JP6478484B2 - 電気錠システムおよび電気錠システム制御方法 - Google Patents

電気錠システムおよび電気錠システム制御方法 Download PDF

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Description

本発明は電気錠システムおよび電気錠システムの制御方法に関し、特にローカルエリアネットワークに接続する電気錠システムに関する。
一般に、電気錠システムは、扉等を施錠する電気錠、電気錠を制御する制御部、制御部に対して施解錠信号を送るための操作部を備える(例えば、特許文献1参照)。操作部は、屋内および屋外に設けられ、制御部に有線または無線で接続される。操作部は、施解錠信号を送る操作スイッチと、赤外線受光部やICカードリーダー等の電波受信機、テンキー等の押しボタンから認証情報を送る部分と、からなるのが一般的である。
近年、ICカードや自動車のスマートキーを認識して解錠、施錠を行う電気錠システムが提案されている。また、携帯電話の赤外線機能などの短距離の通信機能を用いて解錠を行う電気錠システムも知られている(例えば、特許文献2を参照)。これらの電気錠システムは、屋外の操作部を含むものである。
特開平8−333926号公報 特開2004−308257号公報
従来の電気錠システムは、扉の施錠、解錠を行うための電気的なインターフェースを扉の外側に設ける必要があった。そのため、電気的なインターフェースを破壊等されるおそれがあり、防犯上好ましくなかった。
本発明は以上のような課題を解決するためになされたものであり、扉の外側に、扉の施錠、解錠を行うための電気的なインターフェースを必要としない電気錠システムの提供を目的とする。
本発明に係る第1の電気錠システムは、扉の解錠および施錠を行う電気錠と、ローカルエリアネットワークに接続するネットワークインターフェースと、ローカルエリアネットワークに接続する通信端末機器からネットワークインターフェースを介して受信する情報に基づいて電気錠を制御する制御部と、扉の解錠および施錠を許可する通信端末機器の固有情報と、扉の解錠および施錠を許可する通信端末機器の認証方法とが記載された施解錠許可端末リストを記憶する記憶部と、制御部が通信端末機器から接続要求と共に受信する、通信端末機器の固有情報と使用者を認証するための個人認証データとを記憶する一時記憶部と、を備え、ネットワークインターフェースは扉の内側に設けられ、扉の外側には電気錠を作動させるための電気的なインターフェースを備えず、制御部は、一時記憶部が記憶する固有情報と個人認証データとが施解錠許可端末リストに一致すれば、使用者の操作に応じて電気錠を制御し、一時的に記憶してから一定時間が経過した個人認証データを一時記憶部から破棄する。
本発明に係る第1の電気錠システム制御方法は、電気錠システムを制御する電気錠システム制御方法であって、電気錠システムは、扉の解錠および施錠を行う電気錠と、ローカルエリアネットワークに接続するネットワークインターフェースと、ローカルエリアネットワークに接続する通信端末機器からネットワークインターフェースを介して受信する情報に基づいて電気錠を制御する制御部と、前記扉の解錠および施錠を許可する前記通信端末機器の固有情報と、前記扉の解錠および施錠を許可する前記通信端末機器の認証方法とが記載された施解錠許可端末リストを記憶する記憶部と、前記通信端末機器から接続要求と共に受信する、前記通信端末機器の固有情報と、前記通信端末機器の使用者を認証するための個人認証データとを一時的に記憶する一時記憶部と、を備え、ネットワークインターフェースは扉の内側に設けられ、扉の外側には電気錠を作動させるための電気的なインターフェースを備えないことを特徴とし、電気錠システム制御方法は、(a)制御部が、通信端末機器から通信端末機器の固有情報と使用者を認証するための個人認証データとを含む接続要求を取得する工程と、(b)前記工程(a)で取得した前記固有情報と前記個人認証データとを前記一時記憶部に記憶する工程と、(c)前記工程(a)で取得した前記固有情報と前記個人認証データとが、前記施解錠許可端末リストに一致するか否かにより、ローカルエリアネットワークに接続した通信端末機器が、扉の解錠および施錠を許可する通信端末機器であるか否か判断する工程と、(d)工程(c)において通信端末機器が扉の解錠および施錠を許可する通信端末機器と判断された場合、制御部が電気錠に扉の解錠を行わせる工程と、(e)前記制御部が、一時記憶から一定時間が経過した前記個人認証データを前記一時記憶部から破棄する工程と、を備える。

本発明に係る電気錠システムは、家庭内に設けられたローカルエリアネットワークを介して屋外の通信端末機器と通信を行うことで、電気錠の解錠を行う。つまり、扉の外側(屋外)に電気錠を作動させるための電気的なインターフェースを設けることなく、通信端末機器から電気錠の解錠および施錠を行うことが可能となる。
また、本発明に係る電気錠システムの制御方法は、まず、ローカルエリアネットワークに接続された通信端末機器が扉の解錠および施錠を許可する通信端末機器であるか否かの判定を行い、その通信端末機器が扉の解錠および施錠を許可する通信端末機器である場合にのみ、電気錠の操作を許可する。よって、電気錠システムの防犯上の安全性を向上させることができる。
実施の形態1に係る電気錠システムの構成を示す図である。 実施の形態1に係る電気錠システムの記憶装置が記憶する情報を示す図である。 実施の形態1に係る電気錠システムの概要を示す図である。 実施の形態1に係る電気錠システムの導入方法を説明する図である。 実施の形態1に係る電気錠システムの動作を示すフローチャートである。 実施の形態2に係る電気錠システムの動作を示すフローチャートである。 実施の形態3に係る電気錠システムの構成を示す図である。 前提技術に係る電気錠システムの構成を示す図である。
<前提技術>
本発明の実施形態を説明する前に、本発明の前提となる技術について説明する。図8は、前提技術における電気錠システムの構成を示す図である。前提技術における電気錠システムは、電気錠1、制御部2、屋内用操作部3、屋外用操作部4を備える。電気錠1は扉7の施錠および解錠を行う。制御部2は、屋内用操作部3および屋外用操作部4からの信号に基づいて電気錠1を制御する。屋内用操作部3および屋外用操作部4は、例えば、テンキーなどの押しボタンや、指紋読取機等の生体認証のための電気的インターフェースなどである。また、IDカードや専用の端末により施錠、解錠を行う場合は、これらを認識するための電気的インターフェースである。制御部2と屋内用操作部3および屋外用操作部4は配線5,6を介して有線接続されているか、もしくは無線通信により接続されている。
防犯上の観点から、扉7の外側には、電気錠1を作動させるための電気的なインターフェース(即ち屋外用操作部4)が露出しないことが好ましい。しかしながら、前提技術においては、屋外から扉7を解錠するためには屋外用操作部4を設ける必要があった。
<実施の形態1>
図1は、本実施の形態1における電気錠システム100のブロック図である。電気錠システム100は、電気錠110と、マイクロコンピュータ121と、Wi−Fi(登録商標)モジュール127を備える。電気錠システム100はさらに、表示部126と、扉開閉センサ122と、通信インターフェース124(以降では通信I/F124と記載)を備える。電気錠システム100はさらに、Wi−Fi Protected Setupボタン(以降ではWPSボタン125と記載)と、記憶部123を備える。
電気錠110は、扉の解錠および施錠を行う。電気錠110は錠駆動機構111と施解錠センサ113を備える。錠駆動機構111はマイクロコンピュータ121と接続されており、マイクロコンピュータ121からの信号に基づいて錠を駆動する。施解錠センサ113は、錠の状態(即ち、扉が施錠された状態か解錠された状態か)を検出する。なお、扉には錠前があり,鍵を使用して物理的に施解錠することも可能である。
Wi−Fiモジュール127にはアンテナ128が接続されている。アンテナ128は、電気錠システム100の筐体外に設けてもよいし、電気錠システム100に備わる基板上に、パターンアンテナやチップアンテナとして設けてもよい。Wi−Fiモジュール127は、ローカルエリアネットワークに接続するためのネットワークインターフェースである。ここで、ローカルエリアネットワークは、Wi−Fi規格のネットワークである。
本実施の形態において、Wi−Fiモジュール127およびアンテナ128は扉の内側に設けられる。また、本実施の形態における電気錠システム100は、電気錠110を作動させるための電気的なインターフェースを扉の外側に備えない。
制御部(即ち、マイクロコンピュータ121)は、ローカルエリアネットワークに接続する通信端末機器からネットワークインターフェース(即ち、Wi−Fiモジュール127)を介して受信する情報に基づいて、電気錠110を制御する。
表示部126は、例えばLEDである。このLEDは、電気錠システム100の通電状態、Wi−Fiモジュール127の通信状態などを示す。LEDを複数設けて、他にも施解錠状態を示してもよい。また、LEDの代わりに液晶表示装置を設けて、情報を文字等によって表示してもよい。あるいは、LEDと液晶表示装置を組み合わせてもよい。
WPSボタン125は、WPS規格によりWi−Fi規格のローカルエリアネットワークに接続する際に使用される。
図2は、記憶部123に記憶される情報を示す図である。記憶部123には、マイクロコンピュータ121を駆動するファームウェアが記憶されている。記憶部123にはさらに、HTTPサーバープログラム、HTTPサーバープログラムから呼び出されるWebページデータが記憶されている。記憶部123にはさらに、電気錠システム100の監視・制御を行うための専用アプリケーションソフトウェア(専用アプリ)のデータが記憶されている。また、記憶部123にはさらに、電気錠110の施解錠を許可する情報端末機器のUniversally Unique Identifier(UUID)と、その通信端末機器の認証方法が記載されたリスト(施解錠許可端末リスト)が記憶されている。ここで、UUIDは通信端末機器が固有に持つ情報である。UUIDとして、例えば情報端末機器のMACアドレスを利用してもよい。
なお、電気錠システム100は、記憶部123を備える代わりに、外部記憶装置を接続するためのインターフェースを備える構成としてもよい。この場合、外部記憶装置には、上述した記憶部123に記憶される情報を予め記憶させておく。また、電気錠システム100は、施解錠を許可する情報端末機器の情報(即ち、施解錠許可端末リスト)を、ローカルエリアネットワーク140を介して、例えば情報端末機器152(例えばPC)から取得してもよい。
通信I/F124は、有線または無線で操作部130の通信I/F132と接続される。無線による接続は、例えば赤外線や特定小電力無線を利用する。なお、操作部130は複数であってもよい。この場合、電気錠システム100の通信I/F124は、複数の操作部130の通信I/F132と接続される。
扉の内側に設置される操作部130は、マイクロコンピュータ131、通信I/F132、入力I/F133、表示部134を備える。表示部134は、電気錠システム100の表示部126と同様、施解錠状態を示すLEDまたは液晶表示装置、あるいはその他の表示装置を使用できる。通信I/F132は、前述のように有線または無線で電気錠システム100の通信I/F124と接続される。入力I/F133は、例えば施錠ボタンと解錠ボタンから構成される。使用者はこのボタンを押すことで、扉の内側(屋内)から電気錠110の施錠、解錠の操作を行う。
図3は、本実施の形態1における電気錠システム100の概要を示す図である。電気錠システム100は、Wi−Fiアクセスポイント151を経由して、ローカルWi−Fiネットワーク141を含むローカルエリアネットワーク140に接続されている。通信端末機器153は、ローカルWi−Fiネットワーク141に接続して、電気錠システム100と無線通信を行う。ここで、通信端末機器153とは、例えば表示部としての表示画面、操作部としてのタッチパネル、Wi−Fi通信機能などを備えた携帯型の通信端末機器である。また、ローカルエリアネットワーク140には、例えば屋内に設置された情報端末機器152(例えばPC)が接続されている。
図4は、本実施の形態1における電気錠システム100の導入方法を説明する図である。まず、電気錠システム100の据付および配線を行う(ステップS101)。
続いて,電気錠システム100のWPSボタン125および,Wi−Fiアクセスポイント151のWPSボタンを用いて、電気錠システム100をローカルWi−Fiネットワーク141に接続する(ステップS102)。
次に、ローカルエリアネットワーク140に接続された情報端末機器152(例えばPC)から設定を行う。情報端末機器152に備わるWebブラウザで電気錠システム100内のWebページを表示する。または、情報端末機器152にインストールされた専用のアプリケーションを用いて電気錠システム100の設定画面を表示する。そして、初期パスワードの変更、施解錠を許可する通信端末機器153の認証方法等の初期設定を行う(ステップS103)。
次に、施解錠を許可する通信端末機器153に専用のアプリケーションをインストールする。そして、専用のアプリケーションから電気錠システム100に接続して、この通信端末機器からの施解錠を許可するように機器登録を行う。また、併せてパスワード入力や指紋認証等の認証方法の選択を行う(ステップS104)。なお、専用のアプリケーションは,電気錠システム100内のWebページからインストールする。あるいは、インターネット上に公開してあるものをインストールしてもよい。
なお、ステップS104は、電気錠システム100の施解錠に使用する、すべての通信端末機器153から行う。以上で電気錠システム100の設置および使用準備が完了となる。
図5は、本実施の形態1における電気錠システム100の動作を示すフローチャートである。扉の外側に、通信端末機器153を保有した使用者がおり、通信端末機器153は、ローカルWi−Fiネットワーク141に接続可能な範囲内にあるとする。通信端末機器153には、前述した専用のアプリケーションがインストールされている。
まず、使用者は、通信端末機器153をローカルWi−Fiネットワーク141に接続する操作を行う(ステップS111)。すると、通信端末機器153はローカルWi−Fiネットワーク141に接続する(ステップS112)。
通信端末機器153がローカルWi−Fiネットワーク141に接続した後、使用者は専用のアプリケーションを起動する操作を行う(ステップS113)。すると、通信端末機器153上で専用のアプリケーションが起動する(ステップS114)。
通信端末機器153上で起動した専用アプリケーションは、まず、使用者に認証データの入力を要求する画面を表示する(ステップS115)。使用者は通信端末機器153を操作して認証データを入力する(ステップS116)。ここで、認証データは、個人を認証するための個人認証データであり、例えば、文字と数字を組み合わせたパスワードである。また、個人認証データは生体認証によるデータであってもよい。生体認証は、既知の方法により行われ、例えば通信端末機器153に指紋認証装置が備わっている場合は、指紋認証により行う。また、例えば通信端末機器153にカメラが備わっている場合は、顔認識により認証を行ってもよい。
認証データが入力されると、認証データは通信端末機器153のUUIDおよび接続要求と共に電気錠システム100に送信される(ステップS117)。ここで、専用のアプリケーションによる通信端末機器153の接続先は、電気錠システム100に限られず、例えば、ローカルエリアネットワーク140に接続されたHGW(Home gate way)に接続し、HGW経由で複数の電気錠システム100に接続したり,HGWを介さずにローカルエリアネットワーク140に接続される複数の電気錠システム100に同時に接続してもよい。
電気錠システム100に送信されたUUIDと認証データは、マイクロコンピュータ121内部のRAMに一時記憶される(ステップS118)。そして、マイクロコンピュータ121は、受信したUUIDと認証データが正しいか判定を行う(ステップS119)。つまり、マイクロコンピュータ121は、記憶部123に記憶されている施錠許可端末リスト(図2)を参照して、受信したUUIDと認証データが、リスト内のUUIDと認証データに一致するか判定を行う。
ステップS119において、受信したUUIDと認証データが正しくないと判定された場合は、通信端末機器153が施解錠を許可する通信端末機器153でないか、あるいは、認証データが間違っている。この場合は、電気錠システム100は通信端末機器153との通信を終了する。なお、このときに、電気錠システム100は、認証失敗の情報を通信端末機器153に送信して、通信端末機器153が画面上に認証失敗の警告表示を行ってもよい。
一方、ステップS119において、受信したUUIDと認証データが正しいと判定された場合、電気錠システム100は、その時点での錠および扉の開閉状態を通信端末機器153に通知し、通信端末機器153は開閉状態を画面上に表示する(ステップS120)。
使用者は、通信端末機器153の画面上に電気錠システム100の状態が表示されたことを確認すると、解錠操作を行う(ステップS121)。ここで、使用者が行うことができる操作は解錠のみに限らず、例えば、施錠操作、錠や扉の開閉状態の更新要求であったりしてもよい。通信端末機器153は、使用者の解錠操作に応じて、電気錠システム100に解錠命令を送信する(ステップS122)。電気錠システム100は、通信端末機器153から送信された解錠命令を受信すると、電気錠110の解錠を行う(ステップS123)。
電気錠110の解錠を行った後、電気錠システム100は錠、扉の開閉状態を通信端末機器153に通知する(ステップS124)。すると、通信端末機器153は、錠、扉の開閉状態を更新し(ステップS125)、更新された錠、扉の開閉状態を画面上に表示する(ステップS126)。
なお、ステップS123において、何らかの理由で解錠に失敗した場合、電気錠システム100は、通信端末機器153に解錠失敗の情報を通知する。すると、通信端末機器153は専用アプリケーションの画面上に解錠が失敗したことを通知する警告表示を行う。
なお、認証データの一時記憶(ステップS118)、あるいは通信端末機器153からの要求・命令の送信(ステップS122)から一定時間が経過した場合、電気錠システム100は、マイクロコンピュータ121内部のRAMに一時記憶された認証データを破棄する。そして、認証データを破棄したことを通信端末機器153に通知する。なお、認証データ破棄までの通信端末機器153から電気錠システム100への通信は、毎回認証データの付与を必要とする仕組みにしてもよいし、認証データの付与は初回のみ必要とし、2回目以降は省略できるようにしてもよい。認証データ破棄の通知を受信した通信端末機器153は、専用アプリケーションの認証データ入力画面から再度認証データを入力する。
以上により、家庭内に敷設されたローカルWi−Fiネットワーク141を利用することで、扉の外側(屋外側)に、電気錠110を作動させるための電気的インターフェースを必要としない電気錠システム100が実現可能である。
<効果>
本実施の形態1における電気錠システム100は、扉の解錠および施錠を行う電気錠110と、ローカルエリアネットワーク(即ちローカルWi−Fiネットワーク141)に接続するネットワークインターフェース(即ち、Wi−Fiモジュール127)と、ローカルエリアネットワークに接続する通信端末機器153からネットワークインターフェースを介して受信する情報に基づいて電気錠110を制御する制御部(即ち、マイクロコンピュータ121)と、を備え、ネットワークインターフェースは扉の内側に設けられ、扉の外側には電気錠110を作動させるための電気的なインターフェースを備えないことを特徴とする。
従って、本実施の形態1における電気錠システム100は、家庭内に設けられたローカルWi−Fiネットワーク141を介して屋外の通信端末機器153と通信を行うことで、電気錠110の解錠を行う。つまり、扉の外側(屋外)に電気錠110を作動させるための電気的なインターフェースを設けることなく、通信端末機器153から電気錠110の解錠を行うことが可能となる。
また、本実施の形態1における電気錠システム100において、ローカルエリアネットワークは、Wi−Fi(登録商標)規格である。
従って、Wi−Fi規格のローカルエリアネットワークは、家庭内において普及しているため、本実施の形態1における電気錠システム100は家庭への導入が容易である。
また、本実施の形態1における電気錠システム100において、ネットワークインターフェース(即ちWi−Fiモジュール127)は、Wi−Fi Protected Setup(登録商標)を利用してローカルエリアネットワークに接続する。
従って、Wi−Fi Protected Setupを利用することで、安全かつ簡単にローカルWi−Fiネットワーク141に接続することが可能である。
また、本実施の形態1における電気錠システム100において、制御部(即ちマイクロコンピュータ121)は、扉の解錠および施錠を許可する通信端末機器153の情報を取得し、ローカルエリアネットワークに接続した通信端末機器153が、扉の解錠および施錠を許可する通信端末機器153である場合でかつ、制御部が、ローカルエリアネットワークを介して通信端末機器から扉を解錠する要求を受信したときに、制御部は、電気錠110に扉の解錠を行わせる。
従って、予め登録してある通信端末機器153にだけ扉の解錠および施錠を許可することにより、電気錠システム100の防犯上の安全性を向上させることが可能である。さらに、電気錠システム100は、通信端末機器153から扉を解錠する要求を受信したときに、電気錠110の解錠を行うため、使用者は必要に応じて、任意のタイミングで電気錠110の解錠を行うことが可能である。
また、本実施の形態1における電気錠システム100において、制御部(即ち、マイクロコンピュータ121)は、ローカルエリアネットワークを介して、扉の解錠および施錠を許可する通信端末機器153の情報を取得する。
従って、ローカルエリアネットワークのHGWや、ローカルエリアネットワークに接続されたPCなどに、扉の解錠および施錠を許可する通信端末機器153の情報を予め記憶しておくことで、制御部(即ち、マイクロコンピュータ121)は、ローカルエリアネットワークを介して、扉の解錠および施錠を許可する通信端末機器153の情報を取得することが可能である。
また、本実施の形態1における電気錠システム100は、記憶部123をさらに備えるか、または、外部記憶装置を接続するためのインターフェースをさらに備え、記憶部123または外部記憶装置には扉の解錠および施錠を許可する通信端末機器153の情報が記憶されており、制御部(即ち、マイクロコンピュータ121)は、記憶部123または外部記憶装置から扉の解錠および施錠を許可する通信端末機器153の情報を取得する。
従って、記憶部123または外部の記憶装置に、扉の解錠および施錠を許可する通信端末機器153の情報を予め記憶しておくことで、制御部(即ち、マイクロコンピュータ121)は、扉の解錠および施錠を許可する通信端末機器153の情報を取得することが可能である。
また、本実施の形態1における電気錠システム100において、制御部(即ちマイクロコンピュータ)が、ネットワークインターフェースを介して通信端末機器153から受信する情報は個人認証データを含み、制御部は、個人認証データが正しいときにのみ、電気錠110に扉の解錠を行わせる。
本実施の形態1における電気錠システム100は、解錠動作を行う前に使用者の個人認証を行う。そのため、例えば通信端末機器153が盗難に遭った場合に、その通信端末機器153を利用して扉が解錠されることを防止することが可能である。
また、本実施の形態1における電気錠システム100において、個人認証データは生体認証によるデータである。
従って、生体認証により個人認証を行うことにより、例えばパスワードを利用して個人認証を行う場合と比較して、防犯上の安全性をより高めることが可能である。
また、本実施の形態1における電気錠システム制御方法は、電気錠システム100を制御する電気錠システム制御方法であって、電気錠システム100は、扉の解錠および施錠を行う電気錠110と、ローカルエリアネットワーク(即ちローカルWi−Fiネットワーク141)に接続するネットワークインターフェース(即ち、Wi−Fiモジュール127)と、ローカルエリアネットワークに接続する通信端末機器153からネットワークインターフェースを介して受信する情報に基づいて電気錠110を制御する制御部(即ち、マイクロコンピュータ121)と、を備え、ネットワークインターフェースは扉の内側に設けられ、扉の外側には電気的なインターフェースを備えないことを特徴とし、電気錠システム制御方法は、(a)制御部(即ちマイクロコンピュータ121)が、扉の解錠および施錠を許可する通信端末機器153の情報を取得する工程と、(b)ローカルエリアネットワーク(即ちローカルWi−Fiネットワーク141)に接続した通信端末機器が、扉の解錠および施錠を許可する通信端末機器であるか否か判断する工程と、(c)工程(b)において通信端末機器153が扉の解錠および施錠を許可する通信端末機器153と判断された場合、制御部が電気錠110に扉の施錠を行わせる工程と、を備え、工程(c)において、工程(b)において通信端末機器153が扉の解錠および施錠を許可する通信端末機器153と判断された場合でかつ、制御部が、ローカルエリアネットワークを介して通信端末機器153から扉を解錠する要求を受信したときに、制御部が電気錠110に扉の解錠を行わせる。
従って、本実施の形態1における電気錠システム制御方法は、ローカルWi−Fiネットワーク141に接続された通信端末機器153が予め登録された通信端末機器(即ち、扉の解錠および施錠を許可する通信端末機器)であるか否かの判定を行い、その通信端末機器153が予め登録されたものである場合にのみ、電気錠110の操作を許可する。よって、電気錠システム100の防犯上の安全性を向上させることができる。さらに、電気錠システム100は、予め登録された通信端末機器153から解錠要求があった場合にのみ電気錠110の解錠を行う。よって、使用者は必要に応じて、任意のタイミングで電気錠110の解錠を行うことが可能である。
また、本実施の形態における電気錠システム制御方法は、(d)制御部(即ちマイクロコンピュータ121)が、ネットワークインターフェースを介して通信端末機器153から個人認証データを受信する工程と、(e)個人認証データが正しいか否か判断する工程と、をさらに備え、工程(c)において、個人認証データが正しいと判断された場合にのみ、制御部が電気錠110に扉の解錠を行わせる。
従って、本実施の形態1における電気錠システム制御方法は、解錠動作を行う前に使用者の個人認証を行う。そのため、例えば通信端末機器が盗難に遭った場合に、その通信端末機器を利用して扉が解錠されることを防止することが可能である。
<実施の形態2>
本実施の形態2における電気錠システム200の構成は実施の形態1の電気錠システム100(図1)と同じため、本実施の形態でも図1を用いて説明を行う。本実施の形態2における電気錠システム200の構成およびローカルエリアネットワークの構成、電気錠システム200の設置・使用準備方法は実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
本実施の形態2における電気錠システム200は、ローカルエリアネットワーク140内に、電気錠システム200の施解錠を許可する通信端末機器153が1台も存在しなくなった場合に、自動的に電気錠110を施錠する。また、ローカルエリアネットワーク140内に、電気錠システム200の施解錠を許可する通信端末機器153が1台も存在しない状態から、電気錠システム200の施解錠を許可する通信端末機器153が接続された場合、自動的に電気錠110を解錠する。
図6は、本実施の形態2における電気錠システム200の動作を示すフローチャートである。電気錠システム200は、定期的に、施解錠許可端末として登録されている通信端末機器153がローカルエリアネットワークに接続しているか否かを判定する。(ステップS201)。ここで、施解錠を許可する通信端末機器153の接続の有無の確認は、User Datagram Protocol(UDP)のパケットを、ローカルエリアネットワークに対してブロードキャストで送信し、通信端末機器153からのUDPのパケットの応答の有無の確認をもって行う。UDPのパケットを応答する機能は通信端末機器153にインストールされた専用のアプリケーションによって提供される。
ステップS201において、施解錠を許可する通信端末機器153がローカルエリアネットワークに接続していると判定した場合、ステップS202に進む。ステップS202では、UDPパケットの定期的なブロードキャスト送信を行い、施解錠を許可するすべての通信端末機器がローカルエリアネットワークへの接続を解除したか否かの判定を行う。
ステップS202において、扉の解錠および施錠を許可するすべての通信端末機器がローカルエリアネットワークへの接続を解除したと判定した場合、マイクロコンピュータは電気錠110が施錠状態であるか確認する(ステップS203)。そして、電気錠110が施錠状態でなければ、電気錠110を施錠する(ステップS204)。なお、電気錠110が施錠状態である場合は、電気錠110はそのままの状態とする。
一方、ステップS202において、扉の解錠および施錠を許可するすべての通信端末機器がローカルエリアネットワークへの接続を解除していないと判定した場合、つまり、少なくとも1台の解錠および施錠を許可する通信端末機器がローカルエリアネットワークに接続している場合は、UDPパケットの定期的なブロードキャスト送信を続ける。なお、一定時間UDPパケットのブロードキャスト送信を続けても応答がある場合は処理を終了する。
ステップS201において、施解錠を許可する通信端末機器がローカルエリアネットワークに接続していないと判定した場合、ステップS205に進む。ステップS205では、電気錠システム200は、UDPのパケットの定期的なブロードキャスト送信を続けて、通信端末機器がローカルエリアネットワークに接続されたか否かの判定を行う。つまり、UDPのパケットの送信に対して応答があった時点で、通信端末機器がローカルエリアネットワークに接続されたと判断する。
扉の解錠および施錠を許可する通信端末機器153がローカルエリアネットワークへ接続したと判定した場合、マイクロコンピュータは電気錠110が解錠状態であるか確認する(ステップS206)。そして、電気錠110が解錠状態でない場合は、電気錠110を解錠する(ステップS207)。なお、電気錠110が解錠状態である場合は、電気錠110はそのままの状態とする。
一方、ステップS205において、扉の解錠および施錠を許可する通信端末機器がローカルエリアネットワークに接続していないと判定した場合、UDPのパケットの定期的なブロードキャスト送信を続ける。なお、一定時間UDPのパケットのブロードキャスト送信を続けても応答が無い場合は処理を終了する。
なお、通信端末機器153にインストールされた専用のアプリケーションの機能として、ローカルエリアネットワークに接続された際に、自動的にUDPのパケットを送信する機能を付与してもよい。この場合、電気錠システム200がこのUDPのパケットを受信したときに、ローカルエリアネットワークに通信端末機器153が接続したと判定する。
また,電気錠システム200がUDPのパケットを定期的にブロードキャスト送信するかわりに、専用のアプリケーションが定期的にUDPパケットを送信してもよい。この場合、電気錠システム200はこのUDPパケットを受信することで通信端末機器153がローカルエリアネットワークに接続されたことを認識する。
<効果>
本実施の形態2における電気錠システム200において、制御部(即ちマイクロコンピュータ)は、扉の解錠および施錠を許可する通信端末機器の情報を取得し、ローカルエリアネットワークに接続した通信端末機器が、扉の解錠および施錠を許可する通信端末機器153である場合でかつ、制御部が、ローカルエリアネットワークを介して通信端末機器153から扉を解錠する要求を受信したときに、制御部は、電気錠110に扉の解錠を行わせる。
従って、予め登録してある通信端末機器にだけ扉の解錠および施錠を許可することにより、電気錠システム200の安全性を向上させることが可能である。さらに、登録された通信端末機器153がローカルエリアネットワークに接続すると、自動的に電気錠110が解錠されるため、使用者は、解錠操作のために通信端末機器153に認証データ等を入力する操作を行う必要がない。よって、電気錠システム200を利用する使用者の利便性を向上させることが可能である。
本実施の形態2における電気錠システム200において、すべての、扉の解錠および施錠を許可する通信端末機器153がローカルネットエリアワークへの接続を解除したときに、制御部は電気錠110に扉の施錠を行わせる。
従って、予め登録してある通信端末機器153にだけ扉の解錠および施錠を許可することにより、電気錠システム200の安全性を向上させることが可能である。さらに、登録されたすべての通信端末機器153がローカルエリアネットワークから接続を解除すると、自動的に電気錠110が施錠されるため、使用者は、施錠操作のために通信端末機器153に認証データ等を入力する操作を行う必要がない。よって、電気錠システム200を利用する使用者の利便性を向上させることが可能である。
また、本実施の形態2における電気錠システム制御方法は、電気錠システム200を制御する電気錠システム制御方法であって、電気錠システム200は、扉の解錠および施錠を行う電気錠110と、ローカルエリアネットワーク(即ちローカルWi−Fiネットワーク141)に接続するネットワークインターフェース(即ち、Wi−Fiモジュール127)と、ローカルエリアネットワークに接続する通信端末機器153からネットワークインターフェースを介して受信する情報に基づいて電気錠110を制御する制御部(即ち、マイクロコンピュータ121)と、を備え、ネットワークインターフェースは扉の内側に設けられ、扉の外側には電気錠110を作動させるための電気的なインターフェースを備えないことを特徴とし、電気錠システム制御方法は、(a)制御部(即ちマイクロコンピュータ121)が、扉の解錠および施錠を許可する通信端末機器の情報を取得する工程と、(b)ローカルエリアネットワーク(即ちローカルWi−Fiネットワーク141)に接続した通信端末機器が、扉の解錠および施錠を許可する通信端末機器であるか否か判断する工程と、(c)工程(b)において通信端末機器153が扉の解錠および施錠を許可する通信端末機器153と判断された場合、制御部が電気錠110に扉の施錠を行わせる工程と、を備える。
従って、まず、電気錠システム200は、ローカルWi−Fiネットワーク141に接続された通信端末機器153が予め登録された通信端末機器(即ち、扉の解錠および施錠を許可する通信端末機器)であるか否かの判定を行い、その通信端末機器153が予め登録されたものである場合にのみ、電気錠110の操作を許可する。よって、電気錠システム200の防犯上の安全性を向上させることができる。さらに、電気錠システム200は、ローカルWi−Fiネットワーク141に接続された通信端末機器153が予め登録された通信端末機器153である場合は、自動的に電気錠110の解錠を行う。よって、使用者は、解錠操作のために通信端末機器153に認証データ等を入力する操作を行う必要がない。よって、電気錠システム200を利用する使用者の利便性を向上させることが可能である。
また、本実施の形態2における電気錠システム制御方法は、(f)ローカルエリアネットワーク(即ちローカルWi−Fiネットワーク141)に、扉の解錠および施錠を許可する通信端末機器153が接続しているか否かを判定する工程をさらに備え、(g)工程(f)において扉の解錠および施錠を許可する通信端末機器153がローカルエリアネットワークに接続していないと判定された場合、制御部が電気錠110に扉の施錠を行わせる。
従って、本実施の形態2における電気錠システム制御方法は、予め登録された、すべての通信端末機器153(即ち、扉の解錠および施錠を許可するすべての通信端末機器153)が、ローカルWi−Fiネットワーク141から接続を解除した場合に、自動的に電気錠110を施錠する。よって、使用者が電気錠110の施錠を忘れた場合であっても、確実に電気錠110の施錠を行うことが可能となる。
<実施の形態3>
図7は、本実施の形態3における電気錠システム300のブロック図である。本実施の形態3における電気錠システム300は、ZigBee(登録商標)規格によりローカルエリアネットワークを構築する。
本実施の形態3における電気錠システム300は、実施の形態1の電気錠システム100に備わるWi−Fiモジュール127および通信I/F124に代えてZigBeeモジュール327を備える。また、本実施の形態3における操作部330は、実施の形態1の操作部130に備わるWi−Fiモジュール132に代えてZigBeeモジュール332を備える。また、本実施の形態3のローカルエリアネットワーク内には、ZigBeeネットワークを構成するためのZigBeeコーディネーター351と、電気錠110の施解錠を許可する通信端末機器153の情報(図2における施解錠許可端末リスト)などを記憶する記憶部352が設けられる。なお、操作部330は1つだけとは限らない。記憶部352はZigBeeコーディネーター351に含まれていてもよい。
本実施の形態3における電気錠システム300は、実施の形態1における通信I/Fを備えず、ZigBeeにより構築したローカルエリアネットワークを通じて通信を行う。なお、実施例1と同様に,専用の通信I/Fにより操作部330と通信を行ってもよい。
本実施の形態3における電気錠システム300は、実施の形態1におけるローカルWi−Fiネットワークに代えて、ZigBeeによるローカルエリアネットワークを利用する。それ以外は実施の形態1と同様であるため、電気錠システム300の動作は、図5と同様である。
以上で述べたように、家庭内に敷設されたZigBeeによるローカルエリアネットワークを介して、電気錠システム300と通信端末機器153との通信を行うことで、屋外側に電気錠110を作動させるための電気的インターフェースを設ける必要がない。
また、ZigBeeのマルチホップ機能、即ち、各ノードを中継してメッシュネットワークを構築する機能により、アクセスポイント(あるいは、ZigBeeコーディネーター)が扉の近くにない場合においても、電気錠システム300のZigBeeモジュール327を中継して、より確実に扉の外から通信端末機器153をローカルエリアネットワークに接続することが可能である。
<効果>
本実施の形態3における電気錠システム300において、ローカルエリアネットワークは、ZigBee規格である。
よって、ZigBee規格のローカルエリアネットワークは、家庭内において今後さらなる普及が見込まれるため、本実施の形態3における電気錠システム300は家庭への導入が容易である。
以上に述べた実施の形態1から3では、電気錠システム100,200,300の備えるネットワークインターフェースをWi−FiやZigBeeに対応したインターフェースとした。また、電気錠システム100,200,300に表示部126を設ける等の条件付けを行っているが、本発明の実施形態は、これらの条件により制限されることはなく、明細書全体から読み取ることのできる発明の思想の範囲内で任意に変更可能である。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
100,200,300 電気錠システム、110 電気錠、121,131 マイクロコンピュータ、122 扉開閉センサ、123 記憶部、124,132 通信インターフェース、125 WPSボタン、126,134 表示部、Wi‐Fiモジュール127、130、330 操作部、133 入力インターフェース、140 ローカルエリアネットワーク、141 ローカルWi−Fiネットワーク、152 情報端末機器、153 通信端末機器、327,332 ZigBeeモジュール。

Claims (5)

  1. 扉の解錠および施錠を行う電気錠と、
    ローカルエリアネットワークに接続するネットワークインターフェースと、
    前記ローカルエリアネットワークに接続する通信端末機器から前記ネットワークインターフェースを介して受信する情報に基づいて前記電気錠を制御する制御部と、
    前記扉の解錠および施錠を許可する前記通信端末機器の固有情報と、前記扉の解錠および施錠を許可する前記通信端末機器の認証方法とが記載された施解錠許可端末リストを記憶する記憶部と、
    前記制御部が前記通信端末機器から接続要求と共に受信する、前記通信端末機器の固有情報と使用者を認証するための個人認証データとを記憶する一時記憶部と、
    を備え、
    前記ネットワークインターフェースは前記扉の内側に設けられ、
    前記扉の外側には前記電気錠を作動させるための電気的なインターフェースを備えず、
    前記制御部は、前記一時記憶部が記憶する前記固有情報と前記個人認証データとが前記施解錠許可端末リストに一致すれば、前記使用者の操作に応じて前記電気錠を制御し、一時的に記憶してから一定時間が経過した前記個人認証データを前記一時記憶部から破棄する、
    電気錠システム。
  2. 前記個人認証データが前記一時記憶部に記憶されている間、前記通信端末機器からの通信に前記個人認証データの付与を要さないことを特徴とする、
    請求項1に記載の電気錠システム。
  3. 前記一時記憶部から前記個人認証データを破棄した後、前記ネットワークインターフェースから前記通信端末機器に前記個人認証データの破棄を通知する、
    請求項1または請求項2に記載の電気錠システム。
  4. 前記記憶部に代えて、前記施解錠許可端末リストを記憶する外部記憶装置を接続するためのインターフェースを備える、
    請求項1から請求項のいずれか1項に記載の電気錠システム。
  5. 電気錠システムを制御する電気錠システム制御方法であって、
    前記電気錠システムは、
    扉の解錠および施錠を行う電気錠と、
    ローカルエリアネットワークに接続するネットワークインターフェースと、
    前記ローカルエリアネットワークに接続する通信端末機器から前記ネットワークインターフェースを介して受信する情報に基づいて前記電気錠を制御する制御部と、
    前記扉の解錠および施錠を許可する前記通信端末機器の固有情報と、前記扉の解錠および施錠を許可する前記通信端末機器の認証方法とが記載された施解錠許可端末リストを記憶する記憶部と、
    前記通信端末機器から接続要求と共に受信する、前記通信端末機器の固有情報と、前記通信端末機器の使用者を認証するための個人認証データとを一時的に記憶する一時記憶部と、
    を備え、
    前記ネットワークインターフェースは前記扉の内側に設けられており、
    前記扉の外側には前記電気錠を作動させるための電気的なインターフェースを備えないことを特徴とし、
    (a)前記制御部が、前記通信端末機器から前記通信端末機器の固有情報と使用者を認証するための個人認証データとを含む接続要求を取得する工程と、
    (b)前記工程(a)で取得した前記固有情報と前記個人認証データとを前記一時記憶部に記憶する工程と、
    (c)前記工程(a)で取得した前記固有情報と前記個人認証データとが、前記施解錠許可端末リストに一致するか否かにより、前記ローカルエリアネットワークに接続した前記通信端末機器が、前記扉の解錠および施錠を許可する前記通信端末機器であるか否か判断する工程と、
    (d)前記工程(c)において前記通信端末機器が前記扉の解錠および施錠を許可する前記通信端末機器と判断された場合、前記制御部が前記電気錠に前記扉の解錠を行わせる工程と、
    (e)前記制御部が、一時記憶から一定時間が経過した前記個人認証データを前記一時記憶部から破棄する工程と、
    を備える、
    電気錠システム制御方法。
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