JP2014183397A - 無線通信システム、遠隔制御装置、移動無線装置、無線通信方法、および無線通信プログラム - Google Patents

無線通信システム、遠隔制御装置、移動無線装置、無線通信方法、および無線通信プログラム Download PDF

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Ryoko Tamura
亮子 田村
Shigeru Yoshida
茂 吉田
Tadashi Nakano
忠士 中野
Hideo Senkoshi
秀男 千光士
Koichi Tsuzaki
功一 津崎
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Abstract

【課題】 簡易な構成で無線通信範囲を拡大することができる無線通信システム、遠隔制御装置、移動無線装置、無線通信方法、および無線通信プログラムを提供する。
【解決手段】 無線通信システムは、遠隔制御装置と、該遠隔制御装置による遠隔制御によって移動する移動無線装置とを備えた無線通信システムにおいて、前記移動無線装置は、中継装置として機能可能であって、該移動無線装置に連結された1または複数の無線中継装置を備え、前記遠隔制御装置または前記移動無線装置は、前記移動無線装置の無線環境の劣化に応じて、連結された前記1または複数の無線中継装置のうちの少なくとも1つの無線中継装置を切り離す制御を行う制御部を備え、前記遠隔制御装置は、切り離された前記無線中継装置による無線中継により前記移動無線装置と通信する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、無線通信システム、遠隔制御装置、移動無線装置、無線通信方法、および無線通信プログラムに関する。
遠隔制御装置と、該遠隔制御装置による遠隔制御によって移動する移動無線装置とを備えた無線通信システムが開発されている。特許文献1は、無線通信機能と移動機能を備えた複数のノードの自立分散的な動作によりネットワーク・トポロジを構築するネットワークシステムを開示している。
特開2006−165695号公報
しかしながら、特許文献1では、多数のノードが必要であり、構成が複雑化する。
1つの側面では、本発明は、無線通信範囲を拡大することができる無線通信システム、遠隔制御装置、移動無線装置、無線通信方法、および無線通信プログラムを提供することを目的とする。
1つの態様では、無線通信システムは、遠隔制御装置と、該遠隔制御装置による遠隔制御によって移動する移動無線装置とを備えた無線通信システムにおいて、前記移動無線装置は、中継装置として機能可能であって、該移動無線装置に連結された1または複数の無線中継装置を備え、前記遠隔制御装置または前記移動無線装置は、前記移動無線装置の無線環境の劣化に応じて、連結された前記1または複数の無線中継装置のうちの少なくとも1つの無線中継装置を切り離す制御を行う制御部を備え、前記遠隔制御装置は、切り離された前記無線中継装置による無線中継により前記移動無線装置と通信する。
1つの態様では、遠隔制御装置は、移動無線装置を遠隔制御する遠隔制御装置であって、前記移動無線装置は、中継装置として機能可能であって、該移動無線装置に連結された1または複数の無線中継装置を備え、前記遠隔制御装置は、前記移動無線装置の無線環境の劣化に応じて、連結された前記1または複数の無線中継装置のうちの少なくとも1つの無線中継装置を切り離す制御を行う制御部を備え、切り離された前記無線中継装置による無線中継により前記移動無線装置と通信する。
1つの態様では、移動無線装置は、遠隔制御装置による遠隔制御によって移動する移動無線装置であって、中継装置として機能可能であって、該移動無線装置に連結された1または複数の無線中継装置を備え、前記移動無線装置は、前記移動無線装置の無線環境の劣化に応じて、連結された前記1または複数の無線中継装置のうちに少なくとも1つの無線中継装置を切り離す制御を行う制御部を備え、前記移動無線装置は、切り離された前記無線中継装置による無線中継により前記遠隔制御装置と通信する。
無線通信範囲を拡大することができる。
(a)は有線通信システムを表す図であり、(b)は無線通信システムを表す図である。 (a)〜(c)は有線通信システムの課題を説明するための図である。 実施例1に係る無線通信システムの全体構成を説明するためのブロック図である。 無線通信システムが実行するフローチャートの一例である。 (a)〜(f)は無線通信システムの動作を模式的に表す図である。 (a)および(b)は、無線通信範囲を表す図である。 (a)は実施例2に係る無線通信システムの全体構成を説明するためのブロック図であり、(b)は電波強度情報の一例を表す図である。 無線通信システムが実行するフローチャートの一例である。 無線通信システムの動作を模式的に表す図である。 無線中継装置の他の連結例を表す図である。 遠隔制御装置、移動無線装置および無線中継装置のハードウェア構成の一例を説明するためのブロック図である。
実施例の説明に先立って、遠隔制御装置と、該遠隔制御装置による遠隔制御によって移動する移動無線装置とを備えた通信システムについて説明する。図1(a)は、有線通信システム200を表す図である。図1(a)を参照して、有線通信システム200は、遠隔制御装置201と、遠隔制御装置201による遠隔制御によって移動する移動装置202とを備える。遠隔制御装置201と移動装置202とは、通信線203によって接続され、通信線203を介して通信する。
図1(b)は、無線通信システム300を表す図である。図1(b)を参照して、無線通信システム300は、遠隔制御装置301と、遠隔制御装置301による遠隔制御によって移動する移動無線装置302とを備える。無線通信システム300では、遠隔制御装置301と移動無線装置302とは、無線信号を用いて通信する。
図2(a)〜図2(c)は、有線通信システム200の課題を説明するための図である。図2(a)を参照して、有線通信システム200では、移動装置202の移動範囲が、通信線203のケーブル長によって制限される。図2(b)を参照して、有線通信システム200では、移動装置202の移動が障害物によるケーブル巻き付きなどに起因して阻害されることがある。図2(c)を参照して、有線通信システム200では、移動装置202が移動する際に、移動装置202自身がケーブルを断線させることがある。
無線通信システム300は、図2(a)〜図2(c)のような課題が生じないという利点を有する。しかしながら、図2(d)を参照して、移動無線装置302の移動範囲が、遠隔制御装置301と移動無線装置302との間で電波が直接届く範囲に限定される。
以下の実施例では、簡易な構成で無線通信範囲を拡大することができる無線通信システム、遠隔制御装置、移動無線装置、無線通信方法、および無線通信プログラムについて説明する。
図3は、実施例1に係る無線通信システム100の全体構成を説明するためのブロック図である。図3を参照して、無線通信システム100は、遠隔制御装置10と、移動無線装置20とを備える。移動無線装置20には、1または複数の無線中継装置30が連結されている。本実施例においては、移動無線装置20に無線中継装置30aが連結され、無線中継装置30aに無線中継装置30bが連結されることによって、複数の無線中継装置が移動無線装置20にシリーズに連結されている。
遠隔制御装置10は、装置操作機能部11、装置動作制御部12、情報表示機能部13、装置情報処理部14、無線通信処理部15、アンテナ16などを備える。無線通信処理部15は、アドホック機能を有する。移動無線装置20は、移動機能部21、動作制御部22、情報収集装置23、情報処理部24、通信処理部25、アンテナ26などを備える。動作制御部22は、切り離し制御機能を有する。通信処理部25は、アドホック機能を有する。無線中継装置30a,30bは、移動機能部31、動作制御部32、情報処理部33、通信処理部34、アンテナ35、連結器36などを備える。通信処理部34は、アドホック機能を有する。
遠隔制御装置10は、アンテナ16を介して操作データを移動無線装置20に送信することによって、移動無線装置20の各部を制御し、アンテナ16を介して移動無線装置20から収集データを受信する。具体的には、装置操作機能部11は、移動無線装置20の情報収集装置23などのオン/オフや、移動無線装置20の操作のための情報を装置動作制御部12に送信する。装置動作制御部12は、装置操作機能部11から受け取った情報から、移動無線装置20向けの操作データを作成する。無線通信処理部15は、装置動作制御部12が作成した操作データの送信処理を行う。また、無線通信処理部15は、移動無線装置20から受け取った収集データの受信処理を行う。装置情報処理部14は、収集データを映像データ、位置情報などに変換または保存する。情報表示機能部13は、映像データ、位置情報などを表示する。また、無線通信処理部15は、アドホック(Adhoc)の処理や設定管理を行う。
移動無線装置20は、アンテナ26を介して遠隔制御装置10から受け取った操作データに従って動作し、アンテナ26を介して遠隔制御装置10に収集データを送信する。具体的には、通信処理部25は、アンテナ26を介して遠隔制御装置10から操作データを受信する処理を行う。動作制御部22は、操作データなどを移動機能部21向けのデータに変換し、転送する。移動機能部21は、モータ、サーボなどを備える移動装置であり、動作制御部22から転送されるデータに従って、移動無線装置20の移動動作を行う。なお、上記移動機能部21向けのデータは、移動無線装置20と連結されている各無線中継装置30の移動機能部31にも転送される。
情報収集装置23は、カメラ、GPSロガー、ソナー、電波強度センサなどの各種センサである。情報収集装置23は、各種センサの検出結果を情報処理部24に送る。情報処理部24は、情報収集装置23から受け取った検出結果から収集データを作成し、通信処理部25に送る。通信処理部25は、アンテナ26を介して遠隔制御装置10に収集データを送信する処理を行う。
また、動作制御部22は、情報収集装置23の電波強度センサの検出結果に応じて、無線中継装置30a,30bの切り離し制御を行う。また、動作制御部22は、切り離される無線中継装置の通信処理部34に、無線活性化(アドホック機能の活性化)を指示する。また、通信処理部25は、動作制御部22の指示に従って、アドホックの処理や設定管理を行う。
無線中継装置30bは、無線中継装置30aに連結された状態では移動無線装置20および無線中継装置30aとともに移動し、無線中継装置30aから切り離された場合には、遠隔制御装置10と無線中継装置30aまたは移動無線装置20との間の無線通信の中継を行う。無線中継装置30aは、移動無線装置20に連結された状態では移動無線装置20とともに移動し、移動無線装置20から切り離された場合には、遠隔制御装置10または無線中継装置30bと移動無線装置20との間の無線通信の中継を行う。
移動機能部31は、モータ、サーボなどを備える移動装置である。移動無線装置20と連結されている無線中継装置の移動機能部31は、移動無線装置20の動作制御部22から転送されるデータに従って、移動動作を行う。移動無線装置20の動作制御部22が切り離し制御を実行すると、最後尾の無線中継装置の動作制御部32は、連結器36の前段の無線中継装置(無線中継装置が前段にない場合には移動無線装置)との連結を解除する。また、動作制御部32は、移動無線装置20の動作制御部22からの指示に従って、通信処理部34に無線活性化(アドホック機能の活性化)を指示する。切り離された無線中継装置においては、通信処理部34は、遠隔制御装置10と移動無線装置20との無線通信を中継する。
続いて、図3および図4を参照しつつ、無線通信システム100の動作の詳細について説明する。図4は、移動無線装置20が移動を開始した際に無線通信システム100が実行するフローチャートの一例である。動作制御部22は、情報収集装置23の電波強度センサの検出結果に基づいて、電波強度がしきい値以下となったか否かを判定する(ステップS1)。無線中継装置の切り離しが行われていない場合には、遠隔制御装置10と移動無線装置20との間の電波強度について判定される。無線中継装置の切り離しが行われている場合には、切り離された無線中継装置のうち最近接の無線中継装置と移動無線装置20との間の電波強度について判定される。
ステップS1で「No」と判定された場合には、ステップS1が再度実行される。ステップS1で「Yes」と判定された場合、移動無線装置20および移動無線装置20に連結された無線中継装置30は、移動機能部21,31の移動動作停止により、移動停止する(ステップS2)。移動機能部21,31への停止指示は、動作制御部22などが行う。次に、動作制御部22は、自身に1または複数の無線中継装置30が連結されているか否かを判定する(ステップS3)。ステップS3において「No」と判定された場合、移動無線装置20は移動停止のままフローチャートの実行が終了する。
ステップS3において「Yes」と判定された場合、動作制御部22は、連結されている最後尾の無線中継装置30に対して、無線活性化指示を行う(ステップS4)。それにより、最後尾の無線中継装置30において、動作制御部32は、通信処理部34の無線活性化を行う(ステップS5)。次に、最後尾の無線中継装置30の動作制御部32は、無線活性化確立が完了した際に、無線活性化確立完了に係る信号を移動無線装置20に送信する(ステップS6)。次に、動作制御部22は、無線活性化確立に係る信号を受信し(ステップS7)、切り離し指示を最後尾の無線中継装置に通知する(ステップS8)。それにより、最後尾の無線中継装置の連結器36は、連結を解除(切り離し)する(ステップS9)。それにより、最後尾の無線中継装置30は停止する。ステップS8の実行後、移動無線装置20は、移動を再開し(ステップS10)、ステップS1を再度実行する。移動再開後、移動無線装置20は、切り離した無線中継装置30を介して遠隔制御装置10と通信する。
図5(a)〜図5(f)は、無線通信システム100の動作を模式的に表す図である。図5(a)〜図5(f)の例では、移動無線装置20の移動開始時点で移動無線装置20に無線中継装置30a〜30cが連結されている。まず、図5(a)を参照して、移動無線装置20は、遠隔制御装置10の指示に従って移動する。移動開始時点においては、無線中継装置30a〜30cは、移動無線装置20にシリーズに連結されており、移動無線装置20とともに移動する。図5(b)を参照して、遠隔制御装置10と移動無線装置20との間の電波強度がしきい値以下になると、移動無線装置20および無線中継装置30a〜30cは移動停止する。
次に、図5(c)を参照して、移動無線装置20は、最後尾の無線中継装置30cに無線活性化を指示し、無線中継装置30cの切り離しを行う。それにより、遠隔制御装置10と移動無線装置20との通信は、無線中継装置30cを介して行われる。次に、図5(d)を参照して、移動無線装置20と無線中継装置30cとの間の電波強度がしきい値以下になると、移動無線装置20および無線中継装置30a,30bは移動停止する。次に、図5(e)を参照して、移動無線装置20は、最後尾の無線中継装置30bに無線活性化を指示し、無線中継装置30bの切り離しを行う。それにより、遠隔制御装置10と移動無線装置20との通信は、無線中継装置30cと無線中継装置30bとを介して行われる。このように、図5(f)を参照して、移動無線装置20の移動途中に無線中継装置を配置することによって、遠隔制御装置10と移動無線装置20との通信範囲が拡大される。
本実施例によれば、無線中継装置を切り離すだけで無線通信範囲が拡大される。それにより、簡易な構成で無線通信範囲を拡大することができる。図6(a)を参照して、無線通信範囲が拡大されることによって、人が入れない場所(複雑な構造物、地下、放射能汚染空間、壊れそうな建物など)であっても、各種センサを具備した移動可能な装置を送り込むことができる。また、切り離しの間隔を短くする(電波強度のしきい値を高くする)ことによって、図6(b)を参照して、一部の無線中継装置が壊れても、他の正常な無線中継装置を用いて無線通信が可能となる。
実施例1では、移動無線装置20が切り離し制御を行ったが、遠隔制御装置10が切り離し制御を行ってもよい。実施例2においては、遠隔制御装置10が切り離し制御を行う例について説明する。図7(a)は、実施例2に係る無線通信システム100aの全体構成を説明するためのブロック図である。図7(a)を参照して、無線通信システム100aが図3の無線通信システム100と異なる点は、遠隔制御装置10の装置動作制御部12が切り離し制御機能を有している点である。以下、無線通信システム100と異なる動作について説明する。
無線中継装置の切り離しが行われていない場合には、情報収集装置23の電波強度センサは、遠隔制御装置10と移動無線装置20との間の電波強度を情報処理部24に転送する。無線中継装置の切り離しが行われている場合には、情報収集装置23の電波強度センサは、切り離された無線中継装置のうち最近接の無線中継装置と移動無線装置20との間の電波強度を情報処理部24に転送する。情報処理部24は、情報収集装置23から受け取った電波強度を含む電波強度情報を送信するように、通信処理部25に指示する。
図7(b)は、電波強度情報の一例を表す図である。図7(b)を参照して、電波強度情報には、電波強度通知メッセージヘッダ、隣接装置情報、電波強度(dB)などが含まれる。電波強度通知メッセージヘッダは、送信元情報である。本例においては、移動無線装置20を識別するための情報である。隣接装置情報は、隣接装置のアドレス情報である。本例においては、切り離された無線中継装置のうち移動無線装置20に最も近い無線中継装置30のアドレス情報である。電波強度は、切り離された無線中継装置のうち移動無線装置20に最も近い無線中継装置と移動無線装置20との間の電波強度である。
無線中継装置の切り離しが行われていない場合には、電波強度情報は、移動無線装置20から遠隔制御装置10に直接送信される。無線中継装置の切り離しが行われている場合には、電波強度情報は、切り離された無線中継装置によって中継されて遠隔制御装置10に送信される。無線通信処理部15は、受信した電波強度情報を装置情報処理部14に転送する。装置情報処理部14は、電波強度情報に含まれる電波強度を装置動作制御部12に転送する。装置動作制御部12は、受け取った電波強度がしきい値以下であれば、切り離し制御を行う。切り離し制御が行われると、装置動作制御部12は、操作データに切り離し指示を含ませ、無線通信処理部15に送信させる。
続いて、図7(a)および図8を参照しつつ、無線通信システム100aの動作の詳細について説明する。図8は、移動無線装置20が移動を開始した際に無線通信システム100aが実行するフローチャートの一例である。遠隔制御装置10の装置動作制御部12は、受信された電波強度情報に含まれる電波強度がしきい値以下となったか否かを判定する(ステップS11)。ステップS11で「No」と判定された場合には、ステップS11が再度実行される。ステップS11で「Yes」と判定された場合、装置動作制御部12は、操作データに切り離し指示を含ませ、無線通信処理部15に送信させる(ステップS12)。
移動無線装置20の動作制御部22は、操作データの切り離し指示を受け取ると、移動機能部21,31に移動停止を指示する。それにより、移動無線装置20および移動無線装置20に連結された無線中継装置30は、移動機能部21,31の移動動作停止により、移動停止する(ステップS13)。その後、図4のステップS3〜S10がステップS14〜S21として実行される。
図9(a)〜図9(f)は、無線通信システム100aの動作を模式的に表す図である。図9(a)〜図9(f)の例では、移動無線装置20の移動開始時点で移動無線装置20に無線中継装置30a〜30cが連結されている。まず、図9(a)を参照して、移動無線装置20は、遠隔制御装置10の指示に従って移動する。移動開始時点においては、無線中継装置30a〜30cは、移動無線装置20にシリーズに連結されており、移動無線装置20とともに移動する。また、移動無線装置20から遠隔制御装置10に電波強度情報が送信される。図9(b)を参照して、遠隔制御装置10と移動無線装置20との間の電波強度がしきい値以下になると、遠隔制御装置10の指示に従って、移動無線装置20および無線中継装置30a〜30cは移動停止する。
次に、図9(c)を参照して、移動無線装置20は、最後尾の無線中継装置30cに無線活性化を指示し、無線中継装置30cを切り離す。それにより、遠隔制御装置10と移動無線装置20との通信は、無線中継装置30cを介して行われる。次に、図9(d)を参照して、移動無線装置20と無線中継装置30cとの間の電波強度がしきい値以下になると、遠隔制御装置10の指示に従って、移動無線装置20および無線中継装置30a,30bは移動停止する。次に、図9(e)を参照して、移動無線装置20は、最後尾の無線中継装置30bに無線活性化を指示し、無線中継装置30bを切り離す。それにより、遠隔制御装置10と移動無線装置20との通信は、無線中継装置30cと無線中継装置30bとを介して行われる。このように、図9(f)を参照して、移動無線装置20の移動途中に無線中継装置を配置することによって、遠隔制御装置10と移動無線装置20との通信範囲が拡大される。本実施例においても、無線中継装置を切り離すだけで無線通信範囲が拡大される。それにより、簡易な構成で無線通信範囲を拡大することができる。
(他の例)
上記各例においては、移動無線装置20に対して複数の無線中継装置30がシリーズに連結されているが、それに限られない。例えば、図10を参照して、移動無線装置20に対して複数の無線中継装置30が並列に直接連結されていてもよい。この構成においては、切り離し制御がなされる際には、規定の順序に従って、移動無線装置20から無線中継装置30が切り離される。この構成においても、無線中継装置を切り離すだけで無線通信範囲が拡大される。それにより、簡易な構成で無線通信範囲を拡大することができる。
また、上記各例においては、切り離し制御の際に移動停止する側の無線中継装置30の連結器36が連結を解除していたが、切り離し制御の際に移動再開する側の無線中継装置30または移動無線装置20の連結器が連結を解除してもよい。
また、上記各例においては、無線環境の劣化の判断基準として電波強度を用いているが、それに限られない。例えば、通信エラー発生率を用いてもよい。具体的には、移動無線装置20と、遠隔制御装置10または切り離された無線中継装置のうち最近接の無線中継装置との間の通信エラー発生率がしきい値以上となった場合に、切り離し制御を行ってもよい。
遠隔制御装置10、移動無線装置20、および無線中継装置30の各処理部は、専用の回路などで構成されていてもよいが、コンピュータによるプログラムの実行によって実現されていてもよい。図11は、遠隔制御装置10、移動無線装置20、および無線中継装置30のハードウェア構成の一例を説明するためのブロック図である。遠隔制御装置10は、CPU110、RAM120、記憶装置130、通信機器140、表示装置150などを備える。移動無線装置20は、CPU210、RAM220、記憶装置230、通信機器240、駆動装置250、センサ260などを備える。無線中継装置30は、CPU310、RAM320、記憶装置330、通信機器340、駆動装置350などを備える。
CPU(Central Processing Unit)110,210,310は、中央演算処理装置である。CPU110,210,310は、1以上のコアを含む。RAM(Random Access Memory)120,220,230は、それぞれCPU110,210,310が実行するプログラム、CPU110,210,310が処理するデータなどを一時的に記憶する揮発性メモリである。記憶装置130,230,330は、不揮発性記憶装置である。記憶装置130,230,330として、例えば、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリなどのソリッド・ステート・ドライブ(SSD)、ハードディスクドライブに駆動されるハードディスクなどを用いることができる。通信機器140,240,340は、それぞれCPU110,CPU210,310の演算結果などを無線により送信し、外部からの信号を無線により受信する装置である。表示装置150は、CPU110の演算結果などを表示する表示装置である。駆動装置250,350は、モータ、サーボなどを備える装置である。センサ260は、カメラ、GPSロガー、ソナー、電波強度センサなどの各種センサである。
CPU110が記憶装置130に記憶されているプログラムを実行することによって、遠隔制御装置10が実現される。CPU210が記憶装置230に記憶されているプログラムを実行することによって、移動無線装置20が実現される。CPU310が記憶装置330に記憶されているプログラムを実行することによって、無線中継装置30が実現される。実施例1においては、記憶装置130に記憶されているプログラムが無線通信プログラムとして機能し、実施例2においては、記憶装置230に記憶されているプログラムが無線通信プログラムとして機能する。また、駆動装置250が移動無線装置20の移動機能部21に対応し、センサ260が情報収集装置23に対応し、駆動装置350が無線中継装置30の移動機能部31に対応する。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10 遠隔制御装置
11 装置操作機能部
12 装置動作制御部
13 情報表示情報部
14 装置情報処理部
15 無線通信処理部
16,26,35 アンテナ
20 移動無線装置
21,31 移動機能部
22,32 動作制御部
23 情報収集装置
24,33 情報処理部
25,34 通信処理部
30 無線中継装置
100 無線通信システム

Claims (8)

  1. 遠隔制御装置と、該遠隔制御装置による遠隔制御によって移動する移動無線装置とを備えた無線通信システムにおいて、
    前記移動無線装置は、中継装置として機能可能であって、該移動無線装置に連結された1または複数の無線中継装置を備え、
    前記遠隔制御装置または前記移動無線装置は、前記移動無線装置の無線環境の劣化に応じて、連結された前記1または複数の無線中継装置のうちの少なくとも1つの無線中継装置を切り離す制御を行う制御部を備え、
    前記遠隔制御装置は、切り離された前記無線中継装置による無線中継により前記移動無線装置と通信する、ことを特徴とする無線通信システム。
  2. 前記1または複数の無線中継装置は、前記移動無線装置に対してシリーズに連結されたことを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  3. 前記1または複数の無線中継装置は、前記移動無線装置に直接連結されたことを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  4. 前記制御部は、前記移動無線装置が受信する電波強度に基づいて、無線環境の劣化を判定することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の無線通信システム。
  5. 移動無線装置を遠隔制御する遠隔制御装置であって、
    前記移動無線装置は、中継装置として機能可能であって、該移動無線装置に連結された1または複数の無線中継装置を備え、
    前記遠隔制御装置は、前記移動無線装置の無線環境の劣化に応じて、連結された前記1または複数の無線中継装置のうちの少なくとも1つの無線中継装置を切り離す制御を行う制御部を備え、切り離された前記無線中継装置による無線中継により前記移動無線装置と通信することを特徴とする遠隔制御装置。
  6. 遠隔制御装置による遠隔制御によって移動する移動無線装置であって、
    中継装置として機能可能であって、該移動無線装置に連結された1または複数の無線中継装置を備え、
    前記移動無線装置は、前記移動無線装置の無線環境の劣化に応じて、連結された前記1または複数の無線中継装置のうちに少なくとも1つの無線中継装置を切り離す制御を行う制御部を備え、
    前記移動無線装置は、切り離された前記無線中継装置による無線中継により前記遠隔制御装置と通信することを特徴とする移動無線装置。
  7. 中継装置として機能可能な1または複数の無線中継装置が連結された移動無線装置の無線環境の劣化に応じて、連結された前記1または複数の無線中継装置のうちの少なくとも1つの無線中継装置を切り離し、
    切り離された前記無線中継装置による無線中継により前記移動無線装置と通信することを特徴とする無線通信方法。
  8. コンピュータに、
    中継装置として機能可能な1または複数の無線中継装置が連結された移動無線装置の無線環境の劣化に応じて、連結された前記1または複数の無線中継装置のうちの少なくとも1つの無線中継装置を切り離すステップと、
    切り離された前記無線中継装置による無線中継により前記移動無線装置と通信するステップと、を実行させることを特徴とする無線通信プログラム。
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