JP2014185626A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】この発明の制御装置は、内燃機関の各気筒に点火プラグを有する火花点火式内燃機関に適用される。この内燃機関の制御装置では、点火時期より前の期間に、前記点火プラグへの通電が行われ、これにより点火プラグに電流が流れている期間のうち、容量放電が生じる前の期間の長さが、期間長として検出される。検出された期間長に応じて筒内の空燃比が推定される。
【選択図】図4
Description
燃料噴射から前記点火プラグによる点火までの期間に、前記点火プラグへの通電を行い、これにより前記点火プラグに電流が流れている期間のうち、第1時点から第2時点までの期間の長さを第1期間長として検出する第1検出手段と、
前記第1期間長に応じて、筒内の空燃比を推定する第1推定手段と、を備え、
前記第1時点は、前記点火プラグに電流が流れ始めた時点であり、
前記第2時点は、前記点火プラグに流れる電流の減少量が所定量より大きくなってから、該電流の値が最小値となるまでの期間に含まれる時点であるものである。
前記第1検出手段は、燃料噴射から前記点火プラグによる点火までの期間に、前記点火プラグへの通電を複数回行うことで、前記第1期間長を複数回検出し、
前記第1推定手段は、複数回の前記第1期間長に応じて、空燃比を推定するものである。
吸気弁開弁から燃料噴射までの期間に、前記点火プラグへの通電を行い、これにより前記点火プラグに電流が流れている期間のうち、第3時点から第4時点までの期間の長さを第2期間長として検出する第2検出手段と、
前記第2期間長に応じて、今回の燃焼サイクルより前の燃焼サイクルにて排出されずに筒内に残留した残留ガスの量を推定する第2推定手段と、を備え、
前記第3時点は、前記点火プラグに電流が流れ始めた時点であり、
前記第4時点は、前記点火プラグに流れる電流の減少量が所定量より大きくなってから、該電流の値が最小値となるまでの期間に含まれる時点である、ものである。
吸気弁開弁から燃料噴射までの期間に、前記点火プラグへの通電を行い、これにより前記点火プラグに電流が流れている期間のうち、第5時点から第6時点までの期間の長さを期間長として検出する検出手段と、
前記期間長に応じて、今回の燃焼サイクルより前の燃焼サイクルにて排出されずに筒内に残留した残留ガスの量を推定する推定手段と、を備え、
前記第5時点は、前記点火プラグに電流が流れ始めた時点であり、
前記第6時点は、前記点火プラグに流れる電流の減少量が所定量より大きくなってから、該電流の値が最小値となるまでの期間に含まれる時点である、ものである。
[実施の形態1の構成]
図1は、本発明の実施の形態1のシステム構成を説明するための図である。図1に示すように、本発明の実施の形態1のシステムは、内燃機関2を備えている。この内燃機関2は、ガソリンを燃料とするものであり、例えば車両等の動力源として好ましく使用することができる。また、内燃機関2には理論空燃比よりリーンな空燃比でのリーンバーン運転が可能なエンジンである。図1では、内燃機関2の1つの気筒10のみを図示しているが、実際には内燃機関2は複数の気筒10を備えている。内燃機関2の気筒数および気筒配置は特に限定されるものではない。
本実施の形態1において制御装置30が実行する制御には、点火プラグ18への通電の制御と、点火プラグ18に流れる微小電流の検出による気筒内のガス(以下「筒内ガス」)の空燃比の推定の制御とが含まれている。
図7は、本発明の実施の形態1において制御装置30が実行する制御のルーチンについて説明するためのフローチャートである。図7のルーチンは、内燃機関2の燃焼サイクルごとに繰り返し実行されるルーチンである。図7のルーチンでは、まず、実行条件が成立するか否かが判別される(S102)。実行条件は、制御装置30に予め記憶されている。具体的には、例えば、内燃機関2が、リーンバーン領域での運転がされているか、均質燃焼運転中であるか等が挙げられる。ステップS102において、実行条件の成立が認められない場合、今回の処理はこのまま終了する。
実施の形態2のシステムは図1のシステムと同一の構成を有している。実施の形態2のシステムは、1回の燃焼サイクル中に微小電流が流れる期間長を2回検出し、それぞれに対する空燃比を推定し、2回の空燃比から、空燃比の変化の勾配を求め、これに応じて点火時期を制御する点を除き、実施の形態1のシステムと同一の制御を行う。実施の形態2の制御も、均質燃焼運転時に行われる。
本実施の形態2では、2回計測された期間長X1、X2を、燃料の均質性の推定に用いる場合について説明した。しかし、本発明は、これに限られるものではなく、例えば1、2回目期間長X1、2を、空燃比の検出に利用することもできる。
実施の形態3のシステムは図1のシステムと同一の構成を有している。実施の形態3のシステムは、成層燃焼が実行されている場合に空燃比を検出する制御を実行する点を除き、実施の形態2の制御と同一の制御を行う。
本実施の形態4のシステムは、図1のシステムと同一の構成を有している。実施の形態4のシステムは、燃料噴射前にも微小電流が流れる期間長を検出する制御を実行する点を除き、実施の形態1のシステムと同一である。
本実施の形態4では、残留ガス量が多い場合に点火時期を進角制御する場合について説明した。しかし本発明はこれに限られるものではなく、残留ガスの量に応じて他の制御を行うものであってもよい。具体的に、均質燃焼において残留ガスが少ないサイクルでは、筒内の平均温度が低く燃料の気化特性が悪くなり、壁面の燃料付着が多くなりやすい。従って、残留ガスが少ない場合には、分割して燃料噴射を行うこととし、かつ、残留ガスが少ない場合ほどその燃料噴射の分割回数を増加させる。これにより1回噴射で噴射される燃料量を少なくし、気化特性を改善させることができる。
実施の形態5のシステムは、図1のシステムと同一の構成を有している。実施の形態5のシステムは、成層燃焼運転が行われている場合に、実施の形態4と同様に、燃料噴射時期前に、残留ガス量の推定を行う。
10 気筒
12 ピストン
14 吸気弁
16 排気弁
18 点火プラグ
20 燃料噴射弁
24 吸気通路
26 排気通路
28 クランク角センサ
30 制御装置
50 イグニッションコイル
52 鉄心
54 一次コイル
56 二次コイル
58 スイッチ
60 イグナイタ
Claims (17)
- 内燃機関の各気筒に点火プラグを有する火花点火式内燃機関を制御する制御装置であって、
燃料噴射から前記点火プラグによる点火までの期間に、前記点火プラグへの通電を行い、これにより前記点火プラグに電流が流れている期間のうち、第1時点から第2時点までの期間の長さを第1期間長として検出する第1検出手段と、
前記第1期間長に応じて、筒内の空燃比を推定する第1推定手段と、を備え、
前記第1時点は、前記点火プラグに電流が流れ始めた時点であり、
前記第2時点は、前記点火プラグに流れる電流の減少量が所定量より大きくなってから、該電流の値が最小値となるまでの期間に含まれる時点である、
ことを特徴とする内燃機関の制御装置。 - 前記第2時点は、前記電流の値が、所定電流値より小さくなった時点であることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
- 前記所定電流値は、ゼロであることを特徴とする請求項2に記載の内燃機関の制御装置。
- 前記第2時点は、前記電流の減少量が前記所定量より大きくなった時点であることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
- 前記第2時点は、前記電流の値が最小値となった時点であることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
- 前記点火プラグへの通電がされている場合、前記電流の減少量が前記所定量より大きくなってから、該電流の値が最小値となるまでの期間に、前記点火プラグへの電圧印加を停止させる停止手段を、更に備えることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の内燃機関の制御装置。
- 前記停止手段は、前記第2時点において、前記点火プラグへの電圧印加を停止させることを特徴とする請求項6に記載の内燃機関の制御装置。
- 前記第1検出手段は、燃料噴射から前記点火プラグによる点火までの期間に、前記点火プラグへの通電を複数回行うことで、前記第1期間長を複数回検出し、
前記第1推定手段は、複数回の前記第1期間長に応じて、空燃比を推定することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の内燃機関の制御装置。 - 吸気弁開弁から燃料噴射までの期間に、前記点火プラグへの通電を行い、これにより前記点火プラグに電流が流れている期間のうち、第3時点から第4時点までの期間の長さを第2期間長として検出する第2検出手段と、
前記第2期間長に応じて、今回の燃焼サイクルより前の燃焼サイクルにて排出されずに筒内に残留した残留ガスの量を推定する第2推定手段と、を備え、
前記第3時点は、前記点火プラグに電流が流れ始めた時点であり、
前記第4時点は、前記点火プラグに流れる電流の減少量が所定量より大きくなってから、該電流の値が最小値となるまでの期間に含まれる時点である、
ことを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の内燃機関の制御装置。 - 前記第4時点は、前記電流の値が、所定電流値より小さくなった時点であることを特徴とする請求項9に記載の内燃機関の制御装置。
- 前記所定電流値は、ゼロであることを特徴とする請求項10に記載の内燃機関の制御装置。
- 前記第4時点は、前記電流の減少量が前記所定量より大きくなった時点であることを特徴とする請求項9に記載の内燃機関の制御装置。
- 前記第4時点は、前記電流の値が最小値となった時点であることを特徴とする請求項9に記載の内燃機関の制御装置。
- 均質燃焼運転が行われている場合に、前記第2推定手段により推定された前記残留ガス量に応じて、点火時期を制御する手段を、更に備えることを特徴とする請求項9から13のいずれか1項に記載の内燃機関の制御装置。
- 均質燃焼運転が行われている場合に、前記第2推定手段により推定された前記残留ガス量に応じて、燃料噴射の回数を制御する手段を、更に備えることを特徴とする請求項9から14のいずれか1項に記載の内燃機関の制御装置。
- 成層燃焼運転が行われている場合に、前記第2推定手段により推定された前記残留ガス量に応じて、燃料噴射時期を制御する手段を、更に備えることを特徴とする請求項9から13のいずれか1項に記載の内燃機関の制御装置。
- 内燃機関の各気筒に点火プラグを有する火花点火式内燃機関を制御する制御装置であって、
吸気弁開弁から燃料噴射までの期間に、前記点火プラグへの通電を行い、これにより前記点火プラグに電流が流れている期間のうち、第5時点から第6時点までの期間の長さを期間長として検出する検出手段と、
前記期間長に応じて、今回の燃焼サイクルより前の燃焼サイクルにて排出されずに筒内に残留した残留ガスの量を推定する推定手段と、を備え、
前記第5時点は、前記点火プラグに電流が流れ始めた時点であり、
前記第6時点は、前記点火プラグに流れる電流の減少量が所定量より大きくなってから、該電流の値が最小値となるまでの期間に含まれる時点である、
ことを特徴とする内燃機関の制御装置。
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JPH07158500A (ja) * | 1993-12-06 | 1995-06-20 | Hitachi Ltd | エンジン火炎の評価方法 |
JP2004301046A (ja) * | 2003-03-31 | 2004-10-28 | Nissan Motor Co Ltd | 内燃機関の点火時期制御装置 |
JP2004316479A (ja) * | 2003-04-14 | 2004-11-11 | Nissan Motor Co Ltd | 内燃機関の点火時期制御装置 |
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2013
- 2013-03-25 JP JP2013062825A patent/JP6028647B2/ja active Active
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JPH07158500A (ja) * | 1993-12-06 | 1995-06-20 | Hitachi Ltd | エンジン火炎の評価方法 |
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