JP2014179632A - 高スループット低形状銅cmp処理 - Google Patents

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Abstract

【課題】下層バリヤ物質の上に配設された導電性物質の化学機械研磨(CMP)で平坦化効率を維持しつつ基板スループットを増大する。
【解決手段】第1のプラテン上に配設された研磨パッドに接触させ、前記研磨パッドはそれらの上に配設された研磨スラリーを有し、上記導電性物質のバルク部分を除去するように、第1の除去レートで上記研磨パッド及び上記研磨スラリーで上記基板を研磨し、終点を決定し、上記研磨スラリーの金属イオン濃度を減少させるように、レートクエンチ処理を行い、上記導電性物質をブレークスルーして上記下層バリヤ物質の部分を露出させるように、第2の除去レートで上記研磨パッド及び上記研磨スラリーで上記基板を研磨し、上記第2の除去レートは上記第1の除去レートより低く、上記バリヤ物質から導電性物質を除去するように、第2のプラテンで上記基板を研磨する。上記レートクエンチ処理の間、研磨ダウンフォースを減少させる。
【選択図】図3

Description

発明の分野
[0001]ここに説明する実施形態は、一般的に、化学機械研磨のための方法に係る。
関連技術の説明
[0002]化学機械平坦化又は化学機械研磨(CMP)は、基板を平坦化するのに使用される普通の技法である。CMPは、基板を平坦化するため2つのモードを使用する。一方のモードは、基板から物質を除去するため化学組成物、典型的には、スラリー又は他の流体媒体を使用する化学反応であり、他方のモードは、機械的力である。従来のCMP技法においては、基板キャリヤ又は研磨ヘッドがキャリヤアセンブリに取り付けられ、CMP装置の研磨パッドと接触配置される。そのキャリヤアセンブリは基板を研磨パッドに対して押し付けるため基板へ制御可能な圧力を与える。そのパッドは、外部駆動力により基板に対して移動させられる。こうして、そのCMP装置は、化学的作用及び機械的作用の両方を行うように、研磨組成物を分配しながら、基板表面と研磨パッドとの間の研磨又は擦り移動を行わせる。
[0003]CMPを使用して基板スループットを増大させることが、非常に望まれている。しかしながら、基板表面に加えられる圧力を増大することにより基板スループットを増大しようとすると、平坦化効率が減少してしまい、それに対応して、窪み金属及び腐食欠陥が増大してしまう。平坦化効率は、堆積物質のステップ高さの減少として定義されている。CMP処理においては、平坦化効率は、基板表面と研磨パッドとの間に加えられる圧力とプラテン速度との両者の関数である。その圧力が高くなればなるほど、研磨割合がより高くなり、平坦化効率がより低下する。一方、研磨レートをより低くすると、平坦化効率はより良くなるのであるが、スループットが減少してしまう。
[0004]従って、改善された平坦化効率を維持しつつ基板スループットを増大することができるような、金属及びバリヤ物質を化学機械処理するための改良された方法及び装置が必要とされている。
[0005]ここに説明する実施形態は、一般的には、化学機械研磨システムにおいて基板上に配設された導電性物質を処理するための方法を提供する。一実施形態では、基板上に配設された導電性物質を化学機械研磨(CMP)するための方法が提供される。下層バリヤ物質の上に配設された導電性物質を含む基板が、第1の研磨パッドを含む第1のプラテン上に配置される。この基板は、そのバルク導電性物質の第1の部分を除去するように第1のプラテンで研磨される。研磨スラリーの金属イオン濃度を減少させるため、レートクエンチ処理が行われる。この基板は、導電性物質をブレークスルーして下層バリヤ物質の部分を露出させるようにそのバルク物質の第2の部分を除去するため、その第1のプラテンで研磨される。
[0006]別の実施形態では、基板上の導電性物質を化学機械研磨するための方法が提供される。下層バリヤ物質の上に配設された導電性物質を含む基板が、研磨スラリーにおいて第1の研磨パッドを含む第1のプラテン上に配置される。この基板は、そのバルク導電性物質の第1の部分を除去するため、その第1のプラテンで研磨される。バルク導電性物質の第1の部分を除去するための第1のプラテンでの基板の研磨の終点が決定される。研磨スラリーの金属イオン濃度を減少させるため、レートクエンチ処理が行われる。この基板は、その導電性物質をブレークスルーして下層バリヤ物質の部分を露出させるようにそのバルク導電性物質の第2の部分を除去するため、その第1のプラテンで研磨される。
[0007]更に別の実施形態では、基板上に配設された導電性物質を化学機械研磨するための方法が提供される。下層バリヤ物質の上に配設された銅物質を含む基板が、防食剤を含む研磨組成物において研磨パッドを含む第1のプラテン上に配置される。この基板は、その研磨パッドと接触させられる。この基板は、バルク銅物質を除去するため、その研磨パッドで研磨される。そのバルク銅物質除去の第1の終点が検出される。その研磨パッドがすすぎ洗い溶液ですすぎ洗いされる。この基板は、その銅物質をブレークスルーして下層バリヤ物質の部分を露出させるように、その研磨パッドで研磨される。この基板は、残留銅物質を除去するため、第2のプラテンで研磨される。
[0008]本発明の前述したような特徴を詳細に理解できるように、概要について簡単に前述したような本発明について、幾つかを添付図面に例示している実施形態に関して、以下より特定して説明する。しかしながら、添付図面は、本発明の典型的な実施形態のみを例示しているのであって、従って、本発明の範囲をそれに限定しようとしているものではなく、本発明は、均等の効果を発揮する他の実施形態を含みうるものであることに、注意されたい。
化学機械平坦化システムの平面図である。 図1の処理ステーションの部分断面図である。 導電性物質を化学機械研磨するための方法の一実施形態のフロー図である。 プラテン1の場合の銅層の厚さ(Å)対研磨時間(秒)を示すプロット図 である。 プラテン2の場合の銅層の厚さ(Å)対研磨時間(秒)を示すプロット図 である。 標準スループット銅処理の研磨時間と高スループット銅処理の研磨時間とを 比較したプロット図である。 標準スループット銅処理の形状性能と高スループット銅処理の形状性能とを 比較したプロット図である。
[0016]理解を容易とするため、図において共通な同一の要素を示すのに、可能な限り、同一の参照符号を使用している。1つの実施形態の要素及び/又は処理ステップは、特に繰り返し述べなくとも、他の実施形態に効果的に使用することができるものと考えられる。
[0017]ここに説明する実施形態は、一般的には、化学機械研磨システムにおいて基板上に配設された導電性物質を処理するための方法を提供する。銅の化学機械平坦化(CMP)中に銅の除去のために専用される2つのプラテンを有する研磨プラットフォームにおいては、伝統的には、第1のプラテンは、下層バリヤ物質を露出させてしまうような銅ブレークスルーを生じないようにして約2000Åの銅厚さまでバルク銅除去を行うのに使用され、第2のプラテンは、銅除去及び銅フィールド残留物除去のために使用されている。第2のプラテンは、ディッシング及び腐食で表される均一及び低形状を生成して、良好な線抵抗(Rs)均一性とするために、「ソフトランディング」を必要としている。フィールド銅残留物除去を行うために必要な銅除去割合及びオーバポリッシュ時間をより低くすると、銅CMPのための第2のプラテンは、形状を決定する上で最も重要なものとなるばかりでなく、通常、スループットのボトルネックとなる。ここに説明する実施形態は、第2のプラテンへの銅を少なくして、第2のプラテンでの研磨時間をより短くしてはるかにより高いスループットを与え、同時に、従来の方法に比較して同等又はより優れた形状結果を与えるような刷新的な処理を提供する。ここに説明する実施形態は、高スループット及び低形状が望まれる単一プラテン銅除去処理にも共用できるものである。
[0018]ここに説明する実施形態は、カリフォルニア州サンタクララのアプライドマテリアル社から入手できるMIRRA(商標名)、MIRRA MESA(商標名)、REFLEXION(登録名)、REFLEXION(商標名)、REFLEXION LK(商標名)、REFLEXION LK ECMP(商標名)化学機械平坦化システムのような化学機械平坦化システムを使用して実施することができるような平坦化処理及び組成物に関して、以下に、説明される。処理パッド、平坦化ウエブ、又はそれらの組合せを使用するようなもの、及び平坦化表面に対して基板を、回転、直線又は他の平面運動で移動させるようなもの、を含む他の平坦化モジュールもまた、ここに説明する実施形態に効果的に適応しうるものである。更に又、ここに説明する方法又は組成物を使用して化学機械研磨を行うことができるようにする任意のシステムもまた、効果的に使用することができる。次の装置の説明は、例示的なものであり、ここに説明する実施形態の範囲を限定するものではないと考えられ又は解釈されたい。
装置
[0019]図1は、基板を化学機械処理するための装置を有する平坦化システム100の一実施形態の平面図である。このシステム100は、一般的には、ファクトリーインターフェース102と、ローディングロボット104と、平坦化モジュール106とを備える。ローディングロボット104は、ファクトリーインターフェース102と平坦化モジュール106との間での基板122の移送を行うために配設されている。
[0020]システム100のモジュールの制御及び統合を行うため、コントローラ108が設けられている。コントローラ108は、中央処理装置(CPU)110と、メモリ112と、支援回路114とを備える。このコントローラ108は、平坦化、洗浄及び移送処理の制御を行うため、システム100の種々な構成部分に結合されている。
[0021]ファクトリーインターフェース102は、一般的には、計測モジュール190と、洗浄モジュール116と、1つ以上の基板カセット118とを含む。基板カセット118、洗浄モジュール116及び入力モジュール124の間で基板122を移送するため、インターフェースロボット120が使用される。入力モジュール124は、グリッパー、例えば、真空グリッパー又は機械的クランプにより平坦化モジュール106とファクトリーインターフェース102との間で基板122の移送を行うように配置されている。
[0022]計測モジュール190は、基板の厚さプロフィールを示すメトリックを与えるのに適した非破壊測定装置であってよい。このような計測モジュール190は、渦電流型センサ、干渉計、容量型センサ及びその他の適当な装置を含むことができる。適当な計測モジュールの実施例としては、アプライドマテリアル社から入手できるISCAN(商標名)及びIMAP(商標名)基板計測モジュールがある。この計測モジュール190は、コントローラ108へメトリックを与え、そのコントローラ108において、その基板から測定された特定の厚さプロフィールに対してターゲット除去プロフィールが決定される。
[0023]平坦化モジュール106は、環境制御された包囲体188に配設された少なくとも第1の化学機械平坦化(CMP)ステーション128を含む。図1に示した実施形態では、平坦化モジュール106は、第1のCMPステーション128、第2のCMPステーション130及び第3のCMPステーション132を含む。基板122上に配設された導電性物質のバルク除去は、第1のCMPステーション128での化学機械研磨処理により行うことができる。一実施形態では、導電性物質のバルク除去は、多段処理であってよい。第1のCMPステーション128でのバルク物質除去の後、残りの導電性物質又は残留導電性物質は、第2のCMPステーション130で単一段又は多段化学機械研磨処理で基板から除去される。この多段処理の部分は、残留導電性物質を除去するように構成されている。第3のCMPステーション132は、バリヤ層を研磨するのに使用することができる。一実施形態では、バルク物質除去及び残留物質除去の両者を、単一ステーションにおいて行うことができる。別の仕方として、異なるステーションで行われるバルク除去処理の後に、多段除去処理を行うのに、2以上のCMPステーションを使用することができる。
[0024]典型的な平坦化モジュール106は、マシンベース140の上方又は第1の側部に配設された移送ステーション136及びカルーセル(carousel:円形コンベヤー)134をも含む。一実施形態では、移送ステーション136は、入力バッファステーション142、出力バッファステーション144、移送ロボット146及びロードカップアセンブリ148を含む。入力バッファステーション142は、ローディングロボット104を用いてファクトリーインターフェース102から基板を受け取る。ローディングロボット104は、研磨された基板を出力バッファステーション144からファクトリーインターフェース102へと戻すのにも使用される。移送ロボット146は、バッファステーション142、144とロードカップアセンブリ148との間で基板を移送するのに使用される。
[0025]一実施形態では、移送ロボット146は、2つのグリッパーアセンブリを含み、これらグリッパーアセンブリの各々は、基板の縁部で基板を保持する空気圧式グリッパーフィンガーを有している。移送ロボット146は、処理すべき基板を入力バッファステーション142からロードカップアセンブリ148へ移送すると同時に、処理された基板をロードカップアセンブリ148から出力バッファステーション144へと移送することができる。
[0026]カルーセル134は、ベース140の上の中心に配設されている。この円形コンアベヤー134は、典型的には、各々キャリヤヘッドアセンブリ152を支持する複数のアーム150を含む。図1に示すアーム150のうちの2つは、移送ステーション136及び第1のCMPステーション128の平坦化表面129が見えるように、点線で示されている。カルーセル134は、キャリヤヘッドアセンブリ152が平坦化ステーション128、130及び132と移送ステーション136との間で移動されるように、インデックス送りできるものである。平坦化ステーション128、130及び132の各々に隣接してベース140上に調整装置182が配設されている。この調整装置182は、均一な平坦化結果を維持するため、ステーション128、130及び132に配設された平坦化材を定期的に調整するものである。
[0027]図2は、流体分配アームアセンブリ126を含む第1のCMPステーション128の一実施形態の部分断面図である。図1を参照するに、第1のCMP処理ステーション128は、キャリヤヘッドアセンブリ152及びプラテン204を含む。キャリヤヘッドアセンブリ152は、一般的には、プラテン204上に配設された研磨パッド208に対して基板122を保持させる。キャリヤヘッドアセンブリ152又はプラテン204のうちの少なくとも一方は、基板122と研磨パッド208との間に相対的運動を与えるため、回転又は他の仕方で移動させられる。図2に示した実施形態では、キャリヤヘッドアセンブリ152は、基板122へ少なくとも回転運動を与えるアクチュエータ又はモーター216に結合される。モーター216は、キャリヤヘッドアセンブリ152を振動させて、基板122が研磨パッド208の表面を横切って横方向に前後に移動させられるようにすることもできる。
[0028]研磨パッド208は、パッドとしてプラテン204上に配設される発泡ポリマーのような従来の物質を含むことができる。一実施形態では、その従来の研磨材208は、発泡ポリウレタンである。一実施形態では、このパッドは、デラウエア州ニューアークのローデル社から入手できるIC1010ポリウレタンパッドである。このIC1010ポリウレタンパッドは、典型的には、約2.05mmの厚さ及び約2.01%の圧縮率を有している。使用できる他のパッドとしては、下に付加的な圧縮可能な底部層を有した又は有していないようなIC1000パッド、下に付加的な圧縮可能な底部層を有しているようなIC1010パッド、及び他の製造者から入手できる研磨パッドがある。基板の化学機械研磨に寄与するように、ここに説明する組成物がそのパッド上に付与される。
[0029]一実施形態では、キャリヤヘッドアセンブリ152は、基板受入ポケット212を取り囲む保持リング210を含む。基板受入ポケット212にブラダー214が配設されており、このブラダー214は、ウエハをキャリヤヘッドアセンブリ152にチャッキングするため排気され、且つ基板122を研磨パッド208に対して押し付けるときにその基板122の下向き力を制御するように加圧されるようになっている。一実施形態では、キャリヤヘッドは、マルチゾーンキャリヤヘッドであってよい。1つの適当なキャリヤヘッドアセンブリ152は、カリフォルニア州サンタクララのアプライドマテリアル社から入手できるTITAN HEAD(商標名)キャリヤヘッドである。ここに説明する実施形態に効果的に使用できるように適応されたキャリヤヘッドの他の実施例としては、2001年12月12日に発行された米国特許第6,159,079号明細書及び2004年7月29日に発行された米国特許第6,764,389号明細書に記載されたようなものがあり、これら明細書の記載は、ここにそのまま援用される。
[0030]図2において、プラテン204は、このプラテン204を回転できるようにするベアリング258によってベース256上に支持されている。モーター260がプラテン204に結合されていて、このモーター260は、パッド208がキャリヤヘッドアセンブリ152に対して移動させられるように、プラテン204を回転させる。
[0031]図1に示す実施形態では、研磨パッド208は、上方層218及び下層220を含む。任意的に、下層220と上方層218との間に1つ以上の介在層254を配設することができる。例えば、これら介在層254は、サブパッド及び挿入パッドのうちの少なくとも1つを含むことができる。一実施形態では、サブパッドは、発泡ウレタンのようなウレタンをベースとした物質であってよい。一実施形態では、挿入パッドは、マイラーのシートであってよい。
[0032]流体分配アームアセンブリ126は、処理流体供給源228から上方層218の上部又は作用表面へと処理流体を分配するのに使用される。図2に示す実施形態では、この流体分配アームアセンブリ126は、支柱232から延長するアーム230を含む。支柱232の中心線の周りのアーム230の回転を制御するのに、モーター234が設けられている。パッド208の作用表面に対してアーム230の末端部238の高さを制御するのに、調整機構236を設けることができる。この調整機構236は、アーム230又は支柱232のうちの少なくとも1つに結合され、プラテン204に対するアーム230の末端部238の高さを制御するためのアクチュエータであってよい。ここに説明する実施形態に効果的に適応される適当な流体分配アームの幾つかの実施例は、2005年12月8日に出願され、US2007/0131562として公開されている、「METHOD AND APPARATUS FOR PLANARIZING A SUBSTRATE WITH LOW FLUIDCONSUMPTION」と題する米国特許出願第11/298,643号明細書、2001年8月2日に出願され、US2003/0027505として公開されている、「MULTIPORT POLISHING FLUID DELIVERY SYSTEM」と題する米国特許出願第09/921,588号明細書、2003年5月2日に出願され、米国特許第6,939,210号として発行されている、「SLURRY DELIVERY ARM」と題する米国特許出願第10/428,914号明細書、2002年4月22日に出願され、米国特許第7,086,933号として発行されている、「FLEXIBLE POLISHING FLUID DELIVERY SYSTEM」と題する米国特許出願第10/131,638号明細書に記載されており、これら明細書の記載は、本願と矛盾しない範囲で、そのままここに援用される。
[0033]流体分配アームアセンブリ126は、パッド208の表面へすすぎ洗い流体のスプレー及び/又はストリームを均一に分配するように配置された複数のすすぎ洗い液アウトレットポート270を含むことができる。これらポート270は、流体分配アームアセンブリ126を通してすすぎ洗い流体供給源272へ経路接続されたチューブ274によって結合されている。一実施形態では、流体分配アームは、12個と15個との間のポートを有することができる。すすぎ洗い流体供給源272は、研磨処理中及び/又は基板122が外された後、パッド208を洗浄するため、脱イオン水のようなすすぎ洗い流体をそのパッド208へと与える。パッド208は、又、ダイヤモンドディスク又はブラシ(図示していない)のような調整素子を使用してパッドを調整した後に、ポート270からの流体を使用して洗浄することもできる。
[0034]ノズルアセンブリ248は、アーム230の末端部に配設されている。このノズルアセンブリ248は、流体分配アームアセンブリ226を通して経路接続されたチューブ242により流体供給源228に結合されている。このノズルアセンブリ248は、アームに対して選択的に調整されるノズル240を含んでおり、これらノズル240から出された流体がパッド208の特定の区域へと選択的に向けられるようにしている。
[0035]一実施形態では、ノズル240は、処理流体のスプレーを生成するように構成されている。別の実施形態では、ノズル240は、処理流体のストリームを与えるように適応されている。別の実施形態では、ノズル240は、約20cm/秒から約120cm/秒までの間の割合で処理流体のストリーム及び/又はスプレー246を研磨表面へ与えるように構成されている。
方法
[0036]図3は、前述したようなシステム100で実施することができるような、露出される導電性物質及び下層バリヤ層を有する基板を化学機械研磨するための方法300の一実施形態を示している。この方法300は、他の化学機械研磨システムでも実施することができる。この方法300は、コントローラ108のメモリ112に典型的にはソフトウエアルーチンとして記憶されるのが一般的である。このソフトウエアルーチンは、CPU110によって制御されるハードウエアから離れたところに配置される第2のCPU(図示せず)によって記憶され及び/又は実行されるものでもよい。
[0037]ここに説明する実施形態はソフトウエアルーチンとして実施されるものとしているのであるが、ここに説明する方法ステップのうちの幾つかのものは、ハードウエアにおいて並びにソフトウエアコントローラにより行うことができる。従って、ここに説明する実施形態は、コンピュータシステムで実行されるようなソフトウエアにおいて、特定用途向け集積回路又は他のタイプのハードウエア実施としてのハードウエアにおいて、又はソフトウエアとハードウエアとの組み合わせで実施することができる。
[0038]この方法300は、ステップ302に始まり、このステップ302において、下層バリヤ物質の上に配設された導電性物質を含む基板を第1の研磨パッドを含む第1のプラテン上に配置する。その導電性層は、タングステン、銅、それらの組合せ等を含むことがある。そのバリヤ層は、ルテニウム、タンタル、窒化物、チタン、窒化チタン、窒化タングステン、タングステン、それらの組合せ等を含むことがある。一般的には、絶縁体層、典型的には、酸化物がそのバリヤ層の下にある。
[0039]一実施形態では、キャリヤヘッドアセンブリ152に保持された基板122は、第1のCMPステーション128に配設された研磨パッド208の上へ移動される。そのキャリヤヘッドアセンブリ152は、その基板122を研磨パッドアセンブリ208の上部表面と接触させるように、その研磨パッド208に向かって下降させられる。
[0040]ステップ304で、バルク導電性物質に対して化学機械研磨処理が行われる。ステップ306で、その基板は、その導電性物質のバルク部分を除去するため、第1の除去レートで第1のプラテン上で研磨される。一実施形態では、その導電性層は、約6000Åから8000Åまでの間の初期厚さを有する銅層である。一実施形態では、研磨ステップ306は、第1のCMPステーション128で行うことができる。基板122は、約2.5ポンド/平方インチ(psi)よりも低い力で研磨パッド208に対して押し付けられる。一実施形態では、その力は、約1psiと約2psiとの間、例えば、約1.8psiである。
[0041]次に、基板122と研磨パッド208との間に相対運動が与えられる。一実施形態では、キャリヤヘッドアセンブリ152は、毎分約50回転から100回転までの間、例えば、毎分約30回転から60回転までの間で回転され、一方、研磨パッド208は、毎分約50回転から100回転までの間、例えば、毎分約7回転から35回転までの間で回転される。この処理は、一般的には、約9000Å/分の銅除去レートを有する。
[0042]研磨スラリーが研磨パッド208へ供給される。ある特定の実施形態では、この研磨スラリーは、過酸化水素のような酸化剤、防食剤のような不動態化剤、ペーハー緩衝剤、金属錯化剤、研削剤及びそれらの組合せを含むことができる。適当な防食剤としては、アゾール基を有する有機化合物のような窒素原子(N)を有する化合物がある。適当な化合物の実施例としては、ベンゾトリアゾール、メルカプトベンゾトリアゾール、5-メチル-1-ベンゾトリアゾール(TTA)、それらの誘導体及びそれらの組合せがある。他の適当な防食剤としては、イミダゾール、ベンゾイミダゾール、トリアゾール及びそれらの組合せのような膜形成剤がある。ヒドロキシ、アミノ、イミノ、カルボキシ、メルカプト、ニトロ及びアルキル置換基を有するベンゾトリアゾール、イミダゾール、ベンゾイミダゾール、トリアゾールの誘導体もまた、防食剤として使用することができる。研磨スラリーは、典型的には、(BTA)のような防食剤を含むことができる。
[0043]ある特定の実施形態では、研磨スラリーは、コロイドシリカ、アルミナ及び/又は酸化セリウムのような研削剤をも含む。ある特定の実施形態では、この研磨スラリーは、付加的に、界面活性剤を含むことができる。バルク化学機械処理のための適当な研磨組成物及び方法の実施例については、2007年8月15日に出願され、US2008/0182413として公開されている、「IMPROVED SELECTIVE CHEMISTRY FOR FIXED ABRASIVE CMP」と題する米国特許出願第11/839,048号明細書、及びUS2006/0169597として公開されている、「METHOD AND COMPOSITION FOR POLISHING A SUBSTRATE」と題する米国特許出願第11/356,352号明細書に記載されており、これら両明細書の記載は、本願と矛盾しない範囲で、ここに援用される。ある特定の実施形態では、基板122は、研磨スラリーを加えた後に研磨パッド208と接触させられる。ある特定の実施形態では、基板122は、研磨スラリーを加える前に研磨パッド208と接触させられる。
[0044]ステップ308で、バルク部分除去処理の終点が決定される。一実施形態では、バルク部分除去処理の終点は、銅層のブレークスルーの前に来る。このような終点は、共にカリフォルニア州サンタクララのアプライドマテリアル社から入手できるiScan(商標名)厚さモニター及びFullScan(商標名)光学的終点システムのような検出システムを使用して検出することができる。
[0045]この処理の終点は、実時間プロフィールコントロール(RTPC)を使用して決定することもできる。例えば、CMP処理においては、基板上の異なる領域での導電性物質の厚さを監視して、非均一なことを検出したときに、そのCMPシステムが、実時間で研磨パラメータを調整するようにさせることができる。RTPCは、キャリヤ研磨ヘッドにおけるゾーン圧力を調整することにより、残りの銅プロフィールを制御するのに使用することができる。適当なRTPC技法及び装置の実施例については、Hanawa氏等に付与された「METHOD AND APPARATUS FOR MONITORING A METAL LAYER DURING CHEMICALMECHANICAL POLISHING」と題する米国特許第7,229,340号明細書、及び2003年7月31日に出願され、米国特許第7,112,960号として発行されている、「EDDY CURRENT SYSTEM FOR IN-SITU PROFILE MEASUREMENT」と題する米国特許出願第10/633,276号明細書に記載されており、これら明細書の記載は、そのままここに援用される。
[0046]一実施形態では、終点は、スペクトルをベースとした終点検出技法を使用して決定することができる。スペクトルをベースとした終点技法は、研磨シーケンスにおいて異なる時間中に基板上の異なるゾーンからのスペクトルを得て、そのスペクトルとライブラリのインデックスとのマッチングを行い、それらインデックスを使用して、それらインデックスから異なるゾーンの各々に対する研磨レートを決定することを含む。別の実施形態では、終点は、メーターによって与えられる処理の第1のメトリックを使用して決定することができる。このメーターは、基板上の導電性物質(例えば、銅層)の残りの厚さを決定するのに使用される電荷、電圧又は電流情報を与えることができる。別の実施形態では、センサを使用する干渉計のような光学的技法を使用することができる。その残りの厚さは、直接的に測定することもできるし、又は、所定の出発膜厚さから除去された物質の量を減算することにより算出することもできる。一実施形態では、その終点は、基板の所定の区域についてその基板から除去された電荷をターゲット電荷量と比較することにより、決定される。使用することのできる終点技法の実施例については、Benvegnu氏等に対して2007年6月5日に発行された「SPECTRUM BASED ENDPOINTING FOR CHEMICAL MECHANICAL POLISHING」と題する米国特許第7,226,339号明細書、2007年5月15日に出願され、US2007/0224915として公開されている、「SUBSTRATE THICKNESS MEASURING DURING POLISHING」と題する米国特許出願第11/748,825号明細書、及びHanawa氏等に対して付与された「METHOD AND APPARATUS FOR MONITORING A METAL LAYER DURING CHEMICALMECHANICAL POLISHING」と題する米国特許第6,924,641号明細書に記載されており、これら明細書の記載は、そのままここに援用される。
[0047]一実施形態では、その残りの銅層は、約1400Åから約2000Åまでの間の厚さを有する。一実施形態では、その最初の終点は、その導電性層が約2000Åの厚さを有するときに来る。
[0048]ステップ310で、金属イオンのような研磨副生物の濃度を減少させるためのレートクエンチ処理が行われる。バルク導電性物質の第1の部分を除去した後では、縁部が厚く中心に向かって僅かに薄くなっているようなプロフィールとなるのが望ましい。しかしながら、バルク導電性物質の第1の部分を除去した後では、研磨パッド208上の銅イオンのような研磨副生物の濃度は、一般的には、非常に高くなっている。研磨スラリーにおいて金属イオンの濃度がこのように高いと、不動態化剤が消費されてしまい、従って、銅ライン及び形状を不動態化し保護するのに使用できる不動態化剤の量が減少してしまう。その結果として、金属イオンのこのような高濃度は、銅の残部の厚さが約1400Åのときに起きる銅ブレークスルーの前に、減少されねばならない。
[0049]このレートクエンチ処理は、研磨スラリーにおける研磨副生物の濃度を希釈するためその研磨スラリーにすすぎ洗い剤を加えること、その研磨スラリーの流量を増大させること、その研磨パッドをすすぎ洗いすること及びそれらの組合せを含むことができる。
[0050]一実施形態では、このようなレートクエンチ処理は、研磨スラリーにおける金属イオンの濃度を希釈するためすすぎ洗い液を加えることにより行われる。一実施形態では、すすぎ洗い剤は、第1のCMPステーション128に隣接して配設された流体分配アームアセンブリ126又は分散スラリー計量分配アーム(DSDA)を使用して、研磨スラリーへ分配される。一実施形態では、すすぎ洗い剤は、蒸留水(DIW)を含む。一実施形態では、このすすぎ洗い剤の流量は、約300ミリリットル/分と約1000ミリリットル/分との間、例えば、約500ミリリットル/分である。
[0051]一実施形態では、このレートクエンチ処理は、研磨スラリーの流量を増大することを含む。一実施形態では、この研磨スラリーの流量は、約300ミリリットル/分と約500ミリリットル/分との間である。
[0052]一実施形態では、このレートクエンチ処理は、研磨パッド208上の銅イオン濃度を減少させるためその研磨パッド208をすすぎ洗い剤ですすぎ洗いすることを含む。
[0053]第1のCMPステーション128に隣接して配設された流体分配アームアセンブリ126又は分散スラリー計量分配アーム(DSDA)は、レートクエンチステップを行うのに使用することができる。このレートクエンチステップは、基板がバルク導電性物質の第1の部分を除去するため第1のプラテン上で研磨された後及びソフトランディングステップ312の前又はソフトランディングステップ312中に、行うことができる。そのスラリーに存在している銅害防止剤添加物は、その導電性層又は銅を不動態化するが、この銅害防止剤は、銅イオンによっても消費される。銅イオンの濃度が高い場合には、銅害防止剤濃度は低く、ウエハのカバーレージが不十分となり、銅ブレークスルー時の銅不動態化が不十分となり且つ形状が高くなってしまう。流体分配アームアセンブリ126は、銅ブレークスルーまでソフトランディングステップ308中にウエハの良好な銅害防止剤カバーレージを促進させ、且つ銅イオン濃度をより効果的に希釈する。
[0054]レートクエンチ処理中に、研磨ダウンフォースは、約0.5psiまで減少させることができる。研磨スラリーからの銅害防止剤が基板により効率的に接触し且つ基板表面から研磨副生物を除去する作用するように、加える研磨ダウンフォースを減少させる。
[0055]ステップ312で、「ソフトランディング」研磨ステップが行われ、このステップでは、その基板は、導電性物質をブレークスルーして下層バリヤ物質の部分を露出させるようにするため、第1の除去レートより低い第2の除去レートで第1のプラテン上で研磨される。このソフトランディングステップ312は、低い銅除去レートを必要としている。一実施形態では、ソフトランディングステップ中には、基板は、約1500Å/分から2500Å/分までの間、例えば、約1800Å/分の除去レートで研磨される。一実施形態では、基板122は、約1.0psiと1.6psiとの間、例えば、約1.3psiのダウンフォースでもって研磨パッド208に対して押し付けられる。一実施形態では、研磨スラリーの流量は、約200ミリリットル/分と約500ミリリットル/分との間、例えば、約250ミリリットル/分と約350ミリリットル/分との間である。
[0056]流体分配アームアセンブリ126によって与えられる均一スラリー分布により、銅イオン濃度が確実に低くされ、処理ウインドウがより大きくされる。ソフトランディングステップ312中には、基板の中央がより大きなオーバポリッシュウインドウを有するので、基板中央で最初にブレークスルーされるのが望ましい。基板及びパッドから除去れるべき銅イオンのような研磨副生物の濃度は、基板の中央より基板の縁部の方がより高いと考えられる。従って、基板の中央での銅害防止剤の滞留時間がより長くなり、これにより、不動態化がより良好なものとされる。第1のCMPステーション128でのバルク導電性物質除去処理のための最終終点は、最初の銅ブレークスルー時である。銅が既にブレークスルーされてしまっている場合には、第2のCMPステーション130での残りの導電性層を除去するための研磨時間は、減少され、従って、より高いウエハスループットが得られる。銅最終除去及びフィールド銅残留物除去中に第2のCMPステーション130に入る銅物質は少なく、より低い形状が得られる。第2のプラテンで除去すべき銅が少ない場合には、その銅イオン濃度はより低くなる。銅イオンがより少ない場合には、銅害防止剤が消費される割合がより低くなり、従って、銅害防止剤の濃度がより高くなる。銅害防止剤の濃度がより高い場合には、基板の銅害防止剤による不動態化がより大きくなり、それにより、形状がより低くされる。第2のCMPステーション130で生成される銅イオンが少ない場合には、予測されるより高いダウンフォースを使用しても、形状に悪影響を及ぼすことがなく、フィールド銅残留物を完全に除去する能力が改善される。
[0057]ステップ314で、ブレークスルー処理の終点が決定される。この第2の終点は、FullScan(商標名)及びここに説明する他の終点技法を使用して決定することができる。
[0058]ステップ316で、残留導電性物質に対する化学機械研磨処理が行われる。この残留導電性物質除去処理は、第2のプラテン上で基板を研磨し、この研磨処理の終点を決定することを含むことができる。ステップ318で、基板は、残留導電性物質を除去するため第2のプラテン上で研磨される。一実施形態では、基板は、約1500Å/分から2500Å/分までの間の除去レート、例えば、約2400Å/分の除去レートで研磨される。ステップ318は、単一段又は多段化学機械除去処理であってよい。この除去ステップ318は、第2のCMPステーション130又は他のCMPステーション128、132のうちの1つにおいて行うことができる。
[0059]この除去処理ステップ318は、第2のCMPステーション130に配設された研磨パッドの上へキャリヤヘッドアセンブリ152に保持された基板122を移動させることにより、開始される。キャリヤヘッドアセンブリ152は、研磨パッドの上部表面に基板122を接触させるように、その研磨パッドに向かって下降させられる。基板122は、約2psiより小さな力で研磨パッドに対して押し付けられる。別の実施形態では、この力は、約0.3psi以下である。
[0060]次に、基板122と研磨パッドとの間に相対運動が与えられる。研磨スラリーが研磨パッドへ供給される。一実施形態では、キャリヤヘッドアセンブリ152は、約30回転/分(rpm)から80rpm、例えば、約50rpmで回転させられ、一方、研磨パッドは、約7rpmから90rpm、例えば、約53rpmで回転させられる。ステップ318の処理は、一般的には、タングステンに対して約1500Å/分の除去レートを有しており、銅に対して約2000Å/分の除去レートを有している。
[0061]ステップ320で、残留導電性物質除去の終点が決定される。この終点は、FullScan(商標名)及びここに説明する他の終点技法のいずれかを使用して決定することができる。一実施形態では、電気化学機械研磨処理(Ecmp)の場合、その終点は、メーターを使用して感知される電流の最初の不連続を検出することにより決定される。この不連続は、下層がその導電性層(例えば、銅層)をブレークスルーし始めるときに起きる。その下層は銅層とは異なる抵抗率を有しているので、その処理セルに亘る(即ち、基板の導電性部分から電極までの)抵抗は、下層の露出面積に対する導電性層の面積が変化するので変化し、それにより、電流が変化させられる。
[0062]任意的に、この終点検出に応答して、残留銅層を除去するため、第2の除去処理ステップを行うことができる。基板は、約2psiより小さな圧力でパッドに対して押し付けられ、別の実施形態では、基板は、約0.3psi以下の圧力でパッドアセンブリに対して押し付けられる。このステップの処理は、一般的には、銅処理及びタングステン処理の両者に対して、約500Å/分から約2000Å/分までの除去レート、例えば、約500Å/分から約1200Å/分までの間の除去レートを有している。
[0063]任意的に、ステップ322で、導電性層から残留研磨屑を除去するため、第3の除去処理ステップ又は「オーバポリッシュ」を行うことができる。この第3の除去ステップは、典型的には、時限処理であり、減じた圧力で行われる。一実施形態では、この第3の除去処理ステップ(オーバポリッシュステップとも称される)は、約10秒から約30秒までの持続時間を有する。
[0064]この残留導電性物質除去ステップ316に続いて、バリヤ研磨を行うことができる。一実施形態では、このバリヤ研磨は、第3のCMPステーション132で行うことができるが、別の仕方として、他のCMPステーション128、130のうちの1つにおいて行うこともできる。
[0065]別の実施形態では、この処理は、1プラテン銅除去処理として適応するようにすることができる。この処理は、間に銅イオンクエンチステップを有する2ステップ処理として適用することもできる。良好な銅残留プロフィールを得るためのRTPCをDSDAと共に使用して、ウエハに亘る銅害防止剤カバーレージを確実に良好なものとし、ウエハに亘る良好な銅不動態化を与えるように銅イオンをより効果的に希釈することにより銅除去レートを減少させて、良好な形状とすることができる。銅ブレークスルー及び除去中に、銅イオン及び銅害防止剤濃度のバランスを制御することが重要である。
[0066]図4Aは、プラテン1の場合のy軸で示す銅層の厚さ(Å)対x軸で示す研磨時間(秒)を示すプロット400であり、図4Bは、プラテン2の場合のy軸で示す銅層の厚さ(Å)対x軸で示す研磨時間(秒)を示すプロット402である。線404は、約8000Åの初期銅層厚さを有する基板に対して行われる標準銅CMP処理の場合の銅除去レートを表しており、線406は、ここに説明する実施形態を使用して8000Åの初期銅層厚さを有する基板に対して行われる高スループットCMP処理の場合の銅除去レートを表している。
[0067]基板は、第1の終点408に達するまで、約9000Å/分の高い除去レートで第1のプラテンにおいて研磨された。その第1の終点408は、RTPCを使用して検出された。第1の終点408で、高スループット銅CMP処理中に、研磨パッドの銅イオンの濃度を減少させるため、約5秒継続されるレートクエンチ処理が行われた。このレートクエンチ処理中に、導電性物質は、約1200Å/分の減少した除去レートで除去された。このレートクエンチ処理の後、高スループット銅CMP処理を使用して研磨された基板は、「ソフトランディングステップ」に掛けられた。このソフトランディングステップ中に、基板は、第2の終点410でバリヤ層が露出させられる最初の銅ブレークスルーまで、約2400Å/分の低い除去レートで研磨された。その第2の終点は、FullScan(商標名)光学的終点検出システムを使用して検出された。この第2の終点410で、高スループット銅CMP処理を使用して研磨された基板は、第2のプラテンへ移送され、そこで、残留銅が除去される最終終点412に達するまで、約2400Å/分の除去レートでその残留銅が研磨された。その最終終点は、FullScan(商標名)光学的終点検出システムを使用して検出された。20秒オーバポリッシュ処理が行われた。このような高スループット銅CMP処理は、約8000Åの初期銅厚さの場合に、41から43ウエハ/時間(WPH)のスループットを達成した。
[0068]標準銅CMP処理を使用して研磨された基板は、銅が約2000Åとなる第1の終点408に達するまで、約900Å/分の高いレートで第1のプラテン上で研磨された。この第1の終点408は、RTPCを使用して検出された。この第1の終点408で、標準銅CMP処理を使用して研磨された基板は、残留銅層を除去するため第2のプラテンへと移送された。その残留銅層は、最初の銅ブレークスルー終点414に達するまで、約2000Å/分のレートで除去された。その最初の銅ブレークスルー終点で、残留銅物質は、最終終点416に達するまで、約2000Å/分の除去レートで除去された。その最終終点は、FullScan(商標名)光学的終点検出システムを使用して検出された。20秒オーバポリッシュ処理が行われた。この標準銅CMP処理は、30から33WPHのスループットを達成した。
[0069]図5は、標準スループット銅処理の研磨時間と高スループット銅処理の研磨時間とを比較したプロット500である。y軸は、銅厚さ(Å)を表しており、x軸は、第1のプラテン及び第2のプラテンでの合計研磨時間を表している。図5に示されるように、標準処理の場合には、第1のプラテンでの基板研磨時間は、約40秒であり、第2のプラテンでの標準処理時間は、約80秒である。第2のプラテンでの研磨時間がより長くなるので、第2のプラテンでボトルネックが生じてしまう。図5に示されるように、高スループット銅処理の場合には、第1のプラテンでの基板研磨時間は、約60秒であり、第2のプラテンでの基板研磨時間は、約55秒である。第1のプラテンでの研磨時間と第2のプラテンでの研磨時間とがよりバランスが取れているので、第2のプラテンでボトルネックが生ずることがなく、40から42WPHというより高いウエハスループットを得ることができる。
[0070]図6は、標準スループット銅処理の形状性能と高スループット銅処理の形状性能とを比較したプロット600である。y軸は、ディッシング(Å)を表しており、x軸は、基板上の半径方向位置(mm)を表している。これらの結果は、標準処理の場合の形状性能と高スループット処理の場合の形状性能とが50Å内で同等であることを実証している。
[0071]ここに説明する実施形態は、改善された平坦化効率を維持しつつ基板スループットを増大させるような金属及びバリヤ物質の化学機械処理のための改良された方法及び装置を効果的に提供する。プラテン1において、バルク銅は、1.8psiの圧力で9000Å/分より高い高レートでブレークスルーせずに約2000Åの厚さを残すところまで除去される。バルク銅除去後に望まれる、中央が薄く縁部が厚くなるようなプロフィールを達成するようにキャリヤ研磨ヘッドのゾーン圧力を調整することにより、銅残留プロフィールを制御するのに、実時間処理制御(RTPC)を使用することができる。このようなバルク銅除去ステップの後、そのパッド上の銅イオンの濃度は、非常に高く、銅残留部の厚さが約1400Åのところで起きる銅ブレークスルーを行う第2のステップへ進むためには、希釈されなければならない。銅イオンの濃度を減少させるため、レートクエンチステップが使用される。このレートクエンチステップは、DIWを流し込むこと及び/又はスラリー流量を増大させることにより達成される。
[0072]主としてこのようなレートクエンチステップ及びブレークスルーへのソフトランディングステップのため、プラテン1には、分散スラリー計量分配アーム(DSDA)が使用される。スラリーにおける銅害防止剤添加物は、銅を不動態化するが、この銅害防止剤は、銅イオンにより消費される。銅イオンの濃度が高い場合には、銅害防止剤の濃度が低く、ウエハのカバーレージが十分でなくなり、銅ブレークスルー時に高形状となってしまう。DSDAは、銅ブレークスルーまでの第2のステップ中ウエハの銅害防止剤カバーレージを良好なものとするように作用し、又、銅イオン濃度をより効果的に希釈するように作用する。この第2のステップは、銅イオン濃度を確実に低くするように低い銅除去レートとすることを必要としており、DSDAによる均一なスラリー分散により、大きな処理ウインドウが与えられる。ウエハの中央がより大きなオーバポリッシュウインドウを有するように、ウエハ中央が最初にブレークスルーされるのが望ましい。ウエハの中央における銅害防止剤の滞留時間がより長くなり、より良好な不動態化が得られる。基板及びパッドから除去されるべき銅イオンのような研磨副生物の濃度は、基板の中央におけるより基板の縁部での方がより高くなると信ぜられる。プラテン1での最終終点は、最初のブレークスルー時である。
[0073]銅が既にブレークスルーされているので、第2のプラテン上での研磨時間は、より短く、より高いスループットが得られる。銅最終除去及びフィールド銅残留物除去中にプラテン2へ入る銅が少ないので、より低い形状が得られる。除去される銅が少ないので、銅イオン濃度はより低くなる。銅イオンが少ないので、銅害防止剤がそれだけ消費されず、より高い銅害防止剤濃度とすることができる。銅害防止剤濃度が高ければ高いほど、ウエハの銅害防止剤による不動態化が高くなるので、より低い形状とすることができる。プラテン2で生成される銅イオンが少ないので、予測されるより高いダウンフォースを使用しても、形状に悪影響を及ぼすことがなく、フィールド銅残留物を完全に除去する能力を改善することができる。
[0074]本発明の種々な実施形態について前述してきたのであるが、本発明の基本的な範囲から逸脱せずに、本発明の他の更なる実施形態が考えられるものであり、本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって決定されるものである。
100…平坦化システム、102…ファクトリーインターフェース、104…ローディングロボット、106…平坦化モジュール、108…コントローラ、110…中央処理装置(CPU)、112…メモリ、114…支援回路、116…洗浄モジュール、118…基板カセット、120…インターフェースロボット、122…基板、124…入力モジュール、126…流体分配アームアセンブリ、128…第1の化学機械平坦化(CMP)ステーション、129…平坦化面、130…第2のCMPステーション、132…第3のCMPステーション、134…カルーセル、136…移送ステーション、140…マシンベース、142…入力バッファステーション、144…出力バッファステーション、146…移送ロボット、148…ロードカップアセンブリ、150…アーム、152…キャリヤヘッドアセンブリ、182…調整装置、188…包囲体、190…計測モジュール、204…プラテン、208…研磨パッド(研磨材)、210・・保持リング、212…基板受入ポケット、214…ブラダー、216…モーター、218…上方層、220…下層、226…流体分配アームアセンブリ、228…処理流体供給源、230…アーム、232…支柱、234…モーター、236…調整機構、238…末端部、240…ノズル、242…チューブ、246…スプレー、248…ノズルアセンブリ、254…介在層、256…ベース、258…ベアリング、260…モーター、270…すすぎ洗い液アウトレットポート、272…すすぎ洗い流体供給源、274…チューブ

Claims (13)

  1. 基板上に配設された導電性物質を化学機械研磨(CMP)するための方法において、
    下層バリヤ物質の上に配設された導電性物質を含む基板を、第1のプラテン上に配設された研磨パッドに接触させるステップと、前記研磨パッドはそれらの上に配設された研磨スラリーを有し、
    上記導電性物質のバルク部分を除去するように、第1の除去レートで上記研磨パッド及び上記研磨スラリーで上記基板を研磨するステップと、
    上記導電性物質のバルク部分を除去するように、上記研磨パッド及び上記研磨スラリーで上記基板を研磨するステップの終点を決定するステップと、
    上記研磨スラリーの金属イオン濃度を減少させるように、レートクエンチ処理を行うステップと、
    上記導電性物質をブレークスルーして上記下層バリヤ物質の部分を露出させるように、第2の除去レートで上記研磨パッド及び上記研磨スラリーで上記基板を研磨するステップと、上記第2の除去レートは上記第1の除去レートより低く、
    上記バリヤ物質から導電性物質を除去するように、第2のプラテンで上記基板を研磨するステップと、
    を備え、
    上記レートクエンチ処理の間、研磨ダウンフォースを減少させる、方法。
  2. 上記導電性物質をブレークスルーして上記下層バリヤ物質の部分を露出させるように、上記第2の除去レートで上記研磨パッド及び上記研磨スラリーで上記基板を研磨するステップの終点を決定するステップを更に含む、請求項1に記載の方法。
  3. 上記レートクエンチ処理は、上記研磨スラリーの流量を増大させる段階を含む、請求項1に記載の方法。
  4. 上記研磨スラリーの流量を増大させる段階は、上記スラリー流量を約300ミリリットル/分から約500ミリリットル/分まで増大させることを含む、請求項3に記載の方法。
  5. 上記レートクエンチ処理は、上記研磨スラリーにおける防食剤の濃度を増大させる段階を含む、請求項1に記載の方法。
  6. 上記レートクエンチ処理は、上記研磨パッドを脱イオン水ですすぎ洗いする段階を含む、請求項1に記載の方法。
  7. 上記研磨スラリーの金属イオン濃度を減少させるように、レートクエンチ処理を行うステップ及び上記導電性物質をブレークスルーして上記下層バリヤ物質の部分を露出させるように、上記研磨パッド及び上記研磨スラリーで上記基板を研磨するステップは、同時に行われる、請求項1に記載の方法。
  8. 基板上に配設された導電性物質を化学機械研磨(CMP)するための方法において、
    下層バリヤ物質の上に配設された導電性物質を含む基板を、第1のプラテン上に配設された研磨パッドに接触させるステップと、前記研磨パッドはそれらの上に配設された研磨スラリーを有し、
    上記導電性物質のバルク部分を除去するように、上記研磨パッド及び上記研磨スラリーで上記基板を研磨するステップと、
    上記研磨スラリーの金属イオン濃度を減少させるように、レートクエンチ(rate quench)処理を行うステップと、
    上記導電性物質をブレークスルーして上記下層バリヤ物質の部分を露出させるように、上記研磨パッド及び上記研磨スラリーで上記基板を研磨するステップと、
    上記バリヤ物質から導電性物質を除去するように、第2のプラテンで上記基板を研磨するステップと、
    を備え、
    上記レートクエンチ処理の間、研磨ダウンフォースを減少させ、上記レートクエンチ処理は、上記研磨スラリーの流量を増大させる段階を含む、方法。
  9. 上記研磨スラリーの流量を増大させる段階は、上記スラリー流量を約300ミリリットル/分から約500ミリリットル/分まで増大させることを含む、請求項8に記載の方法。
  10. 上記研磨スラリーの金属イオン濃度を減少させるように、レートクエンチ処理を行うステップ及び上記導電性物質をブレークスルーして上記下層バリヤ物質の部分を露出させるように、上記研磨パッド及び上記研磨スラリーで上記基板を研磨するステップは、同時に行われる、請求項8に記載の方法。
  11. 基板上に配設された導電性物質を化学機械研磨(CMP)するための方法において、
    下層バリヤ物質の上に配設された導電性物質を含む基板を、第1のプラテン上に配設された研磨パッドに接触させるステップと、前記研磨パッドはそれらの上に配設された研磨スラリーを有し、
    上記導電性物質のバルク部分を除去するように、上記研磨パッド及び上記研磨スラリーで上記基板を研磨するステップと、
    上記研磨スラリーの金属イオン濃度を減少させるように、レートクエンチ(rate quench)処理を行うステップと、
    上記導電性物質をブレークスルーして上記下層バリヤ物質の部分を露出させるように、上記研磨パッド及び上記研磨スラリーで上記基板を研磨するステップと、
    上記バリヤ物質から導電性物質を除去するように、第2のプラテンで上記基板を研磨するステップと、
    を備え、
    上記レートクエンチ処理の間、研磨ダウンフォースを減少させ、上記レートクエンチ処理は、上記研磨スラリーにおける防食剤の濃度を増大させる段階を含む、方法。
  12. 基板上に配設された導電性物質を化学機械研磨(CMP)するための方法において、
    下層バリヤ物質の上に配設された導電性物質を含む基板を、第1のプラテン上に配設された研磨パッドに接触させるステップと、前記研磨パッドはそれらの上に配設された研磨スラリーを有し、
    上記導電性物質のバルク部分を除去するように、上記研磨パッド及び上記研磨スラリーで上記基板を研磨するステップと、
    上記研磨スラリーの金属イオン濃度を減少させるように、レートクエンチ(rate quench)処理を行うステップと、
    上記導電性物質をブレークスルーして上記下層バリヤ物質の部分を露出させるように、上記研磨パッド及び上記研磨スラリーで上記基板を研磨するステップと、
    上記バリヤ物質から導電性物質を除去するように、第2のプラテンで上記基板を研磨するステップと、
    を備え、
    上記レートクエンチ処理の間、研磨ダウンフォースを減少させ、上記レートクエンチ処理は、上記研磨パッドを脱イオン水ですすぎ洗いする段階を含む、方法。
  13. 上記研磨ダウンフォースを0.5psiまで減少させる、請求項1から12のいずれか一項に記載の方法。
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