JP2014189983A - 建物の壁構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、開口枠が柱から離間させて設けられていても、その開口枠を柱に好適に固定することができる壁構造を提供する。
【解決手段】外壁部11は、内壁パネル32を有している。内壁パネル32は、内壁面材41と内壁下地42とを有しており、内壁下地42は、ランナ43〜46及びスタッド47を有している。外壁部11には、窓部12が形成されており、窓部12には窓枠52が設けられている。外壁部11においては、内壁面材41よりも屋外側に柱13が配置されており、窓枠52は柱13に横並びに配置されている。窓枠52と柱13との間には隙間が形成されており、複数のスタッド47には、窓枠52と柱13との隙間に配置された隙間スタッド47Bが含まれている。窓枠52の縦枠部52aは隙間スタッド47Bに固定されており、隙間スタッド47Bは連結部材を介して柱13に連結されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、建物の壁構造に関するものである。
住宅等の建物において、外壁等の壁部に窓部等の壁開口部が形成されている場合、その壁開口部に設けられた開口枠は柱や大梁等の建物躯体に対して取り付けられている。例えば、開口枠が柱に対して取り付けられている場合、開口枠の縦枠部が柱に横並びに配置され、縦枠部の側面と柱の側面とが重なった状態で、その縦枠部が柱にビス等により固定されている(例えば特許文献1参照)。
特開2005−320853号公報
ここで、開口枠が柱から離間した位置に配置された場合、縦枠部の側面は柱の側面から離間することになり、縦枠部を柱に直接固定することはできない。そこで、開口枠と柱との間にスタッドを設け、そのスタッドを介して開口枠の縦枠部を柱に固定することが考えられる。しかしながら、柱と開口枠との離間距離がスタッドの幅寸法よりも大きい場合、スタッドは柱及び開口枠の少なくとも一方から離間してしまうため、スタッドを柱及び開口枠の両方に直接固定するには、柱と開口枠との離間距離と同じ幅寸法を有するスタッドを使用する必要がある。この場合、複数種類のスタッドを用意しておき、柱と開口枠との離間距離に応じてスタッドを使い分ける方法が考えられるが、この方法では、コスト負担や作業負担が大きくなってしまう。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、開口枠が柱から離間させて設けられていても、その開口枠を柱に好適に固定することができる壁構造を提供することを主たる目的とするものである。
以下、上記課題を解決するのに有効な手段等につき、必要に応じて作用、効果等を示しつつ説明する。
第1の発明の建物の壁構造は、一対の壁面材とそれら壁面材の間に設けられた複数のスタッドとを有する壁部に壁開口部が設けられ、前記一対の壁面材の間には、前記複数のスタッドに加えて柱が設けられている建物の壁構造であって、前記壁開口部には、縦枠部及び横枠部を有する開口枠が設けられており、前記複数のスタッドには、前記柱と前記縦枠部の間の隙間に設けられ、該縦枠部に沿って延び、同縦枠部が固定された隙間スタッドが含まれており、前記隙間スタッドは、連結部材を介して前記柱に連結されており、前記連結部材は、前記隙間スタッドに固定されたスタッド側固定部と、前記柱に固定された柱側固定部とを有していることを特徴とする。
第1の発明によれば、柱と開口枠との間に配置された隙間スタッドが、連結部材を介して柱に固定されているため、仮に柱と開口枠との間の離間距離が隙間スタッドの幅寸法より大きくても、隙間スタッドをその側面が開口枠の縦枠部の側面に重なる位置に配置することで、その隙間スタッドを縦枠部及び柱の両方に固定することができる。つまり、隙間スタッドを介して縦枠部を柱に固定することができる。この場合、柱と開口枠との離間距離よりも幅寸法の小さい汎用品を隙間スタッドとして使用することが可能になるため、隙間スタッドについてのコスト負担や作業負担を低減することができる。したがって、開口枠が柱から離間させて設けられていても、その開口枠を柱に好適に固定することができる。
第2の発明では、第1の発明において、前記スタッド側固定部は、前記柱側固定部から壁厚み方向に延びていることで前記隙間スタッドと前記柱との間に入り込んでおり、その入り込んだ部分が前記隙間スタッドに固定されている。
第2の発明によれば、連結部材のスタッド側固定部が柱と隙間スタッドとの間に入り込んでいるため、そのスタッド側固定部を隙間スタッドと内壁面材との間に入り込ませる必要がない。このため、ビス等を用いて内壁面材を隙間スタッドに固定する場合に、そのビス等にスタッド側固定部を貫通させる必要がない。したがって、隙間スタッドへの内壁面材の固定作業に際してスタッド側固定部が支障になることを回避できる。
しかも、スタッド側固定部が壁厚み方向に沿って延びているため、隙間スタッドをスタッド側固定部に沿わせるように移動させることで、壁厚み方向における隙間スタッドの位置合わせ作業を容易に行うことができる。
第3の発明では、第2の発明において、前記スタッド側固定部には、当該スタッド側固定部を前記隙間スタッドに固定するための固定孔が設けられており、前記固定孔は、前記壁厚み方向に沿って延びている長孔である。
第3の発明によれば、スタッド側固定部においては、ビス等を打ち込むための固定孔が壁厚み方向に延びる長孔であるため、ビス等の打ち込み位置を、壁厚み方向における隙間スタッドの位置に合わせて設定することが容易になる。
第4の発明では、第1乃至第3のいずれかの発明において、前記壁面材は、壁厚み方向において前記柱から離間した位置に配置されており、前記柱側固定部は、前記スタッド側固定部から壁幅方向に沿って延びていることで、前記柱と前記壁面材との離間部分に入り込んでおり、その入り込んだ部分が前記柱に固定されている。
第4の発明によれば、柱側固定部が壁幅方向に沿って延びているため、その柱側固定部を柱の側面に沿わせるように移動させることで、壁幅方向における連結部材の位置合わせ作業を容易に行うことができる。また、この場合、連結部材のスタッド側固定部に固定される隙間スタッドについても、壁幅方向における位置合わせ作業を容易に行うことができる。
しかも、壁面材が柱から離間しているため、壁面材と柱との間に連結部材の柱側固定部が入り込んでいても、柱に対する壁面材の固定に際して柱側固定部が支障にはなりにくい。
第5の発明では、第1乃至第4のいずれかの発明において、前記複数のスタッドは、上下に配置された一対のランナの間に配置され、各ランナにおける一対のフランジの間に入り込んでおり、前記複数のスタッドには、壁厚み方向における厚み寸法が前記隙間スタッドよりも大きい厚みスタッドが含まれており、前記厚みスタッドは、前記ランナにおける前記一対のフランジの内側面のそれぞれに固定されており、前記隙間スタッドは、前記ランナにおける前記一対のフランジの内側面のうち一方に固定されている。
第5の発明では、ランナにおいては、一対のフランジのうち一方にしか隙間スタッドが固定されていないため、ランナに対する隙間スタッドの固定強度が不足していることが懸念される。したがって、隙間スタッドによる開口枠の支持強度を確保する上で、第1の発明のように隙間スタッドが連結部材を介して柱に固定されていることは効果的である。
第6の発明では、第1乃至第5のいずれかの発明において、前記壁部は、前記一対の壁面材の間に壁断熱部が設けられた外壁部であり、前記壁断熱部は、前記隙間スタッドよりも屋外側において前記柱と前記縦枠部との間に入り込んだ状態で設けられている。
第6の発明によれば、柱と開口枠との間が隙間スタッドを設置可能なほど離間している外壁部においても、それら柱と開口枠との間に屋外側から壁断熱部が入り込んでいるため、柱と開口枠との隙間により外壁部の断熱性能が低下するということを抑制できる。
第7の発明では、第6の発明において、前記連結部材は、上下方向において所定間隔で複数設けられており、各連結部材の前記スタッド側固定部は、前記壁断熱部よりも屋内側において、前記隙間スタッドと前記柱との間に入り込んでいる。
連結部材が上下に複数並べられた構成では、連結部材が柱と壁断熱部との間に入り込んでいると、上下に隣り合う連結部材の間において壁断熱部と柱との間に隙間が生じやすくなると考えられる。これに対して、第7の発明によれば、連結部材は柱と壁断熱部との間には入り込んでいないため、壁断熱部と柱との間に隙間が生じてその隙間により外壁部の断熱性能が低下するということを抑制できる。
第8の発明では、第6又は7の発明において、前記壁断熱部は、前記柱の屋外側に配置された柱側断熱部と、前記柱と前記縦枠部との間の隙間に設けられた隙間断熱部とを有しており、前記柱側断熱部と前記隙間断熱部とは、壁幅方向において横並びに配置され、互いに連続している。
第8の発明によれば、隙間断熱部及び柱側断熱部といった2つの断熱部が壁幅方向に並べて配置されているため、柱の屋外側に配置された1つの断熱部が柱と開口枠との間に入り込んでいる構成に比べて、断熱部が柱と開口枠との間においてそれら柱や開口枠の側面に密着しやすくなっている。したがって、壁断熱部による外壁部の断熱性能を高めることができる。
外壁部の正面図 図1のA−A線断面図 連結部材の構成を示す図 別の外壁部の横断面図 別の外壁部の正面図 別の外壁部の横断面図
以下、本発明を具体化した一実施形態について図面を参照しつつ説明する。本実施形態では、本発明の壁構造を建物の外壁部において具体化している。図1は外壁部11の正面図、図2は図1のA−A線断面図である。なお、図1は、外壁部11を屋内側から見た図であり、外壁部11の内部構造を部分的に示す破断図になっている。
図1に示すように、建物の外壁部11には、壁開口部としての窓部12が設けられている。建物においては、複数の柱13が外壁部11に沿って所定間隔で設けられており、窓部12は、隣り合う柱13の間に配置されている。各柱13は、屋内空間の床部15と天井部16とに掛け渡された状態になっている。
天井部16は、天井下地材としての野縁21と、野縁21に取り付けられた天井面材22とを有している。天井面材22は、石膏ボード等により形成されており、野縁21の下側に配置されている。野縁21の上側には、野縁21を支持する野縁受け23が設けられている。野縁受け23は、隣り合う柱13に掛け渡された状態になっており、それら柱13の上端部分の側面に固定されている。なお、野縁21は、金具24を介して野縁受け23に連結されている。金具24は、野縁21及び野縁受け23のそれぞれに対してビス等により固定されている。
図2に示すように、外壁部11は、屋外側に設けられた外壁パネル31と、屋内側に設けられた内壁パネル32とを有している。外壁パネル31は、窯業系サイディングボード等の外装材により形成された外壁面材34と、外壁面材34を支持する外壁下地としての外壁フレーム35とを有している。外壁面材34は、外壁フレーム35の屋外側に配置されている。外壁フレーム35は、外壁部11の幅方向に延びる横フレーム材36と、壁高さ方向に延びる縦フレーム材37とを有している。これらフレーム材36,37は、いずれも外壁面材34に沿って延びており、外壁面材34の屋内側面に取り付けられている。
内壁パネル32は、石膏ボード等の内装材により形成された内壁面材41と、内壁面材41を支持する内壁下地42とを有している。内壁面材41は、内壁下地42の屋内側に配置されている。内壁下地42は、外壁部11の幅方向に延びる下地横材としてのランナ43〜46(ランナ43,45,46は図1参照)と、外壁部11の高さ方向に延びる下地縦材としてのスタッド47とを有している。これらランナ43〜46及びスタッド47は、いずれも内壁面材41に沿って延びており、内壁面材41の屋外側面に取り付けられている。
外壁部11においては、外壁面材34と内壁面材41とが互いに対向する一対の壁面材となっている。外壁部11は、外壁面材34と内壁面材41との間に設けられた壁断熱部48を有している。壁断熱部48は、内壁面材41の屋外側面に沿って延びており、壁断熱部48と外壁面材34との間には壁内空間49が設けられている。壁内空間49は、外壁面材34の屋内側面に沿って延びており、外壁フレーム35は壁内空間49に設置されていることになる。
また、外壁部11においては、外壁面材34と内壁面材41との間に柱13が配置されている。柱13は、壁内空間49よりも屋内側に配置されており、壁断熱部48により屋外側から覆われた状態になっている。
窓部12には、サッシ戸やガラス戸が取り付けられたサッシ枠51と、そのサッシ枠51の屋内側に配置された窓枠52とが設けられている。この場合、サッシ枠51を屋外側枠と称し、窓枠52を屋内側枠と称することもできる。サッシ枠51は、矩形枠状に形成されており、外壁フレーム35に固定されている。サッシ枠51は、壁高さ方向に延びる一対の縦枠部51aと、それら縦枠部51aの上端部同士を連結する上枠部51bと、下端部同士を連結する下枠部51cとを有している。
窓枠52は、サッシ枠51と同様に矩形枠状に形成されており、壁厚み方向においてサッシ枠51に重ねられた状態で内壁下地42に固定されている。窓枠52は、サッシ枠51と同様に、壁高さ方向に延びる一対の縦枠部52aと、それら縦枠部52aの上端部同士を連結する上枠部52bと、下端部同士を連結する下枠部52cとを有している。窓枠52は、壁幅方向において柱13に横並びに配置されている。窓枠52の幅寸法は、その窓枠52を挟んで隣り合う柱13の離間距離よりも小さくされており、それら柱13と窓枠52との間には隙間が確保されている。なお、窓枠52が開口枠に相当し、上枠部52b及び下枠部52cが横枠部に相当する。
図1の説明に戻り、ランナ43〜46のうち、天井部16に沿って延びている上ランナ43と、床部15に沿って延びている下ランナ44とは、上下に配置された一対のランナになっている。上ランナ43及び下ランナ44は、断面コ字状の軽量溝形鋼により形成されている。上ランナ43は、溝部を下方に向けた状態で、野縁21の下面に対して固定されている。この場合、上ランナ43は、野縁受け23に沿って延びており、野縁21を介して野縁受け23に固定されていることになる。下ランナ44は、溝部を上方に向けた状態で、床部15の上面に対して固定されている。この場合、上ランナ43の溝部と下ランナ44の溝部とは互いに向かい合っている。
窓部12は、上ランナ43と下ランナ44との間に配置されており、ランナ43〜46のうち、上ランナ43と下ランナ44との間に配置された中間ランナ45,46は、窓枠52に沿って延びている。中間ランナ45,46は、ランナ43,44と同様に、断面コ字状の軽量溝形鋼により形成されている。中間ランナ45,46は、壁幅方向において窓枠52よりも側方に突出していない。これに対して、上ランナ43及び下ランナ44は、窓枠52よりも側方に突出している。
中間ランナ45,46のうち、窓枠52の上側に配置された上側中間ランナ45は、窓枠52の上枠部52bに沿って延びている。上側中間ランナ45は、溝部を上方に向けた状態で設けられており、上枠部52bは、上側中間ランナ45の下面に固定されている。この場合、上側中間ランナ45の溝部と上ランナ43の溝部とは互いに向かい合っている。
中間ランナ45,46のうち、窓枠52の下側に配置された下側中間ランナ46は、窓枠52の下枠部52cに沿って延びている。下側中間ランナ46は、溝部を下方に向けた状態で設けられており、下枠部52cは、下側中間ランナ46の上面に固定されている。この場合、下側中間ランナ46の溝部と下ランナ44の溝部とは互いに向かい合っている。
スタッド47は、断面矩形状の軽量角形鋼により形成されており、中空部を有する筒状部材になっている。スタッド47は、壁幅方向に沿って所定間隔で複数並べて設けられており、それらスタッド47には、窓部12に上下に並ぶ位置に設けられた短尺スタッド47Aと、窓枠52と柱13との間の隙間に設けられた隙間スタッド47Bとが含まれている。
短尺スタッド47Aは、窓部12の上方及び下方のそれぞれにおいて複数設けられている。窓部12の上方に設けられた短尺スタッド47Aは、上ランナ43と上側中間ランナ45とに掛け渡されており、それら上ランナ43及び上側中間ランナ45の各溝部に入り込んでいる。一方、窓部12の下方に設けられた短尺スタッド47Aは、下ランナ44と下側中間ランナ46とに掛け渡されており、それら下ランナ44と下側中間ランナ46の各溝部に入り込んでいる。なお、短尺スタッド47Aは、断面長方形状に形成されており、その長辺が壁幅方向に沿って延びる向きで設置されている。
隙間スタッド47Bは、窓部12の側方に配置されており、上ランナ43と下ランナ44とに掛け渡されている。この場合、隙間スタッド47Bは、上ランナ43及び下ランナ44における窓枠52よりも側方に突出した各部分に掛け渡されていることになる。隙間スタッド47Bは、短尺スタッド47Aと同様に、上ランナ43及び下ランナ44の各溝部に入り込んでいる。なお、隙間スタッド47Bは、断面長方形状に形成されており、その長辺が壁厚み方向に沿って延びる向きで設置されている。
窓枠52は、内壁下地42に固定されている。窓枠52の縦枠部52aは、その側面が隙間スタッド47Bの側面に重ねられた状態でその隙間スタッド47Bにビス等により固定されている。上枠部52bは、その上面が上側中間ランナ45の下面に重ねられた状態でその上側中間ランナ45にビス等により固定されている。下枠部52cは、その下面が下側中間ランナ46の上面に重ねられた状態でその下側中間ランナ46にビス等により固定されている。
なお、複数の短尺スタッド47Aのうち隙間スタッド47Bに隣り合う短尺スタッド47Aは、金具59を介して隙間スタッド47Bに連結されている。金具59は、短尺スタッド47A及び隙間スタッド47Bのそれぞれに対して溶接等により固定されている。
図2に示すように、壁厚み方向において、隙間スタッド47Bの厚み寸法D1(例えば40mm)は、上ランナ43及び下ランナ44の各溝部の厚み寸法D2(例えば45mm)よりも小さくされている。なお、ランナ43〜46の各溝部の厚み寸法は同じにされている。つまり、中間ランナ45,46の各溝部の厚み寸法も隙間スタッド47Bの厚み寸法D1よりも大きくなっている。また、ランナ43〜46は、ウェブと、そのウェブを挟んで配置された一対のフランジとを有しており、それらフランジの間の離間距離(溝部の厚み寸法)が溝部の厚み寸法になっている。
短尺スタッド47Aの厚み寸法は、ランナ43〜46の各溝部の厚み寸法D2とほぼ同じにされている。短尺スタッド47Aにおいては、屋外側面及び屋内側面の両方がランナ43〜46の各フランジの内側面にそれぞれ重ねられており、その重ねられた部分において短尺スタッド47Aがランナ43〜46に溶接等により固定されている。なお、短尺スタッド47Aが厚みスタッドに相当する。
これに対して、隙間スタッド47Bは、その屋内側面がランナ43,44における屋内側フランジの内側面に重なる位置に配置されており、その重ねられた部分において隙間スタッド47Bが上ランナ43及び下ランナ44に溶接等により固定されている。この場合、隙間スタッド47Bの屋外側面は、ランナ43,44における屋外側フランジから屋内側に向けて離間しており、その屋外側フランジには固定されていない。したがって、ランナ43,44に対する隙間スタッド47Bの固定強度は、隙間スタッド47Bの屋内側面及び屋外側面の両方がランナ43,44の各フランジに固定されている構成に比べて低くなっていると考えられる。この結果、隙間スタッド47Bによる窓枠52の支持強度が低下することが懸念される。
そこで、本実施形態では、隙間スタッド47Bが連結部材61を介して柱13に連結されている。これにより、隙間スタッド47Bによる窓枠52の支持強度が低下することを抑制している。連結部材61は、隙間スタッド47Bに固定されたスタッド側固定部62と、柱13に固定された柱側固定部63とを有している。スタッド側固定部62は、柱側固定部63から壁厚み方向に沿って延びており、隙間スタッド47Bにおける柱13側の側面に重ねられた状態で、第1ビス65により隙間スタッド47Bに固定されている。柱側固定部63は、スタッド側固定部62から壁幅方向に沿って延びており、柱13における屋内側面に重ねられた状態で、第2ビス66により柱13に固定されている。
ここでは、連結部材61により連結された隙間スタッド47Bと柱13との連結構造について、図2、図3を参照しつつ説明する。図3は連結部材61の構成を示す図であり、(a)に連結部材61の斜視図を示し、(b)に柱13と隙間スタッド47Bとの連結構造の分解斜視図を示す。
図3(a)に示すように、連結部材61は、互いに直交する一対の板部を有しており、それら板部のうち一方がスタッド側固定部62とされ、他方が柱側固定部63とされている。連結部材61は、短尺状のアングル材等の鋼材により形成されている。柱側固定部63には、第2ビス66のためのビス孔63aが設けられている。ビス孔63aは、丸孔になっており、柱側固定部63とスタッド側固定部62との境界部に沿って複数並べられている。
スタッド側固定部62には、第1ビス65のためのビス孔62aが設けられている。ビス孔62aは、柱側固定部63からのスタッド側固定部62の延出方向に沿って延びた長孔になっている。ビス孔62aは、柱側固定部63とスタッド側固定部62との境界部が延びる方向に直交して延びており、前記境界部に沿って複数並べられている。この場合、ビス孔62aは、壁厚み方向に沿って水平方向に延びていることになる。なお、スタッド側固定部62のビス孔62aが固定孔に相当する。
図3(b)に示すように、連結部材61は、上下方向において所定間隔で複数並べて設けられている。連結部材61においては、第2ビス66が柱側固定部63のビス孔63aを通じて柱13に羅着されており、それによって、連結部材61が柱13に固定されている。また、第1ビス65は、隙間スタッド47Bを貫通してスタッド側固定部62のビス孔62aに羅着されており、それによって、連結部材61が隙間スタッド47Bに固定されている。
隙間スタッド47Bの外周部には、互いに対向する一対の側面部が含まれており、これら側面部のうち一方を第1ビス65が貫通している。他方には、第1ビス65の貫通部分と対向する位置に作業用開口67が設けられており、その作業用開口67を通じて第1ビス65が隙間スタッド47Bの中空部に差し入れられるとともに、第1ビス65の羅着作業を行うためのドライバ等の工具が作業用開口67を通じて隙間スタッド47Bの中空部に差し入れられる。
図2に示すように、連結部材61のスタッド側固定部62は、屋内側から柱13と隙間スタッド47Bとの間に入り込んでおり、隙間スタッド47Bの側面に重ねられている。ここで、壁幅方向において、隙間スタッド47Bの幅寸法W1(例えば25mm)は、窓枠52の縦枠部52aと柱13との離間距離W2よりも小さくされている。このように、隙間スタッド47Bの幅寸法が縦枠部52aと柱13との離間距離に合わせた大きさになっていなくても、連結部材61が用いられることでその連結部材61及び隙間スタッド47Bを介して、縦枠部52aが柱13に対して固定されていることになる。
隙間スタッド47Bと柱13との離間距離は、スタッド側固定部62の厚み寸法よりも大きくされており、スタッド側固定部62は、隙間スタッド47Bの側面に重なった状態になっている一方で、柱13からは隙間スタッド47B側に離間している。なお、第1ビス65は、スタッド側固定部62のビス孔62aを貫通して柱13側に突出しており、その突出寸法は、スタッド側固定部62と柱13との離間距離よりも大きくなっている。この場合、第1ビス65は、スタッド側固定部62だけでなく柱13にも羅着された状態になっている。
内壁面材41は、壁厚み方向において柱13から屋内側に離間しており、その離間部分に連結部材61の柱側固定部63が入り込んだ状態になっている。この場合、内壁面材41と柱13との離間距離は、柱側固定部63の厚み寸法より小さくされており、柱側固定部63は内壁面材41から屋外側に離間している。
連結部材61のスタッド側固定部62は、壁厚み方向において上ランナ43及び下ランナ44よりも屋外側には突出していない。連結部材61においては、柱側固定部63からのスタッド側固定部62の延出寸法が、壁厚み方向における隙間スタッド47Bの厚み寸法よりも小さくされている。この場合、連結部材61は、壁断熱部48よりも屋内側に配置されていることになる。
壁断熱部48は、柱13と窓枠52の縦枠部52aとの間に屋外側から入り込んでいる隙間断熱部48aと、柱13の屋外側に設けられた柱側断熱部48bと、柱側断熱部48bを挟んで隙間断熱部48aとは反対側に配置された主断熱部48cとを有している。これら断熱部48a〜48cは、いずれも発泡系断熱材により板状に形成されており、互いの側面同士を重ねた状態で壁幅方向に沿って横並びに配置されている。つまり、断熱部48a〜48cは互いに連続した状態になっている。
隙間断熱部48aは、上ランナ43及び下ランナ44よりも屋内側には突出しておらず、隙間スタッド47Bからは屋外側に離間している。隙間断熱部48aにおいては、柱側断熱部48b側の側面が柱13の側面に重ねられているとともに、縦枠部52aの側面に重ねられており、柱13と縦枠部52aとの間に断熱性を付与している。ここで、連結部材61のスタッド側固定部62は、隙間断熱部48aから屋内側に離間している。この場合、例えばスタッド側固定部62が柱13と隙間断熱部48aとの間に入り込んでいる構成とは異なり、隙間断熱部48aによる断熱性能がスタッド側固定部62により低下するということがない。
隙間スタッド47Bを柱13に固定する作業手順について簡単に説明する。
まず、柱13の屋内側面に連結部材61の柱側固定部63を重ね、その状態で第2ビス66をビス孔63aから柱13に打ち込むことにより、連結部材61を柱13に固定する。ここでは、壁幅方向において、あらかじめ窓枠52及び隙間スタッド47Bの設置位置を定めておき、スタッド側固定部62が隙間スタッド47Bの側面に当接するように、柱13に対する連結部材61の固定位置を決定する。
そして、スタッド側固定部62の側面に当接する位置に隙間スタッド47Bを配置し、第1ビス65を隙間スタッド47B側からスタッド側固定部62に向けて第1ビス65を打ち込む。ここでは、壁厚み方向において、あらかじめ内壁面材41の設置位置を定めておき、隙間スタッド47Bの屋内側側面が内壁面材41の屋外側面に当接するように、連結部材61に対する隙間スタッド47Bの固定位置を決定する。この場合、スタッド側固定部62のビス孔62aが壁厚み方向に沿って延びているため、第1ビス65を打ち込む際に、スタッド側固定部62に対する隙間スタッド47Bの位置調整を容易に行うことができる。
連結部材61を用いて隙間スタッド47Bを柱13に固定した後、その隙間スタッド47Bに対して内壁面材41や縦枠部52aをビス等により固定する。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の優れた効果が得られる。
隙間スタッド47Bが連結部材61を介して柱13に連結されているため、柱13と窓枠52との離間距離が隙間スタッド47Bの幅寸法より大きい場合でも、隙間スタッド47Bを柱13及び窓枠52の両方に固定することができる。この場合、柱13と窓枠52との離間距離よりも幅寸法の小さい汎用品を隙間スタッド47Bとして使用することが可能になるため、隙間スタッド47Bについてのコスト負担や作業負担を低減することができる。したがって、窓枠52が柱13から離間した位置に設けられていても、その窓枠52を柱13に好適に固定することができる。
連結部材61のスタッド側固定部62が柱13と隙間スタッド47Bとの間に入り込んでいるため、そのスタッド側固定部62を隙間スタッド47Bと内壁面材41との間に入り込ませる必要がない。このため、内壁面材41をビス等により隙間スタッド47Bに固定する場合に、そのビス等にスタッド側固定部62を貫通させる必要がない。これにより、スタッド側固定部62が支障になって、内壁面材41を固定するためのビス等を適正な状態で隙間スタッド47Bに打ち込むことができない、ということを回避できる。
連結部材61のスタッド側固定部62が壁厚み方向に延びているため、隙間スタッド47Bをスタッド側固定部62に沿わせるように移動させることで、壁厚み方向における隙間スタッド47Bの位置合わせ作業を容易に行うことができる。しかも、スタッド側固定部62のビス孔62aが壁厚み方向に延びる長孔であるため、ビス等の打ち込み位置を、壁厚み方向における隙間スタッド47Bの位置に合わせて設定することが容易になる。
連結部材61の柱側固定部63が壁幅方向に沿って延びているため、その柱側固定部63を柱13の側面に沿わせるように移動させることで、壁幅方向における連結部材61の位置合わせ作業を容易に行うことができる。また、この場合、連結部材61のスタッド側固定部62に固定される隙間スタッド47Bについても、幅方向における位置合わせ作業を容易に行うことができる。しかも、内壁面材41が柱13から屋内側に離間しているため、内壁面材41を柱13にビス等で直接固定するという構成にはなっていない。これは、内壁面材41と柱13との間に柱側固定部63が入り込んでいても、柱13に対して内壁面材41を固定する上で柱側固定部63が支障になりにくい構成であると言える。
上ランナ43及び下ランナ44においては、一対のフランジのうち一方にしか隙間スタッド47Bが固定されていないことで、ランナ43,44に対する隙間スタッド47Bの固定強度が不足していることが懸念されるが、隙間スタッド47Bは連結部材61を介して柱13に固定されているため、ランナ43,44による隙間スタッド47Bの固定強度が不足しているとしても、その不足分を柱13に対する固定により補うことができる。
柱13と窓枠52との間が隙間スタッド47Bを設置可能なほど離間している外壁部11においても、それら柱13と窓枠52との間に屋外側から壁断熱部48を入り込ませているため、柱13と窓枠52との隙間により外壁部11の断熱性能が低下するということを抑制できる。
連結部材61のスタッド側固定部62が柱13と隙間断熱部48aとの間に入り込んでいないため、それらの間にスタッド側固定部62が入り込んでいる構成に比べて、上下に隣り合う連結部材61の間において、柱13と隙間断熱部48aとの間に隙間が生じにくくなっている。これにより、連結部材61の存在により柱13と隙間断熱部48aとの間に隙間が生じてその隙間により外壁部11の断熱性能が低下するということを抑制できる。
壁断熱部48においては、隙間断熱部48a及び柱側断熱部48bといった2つの断熱部材が壁幅方向に並べて配置されているため、柱13の屋外側に配置された1つの断熱部材が柱13と窓枠52との間に入り込んでいる構成に比べて、隙間断熱部48a及び柱側断熱部48bが柱13や窓枠52の各側面に密着しやすくなっている。したがって、壁断熱部48による外壁部11の断熱性能を高めることができる。
[他の実施形態]
本発明は上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施されてもよい。
(1)外壁部11には間仕切壁が接続されていてもよい。例えば、図4に示すように、外壁部11に直交する間仕切壁71が外壁部11に接続された構成とする。間仕切壁71は、互いに対向する一対の間仕切壁面材72と、それら間仕切壁面材72の間に設けられた間仕切壁下地73とを有しており、その屋外側端面が外壁部11の屋内面に接続されている。間仕切壁71と外壁部11との接続部分においては、外壁部11の内壁面材41に接続用開口部75が設けられており、その接続用開口部75を介して外壁部11の内壁下地42と間仕切壁71の間仕切壁下地73とが連結されている。また、間仕切壁71の間仕切壁面材72の屋外側端面は、外壁部11の内壁面材41の屋内面に重ねられている。
また、柱13は、ラチス柱に含まれている。ラチス柱は、壁幅方向において所定間隔で配置された一対の柱13と、それら柱13を連結するラチス77とを有している。外壁部11の内部にラチス77が設けられている構成においては、柱側断熱部48bが、柱13の屋外側だけでなくラチス77の屋外側にも設けられている。また、内壁下地42はラチス77の屋内側に設けられており、その内壁下地42の厚み寸法は、上記実施形態の内壁下地42の厚み寸法に比べて小さくされている。例えば、ラチス77の屋内側に設けられたスタッド47の厚み寸法は、隙間スタッド47Bの厚み寸法よりも小さくされている(例えば25mm)。
(2)上記実施形態では、隙間スタッド47Bが窓枠52よりも上方及び下方に向けて突出していたが、隙間スタッド47Bは、上方及び下方の少なくとも一方について窓枠52よりも突出していなくてもよい。例えば、図5に示すように、隙間スタッド47Bが、窓枠52よりも上方及び下方の両方について突出していない構成とする。この構成では、隙間スタッド47Bが上側中間ランナ45と下側中間ランナ46との間に設けられている。
柱13と窓枠52との間には、上側中間ランナ45の下側に設けられた上側接続ランナ81と、下側中間ランナ46の上側に設けられた下側接続ランナ82とが設けられており、隙間スタッド47Bは、これら接続ランナ81,82に掛け渡された状態になっている。上側接続ランナ81は、溝部を下方に向けた状態で上側中間ランナ45の下面に固定されており、下側接続ランナ82は、溝部を上方に向けた状態で下側中間ランナ46の上面に固定されている。
隙間スタッド47Bは、上ランナ43及び下ランナ44に固定された構成と同じように、接続ランナ81,82の溝部内に入り込んだ状態で溶接等により接続ランナ81,82に固定されている。ここで、接続ランナ81,82は、ランナ43〜46よりも壁厚み方向における厚み寸法が隙間スタッド47Bの厚み寸法に合わせて小さくされている。この場合、接続ランナ81,82においては、一対のフランジの両方に対して隙間スタッド47Bの側面が重ねられており、その重ねられた部分が溶接等により固定されている。これにより、隙間スタッド47Bは、接続ランナ81,82を介して中間ランナ45,46に強固に固定されていることになる。
なお、隙間スタッド47Bの上方及び下方には短尺スタッド47Aが設置されており、この短尺スタッド47Aと隙間スタッド47Bとは上下に並べて配置されている。
また、隙間スタッド47Bは、窓枠52よりも上方及び下方のうち一方にだけ突出していてもよい。例えば、隙間スタッド47Bが窓枠52の上方に突出している場合、その隙間スタッド47Bは、上ランナ43と下側接続ランナ82に掛け渡されていることが好ましい。また、隙間スタッド47Bが窓枠52の下方に突出している場合、その隙間スタッド47Bは、下ランナ44と上側接続ランナ81に掛け渡されていることが好ましい。
(3)上記実施形態では、隙間スタッド47Bがその長辺を壁幅方向に直交させる向きで設けられていたが、隙間スタッド47Bは、図6に示すように、その長辺が壁幅方向に沿って延びる向きで設けられていてもよい。この構成では、窓枠52の縦枠部52aが石膏ボードにより形成され、壁幅方向における幅寸法が上記実施形態の縦枠部52aよりも小さくなっており、それに伴って、縦枠部52aと柱13との離間距離が大きくなっている。このため、隙間スタッド47Bを、その長辺が壁幅方向に沿って延びる向きで設置することが可能になっている。
連結部材61においては、柱側固定部63のビス孔63aが壁幅方向に沿って延びた長孔になっており、スタッド側固定部62のビス孔62aが第1ビス65の羅着された丸孔になっている。また、第1ビス65は柱13には羅着されていない。この場合、第1ビス65においては、スタッド側固定部62から柱13側への突出部分の長さ寸法が、スタッド側固定部62と柱13との離間距離よりも小さくなっている。なお、ビス孔62a,63aの少なくとも一方が水平方向、又は水平方向に傾斜した方向に延びる長孔とされていれば、ビス65,66の打ち込み位置を変更することが容易になる。
(4)上記実施形態では、隙間スタッド47Bと連結部材61のスタッド側固定部62とは第1ビス65を用いてビス固定されていたが、隙間スタッド47Bとスタッド側固定部62とは、ボルト固定されていてもよい。例えば、隙間スタッド47Bにおける連結部材61側の側面部にボルト孔が形成されており、そのボルト孔に隙間スタッド47Bの中空部側からボルトが挿し入れられ、そのボルトが、連結部材61のスタッド側固定部62を挟んで隙間スタッド47Bとは反対側に配置されたナットに羅着された構成とする。この構成では、ボルトをスタッド側固定部62のビス孔62aの挿通した状態で壁厚み方向に移動させることで、柱13に対するスタッド側固定部62の位置を壁厚み方向に沿って調整することが容易になっている。
(5)上記実施形態では、連結部材61のスタッド側固定部62が柱13と隙間スタッド47Bとの間に入り込んでいたが、スタッド側固定部62は、柱13と隙間スタッド47Bとの間に入り込んでいなくてもよい。例えば、スタッド側固定部62が、隙間スタッド47Bの屋内側や屋外側に配置された構成とする。スタッド側固定部62が、隙間スタッド47Bの屋内側に配置されている場合、そのスタッド側固定部62は、隙間スタッド47Bにおける屋内側面に重ねられており、その重ねられた部分が溶接等により固定されている。この場合、スタッド側固定部62は、隙間スタッド47Bと内壁面材41との間に挟まった状態になっている。
(6)連結部材61の柱側固定部63は、柱13における屋外側面に重ねられていてもよい。また、連結部材61においては、柱側固定部63が柱13の屋内側及び屋外側のそれぞれに設けられていてもよい。例えば、連結部材61が、スタッド側固定部62を挟んで対向する一対の柱側固定部63を有していてもよい。
(7)連結部材61の柱側固定部63は、柱13と隙間スタッド47Bとの間に配置されていてもよい。この場合、スタッド側固定部62は、柱13と隙間スタッド47Bとの間ではなく、隙間スタッド47Bの屋内側や屋外側に配置されていることが好ましい。
(8)連結部材61のスタッド側固定部62は、内壁下地42よりも屋外側に突出していてもよい。この場合でも、スタッド側固定部62が柱13と隙間断熱部48aとの間に入り込んでいないことが、外壁部11の断熱性能を保持する上で好ましい。
(9)連結部材61は、柱13及び隙間スタッド47Bに沿って上下方向に延びていてもよい。例えば、連結部材61が、隙間スタッド47Bとほぼ同じ長さ寸法を有し、上ランナ43と下ランナ44とに掛け渡され状態になっている構成とする。
(10)窓部12が壁開口部とされているのではなく、玄関口等の出入口が壁開口部とされていてもよい。この場合でも、出入口に出入口枠等の開口枠が取り付けられていることで、その開口枠の縦枠部と柱との間に隙間スタッドを設けた構成を実現できる。
(11)外壁部11が壁部とされているのではなく、屋内空間を仕切る間仕切壁部が壁部とされていてもよい。この場合でも、間仕切壁部の壁開口部に開口枠が取り付けられていることで、その開口枠の縦枠部と柱との間に隙間スタッドを設けた構成を実現できる。
11…壁部としての外壁部、12…壁開口部としての窓部、13…柱、41…壁面材としての内壁面材、43…ランナとしての上ランナ、44…ランナとしての下ランナ、45…ランナとしての上側中間ランナ、46…ランナとしての下側中間ランナ、47…スタッド、47A…厚みスタッドとしての短尺スタッド、47B…隙間スタッド、48…壁断熱部、48a…隙間断熱部、48b…柱側断熱部、52…開口枠としての窓枠、52a…縦枠部、52b…横枠部としての上枠部、52c…横枠部としての下枠部、61…連結部材、62…スタッド側固定部、62a…固定孔としてのビス孔、63…柱側固定部。

Claims (8)

  1. 柱を挟んで対向する一対の壁面材と、それら壁面材の間に設けられた複数のスタッドとを有する壁部に、壁開口部が設けられている建物の壁構造であって、
    前記壁開口部には、縦枠部及び横枠部を有する開口枠が設けられており、
    前記複数のスタッドには、前記柱と前記縦枠部の間の隙間に設けられ、該縦枠部に沿って延び、同縦枠部が固定された隙間スタッドが含まれており、
    前記隙間スタッドは、連結部材を介して前記柱に連結されており、
    前記連結部材は、前記隙間スタッドに固定されたスタッド側固定部と、前記柱に固定された柱側固定部とを有していることを特徴とする建物の壁構造。
  2. 前記スタッド側固定部は、前記柱側固定部から壁厚み方向に延びていることで前記隙間スタッドと前記柱との間に入り込んでおり、その入り込んだ部分が前記隙間スタッドに固定されていることを特徴とする請求項1に記載の建物の壁構造。
  3. 前記スタッド側固定部には、当該スタッド側固定部を前記隙間スタッドに固定するための固定孔が設けられており、
    前記固定孔は、前記壁厚み方向に沿って延びている長孔であることを特徴とする請求項2に記載の建物の壁構造。
  4. 前記壁面材は、壁厚み方向において前記柱から離間した位置に配置されており、
    前記柱側固定部は、前記スタッド側固定部から壁幅方向に沿って延びていることで、前記柱と前記壁面材との離間部分に入り込んでおり、その入り込んだ部分が前記柱に固定されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の建物の壁構造。
  5. 前記複数のスタッドは、上下に配置された一対のランナの間に配置され、各ランナにおける一対のフランジの間に入り込んでおり、
    前記複数のスタッドには、壁厚み方向における厚み寸法が前記隙間スタッドよりも大きい厚みスタッドが含まれており、
    前記厚みスタッドは、前記ランナにおける前記一対のフランジの内側面のそれぞれに固定されており、
    前記隙間スタッドは、前記ランナにおける前記一対のフランジの内側面のうち一方に固定されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の建物の壁構造。
  6. 前記壁部は、前記一対の壁面材の間に壁断熱部が設けられた外壁部であり、
    前記壁断熱部は、前記隙間スタッドよりも屋外側において前記柱と前記縦枠部との間に入り込んだ状態で設けられていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の建物の壁構造。
  7. 前記連結部材は、上下方向において所定間隔で複数設けられており、
    各連結部材の前記スタッド側固定部は、前記壁断熱部よりも屋内側において、前記隙間スタッドと前記柱との間に入り込んでいることを特徴とする請求項6に記載の建物の壁構造。
  8. 前記壁断熱部は、前記柱の屋外側に配置された柱側断熱部と、前記柱と前記縦枠部との間の隙間に入り込んでいる隙間断熱部とを有しており、
    前記柱側断熱部と前記隙間断熱部とは、壁幅方向において横並びに配置され、互いに連続していることを特徴とする請求項6又は7に記載の建物の壁構造。
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