JP2014178457A - 歌唱システムおよび歌唱装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】採点結果に応じて状況が変化し、リアルタイムに競い合っているという臨場感が得られる歌唱システムを提供する。
【解決手段】カラオケシステムは、Aメロ、Bメロ、サビ等の所定の区間毎の採点結果に応じて、他の歌唱者を妨害する妨害権が設定される。そして、妨害の開始指示を受け付けると、例えば演奏音や歌唱音が変化することにより、歌唱が妨害されることになる。各カラオケ装置は、異なる場所に設置されているため、あるカラオケ装置で演奏音が変化する等して妨害がなされたとしても、他のカラオケ装置では演奏音が変化しない。したがって、妨害された歌唱者にのみ妨害効果が発生するため、歌唱者毎に、状況に応じた異なる妨害効果が発生する。このように、この発明のカラオケシステムでは、採点結果に応じて状況が変化することになり、リアルタイムに歌唱を競い合っているという臨場感が得られる。
【選択図】図5

Description

この発明は、歌唱システムに関し、特に複数の歌唱者間で歌唱を競うものに関する。
従来、カラオケ装置は、歌唱者の歌唱を採点する機能を備えるものがあり、複数の歌唱者間で歌唱を競うことが可能であった。しかし、従来のカラオケ装置は、一人ずつ歌唱を行い、採点結果を表示するだけであった。
そこで、特許文献1のカラオケ装置では、歌唱者が歌唱するときに、チャンピオンの採点データをサーバからダウンロードし、楽曲の経過に応じて、歌唱者の採点データとチャンピオンの採点データとを逐次比較し、比較結果をモニタに逐次表示するものが提案されている。
また、特許文献1のカラオケ装置では、楽曲データ中に、所定時間演奏音の音程を強制的に上下する等して歌唱者の歌唱を邪魔する「トラップ」が設定されているため、歌唱者に緊張感を与える構成も記載されている。
特開2008−145928号公報
しかし、特許文献1の装置では、サーバ上の過去の採点結果と比較するだけであり、対戦相手の反応がなく、リアルタイムに競い合っているという臨場感が得られない。
また、特許文献1の装置では、予め楽曲データ中に「トラップ」が設定されているため、採点結果に応じて状況が変化するものではない。
そこで、この発明は、採点結果に応じて状況が変化し、リアルタイムに競い合っているという臨場感が得られる歌唱システムを提供することを目的とする。
この発明の歌唱システムは、複数の歌唱装置からなる歌唱システムであって、各歌唱装置は、楽音を発生する楽音発生手段と、歌唱音声を入力する歌唱音声入力手段と、所定の区間毎に前記歌唱音声を採点して採点結果を集計する採点手段と、前記採点手段の採点結果に応じて、所定の権利を設定する権利設定手段と、前記権利の行使の開始指示を受け付ける受付手段と、歌唱者の歌唱に影響を与える処理を行う処理実行手段と、を備え、前記処理実行手段は、前記権利設定手段により前記権利が設定され、かつ前記受付手段により前記権利の行使の開始指示を受け付けた場合、対象となる歌唱装置に前記権利の行使の開始指示を送信し、他の歌唱装置から前記権利の行使の開始指示を受信した場合、前記歌唱者の歌唱に影響を与える処理を行うことを特徴とする。
すなわち、この発明の歌唱システムでは、Aメロ、Bメロ、サビ等の所定の区間毎の採点結果に応じて、所定の権利(他の歌唱者を妨害する権利(妨害権))が設定される。そして、妨害の開始指示を受け付けると、歌唱者の歌唱に影響を与える処理として、例えば演奏音や歌唱音が変化することにより、歌唱が妨害されることになる。妨害の開始指示は、ユーザがリモコン等を用いて手動で入力することにより受け付けてもよいし、例えば区間毎に自動的に受け付けるようにしてもよい。
各歌唱装置が異なる場所に設置されていれば、ある歌唱装置で演奏音が変化する等して妨害がなされたとしても、他の歌唱装置では演奏音が変化しない。また、各歌唱者が同じ場所にある複数の歌唱装置を用いて対戦を行った場合であっても、各歌唱者が遮音性の高いヘッドフォン(例えばノイズキャンセリングヘッドフォン)を装着していれば、ある歌唱者に対して妨害がなされたとしても他の歌唱者に影響はない。したがって、妨害された歌唱者にのみ妨害効果が発生するため、歌唱者毎に、状況に応じた異なる妨害効果が発生する。このように、この発明の歌唱システムでは、採点結果に応じて状況が変化することになり、リアルタイムに歌唱を競い合っているという臨場感が得られる。
なお、妨害処理は、種々の態様が可能である。例えば、キーを変更する、一部の楽器の音を異なる楽器の音に変化させる、アレンジを変更する、等のように演奏音に係る楽器の音を変化させることが可能である。また、エコーを過大に増加させる、ボイスチェンジを行う、ミックスバランスを変化させる、音像定位を変化させる、等のように歌唱音の音響効果を変化させることも可能である。さらには、モニタに表示される映像を変化させることも可能である。
この発明によれば、採点結果に応じて状況が変化し、リアルタイムに競い合っているという臨場感が得られる。
カラオケシステムの構成を示すブロック図である。 カラオケ装置の構成を示すブロック図である。 楽曲データの構造を示す図である。 採点の概念を説明する図である。 演奏区間毎の採点結果と妨害権の付与との関係を示す図である。 妨害効果の例を示す図である。 カラオケ装置の動作を示すフローチャートである。
図1は、本発明の対戦システムの実施形態に係るカラオケシステムの構成を示す図である。カラオケシステムは、インターネット等のネットワーク2を介して接続されるセンタ(サーバ)1と、複数のカラオケ店舗3と、からなる。
各カラオケ店舗3には、ネットワーク2に接続されるルータ等の中継機5と、中継機5を介してネットワーク2に接続される複数のカラオケ装置7が設けられている。中継機5は、カラオケ店舗の管理室内等に設置されている。複数台のカラオケ装置7は、それぞれ個室(カラオケボックス)に1台ずつ設置されている。また、各カラオケ装置7には、それぞれリモコン9が設置されている。
カラオケ装置7は、中継機5およびネットワーク2を介して他のカラオケ装置7と通信可能になっている。この実施形態のカラオケシステムは、異なる場所に設置されているカラオケ装置7同士で通信を行い、複数の歌唱者間で歌唱を競う(採点結果を競う)ことで対戦カラオケを実現するものである。
図2は、カラオケ装置の構成を示すブロック図である。カラオケ装置7は、装置全体の動作を制御するCPU11、および当該CPU11に接続される各種構成部からなる。CPU11には、RAM12、HDD13、ネットワークインタフェース(I/F)14、LCD(タッチパネル)15、A/Dコンバータ17、音源18、ミキサ(エフェクタ)19、MPEG等のデコーダ22、表示処理部23、操作部25、および送受信部26が接続されている。
HDD13は、CPU11の動作用プログラムが記憶されている。ワークメモリであるRAM12には、CPU11の動作用プログラムを実行するために読み出すエリア、カラオケ曲を演奏するために楽曲データを読み出すエリア、予約リストや採点結果等のデータを一時記憶するエリア、等が設定される。また、HDD13は、カラオケ曲を演奏するための楽曲データを記憶している。さらに、HDD13は、モニタ24に背景映像を表示するための映像データも記憶している。映像データは動画、静止画の両方を記憶している。楽曲データや映像データは、定期的にセンタ1から配信され、更新される。
CPU11は、カラオケ装置を統括的に制御する制御部であり、機能的にシーケンサを内蔵し、カラオケ演奏を行う。また、CPU11は、音声信号生成処理、映像信号生成処理、採点処理、歌唱力比較処理、および妨害効果処理を行う。
タッチパネル15および操作部25は、カラオケ装置の前面に設けられている。CPU11は、タッチパネル15から入力される操作情報に基づいて、操作情報に応じた画像をタッチパネル15上に表示し、GUIを実現する。また、リモコン9も同様のGUIを実現するものである。CPU11は、タッチパネル15、操作部25、または送受信部26を介してリモコン9から入力される操作情報に基づいて、各種の動作を行う。例えば、ユーザがタッチパネル15、操作部25、またはリモコン9を用いて対戦カラオケの開始指示を行うと、CPU11は、ネットワーク2を介して対戦相手の募集を行う。例えば、ユーザが対戦相手の氏名を入力すると、当該氏名に係る情報がセンタ1に送信される。センタ1には、各ユーザの情報を蓄積したデータベースが構築されているため、送信された氏名に該当するユーザが検索される。検索されたユーザの情報は、上記氏名に係る情報を送信したカラオケ装置7に送信され、対戦相手候補としてモニタ24に表示される。その後、ユーザが当該対戦相手候補を対戦相手として選択し、歌唱する楽曲をリクエストすると、対戦カラオケが開始される。
次に、カラオケ演奏を行うための構成について説明する。上述したように、CPU11は、機能的にシーケンサを内蔵している。CPU11は、RAM12の予約リストに登録された予約曲の曲番号に対応する楽曲データをHDD13から読み出し、シーケンサでカラオケ演奏を行う。
楽曲データは、例えば図3に示すように、曲番号等が書き込まれているヘッダ、演奏用MIDIデータが書き込まれている楽音トラック、ガイドメロディ用MIDIデータが書き込まれているガイドメロディトラック、歌詞用MIDIデータが書き込まれている歌詞トラック、バックコーラス再生タイミングおよび再生すべき音声データが書き込まれているコーラストラック、等からなっている。なお、楽曲データの形式としては、この例に限るものではない。
楽音トラックには、楽音を発生させる楽器の種類、タイミング、音程(キー)、強さ、長さ、定位(パン)、音響効果(エフェクト)等を示す情報が記録されている。シーケンサは、当該楽音トラックやガイドメロディトラックのデータに基づいて音源18を制御し、カラオケ曲の楽音を発生する。
また、シーケンサは、コーラストラックの指定するタイミングでバックコーラスの音声データ(楽曲データに付随しているMP3等の圧縮音声データ)を再生する。また、シーケンサは、歌詞トラックに基づいて曲の進行に同期して歌詞の文字パターンを合成し、この文字パターンを映像信号に変換して表示処理部23に入力する。
音源18は、シーケンサの処理によってCPU11から入力されたデータ(ノートイベントデータ)に応じて楽音信号(デジタル音声信号)を形成する。形成した楽音信号はミキサ19に入力される。
ミキサ19は、音源18が発生した楽音信号、コーラス音、およびマイク(歌唱音声入力手段)16からA/Dコンバータ17を介して入力された歌唱者の歌唱音声信号に対してエコー等の音響効果を付与するとともに、これらの信号をミキシングする。また、対戦カラオケ実行中には、対戦相手のカラオケ装置から対戦相手の歌唱音声信号が送信される。ミキサ19には、当該対戦相手の歌唱音声信号も入力され、自装置のマイク16から入力された歌唱音声信号とミキシングされる。この場合、自装置のマイク16から入力された歌唱音声信号のレベルを高くし、対戦相手の歌唱音声信号のレベルは低く設定する。
ミキシングされた各デジタル音声信号はサウンドシステム(SS)20に入力される。サウンドシステム20は、D/Aコンバータおよびパワーアンプを内蔵しており、入力されたデジタル信号をアナログ信号に変換して増幅し、スピーカ(楽音発生手段)21から放音する。ミキサ19が各音声信号に付与する効果およびミキシングのバランスは、CPU11によって制御される。
CPU11は、上記シーケンサによる楽音の発生、歌詞テロップの生成と同期して、HDD13に記憶されている映像データを読み出して背景映像等を再生する。動画の映像データは、MPEG形式にエンコードされている。
また、CPU11は、歌唱者を表す写真やキャラクタ等の映像データをサーバ1からダウンロードして表示処理部23に入力する。ただし、歌唱者を表す写真は、その場でカラオケ装置またはリモコン9に設けられたカメラ(不図示)で撮影したり、ユーザが所有する携帯端末等に設けられたカメラで撮影したりすることも可能である。
CPU11は、読み出した背景映像の映像データをデコーダ22に入力する。デコーダ22は、入力されたMPEG等のデータを映像信号に変換して表示処理部23に入力する。表示処理部23には、背景映像の映像信号以外に上記歌詞テロップの文字パターン、歌唱者の写真等の映像が入力される。また、対戦カラオケの実行中には、対戦相手のカラオケ装置から歌唱者の映像データが送信され、当該対戦相手の歌唱者を表す写真の映像も入力される。表示処理部23は、背景映像の映像信号の上に歌詞テロップや写真等の映像をOSDで合成してモニタ24に出力する。モニタ24は、表示処理部23から入力された映像信号を表示する。
以上の様にして、カラオケ演奏が行われる。次に、採点処理について説明する。採点処理は、歌唱者の歌唱音声をガイドメロディトラックと比較することによって行われる。採点は、ガイドメロディトラックのノート毎に、歌唱音声とガイドメロディの音程(ピッチ)を比較することによって行われる。すなわち、歌唱音声の音程が、所定時間以上、ガイドメロディトラックの音程に合っていた(許容範囲に入っていた)場合には、高い得点を付与する。また、音程変化のタイミングも得点に考慮される。さらに、音程変化のタイミング、ビブラート、抑揚、しゃくり(低い音程からなだらかに移行すること)等の技巧の有無に基づいて加点も行われる。
例えば、図4に示すように、ノートAの区間においては、歌唱音声の音程が、所定時間以上ガイドメロディトラックの音程に合っていた(許容範囲に入っていた)ため、当該区間の得点として70点が付与されている。一方で、ノートBの区間においては、音程の変化に失敗し、歌唱音声の変化タイミングとガイドメロディトラックの変化タイミングとの時間差が所定の時間差以上あり、音声が許容範囲に入っていた時間が短いため、当該区間の得点として20点が付与されている。また、ノートCの区間においては、基礎得点として70点に加えてビブラートの技巧が検出されたため、合計の90点が当該区間の得点として付与されている。
以上のようなノート毎の得点は、Aメロ、Bメロ、サビ等の所定の区間毎(あるいは所定時間経過毎)に集計される。集計された得点は、自装置のRAM12に一時記憶されるとともに、ネットワークI/F14を介して他装置に送信される。
次に、歌唱力比較処理について説明する。歌唱力比較処理は、上記所定の区間毎に行われる。図5は、4人の歌唱者で対戦カラオケを行う場合の歌唱力比較結果テーブルを示す図である。この例では、まずAメロの区間が経過した時点で各カラオケ装置から区間毎の集計得点が送信される。各カラオケ装置では、自装置の集計得点と受信した他装置の集計得点とをRAM12に一時記憶し、これら集計得点を比較する。そして、各カラオケ装置は、最も得点の高い歌唱者に対し、妨害権を付与する。図5の例におけるAメロの区間では、歌唱者Aが最も得点が高かったため、歌唱者Aに妨害権が付与されている。同様に、Bメロの区間では歌唱者Cが最も得点が高かったため、歌唱者Cに妨害権が付与されている。したがって、図5に示すように、歌唱者Aおよび歌唱者Cにそれぞれ1回の妨害権が付与されている。
なお、この例では、各区間で最も得点の高い歌唱者に対し妨害権を付与する例を示しているが、逆に最も得点の低い歌唱者に対し妨害権を付与してもよい。
なお、歌唱力比較処理は、対戦中のカラオケ装置のそれぞれにおいて行ってもよいが、代表的に処理を行うカラオケ装置1台に採点結果(基礎得点)を送信し、当該カラオケ装置が歌唱力比較処理を行い、妨害権を得た歌唱者を示すデータを他の装置に送信するようにしてもよい。
なお、採点処理および歌唱力比較処理は、センタ1(または他のサーバ)が行ってもよい。センタ1で採点処理を行う場合、各カラオケ装置7からセンタ1に歌唱音声信号のみが送信される。また、センタ1に各カラオケ装置7から採点結果を送信し、当該センタ1が歌唱力比較処理だけを行ってもよい。
次に、CPU11は、妨害の開始指示を受け付けると、例えば演奏音や歌唱音を変化させて、歌唱に影響を与える処理(妨害処理)を実行する。ユーザがタッチパネル15、操作部25またはリモコン9を用いて妨害権の行使、および対象歌唱者を指示すると、CPU11は、RAM12に一時記憶されている歌唱力比較結果テーブルを参照し、自装置の歌唱者に妨害権が設定されているか否かを判断する。自装置の歌唱者に妨害権が設定されていなければモニタ24にエラー表示(妨害権がありません等の表示)を行う。自装置の歌唱者に妨害権が設定されている場合、対象となる歌唱者のカラオケ装置7に妨害の開始指示を送信する。
妨害の開始指示を受け付けたカラオケ装置7は、歌唱者の歌唱を妨害する妨害処理を行う。なお、妨害の開始指示は、例えば区間毎にランダムに実行される等して、自動的に受け付けるようにしてもよい。
妨害処理は種々の態様が考えられるが、例えば以下のような処理を行う。
(1)演奏音の妨害
この例では、カラオケ演奏に係る楽器の音を変化させる処理を行う。例えば、CPU11は、妨害の開始指示を受け付けると、楽音トラックに記録されている楽器とは異なる楽器の楽音を発生させるように音源18を制御する。また、楽音トラックに記録されているキーとは異なるキーの楽音を発生させるように音源18を制御することも可能である。また、演奏テンポを維持したまま、ノートオンあるいはノートオフタイミングを変更する等して、アレンジを変更する(例えばロックの楽曲をJazz風に変更する)ことも可能である。これら楽音の変更処理を行うことで、歌唱者が歌唱し難いようにする。アレンジを変更する場合には、同一曲で異なるアレンジがなされた別の楽曲データを読み出し、演奏を行ってもよい。
なお、楽曲データがMIDIデータではなく、MP3等のオーディオデータであり、当該MP3等のオーディオデータを再生するカラオケ演奏を行っている場合も、特定の楽器の楽音を変更することが可能である。この場合、同一楽曲のMIDIデータを読み出し、この読み出したMIDIデータに示される楽器および音高に関する情報にしたがって、オーディオデータから特定の楽器の音源分離を行う。あるいは、MP3等のオーディオデータを再生するカラオケ演奏から、MIDIデータのシーケンスによるカラオケ演奏に変更する態様であってもよい。
(2)歌唱音の妨害
この例では、歌唱音を変化させる処理を行う。例えば、CPU11は、妨害の開始指示を受け付けると、エコーやリバーブ等の音響効果を過大にかけることで、歌唱者が歌唱し難いようにする。また、歌唱音のピッチを変更し、声の性別が変わったように知覚させたり、加齢されたように知覚させたりする(ボイスチェンジを行う)ことも可能である。また、歌唱音声にバンドパスフィルタ処理を行うことによりやせ細ったような声に変更することも可能である。あるいは、自装置のマイク16で取得した歌唱音声のミックスバランスを下げて、対戦相手の歌唱音声が大きくなるように知覚させることも可能である。さらに、音像定位を変更し、歌唱者が居る位置とは全く異なる位置に音像を定位させることも可能である。
(3)映像の妨害
この例では、モニタ24に表示されている映像を変化させる処理を行う。例えば、図7(A)に示すように、CPU11は、妨害の開始指示を受け付けると、歌唱者の写真やキャラクタの周囲にハンドベルを発生させる等して、瞬間的に歌唱者の視覚を混乱させ(歌唱者を驚かせ)、歌唱を妨害する。このとき、CPU11は、主旋律の楽器をハンドベルに変更する等して、カラオケ演奏に係る楽器の楽音を変化させる処理を行ってもよい。
また、図7(B)に示すように、CPU11は、妨害の開始指示を受け付けると、歌唱者の写真やキャラクタの周囲に犬に囲まれて吠えられている様子を表す等することも可能である。このとき、CPU11は、例えばドラムの音を犬の鳴き声に変更する等して、カラオケ演奏に係る楽器の楽音を変化させる処理を行ってもよい。
すなわち、カラオケ演奏に係る楽器の楽音を変更する場合に、当該変更された楽器の楽音をイメージさせるような映像効果を施すことが好ましい。
また、図7(C)に示すように、ボイスチェンジにより加齢されたように知覚させたりする処理を行うとともに、歌唱者の写真やキャラクタの髪等が白くなり、老いたような映像効果を施すことも可能である。また、図7(D)に示すように、エコーやリバーブ等の音響効果を過大にかけることで、遙か遠くから歌っているように知覚させるとともに、歌唱者の写真やキャラクタが小さくなって山に飛ばされているかのような映像効果を施すことも可能である。
なお、妨害効果は楽曲終了時まで継続される態様であってもよいが、所定時間経過後に解除される態様であってもよい。
このように、演奏音の妨害、歌唱音の妨害、および映像の妨害は、それぞれ個別に行ってもよいし、演奏音の妨害に合わせた映像効果を施す、あるいは歌唱音の妨害に合わせた映像効果を施す、という態様も可能である。
以上のように、本実施形態に係るカラオケシステムでは、採点結果に応じて妨害権が設定されることにより、他の歌唱者を妨害することで採点結果に応じて状況が変化することになる。特に、本実施形態の各カラオケ装置は、それぞれ異なる場所に設置されているため、あるカラオケ装置で演奏音や歌唱音が変化する等して妨害がなされたとしても、他のカラオケ装置では演奏音や歌唱音が変化しない。したがって、妨害が実行されたカラオケ装置における歌唱者にのみ妨害効果が発生するため、歌唱者毎に、状況に応じた異なる妨害効果が発生する。このように、本実施形態のカラオケシステムでは、採点結果に応じて状況が変化することになり、リアルタイムに歌唱を競い合っているという臨場感が得られる。
次に、対戦カラオケを行う場合のカラオケシステムの動作についてフローチャートを参照して説明する。図7は、カラオケシステムの動作を示すフローチャートである。
まず、歌唱者は、対戦相手を設定し(s11)、対戦する楽曲をカラオケ装置にリクエストする(s12)。例えば、歌唱者がタッチパネル15、操作部25、またはリモコン9を用いて対戦相手の氏名を入力すると、センタ1で当該氏名に係るユーザが検索され、対戦相手として設定される。対戦相手が設定されると、当該対戦相手のカラオケ装置7と自装置がネットワーク2を介して接続される。このとき、CPU11は、センタ1から対戦相手の情報を取得し、モニタ24に対戦相手の写真やキャラクタを表示させる。
次に、カラオケ装置のCPU11は、カラオケ演奏を行うとともに、歌唱音声の採点を開始する(s13)。各カラオケ装置7における歌唱音声および採点結果は、互いのカラオケ装置7に送信される。各カラオケ装置では、自身の歌唱音声と対戦相手の歌唱音声がミキシングされてスピーカ21から放音される。これにより、各カラオケ装置7では、対戦相手の歌声を確認することができる。なお、初期状態では、自身の歌唱音声が対戦相手の歌唱音声よりも高いミックスバランスになっており、対戦相手の歌唱により妨害されないようになっている。
また、各カラオケ装置における採点結果(区間毎の集計得点、および全区間の累計得点)は、モニタ24に表示される。これにより、リアルタイムに対戦状況を把握することができる。
次に、CPU11は、所定区間(例えばAメロ)が経過したか否かを判断し(s14)、所定区間が経過した場合には、当該所定区間毎に採点結果を集計し(s15)、妨害権を設定する。妨害権は、所定区間毎の得点が最も高い(または低い)歌唱者に付与される。妨害権を得た歌唱者は、リモコン9等により任意の対戦相手に任意のタイミングで当該妨害権を行使することができる。
CPU11は、当該妨害権が行使されたか否かを確認し(s17)、妨害権が行使されたと判断した場合には、指定された歌唱者のカラオケ装置において妨害処理がなされるように、対象となる歌唱者のカラオケ装置に妨害の開始指示を送信する(s18)。また、CPU11は、他の装置から妨害の開始指示を受信した場合(s19:Yes)、歌唱者の歌唱に影響を与える処理(妨害処理)を実行する(s20)。
以上のような処理が楽曲の終了時までなされる。CPU11は、楽曲の演奏が終了したと判断した場合(s21:Yes)、モニタ24に採点結果(最終得点)を表示し(s22)、対戦カラオケの動作を終了する。
なお、本実施形態では、複数のカラオケ装置7を用いて対戦システムを実現する態様を示したが、例えばユーザの所有するPCやスマートフォン、ゲーム機等の情報処理装置(マイク、スピーカ、およびネットワーク接続の構成を備えたもの)を用いることでも、本発明の対戦システムを実現することが可能である。
なお、本実施形態では、各装置が異なる場所に設置されている例を示したが、各歌唱者が同じ場所にある複数の装置を用いて対戦を行った場合であっても、各歌唱者が遮音性の高いヘッドフォン(例えばノイズキャンセリングヘッドフォン)を装着していれば、ある歌唱者に対して妨害がなされたとしても他の歌唱者に影響はないため、歌唱者毎に、状況に応じた異なる妨害効果が発生する。
1…センタ
2…ネットワーク
3…カラオケ店舗
5…中継機
7…カラオケ装置
9…リモコン
11…CPU
12…RAM
13…HDD
15…タッチパネル
16…マイク
17…A/Dコンバータ
18…音源
19…ミキサ
20…サウンドシステム
21…スピーカ
22…デコーダ
23…表示処理部
24…モニタ
25…操作部
26…送受信部

Claims (6)

  1. 複数の歌唱装置からなる歌唱システムであって、
    各歌唱装置は、楽音を発生する楽音発生手段と、
    歌唱音声を入力する歌唱音声入力手段と、
    所定の区間毎に前記歌唱音声を採点して採点結果を集計する採点手段と、
    前記採点手段の採点結果に応じて、所定の権利を設定する権利設定手段と、
    前記権利の行使の開始指示を受け付ける受付手段と、
    歌唱者の歌唱に影響を与える処理を行う処理実行手段と、を備え、
    前記処理実行手段は、前記権利設定手段により前記権利が設定され、かつ前記受付手段により前記権利の行使の開始指示を受け付けた場合、対象となる歌唱装置に前記権利の行使の開始指示を送信し、
    他の歌唱装置から前記権利の行使の開始指示を受信した場合、前記歌唱者の歌唱に影響を与える処理を行うことを特徴とする歌唱システム。
  2. 前記歌唱に影響を与える処理は、前記楽音または歌唱音を変化させる処理であることを特徴とする請求項1に記載の歌唱システム。
  3. 前記歌唱に影響を与える処理は、前記楽音に係る楽器の音を変化させる処理であることを特徴とする請求項2に記載の歌唱システム。
  4. 前記歌唱に影響を与える処理は、前記歌唱音の音響効果を変化させる処理であることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の歌唱システム。
  5. 映像を表示する映像表示手段を備え、
    前記歌唱に影響を与える処理は、前記映像表示手段に表示される映像を変化させる処理であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の歌唱システム。
  6. 楽音を発生する楽音発生手段と、
    歌唱音声を入力する歌唱音声入力手段と、
    所定の区間毎に前記歌唱音声を採点して採点結果を集計する採点手段と、
    前記採点手段の採点結果に応じて、所定の権利を設定する権利設定手段と、
    前記権利の行使の開始指示を受け付ける受付手段と、
    歌唱者の歌唱に影響を与える処理を行う処理実行手段と、を備え、
    前記処理実行手段は、前記権利設定手段により前記権利が設定され、かつ前記受付手段により前記権利の行使の開始指示を受け付けた場合、対象となる歌唱装置に前記権利の行使の開始指示を送信し、
    他の歌唱装置から前記権利の行使の開始指示を受信した場合、前記歌唱者の歌唱に影響を与える処理を行うことを特徴とする歌唱装置。
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