解錠する。解錠完了後、解錠完了を携帯端末に通知する。携帯端末のCPUは、この通知を受けて認証成功フラグをリセットする。
【選択図】図7

Description

本発明は、電気的な制御により錠前の施解錠が行われる電気錠装置、この電気錠装置を解錠させる暗証番号を入力することが可能なコンピュータ用のプログラム、電気錠装置の解錠方法および電気錠システムに関する。
従来より、各種扉の錠前部分には、不審者の侵入を回避するため、防犯性に富んだ電気錠装置が採用されている。この種の電気錠装置では、特定の施解錠信号により、例えばモータやソレノイドなどの駆動手段を駆動し、デッドボルトを扉枠のストライクの係止穴に対して進退させることで電気錠を施解錠している。
ところで、近年では、通常の鍵穴挿入式の金属製の鍵に代わり、例えばリモコンキーや非接触式IDカードなどのIDキーを用いた電気錠システムが提案されている。この種の電気錠システムでは、予め施解錠用のIDコードをIDキーに記憶させておき、電気錠の施解錠時にIDキーからIDコードを読み取り、読み取ったIDコードを正常認証したときのみ電気錠を施解錠制御している。
さらに、近年では、リモコンキーや非接触式IDカードなどのIDキーに代えて携帯電話などの携帯端末を使って電気錠を解錠する電気錠システムも提案されている。この種の電気錠システムでは、携帯端末を使ってユーザによって暗証番号が入力されると、その暗証番号が携帯端末の無線通信機能を使って電気錠に送信される。電気錠のコントローラは、受信した暗証番号と予め登録された暗証番号と比較し、一致すれば、電気錠を解錠するように制御を行う(特許文献1参照)。
特開2011−94292号公報
特許文献1に開示される技術によれば、電気錠の制御機と携帯端末との間で無線によりデータ伝送路が確立したことをもって、携帯端末において暗証番号の入力画面などの表示を含むアプリケーションプログラムが起動される仕組みとなっている。
しかし、このような仕組みでは、ユーザが携帯端末に暗証番号を入力し、携帯端末から電気錠の制御機にその暗証番号が送信されるまでの間、電気錠の制御機と携帯端末との間で無線によりデータ伝送路が確立されている必要がある。このためユーザは、携帯端末においてアプリケーションプログラムが起動されたなら、電波環境が変化しないように、その場に立ち止まって暗証番号を入力しなければならなかった。電気錠の制御機の近くで暗証番号を入力することが最も確実であるが、結果的に扉の手前でユーザが急いで暗証番号を入力するなど、慌しい操作が強いられる。
また、電気錠の制御機からデバイスの探索のための電波を定常的に放出させるように構成された場合、消費電力が高くなる。電気錠および制御機を商用電源に接続して使用する場合はよいが、電池だけで動作させるスタンドアロンタイプの電気錠の場合には、定常的に電波を放出させることによる電力消費は、電池交換サイクルを著しく早め、保守コストが増大する。
その他、スタンドアロンタイプの電気錠装置には様々な課題が残されており、その解決が求められている。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、解錠時の操作性を向上させることのできる電気錠装置、プログラム、電気錠装置の解錠方法および電気錠システムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る電気錠装置は、錠前を電気的に施解錠する施解錠機構と、無線通信を行う無線通信部と、ユーザに解錠のための暗証番号を入力させ、この入力された暗証番号の認証処理を行い、前記認証に成功した場合に認証情報を無線送信することが可能な携帯端末より、前記無線通信部を通じて前記認証情報を取得し、この認証情報をもとに前記施解錠機構を解錠させる制御部とを具備する。
ここで、携帯端末は、ユーザに解錠のための暗証番号を入力させ、この入力された暗証番号の認証処理をローカルに行い、さらに、認証に成功した場合に認証情報を無線送信することを可能としたものである。本発明の一形態に係る電気錠装置において、制御部は、無線通信部を通じて、携帯端末より暗証番号の認証に成功したことを示す認証情報を取得した場合、この認証情報をもとに施解錠機構を解錠させるように制御を行う。すなわち、本発明の電気錠装置は、携帯端末との無線接続の状態に関わらず、ユーザからの暗証番号の入力、暗証番号の認証などが携帯端末上で完結する。このため、ユーザは、随時、移動しながらであっても暗証番号を入力できる。よって、本発明により、解錠時の操作性が向上する。
本発明に係る電気錠装置は、解錠ボタンをさらに具備し、前記制御部は、前記解錠ボタンが操作されたこと検出したとき、前記無線通信部を起動させて前記携帯端末との接続を試みるものであってよい。
本発明によれば、解錠ボタンがユーザ3により操作されてはじめて電気錠装置の制御部は携帯端末との無線通信による接続を試みる。解錠ボタンがユーザにより操作されたということは、携帯端末が電気錠装置から十分近い位置に存在することを意味するので、電気錠装置と携帯端末との無線接続が確立することがほぼ保証される。したがって、電気錠装置の無線通信部が無駄に電力を消費させている状況が生まれなくなる。また、電池の電力だけで動作させるスタンドアロンタイプの電気錠装置において、電池交換サイクルを引き伸ばすことができるなど、保守の簡素化を図れる。
さらに、本発明では、解錠ボタンがユーザにより操作される以前に、携帯端末において暗証番号の入力とその認証が完了しているので、解錠ボタンがユーザにより操作された後、無線通信部を通じて携帯端末から認証情報を受け取るだけでよい。これにより、電気錠装置では、解錠ボタンがユーザ3により操作されてから速やかに解錠の制御に移行することができる。
本発明に係る電気錠装置は、前記制御部は、前記認証情報をもとに前記施解錠機構を解錠させた場合にその旨を前記携帯端末に無線で通知するものであってよい。
携帯端末は、電気錠装置から、その通知を受けて、認証結果を初期化することができる。これにより、一回の暗証番号の入力および認証に対して一回の解錠制御を対応付けることができる。言い換えれば、解錠の度にユーザは毎回暗証番号を入力しなければならない仕組みを確保することができる。
本発明の別の側面に係るプログラムは、電気錠装置を解錠させるための暗証番号の入力をユーザより受け付けるステップと、前記入力された暗証番号の認証を行うステップと、前記認証に成功したことを示す認証情報を前記電気錠装置に無線で送信するステップとをコンピュータに実行させるプログラムである。
上記のプログラムは、前記認証に成功すると前記認証に成功したことを示すフラグをセットし、前記電気錠装置より解錠が完了した通知を受けて、前記フラグをリセットするステップをさらに有するものであってよい。
これにより、解錠の度にユーザは毎回暗証番号を入力しなければならない仕組みを確保することができる。
本発明の別の側面に係る電気錠装置の解錠方法は、携帯端末の制御部が、ユーザに解錠のための暗証番号を入力させるステップと、前記携帯端末の制御部が、前記入力された暗証番号の認証処理を行うステップと、前記携帯端末の制御部が、前記認証に成功した場合に認証情報を無線通信により電気錠装置に送信するステップと、前記電気錠装置の制御部が、前記携帯端末より前記認証情報を取得するステップと、前記電気錠装置の制御部が、前記取得した認証情報をもとに解錠を行うステップとを有する。
上記の電気錠装置の解錠方法は、前記電気錠装置の制御部が、ユーザから無線通信の開始の指示を受け付ける解錠ボタンの操作を検知するステップと、前記電気錠装置の制御部が、前記解錠ボタンの操作されたこと検知したとき、前記携帯端末との無線通信を開始させるステップとをさらに含むものであってよい。
本発明の別の側面に係る電気錠システムは、電気錠装置と、ユーザに前記電気錠装置を解錠させるための暗証番号を入力させ、この入力された暗証番号の認証処理を行い、前記認証に成功した場合に認証情報を無線送信することが可能な携帯端末と、を具備し、前記電気錠装置は、錠前を電気的に施解錠する施解錠機構と、無線通信を行う無線通信部と、前記携帯端末より、前記無線通信部を通じて前記認証情報を取得し、この認証情報をもとに前記施解錠機構を解錠させる制御部とを具備する。
本発明によれば、解錠時の操作性が向上する。
本発明の一実施形態に係る電気錠システムの全体的な構成を示す図である。 扉に固定された電気錠装置の外観図である。 電気錠装置の電気的な構成を示すブロック図である。 携帯端末の外観を示すブロック図である。 携帯端末の電気的な構成を示すブロック図である。 電気錠解錠用のアプリケーションプログラムに基づく携帯端末の動作を示すフローチャートである。 電気錠装置がノーマルモードで動作している場合の電気錠装置と携帯端末の動作を示すフローチャートである。 電気錠装置が省電力モードで動作している場合の電気錠装置と携帯端末の動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る電気錠システムの全体的な構成を示す図である。
同図に示すように、本実施形態の電気錠システム10は、電気錠装置100と、携帯端末200とで構成される。
電気錠装置100は、扉1に固定され、電気的な制御によって扉1の施錠および解錠を行う装置である。
携帯端末200は、例えば、携帯電話、スマートフォンなど、ユーザ3が携帯可能な情報処理端末である。
電気錠装置100と携帯端末200とは互いに無線による伝送路5により相互に接続可能とされている。無線通信方式としては、電波を使用して双方向に無線通信が可能な方式、より具体的には、NFC(Near Field Communication:近距離無線通信)、Bluetooth(登録商標)(短距離無線通信)、無線LAN、Wi−Fi(Wireless Fidelity)、Wi−Fi directなどが挙げられる。
[電気錠装置100の構成]
次に、電気錠装置100の構成を詳細に説明する。
図2は、扉1に固定された電気錠装置100の外観図である。
電気錠装置100は、室外側のケース101と室内側のケース102とを有する。室外側のケース101と室内側のケース102は、扉1に貫通して設けられた埋め込み部を扉1の両側から挟み込むようにして連結具(図示せず)によって互いに連結されて扉1に固定される。
扉1の埋め込み部には、電気錠装置100の鍵ケース103が収容される。鍵ケース103の一端にはフロント基板104が設けられている。鍵ケース103には施解錠機構が収容されている。施解錠機構は、デッドボルト105を備え、このデッドボルト105をフロント基板104に設けられた開口部106を通じてフロント基板104の外側の表面より突出した施錠位置(図2に示す位置)と、フロント基板104の外側の表面より後退した解錠位置との間で移動させるためのデッドボルト駆動機構とを有する。デッドボルト駆動機構は、例えばモータやソレノイド等の動力源と、動力源の動力によりデッドボルト105を施錠位置と解錠位置との間で移動させるメカ系と、動力源を駆動する駆動回路とを備える。デッドボルト105は、施錠位置に在るとき、扉枠に取り付けられた受座(ストライク)のデッドボルト拘束用の凹部に挿入される。
また、鍵ケース103にはラッチボルト107が設けられている。このラッチボルト107は、フロント基板104に設けられた開口部108を通じてフロント基板104の外側の表面より突出した仮締め位置と、フロント基板104の外側の表面より後退した仮締め解除位置との間で進退移動自在に設けられている。ラッチボルト107はレバーハンドル109と連結され、レバーハンドル109の回動操作に連動して進退移動するように構成されている。レバーハンドル109は、軸部109aと、軸部109aの両端に設けられたハンドル部109bとで構成される。レバーハンドル109の各々のハンドル部109bは、室外側のケース101の室外側の表面と、室内側のケース102の室内側の表面よりそれぞれ突出させてある。ハンドル部109bは、人がそれを手で容易に回動操作することができるように、軸部109aの軸方向(扉1の厚み方向)に対して直交するラジアル方向に軸部109aから屈曲させた形状をなしている。そしてレバーハンドル109は、操作されていない間は、電気錠装置100に設けられた図示しない弾性部材による付勢力によって、ラッチボルト107が仮締め位置にあるときの所定の回動位置に定位している。
電気錠装置100には、さらに、送受信アンテナ118が設けられている。図2では、送受信アンテナ118として平面アンテナを採用し、この平面アンテナである送受信アンテナ118を室外側のケース101に取り付けた場合を想定している。但し、送受信アンテナ118は、必ずしも平面アンテナである必要はない。
電気錠装置100には、さらに解錠ボタン119が設けられている。この解錠ボタン119は、ユーザ3からの解錠のための無線通信の開始指示を受け付けるための手段である。図2では、解錠ボタン119は、室外側のケース101の正面の位置に設けられている。
[電気錠装置100の電気的な構成]
図3は、電気錠装置100の電気的な構成を示すブロック図である。
同図に示すように、電気錠装置100は、コントローラ110と、無線通信制御部112と、解錠ボタン操作検知部113と、施解錠駆動部114と、バッテリ部115とをさらに備える。
コントローラ110は、CPU(Central Processing Unit)と、メインメモリ、ROM(Read Only Memory)などで構成され、電気錠装置100の全体的な制御を行う。
解錠ボタン操作検知部113は、解錠ボタン119の操作を検知してコントローラ110に検知結果を通知する。
無線通信制御部112は、上記の送受信アンテナ118を用いて携帯端末200との間での無線通信のための制御を行う。無線通信制御部112は、コントローラ110から無線通信の開始の指示を受けると、送受信アンテナ118を使った無線通信のシーケンスを実行する。例えば、通信相手の検索処理、通信相手との接続処理、上記の認証情報などのメッセージの送受信などを実行する。
施解錠駆動部114は、コントローラ110からの施解錠に関する制御信号に従って施解錠機構120のデッドボルト駆動機構121を駆動する。施解錠駆動部114は、コントローラ110より施錠のための制御信号を受けると、デッドボルト105を施錠位置に移動させるようにデッドボルト駆動機構121を駆動する。また、施解錠駆動部114は、コントローラ110より解錠のための制御信号を受けると、デッドボルト105を施錠位置から解錠位置に移動させるようにデッドボルト駆動機構121を駆動する。
バッテリ部115は、電気錠装置100を動作させるために必要な電力を供給する。バッテリ部115は、例えば、一次電池、あるいはリチウム電池などの二次電池などの電池と、電池から各部への電力の供給を制御する電源回路とを有する。
この電気錠装置100は電力的にスタンドアロンの形式をとっている。すなわち、電気錠装置100はバッテリ部115の電力のみを使用でき、外部、例えば商用電源を取り込んで利用するようには構成されていない。このように電力的にスタンドアロンの形式の電気錠装置100は、取り付け場所に電源を引き込むための工事が不要であるなどの多くの利点を有する。その反面、電池の交換のための定期的な保守や、省電力化のための改良が必要である。
本実施形態の電気錠装置100には省電力化のために省電力モードとノーマルモードが用意されている。
省電力モードは、必要な場合にのみ、送受信アンテナ118からの電波の放出をオンにさせるモードである。これに対してノーマルモードは送受信アンテナ118からの電波の放出を定常的にオンにさせるモードである。
省電力モード時は、コントローラ110は、解錠ボタン操作検知部113からの解錠ボタン操作の検知結果を待機し、解錠ボタン操作の検知結果を受けると、無線通信制御部112に無線通信の開始を指示する。これにより、解錠ボタン119が操作されない限り、電気錠装置100の送受信アンテナ118から電波が放出されず、バッテリ部115の電力が無駄に消費されるのを防止できる。
[携帯端末200の構成]
次に、携帯端末200の構成を説明する。
図4は携帯端末200の外観を示すブロック図である。
図5は携帯端末200の電気的な構成を示すブロック図である。
これらの図に示すように、携帯端末200は、CPU201、メインメモリ202、不揮発性メモリ203、ディスプレイ204、タッチパネル205、送受信アンテナ206、無線通信制御部207、電話機能部208、システムバス209などを備えて構成される。
CPU201は、メインメモリ202にロードされたアプリケーションプログラムを実行するための演算および各部の制御を行う。
メインメモリ202は、CPU201によって実行されるアプリケーションプログラム、演算途中のデータ、各種のフラグなどを記憶する。
不揮発性メモリ203は、アプリケーションプログラムに従ってユーザ3により設定された暗証番号などを格納する。
ディスプレイ204は、アプリケーションプログラムの実行画面(図4の符号210)などを表示する。
タッチパネル205は、ディスプレイ204と一体化して設けられ、アプリケーションプログラムの実行画面においてユーザ3により選択された座標データを入力する。座標データは、アプリケーションプログラムに従ってたとえばテンキーの各々のキーに割り当てられたコードに変換される。
無線通信制御部207は、送受信アンテナ206を用いて電気錠装置100との間での無線通信のための制御を行う。
携帯端末200のCPU201は、メインメモリ202に格納された電気錠解錠用のアプリケーションプログラムにしたがって、電気錠装置100を解錠させるための一連の制御を実行する。
[電気錠システム10の動作]
図6は、電気錠解錠用のアプリケーションプログラムに基づく携帯端末200の動作を示すフローチャートである。
携帯端末200において電気錠解錠用のアプリケーションプログラムが起動されると(ステップS101)、携帯端末200のCPU201は、このアプリケーションプログラムに従って、解錠用の暗証番号をユーザ3に入力させるためのテンキーなどの入力環境をディスプレイ204に表示させる(ステップS102)。
次に、CPU201は、テンキーなどの入力環境を使ってユーザ3より入力された暗証番号を取得し(ステップS103)、この暗証番号が正しい番号であるかどうかを判定する認証処理を行う(ステップS104)。
なお、正しい暗証番号は、アプリケーションプログラムに従ってユーザ3によって予め設定され、不揮発性メモリ203内の決められた場所に格納される。格納された暗証番号は暗号化されることが望ましい。認証処理を行う場合には、暗号化に用いられた鍵情報を用いて復元すればよい。
上記の認証処理で認証に失敗した場合(ステップS104の認証NG)、CPU201は、アプリケーションプログラムに従って暗証番号の再入力を促す(ステップS106)。ここで、暗証番号の認証に連続してn回失敗した場合には(ステップS105のYES)、CPU201は、暗証番号の入力による解錠処理を強制終了させる(ステップS107)。このような事態が発生した場合には、ユーザ3は管理者にその旨を申し出て、管理者権限での暗証番号の再設定のためのリセットなどが行われる必要がある。このリセットにより、アプリケーションプログラムは初期状態に戻り、ユーザ3による暗証番号の設定をやり直すことが可能になる。
上記の認証処理で認証に成功した場合(ステップS104の認証OK)、CPU201は、認証成功フラグをセットして、認証成功の状態を保持する(ステップS108)。この後、CPU201は、送受信アンテナ206を用いた無線通信によるデバイス探索を開始させるように無線通信制御部207に指示を出す。これにより、携帯端末200において無線通信によるデバイス探索が開始される(ステップS109)。
以降の携帯端末200の動作は、電気錠装置100が省電力モードで動作しているかノーマルモードで動作しているかによって異なる。
[ノーマルモード時の動作]
図7は、電気錠装置100がノーマルモードで動作している場合の電気錠装置100と携帯端末200の動作を示すフローチャートである。
ノーマルモードでは、電気錠装置100の送受信アンテナ118からデバイス探索のための電波が定常的に放出されているため、携帯端末200を所持するユーザ3が扉1に接近したり、電気錠装置100の送受信アンテナ118の面に携帯端末200を接近させたりすることによって、相互の無線通信によるデバイス探索を経て相互の接続が完了する(ステップS201、S110)。
携帯端末200のCPU201は、電気錠装置100と接続されると、暗証番号の認証に成功したことを示す認証成功フラグをセットするとともに、同じく暗証番号の認証に成功したことを示す認証情報を電気錠装置100に無線で送信する(ステップS111)。
電気錠装置100のコントローラ110は、携帯端末200からの認証情報を受信すると(ステップS202)、この認証情報の正当性を判定する(ステップS203)。認証情報は、電気錠装置100のコントローラ110において予め固定的に決められたコード列などであってよい。認証情報が正当なものであれば(ステップS203のOK)、コントローラ110は、施解錠駆動部114に対して解錠のための制御信号を出力する。施解錠駆動部114は、コントローラ110からの解錠のための制御信号に従って、デッドボルト105を解錠位置に移動させるようにデッドボルト駆動機構121を駆動する。これにより、電気錠装置100が解錠される(ステップS204)。さらに、電気錠装置100のコントローラ110は、解錠の完了を携帯端末200に無線通信により通知する(ステップS205)。
携帯端末200のCPU201は、この解錠の完了の通知を受けると、認証成功フラグをリセットする(ステップS112)。
なお、電気錠装置100をノーマルモードで動作させる場合、無線通信方式にはNFCあるいはBluetooth(登録商標)など、通信距離が比較的短い方式を採用すべきである。ノーマルモードでは、互いに通信可能距離内に接近しただけで接続されてしまう可能性があるため、電気錠装置100が解錠されるタイミングが、実際にユーザ3が扉1を開放操作するタイミングより早すぎる場合が発生しかねない。したがって、通信距離がより短いNFCがより好適である。
[省電力モード時の動作]
次に、電気錠装置100が省電力モードで動作している場合を説明する。
図8は、電気錠装置100が省電力モードで動作している場合の電気錠装置100と携帯端末200の動作を示すフローチャートである。
この場合、電気錠装置100の送受信アンテナ118からデバイス探索のための電波ははじめからは放出されていない。したがって、携帯端末200を所持するユーザ3が扉1に接近しただけでは双方間での無線通信は開始されない。すなわち、電気錠装置100が省電力モードで動作している場合、携帯端末200を所持するユーザ3は、電気錠装置100の解錠ボタン119を操作しなければならない。
解錠ボタン119がユーザ3によって操作されると、解錠ボタン操作検知部113によってそのことが検知され、解錠ボタン操作検知部113からコントローラ110に検知信号が供給される(ステップS206)。
電気錠装置100のコントローラ110は、この検知信号を受けると、送受信アンテナ118を用いた無線通信によるデバイス探索を開始させるように無線通信制御部112に指示を出す。これにより、電気錠装置100において送受信アンテナ118を用いた無線通信によるデバイス検索が実行される(ステップS207)。
デバイス検索以降の動作はノーマルモード時と同じである。
すなわち、携帯端末200を所持するユーザ3が扉1に接近したり、電気錠装置100の送受信アンテナ118の面に携帯端末200を接近させたりすることによって、相互の無線通信によるデバイス探索を経て相互の接続が完了する(ステップS201、S110)。この後、認証成功フラグがセットされ、携帯端末200から電気錠装置100に認証情報が送信され(ステップS202、S111)、電気錠装置100にてその認証情報の確認が行われ(ステップS203)、解錠(ステップS204)、解錠完了の通知(ステップS205)、そして携帯端末200での認証成功フラグのリセットが行われる(ステップS112)。
なお、電気錠装置100を省電力モードで動作させる場合、無線通信方式にはNFC、Bluetooth(登録商標)、Wi−Fi directなど、どの方式を採用してもよい。但し、通信可能範囲が大きいほど、携帯端末200のユーザ3は扉1から離れた位置で暗証番号を入力して認証を開始させることができるという意味で、Wi−Fi directなどのWi−Fi方式がより好適である。また、通信可能範囲が大きいほど電力消費量が高いので、省電力モードによる省電力効果が活きる。
[本実施形態の効果]
以上、本実施形態の電気錠システム10によれば、次のような効果を得ることができる。
1.この電気錠システム10では、携帯端末200と電気錠装置100との無線接続の状態に関わらず、ユーザ3からの暗証番号の入力、暗証番号の認証などが携帯端末200上で完結する。このため、ユーザ3は、随時、移動しながらであっても暗証番号を入力できる。これにより、扉1の前でのユーザ3の停留時間を短縮できる。
2.電気錠装置100での暗証番号の管理が不要になるため、電気錠装置100において、例えば、暗証番号の登録/変更などのためのプログラムが不要になり、電気錠装置100内のメモリの容量などのリソースを低減できる。
3.無線通信方式として、NFCなどの通信距離が短い方式とノーマルモードとを組み合わせることによって、暗証番号の認証に成功したユーザ3以外の者が、扉1を通過してしまう危険を低減することができる。
4.解錠ボタン119がユーザ3により操作されてはじめて電気錠装置100の送受信アンテナ118を用いた無線通信によるデバイス探索を開始させる省電力モードを用意したことによって、電気錠装置100の消費電力を大幅に低減することができる。特に電池の電力だけで動作させるスタンドアロンタイプの電気錠装置100において、電池交換サイクルを引き伸ばすことができるなど、保守の簡素化を図れる。
5.さらに、本実施形態によれば、ユーザ3毎に好きな暗証番号を使用することができ、ユーザ3の操作性が向上する。
次に、上記の実施形態にかかる変形例を説明する。
<変形例1>
携帯端末200から電気錠装置100に送信される認証情報は、ユーザ3のID、携帯端末200に対して割り当てられたデバイスIDを含むものであってよい。
この場合、電気錠装置100に、ユーザ3のIDとデバイスIDとの組み合わせが予め登録されている必要がある。電気錠装置100のコントローラ110は、当該認証情報を受信すると、これに含まれるユーザ3のIDとデバイスIDとの組み合わせと、予め記憶されているユーザ3のIDとデバイスIDとの組み合わせとを照合し、一致する場合に解錠を行う。
<変形例2>
上記の実施形態では、認証情報は、電気錠装置100のコントローラ110において予め固定的に決められたコード列などを使用することとしたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、認証情報は、携帯端末200と電気錠装置100との間での無線による交信を通じて、管理者などの特定のユーザ3が任意に変更することができるようにしてもよい。変更された認証情報は携帯端末200の半導体メモリ203に格納され、暗証番号の認証処理で一致した場合に、その半導体メモリ203から読み出されて電気錠装置100に無線で送信される。
その他、本発明は、上述の実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
10…電気錠システム
100…電気錠装置
110…コントローラ
112…無線通信制御部
113…解錠ボタン操作検知部
114…施解錠駆動部
115…バッテリ部
118…送受信アンテナ
119…解錠ボタン
120…施解錠機構
121…デッドボルト駆動機構
200…携帯端末
201…CPU
202…メインメモリ
203…不揮発性メモリ
204…ディスプレイ
205…タッチパネル
206…送受信アンテナ
207…無線通信制御部
208…電話機能部

Claims (8)

  1. 錠前を電気的に施解錠する施解錠機構と、
    無線通信を行う無線通信部と、
    ユーザに解錠のための暗証番号を入力させ、この入力された暗証番号の認証処理を行い、前記認証に成功した場合に認証情報を無線送信することが可能な携帯端末より、前記無線通信部を通じて前記認証情報を取得し、この認証情報をもとに前記施解錠機構を解錠させる制御部と
    を具備する電気錠装置。
  2. 請求項1に記載の電気錠装置であって、
    解錠ボタンをさらに具備し、
    前記制御部は、前記解錠ボタンが操作されたこと検出したとき、前記無線通信部を起動させて前記携帯端末との接続を試みる
    電気錠装置。
  3. 請求項1に記載の電気錠装置であって、
    前記制御部は、前記認証情報をもとに前記施解錠機構を解錠させた場合にその旨を前記携帯端末に無線で通知する
    電気錠装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の電気錠装置を解錠させるための暗証番号の入力をユーザより受け付けるステップと、
    前記入力された暗証番号の認証を行うステップと、
    前記認証に成功したことを示す認証情報を前記電気錠装置に無線で送信するステップと
    をコンピュータに実行させるプログラム。
  5. 請求項4に記載のプログラムであって、
    前記認証に成功すると前記認証に成功したことを示すフラグをセットし、前記電気錠装置より解錠が完了した通知を受けて、前記フラグをリセットするステップ
    をコンピュータにさらに実行させるプログラム。
  6. 携帯端末の制御部が、ユーザに解錠のための暗証番号を入力させるステップと、
    前記携帯端末の制御部が、前記入力された暗証番号の認証処理を行うステップと、
    前記携帯端末の制御部が、前記認証に成功した場合に認証情報を無線通信により電気錠装置に送信するステップと、
    前記電気錠装置の制御部が、前記携帯端末より前記認証情報を取得するステップと、
    前記電気錠装置の制御部が、前記取得した認証情報をもとに解錠を行うステップと
    を有する電気錠装置の解錠方法。
  7. 請求項6に記載の電気錠装置の解錠方法であって、
    前記電気錠装置の制御部が、ユーザから無線通信の開始の指示を受け付ける解錠ボタンの操作を検知するステップと、
    前記電気錠装置の制御部が、前記解錠ボタンの操作されたこと検知したとき、前記携帯端末との無線通信を開始させるステップと
    をさらに有する電気錠装置の解錠方法。
  8. 電気錠装置と、ユーザに前記電気錠装置を解錠させるための暗証番号を入力させ、この入力された暗証番号の認証処理を行い、前記認証に成功した場合に認証情報を無線送信することが可能な携帯端末と、を具備し、
    前記電気錠装置は、
    錠前を電気的に施解錠する施解錠機構と、
    無線通信を行う無線通信部と、
    前記携帯端末より、前記無線通信部を通じて前記認証情報を取得し、この認証情報をもとに前記施解錠機構を解錠させる制御部と
    を具備する電気錠システム。
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