JP2014178908A - 情報処理装置、ジョブ管理プログラム及びジョブ管理システム - Google Patents

情報処理装置、ジョブ管理プログラム及びジョブ管理システム Download PDF

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Abstract

【課題】ジョブを蓄積するためのメモリ容量を多く確保することなく、ユーザの意図しないタイミングでジョブが削除されることを抑制することを課題とする。
【解決手段】情報処理装置は、ジョブ記憶部と、経過判定部と、削除部とを有する。ジョブ記憶部は、保管期間を設定可能なジョブを記憶する。経過判定部は、ジョブ記憶部に記憶されたジョブに設定された保管期間を経過したか否かを判定する。削除部は、保管期間を経過したと判定された場合に、保管期間を経過したジョブをジョブ記憶部から削除する。
【選択図】図2

Description

本発明は、情報処理装置、ジョブ管理プログラム及びジョブ管理システムに関する。
従来、クライアントPC(Personal Computer)と、MFP(Multi Function Printer)やLP(Laser Printer)等の画像形成装置と、プリントサーバ等の情報処理装置とを有するロケーションフリー印刷システムが知られている。かかるロケーションフリー印刷システムでは、クライアントPCから印刷ジョブを送信して画像形成装置で印刷を行なう場合に、画像形成装置に直接印刷ジョブを送信せずに、印刷ジョブを情報処理装置に一旦蓄積する。そして、ユーザは、印刷したい画像形成装置を操作してユーザ認証を行ない、プルプリント指示を行なう。これらにより、ユーザ操作された画像形成装置は、情報処理装置に蓄積された該当する印刷ジョブを取得し、印刷処理を実行する。
近年、ユーザは、様々な場所で業務を行なうことが増えてきている。例えば、自宅やサテライトオフィス等で業務を行なう機会があるため、印刷ジョブを出力指示する場所と、実際に印刷を行なう場所とが離れている場合が増えている。かかる場合には、印刷ジョブの出力指示が行なわれたとしても、印刷が即座に行なわれることなく、後で行なわれることになる。印刷ジョブを蓄積する情報処理装置においては、印刷ジョブが滞留する時間が長くなる可能性が高くなることを考慮し、印刷ジョブを蓄積するためのメモリ容量をより多く確保していることが好ましい。
但し、メモリ容量をより多く確保することは、コストが増大する可能性がある。このため、最近では、ユーザや管理者等が印刷ジョブを適宜削除することが可能な技術や、印刷ジョブが一定時間以上滞留された場合に自動的に印刷ジョブを削除したり、滞留していることをユーザに通知したりする技術等が存在する。
しかしながら、上述した従来技術は、印刷ジョブを蓄積するためのメモリ容量を圧迫する可能性があるとともに、ユーザの意図しないタイミングで印刷ジョブが削除されている可能性があるという問題がある。具体的には、印刷ジョブを適宜削除する技術は、ユーザや管理者の負担が大きく、放置された場合には印刷ジョブを蓄積するためのメモリ容量を圧迫してしまう。また、一定時間以上滞留された場合に自動的に印刷ジョブを削除する技術は、設定される時間が一律であるため、ユーザが気づいたときには印刷ジョブが既に削除されてしまっている可能性がある。また、印刷ジョブが滞留していることをユーザに通知する技術は、通知を受けたユーザが即座に印刷を行ないたい状況でなければ、実際に印刷されることはないため、印刷ジョブを蓄積するためのメモリ容量を圧迫することに変わりはない。なお、このような問題は、印刷ジョブに限らず、クライアントが利用したい利用対象のデータをサーバに蓄積しておき、ユーザが所望のタイミングで蓄積したデータをサーバから取得し利用するような利用形態において発生する。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、印刷ジョブ等の利用対象データを蓄積する装置において記憶領域の圧迫を抑制しつつ、ユーザの意図しないタイミングで印刷ジョブ等の利用対象データが削除されることを抑制することが可能である情報処理装置、ジョブ管理プログラム及びジョブ管理システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明に係る情報処理装置は、保管期間を設定可能なジョブを記憶するジョブ記憶部と、前記ジョブ記憶部に記憶された前記ジョブに設定された前記保管期間を経過したか否かを判定する経過判定部と、前記保管期間を経過したと判定された場合に、前記保管期間を経過した前記ジョブを前記ジョブ記憶部から削除する削除部とを有する。
本発明の一つの様態によれば、ジョブを蓄積するための記憶領域の圧迫を抑制しつつ、ユーザの意図しないタイミングでジョブが削除されることを抑制することができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態1に係るジョブ管理システムの構成例を示す図である。 図2は、実施の形態1に係る情報処理装置の構成例を示す機能ブロック図である。 図3Aは、実施の形態1に係るジョブ情報記憶部に記憶される情報例を示す図である。 図3Bは、実施の形態1に係るジョブ情報記憶部に記憶される情報例を示す図である。 図4は、実施の形態1に係る保管期間登録処理の流れの例を示すフローチャートである。 図5は、実施の形態1に係る印刷ジョブ削除処理の流れの例を示すフローチャートである。 図6は、実施の形態2に係るジョブ管理システムの構成例を示す図である。 図7は、実施の形態2に係る情報処理装置の構成例を示す機能ブロック図である。 図8は、実施の形態2に係る指定可否情報記憶部に記憶される情報例を示す図である。 図9は、実施の形態2に係る保管期間情報記憶部に記憶される情報例を示す図である。 図10は、実施の形態2に係る保管期間登録処理の流れの例を示すフローチャートである。 図11は、実施の形態3に係るジョブ管理システムの構成例を示す図である。 図12は、実施の形態3に係る情報処理装置の構成例を示す機能ブロック図である。 図13は、実施の形態3に係る指定可否情報記憶部に記憶される情報例を示す図である。 図14は、実施の形態3に係る保管期間情報記憶部に記憶される情報例を示す図である。 図15は、実施の形態3に係る保管期間登録処理の流れの例を示すフローチャートである。 図16は、実施の形態3に係る印刷ジョブ削除処理の流れの例を示すフローチャートである。 図17は、実施の形態4に係るジョブ管理システムの構成例を示す図である。 図18は、実施の形態4に係るサービス提供システムの例を説明する図である。 図19Aは、組織管理情報記憶部に記憶される情報例を示す図である。 図19Bは、組織管理情報記憶部に記憶される情報例を示す図である。 図20は、ユーザ管理情報記憶部に記憶される情報例を示す図である。 図21は、機器管理情報記憶部に記憶される情報例を示す図である。 図22は、データ変換条件保持部に記憶される情報例を示す図である。 図23は、データ管理情報保持部に記憶される情報例を示す図である。 図24は、印刷ジョブ投入時の処理例を示す処理シーケンス図である。 図25は、印刷ジョブ投入時の処理の流れの例を示すフローチャートである。 図26は、印刷データ出力時の処理例を示す処理シーケンス図である。 図27は、印刷データ出力時の処理の流れの例を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る情報処理装置、ジョブ管理プログラム及びジョブ管理システムの実施の形態を説明する。なお、以下の実施の形態により本発明が限定されるものではない。また、各実施の形態は、内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることができる。
(実施の形態1)
[実施の形態1に係るシステム構成]
図1を用いて、実施の形態1に係るジョブ管理システムの構成を説明する。図1は、実施の形態1に係るジョブ管理システムの構成例を示す図である。
図1に示すように、ジョブ管理システム1には、クライアント装置10と、認証装置20と、画像形成装置30と、情報処理装置100とが含まれる。これらの各装置は、LAN(Local Area Network)やインターネット等のネットワークに接続されている。なお、クライアント装置10は、VPN(Virtual Private Network)等で接続される環境においても適用できる。また、各装置の数は、図示したものに限られるわけではない。
上述した構成において、クライアント装置10は、ユーザ操作に応じて印刷ジョブを生成し、生成した印刷ジョブを情報処理装置100に対して送信するPCや携帯端末等である。かかる印刷ジョブには、印刷対象の印刷データ(利用機器において利用対象となる利用対象データ)や、ユーザ認証で利用されるユーザ情報や、印刷ジョブの保管期間等が含まれる。すなわち、ユーザは、クライアント装置10を利用して、画像形成装置30で印刷する時期を考慮した印刷ジョブの保管期間を指定する。印刷ジョブの保管期間は、印刷の指示画面等で指定できる。但し、印刷ジョブの保管期間の指定は必須ではない。
認証装置20は、ジョブ管理システム1を利用するユーザのユーザ認証を行なう。かかるユーザ認証は、印刷ジョブが投入されたときや、印刷処理が実行されるとき等に行なわれる。画像形成装置30(利用対象データを用いて処理を実行する利用機器)は、ユーザ操作に応じて該当ユーザの印刷ジョブの一覧を情報処理装置100から取得する。そして、画像形成装置30は、一覧の中から指定された印刷ジョブの印刷データを情報処理装置100から取得し、印刷処理を実行する。
情報処理装置100は、クライアント装置10から印刷ジョブを受信した場合に、印刷ジョブに含まれるユーザ情報をもとに、認証装置20を利用してユーザ認証を行なう。そして、情報処理装置100は、ユーザ認証が正常に完了すると、印刷ジョブを記憶する印刷ジョブ記憶部に印刷ジョブを格納する。
また、情報処理装置100は、画像形成装置30から印刷ジョブの一覧の取得要求を受け付けた場合に、取得要求に含まれるユーザ情報をもとに、認証装置20を利用してユーザ認証を行なう。そして、情報処理装置100は、ユーザ認証が正常に完了すると、認証されたユーザに対応する印刷ジョブの一覧を印刷ジョブ記憶部から取得し、画像形成装置30に対して送信する。その後、情報処理装置100は、画像形成装置30から印刷ジョブが指定された場合に、指定された印刷ジョブの印刷データを画像形成装置30に対して送信する。印刷ジョブは、画像形成装置30によって印刷処理が実行されると、印刷ジョブ記憶部から削除される。なお、情報処理装置100による処理の詳細については後述する。
[実施の形態1に係る装置構成]
次に、図2を用いて、実施の形態1に係る情報処理装置100の構成を説明する。図2は、実施の形態1に係る情報処理装置100の構成例を示す機能ブロック図である。
図2に示すように、情報処理装置100は、記憶部110と、制御部120とを有する。これらのうち、記憶部110は、制御部120による各種処理で利用されるデータや、制御部120による各種処理結果を記憶し、印刷ジョブ記憶部111と、ジョブ情報記憶部112とを有する。また、記憶部110は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、又は、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置である。
印刷ジョブ記憶部111は、保管期間を設定可能な印刷ジョブを記憶する。印刷ジョブに設定される保管期間は、ユーザによって指定される場合と、情報処理装置100によって設定される場合とがある。本実施の形態では、印刷ジョブに保管期間が設けられていることにより、印刷ジョブ記憶部111のメモリ容量の圧迫を抑制することができる。
ジョブ情報記憶部112は、印刷ジョブに関する各種情報を記憶する。図3Aは、実施の形態1に係るジョブ情報記憶部112に記憶される情報例を示す図である。図3Aに示すように、ジョブ情報記憶部112は、印刷ジョブの生成を指示したユーザに関する情報を表す「ユーザID」と、印刷ジョブの投入時間を表す「ジョブ投入時間」と、保管期間がユーザ指定されているか否かを表す情報を表す「保管期間指定フラグ」と、印刷ジョブ保管期間を表す「保管期間」とを、印刷ジョブを識別する情報を表す「ジョブID」に対応付けて記憶する。かかるジョブIDは、印刷ジョブ記憶部111に記憶された印刷ジョブの識別情報に対応するものである。
例を挙げると、ジョブ情報記憶部112は、ジョブID「1」と、ユーザID「UserA」と、ジョブ投入時間「2013/01/01 9:30」と、保管期間指定フラグ「OFF」と、保管期間「−(ブランク)」とを対応付けて記憶する。同様に、ジョブ情報記憶部112は、ジョブID「4」と、ユーザID「UserC」と、ジョブ投入時間「2013/01/02 15:00」と、保管期間指定フラグ「ON」と、保管期間「5日間」とを対応付けて記憶する。
保管期間「−(ブランク)」は、半永久に保管されることを意味するものではなく、ユーザによって保管期間が指定されていないことを意味する。後述するように、保管期間が「−(ブランク)」であるジョブ情報に対応する印刷ジョブについては、情報処理装置100によって保管期間が設定される。
また、ジョブ情報記憶部112に記憶される情報は、以下のようなものでも良い。図3Bは、実施の形態1に係るジョブ情報記憶部112に記憶される情報例を示す図である。図3Bに示すように、ジョブ情報記憶部112は、「ユーザID」と、「ジョブ投入時間」と、印刷ジョブを保管する期限を表す「保管期限」とを、「ジョブID」に対応付けて記憶する。なお、図3Bでは、保管期間がユーザ指定されていない印刷ジョブの保管期間を「1.5日」とする場合を例に挙げる。
例を挙げると、ジョブ情報記憶部112は、ジョブID「1」と、ユーザID「UserA」と、ジョブ投入時間「2013/01/01 9:30」と、保管期限「2013/01/02 21:30」とを対応付けて記憶する。同様に、ジョブ情報記憶部112は、ジョブID「4」と、ユーザID「UserC」と、ジョブ投入時間「2013/01/02 15:00と、保管期限「2013/01/07 15:00」とを対応付けて記憶する。
図3Bに示した例では、保管期間がユーザ指定されていないジョブID「1」及び「2」については、保管期限がジョブ投入時間から1.5日後となっていることがわかる。また、保管期間がユーザ指定されているジョブID「3」及び「4」については、保管期限がジョブ投入時間から3日後、5日後となっていることがわかる。3日後、5日後は、図3Aに示したように、ユーザ指定された保管期間である。
制御部120は、制御プログラム、各種の処理手順等を規定したプログラム及び所要データを格納するための内部メモリを有する。かかる制御部120は、受付部121と、設定部122と、上限判定部123と、再設定部124と、格納部125と、経過判定部126と、削除部127とを有する。また、制御部120は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路、又は、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等の電子回路である。なお、上記各部については、これらの一部又は全部がソフトウェア(プログラム)、上記のようなハードウェア回路であっても良い。
受付部121は、保管期間を設定可能な印刷ジョブを受け付ける。より具体的には、受付部121は、クライアント装置10によって生成された印刷ジョブを受け付ける。受け付けられた印刷ジョブには、印刷データ、ユーザ情報及び保管期間等が含まれる。上述したように、保管期間は、ユーザ指定された場合に印刷ジョブに含まれる情報である。そして、受付部121は、受け付けた印刷ジョブを設定部122に対して出力する。
設定部122は、保管期間が設定されていない印刷ジョブに対して、所定の保管期間を設定する。より具体的には、設定部122は、受付部121によって出力された印刷ジョブに、ユーザ指定の保管期間が設定されていない場合に、予め定められた所定の保管期間を設定する。所定の保管期間は、保管期間の上限値以下とする。例えば、保管期間の上限は5日であり、所定の保管期間は1.5日である。保管期間の上限や所定の保管期間については、ユーザ数や運用状況等を考慮し、管理者等が設定することができる。このように、全ての印刷ジョブに対して保管期間を設けることで、印刷ジョブを記憶する印刷ジョブ記憶部111のメモリ容量の圧迫を抑制できる。そして、設定部122は、ユーザ指定された保管期間を有する印刷ジョブと、所定の保管期間を設定した印刷ジョブとを上限判定部123に対して出力する。
上限判定部123は、ユーザ指定の保管期間が保管期間の上限を超過しているか否かを判定する。より具体的には、上限判定部123は、設定部122によって出力された印刷ジョブに設定されているユーザ指定の保管期間が保管期間の上限「5日」を超過しているか否かを判定する。そして、上限判定部123は、ユーザ指定の保管期間が保管期間の上限を超過している印刷ジョブを、再設定部124に対して出力する。また、上限判定部123は、ユーザ指定の保管期間が保管期間の上限を超過していない印刷ジョブと、ユーザ指定の保管期間が設定されていない印刷ジョブとを、格納部125に対して出力する。
再設定部124は、印刷ジョブの保管期間を上限値に再設定する。より具体的には、再設定部124は、上限判定部123によって、ユーザ指定の保管期間が保管期間の上限を超過していると判定された印刷ジョブに対して、保管期間を保管期間の上限値「5日」に再設定する。すなわち、図3Aに示したジョブID「4」に対応する印刷ジョブは、ユーザ指定された保管期間が6日以上であった可能性があり、6日以上であった場合には、再設定部124によって保管期間が5日に再設定されたことになる。そして、再設定部124は、保管期間を再設定した印刷ジョブを格納部125に対して出力する。
格納部125は、印刷ジョブを印刷ジョブ記憶部111に格納する。より具体的には、格納部125は、上限判定部123によって出力された印刷ジョブと、再設定部124によって出力された印刷ジョブとを、印刷ジョブ記憶部111に格納する。上述したように、上限判定部123によって出力された印刷ジョブは、保管期間の上限を超過していない保管期間がユーザ指定されている印刷ジョブと、ユーザ指定がなく、設定部122によって所定の保管期間が設定されている印刷ジョブとである。また、再設定部124によって出力された印刷ジョブは、ユーザ指定があり、再設定部124によって保管期間が上限に再設定されている印刷ジョブである。
また、格納部125は、印刷ジョブ記憶部111に格納した印刷ジョブに関するジョブ情報について、ジョブ情報記憶部112に格納する。すなわち、格納部125は、印刷ジョブに含まれるユーザ情報をもとにユーザIDを格納し、印刷ジョブを印刷ジョブ記憶部111に格納した時間をジョブ投入時間として格納する。加えて、格納部125は、ユーザ指定の保管期間が印刷ジョブに設定されていれば保管期間指定フラグをたてるとともに保管期間を格納する。なお、保管期間を保管期限とする場合には、ジョブ投入時間に保管期間を加算した値を保管期限とすれば良い。
経過判定部126は、印刷ジョブに設定された保管期間を経過したか否かを判定する。より具体的には、経過判定部126は、印刷ジョブ記憶部111に記憶された印刷ジョブに対応する、ジョブ情報記憶部112に記憶されたジョブ情報をもとに、各印刷ジョブに設定された保管期間を経過したか否かを判定する。そして、経過判定部126は、保管期間を経過している印刷ジョブのジョブIDを削除部127に対して出力する。
削除部127は、保管期間を経過した印刷ジョブを削除する。より具体的には、削除部127は、経過判定部126によって保管期間を経過したと判定された印刷ジョブについて、印刷ジョブ記憶部111から削除するとともに、ジョブ情報記憶部112から削除する。上述してきた例では、保管期間の上限を5日としたため、全ての印刷ジョブは投入されてから5日が経過するまでに削除される。なお、一般に、印刷ジョブ記憶部111に記憶された印刷ジョブは、印刷処理が実行されると削除される。
[実施の形態1に係る保管期間登録処理フロー]
次に、図4を用いて、実施の形態1に係る保管期間登録処理の流れについて説明する。図4は、実施の形態1に係る保管期間登録処理の流れの例を示すフローチャートである。なお、保管期間登録処理とは、主に、受付部121、設定部122、上限判定部123、再設定部124、格納部125による処理を指す。
図4に示すように、受付部121によって印刷ジョブが受け付けられた場合に(ステップS101:Yes)、設定部122は、ユーザ指定の保管期間が印刷ジョブに設定されているか否かを判定する(ステップS102)。また、受付部121は、印刷ジョブを受け付けていない場合に(ステップS101:No)、印刷ジョブの受け付け待ちの状態となる。このとき、設定部122によってユーザ指定の保管期間が印刷ジョブに設定されていると判定された場合に(ステップS102:Yes)、上限判定部123は、ユーザ指定された保管期間が保管期間の上限を超過しているか否かを判定する(ステップS103)。
上限判定部123によって保管期間の上限を超過していると判定された場合に(ステップS103:Yes)、再設定部124は、保管期間を保管期間の上限値に再設定する(ステップS104)。格納部125は、保管期間が上限に再設定された印刷ジョブを印刷ジョブ記憶部111に格納するとともに、該印刷ジョブに関するジョブ情報をジョブ情報記憶部112に格納する(ステップS105)。
また、上限判定部123によって保管期間の上限を超過していないと判定された場合に(ステップS103:No)、格納部125は、ユーザ指定された保管期間で印刷ジョブに関するジョブ情報をジョブ情報記憶部112に格納するとともに(ステップS106)、印刷ジョブを印刷ジョブ記憶部111に格納する(ステップS105)。
また、設定部122は、ユーザ指定の保管期間が印刷ジョブに設定されていないと判定した場合に(ステップS102:No)、該印刷ジョブに所定の保管期間を設定し、設定した所定の保管期間を設定した印刷ジョブに関するジョブ情報をジョブ情報記憶部112に格納するとともに(ステップS107)、印刷ジョブを印刷ジョブ記憶部111に格納する(ステップS105)。
[実施の形態1に係る印刷ジョブ削除処理フロー]
次に、図5を用いて、実施の形態1に係る印刷ジョブ削除処理の流れについて説明する。図5は、実施の形態1に係る印刷ジョブ削除処理の流れの例を示すフローチャートである。なお、印刷ジョブ削除処理とは、主に、経過判定部126と、削除部127とによる処理を指す。
図5に示すように、経過判定部126は、ジョブ情報記憶部112に記憶された先頭のジョブ情報を取得する(ステップS201)。そして、経過判定部126は、全てのジョブ情報について保管期間の確認を行なったか否かを確認する(ステップS202)。このとき、経過判定部126は、全てのジョブ情報について保管期間の確認を行なっていない場合に(ステップS202:No)、取得したジョブ情報について保管期間を経過しているか否かを判定する(ステップS203)。一方、経過判定部126は、全てのジョブ情報について保管期間の確認を行なった場合に(ステップS202:Yes)、処理を終了する。
また、経過判定部126によって保管期間を経過していると判定された場合に(ステップS203:Yes)、削除部127は、該当するジョブ情報をジョブ情報記憶部112から削除するとともに、該ジョブ情報に対応する印刷ジョブを印刷ジョブ記憶部111から削除する(ステップS204)。そして、経過判定部126は、ジョブ情報記憶部112に記憶された次のジョブ情報を取得する(ステップS205)。また、経過判定部126は、保管期間を経過していないと判定した場合に(ステップS203:No)、該当するジョブ情報や印刷ジョブを削除せずに、ジョブ情報記憶部112に記憶された次のジョブ情報を取得する(ステップS205)。
[実施の形態1による効果]
情報処理装置100は、保管期間を設定可能な印刷ジョブが保管期間を経過した場合に、該印刷ジョブを削除する。この結果、情報処理装置100は、印刷ジョブを蓄積するメモリ容量を多く確保することなく、ユーザの意図しないタイミングで印刷ジョブが削除されることを抑制できる。
また、情報処理装置100は、ユーザによって保管期間が指定されていない印刷ジョブに対して所定の保管期間を設定し、ユーザ指定の保管期間及び設定された保管期間を経過した場合に印刷ジョブを削除する。この結果、情報処理装置100は、全ての印刷ジョブに好適な保管期間が設定されることで、印刷ジョブを蓄積するメモリ容量の圧迫をより抑制することができる。
また、情報処理装置100は、印刷ジョブに対するユーザ指定の保管期間が保管期間の上限を超過している場合に、該印刷ジョブの保管期間を保管期間の上限以下に再設定する。この結果、情報処理装置100は、印刷ジョブを蓄積するメモリ容量の圧迫をより抑制することができる。
(実施の形態2)
上記実施の形態1では、保管期間をユーザが指定可能であるとともに、保管期間がユーザ指定されていない印刷ジョブに対しては所定の保管期間を設定する場合を説明した。実施の形態2では、印刷ジョブを投入したクライアント装置が設置される設置領域に応じて保管期間を設定する場合を説明する。
[実施の形態2に係るシステム構成]
図6を用いて、実施の形態2に係るジョブ管理システムの構成を説明する。図6は、実施の形態2に係るジョブ管理システムの構成例を示す図である。
図6に示すように、ジョブ管理システム1aには、クライアント装置10と、認証装置20と、画像形成装置30と、クライアント管理装置40と、情報処理装置200とが含まれる。実施の形態2に係るジョブ管理システム1aは、クライアント管理装置40と、情報処理装置200との構成及び機能、処理が実施の形態1に係るジョブ管理システム1とは異なる。
クライアント管理装置40は、クライアント装置10に関する情報を管理する。具体的には、クライアント管理装置40は、複数のクライアント装置10について、クライアント装置10が設置される設置領域ごとに、IPアドレスやデバイスID等の情報を保持する。そして、クライアント管理装置40は、情報処理装置200からクライアント装置10に関する情報の問い合わせを受け付けた場合に、IPアドレスやデバイスID、設置領域等の情報をもとに応答する。なお、情報処理装置200による処理の詳細については後述する。
[実施の形態2に係る装置構成]
次に、図7を用いて、実施の形態2に係る情報処理装置200の構成を説明する。図7は、実施の形態2に係る情報処理装置200の構成例を示す機能ブロック図である。実施の形態2では、実施の形態1と同様の構成については同一の符号を付し、同様の構成については詳細な説明を省略する場合がある。具体的には、以下に示す指定可否情報記憶部213、保管期間情報記憶部214、受付部221、設定部222、格納部225以外の機能及び構成、処理は実施の形態1と同様である。
図7に示すように、情報処理装置200は、記憶部210と、制御部220とを有する。これらのうち、記憶部210は、印刷ジョブ記憶部111と、ジョブ情報記憶部112と、指定可否情報記憶部213と、保管期間情報記憶部214とを有する。
指定可否情報記憶部213は、ユーザ操作により印刷ジョブを生成したクライアント装置10が設置された設置領域に応じて、印刷ジョブの保管期間のユーザ指定が可能であるか否かを表す情報を記憶する。図8は、実施の形態2に係る指定可否情報記憶部213に記憶される情報例を示す図である。図8に示すように、指定可否情報記憶部213は、ジョブ投入端末条件と、指定可否との情報を対応付けて記憶する。ジョブ投入端末条件は、印刷ジョブを生成及び投入したクライアント装置10が、クライアント管理装置40による設置領域ごとの管理において、同一の設置領域に設置されているか、異なる設置領域に設置されているかを表す情報である。指定可否は、ジョブ投入端末条件に対して、印刷ジョブの保管期間のユーザ指定が可能であるか否かを表す情報である。
例を挙げると、指定可否情報記憶部213は、ジョブ投入端末条件「領域内」と、指定可否「不可」とを対応付けて記憶する。また、指定可否情報記憶部213は、ジョブ投入端末条件「領域外」と、指定可否「可」とを対応付けて記憶する。本実施の形態では、ユーザが即座に印刷を行なうと考えられる場所に存在することを、印刷ジョブを生成及び投入するクライアント装置10の設置領域によって決定している。また、同一の設置領域であるか否かについては、一つの様態として、IPアドレスを利用して判断される。図8に示した例では、同一の設置領域内であればユーザが即座に印刷を行なうものとして、ユーザが保管期間を設定することを不可としている。一方、異なる設置領域であればユーザが即座に印刷を行なうことが困難であることから、ユーザが保管期間を指定することを可としている。但し、指定可否情報記憶部213に記憶される情報は、管理者等によって設定の変更が可能である。
保管期間情報記憶部214は、ユーザ操作により印刷ジョブを生成したクライアント装置10の設置領域に応じて、印刷ジョブに設定する保管期間の情報を記憶する。図9は、実施の形態2に係る保管期間情報記憶部214に記憶される情報例を示す図である。図9に示すように、保管期間情報記憶部214は、ジョブ投入端末条件と、保管期間との情報を対応付けて記憶する。ジョブ投入端末条件は、印刷ジョブを生成及び投入したクライアント装置10が、クライアント管理装置40による設置領域ごとの管理において、同一の設置領域に設置されているか、異なる設置領域に設置されているかを表す情報である。保管期間は、ジョブ投入端末条件に対して、印刷ジョブに設定する保管期間を表す情報である。
例を挙げると、保管期間情報記憶部214は、ジョブ投入端末条件「領域内」と、保管期間「12時間」とを対応付けて記憶する。また、保管期間情報記憶部214は、ジョブ投入端末条件「領域外」と、保管期間「2日間」とを対応付けて記憶する。図9に示した例では、同一の設置領域内であればユーザが即座に印刷を行なうものとして、異なる設置領域に設置されている場合の保管期間よりも、同一の設置領域に設置されている場合の保管期間をより短くしている。なお、図9に示した保管期間の値は一例であり、管理者等による設定の変更が可能である。
制御部220は、受付部221と、設定部222と、上限判定部123と、再設定部124と、格納部225と、経過判定部126と、削除部127とを有する。
受付部221は、印刷ジョブを生成した機器の機器情報を含んだ印刷ジョブを受け付ける。より具体的には、受付部221は、クライアント装置10によって生成された印刷ジョブを受け付ける。受け付けられた印刷ジョブには、印刷データ、ユーザ情報及びクライアント装置10に関する情報等が含まれる。クライアント装置10に関する情報は、例えば、IPアドレスである。また、実施の形態1と同様に、印刷ジョブには、ユーザ指定の保管期間が含まれていても良い。そして、受付部221は、受け付けた印刷ジョブを設定部222に対して出力する。
設定部222は、印刷ジョブに対して保管期間を設定する。より具体的には、設定部222は、受付部221によって出力された印刷ジョブに、保管期間がユーザ指定されているか否かを判定する。ユーザ指定されているか否かについては、印刷ジョブにユーザ指定の保管期間が存在するか否かにより判定すれば良い。このとき、設定部222は、保管期間がユーザ指定されている場合に、保管期間のユーザ指定が可能であるか否かを判定する。
詳細には、設定部222は、印刷ジョブに含まれるクライアント装置10のIPアドレスを、設置領域ごとにクライアント装置のIPアドレスを管理しているクライアント管理装置40に対して送信し、同一の設置領域に設置されたクライアント装置10であるか否かの判定を依頼する。そして、設定部222は、クライアント管理装置40から判定結果を受け付けると、指定可否情報記憶部213を参照して、同一の設置領域であればユーザ指定を「不可」とし、異なる設置領域であればユーザ指定を「可」とする。そして、設定部222は、ユーザ指定を「不可」とした印刷ジョブについて、保管期間情報記憶部214を参照して、異なる設置領域に設置されたクライアント装置10よりも短い保管期間「12時間」を設定する。また、ユーザ指定を「可」とした印刷ジョブについては、ユーザ指定された保管期間が採用される。その後、設定部222は、ユーザ指定された保管期間を有する印刷ジョブと、ユーザ指定の保管期間ではなく、異なる設置領域に設置されたクライアント装置10よりも短い保管期間を設定された印刷ジョブとを、上限判定部123に対して出力する。
また、設定部222は、保管期間がユーザ指定されていない印刷ジョブについて、保管期間を設定する。詳細には、設定部222は、印刷ジョブに含まれるクライアント装置10のIPアドレスを、クライアント管理装置40に対して送信し、同一の設置領域に設置されたクライアント装置10であるか否かの判定を依頼する。そして、設定部222は、クライアント管理装置40から判定結果を受け付ける。続いて、設定部222は、保管期間情報記憶部214を参照して、同一の設置領域に設置されたクライアント装置10によって生成された印刷ジョブの保管期間を「12時間」とする。また、設定部222は、保管期間情報記憶部214を参照して、異なる設置領域に設置されたクライアント装置10によって生成された印刷ジョブの保管期間を「2日間」とする。その後、設定部222は、保管期間を設定した印刷ジョブを、上限判定部123に対して出力する。
上限判定部123及び再設定部124による処理は、実施の形態1と同様である。すなわち、上限判定部123は、ユーザ指定された保管期間を有する印刷ジョブについて、保管期間の上限を超過しているか否かを判定し、上限を超過している印刷ジョブを再設定部124に対して出力する。再設定部124は、保管期間の上限を超過している印刷ジョブに対して、保管期間の再設定を行なう。但し、保管期間をユーザ指定されたものの、ユーザ指定された保管期間を採用せず、設定部222によって保管期間が設定された印刷ジョブについては上限判定の対象にならない。
格納部225は、印刷ジョブを印刷ジョブ記憶部111に格納する。より具体的には、格納部225は、上限判定部123によって出力された印刷ジョブと、再設定部124によって出力された印刷ジョブとを、印刷ジョブ記憶部111に格納する。上述したように、上限判定部123や再設定部124によって出力される印刷ジョブは、ユーザ指定された保管期間を有するものや、ユーザ指定の保管期間を採用せずに他の保管期間が設定されたものや、元々ユーザ指定の保管期間がないため保管期間が設定されたもの等が存在する。また、格納部225は、印刷ジョブ記憶部111に格納した印刷ジョブに関するジョブ情報について、ジョブ情報記憶部112に格納する。
[実施の形態2に係る保管期間登録処理フロー]
次に、図10を用いて、実施の形態2に係る保管期間登録処理の流れについて説明する。図10は、実施の形態2に係る保管期間登録処理の流れの例を示すフローチャートである。
図10に示すように、受付部221によって印刷ジョブが受け付けられた場合に(ステップS301:Yes)、設定部222は、ユーザ指定の保管期間が印刷ジョブに設定されているか否かを判定する(ステップS302)。また、受付部221は、印刷ジョブを受け付けていない場合に(ステップS301:No)、印刷ジョブの受け付け待ちの状態となる。このとき、設定部222は、ユーザ指定の保管期間が印刷ジョブに設定されていると判定した場合に(ステップS302:Yes)、保管期間をユーザが指定可能であるか否かを判定する(ステップS303)。保管期間をユーザが指定可能であるか否かについては、印刷ジョブを生成したクライアント装置10の設置領域をクライアント管理装置40に問い合わせ、指定可否情報記憶部213を参照して、同一の設置領域であるか異なる設置領域であるかに応じて決定する。
設定部222によって保管期間をユーザが指定可能であると判定された場合に(ステップS303:Yes)、上限判定部123は、ユーザ指定された保管期間が保管期間の上限を超過しているか否かを判定する(ステップS304)。上限判定部123によって保管期間の上限を超過していると判定された場合に(ステップS304:Yes)、再設定部124は、保管期間を保管期間の上限値に再設定する(ステップS305)。格納部225は、保管期間が上限に再設定された印刷ジョブを印刷ジョブ記憶部111に格納するとともに、該印刷ジョブに関するジョブ情報をジョブ情報記憶部112に格納する(ステップS306)。
また、上限判定部123によって保管期間の上限を超過していないと判定された場合に(ステップS304:No)、格納部225は、ユーザ指定された保管期間で印刷ジョブに関するジョブ情報をジョブ情報記憶部112に格納するとともに(ステップS307)、印刷ジョブを印刷ジョブ記憶部111に格納する(ステップS306)。
また、設定部222は、保管期間をユーザが指定可能でないと判定した場合に(ステップS303:No)、このときの印刷ジョブは同一の設置領域のクライアント装置10によって生成された印刷ジョブであるから(ステップS308:Yes)、異なる設置領域に設置されたクライアント装置10よりも短い保管期間を印刷ジョブに設定する(ステップS309)。そして、格納部225は、ユーザ指定された保管期間ではなく、異なる設置領域に設置されたクライアント装置10よりも短い保管期間を設定された印刷ジョブを印刷ジョブ記憶部111に格納するとともに、該印刷ジョブに関するジョブ情報をジョブ情報記憶部112に格納する(ステップS306)。
また、設定部222は、ユーザ指定の保管期間が印刷ジョブに設定されていないと判定した場合に(ステップS302:No)、同一の設置領域のクライアント装置10によって生成された印刷ジョブであるか否かを判定する(ステップS308)。同一の設置領域のクライアント装置10によって生成された印刷ジョブであるか否かについては、印刷ジョブを生成したクライアント装置10の設置領域をクライアント管理装置40に問い合わせることにより判定する。
このとき、設定部222は、同一の設置領域のクライアント装置10によって生成された印刷ジョブであると判定された場合に(ステップS308:Yes)、保管期間情報記憶部214を参照して、異なる設置領域に設置された場合よりも短い保管期間を印刷ジョブに設定する(ステップS309)。そして、格納部225は、異なる設置領域に設置された場合よりも短い保管期間を設定された印刷ジョブを印刷ジョブ記憶部111に格納するとともに、該印刷ジョブに関するジョブ情報をジョブ情報記憶部112に格納する(ステップS306)。
一方、設定部222は、異なる設置領域のクライアント装置10によって生成された印刷ジョブであると判定された場合に(ステップS308:No)、保管期間情報記憶部214を参照して、同一の設置領域に設置された場合よりも長い保管期間を印刷ジョブに設定する(ステップS310)。そして、格納部225は、同一の設置領域に設置された場合よりも長い保管期間を設定された印刷ジョブを印刷ジョブ記憶部111に格納するとともに、該印刷ジョブに関するジョブ情報をジョブ情報記憶部112に格納する(ステップS306)。
[実施の形態2による効果]
情報処理装置200は、印刷ジョブを生成したクライアント装置10が設置される設置領域に応じて、同一の領域に設置されたクライアント装置10によって印刷ジョブが生成された場合に、異なる領域に設置されたクライアント装置10によって生成された印刷ジョブの保管期間よりも短い保管期間を設定する。この結果、情報処理装置200は、ユーザに保管期間を指定させることなく、好適な保管期間を印刷ジョブに設定することができる。
(実施の形態3)
上記実施の形態1では、保管期間をユーザが指定可能であるとともに、保管期間がユーザ指定されていない印刷ジョブに対しては所定の保管期間を設定する場合を説明した。実施の形態3では、印刷ジョブの生成を行なったユーザの居場所に応じて保管期間を設定する場合を説明する。
[実施の形態3に係るシステム構成]
図11を用いて、実施の形態3に係るジョブ管理システムの構成を説明する。図11は、実施の形態3に係るジョブ管理システムの構成例を示す図である。
図11に示すように、ジョブ管理システム1bには、クライアント装置10と、認証装置20と、画像形成装置30と、入退室管理装置50と、情報処理装置300とが含まれる。実施の形態3に係るジョブ管理システム1bは、入退室管理装置50と、情報処理装置300との構成及び機能、処理が実施の形態1に係るジョブ管理システム1とは異なる。
入退室管理装置50は、居室ごとに、ユーザの入室及び退室を管理する。具体的には、入退室管理装置50は、複数の居室について、ユーザが入室した時刻、ユーザが退室した時刻の情報を保持する。そして、入退室管理装置50は、情報処理装置300からユーザの入退室に関する情報の問い合わせを受け付けた場合に、居室に入室しているユーザ、居室から退室したユーザの入退室の時刻の情報をもとに応答する。なお、情報処理装置300による処理の詳細については後述する。
[実施の形態3に係る装置構成]
次に、図12を用いて、実施の形態3に係る情報処理装置300の構成を説明する。図12は、実施の形態3に係る情報処理装置300の構成例を示す機能ブロック図である。実施の形態3では、実施の形態1と同様の構成については詳細な説明を省略する場合がある。具体的には、以下に示す指定可否情報記憶部313、保管期間情報記憶部314、受付部321、設定部322、格納部325、削除部327以外の機能及び構成、処理は実施の形態1と同様である。
図12に示すように、情報処理装置300は、記憶部310と、制御部320とを有する。これらのうち、記憶部310は、印刷ジョブ記憶部111と、ジョブ情報記憶部112と、指定可否情報記憶部313と、保管期間情報記憶部314とを有する。
指定可否情報記憶部313は、印刷ジョブの生成を行なったユーザが存在する居室に応じて、印刷ジョブの保管期間のユーザ指定が可能であるか否かを表す情報を記憶する。図13は、実施の形態3に係る指定可否情報記憶部313に記憶される情報例を示す図である。図13に示すように、指定可否情報記憶部313は、ジョブ投入ユーザ条件と、指定可否との情報を対応付けて記憶する。ジョブ投入ユーザ条件は、印刷ジョブの生成を行なったユーザが、入退室管理装置50による居室ごとのユーザの入退室管理において、同一の居室に存在するか、異なる居室に存在するかを表す情報である。指定可否は、ジョブ投入ユーザ条件に対して、印刷ジョブの保管期間のユーザ指定が可能であるか否かを表す情報である。
例を挙げると、指定可否情報記憶部313は、ジョブ投入ユーザ条件「居室内」と、指定可否「不可」とを対応付けて記憶する。また、指定可否情報記憶部313は、ジョブ投入ユーザ条件「居室外」と、指定可否「可」とを対応付けて記憶する。本実施の形態では、ユーザが即座に印刷を行なうと考えられる場所に存在することを、居室へのユーザの入退室の情報をもとに決定している。図13に示した例では、同一の居室内であればユーザが即座に印刷を行なうものとして、ユーザが保管期間を設定することを不可としている。一方、異なる居室であればユーザが即座に印刷を行なうことが困難であることから、ユーザが保管期間を指定することを可としている。但し、指定可否情報記憶部313に記憶される情報は、管理者等によって設定の変更が可能である。
保管期間情報記憶部314は、印刷ジョブの生成を行なったユーザが存在する居室に応じて、印刷ジョブに設定する保管期間の情報を記憶する。図14は、実施の形態3に係る保管期間情報記憶部314に記憶される情報例を示す図である。図14に示すように、保管期間情報記憶部314は、ジョブ投入ユーザ条件と、保管期間との情報を対応付けて記憶する。ジョブ投入ユーザ条件は、印刷ジョブの生成を行なったユーザが、入退室管理装置50による居室ごとのユーザの入退室管理において、同一の居室に存在するか、異なる居室に存在するかを表す情報である。保管期間は、ジョブ投入ユーザ条件に対して、印刷ジョブに設定する保管期間を表す情報である。
例を挙げると、保管期間情報記憶部314は、ジョブ投入ユーザ条件「居室内」と、保管期間「12時間」とを対応付けて記憶する。また、保管期間情報記憶部314は、ジョブ投入ユーザ条件「居室外」と、保管期間「2日間」とを対応付けて記憶する。図14に示した例では、同一の居室内であればユーザが即座に印刷を行なうものとして、異なる居室にユーザが存在する場合の保管期間よりも、同一の居室内にユーザが存在する場合の保管期間をより短くしている。なお、図14に示した保管期間の値は一例であり、管理者等による設定の変更が可能である。
制御部320は、受付部321と、設定部322と、上限判定部123と、再設定部124と、格納部325と、経過判定部126と、削除部327とを有する。
受付部321は、印刷ジョブの生成を行なったユーザのユーザ情報を含んだ印刷ジョブを受け付ける。より具体的には、受付部321は、クライアント装置10によって生成された印刷ジョブを受け付ける。受け付けられた印刷ジョブには、印刷データやユーザ情報等が含まれる。本実施の形態に係るユーザ情報は、ユーザ認証に利用されるだけではなく、ユーザが存在する居室を確認するためにも利用される。また、実施の形態1と同様に、印刷ジョブには、ユーザ指定の保管期間が含まれていても良い。そして、受付部321は、受け付けた印刷ジョブを設定部322に対して出力する。
設定部322は、印刷ジョブに対して保管期間を設定する。より具体的には、設定部322は、受付部321によって出力された印刷ジョブに、保管期間がユーザ指定されているか否かを判定する。ユーザ指定されているか否かについては、印刷ジョブにユーザ指定の保管期間が存在するか否かにより判定すれば良い。このとき、設定部322は、保管期間がユーザ指定されている場合に、保管期間のユーザ指定が可能であるか否かを判定する。
詳細には、設定部322は、印刷ジョブに含まれるユーザ情報を、居室ごとにユーザの入退室を管理している入退室管理装置50に対して送信し、同一の居室にユーザが存在するか否かの判定を依頼する。そして、設定部322は、入退室管理装置50から判定結果を受け付けると、指定可否情報記憶部313を参照して、同一の居室内にユーザが存在するのであればユーザ指定を「不可」とし、異なる居室にユーザが存在するのであればユーザ指定を「可」とする。そして、設定部322は、ユーザ指定を「不可」とした印刷ジョブについて、保管期間情報記憶部314を参照して、異なる居室にユーザが存在する場合よりも短い保管期間「12時間」を設定する。また、ユーザ指定を「可」とした印刷ジョブについては、ユーザ指定された保管期間が採用される。その後、設定部322は、ユーザ指定された保管期間を有する印刷ジョブと、ユーザ指定の保管期間ではなく、異なる居室にユーザが存在する場合よりも短い保管期間を設定された印刷ジョブとを、上限判定部123に対して出力する。
また、設定部322は、保管期間がユーザ指定されていない印刷ジョブについて、保管期間を設定する。詳細には、設定部322は、印刷ジョブに含まれるユーザ情報を、入退室管理装置50に対して送信し、同一の居室内にユーザが存在するか否かの判定を依頼する。そして、設定部322は、入退室管理装置50から判定結果を受け付ける。続いて、設定部322は、保管期間情報記憶部314を参照して、同一の居室内にユーザが存在する場合の印刷ジョブの保管期間を「12時間」とする。また、設定部322は、保管期間情報記憶部314を参照して、異なる居室にユーザが存在する場合の保管期間を「2日間」とする。その後、設定部322は、保管期間を設定した印刷ジョブを、上限判定部123に対して出力する。
上限判定部123及び再設定部124による処理は、実施の形態1と同様である。すなわち、上限判定部123は、ユーザ指定された保管期間を有する印刷ジョブについて、保管期間の上限を超過しているか否かを判定し、上限を超過している印刷ジョブを再設定部124に対して出力する。再設定部124は、保管期間の上限を超過している印刷ジョブに対して、保管期間の再設定を行なう。但し、保管期間をユーザ指定されたものの、ユーザ指定された保管期間を採用せず、設定部322によって保管期間が設定された印刷ジョブについては上限判定の対象にならない。
格納部325は、印刷ジョブを印刷ジョブ記憶部111に格納する。より具体的には、格納部325は、上限判定部123によって出力された印刷ジョブと、再設定部124によって出力された印刷ジョブとを、印刷ジョブ記憶部111に格納する。上述したように、上限判定部123や再設定部124によって出力される印刷ジョブは、ユーザ指定された保管期間を有するものや、ユーザ指定の保管期間を採用せずに保管期間が設定されたものや、元々ユーザ指定の保管期間がないため保管期間が設定されたもの等が存在する。また、格納部325は、印刷ジョブ記憶部111に格納した印刷ジョブに関するジョブ情報について、ジョブ情報記憶部112に格納する。
削除部327は、ユーザの入退室の情報をもとに印刷ジョブを削除する。より具体的には、削除部327は、経過判定部126によって保管期間を経過したと判定された印刷ジョブについて、印刷ジョブ記憶部111から削除するとともに、ジョブ情報記憶部112から削除する。また、削除部327は、経過判定部126によって保管期間を経過していないと判定された印刷ジョブであって、短い保管期間を設定された印刷ジョブについて、入退室管理装置50によってユーザが現在退室していると判定された場合に、該印刷ジョブを印刷ジョブ記憶部111から削除するとともに、ジョブ情報記憶部112から削除する。短い保管期間を設定された印刷ジョブとは、同一の居室にユーザが存在するときに該ユーザによって生成が行なわれた印刷ジョブを指す。つまり、同一の居室内で印刷ジョブの生成を行なったユーザが、既に退室してしまっている場合には、保管期間を経過していない印刷ジョブであっても、ユーザが即座に印刷を行なわないものとして扱う。
[実施の形態3に係る保管期間登録処理フロー]
次に、図15を用いて、実施の形態3に係る保管期間登録処理の流れについて説明する。図15は、実施の形態3に係る保管期間登録処理の流れの例を示すフローチャートである。
図15に示すように、受付部321によって印刷ジョブが受け付けられた場合に(ステップS401:Yes)、設定部322は、ユーザ指定の保管期間が印刷ジョブに設定されているか否かを判定する(ステップS402)。また、受付部321は、印刷ジョブを受け付けていない場合に(ステップS401:No)、印刷ジョブの受け付け待ちの状態となる。このとき、設定部322は、ユーザ指定の保管期間が印刷ジョブに設定されていると判定した場合に(ステップS402:Yes)、保管期間をユーザが指定可能であるか否かを判定する(ステップS403)。保管期間をユーザが指定可能であるか否かについては、印刷ジョブの生成を行なったユーザが居室内に存在するか否かを入退室管理装置50に問い合わせ、指定可否情報記憶部313を参照して、同一の居室内に存在するか異なる居室に存在するかに応じて決定する。
設定部322によって保管期間をユーザが指定可能であると判定された場合に(ステップS403:Yes)、上限判定部123は、ユーザ指定された保管期間が保管期間の上限を超過しているか否かを判定する(ステップS404)。上限判定部123によって保管期間の上限を超過していると判定された場合に(ステップS404:Yes)、再設定部124は、保管期間を保管期間の上限値に再設定する(ステップS405)。格納部325は、保管期間が上限に再設定された印刷ジョブを印刷ジョブ記憶部111に格納するとともに、該印刷ジョブに関するジョブ情報をジョブ情報記憶部112に格納する(ステップS406)。
また、上限判定部123によって保管期間の上限を超過していないと判定された場合に(ステップS404:No)、格納部325は、ユーザ指定された保管期間で印刷ジョブに関するジョブ情報をジョブ情報記憶部112に格納するとともに(ステップS407)、印刷ジョブを印刷ジョブ記憶部111に格納する(ステップS406)。
また、設定部322は、保管期間をユーザが指定可能でないと判定した場合に(ステップS403:No)、このときの印刷ジョブは同一の居室に存在するユーザが生成を行なった印刷ジョブであるから(ステップS408:Yes)、異なる居室にユーザが存在する場合よりも短い保管期間を印刷ジョブに設定する(ステップS409)。そして、格納部325は、ユーザ指定された保管期間ではなく、異なる居室にユーザが存在する場合よりも短い保管期間を設定された印刷ジョブを印刷ジョブ記憶部111に格納するとともに、該印刷ジョブに関するジョブ情報をジョブ情報記憶部112に格納する(ステップS406)。
また、設定部322は、ユーザ指定の保管期間が印刷ジョブに設定されていないと判定した場合に(ステップS402:No)、同一の居室にユーザが存在するか否かを判定する(ステップS408)。同一の居室にユーザが存在するか否かについては、印刷ジョブの生成を行なったユーザが入室しているか否かを入退室管理装置50に問い合わせることにより判定する。
このとき、設定部322は、同一の居室にユーザが存在すると判定された場合に(ステップS408:Yes)、保管期間情報記憶部314を参照して、異なる居室にユーザが存在する場合よりも短い保管期間を印刷ジョブに設定する(ステップS409)。そして、格納部325は、異なる居室にユーザが存在する場合よりも短い保管期間を設定された印刷ジョブを印刷ジョブ記憶部111に格納するとともに、該印刷ジョブに関するジョブ情報をジョブ情報記憶部112に格納する(ステップS406)。
一方、設定部322は、異なる居室にユーザが存在すると判定された場合に(ステップS408:No)、保管期間情報記憶部314を参照して、同一の居室にユーザが存在するよりも長い保管期間を印刷ジョブに設定する(ステップS410)。そして、格納部325は、同一の居室にユーザが存在する場合よりも長い保管期間を設定された印刷ジョブを印刷ジョブ記憶部111に格納するとともに、該印刷ジョブに関するジョブ情報をジョブ情報記憶部112に格納する(ステップS406)。
[実施の形態3に係る印刷ジョブ削除処理フロー]
次に、図16を用いて、実施の形態3に係る印刷ジョブ削除処理の流れについて説明する。図16は、実施の形態3に係る印刷ジョブ削除処理の流れの例を示すフローチャートである。
図16に示すように、経過判定部126は、ジョブ情報記憶部112に記憶された先頭のジョブ情報を取得する(ステップS501)。そして、経過判定部126は、全てのジョブ情報について保管期間の確認を行なったか否かを確認する(ステップS502)。このとき、経過判定部126は、全てのジョブ情報について保管期間の確認を行なっていない場合に(ステップS502:No)、取得したジョブ情報について保管期間を経過しているか否かを判定する(ステップS503)。一方、経過判定部126は、全てのジョブ情報について保管期間の確認を行なった場合に(ステップS502:Yes)、処理を終了する。
また、経過判定部126によって保管期間を経過していると判定された場合に(ステップS503:Yes)、削除部327は、該当するジョブ情報をジョブ情報記憶部112から削除するとともに、該ジョブ情報に対応する印刷ジョブを印刷ジョブ記憶部111から削除する(ステップS504)。そして、経過判定部126は、ジョブ情報記憶部112に記憶された次のジョブ情報を取得する(ステップS505)。
また、経過判定部126によって保管期間を経過していないと判定された場合に(ステップS503:No)、削除部327は、印刷ジョブの投入時にユーザが入室していた、且つ、現在は退室しているか否かを判定する(ステップS506)。かかる判定については、入退室管理装置50を利用すれば良い。そして、削除部327は、印刷ジョブの投入時にはユーザが入室していたが、現在は退室してしまっていると判定した場合に(ステップS506:Yes)、該当する印刷ジョブ情報をジョブ情報記憶部112から削除するとともに、該ジョブ情報に対応する印刷ジョブを印刷ジョブ記憶部111から削除する(ステップS504)。一方、削除部327によって、印刷ジョブの投入時にはユーザが入室していた、及び、現在は退室しているとの条件の少なくとも一つも満たさないと判定された場合に(ステップS506:No)経過判定部126は、ジョブ情報記憶部112に記憶された次のジョブ情報を取得する(ステップS505)。
[実施の形態3による効果]
情報処理装置300は、印刷ジョブの生成を行なったユーザが存在する居室に応じて、同一の居室にユーザが存在する場合に、異なる居室にユーザが存在する場合よりも短い保管期間を印刷ジョブに設定する。この結果、情報処理装置300は、ユーザに保管期間を指定させることなく、好適な保管期間を印刷ジョブに設定することができる。
また、情報処理装置300は、保管期間を経過していない印刷ジョブであっても、印刷ジョブの投入時にユーザが入室しており、且つ、現在は退室している場合に、該印刷ジョブを削除する。この結果、情報処理装置300は、印刷ジョブを蓄積するメモリ容量の圧迫をより抑制することができる。
(実施の形態4)
さて、これまで本発明に係る情報処理装置の実施の形態について説明したが、上述した実施の形態以外にも種々の異なる形態にて実施されて良いものである。そこで、(1)構成、(2)プログラム、について異なる実施の形態を説明する。
(1)構成
上記文書中や図面中等で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメタ等を含む情報は、特記する場合を除いて任意に変更することができる。また、図示した各装置の各構成要素は、機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散又は統合の具体的形態は、図示のものに限られず、その全部又は一部を各種の負担や使用状況等に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に、分散又は統合することができる。
例えば、上述してきたジョブ管理システムのサービスは、1台の情報処理装置ではなく複数の情報処理装置で構成することにより実現しても良い。図17は、実施の形態4に係るジョブ管理システムの構成例を示す図である。図17に示すように、ジョブ管理システム1cでは、サービス提供システム1000と、企業2000aと、企業2000bと、携帯端末3000とが、インターネット等のネットワークに接続される。これらのうち、サービス提供システム1000には、アクセス制御装置1100と、ジョブ管理サービス提供装置1200aと、他サービス提供装置1200bとが含まれる。かかるサービス提供システム1000は、クラウドコンピューティングを採用しており、ジョブ管理サービスの他にも各種のサービスを提供する。
アクセス制御装置1100は、各種サービスの提供を管理するPCやサーバ装置等の情報処理装置である。ジョブ管理サービス提供装置1200aは、印刷ジョブの管理に係るサービスを提供する情報処理装置である。他サービス提供装置1200bは、印刷ジョブの管理に係るサービスとは異なるポータルサービスやスキャンサービス等のサービスを提供する情報処理装置である。ここで、ポータルサービスとは、企業やユーザに応じたサービスを提供するためのポータルサイトを提供するサービスを指す。なお、サービス提供システム1000に含まれる各装置は、それぞれ1台以上配置される。
また、企業2000aには、クライアント装置2100aと、携帯端末2200aと、画像形成装置2300aと、プロジェクタ2400aとが含まれる。クライアント装置2100aは、ユーザが利用するPC等の情報処理装置である。携帯端末2200aは、ユーザが利用する携帯電話機、スマートフォン、タブレット端末等の端末装置である。画像形成装置2300aは、MFP、コピー機、スキャナ、プリンタ、LP等の画像形成装置である。プロジェクタ2400aは、企業2000a内の各装置から入力される画像データをスクリーン等の投影面に投影する投影装置である。企業2000aの各装置からネットワークに接続する場合には、ファイアウォールを介することになる。なお、企業2000aに含まれる各装置は、それぞれ1台以上配置される。また、企業2000aに含まれる機器の一部が企業外のネットワーク上にあっても良い。
また、企業2000bには、クライアント装置2100bと、携帯端末2200bと、画像形成装置2300bと、プロジェクタ2400bとが含まれる。これらの各装置は、企業2000aに含まれる各装置と同様の役割を担うため、詳細な説明は省略する。企業2000aと企業2000bとは、同一の企業「企業A」であるが、「B国」、「C国」といったように所在の国が異なる。上記実施の形態で説明してきたジョブ管理システムでは、ロケーションフリー印刷システムが採用されており、同一企業であるものの所在の国が異なるという場合であっても実現することができる。
携帯端末3000は、ユーザが利用する携帯電話機、スマートフォン、タブレット端末等の端末装置である。ユーザは、企業の外部からでもジョブ管理システム1cを利用可能である。
図18は、実施の形態4に係るサービス提供システム1000の例を説明する図である。以下、サービス提供システム1000によって提供されるアプリケーションプログラムは、単に「アプリ」と呼ぶ場合がある。
図18に示したサービス提供システム1000は、上記実施の形態で説明した保管期間登録処理や印刷ジョブ削除処理等を含むジョブ管理サービス等の各種サービスの提供を実現するためのものである。サービスアプリ1210には、ジョブ管理サービスアプリ1211、サービスアプリ1212、サービスアプリ1213等が含まれる。これらのサービスアプリは、プラットフォームAPI(Application Programming Interface)によって公開されている範囲において各機能の利用が可能である。ジョブ管理サービスアプリ1211は、上記実施の形態で説明した機能と同様の機能を有する機能部が含まれる。
例えば、ジョブ管理サービスアプリ1211は、受付部1211a、設定部1211b、上限判定部1211c、再設定部1211d、格納部1211e、経過判定部1211f、削除部1211g、保管期間条件保持部1211h、データ変換条件保持部1211i、データ管理情報保持部1211jを含む。保管期間条件保持部1211hは、上記実施の形態で説明した指定可否情報記憶部213(或いは指定可否情報記憶部313)や、保管期間情報記憶部214(或いは保管期間情報記憶部314)や、ジョブ情報記憶部112等に相当する。クラウドコンピューティングにおいては、上記各機能が1以上の情報処理装置で実現される。各処理については、上記実施の形態で説明した処理と同様であるため同様の処理については詳細な説明を省略する。
プラットフォーム1220は、複数のサービスアプリに共通する機能、又は複数のサービスアプリから利用される基本機能等を含む。機器通信部1221は、機器との通信を制御する。ここで、機器とは、例えば、クライアント装置2100a(2100b)、携帯端末2200a(2200b)、画像形成装置2300a(2300b)、プロジェクタ2400a(2400b)等の機器やその他の機器を指す。認証処理部1222は、ユーザがサービスを利用する際の認証処理を実行する。データ処理部1223は、サービスにおける各種要求に基づいて、各種データ処理を制御及び実行する。
管理データ1230には、組織管理情報記憶部1231と、ユーザ管理情報記憶部1232と、機器管理情報記憶部1233と、データストレージ1234とが含まれる。これらのうち、組織管理情報記憶部1231は、サービス提供システム1000が提供するサービスの企業、組織、所在の国等に関する情報を記憶する。図19A及び図19Bは、組織管理情報記憶部1231に記憶される情報例を示す図である。図19Aに示すように、組織管理情報記憶部1231は、組織コードと、企業名と、国(場所情報)との情報を対応付けて記憶する。組織コードは、企業や組織等のグループを特定するための情報である。また、組織コードは、1以上のユーザやデバイスの集合を特定することが可能な情報でもある。企業名は、サービスを利用する企業の名称を表す情報である。国(場所情報)は、組織コードに対応する企業の所在する国を表す情報である。
また、図19Bに示すように、組織管理情報記憶部1231は、組織グループと、複数の組織コードとの情報を対応付けて記憶する。組織グループは、1企業ごとに割り振られた識別情報である。組織コードは、1企業であっても所在の国(場所)が異なるときに、各所在の場所に応じて設定される識別情報である。図19A及び図19Bの例では、企業Aは、B国とC国とに所在しているため、B国とC国との情報に対して異なる組織コードが設定されている。
ユーザ管理情報記憶部1232は、サービス提供システム1000が提供するサービスを利用するユーザに関する情報を記憶する。図20は、ユーザ管理情報記憶部1232に記憶される情報例を示す図である。図20に示すように、ユーザ管理情報記憶部1232は、組織コードと、ユーザ名と、パスワードとの情報を対応付けて記憶する。組織コードは、上述したように、企業や組織等のグループを特定するための情報である。ユーザ名及びパスワードは、サービスを利用するユーザを特定するための情報である。また、ユーザ名については、ユーザを特定するための情報であれば良いため、ユーザID等の識別情報を採用しても良い。なお、ユーザID等によってユーザを特定できるのであれば、パスワードについては必須になるわけではない。さらに、各ユーザが所持するICカード、携帯電話機、タブレット端末、電子書籍端末等の電子媒体を識別する情報(例えば、機器のシリアルID、携帯電話機の電話番号、端末のプロフィール情報等)を採用しても良い。すなわち、これらの電子媒体を識別する情報を複数組み合わせることで、ユーザを特定しても良い。
機器管理情報記憶部1233は、各組織(各企業)に設置された機器の認証に関する情報を記憶する。図21は、機器管理情報記憶部1233に記憶される情報例を示す図である。図21に示すように、機器管理情報記憶部1233は、組織コードと、機器認証情報との情報を対応付けて記憶する。組織コードは、上述したように、企業や組織等のグループを特定するための情報である。機器認証情報は、各機器を認証するための情報であり、機器に所定のアプリケーションが搭載されていることを示すID、或いは機器番号等の情報である。また、データストレージ1234は、上記の他、各種データを記憶する。
データ変換条件保持部1211iは、所在の国(場所情報)と、印刷データのデータ形式との情報を対応付けて保持する。図22は、データ変換条件保持部1211iに記憶される情報例を示す図である。図22に示すように、データ変換条件保持部1211iは、国(場所情報)と、データ形式との情報を対応付けて保持する。すなわち、1企業であっても、所在の国(場所)が異なることがあり、異なる場所において印刷データのデータ形式が異なる可能性があるため、これに対応するために利用される情報がデータ変換条件保持部1211iに保持されている。
データ管理情報保持部1211jは、出力された印刷データに関する情報を保持する。図23は、データ管理情報保持部1211jに記憶される情報例を示す図である。図23に示すように、データ管理情報保持部1211jは、出力データIDと、組織コードと、ユーザ名と、データ形式との情報を対応付けて保持する。出力データIDは、出力された印刷データを識別するための情報である。組織コードは、上述したように、企業や組織等のグループを特定するための情報である。ユーザ名は、印刷データを出力したユーザを特定する情報である。データ形式は、出力された印刷データのデータ形式を表す情報である。
図24は、印刷ジョブ投入時の処理例を示す処理シーケンス図である。なお、図24では、企業A(B国)に含まれる機器によって印刷ジョブが投入される場合を例に挙げる。図24に示すように、クライアント装置2100aは、ユーザ操作によりユーザ名やパスワード等のログイン情報を受け付ける(ステップS601)。そして、クライアント装置2100aは、組織コード、ユーザ名及びパスワードを認証処理部1222に送信することにより、ログイン要求を行なう(ステップS602)。認証処理部1222は、クライアント装置2100aによって送信された組織コード、ユーザ名及びパスワードをもとに、ユーザ管理情報記憶部1232を参照して認証判断を行ない(ステップS603)、クライアント装置2100aに対してログインの応答を行なう(ステップS604)。
クライアント装置2100aは、印刷データの出力に際し、国の指定に関する情報を表す国指定情報や保管期間等の設定事項を受け付ける(ステップS605)。そして、クライアント装置2100aは、国指定情報や保管期間等の情報を含む印刷ジョブの投入要求をジョブ管理サービスアプリ1211に対して行なう(ステップS606)。
ジョブ管理サービスアプリ1211は、データ投入要求を受け付けると、国指定情報から印刷データを出力するデータ形式を決定し(ステップS607)、印刷ジョブを記録するとともに(ステップS608)、データ管理情報保持部1211jに情報を記録する(ステップS609)。そして、ジョブ管理サービスアプリ1211は、データ処理部1223に対してデータ処理要求を行なう(ステップS610)。
データ処理部1223では、印刷データに関して、データ取得、データ処理、データ記録等の処理を行ない(ステップS611〜ステップS613)、データパスをジョブ管理サービスアプリ1211に対して送信する(ステップS614)。これにより、ジョブ管理サービスアプリ1211は、データ管理情報保持部1211jに情報を記録する(ステップS615)。なお、処理の詳細については後述する。
図25は、印刷ジョブ投入時の処理の流れの例を示すフローチャートである。図25に示すように、サービス提供システム1000は、投入された印刷ジョブに国指定情報が存在しないと判定した場合に(ステップS701:No)、ログイン時の組織コードに対応付くデータ形式に決定する(ステップS702)。一方、サービス提供システム1000は、投入された印刷ジョブに国指定情報が存在すると判定した場合に(ステップS701:Yes)、指定された国指定情報に対応付くデータ形式に決定する(ステップS703)。
また、サービス提供システム1000は、投入された印刷ジョブに保管期間の指定が存在すると判定した場合に(ステップS704:Yes)、ログイン時の組織コードに対応付く国(場所)と、国指定情報の国(場所)とが異なるか否かを判定する(ステップS705)。このとき、サービス提供システム1000は、ログイン時の組織コードに対応付く国と国指定情報の国とが同一である場合に(ステップS705:No)、指定された保管期間を印刷ジョブの保管期間として設定する(ステップS706)。一方、サービス提供システム1000は、保管期間の指定が存在しない場合(ステップS704:No)、ログイン時の組織コードに対応付く国と国指定情報の国とが異なる場合に(ステップS705:Yes)、システム側で設定された保管期間を印刷ジョブの保管期間として設定する(ステップS707)。
図26は、印刷データ出力時の処理例を示す処理シーケンス図である。なお、図26では、企業A(B国)に含まれる機器によって印刷データが出力される場合を例に挙げる。図26に示すように、画像形成装置2300aは、ユーザ操作によりユーザ名やパスワード等のログイン情報を受け付ける(ステップS801)。そして、画像形成装置2300aは、組織コード、ユーザ名、パスワード及び機器認証情報を認証処理部1222に送信することにより、ログイン要求を行なう(ステップS802)。認証処理部1222は、画像形成装置2300aによって送信された組織コード、ユーザ名、パスワード及び機器認証情報をもとに、組織管理情報記憶部1231、ユーザ管理情報記憶部1232、機器管理情報記憶部1233等を参照して認証判断を行なう(ステップS803)。そして、認証処理部1222は、認証が確認されると、印刷データのデータ一覧の取得要求をジョブ管理サービスアプリ1211に対して行なう(ステップS804)。
ジョブ管理サービスアプリ1211では、該当する印刷ジョブに対応する印刷データの一覧を作成し(ステップS806)、作成した印刷データの一覧を画像形成装置2300aに対して送信する(ステップS807)。画像形成装置2300aでは、受け付けたデータ一覧をもとにユーザ操作によって、出力する出力データが選択される(ステップS808)。そして、画像形成装置2300aは、選択された出力データの取得要求をジョブ管理サービスアプリ1211に対して行なう(ステップS809)。ジョブ管理サービスアプリ1211は、取得要求に応じて対象の出力データ(印刷データ)を取得し(ステップS810)、出力データを画像形成装置2300aに対して送信する(ステップS811)。これらにより、画像形成装置2300aは、取得した印刷データの出力を行なう(ステップS812)。
図27は、印刷データ出力時の処理の流れの例を示すフローチャートである。図27に示すように、サービス提供システム1000は、認証処理部1222によってユーザ認証及び機器認証が正常に確認された場合に(ステップS901:Yes,ステップS902:Yes)、ユーザに対応する組織コードと、機器に対応する組織コードとが一致するか否かを判定する(ステップS903)。
このとき、サービス提供システム1000は、ユーザに対応する組織コードと、機器に対応する組織コードとが一致すると判定した場合に(ステップS903:Yes)、ログインしたユーザに対応付く出力データの一覧を作成し、作成した出力データの一覧を画像形成装置2300aに対して送信する(ステップS904)。一方、サービス提供システム1000は、ユーザに対応する組織コードと、機器に対応する組織コードとが一致しないと判定した場合に(ステップS903:No)、同一の組織グループ(企業)であるか否かを判定する(ステップS905)。
そして、サービス提供システム1000は、同一の組織グループであると判定した場合に(ステップS905:Yes)、ログインユーザに対応付く出力データ、且つ機器に対応付くデータ形式の出力データの一覧を作成し、作成した出力データの一覧を画像形成装置2300aに対して送信する(ステップS906)。ここで、サービス提供システム1000は、同一の組織グループでないと判定した場合に(ステップS905:No)、異なる組織グループにおける印刷データの出力はできないため、エラー通知を画像形成装置2300aに対して行なう(ステップS907)。また、サービス提供システム1000は、ユーザ認証や機器認証が正常に確認できない場合にも(ステップS901:No,ステップS902:No)、エラー通知を画像形成装置2300aに対して行なう(ステップS907)。
これらのように、クラウドコンピューティングを採用した場合にも、ジョブ管理システムを実現することができる。また、所在の場所(国)が異なる場合においても、印刷データのデータ形式を考慮し、正常に印刷データを出力することができる。
以上、本発明におけるいくつかの好適な実施形態を説明してきたが、本発明の適用は上述した実施形態に限るものではない。例えば、印刷ジョブの保管期間について述べてきたが、対象データを印刷ジョブに限る必要は無く、種々のデータを対象としてよい。具体的には、画像データを情報処理装置で蓄積しておき、所望のプロジェクタから情報処理装置にアクセスして画像データ(JPEG等)を取得し、取得した画像データを投影するような画像投影システムであれば、画像データを対象に保管期間を設定するように適用できる。
つまり、利用機器において利用するための利用対象データを、ネットワークを介して受信し、蓄積する機能を提供するような1台以上の情報処理装置から成る情報蓄積システムと、利用対象データを用いて印刷、投影、共有、編集、加工等の処理を実行する画像形成装置、プロジェクタ、その他のデータ処理実行装置等の利用機器と、がネットワークを介して接続し、情報蓄積システムが蓄積するデータを利用機器が利用するような蓄積データ利用システムにおいて、本発明は適用することが出来る。
また、保管期間を制御する対象となるデータは種々のものが適用でき、さらに、1種類の利用用途に関するデータだけでなく(例えば、印刷用途に利用する印刷ジョブだけでなく)、複数種類の利用用途に関する種々のデータを蓄積し、蓄積したデータを種々の利用機器に対して送信し、提供するような利用形態においても、本発明を適用することが出来る。従って、本発明におけるジョブとは、何らかの利用目的(利用用途)を持ってクライアントから投入されたデータという意味も含まれる。
(2)プログラム
また、情報処理装置100で実行されるジョブ管理プログラムは、一つの様態として、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。また、情報処理装置100で実行されるジョブ管理プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、情報処理装置100で実行されるジョブ管理プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供又は配布するように構成しても良い。また、ジョブ管理プログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成しても良い。
情報処理装置100で実行されるジョブ管理プログラムは、上述した各部(受付部121、設定部122、上限判定部123、再設定部124、格納部125、経過判定部126、削除部127)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が記憶媒体から画像生成プログラムを読み出して実行することにより、上記各部が主記憶装置上にロードされ、受付部121、設定部122、上限判定部123、再設定部124、格納部125、経過判定部126、削除部127が主記憶装置上に生成されるようになっている。
100 情報処理装置
110 記憶部
111 印刷ジョブ記憶部
112 ジョブ情報記憶部
120 制御部
121 受付部
122 設定部
123 上限判定部
124 再設定部
125 格納部
126 経過判定部
127 削除部
特開2001−306286号公報 特開2006−268542号公報

Claims (11)

  1. 保管期間を設定可能なジョブを記憶するジョブ記憶部と、
    前記ジョブ記憶部に記憶された前記ジョブに設定された前記保管期間を経過したか否かを判定する経過判定部と、
    前記保管期間を経過したと判定された場合に、前記保管期間を経過した前記ジョブを前記ジョブ記憶部から削除する削除部と
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. ユーザ指定の保管期間が設定された前記ジョブを受け付ける受付部と、
    前記ジョブを前記ジョブ記憶部に格納する格納部と、をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記保管期間が設定されていない前記ジョブに対して、保管期間の上限値以下である所定の保管期間を設定する設定部をさらに有し、
    前記経過判定部は、前記ジョブに設定された前記保管期間及び前記所定の保管期間を経過したか否かを判定し、
    前記削除部は、前記保管期間又は前記所定の保管期間を経過したと判定された場合に、前記保管期間又は前記所定の保管期間を経過した前記ジョブを、前記ジョブ記憶部から削除することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  4. ジョブを生成した機器の機器情報を含んだ前記ジョブを受け付ける受付部と、
    機器が設置される設置領域ごとに前記機器情報を管理する機器管理装置によって、受け付けられた前記ジョブを生成した機器が、同一の前記設置領域に設置された機器であると判定された場合に、異なる前記設置領域に設置された機器によって生成されたジョブの保管期間よりも短い保管期間を設定する設定部と、
    保管期間を設定された前記ジョブを前記ジョブ記憶部に格納する格納部と、をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記受付部は、ユーザ指定の保管期間が設定された前記ジョブを受け付け、
    前記設定部は、前記機器管理装置によって、受け付けられた前記ジョブを生成した機器が、同一の前記設置領域に設置された機器であると判定された場合に、ユーザ指定の保管期間ではなく、異なる前記設置領域に設置された機器によって生成されたジョブの保管期間よりも短い保管期間を設定し、
    前記格納部は、保管期間を設定された前記ジョブ、及び、保管期間がユーザ指定された前記ジョブを、前記ジョブ記憶部に格納することを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  6. ジョブの生成を行なったユーザのユーザ情報を含んだ前記ジョブを受け付ける受付部と、
    居室ごとにユーザの入室及び退室を管理する入退室管理装置によって、受け付けられた前記ジョブの生成を行なったユーザが、同一の前記居室に存在すると判定された場合に、異なる前記居室に存在するユーザによって生成が行なわれたジョブの保管期間よりも短い保管期間を設定する設定部と、
    保管期間を設定された前記ジョブを前記ジョブ記憶部に格納する格納部と、をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  7. 前記受付部は、ユーザ指定の保管期間が設定された前記ジョブを受け付け、
    前記設定部は、前記入退室管理装置によって、受け付けられた前記ジョブの生成を行なったユーザが、同一の前記居室に存在すると判定された場合に、ユーザ指定の保管期間ではなく、異なる前記居室に存在するユーザによって生成されたジョブの保管期間よりも短い保管期間を設定し、
    前記格納部は、保管期間を設定された前記ジョブ、及び、保管期間がユーザ指定された前記ジョブを、前記ジョブ記憶部に格納することを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記削除部は、前記入退室管理装置によって、同一の前記居室にユーザが存在しないと判定された場合に、前記保管期間を経過していなくても、短い保管期間を設定された前記ジョブを前記ジョブ記憶部から削除することを特徴とする請求項6又は7に記載の情報処理装置。
  9. ユーザ指定の保管期間が保管期間の上限値を超過しているか否かを判定する上限判定部と、
    ユーザ指定の保管期間が前記上限値を超過していると判定された場合に、保管期間を上限値以下に再設定する再設定部と、をさらに有し、
    前記格納部は、保管期間が再設定された前記ジョブを前記ジョブ記憶部に格納することを特徴とする請求項2、5又は7の何れか一つに記載の情報処理装置。
  10. 保管期間を設定可能なジョブを記憶する装置に接続されたコンピュータに、
    ユーザ指定の保管期間が設定された前記ジョブを受け付けるステップと、
    受け付けられた前記ジョブを前記装置に格納するステップと、
    前記装置に記憶された前記ジョブに設定された前記保管期間を経過したか否かを判定するステップと、
    前記保管期間を経過したと判定された場合に、前記保管期間を経過した前記ジョブを前記装置から削除するステップと
    を実行させるためのジョブ管理プログラム。
  11. 少なくとも1つの情報処理装置を有するジョブ管理システムであって、
    保管期間を設定可能なジョブを記憶するジョブ記憶部と、
    ユーザ指定の保管期間が設定された前記ジョブを受け付ける受付部と、
    保管期間が設定された前記ジョブを前記ジョブ記憶部に格納する格納部と、
    前記ジョブ記憶部に記憶された前記ジョブに設定された前記保管期間を経過したか否かを判定する経過判定部と、
    前記保管期間を経過したと判定された場合に、前記保管期間を経過した前記ジョブを前記ジョブ記憶部から削除する削除部と
    を有することを特徴とするジョブ管理システム。
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