JP2014189153A - 船舶のスタンドライブ装置 - Google Patents

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秀夫 三竿
Takayuki Toda
隆行 戸田
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貴由 小濱
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【課題】ユニバーサルジョイントを覆う防水カバーが劣化又は損傷した場合には、直ちに水の浸入を検知できる船舶のスタンドライブ装置を提供する。
【解決手段】船内に配置されるエンジンの動力をユニバーサルジョイント90によって推進装置まで伝達し、ユニバーサルジョイント90を少なくとも防水カバー91によって覆われた空間Sに配置する船舶のスタンドライブ装置10であって、空間Sには、浸水検知センサ95が配置される。
【選択図】図4

Description

本発明は、船舶のスタンドライブ装置の技術に関する。
船舶のうちでも小型船舶は、プレジャーボート、漁船等として用いられている。小型船舶における推進機関の設置方式の一つに「船内外機」という設置方式がある。船内外機とは、船体内部に配置されたエンジンから船体外部に配置されたスタンドライブ装置へ動力を伝達する設置方式のものである(例えば、特許文献1)。
スタンドライブ装置では、エンジンの動力をユニバーサルジョイント(自在継手)によって推進装置に伝達する。ユニバーサルジョイントは、2つの軸の接合する角度が自由に変化する継手である。ユニバーサルジョイントは、スタンドライブ装置が船外(水中)に設置されるため、防水カバーによって覆われている。
ユニバーサルジョイントは、少なくとも防水カバーによって船外から遮断された空間に配置されている。しかし、ユニバーサルジョイントが可動すると、防水カバー内の容積変化により防水カバー内の空気が圧縮又は膨張するため、防水カバーによって覆われた空間には、防水カバー内の空気を排出又は吸収するための空気通路穴が設けられている。
防水カバーが劣化又は損傷した場合には、防水カバーによって覆われた空間内に海水が浸入し、ユニバーサルジョイントが損傷することになる。また、防水カバーによって覆われた空間内に浸入した海水は、空気通路穴から船内に浸入するおそれがある。
特開2013−14174号公報
そこで、本発明が解決しようとする課題は、ユニバーサルジョイントを覆う防水カバーが劣化又は損傷した場合には、直ちに水の浸入を検知できる船舶のスタンドライブ装置を提供することである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、船内に配置される駆動源の動力をユニバーサルジョイントによって推進装置まで伝達し、該ユニバーサルジョイントを少なくとも防水カバーによって覆われた空間に配置する船舶のスタンドライブ装置であって、前記空間には、浸水検知センサが配置されるものである。
請求項2においては、請求項1記載の船舶のスタンドライブ装置であって、前記空間には、空気通路穴が形成され、前記浸水検知センサは、前記空気通路穴よりも下方に設けられるものである。
請求項3においては、請求項2記載の船舶のスタンドライブ装置であって、前記防水カバーは、円筒形状に構成され、前記空気通路穴は、前記防水カバーの軸線よりも上方に形成され、前記浸水検知センサは、前記防水カバーの軸線よりも下方に設けられるものである。
請求項4においては、請求項1乃至3記載の船舶のスタンドライブ装置であって、前記浸水検知センサは、船内から取り付け又は取り外しされるものである。
本発明の船舶のスタンドライブ装置によれば、ユニバーサルジョイントを覆う防水カバーが劣化又は損傷した場合には、直ちに水の浸入を検知できる。
本発明に係るプレジャーボートの船尾を示す模式図。 同じくスタンドライブ装置の構成を示す模式図。 同じくスタンドライブ装置の駆動構成を示す模式図。 同じくユニバーサルジョイントの防水構成を示す模式図。 同じくブラケットの構成を示す正面図。 同じくユニバーサルジョイントの別の防水構成を示す模式図。
図1を用いて、プレジャーボート100について説明する。
なお、図1では、プレジャーボート100を斜視にて模式的に表している。また、図1では、説明を分かり易くするため、エンジン80A・80Bを二点鎖線で表している。
プレジャーボート100は、本発明に係る船舶の実施形態である。プレジャーボート100は、スポーツフィッシング、クルージング、マリンスポーツまたはスピードレース等に用いられる小型船舶である。プレジャーボート100は、スタンドライブ装置10A・10Bと、エンジン80A・80Bと、船体110と、を具備している。
プレジャーボート100は、「2基掛け」の構成とされている。2基掛けとは、2つのエンジン80A・80Bにそれぞれスタンドライブ装置10A・10Bが接続されている構成である。本実施形態のプレジャーボート100では、船体110の後部に、スタンドライブ装置10A及びエンジン80Aが進行方向に向かって左側に配置され、スタンドライブ装置10B及びエンジン80Bが進行方向に向かって右側に配置されている。なお、レジャーボート100は、「1基掛け」の構成であっても良い。
プレジャーボート100は、「船内外機」の構成とされている。船内外機とは、船体110内部に配置されたエンジン80A・80Bから船体110外部に配置されたスタンドライブ装置10A・10Bへ動力を伝達する構成である。また、プレジャーボート100は、「スタンドライブ」の構成とされている。スタンドライブとは、船内の後方にエンジン80A・20Bを配置し、船尾(トランサムボード130)にスタンドライブ装置10A・10Bを備える構成である。
以下では、スタンドライブ装置10A・10B、エンジン80A・20Bがそれぞれ同様の構成であるため、スタンドライブ装置10及びエンジン80として説明する。
図2を用いて、スタンドライブ装置10の構成について説明する。
なお、図2では、スタンドライブ装置10の構成を側面視にて模式的に表している。
スタンドライブ装置10は、後述するスクリュープロペラ85を回転させることによって船体110を推進させる装置である。また、スタンドライブ装置10は、船体110の進行方向に対して後述する推進装置50を左右方向に回動することによって船体110を旋回させる装置である。
スタンドライブ装置10は、ジンバルハウジング20と、ジンバルリング30と、ベルハウジング40と、推進装置50と、を具備している。スタンドライブ装置10では、船体110後部から、ジンバルハウジング20、ジンバルリング30、ベルハウジング40、推進装置50の順に配置されている。
ジンバルハウジング20は、船体110のトランサムボード130に固設されている。ジンバルハウジング20には、左右回動軸21を介して、ジンバルリング30が左右方向に回動自在に支持されている。左右回動軸21の上端部は、操舵アーム65の一端側に軸支されている。操舵アーム65の他端側は、左右回動油圧シリンダ60のロッド側に軸支されている。
ジンバルリング30は、上述したように、左右回動軸21を介して、ジンバルハウジング20に軸支されている。ジンバルリング30には、上下回動軸31を介して、ベルハウジング40が上下方向に回動自在に支持されている。また、ジンバルリング30の左右には、昇降油圧シリンダ70・70のシリンダ側が軸支されている。
ベルハウジング40は、上述したように、上下回動軸31を介して、ジンバルリング30に軸支されている。ベルハウジング40は、後述する推進装置50のアッパーハウジング50Uに連結されている。
推進装置50は、アッパーハウジング50Uと、ロアハウジング50Rと、から構成されている。アッパーハウジング50Uは、航行時は喫水WLより上方に位置し、後述する切換クラッチ82等が収納されている。また、アッパーハウジング50Uの左右には、昇降油圧シリンダ70・70のロッド側が軸支されている。ロアハウジング50Rは、航行時は喫水Wより下方に位置し、後述する出力軸84等が収納されている。
このような構成とすることで、操舵装置(図示略)によって左右回動油圧シリンダ60が伸縮される。左右回動油圧シリンダ60が伸縮されることによって、操舵アーム65が回動される。操舵アーム65が回動されることによって、左右回動軸21が回動される。左右回動軸21が回動されることによって、ジンバルリング30、ベルハウジング40及び推進装置50が船体110に対して左右回動軸21を中心として左右方向に回動する。
また、昇降油圧シリンダ70が伸縮されることによってベルハウジング40及び推進装置50が船体110に対して上下回動軸31を中心として上下方向に回動する。
図3を用いて、スタンドライブ装置10の駆動構成について説明する。
なお、図3では、スタンドライブ装置10を側面視にて模式的に表している。また、図3では、説明を分かり易くするため、スタンドライブ装置10の駆動構成のみを実線で表している。
スタンドライブ装置10は、入力軸81と、切換クラッチ82と、駆動軸83と、出力軸84と、スクリュープロペラ85と、を具備している。
入力軸81は、エンジン80の動力を切換クラッチ82に伝達するものである。入力軸81は、一端側がユニバーサルジョイント90の出力軸と連結され、他端側が切換クラッチ82と連結されている。入力軸81は、エンジン80の動力を、ユニバーサルジョイント90を介して切換クラッチ82に伝達している。ユニバーサルジョイント90は、2つの軸の接合する角度が自由に変化する継手である。
切換クラッチ82は、入力軸81等を介して伝達されたエンジン80の動力(回転駆動)を正回転方向又は逆回転方向に切り替えるものである。切換クラッチ82は、ディスクプレートを備えるインナードラムと連結された正回転用ベベルギアと、逆回転用ベベルギアと、を備えている。切換クラッチ82は、入力軸81に連結されたアウタードラムのプレッシャープレートをいずれのディスクプレートに押し付けるかによって回転方向の切り換えを行う。
駆動軸83は、切換クラッチ82等を介して伝達されたエンジン80の動力を出力軸84に伝達するものである。駆動軸83の一端側に設けられたベベルギアは、切換クラッチ82に設けられた正回転用ベベルギア、或いは、逆回転用ベベルギアと歯合され、その他端部に設けられたベベルギアは、出力軸84のベベルギアと歯合される。
出力軸84は、駆動軸83等を介して伝達されたエンジン80の動力をスクリュープロペラ85に伝達するものである。出力軸84の一端側に設けられたベベルギアは、上述したように駆動軸83のベベルギアと歯合され、その他端側には、スクリュープロペラ85が取り付けられている。
スクリュープロペラ85は、回転することによって推進力を発生させるものである。スクリュープロペラ85は、出力軸84等を介して伝達されたエンジン80の動力によって駆動され、回転軸周りに配置された複数枚のブレード86が周囲の水をかくことによって推進力を発生させる。
図4を用いて、ユニバーサルジョイント90の防水構成について説明する。
なお、図4では、ユニバーサルジョイント90の防水構成を側面視にて模式的に表している。また、図4では、説明を分かり易くするため、入力軸81及びユニバーサルジョイント90を2点鎖線で表している。さらに、図4の下方では、図4のAA断面を模式的に表している。
ユニバーサルジョイント90は、スタンドライブ装置10が船外(水中)に設置されるため、防水される必要がある。ユニバーサルジョイント90の防水構成は、防水カバー91と、浸水検知センサ95と、空気通路穴97と、から構成されている。
防水カバー91は、ユニバーサルジョイント90を覆うものである。ユニバーサルジョイント90は、防水カバー91によって覆われた空間Sに配置される。本実施形態の防水カバー91は、蛇腹の筒形状に形成され、ゴム材で構成されている。
防水カバー91の船内側は、ジンバルハウジング20の取り付け部23の外周に取り付けられている。ジンバルハウジング20の取り付け部23は、ジンバルハウジング20の貫通部22と連通している。ジンバルハウジング20の貫通部22は、プレジャーボート100の船内と連通している。
防水カバー91の船外側は、ベルハウジング40の取り付け部43の内側に取り付けられている。ベルハウジング40の取り付け部43は、ベルハウジング40の貫通部42と連通している。ベルハウジング40の貫通部42は、アッパーハウジング50Uに取り付けられている。
このような構成とすることで、空間Sは、ジンバルハウジング20の貫通部22と、防水カバー91の内部と、ベルハウジング40の貫通部42と、から形成される。入力軸81は、ベルハウジング40の貫通部42に挿通されている。ユニバーサルジョイント90は、ジンバルハウジング20の貫通部22、並びに、防水カバー91の内部に配置される。
空間Sの船内側は、パッキン92によって船内と遮断されている。また、空間Sの船外側は、パッキン(図示略)によってアッパーハウジング50Uの内部と遮断されている。
空間Sの船内側端部の最上部、すなわちパッキン92の外周の上方には、空気通路穴97が形成されている。空気通路穴97は、空間Sと船内とを連通している。空気通路穴97は、ユニバーサルジョイント90が可動すると周囲の空気が圧縮又は膨張するため、防水カバー91で覆われた空間Sの空気を船内に排出、又は船内から吸入する機能を有している。
空間Sの船内側端部の最下部、すなわちパッキン92の外周の下方には、浸水検知センサ95が配置されている。浸水検知センサ95は、センサ部で水を検出した場合には電気信号を発信する機能を有している。浸水検知センサ95は、コントローラ(図示略)に接続されている。コントローラは、浸水検知センサ95が浸水を検知した場合には、操縦者に警報等で警告する。
また、浸水検知センサ95は、船内側から容易に取り付け、或いは、取り外し可能に構成されている。本実施形態の浸水検知センサ95は、従来、空間Sの船内側端部の最下部に形成されていた空気通路穴に取り付けられるものとする。
なお、本実施形態では、空気通路穴97を空間Sの船内側端部の最上部に設け、浸水検知センサ95を空間Sの船内側端部の最下部に設けているが、これに限定されない。空気通路穴97が浸水検知センサ95の上方に設けられる構成であれば良いものとする。例えば、空気通路穴97が空間Sにおいてユニバーサルジョイント90の軸線より上半分に設けられ、浸水検知センサ95が空間Sにおいてユニバーサルジョイント90の軸線より下半分に設けられる構成であっても良い。
図5を用いて、ブラケット70の構成について説明する。
ブラケット70は、油圧シリンダ60を船体130に取り付け、ジンバルハウジング20とブラケット70とを船体130に挟持固定して、スタンドライブ装置10を強固に支持するものである。ブラケット70の上部左右中央には、操舵アーム65を貫通させるための貫通孔70Bが開口されている。ブラケット70の上下及び左右中央には、貫通孔70Cが開口され、ユニバーサルジョイント90を貫通させている。ブラケット70の下部左右中央には、貫通孔70Dが開口され、油圧ホースやケーブル等を貫通させている。なお、貫通孔70B・70C・70Dの位置及び貫通させる部材は限定するものではない。
ユニバーサルジョイント90の防水構成の作用について説明する。
防水カバー91が劣化又は損傷した場合には、防水カバー91で覆われた空間Sの内部に海水が浸入する。空間S内に浸入する海水は、重力の作用によって空間Sの内部の最下部に浸入することになる。
空間S内の最下部に浸入した海水は、同じく空間Sの船内側端部の最下部に配置される浸水検知センサ95によって検知される。浸水検知センサ95が浸水を検知したことによって、コントローラは、操縦者に浸水があったことを警報等で警告する。
なお、空間Sの内部に海水が浸入した場合であっても、空気通路穴97が空間Sの船内側端部の最上部に形成されているため、空気通路穴97から海水が船内に浸入するおそれはない。
スタンドライブ装置10(ユニバーサルジョイント90の防水構成)の効果について説明する。
本実施形態のスタンドライブ装置10によれば、ユニバーサルジョイント90を覆う防水カバー91が劣化又は損傷した場合であっても、船内への水の浸入を防止できる。
すなわち、防水カバー91によって形成される空間Sの船内側端部の最下部に浸水検知センサ95が配置されているため、防水カバー91の内部へ水が浸入した場合であっても、浸水検知センサ95によって直ちに水の浸入を検知できる。
また、空間Sには空気通路穴97を形成する必要があるものの、空気通路穴97が空間Sの船内側端部の最上部に形成されているため、空気通路穴97から空間S内に侵入した海水が船内に浸入するおそれはない。
さらに、浸水検知センサ95が船内側から容易に取り付け、或いは、取り外し可能に構成されているため、浸水検知センサ95の交換作業の作業性を向上できる。
図6を用いて、ユニバーサルジョイント90の別の防水構成について説明する。
なお、図6では、ユニバーサルジョイント90の別の防水構成を側面視にて模式的に表している。また、図6では、説明を分かり易くするため、入力軸81及びユニバーサルジョイント90を2点鎖線で表している。
ユニバーサルジョイント90は、スタンドライブ装置10が船外(水中)に設置されるため、防水される必要がある。ユニバーサルジョイント90の防水構成は、内側防水カバー191と、外側防水カバー192と、浸水検知センサ195と、から構成されている。
内側防水カバー191及び外側防水カバー192は、ユニバーサルジョイント90を覆うものである。ユニバーサルジョイント90は、内側防水カバー191によって覆われた空間Sに配置される。本実施形態の内側防水カバー191及び外側防水カバー192は、蛇腹の筒形状に形成され、ゴム材で構成されている。なお、外側防水カバー192の口径は、内側防水カバー191の口径よりも大きいものとしている。
内側防水カバー191の船内側は、ジンバルハウジング20の取り付け部23の外周側に固定金具196によって取り付けられている。内側防水カバー191の船外側は、ベルハウジング40の取り付け部43の外周側に固定金具196によって取り付けられている。
なお、ジンバルハウジング20の取り付け部23は、ジンバルハウジング20の貫通部22に筒状の部材を設ける構成としても良い。また、ベルハウジング40の取り付け部43は、ベルハウジング40の貫通部42に筒状の部材を設ける構成としても良い。
このような構成とすることで、空間Sは、ジンバルハウジング20の貫通部22と、内側防水カバー191の内部と、ベルハウジング40の貫通部42と、から形成される。入力軸81は、ベルハウジング40の貫通部42に挿通されている。ユニバーサルジョイント90は、ジンバルハウジング20の貫通部22、並びに、内側防水カバー191の内部に配置される。
内側防水カバー191は、さらに外側防水カバー192に覆われている。言い換えれば、ユニバーサルジョイント90は、内側防水カバー191及び外側防水カバー192によって二重で覆われている。
外側防水カバー192の船内側は、ジンバルハウジング20の取り付け部24の外周側固定金具196によって取り付けられている。外側防水カバー192の船外側は、ベルハウジング40の取り付け部44の外周側に固定金具196によって取り付けられている。
内側防水カバー191と外側防水カバー192との間には、浸水検知センサ195が配置されている。浸水検知センサ195は、内側防水カバー191と外側防水カバー192との間の最下部に配置されている。浸水検知センサ195は、センサ部で水を検出した場合には電気信号を発信する機能を有している。浸水検知センサ195は、コントローラ(図示略)に接続されている。コントローラは、浸水検知センサ195が浸水を検知した場合には、操縦者に警報等で警告する。
空間Sの船内側端部の最上部には、空気通路穴(図示略)が形成されている。空気通路穴は、空間Sと船内とを連通している。空気通路穴は、ユニバーサルジョイント90が可動すると周囲の空気が圧縮又は膨張するため、内側防水カバー191で覆われた空間Sの空気を外部に逃がす機能を有している。
ユニバーサルジョイント90の防水構成の作用について説明する。
外側防水カバー192が劣化又は損傷した場合には、外側防水カバー192内に海水が浸入する。空間S内に浸入する海水は、重力の作用によって、内側防水カバー191と外側防水カバー192との間の最下部に浸入することになる。
内側防水カバー191と外側防水カバー192との間の最下部に浸入した海水は、内側防水カバー191と外側防水カバー192との間の最下部に配置される浸水検知センサ195によって検知される。浸水検知センサ95が浸水を検知したことによって、コントローラは、操縦者に浸水があったことを警報等で警告する。
スタンドライブ装置10(ユニバーサルジョイント90の別の防水構成)の効果について説明する。
本実施形態のスタンドライブ装置10によれば、ユニバーサルジョイント90を覆う外側防水カバー192が劣化又は損傷した場合であっても、船内への水の浸入を防止できる。
すなわち、ユニバーサルジョイント90を覆う外側防水カバー192が劣化又は損傷した場合であっても、さらにユニバーサルジョイント90が内側防水カバー191で覆われているため船内への水の浸入を防止できる。
また、外側防水カバー192と内側防水カバー191との間の最下部に浸水検知センサ195が配置されているため、外側防水カバー192内への水が浸入した場合であっても、浸水検知センサ195によって直ちに水の浸入を検知できる。
10 スタンドライブ装置
20 ジンバルハウジング
30 ジンバルリング
40 ベルハウジング
50 推進装置
80 エンジン
81 入力軸
90 ユニバーサルジョイント
191 内側防水カバー
192 外側防水カバー
195 浸水検知センサ
97 空気通路穴
100 プレジャーボート

Claims (4)

  1. 船内に配置される駆動源の動力をユニバーサルジョイントによって推進装置まで伝達し、該ユニバーサルジョイントを少なくとも防水カバーによって覆われた空間に配置する船舶のスタンドライブ装置であって、
    前記空間には、浸水検知センサが配置される、
    船舶のスタンドライブ装置。
  2. 請求項1記載の船舶のスタンドライブ装置であって、
    前記空間には、空気通路穴が形成され、
    前記浸水検知センサは、前記空気通路穴よりも下方に設けられる、
    船舶のスタンドライブ装置。
  3. 請求項2記載の船舶のスタンドライブ装置であって、
    前記防水カバーは、円筒形状に構成され、
    前記空気通路穴は、前記防水カバーの軸線よりも上方に形成され、
    前記浸水検知センサは、前記防水カバーの軸線よりも下方に設けられる、
    船舶のスタンドライブ装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の船舶のスタンドライブ装置であって、
    前記浸水検知センサは、船内から取り付け又は取り外しされる、
    船舶のスタンドライブ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001030990A (ja) * 1999-07-22 2001-02-06 Yanmar Diesel Engine Co Ltd チルト・アップ機構を備えた船外機

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