JP2014176975A - 画像形成装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】副走査方向の書き出し位置を1画素単位でしか制御できない書き込み光学系において、エレキ的なスキュー補正を実現する。
【解決手段】スキュー検出手段によって検出されたスキュー量に応じて主走査ラインを分割するエリア毎に1画素単位のシフト量を暫定的に定義し、この暫定的なシフト量に基づいて画像データの画素毎に1画素単位のシフト量を決定する。シフトの決定は、シフト量(M)が暫定的に定義されたエリア(N)に後続する、シフト量(M+1)が暫定的に定義されたエリア(N+1)に係る画像データについて、該画像データの先頭以降の所定区間に属する画素に対しては、複数画素単位でシフト量(M+1)とシフト量(M)を交互に割り当て、前記所定区間以降の画素に対しては、シフト量(M+1)を割り当てる。
【選択図】図13

Description

本発明は、画像形成装置及びプログラムに関する。
従来、カラー画像形成装置において、書込み光学系に起因する画像の副走査方向の歪みをエレキ的にスキュー補正する機能が知られている。従来のエレキ的なスキュー補正においては、所定のパターンを使用して検出された副走査方向のスキュー量に応じて画像データの書き出し位置を副走査方向にオフセットすることで、画像の歪みを補正する。
ここで、1つのポリゴンミラー(回転多面鏡)で4色の書き込みを実行するカラー画像形成装置のように、副走査方向の書き出し位置を1画素単位でしか制御できない書き込み光学系において、1画素未満のスキュー量をエレキ的にどのようにして補正するのかが問題となる。
この点につき、特開2004-170755号公報(特許文献1)は、副走査方向に並ぶ2つの画素に対して、スキュー量に見合った割合で露光量を按分することによって、副走査方向の1画素未満のスキュー量を補正するカラー画像形成装置を開示する。
ここで、特許文献1の方式は、副走査方向の2画素に対応する書き出し位置に、1画素分のトナーが、露光量の按分割合を反映した付着量で付着することを前提とするものであるが、実際には、露光量に対するトナーの付着量は必ずしも一定しないため、出力画像に濃度ムラや色ムラが生じやすい。
本発明は、上記従来技術における課題に鑑みてなされたものであり、本発明は、副走査方向の書き出し位置を1画素単位でしか制御できない書き込み光学系において、出力画像に濃度ムラや色ムラを生じさせないスキュー補正を実現するための新規な画像形成装置及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明者は副走査方向の書き出し位置を1画素単位でしか制御できない書き込み光学系におけるエレキ的なスキュー補正の構成につき鋭意検討した結果、以下の構成に想到し、本発明に至ったのである。
すなわち、本発明によれば、スキュー検出手段によって検出されたスキュー量に応じて、画像データのスキュー補正を実施する画像形成装置であって、検出されたスキュー量に応じて主走査ラインを分割するエリア毎に1画素単位のシフト量を暫定的に定義する手段と、暫定的に定義された前記シフト量に基づいて画像データの画素毎に1画素単位のシフト量を決定するシフト量決定手段と、前記シフト量決定手段が決定した前記シフト量に基づいて画像データを副走査方向にシフトさせる手段とを含み、前記シフト量決定手段は、暫定的に第1のシフト量が定義された第1のエリアに後続する、暫定的に第2のシフト量が定義された第2のエリアに係る画像データについて、該画像データの先頭以降の所定区間に属する画素に対しては、複数画素単位で第2のシフト量と第1のシフト量を交互に割り当て、前記所定区間以降の画素に対しては、第2のシフト量を割り当てる、画像形成装置が提供される。
上述したように、本発明によれば、副走査方向の書き出し位置を1画素単位でしか制御できない書き込み光学系において、出力画像に濃度ムラや色ムラを生じさせないスキュー補正を実現するための新規な画像形成装置及びプログラムが提供される。
本実施形態の画像形成装置に搭載される光ビーム走査装置の構成を模式的に示す図。 本実施形態の画像形成装置の作像周りの構成を模式的に示す図。 本実施形態の画像形成装置に搭載される制御ユニットの機能ブロック図。 本実施形態の画像形成装置に搭載されるGAVDの機能ブロック図。 本実施形態における暫定シフト量を説明するための概念図。 本実施形態における暫定シフト量を説明するための概念図。 本実施形態における暫定シフト量を説明するための概念図。 本実施形態が採用するスキュー補正の方式を説明するための概念図。 エリア内ゲート信号を生成する動作を示すタイミングチャート。 エリア内ゲート信号を生成する動作を示すタイミングチャート。 シフト量を決定する動作を示すタイミングチャート。 セレクタが参照する対応テーブルを示す図。 セレクタから出力される画像データのタイムチャート。
以下、本発明を、実施形態をもって説明するが、本発明は後述する実施形態に限定されるものではない。なお、以下に参照する各図においては、共通する要素について同じ符号を用い、適宜、その説明を省略するものとする。
本発明の画像形成装置の特徴的な構成の説明に入る前に、本発明の前提となる既知の装置構成について概説する。
図1は、本発明の実施形態である画像形成装置100に搭載される光ビーム走査装置(書き込み光学系)の構成を模式的に示す。画像形成装置100は、タンデム方式のフルカラーデジタル複写機として参照される。画像形成装置100においては、色毎にLDドライバボードが用意され、LDドライバボード上に実装されたLD(レーザダイオード)から照射されるビームは、コリメートレンズにより平行光束化された後、ポリゴンミラーに反射して偏向する。
ここで、本実施形態の画像形成装置100の光ビーム走査装置は、1つのLDから1色のビームを照射する1光源LD方式を採用し、且つ、1つのポリゴンミラーで4本(4色)のビームを偏向する方式を採用している。ポリゴンミラーに反射して偏向された各ビームは、fθレンズによって光路を補正された後に折り返しミラーに反射して、対応する感光体ドラムの像面上に光スポットとして照射される。このとき、ポリゴンミラーの回転に応じてビームが感光体ドラムの像面上を主走査方向に移動し、潜像を形成する。
さらに、画像形成装置100は、各色の感光体ドラムの像面の主走査方向上流側端および下流側端に、それぞれ、主走査書き出し位置を検出するための先端同期検知センサおよび倍率補正を行うための後端同期検知センサを備えている。
以上、画像形成装置100に搭載される光ビーム走査装置(書き込み光学系)の構成について概説したが、続いて、画像形成装置100の作像周りの構成と、これに付随して設けられるスキュー検出手段について、図2に基づいて説明する。
図2は、画像形成装置100の作像周りの構成を模式的に示す。色毎に用意される各感光体ドラムは、帯電装置によって帯電させられた後、光ビーム走査装置からビームを照射されて潜像を形成する。形成された潜像は、現像装置で現像されて可視像となった後、一次転写装置によって中間転写ベルトに転写される。その後、感光体ドラムは、残存する可視像をクリーニング装置によってクリーニングされ、除電装置によって除電される。一方、中間転写ベルト上で重ね合わされた可視像は、二次転写装置によって転写紙に転写され、定着装置で定着される。
ここで、本実施形態の画像形成装置100は、副走査方向の歪みを検出するためのスキュー検出手段110を含む。スキュー検出手段110は、光源112と光センサ114のセットが主走査方向にN組並設されてなり、N個の光源112から照射された光が中間転写ベルトに反射して光センサ114に受光されるように構成されている。スキュー検出手段110は、スキュー補正に関する初期設定において、光センサ114が受光した反射光の強度の変化に基づいて、主走査ライン上をパターンが通過するタイミングを検出し、後述する制御ユニットに出力する。
以上、図1および図2に基づいて、本実施形態の画像形成装置100の装置構成について概説してきたが、続いて、画像形成装置100を制御する制御ユニットの構成を図3に基づいて説明する。
図3は、本実施形態の画像形成装置100に搭載される制御ユニット200の機能ブロック図を示す。制御ユニット200は、スキャナ部210およびプロッタ部220と、これらを制御する主制御部230を含み、さらに、プロッタ部220は、IPU222とGAVD300(Gate Array Video Driver)を含んで構成されている。
スキャナ部210は、スキャナが読み取った信号をA/D変換し、各種補正処理を施した後、プロッタ部220へ転送する。プロッタ部220へ転送された画像データは、IPU222を介してGAVD300に転送される。
GAVD300は、IPU222から転送される画像データに所定の処理を施した後、画像データをPWMデータに変換して、LDドライバボード120に出力する。LDドライバボード120に搭載されるLDドライバ122は、受信したPWMデータに従ってLD124を駆動して走査ビームを照射する。
以上、制御ユニット200の構成について説明したが、続いて、GAVD300の構成を説明する。
図4は、GAVD300の機能ブロックを示す。GAVD300は、メモリ302、セレクタ304、γ変換部305、PWM制御部306、パターン生成部307、シフト量決定部310、エリア内ゲート信号生成部312、設定用レジスタ314、暫定シフト量定義部316、およびGAVD300全体を制御する全体制御部318を含んで構成されている。なお、図4においては、スキュー補正に関連する機能手段のみを表示し、その余の既知構成については表示を省略している。
以上、GAVD300を構成する各機能手段について説明したが、続いて、上述した各機能手段が協働して実行するスキュー補正について説明する。なお、以下の説明では、理解の容易のため、1ビーム(1色)の書き込みについて言及する。
最初に、スキュー補正に関する初期設定について説明する。
スキュー補正に関する初期設定においては、GAVD300のパターン生成部307がスキュー検出用画像データを生成して、γ変換部305に出力する。出力されたスキュー検出用画像データは、γ変換部305でγ補正を施され、PWM制御部306でPWMデータに変換された後、LDドライバ122に出力される。LDドライバ122は、受信したPWMデータに従ってLD124を駆動して走査ビームを照射し、感光体ドラムに潜像を形成する。その後、現像されたスキュー検出用パターンが中間転写ベルトに転写される。
ここで、図5(a)に示すように、主走査方向に平行(副走査方向に垂直)な直線を印字するための画像データ(11264画素)がスキュー検出用画像データとしてパターン生成部307から出力された場合、書き込み光学系に歪みがない状態では、図5(b)に示すように、主走査方向に平行な直線が中間転写ベルトに転写される。一方、書き込み光学系に歪みがある状態では、図5(c)に示すように、副走査方向に歪んだ線が中間転写ベルトに転写される。
先述したスキュー検出手段110は、中間転写ベルトに転写されたスキュー検出用パターンが主走査ラインを通過するタイミングを検出し、主制御部230に出力する。主制御部230は、入力されたN個のタイミングをプロットし、これを解析(線形補間等)して、スキュー量を求める。このとき、主制御部230は、図6(a)に示すように、主走査ラインを複数のエリアに分割し、エリア毎のスキュー量を離散的な値として求める。
続いて、主制御部230は、求めたエリア毎のスキュー量を相殺するために必要な副走査方向のシフト量(1画素単位)を定義する。ここで定義されるエリア毎のシフト量は暫定的なものとして提供され、後段において加工される。以下、この暫定的なシフト量を“暫定シフト量”として参照する。
図6(b)は、主走査ライン(11264画素)を11個のエリア(1エリア=1024画素)に均等分割した場合の暫定シフト量を示す。なお、図6(b)においては、暫定シフト量の意味を理解するために、暫定シフト量に対応付けてシフト元の画像データ(出力データ)を表示している。
主制御部230は、図7に示すように、エリアに暫定シフト量を対応付けてGAVD300の暫定シフト量定義部316に設定する。
最後に、主制御部230は、設定用レジスタ314に対して、スキュー補正に係る各種パラメータ(後述する)を設定し、スキュー補正に関する初期設定を終了する。
以上、スキュー補正に関する初期設定について説明してきたが、続いて、GAVD300が実行するスキュー補正の具体的な内容について説明する。ここで、詳細な説明に移る前に、本実施形態が採用するスキュー補正の方式について、図8に基づいて説明する。
図8(a)に示すように、主制御部230が定義する暫定シフト量をそのまま適用して、画像データをエリア単位で1画素分シフトさせた場合、カラーの出力画像には、急激に色味が変化するなどの画像劣化が発生する。
この点につき、本実施形態においては、主制御部230が定義する暫定シフト量を、図8(b)に示すように加工して、最終的なシフト量を決定する。すなわち、図8(b)において、エリア(n)に暫定シフト量(M)が定義され、エリア(n)に後続するエリア(n+1)に暫定シフト量(M+1)が定義されているとした場合、エリア(n+1)に係る画像データについて、先頭以降の所定区間Sに属する画素に対しては、エリアのサイズに比して十分に小さい複数画素単位Pで、シフト量(M+1)とシフト量(M)を交互に割り当て、当該所定区間以降の画素に対しては、シフト量(M+1)を割り当てる。
このようにして割り当てたシフト量で画像データをシフトさせた場合の出力画像は、図8(c)に示すように、エリア(n+1)の画像データをシフト量(M+0.5)でシフトさせた場合の出力画像と同等の印象を人間の視覚に対して与えるので、急激な色味の変化が緩和される。
なお、本方式によれば、画像データの処理方式の違い(例えば、分散型ディザパターン、万線型パターンなど)に応じて、適宜、複数画素単位Pの大きさや、所定区間Sの大きさを変更して画質をチューニングすることができる。
以上、本実施形態が採用する新規な方式について説明したが、続いて、上述した方式を具現化するための具体的な機構について、順を追って説明する。なお、以下の説明においては、適宜、図4を参照するものとする。
IPU222は、転送クロック信号IPUCLKに同期して、主走査ラインの画像データを1ライン毎にGAVD300に転送する。ここで、IPUCLKのクロック周波数と感光体への書き込みクロック周波数が異なるため、IPU222から転送された画像データは、一旦、速度変換用のメモリ302にライトされる。
ここで、メモリ302は、スキュー補正範囲(ライン数)に応じた数の記憶領域を備えており、図4に示す例では、スキュー補正範囲(基準ラインから副走査方向後端側へ5ライン目まで)に対応して、全部で6つの記憶領域(メモリ_0〜メモリ_5)が用意されている。
IPU222から画像データ(1ライン分)が転送されると、副走査方向先端側の画像データから、順次、メモリ_0〜メモリ_5にライトされ、6つの記憶領域全ての書き込みが終了した以降は、いわゆるトグル動作にて、メモリ_0からメモリ_5の順に順次上書きされる。
一方、メモリ_0〜メモリ_5にライトされた各画像データ(1ライン分)は、DETP_N(光ビームが先端同期検知センサ上を通過するタイミングに同期して出力される同期検知信号)を基準にしたリードゲート信号に同期して、1画素ずつ一斉に読み出され、セレクタ304に入力される。
ここで、セレクタ304の動作の説明に移る前に、エリア内ゲート信号生成部312、設定用レジスタ314およびシフト量決定部310のそれぞれについて説明する。
エリア内ゲート信号生成部312は、エリア内ゲート信号を生成するための機能手段であり、エリアカウンタ、長周期カウンタおよび短周期カウンタを備える。ここで、エリア内ゲート信号とは、暫定シフト量を加工において使用されるゲート信号であり、設定用レジスタ314に設定されるパラメータに基づいて生成される。
本実施形態においては、設定用レジスタ314に以下のレジスタが用意されており、各レジスタの設定値(パラメータ)は、主制御部230から変更自在となっている。
○エリアサイズレジスタ[area_s]
○長周期レジスタ[period_l]
○短周期レジスタ[duty]
○加算値レジスタ[add]
○シフトトグル幅設定レジスタ[shiftmsk]
エリアサイズレジスタ[area_s]は、主走査ラインを分割するエリアのサイズ(画素数)を設定するためのレジスタである。
長周期レジスタ[period_l]は、1つのエリアをさらに分割するサブエリアのサイズ(画素数)を設定するためのレジスタであり、短周期レジスタ[duty]は、図8に示した複数画素単位Pの基本サイズ(画素数)を設定するためのレジスタである。
加算値レジスタ[add]は、複数画素単位Pに関し、基本サイズからの増分(画素数)を設定するためのレジスタであり、シフトトグル幅設定レジスタ[shiftmsk]は、図8に示した所定区間Sのサイズを決めるマスク信号のアサート幅を設定するためのレジスタである。
ここで、図9は、パラメータとして、エリアサイズレジスタ[area_s]=1024、長周期レジスタ[period_l]=256、短周期レジスタ[duty]=6、加算値レジスタ[add]=0、シフトトグル幅設定レジスタ[shiftmsk]=2が設定された場合に、エリア内ゲート信号生成部312がエリア内ゲート信号を生成する動作を示すタイミングチャートである。
エリア内ゲート信号生成部312は、DETP_Nに同期した画素クロックPCLKに同期してカウントアップするカウンタの値がエリアサイズレジスタ[area_s]の設定値:1024に達するとエリアカウンタをインクリメントし、DETPの入力でエリアカウンタの値を0クリアする動作を繰り返す。
長周期カウンタは、画素クロックPCLKに同期してカウントアップし、カウンタの値が長周期レジスタ[period_l]の設定値:256に達すると値を0クリアする動作を繰り返す。
エリア内ゲート信号生成部312は、長周期カウンタが0クリアされる毎に[cnt]の値をインクリメントし、エリアカウンタのインクリメントに同期して[cnt]の値を0クリアする動作を繰り返す。
一方、短周期カウンタは、長周期カウンタに同期してカウントアップし、短周期レジスタ[duty]の設定値:6に達すると値を0クリアし、長周期カウンタの0クリアに同期して値を0クリアする動作を繰り返す。
ここで、エリア内ゲート信号生成部312は、短周期カウンタの値が0クリアされる毎に反転するプレ・ゲート信号を生成するとともに、シフトトグル幅設定レジスタ[shiftmsk]に設定されるアサート幅に基づいてプレ・ゲートマスク信号を生成し、プレ・ゲート信号とマスク信号のOR(論理和)をエリア内ゲート信号として生成する。
なお、本実施形態においては、当該アサート幅が[cnt]の値で設定されており、図9に示す例では、シフトトグル幅設定レジスタ[shiftmsk]=2に設定されたことに応答して、cnt=2以降のサブエリアにわたってアサートするプレ・ゲートマスク信号が生成されている。
エリア内ゲート信号生成部312は、生成したエリア内ゲート信号およびエリアカウンタの値を、画素クロックPCLKに同期してシフト量決定部310に出力する。
一方、図10は、パラメータとして、エリアサイズレジスタ[area_s]=1024、長周期レジスタ[period_l]=256、短周期レジスタ[duty]=6、加算値レジスタ[add]=6、シフトトグル幅設定レジスタ[shiftmsk]=2が設定された場合のエリア内ゲート信号生成部312の動作タイミングチャートを示す。
上記設定においては、長周期カウンタに同期してカウントアップする短周期カウンタは、カウンタの値が、加算値レジスタ[add]の設定値と[cnt]の値の積に短周期レジスタ[duty]の設定値を加算した値(=[duty]+[add]×[cnt])に達すると値を0クリアする動作を繰り返し、エリア内ゲート信号生成部312は、短周期カウンタの値が0クリアされる毎に反転するプレ・ゲート信号を生成する。この設定では、図10に示すように、エリア内ゲート信号のアサート幅は、[cnt]の値がインクリメントする度に6画素分大きくなる。
以上、エリア内ゲート信号生成部312が実施するエリア内ゲート信号生成動作について説明してきたが、続いて、シフト量決定部310が、エリア内ゲート信号とエリアカウンタの値に基づいてシフト量を決定する動作を図11に示すタイミングチャートに基づいて説明する。
シフト量決定部310は、エリア内ゲート信号生成部312から入力されるエリアカウンタの値に基づいて暫定シフト量定義部316を参照し、エリアカウンタの値が示すエリアに紐付いたシフト量(以下、現エリアシフト量という)と、当該エリアの1つ手前のエリア(副走査方向先端側に隣接するエリア)に紐付いたシフト量(以下、前エリアシフト量という)を比較する。シフト量決定部310は、その比較結果から、現エリアシフト量が前エリアシフト量と異なる期間においてアサートし、現エリアシフト量が前エリアシフト量に等しい期間においてネゲートするエリア内ゲートマスク信号を生成する。
シフト量決定部310は、上述した手順で生成したエリア内ゲートマスク信号とエリア内ゲート信号生成部312から入力されるエリア内ゲート信号のOR(論理和)をエリア内ゲート信号outとして生成し、当該エリア内ゲート信号outに同期してシフト量をセレクタ304に出力する。具体的には、エリア内ゲート信号outがアサートされている期間は、現エリアシフト量をセレクタ304に出力し、エリア内ゲート信号outがネゲートされている期間は、前エリアシフト量をセレクタ304に出力する。
以上、シフト量決定部310からセレクタ304にシフト量がされるまでの動作を説明したので、ここで、再び、セレクタ304に戻って、その動作を説明する。
既に述べたように、セレクタ304には、DETP_Nを基準にしたリードゲート信号に同期して、メモリ302から6ライン分の画像データが一斉に1画素ずつ読み出されるとともに、シフト量決定部310からはエリア内ゲート信号outに同期してシフト量が入力される。セレクタ304は、シフト量決定部310から入力されるシフト量を、図12に示す対応テーブルに照らして、メモリ302から読み出した6つの画像データの中から1つのデータを選出し、後段に出力する。具体的には、シフト量決定部310から入力されるシフト量に対応する記憶領域(セレクトデータ:メモリ_0〜メモリ_5)から読み出された画像データ(1画素分)を、画素クロックPCLKに同期して後段に出力する。
セレクタ304から出力された画像データは、γ変換部305およびPWM制御部306を経てPWMデータとしてLDドライバ122に出力され、LD124を駆動する。
図13は、上述した手順を経てセレクタ304から出力される画像データのタイムチャートをシフト量出力のタイムチャートに対応付けて示す。
図13に示すように、セレクタ304は、エリア_1に後続するエリア_2の前段では、6画素毎に、主走査ライン_2の画像データと主走査ライン_1の画像データを交互に出力し、エリア_2の残りの後段では、主走査ライン_2の画像データを出力する。同様に、セレクタ304は、エリア_2に後続するエリア_3の前段では、6画素毎に、主走査ライン_3の画像データと主走査ライン_2の画像データを交互に出力し、エリア_3の残りの後段では、主走査ライン_3の画像データを出力する。
同様に、セレクタ304は、エリア_4に後続するエリア_5の前段では、6画素毎に、主走査ライン_5の画像データと主走査ライン_4の画像データを交互に出力し、エリア_5の残りの後段では、主走査ライン_5の画像データを出力する。一方、エリア_5に後続するエリア_6では、全期間にわたって、主走査ライン_5の画像データを出力する。
なお、図13は、短周期レジスタ[duty]=6、加算値レジスタ[add]=0に設定した場合を示したが、加算値レジスタ[add]に1以上の値を設定した場合は、複数画素単位Pのサイズは、主走査方向後端に向かうほど段階的に大きくなる。
セレクタ304からγ変換部305に出力された画像データは、γ変換部305でγ補正を施され、PWM制御部306でPWMデータに変換された後、LDドライバ122に出力される。LDドライバ122は、受信したPWMデータに従ってLD124を駆動して走査ビームを照射し、感光体ドラムに潜像を形成する。その後、現像された可視像が中間転写ベルトに転写される。
以上、説明したように、本実施形態によれば、副走査方向の書き出し位置を1画素単位でしか制御できない書き込み光学系において、副走査方向の書き出し位置を0.5画素単位で制御するスキュー補正と同等の効果を得ることができ、色ムラなどの画像劣化が好適に回避される。
なお、上述した実施形態の各機能手段は、ハードウェアとして実装することができ、必要に応じて、C、C++、C#、Java(登録商標)などのオブジェクト指向プログラミング言語などで記述されたコンピュータプログラムによって実現することもできる。
以上、本発明について実施形態をもって説明してきたが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、当業者が推考しうる実施態様の範囲内において、本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
100…画像形成装置
110…スキュー検出手段
112…光源
114…光センサ
120…LDドライバボード
122…LDドライバ
124…LD
200…制御ユニット
210…スキャナ部
220…プロッタ部
222…IPU
230…主制御部
300…GAVD
302…メモリ
304…セレクタ
305…γ変換部
306…PWM制御部
307…パターン生成部
310…シフト量決定部
312…エリア内ゲート信号生成部
314…設定用レジスタ
316…暫定シフト量定義部
318…全体制御部
特開2004-170755号公報

Claims (6)

  1. スキュー検出手段によって検出されたスキュー量に応じて、画像データのスキュー補正を実施する画像形成装置であって、
    検出されたスキュー量に応じて主走査ラインを分割するエリア毎に1画素単位のシフト量を暫定的に定義する手段と、
    暫定的に定義された前記シフト量に基づいて画像データの画素毎に1画素単位のシフト量を決定するシフト量決定手段と、
    前記シフト量決定手段が決定した前記シフト量に基づいて画像データを副走査方向にシフトさせる手段と
    を含み、
    前記シフト量決定手段は、
    暫定的に第1のシフト量が定義された第1のエリアに後続する、暫定的に第2のシフト量が定義された第2のエリアに係る画像データについて、該画像データの先頭以降の所定区間に属する画素に対しては、複数画素単位で第2のシフト量と第1のシフト量を交互に割り当て、前記所定区間以降の画素に対しては、第2のシフト量を割り当てる、
    画像形成装置。
  2. 前記シフト量決定手段は、
    前記第1のシフト量と前記第2のシフト量が等しい場合、第2のエリアに係る画像データを構成する画素全てに第2のシフト量を割り当てる、
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記複数画素単位の大きさが主走査方向後端に向かうほど段階的に大きくなるように制御される、請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記複数画素単位の大きさを変更自在に設定する手段を含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記所定区間の大きさを変更自在に設定する手段を含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. スキュー検出手段によって検出されたスキュー量に応じて、画像データを副走査方向に1画素単位でシフトしてスキュー補正を実施する画像形成装置を制御するためのコンピュータ実行可能なプログラムであって、
    コンピュータを
    検出されたスキュー量に応じて主走査ラインを分割するエリア毎に1画素単位のシフト量を暫定的に定義する手段、
    暫定的に定義された前記シフト量に基づいて画像データの画素毎に1画素単位のシフト量を決定する手段であって、暫定的に第1のシフト量が定義された第1のエリアに後続する、暫定的に第2のシフト量が定義された第2のエリアに係る画像データについて、該画像データの先頭以降の所定区間に属する画素に対しては、複数画素単位で第2のシフト量と第1のシフト量を交互に割り当て、前記所定区間以降の画素に対しては、第2のシフト量を割り当てる、手段、
    として機能させるためのプログラム。
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