JP2014184754A - 鞍乗型車両のスイングアーム支持構造 - Google Patents

鞍乗型車両のスイングアーム支持構造 Download PDF

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Keita Mikura
圭太 三倉
Tomiji Niitsu
富二 新津
Eiji Sugiyama
栄治 杉山
Taro Nishimoto
太郎 西本
Hisashi Kadomasu
寿 角増
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Abstract

【課題】例えば、ピボットブラケットの構造及び形状にてピボットブラケットの強度及び剛性を確保できる上、ピボットブラケットの組付け性及び生産性を向上できる鞍乗型車両のスイングアーム支持構造を提供する。
【解決手段】スイングアーム4はピボットブラケット6を介してエンジンブロック20に連結し、ピボットブラケット6は、ピボット35を挿通させる左腕部6L及び右腕部6Rと、左腕部6L及び右腕部6Rを連結させる連結部6Mとを備える。左腕部6L及び右腕部6Rは、ピボット35を支持するピボット支承穴38L,38Rを各別に有し、左右方向に並ぶ内壁40L,40R及び外壁41L,41Rと、内壁40L,40R及び外壁41L,41Rを、ピボット35よりも上方の位置で連結する上部連結部42L,42Rと、内壁40L,40R及び外壁41L,41Rを、ピボット35よりも下方の位置で連結する下部連結部43L,43Rと、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、鞍乗型車両のスイングアーム支持構造に関する。
例えば特許文献1には、エンジンブロックにピボット(軸体)が設けられ、ピボットを介してエンジンブロックにスイングアームが上下方向に揺動可能に支持された構造を有する鞍乗型車両が開示されている。また、鞍乗型車両には、エンジンブロックに、ピボットを支持するピボットブラケットを設け、ピボットブラケットを介してエンジンブロックにスイングアームを支持する構造のものもある。
特開2000−85673号公報
上記特許文献1に開示される鞍乗型車両のようにエンジンブロックにピボットを設ける構造では、路面反力等の荷重がスイングアームを介してエンジンブロックにダイレクトに印加されるため、それ相応の強度及び剛性の確保が必要となり、エンジンブロックのピボット設置部周りが大きくなり、製造コスト及び軽量化の点で不利となる場合がある。
また、エンジンブロックにピボットの取付け部が形成されることから、ピボットの設置位置は高さ方向の限られた範囲で許容されるのみで、高さ方向におけるピボットの設置位置の自由度は低い。
また、エンジンには、そのエンジンブロックが、前後、左右、又は上下に半割り可能に構成されたものがあり、このようなエンジンブロックにおける2つの分割体のうちの一方のみにピボットを設けた場合には、当該分割体のうちの一方に負荷が偏ってしまうため、当該分割体のうちの一方のみに強度及び剛性の確保をしなければならない場合があり、上記と同様に、製造コスト及び軽量化の点で不利となる場合がある。
また、2つの分割体に負荷を分散させるために、割面近傍にピボットを設ける場合もあるが、この場合には、ピボットの設置位置は高さ方向のわずかな範囲で許容されるのみで、高さ方向におけるピボットの設置位置の自由度は低い。
一方で、エンジンブロックにピボットブラケットを設ける場合には、ピボットブラケットは、エンジンブロックの左右に別体で設けられる構造のものが用いられることが多いが、このようなピボットブラケットの構造は、ピボットブラケットのエンジンブロックに対する組付け性や生産性が必ずしも良いとは言えない。
また、左右で別体のピボットブラケットを溶接等で一体化するものもあるが、この場合は、加工工数が多くかかってしまう。また、ピボットブラケットは、ピボットからの荷重を受けるため、強度及び剛性を極力確保することが望まれる。
そこで、本発明は、スイングアームを介して路面反力等の荷重がエンジンブロックにダイレクトにかからないようにして、エンジンブロック上で局部的に強度及び剛性を確保しなければならない部位が生じるのを抑制し、エンジンブロックの製造コストの低減及び軽量化を図ることができ、ピボットブラケットの構造及び形状にてピボットブラケットの強度及び剛性を確保できる上、ピボットブラケットの組付け性及び生産性を向上でき、さらにピボットブラケットで支持するピボットの高さ方向における設置位置の自由度を確保できる鞍乗型車両のスイングアーム支持構造を提供することを目的とする。
上記課題の解決手段として、請求項1に記載の発明は、前輪(3)と後輪(5)との間にエンジン(E)を配置し、後端部で前記後輪(5)の車軸(5A)を支持するとともに、前端部にピボット(35)を挿通させるピボット連結部(36)を有するスイングアーム(4)を備え、前記スイングアーム(4)は、前記ピボット連結部(36)に挿通させた前記ピボット(35)を挿通させるとともに前記エンジン(E)のエンジンブロック(20)に設けられた取付け部(30,31)に取付けられるピボットブラケット(6)を介して、前記エンジンブロック(20)に連結し、前記ピボットブラケット(6)は、前記取付け部(30,31)にそれぞれ取付けられるとともに、前記ピボット(35)を挿通させる左腕部(6L)及び右腕部(6R)と、これら左腕部(6L)及び右腕部(6R)を連結させる連結部(6M)と、を備え、前記ピボット(35)を中心に前記スイングアーム(4)を揺動可能とすることで、車体を揺動可能とする鞍乗型車両のスイングアーム支持構造において、前記左腕部(6L)及び前記右腕部(6R)はそれぞれ、前記ピボット(35)を挿通させて支持するピボット支承穴(38L,38R)を各別に有する、左右方向に並ぶ内壁(40L,40R)及び外壁(41L,41R)と、前記内壁(40L,40R)及び前記外壁(41L,41R)を、前記ピボット(35)よりも上方の位置で連結する上部連結部(42L,42R)と、前記内壁(40L,40R)及び前記外壁(41L,41R)を、前記ピボット(35)よりも下方の位置で連結する下部連結部(43L,43R)と、を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、前記エンジンブロック(20)は、上半体(20U)と、下半体(20D)とを有する上下半割り構造であり、前記取付け部(30,31)は、前記上半体(20U)に設けられた上側ブロック取付け部(30)と、前記下半体(20D)に設けられた下側ブロック取付け部(31)と、を備えてなり、前記上部連結部(42L,42R)の前端部には、前記上側ブロック取付け部(30)への取付けのための上側取付け穴(44L,44R)が形成され、前記下部連結部(43L,43R)の前端部には、前記下側ブロック取付け部(31)への取付けのための下側取付け穴(47L,47R)が形成されることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、前記ピボット支承穴(38L,38R)は、前後方向において、前記上側取付け穴(44L,44R)及び下側取付け穴(47L,47R)の後方に位置し、前記ピボットブラケット(6)は側面視において、後方に凸の略円弧状に形成されることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、前記左腕部(6L)、前記右腕部(6R)、及び前記連結部(6M)は一体に成形され、前記連結部(6M)に、前記ピボット(35)を挿通させて支持する中央ピボット支承穴(38M)が形成され、前記上側ブロック取付け部(30)は、前記上半体(20U)の上部後側に設けられ、前記下側ブロック取付け部(31)は、前記下半体(20D)の下部後側に設けられることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、前記内壁(40L,40R)と、前記外壁(41L,41R)と、前記上部連結部(42L,42R)と、前記下部連結部(43L,43R)と、から形成される閉空間内に、前記エンジン(E)で発生させる回転動を前記後輪(5)に伝達するチェーン(28)が通されることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、前記ピボットブラケット(6)には、ステップ(62)を取り付けるためのステップブラケット(64)、スタンド(60)を取り付けるためのスタンドブラケット(61)、及びクッション(51)を取り付けるためのクッションブラケット(50)のうちの少なくともいずれか1つが、取り付けられることを特徴とする。
請求項1に記載の発明では、スイングアームを、ピボットブラケットを介してエンジンブロックに連結し、ピボットブラケットにおいて左腕部及び右腕部が連結部によって連結され、左腕部及び右腕部それぞれにピボット支承穴を設け、左腕部及び右腕部それぞれが閉空間を形成する。
これにより、スイングアームを介して路面反力等の荷重がエンジンブロックにダイレクトにかからないようにして、エンジンブロック上で局部的に強度及び剛性を確保しなければならない部位が生じるのを抑制し、エンジンブロックの製造コストの低減及び軽量化を図ることができ、ピボットブラケットの構造及び形状にてピボットブラケットの強度及び剛性を確保できる上、ピボットブラケットの組付け性及び生産性を向上でき、さらにピボットブラケットで支持するピボットの高さ方向における設置位置の自由度を確保できる。
請求項2に記載の発明では、上下割りのエンジンブロックの上下半体各々にスイングアーム及び車体後部からの荷重を受けさせることができるため、上下半体のどちらか一方のみに負荷を偏らせることなく、分散させることができる。
また、上部連結部及び下部連結部のそれぞれにエンジンブロックに対する取付け穴を設けることで、ピボットブラケットの剛性確保を維持できる。
請求項3に記載の発明では、エンジンブロックの割面の高さ位置近傍にピボットを容易に設置することができる。
また、ピボットブラケットが側面視で後方に凸の円弧状であることで、その内側空間にエンジンブロックの一部が位置するようにして、車両の前後方向をコンパクトにすることができる。また、ホイールベースの調整(セッティング)も容易に行える。
請求項4に記載の発明では、左腕部、右腕部、連結部が一体に成形されることにより、溶接等で連結される場合に比べ工数が少なく、生産性を向上できる。
また、左腕部及び右腕部それぞれに加えて、連結部にピボット支承穴を形成したことから、スイングアームのピボットに対する支持剛性を確保できる。
また、上側ブロック取付け部と下側ブロック取付け部とを極力上下方向に離間させることで、スイングアーム及び車体後部からの荷重を上下半体に分散させ易くすることができる。
請求項5に記載の発明では、この発明の構造においてピボットブラケットは比較的大型となるが、限られたスペースを有効利用してチェーンが配置され、ピボットブラケット周りを可及的にコンパクトにできる。
請求項6に記載の発明では、ピボットブラケットに強度及び剛性が確保されるため、各種ブラケットを容易に取り付けることができ、また、小組み可能となることで、生産性を向上できる。
本発明の実施形態に係る自動二輪車の左側面図である。 上記自動二輪車のエンジン及びスイングアームの左側面図である。 図3の拡大図である。 上記ピボットブラケットの正面図である。 上記ピボットブラケットの左側面図である。 上記ピボットブラケットの上面図である。 上記ピボットブラケットとスイングアームが連結した状態のこれらの正面図である。 上記ピボットブラケットとスイングアームが連結した状態のこれらの左側面図である。 上記ピボットブラケットとスイングアームが連結した状態のこれらの上面図である。 図2のA−A線に沿う断面図である。 図2のB−B線に沿う断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。なお、以下の説明に用いる図面において、矢印FRは車両の前方を、矢印UPは車両の上方を、矢印LHは車両の左方をそれぞれ示している。
図1には本実施形態に係るスイングアーム支持構造が適用された鞍乗型車両としての自動二輪車1の左側面図が示されている。自動二輪車1では、バーハンドル2によって操向される前輪3と、スイングアーム4の後端部に配置された後輪5との間に、エンジンEが配置される。バーハンドル2及び前輪3を含むステアリング系部品は、車体フレーム10の前端のヘッドパイプ11に操向可能に枢支されている。スイングアーム4は、エンジンEの後部に取付けられたピボットブラケット6を介してエンジンEに連結し、後端部で後輪5の車軸5Aを支持している。なお、後輪5は、スイングアーム4に支持されたリヤフェンダ5Bに、上部側を前方から覆われている。リヤフェンダ5Bは、スイングアーム4の前部上面に支持されて、斜め後上方に延びている。
車体フレーム10は、上記ヘッドパイプ11と、ヘッドパイプ11から後方に延びるメインフレーム12と、メインフレーム12の後部から左右に分岐して下方に延びるハンガフレーム13L,13Rと、ハンガフレーム13L,13Rの上部それぞれから後方に延びる左右一対のシートフレーム14L,14Rと、ヘッドパイプ11から下方に延びるダウンフレーム15と、ハンガフレーム13L,13Rの下部それぞれから斜め後上方に延びて左右のシートフレーム14L,14Rにそれぞれ接続するサポートフレーム16L,16Rと、を備えている。
なお、図1において図中に表れない部材(例えば、ハンガフレーム13R)の符合は、便宜上、括弧書きで図示している。
エンジンEは、メインフレーム12の下方に配置され、ダウンフレーム15の下端部及びハンガフレーム13L,13Rの下端部によって支持されている。メインフレーム12の上部には燃料タンク7が載置され、燃料タンク7の後方にはシート8が配置されてシートフレーム14L,14Rの上部に支持されている。
図2を参照し、エンジンEは、図示省略するクランク軸及び変速機を収容したエンジンブロック20と、エンジンブロック20の前側上面から上方に突出するようにエンジンブロック20に結合されたシリンダ部21と、を備えている。シリンダ部21は、エンジンブロック20の前側上面に結合されるとともにシリンダボアが形成されたシリンダブロック22と、シリンダブロック22の上面に結合されたシリンダヘッド23と、シリンダヘッド23の上面に結合されたヘッドカバー24と、を備えている。
エンジンブロック20は、上半体20Uと下半体20Dとを有する上下半割り構造であり、上半体20U及び下半体20Dは略水平面に沿った分割ラインL1で結合されて内部に空間を形成しクランク軸や変速機を収容している。なお、上半体20U及び下半体20Dはボルト等によって結合される。
また、図2において、符号25は発電機(図示略)を覆う発電機カバーを示しており、発電機カバー25は、分割ラインL1を上下に跨った状態で、エンジンブロック20の左側部に固定されている。また、図2においては、エンジンブロック20の左側部の左方に配置されたドライブスプロケット26を覆う、スプロケットカバー26C(図1参照)が取り外された状態が示されている。
シリンダヘッド23における前部左右の位置には、前方に突出する左右一対の前側被固定部17L,17Rが形成され、上半体20Uにおける後部左右の位置には、上方に突出する左右一対の後側被固定部18L,18Rが形成されている。前側被固定部17L,17Rはダウンフレーム15の下端部に固定され、後側被固定部18L,18Rはハンガフレーム13L,13Rの下端部に固定され、これにより、エンジンEが車体フレーム10にぶら下がるようにして支持されている。
ドライブスプロケット26と、図1に示す後輪5に設けられたドリブンスプロケット27と、にはドライブチェーン28が掛け回され、これにより、ドライブスプロケット26から出力されるエンジンEから発生した回転動が、後輪5に伝達されて後輪5が駆動する。なお、ドライブスプロケット26は、エンジンブロック20の内部から左側部を通過して突出する図示省略するカウンタシャフトに相対回転不能に固定されている。カウンタシャフトをエンジンブロック20の左側部から突出させる挿通穴は、上半体20Uと下半体20Dとの結合面上に形成されている。
図3を参照し、ドライブスプロケット26の上方であって、上半体20Uの上部後側には、該上部後側を左右方向に貫通した貫通穴30Aを有する上側ブロック取付け部30が形成され、ドライブスプロケット26の下方であって、下半体20Dの下部後側には、該下部後側を左右方向に貫通した貫通穴31Aを有する下側ブロック取付け部31が形成されている。これら上側ブロック取付け部30及び下側ブロック取付け部31は、ピボットブラケット6の取付けのために形成されている。なお、図2及び図3において、ピボットブラケット6及びスイングアーム4には、便宜上ドットを付している。なお、後述の説明で用いる図7〜図9においても、同様に、ピボットブラケット6及びスイングアーム4には、便宜上ドットを付している。
図4〜図6も参照し、本実施形態のピボットブラケット6は、上側ブロック取付け部30及び下側ブロック取付け部31にそれぞれ取付けられるとともに、ピボット35を挿通させて保持する左腕部6L及び右腕部6Rと、これら左腕部6L及び右腕部6Rを連結させる連結部6Mと、を備えている。本実施形態では、左腕部6L、右腕部6R、及び連結部6Mが鋳造で一体に成形されている。
スイングアーム4は、その前端部に軸体であるピボット35を左右方向に延びる状態で挿通させるピボット連結部36(例えば、図8、図9参照)を有し、ピボットブラケット6に保持されたピボット35をピボット連結部36に回動可能に挿通させることで、ピボット35を中心に上下方向に揺動可能とされ、車体を上下方向に揺動可能とする。
本実施形態のピボットブラケット6は側面視において、後方に凸の略円弧状に形成されており、詳しくは、左腕部6L及び右腕部6Rが後方に凸の略円弧状に形成されている。
左腕部6L及び右腕部6Rはそれぞれ、ピボット35を挿通させて支持するピボット支承穴38L,38Rを各別に有するとともに、車幅方向に並ぶ内壁40L,40R及び外壁41L,41Rと、内壁40L,40R及び外壁41L,41Rを、ピボット35よりも上方の位置で連結する上部連結部42L,42Rと、内壁40L,40R及び外壁41L,41Rを、ピボット35よりも下方の位置で連結する下部連結部43L,43Rと、を備えている。
また、左腕部6L及び右腕部6Rを連結させる連結部6Mは、左腕部6Lの内壁40Lにおいて右方を指向する面と、右腕部6Rの内壁40Rの左方を指向する面とを連結させている。なお、図4において、便宜上、連結部6Mの内壁40Lにおける右方を指向する面との連結位置、及び連結部6Mの内壁40Rの左方を指向する面との連結位置を、二点鎖線で示している。そして、本実施形態では、連結部6Mにさらに、ピボット35を挿通させて支持する中央ピボット支承穴38Mが形成されている。なお、本実施形態の連結部6Mは、上下方向に長手方向を沿わせた矩形状に形成されている。
図4を参照し、内壁40L及び外壁41Lは、連結部6Mの左方で左右方向に離間して位置して上下方向に延在し、内壁40R及び外壁41Rは、連結部6Mの右方で左右方向に離間して位置して上下方向に延在している。また、上部連結部42L,42Rは、内壁40L,40Rの上端部と外壁41L,41Rの上端部に連結して左右方向に延在している。また、下部連結部43L,43Rは、内壁40L,40Rの下端部と外壁41L,41Rの下端部に連結して左右方向に延在している。したがって、左腕部6L及び右腕部6Rには閉空間が形成されている。なお、本実施形態では、内壁40L,40Rの内面がそれぞれ連結部6M側に向けて凹むように形成され、これにより左右の閉空間は連結部6M側に向けて膨出するように形成され、これにより左腕部6L及び右腕部6Rの軽量化が図られている。
図4及ぶ図5を参照し、上部連結部42L,42Rはそれぞれ側面視で、内壁40L,40Rの上端部及び外壁41L,41Rの上端部から前方に延びるに従い上方に延びており、それぞれの前端部は、ピボット支承穴38L,38Rよりも前方に位置している。そして、上部連結部42L,42Rの前端部にはそれぞれ、上側ブロック取付け部30への取付けのための上側取付け穴44L,44Rが形成されている。
また、下部連結部43L,43Rはそれぞれ、側面視で内壁40L,40Rの下端部及び外壁41L,41Rの下端部から下方に延びる連結部本体45L,45Rと、連結部本体45L,45Rの前面から前方に突出するブラケット部46L,46Rと、を一体に有している。下部連結部43L,43Rにおいては、ブラケット部46L,46Rの前端部が最も前方に位置しており、これらブラケット部46L,46Rの前端部にはそれぞれ、下側ブロック取付け部31への取付けのための下側取付け穴47L,47Rが形成されている。
そして、図3を参照し、ピボットブラケット6は、左の上部連結部42Lの前端部と右の上部連結部42Rの前端部との間に上側ブロック取付け部30が位置するように配置され、ボルト等からなる締結部材48を、上部連結部42Lの上側取付け穴44L、上側ブロック取付け部30の貫通穴30A及び上部連結部42Rの上側取付け穴44Rに挿通させて軸方向の移動を規制することで、その上部をエンジンブロック20に固定される。
また、ピボットブラケット6は、左の下部連結部43Lのブラケット部46Lと右の下部連結部43Rのブラケット部46Rとの間に下側ブロック取付け部31が位置するように配置され、ボルト等からなる締結部材49を、下部連結部43Lの下側取付け穴47L、下側ブロック取付け部31の貫通穴31A及び下部連結部43Rの下側取付け穴47Rに挿通させて軸方向の移動を規制することで、その下部をエンジンブロック20に固定される。
図10を参照し、上記のようにピボットブラケット6がエンジンブロック20に取付けられた状態において、ピボット35は、左右のピボット支承穴38L,38R及び中央ピボット支承穴38Mに挿通される。また、図3を参照し、ピボット35は、上側取付け穴44L,44R及び下側取付け穴47L,47Rよりも後方で、分割ラインL1の後方延長線上のやや下方に位置している。
図10を参照し、本実施形態のスイングアーム4は、後輪5の左方で前後方向に延び、その後端部で後輪5を支持する基部4Aと、基部4Aの前部から前方に延びる左延部4Lと、基部4Aの前部から右方に延びた後、前方に延びる右延部4Rと、を一体に有している。そして、本実施形態では、上記したピボット連結部36が、左延部4Lの前端部に形成された左ピボット連結部36Lと、右延部4Rの前端部に形成された右ピボット連結部36Rとで構成されている。
左ピボット連結部36L及び右ピボット連結部36Rは、左右方向に貫通した穴を有し、スイングアーム4は、左ピボット連結部36Lを左腕部6Lの閉空間内に配置し、右ピボット連結部36Rを右腕部6Rの閉空間内に配置し、図10、図11に示すように、ピボット35を挿通され、ピボット35を中心に揺動可能とされている。
なお、詳しくは、左ピボット連結36Lの穴の内周面はカラー48Lを介してピボット35に支持され、右ピボット連結36Rの穴の内周面もカラー48Rを介してピボット35に支持されている。なお、図中符合37は、左右のピボット支承穴38L,38R及び中央ピボット支承穴38M、並びに左ピボット連結36Lの穴及び右ピボット連結36Rの穴に挿通されたピボット35の軸方向への移動を規制する圧入カラーを示している。圧入カラー37は、右の外壁41Rに形成されたピボット支承穴38Rに圧入され、内周部に雌ねじが形成され、ピボット35の右端部を螺合させて左端面をカラー48Rを介して内壁40Rに突き当てることで、ピボット35の軸方向移動を規制している。
また、本実施形態におけるスイングアーム4の基部4Aは、後方側で車幅方向内側(右方)に向けて湾曲して延びており、その後端部は、後輪5の左端面よりも車幅方向内側に位置している。また、図中符合80は、ドライブチェーン28の内周側を保護するカバー部材であり、カバー部材80はスイングアーム4Aの左延部を外側から覆うように設けられている。
一方で、図3を参照し、スイングアーム4とピボットブラケット6との間にはリヤクッション51が設けられ、リヤクッションユニット51は、一端部をスイングアーム4に直接的に連結させ、他端部をピボットブラケット6に取付けられたクッションブラケット50に連結させ、他端部は間接的にピボットブラケット6に連結している。
図5及び図11を参照し、ピボットブラケット6における左の下部連結部43Lの連結部本体45Lの下端部には、左右方向に貫通する左貫通穴53Lが形成され、右の下部連結部43Rの連結部本体45Rの下端部には、左右方向に貫通する右貫通穴53Rが形成されている。クッションブラケット50は、左貫通穴53L及び右貫通穴53Rに跨るように挿通されて左右方向に延びるボルト等からなる軸部材58に回動可能に連結されている。
図3を参照し、クッションブラケット50は三角形状に形成され、3つの角部のうちの1つの角部が下方に向く状態で配置され、前方に位置する角部を軸部材58に左右方向を軸中心として回動可能に連結させ、左の連結部本体45Lの下端部と右の連結部本体45Rの下端部との間から後方に延びている。そして、クッションブラケット50は、後方に位置する角部をリヤクッションユニット51の上記他端部(下端部)に、左右方向を軸中心として回動可能に連結させている。
リヤクッション51は、クッションブラケット50における後方の角部からスイングアーム4における左延部4Lと右延部4Rとの間を通って、前斜め上方に延びる。そして、上記したリヤクッション51の一端部(上端部)は、図7及び図9も参照し、左延部4Lから上方に延びる左支持腕52Lの上端部と、右延部4Rから上方に延びる右支持腕52Rの上端部との間に配置され、これら左支持腕52Lの上端部及び右支持腕52Rの上端部に左右方向を軸中心として回動可能に連結されている。
また、図7、図8を参照し、クッションブラケット50における下方の角部の左方には左補助リンク54Lが、右方には右補助リンク54Rが配置され、それぞれ上記下方の角部に左右方向を軸中心として回動可能に連結されている。そして、これら左補助リンク54L及び右補助リンク54Rはそれぞれ、上記下方の角部から斜め後上方に延びて、詳細は図示しないが、左延部4Lの左右方向に延在する部位の下面から突出したブラケット部55に左右方向を軸中心として回動可能に連結されている。以上のようにして、スイングアーム4とピボットブラケット6との間に設けられたリヤクッション51は、スイングアーム4の揺動に応じて伸縮し、スイングアーム4の揺動を減衰させることが可能となっている。
また、図3及び図11を参照し、本実施形態では、ドライブチェーン28が、左腕部6Lの内壁40Lと、外壁41Lと、上部連結部42Lと、下部連結部43Lと、から形成される閉空間内に通されている。詳しくは、ドライブチェーン28は駆動した際に、左腕部6Lの閉空間内において、ピボット35と上部連結部42Lとの間を通過した後、ピボット35と下部連結部43Lとの間を通過するようになっている。このため、本実施形態では、ドライブチェーン28が左腕部6Lによって上下左右から保護されている。
また、ドライブチェーン28は左支持腕52Lの左方で前後方向に延びるが、図9に良く示されるように本実施形態のスイングアーム4では、左延部4Lの上面から上方に延びた後、左支持腕52Lの上部に向けて右方に延びるガード壁部56が形成され、左支持腕52Lとガード壁部56によって、ドライブチェーン28の通過穴57が形成されている。すなわち、ドライブチェーン28は、後方に向けて左腕部6L及び通過穴57を通過して延びるように設けられている。ここで、ガード壁部56は、左腕部6Lと同様に、ドライブチェーン28を保護し、しかも左支持腕52Lを補強する機能を有してスイングアーム4の剛性を確保している。
また、図3に戻り、本実施形態では、ピボットブラケット6に、ステップを取り付けるためのステップブラケット、スタンド60を取り付けるためのスタンドブラケット61が取付けられている。
運転者が足を載せるステップは左右に配置されるが、図3、図8を参照し、左のステップ62及びステップブラケット64のみについて説明する。ステップ62は、ピボットブラケット6の左腕部6Lにおける外壁41Lの後面から突出するボス部60Uと、下部連結部43Lの後面から突出するボス部60Dとに締結されたステップブラケット64に連結されている。上下に並んだボス部60U及びボス部60Dにはそれぞれ雌ねじ部が形成され、ステップブラケット64は弧状に形成され、その両端部をボス部60U,60Dに締結部材で締結されて後方に突出している。そして、ステップ62は、ステップブラケット64の後部に、上方に突出する収納状態と左方に突出する使用状態との間で回動可能に連結されている。
ステップブラケット64の下部には、シフトペダル65が揺動可能に連結され、この連結位置から下部連結部43Lの左方を通って前方に延びている。そして、シフトペダル65とエンジンブロック20の下半体20Dの左側部との間にはリンク部材66が架設され、シフトペダル65の揺動操作が、リンク部材66を介してエンジンブロック20内のシフトペダルに伝達され、変速段が切り替わるようになっている。
また、図8を参照し、スタンドブラケット61は、左の下部連結部43Lの下端部において左貫通穴53Lの前後に形成された前スタンドブラケット部67F,後スタンドブラケット部67Bに締結固定され、車幅方向外側に突出し、図3に示すように、その先端部にスタンド60が回動可能に連結されている。
以上に記載したように上記自動二輪車1では、前輪3と後輪5との間にエンジンEを配置し、後端部で後輪5の車軸5Aを支持するとともに、前端部にピボット35を挿通させるピボット連結部36を有するスイングアーム4を備えている。スイングアーム4は、ピボット連結部36に挿通させたピボット35を挿通させるとともにエンジンEのエンジンブロック20に設けられた取付け部である上側ブロック取付け部30及び下側ブロック取付け部31に取付けられるピボットブラケット6を介して、エンジンブロック20に連結し、ピボットブラケット6は、上側ブロック取付け部30及び下側ブロック取付け部31にそれぞれ取付けられるとともに、ピボット35を挿通させる左腕部6L及び右腕部6Rと、これら左腕部6L及び右腕部6Rを連結させる連結部6Mと、を備えている。そして、この自動二輪車1は、ピボット35を中心にスイングアーム4を揺動可能とすることで、車体を揺動可能としている。
そして、この自動二輪車1では、左腕部6L及び右腕部6Rがそれぞれ、ピボット35を挿通させて支持するピボット支承穴38L,38Rを各別に有する、左右方向に並ぶ内壁40L,40R及び外壁41L,41Rと、内壁40L,40R及び外壁41L,41Rを、ピボット35よりも上方の位置で連結する上部連結部42L,42Rと、内壁40L,40R及び外壁41L,41Rを、ピボット35よりも下方の位置で連結する下部連結部43L,43Rと、を備える構造となっている。
上記のような本発明の実施形態に係る構造では、スイングアーム4を、ピボットブラケット6を介してエンジンブロック20に連結し、左腕部6L及び右腕部6Rが連結部6Mによって連結され、左腕部6L及び右腕部6Rそれぞれにピボット支承穴38L,38Rを設け、左腕部6L及び右腕部6Rそれぞれが閉空間を形成する。これにより、スイングアーム4を介して路面反力等の荷重がエンジンブロック20にダイレクトにかからないようにして、エンジンブロック20上で局部的に強度及び剛性を確保しなければならない部位が生じるのを抑制し、エンジンブロック20の製造コストの低減及び軽量化を図ることができる。また、ピボットブラケット6の構造及び形状にてピボットブラケット6の強度及び剛性を確保できる上、ピボットブラケット6の組付け性及び生産性を向上できる。さらにピボットブラケット6で支持するピボット35の高さ方向における設置位置の自由度を確保できる。
また、本発明の実施形態に係る構造では、エンジンブロック20が、上半体20Uと、下半体20Dとを有する上下半割り構造であり、上半体20Uに上側ブロック取付け部30が設けられ、下半体20Dに下側ブロック取付け部31が設けられる。そして、上部連結部42L,42Rの前端部には、上側ブロック取付け部30への取付けのための上側取付け穴44L,44Rが形成され、下部連結部43L,43Rの前端部には、下側ブロック取付け部31への取付けのための下側取付け穴47L,47Rが形成される。
このため、上下割りのエンジンブロック20の上下半体各々にスイングアーム4及び車体後部からの荷重を受けさせることができるため、上下半体のどちらか一方のみに負荷を偏らせることなく、分散させることができる。また、上部連結部42L,42R及び下部連結部43L,43Rのそれぞれにエンジンブロック20に対する取付け穴を設けることで、ピボットブラケット6の剛性確保を維持できる。
また、本発明の実施形態に係る構造では、左右のピボット支承穴38L,38Rはそれぞれ、前後方向において、上側取付け穴44L,44R及び下側取付け穴47L,47Rの後方に位置し、ピボットブラケット6は側面視において、後方に凸の略円弧状に形成される。
このため、エンジンブロック20の割面の高さ位置近傍にピボット35を容易に設置することができる。また、ピボットブラケット6が側面視で後方に凸の円弧状であることで、その内側空間にエンジンブロック20の一部が位置するようにして、車両の前後方向をコンパクトにすることができる。また、ホイールベースの調整(セッティング)も容易に行える。
また、本発明の実施形態に係る構造では、左腕部6L、右腕部6R、及び連結部6Mが一体に成形され、連結部6Mに、ピボット35を挿通させて支持する中央ピボット支承穴38Mが形成され、上側ブロック取付け部30が、上半体20Uの上部後側に設けられ、下側ブロック取付け部31が、下半体20Dの下部後側に設けられる。
このため、溶接等で連結する場合に比べ工数が少なく、生産性を向上できる。また、左腕部6L及び右腕部6Rそれぞれに加えて、連結部6Mにピボット支承穴を形成したことから、スイングアーム4のピボット35に対する支持剛性を確保できる。また、上側ブロック取付け部30と下側ブロック取付け部31とを極力上下方向に離間させることで、スイングアーム4及び車体後部からの荷重を上下半体に分散させ易くすることができる。
また、本発明の実施形態に係る構造では、左腕部6Lの閉空間内に、ドライブチェーン28が通される。この場合、ピボットブラケット6は左腕部6L等が閉空間を形成することで、比較的大型となるが、限られたスペースを有効利用してドライブチェーン28が配置され、ピボットブラケット6周りを可及的にコンパクトにできる。
また、本発明の実施形態に係る構造では、ピボットブラケット6に強度及び剛性が確保されるため、ピボットブラケット6には、ステップ62を取り付けるためのステップブラケット64、スタンド60を取り付けるためのスタンドブラケット61、リヤクッション51を取り付けるためのクッションブラケット50を容易に取り付けることができる。また、各種ブラケットとピボットブラケット6が小組み可能となることで、生産性を向上できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記実施形態では、エンジンブロック20が上下半割り構造である例を説明したが、エンジンブロック20は左右半割り、前後半割り構造でもよく、また半割り構造でなくてもよい。
また、上記実施形態では、連結部6Mに中央ピボット支承穴38Mが形成される例を説明したが、中央ピボット支承穴38Mは無い構成であってもよい。
また、上記実施形態では、左腕部6L.右腕部6R及び連結部6Mが一体に成形されると説明したが、溶接や締結等で一体化しても構わない。
また、上記実施形態では、本発明を鞍乗型車両としての自動二輪車に適用したが、本発明でいう鞍乗型車両とは、車体に跨って乗車する車両全般を含む概念であり、自動二輪車のみならず三輪又は四輪の車両を含む概念であるので、この発明は、自動二輪車のみならず三輪又は四輪の車両にも適用できる。
1 自動二輪車(鞍乗型車両)
3 前輪
4 スイングアーム
5 後輪
5A 車軸
6 ピボットブラケット
6L 左腕部
6R 右腕部
6M 連結部
20 エンジンブロック
20U 上半体
20D 下半体
28 ドライブチェーン
30 上側ブロック取付け部(取付け部)
31 下側ブロック取付け部(取付け部)
35 ピボット
36 ピボット連結部
38L,38R ピボット支承穴
38M 中央ピボット支承穴
40L,40R 内壁
41L,41R 外壁
42L,42R 上部連結部
43L,43R 下部連結部
44L,44R 上側取付け穴
47L,47R 下側取付け穴
50 クッションブラケット
51 リヤクッション
60 スタンド
61 スタンドブラケット
62 ステップ
64 ステップブラケット
E エンジン

Claims (6)

  1. 前輪(3)と後輪(5)との間にエンジン(E)を配置し、
    後端部で前記後輪(5)の車軸(5A)を支持するとともに、前端部にピボット(35)を挿通させるピボット連結部(36)を有するスイングアーム(4)を備え、
    前記スイングアーム(4)は、前記ピボット連結部(36)に挿通させた前記ピボット(35)を挿通させるとともに前記エンジン(E)のエンジンブロック(20)に設けられた取付け部(30,31)に取付けられるピボットブラケット(6)を介して、前記エンジンブロック(20)に連結し、
    前記ピボットブラケット(6)は、前記取付け部(30,31)にそれぞれ取付けられるとともに、前記ピボット(35)を挿通させる左腕部(6L)及び右腕部(6R)と、これら左腕部(6L)及び右腕部(6R)を連結させる連結部(6M)と、を備え、
    前記ピボット(35)を中心に前記スイングアーム(4)を揺動可能とすることで、車体を揺動可能とする鞍乗型車両のスイングアーム支持構造において、
    前記左腕部(6L)及び前記右腕部(6R)はそれぞれ、前記ピボット(35)を挿通させて支持するピボット支承穴(38L,38R)を各別に有する、左右方向に並ぶ内壁(40L,40R)及び外壁(41L,41R)と、前記内壁(40L,40R)及び前記外壁(41L,41R)を、前記ピボット(35)よりも上方の位置で連結する上部連結部(42L,42R)と、前記内壁(40L,40R)及び前記外壁(41L,41R)を、前記ピボット(35)よりも下方の位置で連結する下部連結部(43L,43R)と、を備えることを特徴とする鞍乗型車両のスイングアーム支持構造。
  2. 前記エンジンブロック(20)は、上半体(20U)と、下半体(20D)とを有する上下半割り構造であり、
    前記取付け部(30,31)は、前記上半体(20U)に設けられた上側ブロック取付け部(30)と、前記下半体(20D)に設けられた下側ブロック取付け部(31)と、を備えてなり、
    前記上部連結部(42L,42R)の前端部には、前記上側ブロック取付け部(30)への取付けのための上側取付け穴(44L,44R)が形成され、
    前記下部連結部(43L,43R)の前端部には、前記下側ブロック取付け部(31)への取付けのための下側取付け穴(47L,47R)が形成されることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両のスイングアーム支持構造。
  3. 前記ピボット支承穴(38L,38R)は、前後方向において、前記上側取付け穴(44L,44R)及び下側取付け穴(47L,47R)の後方に位置し、
    前記ピボットブラケット(6)は側面視において、後方に凸の略円弧状に形成されることを特徴とする請求項2に記載の鞍乗型車両のスイングアーム支持構造。
  4. 前記左腕部(6L)、前記右腕部(6R)、及び前記連結部(6M)は一体に成形され、
    前記連結部(6M)に、前記ピボット(35)を挿通させて支持する中央ピボット支承穴(38M)が形成され、
    前記上側ブロック取付け部(30)は、前記上半体(20U)の上部後側に設けられ、
    前記下側ブロック取付け部(31)は、前記下半体(20D)の下部後側に設けられることを特徴とする請求項2又は3に記載の鞍乗型車両のスイングアーム支持構造。
  5. 前記内壁(40L,40R)と、前記外壁(41L,41R)と、前記上部連結部(42L,42R)と、前記下部連結部(43L,43R)と、から形成される閉空間内に、前記エンジン(E)で発生させる回転動を前記後輪(5)に伝達するチェーン(28)が通されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の鞍乗型車両のスイングアーム支持構造。
  6. 前記ピボットブラケット(6)には、ステップ(62)を取り付けるためのステップブラケット(64)、スタンド(60)を取り付けるためのスタンドブラケット(61)、及びクッション(51)を取り付けるためのクッションブラケット(50)のうちの少なくともいずれか1つが、取り付けられることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の鞍乗型車両のスイングアーム支持構造。
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