JP2014184230A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】保留球数表示部101には、白色、青色および赤色のいずれかで、保留球表示を表示可能である。保留球数表示部101に3個以下の保留球表示があり、その中に、青色または赤色保留球表示が含まれる場合、CPUは、既にある保留球表示の色と、当該保留球表示に対応する始動記憶が、確率変動大当り、非確率変動大当りおよび外れのいずれであるのかと、当該入球に係る始動記憶の内容とに基づいて、当該入球に対応する保留球表示の色を決定し、その色の保留球表示を保留球数表示部101に表示する。
【選択図】図16
Description
具体的にはこの種の弾球遊技機では、始動入賞口に遊技球が入ると、これに応答して乱数発生部から取得される乱数の値が、主制御基板内の記憶領域の一部で構成される乱数値格納部に格納される。この乱数値格納部に格納された乱数値は、複数種類の図柄を表示可能な図柄表示手段の表示動作の開始タイミングで読み出されて、予め定める大当り数値と比較される。そして、乱数値と大当り数値とが一致すれば大当りと決定され、乱数値と大当り数値とが一致しなければ外れと判定される。この判定結果は、たとえば図柄表示手段の表示が所定時間変動した後、この図柄表示手段に停止される図柄の組合せにより表示される。
しかしながら、複数の先読み予告が連続する場合、先に発動した先読み予告と、後に発動した先読み予告とは互いに独立しており、相互の関連性は一切ない。これら連続する複数の先読み予告を互いに組み合わせることができれば、遊技の興趣の向上が一層図れると考えられる。
請求項3に記載の発明は、前記有利度合いは、前記利益状態の発生確率の高低、および/または前記確率変動遊技の実行可否の確率の高低を含む、請求項1又は請求項2に記載の遊技機である。
図1は、本発明の第1実施形態に係る弾球遊技機(遊技機)1の遊技盤2の正面図である。弾球遊技機1は、遊技盤2と、遊技盤2を保持する遊技盤保持枠(図示しない)とを備えている。遊技盤保持枠の前面下部右方には、発射装置(図示しない)から発射される遊技球の勢いを調節するためのハンドル(図示しない)が配設されている。ハンドルは、遊技盤保持枠に回転可能に保持されている。遊技者が、弾球遊技機1に回転可能に備えられたハンドルを把持して回転操作することにより、発射装置から遊技盤2に向けて遊技球を発射することができ、また、ハンドルの回転角度を調整することにより、遊技盤2に向けて発射される遊技球の勢いを調節することができる。
遊技盤2の下部には、第1始動入賞口6および第2始動入賞口7が上下に並べて配設されている。第1および第2始動入賞口6,7は、それぞれ、遊技盤2の盤面に沿って流下する遊技球が入球可能に設けられている。第2始動入賞口7は電動チューリップ役物8を有するのに対し、第1始動入賞口6は開閉手段等を有しない非作動式の入賞口である。
遊技領域Sには、液晶表示ユニット4の右方(遊技領域Sの右部)に、遊技盤2の盤面に沿って流下する遊技球が通過可能な普通図柄ゲート14が配設されている。
特別図柄表示手段15は、1または複数個の特別図柄(識別情報)を変動表示(可変表示)可能な7セグメント式表示器等により構成されている。特別図柄表示手段15は、第1特別図柄を変動表示する第1特別図柄表示手段(図示しない)と、第2特別図柄を変動表示する第2特別図柄表示手段(図示しない)とを備えている。特別図柄表示手段15の第1特別図柄表示手段(図示しない)は、第1始動入賞口6に遊技球が入球することを条件に、第1特別図柄を所定時間変動表示して、第1始動入賞口6への入球時に取得された大当り判定用乱数(抽選用乱数)が、予め定められた大当り数値と一致する場合には所定の大当り態様で、それ以外の場合には外れ態様で停止する。また、特別図柄表示手段15の第2特別図柄表示手段(図示しない)は、第2始動入賞口7に遊技球が入球することを条件に、第2特別図柄を所定時間変動表示して、第2始動入賞口7への入球時に取得された大当り判定用乱数(抽選用乱数)が、予め定められた大当り数値と一致する場合には所定の大当り態様で、それ以外の場合には外れ態様で停止する。特別図柄にたとえば10種類の数字図柄「0」〜「9」と記号図柄「−」とが用いられる場合には、たとえば、「0」〜「9」が大当り態様、「−」が外れ態様に設定されていてもよい。
第1または第2始動入賞口6,7への遊技球の入球に伴って、特別図柄表示手段15の図柄変動動作(以下、第1特別図柄の図柄変動動作と、第2特別図柄の図柄変動動作とを総称して「特別図柄変動動作」という場合がある)が開始される。但し、特別利益状態の実行中や特別図柄変動動作中に、第1または第2始動入賞口6,7に入球した場合には、その入球に対応する特別図柄変動動作の開始は保留される。また、特別図柄変動動作が既に保留されている状態で第1または第2始動入賞口6,7に入球した場合にも、その入球に対応する特別図柄変動動作の開始は保留される。特別図柄変動動作は最大保留数(たとえば4つ)まで保留可能となっている。保留された特別図柄変動動作は、入球時に実行中であった特別図柄変動動作が終了し、かつ当該特別図柄変動動作の保留に先立って既に保留されている特別図柄変動動作が全て終了した後に開始させられる。ここでは、第1特別図柄の変動および第2特別図柄の変動に優先順位が予め設定されている場合を想定しており、たとえば第1特別図柄を非優先側、第2特別図柄を優先側と設定することにより、変動開始時において優先側に保留が存在する限りは第2特別図柄の変動を行なうようにした変動仕様が該当する。このような変動仕様以外にも、入賞順に変動を行なうものや両特別図柄が同時に変動するようなものであってもよい。
特別利益状態中は、大入賞口開閉役物13の揺動により大入賞口11が開放される。弾球遊技機1には、第1および第2特別利益状態の計2種類の特別利益状態が用意されている。
なお、特別利益状態は、2種類の態様に限られず、1種類であってもよいし、3種類以上であってもよい。また、各特別利益状態の態様は、前述の態様に限られない。
遊技者のハンドル操作により、発射装置(図示しない)から適度の勢いで発射された遊技球は、遊技領域Sの左上部分から右斜め上方に向けて放たれる。遊技盤2の盤面の左上部分から放たれた遊技球は、遊技領域Sに植設された障害釘5の間を流下する。遊技盤2の盤面に沿って流下する遊技球のうち、第1もしくは第2始動入賞口6,7、大入賞口11のいずれにも入球しなかった遊技球(アウト球)は、遊技領域Sの下部に形成されたアウト口18から機内に入り、球回収部(図示しない)に回収される。
弾球遊技機1は、当該弾球遊技機1の統括的な動作制御を司る主制御基板20と、演出制御を司る演出制御基板21と、弾球遊技機1から遊技球を払い出すための払出制御基板22とを備えている。
払出制御基板22は、CPU22A、RAM22B、ROM22C等を含むマイクロコンピュータを備えており、主制御基板20に直接接続されている。払出制御基板22には、賞球払出装置30が制御対象として接続されている。
また、主制御基板20には、遊技盤中継基板25を介して、電動チューリップ役物8(図1参照)を駆動するための電動チューリップ駆動機構(たとえばソレノイド類を含む)31や、大入賞口開閉役物13(図1参照)を開閉駆動するための大入賞口開閉機構(たとえばソレノイド類を含む)32等が制御対象として接続されている。
演出制御基板21は主制御基板20からの制御コマンドに基づいて、液晶表示ユニット4の具体的な演出内容を決定し、その演出内容が記された制御コマンドを制御対象に対して出力する。具体的には、演出制御基板21から出力される制御コマンドは、演出インターフェイス基板23を介して液晶表示制御基板24に与えられる。液晶表示制御基板24は、演出制御基板21から送出される制御コマンド(この場合、液晶制御用の制御コマンド)の内容に基づいて液晶表示ユニット4の表示を制御する。
主制御基板20のRAM20Bには、始動入賞記憶部(遊技情報格納部)36が設けられている。始動入賞記憶部36には、第1または第2始動入賞口6,7への遊技球入球に対して実行される大当り抽選の結果が格納される。始動入賞記憶部36には、大当り判定用乱数(第1抽選の結果を示す情報)、特別図柄用乱数(確率変動遊技の実行の有無を決定するための情報)、および変動パターン用乱数(以上の各乱数をまとめて「始動記憶(遊技情報)」という。以下同じ)が最大でたとえば5つまで記憶可能である。具体的には、始動入賞記憶部36には、始動記憶を記憶するための記憶エリアが5つ設けられている。これらの記憶エリアを、それぞれ、第0エリア(エリア0)、第1エリア(エリア1)、第2エリア(エリア2)、第3エリア(エリア3)および第4エリア(エリア4)ということにする。
始動入賞記憶部36の第1エリア〜第4エリアの4つの領域は、実行が保留されている始動記憶を記憶するための領域である。第1エリア〜第4エリアを総称する場合には、「保留データ用エリア」という場合がある。
始動入賞記憶部36の第0エリア(実行データ用エリア)に始動記憶がシフトされると、当該始動記憶に対応する特別図柄変動動作が開始される。当該図柄変動動作の開始時には、その始動記憶に含まれる大当り判定用乱数が、大当り数値と一致するか、小当り数値と一致するか、あるいは大当り数値または小当り数値のいずれとも一致しないかが判定(第1判定)される。CPU20Aは、大当り判定用乱数が大当り数値と一致するときは、その後特別利益状態が実行される。特別利益状態中は、2バイト構成の条件装置作動フラグ38の値が、00[H]から5A[H]に切り換れる。また、CPU20Aは、大当り判定用乱数が小当り数値と一致するときは、その後小当り遊技が実行される。小当り遊技の実行中には、2バイト構成の小当り中フラグ39の値が、00[H]から5A[H]に切り換れる。
図3Bに示すように、演出インターフェイス基板23には、バッファ回路201,202などが実装されている。演出制御基板21には、主制御基板20から出力された制御コマンドが演出インターフェイス基板23のバッファ回路201を介して入力されるようになっている。
また、赤色保留球表示(第2態様の表示)が行われる場合には、青色保留球表示(第1態様の表示)が行われる場合と比較して、確率変動モードの選択確率が高くされている。換言すると、当該保留球表示に対応して実行される特別利益状態後の遊技モードの利益度合いが高くされている。
この弾球遊技機1では、先読み予告を同時に実行可能である。すなわち、ある始動保留に対応する先読み予告の実行と並行して、他の始動保留に対応する先読み予告を実行することができる。この場合、同時実行可能な先読み予告、すなわち同時に保留球数表示部101(図15等参照)に表示される青色または赤色保留球表示(第1態様または第2態様の表示)の合計数は、最大2つである。ここで、合計数を便宜上最大2つとしているが、3つ以上としてもよいのは勿論のことである。
保留メモリ40は、2バイトのデータからなる先読み情報を記憶するための記憶エリアが5つ設けられている。これらの記憶エリアを、それぞれ、第0先読み記憶エリアM0、第1先読み記憶エリアM1、第2先読み記憶エリアM2、第3先読み記憶エリアM3および第4先読み記憶エリアM4ということにする。
先読みフラグ42は、先読み予告の実行中であるか否か、および実行中の先読み予告の種類を記憶するためのものである。青色保留球表示(第1態様の表示)の実行中にはたとえば02[H]が格納され、青色保留球表示が非実行でかつ赤色保留球表示(第2態様の表示)の実行中にはたとえば01[H]が格納され、先読み予告の非実行時には、たとえば00[H]が格納される。すなわち、先読みフラグ42に00[H]が格納されるのは、青色保留球表示および赤色保留球表示のいずれも実行されていないときであり、たとえば、保留球表示を行っていない場合や、白色保留球表示(第0態様の表示)のみ行っている場合などを例示することができる。
先読みフラグカウンタ44は、現在実行中の先読み予告の数を計数するためのカウンタである。
図5に示すように、モードデータの値がB2[H]である保留加算コマンドは、保留増加によって始動記憶の数が「0」から「1」になる場合の保留加算コマンドであり、モードデータの値がB3[H]である保留加算コマンドは、保留増加によって始動記憶の数が「1」から「2」になる場合の保留加算コマンドである。また、図6に示すように、モードデータの値がB4[H]である保留加算コマンドは、保留増加によって始動記憶の数が「2」から「3」になる場合の保留加算コマンドであり、モードデータの値がB5[H]である保留加算コマンドは、保留増加によって始動記憶の数が「3」から「4」になる場合の保留加算コマンドである。
主制御基板20からの変動開始信号が演出制御基板21に入力されると、保留メモリ40(図4参照)の第1〜第4先読み記憶エリアM1〜M4に記憶されている先読み情報が、それぞれ、第0〜第3先読み記憶エリアM0〜M3にシフトされるとともに、第4先読み記憶エリアM4が空にされる(クリアされる)。
先読み予告テーブル50は、先読み予告の態様を決定されるために参照されるテーブルである。先読み予告テーブル50は、複数の予告態様決定テーブルT1〜T4(図8参照)と、複数の予告態様決定テーブルT1〜T4から参照先のテーブルを決定するための参照テーブル決定テーブル51(図7参照)とを備えている。
まず、第1予告態様決定テーブルT1について説明する。
第2予告態様決定テーブルT2では、新たな入球に係る始動記憶(第1遊技情報)が確率変動大当り(確変当り)に対応している場合、白色保留球表示(第0態様の表示)の選択確率(すなわち、先読み抽選の結果が外れ)が400/500とされている。そして、残りの100/500のうち(すなわち、先読み抽選の結果が当りである場合)、青色保留球表示(第1態様の表示)の選択確率が100/100である。すなわち、残りの100/500の全ての場合で青色保留球表示が実行される一方、赤色保留球表示(第2態様の表示)は確率実行されない。
さらに、新たな入球に係る始動記憶(第1遊技情報)が外れに対応している場合、第1予告態様決定テーブルT1では、白色保留球表示(第0態様の表示)の選択確率(すなわち、先読み抽選の結果が外れ)が、499/500とされている。そして、残りの100/500のうち(すなわち、先読み抽選の結果が当りである場合)、青色保留球表示(第1態様の表示)の選択確率が100/100である。すなわち、残りの100/500の全ての場合で青色保留球表示が実行される一方、赤色保留球表示(第2態様の表示)は確率実行されない。
第3予告態様決定テーブルT3では、新たな入球に係る始動記憶(第1遊技情報)が確率変動大当り(確変当り)に対応している場合、白色保留球表示(第0態様の表示)の選択確率(すなわち、先読み抽選の結果が外れ)が400/500とされている。そして、残りの100/500のうち(すなわち、先読み抽選の結果が当りである場合)、青色保留球表示(第1態様の表示)の選択確率は50/100であるとともに、赤色保留球表示(第2態様の表示)の選択確率は50/100である。
さらに、新たな入球に係る始動記憶(第1遊技情報)が外れに対応している場合にも、白色保留球表示(第0態様の表示)が必ず実行される。すなわち、白色保留球表示の選択確率(すなわち、先読み抽選の結果が外れ)が500/500とされている。
第4予告態様決定テーブルT4では、新たな入球に係る始動記憶(第1遊技情報)が確率変動大当り(確変当り)に対応している場合、白色保留球表示(第0態様の表示)の選択確率(すなわち、先読み抽選の結果が外れ)が400/500とされている。そして、残りの100/500のうち(すなわち、先読み抽選の結果が当りである場合)、青色保留球表示(第1態様の表示)の選択確率は10/100であるとともに、赤色保留球表示(第2態様の表示)の選択確率は90/100である。
さらに、新たな入球に係る始動記憶(第1遊技情報)が外れに対応している場合、白色保留球表示(第0態様の表示)の選択確率(すなわち、先読み抽選の結果が外れ)が、499/500とされている。そして、残りの100/500のうち(すなわち、先読み抽選の結果が当りである場合)、赤色保留球表示(第2態様の表示)の選択確率が100/100である。すなわち、残りの100/500の全ての場合で赤色保留球表示が実行される一方、青色保留球表示(第1態様の表示)は選択実行されない。
すなわち、保留球数表示部101(図15等参照)に保留球表示がない場合、または白色保留球表示(第0態様の表示)のみしかない場合で、新たな入球に係る始動記憶(第1遊技情報)が確率変動大当りに対応している場合には、赤色保留球表示(第2態様の表示)の選択確率(90%)が、青色保留球表示(第1態様の表示)の選択確率(10%)よりも高い。
また、青色保留球表示(第1態様の表示)が既にあり、かつ新たな入球に対応する始動記憶が非確率変動大当りである場合、さらに、当該(既にある)青色保留球表示の始動記憶(第2遊技情報)が非確率変動大当りに対応していると、青色保留球表示(第1態様の表示)すら選択されず、つまり白色保留球表示(第0態様の表示)しか実行されない(先読み予告が非実行)。
また、赤色保留球表示(第2態様の表示)が既にあり、かつ新たな入球に対応する始動記憶が非確率変動大当りである場合には、当該赤色保留球表示に対応する始動記憶(第2遊技情報)の内容に拘わらず、赤色保留球表示および青色保留球表示(第1態様の表示)は選択されず、つまり白色保留球表示(第0態様の表示)しか実行されない(先読み予告が非実行)。
ところで、図2に示す主制御基板20の制御プログラムは、電源電圧の復旧や投入に基づいて起動されるメイン処理であるシステムリセット処理を含んでいる。
タイマ割込処理が開始されると、CPU20Aのレジスタを保存することなく、速やかに異常電源チェック処理が実行される(ステップS1)。異常電源チェック処理では、主制御基板20に接続された電源基板(図示しない)から主制御基板20に供給されている電圧降下信号のレベルが判定される。この電圧降下信号のレベルが電源遮断を示すレベルであることが1または複数回のタイマ割込処理に跨って検出されると、その後バックアップ処理に移行する。
次いで、入力管理処理が実行される(ステップS3)。入力管理処理は、弾球遊技機1に設けられた各種センサの検出出力の内容(たとえば、各種検出センサがオンオフ信号を出力する場合にはオン状態かオフ状態か)を記憶したり、その信号に基づくデータを定期的に更新したりする処理である。各種センサとして、たとえば第1および第2始動口入球センサ26,27(図2参照)、普通ゲート通過センサ28(図2参照)ならびに大入賞口入球センサ29(図2参照)等を例示することができる。
次いで、賞球払出装置30(図2参照)に遊技球を供給するための球供給機構(図示しない)に対する遊技球の補給停止の有無や遊技球の詰まりの有無を判定するエラー管理処理が行われる(ステップS5)。このエラー管理処理では、弾球遊技機1内部の異常発生の有無も判定されるようになっている。
次いで、普通図柄管理処理が行われる(ステップS7)。普通図柄管理処理では、電動チューリップ役物8(図1参照)を拡開動作させるか否かを判定する普通図柄判定処理(前述の普通図柄抽選と同等)が実行される。
次いで、特別図柄管理処理が行われる(ステップS9)。この特別図柄管理処理では、第1または第2始動入賞口6,7(図1参照)への入球に伴う大当り判定および特別図柄変動動作に関する一連の処理が実行される。
次いで、主制御基板20で管理する所定のランプ(遊技ランプ35等)に点灯動作や消灯動作を行わせるランプ管理処理が実行される(ステップS11)。
図9のステップS7の普通図柄管理処理およびステップS8の普通電動役物管理処理についてより具体的に説明する。
普通図柄保留記憶エリア内の第2〜第4領域のうち、少なくとも第2領域に普通図柄判定用乱数が記憶されている場合には、電動チューリップ役物8(図1参照)が拡開動作中でないことを条件として、第2〜第5領域の記憶内容が、第1〜第4領域にそれぞれシフトされるとともに、第5領域が空にされる。そして、第1領域(実行データ用領域)にシフトされた普通図柄判定用乱数が実行される。
図10は、図9のステップS9の特別図柄管理処理の流れを示すフローチャートである。図1、図2、図3Aおよび図10を参照しつつ、特別図柄管理処理の流れを説明する。
図11は、ステップS51の始動口チェック処理の流れを示すフローチャートである。
なお、始動入賞記憶部36に対する大当り判定用乱数の格納に代えて、取得した大当り判定用乱数を予め定める大当り数値と比較判定することによる当落の結果自体を格納するようにしてもよいのはいうまでもない。
一方、弾球遊技機1が、特別利益状態の実行中でもなく(条件装置作動フラグ38の値が00[H])、かつ小当り遊技の実行中でもない場合には(ステップS54でNO)、次いで特別図柄動作ステータスが判別される(ステップS55,S56)。
ステップS57の特別図柄変動開始処理では、始動保留カウンタ37の値が零であるか否かが判別される。始動保留カウンタ37の値が零である場合には、特別図柄動作ステータスの値が00[H]に設定される。そして、ステップS60の特別図柄表示データの更新処理が行なわれた後、図9のステップS10に移行する。
そして、保留記憶エリア内の実行データ用領域に記憶された始動記憶に含まれる大当り判定用乱数の値と大当り数値とが比較されることにより、特別利益状態が実行される大当りか否かが判定される(大当り判定)。
特別図柄変動中処理においては、特別図柄動作タイマの値が零になったか否かが監視される。そして、特別図柄動作タイマの値が零になると、特別図柄変動動作を停止させる処理が行なわれるともに、特別図柄確認タイマに所定時間(たとえば500msec)がセットされる。また、特別図柄動作ステータスの値が、特別図柄変動動作を停止すべき状態になったことを示す値(たとえば03[H])に設定される。特別図柄変動中処理が終了すると、ステップS60に移行し、特別図柄表示データの更新処理が行なわれる。そして、図9のステップS10に移行する。
図13に示すように、主制御基板20からの保留加算コマンド(B2**[H]〜B5**[H])を演出制御基板21が受信すると、CPU21Aは、保留加算コマンド(B2**[H]〜B5**[H])のモードデータの値、およびイベントデータ(先読み情報)をそれぞれ参照(ステップS141)し、イベントデータの内容を確認する(ステップS142)。
定テーブルT2が、参照先として選択される(ステップS159)。また、青色保留球表示が既にあり(ステップS154でNOかつステップS155でYES)、かつその青色保留球表示に対応する当り/外れの種別(先読み該当保留種別)が、確率変動大当り(確変当り)または外れである場合、すなわち種別フラグ43の内容がA1[H]またはA2[H]であるときには(ステップS156でNO)、第1予告態様決定テーブルT1が、参照先として選択される(ステップS158)。
一方、先読みフラグカウンタ44の値が「2」以上であるとき(ステップS153でYES)、この処理はそのままリターンされる。
図14に示すように、ステップS162の先読み抽選処理では、CPU20Aは、選択した予告態様決定テーブルT1〜T4に基づいて、先読み抽選(ステップS172)を実行する。この先読み抽選では、先読み抽選用乱数発生部(図示しない)から取得した先読み抽選用乱数が、先読み当選用数値と比較される。
また、青色保留球表示(第1態様の表示)が実行される場合(ステップS173でYES)、CPU21Aは、先読みフラグ42の値が02[H]である場合を除いてその先読みフラグ42の値を01[H]に設定し、当該先読み情報に対応する値(A1[H]、A2[H]またはA3[H])を、種別フラグ43に設定する(ステップS174)。具体的には、その先読み情報が確率変動大当りに対応する場合にはA2[H]を設定し、非確率変動大当りに対応する場合にはA3[H]を設定し、外れに対応する場合にはA1[H]を設定する。
ステップS162の先読み抽選処理の終了後、先読み抽選に基づいて決定された演出コマンドが、演出制御基板21から液晶表示制御基板24に送信される。
図15(a)は、演出図柄の図柄変動動作中であり、始動保留数が2つである場合を示している。このとき、液晶表示ユニット4の保留球数表示部101に、2つの白色保留球表示(第0態様の表示)がある場合を例に挙げる。
このとき、先読み予告が実行される場合(図14のステップS173でYES)には、図15(b)に示すように、保留球数表示部101における増加分(たとえば3個目)の保留球表示として、白色ではなく、赤色または青色(図15(b)では青色)の保留球表示が用いられる。その後、所定の演出図柄の図柄変動動作時間の経過後、液晶表示ユニット4に演出図柄が停止表示される。
図16および図17は、保留球数表示部101の保留球表示の一例を示す図である。
図16(a)に示すように、保留球数表示部101に3個以下の保留球表示があり、その中に、青色保留球表示(第1態様の表示)が含まれる場合、第1または第2始動入賞口6,7に新たな遊技球の入球があると、新たな入球に対応して、白色保留球表示(第0態様の表示)が実行される場合(図16(b)参照)、青色保留球表示が実行される場合(図16(c)参照)、赤色保留球表示(第2態様の表示)が実行される場合(図16(d)参照)が生じる。
これに対しこの実施形態では、図8を参照して前述したように、青色保留球表示(第1態様の表示)が既にあり、かつ新たな入球に対応する始動記憶(第1遊技情報)が非確率変動大当りである場合には、当該新たな入球に対応して青色保留球表示(第1態様の表示)が実行されることはない。
一方、図17(a)に示すように、保留球数表示部101に3個以下の保留球表示があり、その中に、赤色保留球表示(第2態様の表示)が含まれる場合、第1または第2始動入賞口6,7に新たな遊技球の入球があると、新たな入球に対応して、白色保留球表示(第0態様の表示)が実行される場合(図17(b)参照)、青色保留球表示(第1態様の表示)が実行される場合(図17(c)参照)、赤色保留球表示(第2態様の表示)が実行される場合(図17(d)参照)が生じる。
以上によりこの実施形態によれば、既にある保留球表示の態様と、当該保留球表示に対応する始動記憶(第2遊技情報)と、新たな入球に対応する始動記憶(第1遊技情報)とに基づいて、当該新たな入球に対応する保留球表示の態様(白、青および赤のいずれであるか)が決定される。すなわち、新たな入球に対応する保留球表示の態様を、既にある保留球表示の態様に応じて決定する。これにより、新たな入球の結果、複数個の赤または青色保留球表示(第1態様の表示)が保留球数表示部101に含まれる場合、新たに発動する保留球表示と、先に発動している赤または青色保留球表示(先読み予告の第1または第2態様)とを互いに関連付けることができ、その結果、遊技の興趣の向上をより一層図ることができる。
以上、この発明の一実施形態について説明したが、この発明は他の形態で実施することもできる。
また、弾球遊技機1では、先読み予告の対象になる保留球表示を、赤色保留球表示(第2態様の表示)と青色保留球表示(第1態様の表示)との2段階表示で表示しているが、3段階以上で表示してもよい。
また、この実施形態では、先読み予告の有利度合いの内容の一例として、特別利益状態の発生確率の高低、および確率変動大当りの発生確率の高低を例に挙げたが、このうちの一方であってもよい。
さらに、先読み予告の有利度合いの内容(第1および第2態様)の他の例として、「スーパーリーチが出現し易い」(第2態様)や「リーチが出現し易い」(第1態様)などリーチに関連する有利度合いを予告することもできる。さらには、「演出で実行されるバトルに勝ちやすい」(第2態様)や「演出で実行されるバトルに勝ち難い」(第1態様)のような、リーチ以外の演出に関連する有利度合いを予告することもできる。
また、先読み予告として、他の態様を採用することもできる。すなわち、液晶表示ユニット4の背景画像を通常の背景画像とは異ならせたり、所定の音声メッセージを出力したりすることにより、先読み予告を行うこともできる。
また、前述の説明では、第1始動入賞口6と第2始動入賞口7とを集約して配設した構成を例に挙げたが、第1および第2始動入賞口6,7が、遊技盤2上における互いに離間した位置に配設されていてもよい。
また、前述の実施形態では、電動チューリップ役物8および大入賞口開閉役物13が、主制御基板20によって制御されるものとして説明したが、役物を制御するための役物制御部が主制御基板20に接続されており、この役物制御部に主制御基板20からの制御コマンドが付与されるようになっている場合は、主制御基板20からの制御コマンドに基づいて、役物制御部が電動チューリップ役物8および大入賞口開閉役物13を制御するものであってもよい。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
2 遊技盤
15 特別図柄表示手段(識別情報表示手段)
20A CPU(表示制御手段)
21A CPU(先読み予告実行手段、複合先読み予告実行手段)
36 始動入賞記憶部(遊技情報格納部)
Claims (3)
- 遊技盤に向けて遊技球を発射して遊技を行うための遊技機であって、
識別情報を変動表示可能な識別情報表示手段と、
所定の始動条件が成立することに基づいて、少なくとも利益状態を発生させるか否かの決定に用いられる情報を含む所定の遊技情報を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得した前記遊技情報を遊技情報格納部に格納する遊技情報格納手段と、
前記識別情報表示手段が新たな表示動作を開始可能な状態となったことに基づいて、前記遊技情報格納部に格納されている遊技情報を読み出し、該遊技情報の内容を判定する開始時判定手段と、
前記開始時判定手段の判定情報に基づいた内容で前記識別情報表示手段を制御する表示制御手段と、
前記開始時判定手段の判定に先立って、前記遊技情報の内容を事前に判定する事前判定手段と、
前記事前判定手段の事前判定情報に基づいて所定の先読み予告を実行可能な先読み予告実行手段とを含み、
前記利益状態は第1利益状態と該第1利益状態よりも有利な第2利益状態を含み、
前記先読み予告実行手段は、所定の第1態様と、前記第1態様よりも有利度合いの高いことを示す第2態様とを含む複数の態様の中から選択的に報知することにより予告し、
前記先読み予告実行手段は、前記事前判定情報が前記第2利益状態に対応する場合には、前記第2態様で予告可能であり、
前記先読み予告実行手段は、所定の第1遊技情報に対応する第1事前判定情報と、当該第1遊技情報よりも先に前記遊技情報格納手段に格納されている所定の第2遊技情報に対応する第2事前判定情報との双方に基づいて、前記第1遊技情報に対応する先読み予告態様を決定する複合先読み予告実行手段を含む、遊技機。 - 前記複合先読み予告実行手段は、前記第2事前判定情報が第1利益状態に対応する場合には、第1遊技情報の内容に拘わらず、前記第1態様で先読み予告を行うか又は、先読み予告を行わない、請求項1に記載の遊技機。
- 前記有利度合いは、前記利益状態の発生確率の高低、および/または前記確率変動遊技の実行可否の確率の高低を含む、請求項1又は請求項2に記載の遊技機。
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