JP2014181961A - 探索サーバ、探索方法および探索プログラム - Google Patents

探索サーバ、探索方法および探索プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】複数のユーザ間で最適な駅を提示する。
【解決手段】本願に係る探索サーバは、取得部と、選択部と、駅決定部とを有する。取得部は、ユーザ毎の位置情報を取得する。選択部は、ユーザ毎に、複数の位置情報の中心位置または重心位置よりも遠くに位置する駅から目標駅を選択する。駅決定部は、ユーザ毎に検索された、各ユーザの位置情報に基づく出発駅から目標駅までの経路に基づいて、いずれの経路にも登場する駅から任意の駅を決定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、探索サーバ、探索方法および探索プログラムに関する。
従来、複数人、例えば3人以上での待ち合わせ場所を探索するために、それぞれの現在地の中心や重心を用いるルート検索システムが提案されている。当該ルート検索システムでは、複数の移動端末の位置情報を取得し、ルートマップデータベースを検索する。当該検索では、複数の移動端末それぞれを所持するユーザの出会いのポイントと該ポイントへの各ユーザそれぞれの移動ルートを求める。そして、各ユーザに求めた出会いのポイントと該ポイントへの各ユーザそれぞれの移動ルートを通知する(例えば、特許文献1)。
国際公開第2008/114369号
ところで、待ち合わせを行う際には、鉄道やバスの駅を用いる場合が多々ある。このとき、各ユーザは、それぞれの最寄り駅から待ち合わせ駅まで、例えば鉄道によって移動する。ここで、例えば、ユーザが3人以上で待ち合わせを行う場合、ユーザ毎の現在地の中心や重心を用いて、当該中心や重心の最寄り駅を待ち合わせ駅として探索する。当該探索では、鉄道の路線での乗換時間および乗換距離等の乗換コスト、運賃ならびに所要時間等が考慮されていない駅が、待ち合わせ駅となってしまう場合がある。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、複数のユーザ間で最適な駅を提示することができる探索サーバ、探索方法および探索プログラムを提供することを目的とする。
本願に係る探索サーバは、ユーザ毎の位置情報を取得する取得手段と、前記ユーザ毎に、複数の前記位置情報の中心位置または重心位置よりも遠くに位置する駅から目標駅を選択する選択手段と、前記ユーザ毎に検索された、各ユーザの位置情報に基づく出発駅から前記目標駅までの経路に基づいて、いずれの経路にも登場する駅から任意の駅を決定する駅決定手段とを有することを特徴とする。
本願に係る探索サーバは、複数のユーザ間で最適な駅を提示することができる。
図1は、実施形態に係る探索処理におけるユーザ、出発駅である最寄り駅、および、目標駅の位置関係の一例を示す説明図である。 図2は、実施形態に係る探索システムの構成の一例を示すブロック図である。 図3(a)および(b)は、実施形態に係る乗換駅の抽出方法の一例を説明する説明図である。 図4は、実施形態に係る探索システムによる待ち合わせ駅探索の一例を示すシーケンス図である。 図5は、実施形態に係るユーザ端末の探索画面の一例を示す説明図である。 図6は、実施形態に係るユーザ端末の位置情報提供画面の一例を示す説明図である。 図7は、実施形態に係るユーザ端末の待ち合わせ駅情報の表示画面の一例を示す説明図である。 図8は、実施形態に係るユーザ端末の待ち合わせ駅情報の表示画面の他の一例を示す説明図である。 図9は、実施形態に係るユーザ端末の探索画面の他の一例を示す説明図である。 図10は、実施形態に係るユーザ端末の位置情報提供画面の他の一例を示す説明図である。 図11は、実施形態に係るユーザ端末の待ち合わせ駅情報の表示画面の他の一例を示す説明図である。 図12(a)〜(c)は、実施形態に係る各ユーザの位置と目標駅との関係の他の一例を示す説明図である。 図13は、実施形態に係る目標駅選択の他の一例を示す説明図である。
以下に、本願に係る探索サーバ、探索方法および探索プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る探索サーバ、探索方法および探索プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
[1.探索処理の概要]
まず、図1を用いて、実施形態に係る探索処理の一例について説明する。図1は、実施形態に係る探索処理におけるユーザ、出発駅である最寄り駅、および、目標駅の位置関係の一例を示す説明図である。図1の例では、ユーザ端末10を所持したユーザA、BおよびCが、それぞれ、駅A’、駅B’および駅C’の付近にいるものとする。
まず、ユーザAは、ユーザ端末10を操作して、ユーザBおよびCとの待ち合わせを行う待ち合わせ駅の探索を開始する。ユーザA、BおよびCの各ユーザ端末10では、例えば、測位を行なって位置情報を取得し、位置情報を後述する探索サーバ100に送信する。
探索サーバ100は、ユーザA、BおよびCの各ユーザ端末10から位置情報を受信すると、ユーザA、BおよびCの各ユーザ端末10の位置情報の中心位置または重心位置よりも遠くに位置する駅から目標駅を選択する。具体的には、探索サーバ100は、中心位置または重心位置を求める位置情報として、例えば、ユーザA、BおよびCの各ユーザ端末10の位置情報から、それぞれの最寄り駅を求める。また、ユーザA、BおよびCそれぞれの最寄り駅は、駅A’、B’およびC’とし、他のユーザの最寄り駅の中心位置を求める。探索サーバ100は、他のユーザの最寄り駅の中心位置に最も近い駅を目標駅として選択する。
探索サーバ100は、例えば、ユーザAの目標駅を選択する場合、駅B’およびC’を線分B’C’で結び、中心位置である中点Kを算出する。探索サーバ100は、中点Kの位置情報に基づいて、中点Kの最寄り駅である駅aを目標駅として選択する。探索サーバ100は、ユーザBおよびCの各ユーザ端末10についても同様に、中点Lの最寄り駅b、および、中点Mの最寄り駅cを目標駅として選択する。
探索サーバ100は、ユーザA、BおよびC毎に検索された、最寄り駅を出発駅とした目標駅までの経路(ルート)を取得する。図1の例では、探索サーバ100は、例えば、ユーザAの経路として、最寄り駅A’→乗換駅c→乗換駅Z→目標駅aを取得する。また、ユーザBの経路として、最寄り駅B’→乗換駅Z→目標駅bを取得する。さらに、ユーザCの経路として、最寄り駅C’→乗換駅Z→目標駅cを取得する。探索サーバ100は、ユーザA、BおよびCそれぞれの経路のうち、いずれの経路にも登場する駅から任意の駅を決定する。探索サーバ100は、例えば、任意の駅として乗換駅Zを決定する。
このように、実施形態に係る探索処理において、探索サーバ100は、ユーザA、BおよびCの各ユーザ端末10のルート探索の目標駅を、それぞれのユーザ間の中心位置または重心位置よりも、他のユーザ側に寄せて行う。つまり、探索サーバ100は、それぞれの目標駅を、それぞれのユーザ間の中心位置または重心位置よりも遠くに位置するように選択してルート検索を行う。その上で、いずれのルートにも登場する駅から任意の駅として、乗換駅である待ち合わせ駅を決定する。このため、ユーザA、BおよびCの各ユーザ端末10に対して、複数のユーザ間で最適な待ち合わせ駅を提示することができる。以下、このような探索処理を行うユーザ端末10、基地局50、探索サーバ100、地図サーバ200、および、路線サーバ300について詳細に説明する。
[2.探索システム]
次に、図2を用いて、実施形態に係る探索システム1について説明する。図2は、実施形態に係る探索システム1の構成例を示すブロック図である。図2に示すように、探索システム1には、ユーザ端末10と、基地局50と、探索サーバ100と、地図サーバ200と、路線サーバ300とが含まれる。ユーザ端末10と探索サーバ100とは、基地局50とネットワークNを介して、有線または無線により通信可能に接続される。また、地図サーバ200と路線サーバ300とは、探索サーバ100と有線または無線により通信可能に接続される。なお、図2では、探索システム1に、3台のユーザ端末10が含まれる例を示したが、探索システム1には、さらに多くのユーザ端末10が含まれてもよい。
[3.ユーザ端末の構成]
続いて、ユーザ端末10の構成について説明する。ユーザ端末10は、ユーザによって利用される情報処理装置であり、例えば、携帯電話機(例えば、スマートフォン)やPDA(Personal Digital Assistant)等に該当する。図2に示すように、ユーザ端末10は、通信部11と、表示部12と、入力部13と、測位部14と、記憶部20と、制御部30とを有する。
(通信部11について)
通信部11は、基地局50に接続され、ネットワークNを介して、探索サーバ100との間で情報の送受信を行う。かかる通信部11は、基地局50との接続を無線により行う。通信部11は、無線として携帯電話回線および公衆無線LAN(Local Area Network)等を用いることができる。なお、通信部11は、有線にてネットワークNに接続される構成としてもよい。
(表示部12、入力部13について)
表示部12は、各種情報を表示するための表示デバイスである。例えば、表示部12は、液晶ディスプレイ等によって実現される。入力部13は、ユーザから各種操作を受け付ける入力デバイスである。例えば、入力部13は、カーソルキーやテンキー等によって実現される。なお、ユーザ端末10にタッチパネルが採用されている場合には、表示部12および入力部13は一体化される。
(測位部14について)
測位部14は、衛星測位システムの信号を受信する。測位部14は、衛星測位システムとして、GPS(Global Positioning System)、GLONASS(Global Navigation Satellite System)、ガリレオ、および、コンパス等の全地球航法衛星システムの信号を受信して測位を行う。測位部14は、測位処理部32から測位を要求されると測位を行なって、測位結果をWGS(World Geodetic System)84等の測地系に基づいた位置情報として出力する。また、測位部14は、衛星測位システムとして、準天頂衛星システム、インド地域航法衛星システム、DORIS(Doppler Orbitography and Radio-positioning Integrated by Satellite)、および、北斗等の地域航法衛星システムの信号を受信してもよい。
測位部14は、衛星測位システムとしてGPSを用いる場合、GPSの測位時間を短縮するために、AGPS(Assisted GPS)を用いることができる。また、測位部14は、測位精度を上げるために、地上基準局の電波を受信するDGPS(Differential GPS)を用いることができる。さらに、測位部14は、都市部等の空が開けていない場所でも測位が行えるように、VRS−RTK(Virtual Reference Station-Real Time Kinematic)測位を行なってもよい。
(記憶部20について)
記憶部20は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。かかる記憶部20は、制御部30での処理に用いる情報を記憶する。
(制御部30について)
制御部30は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、内部の記憶装置に記憶されているプログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部30は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
かかる制御部30は、図2に示すように、探索部31と、測位処理部32とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部30の内部構成は、図2に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。
(探索部31について)
探索部31は、ユーザによって入力部13から探索要求が入力されると、各ユーザがログイン済みである、例えば、チャットサービス等のグループIDと、探索要求情報とを、通信部11を介して探索サーバ100に送信する。また、探索部31は、通信部11を介して探索サーバ100から探索画面を受信する。探索部31は、グループIDが同一であり、ログイン時に取得済みの他のユーザのユーザIDに基づいて、探索画面を表示部12に表示する。探索部31は、探索画面に、例えば、グループIDが同一である各ユーザ名、および、探索ボタン等を表示する。探索部31は、ユーザによって探索ボタンが押下されることで、探索開始情報およびグループIDを、通信部11を介して探索サーバ100に送信する。
また、探索部31は、通信部11を介して探索サーバ100から待ち合わせ駅情報を受信する。探索部31は、待ち合わせ駅情報を表示部12に表示する。なお、探索部31は、待ち合わせ駅情報だけでなく、ユーザの最寄り駅から待ち合わせ駅までの乗換案内等を表示部12に表示してもよい。
(測位処理部32について)
測位処理部32は、通信部11を介して探索サーバ100から位置情報提供画面を受信する。測位処理部32は、OKボタンおよびキャンセルボタンが配置された位置情報提供画面を表示部12に表示する。測位処理部32は、ユーザがOKボタンを押下することで入力部13から承認情報が入力される。測位処理部32は、承認情報が入力されると、測位部14に対して測位を要求する。測位処理部32は、測位部14から測位結果として位置情報が入力される。測位処理部32は、位置情報、グループIDおよびユーザIDを、通信部11を介して探索サーバ100に送信する。
[4.基地局の構成]
続いて、基地局50の構成について説明する。基地局50は、例えば、携帯電話回線等の無線基地局であり、ユーザ端末10と無線で接続し、ネットワークNを介して探索サーバ100と接続する。基地局50は、例えば、第3.9世代移動通信システムを含む第3世代移動通信システム、第4世代移動通信システム、および、公衆無線LAN等の規格に基づいたものである。
また、基地局50は、ユーザ端末10が測位するための信号を送受信するようにしてもよい。基地局50は、例えば、携帯電話回線および公衆無線LANの基地局の位置からユーザ端末10の位置を算出するための信号を送信できる。また、基地局50は、ネットワークNを介して接続された、図示しないAGPSサーバから、GPS衛星の軌道情報であるAGPS情報をユーザ端末10に送信できる。さらに、基地局50は、ユーザ端末10がGPSにおいてVRS−RTK測位を行う場合、図示しないVRSセンタからの測位情報をユーザ端末10に送信できる。
[5.探索サーバの構成]
次に、探索サーバ100の構成について説明する。探索サーバ100は、各ユーザ端末10の位置情報に基づいて、待ち合わせ駅の探索結果である待ち合わせ駅情報を配信するサーバ装置である。図2に示すように、探索サーバ100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。なお、探索サーバ100は、探索サーバ100の管理者等から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
(通信部110について)
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。かかる通信部110は、ネットワークNおよび基地局50を介して、ユーザ端末10との間で情報の送受信を行う。また、通信部110は、地図サーバ200および路線サーバ300と、有線または無線により通信可能に接続される。
(記憶部120について)
記憶部120は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部120は、制御部130で実行されるOS(Operating System)や各種プログラム、各種データを記憶する。
(制御部130について)
制御部130は、例えば、CPUやMPU等によって、内部の記憶装置に記憶されているプログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
かかる制御部130は、図2に示すように、受付部131と、取得部132と、選択部133と、駅決定部134とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、図2に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。
(受付部131について)
受付部131は、ユーザ端末10から探索要求情報およびグループIDを受信する。受付部131は、受信した探索要求情報およびグループIDに基づいて、探索を受け付ける。受付部131は、探索を受け付けると、同一のグループIDを有するユーザ端末10のうち、探索要求情報を送信したユーザ端末10に対して、探索画面を送信する。また、受付部131は、ユーザ端末10から探索開始情報およびグループID情報を受信すると、同一のグループIDが割り当てられている全てのユーザ端末10に対して、位置情報の提供可否を問い合わせる位置情報提供画面を送信する。
(取得部132について)
取得部132は、ユーザ毎の位置情報を取得する取得手段である。取得部132は、ユーザ端末10から位置情報、グループIDおよびユーザIDを受信する。取得部132は、同一のグループIDを有するユーザ端末10の位置情報を纏めて、地図サーバ200に送信する。
(選択部133について)
選択部133は、ユーザ毎に、複数の位置情報の中心位置または重心位置よりも遠くに位置する駅から目標駅を選択する選択手段である。選択部133は、地図サーバ200から同一のグループIDを有するユーザ端末10の全ての位置情報を含む範囲の地図情報を受信する。選択部133は、各ユーザ端末10の位置情報、および、地図情報に基づいて、各ユーザ端末10の最寄り駅および目標駅を選択する。選択部133は、選択した最寄り駅および目標駅から、最寄り駅情報および目標駅情報を生成する。
ここで、図1を用いてユーザが3人(ユーザA、BおよびC)である場合の、最寄り駅および目標駅の選択について説明する。選択部133は、ユーザA、BおよびCの各ユーザ端末10の位置情報、および、地図情報に基づいて、それぞれの最寄り駅である駅A’、B’およびC’を選択する。選択部133は、地図上に駅A’、B’およびC’を配置する。選択部133は、例えば、ユーザAの目標駅を選択する場合、駅B’およびC’を線分B’C’で結び、中点Kの位置情報を算出する。選択部133は、中点Kの位置情報および地図情報に基づいて、中点Kの最寄り駅である駅aを、ユーザAの目標駅として選択する。選択部133は、ユーザBおよびCの各ユーザ端末10についても同様に、線分A’C’の中点Lの最寄り駅である駅bをユーザBの目標駅と選択し、線分A’B’の中点Mの最寄り駅である駅cをユーザCの目標駅として選択する。なお、各線分の中点の代わりに、交通の便等を考慮した位置に中点から適宜補正した点を用いて、目標駅を選択してもよい。
選択部133は、駅A’、B’およびC’を、それぞれユーザA、BおよびCの最寄り駅として最寄り駅情報を生成する。また、選択部133は、駅a、bおよびcを、それぞれユーザA、BおよびCの目標駅として目標駅情報を生成する。選択部133は、各ユーザ端末10の最寄り駅情報、目標駅情報、グループIDおよびユーザIDを路線サーバ300に送信する。
(駅決定部134について)
図2の説明に戻って、駅決定部134は、ユーザ毎に検索された、各ユーザの位置情報に基づく出発駅(最寄り駅)から目標駅までの経路に基づいて、いずれの経路にも登場する駅から任意の駅を決定する駅決定手段である。駅決定部134は、路線サーバ300から、各ユーザ端末10の最寄り駅から目標駅までのルートの情報であるルート情報、グループIDおよびユーザIDを受信する。駅決定部134は、各ユーザ端末10のルート情報に基づきルート候補を決定し、各ユーザ端末10のルート候補間でルートマッチングを行って、待ち合わせ駅を決定する。駅決定部134は、例えば、路線サーバ300において順位付けられたルートから、順位1位同士、順位1位と2位というようにルート候補を決定して、ルートマッチングを行う。
駅決定部134は、例えば、各ユーザ端末10のルート候補に共通する乗換駅を抽出する。ここで、図1および図3を用いて、乗換駅の抽出方法を説明する。図3(a)および(b)は、乗換駅の抽出方法の一例を説明する説明図である。図3(a)は、各ユーザのルートおよび経由する乗換駅の一例を示す。図3(b)は、ルート候補とルートマッチング回数の関係の一例を示す。
駅決定部134は、図3(b)に示すように、ユーザA、BおよびCの順位1位のルートである、ルートA’a−1、B’b−1、および、C’c−1を、それぞれのルート候補として、1回目のルートマッチングを行う。しかし、順位1位のルート同士では共通する乗換駅はない。続いて、駅決定部134は、ユーザAについて、ルート候補を、順位2位のルートであるルートA’a−2に変更する。駅決定部134は、ユーザBおよびCについては、引き続き順位1位のルートをルート候補として2回目のルートマッチングを行う。しかし、この組み合わせでも共通する乗換駅はない。
駅決定部134は、さらに、ユーザBについて、ルート候補を、順位2位のルートであるルートB’b−2に変更する。駅決定部134は、ユーザAについて、引き続き順位2位のルートA’a−2をルート候補とする。また、駅決定部134は、ユーザCについて、引き続き順位1位のC’c−1をルート候補として3回目のルートマッチングを行う。その結果、駅決定部134は、図3(a)に示すように、乗換駅Zを共通する乗換駅として抽出する。駅決定部134は、抽出した乗換駅を待ち合わせ駅と決定し、待ち合わせ駅情報を生成する。駅決定部134は、待ち合わせ駅情報を、各ユーザのユーザ端末10に配信する。
ここで、駅決定部134は、優先するユーザを基準としてルートマッチングを行うことができる。例えば、駅決定部134は、図3(a)および(b)の例では、ユーザCのルート候補として、路線サーバ300において順位付けられたルートの順位1位としている。これに対し、ユーザAおよびBのルート候補として、それぞれ順位1位から順位2位のルートに変更している。このため、ユーザCは、ユーザAおよびBに比べて、順位の高いルートが選択された状態でルートマッチングが行われる。駅決定部134は、このように、優先するユーザCのルートの順位を他のユーザよりも高くすることで、優先するユーザを基準としてルートマッチングを行うことができる。
例えば、受付部131がユーザ端末10から、あるユーザを優先する情報を受信すると、駅決定部134は、優先するユーザをルートマッチングの基準とすることで、優先するユーザに有利な待ち合わせ駅情報を生成することができる。ここで、優先するユーザは、例えば、誕生日会等の主賓等が挙げられる。
[6.地図サーバの構成]
次に、地図サーバ200の構成について説明する。図2に示すように、地図サーバ200は、地図データベース201を有する。地図サーバ200は、他のコンピュータから任意の位置の位置情報、地物情報および住所等に基づいて、地図情報を出力する。
地図サーバ200は、探索サーバ100の通信部110と接続され、探索サーバ100から受信した位置情報に基づいて、全てのユーザ端末10の位置情報を含む範囲の地図を抽出する。地図サーバ200は、例えば、全てのユーザ端末10の位置情報の周囲に最寄り駅が入るように、各位置情報の中心から所定の範囲を地図に含むように抽出する。地図サーバ200は、所定の範囲として、例えば、都心部で半径1km、郊外では半径2kmから3kmとすることができる。地図サーバ200は、全てのユーザ端末10の位置情報を含む範囲の地図を地図データベース201から抽出すると、地図情報として探索サーバ100に送信する。また、地図サーバ200は、地図データベース201からベクター形式の地図を読み出し、ラスター形式の地図に変換することができる。
(地図データベース201について)
地図データベース201は、地図を格納する。地図は、例えば、ラスター形式およびベクター形式で格納されている。ラスター形式の地図は、ラスター地図画像と緯度経度座標リストを有する。ベクター形式の地図は、項目別にレイヤ構造を持ち、道路、市区町村行政界、水系、鉄道路線、施設ポイント、公園、建物および地名等の情報を有する。
[7.路線サーバの構成]
次に、路線サーバ300の構成について説明する。図2に示すように、路線サーバ300は、路線データベース301を有する。路線サーバ300は、出発駅と到着駅に基づいて、鉄道路線等のルートを探索する。
路線サーバ300は、探索サーバ100の通信部110と接続され、探索サーバ100から受信した各ユーザ端末10の最寄り駅情報、目標駅情報、グループIDおよびユーザIDに基づいて、ユーザ端末10毎に最寄り駅から目標駅までのルートを1以上探索する。路線サーバ300は、ルートの探索において、ユーザ毎に、最寄り駅から目標駅までの運賃および所要時間、ならびに、乗換駅での乗り換えに要する時間および距離等に基づいて、探索したルートに優先順位をつける。ここで、路線サーバ300は、探索するルートを各ユーザについて、例えば、10本とすることができる。なお、路線サーバ300は、探索したルートが10本に満たない場合は、探索できたルートの本数で優先順位をつける。路線サーバ300は、同一のグループIDを有する各ユーザ端末10について、それぞれ優先順位をつけたルートの情報を纏めてルート情報を生成する。路線サーバ300は、ルート情報、グループIDおよびユーザIDを探索サーバ100に送信する。
(路線データベース301について)
路線データベース301は、鉄道路線の情報を格納する。鉄道路線の情報は、例えば、駅名、時刻表、列車種別、営業キロ、運賃、所要時間、発着番線、乗換路線、乗換時間、乗換ホーム間の距離、および、運行情報等である。また、路線データベース301は、例えば、鉄道路線毎に情報を格納し、路線サーバ300は、ルート探索に必要な路線の情報を読み出して利用する。
[8.探索処理]
次に、実施形態に係る探索システム1による探索処理について説明する。図4は、実施形態に係る探索システム1による待ち合わせ駅探索の一例を示すシーケンス図である。
ユーザA、BおよびCの各ユーザ端末10は、既にユーザのユーザIDによって図示しないチャットサーバでの認証により、チャットサービスのグループにログイン済みであり、同一のグループIDを有するとする。ユーザAは、ユーザ端末10を操作して、ユーザBおよびCとの待ち合わせを行う待ち合わせ駅の探索を要求する(ステップS101)。ユーザAのユーザ端末10の探索部31は、探索要求情報およびグループIDを、探索サーバ100に送信する(ステップS102)。
探索サーバ100の受付部131は、探索要求情報およびグループIDを受信する。受付部131は、受信した探索要求情報およびグループIDに基づいて、探索を受け付ける。受付部131は、探索を受け付けると、ユーザAのユーザ端末10に対して、探索画面を送信する(ステップS103)。ユーザAのユーザ端末10の探索部31は、受信した探索画面を表示部12に表示する。
ここで、図5に探索画面の一例を示す。図5の例では、表示部12と入力部13とは一体となったタッチパネルで構成されており、探索画面P10をポップアップ画面として、チャットのメッセージM10が表示されているレイヤに重畳して表示している。また、探索画面P10は、同一のグループIDを持つ他のユーザ(ユーザBおよびC)を表示する参加ユーザ表示領域B10、および、探索ボタンB11を有する。なお、参加ユーザ表示領域B10は、待ち合わせを行うユーザを選択可能としてもよい。参加ユーザ表示領域B10は、ユーザを選択可能とすることで、同じグループIDを持つグループ内であるが、待ち合わせに参加しないユーザを、待ち合わせ駅探索から除外することができる。
ユーザAのユーザ端末10は、ユーザAによって、探索画面P10で待ち合わせを行う他のユーザが確認され、良ければ探索ボタンB11が押下される(ステップS104)。ユーザ端末10の探索部31は、探索ボタンB11が押下されると、探索開始情報およびグループIDを探索サーバ100に送信する(ステップS105)。
探索サーバ100の受付部131は、探索開始情報およびグループIDを受信すると、同一のグループIDが割り当てられているユーザA、BおよびCの各ユーザ端末10に対して、位置情報の提供可否を問い合わせる位置情報提供画面を送信する(ステップS106)。
ユーザA、BおよびCの各ユーザ端末10の測位処理部32は、受信した位置情報提供画面を表示部12に表示する。ここで、図6に位置情報提供画面の一例を示す。図6の例では、表示部12と入力部13とは一体となったタッチパネルで構成されており、位置情報提供画面P11をポップアップ画面として、探索画面P10にさらに重畳して表示している。位置情報提供画面P11は、位置情報の提供をユーザが承認するためのOKボタンB12、および、拒否するためのキャンセルボタンB13を有する。
各ユーザ端末10は、ユーザA、BおよびCのそれぞれによって、位置情報提供画面P11でOKボタンB12またはキャンセルボタンB13が押下される(ステップS107)。ユーザA、BおよびCの各ユーザ端末10の測位処理部32は、OKボタンB12が押下され、入力部13から承認情報が入力されると、測位部14に対して測位を要求する。測位部14は、測位処理部32から測位を要求されると測位を行なって、測位結果を位置情報として出力する。測位処理部32は、測位部14から位置情報が入力されると、位置情報、グループIDおよびユーザIDを、探索サーバ100に送信する(ステップS108)。なお、測位処理部32は、キャンセルボタンB13が押下された場合には測位は行わず、位置情報の提供を拒否する拒否情報を位置情報として、グループIDおよびユーザIDとともに探索サーバ100に送信する。また、測位処理部32は、測位部14が測位に失敗した場合には、位置情報の取得に失敗した旨の失敗情報を位置情報として、グループIDおよびユーザIDとともに探索サーバ100に送信する。
また、測位処理部32は、測位部14に対して測位を要求する代わりに、ユーザに対して、待ち合わせ前に居るであろう場所の位置情報の入力を求めるようにしてもよい。測位処理部32は、例えば、地図アプリケーション等を用いてユーザが場所を指定し、指定された場所の座標を位置情報としてもよい。
探索サーバ100の取得部132は、位置情報、グループIDおよびユーザIDを受信すると、同一のグループIDを有するユーザA、BおよびCのユーザ端末10の位置情報を纏めて、地図サーバ200に送信する(ステップS109)。このとき、取得部132は、拒否情報または失敗情報を位置情報として受信したユーザ端末10がある場合には、当該ユーザ端末10の位置情報を除外して位置情報を纏める。また、取得部132は、位置情報、グループIDおよびユーザIDを選択部133に出力する。
地図サーバ200は、ユーザA、BおよびCの各ユーザ端末10の位置情報を受信する。地図サーバ200は、ユーザA、BおよびCの位置情報を全て含む範囲の地図を、地図データベース201から抽出する(ステップS110)。地図サーバ200は、抽出した地図を地図情報として探索サーバ100に送信する(ステップS111)。
探索サーバ100の選択部133は、地図情報を受信する。また、選択部133は、ユーザA、BおよびCの各ユーザ端末10の位置情報、グループIDおよびユーザIDが取得部132から入力される。選択部133は、ユーザA、BおよびCの各ユーザ端末10の位置情報、および、地図情報に基づいて、各ユーザ端末10の最寄り駅および目標駅を選択し、最寄り駅情報および目標駅情報を生成する(ステップS112)。選択部133は、各ユーザ端末10の最寄り駅情報、目標駅情報、グループIDおよびユーザIDを路線サーバ300に送信する(ステップS113)。
路線サーバ300は、ユーザA、BおよびCの各ユーザ端末10の最寄り駅情報、目標駅情報、グループIDおよびユーザIDに基づいて、路線データベース301を探索する。路線サーバ300は、ユーザ端末10毎に最寄り駅から目標駅までのルートを1以上探索してルート情報を生成する(ステップS114)。路線サーバ300は、例えば、乗換コスト、運賃および所要時間等を考慮して、ユーザ端末10毎に10本のルートを探索してルート情報を生成する。路線サーバ300は、ルート情報、グループIDおよびユーザIDを探索サーバ100に送信する(ステップS115)。
探索サーバ100の駅決定部134は、ルート情報、グループIDおよびユーザIDを受信する。駅決定部134は、ユーザA、BおよびCのユーザ端末10のルート情報に基づき、それぞれルート候補を決定する。駅決定部134は、ユーザA、BおよびCのユーザ端末10のルート候補間でルートマッチングを行って、ルート候補に共通する乗換駅を抽出する。なお、ルートマッチングは、例えば、乗換回数が少ないルート同士を比較していく等の方法がある。駅決定部134は、抽出した乗換駅を待ち合わせ駅と決定し、待ち合わせ駅情報を生成する(ステップS116)。
駅決定部134は、待ち合わせ駅情報を、ユーザA、BおよびCの各ユーザ端末10に送信する(ステップS117)。なお、駅決定部134は、待ち合わせ駅情報だけでなく、待ち合わせ駅を決定したルート候補を乗換案内情報として、ユーザA、BおよびCの各ユーザ端末10に送信してもよい。
ユーザA、BおよびCの各ユーザ端末10の探索部31は、待ち合わせ駅情報を受信する。探索部31は、待ち合わせ駅情報を表示部12に表示する(ステップS118)。なお、探索部31は、探索サーバ100から乗換案内情報を受信して、待ち合わせ駅情報と合わせて表示部12に表示するようにしてもよい。
ここで、図7にユーザ端末10における待ち合わせ駅情報の表示画面の一例を示す。図7の例では、表示部12と入力部13とは一体となったタッチパネルで構成されており、待ち合わせ駅情報と乗換案内が表示されている。また、戻るボタンB14をユーザが押下することにより、元のアプリケーション、例えば、チャットに戻ることができる。
また、図8は、ユーザ端末10における待ち合わせ駅情報の表示画面の他の一例を示す。図8の例では、チャット画面中のメッセージM11として、待ち合わせ駅情報が表示されている。図8の例では、待ち合わせ駅探索を行ったユーザが、待ち合わせ時間をメッセージM12として発信し、他のユーザが返信メッセージM13、M14を発信した状態を示す。
続いて、図9〜図11を用いて、探索画面、位置情報提供画面、および、待ち合わせ駅情報の表示画面の他の一例について説明する。図9は、探索画面の他の一例であり、ウェブブラウザのウインドウW10内に、チャット内容、参加ユーザ表示領域B10、および、探索ボタンB11を表示したものである。図10は、位置情報提供画面の他の一例であり、図9に示す探索画面において、ユーザによって探索ボタンB11が押下され、位置情報提供画面P11が、ウインドウW10上にポップアップ表示された状態を示す。位置情報提供画面P11は、位置情報の提供をユーザが承認するためのOKボタンB12、および、拒否するためのキャンセルボタンB13を有する。図11は、待ち合わせ駅情報の表示画面の他の一例であり、待ち合わせ情報をメールで受信して、メーラー上でメールをウインドウW11として開いた状態を示す。ウインドウW11は、メールの内容を示し、待ち合わせ駅の他に乗換案内等を表示してもよい。
[9.効果]
このように、探索サーバ100では、ユーザ毎の位置情報を取得し、ユーザ毎に、複数の位置情報の中心位置または重心位置よりも遠くに位置する駅から目標駅を選択し、ユーザ毎に検索された、各ユーザの位置情報に基づく出発駅から目標駅までの経路に基づいて、いずれの経路にも登場する駅から任意の駅を決定する。これにより、探索サーバ100では、複数のユーザ間で最適な駅を提示することができる。また、待ち合わせ駅を探索するユーザに対して、他のユーザが位置を知らせることなく待ち合わせ駅を決定することができる。
また、探索サーバ100は、ユーザ毎に、他のユーザの位置情報の中心位置または重心位置に最も近い駅を目標駅として選択する。これにより、他のユーザ側に寄せて目標駅を選択できるため、より多くの任意の駅から複数のユーザ間で最適な駅を提示することができる。
また、探索サーバ100は、任意の駅として、いずれの経路にも登場する乗換駅を決定する。これにより、各ユーザが利用する路線同士の乗換駅を任意の駅とすることができる。
また、探索サーバ100は、出発駅として、各ユーザの位置情報に基づく最寄り駅を決定する。これにより、各ユーザの利便が良い駅を出発駅とすることができる。
また、探索サーバ100は、優先するユーザにおいて検索された優先する経路と、他のユーザにおいて検索された経路とを比較することで、いずれの経路にも登場する駅から任意の駅を決定する。これにより、集会の主賓等にとって交通の便が良い駅を提示することができる。
また、探索サーバ100は、ユーザ毎の位置情報として、各ユーザのユーザ端末10の位置情報であって、衛星測位システム、無線LAN、および携帯電話回線のうち1以上に基づいて決定された位置情報を取得する。これにより、各ユーザの現在地に基づいて、複数のユーザ間で最適な駅を提示することができる。
また、探索サーバ100は、ユーザ毎の位置情報として、ユーザが待ち合わせを行うときの予定位置情報を取得する。これにより、先の日時の待ち合わせ予定であっても、待ち合わせを行う日時の前に各ユーザがいるであろう場所に基づいて、複数のユーザ間で最適な駅を提示することができる。
[10.その他]
以上、本願の実施形態を図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
例えば、上記実施形態では、各ユーザ端末10が測位して位置情報を取得し、探索サーバ100に送信したが、これに限定されない。例えば、各ユーザ端末10において、ユーザが地図アプリケーション等を用いて場所を指定し、指定された場所の座標を位置情報としてもよい。また、複数の基地局50を用いて伝送時間等を計測することで、各ユーザ端末10の位置を同定するようにしてもよい。
また、上記の実施形態では、ユーザA、BおよびCの各ユーザ端末10の位置が、図1に示すように、三角形となっていたが、これに限定されない。例えば、図12(a)に示すように、ユーザA、BおよびCの各ユーザ端末10がほぼ直線上に並ぶ位置であり、かつ、これらを直接結ぶ路線がない場合がある。図12(a)に示す場合は、ユーザA、BおよびCの各ユーザ端末10の最寄り駅が属するそれぞれの路線が交差する状態である。このとき、ユーザAの目標駅はユーザBまたはCの最寄り駅、ユーザBの目標駅はユーザAまたはCの最寄り駅、ユーザCの目標駅はユーザBまたはCの最寄り駅となる。すると、それぞれの路線の乗換駅は、四角形で示す乗換駅となる。従って、四角形で示す乗換駅を待ち合わせ駅として提示することができる。また、図12(b)に示すように、ユーザA、B、C、D、EおよびFの各ユーザ端末10の位置が、ほぼ六角形の状態である場合がある。図12(b)に示す場合には、単純に6人の中心、つまり六角形の重心(星形)を目標駅とするのではなく、ユーザAの目標駅を他のユーザB〜Fを結ぶ五角形の重心(四角形)とする。ユーザB〜Fも同様に他の5人の重心を目標駅とする。これにより、4人以上で待ち合わせ駅を探索する場合でも、各ユーザの乗換コスト、運賃および所要時間等を考慮した待ち合わせ駅を提示することができる。また、図12(c)に示すように、3人のユーザが待ち合わせ駅を探索する場合であって、そのうちの2人が同じ路線の他の駅付近にいる場合がある。図12(c)に示す場合は、ユーザAおよびBの目標駅はユーザCの最寄り駅、ユーザCの目標駅はユーザAまたはBの最寄り駅となる。すると、それぞれの路線の乗換駅は、四角形で示す乗換駅となる。従って、四角形で示す乗換駅を待ち合わせ駅として提示することができる。
また、上記の実施形態では、地図上に複数のユーザの最寄り駅を配置し、複数のユーザの最寄り駅を結ぶ線分の中心または図形の重心に最も近い駅を目標駅としたが、これに限定されない。例えば、図13に示すように、各ユーザから最も遠いユーザの最寄り駅を目標駅としてもよい。図13に示す場合には、ユーザAの目標駅をユーザDの最寄り駅とし、ユーザBの目標駅をユーザCの最寄り駅とすることができる。また、ユーザDの目標駅をユーザAの最寄り駅とし、ユーザCの目標駅をユーザBの最寄り駅とすることができる。このとき、待ち合わせ駅は、ユーザAの最寄り駅からユーザDの最寄り駅へ向かう路線と、ユーザBの最寄り駅からユーザCの最寄り駅に向かう路線とが交差する乗換駅(四角形)とすることができる。
また、上記の実施形態では、各ユーザの最寄り駅の位置に基づいて目標駅を選択したが、これに限定されない。例えば、各ユーザの現在の位置に基づいて目標駅を選択してもよい。これにより、最寄り駅が複数ある場合、ユーザに使用する最寄り駅を選択させ、選択された最寄り駅に基づいて目標駅を選択することができる。
また、上記実施形態では、同一の乗換駅を待ち合わせ駅としたが、これに限定されない。例えば、駅名は異なるが連絡通路等によって、徒歩で往来可能である駅を待ち合わせ駅としてもよい。具体例としては、永田町駅と赤坂見附駅、日比谷駅と有楽町駅、三越前駅と新日本橋駅、大阪駅と梅田駅、および、四条駅と烏丸駅等が挙げられる。
また、上記実施形態では、鉄道の路線によってユーザが移動する場合を説明したが、これに限定されない。路線は、鉄道の他にも定時運行される公共交通機関であればいずれでもよい。路線は、例えば、モノレール、新交通システム、バスおよび航空機の路線であってもよい。
また、上述した探索サーバ100、地図サーバ200および路線サーバ300は、それぞれ複数のサーバコンピュータで実現してもよいし、単一のサーバコンピュータで実現してもよい。また、機能によっては外部のプラットフォーム等をAPI(Application Programming Interface)やネットワークコンピューティングなどで呼び出して実現するなど、構成は柔軟に変更できる。
また、特許請求の範囲に記載した「手段」は、「部(section、module、unit)」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、選択手段は、選択部や選択回路に読み替えることができる。
1 探索システム
10 ユーザ端末
11、110 通信部
12 表示部
13 入力部
14 測位部
20、120 記憶部
30、130 制御部
31 探索部
32 測位処理部
50 基地局
100 探索サーバ
131 受付部
132 取得部
133 選択部
134 駅決定部
200 地図サーバ
201 地図データベース
300 路線サーバ
301 路線データベース
N ネットワーク

Claims (9)

  1. ユーザ毎の位置情報を取得する取得手段と、
    前記ユーザ毎に、複数の前記位置情報の中心位置または重心位置よりも遠くに位置する駅から目標駅を選択する選択手段と、
    前記ユーザ毎に検索された、各ユーザの位置情報に基づく出発駅から前記目標駅までの経路に基づいて、いずれの経路にも登場する駅から任意の駅を決定する駅決定手段とを有する
    ことを特徴とする探索サーバ。
  2. 前記選択手段は、前記ユーザ毎に、他のユーザの位置情報の中心位置または重心位置に最も近い駅を前記目標駅として選択する
    ことを特徴とする請求項1に記載の探索サーバ。
  3. 前記駅決定手段は、前記任意の駅として、いずれの経路にも登場する乗換駅を決定する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の探索サーバ。
  4. 前記駅決定手段は、前記出発駅として、各ユーザの位置情報に基づく最寄り駅を決定する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の探索サーバ。
  5. 前記駅決定手段は、優先するユーザにおいて検索された優先する経路と、他のユーザにおいて検索された経路とを比較することで、いずれの経路にも登場する駅から任意の駅を決定する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の探索サーバ。
  6. 前記取得手段は、前記ユーザ毎の位置情報として、各ユーザのユーザ端末装置の位置情報であって、衛星測位システム、無線LAN、および携帯電話回線のうち1以上に基づいて決定された位置情報を取得する
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の探索サーバ。
  7. 前記取得手段は、前記ユーザ毎の位置情報として、ユーザが待ち合わせを行うときの予定位置情報を取得する
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の探索サーバ。
  8. ユーザ毎の位置情報を取得し、
    前記ユーザ毎に、複数の前記位置情報の中心位置または重心位置よりも遠くに位置する駅から目標駅を選択し、
    前記ユーザ毎に検索された、各ユーザの位置情報に基づく出発駅から前記目標駅までの経路に基づいて、いずれの経路にも登場する駅から任意の駅を決定する
    ことを特徴とする探索方法。
  9. コンピュータに、
    ユーザ毎の位置情報を取得し、
    前記ユーザ毎に、複数の前記位置情報の中心位置または重心位置よりも遠くに位置する駅から目標駅を選択し、
    前記ユーザ毎に検索された、各ユーザの位置情報に基づく出発駅から前記目標駅までの経路に基づいて、いずれの経路にも登場する駅から任意の駅を決定する
    各処理を実行させることを特徴とする探索プログラム。
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