JP2014178246A - 計測装置および取付けユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】配線工事を全く必要とせず、センサ出力におけるノイズの混入を防止できる計測装置および取付けユニットを提供する。
【解決手段】電力線(2)の被覆に取付け、電力線(2)の導体と非接触で結合させるためのプローブ(6)に発生する電力線2の電圧に応じた電流により得られる電圧を計測する計測回路(4)をセンサ筐体(5)に設け、計測回路(4)の信号用接地ライン(7)を金属板(8)に接続し、電力線(2)が配線され、絶縁部材である樹脂で形成されたセンサ筐体(5)を介して大地に接地された分電盤筐体(1)と、金属板(8)との間で所定の静電容量を形成し、静電容量を介してノイズ電流を大地に流すことにより計測回路(4)に流れるノイズ電流を低減できる。
【選択図】図1
【解決手段】電力線(2)の被覆に取付け、電力線(2)の導体と非接触で結合させるためのプローブ(6)に発生する電力線2の電圧に応じた電流により得られる電圧を計測する計測回路(4)をセンサ筐体(5)に設け、計測回路(4)の信号用接地ライン(7)を金属板(8)に接続し、電力線(2)が配線され、絶縁部材である樹脂で形成されたセンサ筐体(5)を介して大地に接地された分電盤筐体(1)と、金属板(8)との間で所定の静電容量を形成し、静電容量を介してノイズ電流を大地に流すことにより計測回路(4)に流れるノイズ電流を低減できる。
【選択図】図1
Description
この発明は、電力線に非接触で設備の電圧,消費電力を計測する計測装置および計測装置を外部の分電盤などに取付けるための取付けユニットに関する。
省エネルギーの観点から、設備の消費電力を個々に細かく計測することが求められている。電力を測定するためには、電圧を計測する必要がある。そのために電力線に直接結線をしようとすると、電気工事が必要になり、装置を停止させなければならない。これを回避するために、電力線の配線被覆の上から電極を押し当てて容量結合を利用して非接触で電圧を計測する方法がある。この方法を用いてセンサを電気工事なしで設置するためには、センサ回路のGNDは大地のGNDと接続することができない。
電力を計測する方法として、例えば、特許文献1には、オペアンプを用いてシールドとプローブ間の電位差をゼロにして浮遊容量による影響を排除する非接触電圧計測方法について記載されている。特許文献2には、非接触電圧測定電極で測定した電圧信号の位相差を測定して絶縁電線の電圧信号の位相を求めて補正することにより精度を向上させた非接触電圧測定装置について記載されている。特許文献3には、検出信号と参照電位の差分値を算出し、可変容量回路によりフィードバックループの利得を制御する電圧測定装置について記載されている。
上記のいずれの方法を用いる場合において、外部のノイズ元と計測回路の信号用接地ラインとが容量結合してしまったり、あるいは信号用接地ラインと大地との静電容量(浮遊容量)が変動することによりセンサ出力が変動してしまったり、計測精度に悪影響を及ぼすという問題がある。
そこで、この発明は、配線工事を全く必要とせず、センサ出力におけるノイズの混入を防止できる計測装置および計測装置を外部の分電盤などに取付けるための取付けユニットを提供することを目的とする。
この発明は、計測装置であって、電力線と電磁結合により電流を発生させるためのセンサと、電力線の電圧に応じてセンサに発生する電流により得られる電圧,電力のいずれかを計測するための計測回路と、計測回路の信号用接地ラインと電気的に接続された導電部材と、導電部材を外部導電体に近接させ、かつ導電部材を外部導電体と絶縁するための絶縁部材とを備える。
この発明では、計測回路を外部導電体に取付けて電圧,電力のいずれかの計測が可能になる。
より好ましくは、導電部材は、絶縁部材を介して外部導電体との間で静電容量を形成する。導電部材により、絶縁部材を介して外部導電体との間で静電容量を形成し、この静電容量を介してノイズ電流を大地に流すことにより計測回路に流れるノイズ電流を低減ができるので、導電部材を大地に接地するための工事をする必要がなく、高度な電気設備の知識を有さないものでも容易に設置することが可能となり、ノイズの影響を少なくして高精度で電圧,電力のいずれかの計測が可能になる。
より好ましくは、導電部材と外部導電体との相対位置を固定する。
より好ましくは、導電部材は、磁石である。磁石により計測回路を外部導電体に固定できる。
この発明の他の局面は、電圧、電流あるいは電力を計測するための計測回路を大地に接地されている外部導電体に取付けるための取付けユニットであって、計測回路の信号用接地と電気的に接続される導電部材と、導電部材と接触して外部導電体との間で静電容量を形成するための絶縁部材とを備える。
この取付けユニットを用いることにより、市販の計測装置を外部の装置に容易に取付けることが可能になり、ノイズの影響を排除して電圧,電力などを高精度で計測できる。
この発明によれば、配線工事を全く必要とせず、センサ出力におけるノイズの混入を防止して高精度で電圧、消費電力を計測できる。
以下、図面を参照してこの発明の実施例について説明する。なお、以下の説明では、この発明の一実施形態の計測装置で消費電力を計測する例について説明するが、消費電力に限ることなく電圧を計測する場合にも適用できる。
図1はこの発明の一実施形態の計測装置のブロック図である。図1において、分電盤筐体1は内部に端子盤11などを内蔵しており、電力線2を介して入力される交流電圧を複数の電力分配線3に分配する。電力分配線3は図示しない各種電気機器に接続される。分電盤筐体1は鉄などの強磁性体で形成されて大地(GND)に接続されており、外部導電体として作動する。電力線2から供給される電力を計測するために計測回路4が分電盤筐体1内に設けられる。
計測回路4はセンサ筐体5に収納されている。計測回路4にはセンサの一例として作動するプローブ6が接続されており、プローブ6は電力線2と電磁結合することにより電流を発生させる。なお、プローブ6は電力分配線3と電磁結合し、電力分配線3で分配される電気機器の消費電力を計測してもよい。
計測回路4は、プローブ6によって取り出された電力線2の電圧に応じて流れる電流を計測する。センサ筐体5には、計測回路4の信号用接地ライン7に電気的に接続される導電部材として作動する金属板8が設けられている。センサ筐体5は、絶縁部材として作動する樹脂を成型して構成されており、磁石9がセンサ筐体9の側面あるいは底面に固定されており、センサ筐体9は分電盤筐体1の側壁内側に磁石9によって吸着される。分電盤筐体1は強磁性体で形成されているので、磁石9により分電盤筐体1を強固に吸引することができ、センサ筐体5が分電盤筐体1からはずれるおそれを少なくできる。
金属板8は銅、アルミニウムを材料とし、板状(多数の孔を打ち抜きしてもよい)、棒状、金網状に形成されているが、複数に分割されていてもそれぞれが電気的に接続されていればよい。さらに、金属板8は鉄,コバルト,ニッケル,ガドリニウムなど材料とした磁石とすることも可能である。金属板8は大地に接地された外部導電体として作動する分電盤筐体1と対向して設けられ、絶縁部材である樹脂で形成したセンサ筐体5を介して分電盤筐体1と金属板8との間で静電容量10が形成される。静電容量10は、ノイズを低減する作用をなす。
図2は、この発明の一実施形態の計測装置におけるノイズを低減する原理を説明するための回路図である。
図1、図2を参照して、この発明の一実施形態の動作について説明する。プローブ6を分電盤筐体1内で電力線2に接近させると、図2に示すようにプローブ6から電力線2に加えられている電圧VNに応じて流れる電流に比例する出力信号が取り出される。
プローブ6と信号用接地ライン7との間に検出抵抗Rsが接続されており、検出抵抗Rsと信号用接地ライン7との間に生じる電圧が計測回路4の入力信号になる。この入力信号に種々の外部ノイズが混入しており、この外部ノイズが計測回路4に混入する。図2において、外部ノイズは、ノイズ源11から電圧Vnのノイズが浮遊容量Cf1を介して混入しているものとして表している。なお、図1において、ノイズ源11と浮遊容量Cf1は図示していない。
ノイズ電流Inは計測回路4から電力線2に流れる電流In1と、静電容量10を介してGNDに流れる電流In2との和である。電力線2と金属板8との間に形成される静電容量10は容量Cf2を有している。ノイズ源11の電圧Vnにより計測回路4から電力線2に電流In1が流れ、金属板8と電力線2との間の静電容量10を介して大地(GND)に電流In2が流れる。
電流In1は計測回路4には影響を与えるが、電流In2は計測回路4に流れないので、計測回路4に影響を与えることはない。電流In1,In2はノイズ源11から流れるので、電流In2を大きくすれば、計測回路4に流れる電流In1を小さくできる。したがって、金属板8と分電盤筐体1との間の静電容量10の容量Cf2を大きくすることにより計測回路4に流れる電流In1を減少できるので、計測回路4はノイズによる影響から軽減できる。
図3(A)は、この発明の一実施形態において、センサ筐体と分電盤筐体とを磁石で結合した場合のノイズ量を示す図であり、図3(B)はセンサ筐体を分電盤筐体に取付けない場合のノイズ量を示す図であり、ともに横軸は時間軸であり、縦軸は電位を示している。
この発明の一実施形態では、磁石9でセンサ筐体5を分電盤筐体1に吸着させることで生じる金属板8と分電盤筐体1との間の静電容量10の容量Cf2が存在することにより、図3(A)に示すように1.25Vのセンサ基準電位に対してほとんどノイズが現れていない。これに対して、センサ筐体5を分電盤筐体1に取付けない場合は、静電容量Cf2が存在しないので、図3(B)に示すように1.25Vのセンサ基準電位に対しておよそ0.2Vの電位のノイズが現れる。したがって、金属板8と分電盤筐体1との間の静電容量10の容量Cf2が存在することによる効果を確認できる。
図4はこの発明の一実施形態の計測装置によるノイズ低減の効果を説明するための等価回路図である。
図4に示す等価回路において、電力線2と信号用接地ライン7との間には、プローブ6および配線のおよそ3pF程度の容量Cpと、計測回路4のおよそ470kΩの検出抵抗Rsが存在しているので、電力線2と信号用接地ライン7との間に存在するインピーダンスZ1は次式で表される。
Z1=Rs+1/jωCp
検出抵抗Rsは、例えば470kΩであるのに対して、プローブ6および配線の容量Cpは数pFであるので、インピーダンスZ1はほぼプローブ6および配線の容量Cpによって決まり、比較的大きな値になる。
検出抵抗Rsは、例えば470kΩであるのに対して、プローブ6および配線の容量Cpは数pFであるので、インピーダンスZ1はほぼプローブ6および配線の容量Cpによって決まり、比較的大きな値になる。
一方、信号用接地ライン7と大地(GND)との間には、およそ500〜1000pFの容量Cf2を有する静電容量10が存在するので、インピーダンスZ2は次式で示される。
Z2=1/jωCf2
もし、静電容量Cf2が存在しない場合は、通常数pFの浮遊容量が存在するのみであるので、インピーダンスZ2は数GΩ程度であるのに対して、静電容量10を設けることで、インピーダンスZ2は数MΩ〜数百MΩになる。センサ出力は、インピーダンスZ1とZ2の割合で決まるので、Z1>>Z2であれば、ノイズがセンサ出力に与える影響を無視できる。
もし、静電容量Cf2が存在しない場合は、通常数pFの浮遊容量が存在するのみであるので、インピーダンスZ2は数GΩ程度であるのに対して、静電容量10を設けることで、インピーダンスZ2は数MΩ〜数百MΩになる。センサ出力は、インピーダンスZ1とZ2の割合で決まるので、Z1>>Z2であれば、ノイズがセンサ出力に与える影響を無視できる。
図5は、図1に示した静電容量10とノイズのレベルとの関係を示す図であり、横軸は時間軸であり、縦軸はノイズ電位を示している。図6は静電容量10の容量Cf2の容量値の変化とノイズピーク電圧との関係を示す図であり、横軸は静電容量Cf2の容量値を示し、縦軸はノイズピーク電圧を示している。
図5に示すように、静電容量10の容量Cf2が1pFのように容量値が小さい場合は、およそ90mV程度のノイズが現れるが、容量Cf2が50pFになると5mV程度のノイズレベルに低減し、容量Cf2が1000pFのような大きな値になると、ノイズがほとんど現れなくなった。このことは図6に示す静電容量10の容量Cf2の容量値の変化とノイズピーク電圧との関係からも明らかである。図6に示すように静電容量Cf2が0.1pF程度の小さな値では、0.12V程度のノイズピーク電圧が現れているのに対して、静電容量Cf2が1000pF程度の大きな値になると、ノイズピーク電圧はほとんど0レベルになっている。
図7は、この発明の他の実施形態の計測装置を示すブロック図である。図7に示した実施形態は1対のプローブ6a,6bを用いて電力線2と、大地(GND)との間の電位を取り出すように構成したものである。センサ筐体5には、差動増幅回路を有する計測回路4aが内蔵されている。それ以外の構成は、図1と同じである。
図8は図7に示した実施形態の等価回路図である。図8において、図7に示したプローブ6aと配線の容量CLと、プローブ6bと配線の容量CNが並列に存在しており、差動増幅回路の一方入力端と信号用接地ライン7との間には例えば100kΩの検出抵抗R1が接続され、差動増幅回路の他方入力端とセンサ接地7ラインとの間には例えば100kΩの検出抵抗R2が接続されている。プローブ6a,6bと配線の容量CL、CNが並列に存在していて、Z3≠Z4の状態となり、差動回路が不平衡の状態でも、静電容量Cf2の値が大きいので、Z3+Z4>>Z2となる。図7に示した実施形態においても、検出抵抗R1に流れる電流In3と検出抵抗R2に流れる電流In4との合計よりも静電容量Cf2に流れる電流In2の方が大きくなるので、ノイズがセンサ出力に与える影響を無視できる。なお、この構成は電力線2と他の電力線間の差動電圧を計測する場合(例えば三相交流の線間電圧を測定する場合)にも適用できる。
図9は、この発明の他の実施形態の計測装置を示すブロック図である。
図9においてセンサ筐体5は長方形状に形成されており、センサ筐体5の外側の長手方向に沿って金属板8が設けられており、この金属板8と分電盤筐体1の側面との間に例えば樹脂からなる絶縁部材12が金属板8に密着して設けられている。図9においては、磁石9を用いることなく、金属板8と絶縁部材12とを接着剤などでセンサ筐体5と分電盤筐体1の側面との間に固定する。
絶縁部材12を金属板8とほぼ同じ形状に形成することで、金属板8と分電盤筐体1の側面との間の静電容量Cf2を増大できる。また、絶縁部材12により金属板8およびセンサ筐体5の相対位置を固定することができる。なお、図9において、電力線2、プローブ6、端子盤11などは図示を省略している。
図10は、この発明のさらに他の実施形態の計測装置を示すブロック図である。
図10において、センサ筐体5に設けられている金属板8の上下の面を挟むように長さ方向に分かれて絶縁部材12a,12bがセンサ筐体5と、分電盤筐体1の側面との間に設けられている。金属板8の分電盤筐体1の側面側にはすき間13が形成されている。この実施形態では、金属板8と分電盤筐体1の側面との間に存在する絶縁部材12a,12bで静電容量が形成されるとともに、すき間13が金属板8と分電盤筐体1の側面との間の静電容量を形成しているので静電容量をさらに増大できる。すき間13に代えて、この部分に絶縁塗装、絶縁コーティングを施してもよい。
図9,図10に示した絶縁部材12,12a,12bは、例えば導電部材の表面を絶縁塗装あるいは絶縁コーティングしたものなどが使用される。また、絶縁部材12,12a,12bは、例えば面ファスナ、両面テープ、接着剤、吸盤、粘着性のあるシートなどを用いてセンサ筐体5および分電盤筐体1に固定することができる。あるいは、分電盤筐体1に突起(フック)を設けておき、絶縁部材12,12a,12bに設けた穴を突起に引っ掛けるようにしてもよい。さらには、絶縁部材12,12a,12bを分電盤筐体1にネジ止めするか、絶縁部材12,12a,12bを挟んで磁石により分電盤筐体1に取付けてもよい。
上述のごとく、センサ筐体5に設けた金属板8と分電盤筐体1との間に絶縁部材12,12a,12bを配置することで金属板8と分電盤筐体1との間に静電容量を形成してノイズ電流を静電容量に流すことにより、計測回路4に流れるノイズ電流を低減できる。
上記各実施形態では、センサ筐体5は、分電盤筐体1の側面内側に配置するようにしているが、側面外側、扉部の内側あるいは外側など任意の位置に設置してもよい。
また、計測回路4をセンサ筐体5に収納し、計測回路4の信号用接地ライン7を金属板8に電気的に接続するようにしたが、外部導電体との間で静電容量を形成するために絶縁部材と金属板8とをユニット化し、市販の計測装置をこの取付けユニットに装着し、計測装置の接地ラインを金属板8に電気的に接続しても計測装置に混入するノイズを低減できる。
図11はこの発明のその他の実施形態の計測装置を示すブロック図である。この実施形態は電力線2の電圧と流れる電流とを計測して、消費電力を計測できるように構成したものであり、図1に示した実施形態の構成に加えて、プローブ6と並列的にセンサの他の例として作動する電流検出器14が電力線2に電磁結合される。電流検出器2は、例えば変流器(CT),ホール素子などで構成される。
電流検出器14の出力信号は検出抵抗15を介して計測回路4bに与えられる。計測回路4bにはプローブ6が接続されており、計測回路4bは電流検出器14で検出された電流と、プローブ6に発生する電流により得られる電圧とに基づいて電力線2での消費電力を計測する。この実施形態においても計測回路4bに混入するノイズの影響を受けることなく、消費電力を計測できる。
なお、この実施形態においても、プローブ6と電流検出器14とを電力分配線3に非接触で近接させれば電力分配線3から供給される電力を計測できる。
この発明の計測装置は、配線工事を全く必要とせず、センサ出力におけるノイズの混入を防止しながら、電力線に非接触で消費電力を計測するのに利用できる。
1 分電盤筐体
2 電力線
3 電力分配線
4,4a,4b 計測回路
5 センサ筐体
6,6a、6b プローブ
7 信号用接地ライン
8 金属板
9 磁石
10 静電容量
11 ノイズ源
12,12a,12b 絶縁部材
13 すき間
14 電流検出器
15 検出抵抗
2 電力線
3 電力分配線
4,4a,4b 計測回路
5 センサ筐体
6,6a、6b プローブ
7 信号用接地ライン
8 金属板
9 磁石
10 静電容量
11 ノイズ源
12,12a,12b 絶縁部材
13 すき間
14 電流検出器
15 検出抵抗
Claims (5)
- 電力線と電磁結合により電流を発生させるためのセンサと、
前記電力線の電圧に応じて前記センサに発生する電流により得られる電圧,電力のいずれかを計測するための計測回路と、
前記計測回路の信号用接地ラインと電気的に接続された導電部材と、
前記導電部材を外部導電体に近接させ、かつ前記導電部材を前記外部導電体と絶縁するための絶縁部材とを備える、計測装置。 - 前記導電部材は、前記絶縁部材を介して前記外部導電体との間で静電容量を形成する、請求項1に記載の計測装置。
- 前記絶縁部材は、前記導電部材と前記外部導電体との相対位置を固定する、請求項1又は2に記載の計測装置。
- 前記導電部材は、磁石である、請求項1〜3のいずれかに記載の計測装置。
- 電圧,電力のいずれかを計測するための計測回路を大地に接地されている外部導電体に取付けるための取付けユニットであって、
前記計測回路の信号用接地と電気的に接続される導電部材と、
前記導電部材と接触して外部導電体との間で静電容量を形成するための絶縁部材とを備える、取付けユニット。
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