JP2014188345A - クリップカートリッジおよびクリップ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】連結部の初期の向きのいかんに関わらず、連結部を単に押し込んでいくだけでカートリッジに正確に挿入されて連結部がクリップに係合するクリップカートリッジを提供する。
【解決手段】指向性をもつ連結部40を挿入して、生体組織結紮用のクリップ11の基端部11aに連結部40を装着するためのカートリッジ100であって、カートリッジ100は、カートリッジ100の内部に位置しクリップ11を収納する収納部52と、カートリッジ100の外面を入口側とし収納部52を出口側として貫通し連結部40が挿入される挿入孔53と、を備えている。挿入孔53には、挿入される連結部40に対して挿入孔53の周回方向の力を付与する係合面55が形成されている。
【選択図】図8

Description

この発明は、クリップカートリッジおよびクリップ装置に関する。
クリップユニットに操作ワイヤを連結するにあたり、操作ワイヤとクリップユニットとの捩り方向の角度あわせをする必要がある場合に、操作ワイヤの先端をクリップユニットに対して所定の方向に向けるためのクリップケースを用いることが提案されている。
これに対し、特許文献1によれば、同文献の図12から図17に示されているように、クリップユニットを収納するクリップケースであって、シース(導入管)を挿入する入口側が拡径したテーパ形状(傾斜面)の挿入孔(導入管挿入部)を備えている。
また、特許文献2によれば、同文献の図1、図2、図5および図9に示されているように、同じくクリップケース(内視鏡用クリップ取付具)であって、挿入孔(フック案内孔)の断面(開口)形状が、開口入口から内部に向かって次第に偏平に形成されている。
特開2009−22777号公報 特開2009−11769号公報
特許文献2のクリップケース(内視鏡用クリップ取付具)は、操作ワイヤの先端の連結部(連結フック)が、カートリッジの挿入孔(フック案内孔)に対してちょうど真横を向いて挿入された場合に、挿入孔の内壁に引っ掛かって挿入できない場合がある。
すなわち、特許文献2では、同文献の図2に示されているように、挿入孔(フック案内孔)の入口側が楕円形に開口し、楕円形の長軸を、開いた連結部(連結フック)の外形の距離に等しく設定していた。このため、楕円形の短軸方向に向けて、開いた連結部(連結フック)を挿入することはできなかった。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、連結部の初期の向きのいかんに関わらず、連結部を単に押し込んでいくだけでカートリッジに正確に挿入されて連結部がクリップに係合するクリップカートリッジおよびクリップ装置を提供するものである。
本発明によれば、指向性をもつ連結部を挿入して、生体組織結紮用のクリップの基端に上記連結部を装着するためのカートリッジであって、上記カートリッジは、上記カートリッジの内部に位置し上記クリップを収納する収納部と、上記カートリッジの外面を入口側とし上記収納部を出口側として貫通し上記連結部が挿入される挿入孔と、を備え、上記挿入孔には、挿入される上記連結部に対して上記挿入孔の周回方向の力を付与する係合面が形成されていることを特徴とするクリップカートリッジが提供される。
また、本発明によれば、上記のクリップカートリッジと、前記収納部に収納された生体組織結紮用の前記クリップと、前記クリップに嵌装されて前記クリップを閉成する締付リングと、を含むクリップ装置が提供される。
上記発明によれば、連結部の挿入方向のいかんに関わらず、連結部を単に押し込んでいくだけで、連結部に対して横力を付与することで回転しながら、カートリッジに正確に挿入されて連結部がクリップに係合するようにしたクリップカートリッジおよびクリップ装置が提供される。
本発明の第一実施形態のカートリッジ本体と連結部との関係を説明するための一部平面図である。 図1のA−A線に沿う断面図である。 図1のB−B線に沿う断面図である。 図1のC−C線に沿う断面図である。 本発明の第一実施形態のカートリッジ蓋体の平面図である。 図1のD−D線に沿う部分断面図である。 本発明の第一実施形態の連結部の拡大平面図である。 本発明の第一実施形態のクリップカートリッジを用いてクリップと連結部とを連結する際の説明図である。 図8に対応し、クリップカートリッジ内でのクリップと連結部との連結状態の説明図である。 図9に対応し、連結状態のクリップと連結部をクリップカートリッジ内から取り出す際の説明図である。 本発明の第一実施形態の挿入孔中での連結部の回転状態を説明するためのものであり、ハッチングを省略した一部断面図である。 本発明の第一実施形態の挿入孔の詳細を説明するための通路部材の一部拡大平面図である。 図12のD−DからH−H線にそれぞれ沿い、図13の(D)から(H)はハッチングを省略した一部断面図である。 本発明の第一実施形態の突条部の説明図であり、突条部の端面が連続するように展開させた挿入孔の一部断面図である。 本発明の第二実施形態の突条部を示し、ハッチングを省略した通路部材の一部断面図である。 本発明の第二実施形態の突条部の縦方向の一部断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図中、同様の構成要素には同様の符号を付し、重複する説明を省略する場合がある。
<第一実施形態>
図1は、本発明の第一実施形態のカートリッジ本体50と連結部40との関係を説明するための一部平面図である。図2は、図1のA−A線に沿う断面図、図3は図1のB−B線に沿う断面図、図4は図1のC−C線に沿う断面図である。図5は、カートリッジ蓋体60の平面図である。
図6は図1のD−D線に沿う部分断面図である。図6の右方は図示省略してある。図6は、クリップカートリッジ100を示し、ハッチングを省略した一部断面図である。図7は、連結部40の拡大平面図である。図8は、クリップカートリッジ100を用いてクリップ11と連結部40とを連結する際の説明図である。図9は図8に対応し、クリップカートリッジ100内でのクリップ11と連結部40との連結状態の説明図である。図10は図9に対応し、連結状態のクリップ11と連結部40をクリップカートリッジ100内から取り出す際の説明図である。
図11は、挿入孔53中での連結部40の回転状態を説明するためのものであり、ハッチングを省略した一部断面図である。図12は、挿入孔53の詳細を説明するための通路部材54の一部拡大平面図、図13は図12のD−DからH−H線にそれぞれ沿い、図13の(D)から(H)はハッチングを省略した一部断面図である。図14は突条部56の説明図であり、突条部56の端面が連続するように展開させた挿入孔53の一部断面図である。
本実施形態のクリップカートリッジ(以下、カートリッジと略記)100は、図8から図10に示すように、指向性をもつ連結部40を挿入して、生体組織結紮用のクリップ11の基端(基端部11a)に連結部40を装着するためのものである。
カートリッジ100は、図1および図8から図10に示すように、カートリッジ100の内部に位置し、クリップ11を収納する収納部52と、カートリッジ100の外面を入口側とし、収納部52を出口側として貫通し、連結部40が挿入される挿入孔53と、を備えている。
カートリッジ100の外面に開口する挿入孔53には、図1、図8および図9に示すように、挿入される連結部40に対して挿入孔53の周回方向の力を付与する係合面55が形成されている。
すなわち、連結部40を挿入孔53に押し込むと、係合面55により、連結部40に挿入孔53の周回方向の力を付与することで、連結部40の挿入時に方向規制をすることができる。本実施形態における周回方向は、図3および図4における反時計回りである。
クリップ11は、内視鏡(図示せず)に挿入して用い、連結部40を介して連結された操作ワイヤ30を牽引することで生体組織をクリップするものである。
クリップ11は、図8から図10に示すように、たとえば板バネ等の金属製板材を中央部で略U字形に折り曲げて形成したものである。クリップ11は、連結部40に連結される略U字形に折り曲がった基端部11aを有し、そのバネ性により常時は先端爪部が離隔して開いた開放状態にある。クリップ11の基端部11aと先端爪部との間の主要な長さ部分を腕部という。
クリップ11の腕部の長さ方向の途中には、上記バネ性に抗して当該クリップ11を閉成する締付リング12が嵌装される。クリップ11および締付リング12からクリップユニット10を構成する。
本実施形態のクリップ装置110(図8を参照)は、カートリッジ100にクリップユニット10が収納されたものである。言い換えると、本実施形態のクリップ装置110は、カートリッジ100と、カートリッジ100の収納部52に収納された生体組織結紮用のクリップ11と、クリップ11に嵌装されてこのクリップ11を閉成する締付リング12と、を含む。
連結部40は、操作ワイヤ30の先端に設けられ、クリップユニット10を着脱可能に把持してクリップユニット10と操作ワイヤ30とを連結する部位である。本実施形態の連結部40は指向性をもち、操作ワイヤ30の軸線方向を回転軸として非等方的な形状をなしている。連結部40は、クリップユニット10に対して所定の向きに合わされることでクリップユニット10に対して装着可能となる。具体的には、図7および図8に示すように、連結部40は平面視形状が略チャネル形ないしC字形に形成されており、複数の腕片41によってクリップユニット10のクリップ11の基端部11aを外側から把持することにより装着される。クリップ11に向かって平行に延びる二本の腕片41の対向する内面には、略円錐形に突出した一対の連結突起42が形成されている。
一対の連結突起42は、連結部40の弾性を利用して、クリップ11の基端部11aの内周側の空部内に嵌り込む。すなわち、基端部11aにおいてクリップ11が屈曲する平面と直交する方向に一対の腕片41が並ぶように、クリップ11に対して連結部40の向きを合せることにより、連結部40はクリップユニット10に装着される。
連結部40は、図7および図8に示すように、操作ワイヤ30の先端部に固定されている。
操作ワイヤ30は、図8に示すように、可撓性を有するチューブ状のシース20内に進退自在に挿入される。
シース20内には、図示しないが、操作ワイヤ30を牽引することで、連結部40、ならびにクリップ11および締付リング12から構成されるクリップユニット10が収納可能である。
本実施形態の挿入孔53は、図2に示すように、円孔である。挿入孔53が円孔であることから、連結部40の挿入方向を問わず、挿入孔53に対して連結部40の挿入を開始することができる。
挿入孔53の入口53aと出口53bとの間、より具体的には挿入孔53の中間部よりも入口53aの側(以下、入口側)に偏った位置に、係合面55が形成されている。
挿入孔53の入口側に位置するこの係合面55の先端の端面の法線ベクトルは、挿入方向の逆方向(図1における右方)と周回方向(図3および図4における反時計回り)とを合成した方向を向いている。
すなわち、挿入孔53の入口側に形成された係合面55の先端の端面の法線ベクトルが、挿入方向の逆方向の成分を含むことで、挿入された連結部40は挿入時の初期段階で係合面55に係合する。さらに、この法線ベクトルが周回方向の成分を含むことで、連結部40の向きを所望の方向に規制することができる。
挿入孔53における出口53bのある側(以下、出口側)は、収納部52に連通して開口している。
係合面55に連なって、挿入孔53の入口側から出口側に向かって延在する突条部56(図3および図4を参照)が形成されている。
すなわち、係合面55に連なって突条部56が形成されていることで、連結部40の挿入の初期段階のみならず、挿入途中に関しても方向規制が可能である。
突条部56が終端したところで、図4に示すように、挿入孔53の出口側は偏平形状になっていて連結部40の回動が規制されており、その先に、回動規制された連結部40と向き合わせされたクリップ11が収納されている。
すなわち、突条部56が終端したところで、挿入孔53の出口側は偏平形状とすることで、連結部40の挿入時の終端段階での方向規制ができる。連結部40とクリップ11とが向き合わせされているとは、クリップ11の基端部11aに対して、指向性をもつ連結部40が装着可能な向きになっていることをいう。
本実施形態のカートリッジ100は、複数本の突条部56を備えている。複数本の突条部56は、図3および図4に示すように、挿入孔53の周囲に互いに対向して並行して設けられている。
すなわち、突条部56が互いに対向する複数本であって並行していることで、連結部40の両側から方向規制することができ、その円滑化が図られる。
突条部56は、図3、図4および図12から図14に示すように、挿入孔53の入口側から出口側にかけて突出高さが増大する突起である。
すなわち、突条部56の突出高さが徐々に成長することから、連結部40の方向規制が自然にかつスムーズとなる。
カートリッジ100は、図1、図5および図6に示すように、製造上、二枚の合成樹脂製の板材を重ね合わせて接合して構成され、後述するカートリッジ本体50とカートリッジ蓋体60とに分離して形成されている。
カートリッジ本体50は、凹形状の収納部52を含むトレー状に形成されている。カートリッジ本体50は、収納部52にクリップ11が収納されていることを容易に視認するため、着色された不透明または半透明の樹脂材料からなる。
カートリッジ蓋体60は、カートリッジ本体50の収納部52を覆う平板状の基板61を備えている。カートリッジ蓋体60の基板61は、収納部52に収納されたクリップ11を透過視認するため、無色透明の樹脂材料からなることが好ましい。
カートリッジ本体50は、図8に示すように、基板51と、基板51から一段高くなり、クリップ11を収納する収納部52と、を備えている。
クリップ11は、収納部52から基板51にまたがって収納され、締付リング12を含めてクリップユニット10がカートリッジ100の内部に全て収納される。
基板51には、図10に示すように、挿入孔53を内部に画定する一対の通路部材54が開閉可能に軸支されている。
カートリッジ蓋体60の基板61は平板状でもよく、またはカートリッジ本体50の基板51とともに収納部52を構成する凹形状でもよい。カートリッジ本体50とカートリッジ蓋体60との間に一対の通路部材54が軸支されている(図6を参照)。
一対の通路部材54は、図1および図2に示すように、挿入孔53の軸芯に対して対称に形成され、互いに接近した閉状態において挿入孔53を画定している。
通路部材54には、図1および図6に示すように、挿入孔53の入口側の端部に軸部54aが突設され、かつ出口側に凸部54cが突設されている。
軸部54aは、図6に示すように、基板51,61に凹設された軸穴51a,61aに嵌り込む。一対の通路部材54は、図10に示すように、軸部54aを中心に回転し、略V字形に開く。
凸部54cは、図6に示すように、軸部54aに比較して突出量が少なく、一対の通路部材54の閉状態において、基板51,61に凹設された凹部51b,61bに嵌り込む。
凸部54cは、一対の通路部材54を閉状態にロックするものである。収納部52からクリップ11を引き抜くときに、後述する傾斜面54bが、クリップ11に外嵌された締付リング12を介して押され、通路部材54が押し広げられて開放する際に、凸部54cは凹部51b,61bから容易に離脱する。
挿入孔53を内部に画定する通路部材54は、図10に示すように、開放可能である。
すなわち、挿入孔53を内部に画定する通路部材54が開放可能であることから、連結部40に連結されたクリップ11を、挿入孔53を通すことなく、カートリッジ100から取り出すことができる。
通路部材54には、図9および図10に示すように、クリップ11に連結部40を装着したあと、収納部52からクリップ11を引き抜くときにクリップ11が通路部材54を押し広げて開放させるための傾斜面54bが形成されている。
すなわち、通路部材54に傾斜面54bがあることから、クリップ11を引き抜く際に通路部材54を自動的に開放できる。
通路部材54は、図6に示すように、基板51,61に軸支されている。
すなわち、通路部材54が基板51,61に軸支されていることから、カートリッジ100の構造の簡便化が図られる。
つぎに、図8から図11を参照して、本実施形態のカートリッジ100の使用方法について説明する。
まず、カートリッジ100内に、図8に示すように、クリップユニット10を収納しておく。このとき、一対の通路部材54は、閉状態にあり、挿入孔53を画定している。
つぎに、シース20から突出させた連結部40を、図8および図9に示すように、挿入孔53の入口側から挿入する。
このとき、連結部40が、入口側の係合面55に当接し、挿入孔53内の突条部56との位置が整合するように回転される。
連結部40を更に挿入すると、図11に示すように、挿入孔53内で突条部56と接触し、略90度回転される。
連結部40を更に挿入すると、図10に示すように、挿入孔53の出口側から突出し、クリップ11の基端部11aに連結される。
つぎに、操作ワイヤ30を牽引すると、クリップ11に外嵌された締付リング12が、通路部材54の傾斜面54bに当接する。
ここで、操作ワイヤ30を更に牽引すると、図10に示すように、通路部材54が押し広げられて開放する。
このため、挿入孔53内を通さずに、開放した一対の通路部材54の間隔内を通して、クリップユニット10をカートリッジ100内から抜き取ることができる。
<第二実施形態>
図15は、本発明の第二実施形態の突条部201,202を示し、ハッチングを省略した通路部材210の一部断面図、図16は突条部201,202の縦方向の一部断面図である。
本実施形態のカートリッジ100は、図15および図16に示すように、突条部201,202が二重の螺旋である点で第一実施形態と相違する。
複数本の突条部201,202は、図15および図16に示すように、互いに対向する多重(二重)の螺旋条である。
すなわち、突条部201,202が二重の螺旋を構成していることから、連結部40の方向規制の円滑化が図られる。
具体的には、通路部材210の突き合わせ面に、図15に示すように、挿入孔200の片半部をそれぞれ形成する。挿入孔200の内周面には、図15および図16に示すように、一対の通路部材210を互いに突き合わせた時に螺旋形に連続する突条部201,202を、略180度位相を異ならせ、二条で形成する。
突条部201,202の各端部には、挿入孔200の周回方向の力を連結部40に付与する係合面201a,202aが形成されている。
連結部40を挿入孔200の入口側から挿入すると、図15および図16に示すように、係合面201a,202aにまず当接し、連続して二重の螺旋である突条部201,202に案内されて、連結部40が挿入孔200中で回転される。
なお、本発明は上述の第一から第二実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的が達成される限りにおける種々の変形、改良等の態様も含む。
たとえば、上記第一実施形態において、挿入孔53として円孔を例示したが、これに限定されず、連結部40が内部で回転可能なものであれば足り、例えば楕円形や多角形に形成してもよい。
たとえば、上記第一実施形態において、カートリッジ100を製造上、二枚の板材を重ね合わせて構成したが、一枚の板材から構成したり、あるいは三枚以上の板材から構成したりしてもよい。また、カートリッジ100を合成樹脂製の板材から構成したが、これに限定されず、金属製としてもよい。
たとえば、上記第一実施形態において、軸部54aと軸穴51a,61aとの凹凸関係を逆にしてもよいし、また、凸部54cと凹部51b,61bとの凹凸関係を逆にしてもよい。
たとえば、上記第一実施形態において、連結部40の回転角度として略90度を例示したが、当該角度に限定されない。
上記実施形態は、以下の技術思想を包含するものである。
(1)指向性をもつ連結部を挿入して、生体組織結紮用のクリップの基端に前記連結部を装着するためのクリップカートリッジであって、前記クリップカートリッジは、前記カートリッジの内部に位置し前記クリップを収納する収納部と、前記クリップカートリッジの外面を入口側とし前記収納部を出口側として貫通し前記連結部が挿入される挿入孔と、を備え、前記挿入孔には、挿入される前記連結部に対して前記挿入孔の周回方向の力を付与する係合面が形成されていることを特徴とするクリップカートリッジ。
(2)前記挿入孔の前記入口側に位置する前記係合面の先端の端面の法線ベクトルが、挿入方向の逆方向と前記周回方向とを合成した方向を向いている上記(1)に記載のクリップカートリッジ。
(3)前記係合面に連なって、前記挿入孔の前記入口側から前記出口側に向かって延在する突条部が形成されている上記(1)または(2)に記載のクリップカートリッジ。
(4)前記突条部が終端したところで、前記挿入孔は偏平形状になっていて前記連結部の回動が規制されており、その先に、回動規制された前記連結部と向き合わせされた前記クリップが収納されている上記(3)に記載のクリップカートリッジ。
(5)前記挿入孔の周囲に互いに対向して並行して設けられた複数本の前記突条部を備える上記(3)または(4)に記載のクリップカートリッジ。
(6)前記突条部が、前記入口側から前記出口側にかけて突出高さが増大する突起である上記(3)から(5)のいずれかに記載のクリップカートリッジ。
(7)複数本の前記突条部が、互いに対向する多重の螺旋条である上記(5)または上記(5)にかかる上記(6)に記載のクリップカートリッジ。
(8)前記挿入孔を内部に画定する通路部材が開放可能である上記(1)から(6)のいずれかに記載のクリップカートリッジ。
(9)前記通路部材には、前記クリップに前記連結部を装着したあと、前記収納部から前記クリップを引き抜くときに前記クリップが前記通路部材を押し広げて開放させるための傾斜面が形成されている上記(8)に記載のクリップカートリッジ。
(10)前記挿入孔が円孔である上記(1)から(9)のいずれかに記載のクリップカートリッジ。
(11)前記通路部材が基板に軸支されている上記(8)または(9)に記載のクリップカートリッジ。
(12)上記(1)から(11)のいずれかに記載のクリップカートリッジと、前記収納部に収納された生体組織結紮用の前記クリップと、前記クリップに嵌装されて前記クリップを閉成する締付リングと、を含むクリップ装置。
10 クリップユニット
11 クリップ
11a 基端部
12 締付リング
20 シース
30 操作ワイヤ
40 連結部
41 腕片
42 連結突起
50 カートリッジ本体
51 基板
51a 軸穴
51b 凹部
52 収納部
53 挿入孔
53a 入口
53b 出口
54 通路部材
54a 軸部
54b 傾斜面
54c 凸部
55 係合面
56 突条部
60 カートリッジ蓋体
61 基板
61a 軸穴
61b 凹部
100 クリップカートリッジ(カートリッジ)
110 クリップ装置
200 挿入孔
201,202 突条部
201a,202a 係合面
210 通路部材

Claims (12)

  1. 指向性をもつ連結部を挿入して、生体組織結紮用のクリップの基端に前記連結部を装着するためのクリップカートリッジであって、
    前記クリップカートリッジは、前記クリップカートリッジの内部に位置し前記クリップを収納する収納部と、前記クリップカートリッジの外面を入口側とし前記収納部を出口側として貫通し前記連結部が挿入される挿入孔と、を備え、
    前記挿入孔には、挿入される前記連結部に対して前記挿入孔の周回方向の力を付与する係合面が形成されていることを特徴とするクリップカートリッジ。
  2. 前記挿入孔の前記入口側に位置する前記係合面の先端の端面の法線ベクトルが、挿入方向の逆方向と前記周回方向とを合成した方向を向いている請求項1に記載のクリップカートリッジ。
  3. 前記係合面に連なって、前記挿入孔の前記入口側から前記出口側に向かって延在する突条部が形成されている請求項1または2に記載のクリップカートリッジ。
  4. 前記突条部が終端したところで、前記挿入孔は偏平形状になっていて前記連結部の回動が規制されており、その先に、回動規制された前記連結部と向き合わせされた前記クリップが収納されている請求項3に記載のクリップカートリッジ。
  5. 前記挿入孔の周囲に互いに対向して並行して設けられた複数本の前記突条部を備える請求項3または4に記載のクリップカートリッジ。
  6. 前記突条部が、前記入口側から前記出口側にかけて突出高さが増大する突起である請求項3から5のいずれか一項に記載のクリップカートリッジ。
  7. 複数本の前記突条部が、互いに対向する多重の螺旋条である請求項5または請求項5に従属する請求項6に記載のクリップカートリッジ。
  8. 前記挿入孔を内部に画定する通路部材が開放可能である請求項1から6のいずれか一項に記載のクリップカートリッジ。
  9. 前記通路部材には、前記クリップに前記連結部を装着したあと、前記収納部から前記クリップを引き抜くときに前記クリップが前記通路部材を押し広げて開放させるための傾斜面が形成されている請求項8に記載のクリップカートリッジ。
  10. 前記挿入孔が円孔である請求項1から9のいずれか一項に記載のクリップカートリッジ。
  11. 前記通路部材が基板に軸支されている請求項8または9に記載のクリップカートリッジ。
  12. 請求項1から11のいずれか一項に記載のクリップカートリッジと、前記収納部に収納された生体組織結紮用の前記クリップと、前記クリップに嵌装されて前記クリップを閉成する締付リングと、を含むクリップ装置。
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